発言内容 |
日程第7 一般質問 ○議長(永野利則君) 日程第7、一般質問を行います。 通告に従って順次発言を許します。 ○5番(池田正一君) うがみやぶらー。島のチュンチャ、ドゥクサシイウヤボエ。 ナ、長雨ム、ナガサアヤボサヤ。ウリガ長雨がエータの後は、また台風がイジャブント。ウダ、気をつけてタボレよ。 議席5番、池田正一です。 サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆様、おはようございます。 今議会が、伊地知町長最後の定例会となっております。 しかし、これからも議会は続いていきます。町民の福祉向上のために頑張りますので、どうか、和泊町議会、よろしくお願いいたします。 令和3年第2回定例会において、一般質問を3点通告いたしております。壇上よりは1点目をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症が蔓延し、既に1年と半年が過ぎようといたしております。我が沖永良部島においても、クラスターが発生いたしました。しかし、島民の努力、協力のおかげで何とか終息したものだと思っております。しかし、このウイルス、またいつ島内に入ってくるか分かりません。そのウイルスの防御策として、一番はやはりワクチン接種じゃないかなと私は思っております。 ここで、一般質問の1点目をさせていただきます。 新型コロナウイルスワクチン接種について、現在の進捗状況と今後のワクチン接種の計画はどのようになっているか。 2.ワクチン接種のキャンセルが発生したときには、どのような対応をしているのか。 以上、壇上よりの質問を終わります。 ○町長(伊地知実利君) 池田正一議員の一般質問に、まず1点目の新型コロナウイルスワクチン接種について、2点についてお答えをいたします。 まず、1点目でございますが、高齢者のワクチン接種については、ワクチンの入荷状況に合わせて5月10日から80歳以上の方を対象に、島内の医療機関において個別接種が始まりました。現在、個別接種と並行して集団接種を実施しており、6月5日現在、80歳以上の方で555名、70歳から79歳の方で612名の方の1回目の接種を終了しております。当初、個別接種を主に考えておりましたが、国の方針に合わせて7月末までに高齢者の接種を完了させるためには、集団接種を主に行っていかなければならないということで、島内医療機関及び知名町と連携をして集団接種体制を確保しております。6月5日から70歳以上の1回目の脱漏者や2回目の接種、7月初旬に65歳以上の方への接種を進め、7月末日までに高齢者の方の接種を完了させる計画となっております。その後、64歳以下の基礎疾患を有する対象者へ移行していきますが、8月以降の計画については、国のワクチンの配送計画を参考に、両町及び島内医療機関と協議をし、随時対象者へ通知していきたいと考えているところでございます。 次に、2点目ですが、医療機関における個別接種の際にキャンセルが出た場合は、1番目にコロナ対策に従事する保健センター・包括支援センターの専門職員、2番目に介護保険サービスの提供事業所の職員、3番目に施設入所の未接種者、4番目が翌日に接種予約をしている方という順番で接種を行うこととしております。 また、集団接種時には、1番目に介護保険サービス提供事業所の職員、2番目にコロナ対策に従事する保健センター・包括支援センターの専門職員、3番目に65歳以上の役場職員の順に連絡をし、貴重なワクチンを廃棄しないためにも、知名町と協議を行い医療機関へ通知しております。 以上で壇上からの答弁は終わります。 ○5番(池田正一君) それでは、これからは担当課のほうに、また再度お尋ねしたいと思います。 今現在、6月5日現在で80歳以上が1回目が555回と、そして70から79歳の方が612名、これは、現在和泊町の高齢者の人数に対してのパーセンテージでいったらどれだけのパーセンテージ、どれだけの方が受けているのかということをお尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 現在の接種率でございますが、80歳以上の方人口890名に対しまして550名が済んでいるということで、62.4%となっております。70歳から79歳の方が人口901名に対して接種済みが612名、率にいたしまして67.9%となっております。65歳以上の人口が2,422名に対しまして接種人数が1,199名、49.5%の接種率となっております。 以上です。 ○5番(池田正一君) 現在、大方60%とか40%とか聞かせていただきました。この後の残りの30%過ぎる人数の方々は一体どのようになるんでしょうか。本人らがやっぱり希望していないんでしょうか。それとも病院等でいて接種をなかなかできない状態、またそういった方々はこれからどういうふうにしていくのか対応策はあるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 残りの30%、40%の方々が接種を希望しているのか、していないのかということは今の段階では分からないところでございますが、まずもって、この日程に合わずにまだ接種ができていない方という方々も出てくるかと思います。その方々につきましては、またこれ以降、その日程に合わせて随時調整させていただいて、接種を希望する方は7月末日までに全て受けていただくような配慮をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○5番(池田正一君) これはちょっと一つの例なんですけれども、僕のところで、やはり高齢者の方、90歳過ぎた方が「ガンシャのはがきが来ちゃシガ、ヌーシュンギカヤ」と、まず開けていないんですね、やっぱり高齢の方。そして持ってきて、私が見て、そして保健福祉課ですか、連絡等取ってしたんですけれども、そういった方、分からない方々もおられるので、できるのであれば、そういう高齢者だけで住んでる方々は、民生委員なりなんなりに連絡して、してくれるとありがたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○保健福祉課長(有馬清武君) 議員おっしゃるとおり、高齢者の方々、はがきが届いても何のことやらという、多分疑問に思うところがあろうかと思います。これは、また接種を進めていく中で、どういった方々が漏れているのかというのも把握いたしまして、そういった方々には、またこちらのほうから連絡を取って、接種を希望するのかしないのかというのを意思表示をまずは聞いて、その辺でまた個別接種を勧めるなり、集団接種に導くなりそういった対応をしたいと思っています。 以上です。 ○5番(池田正一君) ぜひ、お願いいたします。また、そういったときは電話等じゃなくて直接お伺いしてしないと、電話でほとんど聞けない方が多いもので、そこのところよろしくお願いしたいと思っています。 後もうワクチンがどこまで進んでいくかは、やはり国からのワクチンが届く届かないになることだとは思っております。 それと、64歳以下の一般の方々の接種が、順次7月、8月ぐらいから始まってくるかもしれませんが、これもあくまでもワクチンが届くか届かないかにはなりますが、その折にです。前回ちょっと高校総体でクラスターが発生しましたよね。それで、与論でも行った方がかかり、今度は沖永良部高校におきましても、やはり行った選手にしばらく自宅待機という措置も取ったと聞いております。それを聞いて、高校の親御さんから、もし一般接種等が始まったとき、私たちよりも先に子供たちを、これからどうしても島外に出ていく高校生を。それからまた受験も始まります。出ていく機会があります。そういう子をさせられないのかなというふうな切実な思いも聞きました。やはり出すのが不安であると。そこで、64歳以下、まだ完全に決まっていないが、順番としてどのように、もうランダムに考えているのか、また、順番、年齢で決まっているのかお尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) 64歳以下の方々の接種の順位ということですが、こちらに関しましては一応両町の担当者のレベルにおいての話合いの中では、国の優先順位に従いまして、大まかな一応目安といたしまして、7月下旬から60歳から64歳の方及び59歳以下の基礎疾患を有する方の1回目の接種、その後、両町独自の優先順位といたしまして、保育士や教職員等の1回目を実施、それ以降にそれ以外の方の接種を予定としておりまして、両町ともに全町民への接種を10月1週目の終了予定で一応担当者レベルでは計画しておりまして、ただしこの計画に関しまして、台風の発生やクラスターの発生等が起きますと、予定どおり実施できませんので、その都度延期等の日程調整となりますので、ご理解いただきたいというふうに考えています。 ○5番(池田正一君) 今、聞いた話では、60歳から64歳をまず優先して、59歳それ以下は基礎疾患がある方と。それでですよ。先ほど言いました、まさに高校生。16歳以上がワクチン接種の年齢だと聞いております、今現在はですね。その子たち、私たち―親がですよ、回ってくるのをその自分の子供たちに回せないか、そういう臨機応変的な対応等もできるのであろうか。もしそれが今ここで課長が、うん、そういうことも考える、もしくはできるようにすると言うてくださったらとても安心できると思うんですよ。いかがでしょうか。今現在はどう考えておられますか。臨機応変にそれぞれの町に任せているとは思うんですけれども、お尋ねします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 先週行われました島内協議会の中におきましては、その子供たちを相手にする保育士、教職員の先生方という意見も出た半面、またそれ以外でクラスターを抑制するためには飲食店の従業員の方々にも早くしたほうがいいんじゃないかということで、様々な意見が、優先的にできないかというところで意見が出てきているのは承知しておりまして、今、池田議員がおっしゃるとおり高校生、今度また対象年齢が引き下げられまして、12歳以上というふうに国のほうから通知が来てございます。こうなってきますと、また中学校3年生とか小学校6年生もこれには入ってきますので、またそういったところで、どの方を優先的にしていくかというのは今のところ決め難いところがありますが、こちらはまた両町足並みをそろえて話合いの中で決定していけたらなというふうに考えております。 以上です。 ○5番(池田正一君) そうですね。やっぱり12歳まで引き下がったとなると、接種年齢も接種する人数も増えていきます。しかし、この中でまさに先日出たショッキングなインターハイでのクラスターと、こういったことは本来ならあってはなりません。それぞれが感染防止をしての大会の運営だとは思いますけれども、ああいった体育館等でする競技、換気があまりできていなかったのか、競技によっては、たしかバドミントンだったと思います、あれは風が当たってはなかなかできない部分があるので、そういった残念な結果になってしまったのかとは思いますが、やはりその場所ででも、ワクチンの接種がされていたら、当然クラスター等が発生する確率も格段に下がっていたであろうと思います。 ですから、ぜひ、これは両町で、もしくは課内でもんで、島外に出ていく機会の多い子供たち、また多い方々、そういった方々に接種の順番をなるべく早くしていただきたいなと思います。しかし、今これを聞いておって、いやいや、私たちを先にしてくださいと思う方々もおられるかもしれません。町民の皆さんで思う方もいるかもしれませんけれども、やはり感染を抑えるためにはそういった方々にもやっていただきたいなと。なかなかそう思う方はいないかもしれませんけれども、理解してくれたらうれしいなと。 それであれば、保健福祉課長がリーダーシップを執って、ぜひそういったふうに島外に出る機会の多い子供たち等にも接種の優先順位をなるべく早く、来月大会へ行きます、遠征へ行きます、再来月には受験に行きますとか、そういった子たちもいます。コロナが出ている地域に赴くこともたくさんあると思いますので、ぜひ考えてみてください。それは、よろしく要望いたしておきます。 続きまして2.、ワクチン接種のキャンセルが発生したときはどのような対応をしているか。 今、このワクチン接種続いているとは思いますけれども、今現在、キャンセル等の出た事例があるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 これまでに、個別接種と合わせて集団接種を両町のそれぞれの会場で通算で7回行っておりますが、和泊町民としてのキャンセルが21名出ました。その余剰分に関しましては、先ほど優先順位でお話ししたとおり、接種会場で医療従事する役場職員が12名、あと社会福祉協議会の方々が7名、あと一般高齢者、次の日に順番がある方2名、合計21名キャンセルが出たということで、接種をいたしております。 以上です。 ○5番(池田正一君) キャンセルが21名出て、そのうちちゃんとワクチンのほうも無駄にならずにそれぞれ接種できた、それはもうとても大事なことだと思います。貴重なワクチンですので、無駄にするのが一番最悪の結果だと思っております。全国各地で廃棄されたワクチンも、結構ニュース等に出ておりますので、そういったのに和泊町が出ないことが、これからも出ないようにぜひ頑張っていただきたいと思っております。役場職員12名、社協7名ということは、これは接種に携わっている方々だと思うんですけれども、まだ接種に携わっている方々で、これ以上の人数、接種される順番、役場職員、社協職員等おられるのでしょうか。お尋ねします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 保健福祉課職員、臨時職員も入れまして25名から30名ほどおります。この方々皆さん、それぞれの会場でワクチン接種に従事してございますので、これも合わせて約半分弱、今接種がされているということ、私のほうも接種はまだしておりません。社協の職員ですけれども、社協のほうは通所デイサービス等されている職員が、ちょっと今私の手元の資料には何名おられるか分かりませんが、7名、一応接種していただいているということで、また残りの皆さんに関しましても、これからまたキャンセルが出ましたら案内をさせていただきまして、接種をしていただきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○5番(池田正一君) やはり、一般の方々、いきなりキャンセルが出たといって連絡をして、すぐ来てくださいと言っても、なかなか来られる方も少ないかなと思います。特に畑等で作業をしているときに、いきなりキャンセル出たから来てよと連絡があっても、なかなか、どういう格好で行っていいのか、土がたくさんついた形で行っていいのかというのもありますから、できるのであればもうそこにおられる方等で、役場職員と社協の方々、先ほど言われましたように食堂等の店舗の方々、クラスターの発生を防ぐためにそういった方々、いろんな方々に臨機応変に対応して、ワクチンが無駄にならないようにしていただきたいなと思っております。 それで、もう一つちょっとお尋ねいたします。 ワクチンを接種2回された方々、もうぼちぼち高齢者の皆様出ていますよね。うちの両親ももう2回の接種が終わりました。そういう方々は、何か2回接種したよというパスポートもしくは何か証明書というものを発行するのでしょうか。どうお考えでしょうか、お尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 今のところそういったことは検討しておりません。 ○5番(池田正一君) これからいろいろそういった2回接種した方々は、普通の方々よりも大手を振って島外に出ていってもいいよというふうになってくるとは思うのですが、その際、いろんな施設等見ましたら、2回接種した証明書等も必要で、あればそういうところに入れるよとかいうふうなのも聞いております。ですから、できるのであれば、2回接種した証明書、証明書ですかね、パスポートですかね、あればできればいいかなと、これから飛行機等に乗って移動する場合にもそういうものがあったほうがいいのではないのかなとは思っております。 これからしようかなという考えはありますでしょうか。今、それぞれの流れにして、それぞれの自治体とで出すというふうになっているところもあると思うのですが、和泊町はいかがでしょう。考えておられますでしょうか。それとも、このままなしでいくのでしょうか。お尋ねします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 今、池田議員がおっしゃられたように、全国各地でそういったパスポート、接種完了しましたという証明書があれば、10%オフとかいろいろ様々なそういったサービスが提供されるというのは認識しております。全く今検討はしていないんですけれども、これから全くそういうのは出さないということではありませんので、ご認識いただければというふうに思います。 以上です。 ○5番(池田正一君) ぜひ考えて、できればそういった証明書等があるようにすればいいかなと思います。 まさか、もう皆さん接種したから、今現在、マスクをせずに大手を振って歩いている方々が接種した方ですよと、そういう理解ではまだ変ですので。僕は、もうそれでもいいのかなと一時期は思いました。接種をした方、もうマスクなしで堂々と歩いていると、それが2回接種したという証明書になるよという、今現在アメリカでは、もうした方はマスクを外していますよね。そういったのもありかなと思っているんですが、さすがに日本はなかなかそういったことはしづらいので、できればパスポート、証明書等を発行してくださったほうが周りの方々も安心ですし、本人も安心して、いやいや大丈夫だよ、僕らちゃんと接種したよ、証明書もあるよと出せるので、安心してこれから島外にも行くことができることだと思いますので、そこのところも検討、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、続いて2つ目の質問をいたします。 今年度の行事等開催について。 昨年の今議会でも僕が全く同じことをお尋ねいたしました。また、今年度も聞かせていただきます。 新型コロナウイルス感染症が全国に終息していない中で、町内における今後の各行事等の開催については、どのように考えているのかお尋ねいたします。 ○町長(伊地知実利君) 池田正一議員の2点目でございますが、教育長と私のほうに質問しております。初めに私のほうからお答えをさせていただきます。 4月以降、本島でも新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されたことから、沖永良部島内の警戒レベルの引上げに伴い、これまで各種行事等に影響が出たところでございます。特に本年度は町制施行80周年の記念すべき節目の年であり、本来ですと、さきに開催された記念式典や4月に予定されていた港まつりなど、記念行事として盛大に開催する予定としておりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、記念式典については規模を縮小して開催、港まつりについては関係機関と協議の上、中止が決定しております。 今後の行事等の開催については、現在感染症の終息が見通せない中で明確に答えることは難しいところでございますが、高齢者へのワクチン接種がこれまで計画どおり進んでおり、今後も一般向けのワクチン接種が順調に進み、一定の評価、効果が確認された場合は、感染防止対策を徹底した上で行事等を開催することは可能だと考えております。いずれにしても、引き続き国内や県内の感染状況並びにワクチン接種の状況などを見極めつつ、関係機関とも協議をしながら慎重に検討していきたいと考えております。 なお、地域や各種団体等で予定している行事等については、各主催者において、町などからの情報も参考にしながら慎重に検討していただきたいと考えているところでございます。 ○教育委員会教育長(竹下安秀君) 先ほど町長からも答弁がありましたが、島内の警戒レベルが第4段階に引き上げられ、また、県の感染拡大警報が発令されたことから、5月1日から23日まで社会教育施設を休館したところであります。町内幼稚園・小・中学校につきましても5月6日から9日まで臨時休業としましたが、休業中に幼稚園、学校での感染確認が報告されていないことから、園児・児童・生徒の学びを保障するため、10日から再開することとしました。今後も町内幼稚園・小・中学校につきましては、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づき、また、地域の感染状況を踏まえ、可能な限り保育、授業、部活動及び各種行事等の教育活動を継続し、子供の健やかな学びを保障していくことを考えてまいります。 教育委員会が関わる今後の町、学校関係行事等の開催については、地域の感染状況を踏まえ、関係機関とも協議して開催の可否について判断してまいります。 教育委員会から以上です。 ○5番(池田正一君) ただいま、町長、教育長お二方から、今現在の考えのほうを聞かせていただきました。具体的には、する、しないはやはり今の段階では難しいのかなとは思っております。 しかし、もう既に1つの行事、まず港まつりは中止と、これはもう決定して新聞等にも出して、町民の皆さんはちょっと残念だな、2年連続でないなというのも思っておられるかもしれません。そしてこれからは、この夏に向けましては、各字等で行事等があります。それをまた、今現在もう皆さんに任せますよ、字のほうで判断してくださいと言われたら、これが非常に難しいんですよね。何かどういうふうなのでやって判断をさせてくれるかというのが、基準等もしくは指導等してくださったら助かるのですが、例えばこれからでしたら夏祭りですか、それぞれ盆踊り等があるとは思います。 さて、そのことに関してはまずはどう考えておられますか。どういうふうな指導、全く字に任せるのですか。それとも何か指導法はあるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○総務課長(南 俊美君) お答えいたします。 今後の行事等に関わるということで、8月から夏休みに入りますと、各字で夏祭りでありますとか、9月になりましたら敬老会とかあります。昨年度もそうでしたけれども、定例の区長会で各字の意向とかそういった部分も把握した上で、町からも必要な情報提供を行いつつ作業を進めていきたいと思いますけれども、各集落で統一した、徹底したいというようなことであれば、その区長会で決定するのも一つの方法ではないかと思いますが、各字においては役員会とかそういった分で決定するとかいう部分もあるかと思いますので、いずれにしても区長会などを利用して情報提供は行っていきたいと思っております。 ○5番(池田正一君) できるものであれば区長会等で諮って、皆様の意見を聞いて、町の考え等もぜひお伝えして、そうしたら皆さんが判断してくれるでしょう。でも、区長会全会一致で、例えば今回もやめようかとなったらやめるでしょうし、いや、今回はもうイベントも全然ないからしようかと言うたら多分する方向に向かっていくものだとは思っております。ぜひ、区長会で何らかのアプローチというか指導方法を提言をして、区長会の皆さんの心労を少しでも下げてくださったら助かりますので、よろしくお願いいたします。 そして、先ほど課長も言われました、やはり敬老会等、島外から来る可能性がある行事で、しかし高齢者の方々もうワクチン接種等が始まって、もしかしたらその頃には皆さん終わっているかもしれませんが、やはりもう早めに早めにこれも結果等々が欲しいわけじゃないですか。昨年もいついつまでにおっしゃってくれるというふうに聞きました。このことに関して今年度はどのように考えているのかお尋ねいたします。 ○保健福祉課長(有馬清武君) お答えいたします。 各字の敬老会の開催につきまして、昨年度は区長会で協議をして各字の判断で中止が決定されたと一応認識しております。今年度の開催についてですが、現在の全国の感染状況や県内の感染状況、また、クラスターの発生の主な要因が大人数での会食を伴う場で発生していることなどから判断しますと、昨年度は中止をして今年度は行うという方向性は、私、今の段階では厳しいものがあるのかなというふうに考えておりますが、これはいずれにいたしましても6月の区長会のほうで協議させていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○5番(池田正一君) 全て全体の感染状況と全国の動向等も見ながら区長会等で考えると、ぜひもう皆さんで話し合って、またその折にはきっちりと考えも述べて、こうこう昨年度はしなかった、じゃ今年度どうする、今年度もやっぱりやめましょうかとか、そういった指導のほうもよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次、これも昨年度もお聞きいたしました、教育委員会のほうです。やはり成人式なんです。ちょうど私も今度また娘が成人なもので、成人式の担当のほうになっております。するか、しないか、まずそれの判断をいつまでにしてくれるのか。昨年度も何か早めに一応判断はしてもらって、聞いて、それで対応等もできました。それぞれ教えていた先生方にも連絡して、来られますか、来られませんかとの連絡等も取らないといけないので、いつぐらいまでにその判断をできるか、今現在ではしようと考えておられるのか、そういったことを含めてお尋ねいたします。 ○教育委員会事務局長(永井 徹君) お答えいたします。 昨年は10月頃にそういった情報を各市町村からいただきまして、やるやらないを判断させていただきました。今年度につきましても、同じような形で各市町村の動向も確認しながらですが、現在では今年の令和3年の成人式はできなかったということから、ぜひ次回1月には開催したいと考えております。ただ、今後の島内の感染状況、また群島内、全国の感染状況を把握しながら、十分な対応をしながら開催に向けて検討してまいりたいと考えております。 ○5番(池田正一君) 今現在で、来年がどうなっているか分かりませんけれども、できればしていきたいと、そういった旨をただいまいただきました。それを聞いて、私たち次の成人者の父兄等もやはり動くことができますし、子供たちとも連絡を取って、どうするかとか、誰を呼ぶかとか、今、考えているところです。一応、する予定ではあるというふうな感じで動いてはいきたいと思います。そしてまたコロナ等が増えてできなくなった場合は、また、10月ぐらいに判断をして連絡をしてくれるということですので、その決定に当然従っていきたいと思います。 それと、今後、秋に予定されている運動会、文化祭、学習発表会等については、今のところは予定どおりするというふうな認識でよろしいのでしょうか。お尋ねします。 ○教育委員会事務局長(永井 徹君) お答えいたします。 学校関係の行事ということでございますが、7月から水泳記録会とか、8月には職場体験、そして9月には各小・中学校の運動会、体育大会が予定されております。また、10月には町民体育大会が記念大会として計画されております。今の現状を考えていきますと、コロナの感染状況を十分踏まえながら、対策も取りながら開催する方向で動いております。学校におきましては、先ほど答弁にもありましたが、各学校ガイドライン、マニュアルを十分認識しながら、それに対応していきたいと考えております。 ○5番(池田正一君) 分かりました。理解いたしました。なるべくできるようにしたほうがやはり子供たちも喜んでくれることです。これ以上、子供等が楽しみにしていることが削られるのが、やっぱり一番忍びないですので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、3つ目の質問をいたします。 離島留学について。 本町の将来の学校運営を鑑みて、離島留学を実施し、児童・生徒の受入れをする考えはないかお尋ねいたします。 ○教育委員会教育長(竹下安秀君) 池田議員の3点目のご質問にお答えいたします。 県内の山村留学制度については、県ホームページによると、令和3年度7市9町4村で実施しております。群島内での離島留学で見てみますと、奄美市、宇検村、瀬戸内町、徳之島町、天城町、知名町、与論町において実施されております。群島内の留学制度では、里親、親子留学に対する家賃等への助成が行われており、財源は国や市町村の補助金が活用されております。本制度の導入市町村の状況を見ると、在籍児童・生徒数の激減から留学生を受け入れなければ存続が難しい極小規模校がほとんどです。留学生を受け入れている学校では、学校や地域の活性化につながっているという成果を上げている学校がある一方で、コロナ禍や里親の減少等により受入れができていない学校があったり、また、応募してくる留学生やその家庭に様々な課題を抱えていたりする場合もあります。 このような状況に鑑み、本町では学校存続の危機に直面している学校はないことから、現段階での導入は考えておりません。しかし、今後児童・生徒数の推移を見ながら、各学校運営協議会や関係機関との協議を行い、必要性の可否や導入時期について検討していく必要はあると考えております。 以上です。 ○5番(池田正一君) ただいま、教育長のほうから答弁いただきました。 まさに今現在は、我が和泊町、極小規模校というのはありません。国小、内城、大城それぞれ六十数人、40名前後ですかね。それぞれおられますので、そういったのに対象になるとは私も思っておりません。先ほどの教育長の答弁で、「しかし」の後の言葉、まさにそれなんです。これからも絶対的に減ることがないということは言い切れません。まさにどんどん人口は減少いたしております、子供の人数も減っております。その際に慌ててこういった離島留学をするといっても、本町ではそのノウハウ等がまだ全然されていないわけであります。この群島内12市町村の中で現在8市町村がしている。しかし1つは里親が少しいなくなったので、今、休止していると。その状態であっても7市町村が、一応現在しているのかなと思っております。 さて、この留学制度、当然教育委員会のほうで他の市町村等のを見ておられますが、この離島留学制度の長所・短所等がもし分かるのであれば、例を出してくれても結構です、お聞かせいただきたいと思います。 ○教育委員会教育長(竹下安秀君) 留学生受入れのメリットとして、これは、今現在留学生を受け入れている学校などにいろいろ聞いたりもしました。一番のメリットは、休校とか廃校とかの危機に直面している学校が留学生を入れることによって、そのような休校とか廃校の危機を乗り越えることができる、そして学校を存続することができる、これが一番のメリットであります。そのことによって、留学生を受け入れることによって、小規模校ではまた学校の活性化とか、あるいはまた1学年1学級、2学級つくれなかったのが、留学生によって2学級クラスが増えることにも期待しているという学校もありました。また、留学生は、その受入れ態勢によっていろいろ、家族で来る方とか、里親を探して里親に受け入れてもらうとか、あるいは孫を戻す孫戻し型とか、あるいはまた、町が施設なり留学センターを造ったりして、そこに寮長なりを置いて、支援員を置いて、そこから学校に通うと、いろいろな型があるわけですけれども、親子で家族で来たりするとそのことで人口も増えますので、地域の活性化が図られると、このようなメリットもあります。 また、反面デメリットとしては、1番は、このデメリットは、留学生にとってのメリット、また受け入れる側にとってのメリット・デメリット等、双方によっていろいろ違うわけなんですけれども、来る留学生にとってのデメリットというのは、メリットを求めて来るんだけれども、家族がばらばらになる里親で来たりする留学生は、自立心が旺盛な子供とか非常に積極性がある子供にとってはメリットがあるんだけれども、そのことが積極的でない子供にとっては家族がばらばらになるという不安とかそういったのでデメリットが大きく出ることもあると。 2番目には、また家賃の補助とか、里親の委託料とか、留学生の帰宅費用とか、また離島留学の場合にはほとんどのところが島の美しい自然とか、人と自然の共生社会がある島の学校で学んでみませんかとか、そういったキャッチフレーズ、そのようなうたい文句で留学生を募集していることから、その島での体験活動に関わるその費用とかの支援が必要であるということ。それから、不登校とか低学力とかいじめなど課題を抱えた子供が、環境を変えるために留学制度を利用する傾向も強いというようなこと。あと、留学センターなどを開設しているところでは、センターとその留学生の親、学校などでよく協議をしていかないとトラブルが起こりやすいとか、そういったデメリットもあるということを聞いております。 問題点、これもデメリットのことになるかもしれませんけれども、問題点としては里親が非常に見つからないと、里親に負担が大きくて、里親を引き受けてくれる人が減少傾向であると。そういったことやら、実行委員会をつくって受入れ態勢を整えるんだけれども、その組織がしっかりしていないと運用が大変であるとか、あとは里親と留学生の親との教育方針の違いによるトラブルとか、いろいろなことをその実際に子供たちを受け入れている学校、市町村から聞いております。 以上です。 ○5番(池田正一君) ただいま、デメリット、メリット等本当たくさん言っていただきましてありがとうございます。さて、今現在、和泊町はまさにこの留学制度等を導入する時期ではないのかもしれませんけれども、将来を見据えて我が町には里親制度がいいのか、それとも家族で来てもらうほうがいいのか、そういったものをもし選択するとするのであれば、どういった制度を取ったほうがいいと、今現在、教育長はお思いますか。お尋ねいたします。 ○教育委員会教育長(竹下安秀君) 本町の小・中学校、瀬戸内町、与論町は高校生まで受け入れているんですけれども、本町の小・中学校で考えてみますと、今、令和3年度、向こう5年、令和8年度あたりまで児童・生徒の数をシミュレーションしてみたら、30人を下回る学校というのはないと見ております。その頃になるとちょっと30人前後になる学校が出てくるかもしれません。 その先のことで、やはりこの離島留学の留学生を受け入れるとすれば、受入れ態勢として家族型、親子型がいいのか、里親型がいいのか、孫戻し型とか、あるいは町で留学センターみたいなのを準備して、そこに何名かの子供たちを受け入れるとか、いろいろありますけれども、私の判断ということでありますけれども、入ってくる子供たちもいろいろな状況の子供たちがおりますし、そのことについては今すぐには私の判断は下せませんけれども、どうしても必要となった場合には、一番受け入れやすい里親とか家族、一番いいのは家族で来てもらうのが一番安定していいですよね。家族型、そして里親型、孫戻し型も祖父母が元気がまだまだあって孫の面倒を見られるとか、また親戚が受け入れてもいいとかそういったことがあれば、それもまた歓迎ですし、センターを造って、あるいは民間の施設を借りて、寮にして、そこに寮長なり管理人を置いて、また支援員を何名か置いてするというのはまた財政の負担もあるし、そのあたりも含めてじっくりいろいろ検討していきたいと思っております。 ○5番(池田正一君) 今、教育長の考え、まだ決まらないと。私もやはり家族型で来るのが一番なのかなと思っております。今現在、知名の上城小学校のほうでも親子のほうで来ていますか。3人ぐらいですか、来て、今年度からしていると聞いております。上城のほうの地域に住んで、そして子供も増えて、学校の先生等も昨年度までは1人の先生が見ておられたのが3人と増えて、とても活発的になったという話も聞いています。今現在、和泊町がそういう状況でないのは当然分かっております。ですが、将来を見据えてそういう事態に陥ったときには、すぐに移行できることが大事かなと思って、この質問をさせていただいております。 それと、前回の3月議会において中田議員が、移住・定住促進等の件で質問いたしました、その折に聞いていたら、やはり答弁の中で家族で移住してもらうと、これまさに留学制度等と連動できるものではないのかなと思って感じたところであります。そういったアラそこの事業、そしてもう一つの事業を見据えて、これから子供等がもし家族で来たら、町にも人数も増えますし、学校にも子供が増えるといううれしい結果になるであろうと思っております。 だから、今現在、すぐこういった離島留学制度を取り入れろとは言いません。まだまだする必要もないと思っております。ですが、将来を見据えて、これだけ群島内で8つの市町村が取り組んでいるということは、いつかこの和泊町もそこの枠に入っていくのではないかなというのはもう予想ができることであります。 ですから、このように移住・定住促進事業で空き家を改修してそこに家族で住めるようにできるよ、そうしたらそこに子供が一緒に来て学校にも来ると、そしていつまでもそれぞれの地域の学校が子供の声が消えることなく存続すると、いいふうになっていけるのではないかなとは思っております。 本来ならば地元の人間でたくさん子供たちが増えて、学校がいつまでも元気にやっていけるのが一番です。でも、もう今の日本はそういう状況じゃなかなかありません。ですから、これからこの留学制度、これもそれぞれのところ、奄美群島成長戦略振興交付金等を使ってやっておりますから、もうそういった状況が近づいてきたら和泊町もぜひ手を挙げて、そしてやっていっていただきたいなと思っております。そのためには教育委員会等が中心となり全てこの学校等の状況を見て、その先も見て、教育長が言われたように令和8年までは30人前後で推移していくと、しかし、その先はまだどうなるか分かりません。ですから、ぜひ注視してこれからのこの和泊町の学校等を見て、そして離島留学が必要となれば、即ノウハウ等も今のうちから準備して対応できるようにしていただきたいと思います。 これで私の本日の一般質問を終わりたいと思います。 ワクチン接種、これとても大事なことだと思います。これからも早めに町民の皆様にワクチンを接種し、そして行事ができるようになる、かつての生活が少しでも取り戻せるようになることを心から期待いたしております。 伊地知町長、今日のやり取りが議会での町長との最後の、僕としては最後でしたので、お疲れさまでした。そしてまた、ありがとうございました。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(永野利則君) これで、池田正一君の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。 休 憩 午前10時37分 |