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更新日:2021年3月23日

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第2日(3)

発言者

川畑 宏一

発言内容

再 開 午後 2時00分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、川畑宏一君の一般質問を許します。
○1番(川畑宏一君)
 皆さん、こんにちは。子育て世代代表、川畑宏一でございます。
 平成31年第1回定例会において質問を通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。
 まず、農業振興について。
 1点目、平成30年第4回定例会において、農業の人材確保について、現時点では具体的な施策はないが人材確保に取り組む必要性を感じており、しばらく時間を要する旨の回答をいただきました。その後、どのような検討がなされておりますでしょうか、お尋ねいたします。
 2点目、里芋の種芋確保へ向けた取り組みの進捗状況はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
 3点目、農家の新規作物導入に対する支援はどのようなものがあるのでしょうか、お尋ねいたします。
 以上、壇上からの質問とさせていただきます。そのほか3点4項目については、自席から質問させていただきます。本日、時間が60分と短縮されておりますので、執行部の皆様、簡潔な答弁をいただけますようよろしくお願いいたします。
○町長(伊地知実利君)
 川畑宏一議員の農業振興について、順を追ってお答えをいたしたいと思います。
 第1点目については、高齢化が加速化する中で、人材確保の問題については、農業だけでなくどの業界においても深刻な問題となっております。
 国においての施策で、農業における省力化や高品質生産に向けての取り組みとして、平成31年度から、奄振事業の農業創出緊急支援事業の新たなメニューに、IT化とスマート農業導入のための実証が盛り込まれております。これらを踏まえながら、本町としても取り組めるものは取り組んでまいりたいと考えております。
 2点目でございます。現在、実験農場の圃場において、1トンの種芋を11月から1月にかけて植えつけ、順調に生育しており、収穫時期につきましては、6月下旬から7月を予定しております。生産農家においても、各自で種芋の確保に向けた取り組みをお願いしてまいりたいと考えております。
 3点目につきましては、新たな作物や品目の創造につきましては、喜井議員へ答弁したとおりでございます。栽培に適した品種の選定、さらには、消費者の趣向や販売経路などの問題が解決し新規品目として位置づけられましたら、出荷団体や農業普及課などとの協議を重ねた上で、栽培環境整備の支援策を考えてまいりたいと思っております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
○1番(川畑宏一君)
 まず、1点目についてでございますけれども、人手不足解消については、省力化、スマート農業、こういったものでまず取り組んでいくというような旨の答弁をいただきました。
 省力化を図っていくということですけれども、これは非常に意義のあることだと思います。まず、作業の効率化、負担軽減、そして、その結果として人手不足解消の一助となり得ます。そして、さらに効率的かつ正確な生産管理が可能になり、品質や収量が向上し収入アップにつながります。
 そして、もう一つ大事なこととして、農家のライフスタイルの多様化につながると思います。このことにより、若者が農業に適応しやすくなり、なり手不足の解消にもつながったり、また経営改善や6次産業化などに取り組む余裕が生まれると思っております。
 和泊町においては、先進的に、畜産において遠隔カメラを用いた事業がございましたが、そちらも大変好評でありがたいとの声を聞いております。ぜひ同様に進めていただきたいと思います。
 答弁の中で、奄振の事業を検討中ということでありましたけれども、検討している内容は具体的にどのようなものでしょうか、経済課長にお尋ねいたします。
○経済課長(武 吉治君)
 現在、奄振の事業の中で検討している事項といたしまして、また、新たに奄振の中でIT化、スマート農業化というのが示されておりまして、去る2月の半ばぐらいに、県の農政課の担当係長がわざわざお見えになって説明をされました。
 それから、私どももともとどうにかしてほしいと思っていたのが、やはり平張りの中の薬剤散布、そして気象がすぐにわかるようなシステム、そういったものを組み合わせた中での事業を検討しております。一応県のほうには打診はしているところでございます。しかしながら、今回の当初予算にはまだ計上してございませんで、6月ないし9月の補正において具体的なものを示した上で行っていきたいと思います。先ほど申し上げました省力化、そして効率化に向けた取り組みとして行っていきたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 平張りの中での薬剤散布や気象システムというもの、そういったもので奄振の事業の獲得をしていくということで、これは非常に本町における農業において重要な役割を果たすものだと思いますので、ぜひ事業の推進を図っていただけたらなと思います。
 また、それ以外にも、今、スマート農業、さまざまな技術が開発されているんですけれども、農家の方々が自力でこれを導入するのはコストなどの面でなかなか難しいのではないかなと、そしてまた、今奄振で上げられているものもありましたけれども、そういったもの、補助金を待っていてはいずれ取り合いになって遅くなってしまうこともある。
 そこで、私は、本町として、経済課として農業ベンチャーに注目していただけないかなという提案でございます。農業は、気候や栽培方法などの条件が多岐にわたるため、どんな大手の農業メーカーであっても全てを網羅することは難しく、スマート農業の市場においてはベンチャーの存在が欠かせません。ベンチャー企業というのは、技術の実用化に向けた検証のためのフィールドというものを探しているというふうに聞いております。農業ベンチャーとの提携を模索してはどうかと思いますけれども、経済課長の見解をお聞かせください。
○経済課長(武 吉治君)
 私も、新聞等でそのことは目を通したことがございますが、現時点において、どういった形でということは申し上げられませんが、このスマート農業、IT化を進める上で、いろんな形で、特に若い職員に見ていただいて前向きな検討はしていきたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 前向きな答弁をいただきました。
 全国の自治体が財源確保のため努力している中で、例えば特許の取得であるとか、行政ビジネスに発展する可能性も秘めた分野であるのではないかと思います。これは、先日の職員研修でございました高野誠鮮先生のお話の中でもありました、衛星を活用したビジネス、そういったものもございますので、難しいとか、そんなの無理だよという姿勢ではなくて、こういったことも念頭に置いていただけたらなと思います。
 また、農業における人材確保はどの農家の方も課題として上げられ、課長ともその重要性は共有していると思っております。これは喫緊の課題であり、農業立町である本町の今後を大きく左右するものであります。前回12月議会においてもいろいろと議論させていただきましたが、また改めて今後の議会で取り上げていきたいと思いますので、引き続き前向きにご検討いただきますよう要請いたします。
 続きまして、里芋、種芋確保についてでございます。
 順調な推移であるようですけれども、気になるところ、もともとこの種芋が不足した原因というのが、数年前の疫病の発生によるものでございましたけれども、その後、疫病の動向はどのようになっておりますでしょうか、経済課長にお尋ねいたします。
○経済課長(武 吉治君)
 里芋の疫病対策ということで、非常に二、三年前から騒がれておりまして、このたび、3月5日に越山の研修センターで里芋疫病対策講習会というものを、県、そして県の試験場、そういった方々が参りまして研修会を行っております。その中で、今回、前もって宮崎の対策マニュアルというのはあったんですが、鹿児島県における疫病対策マニュアルというのができまして、ジーファインの活用、そしてフロアブルの活用、そういったものを活用して対策を打つと問題ないということの話も出ておりまして、ただ、ことしは非常に温度が高いということと雨も多いということで、非常に気をつけていただきたいということを聞いております。
○1番(川畑宏一君)
 数年前、議会でも盛んに要請、議論がございましたけれども、里芋の疫病に対する予防薬だけでなく治療薬、そういったものの登録に向けて、経済課の皆様初め地域一体となって迅速な取り組みをしていただいたおかげで、今後、高温多雨ということで要注意であるんですけれども、順調な生育が行われていること、非常に感謝いたします。
 それでは、里芋の種芋確保の取り組みについてなんですけれども、今後の流れや現状での課題、今後の課題はどのようなものがありますでしょうか、経済課長にお尋ねいたします。
○経済課長(武 吉治君)
 今回、急遽和泊町の実験農場で種芋をある程度確保するという運びになったわけですが、それについても、もちろん技連会や農協の職員も協力していただいているんですが、この辺の抜本的なことについては、やはり農協の園芸振興会、そしてJAあまみ全体で考えていくべきだと私は思っております。もちろん経済連の業務としても非常に大事なところがあると思いますので、その中で、やはり種芋対策を今後もっと高齢化になってくるわけですから、霧島に行って現状を見てきたところで、今後どうすればいいかということは、やはりJAそして園芸振興会がもっと真剣に考えるべきだと思っております。
 もちろん私ども協力はいたしますが、あくまでもやるのはJAあまみのほうだと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 もともとこの里芋の種芋確保に向けたものというのは、疫病で種芋がなくなっている、そして、その種芋が不足している現状を、我々経済建設委員会、課長も交えて視察したところ、霧島市横川町の農家の方、もう高齢化が進んで5名で生産していると。これからも高齢化が進み、なかなかもう種芋の生産は難しいだろうということで、経済連のほうからも何とか自家種確保に向けて動いてくださいという要請もあっての取り組みでございます。
 その原点に立ち返り、里芋というものは、各作物一長一短あり、市場変動なども含めて一発で解決できるものはないんですけれども、そういった中で複合経営が必要となってきます。その一環として、里芋は重要な品目であり、そのための種芋確保であるという原点に返っていただきまして、相互理解、執行部の皆様、技連会、JA、かかる皆様の相互理解、そしてそれぞれの強い当事者意識、また、それら組織に比べると農家の皆様は非常に弱い立場であるということを強く認識していただいて、改めて取り組んでいただけたらなと思う次第でございます。
 原種をいずれ扱えるように、そこを目指していくというのも課長と共有しておりますけれども、ことしは生育がいいということで、どんなよくない状況下でも可能な技術確立というものが原種を取り扱うには必要になってくると思います。また、農家に主体的に移譲していくためには、成功するまでの間、例えば失敗したときなどに補償していくような制度が必要ではないかと、そういったこともお願いしておりますけれども、こちらもあわせて引き続き活発な取り組みを期待いたします。
 3点目に移ります。
 答弁いただきました喜井議員の答弁もあわせまして、今、具体的な取り組みというか、検討中であると、さまざまな機関と連携しながら取り組み中であるということではございますけれども、私としては、行政が主導して、団体が主導してやっていく品目の導入ではなくて、各農家が行う導入に対して、これから町単独で支援していくことができないかと、そういったものをちょっと課長とすり合わせしたいと思うんですけれども、ここで、経済課長と私の認識の共有をしたいと思います。私が申し上げることの理解が大筋で合っているか否か、端的にお答え願います。
 まず1点目、現在、島で生産している全ての品目が何らかの課題を抱えております。畜産は好調であるわけですけれども、業界の方々は、世界市場の動向から見て長期的な安泰が約束されたものではないと、決して安心はしておりません。こういった中で、現状の打開策を見出せない状況であると思うのですけれども、経済課長、この認識はいかがでしょうか。
○経済課長(武 吉治君)
 畜産に関しては、非常に価格安定というか、高どまり状態にあるということはもちろん認識しております。その中で、私どもやはり考えていかないといけないのは、農家が今力をつけていて、これから、現状は年間1,935頭の出荷なんですが、やはりもう少し広げていく方向に考えていかないと、沖永良部の肉用牛の市場として知名度を保つことが非常に大事であると、それがイコール農家の今後の力をつけることになってくると思います。また、その辺は知名町にも頑張っていただきたいということを常々私は申し上げております。という意味合いにおいては、川畑議員と同じ意見でございます。
○1番(川畑宏一君)
 現状、全体的な品目で見ると難しい状況であるという共有でございました。
 続きまして、農業は基幹産業であり、本町にとって、その浮き沈みは商工業など島の経済全体へ影響する。働く場所、雇用創出の場としても大きな受け皿であり、UターンやIターン等の定着にもかかわってまいります。つまり、本町の大動脈であると私は考えておりますけれども、経済課長の見解はいかがでしょうか。
○経済課長(武 吉治君)
 全く同感でございます。先人が築いていただいたユリという園芸作物をつくり、そしてすばらしい技術を培った農家が沖永良部和泊町にはいっぱいいます。それをまた後進に譲っていって、これよりも栄えることが大事だと思っております。それが、商工業を含めて和泊町全体、沖永良部全体の発展につながると思っております。
○1番(川畑宏一君)
 3つ目でございます。
 和泊町の発展は、これまで農業先進地としての取り組みによるものであることは周知の事実でございます。しかし、情報化や技術革新が進み、かつてのように先進地がそのメリットを享受し続けることは難しい状況にございます。そのような中で、金銭的にも人的にも資本能力の高くないそれぞれの農家の皆様が独自で投資していくことは、私は大変困難であるのではないかなと思いますけれども、経済課長の見解をお聞かせください。
○経済課長(武 吉治君)
 技術、そして投資、そういったことについて非常に大変なことだと思っております。ですから、私ども県単の事業また国の事業、農家にとって有意義である事業については、相談を受けたら確実に回答申し上げ、そして農家に負担をかけないような事業を導入することによって、農家の実入りを多くするという努力を今後とも努めてまいりたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 今、私がちょっと最後に聞こうと思ったところまで入り込んだ詳しい答弁いただきましたけれども、今、3点の、農業に関する、新規品目導入に関する課題を経済課長と共有できたのではないかと思います。
 そういった中で、例えば奄振などの補助事業となると時間がかかります。例えば、いろいろ事業導入に向けて申し込みをしても、1年、2年かかったり、奄振が更新して最悪5年後にようやく導入されればいいような状況のものもあると思います。また、補助事業になったときには優位性はもう既に低くなっており、投資を回収できるかどうかも定かでありません。このめまぐるしい変化の中で、新しい取り組みに対して迅速かつ柔軟に対応するためには、それぞれの農家の活発な取り組みに対しては、町単独の事業も検討してよいのではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。簡潔な答弁をお願いいたします。
○経済課長(武 吉治君)
 その品目、そしてその品目の可能性等を勘案して判断して、もしいけるものだと、出口までしっかりしているものだと判断できれば、検討はしてみたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 しっかり検討した上で、出口まで考えられるものは検討していくということで、非常に前向きな答弁をいただきました。これからさまざまな農家の皆様と共有しながら、そういった取り組みを進めていきたいと思いますので、今後ともぜひ十分な検討を願いたいと思います。
 以上で農業振興についての質問を終わります。
 続きまして、町民サービス向上のための取り組みについてであります。
 1点目、職員のワーク・ライフ・バランス、日本語で言うと、仕事と生活の調和、これに関しての見解と取り組みはどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
 2点目、新庁舎での業務が始まり早くも2カ月が経過し、これまでとは勝手が違う点も多いと思われるが、新庁舎に対応し工夫をしている点はどのようなものがありますでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 川畑宏一議員の町民サービス向上のための取り組みについて、順を追ってお答えをいたします。
 ワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和に関しての質問でございますが、国においては、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」を仕事と生活の調和が実現した社会と定義づけております。
 この考え方などをもとに、町の職員については、和泊町特定事業主行動計画を策定し、さらに、次世代育成支援対策を充実させるため、平成27年度に第2次行動計画を策定したところでございます。
 この計画の中で、子育て目的の休暇などの取得や育児休業取得、特に男性職員の取り組みについて推奨しており、また、勤務時間の縮減などについて推進することとしております。現在までに、男性職員の育児休業取得については、1日1名のみとなっており、実績は低いですが、育児のための休暇などは男女ともに取得しやすい環境が各所属所において整っていると考えております。
 私は、職員が個々の能力を十分に発揮するためには、家庭内の安定が不可欠だと考えております。とりわけ子育て中の職員にあっては、家庭での生活を大事にするよう、また、学齢期の子供を持つ職員には、PTA活動などへの参画を促し、そのための休暇取得に関しても推奨しており、土曜日、日曜日においても家庭内での時間を大切にするよう、常々職員へ伝えているところでございます。
 2点目についてお答えします。
 昨年1月に着工した新庁舎建設も無事竣工の運びとなり、現在、駐車場などの外構工事を進めているところでございます。開放的で町民に親しまれる庁舎、町民の安全・安心を確保した庁舎などの基本理念に基づき建設された新庁舎は、機能性や安全性を考慮し、また、ユニバーサルデザインの考え方を十分に踏まえた施設となっております。
 来庁者の利便性を考慮して総合案内所を設け、玄関ロビーには植栽や絵画を配置し、来庁者が安心して訪問していただけるような工夫をしているところでございます。また、これまでの旧庁舎とは違い、オープンフロアで開放的なつくりとなっておりますが、それとは反対に、職員の視線が気になるといった意見も耳にしており、そのような場合は相談室を利用するなど、プライバシー保護の対応に心がけているところでございます。
 今後も、町民や来庁者、また職員の意見を取り入れながら、来庁しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
 外構工事期間中、駐車場など不便をおかけしておりますが、3月末の完成まで町民の皆様のご理解とご協力をお願いしているところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から、担当課長からも答弁をさせたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 待望の新庁舎が完成いたしました。解体に携わった方々にお話を伺いました。そうすると、建物の耐久性がもう本当にぎりぎりだったとのことでした。というのも、同じ規模や構造の建物に比べ劣化がひどく、もろかったため、本当に想定を大幅に上回るスピードでの解体だったということでした。防災拠点として、また町民の福祉向上のため、改めて必要不可欠な時宜を得た庁舎建設だったなというふうに思います。
 今回、新庁舎が町民サービスの場として、また職員の働く場として、2つの面ですばらしいハードが整備されたものと思っております。そこで、それぞれのソフト面についていま一度確認したいと思い、この質問をいたしました。
 答弁では、時代背景を受け、さまざまな計画を立て、取り組みをしていることはわかりましたけれども、私、客観的に外部から見ていると、職員のワーク・ライフ・バランスに関しては、まだまだ均整がとれていないものだと強く思っているんですけれども、例えば部署間、職員間でのバランス、これ、非常に悪いんじゃないかなと見ていて思うんです。
 仕事がスムーズなのか、できる方なのかわからないんですけれども、ある一定の人にやったらと業務が集中し、その方もまたこなせてしまうもんですから次々と集まってしまうだとか、あと、先ほど町長からの答弁で、育休の取得については非常にスムーズにうまくいっているというような旨でしたけれども、育休明け、職場復帰する時点であるだとか、あとは復帰した後、子供が1歳、2歳、3歳、そのあたりのまだまだ小さくて手がかかるあたりの職員、または介護をしている職員、そういった方々へのワーク・ライフ・バランス、こういった配慮というものは、私は外から見ていてまだまだ配慮が足りないんじゃないかなと思いますけれども、総務課長、現状をどう見ておりますでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 職員のワーク・ライフ・バランスについては、先ほど町長の答弁もあったように、特定事業主行動計画に現在取り組んでいるところでございますけれども、それから育児休暇等を取得しやすい環境の整備、時間外勤務の縮減、休暇の取得の推進、仕事優先の環境や固定的な性別役割分担意識等の是正ということで、今、取り組んでいるところですが、部署によっては、事務量が多かったりする所もあります。
 職員の事務等につきましては、先ほど町長からも答弁あったように、和泊町特定事業主行動計画というところで現在進めているところでございますけれども、その主な計画の内容といたしましては、妊娠中及び産後における配慮、育児休暇等を取得しやすい環境の整備、あと、時間外勤務の縮減、休暇取得の促進、また、仕事優先の環境や固定的な性別役割分担の意識等の是正ということで、今、取り組んでいるわけでございますけれども、部署によっては業務が集中したり、またイベントや行事が多かったりという部署もございますので、その点につきましては、定期的な人事異動等も考慮して職員の配置を今しているところでございますが、外から見て業務の偏りがあるということはいいことではございませんので、なるべく平準化して取り組んでいくように心がけたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 こういった問題を解決するには、今、何度もありましたけれども、計画を立てて号令をかけるだけでは難しいんですよ。民間企業の例を見ましても、誰かに負担が集中して人間関係の悪化を招いたり、無理な残業禁止が仕事を自宅へ持ち帰ることにつながり、情報漏えいの危険性もあります。職員一人一人への具体的な落とし込みと、次が大事です、管理職の皆様が部下の仕事をしっかりと把握し、分担していく仕組みがしっかりと機能する必要があると考えております。
 過去の一般質問においても、部下のマネジメントの徹底について、私、再三要請しておりますが、ほとんどの方に関しましては、その後すごく改善していただいているんだと感謝しているところですけれども、まだ一部うまく機能していない事例がこれはちょっと顕著なんですよ見られてなりません。いま一度徹底をお願いしたいと思います。
 また、ペーパーレス化も、作業効率アップや見えないコストカット効果が大きく、職員の働き方のゆとりにつながり、それが結果として町民の福祉向上に寄与するものであります。どうか早急で前向きな検討これ、桂副議長からも質問がございました。どうか早い時期の検討を期待いたします。
 次に移ります。
 新庁舎に変わり、なれない中での業務に戸惑うことも多かったのではないかと思います。そういった中で町民サービスの維持と向上を図るには、変化させないといけないことも出てまいります。
 例えば挨拶の仕方。私は、過去の一般質問において、皆様にこういった提言をいたしました。気持ちよくお迎えするために、町民の皆様、お客様がいらっしゃったら、入り口で誰かが見つけて「こんにちは」と言う、そしたら、それに応じてみんなが挨拶をして気持ちよくお迎えしてはどうかと話しました。ただこれは、オープンな新庁舎でこれをやってしまいますと、元気よく挨拶すると、もうフロア全体に響いてしまってみんながびっくりしてしまったり、お客様もみんなに見られて恥ずかしいと、これ、答弁でもございました。そういったものがございます。
 新庁舎になり心機一転、私が見る限りでは、皆様の接遇や対応はとても気持ちよいものであると感じております。しかし、もともと人見知りの性格なのか、まだ改善が必要な方も一部おりますのは事実であります。できている方、まだまだ改善が必要な方含めて、改めて修正して提案したいと思います。
 もう本当に基本的なことですけれども、1点目、窓口はもちろん廊下、駐車場等ですれ違ったら、笑顔で「こんにちは」と挨拶していただきたい。
 2点目、窓口近くの担当者は基本的に挨拶してくださるんですけれども、そうじゃなかった場合、やはり町民から聞くのは、目が合って、ちょっと遠いからぷいっとされてしまうこともあるらしいんですけれども、せっかく目が合ったんだったら笑顔で会釈してはどうですかというところでございます。
 そして、3点目、来客への気づきの徹底です。新庁舎においては、今までは入り口が1カ所、2カ所、限られていて来客に気づきやすかったんですけれども、間口が広くて、どこにひょいと訪れるような感じでわかりづらいと、また柱などに隠れて来客に気づきづらいような部分も見受けられます。これは、私も実際に新庁舎において、こうやって皆様の対応をよく見させていただいているんですけれども、直接町民から聞いたこともあれば、直接私が見ることもございまして、本当に悪気はないんですけれども、ちょっと気づけていない部分があるのだなと。
 あと、窓口の担当者が席を外していたり、また、別の担当の方たちでいろいろ仕事の業務の話をしているときにこちら側を見られていないと、そういったときに町民が来られても、ほかの方が気づけなくて、どうしたらいいもんだろうかとちょっとしばらくタイムラグがあって、待ってしまうようなことがあると。皆さんが連携してフォローしていけるような取り組みをしていただけたらと思います。
 以上3点、笑顔で挨拶、目が合ったら会釈、あと、来客に徹底的に気づいて、窓口担当者だけではなくて全員でフォローしていくと、この簡単な3点でございますけれども、総務課長、いま一度徹底していただけますでしょうか。見解をお尋ねいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 ただいま議員がおっしゃったことは、私も当然そういうふうに思っておりまして、また、このことは、課長会等でも、町長、副町長からも常々言われていることでございまして、新庁舎になって、まだ職員も戸惑っているところもあると思いますので、また職員の配置、それから事務所のレイアウトなども、住民から見ても気づきやすい、またこちら側から見ても気づきやすいようなレイアウトも、今後また4月の人事異動等があった後にもできると思いますので、議員がおっしゃったことは十分これからも努めてまいりますので、よろしくお願いします。
○1番(川畑宏一君)
 今、答弁いただきましたとおり、年末に本当にばたばたした中で引っ越しをし、いざ仕事を始めてみますと、動線が悪かったり、気づきづらいなどといった課題もあるのではないかと思います。数秒の積み重ねが、200名の職員、さらに毎日のこととなると大きなロスを生み出します。先ほど課長からもレイアウトの改善などございましたけれども、そのうちなれてしまいますから、なれてしまう前に、違和感がある今のうちに改善を行って、常に創意工夫をしていただくよう要請いたします。
 総務課長からこの前お聞きしましたけれども、引っ越しシーズン、転出者、転入者が大勢いらっしゃる中で、その方々がなるべく少ない移動で手続を終わらせることができるように、そういった工夫も今検討しているというふうに聞いております。このすばらしい新庁舎を生かして、今まで以上にさらなる町民サービスの向上に努めていただくことを願って、以上で町民サービス向上のための質問を終わります。
 続きまして、3点目、各種行事等の実施について。
 本町においても、各課や各団体主催の行事等が数多く実施されております。これらについて、ニーズの検証や運営方法の改善などはどのように行われておりますでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 3点目の質問につきましては、私と教育長への質問でございます。まず初めに、私のほうから答弁をして教育長に譲りたいと、そのように思います。
 3点目の質問です。
 各種行事のニーズについては、行事ごとに特別ニーズの検証を実施したことはないかと思いますが、各種行事を開催するに当たり、住民の需要、要望などを把握し、考慮し、内容やプログラムを検討しております。一方、ニーズが乏しくても、行政側の意思、責務として実施する研修会などもあります。運営方法の改善については、実行委員会があるイベントについては、実行委員会によってイベント開催後に反省会が開かれており、会の中で検証した上で次回の開催に向けて改善策が検討されております。
 各課や各種団体においても同様なことが行われていると承知しており、イベントの内容によっては、参加者からアンケートをとり、運営についての意見を伺うことも行われております。今後も、各種行事などの開催趣旨を確認し、実施や運営について見直すべきところは見直していきたいと考えております。
 町が主催する主要行事の運営につきましては、職員がボランティアで行っており、運営についてスキルのある職員が課や担当部署を超えて指導するなど、職員が一致協力して成功に導くよう努力をしております。
 以上で私の答弁は終わります。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 教育委員会は、学校教育と生涯学習を所管するため多くの関係団体があり、おのずとそれぞれに関係する各種行事等も多く、それぞれの行事の主催や支援を行っています。
 ニーズの検証や運営方法の改善に関してのご質問ですが、教育委員会みずからが主催する行事につきましては、それぞれのケースごとに必要に応じて、実施の是非を含めて検討や改善を行っているところです。
 これまでの具体的な取り組みとして、町民文化祭と生涯学習推進大会、福祉健康まつりを文化と福祉の祭典として同時開催にしたり、毎年開催を隔年での開催に変更したりしています。また、検討の結果、開催時期を変更するなどの改善も行いました。さらに、行政が積極的にかかわる部分と、各種団体が主導する分野を明確にし、団体の自立を促すような取り組みと改善も行っています。
 人口減少やコンパクト行政の必要性が提言される現状において、今後さらにスクラップ・アンド・ビルドを念頭に置きながら、必要性や優先度を考慮しつつ、随時見直しを行ってまいりたいと考えます。
 以上です。
○1番(川畑宏一君)
 町長、教育長から答弁いただきまして、さまざまに検討を重ねている旨をお伺いいたしましたけれども、率直に申し上げて、今の行事やイベントはまだまだ多いと思います。例を挙げると切りがございませんけれども、簡単に挙げますと、例えば町民に配布された行事カレンダーに載っているものだけでなく、各課、団体、地域の行事があるため、時期によっては毎日のように行事があり、一日に複数重なることもあります。以前は、別々の課が主催する講演会が同じ日の同じ夜に重なったこともございました。
 また、これだけ行事が多いにもかかわらず、高校生のアンケートで楽しめる行事がないという旨の意見が寄せられております。これはどういうことかというと、行事がこれだけあって忙しいんですよ、皆さん。ニーズがまだ的確じゃないのかなという点。あと、例えば、これ、経済課になるんじゃないでしょうか、農産物の品評会やジャガイモの出発式など、週をずらして同じ行事が両町で行われておりますけれども、これには、参加者からも、市場からも一緒でいいんじゃないかという声もございます。出品数もふえて盛り上がると思いますので、検討できるのではないでしょうか。
 ニーズの多様化に対応するために、行事は増加してきた一方だと思います。職員だけでなく、我々地域商工会青年部やいろんな団体がありますけれども、地域のものも含め、いつも動く人は決まっている傾向もあり、かかわる関係者の疲弊は非常に著しいものがあります。また、職員が行事対応に追われることで、町民サービスの遅滞や質の低下など、町民への影響も懸念されますし、実際にそうなのかなと思われる事案も発生しております。
 そして、何より、これからますます多様化してくるであろうニーズに対応した新たな取り組みを行う余白が必要でございます。教育長からもスクラップ・アンド・ビルドという言葉がございました。決して廃止や削減ありきではございませんけれども、いま一度時期、あとは頻度の見直し、あとは両町で一緒にできるものは一緒に行う。また地域や民間団体がやったほうが盛り上がるものというのも出てきておりますので、そういったものは任せて支援するという形、丸投げじゃないですよ、任せて支援する。そういったものをいま一度見直しが必要だと思いまして、新年度4月1日から、総務課長、一つずつ検証してほしいと思うんですけれども、それは可能でしょうか、簡潔に答弁をお願いいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 川畑議員がおっしゃったように、行事が多過ぎるという声は町民のほうからも耳に届いていることもございますので、次年度からの行事予定については各課で十分精査をして、検証をして、次年度以降、どのようにしていくのか十分検討して、これからの行事計画については計画を立てていきたいと思っております。
○1番(川畑宏一君)
 現状に改善の余地があると、職員の皆様も感じている方も多いと思うんです。だがしかし、各担当者に任せていると、これ、難しいんですよ。なぜかというと、先輩たちがずっとされてきたことをやらないとなると、要は仕事をサボっているのかとか、そういう気持ちになるようでございます、担当者からすると。
 ですので、簡単でよいので、評価できる様式を、一律してフォーマットを備えていただくとともに、課内会議や課長会でも随時検討をしていただきたいと思います。これ、たまってしまうとできませんから、課長会をやるたびに、4月の分は4月の分、5月の分は5月の分と、そういったふうに検討していただけたらなと思います。
 以上で各種行事等の実施についての質問を終わります。
 次に移ります。
 タラソおきのえらぶの運営についてでございます。
 タラソおきのえらぶは、健康増進や観光資源としての活用等々、町民にとって非常に価値のある施設でございます。しかし、経営や町の財政状況から、今後施設維持に対する長期的な見通しは決して明るくございません。町としての方向性はどのように考えておられますでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 「タラソおきのえらぶ」は、幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象として健康づくりのための各種教室の開催や運動メニューの提供を行っているほか、今年度から移管されたトレーニングジムとあわせた新たなメニューにも取り組み、町民はもとより町外からの皆様の健康増進、癒やし、交流の場として重要な役割を担っております。
 観光資源としては、観光協会や関係機関と連携した取り組みなどで施設の利用促進に努めており、施設の一部が利活用されていないことなど、不十分な面もありますが、継続的に島にある資源と連携して取り組むことで、施設としての価値がさらに向上すると考えております。
 指定管理者である株式会社えらぶ海洋企画の経営状況につきましては、前議員のご質問でもお答えしましたが、利用者が伸び悩む中、利用料収入はほぼ横ばいで推移している状況にあり、指定管理料及び保健事業などの町からの収入で経営を維持している状況で、施設の維持・補修費などについても、毎年度多額の費用を町が負担しております。
 このようなことから、国の指針により、本年度中に株式会社えらぶ海洋企画の抜本的改革を含む経営健全化方針を策定することとしていますが、このような状況が長期に及ぶようであれば町の財政にも影響が生じてまいりますので、当面の策として、新規会員の確保など利用促進に向けた取り組みを重点的に進め、新たなメニューの開発も検討しながら、経営健全化に努めてまいりたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わります。
○1番(川畑宏一君)
 先日、海洋療法施設運営審議会というものが開催されまして、その中で、国の指針に基づきまして、えらぶ海洋企画経営健全化方針案というもの、これ、承認されましたけれども、その中でいろいろ議論がございまして、さまざま指摘させていただきましたけれども、本日は細かいことは省略させていただきまして、個別具体的なものはもちろんですけれども、改革に取り組むに当たって、改善に、体制の見直しが必要だなと感じました。
 まず1点目、担当課と運営側でビジョンであるとか企画案、現状などの共有、コミュニケーションが十分とれていないということを強く感じました。また、大株主であり、多額の支出をしている担当課が運営会社のことを知らなさ過ぎて、表現は悪いですけれども、人ごとのように感じてしまう一面もございました。もっと踏み込んで取り組んでよいのではと感じますけれども、保健福祉課長、申しわけないですけれども、簡潔な答弁をお願いいたします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 タラソおきのえらぶの運営、維持管理につきましては、指定管理者制度ということで、株式会社えらぶ海洋企画がご承知のとおり行っております。それに対しまして、町とえらぶ海洋企画側で情報連携がとれていないのではないかというようなご指摘かと思いますが、随時、担当を含め、何かありましたらこちらからも出向くし、海洋企画のほうからも相談を受けるし、小さい部分では行き届かない部分もあるかと思いますが、そのように努めておりますので、大きな連携不足があるとは承知しておりません。
○1番(川畑宏一君)
 大きな連携不足はないということでしたけれども、それは認識の違いですから構いません。
 私、担当課の職員ともお話ししましたし、タラソのスタッフともお話しいたしました。双方がお互いに、ちょっとやっぱりコミュニケーション不足でもどかしい思いをしているような部分が見受けられ、また今、密な連絡をとっているということですけれども、確認しましたところ、ほとんどが事務連絡とか、あと故障があったときの、何かあったときの連絡で、中身の運営に関してのものというものは、ゼロではないですけれども、まだまだ共有が必要なのかなと感じております。
 今の課長の答弁にありましたスタンス、契約上や仕事の内容としては問題ないです。全く瑕疵はございませんけれども、我々、このすばらしい有意義なタラソ施設をしっかりと残していきたい、今後も活用していきたい、そういった思いから、多くのタラソへの支出がございます。町の財政への影響も懸念されますし、また、町が55.86%、2,500万円を出資する大株主でもあります。町長が社長を務めている状況も考えますと、もっとそういった契約上のやりとりではなくて積極的に踏み込んでいいんではないかなと。これ、私が担当だったら喜びますよ。おっしゃって、これ改善に向けて一肌脱いでやろうかと、そうやって動きたいなと思うんですけれども、そういった取り組みをしていただけないかなと思っております。
 あと、企業組織としての役割分担が機能していない。これは、すみません、もう時間がございませんので私の意見だけになりますけれども、海洋企画は、責任者が34歳で20代から30代中心の組織であり、現状としての実態はオペレーション執行が精いっぱいの状態でございます。そういった会社であると認識しました。しかし、担当課は、経営企画や営業企画の機能も求めていらっしゃいますよね。
 そういった中で、また、社長は、町長を初めとして取締役会がございますけれども、取締役会は監査チェック機能が主で、経営会議や企画の役割は相対的に見て十分にまだ果たせていないのじゃないかなと。皆さん、自分の課で考えてほしいんですよ。主査や主事のみで回りますか、課の業務が。今、タラソというのはそれと同じ状態なのに、もうオペレーションで精いっぱいなんですよ。その中で、経営企画、営業企画、そういったものが求められているわけですから、これは体制としてなかなか難しい、改善が必要なのではないかなと思います。
 これは、また改めて別の場でちょっと議論させていただきたいと思いますので、割愛させていただきますけれども、民間の企業においても最近執行役員制度というものが導入され、取締役が経営を、執行役員がその業務の執行をというふうに、経営と執行というものは一緒にはできない、分担していくという、そういう企業統治、ガバナンスというものが格段に広がってきております。そういったものも鑑みながら、今後、組織運営を検討していただけたらなと思います。主体的で積極的なかかわり、機能的な組織のあり方は、今お話ししたタラソの運営のみならず、全ての業務や事業に通ずるものであると思います。通例や慣例にとらわれず、常に動く行政のさらなる取り組みを強く望みます。
 今回、31年度へ向けた予算審査の定例会に当たり、個別具体的な提案というよりは大筋の方針などを議論させていただきました。間もなく平成の次の時代を迎えます。行政と議会が協力し、町民一体となったまちづくりを皆で推進してまいりましょう。
 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(永野利則君)
 これで川畑宏一君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 3時00分