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更新日:2021年3月23日

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第1日(3)

発言者

前 利悦

発言内容

再 開 午前10時45分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、前利悦君の一般質問を許します。
○6番(前 利悦君)
 おはようございます。
 初めに、竹下教育長就任、本当におめでとうございます。教育長が変わって教育委員会の定例会が学校で行われたというようなこともちょっと聞きました。現場の声を聞こうとする姿勢に敬意を表したいと思います。
 学校では、いまだに子供たちが揺らいでいる状況を耳にします。本町の教育が充実、進展するように、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 それでは、質問をいたします。
 1、教育行政について。
 ①就任時の抱負として「地域全体で子どもを守り育てる環境づくりを推進し、町民総ぐるみで子どもたちの生きる力を育んでいきたい」と述べているが、検討委員会を立ち上げて検討していく計画はあるのか、教育長の見解を伺いたい。
 ②「小規模校の良さを生かした学校経営を進めたい」との考えだが、現状をどう捉えているのか。また、今後どのように考えているのか。
 ③学校の統廃合については、「現時点ではまだ考えていない」ということだが、問題を先送りするのではなく、学校の魅力化も含めて、主導して取り組んでいく時期が来ているのではないか、教育長の見解を伺いたい。
 ④去る11月16日、山形県酒田市の議会議員が本町に来島し、交流会の席で、次は子どもたちの交流を推進したいという声が聞かれたが、実現に向けて取り組む考えはないか。
 2番、行政運営について。
 6月の議会報告会で新規職員採用について、意見や要望及び指摘がなされ、8月には議長から町長へ要望書を提出した。平成31年度の新規職員採用においては、その要望を踏まえ、どのような検討がなされ、具体的にどのように実施したか。
 以上で壇上からの質問を終わります。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 前議員のご質問に順を追ってお答えいたします。
 1、教育行政について。その①です。
 ことし10月1日付で教育長に就任してから2カ月半ほどがたちました。和泊町の教育行政に携わる者として、改めてその責任の重さを日々感じているところでございます。信頼される教育行政、地域とともにある教育行政を目指して努力していきたいと考えています。
 和泊町の教育の基本目標は、「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり・文化づくり」であります。この基本目標の達成のために5項目の重点課題があります。議員ご質問の「地域全体で子どもを守り育てる環境づくりの推進」は、その中の1つの柱であり、全ての町民が地域社会全体で子供を守り育てるための取り組みを推進していきましょうという提案であります。
 私がこのことを抱負として述べましたのは、全ての子供は町の宝物であり、これからの日本、鹿児島県、沖永良部島の将来を背負って立つ人材であり、全ての町民に児童・生徒の健全育成の担い手になってもらいたいという強い思いがあるからであります。教育は年代や人生のステージによって家庭教育、学校教育、社会教育という範疇に分けられますが、そのいずれにおいても家庭での役割、学校の役割、地域住民としての役割があり、子供たちとのかかわりを通してそれぞれの役割をしっかり果たしてほしいという願いから、地域全体で子供を守り育てる環境づくりを推進し、町民総ぐるみで子供たちの生きる力を育んでいきたいと述べたところです。
 検討委員会を立ち上げて検討していく計画があるのかというご質問ですが、本町には地域全体で子供を守り育てるための社会教育団体が幾つも組織されています。子ども会育成連絡協議会、校外生活指導連絡協議会、PTA連絡協議会、各字の子ども会などです。これらの社会教育団体の機能の発揮、活動の充実をしっかり支援していきます。
 また、社会福祉協議会や長寿クラブなど地域関係団体等とも連携を図りながら、全ての町民が地域社会全体で子供を守り育てるための取り組みを推進していきます。したがいまして、今のところ議員ご質問の検討委員会の立ち上げは考えておりません。
 2点目のご質問についてお答えいたします。
 平成30年度教育行政の基本方針の重点課題である開かれた学校、信頼される学校づくりの推進策の1つとして小規模校教育の振興を示しています。これは児童・生徒がよりよく学べるための小規模校のよさを生かした教育活動の推進について述べたものであります。
 議員ご質問の小規模校のよさを生かした学校経営の現状について説明いたします。
 小規模校のよさを考えるとき、まず第一に、一人一人が主役になれることが挙げられます。次に、少人数の学校ではお互いの顔が見えやすく、お互いの距離も近くなることから、同年齢間、同年齢と異年齢間のきずなが強まります。担任にとっては、きめ細やかな行き届いた指導がしやすくなります。
 本町では、このような小規模校の特性を最大限に生かした教育活動が各学校で進められています。町内の6校のうち、和泊小学校以外は小規模校であり、それぞれ小規模校ならではのよさを生かした特色ある学校経営が展開されていると現状を捉えています。
 今後の方針としては、学校間の交流学習、修学旅行や集団宿泊学習などの合同での学校行事開催、保護者や地域の方々の参加・協力による体験活動などのさらなる充実を図っていく考えです。
 今後も、小規模校の少人数のよさを生かした教育活動や、地域とのきずなによるぬくもりのある教育活動が充実するよう、小規模校のデメリットをできる限り少なくし、小規模校のよさを最大限に生かした学校経営を進めてまいります。
 3点目のご質問についてお答えいたします。
 学校の統廃合については、学校統合の適否または小規模校を存続する場合の検討の指針となる文部科学省の公立小・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引きを参考に、本町の実態を踏まえて考えております。
 今後5年間の本町の児童・生徒の推移は、小学校、中学校ともに緩やかな減少傾向を示しています。急激な減少ではないものの、大城小学校、内城小学校では複式学級の編制もあります。しかし、学校の統廃合については、単に学級数の減や児童数・生徒数だけで決定できるものではなく、地域コミュニティーの核としての学校の役割、地域活性化の役割、これまでの歴史や実績を踏まえた地域の宝としての存続を望む声なども考慮しなければなりません。
 統廃合の方向性・時期としては、小規模校の学級編制が完全複式になり、かつ保護者や学校、校区民の統廃合への要望等が大勢になってきたときに検討を進めていきたいと考えます。
 ちなみに、内城小学校は現在児童数が38名で、大島地区内の小学校88校中37番目となり、真ん中よりも多いほうになります。また、城ケ丘中学校は、現在36名の生徒数であり、大島地区内の中学校50校で城ケ丘中学校よりも生徒数の少ない学校は22校あり、城ケ丘中学校は大島地区の中学校の中で50校中23番目の生徒数であり、真ん中あたりと言えます。
 今後しばらくは小規模校の魅力化を図り、それぞれの学校の持ち味が発揮できるよう、特色ある学校経営の推進や地域や、保護者との連携を生かした教育活動の展開をより一層充実させていくことが大事であると考えます。
 4点目のご質問についてお答えいたします。
 山形県酒田市の議員の皆様が11月に視察に来られ、西郷隆盛と庄内藩との歴史的なかかわりをもとに観光振興や地域活性化について学び合い、交流が深められたことは大変喜ばしいことであると考えています。まずもって酒田市の方々、関係者の方々にお礼申し上げます。
 交流会の中で、子供たちの交流の場を設けたらという声があったということで、参加者の、未来を担う子供たちにも酒田市と和泊町の歴史や伝統、西郷隆盛の業績について学び合う機会をつくりたいという思いをありがたく感じることです。
 現在、和泊町における交流の場として、子ども会では、「えらぶ世之主伝説」わらんちゃヤンバル体験交流プロジェクトを推進しています。これは、地理的にも歴史的にも深いつながりを持つ沖縄の今帰仁村などとの交流を通して、互いのよさを再確認し、文化の相互理解、互いに尊重し合う態度を養う貴重な体験活動となっています。
 このような子供たち同士の交流の場は、伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する態度を養い、これからの社会づくりに貢献できる人間づくりにつながる大切な活動の1つと言えます。
 酒田市との交流につきましては、現在継続して続けられている交流会との兼ね合いや交流会の規模、実施主体の立ち上げや関係機関との連携のあり方など、設計段階からのスタートになると思われます。
 子供たち同士の交流をしたいというご意見は、それを言われた議員お一人の考えなのか、酒田市議会または酒田市の総意としての意見なのかによっても対応のあり方を考えていかなければならないと思います。現在のところは実施の可能性を見きわめながら考えていく必要があると思いますので、今すぐに判断を下せる段階ではありません。
 以上です。
○町長(伊地知実利君)
 前利悦議員の2点目の行政運営についてお答えをいたします。
 議長から提出された要望書につきましては、主に親子間採用についてご指摘だと認識しております。これまでの議会でも答弁しているとおり、職員採用につきましては、公平・公正な試験と合否判定の結果を踏まえ、合格者を決定しております。この点につきましては、今後ともそのような試験方法を採用して取り組んでまいりたいと、そのように思っております。
 以上で壇上からの答弁は終りますが、次からの質問につきましては、自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
○6番(前 利悦君)
 地域全体で子供を育てると、まさにそのとおりだと思います。これが和泊町の本当の教育のよさではないかなというふうに思います。私も教員で県内を回ってきたんですけれども、本当に今でもまだ和泊町には地域が子供を育てる、その教育力というのは、昔に比べたら少なくなってきた感じはしますけれども、まだ残っていると、そういうふうに思っています。
 各種団体との連携ということを教育長言われましたが、その中で、昨年から子供たちが非常に揺らいでいると。教師との信頼関係、そういうものがあって、現在でもなおそういう状況があるというふうに聞いて、本当にそういう団体ありますけれども、具体的に何をして、その解消のために。その辺のところはどうお考えでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 今のご質問にお答えいたします。
 和泊町には小学校が4小学校、中学校が2中学校ありますが、ほとんどが和泊小学校を除けば小規模校と言えます。その中で小学校のことについて申し上げますと、4小学校の中で、みんな小規模校なんですけれども、非常に成果を上げている学校がありますが、また、今議員がご質問の余り学校運営がうまくいっていないという学校もあります。ですが、4小学校のうち3小学校においては非常に学校運営がうまくいって、学力面、それから生徒指導に関する面、地域との連携で非常に効果を上げている学校です。
 効果が上がっていない学校というのは、やはり私が先ほど申し上げましたように、学校というのは、その学校だけで教育目標が十分に達成されるものではなくて、地域の支えがあり、また保護者、それから地域の各種団体、全て含めてみんなで教育をしていく。地域の中の学校ということをそれぞれ学校は学校としての役割、また、保護者は保護者としての家庭での役割、地域は地域としての地域での役割、それがうまくいかなくなると学校の子供たちの状況にも変化が出てくると、そういうことで、三者連携をしっかりしていくことによって学校は立ち直っていくと考えております。
○6番(前 利悦君)
 そのとおりだと思います。うまくいっているところも確かにあるし、うまくいっていないところ、そこのところで、それをどうしていくのかと。子供たちの思い、親がどういう思いを持っているか。そして、地域で子供たちがどう育っているか、それを知ることからだろうと思うんですけれども、そこのところで今何か足りない部分、何か思うのはどういうことでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 学校は学校として足りない部分があり、また家庭においては家庭教育において足りない部分がある。地域においても、またそれをしっかり支えていく部分が不足しているのではないかと考えております。
 そこで、学校においては学校のリーダー、管理職、校長、教頭でありますし、またそれを指導、助言、支援していくのは教育委員会でありますので、学校、家庭、地域、もちろん教育委員会、それぞれが果たすべき役割をしっかり果たしていくと。具体的には、私が教育長になりましてから、やっぱり現場第一主義で、現場の実態をしっかりと見なければいけないと。そういったことで、その学校運営に少しうまくいっていないなと思う学校にはみずから何回も足を運び、また教育委員会としても、その学校で教育委員の会を持ったりしながら学校の様子を見ると。また、保護者の意見もいろいろと聞いておりますので、意見聞きながらみんなでやっていきましょうと、そういった機運を起こして、今努力している最中であります。
○6番(前 利悦君)
 それで、今具体的に保護者との連携とか、そういうことだと思うんですけれど、何か具体的なそういう計画を考えていらっしゃるのか、その辺をお聞きしたいと思うんですけれども、地域には民生委員という方もいらっしゃるし、区長さんたちもいらっしゃいますし、やっぱり校区全てで子供たちを育てると。子供たちに本当に喜んで学校に行きたいと。学校に行きたくないということは本当に不幸なことだし。そして、そこでうまくできない子供たちをそのまましておくのも、今一番小学校は大事な時期であるし、昨年からなかなかそれがうまくいかない状況を聞きながら、本当にみんなで教育長おっしゃるように子供を育てていくと、これが本当に大事なことだと。その具体的なことで何か考えていることがあればお聞かせください。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 既に、先ほども申し上げましたように、教育委員がみずから学校に行って学校の現状を見ると。そして、具体的には子供たち1対1で教育相談、その子供たちの言い分もしっかり聞くと。そして、子供たちを認め、励まし、褒めて、子供たちにもやはり自信と意欲、それを持たせなきゃいけない。プライドも持たせなければいけない。そうすることによって、また上級生は上級生なりに下級生をいたわり、面倒見ながら、自分たちも上級生としての自覚を持って学校をよくしようということで、いろいろな自主的な活動などをしていくものだと考えておりますので、そのような子供たちに育てるためのアドバイス、指導、助言をやっておりますし、これからもまた何回か教育委員会をその学校で持ったり、また、その学校には学校評議員制度という地域で学校を支えていく制度もありますので、学校評議員会の中でもそのことについては議論して、支えていってもらうように考えておりますし、また、学校は保護者と教員の集まりのPTAがありますので、そのPTAも必要に応じて会を開いて、子供をしっかりと支えていくような話し合いを持ってもらうと。
 先ほど議員がおっしゃったように、地域には区長さんもおりますし、民生委員もおられると。そういった人たちも活用して、次から次へと段階を追った手だてを講じていきたいと思っております。
 以上です。
○6番(前 利悦君)
 ぜひ、昨年からそういう状況が続いていますので、何か手だてを講じて、本当に子供たちが卒業してよかったと思えるような学校にしていただきたいと思います。
 私は和泊小学校のことしか知らんのです。それほど学校で地域との懇談会というのが催されているようですけれども、和泊町の4学校、和泊小は8字に学校が抱えている地域、保護者、また地域の人たちと語る会というのが開催されているんですが、ほかの学校では、その辺はどういう状況でしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 はっきりと確認はしておりませんけれども、大城小、内城小学校は城ケ丘中学校区の教育懇談会などがあります。私も何回も参加しておりますので、その中で教育についていろいろ語る場があります。国頭小学校も、私が以前勤めていたときには西原と国頭に分かれてそれぞれ教育懇談会がありました。また、懇談会が終わった後は校区の人、そして保護者と一緒に酒を交えながら親しく語り合ったり、ざっくばらんに子供たちことを語り合える場も設けておりました。ですから、今でも続いていると思います。国頭小学校です。
 和泊小学校は議員もご存じのとおり、以前は各字でしていたのが、私が和泊小学校の校長をしていたときには、もうちょっと字ごとではなくて、3回ぐらいに分けて実施しておりました。今もそれは続いていると思います。
 内城小、大城小については、それぞれ各字でしているかどうかは私まだ把握しておりませんけれども、城中校区教育懇談会という形でそういった場は設けております。
○6番(前 利悦君)
 和泊小学校は、もう大分前、先生がいらっしゃったころかな、そのときには地区でやっていたことがありました。私、出花まで行ったことがあるんですけれども、今は各字で和泊小学校はやっています。年1回です。そういう状況です。
 そういうことをしながら、和泊町の教育のよさというのは、町全体が子供たちを育てていこうと、これが一番和泊町のよさではないかなと思います。そういうものが、もう西郷さんのドラマは終わりましたけれども、西郷さんが島に来て、もともとはやっぱり鹿児島の人ですから、島に来たときには島の女性は赤の化粧しているとか、そういう目で見ておったのが、島の人とかかわることによって本当にあのように革命家に変わっていったと。本当に弱い人たちの側に立つというんですか、そういうふうになっていったと思います。
 昔といいますか、先生方も家庭、そういうところに足を運んで酒を酌み交わしながらそういうことをしていたと思う。だんだん薄れていって、何かそういうことがやっぱり必要だし、そういうことによって、また先生たちも育っていく。そういう取り組みを何かできないかなというふうにいつも思いながら感じているんですけれども、ぜひそういうことも考えて、本当に子供たちの思いを受けて、親、そして地域、和泊の町民が子供たちをどう育てていくかということを、ぜひ手だてを講じていただきたいと思います。
 これはもう昔のことですが、和泊町に教員として赴任することは、もう東大よりも難しいと、何かそういうことを聞いたことがあるんですけれども、本当に和泊町の教育はすばらしい。そういうことがあって先生たちも今見て、本当に先生たちにそういう思いがあるのかという、そういう気がしますけれども、何かそういうことをぜひ、また教育長、新しく変わりまして、それも考えながら、これは町長さんもだと思いますけれども、ぜひ和泊町の教育がますます輝いていくように、ぜひ手だてを講じていくという、それをお願いしたいと思います。
 次に、小規模校のよさということですけれども、確かに小規模校では目が届いて、いいところはたくさんあると思います。それぞれの学校で特色のある授業が展開されています。地域コミュニティーの上からも、やっぱりどうしても学校は残さないといけない、そういう思いはあります。
 小学校でしたら、本当に先生たちの目が届いて、きめ細かに対応していくという、これも一番大事なことだと思うんですけれども、だんだん学年が上がっていくにつれて、子供たちはやっぱり仲間、集団の中で仲間のやっていくのを見て学んで、そして、お互いに競争しながら伸びていく、そういうものが私はかなりあると思っているんですけれども、教育長、その辺はどう考えていますか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 小規模校には小規模校のよさもありますけれども、またデメリットもあります。そのデメリットがやはり子供が少ないということで、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、大人数の中で多様な考えに触れたり、また認め合ったり、励まし合ったり、協力し合ったり、切磋琢磨しながらそれぞれの自分の学力、運動能力、そういったのを磨いていくという、そういったのがどうしても小規模校になると人数が少ないためにデメリットになる、そのように小規模校のデメリットを捉えております。
○6番(前 利悦君)
 3番目のとも重なっていきますけれども、ちょっと生徒数を調べてみました。和泊中が150人です。1年生が57人、2年生が52人、3年生が39人と。城中では全体で36人ですか。1年生が13人、2年生が14人、3年生が6人と非常に少ない状況にあるわけですけれども、確かにコミュニティー、そういうものから考えて学校というのは人ですけれども、子供の側に立って考えた場合、本当にこれでいいのか。小学校が完全複式になった、そこでなくて、本当に今の状況でいいのか。その辺を子供の側からやっぱり考えていくための何か手だてというんですか、そういうのが必要と思います。
 実は、教育長も一緒ですけれども、10月、久米島のほうに久米島高校の魅力化構想ということで行ったんですけれども、久米島町は人口が7,980人、和泊町が6,525人ですので、1,500人弱多いという、そういうところですけれども、本当に久米島高校の生徒が人数が少なくなって、これではもう学校が存続しないということで、魅力化構想ということで、県外からの子供たちを受け入れたり、そういうことに取り組んで、非常に今活性化している状況があります。
 これは、4点目ともつながるんですけれども、そういうところに酒田市の子供たちを受け入れて、和泊町の子供たちにもまた刺激になるし、和泊町の子供たちも向こうに行って実際に見ることで、また刺激を受ける。そういう形で交流というのか、その辺をぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 小規模校のデメリットをなるべく少なくして、小規模校のよさを最大限に生かす学校経営ということで、小学校と小学校の交流学習やまた合同の行事を組んだり、宿泊学習、修学旅行と、そういったことで、小規模校の子供たちも数を多くして集合学習、合同で行事などをすればそれだけ数が多くなりますので、そういった形での小規模校のデメリットをなくすような方策をしているわけなんですけれども、その交流の一環として、ほかの市町村との交流、それも考えられるわけですけれども、先ほどの酒田市の子供たちとの交流、これも1つの交流で、交流はなるべく多ければ多いほどいいと思いますけれども、いろいろまた財政的な問題、それがクリアできても、その体制づくり、それもしていかなければなりません。また、子供たちの負担とか、そういったのも総合的に考えないとなかなか進んでいかないと思います。
 本町の場合、今帰仁村との交流が4回目か5回目に入るわけなんですけれども、その交流、以前は子供たちとの交流もあったと思いますけれども、そういったことなども含めまして、子供たちの交流については、またいろいろ研究してみたいと考えております。
 以上です。
○6番(前 利悦君)
 この久米島町に視察に行って、まず一番びっくりしたことは、向こうには地域協力隊が19人いるということでした。和泊町でもしそういう形で教育に力を入れ、何と言ってもなかなか答えられるものじゃないと思うんですけれども、和泊町、何人ぐらい雇用できるのか。その辺はどうでしょうか。
○町長(伊地知実利君)
 地域協力隊につきましては、以前は2名の方にお願いをしておりました。現在は1名の方が地域協力隊として活動を行っております。今、事務局を務めております企画課のほうでは、各課にどういう職種、どういうものが本町に導入したほうがより活性化が図れるかということで、各課から募集をかけておりまして、その審査をしている途中だと、そのように思いますが、いろいろとこの分野、いろんな分野について、それぞれの特技を持った方々を地域協力隊として受け入れたらどうかということで提案がありまして、今各課に募集をかけて、どういう事業、それをするためにはそういうことが必要だと、いろんなそういう提案書を提出してもらって、今企画課のほうでまとめて、それを審査していくというふうな段取りをしております。
 当然特別交付税の対象にもなりますので、多ければ多いほどいいかもしれませんが、そう多くてもいけないし、今提案をいただいているのは五、六名だと、そのように思いますが、その中から一番本町に今後まちおこし、地域の活力を生み出すためにはどういう方々をということで、今そういう作業を企画課のほうがもとになって行っているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 久米島のほうでは、その協力隊の人たちが宿の面倒を見ると。そして、夜の勉強までそういう人たちが見ているわけですけれども、そのことによって子供たちは外に出ていかないでいいし、もう久米島で十分そういう勉強ができる。そういうことで子供たちがとどまっているわけですけれども、ぜひそういう形で、和泊町も子供の教育にそういうものができないかという思いですけれども、教育の方面ではどのように考えていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。
○町長(伊地知実利君)
 教育委員会のほうからもその希望がありまして、いわゆる今後、小学校にも英語教育というのが低学年まで波及していくというようなところから、教育委員会のほうではこういう方が採用できないかという要望は今のところ出ているところでございます。
 やはり、これからの教育の面でも、学校の先生方だけででき得ないものがあるかと、そのように思いますが、流れとしていろんな部活とか、いろんなそういうのも社会人も採用というか、お願いをして、その部活などを見てもらうというような風潮になってきているところでございますので、いろんな面で、教育の面でもそういうような方々の力をおかりする部分があるかと、そのように思います。
 これから今後、非常に働き改革といいましょうか。中学校の先生方の勤務時間数以上の長期事業をしないといけない。部活などを見なきゃいけないというようなこともいろいろ出てきておりますので、いろんな地域のそういう皆さんの学校の部活とか、いろんな面でお願いする部分も出てくるかと思いますが、今教育委員会のほうでは、そういう教育面では英語教育が低年齢化になってくると。導入がそうなってきているので、それに対応できるようなことができないかというような要望は今のところ出てきているところでありますので、いろんな方面でそういうものに指導とかいろんな面で秀でた方々がおれば、そういう方々を採用して、町の教育だけじゃなくして、いろんな分野でやる必要があるかなと、そのように思っています。
 また、そういうすばらしい方々が応募してくれれば歓迎はしていきたいと、そのように思っているところです。
○6番(前 利悦君)
 和泊町は、他の大島郡とかその近辺の市町村に先駆けて平成25年から協力隊を2名採用して、進んだ取り組みをしてきたと思います。ぜひ、教育面にそういう人たちを活用して、和泊町の教育がますます進展していくように手だてをしていただきたいと思うんですけれども、少し話題が変わりますけれども、沖永良部高校の入学について、知名町が子育て支援ということで、出産時、それから小学校入学時、中学校入学時、沖高の入学時に町内の商品券で5万円提供すると、そういうのが議決されましたけれども、沖永良部高校は和泊町も生徒が行くわけで、知名町だけというのもどうかなと思うんですけれども、その辺、何か和泊町のほうでも考えていらっしゃるのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○町長(伊地知実利君)
 この件につきましては、特にこれまでも議員の皆さんから子育て支援ということでいろいろ提言をいただいているところで、新年度に向けていろんな方策を今検討中でございますが、沖高の入学生につきましても十分に議論をしているところですが、高校進学する皆さんが、じゃ支援するのは沖高に行く人だけなのか、ほかに行く生徒はどうなのかとか、いろんな内容があるかと、そのように思います。
 そういうところをしっかり整理しないというと、なかなか応援をしましょうというところができないところで、今知名町のほうは先んじてそのような方法、事を講じて、この間の12月議会で議決をしているようでございます。今まであった出産祝い金というものを廃止して、そういうものに変えるということのようでございます。小学校入学、中学校入学、高校入学というものにそういう支援をしていこうということで条例が制定されたようでございますが、本町として、これをどういうふうな形でできるかというものは真剣に議論をしていかないといけませんし、やはり公平に物事を判断していかないといけないと、そのように思っております。
 今、担当課では、新年度に向けて子育てについてどういう支援ができるかということは真剣に議論をしているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 高校の場合は沖高だけではないわけですし、自分の進路によっては出ていく子もいるし、それから、知名町は沖高ということでしたけれども、これはもう高校進学する子供たち全てにできることが僕は一番だと思います。
 そういう形で、先ほど久米島高校の話をしましたけれども、沖高も島の出身の子たちがほとんど沖高に来て、そして沖高から自分の進路に向かっていけるような、そういう面での取り組みというんですか、久米島高校のことを話しましたが、向こうではそういう若い人たちが来て、勉強も宿舎で教えている。そういうことで出ていかないでいる。何かそういうことをしていくことによって県外に出ていく子たち、これは学力だけではなくて、ほかのないところで行く子供たちもいると思うんです。出ていかないようなそういう取り組みというんですか。ことしは特に沖高の生徒が少なくて、今の中学3年生は、城中は7人でしたか、もうそれぐらいしかいない状況。もう知名両町合わせても90人ちょっとぐらいと、非常に心配される面があるわけですけれども、ぜひ教育にお金を使っていただいて、島の子供たちが本当に自分の進路に向けていけるような、そういう手だてをぜひ講じていただきたいと思います。
 また話が飛んで申しわけないんですけれども、酒田市のことなんですけれども、一昨年ですか、いや、長井市でしたけれども、隣の山形県の隣の県でしたけれども、その際に、酒田市の南洲神社に行く機会があったわけですけれども、私もそこに行って初めて西郷南洲神社があり、そして西郷隆盛と向こうの菅実秀さんですか、その人が鹿児島に来て徳の交流というのをしている銅像があるわけですけれども、向こうの人たちがその西郷さんの徳を追っていったら、鹿児島ではなく沖永良部にあったということを言われたのを記憶しています。本当にそういう面で子供たちの交流というんですか、ぜひ同じそういうような西郷南洲から教えを継いだ子供たちが交流することで、そしてお互いのまた刺激を受けながら子供たちが成長していけるような、そういうこともぜひお願いして、1番目の質問を終わりたいと思います。
 次に、行政運営についてですけれども、ことしは既にもう合格者が発表されたんですか。そこに何人採用されたのか。受験者全体では何人おったのか、その辺をちょっと教えてください。
○総務課長(種子島公彦君)
 職員採用試験については、先日ホームページ、それから町の掲示板に掲示をして発表をして、合格者を3名というふうに今発表しておりまして、受験者につきましては、当初申し込みがあった方が当日欠席等ありまして、10名にも満たない結果でございました。
○6番(前 利悦君)
 予定は10名だったわけですか。欠席があって10名に足りなかったということですか。
 それと、町長の答弁がちょこっとしかなくて、質問のしようがないようなぐらいなんですけれども、採用において、昨年、今までと違って何かことし特にこういった面で違うところがあったということが、それを教えていただきたいと思います。
○総務課長(種子島公彦君)
 町長の答弁が短かったということでございますけれども、これまでもこの件に関しましては、前回の9月の定例会でも職員採用試験についての説明を町長が答弁してございますので、今回の答弁につきましては簡略化させていただいたというところでご了解をいただきたいと思いますけれども、これまでの採用試験の形になりましたのが、職員採用試験委員という制度をとりまして、それが平成19年度から始まっておりまして、もう十数年になっております。その間いろんな職員採用試験等、採用についてのご指摘や議会での質問があったわけでございますけれども、同様な答弁をしておりまして、今後も職員採用試験については採用試験委員会において公平・公正な判断をして、合格者を町長に推薦するという形で進めてまいりましたので、今後ともその制度、職員採用試験のあり方については変わりはないということでございます。
○6番(前 利悦君)
 ということは、例年どおりに実施して、そして例年どおりに採用したということですよね。
○総務課長(種子島公彦君)
 例年どおりに募集しまして、受験をしまして、採用というよりも合格者を決定したということでございます。
○6番(前 利悦君)
 1次試験と2次試験があるわけですけれども、1次試験の教養試験については、日本人事試験研究センターから、そこから問題を提供しているわけですけれども、採点もそこでするのか。そして、そのときの合格点というのは毎年何点というふうに決められているのか。その年によって変更があるのかどうか、その辺はどうでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 1次試験におきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、日本人事試験研究センターから問題を取り寄せて、当日受験者に開封をさせて受験を実施しております。採点についても同様に試験の結果を職員が町村会のほうまで持参して、厳重に採点に向けて搬送等もしているところでございます。
 試験合格の点数につきましては、その年度年度で平均点とか、また全体の本町の平均点とか、いろんな判断基準がございますので、それは先ほどから言っております採用試験委員会の中で決定をしているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 教養試験の結果の合格についてなんですけれども、2次試験の場合は、1次試験である程度の合格点を決めて、合格した者だけが2次試験を受験するのか。それとも1次試験、2次試験合わせて合計で点数を決めて採用していくのか。合格を出していくのか。その辺はどうでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 2次試験につきましては、1次試験の学力、それから適性検査を判断して1次試験の合格者を出して、その後、その合格者を2次試験のほうへ受験をさせるという手はずで今は進めております。
○6番(前 利悦君)
 その1次試験は、もうここまでが合格ということで、基準点とか、そういうのは設けて、ここまで、この点数で合格者の人数もありますけれども、この点数まで合格はさせるとか、そういう目安点とか、そういうところではどうでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 先ほども申し上げましたけれども、1次試験につきましては全国的な平均点、それから本町の受験者の平均点を大きな目安としておりまして、大きな目安、本町の1次試験の合格者の目安としては、本町の受験者の平均点を上回っているか下回っているかというところを基本的な目安としているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 ということは、平均点というと、かなり合格者数ですか、これは実際の採用、2次試験の合格よりもかなり多いと、そういう状況があると思うんですけれども、平均点よりも上ということで。ことしの場合、どれぐらい点数の開きがあったのか、1次試験の合格で。その辺のことをぜひ教えていただきたいと思います。
○総務課長(種子島公彦君)
 1次試験の点数の開きは、これも年度年度によってかなり接近といいますか、標準的な受験者がいる年と、またかなり開きがある年と、また年度によってばらつきがあります。今年度につきましても受験者が少なかったということで、平均点が非常に密接といいますか、僅差といいますか、点数の開きが余りなかったところでございますけれども、受験者のプライバシーのこともありますので、そこら辺の点数が何点だったかというのはちょっと控えさせていただきますけれども、個人については自分の点数が何点であったかということは、請求していただければ開示できることになっておりますので、そこら辺は本人がどの程度だったかということは十分承知していると思っております。
○6番(前 利悦君)
 1次試験は外部に委託するわけですから、やっぱりこの点までは合格と、何か余り差があって、合格者の数にもよりますけれども、やっぱりここまでこの点数だったら合格と、何かそういうのがきちんと町民にもわかるように、この点で採用していますと、そういうことはやっぱり町民に知っていただくと、そういうことが町民が広く理解していく、そういうことにつながっていくんじゃないかなというふうに思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、職員採用試験の中で、まず一番苦慮しているといいますか、困っていることが、都心部での景気が非常にいいということもありまして、受験者数が非常に少ないということでございます。その中から職員を採用していくわけでございますので、一概に点数だけでもいけないと思いますし、また、その人柄についても、2次試験で人柄をもう一回評価してみたいと思う受験者については、ある程度の点数の中でも余裕といいますか、猶予を持たせながら2次試験に進めていっていただいている受験者もおりますので、一概にまた点数だけで判断しているわけではございませんので、何点以上とか、平均点以下はだめだとか、極端なそういう考えではございませんで、目安は先ほど言いましたように受験者の平均点でありますけれども、人物、大事な評価でございますので、そこら辺は考慮しながら今採用試験に努めているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 試験委員というのが構成されているということでしたけれども、前回の桂議員の質問では、外部から4名というふうに聞いておりますけれども、町全体では何人でしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 試験委員の構成としましては、行政のほうが副町長、教育長、私、それから外部の試験者4名、7名で構成しております。
○6番(前 利悦君)
 役場の人たちもいつもそのとおりだと思うんですけれども、いつも役職で。外部の人で一番長い人で何年ぐらい継続しているのか、その辺はどうでしょうか。
○副町長(前田修一君)
 採用試験委員は、外部の4名を含めて7名ということでございます。一番最長の長い委員の方は当初から加入をしております。ですから、もう11年、12年ぐらいになるということになります。
○6番(前 利悦君)
 なかなか難しい面もあると思うんですけれども、これを毎年委員を交代すると、外部です。そして、いろいろなほうから、例えば子育て中の主婦とか、そういう試験に、そういうようなことは考えられないのか。その辺はどうでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 委員の任期は1年となっておりまして、再任を妨げないという形でこれまで継続されてこられた委員もいらっしゃいますけれども、やっぱり確かに長い目でこれまでの職員のあり方とか、また採用した経験とか面接をした経験を生かしていただいて、現在も長い人で当初からということでお願いをしているところでございまして、また、そういう方々についても辞退の申し出とか、いろんなことも今後予想されてきますので、そういう場合には、またそういった多方面から識見のある方を委員としてお願いすることは可能でありますけれども、また、これまでされてこられた人の人を見る目ということを非常に大事にしたいと思っておりますので、現在のところは長期間にわたって委員をお願いしているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 長く見られてきて、その状況を掌握される方、それも必要だと思うんですけれども、その中にやっぱり新しい感覚を持った人を入れて、町民にこういうことでやってという幅広い理解を求めていくというんですか、そういった意味でもぜひこれをして検討していただきたいかなと、そういうふうな思いがします。
 それと、採用については、もうこれは本当に受験者の個人の能力と適性、これによって決めていくと。そうでないといけないと思うんです。私、教員時代に高校生たちの進路を保障するということで、面接に際して本人にかかわりないことで質問はしないということを、子供たちも出ていくし、学校のほうも企業に対して、本人の能力だけで、本人のことのその責任だけのことについて質問してくださいと、そういう取り組みを高校で進路保障でやっていくんですけれども、町にも面接に関しては、例えば親のことを聞くとか、職業を聞くとか、そういうことは聞かないようにという、そういう指導があると思うんですが、その辺の状況はどうでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 面接における注意点ということでございましては、本町におきましても事前に資料等を配布して、聞いてはいけない面とか、また逆にこういうのを聞いたほうがいいんじゃないかという、いろんなケースがございますので、そういう資料については事前にお配りして、また、採用試験の当日も委員の打ち合わせの中で確認をして面接等を行っている状況でございます。
○6番(前 利悦君)
 というのは、これはもうかなり前のことになるんですけれども、合格した通知の中に質問が来ることによって、何点何点とつけたのが入っていて、そこから漏れていたんですけれども、本人に関係なくて、全く血液型がA型だったら何点、B型だったら何点とか、そういうことがあって、高校が今そういう取り組みをしていた状況があるんですけれども、採用に当たって、もう本当に個人の能力、そして適性で、これは一番まさにそのとおりされていると思うんですけれども、それだと思いますので、ぜひその辺を考慮いただいて、町民からの幅広い理解というのかな、そういうのをお願いしたいと思います。
 それからもう一つ、ことし何か資格を持っている人の採用とか、そういうことはなかったのかどうか、その辺を教えてください。
○総務課長(種子島公彦君)
 今年度の募集につきましては、一般事務職と資格という意味では保育士を募集しましたけれども、当初の試験では保育士の応募がなかったものですから、現在2回目の募集ということで、保育士のみを今募集して、先日までに2名の応募があったところでございます。
○6番(前 利悦君)
 今、役場でそういう資格を持った人を採用している例というんですか、過去でいいますと、土木のほうに民間から来られて、21年から25年ぐらいまで、私、区長のときに土木のほうにいらっしゃったんですが、今はもういませんけれども、そういう方がいらっしゃいましたけれども、今役場にはそういう形で採用されている人がいるかどうか、その辺をお願いします。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在職員として採用されているそういう資格を取得している者の採用については、昨年までは建築士ということで募集していたんですけれども、数年間応募がなかったということで、ことしから建築士の募集はやめたところでございますけれども、現在職員の中で勉強して2級建築士と、また1級を目指している職員等がおりますので、そういう方に頑張っていただきたいと思っているところでございます。
○6番(前 利悦君)
 もう最後になりますけれども、このことについては、第3回定例会で桂議員から質問があって、いろいろ考えたことだと思います。先ほども申しましたけれども、採用については、もう受験した本人の本当に個人の能力と適性だけ、これで採用していくと、そして公平性・透明性が担保されて広く町民に理解されるような手だてを検討していって採用していただきたいことをお願いして、私の質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで、前利悦君の一般質問を終わります。
 ここで休憩します。
休 憩 午後 零時00分