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更新日:2021年3月23日

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第1日(4)

発言者

池田 正一

発言内容

再 開 午後 1時00分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、池田正一君の一般質問を許します。
○2番(池田正一君)
 こんにちは。議席2番、池田正一です。
 サンサンテレビ等で議会中継をごらんになっておられる町民の皆様、常日ごろから議会活動へのご協力、ご理解ありがとうございます。これからも和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 ウヤホービンチャ、アグンチャ、ニッセ、メェラビ、ワランチャー、ムルナゲ、ドゥクサシーウヤブエ、インフルエンザがイジィティキチャシガ、カワラヌグトゥシ、チュラショウガチオ、ウケテタボリオ。
 令和元年第4回定例会において、一般質問を2点通告いたしております。壇上より1点させていただきます。
 まず最初に、11月の終わり、国頭小学校のガジュマルの助成回復のため、沖縄から樹木委員指導のもと、国小PTA、また、町からも企画課職員、また教育委員会等の協力をいただき、70個の穴を掘り、堆肥を入れさせていただきました。来年の春には樹勢が回復し、元気なガジュマルの姿が見られることと思います。町民の皆様、島民の皆様、ぜひ若葉が生い茂った元気なガジュマルをまた見に来てください。
 第3回定例会後、高校、小中学校、こども園、幼稚園、保育園等の各運動会、学習発表会、またお遊戯会等に、いろんなイベントに参加し、そして見学する機会がありました。子供たちの元気、明るさに触れ、この和泊町、この沖永良部島をよりよくして、この子たちに引き継いでいただきたいなと強く、強く思いました。さて、このように元気いっぱいの子供たちがたくさんいるこども園、保育園、幼稚園があります。まさにもうイベント等参加し見ているだけでも、私たちのほうが元気をたくさんいただきます。
 ここで、一般質問の第1つ目をさせていただきます。
 こども園等の運営状況について。
 ①保育士が不足している現状で、来年度も待機児童ゼロでスタートできるのか、お尋ねいたします。
 ②将来を見据えて、保育士の確保の方策は、どう考えているか、お尋ねいたします。
 以上、壇上よりの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の一般質問に、まず1点目の質問に、順を追ってお答えをいたします。
 まず1点目ですが、来年度の保育所等の入園募集は、1月末に行う予定にしております。来年度、何名の入園希望があるかわかりませんが、保育士が不足しているため、全ての園児を希望の保育園などに入園させることは難しいと考えております。入園の選考に当たっては、父母の就労環境や家族構成など家庭保育に欠ける状況を正確に把握し、公平な保育園などの入園受け入れに努めてまいります。
 次に、2点目の質問にお答えをいたします。
 保育士の確保は、保育所運営において喫緊の課題として取り組んでおります。ことし4月と5月には、担当課長や総務課長、教育委員会事務局長が県内の大学の保育科を訪問し、保育士の募集についてお願いをしたところでございます。奨学資金の減免措置や家賃助成なども検討していることも相談しましたが、都市部の保育所を希望する生徒が多いとのことでございました。
 また、町の保育士募集に関しては、町内出身者で保育科卒業見込みの学生に直接募集要項などを送付するとともに、県外で勤めている保育士へは、その家族の協力を得て町内での保育士就業をお願いしているところでございます。
 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。あとの質問については自席から答弁をさせていただきます。
○2番(池田正一君)
 来年度のスタート、希望どおりにはならないかもしれない、難しいと言われました。これから募集要項等が来るので、そこからの検討かなとは思っております。ただ、今回これを聞かせてもらうのは、もう数人の、言うなればゼロ歳児、生まれたばかりのお子さんがおられる家庭が、役場等に行って聞いたところ、もしかしたら入れないかもしれないと、もしかしたらです、あくまでもというような話を2件ぐらいの方々が聞かされたというて、それでどうなんだろうと、やっぱりこれは不安に思うじゃないですか。ゼロ歳児とか1歳児でしたら、保育士1人に3人を見られることということは、もう6人来た時点で2人、もう1人オーバー、7人来たらもう3人と、このように保育士確保がとても難しくなってくるのかなとは思いますけれども、やはりこういう不安を親御さんが持っていると。だったらもうこの場で聞かせてもらって、そしてそれが皆さん、町民の方もわかるようにと思って質問させていただきました。
 そのように言われたらしいですけれども、その辺は、だからもしかしたら来年入れないかもしれないと、やはりもうそのような話等を今来た方々にもされておられるのでしょうか、お聞かせください。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 今のところ、町長が答弁ありましたように、来年度の入所に関しては非常に厳しい状況にありますが、1月から園児を募集して、それでゼロ歳児が何人とか大体決まってきますので、上がってきてから、特にゼロ歳児のほうが保育士の確保が大勢要るということで、厳しい状態ですけれども、今の時点で入所できないとは何とも言えないもんですから、今後ともなるべく待機児童ゼロを目指してり取り組んでいきたいと思っております。
○2番(池田正一君)
 もうなるべく、希望どおりとは言いません、ただもうどこかのこども園、保育園等に入所できるような努力のほうを期待しております。
 では、来年度スタート時点で、例えば今現在で保育士等がどれだけ不足するとお考えでしょうか、お尋ねします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 現在のところ、保育士のほうですけれども、5名ほど退職する予定者がおりますので、採用試験等も行っておりますが、その結果で何名足りないかはわかってきますので、今の時点ではお答えすることはできない状態です。
○2番(池田正一君)
 でも、既に今の時点で5名ほど退職の希望が出ているとなったら、普通に考えても多分5名ぐらいはあきができてしまう、そこをどうやって補っていくかという、もうこれはまさに喫緊の課題になってくると思います。
 これは今喫緊の課題で、ぜひ皆さん方に努力して、私たちも知っている子にはどんどん声かけていきたいと思いますけれども。
 2つ目の質問なんですけれども、将来を見据えてとも僕は入れてあるんですけれども、例えば鹿児島県内において保育士を援助するとの制度が4点ほどありますかね。そういったものを利用して、特に保育士修学資金貸付事業ですか、こういったものがあるじゃないですか。そして、その中にはここの学校に行ったら授業料等免除というか、鹿児島県内に就職した場合ですけれども免除になりますよと、7つぐらいの学校等が出てありますけれども、今現在、高校もしくは中学校の子たちにこういったことをお知らせするという方法とかはされておられるでしょうか、お尋ねします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 現在のところは、中学生、高校生にそのような助成があるということはお伝えしておりません。
○2番(池田正一君)
 でしょうね。とは僕も思いました。でも、生徒児童に、子供たちによってはもう早くから将来保育士なりたいとか、そういう夢を持っている方々もおられると思います。これからぜひ、こういった制度もあるし、今この中でいったら鹿児島県内の学校でいったら、第一幼児教育短大、鹿児島純心女子大、神村学園の子供の保育の専修学校、龍桜高校の保育専攻科、そして鹿児島国際大学、鹿児島女子短期大学、鹿児島純心女子短期大学と、このように見たところ記載されておりました。それぞれこういったところがあるということをどんどん中学生、高校生等にお知らせして、行ったらどうだ、ここ行ったら永良部に帰ってきてしたら、5年間やったら返還債務がなくなりますというふうなのを県のほうでは書いているんです。
 これ和泊町の保育所等に勤めても、あくまでもこれは役場の職員、公務員になりますよね。これもやはり免除されるんでしょうか。それともあくまでも社協系の保育園だけとかになるんでしょうか、そこのところわかりますでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 すみません、そのところはちょっと把握しておりません。
○2番(池田正一君)
 できればこういうところも、これもまた資料等を見たらなかなかこういった形もあるんですけれども、施行されてあるのが多いみたいで、なかなか皆さん募集しても入らないのかなとも思いましたけれども、こういうことがあるというのを大々的にアピールしてくれたら使うこともあるんじゃないのかなと思います。それと、ぜひ和泊町の職員として、こども園に保育士として入った場合も、これでできるのか、返還債務がなくなることかというのも一遍調べとってください。また、それも聞きたいと思います。
 まさに保育所の保育士の問題、大変だと思います。国のほうでも来年度、幼保無償化予算として8,000億円を超える金額を計上されておりました。そうなったら本当、もうこども園にみんな子供は入れたい、入れたいになります。もうただなんですから。3歳から5歳まではただ、ゼロ歳から2歳まで、非課税世帯に対しては無料と。そしたら、ただで子供を預けるんだったら、ぜひもう預けたいとなってくるじゃないですか。となったら、まさに保育士が不足してくる。もう目にも見えていますよね。つい最近のニュースで、先ほど静岡のほうでも保育士十何人がやめた、そして、横浜の医療保育のほうでも助成がもらえないからもうやめると、まさに見た瞬間に、僕は、ぜひもう連絡してよと、和泊町に来てよ、保育士してよ、保育士の皆さんと思うぐらいでありました。
 今現状、先ほど言いました県外におられる方、県内におられる方は厳しいなとは思われますが、大体どれぐらいの方々にアプローチはされてるか、そういうのを具体的なこととか、わかりますでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 今回の場合に限ってなんですけれども、来年、新卒で短大等を卒業される方が2名いまして、その学生さんには直接申し込み用紙をお送りして、役場の採用試験を受けてもらえないかということで送付したところであります。
 今後もまた、来年も町内出身の保育士を希望されている方が3名ほどいらっしゃいますので、その方々にも募集申込書についてもお送りしたいと思っております。
○2番(池田正一君)
 いいですね、積極的にそれをどんどんアプローチして、またいい返事がもらえることをとても期待しております。
 我が町においては、中学生とか職場体験とかあるじゃないですか。職場体験等でこども園、保育園等に行く方々も結構見とったらいます。そういった方々も、将来、保育士等になりたいなと考えている方々もいっぱいいると思います。いっぱいいるかわかりませんけれども。せっかくそれだけ10人行ったら5人はそう考えてくれるかもしれません。では、保育士になるためにはどうしたらいいんだとなってきます。
 先ほど言った、このように返還の債務が全額免除される、こういう方法もあると、そういった方々にぜひ教えて、そしたらその子たちの親御さんも見たら、ああ、そうなんだと、お金はかからし保育士にもなれる、和泊町で保育士ということは公務員じゃないかと、公務員がいいかどうかはわかりませんけれども、そのように感じてくれる親御さんもおられるでしょう。ぜひどんどん、特に職場体験等にこども園等を希望している方々には、ぜひそういうふうに積極的にアピールしてもいいんじゃないでしょうか。
 今現在いる方々をどんどん確保するのはすごく難しくなってきておりますということは、これから新たにまた保育士を目指して、子供たちの面倒を見たいという方々をふやしてできていければいいなと思いますので、そこのアピールとかも度合いをもっと上げてやっていただきたいと思います。特に男の保育士とかとてもいいと思います。今、町内にも、我が町にもおられますけれども、見とっても気持ちいいです。子供たちも喜んでいますし、いろんな面で、力仕事もできますし、子供たちが少々むちゃしてもたえられますし、とてもいいと思います。ですから、男子生徒等にもそういうことをアピールして、教えていってあげる。もう待っているだけじゃ、こちらのほうから新たにそういった職業をつくっていただくというもう時代にもなってきていると思います。
 少子化、少子化と言いますけれども、少子化でもやっぱり子供は生まれます。そして、それがかつては出生率ナンバーワンだった和泊町、ここではこのようにこども園等に行ってもちゃんと見てもらえるよ、申し込んだらちゃんと受け入れてくれるよ、条件さえクリアしたらできるよと、それも一つのアピールかなと思っております。
 町民支援課では大変だとは思いますけれども、こども園を長く長く、たくさんの子供たちが楽しくやっていけることを思ったら、これからもまた頑張っていただきたいと思います。最初に言ったとおり、本当こども園の子供たちは元気があります。これ見ているだけでも気持ちいいです。私は今度でこども園のほうがもう卒園して、こども園たちとかかわりが少し薄くなるんですけれども、地域の人間としてこれからもずっとこども園、子供たちとはかかわっていきたいと思っていますので、支援課の皆さん、本当もう喫緊の課題として、まずは保育士の不足しているところを補うと。そうしないと特にゼロ歳児の子供たち、ゼロ歳、1歳児ですか、入れないと。希望のところには入れなくても、どこか国頭、大城、内城、和泊、このところで回していけるように、入ってもらえるようにぜひ努力をしていただきたいと思います。今でも当然努力もしているし、アプローチもしていると思いますけれども、さらに一層、大変かもしれませんが頑張っていただきたいと思っております。思っておるというところで、課長、意気込みをひとつよろしくお願いします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 子供たちは、和泊町、沖永良部の島の宝でございます。これからも多分地域の方々の協力も得ながら、また、保護者の皆様方の協力も得ながら、子供たちのために子育てのどのような支援ができるか、また、先日行いました子ども・子育て会議もありますので、そういった会議の中でもそのようなことを継続して協議していって、いい方向に見出せたらと思っております。
○2番(池田正一君)
 静かながらも、課長の気持ちを酌み取れました。私たちも及ばずながら幾らでも協力は惜しむつもりはありません。やはり子供は宝ですから、その子たちが元気に行って、そして、子供を持っている親御さんの負担をなくすためにもやはりこども園、保育園は必要です。幾ら若い親御さんがやっぱりふえてはきていますけれども、それぞれやっぱり働かないと大変だと、夫婦で働かないと大変だと、そのためには何がある。こども園、保育園、またそれしかもうないですから、に預けて、私たちはこの子たちのためにまた一生懸命頑張りたいと思っている方々もいっぱいいます。そういった方々からやっぱりちょっと不安の声が2件ほど聞いたので、きょうこれを聞かせていただきました。課長、よろしくお願いいたします。町長もよろしくお願いいたします、これに関しては。
 次、2点目の質問をいたしたいと思います。緑化活動等の推進について。
 ①本町の植樹計画は、どうなっているのか。
 ②土地改良事業等で、雑木林の伐採が進行しているが、防風林対策をどのように考えているか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の緑化活動などの推進について、2点質問がございますので、順を追ってお答えをいたします。
 1点目の本町の植樹計画については、これまで水源涵養を初めとする森林の多面的機能を持続的に発揮していくことを目的に、当田の森及び越山周辺において、平成21年度から5カ年間、事業導入などにより植樹を実施したほか、みどりの少年団活動の一環として、植樹の実施を行っております。
 しかし、樹種の選定や土壌の相違などにより、植栽木が育っていない箇所があります。また、リュウキュウマツがマツ材線虫病により壊滅状態となり、水源涵養などの役割が懸念されたところですが、現在では、郷土の広葉樹が自生し、水源涵養としての役割を果たしていることを踏まえ、県林務係との協議において、その土地に合った郷土樹種を植栽していくことが森林形成を図る上で望ましいのではないかとの助言をいただいているところであります。
 そのようなことから、町有地などにおいて、郷土樹種の選定を行い、事業導入などを考慮しながら植樹計画を行ってまいります。
 2点目の防風林対策についてでございますが、圃場整備を計画する際に、防風林対策をどうするかについて、地区推進委員や受益者と協議をし、要望などを確認しつつ事業を実施しております。これまで、根折地区、畦布地区、伊美地区については、5メートルほどの防風林帯を設置し、植栽を実施してあります。現在、実施中の第二伊美地区においても、同様に防風林帯を設け、今年度から植栽を予定しております。第二伊美地区においては、地区の受益者と協議をし、既存の防風林を残して整備した箇所もございます。
 最初に申し上げましたが、防風林帯を設置し、植栽するか否かについては、地区推進委員や受益者との協議をして計画しており、そのためには、農地の共同減歩を伴うものであります。
 また、土地改良事業完了後の防風林対策は、個々の農家にお願いをしているところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わります。
○2番(池田正一君)
 本町の植樹計画、どのようになっているかお尋ねしていましたときの答弁として、21年から5カ年ほどしたと、それで今現在は木の成長に任せているという感じになるんですか、今現在、新たに植えているというものはないのかなと理解しましたけれども、それでよろしいんでしょうか、お尋ねします。
○経済課長(東 敏仁君)
 町、町民挙げての植樹というのはありませんけれども、先ほど町長が言ったように、みどりの少年団活動を毎年やっております。その中で、町有地等で植樹等はやっております。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 町ではしていない、みどりの少年団等に現在任せているといただきました。
 では、21年から5カ年計画で立てたやつ、植えたこの植樹の木等は、今どのような感じになっておられるんですか。伸びていないところもあると聞きますけれども、規模でいったらどういう感じなんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 先ほどお答えをしました当田の森は、平成8年に後蘭・谷山地区水資源涵養の森条例にのっとって整備をしております。そこが、平成12年2月に当田の森ということで群島植樹祭をそのときに開催しております。その後5年間、育樹を行って下刈りをして、これが20年ぐらいたって、今もう森林空間的な様子をしております。そのときに行いました当田の森の一辺に後蘭の竹林地帯があります、竹林です。この竹林地帯に3反ほど、同じように群島植樹祭で植樹をしましたけれども、やはり竹林ですと非常に根が張ってきて木等を妨害して、今、半分以上が竹林になっております。その辺もこの間、県の林務担当が来られて協議をしまして、次年度以降、県の事業がありますのでそこでやっていこうという協議をしておりますけれども、いかんせん、まずこの竹を全て取り除かないことにはまた生えてきてしまうということで、県のほうとしましても、事業に関して、これから町、県で協議をしていくということであります。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 当田の森はもう森林になってきていると。そして、この竹林に関して、本当に竹は根が差して幾らでも広がっていくもので大変だということは、私も重々承知いたしております。本当、竹にかわるものがあればとてもいいなと思います。
 それで、2016年に伊延公園のほうにフクギ100本ほど和泊小の6年生が植えたのがあるはずなんですが、これは今どのようになっておられるんでしょうか、見に行った方がおられますでしょうか。
○企画課長(皆吉泰智君)
 企画課のほうで植樹したのかなと考えておりますけれども、小学生とか子供たちと一緒に、伊延公園に植えてあるのを私も土木課時代に、そこで草がしょっちゅう生えてくるもんですから伐採しながら観察していたんですけれども、何本かは、全てが全て育っているわけではなくて、多少塩害の影響を受けて枯れているものもありましたが、大半は育っているのかなと見ておるところでございます。
○2番(池田正一君)
 私もこれ見に行こうと思ったんですけれども、ちょっと見に行く機会がなかったもので、今度一遍また見に行ってちょっとやりたいと、伊延公園に100本も植えたんですから、どれだけ残っているか見に行きたいとは思っております。
 それと、先ほど言った防風林等も兼ねているじゃないですか。その際、我が和泊町は、防風林にどういう木を植えて防風林にしていくんでしょうか。これからも当然、防風林は必要だと思うんですけれども、どういった木を考えておられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 経済課の町単事業で防風対策推進事業というのがあります。これは畑の周辺に防風垣を植えて作物を守るということで、これは申し込みの農家さんから樹種の申し込みをとりますが、ほとんどがコクタンとシャリンバイにもう限定してきました。今まではイヌマキとかそのほかのものもあったんですけれども、モクマオウとか。やはり農家さんが、イヌマキ、モクマオウに関しては農作物への根が張ってきてとか病害虫がつくということで、今はコクタン、シャリンバイが2種類で全てです。
○2番(池田正一君)
 それともう一つ気になったのが、平成26年の広報誌に、圃場等の整備が終了した地区において、ソテツ、アダンをメインに植栽していきたいというふうに載っていたんですけれども、それは、そのようにソテツ、アダン等を植栽しているんでしょうか。それともこれは、そのときに記載されただけで何もされていないんでしょうか、お尋ねします。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 ソテツ、アダンということで、アダンについては、そのときの26年でしたかね、ちょっと私、年度は記憶にないんですが、アダンのほうについては、国頭の防風帯が鹿児島県が設置してありますが、その防風帯にやっぱり育つ樹種としてはアダンではないのかということで、そのような話がありまして、アダンの実が適合をして植えつけるということで、前、耕地課におった職員と一緒に植えたことがありますが、なぜかなかなか根づかなくてちょっと諦めているところでございます。
○2番(池田正一君)
 そうですね、でもアダンもまた根が張ってきたらどんどんまたふえて、畑をいっぱい侵食もしていくんですけれども、アダンはやっぱり塩水等にも強いと思います。そして、やっぱりソテツを植えるのが一番いいじゃないかなと私的には思っております。
 そして、今までモクマオウを大量に植えてあったじゃないですか。そして、このモクマオウを木がかたいですよね。台風のたびにパキパキ折れているんです。それで、これからもモクマオウを植林していくということは当然もう考えていないとは思うんですけれども、それにかわるものとして、やはりコクタン、シャリンバイ等を考えているんでしょうか。今現在、モクマオウでも枯れたモクマオウ等がありますけれども、そういったところにも植えていくんでしょうか、お尋ねいたします。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 防風林としましては、植樹の選定の際に、モクマオウについてはやっぱり畑に悪さをするということで、選定の中でモクマオウはもう今のところ外してあります。その後というのが、テリハボクが高木だということで、テリハボクを選定したんですがなかなか根づかないということで、今のところテリハボクもちょっとなかなか樹種として選定するのは難しいのかなと。
 畦布の防風帯がありますが、その畦布の防風帯に、県営の事業だったと思いますが、フクギも植えたんですが、やっぱり植えるんですけれども管理、水かけ等が、防除とか除草とかそういうのがやっぱり行き届かないとなかなか育っていかないのかなというふうに思っていますが、成長まで時間かかるということで、成長が一番早いのはカポックじゃないかな、カポックを植えて、フクギであったりとか、テリハボクであったりとかを植えて、畑に近いところは中木、低木という形で選定していくような計画をしておりましたけれども、今のところなかなか根づかなくて、今はもう県営事業でやっていましたので、県営事業ももう圃場整備事業は終わりますので、なかなか次の事業というのが見つからない状態です。
○2番(池田正一君)
 今、それをただ単に見ているだけでもいけません。やっぱりどうしてもこれだけ圃場整備、海岸線等も整備されてきたら、元来あった木とかやっぱりたくさん倒れてなくなっていって、すうすう塩水と潮風等が当たるところがたくさん出ております。特に北海岸のほうです。そういったところにはぜひ何らかの木を植えて、防風林はつくっていかないといけないんじゃないかなと思っております。
 沖縄のほうで、先月、国頭のほうに来られた樹木委員の方々といろいろ話をする機会がありまして、沖縄ではモクマオウを防風林に使うことはまずないと、沖縄はやっぱりもうとにかくフクギらしいです。ということはやっぱり手入れが大変なのかもしれません。現に耕地課長が言ったように、フクギも植えたけれども根づかなくて伸びなかったと。その後、管理が悪いと。その管理を誰がするか、誰かに任すか。
 例えばそこの管轄者、字もしくはみどりの植栽の会でもよろしいじゃないですか、そういった方々にでも声かけて、少しでも根づいて伸びていくようにしていくべきではないのかなと思いますが、今現在、計画がない、探している途中で終わらすわけにもいきませんが、近々でも何かそういったものないですか。それか、今現在植えているところを管理するためにはどういった方々にお願いするとか、さすが町当局で全てをせえとは言いません。みんなで協力して和泊町の畑等も守っていかないといけないんですけれども、そういった動き、アプローチはされる計画はないでしょうか。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 和泊町での計画といたしましては、今のところ考えていないところが現実でありますが、話によると宮古とかにおきましては、台風の際にサトウキビが被害を受けましたということで、製糖工場が補助をして植樹していると。それは、管理はその地域がボランティアでやっていると、年に1回、除草をしたり、その植樹をしたりとかいうような形でやっているというふうに聞いております。
 やっぱりその地域で、例えば国頭の防風帯を管理するためには西から行くわけにいかないので、そこで生産をしている農家個々が自分たちの財産を守るためにどうしてもやっていくことが大事だと思います。
 耕地課でも27年から29年まで、各根折、畦布、西原の集落に対して植樹を補助して、皆さんで管理していくということでやったんですが、結局それ以上は、また補正もないというような状況であります。例えば、今、町長も答弁にありましたけれども、県営事業でやっぱり自分の財産を広く配分していきたいという思いがあって、防風林帯を設けていないところもあります。
 だから、そういうところについては自分の畦畔に、今、経済課であるコクタンであったりとかそういうものを植えていって管理していく、そういうような個々の努力がやっぱり大事なんじゃないかなというふうに思います。その中で、自分でできないところについては、もう集落のボランティア作業をやっていくべきじゃないのかというふうに思います。
○2番(池田正一君)
 そうですよ、課長、今答えを言ったじゃないですか。もう例えば製糖工場が中心となりやって植えて、そしてそれのフォローは地域の方々がする。とてもいい政策だと思います。そのようにしていくべきだとも思います。そのためには皆さんにそれを言わないといけません。教えないといけません。植えました、どこに植えた、誰が植えた、もう植えたところさえわからない、いつ植えたかわからない、ほとんどの方が知らない、こういう状況では本当に植えっ放しになります。
 国頭小学校では卒業生が表忠碑の後ろに木を植えます。そこをなるべく地域の方々が草を刈って、少しでも伸びてもらうために草を刈ったり除草をしたりしている方々がやっぱりいます。なぜかというと、そこにあるのを知っているから、そこに植えたのを知っているから、そういう方々がしてくれるんです。やはり、どこに植えた、どこにあるよとそれを知らなかったら、作業しようにも、その木を元気にさせようにもできません、わかりません。もう知っているところしかできません。ぜひこのような事業等をするとき、また、県のほうがあるかわかりません。
 そして、まさに南栄糖業が中心になって、サトウキビを守るために木を植林しようと、すごくいい考えじゃないですか。そして、地域の方々、自分のところのキビ畑もウジバッテもそこにあるから、だったらそこで木を伸ばして、防風林対策として、していこうかなと考えてくれる方もいます。言ってくれたら本当にします。知らないからしないだけであります。ぜひ皆さんにお知らせして、また各字、そういった活動をしている方々にいっぱいお知らせして、ここに植えましたよと。まずは、植えましたよ、やりましたよからです。それをしないことにはどうにもなりませんから、また何かの事業等があったら、それをぜひとって、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上をもちまして、私の一般質問のほうを終わらせたいと思いますが、きょう聞いたことは、こども園、やはりこれからこの和泊町、永良部の島、担っていく子供たち、そして、その子供たちを産んでくれるだろう親御さん、若い親御さん、そういった方々の負担を少しでも減らすためにはどうしたらいいか。それは、こども園でゼロ歳児、そういう子供も申し込みに行ったら預かってくれると、そういったところが構築されていけば、さらにこの和泊町永良部に帰ってくる人もたくさんいるようになるのではないかなという希望もあります。
 だからといって、それで保育士の皆さんの負担ががんがんふえるのもいけません。確かに昔は保育士がたくさんいたから、保育士の先生等もいろんな事業全部やっていました。でも、今の限られた人数の中で、今までやっていた事業をせえというのは、それは無理です。もうこれはすみませんけれども親のほうでやってくれませんかというのもたくさん出てきています。それでも当然、親は協力します。そして、保育士の皆さんも何かイベントのときには参加してくれます。このようにいい関係も築いております。そのいい関係をいつまでも続けていくには、やはり不足している分は補うと。その補うところを中心となって啓発してやっていただけるのが、やっぱり皆さんだと思います。どうか、こども園の経営、運営につきましては、皆さんで一緒になって考えて、何とかして保育士をキープしていきたいと、ですからこれから保育士になる方々にもどんどんアピールしてやっていただきたいと思います。
 2点目の緑化活動、これは実はもう先月ですか、うちの議長が徳之島のほうに出向いて、植栽活動の会に参加したと、そして、徳之島、奄美大島、これはやっぱり世界自然遺産に登録する関係かもしれません。やはり力を入れて木を植栽をしていると、緑を保っていると。だったら、この沖永良部も、奄美、徳之島、永良部、世論、沖縄と続いていく一つの中の道じゃないですか。ここもやっぱり見て思うとおり、木がやっぱり少なくなっています。木がふえたら今度、カラスがふえると懸念もあるかもしれません。しかし、それはまた別の話として、木はやっぱり緑は大事です。緑を残して、沖永良部には何がありますか、自然があります、青い海があります、木はありません、嫌じゃないですか。緑の木もあります。花はもういっぱいあります。花にはもうこれでもかというぐらい皆さんいろんな企画等をつくってやってくれます。
 うちの国頭の字のほうでもいっぱいします。もう活動的に、この前も表彰も受けたぐらい、いろんな活動もします。木に関しては余りやっぱり聞きません。活動しているのも、自分の耳の中にも届いているのは、この高千穂みどりの少年団の活動ぐらいしか僕も知りません。名前も残っております。でも、これからはもう皆さんで、木も何とか残して、木が生えて地面を抱いてくれたら、赤土の流出ももしかしたら防げるかもしれません。自然にもとてもいいかもしれません。
 木の植栽、そして子供、2つとも皆さんで育て、そして、より一層よい和泊町を次の世代に残していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則君)
 これで池田正一君の一般質問を終わります。