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更新日:0000年0月0日

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3月7日(一般質問:児玉実隆議員)

発言者

児玉実隆議員

発言内容

 開 午後 2時45分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、児玉実隆君の一般質問を許します。
○7番(児玉実隆君)
 町民の皆様、こんにちは。議席番号7番、児玉実隆です。
 私は、本日の第1回定例会において2点質問を通告してあります。1点目のは壇上からの質問とさせていただきまして、2点目からは質問席より質問をさせていただきます。
 近年、本町において脱炭素や2050年に向けたCO2ゼロ宣言をなされました。本町が排出する二酸化炭素が近年の地球規模においてそれほど影響を与えているものとは思えません。そこで、脱炭素政策は全く本町において必要のない政策だと思われます。このような事業に財源から多くのお金を使って町民の理解が得られるでしょうか。私には、とてもそういうふうには思えません。
 そのことから、町長の所見をお尋ねいたします。
 1.マイクログリッド事業に係る総事業費と補助率は幾らか。
 2.維持管理費等は電気料金で賄えるのか。
 以上、壇上からの質問といたします。
○町長(前 登志朗君)
 児玉議員の1点目のご質問にお答えいたします。
 マイクログリッド事業につきましては、今年度、事業の検討を進める中で、離島ユニバーサルサービス調整単価の適用により、本土で採用されている部分供給や卸供給のビジネスモデルが適用できないことが判明し、マイクログリッドによる小売事業ができないことから、現在、ビジネスモデルや事業採算性、実施場所を含め計画の見直しを行っているところでございます。
 補助率につきましては、太陽光パネルに対しては3分の2、DGR(デジタルグリッドルーター)及び蓄電池に係る費用に対しては4分の3となっております。
 続いて、2点目のご質問にお答えいたします。
 維持管理費用などにつきましては、現在、事業の見直しを行っている段階であり、地域エネルギー会社の在り方や運営方針によって考え方が変わるため現時点ではっきりと申し上げることはできませんが、地域エネルギー会社を民間企業かつ太陽光発電システムを所有する事業者、いわゆるEPA事業者とし、設備に係る固定料金型方式で契約を行う形態で実施する場合には、自治体における維持管理費用などは発生せず、自治体の負担は電気料金削減額相当の固定契約料金となるため、実質、設備導入に係る費用は電気代、電気料金相当で賄えるものであると考えられます。
 壇上からは以上でございます。
○7番(児玉実隆君)
 そうすると課長、このマイクログリッド事業に対して電気料金で賄うというような今の町長の答弁のようでしたけれども、太陽光パネルとか今現在和泊町で最初に推進しているのは国頭地区のグリッド事業で、太陽光パネルを設置してやった場合のというような話があったんですが、そのときの太陽光パネル等の事業費等はどのような関係になっているのか、町でそれを設置した上での事業になるのかどうかということ。
○企画課長(有馬清武君)
 お答えいたします。
 当初の計画では、町がそういった施設を保有し運営していく、またはそういった会社等も町でというふうな計画で進めておりましたが、送信電気会社との協議によりまして、そういったところが採算的な部分と技術的な面で合意がまた得られなかった部分がありまして、現在見直しを行っているところでありまして、その見直しの中においても、また当初計画していた町の所有から民間事業者によるEPA方式等も検討をしながら、そちらのほうの採算性がいいのではないかというような方向性が示されているということでございます。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 そうすると、新聞等にもこの間3月2日だったですか、載っておりました。今先ほど言われたようにグリッドの見直しあるいは地区の見直しということで、やはり和泊町の国頭と知名町の久志検ですか、久志検地区においてデジタルDGRですか、そういう形の設置において電力需要が結局それによって見込めないということで、新聞等による導入の見直しという形に報道等がなっております。
 その際に、その最適地の再検討だというようなことが載っておりましたけれども、じゃ本町においては国頭地区が最適地ではないと、需要が賄えないということであるなら、今現在はどのように考えていますか。
○企画課長(有馬清武君)
 お答えいたします。
 先般行われました協議会のほうでも説明させていただいたんですけれども、公共施設群をエリアとしたマイクログリッドの構築というのを再検討課題として上げさせてもらっているところでございます。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 公共施設ということになった場合に、今簡単に言いますけれども、やっぱり今度はこの和泊地区あるいは役場周辺とか、そういうところの大型な公共施設のあるところの検討という形で理解してよろしいですか。
○企画課長(有馬清武君)
 お答えいたします。
 議員おっしゃるとおりでございまして、大きな高圧電流等、施設で使用されているところからやっていきたいというふうに考えております。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 やはりこういう事業をされていった場合に、もしそこの施設に対しての維持管理費等ができなくなって、そしてあるいは民間施設、先ほど言われている民間の企業の中でていをなしていくということで、和泊町は一銭も出さなくていいんだというようなことになってきた場合に、後の支出が出てきた場合ですね。いわゆる維持管理とかいろいろそういうのが出てきた場合に、もしその企業体が運営ができなかったということになった場合のその事業はどういうふうになると考えられますか。
○企画課長(有馬清武君)
 お答えいたします。
 民間企業が事業継続が困難になった場合という想定でありますが、そうならないような仕組みづくりを検討していかないといけないというふうに考えておりまして、そういったところの協議も今後、協議会の中でまた詳細に詰められていくところだと認識しております。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 これは、先ほど課長はならないように、なるようにということなんだけれども、果たして本当にそういうふうにできますかね。そこのところを非常に私は心配しているんですよね。
 これが本当に町が推進してこういう形で取り組むというように、まず町長が手を挙げてこの事業をやってきて、だんだんこの事業が怪しくなってきたということで、いろんな形でこの1年ぐらいの間に方向転換されたりして、そしていろんなことになっておるようです。全く基本となるのが見えてこない事業でありまして、今、課長が言われたように、町の一般財源からの支出がないようにするということであるんですが、これで進めていった場合に本当にそうなりますかね。私は、どうしても後々、町が推進していく事業である以上は維持管理費の問題が出てくるんじゃないかというふうに心配しているんですが、町長の見解としては、そうなった場合にはどうしますか。一般財源でやっぱりやっていかなければいけないという覚悟の下で、この事業を導入してやっていくつもりですか。いかがですか。
○町長(前 登志朗君)
 現在検討している計画でまいりますと、いわゆるEPA事業者が運営するということでございますので、一般財源の支出というものはない計画でございます。
○7番(児玉実隆君)
 いや、ないという計画でございますでは話にならんでしょう。ないならないと言って、後の責任は誰が持つかということの話に持っていかないと。でしょう。ないと思いますと言うだけでそれで我々が引き下がっておったら、後の責任は誰が持つんですか、こうなった場合に。もしこうなった場合に、町が推進して町長が手を挙げて推進していく事業に対してですよ、もし一般財源を出すことになった場合には誰が責任持つんですかという話なんですよ。
 私は、この事業、CO2ゼロ宣言して炭素の排出量を減らしていくという考え方で、空から雨もちが落ちてくるようにしてキャッチしているような、町長の一番最初の手を挙げたことから、本当にこれ大丈夫なのかというふうに思っているわけですよ。私自身は、この島の空気はそれほど町民が生きる上で汚れているとも何とも思っていない。そういうところにまた別の事業を持ってきて、これまでにちゃんとやってきた、ある企業がおるわけですよ、電気に対してはね。おるわけですよ、ちゃんと。そこに何十年もこの事業者はこの島のために一生懸命、赤字を抱えながらもこの郡民のために、町民のためにやってきているわけです、いろいろな形で。そういうところとのちゃんとした連携もなしに独自で事業を進めていく、そういうところに、じゃ町の責任というものがなければ、これは大変なことになるんじゃないかというふうに思っているわけですよ。
 そういうことから、もしこの事業が一般財源が必要になって拠出しなければならないというときに、どこが責任を持ってその責任を取るかということなんですよ。そこを聞いているわけですよ。いかがですか、町長。
○町長(前 登志朗君)
 おっしゃっていらっしゃることがちょっとよく分からないんですけれども、沖永良部島の空気のことを言っているわけではなくて、脱炭素を進めるというのはこれは国が、世界が進めていることでございまして、永良部の空気の問題とはまた別の問題でございます。
 そして、九州電力が頑張ってきているからというのはもちろんそのとおりでございまして、九州電力はその電力会社の責任において、先ほど申し上げましたユニバーサル料金ということで、奄美群島では発電するお金よりも安い料金で電気を売ってくれていたということでございます。ですから、ここの電力が発電が少なくなるということは九電としても今後経費が少なくなっていくわけですから、そこのバランスがきちんと取れればそれはいいことであるという合意の下に、今新しい仕組みを考えてやっていっているところでございます。
 そして、今環境省などとも話合いをしているところでございますが、その新しい仕組みでもっていくならば、非常に町にとっても有利な形で再生可能エネルギーを入れることができる。そして今環境省の方たちも先日来ていろいろ会議をいたしましたが、非常にこれまで試行錯誤しながらのところでございましたが、先が見えてきた中で、沖永良部モデルが離島の世界的なモデルになるのではないかということで、皆さん今一生懸命取り組んでくださっているところでございます。
○7番(児玉実隆君)
 私は、やはり一議員として、町民からこういう政策が出てきている、町民へのまだ全然理解を得られていない、説明もされていないというようなことでいろいろ話が来たりするわけです。そして私の中でも、いやこれはまだ説明のできる状態ではないですよということしか説明ができない状態なんですよね。
 だけど、今、町長が言うのも多分そうだと思います。国の政策の下やと思います。だけど、国の政策の下でといって、もしのことを私は言っているんですよ。この小さな島が国のモデルだからといって、補助率がいいといってそこに手をつけて、もし事故でも問題が起きたときには誰の責任を持ってその処理をするかということなんですよ、要は。ほかの企業が入ってきていろいろやったけれども駄目でしたと。だけどその企業はもう駄目でしたから手を引きますというようなことになって、後のことはじゃどうしますかということになった場合に、町民に不便を与えたりいろいろそういうことが出てきたらいかんと。そのためには、じゃ町が最後のことは責任を持ってやるとか、やっぱりそういう形の結論をちゃんと見た上で事業を進めていかないと、これ私は何にもならないと思うんですよね。
 そういうところがやっぱり心配で今聞いているわけですが、私は決してこの事業が、この小さい島の、財源もないし、小さな島が、町がそういうところにいろいろな事業を持ってきても果たしてこれ成功するのかどうか、非常に心配しているわけですよね。
 そういうところをぜひ町長ももう少しやっぱりしっかり考えて、自分で手を挙げて持ってきた政策を推進するのであれば責任というものはしっかり自分で持つという気持ちがなければ、やっぱり町民のための政策はできないだろうというふうに思うんですが、その辺の気持ち的にもどのように考えていますか。
○町長(前 登志朗君)
 町民の理解がまだ得られていないということはよく理解いたしております。そこにつけて、令和5年度からきちんと説明できるような形で皆さんに周知していきたいと考えております。その前に、今回の脱炭素の形をはっきりと決めて、形が決まったところで町民の皆様方にご説明しながら事業を進めていこうと考えております。
 そして、全ての事業の責任者は私にございますので、そこのところはきちんと自覚いたしておりますし、令和5年度において、まず知名のほうで実証実験をして、その結果で全て前に進んでいくわけでございますので、もちろん失敗ありきと言われると困るんですけれども、失敗のない形を確認しながらこの事業を進めていくわけですから、そこのところは慎重にきちんと実証実験をして、確実にやっていけると見えたところで事業に移っていくところでございます。
○7番(児玉実隆君)
 今、町長は最後に、政策を進めていく上には最終的には私の責任であるということをはっきり言われました。このことを聞いて私も安心したところであります。
 やはり町長も、事業をするには町長自ら町民のために費用対効果があるのか、利益があるのかということを、どういう事業を持ってきてでもまずそのことを第一に考えた上での施策の推進をしていただきたいというふうに思っております。ぜひそういう形を取っていただけるよう要望しておきます。
 それでは、2点目に入ります。
 さきの12月に副町長の辞任を伝えられました。議会のほうでもですね。副町長の辞任についてはどのようなことがあって辞任をしたのか、お尋ねをします。
 2点目に、そういうことからこれまで長い間築いてきた我が町と県との信頼関係というものに対してどのような改善をしていくのか、信頼関係の改善をどのようにしていくのかをお尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 児玉議員の2点目のご質問にお答えいたします。
 副町長の辞任につきましては、各新聞社などの記事にもありましたとおり、様々な案件に対し県や副町長と協議をした結果、総合的な判断の下、県へ派遣の終了を要請させていただきました。
 続いて、2.のご質問にお答えいたします。
 県との関係については、様々な行政課題や町民の行政需要に対応する施策を積極的に推進し、全ての町民が安心して暮らし、活躍できる社会の形成に向け取り組む必要があります。その上で、本町だけで全ての政策を実現するには限りがあります。事業や施策を推進する中、国や県との連携は重要であると考えております。
 今後も、それぞれの役割や責任を明確化し、関係機関との相互理解に基づく一体的な連携を緊密に図り、行政の課題解決に向け取り組むことが重要であると考えております。
 壇上からは以上でございます。
○7番(児玉実隆君)
 副町長の辞任ということ、12月の議会前に町長自ら議会のほうにお越しいただいて伝えられました。急な辞任ということで大変驚いておったところです。やはり右腕となる副町長がいなくなった。また、その副町長は町長の依頼の下に県から出していただいた。そして県職員の方々が和泊町のためにということで、頑張りましょうという気持ちもあって本町に副町長として来られたと思います。非常に残念なことに、こうした中で辞任に至ったということであります。
 いろいろそのことを、町の中ではうわさもそのときに飛び交ってきました。そういう中で、副町長の辞任がハラスメントじゃないかという話も出てきました。庁舎内でもそういううわさが出たようであります。またそういうふうにもまた伝えられておりますが、町長、このハラスメント問題は、実際に町長との話、副町長と話をしていると思ったんですが、その辺のところはどう聞いていますか。
○町長(前 登志朗君)
 この件につきましては、議会の全員協議会でも二度ほどご説明をさせていただいておりますので議員もよくご存じのことだと思いますが、副町長から不適切発言があったということで私もそのとき知りまして、その後、本人に厳重注意をし、副町長という立場を考えて発言するようにということを言い、また、本人同士行き違いがあったということで和解し、その後普通に仕事を続けていたところでございます。
 ですから、10月3日の段階でお互いの気持ちが分かり合えて終わっていることでございます。
 以上でございます。
○7番(児玉実隆君)
 パワハラということで報道等にも載っておって、そしてその中でその後、町長意見で議会において私たちの前で町長が言った言葉がございますね。ハラスメントはなかったんだということを聞いております、実際に。しかし、副町長が辞任を自分からするということは、やっぱりそこには大きな事故があったんじゃないか、問題があったんじゃないかということだと思われるわけですね。
 そういうことから、ここに調査の結果が来ております。読み上げてみたいと思いますね。このハラスメントを受けた方のあれでありますけれども、どういうふうにしてハラスメントを受けたかということの内容であります。これは、我が経済課長の東課長がしっかりと調査をした結果、議会のほうに発表されております。
 まずもって課長、この調査は自らしっかりとやった調査だということでよろしいですか。
○経済課長(東 敏仁君)
 令和4年9月に職員に対しパワハラ発言があったとの議会及び職員からの指摘があって、私、当該職員に聞き取り調査を実施しました。その結果を町長並びに議長宛てに、その報告書のとおり報告したということであります。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 そうすると町長、この調査でありますけれども、職員に対して、いわゆる事業をされているわけですね。ゆりのふるさと基金の中からの事業で、予算が120万円の事業の中で学校給食牛肉提供食育事業、これは平成30年度から年2回本町では実施されており、その事業の中で、この事業の趣旨が、永良部産鹿児島県黒牛が子供たちの口に入るまでの過程、島内における子牛生産状況等及びその過程に関わった方々を紹介して、「命の大切さ、農業を考える力、地域活性化」等、食育・農育の一環として学び、畜産に対しての好奇心を抱かせ、将来の後継者確保に努めることを目的とするという趣旨の事業であります。
 この事業で経済課の一人の職員が平成30年度から行われているこの事業を実施して、学校側に牛肉の提供をして食べてもらったということで、伊原副町長がそのことに対して彼に言った言葉がございます。この言葉を、本当に言いづらいですけれども、もう仕方ないと思って言いますけれども、「君の脳は牛になっている。君は来年は異動したほうがいいかもな」ということの発言をしていたという調査であります。そういうことでその職員は大変悩んだと。これまで先輩たちがやってきた事業を引き継いでやったら非常に叱責されたということのようであります。
 やはりパワハラというものをその後に役場職員でも全員でいろいろ勉強会をしたようですが、非常に悲しいことで、このことが町長、副町長はあなたの依頼の下で県から出向されてきているわけです。なぜこういうことが実際に大きくなる前に、当事者同士で町長のちゃんとした包容力と力をもってこのことを収めることができなかったのか、その辺はちょっと町長が軽視した経緯があるのではないか。いかがですか。
○町長(前 登志朗君)
 私もそのペーパーを見て初めてそのことを知りましたけれども、もちろん非常に非常識な内容でございます。
 ただ、もう一つ申し上げますと、本当はこのような場でそういうことを言っていただくと、私にとっては本当に大切な職員でございまして、しかも将来有望な、これから町の将来をしょって立っていただく職員ですので、やはりこういうところでしていただきたくはなかったんですけれども、その後、先ほど申しましたとおりでございます。本人に確認をいたしまして、本人は言った記憶がないとは言っているんですけれども、もちろんこのような内容ですので、それを私のほうからどうこう言うことはできませんが、そういうふうに聞いたと言っているわけですから、自分の立場をきちんと考えて発言をするようにということで指導いたしました。その後、少し時間を置いてからお互いに話合いをしてもらい、そして、どちらもまたこれから一緒にやっていこうということで和解をして、その後普通に仕事をしておりましたし、隣の部屋ですので職員も来ていろいろ話をしながら普通に仕事をしておりました。
 ただ、その後、終わって普通に仕事していたと思っていたのですが、なぜか怪文書的なものが出て急に話が大きくなってこのような結果になったという、非常に残念な結果でございます。
○7番(児玉実隆君)
 じゃ、副町長の件はそのぐらいにして、町長自らもう1人で2つの仕事をこなすということも大変だろうから、副町長の件に関しては落として、また次、第2の副町長のことはお考えになっていますか、いかがですか。
○町長(前 登志朗君)
 次の副町長ということでございましょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○町長(前 登志朗君)
 やはり副町長という存在がいないといろいろ仕事にも差し支えがございますので、今後、しっかりと人選をして、また皆様方にご相談をさせていただきたいと考えております。
○7番(児玉実隆君)
 それでは、ぜひしっかりと精査して、このようなことが二度と起こらないように選任をしていただきたいというふうに思います。
 2点目に、このことに重なって、本町においては県との信頼関係において長年、本当に町長さんあるいは職員の皆さんが築いてきたことが、副町長のハラスメントの件で一遍に失ってしまったという大きな和泊町に対してのマイナス点が出てきたということであります。そのことから、町長としてはこの信頼関係をどのように取り戻していこうという考えであるのか、お聞きします。
○町長(前 登志朗君)
 県との信頼関係というのは非常に大切であると考えております。議員も政治家でいらっしゃるわけで、やはり様々な事業を進めていく中で最終的には人間関係でございます。いろいろな事業を取ってきたり、できない話を通してもらったり、最終的には人間関係でございます。ですから、そこが何よりも大切であるというふうに考えております。そんな中で、例えば、おっしゃるならば、今回このような形でこういう質問が出るということがまた県との関係を悪くするというふうに私は理解しておりますが、やはりこれからもきちんと対応していかなければいけないと考えております。
 先ほどのことも、副町長が帰ることになったときもすぐにその翌日には県に赴きまして、知事にもしっかりとお話をしてきておりますし、県と和泊町の私どもとの関係は、時間はかかりますが取り戻せるものだと考えております。
 以上でございます。
○7番(児玉実隆君)
 本当に大事なことだと私も思っております。思っていることは町長も一緒だと思いますけれども、町長、この1点、あなたはそういうふうに思っているということは言いますけれども、1点だけ、じゃ聞かせてもらえますか。
 1月28、29日に知名町で文部省の主催で方言サミットというのが、全国大会が行われました。そのときに知事もいらっしゃっております。県の議員さん方も数名いらっしゃっております。そういう中で、先ほどの行政報告ですか、あのときにもありました。1月29日にね。もう一回お聞きしますけれども、そのときにどちらへいらしていますか。
○町長(前 登志朗君)
 あらかじめ知事にはご連絡をした上でのことでございます。あの知事のスケジュールは急に決まりましたので、その前から私は愛知のほうに行って例えば操担勁氏の御子息に会うとか農業のトップセールスに行くとか、そういうスケジュールを組んでおりましたので、知事にもご報告いたしました。そして、きちんと知事がいらっしゃるところ、いつものはっぴを着て空港でお出迎えをして知事とお話をして、そうすると知事は前町長いなかったんじゃないのかと言われたんですけれども、ちゃんとお迎えしてからと思ってということでそこで会話をして、そして私は行ったわけなんですけれども、連絡をした上でございますし、きちんと空港でお出迎えをしてお話をさせていただきました。そして、出張の内容ももちろん知っておりましたので、逆に喜んでいただけたというふうに考えております。
○7番(児玉実隆君)
 そういう形でお迎えしているということのようでありますけれども、我々ないし、またあしびの郷で参加された方々が、やはりこういう問題が起きた後すぐ後なのに、何で和泊町の町長は出席されていなかったのかと。やっぱり信頼関係というのは、今先ほど町長が言われたとおり、電話とかの連絡じゃなくて、対面をして、ちゃんと顔を合わせてしっかりと話をするということが一番信頼関係の基になるんじゃないかということであります。私もそういうふうに考えます。
 だから、これからも信頼関係をしっかりと保って、和泊町のやっぱりトップとして政策に努めていってほしいと思っております。
○町長(前 登志朗君)
 そうして直接お会いすることはとても大切だと考えております。ですから、先ほどもお伝えしたんですけれども、副町長が帰ることになったときに、ちょうど鹿児島県議会の途中でなかなかお時間が取れなかったんですけれども、無理をお願いして知事にお時間をいただいて、直接行って知事室で面会をして、その旨ご説明をしてきたところでございます。
 おっしゃるように、やはり直接行ってお会いして、人間関係というのをきちんとつくっていくということが大事だというふうに私も考えます。
 以上でございます。
○7番(児玉実隆君)
 これからも、ぜひ信頼関係をつくるために行動を起こしていただきたい。
 大きな1点目、大きな2点目と聞いてきましたけれども、やはり町長、どういう事業をするにしても、総合的に見て和泊町の利益が第一であります。誰が見てもそうだと思いますけれども、そのことを常に頭に置いて、やはり町民のための政治をしていただきたい。個々の政治じゃなく、町の政治は町民のためにというようなちゃんとした信念を持った政治をこれからも貫いていっていただきたい。最後にその一言を言って、私の質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで児玉実隆君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
散 会 午後 3時30分

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 和泊町議会議長 永 野 利 則

 和泊町議会議員 島 田 浩 樹

 和泊町議会議員 森 富 隆

お問い合わせ

和泊町役場議会事務局 

TEL:0997-92-2569

FAX:0997-92-3176