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更新日:2021年3月23日

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第2日(4)

発言者

橋口 和夫

発言内容

次に、橋口和夫君の一般質問を許します。
○8番(橋口和夫君)
 皆さん、こんにちは。令和2年第1回定例会に一般質問を通告してありますので、質問いたします。
 教育行政について。
 文部科学省が示している学校のICT化環境整備について、本町ではどのような整備と活用が検討されているか。
 以上、壇上より質問いたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 橋口和夫議員のご質問にお答えいたします。
 文部科学省が示している学校のICT環境整備について、本町ではどのような整備と活用が検討されているかということであります。
 昨年12月に閣議決定されました安心と成長の未来を拓く総合経済対策において、学校における高速大容量のネットワーク環境の整備を推進するとともに、特に義務教育段階において令和5年度までに全学年の児童・生徒一人一人がそれぞれに端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指すこととするGIGAスクール構想が打ち出されました。
 このことを踏まえ、本町においても国の補正予算を活用し、来年度、全小中学校の通信ネットワーク環境の整備を行う計画です。
 また、1人1台端末の整備についても、来年度から計画的な導入を行い、国が進める令和5年度までに全学年の児童・生徒に端末が行き届く計画を進めてまいります。
 活用につきましては、ICT環境を生かし、学習への関心、意欲を高め、理解を深めるための授業や遠隔教育の充実等、それぞれの授業の狙いによって活用方法は変わってくると考えますが、児童・生徒の学びのアイテムとして効果的に活用することで、より一層の学習の充実に努めたいと考えております。
 このほか、教員のICT活用指導力の向上へ向けた研修や授業支援、また教員の事務負担の軽減や働き方改革などの充実へ向けた活用の推進にも取り組んでまいります。
 以上です。
○8番(橋口和夫君)
 それでは、質問させてもらいます。
 現在、奄美の12市町村で3月の定例会が開催されております。その中でも、各市町村の議会の一般質問でこの学校教育のICT化が質問されております。
 奄美市では4億3,000万が補正で提出されており、知名町でも約1億円が補正で提出されております。
 また、本町でも今回の補正で8,184万2,000円の補正が提出されておりますけれども、補正予算の内容の説明を求めます。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 今回の補正予算の中に公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業費として8,184万2,000円を計上しております。
 その内訳としましては、町内の小学校、中学校6校に校内LAN整備を行いまして、また電源キャビネットというのはタブレットを保管するキャビネットでございますが、整備する業務となっております。
○8番(橋口和夫君)
 昨日の全員協議会で担当者のほうから私たち議員のほうには説明がありまして、納得しているところでございます。
 このICT化によって各児童・生徒がタブレットを持つんですけれども、それによって保護者がちょっと不安に思うところもあると思います。そのタブレットの取扱い、家庭に持って帰ることができるのか、家庭に持って帰って壊したりとか子どもがするんじゃないかとか、その補償費の問題とか、いろいろ保護者は不安になると思うんですよね。そこのところはどういうふうなことになっていますでしょうか。お伺いいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 初めてのことなのでいろいろそのタブレットの取扱いとか、その他についての心配ごとも保護者にとってあろうかと思っております。
 これからの時代というのは、今の子どもたち、登下校の際にランドセルを背負って、その中に教科書やらノート、鉛筆を入れていくんですけれども、あと5年、10年先の子どもたちが登下校する姿は、何か手提げかリュックサックかの中に、教科書もなし、ノートもなし、タブレット一つを持って登下校するような姿が浮かんできます。そのタブレットというのはこれからの時代を生きる子どもたちの必需品だと、ノート、鉛筆に代わるものだと考えられます。
 そのような未来の姿を考えて、今回、それぞれの学校にはパソコン室もあるし、従来のパソコンはあるんだけれども、その普及率とか、もうパソコンからタブレットの時代、非常に使いやすくて軽くて薄い端末ですので、これを自治体がそろえてこのような教育をするのを待っていたのでは間に合わないということで、国が一斉にこの際責任を持って進めるということでのこのGIGAスクール構想であります。
 ですので、いろいろな心配はあるかと思いますけれども、その扱いについては、もうこれは、今実際にもう既に始まっている学校がいっぱいあります。高校などは各自1人端末を持っている高校いっぱいありますし、自宅に持って帰ってそれで自宅でも勉強ができるし、また学校でもできるし、そのようないろいろな取扱い方についてはこれから十分にまた指針というか、検討していきたいと思っておりますので、保護者のそのような今の心配ごとなどはないように、十分にその辺りの整備はしていきたいなと考えているところでございます。
○8番(橋口和夫君)
 分かりました。
 今、令和5年度までに順次各学校にタブレットを準備していくということですけれども、奄美市などでは、令和2年度では小学校5・6年生、中学校1年生というふうに新聞報道等でされて、順次各学年にタブレットを設置していくということが新聞報道等でも出ておりますけれども、本町はどのような計画になっていますでしょうか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 本町の年次計画は、国に準じまして令和2年度、小学校の5年生、6年生、そして中学校1年生、次の令和3年度、中学校2年生、3年生です。そして、令和4年度、小学校の3年生、4年生、そして最後、令和5年度に小学校の1年、2年となっております。
 以上です。
○8番(橋口和夫君)
 説明分かりました。
 これは各学年に配るもので、個人に配るものではないというふうに推測してよろしいでしょうか。1年生でもらって、2年生、3年生になりますので、じゃこれはもう各学年に配るということでよろしいでしょうか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 これは学校の備品になりますので、各学年に整備をしていくという今方向性で考えております。
○8番(橋口和夫君)
 これで私の一般質問を終わりなんですけれども、子どもたちの教育環境が大きく変わろうとしております。保護者もそのスピードについていけるよう、教育委員会のさらなるサポートを要請し、私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで、橋口和夫君の一般質問を終わります。
 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
散 会 午前11時59分