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更新日:2021年3月23日

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第1日(3)

発言者

児玉 実隆

発言内容

再 開 午前10時55分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、児玉実隆君の一般質問を許します。
○7番(児玉実隆君)
 町民の皆さん、こんにちは。
 8月30日に行われました議会議員選挙で温かい支持をいただきありがとうございます。お礼を申し上げます。
 私は、第3回定例会において、2点通告してありますので、質問をさせていただきます。
 第1、本町強靱化について。
 ①近年の台風が大型化していることから、防風対策として、町指定避難場所であります、やすらぎ館、えらぶ長浜館等に雨戸の設置ができないか、お尋ねをいたします。
 ②温暖化に伴う気候変動による豪雨災害が各地で発生をしております。洪水対策として、集落内等の冠水についての対策はどのように取り組んでいるのか、お尋ねをします。
 第2、ふるさと納税についてお尋ねをします。
○議長(永野利則君)
 児玉議員は、2点目は一般質問席のほうからお願いします。
○7番(児玉実隆君)
 そうですか。
 それでは、一般質問席のほうから2点目は質問をさせていただきます。
 これで壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 児玉実隆議員の一般質問、1点目の本町強靱化について、順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目の質問でございますが、現在、本町では、各字公民館を含め29施設が指定避難所となっております。平成24年度に6か所の字公民館についてはシャッターを設置し、やすらぎ館とえらぶ長浜館については強化ガラスが設置されているため、このような対策はしてありませんが、それ以外の14か所の字公民館については、平成29年度までに各字区長と協議をして、シャッターや防風戸の設置や飛散防止用のフィルムを貼るなど、対策を講じております。
 次に、2点目でございますが、今回の豪雨による洪水により被災した箇所については、現地確認を行い、今後の水による影響を軽減できる措置を検討する必要があると考えております。
 道路からの水の侵入を極力防ぐよう検討してまいりますが、その他の用地などからの入水などについては、個人間での協議も必要と思いますので、被災者並びに区長さんをはじめとする地域の皆さんと一緒に対策を講じていく必要があるかと考えているところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問には自席から答弁をさせていただきます。
○7番(児玉実隆君)
 特に、私のほうで指定しているやすらぎ館とえらぶ長浜館について、四、五年ぐらい前になると思います、私も実際、強化ガラスということで、遅くまであそこで滞在したりして、いろいろ自分なりに体験をしてみました。
 やはり、35メートルぐらい以上になりますと、強化ガラスであっても非常に膨らみを増して、非常に危ないというふうな感じを受けました。そういうことから、避難している方々が、やはり公民館の真ん中ふうに集まってきだすという傾向を見ております。なぜかというと、やっぱりそういう話でありました。
 そういうことから、近年の台風が非常に大型化をして、さきの10号は50メートルから70メートルだというふうに言われております。このような台風が来たときに、強化ガラスでも、やっぱり飛来物というようなものが飛んできたときには、あれだけ広いガラスであれば、これはもう割れてしまうだろうというような懸念をするわけです。
 どうですか、ひとつそういう強化ガラス、実験等、テレビの中でもいろいろ見ておりますけれども、ぜひ、私はこの雨戸が必要じゃないかと。やっぱり安全ということを確保するためには、やっぱり先に物事は実施しておくということが大事じゃないかと思いますけれども、いかがですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 先ほど、町長が答弁したとおり、各やすらぎ館と長浜館以外は雨戸を設置してございます。シャッターもでございますけれども、やすらぎ館とえらぶ長浜館につきましては、強化ガラスということで、当時の区長等と協議をして、設置をしてございませんけれども、この間の台風9号のときにやすらぎ館を確認したら、やっぱり風向きによっては入り口のほうから入れないような状況も見てとれましたので、そういういろんなことを考慮すると、雨戸が必要な箇所も出てくるのかなというのを感じておりますので、その設置方法等について、また検討していかなければいけないと思いますので、各集落の区長さん等からの要望があれば、検討して、設置に向けて進めていきたいと思っております。
 また、今月の区長会においても、これまで設置が必要なかった場所にも設置してほしいという要望等も出てきておりますので、そういうことも含めまして、現場を確認して、設置方法等について検討していかなければいけないと思っているところでございます。
○7番(児玉実隆君)
 ぜひ、やっぱりそれは実施していただきたい。本町は、安心・安全なまちづくりというようなことを打ち出しておる以上は、やっぱり町民にしっかりした避難所を提供して、安心して避難していただきたいというふうに思っているものであります。
 それで、課長、来年の当初予算等への予算への組立てはいかがですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 議員もおっしゃっているとおり、住民が安心して避難できる場所を確保するのが行政の務めでございますので、先ほども言いましたように、どこどこに設置すればいいのかというのも協議しながら、また経費についても、作業の方法等もいろいろ工夫が必要かと思われますので、そういうのも含めまして、当初予算に計上できると言い切れませんけれども、また今年度の各種災害もありましたので、そういうものとも予算を検討して、今年度になるのか来年度になるのか、まだ未定ではございますけれども、設置に向けては予算措置をしていきたいと考えているところでございます。
○7番(児玉実隆君)
 ぜひ、当初予算に組み入れていただいて、6月末から台風が襲来してきますので、本町は、そこに間に合うように、ぜひ検討していただきたいというふうに強く要望しておきたいと思います。
 それでは、第2問目にいきます。
 温暖化に伴う気候の変動で、豪雨が非常に発生をしております。本町でも、先ほどより、池田議員のほうからも質問がありましたけれども、今現在、私が住んでいるこの手々知名という集落においてですが、毎年のように、もう同じ箇所が毎年のように被害を受けております。もうこれは、この一、二年の話ではございません。もう、私が最初の議員になる前からそういう話が出ておりまして、毎度のこと、役場の担当課のほうに集落の長がお願いしたりして行っておりますけれども、いまだかつて手が加えられていないという状況であります。
 これはなぜか、担当課長、答弁できますか。
○土木課長(和田清良君)
 お答えします。
 手々知名字の水害等について、道路水害、今回の雨では大分側溝からあふれた水が流れてきたということで、字の区長さんといろいろ相談をしながら、土木課としては、現在ある水路がちょっと狭いということで、その水路の上のほうに縦断側溝を造って、水はけをもうちょっと対策できないかということで、現在、検討しているところでございます。
 道路災害、結構今回ありまして、5件が道路災害で県のほうに申請を上げる予定にしてございます。それ以外では、3か所、4か所、町単でしないといけないということで、どうしても予算が伴いますので、補正なりで対応していくことで、今、検討しているところでございます。
○7番(児玉実隆君)
 検討をされているということであるようですが、これ、もう何年も前から検討、検討、区長さんが担当課のほうに行ったら、優先順位がありますのでとか、そういうことを言われて帰ってくるというようなことが起きているようです。
 現在、この間、これは6月22日と8月28日、写真があります。撮ってきてあります。朝の5時からの写真です。こういった写真、テレビでちょっとできますかね、こういったような写真ですね。これは、もう側溝じゃないですよね、道路いっぱい水があふれ出て流れている。そして、一番下のほうの家のところには、8月27日のときには、この牛の餌用に巻いた草、7個転がって、家の前でストップしているんです。その家は床下浸水です。こういう状態が、もう七、八年も前から続いているわけですよね。しかし、いまだかつて全然何の手も加えられていない。
 これを少し見てもらえますかね。8月27日には、4時半頃、消防団に電話をして要請しまして、来てもらって、そして第1波が来たのは国頭の1人の方でした。素早く来ていただいて、ああ、これはもう大変だということで、じゃ、土のうを作ってこようということで、土のうを作りに行ってもらって、そして土のうを作ってきたのが第1分団のほうで来てくれました。20個余りの土のうを持ってきて、住宅地に流れ入ってくる水をストップしてということでありましたけれども、もうそれも大体発生して1時間後ですので、やや収まりつつあるといった状態の中でやったわけです。
 やはり、何回も同じところがやられているけれども、町としては今年も、今年度のこの土木課の事業計画出ていますけれども、全くその箇所が入っていない。人の人命、家屋、財産を大事にしようという下で、こういう事業を優先してやっていって、大事なこの被害を受けている場所の事業は後回しにするというのは、これはあってはならないというふうに思っているところです。
 土木課長、ぜひ急速な、優先順位とかじゃなくて、私はこの事業が一番、優先第1位と思っております、ほかの事業よりも。ぜひ、それを優先としてやってもらえるのかどうか、ご答弁願えますか。
○土木課長(和田清良君)
 先ほども言いましたけれども、事業というのは、災害事業で対応するのか、あとは町単でするのかということになります。
 災害事業ですると、緊急性があるところに関しましては時間がどうしてもかかって、町民に迷惑をかけるということでございますので、今回の災害については町単で工事をすぐ進めるように、現在、進めているところでございますので、いましばらくお待ちくださいということでお願いしたいと思います。
○7番(児玉実隆君)
 もうしばらくということでありますので、大体でよろしいですから、目安のつく月日が分かりましたら、それをいつ頃までには目安がつくという形で答弁願えますか。
○土木課長(和田清良君)
 お答えします。
 道路維持の予算が、現在、当初に組んである予算がもう大分少なくなりまして、各字の道路の修繕等で大分使っております。今回、また災害等で予算を計上してございますので、今回の議会で予算が通過しましたら、即、手をかけていきたいというふうに考えております。
○7番(児玉実隆君)
 ぜひ、町民の安心・安全、人命、そして財産を守るためにも、やっぱりそのようなことから率先してやっていただきたい。そうすることによって、町民が行政に対する信頼というものが生まれてくるし、和泊町の職員の人たちが、やっぱりこういうことが起きているのに、そこを見逃してまでどうのこうのということじゃないだろうと言われることのないように、ぜひやっていただきたい。課長には強く要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それでは、大きな第2、ふるさと納税についてお聞きします。
 本年度、寄附金の現状や取組はどうなっているのか、また2019年度の納税額が減少をしておりますが、なぜそうなったのか、お聞きします。
○町長(伊地知実利君)
 大きな2点目、ふるさと納税についてお答えをいたします。
 本年度の4月から8月までの寄附金額は2,066万4,000円で、寄附件数は6,685件となっております。昨年度の4月から8月までの寄附金額は1,153万6,000円で、寄附件数は327件となっており、比較すると、寄附金額は912万8,000円の増額、寄附件数は6,358件の増となっております。
 昨年度より増額となった理由としましては、2つのふるさと納税ポータルサイトを新たに開設したことが要因と考えております。
 また、寄附件数が大幅に伸びた理由としましては、寄附金額の幅を広げ、1,000円の調味料類やかりんとう、乾燥キクラゲなどが寄附件数の多くを占めているためです。
 今後も、寄附しやすい金額の返礼品により、多くの方々に和泊町を知っていただき、他の返礼品への波及効果を期待するとともに、各返礼品の魅力が伝えられるよう、訴求力の高いウェブページのつくり込みを行い、魅力向上に努めたいと考えております。
 また、鹿児島銀行との連携協定を機会に、新たなポータルサイトの開設と企業版ふるさと納税にも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わります。
○7番(児玉実隆君)
 今、町長からの答弁では、今年は増えているというようなことであったようですが、2018年度から2019年度、いろんな報道等によりますと、やはりちょっと思わしくないというか、なぜそうなったのかなというようなことが発生しているようです。
 和泊町は、2018年が5,915万4,000円、そして2019年度が4,212万9,000円、約1,700万の減。それに対して、いわゆる寄附件数は、2019年度の減っているほうが約5倍増えているんですよ。5倍増えているのに、去年は1,700万の減というようなことになっているようですが、企画課長、この理由が分からないと、これからの寄附金額の増額は望めなくなってくるんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがですか。
○企画課長(林 義仁君)
 お答えします。
 平成30年度には、旅行クーポン券、パックとかそこら付近の県内の利用が可能ということで、かなり平成29年度には8,682万円のふるさと納税の寄附がありましたが、先ほど申しました平成30年度には旅行クーポン券の県内利用が町内利用に改正になりまして、5,915万円の減少になっております。
 それと、令和元年度には法改正が行われまして、返礼品は3割以下で地元産品に限る、過度な広告をしないなど規制が厳しくなりまして、4,213万円まで減少しております。
 なぜ件数が減ったかといいますと、先ほど申しました旅行クーポン券、約10万円ほどの寄附金に対しまして、旅行クーポン券が県内利用されているということと、件数が増えた理由は、先ほど町長が答弁しました、寄附金額の幅を広げ、1,000円からの寄附金額の調味料やかりんとう、乾燥キクラゲなど、そこら付近の件数の増えた関係だということです。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 増えることは、私は大変いいことだと思います。いろいろな財源に使っていただける大切なふるさと納税、地方創生の中で生まれた大切な制度じゃないかと思っております。
 ところによって、各市町村等では、やはり自分の産地以外のところから目玉商品として商品を依頼し、そしていろいろな形で増額を望んでいるというふうに考えてやっているようです。
 町内では、まずこれは、今言われたように、納税額の3割未満という返礼品の金額だそうですが、これを違反した場合には、いわゆる、その話によりますと2年間の停止処分が下るというようなことがあるようですが、その点はいかがですか。
○企画課長(林 義仁君)
 毎年、総務省の返礼品の審査によりまして、総務大臣より市町村の指定を受けておりますので、そこは審査を受けて認定されております。
 以上です。
○7番(児玉実隆君)
 ぜひ、取り組んでいただきたい。
 この2018年、19年度の資料等を見ますと、和泊町は12市町村の中で下から3番目なんですね、金額で。それに加えて、瀬戸内町などは16億4,700万、19年度が。和泊町は4,200万、そういう形で、件数にしても瀬戸内町のほうが19年度は少ないんですよ。約500近く件数も少ないんだけれども、瀬戸内町は16億4,700万という寄附額が入ってきているという現状なんです。
 本町も、やっぱりそういうところをいろいろと研究して、これからその増額をどのようにしてやっていけばいいか、あるいは返礼品にしても、ただ多く増やすだけで、今度は選択肢に困ってしまうということになってきやせんかというようなことも考えられます。本町でも、このようにしてパンフレットでたくさんの品が出ておりますけれども、やっぱりぱっと見て、ああ、これはいいなというような目玉商品といいますか、そういったような製品が開発されていないような気がいたします。この辺を、企画課長としてはどのように推進して計画を練っていくのか、お聞かせ願えますか。
○企画課長(林 義仁君)
 先ほど、瀬戸内町の話がありましたが、寄附額が16億という話でしたが、1億6,000万の間違いじゃないかなと。
(「ごめんなさい」と呼ぶ者あり)
○企画課長(林 義仁君)
 ということで、和泊町は、先ほども申しましたように、件数が多いのに、なぜ寄附額が少ないのかというところも、その返礼品の寄附額の単価がどうしても低いというところで、件数は多くなってきております。
 それを踏まえまして、この返礼品件数が多いというところで、和泊町のポータルサイトを見ていただいて、これから和泊町を知ってもらい、そういう形で特産品の開発など、そういうほうを進めて、和泊町ふるさと納税寄附額を増やしていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(永野利則君)
 児玉議員は、先ほどの数字を訂正してください。
○7番(児玉実隆君)
 先ほどの瀬戸内町の金額等に対しての訂正をさせていただきます。
 16億4,000万円と言われたのを1億6,400万円に訂正していただきたいと思います。
 やはり、この12市町村でも非常に金額等が低いということで懸念をしているわけですから、ぜひ企画課のほうでもまた新しいアイデアを出し合って、ぜひ、ほかの市町村とせめて肩を並べられるぐらいの金額を集めるように努力していただければなというふうに考えております。
 これは、最後に企画課長の意思と気持ちを聞いて、私の質問を終わります。
○企画課長(林 義仁君)
 ありがとうございます。
 これから、ふるさと納税、鹿児島銀行との友好提携結んでおります。それと、今年度から、ふるさと一番というポータルサイトも開口し、ポータルサイトを5つにして、ふるさと納税の増額に向けて取り組んでいくことと、先ほど答弁にもありましたが、企業版ふるさと納税の登録、広く寄附を呼びかけて、いろいろ地方創生の事業等取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(永野利則君)
 これで児玉実隆君の一般質問を終わります。