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更新日:2022年1月18日

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3月9日(一般質問:山口明日香議員)

発言者

山口明日香

発言内容

議長(永野利則君)
 次に、山口明日香君の一般質問を許します。
○1番(山口明日香君)
 町民の皆様、こんにちは。議席1番、子育て真っ最中、3児のママ、山口明日香です。今日も元気に気を引き締めて頑張ります。
 それでは、令和3年第1回定例会において2項3点の質問を通告しておりますので、壇上から1項目の子育て支援について2点質問させていただきます。
 1、子育て支援について。
 1.ゼロ歳から3歳までの乳幼児期における家庭での育児の充実を図るため、在宅育児支援金を給付することはできないか。
 2.家庭での育児に援助が必要だと感じたときに、育児不安等の軽減のためにも、一時保育やファミリーサポートなどの充実を図らなければならないと思うが、どのように考えているか、お尋ねします。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 山口明日香議員の子育て支援について、順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目の質問に答えます。
 家庭での育児の充実を図るための在宅育児支援金につきましては、令和3年度から家庭保育応援給付金として新たな待機児童対策となるよう実施に向けて協議をしてまいりましたが、令和3年度のわどまり保育園の入園児数がここ数年で最少数となり、待機児童の解消ができるため、令和3年度は給付額、対象年齢及び家庭保育の理由などを調査、研究した上で、令和4年度の入園児数を考慮しながら、実施の有無を含めて検討してまいりたいと思っております。
 また、家庭保育においては、在宅保育の保護者を支援するため、地域子育て支援センターやファミリーサポートセンター事業を充実させ、いつでも育児相談ができ、安心して子育てができる環境づくりにより一層努めてまいりたいと思っております。
 次に、2点目の質問にお答えをいたします。
 家庭保育においての育児不安などの軽減や緊急時の預かりのために、一時保育事業、ファミリーサポートセンター事業及び地域子育て支援センターがありますが、一時保育事業におきましては、保育園などに受入れ余裕がある場合に限っておりますので、待機児童がいる場合には、実施できない場合もございます。
 ファミリーサポートセンター事業は、平成14年から実施しておりますが、当初は提供会員が増えず、利用者のニーズに応えられないことが多々ありました。しかし、近年、子育て中のお母さんや子育てが一段落した保護者などが提供会員として登録が進んでおり、令和3年度においても保育サポート講座を計画し、さらなる提供会員の確保に努めていく予定でございます。育児相談においても、地域子育て支援センターに保育士を常駐させるほか、令和3年4月から設置される子育て世代包括支援センターとも連携をして、いつでも気軽に相談できる環境づくりに取り組んでまいります。
 家庭保育を頑張っている皆様方には、日々変わるお子様の成長を共有しながら、それぞれの場所で対応できる遊びの工夫や季節ごとの行事などを経験することで、育児に対する不安を軽減できると思われます。今後も利用者のニーズを受け入れながら、過ごしやすい子育て支援に努めてまいりたいと思っております。
 以上で、壇上からの答弁を終わります。
○1番(山口明日香君)
 それでは、1.点目について、課長のほうに質問席から質問させていただきます。
 今現在、検討中とのことでよろしいでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 今町長が答弁されたように、令和3年度から実施しようという計画でおりましたが、わどまり保育園の申込数が107名と、定員が120名ですけれども、それを下回る結果となりまして、今後、給付額、対象年齢等を令和3年度で調査、研究して、令和4年度の全体の入園申込数も考えながら検討しようということになっております。
○1番(山口明日香君)
 今現在、検討中とのことだったのですけれども、例えば、課内で検討が進んでいるのであれば、どのような検討がなされているかお尋ねします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 先ほど申し上げたように、給付額を幾らにするのか、例えば所得関係をどうするのか、あと対象年齢、何歳まで支給をするのか、それを今検討中でございます。
○1番(山口明日香君)
 給付額や所得関係、何歳までを対象とするかを今検討中とのことだったのですけれども、例えば、徳之島の天城町のほうでは在宅育児支援として、自宅で子育てをしたいといった方々の家庭に寄り添って、生後6か月から満3歳の乳幼児を在宅育児している方々に月5,000円の助成をされていますが、どのようにお考えでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 本町におきましても、やはり在宅でなかなかこども園、保育園に入所できない年齢というのが、丸6か月から3歳未満の乳幼児でありまして、そこの方々の状況を調査しながら、対象年齢を決めていきたいと思っております。
○1番(山口明日香君)
 待機児童が解消されるということもあったのですけれども、やはり前に町長の答弁にもあったんですけれども、家庭でお子さんを保育している方々の支援にも努めていきたいとあったので、生後6か月から3歳まで、実際今までは待機児童があったわけですから、解消されるかもしれないですけれども、自宅で子育てをしたいと思っていらっしゃる方々もいらっしゃると思うので、保育園に入園できずに待機されている方々も出てくるかもしれませんし、そういった方々のためにも在宅育児支援として在宅育児支援金を給付できるように検討して、ぜひ実施していってほしいと思います。
 これで1.点目の質問を終わります。
 続いて、2.点目についてですが、一時保育やファミリーサポートがあると思うんですけれども、保育園に受け入れられる余裕があれば一時保育ができて、余裕がないとやっぱりできないといった状況だと思うんですけれども、例えば、知名町で知名町社会福祉協議会が子育て支援事業で一時預かり事業「そら・SORA」といった事業を今年に入ってから始めているのですが、それについてはどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 知名町の社会福祉協議会が基になって、知名小学校ですか、小学校の近くに「そら・SORA」というのを開所して事業を行っているというのはお伺いしておりますが、本町においても、そういうことも勉強しつつ、ほかにどういった事業があるか、それも検討しながら、子供たちを第一に考えて、いかなる子育て支援があるか、また協議していきたいと思っております。
○1番(山口明日香君)
 勉強していって、そういった事業を検討していくということだったのですけれども、今、ファミリーサポートはどのぐらいの利用者がおられるのでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 ファミリーサポートセンター事業の年間の利用者なんですけれども、令和元年度の実績で27名、令和2年度の2月末で32名の方が利用されております。
○1番(山口明日香君)
 令和元年度から今、令和2年度の2月末で32人と少し増えているのは分かるんですけれども、やはりファミリーサポートがあまり周知されていないと思うのですが、そこら辺はどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 ファミリーサポートセンター事業の広報については、町の広報誌だったり、サンサンテレビで広報したりという広報は行っておりますが、より有効的な方法があれば、それをまた検討して、広報に努めたいと思っております。
○1番(山口明日香君)
 広報だったり、サンサンテレビで周知されているということだったんですけれども、自分も議員になってからファミリーサポートというのを正直知ったんですけれども、やはり町民にはあまり周知されていないと思いますし、その利用方法が分からないといった方々もたくさんいらっしゃると思うんですよ。
 知名町の「そら・SORA」さんは、利用方法が、事前に連絡をして登録申請を行って、利用する際は3日前までに予約をしたり、利用の対象児童は生後6か月から就学前の子供までで、知名町にあるんですけれども、祖父母が知名町に居住している場合の里帰り出産や帰省している方々も利用できたり、観光などの目的で一時預かり希望の方も利用できるみたいで、今現在、和泊町に住んでいて家庭保育をされている方々も利用したいといった声が私のほうにも入ってきているというのもありますし、実際に和泊町の方で利用している方々もいらっしゃるのですが、和泊町でもこのようなサービスを充実できないのか、お尋ねいたします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 和泊町におけるファミリーサポートセンターの事業なんですけれども、依頼会員と提供会員がおりまして登録してもらって、現在一番ちょっと問題なのが、5名ほどが常時動ける状態でありまして、今年度、保育サポーターの養成講座も計画しておりますが、仕事を持ちながらファミリーサポートセンター事業となりますと、なかなか日程が合わない部分もありますので、そこも少し検討しながら進めていかなければいけないのかなと考えているところです。
○1番(山口明日香君)
 その5人の会員のサポーターさん、常に動ける人が5人とあったんですけれども、仕事があって日程が合わなかったりすると、やはり利用したいときに利用できなくて、町民のニーズに応えられていないと思うのですが、どのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 そういったニーズもあるということですので、いろいろ検討しながら、どういった方法があるのか協議してまいりたいと思います。
○1番(山口明日香君)
 ぜひ検討していって協議してほしいと思います。
 それで、知名町の「そら・SORA」さんは、インスタグラムだったりLINEとかで予約状況とか、定期的にこういうことをしましたという連絡が来るように周知されているので、ぜひそういったSNSなども活用していって、ファミリーサポートなども町民に周知していって、利用方法も分かりやすく提供していけたらいいのかなと思います。ぜひそうやって周知させていって、利用しやすい体制をつくって、「そら・SORA」さんのようなサービスも充実できないかを検討していっていただきたいと思います。
 続いて、2項目の学童保育について、質問席から質問させていただきます。
 共働き世帯の子供を放課後や長期休み中に預かる学童保育は、子供の居場所として大変重要であるが、土曜休校の日も利用することはできないか、お尋ねします。
○町長(伊地知実利君)
 それでは、山口明日香議員の2点目の質問にお答えをいたします。
 放課後児童健全育成事業において、土曜休校の日も利用できないかとのことですが、土曜日は、授業の終了後である放課後に当たらないため、土曜授業の日以外は実施しておりません。また、長期休暇中の利用については、国の基準において実施することとなっており、本町では年間250日以上利用日を設けております。
 なお、本町の放課後児童健全育成事業は、各小学校のご協力で校舎を利用させていただいて実施しております。これは、他地域では非常に希少なモデル的な事例であるとのことでございます。本町教育委員会及び各小学校長のご理解とご協力があって実施できているものだと思っております。さらに、シルバー人材センターに委託している点においても、他にない事例とのことであります。大変有効的な活動だと聞いております。これもシルバー人材センターの幅広い活動のおかげだと感謝しているところでございます。
 それぞれの関係機関の協力をいただきながら、学童保育の充実に努めてまいりたいと思っております。
○1番(山口明日香君)
 今町長の答弁にもありましたが、土曜休校日は授業の放課後ではないということだったのですけれども、今のところ、じゃ、土曜休校日の学童保育については検討していないということでよろしいでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 今町長の答弁にあったように、実施しないという状況にあります。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 今回、学童保育に関して、「トワイライトスクールのほほん」さんにお願いをして、ご協力をいただいて、アンケートを取らせていただきました。アンケートの結果、今、学童「のほほん」を利用されている保護者の方々から、すごく助けになっている、対応が優しい、保護者の話も聞いてくれるなど、「のほほん」ではふだんできないことも経験させてもらっていて、すごくありがたいといった喜びの声や感謝の声もいただきました。
 そこで、現在、学校がある第2土曜日に学童保育を利用されている方は、アンケートにご協力いただいた方の48人中23名の47.9%になっています。学校のない土曜休校日の学童保育に関しましては、49人中15人の30%の方が利用したいという結果になりました。この数字について、課長はどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 貴重なアンケートの意見だと思います。
 山口議員もご承知かと思いますが、土曜日の利用者の月ごとの人数なんですけれども、登録者が89名中、全体で7名から最大で17名ぐらいという利用者になっておりまして、その要因としましては多分、土曜日にスポーツ少年団の練習等を計画されているということと、あと、シルバー人材センターにちょっとお聞きしたんですけれども、土日は、支援者と補助員の方々もお休みをさせて、ちょっと休憩を取らせてもらいたいというのがありましたので、今後、土曜日に実施するに当たっては、シルバー人材センターと十分協議をした上で、実施する有無についても慎重に検討しなければならないと思っております。
○1番(山口明日香君)
 シルバー人材センターの方々も、やはり土日に支援者は休みたいということですし、土曜日は習い事があるので利用者が少ないと思うのですけれども、このアンケートの中にも、共働きだったり、片親だったり、公務員の方々は土日に休みとかが取れるとは思うんですけれども、民間企業で働いている方は土日もほぼ休みがなく、土日の定休がない方からぜひ利用したい、あったら助かるという声も出ております。
 このアンケートの数字では全体の30%ほどしかありませんが、その困っている30%の方々にもしっかりと対応していかなければならないと思いますが、どのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 共働きでどうしても働かないといけないというご家庭もあると思いますので、そこのところは、例えば放課後児童クラブだけじゃなくて、ほかにどういった支援があるのか、それについても検討してまいりたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 学童だけではなく、そのほかも検討していくということだったのですけれども、このアンケートでは30%ほどしかなかったのですけれども、やはりそういった声にもしっかりと対応していかないといけないと思うので、ぜひ検討していってほしいと思います。
 今回、私は子育て支援について3点の質問をいたしましたが、現場の声を大切にして、きめ細やかなサービスが求められていると思います。それによって、人口減少に歯止めがかけられたりもすると思いますし、重要な課題だと思いますのでしっかりと向き合って、検討していくだけではなく取り組んでいただきたいと要望して、私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで山口明日香君の一般質問を終わります。

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