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更新日:2022年1月20日

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令和3年第3回定例会

9月14日 開会

発言者

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発言内容

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  • 令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和3年9月14日(火曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第1号)
     ○開会の宣告
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 会期の決定
     ○日程第3 諸般の報告
     ○日程第4 行政報告
     ○日程第5 所信表明
     ○日程第6 報告
     ○日程第7 一般質問
     ・桂 弘一議員
     ・東 弘明議員
     ・森 富隆議員
     ・山口明日香議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
    総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
    企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
    税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    事務局長 先山照子君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、うがみやぶらー、おはようございます。
     ただいまより令和3年第3回議会定例会を開会いたします。
     本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、池田正一君及び喜井和夫君を指名します。

    △ 日程第2 会期の決定
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、会期決定の件を議題とします。
     お諮りします。
     本定例会の会期は、本日から9月24日までの11日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、会期は本日から9月24日までの11日間に決定しました。
     なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会期日程表のとおりであります。

    △ 日程第3 諸般の報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、諸般の報告を行います。
     諸般の報告につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。

    △ 日程第4 行政報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、行政報告を行います。
    ○町長(前 登志朗君)
     改めまして、皆さん、おはようございます。そして、テレビの前の町民の皆さん、おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
     令和3年第2回和泊町議会定例会以降の行政についてご報告をいたします。
     皆さんのお手元に既にお配りしてございますので、お目通しください。
     私が町長に就任以来、島外出張は3回、7月27日、奄美市、7月30日、天城町、8月2日、鹿児島市、それ以降のものにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で書面決議またはウェブ会議での対応となっております。
     その中から、3点、改めてご報告をさせていただきます。
     1点目、8月2日、鹿児島市で開催された離島行政懇談会へ出席いたしました。
     その折、本庁から提出した議題のうちの一つが徳之島保健所長の専任配置についてです。現在、徳之島保健所長は空席になっており、名瀬保健所長が兼任をいたしております。このコロナ禍で、保健所の業務は逼迫しており、緊急時にスピーディーな対応をいただくためにも、何としても専任所長の配置が必要です。厳しい現状をお伝えし、早期の実現をお願いしてまいりました。
     また、出張の折には、空いている時間をフルに活用して、役所や企業様ほか各関係機関など挨拶回りをし、ふるさと納税のお願いを含めたトップセールスを積極的に努めております。また、今回の鹿児島においても、MBCテレビに出演し、まちの特産品の紹介などをさせていただいてまいりました。
     2点目、8月17日、新型コロナウイルス感染症対策会議。
     本来の対策会議は、感染者が出た後に開催されることになっていますが、事前に話し合っておいたほうが、感染者が出たときにスピーディーに対応ができるということで、両町長、沖永良部島医師会長、徳洲会病院院長、担当医師、両町担当課長、担当職員などお集まりいただき、対応の確認などをいたしました。
     今後、島外搬送が困難になるかもしれないことも考慮して、徳洲会病院の受入れ体制、宿泊療養施設の確保の状況などを確認し、可能な限りの予防策を講じることを申し合わせ、まちのホームページやSNSなどを通して、来島を予定している皆さんには中止または延期のお願いをいたしております。今回のまん延防止等重点措置の9月30日までの延長を受けて、さらに警戒を強めてまいります。
     3点目、9月3日、えらぶ島づくり事業協同組合採用職員辞令交付式。
     事務所は、サンサンテレビが入っている建物の、以前、企画課が使っていたところです。今年度は8人の職員採用を予定しており、現在、6人が内定、当日は既に移住をしている3人に辞令の交付がありました。全国から多くの応募があるようで、優秀な若者にたくさん来ていただき、様々な職場で働きながら島に溶け込み、行く行くは起業して島を盛り立てていただけたらと思います。鹿児島県では初の取組ということで、とても注目されている事業で、これからが楽しみです。
     以上で行政報告を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで行政報告は終わりました。

    △ 日程第5 所信表明
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、所信表明を行います。
    ○町長(前 登志朗君)
     このたび、和泊町長を務めることになりました前登志朗でございます。誠に光栄であるとともに、その重責に対して身の引き締まる思いでございます。
     前任の伊地知実利町長が、4期16年にわたり本町をリードしてきてくださいました。その偉大な功績に感謝と敬意の念を表するとともに、その計画された第6次和泊町総合振興計画をしっかりと引き継いでまいりたいと考えております。
     令和3年第3回和泊町議会定例会に当たりまして、私の所信の一端を申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
     町民ニーズへのきめ細やかな対応、民間感覚でのコスト削減など、町民目線で行政運営を推進し、町民の福祉向上に努めます。
     私は、これまで多くの町民の皆様と会い、話をする中で、その思いを聞き、実情を拝見し、課題を預かってまいりました。それら町民の皆様の夢や希望を一つずつ実現し、形にしていきながら、これからのまちづくりに取り組んでまいります。
     まずは、新型コロナウイルス感染症対策です。
     医療機関の皆様に大変なご協力をいただき、皆様と職員が連携して集団ワクチン接種体制を構築し、スムーズに進捗いたしております。週末ごとに1,000人単位でのワクチン接種をこなしている現状に、心より感謝をいたしております。65歳以上の方におかれましては、その87.3%が2回目まで終えられ、また10月初旬をめどに、ご希望されるほぼ全ての方への接種を終えることができそうです。
     今後は、今、まさにコロナ禍の影響で苦しんでいらっしゃる皆様方に直接的な支援の輪を広げてまいります。そして、コロナ後の新しい時代に対応し得るよう、影響を受けた皆様の声をお聞きしながら、経済活性化へ向けた事業支援を積極的に進めてまいります。
     産業振興について、まずは島の基幹産業である農業の発展に全力を尽くします。
     このコロナ禍にありながらも、本町がこうしてあるのは、農家の皆様が勤勉で、技術力が高く、努力家であり、結果を残してくださっているおかげです。花き、畜産、サトウキビ、輸送野菜、キクラゲなどの主力に加え、新しい事業にも積極的に取り組まれている皆さんを応援してまいります。
     また、国が脱炭素社会構築へ向け、有機農業に大きくかじを切ったことを受け、そこに取り組まれている皆さんや若手後継者の皆さんの声に耳を傾け、環境整備を整え、世界を視野に入れた販路拡大を後押ししてまいります。
     漁業については、大いなる可能性を秘めた分野です。
     鮮魚においては、生け絞め、血抜きを徹底し、超低酸素水ウルトラファインバブルを活用することで、さらなる鮮度保持を保ち、「沖永良部島鮮魚」としてのブランド化を図ります。また、未利用水産資源を活用した加工品開発に取り組み、高付加価値をつけることで収入増と雇用拡大につなげます。新たな特産品開発や6次産業化による未利用資源の商品化に努め、「稼ぐ力」の向上に取り組み、加工センターの運営についても、民間委託の検討を進めてまいります。
     「徹底したトップセールス」で島を全国に売り込み、まちの宣伝や物産の営業に努めます。
     また、「ふるさと納税」については、各課を超えたプロジェクトチームをつくり、沖洲会など各郷友会との連携強化を進め、寄附金の大幅アップを目指し、積極的に取り組んでまいります。
     観光については、「リモートワーク」や「ワーケーション」の環境を整え、関係人口、交流人口の増加を図ります。
     アイランドホッピングによる1,000万人観光地・沖縄からの誘客を図り、またこのたびの世界自然遺産登録を受け、国内外から訪れる島伝い観光のお客様の受入れ体制をしっかりと整えていき、ケイビングやダイビングに加え、新たなる体験型メニューの造成、着地型観光商品の充実、島ならではのお土産品の開発を図り、新たな収益と雇用をつくります。
     高齢者の皆様方には、人生100年時代に向け、健康寿命を延ばし、生き生きと暮らしていただくために、地域包括支援センターによる自立生活維持の推進、タラソおきのえらぶや体操教室を使った体力づくりなどに加え、安心・安全な自給野菜の栽培などにも積極的に取り組んでいただき、島の経済活動に参加し、日々の暮らしが予防につながるような体制づくりに努めます。
     現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、高齢者の皆様に対する様々なサービスの利用頻度が低下しており、懸念されるところではございますが、新しい生活様式の中での高齢者福祉の在り方について再検討してまいります。
     子育て支援においては、老朽化した和泊幼稚園とわどまり保育園の一元化を図り、和泊町社会福祉協議会と公民連携による持続可能な運営体制を模索し、島の宝である子供たちの健全育成に努めます。待機児童解消や自宅保育の充実に努め、発達障害や不登校などに悩む親子を支え、あらゆる場面において子育てに優しいまちづくりを進めます。
     小・中学生においては、まさにデジタルネイティブ世代。変化の時代を生き抜き、リードしていく人材育成のため、ICT化の推進により、地域格差なく学べる環境を整えます。
     男女共同参画社会実現のため、女性管理職や審議会などでの女性委員の比率を30%以上にし、「女性に優しい・女性が輝く」和泊町を築くため、家事、育児、介護といった、これまで女性に偏っていた役割を普通に分担できるような環境整備に努めます。
     総合アリーナ計画につきましては、今の財政状況下で活用できる補助事業も難しい中、大規模事業の推進は困難であり、見直しをいたします。もちろん、島民にとって必要な施設でありますので、次期奄振などの予算獲得を目指し、適正なる規模、そして公民連携による持続可能な運営体制なども模索しながら計画をしてまいります。
     今後も少子高齢化が進み、さらに町民ニーズが多様化してくる中で、町民福祉のための予算が大幅に上がることが見込まれており、また地域包括支援センターの建設に続き、和泊幼稚園、わどまり保育園の一元化へ向けた新しい施設建設、既存の町有施設の維持補修費も大変多くなってきております。そのような中で優先順位を考えたとき、いましばらく不自由をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。
     今、世界がまさに取り組んでいる2030年のSDGsのゴール、そして2050年のカーボンニュートラル達成へ向け、本町においても積極的に取り組んでまいります。
     温室効果ガスの影響による地球温暖化で気候変動が起こり、年々災害の規模が激しくなってきた現在、地球環境の持続可能化へ向け、世界各国が真剣に取り組んでいる中、日本は脱炭素社会構築へ向け、さきの国会でそれを法制化し、実現へ向け本腰を入れ、その本気度を示しました。
     各企業においても、義務的にとらわれていた感のある環境問題も、今では新たなるビジネスチャンスとして捉え、競ってそのことに努めています。
     東京都においては2030年から、国においても2035年から、ガソリン車の販売を禁止するということで、自動車業界各社はガソリンのエンジンから電気のモーターへと方向転換し、新しい移動手段の開発やシステムづくりに果敢に挑んでいます。
     これから、イノベーションの連鎖により、瞬く間に変貌を遂げる新たなる世の中に適応し、リードしていかなければなりません。今後、脱炭素社会構築へ向けては、沖永良部島という単位で取り組むことにより、国のモデル地区指定を受け、そこへの事業化や投資が活発化してくる中で、再生可能エネルギーを積極的に導入し、いち早い達成を目指します。
     今、30代ぐらいまでの人たちは、まさにその真っただ中の「ゼロカーボン世代」。ZEH住宅の推進、EV車への乗換えなど、そんな皆さんの生活のあらゆる場面において脱炭素の暮らしを支援することで、新しい価値観、新しい生活様式の中で、最先端の輝く島に生まれ変われるチャンスです。
     すばらしい環境の中で自然と暮らしを両立させた、行ってみたい、住んでみたい、住み続けたいと思ってもらえるような、持続可能なまちづくり実現へ向けて取り組んでまいります。
     これら方針は、冒頭に申し上げましたように、町民の皆様と語り合い、お預かりした思いを基につくり上げてまいりました。今後も、様々な場面で皆さんと対話を交わしながら、和泊町の未来を共に考え、行動してまいります。
     4年という任期の中で、しっかりと道筋を描き、確実な変化を生むために、焦る気持ちを抑えて、一歩ずつ取り組んでまいります。町民の皆様、議員の皆様には、これからの町政運営に、より一層のご理解、ご協力をお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     これで所信表明は終わりました。

    △ 日程第6 報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、報告第4号、財政健全化判断比率について、報告第5号、資金不足比率について、報告第6号、放棄した私債権の報告については、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前 9時51分

9月14日(一般質問:桂弘一議員)

発言者

  • 桂弘一

発言内容

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  • 再 開 午前10時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。

    △ 日程第7 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、一般質問を行います。
     通告に従って順次発言を許します。
    ○11番(桂 弘一君)
     おはようございます。
     議席番号11番、桂弘一です。
     私は、令和3年第3回定例会に一般質問を通告してありますので、壇上より質問をいたします。
     さきに実施されました和泊町町長選挙において、厳しい選挙を戦い抜き、当選されました前町長に、まずはお祝いを申し上げます。前町長、おめでとうございます。
     さて、今回の質問趣旨でございますが、議会議員として、私の私見ですが、選挙戦におけるあなたの主張には全く同意することができません。言語明瞭なれど意味不明、中身ゼロと言わざるを得ません。
     まちの財政状況は県下最下位、負債総額150億円、もうどうにもならないなどと町民の不安をあおり、木を見て森を見ない発言、中身については語らない、町民に対して、保険料、公共料金はよそよりずっと高い、子育てや福祉にかける予算はよそよりずっと少ない。町長、それは本当ですか。
     それらは、財政難から来ているのか。財政悪化の原因は、年功序列と終身雇用で守られたコスト意識のない職員と役場上がりの町長がなれ合いの中でつくり出したもので、また議会は、はいはいと予算を通してしまう、この体制こそが町民の敵であり、私と私の仲間こそがこの体制と戦い、町民目線で改革するんだ、チェンジと叫ぶ。あり得ない荒唐無稽な構図をつくり上げ、体制という大きな敵と町民のために戦う私と私の仲間たちという劇場型の選挙をこの小さなまちに持ち込み、町民を対立させる理念なき政治家の危うさを感じずにはいられません。
     そこで、質問ですが、1、町長の政治姿勢について。
     1.「政治理念の確立なくして、力強い政治は生まれない」と言われているが、町長はどのような理念を持っているか。
     2.町民に対してはどのような姿勢で臨まれるつもりか。
     3.行政組織の長として、職員、議会に対してはどのような姿勢で臨まれるつもりか。
     壇上からは以上でございます。
    ○町長(前 登志朗君)
     桂議員の一般質問について、順にお答えをしてまいります。
     1の1.、1点目の私の政治理念についてのご質問でありますが、町政の最高責任者として、町民の幸福のために尽くすということでございます。
     先ほどの所信表明においても述べさせていただきましたが、町民がそれぞれの立場で生き生きと懸命に働き、充実した日々が送れる、そして新たな価値観、生活様式の中で、多くの人から憧れを持って支持され、ずっと住み続けたいと思ってもらえるようなまちづくりを目指してまいります。
     町民との対話、議会や関係機関の皆様との連携構築に努め、相互理解を図りながら、職員と一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
     2点目のご質問にお答えします。
     町民の皆様とは、常に語り合い、その対話の中から和泊町の未来を考え、行動していきます。
     その一つとして、先日、各家庭に配布いただいた広報わどまり9月号でもご案内させていただきましたが、ランチミーティングにより様々な立場の方々と対話していきたいと考えております。お昼を食べながらの1時間、一緒に話ができればと思っております。ぜひ、皆様の思いや考えをお聞かせください。
     また、町長就任後、約2か月を過ぎようとしておりますが、この間、庁舎内外での各種会合や行事などで町民の皆さんと接する機会が幾度かあり、その際にもいろいろなご意見、お話を伺うことができました。
     今後も、町民の皆さんとの対話や現場の声を聞く機会を積極的に行いながら、町民目線での行政運営に取り組んでまいりたいと考えております。
     3点目、行政組織の長として、職員、議会に対してはどのような姿勢で臨まれるつもりか。
     初めに、職員に対しての姿勢でありますが、現在、職員の皆さんから各所管する業務やその他関連する事務事業等について説明を受けながら、相互に意見交換し、各種業務の推進に取り組んでいるところであります。
     今後も、職員の皆さんの働きぶりや対応などを見させていただき、またお話ししていく中で、適材適所、生き生きと働ける職場環境づくりに努めてまいります。
     次に、議会に対しての姿勢についてですが、執行部の最高責任者として、議会議長をはじめ11名の議員の皆様方との信頼関係の構築に努め、行政運営に対しては厳しくチェックいただき、車の両輪として創造的批判、監視をお願いしたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○11番(桂 弘一君)
     先ほど、町長のすばらしい所信表明をお聞きしました。政治家の政策発表、理念は、100点満点の人はなかなかいないんですが、私に言わせれば、もう90点。あした選挙があれば、私はあなたに1票を入れます。
     しかしながら、選挙で訴えたことと所信表明等の中での中身の優先順位が全く違うことに私はびっくりしております。
     あなたの訴えは、まずは財政再建。私は、当然、所信表明の中では財政再建の道筋を語るものだと思っておりましたが、それはまた語らない。場面場面での発言のぶれというものは、まちのトップとして、一議員として非常に不安な感じがしますが、一つ一つ町長の発言について聞いていきたいんですが、財政再建はどこに行ったのか、それと町民の不安をあおって、私こそが財政再建をするんだというふうに語って、そこに投票した町民に対する答弁、答えというものが全く今回の所信表明の中では感じられなかったんですが、あなたの初日の演説の中で、和泊町の財政は県下最下位、負債総額150円、もうどうにもならないと言ったんですね。
    ○議長(永野利則君)
     桂議員、150億です。
    ○11番(桂 弘一君)
     150億。どうにもならないと言ったんですよね。木を見て森を見ない発言に、私はもうびっくりはしているんですが、その中で具体的に、和泊町は公共料金、保険料、よそよりずっと高いとおっしゃった。子育ては、いや、福祉にかける予算はずっと少ない。この数字的な根拠、そこの説明をお願いします。
    ○町長(前 登志朗君)
     桂議員の質問にお答えいたします。
     財政の問題につきまして、150億というところですよね。そこは、今、公会計というのがなかなか見えづらい、分かりにくいということで、最近は地方公会計というものが取り入れられておりまして、いわゆる財政の透明化を高めて、住民への説明責任を果たすために、財政情報を住民や議会に分かりやすく開示するためにということで、各自治体において、平成27年1月から総務省の主導の下で行われているんです。
     その中で、これまでですと、例えば一般会計ですとか特別会計でそれぞればらばらにあったものを、それではなかなかはっきりしないので、そういうのをまとめてというか、連結というのがありまして、そこではいわゆる消防だとか衛生組合とか、つまり、まちが運営している、まちが経営しているものを一緒にして、そうすると、これからまちがこれだけのお金を払わないといけないよというのが分かりやすいので、それをまとめたものが公会計なんですけれども、それを基に、これからまちがこれだけ払う必要がありますよというのをお示ししたものがその額でございます。
    ○11番(桂 弘一君)
     財政、この150億については後でしようかと思っていたんですが、町長、場面場面でおっしゃることがもう本当に変わっていくんで、本当に町長の姿勢というのはどこにあるのかなというふうに思うんですが、あなたのおっしゃる貸借対照表ですよね、連結の、150億。これは、石原慎太郎さんがいつも、都のトップになられたときにそういうことをおっしゃっていた。それと、総務省の内閣参与の高橋洋一さんですか、2004年ぐらいから、もうそういうことをおっしゃっていた。
     非常に公的な財産諸表は見にくいということで、こういう形を考え出されて、企業会計の部分が入ってきたというふうに私は理解しているんですが、これの見方は、このまちの負債の150億を見るための書類じゃないわけですよ。この書類を作った時点での会社であり、今、和泊町の全体の財務状況を、ぱっと見て、大体分かるというための諸表、参考程度の指標ですよ。そこで、なぜ総資産362億何がしあるということを言わないのか。
     負債総額150億、150億、だから公共料金云々とか、これも具体的に説明してもらいますけれども、そういうふうに言って、この財政再建、まず財政再建を私がするというふうにあなたはおっしゃって通ってきたわけですよ。
     そして、純資産を、総資産から負債総額を引いて、純資産が209億5,500万相当あるということで、簡単に言えば、負債総額が総資産を上回れば債務超過ということで、その会社はおかしくなる、危なくなるということです。
     そういった意味で、この貸借対照表で見る限り、和泊町の財政は全く問題ないですよ。全くということではない、我々日本全国、国をはじめ財政状況はなかなか厳しいところがありますが、あなたのおっしゃるその150億の負債で、もうまちはどうにもならないということで財政再建をするあなたに入れた人たちがいるわけですよ。また、あなたの発言によって不安を持った町民がいるわけなんですが、そういうことを語って、通ってきて、まずは財政再建、まずは財政再建とおっしゃったあなたが、その財政に触れないところが、具体的な再建に触れないところが、私は、またあなたの姿勢を信じられないというふうに取らざるを得ませんよ。
     そこで、町長、まちの保険料、今日、公共料金はよそよりずっと高い、子育てや福祉にかける予算はよそよりずっと少ない、それはなぜかというと、財務状況が和泊町は悪いからという流れでおっしゃった言葉なんですが、それは本当なのか、どういった根拠でそういうことをおっしゃるのか、また町民の不安をあおったのか、そこの説明をお願いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     委員がおっしゃっているのは、出陣式のときのことだと思うんですけれども、私自身も、あまりああだこうだを、選挙のことですから、あれなんですけれども、本当に初めての選挙の中で、非常に頭が真っ白の状態で、あの場に立ってしゃべったものですから、そのときはほとんど何をしゃべったか覚えていなくて、後で囲みのときに記者の方から、前さんらしくない発言が今回ありましたけれどもということで、どんな話をしましたかということで確認させていただきました。
     そこに至ったのは、当日、立候補の日、物すごい雨が降っておりまして、私が、くじ運が悪くて3番目だったんですけれども、1番目の方がすぐ行って、3番目まで随分と、2番目の方がちょっとてこずったりしたものですから時間がかかってしまって、現場に行ったら、実に大勢の支援者の皆さんがずぶぬれになって待っていてくださった。非常に胸が熱くなったのを覚えております。そして、マイクを握る寸前に、周りの方から一番最初に言われたところには、まちの有力者の方が皆さんそろっていらっしゃって、現職の町長さんも鉢巻きしてマイクを握っていらっしゃるという話が耳に入って、そのときにちょっと頭が真っ白になってしまって、そういう失礼な発言があったということを後で聞いたような次第であるんですけれども、本当に初めての選挙で、無我夢中の5日間でしたので、私自身も私らしくないと思いながら、でもこれが選挙なのかなという思いでおりました。
     しかし、唯一の発言だと思うんですけれども、それがたまたま撮られていて、見られたんだと思うんですけれども、私自身はもうそれ全く見ていなくて、ただ、そういう場で、もちろん一町民、民間人という立場ではあったんですけれども、そういうことを、失礼なことがあったということは本当に深く反省しているところでございます。
     もちろん、それまで、いろいろなところでいろんな方々とお話をする中で、それこそ小さいお子様のいるお母様とかからの例えば生の声で、様々な不安というか不満の声が上がってくるわけです。例えば、和泊町は出産のお祝いのお金、祝い金がもらえないとか……
    (「町長、端的に話を、僕が聞いたのはこの2点ですよ。2点というか、保険料とか云々ということは、その根拠を示せということを言っただけで、それが間違いであれば間違いでありますということで」と呼ぶ者あり)
    ○町長(前 登志朗君)
     その数字的なところを、私、今ちょっと持っておりませんので、すみません。そういう思いでお話をしたというところでございます。
    ○11番(桂 弘一君)
     これは、僕は数字的なものは取りましたけれども、全く町長の言うことは当たらない。
     担当課、恐らく公共料金ということは水道課の水道料金のことだと思うんですが、公共料金というのは水道料金のことだったんですか。それでよろしいか。
     水道課長、財政難、150億の負債があるから水道料金は高いんですか。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えします。
     生活環境課のほうで、現在、水道事業を運営しておりますが、水道事業につきましては、地方公営企業法による経営を行っております。それに伴いまして、水道事業の経営につきましては独立採算制を取っております。
     この独立採算制につきましては、町民の皆様がご使用されました水道量に伴う料金の徴収になります。その料金徴収によって、水道事業は全ての事業を運営しているところでございます。
     以上です。
    ○11番(桂 弘一君)
     水道、また町民支援課からも資料をもらっております。全く、町長の言う、そういうところには当たらないんですけれども、具体的に担当課に聞いていくのにも時間が限られますのですが、町長、ここであなたがおっしゃっていたのは、もう最初から最後まで財源の話ばっかりだったんですよ。
     貸借対照表も全体を述べないで、まちの150億の負債だけを取り出して、いかにもこのまちの財政が悪くてどうしようもないという印象を町民に植え付け、そしてもうあなた方の町民の生活にも響いてきているんですよということをあなたはおっしゃっていた。不安をあおったんですけれども、そのことについては、具体的にちょっと明確に、もう言語明瞭だけど意味不明というんだけれども、明確にこのことについては数字的な部分で間違いがありましたと、町民の皆様に訂正させていただきます、申し訳ございませんでしたという一言ぐらいはあっていいんじゃないんですか。
    ○町長(前 登志朗君)
     料金が、その辺のところは、具体的な数字を把握していない状況で、そのときの知識で動いてしまったという点は確かにあったろうかと思います。周りの町民の皆様方からその話を聞く中で、そうなんだという思いをすくいながら、そういうふうにお話をしたんだと思うんですけれども、出陣式のそのとき、本当にたまたまそういうことを言ってしまったということについては、本当に失礼があったというふうに思っております。そのことについては、改めて訂正をさせていただきます。
    ○11番(桂 弘一君)
     同じ時代を生きてきた町長と私ですから、先ほどの所信表明の中での時代性なり、新しい価値観、次代に向けての政策の方向性を変えていく、あるいはそのための予算の組替えをしていくと、そういった話であれば、私はもう非常に大賛成ですし、デジタル社会の中で、アナログ思考の人たちが上司にいて、あるいは上の人たちがいて、その人たちが実質的に社会を今現在動かしているんですけれども、それが若い子たちに閉塞感があって、天井が低くて、そこは打破しなきゃいけない。「和の町、和泊」の「和」も、その時代とともに、同調圧力のある「和」から多様性のある認め合う「和」に、「和」という概念も変えていかなきゃいけない、意識革命をしなきゃいけないという発言に対して、私はもう大賛成なんですが、そのときそのときで言うことが変わるということに、僕はもう非常に理念なきというふうに断言せざるを得ないんです。
     何点か挙げて聞きたいんですが、政治活動の中で、町長、以前、和泊自民党の支部長の会長でありながら、公認候補以外の人を積極的に推したことがあったんですが、政治的なあなたの信念というか理念というか姿勢の中で、そのことはあなたの中ではどう整理がされているのか。これからの町長の政治姿勢を見ていく上で、僕は一番肝心なところだと思っているんで、一つあなたの中でそのことはどう整理されているのか、お聞かせ願えますか。
    ○町長(前 登志朗君)
     前回の衆議院選のことをおっしゃっているのだと思いますけれども、こういう場でそういう話をどうかとは思うんですけれども、私の中では、私の正義感で行動を取ったことで、大きな組織ですとか、そういう、もちろん圧力もありましたけれども、そうではなくて、そのとき正しいという思いで動いたというのが本当のところでございます。
     もちろん、そのことについて、様々なペナルティーも受けましたし、周りに大きな迷惑をかけたということも承知いたしております。
     ただ、そのことを、また今、ここでもう一回どうこうというのを言うと、また近くあるので、ちょっと問題があるんですけれども、そのときはそういう思いで、そのときの自分の思いで動いたということでございます。
    ○11番(桂 弘一君)
     昔の中選挙区制度のときならいざ知らず、今は政党政治、小選挙区の選挙です。やっぱり、自民党の看板を上げて、そこの会長であるならば、私は、個人の正義感、個人の考えとかいうよりも、その会長職の責任に準ずるのが私は正しい在り方かなと、役職に就いている者は、トップに立つ者はそういうのが姿勢で持つべきかなというふうに思いますが、2点目。
     立候補表明のときに、また今回の所信表明の中でも、和泊町第6次総合計画は町民参加のすばらしい計画ですから貫徹させるとあなたはおっしゃったんですが、この第6次総合計画は、まちの最高位の議会で議決もされた最高位の計画ですよ。予算づけも優先されていく計画です。向こう10年間ですよ。その計画を貫徹させるということは、これ改革、行動チェンジじゃなくて、伊地知町政の継承だというふうに取られてもおかしくないんじゃないんですか。どこが改革でチェンジなのかがよく分からない、あなたのおっしゃることが。少しそこの説明もお願いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     第6次計画というのは、私もできたときから実にすばらしいものだと思っておりまして、あれは本当に進めていきたいというふうに思っております。
     今回のチェンジの中心といいますか、それは先ほど所信表明の中でも申し上げましたような、いわゆる新しい価値観や新しい生活様式の中で生まれ変われるチャンスであるということで、今まさに、これから和泊町が進めようとしているカーボンニュートラルに向けて、様々な生活様式をチェンジ、変えていくということによって、今は鹿児島県の離島の沖永良部島で、どうしても今の価値観の中ですと、物質的なものですとか都会への憧れですとか、そういうものが強くなるわけなんですけれども、そうではなくて、エコなまちになって、再エネがどんどん広がっていって、そういうものの先進地になる。生まれ変わることによって、そういうチェンジすることによって、そういう人たちが集まってくる。新しい価値観の中で、そういうことを、暮らしをしたい。自然の中で、その代わりいろいろな我慢しなければいけないことも出てくるわけです。節電もしなくちゃいけないだろうし、ガソリンいっぱい使った生活もできないだろうし、でも、そうしながら昔のような自然に近い中で暮らしていく。ですから、大都会的なふうに変わるのではなくて、もっと自然に即した人間らしい生き方に生まれ変わろうというほうのチェンジでございます。
     もちろん、第6次計画というのは、ぜひ進めさせていただきたいと思っております。
    ○11番(桂 弘一君)
     もう、その時々であなたのおっしゃることがどんどん変わっていくから、あなたの本質がどこにあるのかが全く私は理解できない。
     あなたが選挙戦で訴えた改革、チェンジは、まずは財政再建と、この和泊町のどうしようもない財政状況でつくり出された町民生活に支障を来していると。私が町長になって、まずは財政を建て直して、再建して、いいまちをつくり出すんだと、だからチェンジなんですよとおっしゃっていたんじゃないんですか。
     それと、あなたの選挙戦での訴えは、いかに今の体制が悪くて─財政悪化のですよ、その原因はコスト意識のない職員と、何でもはいはいとそれを通す議会と、なれ合いの下でそういうふうなことをしたと、現状はそういう体制なんだと、だからチェンジなんですよとおっしゃったんじゃないんですか。
     今、おっしゃったようなチェンジというのは、僕はもう初めて聞きましたよ。まちの立会い中で、そういう話も少しは聞かなかったでもないですよ。恐らく、その辺のところをおっしゃりたいんだろうなというふうには思っていたんですが、もう一度、町長に聞きたいんですが、言うたんびに説明がころころ変わってくることに、僕はもう非常に理念がないのじゃないのかなというふうな思いがしているんですが、チェンジの意味が、今、あなたがおっしゃったことと私たちが理解したこととは全く違うんですけれども、もう一度、財政の部分からのチェンジだと言ったところの真意をお話ししていただけますか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     今、立場が逆転しておりまして、議員のほうがまちは大丈夫なんだよという、私のほうがちょっと厳しいんだよという話になってしまっているんですけれども、やはりまちのほうにもまだそういう空気感があるというのは事実でございます。
     財政が厳しいからいろんなことを我慢してくださいねと言っているわけなんですけれども、その財政を立て直すために、まずアリーナをちょっと待っていただきたいと。ただ、今、全庁挙げて本当に財政再建に頑張っていまして、令和6年の供用だったんですけれども、3年ぐらい遅らせれば、できるところになるんじゃないかなというふうに今は考えております。
     ですから、もちろん様々な数字で、県下でワーストだったというところもありますし、先ほど議員がおっしゃいました公会計というのも、これ皆さんに分かりやすいようにということで公会計も取り入れていまして、そんな中でグラフ化するんですけれども、地方公会計により算出した指標をグラフ化して、類似団体との比較や分析を行い、総務省に報告をしています。
     いわゆる今までの数字というのは、数字では一番悪いよ悪いよだったんだけれども、そうじゃなくて、分析して、類似団体と比べることによって、その状態が分かりますよということで、それでやはりグラフ化しても、類似団体と、あまりよくないということで、ですからそれを直していく。
     そのために、今まで計画していたことを全て進めるのではなくて、例えば、まちが大丈夫だよと、皆さんが大丈夫だと言うものですから、そうすると町民の皆さんも、じゃ、あれもしてほしい、これもしてほしいということになるのは当然なわけで、そんな中で、例えばアリーナとサブアリーナがあって、バレーコートが3面で、ランニングができて、武道館があって、それだけで20幾ら億円ですか、あと外構をして、できたらトラックも造ってみたいな話になるんですけれども、でも今後、やはり人口が減っていく中で、大丈夫だと言うと、当然そういう夢のような話もしたいですし、私だって本当はしたいですよ、そうしたら怒られないで済むし、みんなに喜んでもらえるわけだから。
     でも、そうじゃなくて、現状として、今、こうですよというところをきちんとお伝えすることも大切なんじゃないかなというふうに思っています。
     例えば、今、コロナ禍で、飲食店大変で、お父さんの給料が減らされてボーナスないですよと。そのときに、普通のおうちだったら家族で集まって、年に1回行っていた家族旅行は今年はなしねと、月に1回行っていた外食もしばらくなしねといって相談して、そこを我慢するということをするんですけれども、例えばまちがずっと大丈夫だよと言っていると、やっぱり町民の皆さんも、じゃ、あれも欲しい、これも欲しいとなるのは当然なことだと思います。
     私だって、そういうふうなことをしてあげたいです。でも、今、まちがこの状況下にあって、その中で大丈夫だよ、大丈夫だよと言ってどんどん造ってしまうと、後々大変なので、そうじゃなくて、今、そういう考えも変えてもらって、チェンジしてもらってやっていく。例えば、先ほどの公会計のやつでもグラフがあって、類似団体と比べるんですけれども、なかなか厳しいんです。
     ですから、そういう現状ということも町民の皆さんとぜひ共有したい。よく、不安をあおると言われるんですけれども、不安をあおっているわけではなくて、今、大変だから、ちょっと一緒に辛抱して、ほんの数年我慢してくれたら、その後、また元気になってできるし、それまでほかに優先順位的にしなくちゃいけないこともたくさんあるので、そういう大型プロジェクトはちょっと待ってくださいねということです。
    ○11番(桂 弘一君)
     和泊町総合交流アリーナ建設事業推進協議会の一員でしたよね。あなたの、もう本当に言葉の使い方が、もう意味不明。財政を再建すると言う。再建というのは、壊れたものを立て直すことを再建というんですよ。和泊町の財政、150億、どうしようもない、町民生活にもう支障を来しているとあなたはおっしゃって、だから再建する。壊れたものを立て直すことを再建というんですよね。
     このアリーナの建設事業推進、推進ということは、物事を推し進めることを推進というんですよね。あなたは、その一員でありながら、マイクを持った途端に、凍結だ、あるいは広域でやるなどと言う。僕らは、その議会の中で、その推進協議会の中でそういう話が出たという話を一度も聞いていませんよ。あなたが観光協会長としてそういう話を出したという話を一度も聞いていません。
     これは、局長、出会手当も出るんですか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     設置要綱の中に、そういった形で出会手当を規定しております。
    ○11番(桂 弘一君)
     出会手当をもらいながら、推進をする一人の委員であって、もうその答申も出るというときになって、マイクを持った途端に、財政と絡めて凍結だ、あるいは本当に政治家なのかなと思うんだけれども、広域でやるなどと言う。もう広域でやるという意味が分からない。その場その場で言っていることが変わっていくというその点に、僕は理念なき云々というか危うさを感じると言っているんですが、なぜ出会手当をもらいながら、そういう会に出ながら、そういう発言をしないで、今となって、またそういうふうな凍結なり、あるいは広域でという発言に変わっていくのか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     観光協会長としてその委員に入っておりまして、そのときに私が上げた意見としては、規模が大き過ぎるので適切な規模でしてほしいということと、今後、そういう施設は両町という、島という単位で造れないだろうかというご提案を申し上げております。まだ、アリーナについては答申もしていない状態なんですけれども、この後、答申があって、最終的に私のところにその返事が来ることになると思っています。
     広域の件ですね。
     広域の件は、ちょっと今、数字、どこかにあるんですけれども、例えば2030年には和泊町の人口が、すみません、後でちゃんとした数字を言います、5,000ちょっとです。2040年には5,000切ります。2040年に、それこそ島で、すみません、数字は後でお知らせします、かなりの人口が減ります。その中で高齢化率も42%ぐらい。
     つまり、今ちょっとお伺いした計画ですと、アリーナ、サブアリーナで、バレーコート3面で、上にランニングコースがあって、武道館施設もあって、それからその後、その予算だけでそれを造った後、外構をして、できたらそこにタータントラックみたいなものを造ってとなると、すばらしいですよ。だから、そういうのもぜひ造りたいですし、お金があったらぜひやりたいんですけれども、でも実際それをどんどん、まちは大丈夫なんだよと言って推進してしまうと、本当に子供や孫の世代に大きな負担を残してしまう。
     ですから、そこはやはり、これから島で人口が8,000台になるのが先に見えていて、そのときにその施設が、例えば和泊町単独で必要なんだろうか、沖永良部島で1個でも大丈夫なんじゃないだろうか、そういうところをもう一回検討する、そういう必要がないだろうかというふうに思っています。
     先ほども申し上げましたが、今、まちを挙げて財政再建に取り組んでいる中で、あと数年で数字がよくなりそうなところまで来ているので、そういうアリーナとか、いろんなものをちょっとお待ちくださいということでお願いしなくちゃいけないんですけれども、その中で、また規模を考え直して造ることもできるでしょうし、ですから、その共通認識として、多分議員の皆さん方に対して、まちのほうが、でも大丈夫なんだよという説明をしたのかもしれないですけれども、それが気持ちが通じていないというか間違いなのであって、やはり今、ちょっと大変なので、ちょっとすみませんけれども、待ってくださいというお願いをするべきだと私は思っています。
    ○11番(桂 弘一君)
     局長、今の町長の発言は、そのとおりでいいんですか。立派なああいう施設を建てるというふうに決まって、設計まで入っているわけですか。設計とか、そういうところがあるわけですか、具体的なその青写真が。僕ら、聞いていないですけれども。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     今現在、基本構想、基本計画を策定している途中でございます。今週中に推進アリーナ協議会の開催を予定しておりますが、その中におきまして、ある程度の具体的な図面というか、ものを提案する形になっております。それを基に、その協議会の中で、もっとこれはこうしてほしいんじゃないかとか、そういった意見を検討して、それを町長のほうに答申させていただきたいと考えております。
    ○11番(桂 弘一君)
     まだ、何もできていないじゃないですか。議会だって、あまりにも立派なアリーナを造って、サブアリーナまで造るなんて話になったりしたら、それは議会だって反対しますよ。まだ、場所も決まっていない、設計も決まっていない。アリーナ、アリーナと言うけれども、どういった機能を持たせるかも、まだはっきりは決まっていない。町民説明会もする。その中で大体の予算とか、いつの時期とかいうのが具体的に決まっていくんじゃないんですか。提案はしますよ。当然、提案はします。
     それと、広域でなどという考え方、これ非常に僕は政治家としても物足りない。ポエムの世界だというふうに言わざるを得ないんですが、地方創生、また学校の教育指導要領も「主体的・対話的で深い学び」と、自分たちのまちの自分たちの魅力化は自分たちでするんですよ。先輩の政治家たちが、先輩たちが、両町の合併がされなかったときに、もう方向性は決まっているんです。自分たちのまちは自分たちで魅力化構想をするという話ですよ。
     だから、一般質問の中で知名の答弁がありましたが、36年経過して、鉄筋のコンクリートの爆裂云々も支障を来していると。しかしながら、築50年をめどに建て替える構想も出てくると。タイミングが合えば検討してもいいというような発言があったやに新聞紙上で見ていたんですが、ポエムの世界でしょう、隣と一緒にやるなんていうのは。いかがですか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     今、議員がおっしゃったように、まだ決まっていない中で、だから、そういう話が上がってくるところで、そういうのはやはり、今、そんなのを造ると、後、大変になるし、今、みんなが大丈夫だよと言うと、そういう希望がどんどん膨らんでくるので、そうじゃなくて、今厳しいので、本当にこれから持続可能なものを造っていきたいという思いで発言させていただきまして、今、議員からそういう、またいい助言をいただきましたので、ですから多分そういうことにはならないのかなと、今、お聞きしながらちょっと安堵したところでございます。
     そして、もちろんこれから、相手もあることですし、お話をしていく中なんですけれども、島でということの場合はですね。でも、そのときは、先ほどというか、ずっとこれ申し上げているんですけれども、いわゆる公民連携で、民間が主体となって、それを両町で造るのにお手伝いするという形がこれからできないだろうかと。
     今、様々なところで、公民連携でそういう施設ができていて、そうすると運営をするのが民間なので、今後、それを造った後に、例えば今、立派なものを造って、役場の職員を派遣して、そうすると人件費ですとかランニングコストですとか、様々なお金がまたたくさんかかっていって、大体箱を造ると、その後、何倍もまたかかるわけですから、ですからそれを、公民連携を模索することによって、そこが中心になって造って、両町がお手伝いして、そこが運営してくれる。民間が運営することによって、そこを回さないとしっかりと稼げないので、様々なイベントや企画をして稼働率を上げるための努力をする。だから、そういうことも考えるようになれるかな、そういうことをトータルでもう少し練り直すことができないだろうか。
     もちろん、やる段階で、最終的に、私が言っていたのは、例えば両町で島としてできないかとか、あとは南三島で県の予算をもらって、大きな南三島がまとまったような県営のものができないだろうかとか、いろんなことも思ったりはしたんですけれども、最終的にどこに落ち着くかは、また皆様方とお話をしながら、できる形で第6次の期間内に完成させたいというふうに考えています。
    ○11番(桂 弘一君)
     町長に、ぜひ、まちのリーダーとして、トップとして備えていただきたい資質というのがございます。木を見て森を見ない発言あるいはそういう発想、トータルで見るという発想、そういったところから出てくる政治的な方向性であり、政策であり、職員や議会やまちを評価すると、そういうところを、資質をぜひ身につけていただきたいなというふうに思います。
     財政を語りますが、和泊町の財政というより、国の財政は世界で一番悪いんですよ、日本は。ご存じですよね。2位、3位、4位とかいうことになると、潰れたような、もう財政破綻を来した国が、1位が日本で、2位がベネズエラです。3位がスーダン、4位、レバノン、ギリシャと続きます。もう全て財政破綻を、国が潰れた国ですよ。
     なのに、そういった破綻を来した国より、もっと日本の財政はひどいんですよね。なぜだと思いますか。
     日本の円は、世界通貨ですよ。中国が2位とはいえ、元は世界通貨ではありませんよ。昔は石油、中東で問題が起こったときには円は売られましたが、今は安定通貨ということで買われるときがございます。
     なぜかということをよく考えていただきたい。それは、歴史的な国の安定であったり、現在の政治の体制であったり、その国民性であったり、民度の高い、教育度の高い国民性であったり、それとファンダメンタル、いわゆる経済的な基礎的なものを持っているとか、総合的な形でその国は評価されるんですよ。
     今、パスポートは、世界で一番信頼性のあるパスポートは日本です。世界で一番ビザなしで行けるところは日本です。日本の信頼性、日本人に対する信頼性、各国のですよ、そういったことで国の信頼性というのは成っています。
     和泊町は、財政が県下で最低だと、ワーストワンだと、あなたは声高にずっとおっしゃっていましたが、発展途上国とか、よく中心国にあるんですが、国は金はあるけれども国民経済が停滞していると、そういう国がいいのか、国は、財政はなかなか厳しい財政運営をしているけれども、国民経済は活発で、福祉、福利厚生がちゃんと行き届いた国がいいのか、どういう方向性を目指すのかということがその方向性だと思うんですが、国対国で話をすると、なかなか理解ができないところがあると思いますが、あなたがこれからいろんな市町村会の会議に出ると思いますが、恐らく和泊町は財政が苦しくて大変だというふうな世間話をしてみたらよろしいかと思いますよ。
     私は、ある首長と話をしました中で、和泊町は財政が苦しい苦しいと言うけれども、悪いと言うけれども、私に言わせたらいいと、うちはこれからみんなしなきゃいけない。ある首長は、町長になる前、もう今お辞めになりましたが、なって直後の頃に、農業生産、うちは一本足打法だから、和泊町さんみたいな安定した農業立地をつくりたいんだということだったです。それができましたかと言ったら、できていないと言うんですよね。
     戦後、我々が目指したのは本土並みです。所得は本土並みを達成しました。そのための投資であり、また過疎債、全国の過疎地域の中で、人口の減少率がそれほど顕著ではない、2040年消滅しない自治体、大島郡の中で和泊と龍郷だけですよ。
    ○議長(永野利則君)
     桂議員、もう締めてください。
    ○11番(桂 弘一君)
     そういった中身のある部分、中身の、そのための投資であったということを理解した上で、財政悪化、財政が悪い悪いということで議会や職員をおとしめる、あるいは町全体の町民に不安をあおると、そういった発言はやめていただいて、ぜひトータルで見るという資質を身につけた上での政策の立案であり、方向性を示すということをぜひやっていただきたいと思います。
     これをもって、私の一般質問を終わります。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     これで桂弘一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前11時02分

9月14日(一般質問:東弘明議員)

発言者

  • 東弘明

発言内容

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  • 再 開 午前11時15分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、東弘明君の一般質問を許します。
    ○8番(東 弘明君)
     町民の皆さん、こんにちは。
     公明党の東弘明でございます。
     今回の一般質問に3点質問をしておりますので、壇上より1点、説明をいたします。
     新型コロナウイルス感染症対策について。
     本町では、今後、どのような対策を講じていくのか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     東議員の1点目の質問にお答えいたします。
     新型コロナウイルス感染症は、次々と発見される変異株による感染の広がりの中、島内での発生がない場合でも、継続的に基本的な感染防止策の徹底を町民の皆様へお願いしております。
     島外からの持込みを極力避けるため、港や空港における検温の実施、12歳以上の希望者へのワクチン接種、風邪症状と体調不良時の外出・移動の自粛や、感染拡大地域への不要不急の往来の自粛などのお願いを行っております。
     今後も、継続して県や知名町と連携を取りながら、感染状況に即した対策を行っていきたいと考えております。
     島内において感染者が確認された場合は、感染拡大を防止するために、速やかに感染症危機管理沖永良部現地対策協議会を開催し、対応について検討し、町民への情報提供を行っていきます。また、感染者が安心して療養できる体制づくりを県と連携して行ってまいりたいと考えています。
     以上、壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     最初に町長に挨拶するべきだったんですけれども、ちょっと忘れてしまいましたので、前登志朗新町長、誠におめでとうございます。
     その後、実際に和泊町がここまで、県の中でも、いろんな分野で財政は厳しいんだけれども、先行投資をして、今、まちがここまで安定しているというのは、先代の町長から歴代の町長が、この和泊町を日本のモデルにしようという、そういう取組の中で、今の和泊町があると思います。その中で、いい面は継続をしていくと、改革をするべきことは改革を断行していくという、その両輪の町政運営をまずはしっかりとお願いしておきたいと思います。よろしくお願いします。
     本題のコロナ対策でございますけれども、前回、6月の定例会でも、コロナ対策のことで公明党の取組をいろいろ説明させていただきました。今回も、この取組から、実績からちょっと報告をさせていただきたいと思います。
     公明党が実現させた主な支援策ということであります。
     生活の面で、1人一律10万円の特別定額給付金、低所得者ひとり親世帯への臨時特別給付金、住居確保給付金の支給期間拡大、再支給ということであります。休業支援金の創設、そして緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付け、生活困窮者自立支援金の創設、最大30万までです。困窮学生に最大20万円の学生支援緊急給付金、医療の面で、コロナワクチンの確保と無料接種と重症化を察知するパルスオキシメーターの配備、唾液によるPCR検査の実施、事業者関係で、最大200万円の持続化給付金、雇用調整助成金の特例措置、家賃支援給付金の創設と、文化芸術面なんですけれども、芸術家個人などの活動継続へ最大150万円の補助を出しますと、大規模団体への最大2,500万円の補助を出しますという、そういうもろもろの政策を考案、提言し、実現をしてまいりました。
     先ほど、町長からもあったんですけれども、実際に8月17日ですか、事前にコロナの想定をして想定会議等を実施したということで、大変にいいことだと思っております。
     そして、まず1点目のお尋ねなんですけれども、今、鹿児島県のコロナウイルスは、新型コロナウイルスなのか、デルタ株なのか、お尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     今、県内で発生している新型コロナウイルスが、当初のアルファ株からデルタ株へ、もうほとんどが、ほぼ90%以上がデルタ株に変異してきているというふうに報道されております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     デルタ株ということで、以前の新型コロナからデルタ株というのは、本当に感染力が結局は強いということで、今のところ、町民、島民の注意喚起の中で、我が和泊町、沖永良部島には新型コロナは入ってきていないわけなんですけれども、万が一、このデルタ株が入ってきたときに、本町として、一番は、今、全国では自宅療養というのが10万3,453人、朝のテレビで言っていたんですけれども、自宅療養という、そういうのがあるわけなんですけれども、実際、我が本町で病床が何棟あるのか、そして宿泊施設でどれぐらい押さえているのか、それをちょっとお尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     確保病床ですけれども、徳洲会病院のほうに平常時で4床、それプラスアルファで2床は準備できるということでお聞きしております。
     宿泊療養施設につきましては、現在のところ、知名町に1か所、8室が準備されております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     実際に、本町には病床等はないということなんですけれども、本当に両町で、以前にも知名のほうでクラスターが発生して、それが和泊町にも、本町にも飛び火してきたという、そういう事例等もありました。実際に、本町でデルタ株、今までのコロナと違って感染力が、物すごく早く広がるわけなんですよね。その中で、本町でもそういう体制、取るべきじゃないのかと思います。
     病床、徳洲会なら徳洲会でいいと思うんですけれども、自宅療養者を出さないという、宿泊待機場所、宿泊療養所、そこのところを、知名ではなくて、知名に8室あるということなんですけれども、今のデルタ株というのは、実際には、発症して、そして重症化リスクが物すごい早いわけなんですよね。その中で、今、野戦病院という、そういう言葉等もよく出てきているわけなんですけれども、この野戦病院とはどういうことなのかということです。それは、大きいところにみんなを、そのスペースは大事なんですよ。大きいところにみんなを集めて、そこで一括して病状、状況等を掌握できるという、そういうメリット、利点があるわけなんですよね。
     だから、そういうこととかも考えながら、万が一を想定して、本町でもそういう準備をする必要があるんじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     宿泊療養施設に関しましては、5月のクラスターが発生したときから、和泊町も1施設、一応内諾をいただきまして、県のほうに一応推薦のほうはしてございます。
     それに関しまして、今、クラスターがずっとあちこちで、県内でも続いてきている状況の中で、やはり和泊町としても確保しておきたいということで、8月17日に両町で行われた会の中で、また改めて徳之島保健所のほうにも再要請をさせていただいたところであります。
     ぜひ、こちらのほうもまた検討をしてくださいということでお願いはしてあるんですけれども、今、県のほうでは、県の本土のほうに宿泊療養施設を増床いたしまして、また病院のほうも病床のほうの増加のほうをしております。また、その中間療養施設的な部分も、また県のほう、本土のほうで確保してございますので、またそういった県のほうの動向も注視しながら、本町がまたそういったときにどう対応するべきなのか、また県のほうから協力要請、依頼があれば、そのときは一緒になって取り組んでいきたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     一番大事なのは、準備をする、そしてまず想定をして取組をしてみるという、そういうこと、それが実際にコロナが発生して、では実際にどうするんだというときの体制づくりにもなると思いますので、県の動向、6月にもコロナワクチンで島民に広く早く接種できるようにということで、まちのほうから要請があれば、県議を通じてワクチンの数を増やすこともできるんだよということであったわけなんですけれども、それに対しては、今、十分に接種が進んでいるということだと思うんですけれども、今、実際に1回、2回、何歳ぐらいまで、どれだけの人が接種を終わったのか、確認できますか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     接種率の状況ですけれども、先週の9月11日の土曜日にやすらぎ館で行われた、それまでの最新の率でございます。
     全町民5,746人に対しまして、2回接種完了した方が3,503人、率にして61.0%となっております。
     一応、最終では、10月2日を集団接種の最終の予定としておりますが、それで2回目完了見込みが4,503人、率にして78.4%になる予定でございます。
     こちらの数字に関しましては、集団接種のみの数字になっておりまして、また個別接種を入れることによって、また80%を超えてくるかと思われます。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     全国的に比べると、本町、大分進んでいるんじゃないかなと思います。
     ワクチン接種が、本当に町民全体が、12歳以上が接種ができると、今、国が2回接種をすれば接種券とかいろいろ検討しているわけなんですけれども、人の移動、動き、また入り込みとか、そこのところも徐々に増えてくるんじゃないかなと思いながらなんですけれども、できれば個人病院、そこのところも実際には掌握をして、今、実際にどれぐらいの方々が接種を終えて安心した生活が送れるのか、そこの掌握も町として把握しとっていただきたいなと思います。
     それと、今、実際本町にはなくて、そういう想定はされていないと思うんですけれども、実際に中等症の方が重症化になる目安としてパルスオキシメーターという血中酸素の濃度を測るのがあるわけなんですけれども、そういうものの準備とか、そして重篤化させないためには、抗体カクテルとかレムデシビルとか、そういう点滴、そういうのが和泊町、また沖永良部の医療関係の中で準備されているのか。
     実際に発生していないのに準備するというのも、いろいろあると思うんですけれども、実際にコロナにかかったときに、今、重篤化率が物すごく速くなっているということで、そういう先々に手だてをする必要があるんじゃないかなとも思っていますけれども、どうでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     パルスオキシメーター、血中酸素濃度測定器なんですけれども、自宅療養者が全国的にも増えてきているということで、和泊町、また知名町の場合も、その可能性は高くなってくるだろうなということで、本町の場合も25個準備させていただきました。これは、まだ使うかどうか分からないですけれども、準備はしてございます。隣の知名町のほうも、20個だったと思いますが、準備してございます。
     あと、各医療機関における対処方法につきましては、こちらのほうでまだ把握はしておりませんが、徳洲会病院のほうでは、中等症2.以上ですかね、重症化に近い状態になると、こちらのほうでは後々厳しくなるということで、もう鹿児島本土のほうに搬送を要望していくということで、前々からそういうふうな流れでは来ているところでございます。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     実際、今、県本土のほうも病床が逼迫していて、県本土に搬送するというのは、最近、コロナにかかって県のほうに搬送するという、そういうのがないわけよね。だから、それが今、実際に徳洲会病院で、中等症の方は鹿児島に搬送するという検討みたいなんですけれども、実際には本島で、もう今は実際に抗体カクテル、レムデシビル、それを使用すれば、活用すれば、実際に重篤化率が少なくなっているという、激減しているという、コロナに効くということなんですよね。だから、実際そういうのがあるのに、中等症になれば鹿児島県に搬送すると。
     だけども、搬送ができればいいですけれども、搬送ができなかったときの準備というのはするべきだと思うんですよね、今の状況の中で。鹿児島県そのものでも、医療施設、宿泊療養施設、逼迫しているわけですから、その中で県本土に搬送するというのが果たして可能なのかということもあるわけなんですよね。
     だから、そこのところも十分に検討して、万が一のときに、この点滴は一般のお医者さんのところでも点滴すること可能なんですよね。徳洲会病院だけじゃなくて普通病院でも打てるという、そういうのがあるわけですから、そこのところは検討していただきたいと、万が一のために。よろしくお願いします。
     そういうことと、あと一点、教育現場のことでちょっとお尋ねしたいと思います。
     今、家庭内感染が急速に拡大しているという、その中で、万が一学校でクラスターが発生したとかそうしたときに、実際、全国的な取組なんですけれども、GIGAスクール、オンラインを使ったそういう学習とか、そういうのが、今、全国的に取組をしているわけなんですけれども、万が一のときに我が和泊町でもそれが十分可能なのか、お聞きします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     ただいまのご質問にお答えいたします。
     令和2年度に各児童・生徒に情報端末を整備しております。それを基に、教育委員会のほうでは、持ち帰り、各家庭に持ち帰っていけるように、ガイドライン、またマニュアル等を策定しており、学校のほうにも通知したところでございます。
     国のほうからも、文科省から既に持ち帰りを積極的にしてほしいということもありまして、本町ではそのような形で、今、取り組んでおりますが、ただオンラインとかの学習、そして授業、こういったことについても、今、全国的に取り組んでおりますが、様々な課題も出てきております。そういった問題も学校現場と話し合いながら進めていきたいと考えております。
    ○8番(東 弘明君)
     取組をしているということでありましたけれども、端末、宝の持ち腐れにしないためにも、使わすという、操作をさせてみるという、やり取りをさせるという、そういうことも一番大事だと思いますので、子供さんというのは、今いろんな意味で、ゲームをしたり、そういうものも覚えるのが早いですから、そういう取組をさせていくという、そして実際に活用していくという、そういう形も取っていただければと思います。
     そういうことで、1点目の新型コロナ対策についてを、次に移りたいと思います。
     2点目、悪天候時の物流対策についてということであります。
     昨年1月の台風発生時などにおける離島の物流に関する対策会議が開催され、その後、令和2年第1回定例会において、関係事業者等と連携して物流対策に取り組んでいくという答弁がありましたが、その後、どのような取組がなされているのか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     東議員の2点目のご質問にお答えいたします。
     本町の現状としまして、この夏も台風に伴う悪天候により長期間物流が停滞し、島民の生活に支障を来しているところでございます。気象条件に伴う物流の停滞は、沖永良部島だけでなく、離島全体の課題となっています。
     台風時の離島の物流対策についてとして、県主催で市町村の課題や現状を共有する場が昨年1月以降2回設けられ、状況の共有がなされております。
     本町としましても、令和2年第1回定例会終了後以降、県の過疎地域持続的発展県計画や県町村会へ町として要望書作成を行っております。
     また、令和5年度までに奄美群島新ビジョンが策定されることに伴い、気象条件に伴う物流の停滞については奄美群島全体の課題として記載できないか、奄美群島広域事務組合と協議をしております。
     今後、町民が安心・安全に暮らせるまちづくりのため、市町村の状況も把握しながら、導入の必要性についても検討してまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     実際に、物流対策について取り組んでいくという、それも以前に取組はしているわけなんですよね。
     そういう中で、実際、皆さん、港の状況をよく見て分かると思うんですけれども、今、伊延港へ行って見たことありますか。伊延港は、波も穏やかで、船が来ればいつでも入れるという、そういう港湾の状況なんですよ。にもかかわらず、それをいうのは、以前は少々波があっても、船が大揺れしていても、出船が来て、物資を下ろして接岸するという、そういうのがあったわけなんですけれども、今現在は島の港がどういう状況なのかも見る以前に欠航というのが決まるんですよ。欠航というのが決まるということは、島に物資が来ないということです。
     それをいうのは、今、奄美大島本島、本年度の予算のいろんな取組等も見て、大島本島だけですよ、いろんな予算を取って、トンネルの補修だとか新しいトンネルだとか、いろいろ奄美自然遺産登録に関するそういう取組だとか、いっぱいあります。そういう中で、船が欠航したときに、外海離島というのは、大島本島を除けば、喜界島から、徳之島から、沖永良部、与論まで、みんな同じ状況の中なんですよ。奄美大島本島のトンネル一つ、少し延ばしてもらえば、大型冷凍冷蔵庫施設が本町でも取組できると思うんですよね、この外海離島を持っている4島で。そこのところを強く要請していただきたい。
     これ、ちょっと今、返事来ていないんですけれども、国交省の秘書のほうに、国交省から、その船が欠航したときに、船が欠航したら船員への給料払わんといかんわけですから、そういう助成等があるのかということでお尋ねしています。それが、回答が来たら、また皆さんにお伝えしていこうと思っているわけなんですけれども、今、実際、船が欠航するという、それをもらってきているわけなんですけれども、実際にはいろいろあります。
     船の出航、風速20メーター以上、波が4メーター以上で、横揺れ、これが7度以上という、そういう可能性があるときには船は出港しないよという、これマルエーさんとマリックスさんは多少違います。だけども、おおむねは一緒です。そういう条件の下なんですけれども、そして港に来たときに霧がかかったり港の見通しが悪いという、それは1キロから500メーターという、そういう条件があるわけなんですけれども、今、実際に、最近は10日間とか長い間で船が欠航して物流が不足するという、その現状を本当に真剣に、島民も来る思っていて、台風が来るよと、そして買物に行く人たちはいいです。だけども、それが分からずに、後からスーパー等に行く方々のためには、陳列棚に何もないんですよ。だから、そこのところを、どう自分たち一緒になって島民を守っていくのかというのは一番大事だと思います。
     そして、実際に、こっち大型冷凍冷蔵庫を造ったときに、造る費用と維持管理費がどれぐらいかかるのか、そこのところもちょっと試算を出していただきたいなというのがあります。
     それと、大型冷凍冷蔵庫じゃなくして、花を送っているコンテナ、あれ零下30度まで温度を下げることができるんですよ。冷凍庫として十分使えるという、そこに自家発電機とコンテナ、リースでもいいし、そういうリース物件で借りて、かえってそのほうが安ければそうしたほうがスーパーの方もお店の方も使い勝手がいいんじゃないかなと思います。
     そういう2方面から、本町も離島4島がいろいろお話をしながら、取組として広域に上げていただきたいと思いますけれども、町長、どうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     本当にそうだと思います。船が止まると、すぐそうなってしまって困っているというところもよく見ております。
     今回のこの件に関しましては、今、一番大きなスーパーの店長さんに実際どういう対応をしているのかというのをお伺いしたところ、大体発注が4日前だそうです。なので、日々、常に天気予報はもうずっと見て、注意していると。台風予報を見て、船の欠航とか、そういうのを全て予測した上で考えて、大体必要な日数掛ける1.5倍、通常の1.5倍で発注をしますということでございました。そして、パンなども大体二、三日しかもたないものですから、その期間はロングライフのパン、1か月ぐらいもつパンがあるらしくて、それを多めにお願いするのと、あとは地元のパン屋さんにフル稼働していただいて、特に食パンなどは切らさないように努力している。牛乳のほうも、ロングライフの牛乳を多めに取ることによって、また卵も多めに取ることによって、今、かなり切らさないような状態にはなっているということでございました。
     ただ、どうしてもそういう買わなければ心理が働くようで、お店的には、ふだんの物流のかなりの量で市場には出ているんだけれども、それでもやっぱり売り切れになるということで、やはり皆さんが買い急ぎをしてしまうというのはあると思うので、その辺の啓蒙活動と申しますか、それこそ都会でも、前、コロナのときに、東京のコンビニとかデパートが全部品物がなくなったということがありましたけれども、島でもやはり日々そういう、台風のたびにそういうことがありますので、その辺のところも、また正しい情報をしなければいけないのかなというふうに思っております。
     その中で、困っているところはございませんかという話でしたら、やはり発電機があれば助かるという話はしておりましたけれども、ただ、やはり民間の営利目的の店舗ですので、そういうところまでなかなかお願いするのはちょっと違うのかなという話も逆に先方からいただきまして、ですから店のほうとしては可能な限り自助努力をして、そういうふうにしているという話をお伺いしております。もちろん、公としてそういうバックアップができたらいいと思いますので、その辺のところも積極的に、これまでの延長でお願いしていき、議員が今おっしゃった4島の首長と一緒に、そこのところは積極的に働きかけていきたいというふうに思っております。
     また、消費者の方々にも何人かお伺いしたところ、やはり心配だということで、特に卵や牛乳などが心配だという話をしておりました。ただ、人によっては、逆にチャンスと捉えて、その期間に、ついついたくさん持ってしまうものですから、そういうものを、ある意味はけるチャンスというふうに捉えている人もいらっしゃるようでした。
     以上でございます。
    ○8番(東 弘明君)
     町長が答弁したとおりだと思うんですけれども、町民が、船が来ないとなれば、ふだんはそんなに買わないんだけれども、買いだめするというのが、これ人間の心情で、それが余計に品物がなくなるという、そこのところで、冷凍庫があって、そこで安心なんだよという、そういうのがあると買い過ぎもしないし、スーパー、お店の人も安心できると思うわけよね。
     だから、そういうところと、実際に発電機のお話をしたんですけれども、実際には冷凍コンテナを稼働させる発電機であって、お店の電気をつけるための発電機ではないわけなんですよね。だから、実際には行政が、島民が安心して暮らせる、そういう安心して暮らせるまちづくり、まちのためにしていくということになると思います。
     だから、これは大型冷凍庫1基でもいいけれども、実際には冷凍コンテナ、それを、何店舗あるか分かりませんけれども、そこのところも視野に入れながら、他島ともいろいろ連携を取って、この取組をしていただきたいと思います。
     このことは、自分自身も、国交省で自分たちの公明党から出ておりますので、そこのところからもいろいろバックアップをしていきたいし、今日、県議にもそのことをつないで、県のほうでもその取組をするからということで約束しておりますので、しっかり前向きに取組をしていただきたいと思います。
     では、第3点目に移りたいと思います。
     公用車の自動車継続検査について。
     1.役場の公用車の自動車継続検査をする際、車検実施店はどのように選定しているのか、また、現在はどのような状況なのか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     東議員の3番目の1点目の質問にお答えいたします。
     初めに、役場公用車を調達する手段として、購入またはリース方式により、入札などで事業者を決定しております。
     自動車継続検査をする際の車検実施店の選定については、そのほとんどが購入またはリース先の事業者へ車検を依頼しております。
     現在の状況についても、特殊な車両や特別な理由を除き、そのほとんどが購入またはリース先の事業者へ車検を依頼しております。
     次に、2点目の質問にお答えします。
     公平を期すため、町内の車検実施店に順番に依頼していることについてですが、現在、本町では約90台の公用車を保有しており、そのうち検査の必要がない原付バイクや重機などを除き、約70台の公用車が対象となります。その車名、車種は様々であり、また町内の車検実施店についても、専門的に取り扱うことのできる車種、車名や自動車ディーラーとの取引先なども様々であると思いますので、順番に依頼することで公平性が担保できるのか、判断は難しいところです。
     公平性の観点、また車検費用削減の観点から、入札や随意契約といった手法の検討など、今後、進めていきたいと思います。
    ○8番(東 弘明君)
     実際に、バイクとか入れて90台と、実際バイクを除いて81台ぐらいということで、こっちは認識していたわけなんですけれども、実際に購入業者と直近の車検業者が同じという、対象台数81台とします。81台に対して、購入業者と直近の車検業者が同じというのが61、比率にすると75.3%、80%が大体車を買ったところ、そこのところに車検を出しているという実態があるわけなんですけれども、これお尋ねします。
     実際に、こっちAからHまで8者あります。そういう中で、購入業者、リースという、今、最近はリースで車を購入するのが多いと思うんですけれども、実際にリースで車を買っても、大体車検は2回つけるんですよ。6年ですよね。実際に、この車検というのは、2年に1回は必ず受けなければならないのが車検です。随意契約でリースで車を買ったとしても、車検は実際は2年ついて、6年ですよね。6年目からは、ほかの車検場にも車を出しているということになります。一遍に81台買うわけじゃないわけですよね。だから、随時随時そういうふうに回ってきます、車検は。
     そういう中で、和泊町の民間車検場というのは、町民税も、税金は全て払っているんですよ。そういう中で公平性が担保できないというのはおかしいんじゃないですか、どうですかね。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     まず初めに、議員の資料がいつ時点のものか分かりませんけれども、今年9月1日現在のまちが所有する公用車につきましては、車検対象となっている公用車のほうが70台となっております。あと、消防車両と特殊車両を除く約55台の公用車が購入と、議員のおっしゃる直近の車検事業者が同一ということでありまして、その中で約8割の公用車が3者で車検を受けているという、今、現状であります。
     公平性、公平性と言われておりますけれども、まず購入する際には、役場のほうでは入札というのを実施しております。6者ほど車検整備ができる事業者を選定して入札を実施しており、最低落札者と契約するということで、落札した事業者におかれましては、各ディーラーですね、そことの、各事業者が営業努力はしていると思いますけれども、落札した事業者については、さらなる営業努力などされていると思うんです。その辺の部分なども考慮しながら、さらに検討した上で、今後、広く、事業者が多く、あとコスト面等からも考慮しないといけませんので、その辺の部分、よく検討しながら進めていきたいと考えております。
    ○8番(東 弘明君)
     今、総務課長がおっしゃることも分かります。企業努力というのは当然あることであって、それと車検とは全く別次元です。企業努力をしたから、車検はその業者に出さなければならないという、そういうのはどこにもないと思うんですよ。
     だから、実際に和泊町に、自分が掌握したのでは10者、民間車検場がございます。その10者で平等に車検を出さないと、どういうことが起きるかというと、これは一例です。車検を受けて、出たその車が、翌日はサイドが効かなくて、そしてこの検査を受けたところじゃなくて、ほかの修理工で修理に出したと。そのときに、見える部分は黒い塗装を塗ってあったんですけれども、サイドというのは車の下に潜って、ちょうど真ん中のほうに車を止めるブレーキのあれがついているわけなんですけれども、そこまで潜って見たら、中のほうは何も塗装がされていなかったと、これでも車検が通るのかということで、その修理工の人は疑っていました。
     だから、そういうのもありますし、実際にそういうのをなくしていくためにも、広く民間車検場は順番で車検を出したほうがいいんじゃないかなと思います。
     実際に、車を買うことと検査を出すのは全く別ですから、そこのところをどうして取り組めないのか。そこに何か問題があれば話は別なんですけれども、そこに何か問題がありますか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えします。
     幅広くということでございます。先ほども検討していきますと申し上げましたけれども、コスト低減、コスト面を図る上からも、これまでの手法がいいのか、それとも車種ごとに、例えば何者からか車検時には見積りを取って実施するとか、その辺を総合的に含めて検討していきたいと考えています。
    ○8番(東 弘明君)
     じゃ、広く平等に、車検は民間車検場に発注できるように、しっかりと取組をしていただきたいと。
     それから、今、実際に公用車、各課各課でばらばらだと思うんですけれども、財産管理ですので、総務課で一括して公用車の、そこのところは財産管理のほうで取扱いをすることはできないでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     議員ご指摘のことについては、今年度から取り組んでおりまして、今、公用車のうち約12台のほうを各課、全職員が共有して使えるということで、予約から使用まで端末でできるんですけれども、そういうことで順次台数も増やしていきながら、財政負担というものを軽減していければいいのかなと考えております。
    ○8番(東 弘明君)
     そのことを申し上げるのは、1点は、こういう苦情が来ました。中古車を、ある修理工から車を買ったと。そして故障して、その修理工場に修理を依頼したんだけれども、なかなか修理ができなくて、別の工場で修理してもらったと。修理をしているうちに、車検を受けなければいけないということで、一番初め修理工場に出したそこのところから、自分の工場と検査契約をしていたんだと、何でよそで車を検査に出すのかという、そういう苦情等があったということで聞いております。
     これはもってのほかで、じゃ、そこのところから何が始まるのかといえば、談合ですよ、お互いに。事前に利便性を図って、そこに車検を発注するからという、そういうものが発生してくる可能性があるわけ、おそれがあるわけ。そこら起きるところから、平等性とか、そこのところは十分にお願いをしているところであります。
     公用車に関して、民間車検場に平等、公平に車検が回るように、12者みんな回りました。回っているその中で、1台も自分たちのところに車検は入ってきていないよという、これを見ると、8者の中では1台が2者、3台が3者、そういうふうにして、Aにいくと、70台の中で28台は、A、Bで28台、27台という、車検が同じところに行っているわけなんですよ。
     だから、そこのところを総務課長もおっしゃるように見直していただいて、今、修理工も民間車検場も大変なんですよ。経済そのものは大変です。そういう中で頑張っているわけですので、公平、平等というところは肝に銘じながら、取組をしっかりしていただきたいと思います。
     以上、3点、一般質問させていただきました。これで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。
    ○議長(永野利則君)
     これで東弘明君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午後 零時04分

9月14日(一般質問:森富隆議員)

発言者

  • 森富隆

発言内容

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  • 再 開 午後 1時15分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     森富隆君の一般質問を許します。
    ○3番(森 富隆君)
     町民の皆様、こんにちは。
     議席番号3番の森富隆でございます。
     前町長、当選、誠におめでとうございます。
     令和3年第3回定例会において、一般質問を通告してありますので、町長に質問いたします。
     1、町長の施政方針について。
     1.さきに行われた町長選挙では、本町が他市町村に先駆けて多くの事業に取り組んできた功績や町民に大きな恩恵をもたらしてきたことを説明もせず、財政難を強く訴え続け、島内外にマイナスイメージばかり広め、結果として町民を二分してしまう状況を生んだが、この責任をどう考えているか。
     2.議会との信頼関係構築についてはどのように考えているか。
     3.職員(再任用・会計年度任用職員を含む)の採用、配置などについてはどのように考えているか、お願いします。
     以上、壇上からの質問はこれで終わります。
    ○町長(前 登志朗君)
     森富隆議員の一般質問、1.、2.、3.、順を追ってお答えしてまいります。
     1点目のご質問。
     本町は、これまで長きにわたり後継者が跡を継ぐという形で政治が引き継がれてまいりました。そのような状況の中、今回、私が選ばれたことにより、周りに大きな動揺や戸惑いがあったことについては承知をいたしております。
     私自身、これまで脈々と引き継がれ、発展してきた和泊町政に対し、大いなる敬意と感謝の念を抱いております。そして、これまでの町長の功績に対して、大きな感謝を持っております。
     選挙が終わった今現在において、町民が二分されているという認識は、私は持っておりません。私は、町民の皆様と一緒になりつくり上げるまちづくりへ向け、町民との対話を進め、町民の声がしっかりと反映される町政の実現に全力で取り組んでまいります。そのことが、これからの私に与えられた責務だと考えております。
     2点目、議会との信頼関係構築について。
     議会との信頼関係構築についてですが、町民の皆さんと一緒になってつくり上げるまちづくりの実現へ向け、町民と行政、議会がそれぞれの果たす役割と責任を自覚するとともに、相互の特性を理解し合い、目的を共有することが重要であり、相互の信頼感があって初めて実現できるものと考えております。
     今後も、町民や議会の皆様との信頼関係をより強固なものにしていけるよう、精いっぱい努めてまいります。
     3点目、職員の採用につきましては、近年の社会情勢の変化、自然災害への対応、複雑多様化する行政ニーズ等に的確に対応していくため、また第6次和泊町総合振興計画に掲げられている基本計画の推進や重点施策を推進するため、定員適正化計画に基づき、現在の常勤職員数と同程度の144名を基準に新規採用職員の採用を行う予定としております。
     職員の配置につきましては、第8次行財政改革大綱に基づくPDCAサイクルによる行政評価を実施し、業務分担の適正化を図り、人事評価制度を活用しながら適材適所な人事配置に努めます。
     その中で、再任用職員については、知識や能力、経験等が活用される職場へ配置するとともに、会計年度任用職員については、常勤職員の不足する業務へ適正配置し、研修や人事評価を通じて、それぞれの職員の一層の活用と育成を図ります。
     以上、壇上よりお答えいたしました。
    ○3番(森 富隆君)
     午前中も、桂弘一議員からも関連する質問がありました。重複するところもあると思いますが、2019年度市町村別農業産出額で、和泊町は奄美群島トップの76億8,000万、隣の町は46億2,000万、さらに市町村民所得においては254万8,000円、隣の町では232万円と、群島内2番目と誇れるまち、和泊町であります。
     歴代の町長が、先取的事業であるサンサンテレビ、花き流通センター、輸送野菜施設、下水道事業、庁舎建設、やすらぎ館、給食センター建設などの事業を積極的に取り入れ、その結果、町民に大きな恩恵をもたらしたのであります。そのようなことについて、町長は理解していないでしょうか、お答えください。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     先ほどの所信表明や、ただいまのお答えの中にもありましたように、これまでの歴代の町長のなされてきたことに大変敬意を持っておりますし、伊地知町長が4期16年間、本当に頑張ってこられた、その実績に対して大いなる感謝や敬意を持っております。
     私自身も、これまで様々な場面でお付き合いさせていただく中で、一緒にいろんなことをさせてきてもらいましたし、そのことは十分承知しております。
     議員のこのご質問の、それをなぜ言わなかったかということでございますが、議員ご存じのとおり、私は後継者ではございませんでした。後継者でないということは、つまり対立軸に立っての選挙でございました。私にとっても、この初めての選挙で、5日間の戦いというのは非常につらいものがございましたし、ただ、これが選挙なのかなという思いでこの5日間を過ごしておりました。
     町長の実績に対してどうかと言われれば、それはもうすばらしいと思っております。ですが、今回の戦いの中で、当然、対立軸で戦う中で、町長の業績に対して大いに褒めるのは、後継者に選ばれなかった私は、そういう発言をしなかったことについて言っているのでしょうけれども、そういうことになったというふうにご理解いただければと思います。
    ○3番(森 富隆君)
     今、町長の答弁にありましたけれども、選挙だから正確なことを町民に公表しない、発表しない、そういうことにつきましては、町民に対してうそをついているような形になると思いますけれども、どうでしょうかね、町長。何でこれ、いいことを一言も言わないで、和泊町の悪いイメージのことだけ、こういうふうに毎日毎日連呼して活動されたんですかね、お答えください。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     そればかりを連呼したわけではございませんで、当然、私も自らのしたいことですとか、まちの未来のことですとか、様々な人からお預かりしたその思いですとか、そういうものをお伝えしたつもりでございます。
     やはり、耳障りになる部分が印象に残るのかもしれませんが、決してそのようなことではございませんし、私のこれからしたいことを伝えてきたというふうに私は考えております。
    ○3番(森 富隆君)
     そのことについては納得はいきませんけれども、次にいきます。
    ○議長(永野利則君)
     挙手をしてください。
    ○3番(森 富隆君)
     失礼しました。
     このことにつきましては、またいろいろと議論もあると思いますけれども、次に、選挙が終わったらノーサイドだということを言われているということを聞きましたけれども、二分された町民を、再び和泊町に住んでよかった、これからもずっと住み続けたい、和泊町に住みたいと思えるようなまちにするためには、どのような対策を考えているでしょうか、お答えください。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     ご質問にもあったわけですけれども、二分したということでございますが、当然、選挙のときには、そういう戦いの構図になりましたので、そうであったと思いますが、私自身、大変な選挙でございましたが、選挙の期間中、様々な人とお会いするときに、前君、今回応援できないけれどもという話をたくさん聞きます、いろんな人からですね。もちろん、その中では、もうこれは選挙だから仕方ないので、選挙が済んだらまたよろしくお願いしますねと言ったら、ほとんどの方が、選挙が早く終わればいいね、済んだらまた元どおりだねというふうに答えをくださっておりますし、私自身も選挙について、私を応援したから、しなかったからという思いは一つもございませんし、またこれまでもこれからもそんなことをするつもりは一切ございません。役場の中でも、もちろんそうでございます。
     戦う前から、そのことはずっと申し上げておりましたし、戦い終わった後も、その思いには変わりがございませんので、私の中では、本当に二分したというよりも、そういうふうにまだ思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるのがとても残念で、でもそれはこれから努力して、そうじゃなくて、皆さんが仲良くできるようなまちづくりに積極的に努めていきたいと、このように考えております。もちろん、森議員とこれから末永くお付き合いさせていただきたいと思っております。
    ○3番(森 富隆君)
     ぜひ、そのような気持ちで頑張ってくれるようにお願いいたします。
     日本国憲法第15条で、「公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」と定めているように、謙虚で公平・公正な町政を進めていただきたいと思います。
     和泊町をここまでマイナスのイメージにした町長が、これからどのようなトップセールスができるかと思って思案しているところですけれども、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     もちろん、公平・公正にしてまいりますし、本当にまだ議員がおっしゃるようなわだかまりがあるのであれば、ぜひお話もさせていただいて、解かせていただいて、みんなで「和の町、和泊」を推進していきたいという思いしかございません。
     そして、和泊町が、これまでの状況ですとか、そういうことは多くの方が知っているわけで、そんな中でマイナスイメージを植え付けたとおっしゃられるんですけれども、今回の選挙の中で、いろいろな場面で、和泊町、実際数値も悪くて、ある程度厳しい中で、大丈夫だという空気感がたくさんある中で、やはりそうじゃなくて、今、厳しいからちょっと我慢するところですよねという共通認識が欲しかったという思いでございます。
     トップセールスについては、もちろんこれからも積極的に行ってまいりますし、それがどちらかというと得意とするところでございますので、とにかく出張のときには、以前のように、失礼にならない限りは和泊町のはっぴを着させていただきまして、いろんなところを回って、誰よりも汗をかいて、まちのために走り回りたいというふうに考えております。出張のときは、とにかく空いている時間全部、営業させてもらいたいというふうに考えております。
    ○3番(森 富隆君)
     1.については、私の質問は以上でございます。
     ぜひ、町民の心に添った町政を進めるようにお願いいたします。
     次に、2.議会との信頼関係構築についてどのように考えているか、お願いします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えしてまいります。
     午前中の桂議員の質問の延長だと思うのですけれども、これまでは、あくまで一町民という立場で失礼があったかと思いますが、今はこういう公人となったわけでございますから、言動も慎んで、議会の皆さんと本当にいい関係をつくり上げて、共にまちの発展のために頑張らせていただきたいと思っております。
     皆さんが日々、これまでも、今、立場が逆なんですけれども、まちに対して批判的な目で常に行政を監視していたというところをよく存じ上げております。このまま同じような形でお付き合いさせていただきまして、まちの発展のために共に頑張っていきたいというふうに思っております。そんな中で、前回の選挙のことを蒸し返すというつもりは、もうございません。とにかく前向きな議論をさせていただけたらと思っております。
    ○3番(森 富隆君)
     町長、和泊町議会基本条例というのがあるのをご存じですか。
    ○町長(前 登志朗君)
     議会条例、申し訳ございません、勉強不足でまだ中身を確認しておりません。
    ○3番(森 富隆君)
     和泊町議会基本条例の中の第4章、第6条に、「町長は、議会に計画、政策、施策、事業等を提案するときは、政策等の水準を高めるため、次に掲げる政策等の決定過程を説明するよう努めなければならない。」となっております。「(1)政策等の発生源、(2)検討した他の政策案等の内容、(3)他の自治体の類似する政策との比較検討、(4)総合振興計画における根拠又は位置づけ、(5)関係ある法令及び条例等、(6)政策等の実施にかかわる財源措置、(7)将来にわたる政策等のコスト計算」、このようになっております。
     後で熟読され、検討されるように、ぜひよろしくお願いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     ありがとうございます。
     後ほど、よく勉強して、今後、森議員と議論ができるレベルにきちんと内容を把握していきたいと思います。ありがとうございました。
    ○3番(森 富隆君)
     それに付随するわけではないんですけれども、議会軽視に当たるような、予算議決を経ない執行は絶対にあってはならないと思います。これについては、町長、いかが思いますか。
    ○町長(前 登志朗君)
     前回、臨時議会のときにお願いしましたように、金額によっていろいろ決まりがあるというふうにお伺いしております。もちろん、いろいろなものを決めるときには、必ず議会と相談をしながら進めていくものだと理解しております。
    ○3番(森 富隆君)
     次に、地方自治法に、町長と議員は共に町民の直接選挙によって選ばれた機関であり、互いに独立し、その権限を侵されず対等の立場にあるということを規定しております。私たち議会としては、執行機関と一歩離れて二歩離れるな、町と議会は車の両輪であるとの思いで、あくまでも町民の福祉に寄与するものであるかどうかを見極めて対応してきていたわけですが、一部の町民から、議会は町長の言いなりであるとの意見がありましたが、それは全く当たらないことでございます。
     また、行政と民間事業の違いは、全ては住民の意思で決定される住民自治という根本がある点を理解して町政を進めていきたいと思いますが、町長の見解をお聞かせください。
    ○町長(前 登志朗君)
     ありがとうございます。
     地方自治法も、また後ほど詳しく、もう一回勉強させていただきたいと思います。今日はありがとうございます。
     もちろん、そのように理解をしております。やはり、この議会前に役場の職員が皆、本当にざわついているのを見る中でも、やはり議会に対する大いなる敬意をみんな持って対応しているということもよく理解できておりますし、これからも議会の皆さんとのいい関係を保ちながら、しっかりと見ていただき、そしてまちの発展のためにお互い力を尽くせればいいなというふうに思っております。
     そして、今、議員がおっしゃったように、町民に選ばれた、私も今回、町民に選ばれた町長として、その責務を果たしていかなければいけませんので、今日も、ここ二、三日、たくさん連絡をいただきまして、テレビの向こうで見ているというたくさんのお声をいただいた中で、本当に、ああ、町民の皆さんに見てもらっているんだなということを改めて自覚したところでございます。
     町民に選ばれた町長として、きちんとまちの発展を、もし二分しているとおっしゃるのであれば、それを早く立て直して、町民福祉のために精いっぱい仕事をさせていただきたい、そのことをよろしくお願いいたします。
    ○3番(森 富隆君)
     先ほど、町長が答弁されましたように、町と議会は切磋琢磨して、良好な信頼関係を築いて、町民の福祉向上のために頑張っていきたいと思いますので、協力のほうよろしくお願いいたします。
     次に3番目、職員(再任用・会計年度任用職員を含む)の採用・配置などについてどのように考えているかということでしたけれども、町長、一回答弁していただきましたか、壇上で─ということでありますので、次のあれです。
     和泊町の職員は、生まれ育った故郷の発展と、よりよいまちづくりに貢献したいとの思いで業務に励まれております。
     ところが、先ほどの選挙において、戦時という名前の下に町長が今後の方針を発表されているわけですけれども、戦時という名の下で、独断、偏見によって異動されたり、自分たちの意思が通らないのではないかと危惧している職員もいらっしゃるということを聞いております。
     町長のイエスマン職員的な職員ばかりでは、役場の機能も不能になっていくんじゃないかと危惧しているところであります。適材適所の配置を心がけ、意欲を持って業務に専念できる職場づくりをすべきだと思いますが、どのように考えておりますか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     もちろん、森議員のご心配されるようなことは一切ございませんで、また私も、もう役場に入ってきて2か月がたちますが、私に対するイエスマンなんか一人もおりませんで、皆さん、自らの意見を持ってやってまいります。イエスマンが一人ぐらい欲しいかなというぐらい、本当に皆さん、自分の意見を持っておりまして、きちんと向かってきております。それに対して、もちろん私も正しく評価して、これからやっていこうと思っております。
     来たばかりで、そしてこれまで一緒に仕事をしたことがない人ばかりでございます。ですから、ほぼ知らない、初めて仕事をするメンバーと、今、仕事をしている中で、もちろんまちの発展のための宝ですから、きちんとこれから見させていただいて、それぞれの個性や能力をしっかり見させていただいて、今、それを見させていただいているところでございます。そういう異動ですとか抜てきですとか、そういう基準は全てその人の問題であって、間違っても選挙の道具というか、もちろん考えたこともありませんし、決してございません。私は、職員については、これから本当に見させていただきたい。
     そして、議員の皆様方については、これまでも本当に長い付き合いの中で、議員の皆様方一人ずつ、私、よく存じ上げております。これまでも、いろんな形でお付き合いさせてきていただいております。その中で、今回、なかなか選挙が終わってまだ時間がないので、もっといろいろお話をさせていただいたり、いろんな意見をいただいたりしたいところなのでございますが、もちろん私の不徳の致すところと思っておりますけれども、今後、少しずつまた皆様方とお話をさせていただいて、その中で、共にまちづくりをさせていただきたい、そういう思いでございます。
    ○3番(森 富隆君)
     先ほど、町長から、再任用・会計年度任用職員などについても、適材適所に配置をしていきたいというご意見をお聞きしました。ぜひ、そのような形で、安心して業務に専念できるような職員がたくさんいらっしゃることを希望します。
     ちょっと時間は早いですけれども、以上で私の一般質問を終わりますが、町長は僅か45票差で当選されたわけであります。この事実を常に肝に銘じ、謙虚、有言実行、町民に寄り添った町政を進めていただくことを強く求めて、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで森富隆君の一般質問を終わります。

9月14日(一般質問:山口明日香議員)

発言者

  • 山口明日香

発言内容

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  • 次に、山口明日香君の一般質問を許します。
    ○1番(山口明日香君)
     町民の皆様、うがみやぶらー。こんにちは。
     議席1番、子育て真っ最中、3児のママ、山口明日香です。
     私が議員にならせていただいて1年がたちました。これからも、日々前進、日々努力をしていき、町民の皆様の期待に応えられるよう、和泊町、そして沖永良部島のために頑張っていきたいと思います。今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
     それでは、令和3年第3回定例会において、2項3点の質問を通告しておりますので、壇上から1項目を質問させていただきます。
     1、子育て支援について。
     令和3年2月に開催した子ども・子育て会議の答申を受け、和泊幼稚園、わどまり保育園、各こども園の将来的な運営についてどのように考えているか、お尋ねします。
     以上で壇上からの質問を終わります。
    ○町長(前 登志朗君)
     山口明日香議員の1点目の質問にお答えいたします。
     子ども・子育て会議からの答申を受けて、子供たちの安心・安全面の観点から、和泊幼稚園とわどまり保育園については、統合して新たな児童福祉施設の建設を早急に取り組んでいかなければならないと考えております。
     建設に当たっては、施設の規模、事業費、事業主体、建設場所などについては、プロジェクトチーム及び建設に伴う検討委員会を立ち上げて協議してまいりたいと考えており、現在、社会福祉協議会をはじめ関係各課と調整を行っているところです。
     また、子ども・子育て会議の附帯意見として、和泊幼稚園とわどまり保育園との統廃合だけでなく、和泊町全体のこども園についても協議してもらいたいとのこともありましたが、そのことについては、保護者や地域の方々、職員の意見等もありますので、今後、検討する必要があると考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(山口明日香君)
     子ども・子育て会議の方針の中で、和泊幼稚園、わどまり保育園の統廃合が適当であるその理由の一つに、園舎の老朽化が進み、新たな建設が必要とあり、先ほど町長の答弁にもありましたが、早急に取り組んでいかなければならないとありましたが、安全面などを考慮して、いつ頃の供用開始をお考えでしょうか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     現在のところ、社会福祉協議会等々協議をいたしておりまして、今、社会福祉協議会のほうに社会福祉協議会としての意見の回答を求めております。その回答が来た時点で、また新たにスケジュールを計画して、いつプロジェクトチームを立ち上げるのか、検討委員会を立ち上げるのかを協議してまいりたいと思いますが、隣町の知名町の保育園、すまいるですが、建築決定から大体3年ほどはかかっておると聞いております。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。
     理由の2つ目に、定員数が増え、保育活動が活発になる、大人数の職員で保育に取り組め、保育業務の負担軽減が図れるとありますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     それにつきましても、統合することによって、園児数も増え、職員も増えるということで、職員の業務の改善もろもろ、多くなればそれだけ余裕が出てきますので、そういった面も、業務の改善と環境の改善にも、新しくなりますので施設の環境の改善にもなると思いますので、その方向で進めてまいりたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     理由の3つ目に、新園舎を建設した場合、設備が充実し、駐車場などの維持管理費を軽減できるとありますが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     それも、先ほど申しましたとおり、職員の職務の改善等々、新しくなれば、当然駐車場も整備されますし、設備自体も充実するものと考えておりますので、維持管理も補修が当分の間は必要ないということですので、維持管理の軽減にもなるのかなと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     今現在、建設地の候補としては、まだ具体的には決まっていないのでしょうか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     今のところは決まっておりませんが、今後、立ち上げるであろう検討委員会の中で場所等の決定がなされると思います。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。和泊幼稚園、わどまり保育園の統廃合だけでなく、附帯意見にもあります町全体のこども園についても協議していって、進めていってほしいと思います。
     貴重な幼児期をいかに豊かに過ごせるか、そして幼保一元化は、子供の視点に立ち、検討を進める必要があると思うので、子供たちにとって何がベストなのかを考え、保育、子育て環境の充実を図り、安心・夢・ゆとりある子育てのできるまちづくりにつながることを期待いたしまして、1項目の子育て支援についての質問を終わります。
     次に、2項目の質問ですが、2、女性の視点を生かした防災対策について。
     1.避難所開設時に各避難所で運営に当たる女性支援スタッフの現状と役割についてどのように考えているか。
     2.各避難所での乳幼児や女性に必要な支援についてはどのようになっているか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     山口明日香議員の2番目の質問、2つ続けてお答えしてまいります。
     1点目のご質問。
     現在、避難所―これは公民館でございますけれども―の開設については、各字の区長へお願いをしているところでございます。
     避難所の運営につきましては、各字の自主防災組織で運営をしており、その活動内容については、今年度4月に全世帯へ配布いたしました和泊町防災マップにも記載しておりますとおり、平常時の活動として、地域内の防災点検、防災訓練の実施、防災知識の普及、防災資機材の整備などがあります。
     次に、災害時の活動として、情報の収集と伝達、初期消火活動、救助活動、医療救護活動などがあります。
     自主防災組織での女性スタッフとしては、婦人会や女性消防団員が該当すると思います。
     女性支援スタッフの現状と役割については、先ほど申し上げた活動の中において、女性視点での協力体制をお願いしたいと考えております。
     次に、2点目の質問にお答えいたします。
     現在、避難所においては、様々な事業を活用して避難所の充実を図っているところであります。
     昨年度は、国頭、上手々知名、大城、内城、瀬名、谷山字の避難所となっている公民館の改修を実施しております。その中で、大城、谷山の避難所―公民館ですね―においては、個室専用のトイレの増設を行っております。
     また、多くの避難所では、個室や区切りがないため、乳幼児や女性に対する配慮として、新型コロナウイルス感染症対策と併用して、パーティションを30セット購入いたしております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(山口明日香君)
     1.点目について質問していきたいと思います。
     防災訓練の実施や防災知識の普及とありましたが、防災訓練の頻度や開催方法はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えします。
     例年、防災訓練等につきましては、沖永良部台風が発生した9月9日を和泊町防災の日と定めておりまして、先日も防災パレードということで、各消防団、それから区長の皆さんもご協力いただいて、地域を回っての啓発活動を行ったところです。
     去年から、新型コロナウイルス感染症の影響で、防災訓練ということで実施できていないのが現状でありますけれども、それまでにつきましては、各字のほうで防災訓練とか避難訓練ということで実施をしてきたところでありますので、今後、感染状況が収まりましたら、またそういったことで活動していきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     各字で防災訓練が実施されているということだったのですが、その頻度はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     頻度のほうは確認しておりませんけれども、各字のほうでは自主防災組織というのが組織化されて、21集落それぞれにございます。区長会ごととして、区長の皆さんがその自主防災組織のリーダーでありますので、毎年4月頃、区長さんが改選になったときには、区長会のほうでも、そういうことで防災訓練など、集落内でそういった活動をするようにということで啓発を行っているところであります。
     また、町長の答弁にもありましたように、今回、防災マップを各全世帯用にお配りしましたので、コロナ禍で大人数での研修がなかなかできない状況でありますので、各ご家庭でそれぞれ家族の皆さんが見ていただいて、日頃からそういった災害時に備えるために勉強していただければと思っているところです。
    ○1番(山口明日香君)
     そういった訓練の際に、避難所運営ゲーム、HUGというものがあるのですが、そういったものを取り入れる考えはあるのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     そういった実施をするには、やはり講師でありますとか、知識を持った方の活用も必要と思われますので、そういった場合には、専門の方など、行政としても把握しながら、適切に各集落の実情に合ったそういった訓練ができますように連携して協力していきたいと思っております。
     各組織で、そういったゲーム感覚でできるということで、有効的な方法であると思いますので、前向きに取り組んでいければと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     ぜひ、前向きに考えていっていただきたいと思います。
     各自主防災組織である字ごとのマニュアルは作成されているのか、またそのチェックは町でできているのかをお尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     現状のところ、各字でそういったマニュアル化ができているのかどうかというのは、今現状、ちょっとつかんでおりません。
    ○1番(山口明日香君)
     現状、つかめていないということだったんですけれども、今後、そういったこと、マニュアル作成されているかをチェックするという考えはあるのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     とても、議員おっしゃるとおり重要なことだと思いますので、各自主防災組織と連携しながら、そういった部分の把握に努めて、適切な、まちとしても支援につなげていきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     避難所運営では、性別で役割を分担する傾向があり、女性のリーダーなどは置いているのか、また各避難所での共同生活の責任を男性だけが担うというより、女性も担うほうが要配慮者への必要な生活環境や物資のニーズを把握しやすいと思うのですが、その点はどのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えします。
     要配慮者ということで、高齢者、障害者、それから乳幼児を抱えたお母さん方ということになるかと思います。
     避難所での環境面、それから運営面、どういった物資が必要なのかとかいうことなど、それぞれ、それを各自主防災組織である各字で、リーダーを中心として役割分担を決めていただければと思うんですけれども、女性の視点ということで、婦人会の皆様方、それから女性消防団員がいるところについては女性消防団員、あと近年では民生委員さんも女性の方が多く見られますので、そういった方々の手伝いとか助言、支援などを受けながら、各地域の実情に合ったような形で、そういった要配慮者の支援に当たっていただければと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     今後、女性のリーダーなどを置く考えがあるのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     先ほど答えたように、各自主防災組織の中でそういった役割を検討する中で、女性リーダーということで、今も置かれているところもあるかと思いますが、そういった把握も含めて、近々ある区長会等でも情報収集しながら、そういった部分について、女性リーダーを置くという必要性など、総合的にまた検討を進めさせてください。
    ○1番(山口明日香君)
     女性支援スタッフの役割分担をマニュアル化することによって、実情として、育児、介護、看護などの担い手の多くが女性で、ケアの知識を持つのも女性が多いと思いますし、女性用品や安全の問題など、女性にしか的確に分からないニーズもあると思いますが、どのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えします。
     そういうプライバシーであったり衛生面であったり、いろいろあるかと思いますので、その部分はやはり女性的な視点というのは非常に大切であると思いますので、そういった部分についても、自主防災組織とまた連携しながら、前向きに検討していきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     ぜひ、前向きに検討していっていただきたいと思います。
     マニュアルを作成したり、そういった女性の役割分担をマニュアル化することによって、女性のリーダーを置くことにより、健康状態の悪化などの二次災害を防ぎやすくなると思うので、しっかりと対応できるように要請しておきたいと思います。
     続いて、2.点目についてですが、パーティションを30セット購入とありましたが、そのパーティションはどこに配置するかとかは決まっているのでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     新しく建設された防災センターに、今、備蓄をしているかと思いますけれども、災害、避難所の開設時に必要となった集落から要請があった場合には、そこから各避難所へ配置するという計画にしております。
    ○1番(山口明日香君)
     避難所での生活消耗品の備蓄はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     食料品とかについては、当然備蓄食料とかは置いてございませんが、消耗品等については、かねてから公民館のほうを管理している各集落のほうで必要な分は、そういった避難所開設時には準備していただくということになります。
    ○1番(山口明日香君)
     食料は備蓄していないということで、その他生活消耗品等は各集落で公民館などに避難所を開設するときに準備するのでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     平常時には、各集落の公民館を各字の区長が管理して、いろんなトイレットペーパーであったり洗剤等であったり、その辺の消耗品的の部分は各字で当然準備して、対応していると思っております。
     災害時になった場合には、避難所ということで、また平時ではなくなりますので、何があって、どの程度必要なのか、その辺の部分を総合的に調べて、必要に応じて役場が準備していくというのも必要であると思います。
    ○1番(山口明日香君)
     現在、防災備蓄品のリストは作成されているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     防災備蓄品として、各集落に発電機、投光器がそれぞれあります。それから、寝具が300セットあったかと思いますけれども、非常に老朽化しているという話も聞いておりますので、その辺の部分をまた再調査しながら、計画的にその辺の整備も行っていくことが大事ではないかと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     そういった防災備蓄品に生理用品などは含まれているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     今現在、備蓄されておりません。
     今後、女性消防団員とかとその辺の管理面において、どういった形で配備したらいいのかとか、いろんな諸問題もあるかと思いますので、いろんな女性からの意見なども参考にして、その辺の検討をしていきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     今現在、含まれていないということだったんですけれども、ぜひそういった備蓄品を決める際に女性の視点も大事だと思いますし、生理用品は止血帯や包帯の代わりにもなると言われているので、ぜひ備蓄用品のリストに入れていただきたいと思います。
     防災備蓄品をどこに置いていて、その備蓄品の管理や点検はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     管理と保守点検は、随時、総務課の担当職員のほうで確認等行うとともに、必要に応じては、各消防団の分団がありますので、分団の方々にもまたご協力いただきながら、適正なそういった備蓄品の点検をまた行っていきたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     そういった点検の頻度はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     年に数回か、行っているかと思いますけれども、はっきりとした回数については、私のほうでは、今現在、ちょっと把握しておりません。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。
     その防災備蓄品は、集中備蓄倉庫だったり分散備蓄倉庫で分けられているのでしょうか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     令和2年度、防災センターのほうが新しく建て直しをしまして、完成しまして、そこに備蓄は入っております。
     また、防災拠点施設のやすらぎ館のほうにも一部防災備品等がありますので、災害時にはここから各避難所にということになりますけれども、そういうことで、今、対応しております。
    ○1番(山口明日香君)
     防災備蓄品を点検した後に、買換えなどをする際に、期限が近いものなどはどのように処分しているか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     期限が来た分というのが、老朽化して使えなくなった分になるかと思いますけれども、それについては適切に廃棄処分を行っているということです。
    ○1番(山口明日香君)
     処分しているということだったんですけれども、期限が近くなって処分する前に有効利用すべきだと思うのですが、どのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     私が言ったのは、使えなくなったのが処分ということで、当然使えるものは廃棄処分ではなく、何らかの形で再利用することは可能かと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     使えるものなどは、どのようにして処分というんですか、どのようにしているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     使えるものは、例えば民間に売却とかということもあり得るでしょうし、町の施設内で活用できる部分については活用するというのが今の現状です。
    ○1番(山口明日香君)
     防災備蓄品であるおむつだったり生理用品だったり、そういったものはローリングストックの対象となると思いますし、生理用品などは、今、生理の貧困の対策として各小・中学校に配布できないのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     その辺の対策については、避難所での生活に限らず、今、社会的にコロナの影響でそういった課題を抱えている女性の方々が多くいらっしゃると聞いておりますので、全体的な避難所運営からの視点の部分で、今後、女性のそういった対策に向けた支援は考えていければと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     生理用品やおむつなどはローリングストックの対象になると思うので、ぜひ保育園やほっとステーション、各小・中学校に配布していただきたいと思うのですが、どのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     その辺のところは、関係機関などと連携して前向きに取り組んでいきたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     現在、各小・中学校では、生理用品などはどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     ただいま、そういった生理用品についての調査等は、まだ行っていないところでございます。
    ○1番(山口明日香君)
     では、各小・中学校に、生理用品が設置というか、置いているかどうかは分からないということでしょうか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     そういった学校等への調査自体、まだ行っておりません。また、そういった貧困的な形での生理用品のニーズというか、そういったものも、今後、併せながら調査はしていきたいと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     ぜひ、調査していってほしいと思います。
     生理の貧困というのは、経済的な理由だけでなく、心理的、精神的な負担も生理の貧困と言われております。ぜひ、こういった防災備蓄品でローリングストックの対象であるものは、どんどん有効利用していってほしいと思います。
     災害は、いつ起こるか分からないので、町民備蓄、自助が大事ですし、公助としての防災備蓄品の管理や点検なども大事だと思うので、そういったローリングストックの対象になるものを、期限が近づいてきたら、そのまま処分したりするのではなく、有効利用していってほしいと思います。
     そして、防災備蓄品の管理や点検が、字ごとのマニュアルが作成されているのかどうか、きちんとチェックして確認していただきたいと思います。
     前町長の所信表明にもありましたが、「女性にやさしい・女性が輝く」和泊町の実現のためにも、各分野で女性の視点を生かされるよう要望して、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで山口明日香君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 2時27分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 池 田 正 一
     和泊町議会議員 喜 井 和 夫

9月15日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和3年9月15日(水曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第2号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 一般質問
     ・島田浩樹議員
     ・川畑宏一議員
     ・池田正一議員
     ・喜井和夫議員
     ・中田隆洋議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
    総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
    企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
    税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    事務局長 先山照子君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、児玉実隆君及び東弘明君を指名します。

9月15日(一般質問:島田浩樹議員)

発言者

  • 島田浩樹

発言内容

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  •  日程第2 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、一般質問を行います。
     島田浩樹君の一般質問を許します。
    ○2番(島田浩樹君)
     町民の皆様、おはようございます。
     議席番号2番、島田浩樹です。
     大きい台風が近づくと思いましたが、干ばつ続きのこの沖永良部島に恵みの雨を降らして、サトウキビ、またバレイショ植付け前の農家に、またその他いろいろな農産物のいい恵みの雨になったと思います。
     早速ではございますが、令和3年度第3回定例会において、一般質問を2点通告しておりますので、壇上より1点質問させていただきます。
     本町の財政状況は、令和元年度、令和2年度決算を比較しますと、経常収支比率、令和元年度決算91.6%、令和2年度決算89.8%、マイナス1.8%。将来負担比率、元年度決算106.2%、令和2年度決算85.2%、マイナス21%。実質公債費比率、3か年の平均になりますが、令和元年度決算15.9%、令和2年度決算16.3%、プラス0.4%。また、資金不足比率については、実質赤字比率、連結赤字比率ともに基準外となっております。令和2年度における基金残高は、財政調整金ほか23件、合わせて28億6,323万7,000円で、前年度より2億7,427万5,000円の増となりました。実質公債費比率の増につきましては、3か年の平均値を算定するので、高いところを取ってきて高くなっていると思われます。
     令和2年3月から令和6年度まで、第8次和泊町行財政改革大綱が策定され、行政改革の重点項目として、町民サービスの向上、行政運営の効率化、財政基盤の強化を掲げ、推進体制としては行財政改革推進本部会、行財政改革推進委員会、行財政改革推進専門部会の体制をつくり、財政改革に取り組んでいるところでございます。また、第8次行財政改革大綱は、最上位計画である総合振興計画に描かれているまちの将来像「人と未来を笑顔でつなぐ こころゆたかな 和の町 和泊町」を実現するための施策を効果的、効率的に実施するための手段と位置づけられ、実施されたことが今年度の財政状況になっていると思います。
     そこで、1点、現在の財政状況に対してどう認識しているか、お尋ねいたします。
     残りの1点は、質問席のほうから質問をさせていただきます。
    ○町長(前 登志朗君)
     皆さん、おはようございます。今日もどうぞよろしくお願いいたします。
     島田議員の1問目の質問にお答えいたします。
     今、島田議員のほうからもございましたように、本町の財政状況については、令和元年度決算においては、実質公債費比率が15.9%、将来負担比率が106.2%となっており、県内市町村の中で最下位となっております。また、令和元年度の一般会計の起債残高は約99億円、特別会計などを含む今後払うべき負債総額は約150円規模に上り、特に将来負担比率が高いことは、子や孫の世代に大きな負担を残していると考えております。
     令和2年度決算については、前年度に比べ改善は見られますが、依然厳しい状況にあると認識しております。まずは、財政の立て直しが必要であると考えております。
     これで壇上からの答弁を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     町長、今の答弁の中で150円と聞こえましたが。
    ○町長(前 登志朗君)
     失礼いたしました。150億円規模でございます。
    ○2番(島田浩樹君)
     財政の一般質問を行いましたが、昨日の一般質問の答弁でも町長のほうからありましたけれども、私たち議会としても町長との信頼関係を築き、町民福祉の向上のために前に進み、ノーサイドで終わりたいので、この場で町長と議論をしてしっかりと前に進みたいと思います。
     150億円の話、昨日も一般質問で出ましたが、その詳しい内容を教えてください。お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     公会計というのがなかなか分かりにくいものですから、行政の状況を数値で評価できるようにしたのが新しい公会計制度であります。その公会計制度の中で、今後、町が払っていかなければいけないお金というのが、連結というところで出ておりまして、それが150億円規模だということでございます。
     一般会計とかそういうの全てだけではなくて、特別会計や一部事務組合、第三セクターなども含めて、これから町が負担する可能性のある全ての負担を考慮していくことが、健全で持続可能な財政運営につながるというふうに考えております。
    ○2番(島田浩樹君)
     失礼しました。
     その150億円は、昨日、桂議員のほうからもありましたけれども、貸借対照表、負債合計150億。和泊町の財政は破綻寸前だという150億の認識でよろしいでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     町が破綻するということはありませんので、破綻寸前ということではなくて、150億円のこれから払う必要のあるお金があるということでございます。
    ○2番(島田浩樹君)
     払わないといけない150億円というのは分かるんでありますが、昨日、桂議員のほうからも少しありましたが、やはり町長の演説のほうで、初日の演説、また、ほか公民館等あちこちの演説のほうで、SNS等で拝見をさせていただき、SNSの動画だけ分からなかったんで、ちょっと文章にも起こしてみたんですが、負債が150億円規模です。もうどうにもならない。確かに財政状況の中で、財政指数のほうは最下位であります。
     この150億円規模ではもうどうにもならないということをおっしゃっていますが、この財務4表ありますよね。貸借対照表が1つ、様式第2号また一つ、3号、4号という単式簿記では分からないのをこの公会計で複式簿記にして、ストック情報を今どれだけ資産があるのかというのを新公会計で出すというのは承知しているんですが、なぜこの負債の部分だけを取って、昨日も聞かれたと思うんですが、150億という数字を出して財政破綻をするという発言をしたのか。そこに対して、私たちやっぱり議員も町民の負託を得て、また、税金を大事に使うために信託を受けています。その部分のこの発言に対してのしっかりとした透明性の答弁を願います。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     昨日もあったんですけれども、昨日、町長としてのデビュー戦を飾らせていただいたわけなんですけれども、そのときに、大変厳しい選挙戦がございましたので、当然選挙の洗礼を受ける必要があると私自身も思っておりました。そして、見事にそのトップバッターが桂議員で、しっかりと洗礼を受けさせていただいたわけなんですけれども、その中で、選挙期間中のあれこれいろいろお伺いいたしまして、また、私の姿勢などもいろいろただされたわけですけれども、昨日はそういうふうに見られているんだなと、これから行動でまた認めていただけるように頑張らなければいけないというふうな思いでお伺いをしておりました。
     一住民としての立場で立った選挙でございます。今は公人でございます。ですから、そのような軽はずみなことを言ってはいけないわけなんですけれども、選挙期間のいわゆる言葉尻で、やったやられたみたいなのは、もうできたら終わりにしていただいて、特に若い島田議員とはこれから町の将来を考えていく中で、もっと前進、前向きな討議をしたいと考えております。
     ただいまの貸借対照表の件ですけれども、いわゆる貸借対照表ですので、右と左は合うわけで、バランスシートですよね。その中で、これから返すべきものがこれであるという解釈でございまして、当然、右と左のバランスが合うものでございます。
    ○2番(島田浩樹君)
     昨日の桂議員の答弁で、雨が降っていて大変焦っていたと、そのような状況で頭が真っ白になっていて、そういうことを言ったかどうかは覚えていませんということは、今もそういうことでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     その辺のお話については昨日きちんとさせていただきまして、こういう議会の場で、いわゆる選挙の中でのああだこうだというのはいかがなものかと。もうよくはないかというふうに私は思っております。
    ○2番(島田浩樹君)
     ちょっと誤解をされていると思うんですが、冒頭にも述べたように、ノーサイドでいきたいということで、私たちはやはり町民の負託を得て、信託も受けています。選挙の話ではなくて、150億円の財政破綻という発言を、昨日の答弁では一町民だからしてしまったというレベルではないとは僕は思うんですが、やはりこれから公職を目指す人の発言としてはすごい責任がある発言。私たち議会、またほかの同僚議員も、1年前にやはり選挙を戦って、しっかりと町民の負託を得てこの場に立たせていただいております。その選挙の中に、やはりしっかりとした政治の筋ですかね、それを持って発言をしないと、その次が大変なのかなと思っております。
     やはりちょっと腑に落ちないところがあるんですけれども、昨日の発言で。選挙管理委員会が出している、前町長が出している公約ですが、記憶にないと言いますが、ここに起債総額は約99億円、特別会計などを含む負債総額は150億円に上る、こういう形で書かれていますよね。発言に対してはしっかりと意思があったんではないですか。その辺はどうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     ただいま壇上での答弁でもお答えいたしましたとおり、150億というのを認識いたしております。先ほど議員の壇上からのご説明の中で、その指数が出たわけですけれども、例えば実質公債費比率15.9が16.3に、今なって、これ、しばらく変わらないわけなんですけれども、3年間の平均ですので。これについては、例えばこの数字は県の市町村の平均では6.7%、国では5.9%。ご存じのように、10%で地方債の発行に対する国の許可団体になってしまうということで、今、その許可団体は九州に一つもないので、鹿児島県としても本町の動向を注視しており、17%になったらドウハンするということでご指導いただいているところでございます。
     また、将来負担比率106.2%から85.6%に下がったんですけれども、県の平均は8.5%で、そして半分近く、20の市町村は将来負担比率はゼロ%でございます。郡内でも喜界、龍郷、宇検、大和村はゼロ%でございます。ですから、私が町長として、こういう悪い悪いというのは、本当は言いたくないんですけれども、今ちょっと立場が逆転しておりまして、選挙のせいのねじれで本当に申し訳ないと思っております。ですから、それをこれからこの任期中に、何としても改善していこうという思いで、今、おります。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     しばらく休憩します。
    休 憩 午前 9時50分

    再 開 午前 9時51分
    ○町長(前 登志朗君)
     失礼いたしました。平成30年度の連結の負債合計が152億6,590万円、新しいのが出ておりまして、平成31年度ですと155億9,700万円ということになっておりますが、これは、先ほども申し上げましたように、特別会計や一部事務組合、第三セクターなども含まれておりまして、いわゆるこれから町が払っていかなければいけないという金額になっております。
    ○2番(島田浩樹君)
     貸借対照表の負債合計、連結ですね、150億あるといいますが、この財務書類は、先ほども4つの話をしましたけれども、和泊町の資産、また債務の適切な管理、現状の把握ができ、正確な情報を、先ほど町長の答弁からありましたけれども、町民の皆様にお伝えでき、より効率的な行政運営に生かすための書類であるとは認識しております。
     ただ、この貸借対照表の負債の部なんですが、臨時対策債、またそのほか地方交付税のある地方債の存在であると思うんですが、この負債は、地方交付税措置のある地方債のうち、将来の普通交付税の算定基礎である基準財政需要額に含まれることが見込まれる金額も、ここの負債に計上されているんじゃないでしょうか。この点はどうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     そうでございますが、これを計算に出しているところで、地方公会計により算出した指標をグラフ化し、類似団体との比較や分析を行い、県を通じて総務省に報告しているわけなんですけれども、結局、ただの数字ではなくて、これのいいところは、類似団体、和泊町と同じぐらいのレベルの団体―これご覧になったことありますよね、ありますね―のやつなんですけれども、例えばこれで本町と類似団体との差が分かるわけなんですけれども、例えば1人当たりの資産、和泊町の1人当たりの資産は……
    (発言する者あり)
    ○町長(前 登志朗君)
     すみません。全ての指数で和泊町よくないということで、例えば将来世代負担比率というのも、類似市町村と比べると倍以上悪いとか、結局、こういう数値化をすることによって、財政の状況を判断してもらうということで、数字を全て出して計算したときに、やっぱりここの数字が今よくないので、ですから、みんなでちょっと頑張って、町、をよくしようという思いでいるところでございます。
    ○2番(島田浩樹君)
     私たちも財政は少しながらも勉強しておりますので、先ほどもお話ししましたけれども、地方交付税措置される金額も、この150億円に入っているということでありますけれども、負債総額が150億円あるからもうこの町はどうにもならないという発言に対しては、間違っているんじゃないですか、町長。その発言に対してはどうでしょうか。交付税措置をこの150億円の中にされる基準額も入っているわけです。150億円は全てがではないですが、そういう発言をされているので、その発言についてどうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     選挙のときの発言のことを今おっしゃっているとは思うんですけれども、当然これはその中に入っている金額でございまして、例えばこの貸借対照表ですけれども、いわゆる資産の部というところは、庁舎ですとか道路ですとか港ですとか、そういうものが主なもので、実際に換金できるものというのは大体50億ぐらいですよね。ですから、負債とのバランスが取れているじゃないかと、当然取れているんですけれども、例えば、行き詰まったから港を換金してというわけにもいかないわけですし、当然資産としてあるんですけれども、ですから、この中で、そういうのではなくて返さなければいけない金額がこれだけありますよというお話でございます。
     実際、これをグラフ化にしたときに、先ほども申しましたが、やっぱり近隣市町村と比べても数値がかなりよくないので、ですから、これからいろんなものを少しだけ辛抱してもらって、そして数字をよくしていきましょうというお話でございます。
    (発言する者あり)
    ○議長(永野利則君)
     ちょっと待ってください。休憩動議の賛成者が2名によって、休憩することの動議は成立しています。
     この採決は起立によって行いますので、よろしくお願いします。
     この動議に賛成の方は起立してください。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、休憩動議は可決されました。
     しばらく休憩します。
    休 憩 午前 9時58分

    再 開 午前10時00分
    ○議長(永野利則君)
     それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
    ○2番(島田浩樹君)
     新人でありますので、いろいろとご迷惑をおかけしているところでありますが、それでは、総務課長のほうにお聞きしたいと思います。
     この貸借対照表の150億の詳しい中身を教えてください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     公会計の貸借対照表ということで、決算から公表まで2年ほどかかります。先ほどから町長が答弁されている内容については、29年度末時点の数値だと私は考えております。現時点で、その内訳は今ちょっと持っていないんですけれども、元年度末の連結の借金、借入額が一般会計で99億6,500万、下水道事業で10億6,400万、それから農業集落排水事業で14億7,700万、水道事業で約12億6,000万、合わせて137億円。それに、職員の退職引当金が約10億円ほど入っておりますので、その他の負債と合わせて約150億円になるかと思います。
    ○2番(島田浩樹君)
     私の少し質問も大ざっぱ過ぎて分かりにくかったと思います。先ほどお話、町長のほうにしましたけれども、将来の普通交付税の算定基礎である基準財政需要額が含まれることが見込まれる金額も、この貸借対照表の150億に入っているんじゃないですか。総務課長、お答えをお願いします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     交付税対象となる基準財政需要額に公債費見返り分ということで、令和3年度で言いますと約6億五、六千万、大体その金額が算入されております。
    ○2番(島田浩樹君)
     私もそういう認識でこの指標を見ております。
     最初に話したように、町長、150億円があるからこの町は駄目だと。確かに指数は高いです。その指数で言うんであれば、今は新公会計制度になって名前変わっていますが、有形固定資産減価償却率は、類似団体より高いんですか、低いんでしょうか。昔で言う資産老朽化比率になりますけど。
    ○町長(前 登志朗君)
     その数値は、申し訳ございません、勉強不足で持っておりません。
    ○2番(島田浩樹君)
     先ほど町長が持っているグラフに載っているとは思うんですが、類似団体より確かに指数は和泊町は高いんですが、この昔で言う資産老朽化比率は、類似団体は平均61.3、和泊町は59.5、やはりインフラ整備等を行い、学校施設の耐震、そのようなインフラ整備にお金をかけているので、やはり少し高いのかなと私は分析をしております。
     町長に、やはり私たちも前に進みたいので、僕はこの150億、もう発言もされていますよね。それについて、やはり今回の基金積立て、また行財政改革もそうですが、町民の皆様、また現場で一生懸命頑張っている行政職員、また私たち議会も協力をしたいんですよね。この150億円があるからこの町は駄目だという発言に対して、やはり一言、昨日は桂議員からありましたけれども、そのときはうまくかわしたようですが、しっかり一回説明をして、謝ったほうがよろしいのではないかと思いますが、どうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     150億については説明したとおりでございまして、その150億があるから町民を心配させたとかそうではなくて、それぐらいあってこれから大変なので、みんなで財政を立て直して、また元気にしていきましょうねというお話でございまして、その時点で150億というものがあったということは、そのように認識しております。
    ○2番(島田浩樹君)
     そういう意味で言ったんではないんですが、やはりそのときは町民だからではなくというのではなくて、発言にしっかりと、今、公職の身でもあります。そのときの発言だから今はもう要らないでしょうという見解に聞こえてしまうのですが、僕としては。本当にノーサイドでこのままいきたいのに、町長がそのような認識でやってしまうと、町民福祉の向上に私たちもしっかりと協力をしたいのに、その点に少しブレーキがかかるのかなというか、一緒にやっていかないといけないと思うんですが、ノーサイドにやはりするんであれば、説明をして、この発言は少しどうだったのかなという発言は町長からされたほうが僕はいいと思いますが、どうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     同じになるんですけれども、150億という規模のものが、これから払うものがあって、そんな中でみんなで引き締めていきましょうねという声をかけたわけでございまして、そう思っております。
    ○2番(島田浩樹君)
     もう言った言わないの世界になっているので、ちょっと小六法にあるんですが、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うもの」であると書かれております。その自治体の長である町長が、自らお金がないから何もできないというふうに聞こえるんですが、その点はどうでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     そのようなことを言っているわけではございませんし、今、全庁挙げて行財政改革をしているところでございます。これから数年たてば数字もよくなると思っておりますし、私が町のトップとして、町が大変だというのは本当に逆の話でございまして、本当は議員から突っ込まれるべきところなんですけれども、それを議員のほうが大丈夫だよということで、逆に言っていただいているという、本当に逆転の立場になって申し訳ないなと思っているんですけれども、今後はその立場を逆にしていきたいと思っております。
     そんな中で、やはりそのときにはそういうものがあって、皆さんでそこを頑張って変えていこうということで私も出ていったわけでございますし、今期この4年間、この財政改革のために一生懸命取り組んでいきたい。また、もちろんそれだけではないので、それと一緒にいろいろなことも夢を持って皆さんと一緒にやっていきたいということでございます。
    ○2番(島田浩樹君)
     行政はお金があるだろうと言っているわけではありません。指数が高いのは分かっている次第であります。その高いのは、やはりインフラ整備等、農業、またいろんな部門で投資をしている現場の行政職員、また町民の皆様方の福祉向上にしているわけですが、大丈夫大丈夫という思いではありません。財政が健全運営をされているかという質問でございますが、その点はどうですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     先ほどから公会計の中での150億円の関係で議論がされておりますけれども、基本的に自治体の財政というのは、これまで予算、決算、そういうことで現金主義ということで、官庁会計と言われる部分で取り組んできまして、平成27年に全国統一的な財政の整備ということで、地方公会計制度が全国の地方公共団体に義務づけられたところです。
     その中で、基本的に地方自治体の財政運営は、その町に住んでいる皆さんから頂く税金、それから使用料、それからいろんな財産、国からの交付税であったり交付金で賄わなければいけませんが、しかし、それだと、とてもソフト、ハード事業、インフラ整備等を十分歳出を賄い切れませんので、地財法により地方債、起債ですね、借りられるというようなことになっております。
     起債を借り入れることによって生み出されるのが資産でありまして、それがバランスシートに、先ほどから言われる貸借対照表になってくるんですけれども、そういったことで、あくまでも地方公会計については、従来の会計の補完的な役割を果たしているということで、国のほうでも、このバランスシートの数値とかという話じゃなくて、毎年度うちの総務課の財政係が決算が済んだら県のほうに報告するんですけれども、健全化法の、議員からありました将来負担比率でありますとか実質公債費比率、それをベースにして県のほうも審査をして国に報告するということで、それが何ら法定の範囲内であれば、その実際の財政は問題ないという、何ら問題ないということではないんですけれども、健全な運営ができているというようなことで、行政運営ができると思いますので、その辺はご理解いただければと思います。
     以上です。
    ○2番(島田浩樹君)
     先ほども、私も述べましたけれども、大丈夫だという思いはありません。この財政支出、財政指標を見たときにどのような投資ができているか、また、どのような財政状況かと思うところを確認したかったんですが、また、資産老朽化比率、この町の老朽化がどれぐらい出ているのかという数字で見たかったことを、少しいろいろ、その発言は町長、少し違うんじゃないですかということを聞きたかったんですが、このままいっても時間がなくなりますので、単式簿記で言いますと、実質単年度収支は今年は黒字になっておりますけれども、基金の積立てもされております。単式簿記の中で、この財政運営は健全なのかどうか、総務課長にお尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     令和2年度の実質収支、決算時5,885万2,000円、単年度収支はマイナス6,700万となっておりますが、基金積立て等しまして、実質単年度収支につきましては1億2,216万6,000円ということで黒字となっておりますので、財政運営上、行政のコスト削減などを取り組んだ結果、2年度につきましてはコロナの交付金もありまして、その交付金を有効活用できた部分等もございますけれども、黒字ということで、安定的な行政運営ができていると考えております。
    ○2番(島田浩樹君)
     財政調整金の積立ても大事だと思います。都道府県の場合は、標準財政規模の5%、また市町村の場合は20%程度が目安とされています。和泊町の令和2年度標準財政規模は約39億8,600万ほどであります。それから20%だとすると、7億9,700万が現在あるべき調整金の目安になるのかなと思っているところであります。令和2年度、先ほど総務課長からもありましたけれども、12億を積み立てており、やはり執行部、また職員の努力のたまもので、健全な事業を行えているのかなと思っております。
     その点につきまして、町長、今の財政運営は健全でしょうか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     今年度はコロナのお金などもありまして、基金に積み上げることができて、順調に進んでいると思っております。今、大体11億円ぐらい起債償還をして、新規起債発行が大体6億円、そうすると年間5億円ぐらい少なくなっていく。これをもうしばらく続けていくことによってかなり数字がよくなって、いろいろなサービスがさらに町民の皆様方にできるというふうに思っておりまして、ですから、ぜひともそこを目指させていただきたい。
     先ほどもお話がありましたけれども、他市町村に先駆けて様々なことをたくさんしてきたおかげでいろいろそろっている。ただ、それが一回りしてきて、またいろいろな補修費などもどんどん今出てきておりまして、だから、そういうところにもきちんとかけながら、町民の生活を守りながら、でも、あれもこれもできないので、少しだけ現状を皆さんで共有していただいて、我慢していただきながら、毎年5億ぐらいを減らしていくということを続けていくことによって、三、四年後ぐらいにはよくなるんじゃないかな。
     私もいろいろしたくはあるんですけれども、私のこの4年間の任期は、ひたすらそういうことを繰り返して、皆さんに叱られながらも、とにかく町の財政の部分をきちんと立て直して次の世代に、子供たちの世代にツケを残さないような、そういう形にしたいと思っております。
    ○2番(島田浩樹君)
     やはり町長には、政治家であって勇気と奮起を持って行動をしてほしいと思います。我慢我慢とありますけれども、そうなると、やはり町民は我慢しないといけないんだ、サービスを受けられないんじゃないかなという不安にも駆られると思います。
     さきの発言に対しても、やはり子供たちも、和泊町はお金がないということを言いながら歩いて回っている子供たちもいます。やはり町長の発言というのは大きいものなので、その限られた財源で財政健全運営をしつつ、どのような投資をしていくのかというのが、やはり政治家であると思います。我慢我慢というのも、少し町民の不安に僕はなるのかなと思っております。
     少し時間もありませんので、2点目の質問に移りたいと思います。
     第6次和泊町総合振興計画において、総合交流アリーナ、総合体育館は、今後、新たなまちづくりに中心的な役割を担うプロジェクトであり、また、子供たち、町民が住んでよかったと今後も思えるようなまちづくりを目指し、供用開始予定年度を令和6年を目標にして、現在、プロジェクトを進めております。
     その総合交流アリーナ建設の今後の計画についてどのように考えているか、町長にお尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     島田議員の2点目のご質問にお答えをいたします。
     令和2年3月に策定した第6次和泊町総合振興計画に、ようてぃあしばープロジェクトとして位置づけ、令和2年度から和泊町総合交流アリーナ建設事業推進協議会を設置し、基本構想・基本計画の策定に向けて取り組んできたところです。
     今後の計画についてでございますが、1点目のご質問にもお答えしたとおり、財政健全化が急務となっております。総合交流アリーナ建設事業は多額の予算を投じることになりますので、財政状況の改善が見込まれる時期が来たときに事業を開始したいと考えております。それまでは不自由をおかけいたしますが、小中学校の6体育館などの現況施設を有効活用していただきたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○2番(島田浩樹君)
     少し待ってくれという第6次総合振興計画の中のアリーナ、総合体育館建設なんでありますが、この体育館建設は、過去を見ると、平成25年の第4回定例会にて桂議員が質問して、平成26年度第4回定例会に故伊集院議員、平成27年度第4回定例会に永野議員、中田議員、平成29年第2回定例会にて川畑議員が、総合体育館の整備について一般質問を行っております。
     総合体育館が本町に必要だという中で、平成26年度常任委員会合同所管事務調査報告書にやはり本町に体育館施設が必要と報告をされ、そのような経緯で総合振興計画に載って、今、議論が始まっていると思われますが、今の財政状況下では、活用できる補助事業も難しいと町長はおっしゃいますが、もう平成25年度からずっと待たされていますが、この後、何年待てばいいのかお尋ねします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     お答えします。
     総合交流アリーナは、第6次和泊町総合振興計画、ようてぃあしばープロジェクトのこれが柱であり、スポーツや文化の拠点施設としての機能だけではなく、子育て世代が活用できるスペースや災害時の避難所としての役割等も期待されている施設であります。また、子供から大人まで町民がいろいろな分野で大きな恩恵を受ける施設であり、町の活性化、交流人口の増加等に果たす役割も極めて大きいものがあると考えております。
     本町の体育館が解体され、なくなってから、もう早くも約5年ほどになろうとしていますが、これまでに、もう皆さんご存じのとおり、町内の各種団体、それから協議会等約21団体の代表から成る総合交流アリーナ建設事業推進協議会を立ち上げて、早期建設に向けて着々と準備をしてきたところであります。ところが、今、ここに来て、財政状況の問題から総合交流アリーナ建設計画の見直しの議論が出てきました。
     そこで、議員が質問の今後のことなんですけれども、総合交流アリーナ建設計画の見直しの議論が出てきましたので、今後の計画については、議会、町長部局、総合交流アリーナ建設事業協議会―この協議会もあした、会をまた開くことにしております。大方のその協議会の会員、また町民も、この議会の様子を見られてある程度のことが分かってもきたと思いますので、そのようなことも含めまして、問題点をまた整理し、協議を重ねた上で、広く町民の皆様の納得、ご理解が得られるような形で方向性を決定していきたいと、このように考えております。いつから建設を始めるのかということも含めて、方向性を決定していきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
     以上です。
    ○町長(前 登志朗君)
     ただいま教育長のほうからもご報告がございましたが、必要な施設だということは認識をいたしております。そんな中で、昨日も申し上げましたが、様々な優先順位ですとか、町の状態とかを考えたときに、少しお待ちいただきたい。もちろん、この第6次総合振興計画というのは大切に遂行していく思いでございますので、その期間の中で必ず造らせていただきたいというふうに思っております。
     私自身も本当に、先ほど議員からもありましたけれども、我慢我慢と言うなと、僕も本当に我慢我慢と言いたくはなくて、どんどん造りますよと言ったほうが私もうれしいですし、皆さんがうれしいこともよく分かっております。ただ、私の立場上、やはりそこは町を守っていかないといけないですし、皆さんの子や孫の世代まで守っていきたいという思いの中でございます。
     総務省の調査で、2030年には和泊町が5,551人、2040年には4,817人、実際にはこれよりも速いスピードで人口減少が起こっているんですけれども、その段階での高齢者率が42.1%と、そういう状況の中で、やはりそれに適切な設備というものを、昨日も申し上げましたような様々な方策を考えながら、町への負担が少なくて、しかも稼働率のいいようなものをきちんと考えていきたい。
     先ほど申し上げましたが、今の状態で、11億返して6億借りるというのをあと三、四年させていただくと、必ず数値がよくなって、皆さんの喜んでいただけるようなものが計画できるのではないかなと。そのためにも、今、きちんとそこを守っていきながら、かつ町民の福祉をきちんと守っていきながらやっていかせていただきたいというふうにお願いしたいと思います。
    ○2番(島田浩樹君)
     体育館施設は待ってくれ待ってくれという、すごいもう十年、何十年と待つのかなという今の町長の答弁なのかなと思いますが、優先順位といえば、地方自治法の244条に公の施設とありますけれども、「地方公共団体は、住民の福祉を推進する目的をもつてその利用に供するための施設(これを公の施設という。)を設けるものとする」という自治法がありますが、その公の施設の中に、体育館、またレクリエーション施設という自治法で決められております。こういう意味を持って、やはり優先順位は体育館なのかなと。
     また、二、三年たったら数値がよくなるとおっしゃいますが、その二、三年の違いはどうなのか。また、そのシミュレーションも、体育館ありとなしのシミュレーションもしておりますが、その部分では、子供たちを将来という言葉で盾にするんではなくて、やはり子供たちの今、小中高、その子供たちにまた活用できるような環境づくりを早期にしないと、僕はいけないのかなと思います。
     昔、日韓共同未来プロジェクトというのがありました。その中で、ちょっと抜粋して、平成15年、また平成18年にかけてスポーツ、韓国と交流した子供たちが約35名います。その35名の子供たちは、今現在17名は、この沖永良部に帰ってきて、仕事、いろいろこの沖永良部島を盛り上げています。そういう意味でも、やはりスポーツのそういう施設、子供たちのそういうふうな環境づくりというのは、町長が人口減少だからもう造らないというふうに僕は少し聞こえるんでありますが、人口減少をいかに止めるかという政治家の信念ですね、そこを持って仕事をしないと政治家じゃないのかなと私は思います。
     本当に町長、正直な話、待っているのは子供たちです。体育館がないので島外に行かないと試合ができない。また、ミュージカルをする子供たち、この前、体育館難民になっていました。体育館がなくて練習する場所がない。また、毎年島外遠征をするので保護者の負担にもなる。体育館施設があれば、また郡体の誘致、中体連の誘致、また高体連もバスケは結構柔軟な対応をしてくれるみたいで、高体連の誘致、また実業団とかの誘致にもつながっていき、昔やったこの子供たちみたいに、その子供たちが帰ってくる機会になるのかなと思っております。
     人口減少を嘆くのではなくて、政治家だったらやはりその信念を持って、この人口減少をどういうふうに止めていくのか。先ほど町長の答弁は、もう人口減少するから建てませんという何かそういうふうに、少し僕個人的には聞こえるのかなと思いますが、今の小学生、中学生、高校生のためにも、早急に、また、地方自治法にも記されております。その辺をしっかりと考えて、子供たちのために環境を整えてあげていただきたいと思います。
     少し時間が押してしまっているので、町長、僕も昔から知っていますので、少し発言に厳しいことは冒頭にも述べましたけれども、やはり私たちも1年前の選挙で町民の負託、信託を得てこの場に立っております。町民の皆様方には、やはり私たちも正確な情報、正確な財政状況をお伝えしないといけないという義務があります。今後も、しっかりと財政、また和泊町活性化、また地域活性化のため、そのために議論をして、今いる子供たちの本当に将来のために一生懸命頑張っていきたいと思います。
     これで私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで島田浩樹君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時35分

9月15日(一般質問:川畑宏一議員)

発言者

  • 川畑宏一

発言内容

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  • 再 開 午前10時50分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、川畑宏一君の一般質問を許します。
    ○4番(川畑宏一君)
     皆さん、おはようございます。
     元祖子育て世代代表、川畑宏一でございます。令和3年第3回定例会において、質問を5点通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。
     1点目、全国的にも群島内においても、新型コロナウイルス感染の拡大及びそれに伴う医療体制の逼迫が大きな問題となっております。島内におけるこれまでのクラスター発生等の経験を踏まえ、どのような対策を講じておりますでしょうか。また、コロナ禍の終息が長引き、影響を受ける方々も増えてくるかと思いますが、支援策は検討しておられますでしょうか、お尋ねいたします。
     以上、壇上からの質問とし、答弁をいただいた後は自席から質問させていただきます。
    ○町長(前 登志朗君)
     川畑議員の1点目のご質問にお答えいたします。
     鹿児島県では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、コロナ病床の増床や宿泊療養施設などのさらなる確保により、安心して療養できる体制づくりに努めています。本町においても、県の方針に基づいて感染対策を行ってまいります。まず、島内における宿泊療養施設については、知名町に1か所確保されていますが、クラスターが発生した際には不足が予測されることから、本町においても確保できるよう県へ情報提供を行い、増設についての検討を依頼しております。
     また、前回のクラスターの際に、入院・入所の調整の間、自宅待機者も複数名おりました。今後も、感染拡大が起こり得る可能性があるため、健康観察にて早期の症状の悪化が把握できるよう、貸出し用のパルスオキシメーターを確保しております。自宅待機者の健康観察については保健所が行うこととなっておりますが、現在の県内での感染拡大状況を見ると、対応が十分にできない可能性があるため、保健所と協力して対応してまいりたいと考えております。
     続いて、支援策についてお答えいたします。
     現在、コロナウイルス終息の見通しが立たない状況で、厳しい経営が続いている事業者も多いと認識しております。そのような中、町としましても、5月のクラスター発生時には県の営業時短要請に先駆け、自主的な休業を実施した飲食店に協力金を支給する和泊町コロナウイルス感染症拡大防止緊急協力金事業を町単独で実施することで、経営継続の下支えができたのではないかと考えます。
     そして、飲食業以外の業種の方へもコロナウイルスの影響が波及し、また長期化していることを受け、飲食業以外の方及びさきの緊急協力金事業で対象外となった事業者を対象とした和泊町商業者等事業継続支援事業を本議会に提出しております。
     そのほか、10月からは和泊町内キャッシュレス推進事業として、各種キャッシュレス決済におけるポイント上乗せなどを行い、消費喚起を促すことで事業者を支援する予定となっています。また、国・県の各種事業の周知及び申請支援を行うことにより、事業者の経営継続を支援してまいります。
     加えて、観光事業者に向けた支援事業として、10月から域内観光商品券事業を実施する予定としております。町民が対象事業所で利用できるプレミアム率の高い地域クーポンを購入し、町内で宿泊・旅行することができるもので、観光関連事業者を起点に町内での経済循環を波及させることを目的としております。具体的には、3,000円で9,000円分の宿泊、物産、アクティビティーで利用可能なチケットとなっており、今後、事業者の説明会を実施し、登録店舗の募集を進めてまいります。このような事業を展開することで、商工・観光事業者の支援を一体的に進めてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。この後は自席にて、また担当課長からも答弁させていただきます。
    ○4番(川畑宏一君)
     ただいまいただきました答弁、そして昨日の東議員への答弁におかれまして、基幹病院において通常4床、プラス2ですね、の病床確保や、知名町における宿泊療養施設8室確保などの体制状況が分かったところであります。それらを踏まえ、もう少し具体的にお尋ねしていきたいと思います。
     まず初めに、4月末に発生いたしましたクラスターですけれども、島内で39名、町内において17名の感染者が確認されたわけですけれども、その際、島外への搬送者数、島内での入院者数、宿泊施設利用者数、自宅待機数など対応の内訳状況はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     ただいま質問いただきました各それぞれ詳細につきましては、ちょっと今、手持ち資料がございませんが、かかった感染者、和泊町17名のうち、ほぼほぼ全員が島外へ搬送されたというふうに認識しております。
     あと、自宅待機者の方が、本町の場合、そのときには1日程度であったんですけれども、自宅療養という形を取られた方が1名おられました。あと、簡易療養施設のほうにも、マックス入ったことはございませんで、多いときで3名から4名の方だったというふうに記憶してございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     分かりました。島外搬送の方がほとんどで、待機の方が1名、宿泊の方も数名おられたということで。
     そしたら、続きまして、これもちょっと詳細は分からないです。ただ、人から聞いたりするのでは、無症状者が多かったとは聞いておりますけれども、例えば肺炎症状が出て、呼吸器をつけるなど治療が必要だったり、予断を許さない状況であった方々の状況はどのようになっておりますでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     鹿児島本土のほうへ搬送された方の中で、私が記憶している中では、1名の方がベッドといいますかそういうのに乗せられて搬送されたというふうに記憶しております。重症一歩手前だったということで、酸素吸入をしながら搬送された方が1名おられたというふうに記憶しております。
    ○4番(川畑宏一君)
     重症一歩手前の方がいらっしゃったということで、医療機関を含め行政の皆様の迅速な対応により、命が守られたんだというふうに理解しておりますけれども、今2点お聞きした部分は、やっぱりこれまで対応できた経験の共有というものは、今後、大規模なクラスターが発生するかもしれないといった中で不必要な不安を軽減することにもつながりますので、お尋ねした次第であります。
     県内では、感染力や重症化リスクの高い変異株が拡大してきているようですが、これまでのクラスター対応等を踏まえ、今お答えいただきました状況等を踏まえ、どれくらいの規模の感染者数であるとか、あとは、今おっしゃった治療が必要な方、ちょっと重症化してしまうような方々の数、どういった規模を想定して準備しておられますでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     今、どれだけの規模を想定してというふうな質問でございますが、ご存じのように、今回のデルタ株に関しましては感染力がかなり強いということで、そういった中でどれだけの数、感染者数が出るかというのは全く想像はできませんが、大島郡内の隣近所、奄美、徳之島の状況を見ていると、ずっと感染者数が続いているというふうになっておりますが、規模的な部分というふうに言われるとちょっと難しいところもありますが、そういった感染者が出てきてクラスターが発生した場合でも、やはり医療機関、県とまた情報共有しながら、対応できる情報共有をしていきたいというふう考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     私が今お伺いした背景というか、昨日、東議員からもございました。起こり得る最悪の可能性というか、考えられる最大の準備をしておく必要があるという部分に非常に共感したものですから、このことをお聞きさせていただいた部分であります。
     というのも、全国的にも群島内でも感染が拡大している中、奇跡的に沖永良部島においては感染者が発生しておりませんけれども、現在。前回と違って、島外搬送がスムーズにできない可能性というのはやっぱり懸念されているんだと思います。そういった中で、島外搬送が前回ほとんどだったのがスムーズにいかないという状況になると、前回でも満室になることはなくても、宿泊施設が三、四名利用があったということを考えると、宿泊療養施設の不足は懸念されるんじゃないかと。
     6月議会において、県との十分な協議が必要との認識を示されておりました。その中で、昨日の答弁において、県に施設を推進し、8月17日に改めて要請しているとのことでしたけれども、それから1か月が過ぎようとしているわけですよね。このことだけを見ると、対応がちょっと後手に回っているんじゃないかなという気持ちを持ってしまいますし、果たして前回以上の想定をもって、それに対応し得る体制が整えられているのかという部分にちょっと不安を覚えてしまうんですけれども、そのあたり、現状を教えていただけたらと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     この簡易宿泊療養施設に関しましては、ご存じのように、県のほうが設置をして、運営まで県のほうが行うというシステムになっておりますが、お隣の徳之島のほうでは、先月、初めて宿泊療養施設が確保されたというふうに聞いております。
     ということで、県のほうとしても、やはりそういう施設を準備しながら、また人的配置の部分も考慮しながら、発生の際に各島々に設置していっているような状況だというふうに認識しておりまして、それに伴いまして、また県のほうも各島々に設置することによって、人的な部分の不足というものが懸念されているのかなというふうに考えておりまして、そこによってまた、自宅待機者に対する健康観察等がおろそかになるんではないかということで、県の鹿児島市の本土のほうにそういった宿泊療養施設を増床して、人的な部分をそこに集約したいのではないかというふうに私は認識しているところでございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     そうですよね。自宅待機者であったり宿泊施設療養者であったりした場合、その経過観察等は保健所が責任を持ってやるということで、以前も答弁いただいておりました。保健所が責任を持ってやるんですけれども、やはりこの初めてのコロナ禍、人類が初めての経験で、しかも鹿児島県内においてこれだけ感染者数が拡大していく中で、やっぱりその人員的なものが懸念されているということは十分理解できるものであります。
     その中で、今ございました、県においても病床、宿泊療養施設、中間療養施設等の整備が進んでいることは、今、お答えいただきましたし、報道でも理解しているんですけれども、この島内で宿泊施設が新たに準備されずにいる状況の中では、そういった県の施設への搬送であるとか受入れであるとか、そんな連携体制はしっかりと確認されておりますでしょうか。もう一度ご確認させてください。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     県との連携ということに関しましては、近くの徳之島保健所長さんと連絡を取り合いながら、知名の両町長とも連絡を取り合いながら情報共有を図っているところでございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     実際、今、県の宿泊療養施設、中間療養施設等、そういったものがどれくらいの利用率があるのかとかによってもやっぱり受入れ状況が変わってくるし、そこの確認をしないといけないと思います。そこの確認をして、これはちょっと逼迫してくるなというものであれば、やはり県のほうにも早急に要請して、宿泊療養施設というものを自前で町で確保していく、そこの要請も強く行っていくべきだと思いますし、今、たまたまこうやって島内で感染拡大が起きていないからいいんですけれども、万が一起きたときのためには、やはりそのあたりの情報収集、連携というものを、今も十分されていると思うんですけれども、より密にしていただいて、その受入れ態勢がこういうふうに整っていますよというものを発信していただけると、町民の皆様、島民の皆様もそれぞれが予防対策を講じながら、それでも過度に不安になることなく生活を送っていくことができるかなと思いますので、そういったことはまた十分に行っていただきますよう要請したいと思います。
     続きまして、ワクチンの集団接種が10月2日で完了する予定だということで、8割ほどということですよね。ワクチンに関しましては、それぞれ体質の問題があったり副反応の懸念があったりして、別に強制したりとかいうわけではないですけれども、ただしかし、接種自体希望している方は、この中でやっぱり漏れている方はいると思うんです。予定している期日に用事が入ってしまって受けられなかったりする方等いると思うんですけれども、あと1か月、もう2週間ほどですから、そういった方々を把握して、希望している方はなるべく早期に受けていただくための取組、アナウンス、そういったものはどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     集団接種に関しましては、10月2日で一応締めくくりということでなっておりますが、やはりこの感染状況を見まして、不安になってやはり打ちたいという方はぽつぽつとお問合せが来ている状況でありますので、そういった方々に関しましては、病院での個別接種のほうへ促すような形を取っております。また、まだ打っておられない方に対しても、また郵送をいたしまして、確認等は行っているところでございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     接種を希望して受けられなかった方々の把握等にもしっかり努められているということで、安心いたしました。希望している方々が早期に接種が受けられるような取組は、また引き続き行っていただきたいなと思います。
     次でございます。
     6月議会でも話させていただきましたけれども、飲食店以外や緊急協力金事業の対象外となった事業者の支援事業を今議会に提案されるということで、迅速な対応に感謝しております。職員の皆様の努力によりまして、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金事業を、認められた人で有効活用されている状況ですけれども、その厳しい財政状況の中から、これまで先延ばしにされてきた修繕や物品の購入等に使用されている状況も見受けられます。
     そういった中で、約2年にわたるコロナ禍での経済状況をいま一度精査し、必要であれば答弁いただいたような観光商品券事業のような、影響の大きな分野を中心に地域経済を回していくような支援を今後も常に模索しながら、必要があれば迅速に支援をいただきたいと思いますけれども、その点について、企画課長にお伺いしたいと思います。
    ○企画課長(林 義仁君)
     ただいま川畑議員から提案がありました件に関しましては、まず、今回のクラスター、5月のクラスターに関連しまして、自主的に休業しました飲食店に対しまして一律20万円、62店舗1,240万円の協力金を支給しております。それに伴いまして、どうしても条件に合わなかった飲食店の2店舗から3店舗に対しましては、先ほど言われました和泊町商業者等事業継続支援金としまして、飲食、建設業、農林水産業以外で前年に比較して5月、6月コロナの影響を受けました事業者に対しまして、収入別に支援金、協力金を支給するという形になっております。
     それと、和泊町内におけるキャッシュレス推進事業としまして、和泊町外の方も、和泊町内に店舗が今176店舗登録されております。その店舗でキャッシュレス決済をしまして購入しましたら、10%の上乗せの付与がつくという形で消費喚起を行うという形で、キャッシュレス決済推進事業も進めてまいりたいと思います。
     それと、先ほど議員おっしゃられました域内観光商品券事業、通称しまたびチケットといいますが、3,000円で9,000円分のチケットを購入し、宿泊、物産店、アクティビティーの支援をしていくという形で500セット用意しております。
     それも、今回の鹿児島県独自の緊急事態宣言、また国からのまん延防止等重点措置におきまして、8月20日から各種事業所さんも出張等も自粛されたり中止になったりしています。そのような事態を踏まえまして、また、いろいろ支援等、要望等があれば、そこら辺も考慮しながら今後も進めていきたいと考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、詳細にお答えいただきました。和泊町、本町におきましては、コロナが最初に発生した当初から、交付金を活用しながら経済を回していくという取組をいち早く進めていただいて、ほかの市町村の模範にもなった部分でもありますし、今でもこうやって飲食店はじめ業界の皆様からも、担当の方が小まめにヒアリングしてくださって親身になって動いてくださるということで、非常に好評を得ております。それが今おっしゃったような取組につながっているんだなと実感しております。
     また、このコロナ禍がいつ終息するか分からない中で、これまでではなかった部分にじわじわと影響が広がっていく可能性もやはり十分に考慮しながら、また今後とも、これまで同様、それ以上に取組を進めていただけたらなとお願いいたします。
     続きまして、ここまで担当課長から対策をお聞きしてまいりましたが、町長にもお尋ねしたいと思います。もし、それ以外に取組等があれば、お聞かせください。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     注意喚起といたしまして、町のホームページやSNSを使いまして、8月11日からは町民の皆様へ、8月20日からは島外からいらっしゃる皆様へ、町の、島の状況とかをお伝えして、注意してくださるようにという注意喚起をいたしております。
     また、先日、徳洲会病院よりご相談がありまして、今後、島外からの入り込み客数に応じて病院の警戒レベルを変えるということで、そのデータを病院に報告させていただいております。これは、今、港と空港でそれぞれ検温しながら実際の人数が分かりますので、それを逐一病院のほうにご報告して、島外からどれぐらいの人が入ったから、病院の警戒レベルをどれぐらいにするということを徳洲会病院のほうで取り組んでくださっております。また、病院においても、コロナの重症患者さんがもし緊急搬送された場合のシミュレーションなどを行って、島内での対応に備えていろいろ準備をしてくださっております。大変ありがたいと思っております。
     そして、今後また、もし感染者が出た場合には、正確な数字をホームページやLINEなどで素早くご報告することで、町民の皆様方の安心につなげたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     積極的な情報発信であったり、あと、面白いなと思ったのは、入り込み客数に合わせて、要はこれ科学的に病院の対策を間接的に支援しているということで、非常にこの島内の体制というものが、今、心強いものだなと思ったところであります。
     また、万が一発生した場合には、正確な数字を発信して、過度な不安にならないようにということの取組だと思うんですけれども、以前もお話しさせていただきました、やっぱり正確な感染者の情報というのは必要なんですけれども、例えばですけれども、この小さな地域において、人名はもちろん駄目なんですけれども、例えば店名などもその後の風評被害等もあって、なかなかそんな公表できないと思うんですよ。
     そういった中で、島外においては、その対策の一環として名簿の記入を実施している飲食店が多いと聞くんです。ちょっと私が把握している中では、あまりそうやって名簿を作成するということがないのかなというふうにちょっと把握しているんですけれども、名簿を作成しておけば、いざ感染が確認された場合でも、濃厚接触者等の確認はスムーズになるわけですから、わざわざどこがクラスターだとかそういったことをみんなで探す必要もないわけで、必要以上に不安になることも防げるのではないかなと思います。
     島内でそういった名簿作成等の取組状況は、どのようになっておりますでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     名簿作成につきましては、飲食店のガイドラインに沿って、商工会や観光協会などにそのようなガイドラインに沿って飲食店営業をするようなお願いはしております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     顔見知りの方が多かったりして、もちろんお店側で記入している場合もあるのかもしれないんですけれども、やっぱり島外から来た方もいらっしゃるし、そういった中で、やっぱりその対策が目に見える形で行われているというのは、一つ安心につながるんじゃないかなと思いますし、また、県内各地で発生しているクラスター等の場合、その店舗名等が公表されている場合もあるんですけれども、公表されていない場合がありますよね。公表されていないときというのは、やっぱりその名簿がちゃんと作成されて、しっかりと後追いができるということで公表されていないわけでもありますから、この部分の徹底というのは、やっぱり感染対策、あとは風評被害を防いだり誹謗中傷等を防いだり、そういった観点でも大きな意味があると思いますので、ぜひ具体的な取組をお願いしたいと思います。
     コロナの質問、最後になりますけれども、県外にいる方なんですけれども、私の身近な方がコロナに感染しまして、重症化して命を落としました。そういう経験から、命を守るということにおいて、やり過ぎはないと。町民の生命と財産を守るのが責務であるということを我々議会も感じながら、そのことに思いを考えながら、今回、この質問をさせていただきました。
     行政、特に担当課の皆様におかれましては、通常業務に加えてコロナ対応に尽力していただきました。そのおかげで、クラスターも含めてこれまで何度か感染者が発生しておりますけれども、最小限のものでとどめることができたものだと考えておりますし、また、集団接種会場などにおいても、両町、そして医療機関など関係機関の皆様が連携してスムーズなワクチン接種が実施されるなど、大変取組に感謝しているところでございます。終息までどれくらいかかるか分かりませんけれども、気を緩めることなく取り組んでいくことを共有して、新型コロナウイルス感染症対策についての質問を終わります。
     続きまして、2点目、財政健全化について。
     将来世代においても町民の福祉向上を達成していくためには、財政の健全化が不可欠であると思いますけれども、どのような取組を講じていくのか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     川畑議員の2点目の質問にお答えします。
     将来世代においても町民の福祉向上を達成していくためには、財政の健全化が不可欠であるとの認識の下、さきの島田議員の質問へ回答した本町における財政状況の認識から問題点を捉え、改善していきたいと考えております。
     具体的には、1点目は、有利な補助事業に惑わされず、本当に町民にとって必要なのか、高い費用対効果を生み出すものなのか、一つ一つの事業を民間のコスト意識で徹底的に精査を行います。
     2点目は、年功序列や終身雇用に甘えることなく、やる気や実力のある職員が評価され、力を発揮できる環境を整え、生産性と町民サービス向上を実現します。
     3点目は、総合交流アリーナ計画については見直しを行い、財政改善を図りつつ、事業計画を精査し、今後、広域での取組など可能性やコスト削減と適正規模について検討をしてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     これまでの議会活動を通しまして、財政状況の厳しさにより多種多様化する住民ニーズに対応することが難しくなっている現状というものを、多々現場で目の当たりにしてまいりました。どんな施策にせよ財源は不可欠であり、それを捻出するためには、行政だけでなく町民を巻き込んだ理解が必要だということで、これまで何度か財政について取り上げて議論してまいりました。あくまでも不安をあおろうとかそういうわけではなくて、私は町民からの要望をたくさん受けている中で、実現したいものがたくさんあると。それの足かせにならなってはいけないと、そういう思いで、どんどんそういった部分を改善していきたいという気持ちは一貫して変わっておりません。
     そういった中で、昨日から一般質問においても各議員から様々な考え方が出てきております。その中で、それに関しては自分はこう思う、反対の考えがあるんだろうなと思うものもあれば、ああなるほどとそういう考え方もあるなと、非常に納得できる部分もあって、やっぱりこういった財政の活発な議論というものが、議会だけでなく町民の皆様の間で図られるということは非常に有効なことだなと、有意義なことだなと感じながら、昨日、今日とこうして考えておりますけれども、それでもいろいろ差し引いても、私の中では財政状況の厳しさ、あとは改善の必要性というものは痛感している状況にあります。
     そういった中において、多くの財政状況が厳しい自治体に比べ、本町の財政の分析、先ほどございました新しい公会計に基づいて行った分析、これはある程度国から決められたものであります。そういったのはなされているんですけれども、やっぱり独自の分析というものが、ほかのそういった市町村に比べて不足しているということは認識しております。
     答弁の中でも、有利な補助事業に惑わされず、本当に町民にとって必要か、高い費用対効果を生み出すものなのか、一つ一つの事業を民間のコスト感覚を持って精査するというものがございました。ちょっと時間の都合上、財政の質問はもう一つだけで終わらせて次にいきたいと思うんですけれども、一つですね、そういった民間のコスト感覚を持って精査するためには、今、いろいろございました、いろんな意見がございましたけれども、やはり正確な財政状況の詳細な分析です、詳細な分析ですよ。それと、行政内はもちろん町民も含めて、その状況を、どういったものであれ、しっかりと共有していく必要があると思う。その取組をぜひ行ってほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。これは町長にお伺いしたいと思います。
    ○町長(前 登志朗君)
     議員のご質問にお答えいたします。
     正確な状況を踏まえてということでございますね。今後は、本当に必要かどうかということをきちんと捉えた上で、いろいろな事業を進めていく必要があると考えておりますし、また、そういうことを具体的に検討するためのフォーマットや、いわゆる評価制度みたいなものも今後つくっていきながら、本当にそれが費用対効果がきちんとしたものであるのか、その辺の検証を行いながら進めていく必要があると考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     前向きな力強い答弁をいただきました。
     財政においては、今議会でもいろんな観点というものが出てきておりますから、それぞれの観点を、この場だけではやっぱり難しいですよ。だから、しっかりとそこを詳細にしていただいて、皆で共有していく。そして、前町長の非常に得意なものは情報発信、そういったものであると町民の皆様も強く理解していると思いますので、町の施策がどうなっているのか、それをどのように進めていくのか。やっぱり多様化するニーズに対応していくためには、町民と共に情報を共有して、それを様々な声を受け入れながら進めていくことが必要不可欠かと思いますので、そういった部分での前町長の今後の手腕に大きな期待を寄せて、次の質問に移らせていただきたいと思います。
     3点目、防災対策について。
     気候変動により多発している集中豪雨への対策はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     3点目の質問にお答えします。
     議員ご指摘のとおり、最近の気候変動により全国各地で毎年度、豪雨災害が発生をしております。本町では、令和2年8月27日の大雨により、町内全域に避難準備・高齢者避難開始を発令、9件の床下浸水が発生しました。
     本町における浸水被害は河川の氾濫などではなく、排水不良による被害が主で、浸水被害発生時には消防団による土のうの設置などを行っております。また、排水用ポンプにおきましても、経済課所有のポンプを利用して、ため池があふれないように事前の排水なども実施いたしております。
     今後は、自助・共助に基づき各字自主防衛組織の充実を図り、事前の浸水対策を講じるなどの助言や、土のう袋の配布などを公助により実施していきたいと考えています。また、浸水被害があった周辺の排水対策についても、関係課と情報共有しながら実施をしているところであります。
     以上、壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     本日5点通告しているうちの残り3点に関しましては、以前もこの場でいろいろ議論させていただきまして、詳細にいろいろ気持ち等は伝えておりますので、細かいところは割愛して、進捗状況の確認や要請等になるのが大半なんですけれども、まず、災害について、昨年8月末の集中豪雨が記憶に新しいです。昨年9月の議会一般質問においても、多くの議員がそのことを取り上げていたのは非常に記憶に新しいと思います。
     それ以降も大きな被害はないものの、やはりこういった集中豪雨的な降雨が多発しておりまして、気候変動の影響を感じさせる昨今であります。激しい雨が長時間続くとき、私も昨年、そして過去に、冠水等の報告を受けて現場に見に行った場所を確認しに行きます。その際には、現場でその家屋や畑に被害のあったことがある方にお会いすることがよくあります。やはり心配で出てきているんですよね。昨年初めて被害が出た場所もあれば、過去複数回にわたって被害に遭われている場所、そういったものもあって、そういった方は大雨が降るたびに気が気でない状況にあるとのことです。
     担当課におかれまして、優先順位を決めて対策を予算化し、進められていることと思いますけれども、不安を抱える方々へ進捗状況の報告を随時行い、計画的に着実な対策を、今後もこれまで以上に続けていきたいなと思いますけれども、これを担当課長に、進捗があれば補足説明、またはこれを進めていく上での意気込み等をお聞かせいただけたらと思います。
    ○総務課長(南 俊美君)
     集中豪雨への対策ということで、災害の原則、防災の原則は、自助・共助・公助でございます。自らできるところは自らやっていただきまして、そこで足りない部分は共助、地域で助け合って、支え合って行っていただく。行政としては最終的に公助ということで、いろんな情報を提供しながら必要な部分の援助、機材等といったそういった部分になるかなと思っております。
     集中豪雨ということで、排水対策とかいろんなため池からの氾濫でありますとか、いろいろあるかと思っておりますけれども、総務課においては、事前の対策ということで浸水対策ということで、土のうを準備して必要に応じて、町長の答弁にもありましたとおり、ポンプを借用して消防団のほうで活用していただいて、排水をするという、そういったような取組をしているところです。
     あと、排水対策、土木課等、耕地課等においてもそれぞれ取り組んでいるものと思っております。具体的には、また担当課長のほうからお願いしたいと思います。
    ○土木課長(和田清良君)
     災害の件で現場へ行って確認されたというようなことでございますけれども、多分、内城半崎線の排水路工事だと思いますけれども、現在、準備が終わりまして、今月中に発注をする予定でございます。
     先ほどから財政健全化ということでもお話もありますけれども、土木課としては年間2億4,000万の起債を抱えております。これはなぜか。社会資本整備交付金事業ということで、借金を抱えないとできない仕事がたくさんあるからです。その辺も考慮して、今、有利な補助事業ということでした場合に、もうその事業しかないですね、今。ですから、健全化を図るために、年間、和泊町は8億の借金をしています。そのうちの見返りが6億あります。ですよね。それを健全化するためにどうするか。6億しか交付金がないんだったら6億借金すればいい話じゃないですか。健全化健全化ということで言われていますけれども、借金があるんだったら借金しなければいいんですよ。私はそう思います。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     ちょっと財政の方向に話がいってしまった部分があるんですけれども、ちょっと補足させてください。起債償還額というのは、もうこれ借りた時点からその積み上げ率が決まってきますよね、ずっと毎年幾ら決まってくる。今がピークあたりだというのは、もうこれ紛れもない話で、ピークあたりだからこそ、地方交付税措置額というものが、今おっしゃいました、多額なんですよ。今、起債がピークだからですよ。多額で、今がそれで、だったらこれで経常収支比率等が、和泊町が今現在すごくゆとりがある運営ができているんだったら、その有利な事業をやってきた結果というものがすごくプラスに出ていると思うんですけれども、今、そうではないですよね。
     やっぱりその多額の交付税措置は、財源の中に、基金等に回せるわけはなく、歳入の中に織り込んでいって、その上でもやっぱり起債償還に充てるための金額を、11億ですか、捻出するために、過去におかれましても当初予算の策定に当たって、総務課から毎年のように、ここ数年1割カットを目標にということで話が出て、それに向かって予算編成しているということは聞いております。
     そういった状況もまた共有しながら、私も、その有利な事業をという部分に反対しているわけじゃないんですよ。有利なものをどんどん活用してほしいと思います。だけど、その現状がちょっと今追いつかない。今ピークだからですよ、起債の償還が。今、起債の償還がピークじゃないときだったら、まだゆとりがあると思うんですよ。でも、今そうだから、この二、三年だけでなく5年、10年で見たときに、今そのやり方を変えなければというか、ちょっとある程度軌道修正しなければ厳しいということでお願いしておりますので、その点は土木課長もご理解いただいていると思いますので、その上で、今、話が横道にそれましたけれども、災害、冠水したような状況、これは家屋だけじゃないですよ。耕地等も含めて、大雨が長時間続いたときには何か所も回っているんです。その中で、今もう具体的に上げられました。そこも大分数年前から被害が出ているところで、今、こうやって進捗がされていることを聞いて、非常に安心したわけであります。
     私が申し上げたいのは、必要なものは必要でやっていかなきゃいけないと。そこに対する予算措置というのは講じないといけないし、それを講じるために、もしそこに無駄なものがあるのであれば削っていこうという話ですから、そこはご理解いただいて、今後、こういった事業を進めていくに当たっては多額の費用を要するものですから、そういった災害の復旧というのは、道路の改良があったりいろいろ多額な費用を要して、また、時間もかかるのは理解しております。だから、それをもう今日、あしたにやれということは申し上げませんけれども、やっぱりこうやって不安な気持ちを抱えている方々には、今こうなんだよこうなんだというのを話していくだけで、やっぱり理解が得られるんじゃないかなと感じておりますので、そのことをまたお願いして、災害の質問、ほかにもちょっと幾つか考えていたんですけれども、またこれは次回に改めてさせていただきたいと思います。耕地課長、いいですか。じゃ、よろしくお願いいたします。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     担当課から詳細にということでありましたので、6月補正でも補正予算させていただきまして、ハザードマップ作成ということで、集落にため池が多くありますので、そのため池が、今どういう状況であるかということで、その辺を踏まえて補正いただきまして、今ハザードマップ作成に取り組んでいるところでございます。
     今、川畑議員からありました床上浸水、床下浸水等ありますので、それについては、ため池については、地域の方々、今、総務から経済課のポンプとかありましたけれども、地域の方々が協力いただきまして、サイホンという形で水を抜いたりとかしておりますので、またその辺についても地域の方々と席を交えながら、対策が取れたらと思っております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     ため池のハザードマップ等も、やっぱりため池があふれて浸水してしまうこともあって、それの対応も進めていくと。あとは、サイホンで水を抜くという作業においても進められているということは承知して、ありがたいことだと思っております。
     その中で、まだやっぱり職員の皆様の力によってされている部分があると思いますけれども、先ほど総務課長もおっしゃいました自助・共助の部分、地域でできることは任せていくという形で、それが持続的な取組につながると思いますので、今後はそういう観点でも進めていただけたらなと思います。
     続きまして、4点目、高齢者福祉について。
     高齢者福祉の観点から、沖永良部バスの利用促進の取組をどのように考えておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     川畑議員の4点目のご質問にお答えいたします。
     第1回定例会でもお答えしておりますが、沖永良部バス企業団では全集落にバス路線を運行しており、これまでも夏休み等長期休暇中の1日乗車券の割引や敬老バス支援事業、障害者バス無料乗車券補助金や乗り継ぎ割引、医療機関や商業施設への乗り入れ、フリー乗降など、町民をはじめ島民が利用しやすい様々な環境づくりに努めているところでございます。
     現在、高齢者のバス利用促進に対しては、満70歳以上の高齢者の方を対象に、1路線最大160円で乗車できる敬老バス支援事業を行っており、申請書を提出していただければ資格証を交付し、利用できる制度となっております。また、昨年10月から今年2月まで実施された貸切りバス周遊体験では、島内の観光旅行として高齢者にとても人気があり、実際に利用された方も、楽しかった、高齢者のニーズに合わせた対応を運転手の方が取ってくださり助かったという声をいただいております。
     島内唯一の公共交通である沖永良部バスは、高齢者をはじめ島民の足として、生活に多大な影響を与えることから、路線を確保、維持することが重要であると考えております。コロナ禍により、大人数で集まることや飲食を共にすることが難しい状況ではありますが、高齢者福祉の観点といたしましても、今後も情勢を鑑み、利用者目線での利便性向上、利用促進に向けて新たな取組を、沖永良部バス企業団と連携して取り組んでまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     いろいろ施策、取り組んでいるんですけれども、2025年問題の対応が急務だと思います。今後、生まれ育った住み慣れた地域、自宅でできるだけ長く健康的に自立した生活を送っていくことが幸せでありまして、その取組がなされているわけですけれども、その観点からも高齢者の生活の足の整備は重要であります。
     そのためには、沖永良部バスの活用が不可欠であり、新たな予算計上を最小限に抑えながら目的を達成していくためには、利用しやすい路線編成が必要であります。そのためには、各字に出向いて詳細なニーズ調査が必要ではないでしょうか。クリアしなければならないことが分かります、法的に。またバスの台数や運転士の過不足がどうなのか、発着拠点が今の現状でいいのか、そういったもの等々含めて路線の改善にはいろいろと必要なことがあるんですけれども、それが分かって初めて予算が幾らかかるかというところも分かってくるわけですよね。
     そのためには、こういったもの数年がかりの取組になると思います。2025年、間近に迫っております。まずはニーズ調査を各字に出向いて、これ時間かかります、1年くらいかかると思いますから、まずは早急に検討していただきたいと思いますけれども、ちょっとすみません、時間がありませんので、簡潔に答弁をお願いしたいと思います。企画課長、お願いいたします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     2025年団塊の世代の高齢者問題につきましては、バス利用促進に向けて取り組んでいきたいと考えております。そのためには、まず、協議会において公共交通に関するアンケートを行いまして、先ほど言われましたように、アンケートを行いまして、交通路線の見直し等、また協議会において議論していって、高齢者が利用しやすい沖永良部バスに協議してまいりたいと考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     それでは5点目です。障害者福祉について。
     障害者雇用促進へ向けた取組はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     5点目の質問にお答えします。
     障害に関係なく、希望や能力に応じて誰もが職業を通じた社会参加できる共生社会の実現は重要であり、障害者の雇用、就労は基本であると考えております。行政の障害者雇用については、現在、常勤職員及び会計年度任用職員合わせて4名が勤務しております。令和3年6月1日現在において、国が定める地方公共団体の障害者の法定雇用率2.6%に対し、本町は2.22%であり、法定雇用率は未達成ですが、採用しなければならない人数4名は達成しております。
     今後も、和泊町障害者活躍推進計画及び定員適正化計画に基づき、常勤職員及び会計年度任用職員の新規募集・採用に当たっては、業務内容や業務量を検討した職の配置や、障害者の働きやすい職場環境づくり、障害特性に応じた雇用管理に取り組み、個々の有する能力が発揮できるよう取り組んでまいります。
     また、在職中に障害者となった職員についても、円滑な職場復帰のために必要な職務選定、職場環境の整備や通院などへの配慮、働き方の検討などを行い、不本意な離職者を極力生じさせないよう努め、法定雇用率の達成や、さらなる障害者雇用を推進してまいります。
     また、民間における障害者雇用促進についても、その適性と能力に応じて働くことができる環境づくりは必要なことから、奄美市にあるあまみ障害者就業・生活支援センターや障害者就労支援施設さねんなど、関係機関と連携を図りながら、地域で就労継続支援ができるよう取組を続けてまいります。今年度においては、あまみ障害者就業・生活支援センターに新規相談者が1名、障害者就労支援施設さねん新規利用者が1名、一般企業就労に1名の方がつながっております。
     今後の取組として、あまみ障害者就業・生活支援センターにおける事業者を対象とした就労説明会等実施を依頼しておりますので、関係機関との連携を強化するとともに、障害者雇用への認識を広める活動を行ってまいります。また、引き続き相談体制の充実に努め、事業者などの理解と協力もいただきながら、障害者の就労機会の促進に努めてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     この障害者福祉の取組については、また今後、担当課ともいろいろお話を伺いながら、また機を改めて議論させていただきたいと思います。
     最後に、1点だけ要請だけさせてください。
     以前、発達支援、発達障害等と不登校というのが、今もう密接なつながりがあるということはお話しさせていただきましたけれども、そういった方々はその施設になるべく早急に行って、適切な時期に早急に適切な対応をしていただくことが、いち早く社会復帰していくことにつながるんですけれども、実際に受けている相談で、窓口に行って申請をしているんですけれども、なかなか受給者証というかその発行が、半年とかあってもなかなか受けられないということで苦慮している保護者の方からの相談を数件受けておりますので、そういった部分に関しましては、原因を早急に追及して、迅速な対応をお願い申し上げ、私の今回の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで川畑宏一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前11時51分

9月15日(一般質問:池田正一議員)

発言者

  • 池田正一

発言内容

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  • 再 開 午後 1時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、池田正一君の一般質問を許します。
    ○5番(池田正一君)
     うがみやぶら、しまのちゅんちゃ、どうくさしおやぼえ、ふぬやはやっぱあちゃあやぶさや、がんしあちぁやぶしが、体調には気をつけて、ちばてぃたぼれよ。
     改めまして、こんにちは。議席5番、池田正一です。
     サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆様、また、傍聴席でご覧になっておられる町民の皆様、今議会から前新町長に対する質問となっております。この議会にも9人の議員が質問を提出いたしております。このように積極的に動く和泊町議会、これからもよろしくお願いいたします。
     令和3年第3回定例会において、一般質問を2点通告いたしております。壇上よりは1点目をさせていただきます。
     鹿児島県新型コロナまん延防止に伴い、我が町でも敬老会そして町民体育大会と、中止もしくは次年度への延期となりました。楽しみにしておられた町民の皆様、たくさんおられると思います。これも、全て町民の皆様の健康と命を守るための苦渋の選択であります。どうかご理解して、また次年度に頑張りましょう。
     このように、町体、敬老会とイベントがなくなるということは、どうしても和泊町のほうにも、経済的にも、商店街等のほうにもどうしてもダメージが少し出ると思います。ここで1つ目の質問をいたしたいと思います。
     1、財政運営について。
     この質問に関しては、昨日から今日の午前中とかけて、たくさんの議員の皆さんがされたことではありますが、私も、あえてもう一度お尋ねいたしたいと思います。財政問題についての方策はどのように考えているか、お尋ねします。
     以上、壇上よりの質問を終わります。
    ○町長(前 登志朗君)
     池田議員の1点目の質問にお答えいたします。
     本町の財政問題については、さきの島田議員の質問へ回答した、本町における財政状況の認識から問題点を捉え改善していきたいと考えています。また、川畑議員の質問にもお答えしましたとおり、財政問題で公約とした3点、各事業の徹底的な精査、生産性と町民サービスの向上、総合交流アリーナ計画の見直し、以上の方策を施し、財政の立て直しの取組を講じてまいります。
     以上、壇上からお答えいたしました。
    ○5番(池田正一君)
     それでは、質問席のほうから再度質問させていただきます。
     まず、財政の悪かった等は数字がそれぞれ計上されていることだと思います。
     総務課長にお尋ねします。今までに、この公債費比率、経常収支比率、将来負担比率、また起債残高等、過去に一番悪かった年月日のほうを教えていただけますでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     3指標のうち、まず、経常収支比率でございますけれども、平成25年、97.0%、あと、同じく実質公債費比率も16.7%ということで、25年度が高い数値となっております。あと将来負担比率につきましては、それ以前の平成20年が148.2%ということで、一番高くなっております。起債残高につきましては、平成25年が112億円をピークとして、今減少してきているというような状況であります。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま総務課長からありました、過去にこれだけ悪い数字であったと。そして、今現在は、当然、財政健全化に向けて取組がなされていると思いますので、改善はされていると思います。
     では、まず、町長にお尋ねいたします。この財政健全化計画、今までは伊地知町長の下でやっておられましたけれども、次、前町長が新町長となってからの計画と、見直し等もあるのか、そして伊地知町政時代の健全化計画と前町長時代の健全化計画の区別化というか、どういったものがあるのか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     最も数値の悪かった平成27年からの5年間が第1次で、今は第2次に入っているところでございます。大体その110億返して60億借りてという形の中で、100を切ったら、またプロジェクトということで回ってまいりまして、今、令和2年で96億、今年もまた同じように返していくとさらに減っていくと思うんですけれども、これを引き継ぎながら、年間5億レベルで下がっていくように計画をしていけばいいというふうに考えております。
    ○5番(池田正一君)
     前町長らしいほうの答弁のやり方と、どういうふうにやっていきますよというのが聞きたかったんですけれども、それはまた後で、町長らしいやり方をお伝えください。
     今現在、このように数値化されております。そして、この監査の意見書の中にも、財政健全化に向けた数値目標を設定するという記載がありました。ということは、今現在、具体的にぼんやりと減らしていく、頑張って減らしていくという答えは聞きました。しかし、この目標数値、そういった数値も、当然、2か月、町長就任して財政のことで言われておりますので、数値化も出てきているのではないかなと思います。この数値化を出すことによって、やはり課長もしくは一般の町民の皆さん、そして我々議会等も、その目標に向かうにはあとどれだけだというふうに頑張ってもいけると思うのですが、その目標数値をお聞かせください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     今、第8次行財政改革大綱の中でもそういったことで数値的な目標を掲げられる項目がないのか、各課からいろいろ意見を出してもらって、見直し作業を行っているところです。その中で、財政の指標についても、今度、11月になりましたら令和4年度の当初予算編成に向けての作業が始まってまいりますので、その前に、大体その目標数値を設定して、それに向けて取り組んでということで作業を進めたいと考えております。
    ○5番(池田正一君)
     11月に目標の数値を出すと。ということは、まだ今現在、目標の数値が出ていないという理解でよろしいですよね。もうはいかいいえで結構です。
    (発言する者あり)
    ○5番(池田正一君)
     では、すみません、一部出ていると言われましたので、そういった数値もあるのでしたら、お尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     今現在、経常収支比率のほうが大分改善されておりまして、これは単年度の財政を見るときに非常に有効な指標なんですけれども、必ず経常的にかかる経費として人件費、公債費それから扶助費ということなんですけれども、公債費が減っていきますと、当然その辺の部分で弾力性のある財政運営ができると思っております。今現在、令和2年度現在で89.8%だということで取り組んでおりますけれども、具体的な数値については、当然、今の段階ではそれ以下ということになるかと思います。
     あと、実質公債費比率等につきましては、今後の総合交流アリーナ計画とか、いろんな計画との兼ね合いがありますので、いろんなパターンを想定していかなければいけないのかなというようなことで考えているところです。
     すみません、最終的には、今、数値化ということで、目標値の設定までは至っていないということで、すみません、ご理解ください。
    ○5番(池田正一君)
     ということは、具体的な数値の設定がまだされていないと。これは11月を目標にしていくと。この監査意見書は、毎年結構こういった数値化を出してくださいという意見が今までついてきたと思いますので、ぜひ今度はちゃんとした数値を出して、この数値の目標に向けてどのように取り組んでいくかというところまでできたらいいなとは思っております。
     目標の数値を出して、その数値に向かっていくためには、いろいろと方策等がこれから当然重要になってくると思います。先ほど町長のほうから、1、2、3点と言われましたけれども、これについてもう一つ、具体的に、こういった有利な起債等をするのを見直してすると、例えばどういったものを見直して、どういったものをやっていこうかとか、もし考えるものがあるのであればお尋ねしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     有利な起債にどうしても甘えてしまうと、過疎債だと7割ぐらい、実際には6割ちょっとですか、返ってくるということで、そちらのほうにばかり目が行ってしまって、ついついいろいろなものを造ってしまうという空気感というか、そういうものを─入ってきてからまだ短いんですけれども、感じてしまうところがあります。
     やはり我々ですと、家計の状況とかそういうものを考えて、もっと確実なところで考えるんですけれども、その辺の民間の空気感といいますか、我々の生活の中での空気感というのも加味しながら、やはり自分のお金として、これからそういうものも、返ってくるから大丈夫なんだよというのではなくて、もう少し慎重にしていく必要があるというふうに考えております。
    ○5番(池田正一君)
     当初から町長はやはり民間感覚民間感覚を結構おっしゃっておられました。でも、町の造る施設は、やはり町民の皆さんへのサービス、福祉サービス、町民の皆様が望むものを造る、町民の皆様の利便がよくなるものを造る、町民の生活しやすい環境につくっていくものが、町等で造る固有のものだと思っております。これは民間では当然造らないだろうというものでも、やはり皆さんが望むのであれば造らざるを得ない、造らないといけない。そうしないことには、もうサービス等も滞ってしまって、皆さんが欲しいのに、これもどこかの土建業屋さん、もしくはどこどこの会社の人に造ってもらいましょうと言われても、それは当然、利益が出るような施設等ではないものですから、造れないと思います。
     そこのところをやはりしっかり皆さんと協議して、必要なものは必要、そして、これは民間の方ではできないとなったら、もう町でするしかないと、そういったものは多々出てくるものだと思います。そういったものに関してはどのように感じておられますか。そういったものをやっていくべきだと思っておられますか、それとも、やはり民間感覚で、これはできないなと、それも排除していこうと思っておられますか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     もちろん、やる必要があると思っております。本当に少し驚いたのは、民間と公では感覚が随分違うんですけれども、それはやはり公のそういうシステムなのだなということはもちろん理解をしております。
     ただ、その中で、もちろん必要なものは造っていく。ただ、それを造るまでの過程においていろいろ精査できないだろうか。例えば前の内城の団地のように、あれがもし民間だったら、そこまでかかるんだったらちょっと場所をほかに変えようかとか、そういう発想が出てくるんですけれども。
     ですから、公共工事は公共工事でしっかりと事業者さんのためにも決まった価格があるわけなんですけれども、その前の段階ですとか、そういうところで様々なロスが出ないように、きちっと調べて、それをみんなできちんと話し合って、そういうところの検証というのは必要であると思っております。もちろん、必要なものは造っていく。今、ここにも造っておりますし、今後、また保育園なども積極的に考えていこうと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     そうです、いつまでも造る感覚、常に民間民間と言われたら、もう町のすることが全てなくなってしまいますので、町民のニーズ、町民の皆さんがこれは必要だろうと思う施策、政策等はぜひ積極的に皆さんで話し合って、民間のニーズも入れながらでも結構ですけれども、自治体でしかできないものですから、よろしくお願いしたいと思います。
     それと、その方策の中の2つ目、言われましたよね、それ、もう一回お尋ねします。2つ目は何でしたっけ。一発目が有利な補助の事業等も考えると言われました、午前中の川畑議員への答弁が。そして3つ目がアリーナの見直し、その2つ目は、もう一回はっきりと、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     生産性と町民サービスの向上でございます。
    ○5番(池田正一君)
     その中でしたでしょうか、役場職員の年功序列とかそういうのではなくて、やる気、職員等を重用していくというような意見が出たのは、これでしたでしょうか、それをもう一遍、どういった内容なのか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     職員のことも、そこの中にもちろん入っております。私も、まだ、この役場に入ってきて日が浅いわけですけれども、これから皆さんと一緒に仕事をさせていただく中で、やはり適材適所、また優秀な人がたくさんいますので、その辺をよく見させていただきながら人員配置というものを考えていって、どんどん時代に合ったものにしていきたいというふうに考えております。
    ○5番(池田正一君)
     やはりこれからの町の財政を運営していくに当たっては、当然、執行部の皆さん、課長職もしくはそれを支えてくれている役場職員の協力は不可欠であります。ですので、皆さんに沿ったというか、意見も聞いて、そういった適材適所というか、人材の配分のほうはしっかりと皆さんの話を聞いてできたらいいなと、希望はいたしております。
     では、町長、平成25年に起債残高が、一般の会計であります、112億円ありました。そして現在が、令和2年度で95億円となっております。前町長がこの4年間、これから町のリーダーシップを取って運営されていくわけではありますが、いかがでしょう、この起債残高等の目標数値、今、この2か月過ぎですか、この町で町長としてリーダを取っておられる感じであって、どれぐらいの数値を目標に、それを何年間ぐらいの期限でこれだけにしたいなとかいう目標値はおぼろげにも見えてきているのかなと思いますけれども、そういうものがあったら、お聞かせください。
    ○町長(前 登志朗君)
     積極的にその数値を今出すべく、皆さんといろいろお話をしているところなのでございますけれども、先ほども申し上げました、11億円返して6億円借りるという、この流れがうまくいけば、それなりの数値が出せると思います。ですから、そこをもちろん目標にしていくわけなんですけれども、あと、いろいろその時々に様々なこともございますでしょうし、そこをまた加味しながら数値を出していきたいと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     ぜひ目標の数値を出して、それに向けていけるようにしてくださったほうが、皆さんもとても分かりやすいことだと思います。
     それと、さっきもお聞きしたんですけれども、前伊地知町政の中での財政健全化計画というのがあります。そして、前町長も当然、財政健全がやはり最大の課題だとおっしゃっておられましたから、その違いはないのでしょうか、そのまま継続なのでしょうか。町長は町長らしさを出すために健全化計画ができているんだろうとは思いますけれども、何か区別化等、こういったところでさらに伸ばしていきたいなというのがあるのでしょうか、お尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えする前に、まず、伊地知町政で取り組んできた財政健全化の対策というのをご説明させていただければと思いますけれども、平成25年度の起債の償還金、起債高の112億を受けまして、26年度からの5年間を第1期財政健全化対策集中期間ということで取り組んできまして、新規起債もそれ以降、10億以下の金額、細かく言いますと、26年が9億、27年が7億、平成28年が5億というようなことで、年次的にそういうことで取り組んできております。
     令和2年度からも、令和6年度までにかけて、同じように、先ほど町長がお答えしたとおりなんですけれども、新規起債を6億から7億にして、今、令和元年から3年、令和元年から今年度までにかけてが一番、現時点での起債の償還高のピークを迎える頃で約11億円ということで、それ以降はまた10億以下になる今の予定でありますので、そういうことで、伊地知町政時代にはそういうことで取り組んできたということであります。
     そのほか、当然、経常経費の削減とか、そういうことで取り組んできたということで、引き続き前町政もそういうことで取り組みながら進めていけば、当然起債の償還が早く済むということで、年間四、五億、起債が減っていくということであれば、5年間でさらに20億円程度は起債も減らせるものだと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま総務課長から、伊地知町政時代の返還の方法と金額と目標数値等が述べられました。順調よくこのようにいっていたら減っていくぞと。前町長は、やはり伊地知町長から代わって、財政をさらによくするという意気込みもありで来られたわけですから、当然それをそのまま継承という形ではなく、さらに前町長らしさ、さらに加速させていくというものが見えてくるのかなと思っていましたが、今現在はまだされていないと。
     では、それに関して、今現在の前町長としては、伊地知町長が敷いたレールの上をそのままやっていくのか、それともさらに加速化させようという意気込みがあるのか、どのように考えているか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     可能な限り加速させたいと考えております。先ほど様々な数値が出ましたけれども、やはりまだあまりいい数字ではないわけで、ですから、これをやはりある程度挽回したところで、また次の大型プロジェクトも早くするべきだと思っておりますし、ですから、この状況を早く脱却したいというふうに思っております。
     もちろん、先ほどの島田議員のときもそうですけれども、我慢しなさいとか、もうちょっと待ってねとかいうことばかり言っていると、本当に町長としての評価は全然ないわけですし、町民に対しても嫌なやつだと思われるわけですし、しかし、今それをすることによって、確実に次の……、私は今期必ずそこで立て直したいと思っております。ですから、そういう評価がもらえなくてもですね。
     もちろん、でも、することがたくさんありますし、例えば幼保連携のところもきちんとつくらなくてはいけませんし、様々な学校とか、そういう補修もありますし、使うところがたくさんあるので、ですから、そういうやるべきところはきちんとしていきながら、締めるところは締めるというふうにさせていただきたいと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     そうですね、午前中の質問で、島田浩樹議員の質問等にも答えておられました。そうです。
     でも、町民が求めるのであれば、やはりサービス、そういったものもしないといけません。まさに今ある予算を今年度一切使わずに、何もせずに来年度に回して、起債に全て回すと。そしたら、確かに一気に下りますよ。もう借金のほうもほとんど消えるというふうに思っております。さすがにそういったことはできないですよね。当然、町民の皆さんのニーズに対応して、こういったものを造らないといけない、そしてまた役場職員の皆さんに当然給料も払わないといけない、役場職員の皆さんにも給料なしで1年間頑張ってくれと、さすがにこれは言えません。それぞれの生活もあります。ですから、事業はやっていかないといけません。
     でも、あまりにも和泊町の状況が、そういった福祉関係が悪くなってきたら、町民の皆様も、この和泊町には住みたくないなと、もしくはここで生活された方々も、島には帰ってきたくないなと、そういう感覚等も覚える方もおられることでしょう。現に、他の地方自治体で破綻と言われる、こういった地方自治体が破綻というのはないんですけれども、そういった全ての公共事業等ができなくなりの、住民税が物すごく高くなってきたら、皆さん出ていくじゃないですか。出ていったらさらに悪くなると、悪循環が繰り返されます。
     そういったものを避けるためにも、町民ニーズもしっかりと、町長が言われるように、町長室のほうに来てご飯を食べながら語り合いましょう。それも結構ですけれども、どんどん町民の方と会って、ニーズ、そしてこんなんがあったほうがいいじゃないかなとか、ぜひ聞いてみてください。そして、この和泊町をよくしていくためにはどうしたらいいのか、いつまでもお金を使わないで使わないで、せっせせっせとそういったものでしてやったら、どうしてもどこかで爆発等が起こってしまいます。だから、そういったものを起こさないように福祉サービスも充実させの、必要なものは造っていってと、そして財政をきっちりしていくと。
     現に今、前伊地知町政からの財政健全化計画の中でも、数値もどんどん出ていますし、グラフにも表れています。このようにしてどんどん減っていくと、現にこのようなシミュレーションもできております。ですから、本来ならこのままでも、前町長もそのまま乗っかってもいいんじゃないのかとは思うんですよ。そしたら、確実に減っていきます。
     でも、さらに前町長は前町長らしさを出すためには、さらに加速をさせると、今おっしゃいました。僕もそういうふうに言うてくれるのかなと思って聞いたんではありますけれども、おっしゃいました。でも、その加速度をあまり急激にしないで、ほかのサービス等もきっちりしてくれて、だから加速した結果、何か支障を来すということだけはやめていただきたいと思います。
     それでは、この財政問題にも絡むので、2点目をここで質問いたしたいと思います。
     2、総合交流アリーナ建設について。
     災害時等の防災拠点施設として早期建設が望まれるが、どのように考えているか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     池田議員の2点目のご質問にお答えいたします。
     まず初めに、総合交流アリーナ建設につきましては、令和元年度に策定いたしました第6次和泊町総合振興計画の7つのプロジェクトの一つであるようてぃあしばープロジェクトとして掲げております。設備の整った避難所としての機能を持たせると記載してあります。そのため、総合交流アリーナは避難所の機能を併せ持つ防災施設の一つとして考えております。
     次に、総合交流アリーナ建設をどのように考えているかについては、先ほど島田議員の答弁でもお答えしたとおり、財政状況の改善が見込まれる時期が来たときに建設へ向けて取り組んでまいります。
     以上、壇上よりの答弁を終わります。
    ○5番(池田正一君)
     午前中も島田議員等の質問等にあり、同じ答えが出てくるだろうということは考えておりました。しかし、私たち総務文教委員といたしましても、この総合交流アリーナ早期建設をめぐってあらゆるところの視察等を数年にわたり、私の前の代の議員の皆さんの時代からずっと計画して視察等も重ねてきて、さあいよいよというふうに思っておられた時期でもあります。
     午前中に島田議員も言われました地方自治法の中でも、レクリエーション・スポーツ施設、この体育館等の建設も上位のほうに掲げられております。そして、これは昨日ですかね、今日ですかね、町長が言われました、これについてお尋ねしたいと思います。
     アリーナ等、こういった構想を民間の力を借りて造ってもらい、管理のほう等も民間にしてもらい、それに地方自治体のほうが協力すると、そういった形の方法もあると、昨日ですか、今日ですか、言われました。そこで、そういった使用、民間がして、町村議会等で利用している、そういった施設等もあるのでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     今、あちこちでそういう公民連携ということがされておりますけれども、ちょっと今、名前を忘れてしまいましたけれども、岩手県の紫波町というところに、そこはたしか木造の体育館でしたか、プロのバレーのチームなんかを呼んだりしてやっているんですけれども、そこも、完全に民間の会社がそれを造って、民間のそれ用の会社をつくって、そこに町がその建物に対して投資して造ったことによって、その民間の会社がそれを運営するので、それこそそこを動かさないと自分たちも生活がありますから、プロのバレーチームを連れてきて合宿をしたりとか、そういういろいろそれが動くように、回転するように努力するわけです。
     やはり全て公で造りますと、建物というのは、本当にその建築費というは氷山の一角で、その後、その何倍ものお金がかかってしまうわけなんですけれども、そうすると、そこはスタッフもその運営会社が育てて、後々メンテナンスとかそういうところで協議しながらやっていくということで、その自治体の出しが、その最初に造るときの幾らか分という形になるわけで、ですから、そういうのを取り入れることによって非常に有利に動くといいますか、その施設が活用されるということで、今、いろいろなところで公民連携という形がされているんですけれども、果たしてそれが本町でもできるのかというところを、今後、いろいろ検討していきたい。
     そうすることによって、例えば民間のスポーツクラブですとかそういうところの人たちが、やる気を持ってそういう組織をつくって一緒にするならば、その人たちに運営まで任せることによって、例えば役場職員の派遣だとか、後々のメンテナンスとか、そういうところでもかなり有利に動くのではないか。ですから、今、全国あちこちでされ始めているその公民連携ということも視野に入れて考えれば、後々様々な負担が減るのではないかというふうに考えているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま岩手県の紫波町の、僕はまさか本当にあるとは思いませんでした。こういった民間の方がして、町のほうでするような体育館があるとは思ってはいませんでしたけれども、あるということをお聞きいたしました。しかし、これはあくまでも陸続きの土地であって、こういった離島等にそういった体育館を民間のところが造るのか、また、それを経営して成り立っていくのかというのは、まずは疑問であります。
     私の考えでありますけれども、それに手を挙げてくれるところはまずないだろうと、私の考えですよ、と思っておりますけれども、そういったものができて、そこで運営していくことができるかどうか、事務局長、どう思いますか、お尋ねします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     町長がおっしゃられております官民連携事業、民間のほうで建設をして維持管理していく、これが離島においては、そういったなり得る事業者というのが島内にはいない状況だと思っております。今後、公設民営というか、町が造りまして、それを指定管理するというのが通常の体育館関係の維持管理と、今現状なってきております。
     全国的に見てみますと、そのような形で指定管理、例えばスポーツ団体とか、そういう団体が管理しているところが多くなってきております。そのような指定管理制度を導入した維持管理は実施できていくのかなと考えているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     僕は本来、防災のほうからこれを聞いていこうと思いました。午前中に、島田議員がスポーツ等では聞いていきました。それで、ちょっと足りない分を僕が聞かせてもらっております。本来、僕はこれは防災拠点施設の観点から、このアリーナが必要か必要じゃないかをお尋ねいたしたいと思います。
     災害時、我が和泊町、それぞれ公民館、学校等があります。しかし、資料を頂きましたけれども、全て、やはり足りない状態であります。そういったとき、こういった大きい体育館施設等があったら、さらに皆さんの避難等にも有利に安心して行けるのではないのかなと思います、あくまで災害時の防災の拠点としてですよ。それについてどう思いますか、もう一度お尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     避難所機能を持たせるというようなことだと思うんですけれども、当然そういった大型施設ということで体育館ができれば、活用できて、環境面それから安全面、非常に有効でありますので、早期にできましたら活用していきたいと思っております。
     現状は、公民館21か所、それから小・中学校で6か所、あと研修センター、場合によっては役場も避難所ということで活用できると思いますので、現状はそういうことで対応して、総合交流アリーナ建設時には当然避難所としても有効活用していきたいと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     やはり町は町民の命、そういったものを最優先に考えないといけません。そのために必要か必要じゃないかというのは、もうおのずと分かってくるとは思います。
     ここに資料のほうがありまして、和泊小学校区、人口が約3,700人ぐらいおられるんですかね、そして収容人数、全ての和泊小学校区の公民館と中学校、小学校とを合わせて、普通の収容人数で1,956人、ぎゅうぎゅう詰めにして最大にしても3,265人と、少々足りない状態です。
     国頭小学校区に至っては1,201人おられますけれども、普通に収容できるのが304人と、最大にしても509人と、圧倒的に足りません。
     それで、続きまして、大城小校区866人おられます。大城小校区は収容人数970人と、普通に全ての人数がもしかしたら収容できるのかなと。内城小区635人、そして普通に554人、最大で959人と、このように、大城校区、内城校区では各公民館と小学校と城中の中学校とを利用したら、全ての町民の皆さんが避難できるようにはなっておりますけれども、これがさらに、今現在、感染症でコロナ等が出ております。
     これが終息するとしても、これからも感染症がなくなるとは絶対これ言い切れません。また、新たな感染症等も出てくるだろうとも言われております。そして、このコロナもいつまでも続くかもしれません。まさにアフターコロナという言葉があるぐらいです。その折には、もうこれもパーセンテージで、和泊小学校区においても35%の方しか収容できない。国小に至っても16%、大城小学校区でも74%、内城小学校区ですと57%です。これはどうしても安全に距離を取って収容というか、逃げていただいて、そこで安全に過ごしてもらうために、こういった数字となっております。
     これから絶対いろんな災害等が起こり得るであろうと。そら起こらないことがベストです。起こらないにこしたことはありません。感染症も出ないことが一番です。そしたら、これまでどおりの生活等もできます。しかし、南海トラフ地震におきましても、いつ起こるか、近年に起こるだろうとも言われております。そして近年は、このすぐ近くで台風等が出ます。さらに大型化もしていきます。マリアナ島の付近の海溝でできた台風は必ず大型化するとも言われております。そういった状況も見て、見てですよ、この施設があったら、少しでも、もしかしたらですよ、災害時に助かる人が増えるかもしれない、こんなことがあってはなりませんけれども。そういったことも、最悪の事態も考えて町のほうではやっていかないといけないと思います。
     今、私はちょっと大げさにいろいろと物事を言うたのかもしれませんが、そういった最悪の想定も考えてのこのアリーナ建設について、どういうふうに言われるのか、お尋ねいたしたいと思います。答えられる方、結構ですので、よろしくお願いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     池田議員のお話、よく分かります。ですから、造る必要はありますし、造ることによって町民福祉に寄与するということ、十分理解いたしております。ですから、ずっと同じことになるんですけれども、その優先順位ということで、今、様々なところがあって、町民の福祉に資するために様々やることがいろいろあって、そんな中で、もちろん体育館も必要な施設の一つですけれども、そこを、少し順番を下げさせていただきたいということでございます。
     もちろん町民福祉のために尽くすわけですから、必要なことは絶対にやらないといけない。みんながこの町を嫌いになったら困るわけですから、この町のことを大好きになってもらえるような施策をたくさんしていく中で、今、体育館が6つある中で、もう少しだけ待っていただけないだろうかということでございます。
    ○5番(池田正一君)
     これは、これからも多分おいおい議論にもなると思いますし、僕たちはどうしても早急にしてもらいたいと常に言うと、町長に対してもおっしゃると思います。
     それで、やはり体育館等、お金がかかりますよね、造りますよね。そして、そういったアリーナを造ります、そしたら、島外等からも大会等がある場合は来られます。そしたら、そういった方々が来ることによって、我が沖永良部島にもさらにお金が落ちると。そういった方が、人が来るということは、やはり経済のほうにもお金が回って、よくなるんではないのかなと。これは、町民の方と話したときに、そうだろう、だから悪い悪いではなくて、造ったら、人も来るし、お金も落ちるし、経済にもよくなるんじゃないのかという話をされた方がおられました。そのときに目からうろこ、ああ、そうか、そういう考えもあるんだなと。
     僕たちは出ていってお金を使うことはあっても、なかなか来てのお金を使ってもらうという感覚がなかったもので、それはもう観光協会長をしておられた町長で、よく分かると思います。そういった点もあるんです。だから、早く造って、早めに起債の償還を始めたほうがいいのではないかなと、これもまた思うわけなんです。今、私、これ、町民の方の言われたことで納得したんですけれども、そういった意見もあるんですけれども、同じ意見が出るのかどうかも分かりませんが、どうでしょう、こういった意見もあります。それについてどう思いますか、町長。
    ○町長(前 登志朗君)
     池田議員のおっしゃるとおりでございます。その辺は、どちらかというと専門の分野なんですけれども、ですから、その辺を、先ほども言いましたように、例えば公民連携でして、そういう運営するところがあると、ほかのところでもそうなんですけれども、例えば造る段階で、どのぐらいの規模で造ったらどれぐらい運転ができて、経営が成り立つ、そして、そうしながら、造ると同時にあちこちに営業に回って、いろんなところに、キャンプに来てください、大会に来てくださいということをまずして、それがきちんと動くような営業活動をしてから造ったりするわけです。
     例えば、与論にすごいサッカー場があって、芝生の非常にお金をかけた施設があって、あそこは聞くと、ほとんど動いていなくて、維持費にすごくお金がかかって、結局、今ちょっとお荷物みたいになってしまっているという話も聞いたことがあるんですけれども、ですから、どんなに立派なものを造っても、またそれを維持するのにお金がかかりますし、それをきちんと運営できるところまで準備してからしないと、宝の持ち腐れになってしまいます。
     ですから、もちろん島にいいものを造って、それがきちんと回転する、そういうところまでするには、例えば役場の職員がそれを管理するのであれば、なかなかそういうところまで手が回らないので、先ほど、うちの局長のほうは指定管理と言いましたけれども、いろんな方法があると思いますが、そういうところもきちんと考えながら、それがきちんと経営できるようなものであればいいなと思っております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     いいものを造っても利用頻度がなかったりしたらと、ただいま与論町のほうでサッカーのグラウンドですね、あれ、人工芝のことだったと思います。なかなかそういったサッカー等でやるんならば、経営のほうもきついのかなとは思います。体育館でありましたら、普通に皆さん使いますし、いつでも利用できる、親子でも利用できる、そういった体育館というか、アリーナを造るのが理想的でもありますし、町民の皆さんもそういったものを期待しております。
     多額のお金をかけて造るということは、それは当然皆さんがこれから精査して、当初の予算どおりの金額でできるということはありません。もっと当然落として、落として落として、どれぐらいの規模でするかを考えて、そういったものを考えてやっていくべきであって、さらに先延ばし先延ばし、3年後からもう一回考えてやろうではなくて、そういった規模の縮小かな、コストが、お金がかからないような規模で造るということを皆さんで考えていただいたほうがいいのではないかなと。
     町民の中には、やはり結構年配の方々には、もう要らないよと言う方もおられます。でも、お子さんとかを持っている人たちは熱く言ってきます、ぜひ欲しい、ぜひ造ってくれと。あったほうが、誰々が、うちの子が、孫が向こうから来るのにも使えると、そういった大会等もできると。ここではできないから島外のどこどこに行かないといけないとか、そういった意見も多々聞かせていただきました。賛成する方、反対する方もおられますけれども、僕の周りでは、やはり子供を持った親が多いせいか、賛成意見のほうが圧倒的に多いです。
     そういったことからも、さらに先延ばししてするよりも、どれだけの金額でできるよと、そして起債もどれを使うよ、もしかしたら奄振に計上してできるぐらいの予算まででも落として考えてできるかもしれません。そして過疎債、辺地債等を使ってやっていくのか、そういったものを検討するのであって、さらに延ばしていきますよでは、せっかくここまで皆さんも考えてきて、恐らく執行部の中では、結構、やっぱりやりたいな、造りたいなと思っている方がおられると思います。
     そして、どうしても今、白紙ではないですか、白紙をおっしゃっていましたけれども、それは、また先に延ばしていこうと考えておられる町長とは、ちょっと温度差等も感じる部分もあるのかなとは思っております。ですから、町長も、これは完全に先に延ばしてするではなく、さらにちゃんと精査して考えて、造っていき、そして償還を早めにもう返していくと、そういったもののシミュレーションも出て、このように、当然町長ももらっておられると思います、あると思います。この中で、この時期から、令和5年度から償還等々が始まったりしたら、どれだけの規模で、10年後には、今あるのよりもはるか半額近い借金、58億ぐらいまで落ちていくよというシミュレーション等もできております。
     ですから、先延ばしありきではなく、さらにもう一回考えて、昨日、今日とかけて、これは何遍も言われていますけれども、確かに財政が一番大事です。自治体においての破綻ということはないですから、財政を加味しながら、見ながら、これも造っていけると、そして町民の皆さんにも喜んでもらえる施設ができると。そういった部分も考えてもらいたいんですけれども、だから、今の町長の答弁では、どうしても先に延ばして、そこからまた考えますよではなくて、今現在、もう一回、執行部の皆さんで考えてやってみるというのはいかがでしょうか、お尋ねします。
    ○町長(前 登志朗君)
     池田議員の熱い思いをお聞かせいただきました。
     前にも言ったと思うんですけれども、令和6年供用の予定だったのが、先に延びますけれども、当然この第6次の総合振興計画の中で完成させたいという思いはお伝えしてございます。そして、もちろん、これからいろいろ議論していく中で、皆さんとお話ししていく中で、どの時点で造れるのかというのは、やはりどんどん頑張って、いろんな数値がよくなって、将来に皆さんに負担がかからないよというときには、もう造れると思っておりますし、今、教育委員会のほうでもいろいろ予算を考えてくださっていたみたいですけれども、でも、実際にはなくて、次回のR6からの奄振のほうには確実に乗せていただいて、そこではもう計画を乗せる予定をしておりますので、ですから、そこでは、もし奄振に予算が取れたら、それにほかの起債をして造ることもできますでしょうし、すごい先に延ばすというわけじゃなくて、第6次の中で必ずそれは完成させようと思っております。
     例えば、そのシミュレーションの中でも、今、和泊幼稚園と保育園が非常に老朽化してきて、子供たちが危険な状態になっている、これを早く造らないといけない。高齢者の方たちのための包括支援センターも、もう今工事が始まっておりますけれども、そういう町民の生活に直接関わったところの待ったなしのものがありまして、だから、そういうところはもう積極的に進めていかないといけない中で、その体育館というのが、造らないのではなくて、ちょっと待ってもらわないと、一遍に全部すると一気にまた数値が悪くなりますし、町民サービスに無理が出るのではないかなという懸念があってでございますけれども、もちろん前向きに、早くできるようにいろんなところを模索していきたいというふうに考えております。
    ○5番(池田正一君)
     アリーナ建設、これはもう絶対必要なことだと、当然町長も認識しておられると、今の答弁も聞いて思いました。規模等をしっかり考えて、こども園や幼稚園の施設、そしてどぅくさ館の施設等、当然必要なものです。それもしながら、そして、そういったものも入ってのシミュレーション等を皆さんは当然考えることができるはずです。そういったものもしながら、あ、それでもできるんだなというめどが立ったら、もう前倒し前倒しでいいんだと思います、先にね。
     それでシミュレーションをしてみて、これだけの財政で、ここまでの起債等が増えるわけではなく、ここは償還したら近い将来ここまでになるなというシミュレーション等も当然考えていけるものだと思います。ですから、これは先に先に延ばさずに、先ほども町長の言いたいことも分かりはいたします、アリーナ建設を一遍はちょっと白紙にしますというのも言われましたけれども、今聞いた話では、やはりしないといけないという意見をいただきましたので、ぜひそれはしていただきたいと、私たちもそう思って常に行動もしていきました。教育委員会のほうとしても、やはり造りたいだろうとも思っておられますし、町民が全てやっぱり欲しいと、全てではありませんけれども、欲しい施設だと思っているはずです、私の周りにはそういった意見のほうが多いですから、これは実現していただきたいと思います。
     そのためには、まずはシミュレーション、当然、山口議員が言われたように、幼保のための施設、これも大事です。これも造っていきます。何もかも造る造るとなるんですけれども、それでも、ちゃんとしたシミュレーションさえ、どういった感じで起債等の返済をしていくか、それができれば、できないことはないと思うんです。民間を探るもよしですが、民間にしてもらうというのはやはりきついかなと、私自身も思っております。
     ですから、これから、多分これは常に議会等があった場合はお尋ねする場合があると思います、今現在どういう考えなのかとか、これからも何遍何遍も聞かせてもらいますし、もしかしたら個人的に聞きにいくこともあるかもしれません。ぜひ前向きに和泊町のために、財政の健全化と、そしてアリーナ建設のほうを進めていただくよう切に要望して終わりたいと思います。
     これをもちまして私の一般質問を終わりたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     これで池田正一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午後 2時00分

9月15日(一般質問:喜井和夫議員)

発言者

  • 喜井和夫

発言内容

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  • 再 開 午後 2時15分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、喜井和夫君の一般質問を許します。
    ○6番(喜井和夫君)
     町民の皆さん、こんにちは。
     自席番号6番、喜井和夫でございます。
     前町長、今度の選挙で町長に就任し、おめでとうございます。
     この令和3年第3回定例会において、1点質問を通告してあります。壇上より質問します。
     施政方針について。
     財政再建を訴えて町長になったが、どのように財政を再建していくのかお伺いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     喜井議員の質問にお答えいたします。
     財政再建についての方策については、さきの川畑議員、池田議員の質問にもお答えしたことを念頭に置き、財政再建を目指していきたいと考えています。
     歳入面では、適正な使用料、利用料の見直しや債権管理の徹底を行うとともに、滞納者への徴収体制を強化し収納率の向上を図るとともに、ふるさと納税をはじめとする自主財源の確保に努めてまいります。
     歳出面では、効率的でスマートな行財政運営を行いつつ、これから始まる令和4年度当初予算編成においては、職員全体で財政状況についてさらに認識を深めながら、一つ一つの事業を民間のコスト意識で徹底的に精査し、歳出の抑制に努めてまいります。
     さらには、財政指標の改善に向け、具体的な数値目標を設定し、早期に達成できるように努めてまいりたいと考えております。
     以上、壇上からの答弁を終わり、後は自席から、また担当課長のほうからもお答えさせていただきます。
    ○6番(喜井和夫君)
     財政問題について質問する前に、昨年度定例会において、子牛競り中のライブ中継ができないかという質問をしましたが、この9月よりライブ発信がされたと生産者の皆さんから喜びの声を聞くことができました。本当に経済課長、ありがとうございました。
     そこで、市場のほうにWi-Fiの設置ができないかということで、JAさんと、またご検討いただければうれしいと思いますが、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     喜井議員から今ありましたように、9月3日、4日の沖永良部市場競り市において、今、業者さんに試験的に設置をしていただいて、おおむねスムーズに運営できたというふうに聞いております。正式には11月の沖永良部競りから見られるということであります。
     また、Wi-Fi設置等については、今、喜井議員から質問等ありましたんで、これも、またJAあまみ沖永良部畜産課と、あるいは両町の和牛振興会の皆さんと協議をしながら、前向きに検討させてください。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     経済課長、ぜひ検討のほうよろしくお願いいたします。
     それでは、質問させていただきます。
     今回の9名の皆さんの一般質問がありましたけれども、6名の方が財政のことということで、ダブる点があるかも分かりませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。
     町長は、これまで30年余りの間、町民のために、食を通して笑顔と元気を注いできたと思います。今、町政に携わることになりましたが、町の進化、発展は、経験者、認識者の協力なしではできないと私は思うが、町長はどのようにお考えされていますか。お伺いします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     そのとおりだと思っております。私は長年、ご存じのように、料理を作ってきておりまして、民間人を長くしておりました。この行政のお仕事は役場に来てから、役場職員の皆さんとのお付き合いもこの2か月でございます。もちろん、外から来るから見えるところもたくさんございますし、ただ、本当に専門的な分野がたくさんあるところでございますので、役場の皆さんと一緒にこれから頑張っていきたいというふうに考えております。
    ○6番(喜井和夫君)
     町長、ぜひ職員と、職員の輪となって、中心となって、町政を進めていただければよろしいかと思っております。
     そこで、町長は、民間時代の経験を生かし、どのようなまちづくりをしていきたいと考えておりますか。お尋ねいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     役場に来て、やはり私も様々な戸惑いがあるわけですけれども、いろいろな感覚が違うところがありますので、その辺、もちろん両方のいいところをきちんとこれから見させていただきながら、民間の感覚というのも、もしかしたら有効に働くところもあると思いますので、その辺もぜひ加味させていただきながら、皆さんと一緒によりよい和泊町を築き上げていきたいと考えております。
    ○6番(喜井和夫君)
     これは分かっていることであろうけれども、町長、現在の財政状況はどういう状態か、どう思いますか。お聞きします。
    ○町長(前 登志朗君)
     数値的にはまだまだやはり悪いんですけれども、もちろん全庁挙げて職員の皆さんが一生懸命頑張ってくださっていますので、これからいい方向に持っていこうと考えております。ただ、やはり実際にまだ厳しい状況にはあるので、ですから、そこのところはやはり共通認識として、今、厳しいですよという思いはみんなで持たないといけないと思っております。
     やはり、役場の中でも、まだ、でも大丈夫だという意見を持たれる方もたくさんいらっしゃるんですけれども、やはりそういう思いが、これだけ大きな組織ですので、大型タンカーみたいなもんですので、簡単にかじは取れません。ですから、そのまま突っ込んでいってしまっても困るので、少しずつかじを切りながら、本当にそこのところを注意深く意識して、でも、確実によくなると思っておりますし、私は任期中、もちろんいい町をつくっていきながら、でも多少叱られても、そこのところをきちんと見張るのが仕事だというふうに思っております。もちろん、皆さんに迷惑かけるようなことのないように、かじ取りをしていきたいと思っております。
    ○6番(喜井和夫君)
     ぜひそのようにして、また、削るところはちゃんと削減してほしいなと思っております。
     まず、町長が財政を再建するのを訴えているのなら、まず、私は我が身を切るのが当たり前じゃないかなと思っております。まず自分の給料を削減し、それをすることによって、町民も、そして議員の皆様も、厳しい中、町長自らしているということを、まず町民に見せることが大事だと思っております。そうすることによって、本当に削減することも、本当に、すみませんねすみませんねという町長のその気持ちも分かります。そうすることによって、町民が、町長自らのまで削ってしているんであれば、私たち町民も我慢するところは我慢しなければいけないなという面が出てくると思います。
     このことは、私だけでなく、本当に町民、財政を訴えた議員の皆さんも多分そう思っているだろうと、私は思っております。そのことに対して、町長、今の考えはどうでしょうか。お伺いいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     失礼いたしました。
     町長に就任してから総務課のほうから話が来まして、現在、そのまま15%の給料削減をずっと続けておりますが、また、もし今後またさらに厳しくなってきたら、そこのところももちろん考えたいと思っておりますけれども、今現在は、15%引いた状態でやっております。
    ○6番(喜井和夫君)
     削減になっていることを知らずに質問したことは、本当に悪かったなと思っております。
     しかし、その中でもまだ財政は厳しいということで、町長は訴えているわけですので、なぜこのような質問したかというと、ここにまだ8名の議員が残っております。私が1期目のときです。この新庁舎を造る際に、議員自ら、財政が厳しくなってきているということで、12名全員、任期の4年間削減したということがありましたので、町長の意見も聞いてみたところでございます。カットされている中ではございますが、町長がほかのところから削減するんであれば、12月定例会でも議案として上がってきたら、うれしく思います。
     昨日の所信表明を聞いて、すばらしいなと思っておりました。あの所信表明を聞いていると、とても削減する場所がない、なかったんじゃないかなと。何々のことをしますということで、やっぱりあの中でも、どういうことを削減していくというのを加えておったらよかったと思いますが、そのことについては町長はどう思いますか。
    ○町長(前 登志朗君)
     失礼いたしました、お答えいたします。
     財政をきちんと立て直すということでございますので、もちろん、ただそれだけではなくて、やはり町民と一緒に夢を持って、様々なことにもチャレンジしたいと思っております。そんな中で、目玉に思っているのは2つ。
     1つは、脱炭素社会の構築。これまだなかなか皆さんぴんとこなくて、何言っているんだとよく言われるんですけれども、ただ、時代はまさに今そこに来ておりまして、ちょうど先日、12日の日曜日の南海日日新聞の一面にちょっと出ておりましたけれども、国のほうがEV車、電気自動車を200万円以下にするという記事が一面に載っておりました。それについて、先行の100都市、100地域、先行的にそのモデル地区として100ちょっと選ぶということで、環境省を中心に、今、地区の選定に当たっているんですけれども、ぜひそこを目指したいなと思っております。
     そうすることによって、これから国がどんどんそれに向けて出してくる様々な有利な事業ですとか、そういうものがどんどん取れるのではないかというふうに考えておりまして、その脱炭素社会の早期の構築に向けてしたいのが1つ。これは、様々なそういう、今、国の100%の補助金もいろいろあるようですので、そういうものを活用しながら、まず調べていきたい。
     それともう一つは、ふるさと納税の増額でございます。ここは、本当にこの後、様々なそれに向いた職員の皆さん方をお願いして、積極的に攻めていきたいと思っております。ある程度の数値目標も決めて、そこに向けてしっかりと稼げる和泊町役場というのもつくってみたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     先ほど、同僚議員の池田議員からもありましたけれども、やっぱり事業をしなければ財政は回復していくというのは思います。ところが、それではやっぱり町民の福祉向上もできないということでありますし、町の財政を再建するには、どうしても事業の削減が、縮小が必要と思いますが、町長はどの分野からの縮小を考えているのか、お聞きします。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     守らなければいけない分野というのが必ずありますので、そこをきちんと、町民福祉のところは積極的にしていかないといけないわけですし、また、そこの部分の予算がこれから確実に膨らんでいくということも見えているわけですから、ですから、そこを守るためには、やはり削らなければいけないところが出てくるわけで、そこのところを見極めていきながらやっていきたいと思っております。
     建築にしても、やはり先ほどの幼保一元のところですとか、そういう必ずしていかないといけないところ、その中で、アリーナばかりやり玉に上がってしまって本当に申し訳ないんですけれども、そこもきちんと造るという前提で、順番を少しずらさせていただきたいとお願いしているわけなんでございますけれども、そこについても、やはり財政の立て直しを加速化することによって、町民の皆様方にいつまでもご不便をかけないような、そんなまちづくりに頑張っていきたいと考えております。
    ○6番(喜井和夫君)
     ぜひそのようにしてもらえたらいいかと思います。また、本当に急な災害等もありますので、そういう点には、ぜひ予算化をつけて進めるようにしていただければと思っております。
     これも先ほど池田議員のほうからありましたけれども、町長の任期中に、4年間にどれだけ減らせられるか。やっぱり数字というのは、目標を達成するためには、どうしても数値化しているとできると思うんですよね。やっぱりその点も、ぜひ総務課長、話し合いながら、ぜひその数値というのもつくっておいたほうがいいんじゃないか思っております。ぜひ、町長、よろしくお願いします。
     また、アリーナの件にしても、島田議員そして池田議員からもありましたけれども、やっぱり子供たちの夢のためにも、ぜひ実現させてほしい一つです。町長が言っているように、優先順位をつけていかなければならない、それは何度も聞いて理解しております。その中で、私も町民からの声で、全く池田議員と同じように、やっぱり町内の宿泊所や飲食店、交流人口が増えて、町も潤うだろうと思います。
     今、町長はその計画が、昨日の中では3年後にはどうにかならないかというような答弁があったみたいですけれども、その点はどう思っておりますか。お聞きします。
    ○町長(前 登志朗君)
     先ほどからその話をずっとしているわけなんですけれども、次の令和6年からの奄振のところには計画を入れてもらうようにして、その中で、この第6次の総合振興計画の中では必ず造りたいというふうに考えております。その中で、少しでも早くできるように、先ほどからお話をいただいております数値目標というのも早く出して、前町長のときには100億という目標があって、100億切ったら大型プロジェクトというふうにされていたようなんですけれども、そこのところもよく考えながら、やはりそれなりの数字を出したところで造りたい。もちろん第6次の中では造りたいというふうに思っております。
    ○6番(喜井和夫君)
     ぜひ早めのアリーナ建設ができるように、本当に、その後でも、次、中田議員のほうからもありますけれども、私、ごみ焼却場もまたあと10年後には建て替えの話も来ておりますので、アリーナのほうも縮小して早めにかからないと、今度は、焼却場はどうしても建てないといけないということですので、ぜひ早めに一つずつ済ませるようにしていただければと思っております。
     町長、町民の生活安定並びに福祉向上のためにも、町のトップとしてご尽力されるようお願いして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。
     どうも。
    ○議長(永野利則君)
     これで、喜井和夫君の一般質問を終わります。

9月15日(一般質問:中田隆洋議員)

発言者

  • 中田隆洋

発言内容

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  • 次に、中田隆洋君の一般質問を許します。
    ○9番(中田隆洋君)
     皆さん、こんにちは。
     一般質問、最後の9人目です。お疲れかと思いますが、最後までひとつよろしくお願いいたします。
     それでは、今定例会に一般質問を3点通告してあります。壇上より1点目の質問をさせていただきたいと思います。
     譲渡型定住促進住宅について。
     譲渡型定住促進住宅とは、人口の減少や少子高齢化に対応するため、若い世代に定住していただき、地域の活性化を図ることを目的として、将来、入居者に売却することを前提とした住宅であります。いわゆる家賃の実る家でございます。
     本町の人口は、現在、年間約50から60人で減少し、生産年齢の人口数が総人口比の50%を割り込んできております。既に整備されているインフラを今後維持していくためにも、また、町内の総生産額、経済活動の維持をしていくためにも、若年、中年層の人口減少は最も重要な課題だと考えております。人口減少は、様々な要因が複合的に影響して起こることではございますが、都市部に比べて平均所得の低い本町においては、若い世代が持家を持つことは容易ではございません。しかし、持家があることにより、将来、子供たちが帰ってくることを考えるきっかけになるかもしれません。
     人口減少の一つの対策として、譲渡型定住促進住宅の推進についてどのように考えているか、お尋ねをいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     中田議員の1点目の質問にお答えいたします。
     譲渡型定住促進住宅の推進については、これまでの一般質問でも提案をいただいており、議論を重ねてきているところです。仮に、譲渡型定住促進住宅が建設なされた場合には、U・Iターン者の移住促進、公有財産の削減、建設業の仕事づくり、民間事業者による建設費用の抑制など、メリットも考えられます。しかしながら、制度設計を研究するに当たっては、多くの検討材料が考えられるところです。個人の資産形成につながらないか、町の関与が必要なのか、入居者の条件、退去した場合の対応、建設事業者の理解などが考えられます。
     本町はこれまで、移住・定住促進に係る住宅確保対策については、空き家対策総合支援事業や空き家活用促進事業など、空き家活用を中心に施策を推進しているところであります。また、町有地の売却による公有財産の削減及び住宅建設の推進を図ってきているところであります。
     しかしながら、近年のライフ・ワークの見直しや働き方改革による移住希望者の増加や核家族化、世帯分離による賃貸住宅の不足などに加え、公有財産の売却は中心部に比べ周辺部は売却につながっていないことなど、課題も認識しているところです。さきに述べたメリットと多くの検討材料を加味した上で、今後も協議を重ねていきたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わり、この後は自席から、また、担当課長のほうからもご説明いたします。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長のほうから答弁をいただきましたので、さきの答弁の中のほうで、少し担当課長、企画課長のほうと議論したいと思います。
     メリットのほうは十分理解をされているかなと思っておりました。また、その中で問題点が幾つか上げられておりました。1点目の町が個人の資産形成につながらないかといったような答弁だったと思うんですが、これがどういうことでそういう資産形成につながるのか、お答えいただきたいなと思います。
    ○企画課長(林 義仁君)
     例えば、町の税金を使った場合に、各持家の形になるもんですから、そこの部分に投資した場合には資産形成に当たるのではないかとか、そういう形でまた議論されたところもありますので。
    ○9番(中田隆洋君)
     この事業が、実は3年半前に一般質問させてもらっております。最初に提案をさせてもらったのが3年半前だったんですが、その頃は、全国で初の実施をした自治体がありまして、それが報道されたのを目にしたもんですから、してあります。現在はもう、いろんな自治体で実際にこれをしてあるんですよね。これがもし、個人の資産形成に当たるのだったらほかの自治体はできていないでしょうし、また、これ減価分、建設費用分というのは、残金に関しては、入居者のほうが買取り、買うわけですよね。なら、その個人形成には僕は当たらないのかなと思っております。
     ただ、ここはさっき課長答弁がありました、税金を投入して、その後に大変その差額が大きく売却されたら、それは町が税金を投入しての資産形成に当たるのかなと。それは、注意していただきたいところだと思っております。
     また、問題点の中で、町が関与するところかという問題点がありました。民間だけでできないかなという意味合いだと思います。都市部では、今、賃貸マンションと譲渡マンション、マンションの販売なんですけれども、そのはざまでこういった譲渡型を民間でやっている企業もございますが、実際、それは都市部の話で、買手がつくんだと思うんですが、これをやっているほかの自治体を見ても、都市部ではなく、やはり地域の地方のほうの自治体で行っている、また、民間でやっているのとか聞いておりませんし、なかなか民間では、実際、今、もし、これで民間で採算が合っているのなら、本町の民間企業でもやっているだろうと思っております。なので、さっきも言いました人口減少に歯止めをかけるための施策として、町がその後押しをしてあげて、官民でできればなと思っておりますので、民間だけでできないかという問題点は、僕は、なかなかできないんではないかということで思っております。
     あと、入居条件や中途退去の場合の対応とか何か、そういった問題点を指摘されましたが、実際、さっきも答えましたが、多くの自治体で取り入れて、もうそのときの問題点は各いろんな自治体で出ておりますので、それはもうそういったところを視察して、研修していければよろしいかなと思っております。
     あと一点が、民間企業の理解が得られるかどうか、それは、まだそのお話をされていないところでございますので、民間企業も何の話か意味が分かっていないものですが、熱い思いと今のこの施策のメリットの中身などを重々話をしていただければ、和泊町に住んで、和泊町で事業をさせてもらっているその企業の方は、快く受けてくれないのかなと期待をしております。
     今の問題点4点について、僕の意見を述べさせてもらったんですが、それに対して企画課長のほうはどのようにお考えでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     中田議員おっしゃるように、都市部では、民間の企業さんがそういう形で、譲渡型定住促進住宅という形で、家賃を払って数年たったら入居者のものになるという取組を行われております。
     地方においては、なかなかそういう形でうまくいっていないという形もありまして、ちょっと調べてみたんですけれども、そういう形で譲渡型定住促進住宅という形でやるのが、自治体が建てているのが多くて、先ほど議員がおっしゃいました、民間が建てて民間のコストで民間の建設費用で建てる、ちょっとメリットがそこら辺で、自治体が建てたときと民間が建てたときの建築費の差額があったり、そういうのもちょっと民間が建てたところの先進事例というのがなかなか見当たらなかったもんですから、ちょっとこういう形で、検討材料があるのかなというふうに思ったりしたところもあります。
     若者が、こういう形で家賃を払いながら、数年、20年、30年かかるかも分かりませんけれども、そういう設計をして、この家が持家になるというのはすばらしい提案だと思いますので、今、検討材料、4つ、5つ上がっておりますが、それを一つずつクリアできるのであれば、そういう形で譲渡型定住促進住宅というのも面白いというか、そういうのも取り組んで、今後、協議する段階に来れば協議しながら進めていきたいと思います。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長の答弁の最後のほうで、協議する段階に来ればということだったのでちょっと引っかかったんですが、最後、ちょっと町長にお尋ねというか、町長に質問いたします。
     さっきも中で言いました、この提案をさせてもらったのが、3年半前の一般質問で施策提言をさせてもらいました。令和元年、その1年後の第2回定例会でもしました。その3年半前の一般質問の提案では、初めての事業と、聞いたことない事業だったということで、調査研究を進めていきたいと答弁をいただいております。その後の1年後の一般質問で、どうなったかという質問に対しては、協議を進めていくと答弁いただいています。それからさらに2年たっているわけですが、積極的な協議を進めていく考えがあるのか、もしそれがそこまで思っていなければ、私も一般質問でこれをすることはないと思いますが、町長の今の課長との私の議論を聞いて、率直な考えをお聞かせください。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     これは、設計の段階から借りる人が入れるような感じですか。そんな感じで。分かりました。
     面白いプランだなとは思っております。ただ、U・Iターン者にどれぐらいのニーズがあって、造ったときに本当にきちんとそれが動くのかというところが課題かなというふうに思いました。造って、それが空いてしまったりとか、U・Iターン者が来て入ってくれて、すぐまた帰ってしまったりとか、そういう危険性は少しあるのかなと思いましたが、そこのところをきちんとクリアできたら、町有地を使ってということですよね。面白いお話かなというふうに、今、感じているところでございます。
    ○9番(中田隆洋君)
     大変、町長、申し訳なかったです。私と企画課長のほうでは平場のほうで議論しているもんですから、詳しいところを、今、飛ばして議論したところでした。
     今、和泊町、コロナ禍、コロナ後にもなるだろうと思うんですが、移住希望者を募集したときには、大変多い希望者が来ております。ただ、今現在、体験型住宅、移住体験型住宅のほう4棟ありますが、常に満室状態で、希望、来られても断る状況が続いております。移住体験型住宅において、1年後に退去いただくんですが、民間の、さっきも課長が答えますが、賃貸住宅のほうも不足をしているわけです。僕は、この議論の中では、Iターン、Uターンだけではなくて世帯分離もありますので、そういった方が持家を持つことによって、賃貸のほうも空きが出て、そこのほうに、また新たな入居者が、移住の人たちが移れるきっかけにもなるのかなと思っておりますので、議論をいただき、そこも含めて議論をいただきたいと思います。
     確かに、造ってしまって入らないということがあってはいけないので、そういったところのニーズも把握しながら、協議を進めていっていただきたいなと要望をします。
     それでは、1点目の質問を終わりまして、2点目の質問に入ります。
     環境保全について。
     一般廃棄物とは、事業者から出る産業廃棄物以外の家庭ごみ、し尿のことで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条2項により、一般廃棄物は、市町村に処理責任があるとされております。町長の所信表明でもありましたが、環境問題に取り組み、モデル地区指定を目指すためにも、まずは、基本的な環境保全をしっかりと継続していかなくてはならないと考えております。
     そこで、1点目、耐用年数の迫る沖永良部クリーンセンターについてどのように考えているのか、お尋ねをいたします。
     2点目、老朽化の進んでいるし尿処理施設を今後どのように運営しようと考えているのか、お尋ねをいたします。
     3点目、脱炭素社会構築に向け、具体的にどのようなことを行っていくのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(前 登志朗君)
     中田議員の2点目の問題、1番から順番にお答えしてまいります。
     中田議員の環境保全について、1点目、沖永良部クリーンセンターのごみ処理施設は、平成14年4月に供用を開始し、19年が経過しております。郡焼却施設の施設内は常に高温多湿で、機械的な連続運動により機械設備の劣化やさびによる腐食、消耗など、一般的な機械設備よりも常に劣悪な環境下にあり、これまでも、機械設備の部分的な更新などを行いながら営業に当たってまいりました。
     今年度で20年目となることから、老朽化が進んでいるため、設備の故障による設備及び機器の整備が増加するなど、ごみの適正処理に支障を及ぼすことが懸念されることから、令和2年度に作成された整備方針検討報告書を基に、せんだって行われました令和3年度第1回沖永良部衛生管理組合議会全員協議会において、施設整備方針について協議を行ったところであります。
     一般的なごみ焼却施設の耐用年数は20年から25年と言われており、その間に順次機械設備の更新などを行うことで、10年から15年間長寿命化ができると言われております。また、現在の場所の一般廃棄物最終処理場の残余年数が20年程度と想定されていることから、本施設の建築物の耐用期間内については、可能な限り本施設を延命化し、本施設の更新と最終処分場の更新時期を同時期に合わせて、更新していくことを進めてまいります。
     本施設の延命処置を講じながら、次期ごみ処理施設の建設検討委員会を両町から選出して設置し、協議、検討についても進めていくこととしております。
     2点目のし尿処理施設についてですが、本町のくみ取し尿及び浄化槽汚泥は、有機物供給センターで処理しております。昭和55年の建設から40年が経過しており、老朽化が著しく、設備及び機器の補修などを行いながら運営しております。適切及び効率的な廃棄物処理を図るため、新施設への更新が望まれており、これまでも両町の関係機関で合同検討会を行うなど、事業の導入に向けて協議を行ってまいりました。
     これまで本町は、下水接続可能な地域の接続の推進を行っている現状や、人口減少などによるくみ取し尿浄化槽汚泥量の減少などを踏まえ、施設の維持管理等のコスト削減を図り、社会資本整備交付金事業を活用して、し尿前処理施設を整備する方針で関係課にて事業導入に向けて協議を進めております。
     3点目、脱炭素社会構築に向けた取組についてお答えします。
     脱炭素社会の構築の中で、地球温暖化防止策の取組としましては、引き続き省エネ対策を町民の皆様にお願いするとともに、さらなる二酸化炭素の排出抑制を行うべく、新たなライフスタイルへと行動を変えていく必要があります。また、昨今のこのコロナ禍の影響により、家で過ごす時間が増えているかと思います。そのような環境変化も踏まえ、10月には、ゼロエネルギー住宅体験イベントと熱負荷が小さく省エネな調理方法エコクッキング講習会の開催を予定しており、ふだんの生活を脱炭素型へとステップアップできるよう普及啓発活動に取り組みます。
     エネルギー分野においては、再生可能エネルギーの導入を進める必要がありますが、調査や分析が不足しておりますので、どのような再生可能エネルギーをどこに設置するとよいかなど、潜在能力の調査や実現可能性調査を行い、中長期の再生可能エネルギー導入計画づくりに取り組んでまいります。また、気候変動により災害の規模が大きくなっておりますので、防災の観点からも、電力をどのように確保していくかが課題となっております。そこで、再生可能エネルギーを用いた電力供給システムを、防災拠点となる施設などを起点に小規模の地域をつなぐマイクログリッドといった電力系統の構築について、民間企業と知名町とともに連携して調査研究を進めてまいります。
     今後、脱炭素社会構築へ向けては、沖永良部島という単位で両町が連携して、国のモデル地区指定を受けられるように努め、指定された際には、再生可能エネルギーを積極的に導入し、2050年カーボンニュートラルの達成を目指します。すばらしい環境の中で、自然と暮らしを両立させた、行ってみたい住んでみたい住み続けたいと思ってもらえるような、持続可能なまちづくり実現へ向け、取り組んでまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。この後は、自席から担当課長にも答弁していただきます。
    ○9番(中田隆洋君)
     それでは1.、1点目の沖永良部クリーンセンターの件について、答弁を聞いて質問しますが、町民支援課長のほうです。
     20年目に今年入って、通常の耐用年数が20年から25年の施設であると。ただ、近年、補修工事に大変な費用を要していると思っております。塩害被害が多分原因なのかなと思っております。通常の耐用年数よりも若干早い段階で、耐用年数、補修のほうが来ているのかなと感じているところですが、定期補修を行って、10年から15年延命処置ができると。
     それをしながら、最終処分場が現在、設置されていますが、最終処分場の残余年数が約20年あるということで、それをマックスまでそれで延命処置で持たせるというふうな答弁に聞こえたんですが、定期補修を入れて、最小限の予算の中で入れていくだろうと思うんですが、もう耐用年数を過ぎてからの定期補修になると、致命的な損傷があった場合に施設が停止する可能性が出てくるんではないかと思っておりますが、その点について課長はどのように考えていますか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     それを防ぐためにも、早めの、両町で構成する次期建設に向けての建設検討委員会を立ち上げて、協議してまいりまして、その協議が早まれば、耐用年数があと15年待たなくても、その建設が予定地が決まれば、そういう状況に合わせて進んでいくのではないかと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     私もそうだと思っております。答弁の中で、最終処分の残余年数まで持たせたいというふうな答弁に聞こえたもんですから、早めの建て替えだったり、検討していただきたいなと考えていた中での質問でした。
     組合議会の中でも議論をやっている中で、建て替え、移転建て替えだろうという意見が主だったかと思っております。移転建て替えする場合で、用地が決まってから供用開始までに何年を要するのか、検討されているでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     組合の全員協議会の中では、早めで見て10年ぐらい前にはそういう協議を始めて、できるだけ早く建設をするということで協議を進めているところです。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長答弁のとおり、場所の選定がありまして、その後、住民説明会等々ありますので、地質調査等もあって、供用開始まで10年要するというふうに聞いておりますので、15年後に供用開始ができるためには、もう5年以内には用地選定と、急いでいかないといけないのかなと考えております。
     課長、また一つ、建て替えになるんでしょうけれども、費用をどのくらい考えているのか、お尋ねをいたします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     沖永良部衛生管理組合が試算した金額としましては、新設した場合、34億か35億ほど必要ではないかという試算が出ております。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長、私が聞いている数字は、その施設の金額がそのぐらいかかっていたかなと思っています。
     用地の購入資金が、当時、今ある場所の用地購入資金が2億4,000万だったかで、さっき言った三十数億は施設の建屋、施設、機材等々でそのぐらいかかったと。外構は、またさらにそれプラスアルファでかかってやると。トータルで40億超えていたのかなと記憶しているんですが、課長、どうですかね、今の数字は。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     おっしゃるとおり、用地関係等は、私の記憶しているところでは入っておりませんので、施設部分の部分だけで三十四、五億必要ではないかということであります。
    ○9番(中田隆洋君)
     15年ぐらいに、それぐらいの費用を要して、施設を建設しないといけない。両町でということで、その半額というか、費用の半分ということで、20億弱ぐらいになろうかと思っております。ぜひ、あともう5年でその準備が入るわけですから、財政のほうとも話をして、過疎がちゃんと組めるように準備していっていただきたいなと要望しておきます。
     あと、町長に質問します。
     この件について、両町で協議をしていくということであります。移転建て替えというふうになると思いますが、今の瀬名字にお世話になってご迷惑をかけて、もうこの移転建て替えの時期になると50年以上経過するわけですね。昭和51年、瀬名字で供用開始をされていますので、ぜひ、本町の、今現段階、協議になるんでしょうけれども、現段階での町長のその建て替え場所については、どのようにお考えでしょう。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     議員おっしゃるとおり、そのままいくと、ほぼ50年瀬名のほうにお世話になるということになっておりまして、また新しく建てるときに、地元の瀬名字の皆さんと約束を交わしておりまして、これ以上もう増設しない、造らないという約束をしておりますので、この間の議会のときにも、次は知名で造るということをお話しさせていただいたところでございます。
     ちょうど私が今、管理者をしておりますので、できるだけ早い時期に委員会を立ち上げないといけないと思っておりますが、知名町のほうに造らせていただくということで、話を進めていきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     協議に入りますが、ぜひ、僕もその考えですので、そのように進めていっていただきたいなと思っております。
     それでは、2点目のし尿処理の老朽化が進んでいるということで、施設をどうしていくか、どう運営していくかという質問でございましたが、答弁のほうで、もう現在進めているということでございました。
     今議会の議案の中に、補正の中でも、前処理施設の視察ですか、そういったのも含まれておりましたので、これは進めていっていただきたいなとは思っておりますが、現在のし尿処理施設、有機物供給センターということで、経済課の事業で建てさせてもらっていると思っているんですが、それを建て替える金額と、今現在執行部のほうで考えている前処理施設を建設していくその費用の、費用がどちらがいいのかというのが知らないといけないと思っております。
     通常のし尿処理の建て替えの場合だと、今ある有機物供給センターだと幾らぐらいの建て替え費用がかかるのか、お尋ねをいたします。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えいたします。
     現在の谷山にあります有機物供給センターの規模で建設費を概算しますと、約10億から11億程度になります。現在、生活環境課におきまして、下水道施設のほうに入れるし尿前処理施設の費用につきましては4億から5億ということで、約半分の概算で、現在、事業のほうを計画しております。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     約半額でも5億から6億の差額になりますので、これ、進めていっていただきたいなと思っております。
     じゃ、次の3.の脱炭素社会構築の具体施策を聞いたんですが、いろいろ考えていらっしゃるようですが、1つ分からないのがあったんですが、お尋ねをいたします。
     マイクログリッドですか、どういった事業なのか、お尋ねをいたします。企画課長でよろしいですか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     マイクログリッドと申しまして、集落よりもうちょっと小さいところで、再生可能エネルギーで賄える、それを、集落単位というか、小さな単位で、各四、五戸の家を賄えるような再生可能エネルギーをつくる単位ですね、単位のことを言います。
    ○9番(中田隆洋君)
     防災、台風災害のときの停電等でよく困りますので、いい事業かなと思っております。調査研究が始まるということですので、進めていっていただきたいなと思っております。
     最後に、町長にこの件についてお尋ねをします。
     令和3年から、国のほうで再エネ強化支援予算というのが計上されて、こういった脱炭素社会に向けての事業化ができるようになってきておりますが、町長も、モデル地区を目指すということでございますけれども、ゼロカーボンシティーとかいうのを表明している自治体が、最新のやつで、インターネットで調べましたら、8月31日現在で444自治体ということで載っておりました。奄美群島では、お隣知名町と瀬戸内町のほうが申請をされていました。
     私、こういった国の予算を使えるようになるのは、やはりこういったところにいち早く手を挙げるべきかなと思っているんですが、町長はこのゼロカーボンシティーの表明についてはどのようにお考えでしょうか。
    ○町長(前 登志朗君)
     そこは、それを表明しないとその対象にならないので、したいんですけれども、やはり裏づけが必要ですので、今、まだ業者は決まっていないんですけれども、やはり環境省の100%の事業がありまして、それで和泊町のところ、そういう可能性のところを調査にも、今、入る寸前のところまで来ているんですけれども、そして、そういう裏づけの数字が出たところでゼロカーボンの宣言をさせてもらって、そうすると、国のほうも結構沖永良部島に注目しておりまして、島ですし、独立していますし、両町が一つになって宣言することによって、沖永良部島という単位でモデル地区の指定が受けられるのではないかというふうに考えております。
     先ほど申し上げました日曜日の新聞においても、あの記事では、2022年から軽のEV車を200万円以下にする、積極的に国が、環境省が補助を出す、それもやはりそのモデル地区が対象でございますので、モデル地区になることによって様々な有利な条件がもらえると思いますので、まずはそこを目指していきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     ぜひそのゼロカーボンシティーを表明して、登録されるように、ご尽力いただきたいなと思っております。所信表明でもありましたが、住みたい住んでみたい町にしたいということでございましたので、自然環境と暮らしのバランスの取れたまちづくりをしていただきたいなと要望して、この点の質問を終わりたいと思います。
     3項めの質問に入らせていただきます。
     オンライン教育環境について。
     世界中でコロナ禍の中、児童・生徒の学ぶ環境を失わないために、オンライン授業が取り入れられ、今では日本でも多くの自治体で、家庭学習のオンライン授業が取り組まれております。本町も、国のGIGAスクール構想により学校施設にICT環境が整備され、児童・生徒にもタブレットが準備されております。
     町長の所信表明にも、デジタルネーティブ世代の人材育成のために、ICT化の推進により地域格差なく学べる環境を整備するとありましたが、学力向上には、学校教育と併せて家庭学習が大変重要になっております。そこで、家庭学習におけるオンライン授業の推進について、どのように考えているのか、竹下教育長にお尋ねをいたします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     中田議員の3点目の質問にお答えします。
     ご存じのとおり、本年度はGIGAスクール構想の下、本年3月に児童・生徒及び教職員への1人1台端末が整備され、4月から稼働開始となりました。本町としましても、GIGAスクール元年として、やってみよう、使ってみよう、取り組んでみようをスローガンに、現在、試行錯誤を繰り返しながらGIGAスクール構想の実現に取り組んでいるところです。
     現在、学校現場では、1学期を終え、4月の稼働開始から4か月ほど経過したところでありますが、ICT端末については学校内での使用に限定しており、各教科における授業での活用を中心に、教職員、児童・生徒が共に学び合いながら、ICT端末の利活用に向けて努力しているところでございます。
     議員の質問にもありますオンライン授業の推進についてでありますが、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染者数の増加により、今後、臨時休業や出席停止等の措置を取らざるを得ないことが懸念されます。こうした非常時にあっても児童・生徒の学びを止めないことが重要であり、ICT端末の持ち帰りによるオンライン授業は、有効な手段の一つであると考えます。また、児童・生徒の学力向上策の一つとして、ICT端末を利用した家庭学習への取組も有効な手段の一つであり、今後一層推進していく必要があると考えております。
     ただ、このような学校と自宅とを結ぶオンラインによる学習指導については、各家庭にWi-Fi等の通信環境が整備されていることが必要不可欠です。昨年度の調査では、本町内において、通信環境の整備がなされている家庭の割合は約80%であり、残り約20%の家庭が通信環境の整備がなされていないという状況であることを把握しております。このパーセントは、回答があった中の80%が通信環境の整備をなされていて、20%ができていないということです。そのような家庭への支援策として、補助事業等の活用を検討していく必要があると考えます。
     それと並行しまして、既に通信環境の整っている家庭については、ICT端末の持ち帰りについてのガイドライン等を各学校に配布し、体制が整った学校から端末の持ち帰りについて、積極的に取組を教育委員会としては指導しているところです。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     積極的に取り組んでいくという答弁をいただきましたので、質問ができるかですが、またメリットも大変ご理解をいただいている答弁でございましたし、問題点についても、もう課題を把握されているところだと、答弁からお伺いしました。既にガイドライン等も作成されていて、整っているところにはもうそういったふうに持っていきたいという答弁ですので、何を質問しましょう。
     その問題点、さっきも言ったネット環境が整っていない家庭が、臆測ですが20%ぐらいあるのではないかといったところに、そういった支援をしていくということであったんですが、また、往々にしてそういった家庭で、通信料、経済の格差というのは生じてこないような、教育環境の中に経済格差が生じてこないような、通信料についてはどのようにお考えですか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     議員ご指摘のとおり、Wi-Fi等が設置されていないご家庭もございます。そういったところに、ルーターとかの貸出しを国の事業としてはございますが、その使用料につきましての問題点がございます。そういった一個人的な利用についての使用料について、町の補助金とか国の補助金を活用するというのは、ちょっと問題じゃないかと考えております。
     そういったところも課題がある中で、今、案として考えておりますのは、Wi-Fiが使える公共施設、例えば字の集落の公民館とか、そういったところではWi-Fiが使えますので、そういったところに端末のほうを持っていって利用したりとか、そういったことを、今後、総務課さんとか、ほかの関係機関と連携しながら協議をして、何も不自由のないような形で、平等、公平、公正に、そういった環境が整えるように努めていきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     その点も考えているということでしたので、それでは、局長、ライブ授業、コロナ禍の中、緊急事態の場合は学校が休校になって、ライブ授業というので授業するんですが、オンデマンドというのもあるんですが、それについてはご存じでしょうか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     オンデマンド授業ということでございますが、私の認識している限りでは、好きな時間帯とか、そういった録画等されたものを、自分の好きな時間帯に何度も復習ができるというような形で理解しております。
    ○9番(中田隆洋君)
     ライブ授業もコロナ禍の中では、コロナが発生している時点では必要、授業に行けないのでそこで授業を進めていっていただきたいんですが、私も、その学力向上についてはこのオンデマンドを使えるような、そういった配信していただけるようなのとタイアップしていただきたいなと思っております。
     先日、新聞報道であったんですが、奄美のほうで、そういったネット配信事業者と自治体がタイアップをして、それは社会人向けの教育発信会社だったんですが、それが子供たちの教育のネット配信のところとかも提供していただければ、学力向上につながっていかないのかなと思っております。さっきも、学力向上には、学校教育に合わせてその家庭学習がすごくウエートが大きいのかなと思っております。
     学校教育においては、私、全国とそう差はないのかなと思っております。むしろ、島の学校教育とはすばらしいなと思っております。あと、学力の差が出てきているのは、どうしても家庭においての家庭学習で、全国との差が出てきているのかなと、学力においてはそう思っていますので、そういったところの解消につながっていく、もうそういった学習、教育においてそういった差がないような、ICTを使った推進をしていっていただきたいなと思います。
     積極的にもう推進していっていただけるということですので、これ以上質問はありませんが、私の一般質問をこれで終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで中田隆洋君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 3時35分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 児 玉 実 隆
     和泊町議会議員 東 弘 明

9月16日(議案審議)

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和3年9月16日(木曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第3号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について
     ○日程第3 議案第31号 和泊町定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改
     正する条例の制定について
     ○日程第4 議案第32号 和泊町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい
     て
     ○日程第5 議案第34号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任について
     ○日程第6 議案第35号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任について
     ○日程第7 議案第36号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任について
     ○日程第8 議案第37号 令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号)の議決につい
     て
     ○日程第9 議案第38号 令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
     の議決について
     ○日程第10 議案第39号 令和3年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議
     決について
     ○日程第11 議案第40号 令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
     の議決について
     ○日程第12 議案第41号 令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の
     議決について
     ○日程第13 議案第42号 令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1
     号)の議決について
     ○日程第14 議案第43号 令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決に
     ついて





     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
    総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
    企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
    税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    事務局長 先山照子君

    △ 開 議 午前 9時31分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     議事に入る前に、昨日の喜井和夫議員の一般質問に対しての経済課長の答弁の訂正があるようですので、経済課長、お願いします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     昨日の喜井議員の一般質問で、沖永良部家畜市場に設置しましたライブカメラの中継に関して、競り市場内にWi-Fi機器の設置はできないかとの質問があり、関係機関で検討すると答弁しましたが、ライブカメラ設置に至った初期目的は、新型コロナ感染症対策のため、市場内には関係者しか入場することができない上、生産者の皆様は競り市出場牛の搬入後は、市場内での密を避けるため、市場にとどまらないでいただくためでありますので、そのことをご理解いただきたいと思います。よって、Wi-Fi機器の設置は考えておりません。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     それでは、本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、中田隆洋君及び山下幸秀君を指名します。

    △ 日程第2 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。
     提出者の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     諮問第1号、任期満了に伴い、引き続き前幸貴氏を人権擁護委員に推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に中田隆洋君及び山下幸秀君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中の賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順番に投票をお願いします。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     中田隆洋君及び山下幸秀君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     それでは、投票の結果を報告します。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票です。
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦については、同意することに決定しました。
     議場の出入口を開きます。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第3 議案第31号 和泊町定住促進住宅の設置及び管理に関する条 例の一部を改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、議案第31号、和泊町定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第31号、和泊町定住促進住宅の継続的な維持管理及び本町の求める人材の確保を図るための改正を行うものであります。よろしくご審議の上、議決をくださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第31号、和泊町定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第31号、和泊町定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第4 議案第32号 和泊町国民健康保険条例の一部を改正する条例 の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、議案第32号、和泊町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第32号、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律(令和3年法律第5号)の施行に伴い、新型コロナウイルス感染症の定義を改正するほか、所要の改正をするものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第32号、和泊町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第32号、和泊町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第5 議案第34号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任に ついて
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、議案第34号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第34号、任期満了に伴い、引き続き寺原智子氏を和泊町固定資産評価審査委員会の委員に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第34号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に桂弘一君及び山口明日香君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順に投票をお願いします。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     桂弘一君及び山口明日香君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告いたします。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票です。
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、議案第34号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任については、同意することに決定しました。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第6 議案第35号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任に ついて
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、議案第35号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第35号、任期満了に伴い、引き続き東茂久氏を和泊町固定資産評価審査委員会の委員に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第35号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に島田浩樹君及び森富隆君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順に投票を願います。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     島田浩樹君及び森富隆君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告いたします。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票です。
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、議案第35号、和泊町固定資産評価審査委員会委員の選任については、同意することに決定しました。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第7 議案第36号 和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任に ついて
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、議案第36号、和泊町固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第36号、任期満了に伴い、引き続き福山智氏を和泊町固定資産評価審査委員会の委員に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第36号、和泊町固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に川畑宏一君及び池田正一君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定によって否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順に投票をお願いします。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     川畑宏一君及び池田正一君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告いたします。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、議案第36号、和泊町固定資産評価審査委員会委員の選任については、同意することに決定しました。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第8 議案第37号 令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号) の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第8、議案第37号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第37号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号)は、歳入では地方交付税1億6,000万円、国庫支出金1,547万5,000円の増額及び繰越金7,655万2,000円の減額等の予算措置であります。
     歳出では農林水産業費1,565万2,000円、商工費6,966万6,000円及び教育費1,134万6,000円の増額等の予算措置であります。
     その結果、歳入歳出予算の総額は67億7,462万5,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりです。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入全般の質疑を行います。
     事項別明細書1ページから2ページまでです。
     質疑ありませんか。
     質疑がないようですので、次に歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。
     事項別明細書1ページから3ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     内容の詳細な説明を3つずつちょっとお願いしていきたいと思います。
     まず1ページの一般管理費公有財産等評価審議会委員報酬、これいろいろと町有地の今売却等で防災無線等でも広報されていますので、その一環かなと思われるんですけれども、どういった内容で検討されているのか教えてください。
     その下の特別旅費、コロナ禍の中ですけれども、必要があってのことだと思うので、どういった内容で活用されているのかを教えてください。
     3つ目が、定年延長例規整備支援、何となく中身は見れば分かるんですけれども、どういった背景があって、どういったことを進めようとしているのかという部分を教えてください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     1点目の審議会委員の報酬につきましては、町有地さんの有効活用を図る観点から、未利用の資産の売却を進めております。今年度、案件がちょっと増えておりまして、既にこれまで3回審議会を開催させていただいております。今後も見込まれるということで、審議会の委員報酬ということで計上させていただきました。
     続きまして、特別旅費の増については、これと併せて使用料及び賃借料の総額もそうなんですけれども、先日、9月9日の全協で報告させていただきましたけれども、副町長の選任議案を本議会に追加議案として提出しておりますが、そのことに関しまして副町長の赴任旅費と住宅使用料ということで計上させていただいております。ご理解いただければと思っております。
     最後に、業務委託料につきましては、令和5年から定年が順次65歳まで延長になるということで、関連法規の例規の整備費用ということで33万円計上させていただきました。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     分かりました。4番の財産管理費40万も聞こうと思っていたんですけれども、赴任のそれに関連するということで確認ができました。
     じゃ、その下の電算管理費、サーバー機器、UPSバッテリー交換、これが定期的なものだったのか、突発的なものだったのか、どういう機器なのかのご説明をいただきたいのが1点。
     2点目が、一番下段の防災費、施設維持補修費の内容。
     4ついきます。2ページ目の総務費の企画費の備品購入費20万、これ3つ目。
     4つ目、有線テレビ運営費、その他の需用費の中、VONU保護スリーブ、これに関してはちょっとどういう役割のもので、どういう修繕を行ったのかという部分の詳細なご説明を求めます。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     1点目と2点目は総務課になりますので、1点目、サーバー機器のUPSバッテリー交換45万3,000円なんですけれども、電算室にある機器なんですけれども、3年に1回交換することにしております。これはどういう機器かといいますと、停電になりますと自家発電機が作動するんですが、それまでの間、瞬時にUPSという機器が作動するんですけれども、それが停電を補うための間必要になるということで、停電電源装置のバッテリー交換費用ということで計上させていただいております。
     それから、施設維持補修費のLED防犯灯設置取替え費につきましては、各字に設置しております防犯灯の設置取替えということで、今年度もう既に20件設置しておりますけれども、さらに安心・安全なまちづくりのために防犯灯の設置を予定しておりまして、追加として18件分を予算計上させていただいております。
     以上です。
    ○企画課長(林 義仁君)
     企画費の備品購入費、ウェブ用のパソコンが現在1台ありまして、それが各課非常に有効活用されまして、足らない状態が多々ありまして、それを補うためにもう一台ウェブ用パソコンを購入する予定にしております。
     それと、有線テレビのその他需用費としまして、現在、当初予算で組んでいた新規工事に伴うОNU、外部の線と家の中につなぐ管理をするONU、ボックスなんですけど、そのボックスにかかる線とか、そのボックス自体もちょっと足らなくて、それを補うための需用費の補正予算となっております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     すみません、もう一回確認させてください。
     電算管理費の3年に1回交換ということで、これ定期交換の予定があったので、本来ならば当初予算で上げておくものだったのかなと思うんですけれども、そのあたりを確認させてもらいたいのが1点。
     ウェブパソコンに関しては、今このコロナ禍の中で、出張に行けず、そういうオンライン開催がたくさんあると思うので、非常に有効活用、必要なことだなと思いました。これがまたコロナ禍が収束この先したときに、もうせっかくオンラインでできていたものが、県とか郡のそういった会議がまた普通に元に戻ってしまうと、これ意味なくなってしまうので、そのあたりは、もうオンラインでできるものはしましょうということで、どんどん、やっぱり離島が一番旅費が財政にも影響してくるし、いろいろと高くつくのは離島なので、そういったのを離島でまとめて要請を上げてもらえたらなと、これは要望です。
     3点目が、VONU保護スリーブ、今説明聞いて大体分かったんですけれども、じゃ、それは例えば新築とか移転とかで設置をするときに必要な部品ということの認識でよろしいでしょうかということですね。
     以上、お願いいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     このバッテリー交換費用につきましては、電算種の機器補修等をしている中で、今回バッテリー交換が必要になったということで予算措置させていただきました。よろしくお願いします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     有線TVの備品に関しましては、新築工事に伴う部分ですのでよろしくお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、次に3款民生費から4款衛生費までの質疑を許します。
     3ページ中段から8ページ中段までです。
     質疑はありませんか。
    ○1番(山口明日香君)
     3ページ、民生費の12節のひきこもり支援事業なんですけれども、次のページの4ページに新しく項をつくったのだと思うのですが、その内容の説明をお願いします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     ひきこもり支援事業なんですけれども、これ6月補正予算で組ませていただいたんですけれども、外部委託ということで予定しておりましたが、今年初年度スタートということで、ちょっと委託のほうが厳しくなりまして、今年度に限って直営でやりたいなという方向性で組替えをしております。
     以上です。
    ○1番(山口明日香君)
     その中にタラソ施設使用料とあるのですが、その内容の説明をお願いします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     このタラソ施設使用料に関しましては、タラソの一室を借りる予定と、あとその子供たち、タラソを利用したときに、またその使用料も含まれております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     3ページです。
     2点、民生費の総務費の中のマイクロバスの修繕費が58万3,000円となっております。町のマイクロバスなんですが、まだ新しかったと思うんですけれども、どういった補修、修繕があったのかということと。
     7目どぅくさ館の移設で、また100万円の電柱の移設が追加で入っていますが、この説明をいただきたいと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     このマイクロバスは、総務課が所有している新規で買ったマイクロバスではなくて、保健福祉課で前々から使用しておりますマイクロバスであります。
     補修内容といたしましては、自動ドアがもう開かなくなったということ、あと板金が必要になったということで50万円計上させていただいております。よろしくお願いします。
     あと、電気通信、使用電柱の移設工事ということで、敷地内、建物建設予定地の上に、ちょうど斜めで配線が通っておりまして支障になるということで組替えをさせていただいております。よろしくお願いします。
    ○9番(中田隆洋君)
     これも当初、基本設計からもう既に当初のほうで詳細設計までされていたと思うんです。そのときでもう、この電線のところというのは分かっていなかったのかなという、コンサルになるのか、そういったチェックが設計のほうになるのか分からないんですけれども、そういったところの補正で上がってくるというのが少し疑問に思ったので、その点については課長どういう見解でしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     この使用電柱に関しましては、設計の段階から、それはもう発生するということで計上しておりまして、これが工事請負費でするのか補償になるのかということで、そこの予算の組み方が、その辺定めておりませんでした。6月の全員協議会のときにも説明させていただきましたが、6月の後で移転補償費関係が計上される予定ということで一応ご説明させていただいたところであります。よろしくお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     先ほど、山口議員のほうから聞かれたこのひきこもり支援事業でちょっとお尋ねいたします。
     現在、このタラソの使用料等が発生しているということは、今現在、使用している方がいるということなのか。
     それと、最近は結構年齢の高い方もひきこもり等あるんですけれども、これの対象年齢等もあるのかお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     このひきこもり支援事業に関しまして、夏休みが終わりまして9月1日から学校が始まっているんですけれども、もう既に1名の方が小学生なんですけれども、利用されております。あと対象年齢に関しましては、こちらのほうに関しましては、年齢制限等はございません。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     5ページです。
     大城こども園の町単独備品購入で15万4,000円という計上をされておりますが、説明をお願いいたします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     大城こども園の冷蔵庫の購入を備品購入で計上させていただいております。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、同じ大城こども園の修繕料、建物関係か、そのあたりの詳細をお願いいたします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     大城こども園の修繕費なんですけれども、ブランコ等、遊具関係の修繕費ということで計上させていただいております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、次に、5款農林水産業費から7款土木費までの質疑を行います。
     8ページ下段から12ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     9ページ下段の款5目1水産振興費、当初で27万円に対し396万円の補正をしてあります。説明を見ますと、沖永良部島漁協製氷機非常用電源補修とあります。その補修の内容について伺います。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     これは沖永良部島漁協に設置してあります製氷機が、先般、台風や落雷等により、基盤あるいは自動電源切替え装置が破損して、今もうその予備で動かしている状態であります。万一この漁協の製氷機が使えなくなると、漁民あるいは島民の氷確保に支障を来すということで見積りを取ったところ396万円かかるということでありました。
     なお、これは町が全国自治協会、建物災害共済に加入しております。これで今財産係がこの協会と交渉をしております。全額保険代で賄われるのかということで、もしそうなった場合は後日保険料が入ってくるということで、取りあえず補修のたびに、まず一般財源で補修をするということであります。なぜ町が補修をしないかと、しなければいけないかということは、これは漁協と製氷施設は町が造って、漁協に貸付けをしているということで、指定管理を漁協と結んでおります。この協定書の24条に、そこでかかった費用等は和泊町が負担をするということであります。ただし、今年度でこの協定書も終わります。来年度以降はどのような協定を結んでいくか、今後漁協と相談をしていきたいと思います。
     以上です。
    ○10番(山下幸秀君)
     大事な補修であるということは理解いたしております。
     この施設、両町で運営、経営していることから、防衛省の予算で整備をされた施設でありますよね。確認します。違いますか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     すみません、今資料なくて定かでありませんけれども、これは防衛省の事業じゃなく、平成22年に国庫補助事業を使って、10分の6を国が、10分の4を和泊町と漁協が、10分の3を和泊町、10分の1を漁協がというふうに負担をしております。そのうち漁協が、そのときにもう自分たちのちょっとお金が出せないということで、10分の4を和泊町が全て持って、その代わり10年間かけて、漁協はその漁協負担分を氷の使用料から返していくということで、今年度でそれが終わるということで、議員おっしゃった防衛関係の事業ではありません。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○7番(児玉実隆君)
     今の問題にちょっと関連してお伺いしたいと思いますけれども。
     先ほど、山下議員のほうからも言われておりますけれども、こうやはり施設をつくるときは、やっぱりこれは沖永良部漁協ですので、両町の関連が入ってくるわけですよね。そういう中で、なぜ和泊町だけが10分の4の負担をやらないといけなかったのか。それを10分の2払って、知名町に10分の2でもできたんじゃないかというふうに思うんですけれども、そうしていかないと、あとの修理費とかいろいろ出てきた場合に、全部和泊町負担になってくるわけですよね、何もかも。しかし、組合は知名も入っているわけですよ。正組合でも准組合でも。そういうところをもう少しきっちりとやっぱりやっていく必要があるんじゃないかと思うんだけれども、その点どうですか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     この製氷機が造られた当時、平成22年であります。その当時は知名町にも製氷機がありました。知名町は知名町独自で製氷機を造っておったんですけれども、26年、27年頃、知名町も製氷機が壊れたということで、沖永良部島漁協が、そのとき知名町は漁民と話をしたときに造るかどうか知名町に協議をしたそうです。知名町が造るんで、その後の維持管理を漁協にお願いするという話をしたときに、漁協の理事の皆さんが、知名町の製氷機が年間100万ぐらい維持費がかかると。それだけの費用対効果が見込めないということで、漁協としては断ったそうです。ということで、もう漁協から当時和泊町に両町使わせていただきたいというような話があって、今、知名町の漁民も、あるいは沖永良部の島の島民も利用しているという状況に至っております。
     なお、児玉議員が今おっしゃった、知名町は知名町の負担ということもありますので、それで、それ以外も、今農林水産業に関し両町でいろんな協議会を持ってやっているんですけれども、知名町のほうからそのような使用料の話もありましたんで、今後、来年の令和4年に向けては、当初予算に向けては知名町としっかり協議をして、知名町からの負担ももらうように話合いは持っていきます。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     9ページ一番上、実験農場運営費、工事請負費、実験農場浄化槽改修、こちらの詳細の説明を求めます。
     次が、同じく9ページの20目の農業経営収入保険加入促進事業、これちょっといつだったか定かではないけれども、以前もそういう事業をやりますということでちょっと記憶があるもんですから、それが例えば好評で追加の事業なのかどうかというものをちょっと教えてください。
     次が、11ページの17目県単独補助金で利子補給事業が入っていますけれども、こちらの内容の詳細。
     以上3点、お願いいたします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     まず、1点目の実験農場の浄化槽の補修です。
     実験農場も施設開所から30年以上経過しまして、浄化槽が破損が来ておりました。これは県の指導もありまして、取替え工事を行います。
     なお、その当初は、実験農場花き振興課があって10人槽の大きな浄化槽だったんですけれども、今、一番小さい5人槽の浄化槽を設置する計画でこのような予算を計上させていただきました。
     続いて、2点目の、20農業経営収入保険加入、令和2年9月、前年の9月にコロナ対策ということで交付金を活用しての収入保険の加入促進を図りました。農業経営1,000万の収入のある方がこの収入保険に当初加入すると大体22万5,000円かかると、そのうちの2分の1以内、上限10万円を支給し、加入を促進するということで、前年度の実績が15名増えまして、それまで41名だったのが56名今おります。これももう県下の農業世帯でいくとトップクラスの加入率だと思いますけれども、これを是非今年度まで延長させていただけないかということで、10万掛ける20名の200万を計上させていただきました。
     以上です。
    ○企画課長(林 義仁君)
     11ページの新型コロナウイルス感染症対策利子補給事業につきましては、新型コロナウイルス感染症により経営に大きな影響を受けている中小企業者の経営の安定化を図るために利子補給を行います。対象資金が設備資金または運転資金、かつ貸付金の限度額が4,000万、利子補給率が年2%以内、据置期間、最大3年間となっております。
     この事業の要件としましては、最近1か月の売上高が、前年、前々年度同月比5%以上減少、かつ、その後の3か月間も5%以上の減少が見込まれることということでありまして、奄振事業のほうで今年度のみの融資実行に限るということでありますが、各大島地区にあります金融機関全ての融資ということで、奄振事業のほうで10月1日から組まれております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     ご説明いただきました実験農場については、浄化槽を人数に合わせて小型化というところまでしっかりと精査されていてよかったなと思います。
     収入保険に関しましても、いろいろ災害等があったときに、いろいろと町が支援しなければならないということも、これでだんだん減ってくると思いますから、さらなる促進に努めていただけたらなと思います。
     あとは、利子補給事業ですけれども、要件がすごく細かくて分かりづらいですけれども、活用していけば、やっぱり長引くコロナ禍の中で影響を受けている方々の支援になると思うので、啓発を細やかにお願いできたらなと思います。すみません、これ要請でしたが、3点とも。
     最後1点だけ確認させてください。
     12ページの土木費の3目の排水路測量設計委託、これ場所等、詳細な説明をお願いいたします。
    ○土木課長(和田清良君)
     過疎道路整備事業、和泊排水路測量設計なんですが、現在も和泊保育所の前まで排水路を工事しているんですが、それの下流側、図書館の裏の手のほう、そちらのほうの排水路の委託の予定であります。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑がないようですので、次に、9款教育費から13款予備費までの質疑を行います。
     12ページ下段から18ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     13ページ、14修学旅行キャンセル等のところでお尋ねいたします。
     これは、小学校が奄美、中学校が鹿児島のほうに行く予定のやつだと思いますけれども、今現在、奄美のほうでも県のほうでもコロナ等が収束がなかなか見込めない状態でありますけれども、これはキャンセル料等でこれだけの金額があるということは、早めの判断だったらもっと安くなるのかなとも思いますし、今現在、行けると感じているのか、それとも、やはりもうキャンセルをせざるを得ないかなと、どういうふうに考えてのこの計上になるのかお尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     現在、このキャンセル料は、当日の朝、最大のキャンセル料を積算しております。ですので、事前にキャンセル料が、いつ、ここはもうキャンセルします。例えば奄美大島、予定しておりますけれども、キャンセル料が発生しない段階でやめて都内にするとかいった場合はかかりませんので、極力そういった形で、事前に感染状況を把握しながら対応したいと考えており、現在、奄美大島が一応数名出ておりますけれども、10月25日から行く予定にしておりますが、昨日かおととい検討会しておりまして、具体的な内容はまだ私は確認しておりませんが、現在のところ行く方向で考えているところでございます。奄美のほうは以上ですが、次の中学校のほうは、12月に熊本または福岡とか長崎を検討しておりますが、県外でございますので、こちらはやはり慎重に考えないといけないと考えております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     13ページの教育費、下のほうの小学校管理費で、会計年度任用職員期末手当、これ給料的なものが乗っからずに期末手当だけ乗ってきたので、ちょっと中身が分からないので教えていただきたいなと思います。これが1つ目で。同様のことは14ページの中学校管理費の部分も一緒です。
     あと最後が17ページ、教育費の保健体育総務費、町体の優勝旗ということで、これ個人、もう寄附をいただいているということは聞いておりまして、すごくありがたいことだと思いますから、今年町体はないんだけれども、例えば来年の優勝旗授与とか参加していただくとか、そういった計画をしっかりやっていただきたいなと思うんですけれども、そのあたりを教えていただけたらと思います。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     さっきの13ページの会計年度任用職員の手当でございますが、当初予算で当初予算を計上しておりましたけれども、その際、積算誤りがございまして、一番低い額の5級のほうで積算しており、不足分が生じておりましたので、その追加分でございます。中学校のほうも同様でございます。
     それから、17ページの保健体育総務費の負担金100万でございますが、間もなく完成するというふうに伺っておりますが、当然寄附した方に対して、来年の大会、また来年できない場合は、どこかのイベントとか行事等で、そういった形で町民の皆さんにお披露目したいなと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     14ページです。
     幼稚園の補修費が42万1,000円補正で計上されておりますが、説明を求めます。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     幼稚園の維持補修費でございますが、議員もご存じかと思いますが、老朽化が著しく、今回も園舎の天井裏のコンクリートの剥離によりまして点検補修をしたところ、補修が必要ということで計上しております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、次に、第2表債務負担行為補正、第3表地方債補正の質疑を許します。
     表紙から7枚目の4ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第37号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第37号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第4号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第9 議案第38号 令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予 算(第2号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第9、議案第38号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第38号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、歳入では、国民健康保険税830万3,000円及び繰越金105万6,000円の増額の予算措置であります。
     歳出では、基金積立金888万1,000円及び総務費25万3,000円の増額等の予算措置であります。
     その結果、歳入歳出予算の総額は11億246万5,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第38号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第38号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第10 議案第39号 令和3年度和泊町介護保険特別会計補正予算 (第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、議案第39号、令和3年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第39号、令和3年度和泊町町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、国庫支出金1,117万1,000円の減額、繰越金7,365万1,000円の増額等の予算措置であります。
     歳出では、諸支出金4,936万円の増額等の予算措置であります。
     その結果、歳入歳出予算の総額は10億1,843万7,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第39号、令和3年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第39号、令和3年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第11 議案第40号 令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正 予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、議案第40号、令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第40号、令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、後期高齢者医療保険料144万7,000円及び繰越金664万9,000円の増額等の予算措置であります。
     歳出では、諸支出金20万1,000円の増額等に伴う予算措置であります。
     その結果、歳入歳出予算の総額は1億4万7,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第40号、令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第40号、令和3年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第12 議案第41号 令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算 (第2号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、議案第41号、令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第41号、令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入では、町債1,130万円の増額等の予算措置であります。
     歳出では、総務費234万円の増額等の予算措置であります。
     その結果、歳入歳出の総額は2億6,953万5,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑ないようですので、次に、第2表地方債補正の質疑を行います。
     表紙から5枚目の2ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第41号、令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第41号、令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第13 議案第42号 令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補 正予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、議案第42号、令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第42号、令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、繰入金80万6,000円の増額等の予算措置であります。
     歳出では、農業集落排水事業費371万2,000円の増額等の予算措置であります。
     その結果、歳入歳出の総額は2億3,186万7,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑がないようですので、次に、第2表地方債補正の質疑を行います。
     表紙から5枚目の2ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第42号、令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第42号、令和3年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第14 議案第43号 令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1 号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、議案第43号、令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第43号、令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的収入では、水道事業収入69万7,000円の増額の予算措置であります。
     収益的支出では、水道事業費用200万円の増額の予算措置であります。
     詳細については事項別明細書のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     収益的収入及び支出の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第43号、令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第43号、令和3年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午前10時56分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 中 田 隆 洋
     和泊町議会議員 山 下 幸 秀

9月17日(決算議案審査)

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和3年9月17日(金曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第4号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 議案第44号 令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定について
     ○日程第3 議案第45号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
     ついて
     ○日程第4 議案第46号 令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定につい
     て
     ○日程第5 議案第47号 令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ
     いて
     ○日程第6 議案第48号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認
     定について
     ○日程第7 議案第49号 令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
     て
     ○日程第8 議案第50号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
     について
     ○日程第9 議案第51号 令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算
     認定について






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
    総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
    企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
    税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    事務局長 先山照子君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、桂弘一君及び山口明日香君を指名します。

    △ 日程第2 議案第44号 令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定に
     ついて
    △ 日程第3 議案第45号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳
     出決算認定について
    △ 日程第4 議案第46号 令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決
     算認定について
    △ 日程第5 議案第47号 令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出
     決算認定について
    △ 日程第6 議案第48号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳
     入歳出決算認定について
    △ 日程第7 議案第49号 令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決
     算認定について
    △ 日程第8 議案第50号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入
     歳出決算認定について
    △ 日程第9 議案第51号 令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の
     議決及び決算認定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第9、議案第51号、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算認定についてまでの以上8議案を一括上程し、議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     ただいま一括して上程をいたしました議案につきましては、地方自治法第233条第3項の規定により、議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算をはじめ、議案第45号から議案第50号までの6特別会計歳入歳出決算及び地方公営企業法第32条第2項の規定及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、議案第51号、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算について、別紙監査委員の意見書をそれぞれ添付してご提案をいたします。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますが、主要施策の成果及び事業実績説明書を参考にしながら、審議の上、議決をくださいますよう、よろしくお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     それでは、総括質疑を行います。
     初めに、議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○2番(島田浩樹君)
     全協のほうでも説明を受けましたが、改めて具体的にお聞きしたいと思います。
     10年間続いている徴収確保対策団体を脱却すると熱いお気持ちをお聞きしましたが、この10年間続いている団体を脱却する具体的な方策等をお聞かせください。
    ○税務課長(山元博文君)
     お答えします。
     昨日の9月9日の全協のほうで、鹿児島県のほうで徴収率が93%以下ということで、令和3年度も本町を含め徳之島3町、4町が指定を受けたところであります。過去12年ほど確保団体に指定されておりまして、全協の席で本年度、令和3年度は、93%を超えて脱却を目指す目標を私は発言させていただきました。
     町としましては、これまでも取り組んできておりますけれども、徹底した財産調査、預貯金、給与、不動産、生命保険、電力会社、携帯電話会社などの捜索の実施により滞納者の状況を把握し、また、令和元年度に定めました和泊町税等に関わる滞納処分の執行停止事務処理取扱規程により、適切な執行停止に努めていく考えであります。その中身としましては、5年間の時効等もありますけれども、調査等徹底しまして、資力のあるなしをはっきりさせた上で取れるものは取る、落とすものは落とす、押さえるものを押さえるという処分の方法を考えております。
     この率を下げている原因といたしましては、現年度のほうは、パーセントではいいんですけれども、滞納のほうが主な部分に当たります。この滞納繰越分の縮減、調定のほうを減らすのがこれからの大きな作業かなと思っております。やはり資力の見極め、そちらのほうを行いまして、執行停止に努めてまいりたいと思っております。
     以上です。
    ○2番(島田浩樹君)
     滞納の方の徴収がやっぱり大きな課題になるのかなと思います。そこの課題を解決していくとお聞きしましたが、やはり、今、徴収員が不在ということで、今後、その徴収員がいないと徴収できないのかなという課題があると思うんですが、その辺の対策等は今後どうしていくのか、お聞かせください。
    ○税務課長(山元博文君)
     お答えします。
     徴収員の件でありますけれども、令和2年度まで国保税の徴収を主にしておりました方が、経緯としましては、一つには高齢ということで本人からの申出もありまして、2年度いっぱいで行っております。また、町といたしましても、自主納付が基本ということで進めておりまして、税金につきましては納めてもらうのが基本、取りに行くものではないという方向で進めております。また、この間、全協のほうでそのような質問がありまして、1名確保するのか。それは、これからまた課内、また担当課のほう、総務課のほう、財源と思われますので、令和4年度の当初予算に向けて、また検討してまいりたいと思います。
    ○2番(島田浩樹君)
     やはり税金の徴収が歳入の最大の本町の財源になりますので、徴収のほうに努めていただきたいと思います。
     終わります。
    ○議長(永野利則君)
     執行部の皆さんは、答弁するときにはマスクを外してください。
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     監査意見書を読ませていただきました。将来負担比率のほうが大きく改善をいたしている点がよかったのかなと思っております。コロナ対策として、国の財政出動が大きい要因だとは思っております。執行残、事業もできなかった、イベント等できなかった部分の残で基金の積み上げを財政基金のほうで22億5,000万ほど、それプラスほかの基金のほうでも合わせて2億7,000万ほどの基金繰入れができたことによって、将来負担比率の分子でありますその部分の削減、また、財政出動による標準財政規模の拡大、分母の拡大によって大きく改善が見られているのかなと思っております。監査意見書の最後の部分でもありますが、その中であっても、役場職員、執行部においては合理的な経費削減、全般の歳出削減に努められるのが顕著に見られているということでありました。大変評価したいと思っております。
     その中で、今、島田議員のほうからありましたが、まだやはり自主財源の確保というのが課題ではあるというふうに指摘を受けております。さきの質問の中の未収金対策も大変重要な課題だと思っております。
     あと一つが、税務課長にちょっとお尋ねをしたかったのは、税収の中で町民の経済動向とかそういったところを把握する中では、町民税、住民税というのがやはり大事になってくると思っております。令和2年度決算を見ますと、町民税は若干の伸びというか、横ばいですね。比率で0.4倍ということでありますので、令和2年度の町税の算定をするときには、令和元年度の町民の所得で算定していくわけでございますが、令和元年度がそのコロナ元年と言われるときで、大変、経済的打撃を受けた年であると思うんですが、国のほうでもその持続化支援、継続支援等々の支援があって、総合的には横ばいになっていると思うんですが、町税の算定をしていく中でそういった支援が行き届いていない。また、所得が大幅に下がったような顕著なその業種、職種だったり、そういう方々、どういった方々がそういったところがあったのかどうか。あれば教えていただきたいんですが。
    ○税務課長(山元博文君)
     1点目の未収金のほうにつきましては、和泊町のほうで、収納対策向上対策会議というものがありまして、各課9課1局、合計10課で会議等を行っておりまして、徴収率向上に向けて頑張っているところであります。また、3年度の目標も立てております。
     コロナ関係の分につきましては、事業所のほうの中身等はちょっとまだ把握していないんですけれども、所得のほうに関しましては、元年度と比較しまして個人住民税では、調定額のほうでは減ったんですけれども、もう全体でしか答えられないんですけれども、収入額のほうについては、元年度よりプラスのほうで推移しております。また、事業者等に100万とか、あと和泊町におきましては、ホテル、旅館等の町内でまた宿泊とかする事業もありまして、いろいろあったと思うんですけれども、そのほうの収入のほうの割合とかいうものはちょっと把握しておりません。
    ○9番(中田隆洋君)
     今、全体像でしか私もこの資料では見れないんですが、ぜひ農業の中でも特に所得に影響が出た作物だったり、そういった、それか、その業種であっても、大きく影響を受けた業種というのを私もやっぱり把握したいと思いますし、それをまた次の施策に生かせればと思っていますので、そういったところ、もし顕著に現れているところがあれば、後で報告をいただきたいなと思っております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第45号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第46号、令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第47号、令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第48号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第49号、令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第50号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第51号、令和2年度和泊町水道事業剰余金の処分の議決及び決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     これで8議案の総括質疑を終わります。
     お諮りします。
     ただいま議題になっております8議案については、議長と監査委員を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、8議案については、議長と監査委員を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。
    散 会 午前 9時46分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 桂 弘 一
     和泊町議会議員 山 口 明日香

9月24日(議案審査)

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和3年9月24日(金曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第5号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 議案第44号 令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定について
     ○日程第3 議案第45号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
     ついて
     ○日程第4 議案第46号 令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定につい
     て
     ○日程第5 議案第47号 令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ
     いて
     ○日程第6 議案第48号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認
     定について
     ○日程第7 議案第49号 令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
     て
     ○日程第8 議案第50号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
     について
     ○日程第9 議案第51号 令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算
     認定について
     ○日程第10 議案第33号 和泊町過疎地域持続的発展計画の策定について
     ○日程第11 陳情第5号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を
     求める意見書の提出について
     ○日程第12 発議第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を
     求める意見書
     ○日程第13 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第14 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について

    1.議事日程〔第5号の追加1〕
     ○追加日程第1 議案第52号 和泊町副町長の選任について
     ○追加日程第2 議案第53号 和泊町教育委員会教育長の任命について
     ○追加日程第3 議案第54号 和泊町教育委員会委員の任命について






     ○閉会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
    総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
    企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
    税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    事務局長 先山照子君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、島田浩樹君及び森富隆君を指名します。

    △ 日程第2 議案第44号 令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定に
     ついて
    △ 日程第3 議案第45号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳
     出決算認定について
    △ 日程第4 議案第46号 令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決
     算認定について
    △ 日程第5 議案第47号 令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出
     決算認定について
    △ 日程第6 議案第48号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳
     入歳出決算認定について
    △ 日程第7 議案第49号 令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決
     算認定について
    △ 日程第8 議案第50号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入
     歳出決算認定について
    △ 日程第9 議案第51号 令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の
     議決及び決算認定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第9、議案第51号、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算認定についてまでの8件を一括議題とします。
     以上8議案については、決算審査特別委員会に付託してありましたが、会議規則第77条の規定により、決算審査特別委員長から決算審査特別委員会の報告書が提出されております。
     この際、これを議題とし、決算審査特別委員長から審査結果の報告を求めます。
    ○決算審査特別委員長(東 弘明君)
     おはようございます。
    委員会審査報告書
     委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。
     議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第45号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第46号、令和2年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第47号、令和2年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第48号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第49号、令和2年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第50号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第51号、令和2年度和泊町水道事業会計余剰金の処分の議決及び決算認定について、可決及び原案認定すべきものと決定。
    ○議長(永野利則君)
     東委員長は、先ほど余剰金ということで、余剰金を剰余金に直してください。
    ○決算審査特別委員長(東 弘明君)
     失礼しました。修正します。
     令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算認定について、可決及び原案認定すべきものと決定と訂正します。
     審査の結果。
     本委員会に付託された令和2年度一般会計、特別会計、水道事業会計歳入歳出決算は、審査の結果、可決及び認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。
     以上。
    ○議長(永野利則君)
     決算審査特別委員会は、議長と監査委員を除く全員で構成しておりますので、委員長に対する質疑は省略します。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから、議案第44号、令和2年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第51号、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決及び決算認定についてまでの8件を一括して採決します。
     この採決は起立により行います。
     決算審査特別委員長の報告は8議案とも認定で、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決については、原案のとおり決定であります。
     決算審査特別委員長の報告のとおり、認定及び原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、8議案とも決算審査特別委員長の報告のとおり認定することに決定し、令和2年度和泊町水道事業会計剰余金の処分の議決については、原案のとおり可決されました。

    △ 日程第10 議案第33号 和泊町過疎地域持続的発展計画の策定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、議案第33号、和泊町過疎地域持続的発展計画の策定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第33号、過疎地域の持続的発展の支援のため、令和3年度から5年間の新たな計画を策定するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第33号、和泊町過疎地域持続的発展計画の策定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第33号、和泊町過疎地域持続的発展計画の策定については、原案のとおり可決されました。
     お諮りします。
     ただいま町長から議案第52号、議案第53号、議案第54号が提出されました。これを日程に追加し、議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     以上、3議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。

    △ 追加日程第1 議案第52号 和泊町副町長の選任について
    ○議長(永野利則君)
     追加日程第1、議案第52号、和泊町副町長の選任についてを議題とします。
     提出者の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第52号、前任者の退職に伴い、伊原拓也氏を副町長に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。
     なお、伊原氏の略歴等については、別紙記載のとおりです。今回、知事に派遣を要請し、推薦をいただいたところであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第52号、和泊町副町長の選任についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に喜井和夫君及び児玉実隆君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。
     本案に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順番に投票願います。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     喜井和夫君及び児玉実隆君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告します。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票です。
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、議案第52号、和泊町副町長の選任については、同意することに決定しました。
     議場の出入口を開きます。
    〔議場開鎖〕

    △ 追加日程第2 議案第53号 和泊町教育委員会教育長の任命について
    ○議長(永野利則君)
     追加日程第2、議案第53号、和泊町教育委員会教育長の任命についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第53号、任期満了に伴い、引き続き竹下安秀氏を和泊町教育委員会教育長に任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
     なお、略歴等については、別紙記載のとおりであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第53号、和泊町教育委員会教育長の任命についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に東弘明君及び中田隆洋君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。
     本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順に投票願います。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     東弘明君及び中田隆洋君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告いたします。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 11票
     反対 0票です。
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって議案第53号、和泊町教育委員会教育長の任命については、同意することに決定しました。
     しばらくお待ちください。
    〔議場開鎖〕

    △ 追加日程第3 議案第54号 和泊町教育委員会委員の任命について
    ○議長(永野利則君)
     追加日程第3、議案第54号、和泊町教育委員会委員の任命についてを議題とします。
     提出者の説明を求めます。
    ○町長(前 登志朗君)
     議案第54号、前任者の任期満了に伴い、逆瀬川逸子氏を教育委員会委員に任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
     なお、略歴等については、別紙記載のとおりです。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     教育委員の任命でありますが、最近、今現在、教職員上がりの方が3名、そして民間の方が1名、そして教育長が教育職上がりと。これについては、もう一人、民間の方を増やしたほうがいいんじゃないのかなと昨今、言われておられましたが、なぜ教職員上がりの逆瀬川さんを任命されておられるのか、お尋ねいたしたいと思います。
    ○町長(前 登志朗君)
     お答えいたします。
     確かに民間のほうから選ぶということもございます。ましてや、そちらのほうもいろいろ考えたのですが、逆瀬川逸子氏は、教職終了後も民間のいろいろなところでご活躍いただき、また現在も民生委員として大変活躍いただき、積極的にあちらこちらで意見を述べている、そういう姿勢を見るにつけて、ぜひ、また頑張っていただきたいという思いで選任させていただきました。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第54号、和泊町教育委員会委員の任命についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に山下幸秀君及び桂弘一君を指名します。
     投票用紙を配ります。
    〔投票用紙配付〕
     念のため申し上げます。
     本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順番に投票願います。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票を行います。
     山下幸秀君及び桂弘一君、開票の立会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告いたします。
     投票総数 11票
     有効投票 11票
     無効投票 0票です。
     有効投票のうち
     賛成 3票
     反対 8票
     以上のとおり、反対が多数です。
     したがって、議案第54号、和泊町教育委員会委員の任命については、同意しないことに決定しました。
     議場の出入口を開きます。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第11 陳情第5号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税
     財源の充実を求める意見書の提出について
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、陳情第5号、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出についてを議題とします。
     お諮りします。
     陳情第5号については、会議規則第92条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、陳情第5号については、委員会の付託を省略することに決定しました。
     これから討論を行います。
     討論ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから陳情第5号、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出についてを採決します。
     この採決は起立により行います。
     この陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、陳情第5号、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出については、採択することに決定しました。

    △ 日程第12 発議第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税
     財源の充実を求める意見書
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、発議第4号、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書についてを議題とします。
     発議第4号は、提案理由の説明を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、発議第4号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
     これから質疑を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから、発議第4号を採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定し、関係機関へ提出することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、本案を原案のとおり可決し、関係機関へ提出することに決定しました。

    △ 日程第13 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第14 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、各常任委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     各常任委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
     これで、本日の日程は全て終了しました。
     会議を閉じます。
     令和3年第3回和泊町議会定例会を閉会します。
    閉 会 午前10時09分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 島 田 浩 樹
     和泊町議会議員 森 富 隆

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