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更新日:2022年1月20日

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9月14日 開会

発言者

全発言者

発言内容

令和3年第3回和泊町議会定例会会議録
令和3年9月14日(火曜日) 午前9時30分開議

1.議事日程(第1号)
 ○開会の宣告
 ○開議の宣告
 ○日程第1 会議録署名議員の指名
 ○日程第2 会期の決定
 ○日程第3 諸般の報告
 ○日程第4 行政報告
 ○日程第5 所信表明
 ○日程第6 報告
 ○日程第7 一般質問
 ・桂 弘一議員
 ・東 弘明議員
 ・森 富隆議員
 ・山口明日香議員






 ○散会の宣告


1.本日の会議に付した事件
 ○議事日程のとおり

1.出席議員(12名)
 議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
 1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
 3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
 5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
 7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
 9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
 11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

1.欠席議員(なし)

1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

1.説明のため出席した者の職氏名
職 名 氏 名 職 名 氏 名
町長 前 登志朗君 耕地課長 亘 禎一郎君
総務課長 南 俊美君 土木課長 和田清良君
企画課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
税務課長 山元博文君 生活環境課長 泉 隆一君
町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
教育長 竹下安秀君
保健福祉課長 有馬清武君 教育委員会
事務局長 永井 徹君
経済課長 東 敏仁君 農業委員会
事務局長 先山照子君

△ 開 議 午前 9時30分
○議長(永野利則君)
 皆さん、うがみやぶらー、おはようございます。
 ただいまより令和3年第3回議会定例会を開会いたします。
 本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

△ 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(永野利則君)
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、池田正一君及び喜井和夫君を指名します。

△ 日程第2 会期の決定
○議長(永野利則君)
 日程第2、会期決定の件を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、本日から9月24日までの11日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日から9月24日までの11日間に決定しました。
 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会期日程表のとおりであります。

△ 日程第3 諸般の報告
○議長(永野利則君)
 日程第3、諸般の報告を行います。
 諸般の報告につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。

△ 日程第4 行政報告
○議長(永野利則君)
 日程第4、行政報告を行います。
○町長(前 登志朗君)
 改めまして、皆さん、おはようございます。そして、テレビの前の町民の皆さん、おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 令和3年第2回和泊町議会定例会以降の行政についてご報告をいたします。
 皆さんのお手元に既にお配りしてございますので、お目通しください。
 私が町長に就任以来、島外出張は3回、7月27日、奄美市、7月30日、天城町、8月2日、鹿児島市、それ以降のものにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で書面決議またはウェブ会議での対応となっております。
 その中から、3点、改めてご報告をさせていただきます。
 1点目、8月2日、鹿児島市で開催された離島行政懇談会へ出席いたしました。
 その折、本庁から提出した議題のうちの一つが徳之島保健所長の専任配置についてです。現在、徳之島保健所長は空席になっており、名瀬保健所長が兼任をいたしております。このコロナ禍で、保健所の業務は逼迫しており、緊急時にスピーディーな対応をいただくためにも、何としても専任所長の配置が必要です。厳しい現状をお伝えし、早期の実現をお願いしてまいりました。
 また、出張の折には、空いている時間をフルに活用して、役所や企業様ほか各関係機関など挨拶回りをし、ふるさと納税のお願いを含めたトップセールスを積極的に努めております。また、今回の鹿児島においても、MBCテレビに出演し、まちの特産品の紹介などをさせていただいてまいりました。
 2点目、8月17日、新型コロナウイルス感染症対策会議。
 本来の対策会議は、感染者が出た後に開催されることになっていますが、事前に話し合っておいたほうが、感染者が出たときにスピーディーに対応ができるということで、両町長、沖永良部島医師会長、徳洲会病院院長、担当医師、両町担当課長、担当職員などお集まりいただき、対応の確認などをいたしました。
 今後、島外搬送が困難になるかもしれないことも考慮して、徳洲会病院の受入れ体制、宿泊療養施設の確保の状況などを確認し、可能な限りの予防策を講じることを申し合わせ、まちのホームページやSNSなどを通して、来島を予定している皆さんには中止または延期のお願いをいたしております。今回のまん延防止等重点措置の9月30日までの延長を受けて、さらに警戒を強めてまいります。
 3点目、9月3日、えらぶ島づくり事業協同組合採用職員辞令交付式。
 事務所は、サンサンテレビが入っている建物の、以前、企画課が使っていたところです。今年度は8人の職員採用を予定しており、現在、6人が内定、当日は既に移住をしている3人に辞令の交付がありました。全国から多くの応募があるようで、優秀な若者にたくさん来ていただき、様々な職場で働きながら島に溶け込み、行く行くは起業して島を盛り立てていただけたらと思います。鹿児島県では初の取組ということで、とても注目されている事業で、これからが楽しみです。
 以上で行政報告を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで行政報告は終わりました。

△ 日程第5 所信表明
○議長(永野利則君)
 日程第5、所信表明を行います。
○町長(前 登志朗君)
 このたび、和泊町長を務めることになりました前登志朗でございます。誠に光栄であるとともに、その重責に対して身の引き締まる思いでございます。
 前任の伊地知実利町長が、4期16年にわたり本町をリードしてきてくださいました。その偉大な功績に感謝と敬意の念を表するとともに、その計画された第6次和泊町総合振興計画をしっかりと引き継いでまいりたいと考えております。
 令和3年第3回和泊町議会定例会に当たりまして、私の所信の一端を申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 町民ニーズへのきめ細やかな対応、民間感覚でのコスト削減など、町民目線で行政運営を推進し、町民の福祉向上に努めます。
 私は、これまで多くの町民の皆様と会い、話をする中で、その思いを聞き、実情を拝見し、課題を預かってまいりました。それら町民の皆様の夢や希望を一つずつ実現し、形にしていきながら、これからのまちづくりに取り組んでまいります。
 まずは、新型コロナウイルス感染症対策です。
 医療機関の皆様に大変なご協力をいただき、皆様と職員が連携して集団ワクチン接種体制を構築し、スムーズに進捗いたしております。週末ごとに1,000人単位でのワクチン接種をこなしている現状に、心より感謝をいたしております。65歳以上の方におかれましては、その87.3%が2回目まで終えられ、また10月初旬をめどに、ご希望されるほぼ全ての方への接種を終えることができそうです。
 今後は、今、まさにコロナ禍の影響で苦しんでいらっしゃる皆様方に直接的な支援の輪を広げてまいります。そして、コロナ後の新しい時代に対応し得るよう、影響を受けた皆様の声をお聞きしながら、経済活性化へ向けた事業支援を積極的に進めてまいります。
 産業振興について、まずは島の基幹産業である農業の発展に全力を尽くします。
 このコロナ禍にありながらも、本町がこうしてあるのは、農家の皆様が勤勉で、技術力が高く、努力家であり、結果を残してくださっているおかげです。花き、畜産、サトウキビ、輸送野菜、キクラゲなどの主力に加え、新しい事業にも積極的に取り組まれている皆さんを応援してまいります。
 また、国が脱炭素社会構築へ向け、有機農業に大きくかじを切ったことを受け、そこに取り組まれている皆さんや若手後継者の皆さんの声に耳を傾け、環境整備を整え、世界を視野に入れた販路拡大を後押ししてまいります。
 漁業については、大いなる可能性を秘めた分野です。
 鮮魚においては、生け絞め、血抜きを徹底し、超低酸素水ウルトラファインバブルを活用することで、さらなる鮮度保持を保ち、「沖永良部島鮮魚」としてのブランド化を図ります。また、未利用水産資源を活用した加工品開発に取り組み、高付加価値をつけることで収入増と雇用拡大につなげます。新たな特産品開発や6次産業化による未利用資源の商品化に努め、「稼ぐ力」の向上に取り組み、加工センターの運営についても、民間委託の検討を進めてまいります。
 「徹底したトップセールス」で島を全国に売り込み、まちの宣伝や物産の営業に努めます。
 また、「ふるさと納税」については、各課を超えたプロジェクトチームをつくり、沖洲会など各郷友会との連携強化を進め、寄附金の大幅アップを目指し、積極的に取り組んでまいります。
 観光については、「リモートワーク」や「ワーケーション」の環境を整え、関係人口、交流人口の増加を図ります。
 アイランドホッピングによる1,000万人観光地・沖縄からの誘客を図り、またこのたびの世界自然遺産登録を受け、国内外から訪れる島伝い観光のお客様の受入れ体制をしっかりと整えていき、ケイビングやダイビングに加え、新たなる体験型メニューの造成、着地型観光商品の充実、島ならではのお土産品の開発を図り、新たな収益と雇用をつくります。
 高齢者の皆様方には、人生100年時代に向け、健康寿命を延ばし、生き生きと暮らしていただくために、地域包括支援センターによる自立生活維持の推進、タラソおきのえらぶや体操教室を使った体力づくりなどに加え、安心・安全な自給野菜の栽培などにも積極的に取り組んでいただき、島の経済活動に参加し、日々の暮らしが予防につながるような体制づくりに努めます。
 現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、高齢者の皆様に対する様々なサービスの利用頻度が低下しており、懸念されるところではございますが、新しい生活様式の中での高齢者福祉の在り方について再検討してまいります。
 子育て支援においては、老朽化した和泊幼稚園とわどまり保育園の一元化を図り、和泊町社会福祉協議会と公民連携による持続可能な運営体制を模索し、島の宝である子供たちの健全育成に努めます。待機児童解消や自宅保育の充実に努め、発達障害や不登校などに悩む親子を支え、あらゆる場面において子育てに優しいまちづくりを進めます。
 小・中学生においては、まさにデジタルネイティブ世代。変化の時代を生き抜き、リードしていく人材育成のため、ICT化の推進により、地域格差なく学べる環境を整えます。
 男女共同参画社会実現のため、女性管理職や審議会などでの女性委員の比率を30%以上にし、「女性に優しい・女性が輝く」和泊町を築くため、家事、育児、介護といった、これまで女性に偏っていた役割を普通に分担できるような環境整備に努めます。
 総合アリーナ計画につきましては、今の財政状況下で活用できる補助事業も難しい中、大規模事業の推進は困難であり、見直しをいたします。もちろん、島民にとって必要な施設でありますので、次期奄振などの予算獲得を目指し、適正なる規模、そして公民連携による持続可能な運営体制なども模索しながら計画をしてまいります。
 今後も少子高齢化が進み、さらに町民ニーズが多様化してくる中で、町民福祉のための予算が大幅に上がることが見込まれており、また地域包括支援センターの建設に続き、和泊幼稚園、わどまり保育園の一元化へ向けた新しい施設建設、既存の町有施設の維持補修費も大変多くなってきております。そのような中で優先順位を考えたとき、いましばらく不自由をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。
 今、世界がまさに取り組んでいる2030年のSDGsのゴール、そして2050年のカーボンニュートラル達成へ向け、本町においても積極的に取り組んでまいります。
 温室効果ガスの影響による地球温暖化で気候変動が起こり、年々災害の規模が激しくなってきた現在、地球環境の持続可能化へ向け、世界各国が真剣に取り組んでいる中、日本は脱炭素社会構築へ向け、さきの国会でそれを法制化し、実現へ向け本腰を入れ、その本気度を示しました。
 各企業においても、義務的にとらわれていた感のある環境問題も、今では新たなるビジネスチャンスとして捉え、競ってそのことに努めています。
 東京都においては2030年から、国においても2035年から、ガソリン車の販売を禁止するということで、自動車業界各社はガソリンのエンジンから電気のモーターへと方向転換し、新しい移動手段の開発やシステムづくりに果敢に挑んでいます。
 これから、イノベーションの連鎖により、瞬く間に変貌を遂げる新たなる世の中に適応し、リードしていかなければなりません。今後、脱炭素社会構築へ向けては、沖永良部島という単位で取り組むことにより、国のモデル地区指定を受け、そこへの事業化や投資が活発化してくる中で、再生可能エネルギーを積極的に導入し、いち早い達成を目指します。
 今、30代ぐらいまでの人たちは、まさにその真っただ中の「ゼロカーボン世代」。ZEH住宅の推進、EV車への乗換えなど、そんな皆さんの生活のあらゆる場面において脱炭素の暮らしを支援することで、新しい価値観、新しい生活様式の中で、最先端の輝く島に生まれ変われるチャンスです。
 すばらしい環境の中で自然と暮らしを両立させた、行ってみたい、住んでみたい、住み続けたいと思ってもらえるような、持続可能なまちづくり実現へ向けて取り組んでまいります。
 これら方針は、冒頭に申し上げましたように、町民の皆様と語り合い、お預かりした思いを基につくり上げてまいりました。今後も、様々な場面で皆さんと対話を交わしながら、和泊町の未来を共に考え、行動してまいります。
 4年という任期の中で、しっかりと道筋を描き、確実な変化を生むために、焦る気持ちを抑えて、一歩ずつ取り組んでまいります。町民の皆様、議員の皆様には、これからの町政運営に、より一層のご理解、ご協力をお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。
○議長(永野利則君)
 これで所信表明は終わりました。

△ 日程第6 報告
○議長(永野利則君)
 日程第6、報告第4号、財政健全化判断比率について、報告第5号、資金不足比率について、報告第6号、放棄した私債権の報告については、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午前 9時51分

お問い合わせ

和泊町役場議会事務局 

TEL:0997-92-2569

FAX:0997-92-3176