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更新日:2021年3月23日

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第1日(2)

発言者

松村 絹江

発言内容

△ 日程第6 一般質問
○議長(永野利則君)
 日程第6、一般質問を行います。
 通告に従って順次発言を許します。
○4番(松村絹江君)
 おはようございます。
 平成最後の定例会、かつ新議事堂での質問ができることを大変光栄に思います。初心に戻り、さらに町民の声を届ける職務に対して大きな責任を感じています。
 それでは、平成31年第1回定例会において、2点の一般質問を通告してありますので、壇上から1点と質問席から1点をさせていただきます。
 まず1つ、猫の不妊・去勢手術に係る助成制度について。
 ①平成28年第4回定例会において同様な質問をしたが、その後どのような取り組みを実施し、どのような効果が出ているのか。
 ②手術費の費用助成は考えていないか。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 松村絹江議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
 まず、猫の不妊・去勢手術に係る助成制度についての1点目についてお答えをいたします。
 住民から愛護動物に関する近隣トラブルの通報があった場合、県が取り扱い業務を担当しているため、県の担当者に連絡をし、その後、字区長の協力をいただきながら対応しております。
 飼い猫の場合は、室内飼育などの指導、野良猫などに餌などを与えて多頭飼育状態になっている場合は餌を与えないなど、猫を寄せつけないよう指導を行っており、苦情件数は減少傾向にあります。またサンサンテレビでの文字放送を利用し、飼育方法やマナーなどについて啓発をしております。
 2点目の、猫の不妊・去勢手術の費用を助成できないかとの質問ですが、動物愛護法により、所有者は命ある動物の飼養者としての責任を十分に自覚し、その動物を適正に飼養し、動物の健康及び安全を保持するよう努めるとともに、動物が人の生命、身体もしくは財産に害を加え、または迷惑を及ぼすことのないように努めなければならないとされております。そのようなことから、好きで飼った猫であるならば、自己責任において大切に育ててもらいたいものでございます。
 猫は、基本的には室内で飼うことになっていますので、飼い主がルールをしっかり守って飼うことにより妊娠などは避けられると考えますので、猫を含めた愛玩動物の不妊・去勢手術の助成については、現在のところ考えておりません。
 なお、今後も県と協力を図り、適正な飼養管理について啓発してまいります。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
○4番(松村絹江君)
 サンサンテレビ等での広報は確認しております。町民の反応が気になっていました。残念なことに、飼い主様からの声は私の耳には届きませんでした。「そうだね、家で飼わなくちゃいけないね。何とか迷惑かけないようにしなくちゃいけないね」という声は、残念ながら届いておりません。そのかわり、隣人の方たちからは、サンサンテレビを見て、「こういうことをしてほしいですよね。困りますよね。何とか守ってほしいですよね」という、そういう声は多数耳に入りました。何とか早く解決できないのかなということも町民の声は大きいです。ですから、サンサンテレビでの広報は、それほど強烈ではなかったと思います、飼い主さんにとっては。
 先ほど答弁いただいたように、猫には登録制もなく、捕獲義務もなく、そしてつなぐ必要もない。犬の場合は、登録をして、狂犬病をして、そしてしっかりつないで、散歩するときはしっかりリードもつけるという。もし、万が一があったときは大変なことになります。猫は本当に守られていますね、そういう意味では。そういうことで、理性のない猫は人間の責任で守るべきではないでしょうか。町民が快適に衛生的に生活できる環境づくりをするのが優先ではないでしょうか。
 平成28年度の定例会の回答も、先ほど町長が答弁したとおりでした。効果、町民からの苦情は減っているということですけれども、このままそれを続ける予定でしょうか。何か対策を改めて考えてほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 先ほど町長が答弁したとおりでありまして、28年12月、松村議員からの一般質問後、29年は、町、あるいは県は、知名も含めて担当していますので、県には一、二件あったけれども和泊の分はないと。30年に3件程度、苦情というか、来ました。これは多分、松村議員もご承知の近隣トラブルです、多頭飼育をしていると。それに関しては、我々、県と担当者、被害者宅に行って、猫を寄せつけない忌避効果のある商品を使ってください、あるいは、飼い主には敷地内で適正な管理をするというような指導をしております。
 今後も、このような近隣トラブルに関することでありますので、やはり近隣住民とうまくやっていけるような、仲介的なことはやっていきたいと思いますけれども、先ほど町長からありましたように、これに対してどのようなというようなことは、やはり我々は相談が来たときに話し合いの中に入る、あるいは、先ほどあった啓発活動をやっていって、地域住民が安心して暮らせるよう見守っていきたいと思います。
 以上です。
○4番(松村絹江君)
 トラブルがあって、町民の声があってから動く。それで私は困るんです。ですから、そういう数が少なくなるように、早目早目の手を打ってほしいということです。
 同業者の方がそちらに伺って指導した結果、その結果、そのご家庭ではどのような感じになっておりますか。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 先ほど話ししたとおり、その後は、町に対してというのは、担当に対しては苦情等は来ていないということであります。
 以上です。
○4番(松村絹江君)
 本当に、かわいいだけでは済まされない問題だと思いますので、私たちの字にもたくさん猫はいます。見た感じかわいいですけれども、やっぱり花壇の中にふん尿があったりとかして、管理をするときについついつかんでしまったとか、猫はどこで何をするか監視するわけにいけませんので、ですから、飼い主の方にはもちろん家の中でという啓発、もちろん一番必要だと思います。でも、現状はできていないのが現状なんです。特に、隣近所じゃ言えないんですよね。ですから町に言ってくると思うんです、何とかしてくださいと。言ったら、それこそ隣づき合いが悪くなるし、そうはいっても猫はかわいそうでしょうと言われたら、またそれを反対したらいろいろな問題になりますので。
 だから、その辺のところは酌み取ってもらって、何とか相談に来てから動くんではなくて、その前に手を打つということは、私の考えですけれども、先ほど提案2にもありましたように、避妊とか去勢の手術の費用をやっぱり補助してほしいということを再度提案しますけれども、なぜできないのかを、お答えお願いします。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 先ほど町長が答弁したように、猫・犬もですが愛玩動物として、やはり自分が命ある動物を自分が好きで飼うという動物に対して、町が助成というようなことはちょっと考えにくいと。
 また、ちょっと数字的に調べたのがありまして、平成30年1月から12月までの1年間、永良部に1軒だけ家畜の医院があるんですけれども、そこは猫の去勢・不妊もしていると。両町合わせて128の実績があるということで、単純に割っても六十四、五匹は和泊町の人が自主的にやっているということで、これは少しふえる傾向があるということですので、私は町民性、自主的にやっていくと、自分の好きな飼っている猫は、犬等も、それをやっているその人たちのやはり愛情、そういうのがあってこそのこの65匹ぐらいだと思いますので、今のところは、助成というのは考えておりません。
○4番(松村絹江君)
 愛玩をして育てている猫に去勢補助をしてくださいと強く言っているわけではございません。そうじゃなくて、迷惑をしている猫がたくさんいるというわけですね、隣近所に。そして、自分の猫でなくても、近くに来ればかわいそうだから餌づけをしていると。結局、餌づけをしている猫も多分飼い主さんの責任だと思います。そういう数が多いんじゃないでしょうか。本当に猫がかわいかったら家で育てますし、きちっと手術もしますし、周りの方に迷惑をかけないような、そういう飼育をしていますよ、たくさんの方。それが六十何件だと思います。それ以上にありますよ、現実は。
 だから、そこら辺をもう一回手を打つ方法ということで助成をお願いしているんですけれども、国のほうはそれなりにあるでしょうけれども、県のほうで補助がないと。各自治体での助成制度について調べてきました。奄美市と徳之島は、皆さんご存じのとおり、ちょっと特徴がありますので比較にならないと思いますけれども、飼い主のいない猫と飼い猫に対して、奄美市は、野猫の供給原因となる野良猫を対象にし、市が捕獲し、手術を実施した後にもとの場所に戻すと。徳之島も同じような状況です。飼い猫に対しては、奄美市は雄は5,000円、雌は1万円、手術費を助成しています。徳之島は、雄雌とも3,000円の手術補助です。
 28年度の答弁に、与論町はとか、あるいはそういう動物がいないんでということで、しないという答弁もありましたけれども、何と与論町も、雌3,000円、雄5,000円の補助をしているんですよ。どうしてそんなにかたくなにそこにこだわるのかなと。近隣の町で、きちっとそういう町民の声を聞いて、衛生的に環境的に町民が住みやすいように、猫も大事で町民が気持ちよく住みやすいような助成をしているわけなんで、そこは与論町の助成もあるということはご確認していますけれども、いかがですか。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 与論町に関しましても、猫に関して不妊・去勢しているのが、27年が30匹ほど、28年が77、29年が60と、本町とほぼ変わらずやっています。聞いた話によりますと、26年ごろまでで急激に猫が異常繁殖したということで、どうにかしないといけないということで、与論町は29年から、今、松村議員がおっしゃったように助成をやっているということを聞いております。
 以上です。
○4番(松村絹江君)
 何度もすみませんけれども、異常に繁殖したからといって突然やるんじゃなくて、繁殖するもんでしょう、ほっておけば。そこは皆さんご承知だと思いますので、その繁殖を抑える、そして飼い主の方にもう少しマナーなどを高めてもらうために、助成費用があるから何とかしてくれという、そういう提案も大丈夫じゃないかなということで私は思います。手術費の費用助成をすることで飼い主さんの意識も変わります。今手を打たないと、どんどんふえてきます。何年か前も同じような話をしたような気がしますけれども、早急に助成をし、お互いが住みやすいまちにしてほしいなと思いますけれども、町長のお考え、いかがでしょうか。
○町長(伊地知実利君)
 先ほどから担当課長からお答えがされているわけですが、私ども町の役目として、行政の役目として、個人で好きで飼っているものが放し飼いになってふえているから、これは町の責任である、町で何とかできないかということでございますが、奄美や徳之島のほうは、国のほうから自然遺産登録に向けた、いわゆる希少動物に害を与えているということから、また与論のほうは、先ほど担当課長が答弁したとおりでありますので、いろいろな諸条件がございます。
 ただ、私どもが今テレビを通して町民に飼育の指導をしている、マナーの指導をしているというのは、自分の役割として、責任として、町民が意識を持っていかないというと、じゃ、行政はどこまで町民のために行政を進めていかなければいけないかというのを、これは切りがないなと、そのように感じるところであります。
 ですから、このような問題がありましたら、区長さんを中心として、集落でその猫の件についても議論をするとか、いろんな方法を講じながらやっていただければなと、そういう感じているところで、これまで答弁をして繰り返してやっているように、自分の責任というものをもう少し再認識しながら猫を飼うとか犬を飼うとか、いろいろそういうふうに持っていくような気風をつくっていかないというと、行政のやるべきことは何なのかということも十分に考えながら進めていかないといけないと、そのように思いますし、先ほど担当課でも十分な議論をしながらこのような回答をしているところでございますので、ご理解をいただきたいと、そのように思います。
○4番(松村絹江君)
 28年の答弁にも、保健所などの関係機関とも協議をしながら最善の対策を図ってまいりますと、また、住民に対しては飼育マナーなどについてより一層広報の徹底を図ってまいりますとお答えになっています。
 今回も同じような感じになりましたけれども、本当に飼っている方の責任だと思います。でも、町民が困っていることなんで、そこに耳を傾けてほしいという私の気持ちです。区長会とかを通じて再度徹底をし、じかに区長さんの口から、そこに、字には飼っている方もいらっしゃるし、困っている方もいらっしゃいます。それが一まとまりで町民ですので、細かいところでの指導、サンサンテレビだけで広報するんじゃなくて、その辺のところもぜひ検討してほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 飼養管理の啓発等に関しては、今、松村議員がおっしゃるように、サンサンテレビを通じてたびたびやっておりましたけれども、また、さっき町長からあったように、字の区長さんも間に入ってもらって、やはり近隣トラブル等を未然に防ぐということも心がけていきたいと思いますので、今、区長会を通してというアドバイスは受けて実施していきたいと思います。
 以上です。
○4番(松村絹江君)
 最後になりますけれども、永良部は一つです。和泊町だけで啓発をしても、大山を越えれば知名町になります。猫は知名町、和泊町わかりませんので区別もつきません。ですから、知名町とも連携を図りながら、ぜひ前向きな提案をしていきたいと思いますので、協力というか、取り組みのほうをまた再度お願いしたいと思います。
 以上で1点目の質問は終わります。
 次に、2点目の質問に入らせていただきます。
 教育長に対して質問いたします。教育行政の重点施策について。
 ①「社会体育の推進」の中で、各スポーツ施設の整備と維持管理とあるが、具体的にはどのような計画か。
 ②総合体育館建設に向けて、町民と建設的な意見交換ができる場を設ける考えはないか。
 ③越山運動広場の活用を町民に広く伝える方法は考えているか。
 以上、質問いたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 ただいまの松村議員のご質問にお答えいたします。
 まず1番目、「社会体育の推進」の中で、各種スポーツ施設の整備と維持管理とあるが、具体的にはどのような計画かということですが、教育委員会が所管する主なスポーツ施設には、各小・中学校の体育館やグラウンド、町民運動広場、柔剣道場、弓道場、和心館などがあります。
 本町の各社会体育施設は、古いもので昭和50年度に建設整備された弓道場を初め、建設から20年以上経過した社会体育施設が多く存在します。
 教育委員会としましては、現在、老朽化による補修箇所をその都度改修や修繕を行っており、利用者が安全に使用できるよう維持管理に努めております。近年では、柔剣道場の大規模改修工事や和心館のトタン屋根の全面張りかえ、弓道場の天井爆裂補修等を行いました。
 来年度の具体的な計画につきましては、当初予算にも計上しましたが、スポーツ少年団指導者連絡協議会から要望のありました和泊小学校及び国頭小学校の夜間照明の新設や改修工事のほか、来年度に本町で開催予定の大島地区大会弓道競技の試合会場となる弓道場の環境整備などを行う予定です。
 また、今後の社会体育施設の整備と維持管理については、昨年策定された和泊町公共施設等個別施設計画の整備方針に沿って、適正管理に努めてまいりたいと考えております。
 2番目の総合体育館建設に向けて、町民の建設的な意見交換ができる場を設ける考えはないかというご質問ですが、総合体育館の建設計画については、新庁舎建設後、財政状況を十分に考慮した上で計画を推進するとしてきたところです。
 昨年の第3回議会定例会の一般質問でもお答えしましたが、庁舎内に体育館検討プロジェクトチームを設置し、財政事情や国などの補助事業の活用も念頭に置きながら、協議を進めてまいりたいと考えております。プロジェクトチームにおいては、新体育館建設に向けて協議を重ね、たたき台となる基本構想・基本計画案の策定作業を進めてまいります。その作業が終わりましたら、各種団体の代表による専門部会を立ち上げ、必要に応じて各種競技団体や社会体育施設一般利用者の意見の収集、町民の意見募集としてのパブリックコメントを実施し、よりよい基本構想・基本計画案の作成に生かしてまいりたいと考えております。
 総合体育館建設に向けては、このような方法により、より多くの町民の建設的な意見を聞きながら進めてまいりたいと考えております。
 3番目の越山運動広場の活用を町民に広く伝える方法は考えているかというご質問に対して、和泊町研修センターの運動広場は、和泊町研修センターの屋外施設として、キャンプやレクリエーション、各種スポーツ活動を行うことを目的に、多目的広場として設置してあります。
 近年、グラウンドゴルフ競技が盛んになり競技人口もふえてきたことから、町民運動広場の活用に支障が出てきたため、研修センターの運動広場をグラウンドゴルフにも使用できるよう、平成29年度に芝生の植えつけと、休憩施設としてあずまやを整備しました。今年度は、これまで約850名の方々に利用されているところです。
 運動広場の活用の周知についてですが、既に各団体の主催によるグラウンドゴルフ大会が開催されており、愛好者のほとんどがご承知のこととは思いますが、今後、利活用促進のためにも指定管理者であるシルバー人材センターと協議して、防災無線やサンサンテレビ文字放送等を通して、町民へ周知してまいりたいと考えます。
○4番(松村絹江君)
 多くの施設を抱え、そして老朽化している施設もたくさんあるということで、安全第一が優先だと思います。そちらを優先すると同時に、多分、既存の施設をやっぱりいろいろ改修したりとか補修するとか、そういうのも考えていらっしゃるとは思うんですが、私は、まずトイレの整備を早急にお願いしたいと思います。和式トイレになっているところを洋式に、ぜひ早目に全施設の和式を洋式トイレにかえていただけないでしょうか。
○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
 和式トイレを洋式トイレに変更できないかというご質問でありますけれども、全てを和式から洋式にするわけではなくて、必要な部分につきましては洋式にかえていくという形で、今現在取り組んでおりまして、これまでの実績としましては、大城小学校の体育館の横にありますトイレですけれども、一般の方々、特に選挙などによりまして老人の方々が使う機会多いということで要望がありましたので、早急に洋式にかえたりしております。
 また、今年度は庁舎が、前の旧庁舎を取り壊した、そこについていた洋式のトイレなんですけれども、和泊中学校が今利用頻度が高いということで、和泊中学校のほうへ移設をして洋式化にしたということに取り組んでおりまして、松村議員ご提案のとおり、必要に応じて対策に取り組んでいるところでありまして、今後とも進めてまいりたいと思っております。
○4番(松村絹江君)
 高齢化が進んでいますし、今後たくさんのイベントが和泊町でも行われる予定があります。高齢者の方がふえる一方で、トイレに行くのが大変だということをお聞きしますので、今取り組みをしているということで、ピッチを上げて、ぜひ改修のほうをお願いしたいと思います。
 さらにというか、つけ加えてじゃないですけれども、目に障害を持っているご家族がいらっしゃる方からのお願いがありました。洋式は洋式なんだけれども、やっぱり高さが低いということで、いきなり座ったために本当にけがをする、しそうになったと。ですから、いろんな形式、最新のものはもちろんたくさんちゃんと整っていると思うんですが、洋式だからいいんじゃなくて、その辺のところ、障害者に対してここは適当かなというところもいま一度目配りをしてもらいまして、点検をお願いしたいと思います。
 それでは、トイレのほうは、そういうことで進んでいるということで安心いたしました。
 ②の総合体育館建設も、町民はいつになったら体育館ができるのかな、早く欲しいなという声がたくさん出ていると思うんですけれども、今、着々と進んでいる様子をお伺いできました。具体的にいつごろというのは、今は検討というか、お話はできないんでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 総合体育館建設については、平成25年9月にアンケート調査の実施をしたり、また、第1回総合体育館建設実行委員会などを立ち上げて会合を持っております。その後、4回ほどその実行委員会をして、平成28年に新庁舎を先に建設してからということで、この総合体育館については事業全体を見直し、庁舎建設後に財政を考慮しながら事業を進めていくということになっておりました。
 そこで、新庁舎の建設が終わったわけなんですけれども、その後、この総合体育館建設に向けて、早速3月5日に総合体育館建設に向けての庁舎内の検討会をしたところであります。その中で、これまでの経緯の説明、そしてまた、今後のことなど、施設形態の整理とか施設規模の検討、立地状況の検討、財源及び事業方式、いつぐらいにするとかいうことを、先ほど申し上げました専門部会、総合体育館建設プロジェクトチームと呼んでもいいかもしれませんけれども、その中で検討していくということで、まだいつからとか、設置場所とか、その形態について、どのような、文化ホール併設型とかサブアリーナ併設型とかアリーナ単独設置とか、そういった細かいことについては、全てこれから計画、検討していく予定にしております。
○4番(松村絹江君)
 相当時間がかかりそうですし、まだまだ先のような気がしてなりません。早期の建設を希望いたしますが、新庁舎建設時の繰り返しにならないように、たくさんの町民の声を聞いて、納得のできる、町民全員が手をたたいて喜べる形でスタートしてほしいと思います。
 そのために、町民の建設的な意見交換ができる場所を細かく持っていただいて、決まってからまた反対だ何だと新聞記事を騒がすような、そういう恥ずかしいことはしてほしくないんですね。そういう声が聞こえました、反対ではなくて、建設的な意見を述べたいんですということで。そこら辺は、今回、体育館建設に向けての流れの中で、ちょっと重点を置いてほしいなという要望をいたしたいと思います。
 私たちもいろんなところに視察に行きました。沖縄だと相当規模が大きいです。比較にはならないと思いますけれども、和泊町の身の丈に応じた体育館が早急に建設できるように、そのためにはしっかりと町民の声をたくさん聞いていただいて、建設的な意見を聞いて、すばらしいスタートが切れるように、教育長のほうでリードしてほしいなと思います。要望しておきます。
 3番目、越山運動広場の活用ということで、たくさんの方が利用、850名ということですね。そこに行きますと日誌がありまして、どこどこの誰々が私は来ましたよと、人数だけ書く、何時から何時まで活用したと。日誌だけ書けば、日誌というか、活用した状況がわかる内容をちゃんと研修センターで用意してもらっていて、だから、1日に結構な団体が来てグラウンドゴルフをしております。850名、今まで一堂に、これだけの人数が一つの場所で、同じ目標で、楽しくスポーツできる場所があったでしょうか。本当にすばらしい施設です。もっともっと多くの町民の方が、1人でも行けますし、ステックとボールだけを持っていけば自由に自分の運動を兼ねてできます。団体でなくてもいいですという今のやり方、本当にすばらしいなと思って私は感謝しています。
 研修目的の総合的なグラウンドということで創設しているとお話ししましたけれども、あそこの芝生を植えているグラウンドは、山をたくさんつくって、こぶをいっぱいつくって、これは何のためのこぶ、グラウンドゴルフ用しかできないですよ。あそこでサッカーはできないですよね、こぶがあります。
 ですから、グラウンドゴルフをたくさんの方にしてもらいたいという思いで、多分芝生の植えつけもしたんじゃないかな、グラウンドの整備もしたんじゃないかなということで、今すごく皆さんに慕われてやっております。
 今後、そのようなみんなに活用してもらうために広報活動をしてもらうということでしたので、ぜひ、そこは皆さんの声を聞いて、あそこだけは誰が行ってもみんなが集まる場所、そこを意識づけというか、してほしいと思います。その辺は、今後も大丈夫ですよね。
○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
 グラウンドゴルフを愛好される松村議員から、そのようにありがたいお言葉をいただきまして、私ども、整備したほうとしても非常にうれしく思うところでございますけれども、まだ生えそろっていない、一部芝生が生えそろっていない部分もありますので、それが、多分この夏前ごろからは完璧に全ての面が使えるのかなと思っておりまして、ますます利用者がふえるのかなと思って期待をしているところです。
 ただ、先ほども申し上げましたとおり、確かにこぶもつくってありますし、グラウンドゴルフ連盟の方々からの要望を受けて、そのように整備をしたところでありますけれども、基本的なところは研修センターの多目的広場ということであります。研修する子供たちが日光のもとで活動するという目的も含んでおりますので、そこのところは、研修センターの研修の目的と調整しながら十分使っていけるのかなと思っておりますし、ほとんど宿泊研修の際のグラウンド使用になりますので、それほど頻度は高くないと思っております。グラウンドゴルフの連盟の方々が十分楽しんでいただける広場になっていると思いますので、ぜひ、今後とも多くの皆さんに活用していただきたいと思っております。
○4番(松村絹江君)
 ありがとうございます。
 そこで、皆さん、行かれた方はいらっしゃいますか。多分いらっしゃらないと思います。私は、毎日のようにというか、健康づくりのために行っていますけれども、そこでやっている人たちはほとんど高齢者です。夫婦で来ています。ふだんはおうちにいたら夫婦はしゃべりません。顔を合わせればけんかにしかならないけれども、ここに来ればすごく手をたたいて喜んだり、いろいろ時間も過ごせるし健康にもいいと。余計なところに行って、お金使う必要もないから、ここはすごくいいですということで、ご夫婦で来ている方もいます。あとは、仕事帰りに、日も長くなりますので、まだおうちに帰るには早いからここで運動をしていこうということで、1人で2個も3個も球を持って、そして試合でホールインをしたとか、報告をして喜んでいる方もいます。
 たかがグラウンドゴルフ、されどグラウンドゴルフだと思いますよ、これからは。1人でも2人でも10人でも一緒にできる、試合をするための場所ではないと思うんです。健康づくりに、そして、そこに行って汗を流して、笑ったり、目標を決めてやったという達成感を味わったり、歩いて足を鍛えたり、ここの場所はこうすればいいんじゃないかと攻略を頭で考えたり、そうすることで、和泊町にとってとても重要課題である介護の予防であったり、医療費の削減であったりとか、福祉関係ともしっかりつながるようになっていると思います、あそこのグラウンドは。
 ですから、縦割りの行政じゃなくて、介護の費用を減らしましょう、じゃ、そこの分もあなたがやってくださいじゃなくて、研修センターのそちらと連携をとって、もしかしたらデイサービスに来ている元気なお年寄りはそこにちょこっと行ってちょっとさせるとか、そういう行政のやり方も、もしかしたらありかなということを今感じています。
 もう一生懸命やってもらっていますので、これ以上言うことはありませんけれども、今までは町民グラウンド、タラソの風を借りるときはちゃんと申請を出して、許可を願って、予約して、自分たちのポールとか道具がある方はできますけれども、そうでない方は何も遊べなかった。それが今、越山に行くと全部整っています。ぜひ町民の皆さんはそちらに出かけていって、きれいな空気を吸って、汗を流して、健康になってほしいなと思います。その運動公園の活用を、本当に町民の皆さんにもっともっと広く伝えてほしいと思います。
 あと、4月になりますと、えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会がそちらで開催になります。そちらのコートだけでやるということで、町民グラウンドは活用しないということを伺っています。そのときに、ユリの花が満開になるように、私たちボランティアがグラウンドの周りにユリをいっぱい植栽してあります。今、フリージアが咲いています。いい香りがします。多分、4月にいらしたお客様は、ユリの香りを嗅ぎながら、白い花を見ながらグラウンドゴルフを楽しめるという環境になっています。それは、いろんな方たちのボランティアで今やっています。草取りもやっています。
 ですから、私たち町民は、町政に押しつけることばかりはしません。楽しませてもらったら、ちゃんと草も抜きますし植栽もします。そういう町民であるということを、私は越山の運動公園の活動を見て、利用を見てすごくうれしく思っています。ぜひ、たくさんの方がそちらで楽しめるような広場にしてほしいと思います。
 一方的にお話ししていますけれども、ただ一つネックなのが、先ほどからトイレの話が何回も出ていますけれども、運動広場はすごく広いです。トイレが1カ所、上にあるだけなんです。階段を上がっていってするということで、そこら辺の不自由はありますけれども、大きな大会をするときは、何かを考えなきゃいけないかなということですね。
 あとは駐車場も決して広くはありません。そこで大きな大会をするんだったらどのような状態で駐車をさせるのかということも課題になると思います。グラウンドゴルフ協会と連携をとって、たくさんの方がお見えになりますので、快適に楽しく大会ができるような対策を、商工会も交えて、事務局が主になって取り組みをしてほしいと思いますけれども、トイレのことばかりで申しわけないですけれども、ちょっと不便を感じて、高齢の方が試合に行くときはお茶を飲まないで行くと。何でと、やっぱりトイレが遠いんで大変だからという、そういう声もあるわけなんで、ちょっとこれはお話ししてみますねということも言っておきましたので、事務局長のほうで、その辺の考えがあればお話を伺いたいんですけれども。
○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
 トイレにつきましては、以前から整備しておりました。トイレがまだ新しい、非常に新しいトイレでありまして、あのトイレは多分不特定多数の方々が使うということで、かなり大規模なトイレをかなりの高額な予算をかけて整備をしているところでありますので、ぜひ、せっかく運動のために皆さん、もちろん楽しみもあるでしょうけれども、自分の健康管理を含めてのグラウンドゴルフだと思いますので、少々遠いところが不便に感じるところがあるかと思いますけれども、そこのところはぜひ我慢していただきまして、今のトイレを有効に活用していただきたいなと思うところです。
○4番(松村絹江君)
 その辺は、当日、グラウンドゴルフ協会とか商工会のほうでも率先してやってくれると思いますので、まあ、仕方ないですね。
 あとは、町内の皆さん、私たちだけの考えを聞くんじゃなくて、鹿児島の大崎町のほうで約1,000名ほどの参加者を募ってやった大会に出てきましたけれども、ものすごい4面コートがありまして、2コースあって8面、8コースができるコート、それは町がちゃんと管理していると。いつでもどこでも誰でも無料で、誰でもできると開放しております。試合のときは参加費として、もちろん試合の運営費としていただいていますけれども、一切そういうお金も払うこともなく、だから、大崎町のお年寄りはすごく元気でした。
 ですから、町内だけで案をいろいろ考えるんじゃなくて、私のほうでは、大崎町の役場の担当の方とうちら和泊町の担当の方も少し連携をとるということで、ほかからの情報も得るということも大事だと思いますので、ぜひそういういい情報を得て、和泊町は知名町よりもすばらしい運動公園があるよというアピールをできる絶好のチャンスだと思いますので、みんなで力を合わせて取り組んでいってほしいなと思います。
 これで私の質問を終わらせていただきますけれども、いつも言っている町民が住みやすくて、そしていつまでも元気で、介護にかからない年寄りになると、長生きをするという、町民がみんな望んでいることなんで、できることは一生懸命やってほしいなと思いますので、これからも体制づくりをしていってほしいなと思います。
 以上で私の質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで松村絹江君の一般質問を終わります。