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更新日:2021年3月23日

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第1日(3)

発言者

池田 正一

発言内容

次に、池田正一君の一般質問を許します。
○2番(池田正一君)
 うがみやぶら。小学校、中学校、高校、卒業のときがちやぶたさや。卒業するわらんちゃ、卒業おめでとう。島からいじて、いじゃぐににてぃ、勉強するくわんちゃ、ちばって勉強したぼれ。また、働くくわんちゃも、一生懸命働ちたぼれ。うんちゃがふでて、島ち戻ってちゅぬとぅきたに、わちゃ島にうぬわちゃが、うぬちゅらじま守っておやぶんと。
 議席2番、池田正一です。
 サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆さん、常日頃から議会活動へのご協力、ご理解、ありがとうございます。今年度は議会議員改選の年でもありますが、和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 令和2年第1回定例会において、一般質問を3点通告いたしております。壇上よりは、1点させていただきます。
 昨年9月の第3回定例会において、台風時、悪天候のときの物流対策について質問いたしました。その折の町当局の返事といたしまして、まだ具体的な対策はないと。だが、町民への情報として、サンサンテレビ、または船舶会社のホームページで周知徹底を図る。これからまた防災無線等でもやっていきたいという旨の答弁をいただきました。
 今年もまた2月には3日間ほど船が欠航し、やはり生鮮食料品、牛乳、卵等が不足いたしました。小学校のほうでは、牛乳等がなかったために、家のほうからお茶等を持たせて、飲物を補充してくださいという通達もありました。
 2月の3町議員大会においても、県議会議員のお話の中でも、これは重要な問題だというお話も聞かせていただきました。
 それでは、ここで1つ目の一般質問をさせていただきます。
 1、台風や悪天候時等の物流対策について。
 ①1月に県の「台風発生時などにおける離島の物流に関する対策会議」が開催されました。具体的な内容はどのようなものだったのかお尋ねします。
 ②対策会議を踏まえ、本町ではどのような対策をしていくのかお尋ねします。
 以上、壇上より質問いたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の一般質問、1点目の答弁を順を追ってお答えをいたします。
 初めに、離島の物流に関する対策会議の内容についてお答えいたします。
 1月29日に、県知事、県関係部局、離島の市町村長、自衛隊、海上保安本部及び事業者などの出席の下、非公開で対策会議が開催されました。
 初めに、台風発生時などにおける離島の物資不足の現状、取組などについて、各市町村から報告があり、本町の現状としては、船舶が欠航した場合、まず生鮮食料品が不足する事態が発生していること、商業者における対策として、台風情報を基にふだんより多めの仕入れを行っていることと併せて、欠航を見越した仕入れは非常に困難であることを報告いたしました。
 本町における対策としては、先ほど池田議員も申し上げましたように、サンサンテレビや防災行政無線で各運航会社からの欠航についての情報提供を行うとともに、住民へのふだんからの備えについて啓発を行っていることを報告したところでございます。
 次に、物資不足時における円滑な対応について意見交換を行いました。
 以上、今回の対策会議におきましては、主に現状の把握と情報共有についての会議が行われたところでございます。
 次に、対策会議を踏まえ、本町ではどのような対策をしていくのかについてですが、この件に関しましては、本対策会議としても離島全体の課題だと考えており、本町では先ほど申し上げた対策はもとより、事前の台風情報などについても迅速な情報提供を行うとともに、今後とも行政機関及び関係事業者などと連携して、台風時などの物流対策に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
○2番(池田正一君)
 まだ対策の方法は進んでいないと、それでも県のほうでこのような対策会議がなされるということは、やはり全ての離島、まさに生鮮食料品不足、間違いなく発生していると。そして、それぞれの市町村でも、どうしてこれを解決していくか考えているところだとは思います。
 ただいま町長のほうでも船便等が止まりますよと。止まるから自分たちで何とか食料品等をキープしてください。これはまさに今起こっている、コロナが出ました、さあマスクをみんな買おう。一斉にマスクを買ってなくなる。まさにこの状況ですよね。
 さあ、船が止まるよ。牛乳と卵をみんな買いだめしてくれと、まさに言っているようなものです。すぐに、その手のものがなくなります。それを防ぐためにも、何とかして、この物流が滞ることなく、皆、町民、言うなれば島民全てに提供できるような対策を期待いたしております。
 新聞にも書いてありました。備蓄施設の重要性、これがやはり一番大事かなと。これをただ和泊町単独で造れ、これは大変です。知名町とも連携して、JAとも、または商工会とも連携して、こういった施設等を造っていくのも大事なときじゃないのかなと思います。
 この会議に参加されたのは町長だけでしょうか。では、その折に、担当の者もおったのかなとは思いますが、やはり備蓄施設等の重要性とかも訴えることは考えているとは思います。どうお考えなのか、お尋ねいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 この物流に関する対策会議は、町長のみが出席いたしまして、非公開で行われております。
 その後、先日3月6日付で県庁の離島振興課から文書が届きまして、そのときに出された主な課題ということで、8項目出されたようでございます。
 まず、住民に対する食料品等の事前備蓄の必要性の普及啓発、それからフェリー会社に対する台風通過後の臨時便等による対応の要請、海上保安庁に対する緊急時の輸送の要請、九州電力に対する停電時の円滑な復旧対策の要請、フェリー会社に対する重要物資の優先輸送の要請、停電時の冷凍倉庫等の電源対策、食料品の事前備蓄、台風前後のフェリーの入出港対策、以上の8点がこの会議の中で出された主な項目でございます。
 以上の8項目について、先ほど申しました県の離島振興課から市町村の状況、それから見解の調査が今来ているところでございまして、その実態調査を参考にして、4月に開催される離島市町村企画担当課長会議において意見交換がされているようでございます。
 県においても、この問題に対しては非常に重要なことだということで、前向きな対応をしているようでございますので、引き続き、県、それからそういう問題を抱えている離島市町村で連携を図りながら、対策を進めていくのが最善の方法かと思っております。
○2番(池田正一君)
 全ての会議を通して意見を聞いてする、当然そういうことだと思います。しかし、これが具体的な策等を考えて、どれぐらいで少しでも解決する策ができるのか。こういった長く期間がかかるようになるのではないかなという不安もやはりあるんですよね。
 もう最近は見事に台風がすぐ近くで発生し、この2月も台風ではないんですよ、この2月の。それでも3日間船が来ませんでした。最近の船舶はやはり安全を考慮して、なかなか海等が荒れたら出ないという事態も多々あります。その折にも、その2月の3日間のときにも、やはり生鮮食料品が不足しました。ということは、もう、これからまた4月、5月と暑くなってきたら、台風が常にそこで発生します。だから、これはなるべく早く対策等を考えてやっていく必要があると思うのですが、課長、町としてもいろんな関係機関と話をして、やはり備蓄する施設等は必要かなと私は思っているんですが、いかがお考えでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 生鮮食料品、それから日常生活用品の備蓄については、当然、必要性があると思っておりまして、先ほど申し上げましたように、冷凍倉庫等の案も出ておりますので、そういうものにも補助金を使ったらどうかという案等も今考えられているところでございます。冷凍コンテナ等を入れても、電源の確保ということもまた問題になってきますので、九州電力等とも調整を図っていく必要があると思っております。
 池田議員もおっしゃいましたけれども、町単独でするのはどうかと思いますので、知名町とか、それは大島地区全体の問題だと思っておりますので、そういう補助金の要請等はしていく必要性があると思っております。
○2番(池田正一君)
 ぜひ両町、もしくはその関係する機関等と一生懸命連絡を取ったり考えたりして、すばらしくいい方法ができることをとても期待いたしております。今回は、私が9月に質問した後に、このように対策会議等があったもので、これはもう全ての市町村、離島の市町村が考えていることだなと思って、すぐにまたこの会議があったもので、どういったことがなされたのか気になって、今回の質問をさせていただきました。
 今聞いた中では、県のほうからもこのように対策等、こういった項目で対策をしてくださいという要望もあったと。あとはもうそれぞれの市町村の考えですよね。
 それでこの会議等において、またほかの市町村の首長とも会う機会もあったはずです。何か対策等を講じているところもあったのでしょうか。あればお尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 この対策会議に私が出席しておりますので、会議の内容につきましては、非公開でということでありましたので、この会議の中で出された案件、先ほど総務課長が言いました案件につきましては、それぞれの市町村、港を保有する島、全部が同じような課題を抱えているところでございます。そのようなことで、今これをどう対応しているかというものについては、具体的な実施案件は各市町村ともありませんでした。ただ、現状は物資が不足すると、またなくなるということの報告で終わっております。それをどういうふうに具体化していくかというのが、今総務課長から報告がありました、次回の対策会議から逐次議論されていくものだ、そのように思っております。
 池田議員の備蓄基地という言葉がありましたが、それは当然必要なことで、全市町村が要望しているところでございますが、その事業を導入するというのは、単独では到底無理なことでございまして、国の支援をいただくような、こういう会議を通じて、どうしてもこういう施設が必要ですよということを県全体で訴えていかないといけないと。国に、補助の事業の創出というのを訴えていかないといけないということでございまして、これからの会議は大きな具体的な対策が考えられていく会議になってくるかと、そのように思いますので、本当に池田議員が思っているように、今日明日できるような案件じゃないような気がいたします。
 それで、今私のほうからも、冷凍コンテナは貸出しできますよといった船会社からありましたけれども、それが停電になるというと、どうにも使えないというようなことから、やはり大型の冷蔵施設を整備することによって、自家発電なども整備されるでしょうし、そういうものが国の支援の対象になるような訴えを今後各離島の市町村の意見をまとめて、県としても統一した意見として国に訴えていかなければいけない、そのように考えているところでございまして、当然、永良部一島一施設になるかもしれませんが、永良部の場合には知名とも議論をしながら、そしてこれを使うであろう業者も巻き込んだ検討をしていかないといけないと、そのように思っております。ただ、そういう希望はありますけれども、今からの協議会の内容次第で、県一丸となって取り組んでいくかということでございます。
 それから、自衛隊も出席しておりましたので、いろんな台風、強風時には船舶も飛行機も飛ばないというようなことでございますので、自衛隊に何とか応援ができないかというと、やはり災害の程度というか、これは船が来なくて物資が足らないということで、激甚とかいろんなそういうものに自衛隊などは要請をされると、そこに先頭を切って行かなければいけないというようなことから、なかなか自衛隊の活動としても難しい面があるようでございますが、海上保安庁もしかりでございます。
 いろんな関係機関が一堂に会して情報を共有したと。その1回目の1月29日の会では、お互いに、県も各離島市町村も関係機関も共有したということが手始めでございまして、これからの協議会が重要になってくるかと、そのように思っておりますので、総務課長がお答えしたように、それから項目について、現状を踏まえながら、県に訴えていく。これが各離島の市町村の役割かなと、そのように思っておりますので、またいい案がありましたら、担当課と議論をしていただければ大変ありがたいと、そのように思っております。
○2番(池田正一君)
 中身等も今聞かせていただきました。やはり鹿児島県の離島、まさに台風の常襲地域でもあるし、海があります、距離もあります。南北に600キロぐらい鹿児島県はあります。その中でも、船がやはり全て物流の主を担っておりますから、すごく重要な問題。だから、県のほうでもこの対策会議をした。そして、この奄美群島全ての首長、また連携して、これは要請というか、ぜひしていただきたいと。このようにしないといつまでたっても離島と本土との格差があると。せめて物流だけでも滞らないようにしていくための対策として重要な課題だと思っております。
 これからも全ての市町村と連携して、ぜひ県のほうに上げ、県のほうからまた国のほうに上げ、国のほうの予算が使えれば、それが一番いいことだと思いますので、そのようにしてくださるように、よろしくお願いいたします。
 私たちも当然何なりの策があれば言っていきますし、商工会、JA、全てが連携してやっていかなければいけない問題だとも思っております。
 これからもこの物流対策については、なるべく早くいい方法ができるように、陳情のほうもよろしくお願いいたします。
 続きまして、2つ目の質問をさせていただきます。
 町長が先ほど述べられました施政方針の中に、介護人材の育成・確保とあるが、具体的にどのような取組をしていくのかお尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の2点目の質問にお答えをいたします。
 介護が必要な高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、地域社会で支え合い、自立を支援していく取組が求められている一方で、受皿となる島内の各介護サービス事業所においては、福祉や介護に従事する職員の高齢化などにより、職員の人員確保が重要な課題であると認識しております。
 県が昨年9月に県内約4,865の介護サービス事業所を対象に実施した実態調査によると、大島地区では特に不足している職種として、介護職員、訪問介護員、介護福祉士という結果が挙げられており、離職率が高い理由としては、賃金が低い、介護業界以外への転職、精神的に仕事がきついという理由となっており、以前、本町が知名町と共同で実施した調査結果と同様な結果でありました。
 また、人材育成に関しても、費用負担や職員の定着率が低いことなど、課題を抱えている現状にあることから、介護保険事業所との意見交換会を知名町と共同で開催し、情報共有と課題解決に向けた意見を集約していくとともに、県や関係機関とも連携し、必要な支援に努めていきたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次の質問に対しては、担当課長からも答弁をさせていただきます。
○2番(池田正一君)
 ただいまの町長の答弁を聞いて、大島地区で県内のほうでも特に離職率が高いと、人材が不足していると。なぜこういった原因があるのかということは考えたことが、検証したことがありますでしょうか、お尋ねします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 介護職員、介護事業、高齢者の方々の介護をするということで、特に若い方を中心に介護に関するマイナスのイメージがあるのかなと感じているところでありまして、そのためには今後介護事業に対する魅力度アップというようなことで、介護がやりがいがある仕事だよというようなことなどを含めて、人材の育成、確保に努めていければなと感じているところです。
○2番(池田正一君)
 まさに課長、そのとおりなんです。イメージなんです。マイナスイメージなんです、介護職。この間、そういった介護職のところに行って、いろいろ勉強も、いろいろ意見も聞かせてもらいました。人材育成に対する実務研修とかそういったところに関する補助金等は、それぞれの施設で出すよと。それでも人がなかなか集まらないと。なぜか。イメージが悪いんです。そんなに悪いものでもないとは思うんですけれども、この仕事も、とてもお年寄りの方々に喜ばれ、そして週何回でも通っていける。そういったのも、このヘルパー等でもあります。しかし、来ない。これはやはりイメージが悪い。だから、もっと働いている方々がはつらつとしているところを皆さんに見せて、ああ、なんだ、介護の仕事もそんなきついきついばかりじゃないじゃないかとか、そういった発信もぜひしていただきたいなという話も聞きました。
 これ、5年前のですかね、国勢調査で、和泊町のやつ、ちょっと資料を頂きました。その折、女性の職業の中では農業の次に医療福祉関係の従事者が一番多かったです。これはあくまでも27年度の国勢調査です。363名ですか、男性のほうは88名と少なくはなっておりますが。この当時これだけの人数、これでもやっぱり少ないでしょうね、いました。でもどちらかというと、年齢別にしてもやはり高齢の方々が多々おります。5年たったということは、また1ランク上に上がっていると、そういった状態でもあると思います。
 ですから、今までは介護をしていた方々が、これからは介護をされる方になると。私たちの介護は誰がしてくれるのと。下の子がいません。若い人がなかなか入ってきません。なぜか。そうなんです。イメージなんです。マイナスイメージなんです。でも、全然やりがいのある仕事だと思います。これもまさに保育士同様、介護士、人材不足です。日本全国的にも人材不足ではあります。ですけれども、人材不足、人材不足と言って終わらせるわけにはいけません。人材がいなかったら、そういった施設等に入る方もおられなくなるんです。
 さて、これでどういったイメージアップ等をやっていくか。ぜひ課長、何かありましたらお聞かせください。今すぐにこのプラン、こういうのをしたらいいんじゃないのかとか、無理かもしれませんが、ぜひこれからマイナスイメージを払拭して、やりがいのある仕事というアピール等をしてほしいんですけれども、いかがでしょうか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 現在、町内にはおおよそ8つの法人等が二十数種類のサービス事業を展開して、介護が必要な高齢者が地元で住みやすい環境づくりのために日夜努力して頑張っていただいております。
 その中では、介護福祉士会という若い優秀な職員を中心とした会も組織されております。そういう方々の意見も取り入れながら、今後、町内にある事業所の情報、ビデオとかそういった形で情報を広く町民に提供しながら、介護に対するイメージアップを図っていければなという、今ざっとしたプランを持っているところです。
○2番(池田正一君)
 介護資格のサポート募集要項、去年とかも出したらしいんですけれども、募集者はゼロであったと。誰も来てくれませんでした。だから、どういった方々、例えば今農業している方々でも、この資格を取って、その空いている時間、空いている時間って、常に農業をして、これをしてと、そんな働き詰めにせいとは言いませんよ。農業している方々でちょっと暇な時期になってきたら、1日でも、例えば訪問ヘルパーの資格を取り、行くと。そこで、言い方は失礼ですけれども、小遣い程度のお金は十分稼げる。そういった事業でもあると思います。
 ただ、このように募集を出しても集まらないと。それでも、個々の事業所にしたら、また今年度も一応募集のあれはすると。やはりそれはしないことには、しようと思う子もいないだろうと。だから常にゼロであっても募集はしていきたいというふうな返事をいただきました。
 また、こういった実務者研修のカリキュラム等には、大体もう受講料が10万とかかかるんですけれども、それぞれの施設がみんなこれも負担して、受ける方々になるべく負担がないようにしていくというような旨もありました。また、そういったことで、10万円の負担があって、各事業所でもしできない場合は、町等でそういったもの補助等できるのかできないのかも、ここでお尋ねしたいと思います。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 職員の資格取得等にかかる部分については、各事業主、基本的には各施設、事業所等が負担すべきものと考えておりますけれども、国県のほうでも、介護人材の部分に対しては、キャリアアップでありますとか、介護人材育成に関わる対策に必要な事業も創設されておりますので、そういった事業がありますよという提供も行いながら、人材確保に努めていきたいと思っております。
○2番(池田正一君)
 本当に介護士の人材を確保する、これは重要です。今こうやっておられる皆さん、皆さん方もいずれは年を取って、家でおられるか、介護施設に入るか、その折に介護士がいなかった場合はどうされますか。大変ですよ。入れないですよ。家ですよ。家で誰も見てくれる方がいなかったら、もう独り暮らしですよ。そういった事態にならないように、ぜひ頑張って、町を挙げて、町どころか国を挙げてしないといけない問題でもありますけれども、ぜひ介護士の確保、そしてやってくれる方、僕も何人かにアプローチはしようと思いましたけれども、うまいこと説明できないんですよね。どういう感じにしてやったら、農業しながらでもできるよと。介護の免許取得をしていたら、もう日本全国どこに行ってまたできるよと。そうしたら、この資格等さえ持っていたら、給料もちょっと高いよと。免許がなく行くよりも高いですよと。そういったこともアピールできればいいなと思っております。
 課長、いろいろ問題は、対策に忙しい保健福祉課でありますけれども、まさに今はこのCOVIDの問題で大変だとは思いますけれども、COVIDが収まったら、次はもう介護してもらう方々が一気に増えてきます。ですから、どうかこの介護士を確保すること、ぜひ頑張って、それぞれの施設等とも密に相談して、介護士の確保のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 これはもう課長一人のせいじゃないですから、ほかとも相談して、そして何かあったら私たちにも当然相談して、みんなでやっていかないといけません。本当に今こうやっている方々、いずれは入るんです。いずれは介護が必要になるんです。そんな寿命なんか決まっていませんから。90になっても元気、90過ぎてもうよれよれになったら、そういう場合はもう介護してもらわないと困りますから、よろしくお願いいたします。
 本当にこれはまただから、保育士のほうも一緒です。保育士も介護士も、本当に大変な時期だと思います、確保するのが。連携して頑張っていただければなと思っております。
 それでは、3つ目の質問をいたします。
 スポーツ施設整備について。
 我が町には、町民健康運動広場のグラウンドに芝生グラウンドがあります。私が見る限り永良部では本当に一番いい芝生のグラウンドではないかなと思われます。だから、ここでサッカー大会とラグビー、去年は話題になりましたね、ラグビー。ラグビーとかも行われてもいいんですけれども、島内ではなかなかラグビーに関してはそこまで積極的にする方々がおられません。ですから、主にやはりサッカーということになっております。
 この芝生のグラウンドと駐車場の間にフェンスを設置することはできないか、お尋ねいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 池田正一議員の3点目の町民運動広場、芝生グラウンドと駐車場の間のフェンス設置についてのご質問にお答えいたします。
 町民運動広場芝生グラウンドと西側駐車場との間には、現在フェンスは設置されておりません。一方、県道側駐車場との間には約5メートルのネットを設置し、ボールの飛び出しを防止しているところです。
 ご要望のフェンス設置につきましては、町民運動広場を利用している競技連盟やスポーツ少年団等、各団体と協議し、緊急性や必要性を確認した上で検討してまいりたいと考えております。
○2番(池田正一君)
 ぜひ検討していただきたいものです。
 なぜこれを出したかというと、やはり私も今息子らがサッカーをしている関係上、よく向こうの芝生のグラウンドのほうでサッカー大会が行われます。その折に、やっぱりボールを蹴ったら飛んでいくんですよ、出ていくんですね。その際、車が通るときに前にぼーんと落ちる、それで運転手もびっくりします。ある程度ボールが来るものと予測していればいいんですけれども、いきなり来た場合とかは、とても危険な状態です。
 そして、皆さん最近いい車をたくさん止めていますよね。そこにボールがバーンと当たると、少々へこむと、それはもう誰も文句は言いません。というか、まず見ていません。いつボールが当たってへこんだかも分かりません。そういった、それぞれ個人所有の車等にも傷がつくということもあります。
 そして、ボールを追いかけで、出ていったら子供たちが取りに行く場合もあります。その折に車等が通った場合には、事故等が起こる可能性もあるなと。今まで向こう等で事故があったかどうかとかいう報告はまだ私も知りません。そういった面でも、これだけの、サッカーといえばもう町民運動広場での芝グラウンド、まさにそういうイメージではありますけれども、ここをやはりきちんとフェンス等をやり、これからもこのようにすばらしい指導者等も来て、指導する機会もあります。結構、Jとか鹿児島実業のコーチ陣が来たりして、指導したこともあります。そういったのも踏まえて、ぜひこのフェンスを設置していただきたいと思います。
 先ほど教育長が言われました、関係団体。その関係団体、どういったところが具体的になるのでしょうか、お尋ねいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 関係機関というものは、基本的にはサッカーをされている方、またはグラウンドを利用されている方。今年度利用された件数としましては、約358件の申請がありまして、利用されております。うち、子供たちに関する利用としましては約45件申請されております。そういった形で、グラウンドを利用されている方々にお声がけをしまして、それで協議をして、これが今緊急性があるのか、その必要性がどれだけあるのかというのを皆さんで意見を出し合って、それから建設に向けては、検討していければと考えているところであります。
○2番(池田正一君)
 グラウンド申請、これはもう恐らく町民運動広場は全てを捉えての358件だと思います。この45件で、少年等のサッカー、これは恐らくサッカーで主に使うことだろうと思います。今までこの手の要望はなかったんですか。したとか、しないとか、そういうのも聞いて、何も動いてなかったのでどうなんだろうと、サッカーのほうから私は相談を受けたんですけれども、お尋ねいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 担当のほうにも確認をいたしましたが、ここ数年はそういったご意見は伺っていないと聞いております。
○2番(池田正一君)
 分かりました。ということは、前回言ったときに何も返事等がなかったので、諦めていたのかなという部分もあるかもしれません。そして、今回、私のところがちょうどサッカーをする子がいて、そこに行って、そういった意見を、池田正一がいれば、ちょっと言おうかという感じで言ったのかもしれません。しかし、私も見ていて、今までそう気にしないで見ていたら、ボールが飛び出ていったなぐらいしか思いませんけれども、フェンスをつけたほうがいいのではないのかなということを踏まえてやったら、やっぱりつけたほうが全然安全性にもいいと思います。
 そこまで高いとか、そういったフェンスは要りません。そこまでのキック力はまだ中学生、小学生はないと思います。高校生の場合はあるかもしれませんが。ですから、そこまで高いフェンス等の設置は、ボールが飛び出さない程度の高さでも結構ですので、そこはぜひ関係機関、関係機関ですから、グラウンド使用だったらサッカーもしくはグラウンドゴルフとか、そういったものに利用されていると思いますけれども、ぜひ機関の皆さんと話合いをして、いい方向に向けていってほしいなと思います。
 本当に島内全て見ても、あの芝生のグラウンドはいいですよ。あれだけ広々として、サッカーのコートも3つですかね。3つして、よくサッカー大会もしております。また3月にも、できればいいんですけれども、美ら島カップのほうもする予定と。あとは関係機関、両町と相談してできるかどうかも考えていると、検討はしているということではありますけれども、できたらいいなと私も思っています。
 このグラウンド、これも主にサッカーがメインではありますけれども、到底島内にはサッカーだけではありません。サッカーも、バレーも、野球も、いろんなスポーツをしている方がいます。だから、この屋内スポーツに関しましては、今度は体育館等の建設を考えていると。そして、野球に関しては、結構グラウンドはもういい感じでできております。もう中学校等のグラウンドが野球をするためのグラウンドとなって、きれいになっております。また、このサッカーに関しては、土のグラウンドはやはり駄目です。やはり芝生のグラウンドでするのがベストだと思います。
 となって、この芝生グラウンドにフェンス等が設置できたら、さらにクオリティーの高い、サッカーに関してのゲーム等もできるすばらしいグラウンド、どこにもアピールできるグラウンドになるのではないかなと思います。与論には見事なグラウンドがありますよね。ですから、和泊町もぜひこのようにサッカー等をするにおいても、事故が起きないであろう、このようなグラウンドにフェンスを設置していただきたいなと思います。
 以上で私の一般質問のほうは終わらせていただきます。ちょうど今日は3点いたしました。これはみんな聞いたことは、全てそちらの返事次第なんです。してくれますか、できますか、どういうふうにしますかと。ただ、もうそういったことに関して、今回は質問させていただきました。
 どれもこれも重要なものであります。この1点目の物流対策については、ぜひ県のほうに要望して、国のほうからのお金等が下りてきたらとてもうれしいんですけれども、そのように業者の方からも、コンテナのほうも提供してもいいよと、そういう話が来るぐらい、やはり業者の方々でもそういうふうに思っているということです。どうか町当局の皆さん、真剣に考えて前に進んでいきましょう。
 介護人材育成、これは本当に近い将来、大変な高齢化社会が来ますから、これに対応するには、介護の人材の方々がおらないことにはできません。施設はあっても、人材がいなかったら話になりません。施設があって、入れる人数はいるんだけれども、介護してくれる方がいないから入れないと。そういった状況もあります、起こり得ます、現に起こってもいると思います。どこのチラシを見ても、募集、募集と新聞によく入っております。これをクリアするためにも、南課長、大変でしょうけれども、介護の人材の確保のために知恵を振り絞って、いいイメージをできるように、介護士のイメージも変えていってくださればありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 3番目のスポーツです。永井課長、お願いします。やっぱりこういった安全性でいくためには、フェンス等、そういったものが必要になってきます。ですから、それぞれの団体等と話して、やっぱり必要だよという意見がありましたら、そこで流さずに、ちゃんと酌み止めて、これを次の予算等に組んでやってみようか。またこれも予算がかかることです。お金がかかることです。お金がかかるのは大変です。分かります。分かるけれども、安全を確保するために、子供たちの安全も確保、親の安全も確保です。そのために、ぜひやっていただきたいなと思います。
 以上、この3点についての質問を終わらせていただきます。
○議長(永野利則君)
 これで、池田正一君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 零時10分