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更新日:2021年3月23日

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第2日(3)

発言者

喜井 和夫

発言内容

再 開 午前10時45分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、喜井和夫君の一般質問を許します。
○6番(喜井和夫君)
 町民の皆さん、おはようございます。
 このたびの選挙で、町民の皆さんのおかげで2期目の議会に送っていただき、この場を借りて感謝のお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 それでは、令和2年第3回定例会において、3点の一般質問を通告してありますので、壇上より1点、自席より2点の質問をします。
 1、AEDの移動について。
 各字公民館にAEDが設置されているが、ほとんどが施錠された屋内にあり、緊急時に早急に対応することができない状況であるが、公民館の入り口まで、または字の指定した場所に移動はできないか、お伺いします。
○町長(伊地知実利君)
 喜井和夫議員の一般質問にお答えをいたします。
 1点目のAEDの移動についてでございますが、各字公民館へAEDを設置したのは平成29年度からであり、設置からこれまでの間、管理方法などについては各字区長へ依頼をしております。
 また、区長会などにおいて、AEDボックスのあっせんなどを行い、5字が屋外にAEDボックスを設置するなど、緊急時に対応できるよう工夫をしております。
 このAEDについては、リース契約を締結しており、その契約書において、設置場所などについては、書面による事前の承諾を得れば移動できることになっておりますので、各字からの要望により対応していきたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○6番(喜井和夫君)
 移動は、各字から要望があれば、すぐできるということでよろしいですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 AEDは、契約書の中で公民館の敷地を場所に契約でしてございますので、その敷地内であれば移動は何ら問題ございませんけれども、例えば区長の自宅に置くとか、そういうときには契約の相手方の承諾を得なければいけませんので、そういう場合には、文書によるやり取りを契約者とすることで移動は可能でございます。
○6番(喜井和夫君)
 そうであれば、ぜひ各集落とも屋外に出すようにしたほうが、例えば各字の人だったら、そこが鍵が開いているからとか、すぐ分かるんですけれども、もし違う字でそういう人を見かけたときに、閉まっていたときにガラスまで割って入るということもできないわけですから、それは行政側で、区長会を通じてでも、そうして外のほうに出すように指導してもらえたら助かるんじゃないかなと思っております。
 そして、リース契約ということであると、本体の機能の点検とか、そういうのはリース会社のほうでするんですか、お聞きします。
○総務課長(種子島公彦君)
 使用の管理につきましては、町でするということになっております。
○6番(喜井和夫君)
 先ほど、町長の答弁で、平成29年設置、もう5年ぐらいですか、なりますけれども、不具合とかそういうのは、現在はどこの字からも出てきていないでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 今、町内の37か所にAEDを設置してございますけれども、今のところ、不具合があったというような報告は受けていないところでございます。
○6番(喜井和夫君)
 不具合がなければ、本当に安心して使えるなと思っております。
 使い方の、各字に消防団員もいることですので、やっぱり年に何回か、そういう使い方の指導もするようにということで、先ほど各字の区長さんに外に出してくれということの指導をしながら、そういう講習会もしたほうがいいんじゃないかなということも行政のほうから指導していただければいいかなと思っております。
 これでAEDについては、この質問については終わりたいと思います。
 続きまして、2点目、農道及び側溝整備について。
 集中豪雨において、側溝が氾濫し、西原字の農道が侵食され、通行できない状況にあったが、どのような対策をしていくのか、お聞きします。
○町長(伊地知実利君)
 農道及び側溝整備についてお答えをいたします。
 喜井議員指摘の農道の侵食箇所については、県営畑地帯総合整備事業、伊美地区内の農道かと思います。
 今回、集中豪雨により埋まった農道側溝は、水土里サークル活動の対象施設であり、組織において堆積土砂の撤去などの応急措置を実施したところでございます。
 また、農道侵食については、伊美地区の畑かんパイプラインが埋設されていることから、県営事業により、畑かんパイプラインと農道の原状回復を行うことで、今、県と協議したところでございます。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○6番(喜井和夫君)
 道が整備されているのは、早い対応で確認しております。
 しかし、あれだけの勾配の道ですので、また近頃、集中豪雨というような形ですごい雨が降ります。また、すぐ流されてしまうんじゃないかというところがあって、あれをどうにか事業でも入れて、あの勾配の強いところだけでもいいですから舗装したら、今後、流されずに、また処置もしないで済むと思いますけれども、そういう事業を地元の皆さんと相談しながら取り入れることはできないでしょうか、担当課長、お願いします。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 農道整備の舗装だと思いますが、それについては、地域からの要望があれば事業を検討することができますので、100%その地域の方々から同意がいただければと思っております。
○6番(喜井和夫君)
 ぜひ、してほしいなと思っております。
 西原字の皆さんは、水土里サークルの事業を使って、自らできるところはコンクリ舗装をして、整備を続けているんですよ。そういう字ですので、また、中央線から西原字に行く道に舗装道路というのは本当に大きな道路だけで、本当にああいう勾配の強いところだけはぜひ整備をしてほしいと思います。字からの要望があれば計画に入れるということでありますので、また字の区長に会って、皆さんで町のほうに要望してくれということを伝えておきます。
 それでは、3点目に移ります。
 新しい生活様式の取り組みについて。
 新型コロナウイルスの影響により、様々な行事が中止や縮小となり、新しい生活様式を取り入れる中で、子牛競りのライブ中継をすることはできないか、お伺いします。
○町長(伊地知実利君)
 喜井議員の3点目の質問にお答えをいたします。
 現在、沖永良部家畜市場では、定期子牛競り市において、新型コロナウイルス感染症予防として、場内に入る際の検温の実施や、購買者及び関係者以外の競り場内への立入りを禁止しているところでございます。
 このように新しい生活様式を取り入れる中で、喜井議員ご質問の子牛競り市のライブ中継については、まず主催者側である経済連及びJAあまみと設備の設置についての検討が必要であると考えます。
 また、ライブ中継を実施する場合、競り価格や体重などの情報が発信されるため、家畜農家で組織する和牛振興会の承諾も必要かと考えております。
 さらに、新型コロナウイルス感染症が終息し、通常どおりの子牛競り市が開催されることも考慮すると、カメラ設置に係る費用対効果の検証も必要だと考えます。
 しかし、他市場のライブ中継でも利用されている家畜市場情報伝達提供システムについては、多くの方々にえらぶ牛の魅力である血統のよさなどの周知を図るためには必要だと考えますので、今回の質問を踏まえ、家畜市場の施設整備時において、関係機関で検討するよう担当課から要請をさせたいと思います。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○6番(喜井和夫君)
 もし、サンサンテレビで中継をしたら、その経費としてはどれぐらいかかりますか、企画課長。
○企画課長(林 義仁君)
 サンサンテレビの中継に関しましては、競り市場のほうに中継所の設備が整っておりませんので、概算ではありますが、見積りをしたところ、92万5,000円ほどかかるというふうに見積りが出ました。
 以上です。
○6番(喜井和夫君)
 90万余りの経費がかかるということでありますが、その内訳の中、少し分かりましたら。
○企画課長(林 義仁君)
 中継に係る経費としましては、備品購入費、生中継の中継ボックスを設置することと、あと工事費に関しまして、伝送路整備工事、光を引く設置工事、またはあと諸経費、サンサンテレビに係る人件費など、92万5,000円となっております。
 以上です。
○6番(喜井和夫君)
 となると、初回のときに九十数万かかるということですよね。2回目からなると、人件費程度ということでよろしいですか。
 それでは、これは与論町がライブ中継の事業を入れている資料がありまして、これが全てを入れて大体2,000万の事業だと思いますけれども、その中のうちのライブ中継だけの事業で入れるということは、経済課長、できないでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 私も、与論町さんから資料を頂きました。このときは、ちょうど与論町も施設が老朽化しているということで、まず自動競り機と、あるいは体重計を入れる、そのときにちょうど農家さんから等要望があったということで、このライブ中継を入れております。
 先ほど、議員おっしゃった2,320万ほどかかって、内訳は、すみません、私も聞いていなくて、その施設整備全てで2,300万かかったというふうに伺っております。
 以上です。
○6番(喜井和夫君)
 本当に、町にそれをする前に、まずはJAさんにお願いするのが当たり前だろうし、また畜産農家の皆さんの中で、課長も畜産農家の一人でございますので、そういう場に出る機会もあるし、ぜひ、まずは農家の皆さんの中でそういうのがしてほしいとかいうのを聞き取りというか、そういうのをお話しして、本当にライブというか、それを見ることで、生産者の生産欲も出てくると思うんですよ。
 今の状況では、ただ競りに牛を持っていって、ただこうして、はい、帰りなさいとかいうふうな形で、どの血統が今どれだけ売れているか、そういうのも生産者としては見て、また、今、若干コロナ関係で下がってはきておりますけれども、和泊町の農業の中で一番、言い方は悪いですけれども、稼いでいる一つの部類じゃないかなと思っております。
 また、和泊、JAだけじゃなくて、知名も一緒に、競り市場が1か所ですので、やっぱり知名、農協のほうにも、JAのほうにもそういうことを伝えて、できればJAでそういうのを入れたらどうかなと思っております。コロナが終息すれば、皆さんも見られるんですけれども、そうでないと、これがいつまで続くか分からない状況ですので、ぜひ課長のほうでしてもらえばいいかなと思っております。
 知名のほうで、知名議会のほうがユーチューブで流しておりますけれども、それをしたらどれぐらい金額的にかかりますかね。
○企画課長(林 義仁君)
 お答えします。
 ユーチューブの中継に関しましては、カメラやプロバイダー、Wi-Fi等にもよりますが、概算ではありますが、23万ほどの予算でできるのかなと思います。
 以上です。
○6番(喜井和夫君)
 今、企画課長が23万ぐらいでできると。それぐらいだったら、経済課長、ぜひ各JAにお願いして、それはやるべきじゃないかなと思うんですけれども、課長のお考えはどうですか。
○経済課長(東 敏仁君)
 本当、喜井議員、ありがとうございます。大変熱い思い、ありがとうございます。
 私も、いろんな懇親会等でちらほら、本当農家の皆さんからこういう声は聞きます。しかし、やはり先ほど町長もお答えしたように、まずサンサンテレビでやると、もう和泊町内の農家さんしか見られないということで、今おっしゃっているライブ中継になると、知名の農家70、80戸、農家も含めて、両方で見られるのかなと思ってもおります。
 しかし、先ほど言ったように、まず両町の農家さんの意見を聞いて、そしてその意見がやはりまとまるようでしたら、沖永良部家畜市場運営委員会という組織があります。両町、両農協、関係機関、授精師、いろんな方が入っている会であって、年2回、皆さんからいただいている手数料とか、そういうののいろんな話合いをします。その中にしっかり持っていって、農家の意見としてこういうのがあるということをやりながら、先ほど企画課長が言った23万、年間プロバイダー8万ぐらいかかりますので、これを拠出、この会の中でやっていくのかというようなことも含めて、話合いをさせていただきたいと思います。
 終わります。
○6番(喜井和夫君)
 やっぱり、生産者の気持ちが一番大事だと思っております。ぜひ、私も、この話を出したのは、やっぱり生産者からそういう意見があったから今回の一般質問の中に取り入れてありますので、ぜひ、まずはみんなの、生産者の話を聞いて、早めにその会を持ってもらえればいいかなと思っております。
 簡単でございますが、3点とも終わりましたので、これで私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで喜井和夫君の一般質問を終わります。