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更新日:2025年6月9日

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3月4日(一般質問:池田正一議員)

発言者

池田正一議員

発言内容

次に、池田議員の一般質問を許します。
○7番(池田正一)
 うがみやぶらー。島のちゅんちゃ、むるなげどぅくさしおやぼえ。いちゃまぬくさなえぶたさや、はるがうじむ、うむむ。はなむ、いしゅがしゃうしがゆくとしあみもあがやぶたしが、雨が降るのときは休憩しがちゃなしいたぼりよ。
 サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆さん、今定例会も9人の議員が登壇いたします。また、今議会は当初予算という大事な議会です。しっかりと議員全員でチェックしていきたいと思いますので、これからも和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 今年も卒業式のシーズンが来ました。こども園、保育園、幼稚園と、そして小・中・高それぞれ卒業する皆さん、おめでとうございます。上の学校に行っても楽しく過ごしてくださいますよう期待しております。また、島から出て行かれる皆さん、それぞれの場所において明るく楽しく過ごしてくださいますよう心から祈っております。いつでもこの沖永良部島は皆さんが帰ってくることを待っております。疲れたときとか英気を養いにぜひ帰ってきてください。
 議席7番、池田正一です。令和7年第1回定例会において一般質問を2点通告いたしております。壇上よりは、1点目をさせていただきます。
 1、令和6年度新規事業について。
 令和6年度、数多くの新規事業等がありました。その中で気になるところを幾つか抜粋し、お尋ねしたいと思います。
 1.アグトラスト基金活用事業費の執行状況と課題、今後の展望は。
 2.地域少子化対策重点推進事業費の執行状況と課題、今後の展望は。
 3.高齢者等ハンドル型電動車椅子購入助成事業費の執行状況と課題、今後の展望は。
 4.令和6年第4回定例会において採択されたえらぶゆり振興基金条例の進捗状況は。
 以上4点、どのようになっているかお尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 池田議員の1点目のご質問1.から4.まで順を追ってお答えをいたします。
 1.令和6年度から実施しているアグトラスト基金活用事業についてですが、令和6年度は14団体14事業の応募があり、10団体10事業が採択され、各申請団体が事業を進め、現在は提出された実績報告を基に3月中に補助金の確定、精算を行う予定です。
 また、令和7年度事業についても8団体9事業の応募があり、審査の結果、8団体8事業が採択され、4月から事業を実施する予定です。
 課題としては、今年度から開始した事業ですので、事業を進める中で申請者に対して最大限利用してもらえるよう、広報方法や申請受付時期など協議検討を重ねてまいります。
 今後の展望としましては、町内の伝統文化・芸能、ボランティア活動などが自走し、継続して活動できる持続可能な運営に向けて、アグトラスト基金を活用してもらえればと考えております。
 続きまして、2.のご質問にお答えいたします。
 少子化の進行は個人の自由な選択が優先されるものである一方、高齢化の進行と相まって人口構造の変化が社会経済の持続可能性を危うくするという社会問題となっています。
 本事業は、こども大綱を踏まえ、若い世代が結婚や出産の希望を実現できる社会をつくり、子育てしやすい生活環境を整備することを目的としています。
 本町では、今年度、地域全体で子育てを応援する機運を醸成するために、親子、将来家庭を持つ独身男女、子育てを経験した中高年者などを対象としたふれあい遊び研修会を3回実施したほか、中高生の夏休み期間を利用した子育て応援隊の派遣を行い、子育て家族や乳幼児との触れ合い体験活動を実施しました。
 さらに、結婚、妊娠、出産、子育てに温かい社会づくりの機運醸成のために、男性の家事力・育児力向上、育児参画促進として、パパとプレパパの料理教室を3回開催しております。
 次年度におきましては、経済的不安から結婚に踏み切れない層に対し、新生活を始めるために必要となる資金の一部助成を行う結婚新生活応援事業の実施を計画しております。
 今後も、地域で子育てを応援する機運を高めていき、若い子育て世代が和泊町で子育てしたいと思える事業を計画してまいります。
 続いて、3.のご質問にお答えいたします。
 令和6年度から重点新規事業として導入した本事業は、現在9件の購入と4件のバッテリー交換の申請の受付、決定を行っており、また、問合せ数件をいただいております。
 課題としましては、バッテリー周辺機材の故障に伴う修理代が高く、助成の対象にならないかと利用者や販売店からご意見がありました。これにつきましては、課内で検討を行い、バッテリー周辺機材も助成の対象にするよう要綱を改正いたしました。
 今後も高齢者の移動手段の確保と、より自立した生活を送るため、経済的に困難な状況にある高齢者を支援するための施策として対応してまいります。
 続きまして、4.のご質問にお答えいたします。
 えらぶゆり振興基金条例については、寄附者の意向を反映し、1、ジョージア種の球根を増殖、保存または継承、2、ジョージア種の栽培や展示、その他ジョージア種を前面に生かした観光振興、3、「永良部百合の花の歌と舞踊」の保存・継承、以上3つを目的とした様々な取組に寄附金を活用するための条例として、令和6年第4回定例会で採択されました。この条例を基に、令和7年度以降、様々な事業に取り組んでまいります。
 具体的には、令和7年度は当初予算に新規事業として、経済課、教育委員会が予算を計上しております。
 経済課においては、今後のジョージア種活用のために、永良部百合・フリージア生産出荷組合へ増殖を委託し、令和7年度以降安定して球根が増えましたら町で買い取り、町内生産者へ栽培委託を広げていく予定です。また、優良球根を選定し、メリクロン培養も外部団体に委託する予定です。
 教育委員会においては、「永良部百合の花」を踊ることができない島の若者が増えていることから、伝統のある歌と踊りを途絶えさせないために、振りつけのお手本動画を作成し、普及活動を行っていく予定です。
 誰でも踊れるようになることを目指し、町民スポーツ大会などのイベントでプログラムとしての総踊りを復活させ、参加者全員で踊ることで、「永良部百合の花」の歌と踊りを継承していければと考えております。
 壇上からは以上でございます。
○7番(池田正一)
 それでは、一つ一つ、今度は担当課長等を交えながらお尋ねしたいと思います。
 アグトラスト基金を活用したボランティア活動と伝統文化等の継承事業に482万3,000円を計上しておりました。そして、先ほど町長が答えました、10団体の採択と。
 14団体が応募し、その中で落とされた等々もあるわけなんですから、そういったところの理由等、お尋ねいたします。そして、この10の団体が採択されましたが、これらがそれぞれどれだけの予算がつくのか、そこのところもお尋ねいたしたいと思います。
○総務課長(林 義仁)
 お答えいたします。
 令和5年度に基金条例を制定いたしまして、3,000万の寄附を頂いて、そこに積み立てております。
 令和5年度に募集をかけまして、14団体から応募がありました。その中で第1審査、書類審査の中で3団体が不採用となっております。その理由としましては、団体が行うのではなくて、町や県が行うべき事業だろうということで、区長さんとも協議を行って不採択という形になっております。
 それと、もう一つは備品購入、町が整備する備品購入に充てる事業という形で申請を上げてきたので、そこも不採択という形で、申請団体と協議しながら不採択としました。
 もう一つは、個人の資産形成になるのではないかということで、所有者が分からない土地の樹木を伐採したりするという理由の応募でありましたので、そこは、その持ち主が分からない部分の樹木の伐採等は、ちょっと個人の資産形成に当たるという形で不採択となりました。3つは以上です。
 事業費は、1団体50万円までといたしまして、基本的には50万掛ける10団体という形で予算は組みますが、別に10団体と限っているわけではございません。ただ、3,000万をいかに長く使えるかということで、大体割当てが1年間で500万ぐらいだろうということで、50万の10団体と設定しておりました。
 以上です。
○7番(池田正一)
 それぞれ10団体も活動しているものかなとは思っておりますが、これは1年間で終わるのか、それともその頂いた50万をどれだけの期間にかけて使っていくのか、それとも、今、ボランティア活動をしている団体があります。そして1年間しました、50万使いましたとなったら、また次年度も応募ができるという形を取っているのかお尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 基本的には1年間で、4月から3月までの活動という形で応募してもらっております。また、2年継続できるのかということなんですけれども、1年目と違う事業を同じ団体が申請をしてきたら、令和6年度もするという形で採択されている事業もありますので、団体は一緒なんですけれども、中身がちょっと違うという形で採択をしております。
○7番(池田正一)
 では、確認します。
 今回8団体が採択されましたが、前年度その10団体のうちからこの8団体、同じその団体からの応募は何団体だったんでしょうか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 令和6年度に実施している団体と7年度に応募してきた団体で重なっている部分は、2団体です。
○7番(池田正一)
 少し活動内容もお聞きしたいんですよ。
 ボランティア活動、例えばどういった活動だろう。海の清掃等々もあるのかな、もしくは木の伐採等もあるのかな。これはどういった活動をする団体の皆さんにするのか。伝統文化等の継承はもう踊りとか、それぞれ地域にある伝統芸能を保存する会の皆さんかなとは思うんですけれども、どういった事業の方々、そしてどういった活動をしているのか。もし今、資料等あってお聞かせできるのであれば、できれば10団体全て聞きたいんですけれども。分かるのであればですよ。よろしくお願いします。
○総務課長(林 義仁)
 10団体となるとちょっと長くなりますので。
 神社の周辺の木の伐採をボランティアで行うときの重機の借り上げ、あとは神社の周辺の樹木を植える、樹木を植えて環境整備を行うというときの整備費用、経費等。あとは、大城小学校のサタ小屋の看板作成や周辺の環境整備等、あとは議員おっしゃられた海洋ごみの清掃等、あとは琉球音楽の継承または病院等の慰問等を行う活動等に経費を充てております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 それぞれこのように事業費等も出して、ボランティア費としてですか、出してやっているんですけれども、その皆さんがもらった金額をきっちり使えているかどうかのチェック等もするんでしょうか。それはいつぐらいに上がってくるのでしょうか。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 町長の答弁にもありましたが、4月から実際には2月頃までの活動になります。3月に実績報告を、今ちょうど実績報告を出してもらっておりますので、今まさにその実績報告です。
○7番(池田正一)
 こういった活動、アグトラスト基金を利用してとてもいい事業だと思っております。これからもそれぞれの団体等がこのようにいっぱい応募して、しかし、ちゃんと精査して、これはいいのか、いけないかは皆様方で判断してやってくださいますよう、よろしくお願いいたします。
 では、今回は8件応募で8全て採択になっておられるんですね。次年度ですよ。えっ、9件応募。ごめんなさい。
○総務課長(林 義仁)
 今回8団体で9事業の応募がありまして、採択されたのが8団体の8事業です。
○7番(池田正一)
 では、今回も1つの事業を外されたということになっております。でも、8つの団体等が採択されたからには、きっちりと活動等もしてくれることだと思っております。これからも長くこのアグトラスト基金等がある間はぜひ続けていただきたいなと思っております。
 それでは、次は2つ目を聞かせていただきます。
 これは子ども未来課でしょうか。地域少子化対策重点推進事業費、執行率等もありますけれども、主にこのそれぞれで行ったメニュー幾つか、3つぐらいありますけれども、これにおいてはどうだったと一つ一つ答えていただいたら助かります。課長、よろしくお願いします。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 お答えいたします。
 ふれあい遊び研修会を答弁で3回実施しましたということで、パパとプレパパとふれあい遊び、また、カァームイ力セミナー・保育力アップ、またカァームイ力セミナー・親子ふれあい遊びを実施しております。
 参加人数につきましては、パパとプレパパとのふれあい遊びが48名、13家族参加しております。また、カァームイ力セミナー・保育力アップセミナーにつきましては、26名参加して、親子ふれあい遊び研修につきましては20名が参加しております。
 そのほか、中・高生の夏休み期間を利用した子育て応援隊の派遣でございますが、これにつきましては、2世帯2名の中学生が参加しております。小さなお子様のいるご家庭へ中学生を派遣し、子育て応援隊として子育ての体験をしていただく活動になります。
 次に、パパとプレパパの料理教室を3回実施しております。これにつきましては3回で延べ人数103名で、25家族が参加しております。うちプレパパは4名が参加している状況です。
 以上7つの事業を今年度実施し、延べ人数でいいますと208名の方が参加しております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 なかなかすばらしい事業等も行われたのかなと思いますが、これ、例えばそれぞれの対象、こども園ぐらいの子供がいるご家庭なのか、小学校、中学校、上の例えばもう高校生の子供しかいないけれども参加したいよという家庭、そういった家庭もあるのか。それとも小さい子がいる家庭ばかりが参加するのか、ちょっとお尋ねいたします。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 参加者につきましては、ほぼ小さい子供のいる家族になります。ただ、カァームイ力セミナーにつきましては、保育士を対象としたセミナーの実施も行っているのと、保育力アップについても各こども園の保育士を対象としたセミナーになっております。
○7番(池田正一)
 この手のセミナー、またこういったイベント等も数多くメニューを出しているんですが、これはどうなんでしょう、今年度で終わるのか、これからも続けていくのか。最近、子供少子化によってなかなか子供が生まれていないところが多いのではありますけれども、今後の継続とかどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。この事業に関してですよ。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 本事業におきましては、今回の実施した事業は次年度は計画しておりませんけれども、次年度につきましては答弁書にございましたとおり、結婚新生活応援事業といたしまして、内容としましては新生活を始めるために必要な資金の一部を助成を行うという内容です。具体的には新居のリフォーム費用とか、また新居への引っ越し費用等そういった対象費用を計画しております。
 あと、今年度の実施した事業につきましては、別の事業を活用して継続して事業を実施していきたいというように考えております。
○7番(池田正一)
 今回、事業等これだけ参加人数等も出てきておりますけれども、それぞれまた次年度も続きますよとか、続けてくださいよとか声もいろいろあったと思うんですけれども、どうでしょう。ぜひまた続けてほしい、またこれには参加したいな等々の事業があったのでしょうか、お尋ねいたします。特にこの料理教室なんかいいのかなとは思っているんですけれども、いかがでしょう。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 料理教室につきましては人数的にも多くの方が参加しておりまして、世帯も数多くの方が子供たちを連れて楽しく参加しておりますので、次年度につきましては、ほっとステーションの活動の中でこの計画を実施していきたいというふうに考えております。
 あと子育て応援隊なんですけれども、やっぱり募集いたしましても集客には苦労はしておりますけれども、やっぱり体験した子供たちから言わせますと、子供を育てる優しい心が育まれるとか、そういったことは聞いております。
 また保護者からは、カァームイをしていただくことで、子育ての労力の縮減とかそういうことにつながっているということは伺っております。
○7番(池田正一)
 ただいまカァームイのあれがありましたよ。これって結構うちにも来てくださいという家庭は多いのでしょうか。なかなか子供たちが集まらない、どっちの人数が少ないのですか。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 今年度につきましては3世帯の受入れがございましたが、参加者が2名ということで、1名の世帯はお断りをしている状況です。
○7番(池田正一)
 これからもこのように皆さんが望む事業等は、先ほど言われましたよね、料理教室とほっとステーションを中心にしてやっていくのは、これはぜひ皆様がしたいな、望むなということに関しては、それぞれ継続していってください。
 これ、料理教室は、これはお父さんもお母さんも子供もみんなが参加しているんですか。それともお父さんと子供。そして料理を作るのはお父さんなんですか。これを確認するのを忘れました。
○子ども未来課長(名越晴樹)
 ほぼ家族で参加しておりますが、料理を作るのはお父さんが作って、家族で食事までしていただくというような形です。
○7番(池田正一)
 もしサンサンテレビ等で見ているお父さん、私も料理をしたいなと思う方々は、ぜひ、また次年度からもあるらしいですので、子供がいないと駄目ということなのかもしれませんが、この事業に関しましては、ぜひ、皆さんのために料理を作るというのもいいことかなと思いますので、ぜひまた応募してくださいますようよろしくお願いいたします。
 続きまして、3点目、高齢者等ハンドル型電動車、シニアカーの助成等についての現在の状況等を担当課長にもお尋ねしたいと思います。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えします。
 1月現在での実績は、本体購入が9件で88万円、バッテリー等交換が4件で20万円、計108万円でございます。
○7番(池田正一)
 元来これは予算が200万で、全部で150万、50万、200万円の予算をされております。これは、購入したいよと応募してきた方々は全て採用になったんでしょうか。何かまたそこで、いや、あなたはこれは駄目ですよとかそういったこともあったのでしょうか、お尋ねいたします。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えします。
 ほとんどというか、全台が採用になっていると考えております。
○7番(池田正一)
 ということは、現在は9件の方々が出されたと。これからまだまだ高齢化が進んでいくので増えてくるかなとも思っております。
 そして、先ほど町長のご答弁の中で、この周辺機材等も対象になると言いました。となったらこの周辺機材、バッテリー自体は幾らで、周辺機材って大体どういった価格かかるんでしょうか。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 購入者からの要望等、また事業者からいろいろ聞き取りをしたときに、バッテリー交換がこの島内では大体3年から5年程度でしないといけないということで、今それが5万円をちょっと超えるということで負担が大きいというふうに感じて、購入した方にはバッテリー交換の費用も上限を5万として2回、計10万というふうに要綱の中ではそういうふうにうたっているところであります。
 また、事業者から、そのバッテリーに付随するいろいろな電気系統の関係もちょっと交換が必要だけれどもというような問合せ等がありまして、検討をして、そこも含めるということで進めております。
 ただし、上限が1回につき5万円でありますので、バッテリーがそれ以上ということなので、そういった感じで助成をしているところであります。
○7番(池田正一)
 これ、5万で2回ということは、2回交換したらそのシニアカーは大方壊れると理解しておっていいんでしょうか。
 そして、またその際に、次、この事業が続いている場合は、次回購入するときは、今度は新たにまた購入する場合の助成金等も出るのでしょうか。あくまでも、それが続いていたらですけれども。
 なぜ2回なのかなというのと、それでもうそれが、ああ、じゃ、もうこれは買い換えようかと思う方もいるかもしれませんし、そういう場合はどうなるんでしょう。ここで言ったらみんながそうするのかな。ちょっとお尋ねします。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えします。
 まず、この事業を創設するときに、新規購入した方、40万程度しますということで補助をしていただけないかということで、10万円を上限ですることに決めました。ただし、もう既に購入済みな方もいらっしゃいまして、そういった人たちはどのようにするんですかというような要望もありまして、じゃ、その次に高額なのはバッテリーが6万、7万すると。それが3年、5年でということで、それを2回で10万ということで、その新規購入に合わせてそういった費用を計上しているところであります。
○7番(池田正一)
 ということは、その金額を合わせるためにバッテリーが2回になっているんですね。
 では、次、じゃ、現在購入しました、昨年度購入しました、バッテリーが駄目になったという方も当然これには対象にはなるんでしょうか。もうバッテリーが予想よりも早く劣化して駄目になったという方々、要するに新規で10万円もらって買った、購入した方ですよ。その方がバッテリーがもう早くも駄目になりましたという場合は、そのバッテリー補助の5万円等も出るのでしょうか、お尋ねいたします。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えします。
 新規で購入する場合、購入費用の3分の1以内とし上限が10万円、そして1世帯1台限りというふうにうたわれております。そしてバッテリー交換は上限を5万とし、1台につき2回までということでうたわれているので、もうおのおの購入したところは世帯でもう終わりですよと。あと購入してあったところのバッテリーも、シニアカーには2回で終わりですよということであります。
○7番(池田正一)
 では、最終確認です。
 今のでいうならば、現在これで10万円助成をして購入した方々は、バッテリーが壊れてもそのバッテリーに関してはもう助成金はないですよというふうに理解しておってよろしいでしょうか。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 はい、そのように考えていただければと思います。
 基本的には広く多く10万円を助成するという考えが基本になっておりますので、ご理解をいただければと思います。
○7番(池田正一)
 それでは、この事業、シニアカーに関して最後に1点だけお尋ねいたします。
 今現在、このシニアカーが増えてきておりますが、道等々そういったところで運転する場合に、結構皆さん危険かなと感じている方々もおられます。こういったところに交通指導等そういったものができないのかなと思っている字等からも出ているとは思うんですけれども、指導等はする考えはないのか、警察と連携してですね。お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 安全教室等は警察の下行われる事業でありまして、警察のほうと連携しながらそのような教室等が開ければ、協力して行いたいと思います。
 以上です。
○7番(池田正一)
 結構急を要するかなと思うんです。今現在はそういった計画はないと理解しておってよろしいでしょうか。
 そしてまた、これからはぜひ、これはどういう、字単位等で要望が出たらいいのでしょうか、まだそういったことは考えておられないでしょうか。字から要望が上がってきたらその字に行って、このシニアカーに乗っている方々に指導してくれるとか、そういった形でするのでしょうか。それとも全く何も考えていないんですか、今。お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 現在のところまだ計画等は行われておりませんが、また、区長さんと集落等からの要望があれば、そこは高齢者なので警察のほうとかどこどこに集まってとかいうのはかなり難しいのかなと思いますので、集落等でそういう計画があれば相談等をしていきたいと思います。
○7番(池田正一)
 私たちもやはり車とか運転しておって、やっぱりちょっと危険かなという場面に何回も遭遇することがありますから、ぜひ、せっかくこのようにシニアカー購入助成事業がありますと、これでさらにシニアカーが普及していって、そしたらまた危険かなと思う方々がいますから、シニアカーの普及をこれだけ推奨して事業費も出すのであれば、そういった方々に指導等もぜひしてもらわないといけないのかなと思っておりますので、そこのところもしっかりと考えて、警察等々と連携してやっていただきたいと思います。
 続きまして、4点目、えらぶゆり振興条例です。
 先ほど計画等このように考えていると言われました。今現在このジョージア種等々の球根、どれだけあるのか。そしてこれを増産していった場合、球根等の買取り等もあるのでしょうか。これをどのように考えてこの事業を進めていくのかお尋ねしたいんですが、例えばまずは球根を作る、そして花を増やしていく、その後はどうするのか。これは経済課長でしょうか。お考えを聞かせてください。
○経済課長(東 敏仁)
 お答えします。
 現在、ジョージア種を持っている農家から500球受けまして、今、永良部百合・フリージア生産出荷組合を通じて農家のほうに増殖をお願いしています。それ以外に実験農場に小球が400球、そして鱗片が300枚ほどあります。球数で900球と鱗片が少々ということです。
 これをどのように増殖していくかということで、先ほど町長も答弁しました、令和7年度経済課サイドで120万予算を計上しております。その大半が県の農業開発総合センターのバイオテクノロジー研究室があります。ここで大玉の2級ないし3級を選抜し、これをメリクロン培養していただく。茎頂点培養でそこから増やして3年から4年かかると思います。そこで約4,000球増やしてもらいながら、我々としては、地元ではまた圃場での増殖ということで考えております。
 その後というのは、寄附者の希望は、町内、例えば観光地等にジョージアが植えられていればいいね、道端にあればいいよねということなので、その後は我々は観光のほうに球根を提供し、そして町内のいろんな施設、学校施設はもちろん空港等に、あと道端等に植栽をしていただくというような計画であります。
 以上です。
○7番(池田正一)
 では、現在の考えでは、ジョージア種のユリが道端等々そういったところに増やせていければいいな、別にそれを畑で大量に作って、それをユリ業者等々に送るとかそういう考えではなくて、あくまでも観光資源としてやっていくというふうに思っていたらいいんでしょうか。
 じゃなかったら、なかなか農家の方々もこれを増やしていくというのも、うんとも何とも言えないとは思うんですけれども、では、町としてはジョージア種の球根を販売するのではなく、あくまでも観光の資源として、この道端等々に増やしていくという考えで、このアグトラストのユリ基金を遣っていくというふうに思ってよろしいでしょうか。
○経済課長(東 敏仁)
 寄附者の方のご要望が、今、議員おっしゃったように町内にジョージア種が広く咲いてほしいというようなご希望でありましたので、その方向で我々としては進めていきます。
 その中で、やはり専門であります永良部百合・フリージア生産出荷組合の皆さんの生産者が、ユリの生産はベテランであります。この方々に、この基金を活用して球根を我々が買い取って、そしてまた育ててもらう、増殖をしてもらうということで、この基金はそのようなことで活用し、そして生産者の所得向上等につながればというふうに考えております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 寄附者の意向、これは一番大事です。やっぱりその方がこれだけの金額、3,000万という大きい金額を寄附するのには、このジョージア種をやってほしいので、もうそういうふうであれば皆さんが考えたとおり、このようにぜひ頑張って、道端でこれからこのジョージアが見られるようになってくれたらいいかなと思っております。
 あと、これは、今のは経済課ですよね。あと、それぞれ歌等々、歌碑等を継承するために、これは教育委員会でしょうか。
 そしてまた、この金額に関しましては、ほかの課、例えば企画課等々でも考え等があるのであればお尋ねいたします。まずは教育委員会のほうにお尋ねいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹)
 お答えいたします。
 先ほど町長の答弁の中にもありました「永良部百合の花」を踊ることができない若者が増えているというふうになっておりますが、移住者の方々とか、そういった若い方々が踊りを知らないということもありまして、そういった状況でありましたので、この「永良部百合の花」というのは伝統的な永良部の歌、踊りでございます。こういったものをまず動画を作成しようかと思っております。
 その振りつけ動画の業務委託料、そういったはっぴの製作、そういったもので約150万ほどの業務委託を考えております。
 それと、あと、歌、演奏をさらに頑張っていただきたい。学校のほうでも三線を習ったりとかしておりますが、数が足りないというふうなことを聞いております。10本程度三線の購入をしたり、また、歴史民俗資料館にはエラブユリの栽培の歴史を展示しております。その際、以前はレーザーディスクを活用して映像の提供もしておりましたが、そのレーザーディスクを見る液晶テレビが壊れております。そのテレビの備品購入も充てており、総額で約240万ほどの予算を計上させていただいております。
 以上です。
○企画課長(有馬清武)
 企画課のほうからお答えいたします。
 企画課のほうとしましては、やはり観光振興ということでありまして、ユリの基金の寄附者の意向に従いまして、観光振興を進めてほしいということでありますので、今考えられることといたしましては、やはり今一番喜美留の笠石海浜公園のユリ農園にこの増殖を使えるようでありましたら、そちらのほうにまた取り入れていくことができるのかなということを考えておりますが、こちらに関しましては、また花と緑のまちづくり推進協議会の中でも、またその利用方向性等も検討しながら使っていきたいというふうに考えております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 それぞれの課で考えてしっかりと、アグトラストさんが考えたその3,000万という大きい寄附ですから、しっかりとその意思に沿ってできるようにしてください。
 例えば教育委員会さん、「永良部百合の花」等踊りを踊る、こういうのは言うなれば各字の盆踊り等では必ず踊りますよね。そういったところにも何か助成、「永良部百合の花」を踊ってくれるんだから、ぜひ何かこうこうしたいなというのもぜひこれから考えて、できるのであれば、少しでも寄附をしてくださるようにしてくださったら、それぞれの字もまた喜ぶのではないのかなと思っております。これはあくまでも要望です。
 1点目の質問はこれで終わりたいと思います。
 続きまして、2点目いたします。
 介護問題について。これは介護の問題は、昨年も6年度の2回目ですか、定例会においても質問をいたしましたが、介護士不足になり入所困難者等が出ているが打開策はないか。とても難しい課題だと思いますけれども、町長の見解をお聞かせください。
○町長(前 登志朗)
 池田議員の2点目のご質問にお答えをいたします。
 現在、本町の入所施設においては、介護士、看護師等の不足により、空きベッドはあるものの新規入所者を受け入れることができないという入所施設があります。施設においては求人を行いつつ、人材紹介や専門職の派遣などを活用し、人材確保に力を注いでいる状況です。
 町といたしましても、事業者と人材確保等の課題を共有し、関係機関と協議をし、必要な支援を検討してまいります。
 壇上からは以上でございます。
○7番(池田正一)
 今現在、介護施設等、和泊町内に幾つかありますけれども、それぞれの施設等の現在の状況、現状をどのように認識しているか、分かる部分でも結構ですので、例えば、どうしても、先ほど町長がおっしゃられたとおり、ベッド数は空いているけれども入れない。だったらあと何人そこにもし介護人数がおったら、あと1人、2人とかは入れるのかなという状況もあると思います。現在の今の介護施設等の状況をお聞かせください。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えします。
 現在の空きベッドの状況は、介護老人福祉施設が11床、介護老人保健施設が15床、計26床が空いている状況であります。
 事業所に聞き取りに行ったときに、その経営者とか施設長からいろいろ伺ったんですけれども、基本的に介護職が四、五名、看護職が二、三名不足で満床にならないというような報告は受けているところであります。
 そして、この施設といたしましても、看護師については、島内だけではなく島外の派遣会社を活用して確保に努めていくと。そして介護士については、人材の退職に対応するための外国人の人材も雇用を予定しているというような報告を受けております。
○7番(池田正一)
 まさにもう日本全国この問題は、とても重要な課題だとは思っております。私もやはり親が高齢になってきて、その手のものをすごく考えている状況ではありますが、打開策というか、どうしたらその人材等人が集まるのか。
 もう、いろいろと介護施設の方々等々からの相談とか、相談じゃないもう苦情というか、何とかしてくれとよく言われます。そして、自分の親等入れたいという方々からも、ベッドは空いているのに入れないと。だからもうすごく待っているよとかいう話もよく聞かされます。
 本来なら打開策、どうしたらその介護者の数が増えていくのか。私的にはもう給料しかないのかなとは思っておりますが、課長、どのように考えますか。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 その介護の問題について、先週ですか、各事業者の皆さんと協議会の中でいろいろと現在の状況とか要望とかを伺ったんですけれども、やはり根本的なことは国の役割、そして県の役割、そして町の役割があるのかなというふうに考えているところでございまして、各事業所についても先ほど答弁をしたんですけれども、いろいろと努力をしている状況であります。
 それで、町としてもいろんなその要望等も考慮しながら、これはすぐ取り組むべきことは、居宅介護支援専門員、ケアマネジャーが不足をしておりまして、当分の間は地域包括支援センターから居宅介護支援事業所にケアマネを派遣するということとか、あと外国人の人材確保については、12月に受け入れている事業者からそのノウハウを講義していただきました。今後も、必要に応じて人材の確保の選択肢を増やしていく手助けをしていきたいと考えております。
 そして、あと県が今実施しているんですけれども、介護等の専門職員が専門性を持って仕事ができるよう、事務や清掃等専門以外で対応できる部分について、ICTの活用により効率化を図っていくというような事業をしております。
 介護生産性向上総合相談センターで介護ロボットやICTをはじめ、介護生産性向上に関する総合相談センターを設置しておりますので、また、そこと連携をして、そういった介護ロボット等の展示会等もしていけたらなというふうに考えております。
 そして、これはもう長期的な考えになるのかなと思うんですけれども、島内で資格を取得できる環境づくりが重要と考えております。現在、社会福祉協議会で民間の事業者とタイアップして、介護福祉士の資格取得のための実務者研修を町内で開設していますけれども、今後、外国人人材に対しても必要となる初任者研修及び実務者研修の実施の維持をするためにも、町としての役割を検討して、島内で資格を取得できる環境づくりに努めていきたいというふうに考えているところであります。
 以上です。
○7番(池田正一)
 ただいま、外国人の方々も来てやっておられると。その状況を見てもいます。
 では、今現在、この外国人の方々が来て、どこのお国の方々が来ているのか。それは、ある程度の国の方々が全てそれができるとは思っておりません。なかなか日本語が堪能にならないとできないのかなと思っております。どこどこの国の方々が来て、この介護職に就いているのか。
 それと、今現在のこの和泊町で入居希望の方々がどれだけ待っているのか、ダブっている部分もいろいろあるとは思いますけれども、どれだけの人数の方々がその手の施設に入りたいと思っておられるのか、申込みをやっているのか、この2点お尋ねいたします。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 お答えをします。
 外国人の人材を受け入れている事業者が3事業者で、現在7名の外国人を受け入れております。ミャンマー人とか、あとマレーシアということを……、今手元に資料がないので、ミャンマー、マレーシアというのが入っているかと思います。
 あと待機者の問題ですね。
 施設入所者の待機者の状況なんですけれども、居住系施設の入所申込みについては、各施設、大規模の施設等は平均して、申込みですよ、は30人程度いらっしゃいます。軽度の認定者でも重度化したときのケースを鑑みて、二、三か所の施設に申込みをしている状況下で、重度で在宅での生活が困難な状況の待機者の把握は難しいところがありますが、ケアマネさんの意見とか、あと要介護4、5とか、あと過去の5年間の入所のその実績から鑑みて、15名程度と推測をしております。
 また、施設でも、制限はありながらも緊急性の高いケースの場合はショートステイとか、あと小規模多機能の泊まりの部分とか、特例的に入所も可能であると考えております。
 また、待機期間においては、担当ケアマネジャーが調整役となり、知名町の施設や小規模多機能居宅介護やショートステイと在宅サービスを利用しながら、介護負担の軽減を図りながら支援をしている状況であります。
○7番(池田正一)
 では、先ほど30名程度が待機、重度で待機15名、これはこの30名の中に含まれているんですか。
○保健福祉課長(芋高洋一)
 この30名は入所申込者で、これは各施設が3つありまして、全部に申込みをしていると。軽度の人も申込みをしているということで、そこでいろいろ要介護とか状況等で施設は順位をつけているんですけれども、軽度の人は下になりますよねということで、その平均して申込みしている人が30人。今重度で今在宅で暮らしている方、実績等から要介護4、5から見ても15名程度はいるのかなというふうに推測をしているということであります。
○7番(池田正一)
 人数等理解いたしました。
 これから本当に高齢化がどんどん進んでいきますので、介護はとても重要。前回の議会報告会においても、もうそのことでずっとおっしゃられた町民の方々もおられます。やはりこれはもう喫緊の課題として皆さん捉えてやっていかないなと思っております。
 また、この問題に、今日もう私は時間がないんですけれども、この後また翌日、同僚議員が詳しく聞くと思いますので、皆さん今度は翌日の議会中継のほうもご覧になって、この介護等のことはしっかりと聞いてくださいますよう、そして理解してくださいますようによろしくお願いいたします。
 以上で、私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則)
 これで池田議員の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 零時14分

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