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更新日:2021年3月23日

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令和2年第3回定例会

第1日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和2年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和2年9月29日(火曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第1号)
     ○開会の宣告
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 会期の決定
     ○日程第3 諸般の報告
     ○日程第4 行政報告
     ○日程第5 報告
     ○日程第6 一般質問
            ・池田正一議員
            ・児玉実隆議員
            ・山口明日香議員
            ・東 弘明議員

     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  山 口 明日香 君      2番  島 田 浩 樹 君
        3番  森   富 隆 君      4番  川 畑 宏 一 君
        5番  池 田 正 一 君      6番  喜 井 和 夫 君
        7番  児 玉 実 隆 君      8番  東   弘 明 君
        9番  中 田 隆 洋 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 有馬清武君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、うがみやぶらー、おはようございます。
     ただいまより令和2年第3回議会定例会を開会いたします。
     本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、山口明日香君及び島田浩樹君を指名します。

    △ 日程第2 会期の決定
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、会期決定の件を議題とします。
     お諮りします。
     本定例会の会期は、本日から10月8日までの10日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、会期は本日から10月8日までの10日間に決定しました。
     なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会期日程表のとおりであります。

    △ 日程第3 諸般の報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、諸般の報告を行います。
     諸般の報告につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。

    △ 日程第4 行政報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、行政報告を行います。
    ○町長(伊地知実利君)
     改めまして、おはようございます。
     令和2年第2回和泊町議会定例会以後の行政についてご報告いたしますが、既に詳しくは皆さんのお手元にお配りしたとおりでございますが、3点について、付け加えてご報告いたします。
     まず、6月23日に日本エアコミューター株式会社取締役会・定時株主総会が開催され、出席をいたしました。平成31年4月1日から令和2年3月31日までの会社の現況、事業の経過、その対策について、次のように報告がありました。
     当年度における経営環境は、日本国内においては、10月の消費税増税による経営減速の懸念に加え、多くの自然災害に見舞われるなど、不安要素はあったものの、インバウンド消費の急速な成長や国内需要の拡大などから、全体的には顕著に推移しておりました。
     しかしながら、2020年1月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、世界経済及び国内経済は大きな打撃を受け、甚大な景気悪化となりました。
     さらに、5月に発生した屋久島豪雨災害による需要低迷や、夏季に連続して発生した大型台風の影響による欠航便の増加、新型コロナウイルス感染拡大を受けたイベント及び外出の自粛要請による急速な需要落ち込み、そして航空事故並びに重大インシデントの発生など、多くの課題に直面する1年でもありました。
     その結果、旅客数は前事業年度比12.4%減の63万4,000人、営業収益は前事業年度比6.3%減の121億8,400万円となりました。営業費用は、運行経費の減少などにより、前事業年度比4.4%減の129億2,800万円となり、営業損失は7億4,300万円、当期純損失は13億7,100万円となりました。以上により、当期末の配当につきましては、当期純損失を計上したこと並びに財務体質の健全性を確保するために、昨年期に続き無配となりました。
     改善対策としては、2020年1月以降、新型コロナウイルス感染拡大により急速に減少した航空需要は、当社の経営に多大な影響を及ぼし、極めて厳しい経営環境の中であります。この厳しい状況を会社一丸となって耐え抜き、2019年度に移行を完了したATR型機1機種体制によるメリットを最大限生かして、2020年度はさらなる業務効率化を進め、JACビジョンの実現に向けて着実に取り組み、経営改善を図り、新型コロナウイルス感染症終息後の再飛躍に備えていくとしております。
     次に、8月5日に離島行政懇談会が開催されました。会には、県議会から離島振興議員連盟議員、県から各部課長、県内離島首長が出席をし、各地域の課題について意見交換が行われ、奄美からは次の2点について提案をいたしました。
     まず1点目、離島における感染症対策の体制強化について。
     新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が解除されたところですが、医療体制が脆弱な離島においては、今後も感染症予防の取組は重要なものとなります。住民の健康と生命を守るため、下記事項について要望をします。
     1、積極的な情報の提供。
     住民間で無用な混乱や誤解が生じないよう、情報開示基準を明らかにした上で、感染状況の最新情報を提供できる仕組みづくり。
     2、感染症対策のマニュアルの整備。
     感染者発覚時や当該搬送時の保健所、医療機関、行政の役割分担を具体的に明示したマニュアルの整備。
     3、関係機関の連携強化。
     感染対策への円滑な取組を図るための保健所、医療機関、行政などを構成員とした協議体の設置。
     4、医療提供体制の強化。
     離島においては、医療提供能力に限界があり、感染者の受入れについては重要な課題となっているため、当該搬送を含めた医療提供体制の構築。
     2点目は、輸送コストの低減化についてであります。
     奄美群島振興開発特別措置法の延長に伴い、奄美群島農林水産等輸送コスト支援事業の拡充により、原材料、加工品が追加され、各市町村において対象品目を追加しております。宅配便については、料金が一律であることから、条件不利性に当たらないとして対象外となっていますが、離島の産業振興において、輸送コストは大きな課題であり、特産品などの販路拡大に多大な影響を与えております。
     離島における産業振興は、本土と比較すると内需は脆弱なため、外貨を稼ぐことが重要となりますが、その外貨獲得に当たっては、離島の条件不利性の克服が最大の課題であります。条件不利性は、離島において、資本力、人材確保、製造販売コストなど多岐にわたり、運賃や輸送コスト問題はその一部であります。
     奄美群島農林水産物等輸送コスト支援事業及び対象外である宅配便輸送も含め、離島の輸送コストは本土並みではなく、より低減化されることにより、条件不利性を解消し、産業振興の一助となるようさらなるご配慮をお願いしたい。
     以上の2点について要望いたしました。
     次に、9月3日に南栄糖業株式会社の株主総会が開催され、令和元年7月1日から令和2年6月30日までの事業経過について、次のように報告がありました。
     鹿児島県のサトウキビ生産は、サトウキビ増産計画に基づき、関係機関、団体と一体になって増産対策に取り組むとともに、農家の高齢化や構造的変化に対応した担い手、地域営農の組織体制づくりなどに取り組んでおります。
     本島の元年産においては、初期生育や分けつがやや遅延したものの、その後は気温の上昇とともに適度な降雨にも恵まれ、後半の台風被害も軽微であったため、南栄糖業の元年産につきまして、収穫面積は5年連続の1,500ヘクタール超えの1,605ヘクタールとなりました。10アール当たりの収量は5,170キログラム、前期比40キロ減となったものの、生産量につきましては8万2,979トンとなり、当初見込み8万369トンに対し2,610トン増となりました。買入れかんしょ糖度につきましては14.69度となり、過去10年間で2番目に高い結果となり、工場成績においても、蔗中ブリックスが17.68度と高く、製品歩留り実績も12.31%となりました。その結果、当期総売上高15億4,531万8,000円、前期比7,336万2,000円増となり、経常利益も3億7,046万2,000円、前期比2,164万2,000円増となりました。当期純利益は2億4,560万3,000円、前期比1,480万8,000円の増となり、純資産合計は15億9,531万8,000円となりました。以上の報告がありました。
     以上で行政報告を終わらせていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     これで行政報告を終わります。

    △ 日程第5 報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、報告第3号、財政健全化判断比率について、報告第4号、資金不足比率について、報告第5号、放棄した市債権の報告については、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。

第1日(2)

発言者

  • 池田 正一

発言内容

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  • △ 日程第6 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、一般質問を行います。
     通告に従って、順次発言を許します。
    ○5番(池田正一君)
     うがみやぶらー、町民の皆様、ドゥクサシイウヤボエ。
     フヌヤは大雨が降ったヤ、ウヒサの台風がキチャヤシーウヤブサヤ、まずはドゥの命ドゥ一番大事ディロド。ナマカラム、ガンシャの災害はイジユンカモワカラシガ、まずはドゥシ気をつけてヨウジョウシィタボレよ。
     議席5番、池田正一です。
     サンサンテレビで議会中継をご覧になっている皆様、今議会より、議会議員構成も新たになりました。町民の皆様の負託を受け、この場に立てることをとてもうれしく思っております。皆様の期待に応えられるよう頑張りたいと思います。これからも和泊町議会、よろしくお願いいたします。
     令和2年第3回定例会において、一般質問を2点通告いたしております。
     壇上よりは1点目をさせていただきます。
     冒頭でも申しましたが、予定外、予想外の大雨または台風の巨大化、大型化が昨今は見られております。その場合、和泊町の皆様は自助・共助・公助の精神で、どうかこういった災害等を乗り切れていけたらいいなと思っております。
     では、1つ目の質問をいたします。
     1、災害対策について。
     ①8月の豪雨により、床上、床下浸水の被害はどのような状況だったのか。また、浸水の原因追求及び対策等は講じているのか、お尋ねします。
     ②台風等の災害時による避難所に、トイレ等の設備が屋内に整備されている学校施設等を利用できないか。
     以上、質問いたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の一般質問、1点目の災害対策について、順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目の質問でございます。
     8月27日午前5時46分に発表された大雨警報によると、午前5時から午後6時までの1時間に75.5ミリの雨が観測され、被害状況としては、住家の床下浸水8件、非住家においては床上浸水2件を確認いたしております。
     永嶺字、手々知名字、国頭字、西原字、和泊字においては、消防団員による土のう設置やポンプによる排水作業を行いました。
     浸水の主な原因については、短時間に降った大雨が1か所に集中し、排水が追いつかなかったのではないかと考えているところでございます。
     今後の対策としては、日頃から周辺水路の泥上げの周知や、自主防災組織などによる大雨時期前の土のう作成などを実施し、突発的な大雨についても早期に対応できるよう、事前の準備をしっかりとしていきたいと考えているところでございます。
     次に、2点目の質問でございます。
     現在、本町では、各字公民館を含め29施設が指定避難所となっております。
     台風10号対策については、気象庁の異例の発表を受け、早めの対策及び避難を呼びかけ、17か所の避難所に最大で126世帯、205名が避難をいたしました。
     事前に多くの避難者が見込まれたため、開場した各字公民館の許容人数を超えた場合には学校施設の開場も検討し、字区長から要請のあった避難所には役場職員を配置して避難者対策を実施いたしました。
     避難者が一番多かった、やすらぎ館には20世帯、42名が避難をいたしましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施しても、避難所の許容人数としては十分な空間があり、学校施設の開場までは必要ないと判断したところでございます。
     学校施設においては、非常用電源が未整備であり、また台風通過後には授業も始まることから、町民の皆さんが安心・安全に避難していただくためには、防風戸や非常用発電機が整備されている各字公民館に避難していただくことが最善だと考え、このような対策を講じています。
     なお、住家などに甚大な被害が発生した場合には、学校施設も開場し、災害復旧に全力を尽くしてまいります。
     今後も、災害対策については十分に検討するとともに、状況を的確に判断し、慎重に対応してまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から答弁をさせていただきます。
    ○5番(池田正一君)
     それでは、担当課長のほうにお聞きしていきたいと思います。
     先ほど、それぞれ字でこういった被害があったというので、それぞれ字のほうの被害件数等をもう一度詳しくお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     被害状況につきましては、床下浸水が永嶺字、西原字、手々知名字、国頭字で発生をしております。非住家につきましては、床上浸水相当が国頭字と和字で発生をしているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     それぞれ件数は分からないんでしょうか。永嶺字で何件でした、国頭で何件でした、西原で何件でしたとか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     それでは、字別の件数につきまして、永嶺字が2件、西原字が2件、手々知名字が1件、国頭字が2件、和泊字が1件、非住家につきましては、国頭字が1件、和字が1件となっております。
    ○5番(池田正一君)
     数年前にも、たしか大雨が降って、つかったところもあると思うんですが、その際にもつかったところばかりなのでしょうか、床下浸水や床上浸水。それとも、今度また新たに幾つか増えてきたのでしょうか、お尋ねします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     今回、被災した住家につきましては、以前も被災した住家が主でありまして、被災した家屋等を巡回して確認したんですけれども、やっぱり先ほど町長の答弁にもありましたけれども、短時間に大雨が降って、その雨が排水できないという状況の家屋が見受けられましたので、今後はそういう事前の対策を自助ですることも必要ではないかなと強く感じているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     先ほど、今、課長からの答弁で、前回にも遭ったところがまた同じくして起こってしまったと、それを自助でしていくように指導していくということでもありましたが、前回起こったというのは、その後の対策がやっぱりされていなかったということは、また次も起こり得ると。こういった最近のこの天候では、一気にこれだけの大雨が降ることはもう予想されることですから、その場合でしたら、やはりお年寄りとかそういった方々が住んでいるところは、自助でしてくれといってもできません。自分でそれぞれのお金を出してくれといっても、なかなかできません。
     私も、今回のつかったところ、私の校区内で、まず国頭と西原とを少し見に行きました。やはり本当、同じところでした。
     国頭の床上浸水したのも腰ぐらいまで、前回もそこはつかって、中に住んでおられる方が1m以上の台の上にちょこんと座って、茫然として水の上に座っておられました。今回は、まだちょうど住んでいなかったんですけれども、荷物等全部、そこにまた引っ越して住もうという方がおって、荷物をやって、それが全部家の中でぷかぷか浮いていると、これはもう使い道はありません。それは、もう総務課のほうで罹災証明を頂いて、全部越山のほうに処分したと聞いております。
     結局、同じところで起こったことは、同じように起こっているんです。原因も、ある程度把握されていると思います。次は、もう対策です。土のう等、そういったものでこれができるんでしょうか。やはり、側溝等、ある程度大きく、そこから水が入ってくるんで、その家等に水が入らなくしようという努力というか、そういったアドバイス等もするべきなのではないでしょうか。
     西原の方いわく、もう来るの分かったから、とにかく水が止まらないように、床下とかにあった水をせき止めるであろうもの全部どかして、さあさあ流して何とか水位を下げていたと聞きました。
     ということで、必ずもう来るのです。来るんですけれども、どこから来るか、それもあまり分からない。その水が一気に増えてきます。それを止める手だてはいかがでしょう、ないのでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     今回の大雨は、1時間に76ミリという非常に多量の降雨でございました。
     国頭の浸水された方にお話を伺ったんですけれども、道路からの雨はあまり入ってこなかったと、取りあえず降った雨がすごかったということをお伺いしております。
     また、ほかの浸水のあった家屋については、やっぱりこれ、こういうことを言ったら失礼かもしれませんけれども、家屋の立地条件の非常に悪い場所であったのではないかなという感じを受けましたので、そういう対策については、国頭についても自助で排水ポンプを購入したとかいうことも伺っておりますけれども、やっぱり自助ですることも当然第一なんですけれども、その原因の追求というのは、ため池からの増水であるとか道路からの増水であるとか、あるいは排水路が狭い、小さいということもあろうかと思いますので、そういう公助でできる部分については我々も対策を尽くしてまいりますので、また自助・共助・公助、この3つの助け合いで今後の災害を乗り越えていきたいなと考えているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま、課長のほうから答弁もいただきましたが、もう自助・共助・公助、まさにこの3つはこれからの災害対策に向けて大事なことだと思います。
     ただいま、詰まっているところと見受けられるのも多分あると思いますので、その3つの勾配等からどういうふうに流れていくか、それも本当にしっかり把握して、今までは、例えば国頭の床上までつかるところでしたら、昔はなかったんですね、そういうことが、つかるということがまず、よほどの雨が降っても。縁を少々止めて、そこがもしかしたら詰まっているのかもで、そういう事情もあるかもしれませんが、あれだけの水が、道からも入ってこない、どこから来ているのか、僕も一遍探したんだけれども分からなかったんですよね。そこのところをきっちりと、耕地課ですか、土木課ですか、どこでもしっかりと把握して対策をしていただきたいと思います。
     もう一つ、この前の雨で床下浸水ですか、家の中に水が入っていた家も見ました。それは、今まではなかったんです。それが、横の溝ですか、奥のほうで詰まっているかもしれないという話を聞きました。のぞきに行こうにもあまりにも、なかなか見に行けなかったもので、その後ちょっと気になっていたんですが、その後また、そこは9月にも一瞬、ぱあっと昼から雨がすごく降りまして、そのときにもやはり同じ状況になりました。水が床下のほうまで来て、その方のところも土のうで一生懸命、家のほうには来ないように努力はしていましたけれども、入ってみたら、もうくるぶし以上の水がたまっていて、「だから、正一、こういう状況なんだよ」と言って、僕も見に行ったんですが、隣の家のほうもやっぱり水がたまっておりました。
     ということは、今まではなかったことがそういうふうに出てくるということは、何らかで、どこかで詰まっているんだと思います。
     これは、もしかしたら字のほうでできるのかもしれませんが、その溝を、その方いわくです、かつて、耕地課かな、土木課の方々にしてもらったと、だからそれがその先どうなっているか、私らもどこに出るか、ちょっとはっきり分からないという意見でした。
     私も、またのぞきにも行きたいなとは思うんですけれども、できれば、そういった課の方々でも見て、ここが詰まっているから、ここを直したりしたら通るんじゃないのかなという事案も出てくると思います。そういったことに関して、今回、これだけたくさんありましたけれども、大体もう原因は分かっているんだとは思いますけれども、それに対しての対策、日頃から周辺道路の溝掃除とか土のうをするとか、そういったもので追いつかないぐらいの大雨が降る可能性があります。現にそうでしたから。
     そういった場合の対策方法として、何か具体的な策、ないのでしょうか。それを言ってくださったら、町民の皆さんも住んでいる方々も少しは安心ができると思うんですけれども、いかがでしょう、お尋ねします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     洪水、大雨に対する原因の追求というのは、非常に難しいところもあろうかと思いますけれども、ため池の増水であるとか、先ほども言いましたけれども、側溝の詰まりであるとか、また縁が詰まっているとか、いろんな原因があると思いますんで、それはまた各担当課も災害のあった場所について調査しておりますので、総合的に対策を進めてまいりたいと思います。
    ○5番(池田正一君)
     ということは、前回起こったときに、それぞれ担当課と行ってから、原因等は一応見てはくれたのでしょうか、お尋ねです。たくさんあって大変だと思います。ほかにも、畑等も流される事案もあったと思います。それはもう、この後また同僚議員等から聞かれますから、私のはこの建物のほうです。人が住んでいるところ、命に関わることです。ですので、それぞれ皆様、浸水したよというところには行って、原因等の少しでも、ここが原因だなというのは分かったのでしょうか、お尋ねいたします。
    ○土木課長(和田清良君)
     土木課の災害対策について、道路関係、側溝関係、いろいろ詰まり等の発生で水害が起きたということが、今回、大分多くありました。
     電話連絡でもらったところに関しましては、件数でいいますと33件であったんですけれども、これはもう各字の区長さんで、役場の対応の仕方としては、役場職員を2人つけて、3名で災害の現場に行って確認をするというような体制は、総務課のほうで体制を取っております。
     一番、その災害に対して分かるのは、各字の区長さん、災害担当の方々が理解していると思います。それを受けて、町のほうの土木としても、それに対してどういう対応をしようかということで動いて対策を講じているというような現状でございますので、今後また、その浸水が起きた家に関しましても、字の区長さんとか家の方々がどういう状況であったということで、何が悪いというようなことがはっきり分かれば、それに対して、全体でまた対策を講じていきたいというふうに思います。
    ○5番(池田正一君)
     ということは、それぞれ今までにこの被害のあったところからの各字の区長もしくは家の方々からの報告はないんでしょうか、もう現に幾つか来ているんでしょうか、お尋ねします。
    ○土木課長(和田清良君)
     家屋の浸水に対して、側溝が詰まっているとか道路からの水が多かったとか、そういうことに関しましては、うちのほうには入っていません。その災害に関しては、総務課サイドなり、全体に入ってくるものだと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     今、土木課のほうには報告ないと聞きましたが、総務課のほうではそういったものは、報告はないんでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     被災された方から直接の報告はございませんけれども、先ほど言いましたように、我々のほうでも被災した住宅を巡回して、どういう状況であったのかというのを確認はしております。
    ○5番(池田正一君)
     まさに、この浸水した家に住んでいる皆様方、床下でも床上でも、また雨が少しでも降ってきたら不安になるものなんですよ。その不安を取り除くにはどうするか、それはもう地域の方々と共に、詰まったその原因のところを何とかして作業していくことが一番なんですけれども、その原因の場所が全て特定されないことには動きようもないです。それに、各字もいろいろ忙しくて、なかなか区長さんと字の方々もできる、できないがあると思います。
     ですから、まずは行政のほうで、町のほうで指導、ここがあれだから原因はここなんですとか、まずそれだけでも言ってくれたら、それぞれの家の持ち主の方なり皆さん、行動に移せると思うんです。まずは、行動を移すために、どれを取り除いたらこういった事態が起こらないと、そういった原因が非常に大事だと思います。
     皆さん方で何度か、土木課、耕地課もですかね、総務課等で知恵を出して、原因の追求からまずして、そしてそれに対する対策は、それぞれにこういった対策方法もあるよと教えてあげてください。結構、年配の方々のところも多いもので、やっぱりみんなが不安がっていると思います。
     この雨が、今年2回、大雨が降りましたが、これで終わるはずはないです。これからもいっぱい降ってきます。また、見たら、池からの水が流れ、畑等もいっぱい流されている事案もたくさん見てきました。呼ばれて、私もいっぱい見にも行きました。
     ですから、皆様がまずは原因、これがあるからそれだけの浸水するんだよという、その原因をまず調べて、そして教えてあげてください。皆様だけで持っとっても、それじゃ話になりません。家の方々は不安です。どうしたらそれが少しでも取り除けるかなと思うと思いますので、ぜひそういったものは個別なり、もしくは各字区長さんなり、今回、浸水があった6つの字ですかね、等々の区長さん等には必ずやって、していただきたいと思いますが、していただけるのでしょうか、お尋ねします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     浸水等の原因の追求については、当然していかなければいけないと思っておりますので、やっぱり人としては、今回はすごく大雨で大変だったと、しばらくするとまた忘れてしまったりするという、そういう状況もありますので、なるべく早いうちに、この災害を忘れないうちに、そういう追求についてはしていかなければいけないと思っておりますので、また、するかしないかということですので、します。
    ○5番(池田正一君)
     ぜひ、してください。そう、忘れてしまうんです。だから、もう四、五年前ですかね、つかったところもまた忘れてしまって、同じような状況が続くんです。ですから、ぜひ追求、そして対策等の指導等もぜひしてください。よろしくお願いいたします。
     では続いて、2つ目の質問をお尋ねします。
     台風等、災害時による避難所のトイレ等が設置されている屋内に避難できないか、これをなぜ聞いたかというと、たくさんの子供を持っている親の皆さんから質問がありました。
     うちは元気な子供が2人、3人います。その子らを連れて公民館に行って、お年寄りがみんな避難しているところに連れて行っていいものなのか。間違いなく迷惑をかけると、元気ですもん。うちもそうです。元気な小学生3人います。それを公民館に連れて行ったら、走り回るなりするのはさすがにできません。
     それで、話を聞いたら、皆、もう車の中で、どこどこの倉庫に車ごと入れて、そこで避難するとか、うちも車に避難用のそういうのをして、駐車場で何とか、家が万が一があった場合はそこで過ごそうかというふうに準備しておりました。そういった声が結構あるんです。お子さんを持っている親です、これは。
     ですから、学校施設等に子供がいる親だけでも入れないかと。それが、皆さんに迷惑をかけるから行けないと、そしてホテルに連絡してもホテルも満室だと、行けないと、どうしようかと、それで電話来て、僕も役場のほうにも問合せしましたけれども、そういうのはまだ今のところしていないと、各字のほうから連絡があったらしますといって、僕もまた区長さん等にも連絡したけれども、そういうのはまだないという報告を受けました。
     だから、これからもこのようにでかい巨大な台風が発生する可能性はもうあるわけです。そういったときに、先ほど町長の答弁のほうでは、学校のほうにはまだ防風戸等々がないからという意見も聞きましたけれども、それでもやっぱりみんなが安心して逃げられる場所が欲しいんです。いかがでしょう、学校施設等の開放、考えられないでしょうか、お尋ねいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     避難所については、先ほど町長も答弁しましたけれども、現在は和泊町に29の施設を指定しております。
     まず、我々がお願いするのは、区長さんと連絡を取って、各字の公民館を開場してくださいということをお願いして、避難をしていただいております。
     当然、避難所につきましては、高齢者、それから体の不自由な方、幼児までいろんな方が避難されてくると思います。先ほど、議員がおっしゃいましたように、幼児から乳児もいるかと思われますので、そういう方についても、現在は各字の公民館でお願いしますということでしているのが実情でございます。
     その公民館の収容人員を超えた場合には、学校等の開場も今回も検討して、新型コロナウイルス感染症の関係もありますし、スペース、空間を取りたいということもございましたので、その収容人員の3分の1程度になったら学校施設等の開場も検討をしていたところでございます。
     その避難される方には、個人だけの方もおられますし、また家族単位の方もおられると思いますので、その方々のプライバシー、当然保護しないといけないと思いますので、できるだけそういうところにも配慮しているつもりでございますけれども、現在のところでは、やっぱり一番我々が連絡等も取りやすく、また職員も配置しやすい各字の公民館を第一に避難所として避難していただきたいと思っておりますので、今回もこのような措置を講じたところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     課長の答弁で、今回はという言葉がまた出ました。ということは、このような意見が出た、子供がいる家族は、どうしても子供がほかの子に迷惑かけるから違うところに入れてほしい、当然考える余地はあるべきだと思います。まさに、子供は宝と言うてるじゃないですか。その子供たちが、そういったお年寄りの皆さん等に迷惑をかける。そこで暴れ回ったら、親は怒らざるを得ない、怒ります、怒ってもなかなかそんなもん聞きませんよ。いつまでも暴れてしまいます。となったら、そこに一緒に避難してきた年配の方々、もし体の不自由な方もおられるとします、危ないです、走り回ります、なかなか聞きません、言うことを。
     そういったこともあり得るので、今後の対応として、今してくれじゃないです、今後もこのようなことが起こり得ます。すごい台風が来ます。いや、来ますと宣言しても駄目ですけれども、来る可能性があります。ですから、そういった際、子供がいる家庭の皆さんはどこどこの施設等に行けますよと、こういったことをこれから検討して考えてくれるということは可能でしょうか、お尋ねします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     これまで、高齢者とか体の不自由な方とかが優先して避難をしている状況が見受けられましたので、またそういう家族単位、小さなお子さんや幼児等がいる避難者も今後出てくると思われますので、そういう方の対策については、今後、検討させていただきたいと思います。
    ○5番(池田正一君)
     ぜひ、検討してください。検討って、長いことこれまた時間を置いたら駄目ですよ。こういったものは、どうしてもまた、いつ発生するか分かりません。特に、この秋の台風等も、強い台風等が発生する可能性もあります。そういった場合に、やはり同じようなことが起こってはいけません。
     本当にたくさんの、特に母親の方から電話来ました、聞きました。「できないの、体育館に逃げたら駄目なの」、「何で、公民館を開放しているよ」、「いや、うちの子、この子らだよ、連れて行っていいと思う」って、「そうだね、大変だね」と、うちも含めてですけれども、幼児、乳幼児どころじゃ、もう小学生の子なんか元気盛りです。まず、あんな公民館でずっとじっとしとけって、まず無理です。そういった方々が、例えば体育館ぐらい広いところが一番ベストです。ところが、例えば国頭小学校の体育館でしたら外にトイレがあります。ということは、その台風の中、外に出ないといけません。ああ、きついなと思いました。
     だから、そういった中にトイレ等の施設がある、そういう学校施設、学校施設が一番大きいですもんね。子供たちも慣れています。安心できます。ああ、うちの教室だとか、安心してそこで過ごせることができると思います。これは、ぜひ検討というか、ぜひしてください、していただきたいです。親に安心させてください。
     今回、これだけ国のほうからも台風きついのが来る、もう未曽有の物すごい台風だと言われて、皆さん、焦りましたもんね。そして、ホテル等はもう満室です。そこで、ホテルという手があるかと思って電話したけれども、満室で行けない、どうする、どうする、ほんでもう、じゃ、どうするのって、もう車に食料入れてどこかの倉庫に入れるしかないと、そんな思いはもうさせたくないじゃないですか。車の狭いスペースの中に、子供、家族でいっぱいいるって、もう考えただけでも大変です。
     ぜひ、そういった施設を開放するように、これから考えてみてください。となったら、それぞれ小学校、中学校ありますけれども、例えば一番真っ先に出てくるのは、やっぱり体育館ですよね。その体育館等のトイレ施設等の関係はどうなっていますか、外ですか、中ですか、ほかの学校等も、お尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     体育館の中にトイレがあるのが和泊小学校、和泊中学校の2校のみでございます。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     体育館等の中にトイレ施設があるのは、和小と和中と2つだけと、となったら、ほかはやっぱり体育館の中ではなかなか避難できるという状況ではありません。となったら、学校施設等を開放していただけるように、ぜひ考えて、それを実現してください。総務課長、ぜひそういったふうに、子供のいる親にも安心して避難できる場所を提供してください。そしてまた、今度あるときに、また電話がかかってきて、「正一兄ちゃん、こうこうこうでこうなんだけど、どこに逃げたらいいの。学校開放されているんだろうか」とか、こういった質問等が来ないように、町の防災無線等でもしありましたら、お子様のいる方々はここで、ご年配の方々はここで、分けてもいいじゃないですか。分けるのがベストだと思います。そういった方法が取れるのであれば、ぜひ取っていただきたい。
     また、ほかの字から等も、それぞれの校区の中だったらちょっと遠いですよね、和小に行くにも、例えば出花もいますし伊延もいます。でも、早めにやったら車でも移動できるじゃないですか。そういった中、台風の暴風雨の中、移動というのは危険なことですから、早めにそういった対策等、今回は国のほうであれだけ言われたので、早めの対策だったと思いますけれども、早めの対策、放送等をよろしくお願いしたいと思います。
     総務課長、最後にもう一回だけ、ぜひ、いけるかどうか、検討をどれぐらいで考えていただけるか、お尋ねします。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田議員の質問は、十分に理解はできます。
     ただ、私ども行政側として、避難所を拡大することによって、ここにどうぞ避難しなさいといったときに、事故が起こったとき、誰が責任持つかということもあるので、今、総務課長が、そして担当課長が先ほどから答えているように、各字の公民館を今、一避難所として指定して避難をしていただいているところでございますので、ここには、そういう責任の問題もあるかと思いますが、今のところ、総務課長がお答えしたような対策を取っているところでございますが、先ほどから池田議員が言っておりますように、そういう総合的な判断をこれからしていかないといけないと、そのように思いますので、絶対やりませんとは言いません。そういう安全で、安心して避難ができるような対策を取っていかなければいけないと、そのように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
    ○5番(池田正一君)
     そうです。安心をまず与えること、安心を与えるということは、そういった施設等ができるということが、そこで逃げられるよというのが、まず親御さんにそうやって安心を贈れます。ぜひ、検討して、それぞれ役場の職員も大変だと思いますよ。避難所にそれぞれ派遣するというのも聞いています。ですけど、役場職員の中にも小さいお子様、子供を持っている親もいます。出ていかないといけないですけれども、奥さん等がどういうふうに避難するかとか、そういうのもあります。だから、役場内でもしっかり考えて、ぜひ対応のほうよろしくお願いしたいと思います。しないではないです。ぜひ、お願いいたします。検討してください。
     では続きまして、2つ目の質問をいたしたいと思います。
     2、町主催行事について。
     ①町主催合同金婚式の復活開催はできないか、お尋ねいたします。
     ②来年1月の成人式開催に向けて、新型コロナウイルス感染症対策はどのように講じていくのか、お尋ねします。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の2点目の質問に答弁する前に、私、先ほど1点目の豪雨に対する時間を、「午前5時から午後6時までの1時間」というふうに言ったと、そのように思いますが、ここは「午前6時」の誤りでございますので、訂正をお願いいたしたいと思います。
     それでは、ただいまの質問、町主催行事について、順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目でございますが、合同金婚式については、結婚50周年の節目の年を迎えられたご夫婦への長年のねぎらいとご長寿を祝福するとともに、今後の人生のさらなる充実と発展を願って、町主催による合同金婚式を以前は開催しておりました。
     しかしながら、地方分権の進展や厳しい財政状況など、地方公共団体を取り巻く社会経済情勢が大きく変化している中で、平成11年に本町においても行財政改革大綱を見直し、事務事業の見直しや行政の情報化、組織・機構の見直しなどを行っており、その中で合同金婚式に関しても廃止と決定され、今日まで至っております。
     池田議員ご指摘の復活開催については、非常におめでたいイベントであり、開催を希望するご意見は大変ありがたいことと理解をするところですが、行政としては、多様化する行政課題やニーズへの対応を優先していきたいと、今のところ考えているところでございます。
     次に、2点目につきましては、教育長のほうから答弁をさせたいと思います。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     池田正一議員の2点目の来年1月の成人式開催に向けて、新型コロナウイルス感染症対策はどのように講じていくのかのご質問にお答えします。
     成人式の開催については、6月の第2回議会定例会において、国・県・他市町村の動向、そして感染症状況を考慮しながら慎重に判断しますとお答えしたところです。その後、知名町と意見交換をし、開催の判断は足並みをそろえる必要があると共通認識したところです。
     また、郡内12市町村の動向を確認したところ、8月末現在では、多くの市町村で開催する方向で進めているようであります。
     開催予定市町村の共通した感染予防対策としては、マスク着用、アルコール消毒、検温の徹底、会場の換気、来賓及び保護者の出席者数の制限などであります。
     また、そのほか独自の対策として、祝賀会の中止、式典2週間前からの体調報告などを求める市町村もあるようです。
     本町としましては、成人式は開催する予定ですが、開催する市町村の対応も参考にしながら、万全な感染予防対策を講じてまいります。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     では、まずは金婚式のほうから、もう一度、再度、お尋ねしたいと思います。
     ちょうど、この質問を提出した後に知名町のほうで金婚式等が開催されたみたいで、このように新聞のほうにもでかでかと出ておりました。そして、これを見た町在住の、あと3年、4年ぐらいしたらちょうど金婚式を迎える方等が来られまして、「おい、正一、知名ではこんなにやってるよ」と、「何で和泊ではしてくれないの、私、もうじき金婚式なんだけど、してくれないの」と言われました。ちょうど僕は、だからそのときに、「いえいえ、一応質問として、今回、当局のほうに聞いてみようと思って出していますから、行って聞いてきますから、ぜひこの議会等を見といてください」と答えた経緯があります。
     かつては行われていました。昔、僕もサンサンテレビ等で見た記憶があります。すごく、皆さん、うれしそうに、にこにこして、たくさんの方が出席してやっておられました。
     それで、前回、ちょっと前なんですけれども、知名町の金婚式等でかかった予算等を知名町の役場のほうに問合せいたしました。2018年度でしたけれども、14組の方が出席して、フローラルホテルでしたと言いました。そのときの予算が74万3,000円かかりましたと、担当のほうから聞かせていただきました。それほど、この金婚式等で多額の金額が使われるものではないのかなと、そのとき感じました。今回の知名町では9組ですから、これをさらに低い金額等で行われたのではないかなと思います。
     いろいろあって、一遍は廃止になったイベントではありますが、やはり町民、特に長く結婚して夫婦2人そろっておられる方々は、やはりこういったイベント等に出たいと思うのが本当の気持ちじゃないでしょうか。かつての方々は、いっぱい祝ってもらって、うれしくしておられました。そして、これも50年夫婦をしたら、こういった式典で町のみんなに祝ってもらえるよというのもあります。私たち、50年なんか到底無理ではありますけれども、それが夫婦円満でやっていく秘訣の一つにも、秘訣というか、一つの方策でもないかなと思うんですけれども、さて、いかがでしょう。もう一度、この金婚式のほう、お尋ねいたします。どう考えておられますでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     今、池田議員ご指摘のとおり、以前はこの金婚式につきましては開催をしておりました。その中で、行財政改革委員会の中でもいろいろ議論をして、またその開催している期間中に、夫婦おそろいの皆さんはそのようにお祝いをされて結構かと、そのようにまた喜びがあったかと、そのように思いますが、その行財政改革だけじゃなくして、町民の声が、先に主人が亡くなられた方々が立派に子供を育てて、一生懸命やってきた人たちもいるんですよと、この人たちは、じゃあおそろいでないのでお祝いできないんですかというような意見もございました。いろいろな総合的に、行財政改革もですけれども、総合的に町民の声を聞きながら、そういう判断をしてあると、そのように私は理解をいたしております。
     金婚式は、あくまでも、池田議員指摘のように、他の町村では実施されております。確かに、新聞に載るとか、いいニュースだと、またいいイベントだと、そのように思っておりますし、両方おそろいのみなさんはそれぞれお祝いをされて、そして、もし子育てを独りの手で一生懸命尽くしてきた人、先に亡くなられて独りの親の方々もいらっしゃるというようなことも意見も聞きながら、総合的に判断をして、前回行われておりましたいいイベントを中止にしたという経緯があるかと、そのように思っておりますので、そこら付近を十分に考慮していかないと、考えていかないというと、ただ夫婦おそろいの方々をめでたし、めでたしでいいのかどうかということも考えていかなきゃいけないと、そのように私は思っているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     町長のお考え、気持ちも分かりました。だからといって、和泊町ができないということは、まずないですもんね。
     では、ほかの町ではそういった意見が出ないのか。出ないでしょうかね。知名町ではそういったことが出ないのか、それでもやはりしているのか、そういったことも一遍聞いてみたいものではありますけれども、群島内でこの金婚式等行われている市町村と、もし数等分かりましたらお聞かせいただきたいんですけれども、いかがでしょう。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     南三島のほうをちょっと確認させていただきました。
     与論町のほうが、町ではなくて、長寿クラブ連合会の主催によって開催しているということを聞いております。
     あと、徳之島3町におかれましては、それぞれ町で行っているということを聞いております。
     あと、知名町は、先ほど議員が指摘したとおりです。
    ○5番(池田正一君)
     ということは、南三島では全てが一応行われているということでしょう。徳之島でもやっている、知名でもやっている、与論でも、長寿会主催ではありますけれども、そういったイベントをやっていると。
     ですから、和泊町の皆さんも、やっぱりやりたいという声もあるんです。現に言われていますから、したいと、してくれよと、昔はしたのに何でないんだと。それで、そういった方々の意見も、私たちは独りで育てたよという意見もある、分かります。また、そういった方々はそういった方々で、また新たなイベントを、そやけどそれはさすがにできないですからね、幾つも幾つもイベントばっかりつくるというわけにはいきません。
     でも、ぜひこれはもう一回考えて、町民の皆さんの声も聞いて、復活させるべきか復活させないべきか、考えてみてください。多分、長く夫婦をされている方々は、やっぱりこういったものが励みにもなります。ましてや、知名町であります、皆さん、どうか知名町のほうに手を挙げて参加してください、こんな言えません。与論のほうでやっていますよ、徳之島ではやっていますよ、そこに行ってやってくださいとも言えません。
     ぜひ、皆さん、町長、課長、そして長寿クラブの皆さん、そして各字ですか、区長会等々にも聞いて、こういったイベントは復活していいんじゃないの、やっぱりこれはしないほうがいいのかなと、そういった意見も広くから聞いてみてください。
     私のところには、してくれ、してくれしかないもんで、もうしてくれしかない、やってくれだから、やってとしか言えないんです。でも、そういった反対の意見等もあるかもしれません。そういった意見は私には聞こえてきていませんので、私が聞いた意見をこの場で述べさせてもらっていますので、ぜひ検討はしてみてください。皆さんに聞いてみてください。いかがでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     この件につきましては、先ほども言いましたように、中止にした理由というのはもうお分かりだと、そのように思います。
     ただ、先ほど南課長のほうからもありましたように、自分たちでやるとか、いろんな方法はあるかと、そのように思いますので、そういうのを長寿クラブの皆さんとか、いろんな皆さんに担当課で相談をさせてみたいと思います。
     やってほしいという意見もあるでしょうし、言わば、夫婦おそろいで50年も平和に仲よく過ごしてきたという、その麗しい家庭平和を祝うということも非常に大事なことだと、そのように思いますが、ただ先ほど申し上げましたように、じゃ、こういう理由があるという家庭もあるということも認識をしながら、これはそれぞれの関係団体と相談をさせていただきたいと思います。
    ○5番(池田正一君)
     はい、ぜひこのことに関しては相談して、いろんな方と話をして聞いてみてください。いろんな意見も出てくると思いますけれども、それを参考にして、これからのこういった主催行事をまた復活させるか、させないか、ぜひ考えてみてください。何人もの方が言われてきても、僕がするよというわけにもいきませんからね。僕ではできませんから、ぜひよろしくお願いいたします。
     それでは、2つ目の成人式についてお尋ねしたいと思います。
     前回の6月議会で、私、成人式と敬老会のほうを質問しました。それで、敬老会が7月中に、成人式も8月に判断してくれと、まさに判断してくれたと思います。
     敬老会は、各字それぞれに任せて、やはりしないと。それでも、各字で工夫して、いろいろして長寿の方々をお祝いしているところもありました。とてもよかったとは思っております。
     次は成人式です。やはり、100%島外から来ます。それでも、やっぱりしたい。したいですよ、子供たちは、まず何においてもしたいと思います。
     そして、子供たち、親御さん等の意見等は、これに関して何か聞かれましたでしょうか。それと、場所はどこでするのか、お尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     まず、成人式の会場でございますが、一応和泊中学校の体育館を予定しております。
     それから、今回、新成人の保護者の方々からも、先週、ご意見は確認しているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     ということは、まだ意見の集約はされていないということでしょうね。
     いろんな意見もあるとは思います。しかし、このように、もう知名町も和泊町も成人式をすると、今のところはですね。これからどういった動向になっていくか分かりませんけれども、そのときにはそのときで、もう思い切って途中だけど中止というのもあり得るかもしれません。
     お子様方に関しましては、するよという話ですので、恐らくもう飛行機のチケット等は全て用意等々もされていると思います。ですから、できれば本当、していただきたいなと思います。体育館でしたら、広々とできるのだろうなとは思っております。
     その場合の制限等はどういった、親だけ参加とかでしょうか。ほか、いろいろ、町のほうからとかの参加等もあるのでしょうか。先あれば、お尋ねいたしておきます。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     参加人数の制限でございますが、小学校の入学式等々も含めまして、同じような形で、来賓の出席は制限したいと考えております。
     また、保護者におきましても、各家族1人につきお父さん、お母さん、また1人か2人、多くてですね、一応考えているところでございまして、親戚等々の多くの皆さんでお祝いしたいという方々も参列を、昨年度はされておりましたけれども、今回はこういった状況でございますので、ご理解いただいて、保護者2名までの制限をしたいと考えているところでございます。
    ○5番(池田正一君)
     当然、もう皆さんもこの成人式に向けては、いろいろすったもんだ考えたものだと思います。どうするべきなのか、マスク、アルコール、いろいろありますもんね。全部考えて、課内でももんでやっていることだと思います。ですから、できるならば無事に全員が来て、できて、この和泊町で盛大な成人式ができることを希望はいたしております。
     その後は、宴会等するかどうかは、もうそれぞれの親、子供たちで決めることだと思いますので、まずはこの体育館でする成人式、盛大にできたらいいなと思っております。それに向けても、ぜひこのコロナ対策はしっかりとして、コロナに負けない成人式で頑張っていただきたいと思います。
     以上で私の一般質問のほうは終わりたいと思いますが、今日質問いたしましたこれ全て、町民の皆さんが私に言うてきたことです。それを自分なりに考えて、精査して、させていただきました。これから、もうこの和泊町が少しでもよくなるためには、一つ一つ、このような問題等があるのを、一つ一つでもいいです、少しずつでもいいです、解決していくことが町民のためになることだと信じております。これからも、4年間、いろいろとあるでしょうが、よろしくお願いいたしたいと思います。
     これで私の一般質問を終わらせていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     これで池田正一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時39分

第1日(3)

発言者

  • 児玉 実隆

発言内容

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  • 再 開 午前10時55分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、児玉実隆君の一般質問を許します。
    ○7番(児玉実隆君)
     町民の皆さん、こんにちは。
     8月30日に行われました議会議員選挙で温かい支持をいただきありがとうございます。お礼を申し上げます。
     私は、第3回定例会において、2点通告してありますので、質問をさせていただきます。
     第1、本町強靱化について。
     ①近年の台風が大型化していることから、防風対策として、町指定避難場所であります、やすらぎ館、えらぶ長浜館等に雨戸の設置ができないか、お尋ねをいたします。
     ②温暖化に伴う気候変動による豪雨災害が各地で発生をしております。洪水対策として、集落内等の冠水についての対策はどのように取り組んでいるのか、お尋ねをします。
     第2、ふるさと納税についてお尋ねをします。
    ○議長(永野利則君)
     児玉議員は、2点目は一般質問席のほうからお願いします。
    ○7番(児玉実隆君)
     そうですか。
     それでは、一般質問席のほうから2点目は質問をさせていただきます。
     これで壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     児玉実隆議員の一般質問、1点目の本町強靱化について、順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目の質問でございますが、現在、本町では、各字公民館を含め29施設が指定避難所となっております。平成24年度に6か所の字公民館についてはシャッターを設置し、やすらぎ館とえらぶ長浜館については強化ガラスが設置されているため、このような対策はしてありませんが、それ以外の14か所の字公民館については、平成29年度までに各字区長と協議をして、シャッターや防風戸の設置や飛散防止用のフィルムを貼るなど、対策を講じております。
     次に、2点目でございますが、今回の豪雨による洪水により被災した箇所については、現地確認を行い、今後の水による影響を軽減できる措置を検討する必要があると考えております。
     道路からの水の侵入を極力防ぐよう検討してまいりますが、その他の用地などからの入水などについては、個人間での協議も必要と思いますので、被災者並びに区長さんをはじめとする地域の皆さんと一緒に対策を講じていく必要があるかと考えているところでございます。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問には自席から答弁をさせていただきます。
    ○7番(児玉実隆君)
     特に、私のほうで指定しているやすらぎ館とえらぶ長浜館について、四、五年ぐらい前になると思います、私も実際、強化ガラスということで、遅くまであそこで滞在したりして、いろいろ自分なりに体験をしてみました。
     やはり、35メートルぐらい以上になりますと、強化ガラスであっても非常に膨らみを増して、非常に危ないというふうな感じを受けました。そういうことから、避難している方々が、やはり公民館の真ん中ふうに集まってきだすという傾向を見ております。なぜかというと、やっぱりそういう話でありました。
     そういうことから、近年の台風が非常に大型化をして、さきの10号は50メートルから70メートルだというふうに言われております。このような台風が来たときに、強化ガラスでも、やっぱり飛来物というようなものが飛んできたときには、あれだけ広いガラスであれば、これはもう割れてしまうだろうというような懸念をするわけです。
     どうですか、ひとつそういう強化ガラス、実験等、テレビの中でもいろいろ見ておりますけれども、ぜひ、私はこの雨戸が必要じゃないかと。やっぱり安全ということを確保するためには、やっぱり先に物事は実施しておくということが大事じゃないかと思いますけれども、いかがですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     先ほど、町長が答弁したとおり、各やすらぎ館と長浜館以外は雨戸を設置してございます。シャッターもでございますけれども、やすらぎ館とえらぶ長浜館につきましては、強化ガラスということで、当時の区長等と協議をして、設置をしてございませんけれども、この間の台風9号のときにやすらぎ館を確認したら、やっぱり風向きによっては入り口のほうから入れないような状況も見てとれましたので、そういういろんなことを考慮すると、雨戸が必要な箇所も出てくるのかなというのを感じておりますので、その設置方法等について、また検討していかなければいけないと思いますので、各集落の区長さん等からの要望があれば、検討して、設置に向けて進めていきたいと思っております。
     また、今月の区長会においても、これまで設置が必要なかった場所にも設置してほしいという要望等も出てきておりますので、そういうことも含めまして、現場を確認して、設置方法等について検討していかなければいけないと思っているところでございます。
    ○7番(児玉実隆君)
     ぜひ、やっぱりそれは実施していただきたい。本町は、安心・安全なまちづくりというようなことを打ち出しておる以上は、やっぱり町民にしっかりした避難所を提供して、安心して避難していただきたいというふうに思っているものであります。
     それで、課長、来年の当初予算等への予算への組立てはいかがですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     議員もおっしゃっているとおり、住民が安心して避難できる場所を確保するのが行政の務めでございますので、先ほども言いましたように、どこどこに設置すればいいのかというのも協議しながら、また経費についても、作業の方法等もいろいろ工夫が必要かと思われますので、そういうのも含めまして、当初予算に計上できると言い切れませんけれども、また今年度の各種災害もありましたので、そういうものとも予算を検討して、今年度になるのか来年度になるのか、まだ未定ではございますけれども、設置に向けては予算措置をしていきたいと考えているところでございます。
    ○7番(児玉実隆君)
     ぜひ、当初予算に組み入れていただいて、6月末から台風が襲来してきますので、本町は、そこに間に合うように、ぜひ検討していただきたいというふうに強く要望しておきたいと思います。
     それでは、第2問目にいきます。
     温暖化に伴う気候の変動で、豪雨が非常に発生をしております。本町でも、先ほどより、池田議員のほうからも質問がありましたけれども、今現在、私が住んでいるこの手々知名という集落においてですが、毎年のように、もう同じ箇所が毎年のように被害を受けております。もうこれは、この一、二年の話ではございません。もう、私が最初の議員になる前からそういう話が出ておりまして、毎度のこと、役場の担当課のほうに集落の長がお願いしたりして行っておりますけれども、いまだかつて手が加えられていないという状況であります。
     これはなぜか、担当課長、答弁できますか。
    ○土木課長(和田清良君)
     お答えします。
     手々知名字の水害等について、道路水害、今回の雨では大分側溝からあふれた水が流れてきたということで、字の区長さんといろいろ相談をしながら、土木課としては、現在ある水路がちょっと狭いということで、その水路の上のほうに縦断側溝を造って、水はけをもうちょっと対策できないかということで、現在、検討しているところでございます。
     道路災害、結構今回ありまして、5件が道路災害で県のほうに申請を上げる予定にしてございます。それ以外では、3か所、4か所、町単でしないといけないということで、どうしても予算が伴いますので、補正なりで対応していくことで、今、検討しているところでございます。
    ○7番(児玉実隆君)
     検討をされているということであるようですが、これ、もう何年も前から検討、検討、区長さんが担当課のほうに行ったら、優先順位がありますのでとか、そういうことを言われて帰ってくるというようなことが起きているようです。
     現在、この間、これは6月22日と8月28日、写真があります。撮ってきてあります。朝の5時からの写真です。こういった写真、テレビでちょっとできますかね、こういったような写真ですね。これは、もう側溝じゃないですよね、道路いっぱい水があふれ出て流れている。そして、一番下のほうの家のところには、8月27日のときには、この牛の餌用に巻いた草、7個転がって、家の前でストップしているんです。その家は床下浸水です。こういう状態が、もう七、八年も前から続いているわけですよね。しかし、いまだかつて全然何の手も加えられていない。
     これを少し見てもらえますかね。8月27日には、4時半頃、消防団に電話をして要請しまして、来てもらって、そして第1波が来たのは国頭の1人の方でした。素早く来ていただいて、ああ、これはもう大変だということで、じゃ、土のうを作ってこようということで、土のうを作りに行ってもらって、そして土のうを作ってきたのが第1分団のほうで来てくれました。20個余りの土のうを持ってきて、住宅地に流れ入ってくる水をストップしてということでありましたけれども、もうそれも大体発生して1時間後ですので、やや収まりつつあるといった状態の中でやったわけです。
     やはり、何回も同じところがやられているけれども、町としては今年も、今年度のこの土木課の事業計画出ていますけれども、全くその箇所が入っていない。人の人命、家屋、財産を大事にしようという下で、こういう事業を優先してやっていって、大事なこの被害を受けている場所の事業は後回しにするというのは、これはあってはならないというふうに思っているところです。
     土木課長、ぜひ急速な、優先順位とかじゃなくて、私はこの事業が一番、優先第1位と思っております、ほかの事業よりも。ぜひ、それを優先としてやってもらえるのかどうか、ご答弁願えますか。
    ○土木課長(和田清良君)
     先ほども言いましたけれども、事業というのは、災害事業で対応するのか、あとは町単でするのかということになります。
     災害事業ですると、緊急性があるところに関しましては時間がどうしてもかかって、町民に迷惑をかけるということでございますので、今回の災害については町単で工事をすぐ進めるように、現在、進めているところでございますので、いましばらくお待ちくださいということでお願いしたいと思います。
    ○7番(児玉実隆君)
     もうしばらくということでありますので、大体でよろしいですから、目安のつく月日が分かりましたら、それをいつ頃までには目安がつくという形で答弁願えますか。
    ○土木課長(和田清良君)
     お答えします。
     道路維持の予算が、現在、当初に組んである予算がもう大分少なくなりまして、各字の道路の修繕等で大分使っております。今回、また災害等で予算を計上してございますので、今回の議会で予算が通過しましたら、即、手をかけていきたいというふうに考えております。
    ○7番(児玉実隆君)
     ぜひ、町民の安心・安全、人命、そして財産を守るためにも、やっぱりそのようなことから率先してやっていただきたい。そうすることによって、町民が行政に対する信頼というものが生まれてくるし、和泊町の職員の人たちが、やっぱりこういうことが起きているのに、そこを見逃してまでどうのこうのということじゃないだろうと言われることのないように、ぜひやっていただきたい。課長には強く要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
     それでは、大きな第2、ふるさと納税についてお聞きします。
     本年度、寄附金の現状や取組はどうなっているのか、また2019年度の納税額が減少をしておりますが、なぜそうなったのか、お聞きします。
    ○町長(伊地知実利君)
     大きな2点目、ふるさと納税についてお答えをいたします。
     本年度の4月から8月までの寄附金額は2,066万4,000円で、寄附件数は6,685件となっております。昨年度の4月から8月までの寄附金額は1,153万6,000円で、寄附件数は327件となっており、比較すると、寄附金額は912万8,000円の増額、寄附件数は6,358件の増となっております。
     昨年度より増額となった理由としましては、2つのふるさと納税ポータルサイトを新たに開設したことが要因と考えております。
     また、寄附件数が大幅に伸びた理由としましては、寄附金額の幅を広げ、1,000円の調味料類やかりんとう、乾燥キクラゲなどが寄附件数の多くを占めているためです。
     今後も、寄附しやすい金額の返礼品により、多くの方々に和泊町を知っていただき、他の返礼品への波及効果を期待するとともに、各返礼品の魅力が伝えられるよう、訴求力の高いウェブページのつくり込みを行い、魅力向上に努めたいと考えております。
     また、鹿児島銀行との連携協定を機会に、新たなポータルサイトの開設と企業版ふるさと納税にも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
     以上で壇上からの答弁は終わります。
    ○7番(児玉実隆君)
     今、町長からの答弁では、今年は増えているというようなことであったようですが、2018年度から2019年度、いろんな報道等によりますと、やはりちょっと思わしくないというか、なぜそうなったのかなというようなことが発生しているようです。
     和泊町は、2018年が5,915万4,000円、そして2019年度が4,212万9,000円、約1,700万の減。それに対して、いわゆる寄附件数は、2019年度の減っているほうが約5倍増えているんですよ。5倍増えているのに、去年は1,700万の減というようなことになっているようですが、企画課長、この理由が分からないと、これからの寄附金額の増額は望めなくなってくるんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがですか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     平成30年度には、旅行クーポン券、パックとかそこら付近の県内の利用が可能ということで、かなり平成29年度には8,682万円のふるさと納税の寄附がありましたが、先ほど申しました平成30年度には旅行クーポン券の県内利用が町内利用に改正になりまして、5,915万円の減少になっております。
     それと、令和元年度には法改正が行われまして、返礼品は3割以下で地元産品に限る、過度な広告をしないなど規制が厳しくなりまして、4,213万円まで減少しております。
     なぜ件数が減ったかといいますと、先ほど申しました旅行クーポン券、約10万円ほどの寄附金に対しまして、旅行クーポン券が県内利用されているということと、件数が増えた理由は、先ほど町長が答弁しました、寄附金額の幅を広げ、1,000円からの寄附金額の調味料やかりんとう、乾燥キクラゲなど、そこら付近の件数の増えた関係だということです。
     以上です。
    ○7番(児玉実隆君)
     増えることは、私は大変いいことだと思います。いろいろな財源に使っていただける大切なふるさと納税、地方創生の中で生まれた大切な制度じゃないかと思っております。
     ところによって、各市町村等では、やはり自分の産地以外のところから目玉商品として商品を依頼し、そしていろいろな形で増額を望んでいるというふうに考えてやっているようです。
     町内では、まずこれは、今言われたように、納税額の3割未満という返礼品の金額だそうですが、これを違反した場合には、いわゆる、その話によりますと2年間の停止処分が下るというようなことがあるようですが、その点はいかがですか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     毎年、総務省の返礼品の審査によりまして、総務大臣より市町村の指定を受けておりますので、そこは審査を受けて認定されております。
     以上です。
    ○7番(児玉実隆君)
     ぜひ、取り組んでいただきたい。
     この2018年、19年度の資料等を見ますと、和泊町は12市町村の中で下から3番目なんですね、金額で。それに加えて、瀬戸内町などは16億4,700万、19年度が。和泊町は4,200万、そういう形で、件数にしても瀬戸内町のほうが19年度は少ないんですよ。約500近く件数も少ないんだけれども、瀬戸内町は16億4,700万という寄附額が入ってきているという現状なんです。
     本町も、やっぱりそういうところをいろいろと研究して、これからその増額をどのようにしてやっていけばいいか、あるいは返礼品にしても、ただ多く増やすだけで、今度は選択肢に困ってしまうということになってきやせんかというようなことも考えられます。本町でも、このようにしてパンフレットでたくさんの品が出ておりますけれども、やっぱりぱっと見て、ああ、これはいいなというような目玉商品といいますか、そういったような製品が開発されていないような気がいたします。この辺を、企画課長としてはどのように推進して計画を練っていくのか、お聞かせ願えますか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     先ほど、瀬戸内町の話がありましたが、寄附額が16億という話でしたが、1億6,000万の間違いじゃないかなと。
    (「ごめんなさい」と呼ぶ者あり)
    ○企画課長(林 義仁君)
     ということで、和泊町は、先ほども申しましたように、件数が多いのに、なぜ寄附額が少ないのかというところも、その返礼品の寄附額の単価がどうしても低いというところで、件数は多くなってきております。
     それを踏まえまして、この返礼品件数が多いというところで、和泊町のポータルサイトを見ていただいて、これから和泊町を知ってもらい、そういう形で特産品の開発など、そういうほうを進めて、和泊町ふるさと納税寄附額を増やしていきたいと思っております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     児玉議員は、先ほどの数字を訂正してください。
    ○7番(児玉実隆君)
     先ほどの瀬戸内町の金額等に対しての訂正をさせていただきます。
     16億4,000万円と言われたのを1億6,400万円に訂正していただきたいと思います。
     やはり、この12市町村でも非常に金額等が低いということで懸念をしているわけですから、ぜひ企画課のほうでもまた新しいアイデアを出し合って、ぜひ、ほかの市町村とせめて肩を並べられるぐらいの金額を集めるように努力していただければなというふうに考えております。
     これは、最後に企画課長の意思と気持ちを聞いて、私の質問を終わります。
    ○企画課長(林 義仁君)
     ありがとうございます。
     これから、ふるさと納税、鹿児島銀行との友好提携結んでおります。それと、今年度から、ふるさと一番というポータルサイトも開口し、ポータルサイトを5つにして、ふるさと納税の増額に向けて取り組んでいくことと、先ほど答弁にもありましたが、企業版ふるさと納税の登録、広く寄附を呼びかけて、いろいろ地方創生の事業等取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     これで児玉実隆君の一般質問を終わります。

第1日(4)

発言者

  • 山口 明日香

発言内容

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  • 次に、山口明日香君の一般質問を許します。
    ○1番(山口明日香君)
     町民の皆様、こんにちは。
     議席1番、子育て真っ最中、3児のママ、山口明日香です。いつもは緊張しないほうなのですが、とても緊張しています。皆様の期待に応えられるよう、これから頑張っていきます。
     それでは、令和2年第3回定例会において、1項2点の質問を通告しておりますので、壇上から質問させていただきます。
     1、子育て支援について。
     ①近年、保育所・こども園の待機児童の状況はどのようになっているか。また、今後の見通しと対策はどのように考えているか。
     ②現在、産前6週産後8週は保育所・こども園に通園が可能だが、子育て支援の観点から、その後も継続して通園できるようにすべきだと思うが、どのように考えているか、お尋ねします。
     以上、壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     山口明日香議員の子育て支援についての質問に順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目の質問でございますが、待機児童の状況につきましては、4月時点では待機児はゼロでスタートしておりますけれども、現在は、ゼロ歳児3名、1歳児2名、2歳児2名となっております。
     今後の見通しとしましては、昨年度の出生児が39名であったことから、年々、待機児童は軽減されると思いますが、喫緊の対策としましては、今後の入園児の推移を検証しながら、保育士の確保に努めるとともに、入園中の保護者の就労状況などの把握及び保護者やその家族、職場にも協力をいただきながら待機児童対策を推進してまいります。
     次に、2点目の質問でございますが、保育園・こども園への入園は、原則として家庭での保育に欠ける場合が対象となります。
     3歳以上の園児に関しましては、就学前教育の一環として継続入園しておりますが、2歳児以下の園児は保育に欠ける状態にあるとは言えないため、退所のお願いをしているところでございます。
     保育園・こども園の保育士不足で受入れが厳しい中、保育士確保は喫緊の課題でありますが、現在、入園中の園児の保護者の中にも、入園時に申告した就労を終えた方や産後8週が満了した方など、家庭での保育が可能な方については退所をお願いし、その後、待機をしている乳幼児の対応をしているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(山口明日香君)
     それでは、1点目について、課長のほうに質問席から質問させていただきます。
     先ほど、町長のほうからもありましたように、年度当初の待機児童はなしと、あと若干名、今、待機がいるとのことでしたが、年度途中での入園、入所希望者の状況はどのようになっているか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     年度途中の令和2年度の申込みの申請件数ですけれども、現在のところ21件で、待機が先ほど述べました7件となっております。
    ○1番(山口明日香君)
     現状、若い世代では共働きをしていかないと生活が成り立たなく、本当は自分の手元に置いて子育てをしたい気持ちはやまやまなのですが、保育園などのサポートを受けないと生活が厳しい状況なので、年度途中でも待機なしで入園、入所ができる体制についてはどのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     令和元年度の状況を申しますと、全体の件数で40件ほどありましたけれども、いろいろ調整をしまして、結果的には全て対応できるような体制を取っておりますので、今後、保育士の確保やら、あと会計年度職員の採用とか、そういう対応を取りながら、待機児童ゼロを目指していきたいと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     今、課長のほうからもありましたように、保育士の確保について努力されているのは十分分かるのですが、やはり待機児童が今もいるということで、確保できていないのが現状なので、これから保育士の募集の方法だったり要件について、新たなる対策を考えていくべきだと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     今年の保育士の募集人員は3名でしたけれども、実際応募された方は2名でありました。町出身の4名の方が、直接私のほうから申込書をお送りして、採用試験を受けてくださいということで応募用紙をお送りしましたけれども、現在のところ、2名ということで、今後、また新たに採用をするのかは、総務課とも協議しながら進めていきたいと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     先ほど、町出身の方に声をかけているとありましたが、それは町内だけで、島外の方たちにはそういう声をかけたりとか対策等はされていないのでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     昨年度、鹿児島に出張のあったときに、保育科のある鹿児島純心とか鹿児島女子短とか、あと第一幼短ですかね、そちらのほうに訪問して、島内ばかりでなく、島外でもということでお話をしたんですけれども、やはり東京とか、そういう方面が一括して、ここよりも待遇がいいということで、なかなか、お願いはしているんですけれども、応募はないというのが現状ですので、今年も直接町内の対象者に応募用紙を送って、採用を受けるような働きかけをしたところであります。
    ○1番(山口明日香君)
     昨年、島外の方たちにも声をかけてあるとおっしゃったのですが、今年度は町出身の方が2名いるということなんですけれども、ほかの自治体においては、保育士確保に向けて、給与や住居支援、補助金制度などの待遇の改善や、資格があっても就業していない潜在保育士への復職支援などがなされているのですが、本町はどのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     本町においても、保育士資格のある、会計年度任用職員ですけれども、お願いしたり、あとは島外からも希望があればそういう支援も考えていかなくてはいけないと思うんですけれども、現在のところはそこにまでは至っていない状況にあります。
    ○1番(山口明日香君)
     今のところ、島外からの保育士の方たちはおられないということなのですが、これから先、島外から来てくれる、Iターンで来てくれる方たちの住居等の整備なども進めていくべきだと思うのですが、その点はどのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     島外からのIターンは、企画のほうで住居の整備等もしておりますので、企画課と連携を取りながら、Iターンの保育士の方々の支援も検討してまいりたいと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     今後、検討していっていただきたいと思います。ぜひ、そのように進めていっていただきたいと思います。今、核家族化や子育て世代の現状を理解していただき、子供を生み育てやすい、また保育士の給与、待遇、リフレッシュ休暇、潜在保育士の復職支援などの環境等も整備していただきたいと要望して、①の質問を終わります。
     続いて、②点目についてですが、以前に比べてこの課題について改善がなされているのは大変評価しております。
     しかし、現状では、やはりなかなか保護者の希望がかなわないのが現状かと思います。
     出産後は、母体のケア、乳児の世話と人生の大仕事をしております。その大事な時期に、継続して上の子を通園できるようにするべきだと思います。
     また、Iターンや核家族化が進んだ現在では、この課題について公助が必要だと思いますが、どのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     先ほどの町長の答弁にもありましたように、保育園・こども園に入園できる原則として、家庭での保育に欠ける場合ということでありますけれども、例外として3歳以上は短時間の通園が可能になっております。
     どうしても家庭で子供が見られない場合は、継続して通ってもらっておりますが、そういう1点目の問題とちょっと関係しますけれども、そういう方が産後8週で退所に協力された方々がいらっしゃるから待機児童の対応もできるのがありますので、なかなか難しい問題でありますけれども、今後、第6次の和泊町総合振興計画の中に「むぅーるし、ふでぃらさープロジェクト」が計画されております。その中で、子育て応援隊、各集落での高齢者とかをうまく活用して、例えば、現在、和泊町で実施しているほっとステーション、大体多いときで20家族、旧保健センターを中心に活動しておりますけれども、そういう事業も充実しながら取り組んでいけたらと考えております。
    ○1番(山口明日香君)
     先ほど、課長のほうからもありましたとおり、やっぱり待機児童だったり、産前産後がちょっと難しいということだったのですが、やはり保育士の確保が一番の課題だということを理解いたしました。
     執行部においては、この課題について早急に解決策を出していただくよう要求して、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで山口明日香君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前11時43分

第1日(5)

発言者

  • 東 弘明

発言内容

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  • 再 開 午後 1時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     東弘明君の一般質問を許します。
    ○8番(東 弘明君)
     町民の皆様、こんにちは。
     公明党の東弘明でございます。
     今回の選挙で2期目に挑戦をさせていただきました。2期目も町民の皆様の支持をいただき、当選させていただき誠にありがとうございます。2期目も、「大衆とともに」の公明党の立党精神を胸に、町民、支持者の皆様のご期待に応えるため、誠心誠意戦い抜いてまいる決意です。何とぞ、町民の皆様のお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
     第3回定例会に一般質問を5点通告してございます。
     その1点目、第6次総合振興計画について。
     第6次総合振興計画において、和泊商店街の活性化対策はどのようになっているのか、お尋ねします。
     あとの質問は、自席より質問させていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の一般質問にお答えをいたします。
     まず、1点目の第6次総合振興計画についてでございますが、第6次和泊町総合振興計画における和泊商店街の活性化策については、まちの将来像の実現に向け、22の分野で策定した基本計画のうち、商工分野における基本方針として、チャレンジショップなどでの空き店舗の活用、若い世代の開業・起業推進と支援体制の充実、二次創業や経営多角化への支援を掲げております。
     また、今後の新たなまちづくりの中心的な役割を担う7つのプロジェクトのうち、役場周辺の空き店舗などを活用した高齢者移住エリアの整備を図る「みじらしゃエリアプロジェクト」、Uターン者を増やし、新たな事業、産業の創出と地域経済の活性化を図る「まちゅんどプロジェクト」、空き店舗などを活用した農産物直売所の開設により、まちのにぎわい創出を図る「みへでぃろプロジェクト」の3つが商店街の活性化につながるプロジェクトとなります。
     商店街の活性化については、空き店舗の増加などにより、少なくなってきた人の流れを取り戻すため、商工分野の基本計画と3つのプロジェクトを中心に、様々な方面から取り組んでいく必要があります。
     今年度は、みじらしゃエリアプロジェクトと、まちゅんどプロジェクトが国の地方創生推進交付金事業に採択され、プロジェクトリーダーを中心として、関係する民間事業者と連携しながらプロジェクト実現に向けて取り組んでおり、空き店舗の現況調査や利用可能性調査などを実施する予定でございます。
     商店街の活性化は、空き店舗の再利用や改修といったハード面の整備と併せて、人が集まる・行きたくなる空間づくりを行うソフト事業の充実も必要であると考えております。7つのプロジェクトを中心として、商工会や観光協会などの関係団体と連携を図りながら、商店街の活性化に取り組んでまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     この本町の、和泊町の商店街の発展なくして、島外から島に来られた方、観光客が島に来られて、まず満足度というのは、どこで満足していくのかといえば、島に来島されて、そのまちの商店街、飲食店等を散策しながら、和泊町というまちはこういうまちなんだなということを感じながら、第2回、第3回とこの島に行こうという気持ちも起こるし、また友達にも口語りで広がっていくことが、島に観光客を誘致していく、その最初の課題じゃないかなと思いながらなんですけれども、実際に第5次総合振興計画、第6次総合振興計画という計画があります。
     だけども、第5次総合振興計画がもう過ぎて、ここまでたってきているわけなんですけれども、みじらしゃエリアプロジェクト、いろんなプロジェクトを立ち上げてみたところで、実際に商工会を中心とした商店街の皆さんが、そういう本気度、気持ちにならなければ、和泊商店街の復興も考えられないと思うんですけれども、担当課長、どのようにお考えですか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     商店街の活性化につきましては、平成27年度に商工会を中心にワークショップを実施しまして、空き店舗の活用、駐車場、特産品・ブランドづくり、商店街に人を呼ぶ新しい商い、サービス、雇用をつくるなどをテーマに、みじらしゃ活性化プロジェクト、メイクジョブプロジェクトとして進めてきた経緯がございます。しかし、方向性がなかなか進まず、大変重要な問題でもあるというふうに認識しております。
     これから、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、第6次総合振興計画の中にあります、みじらしゃエリアプロジェクト、まちゅんどプロジェクト、みへでぃろプロジェクトの中でいろいろ議論を重ねまして、商店街の活性化に向けて取り組んでまいりたいと思います。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     いつも計画倒れというのか、声だけが先に進んで、ああ、いいなという、そういう理想、それで終わっているというのが、いろんなイベントを通しても、そういうことが多々あると思うんですけれども、今回の和泊商店街の復興にしてみても、いろんな取組はあって結構です。皆さん、絵に描いた餅は食べられますか。見たら、おいしいと思いますよ。実際に計画を立てたら、本当にそれが行動に移って、そしてそういう方向に向いて、みんなが動いていくという、そういう努力がなければ計画倒れで終わってしまうと思います。
     今回、そこのところ、実際に商工会が、今、どういう方々がどういう方向を向いて商店街の、まちの復興に検討しているのか、そこら付近のしっかりとした詰め、そして方向性は、みんなの知恵を総合して、そして取り組んでいくべきだと思うんですけれども、どうでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     まず、商店街の空き店舗が、現在、15店舗ほどあります。その空き店舗をまずは解消していかないと商店街の活性化はないのかなと思いまして、第6次総合振興計画の中の22の分野で策定した基本計画のうち、チャレンジショップとあります。チャレンジショップとは、町が店舗を借り上げ、事業を活用して店舗として改修を行い、数年、体験店舗としてテナントを入れて、少しでも空き店舗をなくすような取組を計画しております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     いろんな取組があると思うんですけれども、シルバー人材がお店を出しているんですけれども、ゆらり処、あそこのところも本当に空き店舗で、実際には使えない、商売が成り立たないという、そういう空き店舗を利用して、そして、ゆらり処、今、結構繁盛しているということで聞いているわけなんですけれども、いろんな創意工夫をすれば、和泊の商店街も捨てたものじゃないし、本気度があれば復興できると思います。
     そこら付近のところを第6次総合振興計画においては、絵に描いた餅にしないように、しっかりと計画に沿って、しっかりと取組をしていただきたいことをお願いをして、1点目の質問を終わります。
     2点目なんですけれども、国の新型コロナウイルス対策についてであります。
     国の第2次補正予算の交付金を活用し、4月27日の基準日以降に生まれた新生児にも特別定額給付金10万円の支給を開始している自治体が増えてきているが、本町ではどのように考えているのか、お尋ねします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の2点目の質問にお答えをいたします。
     特別定額給付金については、国から4月27日を基準日として支給するようにとの通知がありましたので、国の基準に沿って本町も支給を終えたところでございます。
     これまでの国の交付金につきましては、経済対策を優先してきたところでございますが、4月28日以降に出生した新生児においても、年度内の出生児を対象に─年度内は3月31日まででございます─支給する準備を進めているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     今、町長の答弁にもあったんですけれども、3月31日までという答弁があったわけなんですけれども、今、実際、特別定額給付金の基準日4月27日より後に生まれた子供も対象にしてほしいとの声は、町民、また多くの声として上がっております。
     また、全国の自分たち公明党の議員にも声が寄せられ、金額の違いはありましたが、対応している自治体もありました。しかし、財政面で難しい状況である自治体が大半を占めていたと思います。
     内閣府は、7月27日、都道府県に対し、新型コロナウイルス対策として、2020年度第2次補正予算で増額した地方創生臨時交付金について、新生児などに自治体が独自で行う給付金の支給に活用できると通知してあります。
     通知では、内閣府が作成した同交付金活用事業例で、子育て世帯などに対する給付金を挙げていることを踏まえ、感染症の拡大の中で、出産や産後の育児などに不安を抱える妊産婦や新生児などへの給付金の支給が可能と明示してあります。
     共同通信社の配信でも、7月7日に、「政府、10万円独自給付も容認 非対象新生児にも、臨時交付金で」とのタイトルで、「政府は7日、新型コロナウイルス対策で創設した地方創生臨時交付金の新たな使い道を明らかにした。1人当たり一律10万円とした特別定額給付金の対象から漏れた新生児らに対し、自治体が独自に給付金を配る場合も、交付金を財源とすることを容認する。10万円給付は、4月27日時点で住民基本台帳に記載されている人が対象で、政府が費用の全額を負担する。ただ同月28日以降に住民登録された新生児らは対象外となるため、自治体から臨時交付金を原資に給付したいとの要望が寄せられていたという」。
     本町はどうですかね。要望していないと思いますけれども、どうですか。
    ○町長(伊地知実利君)
     この件につきましては、先ほども答弁をしたように、臨時交付金につきましては、経済対策を本町は優先したということで、今、事業が進められておりますが、そういうものの中で完成できない事業もあります。そういう余剰金も出てくるかと、そのように思っておりますし、またこれから国が、今、言われたような対策で交付されるかもしれませんので、そういうものを活用して、先ほどもお答えしたように、3月31日までに誕生した乳幼児にも支給するという準備をしているということをお答えしたところでございますので、要望するよりかも、そういうような対策は取っているということでご理解をいただきたいと思います。
    ○8番(東 弘明君)
     これ以降、多数の自治体が新生児への10万円給付にかじを切っているという、全国的な動きの転換点だと思います。
     鹿児島県内において、垂水、曽於、鹿児島市、奄美群島では喜界町が令和2年4月28日から町長がおっしゃった3月31日生まれの新生児が対象で、鹿児島市と曽於市が令和3年4月1日生まれまでが対象になります。同学年の子供たちが平等に対象であるとのこと、喜界町に確認したところ、同学年になる4月1日生まれの新生児は来年度の事業として考えているということで、県内でも続々と同様な施策が展開されるものと思っています。
     ここで質問ですが、仮に本町において新生児給付金を導入したら、いかほどの試算になるか、お示しください。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     4月28日から9月23日、実際に生まれた子供の数なんですけれども、それが19名になります。それから、その後、今後、出産予定という形で24名おります。合計43名の方々が対象になろうかと思います。
    ○8番(東 弘明君)
     この新生児への給付金を決断したある首長コメントの中に、「感染収束の兆しが見通せない中、新生児に平等に給付し、子育て世帯をしっかりと支援していく必要がある」と、その首長は述べておられます。
     そこで、町長にお尋ねしますけれども、和泊町の行政のトップとして、本件に対する前向きな気概ある見解をぜひお願いしたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     この件につきまして、東議員の質問に対して、再三準備をしておりますとお答えをしているところでございますので、ただいま担当課長が28日以降の新生児も大体押さえているようでございますので、その準備を今しているということで、私、やりませんとは言っておりませんので、そのようにご理解をいただきたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     東議員は、ちゃんと答弁を聞いてから質問上げてくださいね。
    ○8番(東 弘明君)
     じゃ、準備をしているということであります。ありがとうございます。
     そこで、実際には4月27日以降、出産された方が19名もおられるということであります。そういう父兄は、首を長くしてそれを待ち望んでいるわけであります。そうして、今年、出産予定が24名で、43名の新生児が誕生するということは、本町において本当に未来に輝かしいことだと考えております。その中で準備をしています。
     じゃ、その準備なんですけれども、いつ頃から給付ができるか、そこのところ示していただけますか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     ただいま、第2次の補正予算でいろいろ尽くしまして、入札残とかそういう余剰金があった場合を考慮してするということで、今、関係課で調整して、できるだけ早く、今の時点でいつからということはちょっとはっきりしておりませんが、できるだけ早く支給に取りかかりたいと思っております。
    ○企画課長(林 義仁君)
     先ほど、町民支援課長のほうからもありましたが、第2次補正予算の中では、まだ国のほうへは申請は出していませんので、第3次補正の中で国のほうへ申請を出して、取り組んでいきたいと考えております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     できるだけ早く、待ちに待っているわけでありますので、給付ができるようにお願いをしておきます。これで、第2点目を終わります。
     3点目、農業振興対策について。
     ①サトウキビ生産者の手取り価格や反収向上についてどのように考えているのか。
     ②現在、農水省では里芋の生分解性マルチの実証実験に取り組んでいるが、本町においてモデル地区を要望することはできないのか、お尋ねします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の農業振興対策について、順を追ってお答えをいたします。
     サトウキビ生産者の手取り価格の向上につきましては、JAあまみ和泊事業本部が事務局をしている和泊町サトウキビ価格対策協議会が中心となって、奄美群島さとうきび価格対策協議会へ、生産者が安定したサトウキビ経営ができるように、交付金単価の確保などを要請しているところでございます。
     奄美群島のさとうきび価格対策協議会においては、群島内を取りまとめて国への要請をしております。これまでも、原料取引価格が減少したときにも、交付金単価を引き上げて生産者の収入を維持してきました。
     今後も、生産者の手取り価格向上につきましては、関係機関と連携して国への要請などに努めてまいります。
     次に、反収向上につきましても、価格向上と併せて、安定経営のため、必要と考えております。近年は、作型で株出し面積の割合が増えており、反収の低下が危惧されることから、令和元年度にサトウキビ栽培の手引を改訂いたしました。反収向上の基本となるのが土づくりと土壌改良及び基本技術の徹底でございます。具体的には、堆肥や緑肥による土づくり、土壌分析に基づいた土壌改良や適正施肥を行い、しっかりと根を張らすことが大事だと考えております。
     今後も、適期植付けによる適期生育の確保、かん水による生育促進、早期の雑草防除や病害虫防除など、関係機関と連携して農家へ周知徹底することが反収向上につながると考えております。
     次に、2点目でございますが、現在、本町における里芋の生分解性マルチの普及率は約2割となっております。
     あまみ農協和泊事業本部では、これまで技連会を中心に実証試験を行い、本町に適した生分解性マルチの開発を経済連と行ってきました。また、生分解性マルチを使用する農家へは、里芋栽培における生分解性マルチ利用の手引を活用しながら、普通マルチとの違いを説明し、普及に努めております。
     今後、技連会野菜部会としては、国へは、実証試験への取組モデル地区の要望ではなく、普及段階にあると考え、町園芸振興会里芋部会の研修会などを通して利用促進に努めてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     サトウキビ生産者手取りの価格向上や反収向上についてなんですけれども、6月議会で、こちらが一般質問で畑かん施設の質問でありましたけれども、メーター、1基当たり3,000円と質問したが、1基当たりではなく、1反当たり3,000円でありました。
     資料では3,600円だと訂正しましたが、現場に、喜界の改良区の方に確認したら、一旦は3,500円まで上げたことがしばらくあったそうです。だけども、農家がこれでは高いということで、今現在、1反当たり3,000円ということでありました。
     実に、訂正したことが、今回、キビの振興のことで、ある方のところに行った折のことでありましたけれども、そこで自分の耳を疑うようなことを聞いてきました。「弘明君、質問はしっかりしないといけないよ」とのことでありました。なぜかといいますと、その夜に担当課で、してやったりと酒を飲み交わしたとのことでありました。その声を聞いたときに、そのことが実であっても不実であっても、実であれば行政の皆さんを本当に許すことはできないなという、そういう言葉を聞いてきたわけなんですけれども、この反収向上のことについて、こっちは質問したつもりでありました。
     その声が事実であれば、自分たちが一般質問を何のためにするのかということ、そのことを町長さんにちょっとお聞きしておきたいと思います。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     6月議会において、東議員からありました喜界町の反収について、水料金について、喜界町が1基当たり3,000円ということでありましたが、私のほうからそれは違いますということで、1反当たり3,000円だということで訂正を求めましたことは事実であります。
     酒を飲み交わし、その中で、してやったりというような思いはなかったと思いますが、1基当たりではないというような話はしたことはあります。
    ○8番(東 弘明君)
     自分は、そのことを信じております。だけども、信じているんですけれども、実際にそういう声をある方から耳に入るということは、何もないところには言葉というのは発生してこないと思うんですよね。
     そこで、行政の皆さんに、この案件だけじゃなくして、自分たち議員が一般質問を真剣に、町民の声を聞いて質問しているわけでありますので、襟を正して一般質問を受けていただきたいし、そして一般質問の考慮に対しては、担当課はしっかりと受け止めて、進捗状況とかいろんな報告を議会のほうに今後求めたいと思いますけれども、どうでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     先ほどの件につきましては、議員の皆さんは、この場所で町民の負託に応えるために一般質問しているわけでございますので、私どもも、皆さんから出されました一般質問につきましては、その場で答えているものではございません。前日から真剣に、これをどうすればできるのか、完成できるのか、真剣に担当課含めて検討しながら皆さんにお答えをしているところでございます。
     皆さんに答弁をしているというよりか、町民にお答えをしているところでございますので、そのような、今、先ほど表現がありましたようなことが私どもの中にあってはならないことでございますので、私どもも皆さんの一般質問に対しては真摯に受け止めて、真剣に議論をしながらお答えしているつもりでございます。
     そのようなことで、この一般質問の、私ども、ややもすると検討しますとか、これは後回しにするとか、いろいろ答弁をしておりますけれども、これは川畑議員の質問もあったと思いますが、検討するものについては、この検討した結果がどうであるかということを議会にも報告するようにしましょうと課長会では申合せをしているところでございますので、そのように努めてまいりたいと、そのように思っております。
    ○8番(東 弘明君)
     町長の答弁のとおり、お互いに、町民のための議会の場でありますので、町民が本当にこの毎回毎回の議会を通して、自分たち町民の声が本当に反映されているという充足感を与えるために、襟を正した、そういうやり取りをしっかりしながら結実をさせていきたいと思います。
     自分も、実際にこのサトウキビ振興に対しては、いろいろお願いもしてきました。そのお願いをしている中で、どうしてもこのサトウキビの価格の陳情をしていきたいとの思いで、いろいろ公明党の本部とやり取りをして来させていただきました。
     その中で、農水大臣政務官に、河野義博という参議院議員なんですけれども、おったわけなんですけれども、その方のところに奄美の議員団で陳情に行こうということで話していたところでありましたけれども、コロナ禍の中で東京に来るなということがありまして、東京に来るなと、その代わりに河野政務官を奄美にやるからということで、そして奄美で待っていたわけなんですけれども、その中で、8月10日に政務官を奄美に招いて、奄美の5市町村長さんとJAさんと広域事務組合と、そしてさとうきび部会の責任の方々にも入っていただいて、サトウキビの要望書を上げさせていただきました。
     これは、河野義博農水大臣政務官殿と公明党奄美ティダ委員会農政部という形で要望書を提出させていただいたわけなんですけれども、その中の3点あります。サトウキビの交付金単価の引上げと増産基金の予算確保に努めることと、2点目に、ハーベスタの刈取り料の助成をするなど機械化促進を図ること、3点目に、農薬、化学肥料の助成に努めることと、令和2年8月10日ということで、奄美ティダ委員会農政部から陳情させていただきました。
     かといって、8月10日にお呼びして、そして総理大臣が替わったということで、農水政務官も物の見事に交代しました。交代したその中で、救いがありました。同じ公明党の参議院議員の熊野正士という農政政務官が誕生したわけなんですけれども、河野前農水政務官には、ちゃんとこのことは引継ぎをして、しっかり国として取組ができるようにしてくださいという、そこまで念を押して、そして河野さんからは熊野さんに、そのことはちゃんと引継ぎをしてありますという、その声までいただいてきましたので、そのことは報告させていただきます。
     そういうことで、今度は2点目、現在、農水省で里芋生分解マルチ実証実験に取り組んでいるが、本町においてモデル地区の要請をすることができないかということでありますけれども、これも以前、こちらが環境省に、この廃プラは環境省ですので、廃プラにその補助事業がないかということでお尋ねもしたことがあったと思うんですけれども、そこのところも何ら返事がなかったものですから、そこにも、公明党の衆議院議員ですけれども、江田さんという、それが副大臣をしておりました。その副大臣に直に、環境省にそういうことはないのかということでお尋ねさせていただきました。
     そうしたら、本当に申し訳ないと、本当はこの廃プラ問題というのは環境省がやらなければならない問題なんだけれども、今、現時点でその取組がないという答えでありました。そして、江田さんから、農水省でこの実証実験をモデル事業として、今、取り組んでいるということを聞いたものですから、そのことをお願いしております。
     自分も、過去3年間で、生分解マルチを日本ばかりで実証実験をということでいただいて、3年間、実証実験をしてきましたし、今、自分の里芋のマルチは生分解マルチをみんな使っております。使ってみて初めて分かることで、自分が今回、いろんな里芋農家さんと対話の中で、生分解性のマルチの啓発運動もしっかりしてきております。
     そういうその中で、今、経済連が3割助成という助成をしているわけなんですけれども、実際には、この実証実験が済んで、国からの補助事業が出るまで、和泊町で生分解マルチの助成ができればということも願いながらなんですけれども、ちょっと厳しそうでありますので、そういう段階であれば、この本町において、今、実際に2割は生分解マルチを使っているという現状を踏まえて、県の農水課でもいいと思うんですけれども、この和泊町の地域として、実証実験の圃場として申請をすることができないかどうか、お尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     東議員から、このような公募事業があるということで、野菜の担当者に国のほうへ問合せをさせました。令和2年度農林水産分野における持続可能なプラスチック利用対策事業のうち農畜産業プラスチック対策強化事業の公募、これは令和2年は、もう4月で打ち切っております。
     今後、あるとしたら、令和3年も、まだ国のほうが予算計上していませんので、でも農水としては前向きだということでありますんですけれども、その担当者とうちの担当が話をした中で、我々は、先ほど東議員が言ったように、里芋栽培における生分解性マルチ利用手引、もう手引もつくってあります、議員も3年間取り組んできた、このような話をし、2割、もうマルチ利用しているという話をしましたら、担当者が、もう実証実験じゃなく、もうそちらはしっかり入っている、普及ではないかということであったんで、先ほど町長が答弁したように、もう沖永良部園芸振興会の里芋部会においては、部会長とも話をしました。こういう要望でなく、普及段階にあるということで、これを通じて、農家にこの間の園芸振興会の総会で全部配ってあります、これを通じて普及をしていこうということで里芋部会のほうとは話をさせていただきました。
     議員、里芋生産者であります。ぜひ、その農協の部会の中でこの話もやっていただきたいと思います。
     それともう一点、3月議会でも出ました。町が助成がないと言いました。
     私、そのときに輸送コスト支援事業の生産振興費が1割戻ってきます。ですから、この間、調べましたら、令和元年度、農協が約7,000万、輸送コストがあります。そのうちの1割700万は、の9割は農家へ全部還元します。そのうちの700万は、生産振興として、その組織で農家のために使ってくださいということで毎年あります。多分、議員も知っていると思います。これをもって、例えば農協さんは、去年はバレイショの種子が腐るから、消毒槽を作ったり、これはもう全部の生産者のためです。こういうことをしています。
     ぜひ、それは我々行政から言えません。このお金は、生産者の皆さんのお金です。ぜひ、皆さんで、いろんな会議がありますんで、その中で、今年は里芋のこういうのに使わせてくれということをぜひ生産者が訴えて、自分たちで決めていってほしいと思います。ぜひ、そのお金も生産振興に有効活用していただければと思います。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     では、そこのところは自分なりにいろいろ、そこでも要望しながら取り組んでいきたいと思います。
     4点目、防災対策についてであります。
     ①今回の台風10号では、避難される方が多かったと聞くが、避難所において感染症対策や設備、器具等は十分に整備されていたか。また、宿泊施設への避難者はどれぐらいおり、今後の課題はどのようなものかということで、避難者の数等は池田議員の中で確認しました。済んだところはいいですので、そこのところ、また答弁をお願いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の防災対策についてお答えをいたします。
     池田議員の一般質問でもお答えしましたが、台風10号については、気象庁の異例の発表を受け、早めの対策及び避難を呼びかけた結果、17か所の避難所に最大で126世帯、205名が避難をいたしました。
     避難所における新型コロナウイルス感染症対策として、定例区長会において、各字公民館へアルコールスプレーや、避難所における新型コロナウイルス感染症対策の冊子を配布するとともに、避難する際の注意事項や感染症対策を含めた避難用の携帯品などを記載したチラシを全世帯へ配布しております。
     また、7月、8月の定例区長会では、追加の消毒液、非接触型体温計及び避難者受付名簿の配布を行いました。
     その他の対策として、避難者が増加した際のパーティションなどについては、既存の50枚と、追加で30枚発注して準備を進めております。
     また、今回の台風9号と10号における防災無線では、頑丈な自宅での避難、親戚や知人宅への避難についての周知や、その際の感染症対策グッズの持参についての呼びかけを行い、自助・共助・公助が一体となって取り組むことができたと考えております。
     次に、宿泊施設への避難を目的とした宿泊について、主要な施設を5件ほど調査したところ、約60名の方が避難をしたとのことでございます。現在、各字公民館で収容できる人数は、合計で1,642名で、新型コロナウイルス感染症対策を考慮すると、3分の1の540名程度となります。今回の避難者は、宿泊施設も含め約270名ですので、十分に収容が可能だと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     今回の台風10号なんですけれども、本当に今回の台風は沖永良部台風よりも強いかもという町民の危機感から、多くの町民が避難所、ホテルや親戚宅、友人宅等に避難されたと思うが、前の一般質問でも何らかの対処をしてほしいと要望があったことなんですけれども、総務課長にお尋ねします。
     以前、避難所に段ボールベッドとか間仕切り、準備をお願いしますということでありましたけれども、そこのところは本町でどれぐらい準備がされていますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     間仕切り用としてパーティションを、現在は教育委員会の寄贈のものを使用するということで先ほど町長が答弁いたしまして、今、追加で30枚を注文しているところでございますけれども、全国的に新型コロナウイルス感染症の対策のために需要が多く、まだ届いていない状況でございまして、今、その準備を進めているところでございます。
     段ボールベッドにつきましては、それに代わる簡易ベッドを、これも発注はしてあるんですけれども、まだ届いてはいない状況で、今回の台風には間に合わなかったというところです。
    ○8番(東 弘明君)
     今回、避難所を全て訪問させていただいたわけなんですけれども、和泊字の避難所には軽量マットが余るぐらいあるんですよね。だけども、みんな回ってみると、畳すらなくて、床の上にタオルケットを敷いて、それで台風が過ぎ去るのを待っていたという、そういう格差があるわけなんですよ、実際に。
     そこのところ、本当に避難所に、自分の字の区長さんも、これだけ避難者が来ると思わなかったということを言っておりました。その中で、全ての避難所に、みんなが等しく、そして安心して、池田議員からもあったと思うんですけれども、そういういろんな準備するものというのは同じく等しく準備するのが本来だと思うんですけれども、どうですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     毛布とか簡易エアマットにつきましては、以前、平成25年度にコミュニティ助成事業等を活用して各字に配布してございますけれども、この間の区長会等でもありましたが、経年劣化で使用が不能になっているという集落もございますので、それについては調査をして、準備を進めてまいりたいと思います。
     また、やすらぎ館のマット、毛布、枕につきましては、要望のあった集落へは、区長さんから要望がありましたので、区長さんが取りに来ていただいて、準備をしたところでございます。
    ○8番(東 弘明君)
     国頭の避難所にも幾らか準備がされていたということでありました。だけども、常備保管する場所がなくて、ほかの何らかんらと一緒にごっちゃになって、使おうというときに使えないという、そういうこともありました。
     そして、このマットの件なんですけれども、2か所の区長さんはそのことを知っておられて、要望してお借りしたということを聞いております。だけども、ほかの集落はそういうことを知らなかったという、そういうのがあるのという、そういう答えでありました。そういうその中で、次回から各避難所に等しく、みんなに行き渡るように準備をしていただきたいと。
     そうして、台風が通過した後は、やすらぎ館のような備蓄するところが、各公民館、避難所にありません。
     そうして、避難を終えた後は、そこで回収をして、消毒をして保管するということが一番、緊急時にいろんな障害がなくて使えるというふうになると思います。その点はどうでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     今回の台風10号につきましては、先ほどから言われているように、最大級の警戒が必要だということで、事前に住民の皆さんも避難をして、今回の避難で大体の集落の避難者の数とかいうのも把握できたと思っておりますので、そういう事例を参考にしながら、今後の対策に努めていきたいと思っております。
     また、やすらぎ館の避難用のマットとか毛布が準備してあるのを周知できなかったということは反省をいたしまして、今後は周知に努めてまいりたいと思います。
    ○8番(東 弘明君)
     その点もよろしくお願いします。
     5点目、水害対策についてであります。
     ①8月のゲリラ豪雨では各所で被害が出たが、対策に不備はなかったか。また、各字で被害があった箇所について、どう対策していくのか。
     ②農地災害では、のり面等の工事における受益者の負担率はどれくらいになるのか。以前は、災害だと100%国の事業でできるということであったんですけれども、現在は50%受益者負担ということも聞いているんですけれども、そこら付近のところはどうでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     東議員の一般質問、水害対策についてお答えをいたします。
     大雨対策については、区長会などを通して、梅雨や台風前の農地の維持管理の仕方についての啓発や、側溝などの清掃などの対応をしていただいており、町としての対応は最善を尽くしたと考えております。
     この集中豪雨による災害箇所については、集落の区長などを通して確認しており、災害の規模については、軽微な災害から国の指定を受けて対応する災害まで、多く発生をいたしております。
     これらの災害は、土木課で対応するものと耕地課で対応するものに整理をし、復旧については、自助・共助で復旧できるものと公助で復旧するものに整理して対応しているとこでございます。
     次に、2点目の質問にお答えします。
     農地ののり面復旧工事については、国庫補助事業である、農地・農業用施設災害復旧事業で申請予定であり、農地の基本補助率は50%で、その補助残が農家負担となります。
     なお、当事業については、補助率増高申請すると補助率がかさ上げされる制度となっており、過去の農地災害では補助率が80%でかさ上げされた事例もありますので、今回もこの申請を行う予定でございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○8番(東 弘明君)
     時間がありませんので、要点だけお尋ねします。
     西原の伊原池というんですか、の水抜き用バルブが設置をされていたが、機能しなかったと聞いているが、どのような状況になっていたのか。
     また、何年か前にも、同じようにため池があふれて水害があったが、そのときに大雨が降ればこういう水害が発生するということが想定されたと思うが、何の対策も講じていなかったから起きた水害と言えると思うが、その点どうですか。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     西原の伊原池のバルブというのは、底樋のことでしょうか。底樋については、去年、今年、工事をしていますので、底樋について、水抜きはできるかと思いますが、立ち上がりの消毒用のものについては、字で管理しているものでありまして、私のほうでは確認はしておりません。
     それと、西原の伊原池だと思いますが、伊原池については、平成23年10月10日の災害のときに家屋が浸水したことについては記憶しております。
     その中で、今回、字の方々や青年団、消防団ですかね、県道に土のうを積んで対策を取ったということと、また伊原池からサイホンにより水抜きをして、今後の雨の対応についてはやっていくということで、集落の方々が、今回のことについては、ため池の管理について、やっていくというふうに確認をしております。
    ○8番(東 弘明君)
     同じような水害を起こさないためには、池田議員からもあったんですけれども、まずはどういうときにどういう状況になるのかというのは、もう災害が起きたときに、既に判断ついていることだと思います。そういう事例が二度とないように、しっかりとお願いをしたいと思います。
     それから、消防車の件でちょっと総務課長にお願いがあります。
     今現在、消防車そのものは、火事のときには使えるんだけれども、水害のときには今現在は使えないですよね。というのは、国頭で床上浸水があったわけなんですけれども、消防車に泥水を一旦タンクに入れると後が大変だということで、そこで立ち往生していたわけよね。実際には使えなかったという。そして、小型ポンプ車が来て、初めて排水をしました。
     そういうときのために、消防車、水害のときには何が一番大事なのかということを判断していただいて、消防車に小型ポンプが積めるような、そういう体制ができないのか、それができなければ、軽トラックとか、そういうものにこの小型ポンプを積んで、そして移動できるようなことは要望できないのか、その点お聞きします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     水害時の消防車の活用について、車種によっては、議員がおっしゃったように、使用不能な車種もあります。
     その排出用のポンプの掲載というのも、今後、検討してまいりますので、それがどういう形で財源ができるのかというのも検討させていただいて、整備は進めてまいりたいと思っております。
    ○8番(東 弘明君)
     では、その件もしっかり取り組んでいただきたいことをお願いして、一般質問、終わらせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで東弘明君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 1時59分

    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


                和泊町議会議長  永 野 利 則


                和泊町議会議員  山 口 明日香


                和泊町議会議員  島 田 浩 樹

第2日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和2年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和2年9月30日(水曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第2号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 一般質問
            ・川畑宏一議員
            ・喜井和夫議員
            ・中田隆洋議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  山 口 明日香 君      2番  島 田 浩 樹 君
        3番  森   富 隆 君      4番  川 畑 宏 一 君
        5番  池 田 正 一 君      6番  喜 井 和 夫 君
        7番  児 玉 実 隆 君      8番  東   弘 明 君
        9番  中 田 隆 洋 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 有馬清武君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、森富隆君及び川畑宏一君を指名します。

第2日(2)

発言者

  • 川畑 宏一

発言内容

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  • △ 日程第2 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、一般質問を行います。
     川畑宏一君の一般質問を許します。
    ○4番(川畑宏一君)
     皆さん、おはようございます。
     元祖子育て世代代表、川畑宏一でございます。令和2年第3回定例会において質問を通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。
     まず、高齢者福祉について。
     1点目、和泊町高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画の策定が進む中、前期計画の実績や調査分析等を踏まえ、主な課題とその対応策はどのように考えているのか、お尋ねいたします。
     2点目、本町の介護保険料について、どのように考えているのか、お尋ねいたします。
     以上、壇上からの質問とし、そのほか2項目、3点につきましては、自席から質問させていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の一般質問、1点目の高齢者福祉について、順を追ってお答えいたします。
     まず1点目でございますが、来年度からの和泊町高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画の策定に向けて、現在、第7期計画中の介護給付実績や、昨年度実施した高齢者実態調査の分析を行っているところでございます。
     介護給付費については、平成29年度の総合事業開始により、平成30年度には介護予防給付に係る訪問介護・通所介護サービスが地域支援事業へ完全移行したことによる減少、今年度については、小規模多機能居宅介護事業所が新たに1か所開設されたことにより、地域密着型サービス費の増加が見込まれております。
     また、第8期計画の介護給付費については、認定者数、各種サービスの利用者数、利用回数の推計から見込み利用をはかり出してまいります。
     なお、実態調査の分析結果から、要介護者、要支援者が日常生活の困り事として身体機能の低下や認知症について挙げており、第8期計画の中でも介護予防施策や認知症施策については引き続き取り組むべき課題と考えております。
     さらに、介護人材の確保が喫緊の課題と考えておりますので、介護職のイメージアップを含めた啓発活動や、知名町と協議しながら、介護人材の確保に向けた取組を進めていきたいと考えております。
     次に、2点目でございます。
     現在の介護保険料は、平成30年度から令和2年度の3か年を事業計画期間とする第7期介護保険事業計画を策定する中で、3か年間の介護サービスなどに必要な給付額の総見込額から65歳以上である第1号被保険者の負担すべき23%相当額を算出し、保険料収納率や所得段階別の被保険者数などを割り戻して算出しております。その結果、本町の第1号被保険者の保険料基準額は月額7,600円となり、県内では瀬戸内町に次ぎ高い保険料となっております。
     保険料が伸びた主な要因としては、高齢化の進展によるサービス受給者数の増加や、第1号被保険者の負担率が、第6期期間は22%でありましたが、第7期では23%へ変更となったため上昇しております。
     また、第7期の計画策定に当たっては、住み慣れた地域で柔軟な体制でサービスを提供する施設として小規模多機能居宅介護施設の整備が計画されていたため、必要なサービス提供料を給付額に算定しております。
     川畑議員ご質問の本町の介護保険料について、どのように考えているかということですが、先ほどお答えしたとおり、現在、県内で上位にあるということで、負担されている高齢者の皆様には相当の負担となっておりますが、本町内の介護サービス環境面の整備が、利用ニーズの高い施設系サービスをはじめとして、他の市町村より充実しており、1人当たりの定員が県平均を上回っていることが主な要因と考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。次の質問については、自席から、それぞれの担当課長からも答弁させていただきます。
    ○4番(川畑宏一君)
     ただいま町長から、今後の課題について、介護予防、認知症対策、あと人材確保ですね、このような課題があるということで、詳細に答弁いただきましたので、この後は担当課長にお伺いしていきたいと思います。
     まず、介護保険料、介護保険サービスについてお尋ねしたいと思います。
     ちなみに、今日の議論の内容というのは、今日で答えを示していただきたいというような内容ではございませんので、理由が分かればその理由を教えていただいて、分からなければ分からないで大丈夫ですので、簡潔な答弁をお願いいたします。
     まず最初に、高齢者福祉の目的というのは、まずは高齢者、お年寄り本人ができるだけ長く健康に過ごすことができる、自宅や地域で暮らすことができる、これが第一、そしてさらに家族やサービスを提供する事業者の働く皆様の幸せを考えることが高齢者福祉の目的であるという認識ですけれども、こちらは間違いないでしょうか、保健福祉課長にお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     議員のご質問、高齢者福祉計画、それから介護保険事業計画とあるんですけれども、これのまさに基本理念が、「豊かで心やすらぐ活力のある健康なまち」を基本理念として事業運営しておりますが、少子高齢化が進む中で、高齢者の方が地域において、住み慣れた地域で生きがいを持って生活できる環境づくりを整備すること、それから、一方、事業者のほうにおいては、その受皿として、高齢者等の方の支援に真心努めて対応するというようなことで理解しております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     共通の認識であったと思います。
     そしたら、先ほど町長の答弁でもございました、サービスの内容が充実しているから保険料が上がってしまうという答弁ありました。これは、過去にも担当者からもこのような内容の説明は我々議会としても何度も受けております。
     ただ、サービスが充実しているから高いというのは、私は安易じゃないかなと思うと、もっと詳細な分析が必要じゃないかなと。
     例えば、問題1、介護保険料は、先ほどおっしゃったように、第1号被保険者23%、決まっておりますよね。だから、サービスのかかった費用を、国が負担する分、県が負担する分、町が負担する分、残りを23%負担するわけですから、町が何か操作をできるわけではない、ここは間違いないことですよね。
     そうしたときに、介護保険料は、サービスを受けている、受けていないにもかかわらず、所得に応じて支払いますよね。ここなんですけれども、これは6月時点なんですけれども、各施設の待機者、非常に多いです。その待機者の中には、認知症が非常に進行していて、本人はもちろんですけれども、その家族も非常につらい状況に強いられている、そういった方々もいらっしゃいます。同じ介護保険料を払っているのに不公平が生じているのではないかと思いますけれども、こちらに対する見解をお願いいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     まず、介護保険でのサービスとしまして、3つあります。在宅系、居住系─グループホームと言われる認知症対応型のグループホーム、居住系、それから施設型のサービス、大きく3つのサービスがありますけれども、その3つとも、全国平均、県平均と比べて、本町はサービスの供給量が平均を上回っているんですよ。ということは、それだけ基盤が整備されているということが一つあります。
     議員がおっしゃる認知症の方の、自宅で非常に認知症の方、介護、大変だと思います。そういうことで、町長の答弁にもありましたように、次期計画では、認知症対策も含めて、より取り組んでいきたいと考えております。
    ○4番(川畑宏一君)
     理解いたしました。
     一応、ここ認識として留めておいていただきたいのが、実際待機している方が、その認知症対策を行うといっても、待機者、この時点で、例えばある施設A28名、和泊町でですよ、施設B26名、施設C17名、施設D14名と、待機者がたくさんいて、要は介護保険料が高くても、サービスが全員に行き渡っていて充実しているならいいんですけれども、そこに不平等感が生じないですかという、ちょっと問題提起でございます。
     2点目に入らせていただきたいと思います。
     先ほど申し上げました高齢者福祉の目的、介護サービスの目的、できるだけ長く元気に過ごしていただきたい、これに寄与できているのかという問題になります。
     まず1点目、本町は、国保の医療費にしても後期高齢者医療費にしても、1人当たりの医療費額、県平均でいつも安いほうから数えて1番、2番を争う、つまり医療費がかかっていない、それはすなわち、いろいろ状態にもよるんでしょうけれども、比較的ほかの地域よりも健康で年齢を重ねている方が多いということになります。
     そして、じゃ、介護保険料はどうかというと、県内で2番目に高い。逆じゃないですか、医療費は県内で一、二番目に安いのに、介護保険料は高いと。そして、これは全国でも介護保険料というのは非常に高い部類に入ります。不思議じゃないですか。後期高齢者医療費75歳以上、75歳以上の医療費に関しても、かかっていない、比較的健康であると判断できる材料だと思うんですよ。なのに、介護保険料がかかるということは、要は要介護認定、要支援認定をされている方がそれだけいるからサービスの受給額が減るわけで、ここの相関に関しては、何か把握されておりますでしょうか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     医療費と介護のほうの医療費が低い、介護保険料は高いと、いろんな要因があるかと思いますが、考えられるのが、医療については、これ国保なんですよ。国保は、ゼロ歳児から後期に入るまで、75歳までです。一方、介護は65歳以上の方が受けるサービスです。その中で、65歳から75歳以上の方、段階で何らかのあれで介護が必要にはなってくる比率が高いとか、そういう部分も考えられますよね、1人当たりの平均ですから、その辺の分析等もちょっとしなければいけないかなと思っております。
     あと、考えられるのが、医療については、離島がゆえに、なかなか眼科とか耳鼻科とか、専門医の科目を日常的に受けられる体制にはないということで、これは相対的に離島は医療費が低い状況にありますので、そういうことも考えられるかと思います。
     一方で、介護については、大島郡、平均的に高い状況です。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、また詳細にご説明いただきました。恐らくという枕言葉がつきました、断定的ではないと。
     私も、これも、恐らくなんですけれども、何か健康な方が75歳以上になって、介護保険サービスを受けられるメインの年齢というのは大体85歳くらい前後だと把握しておりますけれども、この間に何かしら急激な衰える要因があるのではないかなと私は予想してしまうと。
     それの中で、次にいきたいと思います。
     こちらに、第7期の、前期のこの計画あります。そちらの中に、要介護(要支援)度別認定者数割合というものがあります。14ページです。
     これを見ていただけると分かるんですけれども、要支援1・2、和泊町は県や全国の平均に比べて圧倒的に低いわけです。つまり、先ほど言った、75歳になって医療費が安いというのがここにも顕著に現れていると、比較的要支援を認定される割合が少ないというのが図に出ておりますよね。そして、要介護1になると急激に増えて、県や全国の平均と一緒くらいになります。その後、要介護2になると、また全国や県の平均から下がるんですけれども、この後が問題です、要介護3になると、また全国、県の平均を上回り、要介護4の方というのは、認定者数の割合というのは県や全国を大幅に上回る結果となっております。
     この要介護3・4が、これだけ認定者数の割合が多いということが、私は介護保険料の増加、サービスの受給額の増加につながっていると思うんですけれども、この要介護3、特に4が県や全国平均に比べて高い要因というのがどのように把握、分析されておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     確かに、介護度の重い、3以上の比率がいずれも高いというような状況もありました。
     ただ、ちょっと今年の8月現在の数値なんですけれども、要介護3が76名、要介護4が72名、要介護5が5名で、合わせて218名ということで、介護認定者数に対する比率が16.6%ということで下がってきております。これは、一つには、包括支援センターを中心とした介護予防、それから個人個人の健康づくり意識の高まり、そういった部分があって、健康に対する意識が高まったこと、それからできるだけ介護にならないようにしようという意思の表れが町民に浸透してきているのかなと思っております。ありがたいことだなと思っております。
    ○議長(永野利則君)
     マイク。
    ○4番(川畑宏一君)
     失礼いたしました。
     最新のデータを持ち合わせておりませんけれども、最新のデータでは、その部分が減ってきているということで教えていただきましたけれども、全体の認定者数も減少傾向にありますから、そこの割合というのは、今お答えになって、割合は分からないんですけれども、そこは精査して、また教えていただきたいなと思います。
     そういった中で、例えばこの第7期の、ちょっと古いデータなんですけれども、その要介護4が先ほど多いと申し上げましたけれども、これが例えば、いきなり要介護4の認定を受ける方が多いんであれば、例えば脳関係の疾病とか、急激に身体的機能を損なうような病気が発生している可能性が高くなるなどの理由がもしかしたらあるかもしれない、そうしたらそういった病気を防ぐような、生活習慣病を防ぐような対策を講じなければならないだろうと。そうではなくて、例えば要支援1・2、要介護1・2・3・4と徐々に段階的に上がっていく、そのスピードが速くて要介護4が多いのであれば、これはその間で、より長く元気よくいてもらうためのその施策のところにまだ不足があるというふうに考えられます。
     要するに、私が申し上げたいのは、誤解なきよう申し上げますけれども、決して既存のサービス事業者の業務に言及しているわけではありません。私が、今、課長にお尋ねした件、確実な答えは持ち合わせていないと思います。私も持ち合わせていないです。今、研究中であります。ネット等でも様々な、国、各自治体、シンクタンクなどが医療費を、介護費用をいかに下げていくか、あとは地域間の格差をいかになくしていくか、地域差をなくしていくかということに一生懸命になっておりまして、その研究がたくさん出ております。その中での内容を基に、今のことを議論させていただいております。
     そういう中で、保険者たる和泊町の取組としては、先ほど申し上げました高齢者福祉の目的を果たすための大局的な見地に立って、また費用対効果を徹底的に改善していくことが必要なんだなと、先ほど私が申し上げたような課題を、ほかにもたくさんあると思いますけれども、内容を精査していただいて、原因を究明し、それを解決していくことが必要じゃないかと思います。
     保険料が仮に変わらないのであれば、サービスをもっとよくしていく必要があるし、サービスが変わらないのであれば、保険料を安くする必要があると思います。先ほど議論したような内容を、この計画というものは、基本的にコンサルの方が指導に基づいて計画していて、大体どこの自治体も同じような内容になっています。実績と、あとはサービス料の見込みという形でなっておりますけれども、そういった計画の策定の仕方ではなく、我々が先ほど議論したような、課題を研究し、高齢者福祉の目的を達成するための動きを講じていく、議論をしていく、そういった内容をこの計画、最新の8期の計画にはぜひ盛り込んでいただいて、さらなる費用対効果の追求、幸せの追求を行ってほしいと思うのですけれども、保健福祉課長の見解をお聞かせください。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     ありがとうございます。
     次期計画、8期計画に向けて、10月から、先ほど答弁にもあったように、高齢者実態調査等の評価・分析などを踏まえて、10月から委員会をまた開いて協議していきます。その中で、いろんな意見を、事業者の方の意見、それから実際に使っている方の意見なども取り入れながら、和泊町の高齢化社会、将来に向けた計画でありますので、基本は地域で生き生きと暮らせるような体制づくりということで取り組んでいきたいと思っております。
    ○4番(川畑宏一君)
     この計画の策定に当たって、今後、委員会を開催しながら検討していくということですけれども、印刷等の時間も含めると、あと3か月、4か月もないんですよね、状況的には。この中で、今申し上げたような議論をしていくのは物理的に無理かなと思います。だから、そういう無理を言うわけではなくて、そういった、この計画に盛り込むだけでその議論ができていくわけですよね、今後。
     行政の皆様というのは、よくも悪くも計画というものに非常に忠実だということを、私、この議員活動を通して感じております。非常に真面目に、計画に沿って業務を遂行する。ただ、場合によっては、その計画を策定したときから状況や環境が変わっているけれども、あまりにも計画に忠実にやり過ぎてしまって、ちょっと現実はそぐわない場合も見受けられるんですけれども、それだけ計画というものは大事なわけですよね。
     今のこの計画を策定する段階の担当者が、来年度から3年間、替わらずにいるのであれば、今、このような共有した思いをその担当者がしっかりと受け継いでいただけるとは思うんですけれども、担当者が替わるかもしれません。どんなに担当者が替わったとしても、しっかりと受け継いで議論ができるように、その熱い思いをしっかり込めていただきたいなと要請して、次に移ります。
     続きましては、先ほど人材確保について、町長からの答弁からもございました。
     この人材確保についてですけれども、今、何かこの具体的な、イメージアップ等ございましたけれども、具体的な事業イメージ、施策イメージ、ございますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     介護人材の育成確保、本当に喫緊の課題となっております。サンサンテレビ等でも、各介護施設のほうで介護職員募集というのが、途切れもなく募集ということで流れておりますけれども、職員の確保については、各事業所のほうで本来は取り組んでいただくことなんですけれども、保険者としても必要な支援をしていかなければいけないということで、町長の答弁にもありましたように、介護事業所に従事している新人職員の活動を、サンサンテレビ等を通して介護事業者のすばらしい環境だよというところでイメージアップなどを図っているところなんですけれども、それだけでは当然解決しない問題であります。
     ちょっと、県の事業等も活用しながら、委員会を設置して、離島における共通課題ですので、人材確保に向けて必要な対策を練っていきたいなと思っております。
    ○4番(川畑宏一君)
     失礼しました。
     一生懸命、知恵を絞ってやられている、だけど具体的にこれといった打開策が出せない状況にどの自治体もあると思います。
     そういった中で、提案であります。
     民間のこういった人材確保を支援している団体というものがあります。そういった力を借りるのはどうかなと。その団体として、私、直接知っている団体なんですけれども、NPO法人でUbdobeという団体があります。
     これは、なぜ知ったかというと、両町の介護福祉士が集まって、自分たちで会費を出し合って勉強会をしている組織があります。介護福祉士会、この組織が自分たちの資質向上、勉強のために、おととしでしたか、夏にその方々を呼んで勉強会をしました。それも、本当は結構すごい講師の方なので、最初はなかなか来るのを調整できなかったんですけれども、突撃で会いに行って、お願いして、連れてきていただいたような、本当に介護福祉士会の皆様の熱意に感服するところであります。
     この組織、どんな組織かというと、厚労省からの仕事を受けたり、厚労省の委員も代表が務めていたりと、アドバイザー的なこともしていて、非常にノウハウもあり、そして行動力もあるところで、今おっしゃったようなイメージアップであるとか、あとはイメージアップから段階的につなげていって、都市部から離島に介護人材を供給するというか、そういったことにも実績を出しております。実際に、沖縄の離島でもそういう実績があったり、あと大分県でプロポーザル契約をしてやっていたりと、行政とのタッグも実績があります。また、行政でやらなくても、例えば介護福祉士会など、そういった団体との契約でやったりとか、もちろん事業所が独自でもできるんですよ。
     ただ、これはもう島の問題として、自治体だったり、もしくはそういった団体を活用して、こういったプロの方々に知恵をお借りするのも得策ではないかなと思います。すぐに答えは出せないでしょうけれども、ぜひ検討していただいて、もし可能であれば来年度予算とかに考えていただきたいんですけれども、ちょっと長い目で見てもやっていただきたいと思いますけれども、見解をお聞かせください。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     情報提供ありがとうございます。
     介護業界、本当に以前はよく3Kですね、きつい、汚い、危険という3Kと言われておりましたけれども、ある介護福祉士の方が言っていらっしゃいました、今は感動、感謝、かっこいい、その3Kだよということで、まさにいいことを言っているなと思いました。そういうイメージづくりを保険者としても強力に推進していきたいと思います。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、具体的な言及はなかったですけれども、この団体、そのノウハウを使えば、介護人材に限らず、保育士だとか、いろんな人材にそのノウハウは応用できるということも聞いておりますので、Ubdobeという団体、ちょっと調査していただいて、私のほうもちょっと資料を提供したいと思いますので、ぜひひとつ検討していただけたらと要望して、次の質問に入らせていただきます。
     続きまして、防災対策について。
     1点目、台風の強大化などにより、今後、避難所の利用者が増加すると思われるが、課題をどのように捉えているのか、お尋ねいたします。
     2点目、先日の集中豪雨による家屋浸水や耕地・道路等の冠水について、過去にも同様の被害が発生している事案も見受けられますが、災害再発防止の取組、プロセスはどのようになっているのか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の一般質問、防災対策について、順を追ってお答えをいたします。
     まず1点目でございますが、先日、東議員の一般質問でもお答えしましたとおり、防災につきましては、万全の体制で対策を行っていますが、今後の課題としては、避難者数の即時把握を行い、空きのある避難所への搬送などについての検討や、避難所となっている学校施設の迅速な開場について、今後、再検討していきたいと考えております。
     次に、2点目でございますが、農業農村整備事業における災害再発防止への取組については、東議員の一般質問でも答弁しましたが、梅雨や台風前に区長会を通して農家へ災害対策をお願いしているところでございます。
     また、水土里サークル活動において、農地や農業用施設の点検及び共同活動による維持管理に取り組んでいるところでございます。
     近年は、自然災害の激甚化が多発しているために、集落に被害を及ぼす重点ため池を選定し、集落とワークショップを通してハザードマップを作成しております。対応として、梅雨や台風前にため池の貯水量を調整することなどにより、集落への冠水防止への対策を講じているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     町長から詳細な答弁いただきました。
     担当課長に、また具体的に教えていただきたいと思います。
     まず最初に、避難所の件について、今後、災害の甚大化に伴って避難者が増える可能性が高いということで、即時把握、そして空きのある避難所へということで、迅速な対応、検討がなされているなと感じました。
     また、今回、私、9月のたびに災害に関する質問を入れさせていただいて、本当に担当者は大変だと思うんですけれども、人命と財産を守るためですから、消防団で活動しているということも踏まえまして、もう多種多様の要望、要請させていただいております。担当者におかれましても、非常にそれを毎年毎年確実に、そしてさらに加速的に進めていらっしゃって、今回の台風の9号、10号のときの避難に関しまして、非常に進化していて、特に消防団と民生委員との連携や、あとはこれまで各字の区長が本当にこの避難所開設、運営に関して四苦八苦されていたところを、要望に応じて職員を配置してくださったと、その職員の皆様がまた抜群の働きをしてくれたということで、非常に感謝の声を聞いております。
     その中で、非常にすばらしい対応をしていただいたんですけれども、これをさらにやっぱりよくブラッシュアップしていくために、細かいことでありますけれども、幾つか確認させていただきたいと思います。
     まずは、今回、この避難所を開設して、避難所の運営をするという部分で非常によかったんですけれども、避難所の備品リストがありませんでした。どういった防災の備品があるのかということを把握しに行ったんですけれども、まだできていなくて、これから作成する予定だったかもしれないですけれども、そこをまず把握しないといけないと思います。総務課長の見解をお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     避難所の備品等につきましては、昨日もお答えしましたけれども、発電機、LED投光器、それから毛布、簡易エアマットで、投光器とか発電機につきましては整備をされているということでありましたけれども、簡易ベッドとかエアマットにつきましては、各集落においても、そう度々使うものではないということで、倉庫の奥にあったりとか、経年劣化しているということを昨日も伺いましたので、その備品リストは当然整備していかないといけないと思っておりますけれども、もう簡易的なものについては、防災拠点施設であるやすらぎ館に保管して、災害の発生時に各集落からの要請に応じて配備するということがいいのではないかなと、今、考えているところでございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     コミュニティー事業などを通しまして、大体25年、26年あたりからいろいろと整備されてきてはいるんですけれども、まだまだばらつきがあって、それを把握するために、まずは備品リストを作って進めていただきたいなと思います。
     そして、次なんですけれども、備品をそろえるのはいいんですけれども、その内容をしっかり精査してほしい、またはその管理、その後もそれを管理されているかをチェックできる体制をつくってほしいということです。
     細かいことですけれども、具体的に申し上げますと、例えば二十五、六年ですか、整備されたエアマット、これは昨日の答弁でもございましたけれども、経年劣化が進んでいて使えない、あとはキャップがなくて膨らませることができないとか、あとこれ実際、私、使いたい方がいて、ある避難所に行って膨らませたんですけれども、手動ポンプでやるんですけれども、とてもじゃないけれども、筋肉ばかの私でもきつかったと、なかなかお年寄りの皆様がこれを膨らますのは大変だろうなということも感じましたし、あとそのエアマット、バランスも悪いし、あとは音がすごいんですよ、ギュッギュギュッギュと、こう乗ったときに。避難所というのは、ざわつくんですけれども、やっぱりプライバシーを最低限は確保したいということで、やっぱり音等には非常に敏感になると思うんですよ。だから、非常にありがたいんですけれども、実際、実用性でどうなのかなというと、ちょっと課題が残るなと感じた次第であります。
     あとは、やすらぎ館に配備されているマットなんですけれども、こちらに関しては、非常にありがたいマットなんですけれども、使うたびに、真っ白なマットで、シーツもないものですから汚れがひどくて、もう数回しか使っていなくても、やっぱり時間がたつと染みが出てくるんですよ、ちょっとした汗とか水分の汚れで。やっぱり、幾ら避難所とはいっても、コロナ感染症などの対策もしながらでの中で、ちょっと衛生的にどうなのかなという部分もありますので、例えばですけれども、洗うことができたりとか、シーツを洗濯できたりとか、そういったものがないかなという検討もしていただきたいなと思います。
     あとは、パーティション、これに関しては実際あったわけじゃなくて、これは提言なんですけれども、段ボールとかのパーティションとかはあまりお勧めできないなと思います。というのも、湿気に弱くて、一回使うと折れ目がついてしまったりして、なかなか使用にも強度が、耐久性がよくなかったりだとか、あと段ボールというのは虫のすみかになっちゃうんですね。管理が不十分だと虫を寄せつけてしまったやつ、使えなくなってしまったりだとかありますので、端的に申し上げますと、備品を、リストを作成して、必要なものをしっかりと整備していただく中で、その備品の内容というものもしっかりと現物を精査して、それが実際使うものに即しているかというものは調査していただきたいなと思います。これが備品のことですね。
     3つ目でございます。
     今回は、コロナが、感染症が心配されている中で、検温とアルコールと、あと名簿ですね、対策はしっかりとされていたなと感じております。ただ、これは、今現状、島内で感染者がいないからこの対策でよかったんですよね。
     もし、いる中であのような災害があったときには、避難所の中での感染拡大のリスクが伴うということで、とてもじゃないですけれども、その対策と備品では足りません。まだ、特効薬、ワクチンなども整備されていない中で、今後、いつ、もしかしたらもうあしたからかもしれない、コロナ感染症がまた島内で発生してしまうかもしれないですよね。その中で、台風という、もう最近は大型化して、秋頃、10月、11月にも発生する、もしかしたら今年、そういった島内で感染者が発生して、そういう状況の中で避難をしなきゃいけない状況が来るかもしれない、そういった中ではちょっと備品が足りないのかなと感じています。
     そちらも早急に対応していただきたいなと思いますけれども、総務課長の見解をお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     避難所の備品対策というのにつきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、いろんな不備があったのも承知しております。それにつきましては、今、新型コロナウイルス対策ということで、いろんなまた新しい備品等が、各業者からあっせんが来たり、また売り込みに来たりしておりますので、それを含めまして整備していかないといけないかなと思っているところでございます。
     あと、コロナ対策ということで、また空間の問題が出てきておりますので、そういうことも含めまして、備品については、今、地方創生の臨時交付金で手配している部分と、それで不足する部分は、今後はまた一般財源等で検討していかなければいけないのかなと思っているところでございます。
    ○議長(永野利則君)
     マイクを入れてください。
    ○4番(川畑宏一君)
     すみません、失礼いたしました。
     しっかりと把握して、コロナ対策等も含めながら検討して進めていく旨の答弁をいただきました。いつ、コロナと台風等の災害が同時に発生するか分からない状況ですので、早急な対応をお願いしたいなと思います。
     次ですけれども、今回、この消防や民生委員との連携や職員の配置など、非常に積極的にご支援いただいた、非常にありがたいことでございました。それをさらに充実したものにするためには、連絡体系であるとか、その事前の情報共有、ある程度分かる方は誰を呼ばないといけないとか、組織が頭に入っているんでしょうけれども、そうじゃない方は、いきなり呼ばれて何をしていいか分からないという状況の中で模索しながらする場面がありました。みんなではないですけれども、そういう場面がありました。
     また、各字で自主防災組織というものをつくってやっていて、その中の名簿に名前も入っているんですけれども、共有の時間がなかったと思うんです。名前は入っているんだけれども、そのことを本人が知らないといったケースもありました。
     だから、短期間でこれだけしっかり避難についての体制をまとめていただいたので、そういった細部の部分もしっかりとさらなる改善をしていただきたいという中で、一つ紹介したいのが、住吉字が地区防災計画というものを作成しております。これ、この中身を見ますと、もうその災害のときの組織から、ルールから、避難所のルール、あといろんなフォーマットがこれにしっかりとつくられております。
     これは、本来はそれぞれの自主防災組織、字でやるべきことだとは思うんですけれども、何せそういったプロではありませんよね。字の組織、区長をはじめ字民、そういったものにたけている方がいればいいですけれども、そうとも限らないし、それだけを仕事にしているわけではございませんから、なかなか内容の精査であったり、進捗が難しい部分があるということは過去にも度々申し上げさせていただいたんですけれども、こういったものを基本にしながら、まず最低限は各字の自主防災組織において、フォーマットに基づいてそれを埋めていけば、ある程度は組織が出来上がって、それを共有できるような仕組みは早急につくり上げていただいて、今後、さらに大きくなると予測される災害の対応について、自主防災組織が動いていける組織づくりを支援いただきたいなと思いますけれども、総務課長の見解をお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     今回の、特に台風10号の避難対策につきましては、当然地区の区長さんをはじめ民生委員、消防団員の皆さんが非常に協力をしていただいて、非常にスムーズな避難体制ができたのではないかと思っております。
     自主防災組織につきましては、21集落、組織をしているわけでございますけれども、これにつきまして、消防庁や鹿児島県、それから他の自治体もマニュアル等をつくって進めております。先ほど、議員が参考にしていただければということで、知名町の住吉地区の計画を参考にしたいなと思っているところでございますけれども、その各集落の組織についても、いろんな、各21集落ありますけれども、体制が違うと思いますので、その地区ごとに沿った計画ができるようなマニュアルづくりを検討していきたいと思っております。
     住吉地区のものにつきましては、もし提供いただけるなら、また提供していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
    ○4番(川畑宏一君)
     大変前向きで心強い答弁をいただきました。ぜひ進めていただきたいと思います。
     ちょっと時間がありませんけれども、今回の水害の浸水、冠水等について、原因となったものに、ため池がオーバーフローしてあふれてしまって、その水が流れてしまったという件があります。
     土地改良区のほうで管理している20か所弱ですか、そこに関しては、しっかりと対策をしていると。
     いろいろ調べてみますと、80か所以上、字が指定管理を受けて管理をしているため池があるという、それは字ごとにちゃんと指定管理の契約書も区長名で交わされているというふうに聞いております。だから、そのため池から水があふれるのが分かっていて、役場に何とかしてもらえないですかと要望したときに、それは字の管理なので字でしてくださいということは確かに正解なんですけれども、そういう背景がやっぱり理解できていないと、なかなか難しかったのかなと、私も今回勉強して初めて分かった件でありました。
     その中で、約10年前に、ため池が原因で浸水してしまった地域、今年から青年団や消防団を中心に、その字のメンバーでため池の水を抜くような作業を組織的にやっているということで聞いております。その字だけじゃないですよね、ほかのため池でも数か所、そういったため池があると思います。というのも、これまでは農業用水でそのため池が必要があって、その字の要望があって造ったんですけれども、畑かんが整備されたものですから、だんだんそのため池を使わなくなってしまったんですよね。だから、そのため池に、大雨が降ると一気に水が集まってしまってあふれてしまうと。
     だけど、このため池は、防災の観点でやっぱりしっかり管理していかないといけないのかなというふうに思っております。というのも、そのため池を例えば埋めてしまったりしたら、ほかのところの流末に影響が出て、ほかのところが冠水してしまったりするような状況というのも、今回、見受けられると思います。
     そこでなんですけれども、このため池の管理、もう人海戦術しかないと思うんですよ、まずできることは、一定、字の組織などでやっていく。ただ、これを、やっぱり組織をしっかりつくっていかないと、いつ誰がやるのかということで、やっぱりできなくなって、またあふれてしまったということになってはいけません。また、完全にボランティアにしてしまうと、なかなかこれが続かなくなってしまうだろうなというふうな危惧をしております。だから、これを、そういったため池の点検をして、まずは早急にしていただきたいと、これが要望の1つ目です。そういったため池の管理が必要なところの啓発をまずしていただきたい。
     2つ目なんですけれども、そこに関して、例えば水土里サークル等で、ため池があふれることを防止するための活動に対して手当ができないかということ、この2点、耕地課長にお尋ねしたいと思います。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     川畑議員の質問にお答えします。
     今、80か所近くの字の指定管理をしたため池がございますが、その指定管理したため池について、地域が把握していないところもあるかと思います。その周知のほうをまず先にさせてもらって、その中で、そのため池が満水になったときにどういう被害を及ぼすかということで、ハザードマップの作成であったりとかいうような形を取りながら周知啓発をしていきたいと思います。
     それについても、今、先ほど議員からありました西原字のため池については、集落の若い人たちが集まって、その対策を講じたということでありますので、そのようなハザードマップの中で、そういう体制づくりも含めてやっていきたいというふうに思います。
     あと、水土里サークル活動については、昨日確認したところ、その地域の構成員であれば、その地区内にあるため池の管理作業についての手当等が出せるというふうに確認ができておりますので、災害前にはそのように体制づくりをできるように心がけていきたいと思います。
    ○4番(川畑宏一君)
     大変心強い答弁をいただきました。
     すぐにできますし、それだけで防げる災害も多い案件だと思いますので、ぜひ早急な対策、取組をお願いしたいと思います。
     また、これ、ちょっと関連なんですけれども、これはもうお願いで終わります。
     耕地の表土流れだとか、あとはのり面崩れですね、これといったものに関して、落水口の周辺の管理であったり、畦畔の管理であったり、こういったものが不十分であって災害が発生してしまった、そういった案件も多々あると聞いております。
     これは、私から町民の皆様にお願いでございますけれども、これだけ災害が発生している中で、全てを行政に、自治体に任せていたのでは、財源は幾らあっても足りません。何とか、自助・共助・公助とありますけれども、自分たちでできることはまずやっていただいて、それでも、例えばお年寄りなどでその作業が難しいとかいろいろあるときには、またそういったボランティアの組織などを活用しながら、そういった仕組みをつくっていけたらなと思いますので、自助の取組の徹底をお願いしたいと思います。
     また、耕地課長には、そういった畦畔の管理、落水口の周りの管理というものに関しては、その計画段階においてお示しをしていると聞きましたけれども、やっぱりその計画段階ができて、その耕地の基盤整備ができて、その後、使用してからの後もぜひ継続的に啓発していただいて、中には、お話を聞きましたけれども、そのことを知らないでやっている方もいるんですよ。だから、そこはしっかりと改善していただけたらと要望して、私の防災に関する質問を終わります。
     最後になりますけれども、新型コロナウイルス感染症について、現在及び今後の経済的影響についての見通しと対策はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     最後のコロナウイルス感染症についてお答えをいたします。
     新型コロナウイルス感染症による経済的損失を算出することは大変難しいところでありますが、町内における持続化給付金の相談件数は60件を超えるなど、被害は甚大であると思っております。
     また、町内飲食店などの客足は、いまだ回復しておらず、厳しい経営状況が続いていると認識をしているところでございます。
     今後の見通しについても、新型コロナウイルス感染症の終息が不透明である以上、予測不能な状況でございます。入り込み客数が業績に密接に結びつく観光産業については、新型コロナウイルス感染症による影響を大きく受けております。
     政府による緊急事態宣言以後、大きく影響が出始めた4月の入り込み客数は昨年比78%減、5月は84%減と、大幅な来島者減が見られ、6月は53%減、7月は47%減と、島外からの宿泊者数の低迷が続く状況となっております。
     これまで、町としましても、島泊・島観キャンペーン、ちばらーチケットや飲食店などへの固定費支援など、各種支援事業を県内でも先陣を切って実施することで、町内利用喚起という新たな経済モデルを示すとともに、事業者及び町民から大きな反響をいただいているところでございます。
     現在、ウィズコロナを見据えた施策として、感染予防資材購入事業などによる感染予防対策の徹底を行うことで、町民が安心して来店できる状況を早期に整えていただくよう事業を推進しております。
     今後も、物産品に関連する支援事業や、奄振を活用した中長期的な観光産業の回復につなげていく事業も計画しており、基盤を再構築する経済対策事業を推進してまいりたいと考えているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     国からのコロナに関する臨時交付金、これを活用して様々な施策を打ち込んで、経済対策打ち込んでいただきました。今後も、また新たな施策が打ち込まれるということで、非常に心強く思う次第であります。
     6月の一般質問において、これは担当課の保健福祉課長にですけれども、様々なお願いをしております。情報公開であるとか、あとはコロナをよく知ってもらう、知らないがために誹謗中傷が起きたり、過度の不安が起こってしまうということですね、それの対策をお願いしております。これの経過、ちょっとまだ把握しておりませんけれども、しっかりと進めていただいて、来なければいいですけれども、あしたにも来るかもしれない、またそのコロナの感染症の発生、そこに備えて、鹿児島でも徳之島でも発生して、人ごとではございません、緊張感を常に持っていかなければいけない状況だと思いますので、しっかりと進めていただくことをお願いし、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで川畑宏一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時30分

第2日(3)

発言者

  • 喜井 和夫

発言内容

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  • 再 開 午前10時45分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、喜井和夫君の一般質問を許します。
    ○6番(喜井和夫君)
     町民の皆さん、おはようございます。
     このたびの選挙で、町民の皆さんのおかげで2期目の議会に送っていただき、この場を借りて感謝のお礼を申し上げます。ありがとうございました。
     それでは、令和2年第3回定例会において、3点の一般質問を通告してありますので、壇上より1点、自席より2点の質問をします。
     1、AEDの移動について。
     各字公民館にAEDが設置されているが、ほとんどが施錠された屋内にあり、緊急時に早急に対応することができない状況であるが、公民館の入り口まで、または字の指定した場所に移動はできないか、お伺いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     喜井和夫議員の一般質問にお答えをいたします。
     1点目のAEDの移動についてでございますが、各字公民館へAEDを設置したのは平成29年度からであり、設置からこれまでの間、管理方法などについては各字区長へ依頼をしております。
     また、区長会などにおいて、AEDボックスのあっせんなどを行い、5字が屋外にAEDボックスを設置するなど、緊急時に対応できるよう工夫をしております。
     このAEDについては、リース契約を締結しており、その契約書において、設置場所などについては、書面による事前の承諾を得れば移動できることになっておりますので、各字からの要望により対応していきたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○6番(喜井和夫君)
     移動は、各字から要望があれば、すぐできるということでよろしいですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     AEDは、契約書の中で公民館の敷地を場所に契約でしてございますので、その敷地内であれば移動は何ら問題ございませんけれども、例えば区長の自宅に置くとか、そういうときには契約の相手方の承諾を得なければいけませんので、そういう場合には、文書によるやり取りを契約者とすることで移動は可能でございます。
    ○6番(喜井和夫君)
     そうであれば、ぜひ各集落とも屋外に出すようにしたほうが、例えば各字の人だったら、そこが鍵が開いているからとか、すぐ分かるんですけれども、もし違う字でそういう人を見かけたときに、閉まっていたときにガラスまで割って入るということもできないわけですから、それは行政側で、区長会を通じてでも、そうして外のほうに出すように指導してもらえたら助かるんじゃないかなと思っております。
     そして、リース契約ということであると、本体の機能の点検とか、そういうのはリース会社のほうでするんですか、お聞きします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     使用の管理につきましては、町でするということになっております。
    ○6番(喜井和夫君)
     先ほど、町長の答弁で、平成29年設置、もう5年ぐらいですか、なりますけれども、不具合とかそういうのは、現在はどこの字からも出てきていないでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     今、町内の37か所にAEDを設置してございますけれども、今のところ、不具合があったというような報告は受けていないところでございます。
    ○6番(喜井和夫君)
     不具合がなければ、本当に安心して使えるなと思っております。
     使い方の、各字に消防団員もいることですので、やっぱり年に何回か、そういう使い方の指導もするようにということで、先ほど各字の区長さんに外に出してくれということの指導をしながら、そういう講習会もしたほうがいいんじゃないかなということも行政のほうから指導していただければいいかなと思っております。
     これでAEDについては、この質問については終わりたいと思います。
     続きまして、2点目、農道及び側溝整備について。
     集中豪雨において、側溝が氾濫し、西原字の農道が侵食され、通行できない状況にあったが、どのような対策をしていくのか、お聞きします。
    ○町長(伊地知実利君)
     農道及び側溝整備についてお答えをいたします。
     喜井議員指摘の農道の侵食箇所については、県営畑地帯総合整備事業、伊美地区内の農道かと思います。
     今回、集中豪雨により埋まった農道側溝は、水土里サークル活動の対象施設であり、組織において堆積土砂の撤去などの応急措置を実施したところでございます。
     また、農道侵食については、伊美地区の畑かんパイプラインが埋設されていることから、県営事業により、畑かんパイプラインと農道の原状回復を行うことで、今、県と協議したところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○6番(喜井和夫君)
     道が整備されているのは、早い対応で確認しております。
     しかし、あれだけの勾配の道ですので、また近頃、集中豪雨というような形ですごい雨が降ります。また、すぐ流されてしまうんじゃないかというところがあって、あれをどうにか事業でも入れて、あの勾配の強いところだけでもいいですから舗装したら、今後、流されずに、また処置もしないで済むと思いますけれども、そういう事業を地元の皆さんと相談しながら取り入れることはできないでしょうか、担当課長、お願いします。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     農道整備の舗装だと思いますが、それについては、地域からの要望があれば事業を検討することができますので、100%その地域の方々から同意がいただければと思っております。
    ○6番(喜井和夫君)
     ぜひ、してほしいなと思っております。
     西原字の皆さんは、水土里サークルの事業を使って、自らできるところはコンクリ舗装をして、整備を続けているんですよ。そういう字ですので、また、中央線から西原字に行く道に舗装道路というのは本当に大きな道路だけで、本当にああいう勾配の強いところだけはぜひ整備をしてほしいと思います。字からの要望があれば計画に入れるということでありますので、また字の区長に会って、皆さんで町のほうに要望してくれということを伝えておきます。
     それでは、3点目に移ります。
     新しい生活様式の取り組みについて。
     新型コロナウイルスの影響により、様々な行事が中止や縮小となり、新しい生活様式を取り入れる中で、子牛競りのライブ中継をすることはできないか、お伺いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     喜井議員の3点目の質問にお答えをいたします。
     現在、沖永良部家畜市場では、定期子牛競り市において、新型コロナウイルス感染症予防として、場内に入る際の検温の実施や、購買者及び関係者以外の競り場内への立入りを禁止しているところでございます。
     このように新しい生活様式を取り入れる中で、喜井議員ご質問の子牛競り市のライブ中継については、まず主催者側である経済連及びJAあまみと設備の設置についての検討が必要であると考えます。
     また、ライブ中継を実施する場合、競り価格や体重などの情報が発信されるため、家畜農家で組織する和牛振興会の承諾も必要かと考えております。
     さらに、新型コロナウイルス感染症が終息し、通常どおりの子牛競り市が開催されることも考慮すると、カメラ設置に係る費用対効果の検証も必要だと考えます。
     しかし、他市場のライブ中継でも利用されている家畜市場情報伝達提供システムについては、多くの方々にえらぶ牛の魅力である血統のよさなどの周知を図るためには必要だと考えますので、今回の質問を踏まえ、家畜市場の施設整備時において、関係機関で検討するよう担当課から要請をさせたいと思います。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○6番(喜井和夫君)
     もし、サンサンテレビで中継をしたら、その経費としてはどれぐらいかかりますか、企画課長。
    ○企画課長(林 義仁君)
     サンサンテレビの中継に関しましては、競り市場のほうに中継所の設備が整っておりませんので、概算ではありますが、見積りをしたところ、92万5,000円ほどかかるというふうに見積りが出ました。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     90万余りの経費がかかるということでありますが、その内訳の中、少し分かりましたら。
    ○企画課長(林 義仁君)
     中継に係る経費としましては、備品購入費、生中継の中継ボックスを設置することと、あと工事費に関しまして、伝送路整備工事、光を引く設置工事、またはあと諸経費、サンサンテレビに係る人件費など、92万5,000円となっております。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     となると、初回のときに九十数万かかるということですよね。2回目からなると、人件費程度ということでよろしいですか。
     それでは、これは与論町がライブ中継の事業を入れている資料がありまして、これが全てを入れて大体2,000万の事業だと思いますけれども、その中のうちのライブ中継だけの事業で入れるということは、経済課長、できないでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     私も、与論町さんから資料を頂きました。このときは、ちょうど与論町も施設が老朽化しているということで、まず自動競り機と、あるいは体重計を入れる、そのときにちょうど農家さんから等要望があったということで、このライブ中継を入れております。
     先ほど、議員おっしゃった2,320万ほどかかって、内訳は、すみません、私も聞いていなくて、その施設整備全てで2,300万かかったというふうに伺っております。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     本当に、町にそれをする前に、まずはJAさんにお願いするのが当たり前だろうし、また畜産農家の皆さんの中で、課長も畜産農家の一人でございますので、そういう場に出る機会もあるし、ぜひ、まずは農家の皆さんの中でそういうのがしてほしいとかいうのを聞き取りというか、そういうのをお話しして、本当にライブというか、それを見ることで、生産者の生産欲も出てくると思うんですよ。
     今の状況では、ただ競りに牛を持っていって、ただこうして、はい、帰りなさいとかいうふうな形で、どの血統が今どれだけ売れているか、そういうのも生産者としては見て、また、今、若干コロナ関係で下がってはきておりますけれども、和泊町の農業の中で一番、言い方は悪いですけれども、稼いでいる一つの部類じゃないかなと思っております。
     また、和泊、JAだけじゃなくて、知名も一緒に、競り市場が1か所ですので、やっぱり知名、農協のほうにも、JAのほうにもそういうことを伝えて、できればJAでそういうのを入れたらどうかなと思っております。コロナが終息すれば、皆さんも見られるんですけれども、そうでないと、これがいつまで続くか分からない状況ですので、ぜひ課長のほうでしてもらえばいいかなと思っております。
     知名のほうで、知名議会のほうがユーチューブで流しておりますけれども、それをしたらどれぐらい金額的にかかりますかね。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     ユーチューブの中継に関しましては、カメラやプロバイダー、Wi-Fi等にもよりますが、概算ではありますが、23万ほどの予算でできるのかなと思います。
     以上です。
    ○6番(喜井和夫君)
     今、企画課長が23万ぐらいでできると。それぐらいだったら、経済課長、ぜひ各JAにお願いして、それはやるべきじゃないかなと思うんですけれども、課長のお考えはどうですか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     本当、喜井議員、ありがとうございます。大変熱い思い、ありがとうございます。
     私も、いろんな懇親会等でちらほら、本当農家の皆さんからこういう声は聞きます。しかし、やはり先ほど町長もお答えしたように、まずサンサンテレビでやると、もう和泊町内の農家さんしか見られないということで、今おっしゃっているライブ中継になると、知名の農家70、80戸、農家も含めて、両方で見られるのかなと思ってもおります。
     しかし、先ほど言ったように、まず両町の農家さんの意見を聞いて、そしてその意見がやはりまとまるようでしたら、沖永良部家畜市場運営委員会という組織があります。両町、両農協、関係機関、授精師、いろんな方が入っている会であって、年2回、皆さんからいただいている手数料とか、そういうののいろんな話合いをします。その中にしっかり持っていって、農家の意見としてこういうのがあるということをやりながら、先ほど企画課長が言った23万、年間プロバイダー8万ぐらいかかりますので、これを拠出、この会の中でやっていくのかというようなことも含めて、話合いをさせていただきたいと思います。
     終わります。
    ○6番(喜井和夫君)
     やっぱり、生産者の気持ちが一番大事だと思っております。ぜひ、私も、この話を出したのは、やっぱり生産者からそういう意見があったから今回の一般質問の中に取り入れてありますので、ぜひ、まずはみんなの、生産者の話を聞いて、早めにその会を持ってもらえればいいかなと思っております。
     簡単でございますが、3点とも終わりましたので、これで私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで喜井和夫君の一般質問を終わります。

第2日(4)

発言者

  • 中田 隆洋

発言内容

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  • 次に、中田隆洋君の一般質問を許します。
    ○9番(中田隆洋君)
     皆さん、こんにちは。
     議席番号9番、中田隆洋でございます。今回、一般質問、最後になりますので、皆さん、よろしくお願いいたしたいと思います。
     4項目について、一般質問を通告しております。
     まず、1項目について、壇上からのご質問とさせていただきたいと思います。
     障がい者福祉についてお尋ねいたします。
     本町においては、早期療育から支援学級の充実、障害者就労支援施設と、障害者福祉において着実に向上してきたと評価をしております。
     しかし、ここ数年、障害者福祉の完結に向けて、事業の推進が硬直化していると感じております。和泊町地域福祉計画(令和2年度から令和7年度)において、関係団体ヒアリング結果、地域の課題の中で「親亡き後の子供(障害者)の入所施設がない」という意見が記載されております。当局も、この課題には十分理解していると思います。
     そこで、質問をいたします。
     障害者の入所施設、就労施設の整備を進めていかなければならないと思うが、どのように考えているのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田隆洋議員の一般質問、1点目、障がい者福祉についてお答えをいたします。
     障害者への支援として、本町では、行政による総合的な支援や、社会福祉協議会をはじめ関係事業所において各種の生活支援や相談支援などのサービスを提供するとともに、社会参加を助長するための取組などを行っております。
     しかしながら、議員ご指摘のとおり、障害者入所支援施設やグループホームなどの入所施設が整備されていないことから、一体的なサービスが受けられる奄美大島や本土の施設に入所または居住を選択せざるを得ない状況にもあります。
     また、以前の議員のご質問でもお答えしましたが、障害者の重度化、高齢化や親亡き後を見据えた障害者の生活を地域全体で支える体制の仕組みづくりも、今後、重要な課題であります。
     このようなことから、本年3月に策定した第6次総合振興計画において、「障がい者の就労・生きがいづくりを推進し」、「障がい者の自立支援及び障がい者への理解の促進」に取り組んでいくこととしており、今後、策定予定の第6期障害福祉計画・第2期障害児童福祉計画においても、国の基本的な考え方を踏まえながら、ご指摘の入所施設などの整備についても、アンケート調査や関係機関・団体の皆様の意見を伺いながら、総合的に検討していきたいと考えているところでございます。
     このような中、社会福祉協議会では、今年度の事業計画において、障害者が住み慣れた地域で安心して生活のできるまち、様々なニーズに対応できるまちの実現のため、新たに施設建設に向けた体制整備を図ることとしており、障害者就労支援施設さねんの施設整備などに向けた協議を推進するため、障害福祉施設建設運営委員会を立ち上げており、先日、第1回目の会合では、群島内の入所支援施設などの状況について委員会で情報提供するとともに、既存の施設の状況確認などを行っております。
     本町においても、先ほど申し上げた次期障害福祉計画策定作業の中で、現状の課題分析を行い、社会福祉協議会など関係機関と連携を図りながら、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の実現に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長答弁でありました。本年度から、社協を中心として、そういった施設の整備と、その入所施設について進めていくということがありました。
     大変喜ばしいことだなと、全面的に町としてもバックアップしていってほしいなと思うところでございますが、この課題については、前期の障害者福祉計画、その前の福祉計画なんかにもずっとあった住居系サービスということで、自立した生活を希望する方の入所、地域における住居の場としてのグループホームの整備を進めていく、また経済的な自立支援を進めていくと、ずっと計画の中にはうたわれていて、なかなか実現をしてこなかったことから、ずっと一般質問の中でも訴えてきた課題であったと思っておりますが、課長、まずこの入所整備と就労施設の整備について、このように時間がかかった原因というのはどのようなものがあったのか、お尋ねをいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     今期計画におきまして、地域拠点施設整備等の整備を位置づけておりましたけれども、相談支援とか、そういった部分では、役場の窓口をはじめ、社会福祉協議会をはじめ関係事業所、それからふれあいサロンはっぴぃなど、そういった部分で対応してきておりますが、議員ご指摘の入所施設等に係る部分については、社会福祉協議会のほうとしても考えてはおりましたけれども、人材の問題でありますとか、その辺の部分でなかなか作業が進めることができなかったということは一つ反省点としておりますが、当然、現実として、島外の専門の施設に行かざるを得ない状況等もありますので、次期計画に向けて取り組んでいきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     ソフトのケアの整備だったり人材確保に時間を要したという答弁だったと思いますが、それを乗り越えて、今回、その整備にたどり着けたということで、大変いいかなと思っているんですが、社協のほうでその施設の整備ということでありましたが、入所施設において、今、土木課等でやっている事業、空き家改修事業、そのような事業を導入して施設を整備して、その後の指定管理で運営していくという方法についてはどのようなお考えでしょうか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     障害者の自立支援ということで、国のほうの方向性としても、施設から地域へ移行すると、一般就労へ向けて移行するというようなことでありますので、商店街等にも空き家、そういったスペースもあります、空き家もありますけれども、そういった改修も一つの方法かと考えます。
     あとは、総合的な社会福祉協議会の就労支援施設のさねんの老朽化等もありますので、その辺のところは、総合的にまたその運営委員会などの中、それから町のほうでは、また次期障害者福祉計画に向けて委員会を立ち上げて、来月から作業を進めていくんですが、その中でも十分に検討して、その部分も頭に入れながら作業を進めていきたいと思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     ぜひ、そこも視野に入れていただきたいなと。空き家になっている町の施設だったり、大型民間施設でも空きになっているところも多く見られて、現在、それを野放しにしていると、前回、昔あったように、危険廃屋として取扱いになる。そういったものを解消する中でも、やはり空き家改修事業って大変すばらしい事業かなと思っているし、福祉において、やはりお金のかかる事業でございます。運営のほうにお金を要したいところでございますが、そういった施設に多額の費用を要すると、今後の運営について、しわ寄せが来ることがありますので、そういった施設、旧病院跡地というのも民間にはあるかと思っておりますので、そういったところも精査していただいて、そういった導入も行っていただきたいなと。
     先ほど、町長答弁でもありましたが、施設、地域において、そういった施設を整備して、地域にまた返っていく、そういった施設にもなってくるかなと思うので、大型施設を整備するよりか、もうその地域においた住居等を活用するのも一つの手かなと思っておりますので、検討していただきたいと思っております。
     続いてですが、一番欲しいのは入所施設、グループホームもそうですが、やはり経済的自立というのが基本になってくるかなと思っているので、そういった入所施設において、就労つきの入所施設というのが、実質、親御さんにとっては欲しい施設だと思っております。そうなるんですが、実際、就労つき入所施設となると、運営のノウハウだったり、技術、実績のあるそういった企業の誘致というのも視野に入れていかないといけないのかなと思っているんですが、その選択肢としては、課長のほうはどのようにお考えでしょうか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     一つの手として、就労支援型、今、さねんのほうはB型なんですけれども、雇用契約を結んでのA型というような形になるかと思いますけれども、なかなか障害をお持ちの方のそういった作業、就労の場が確保できるのか、その辺の部分等も非常に難しい部分はあるかと思いますけれども、例えばでありますが、シルバー人材センターがいろいろ今受けている委託を、受託をしている事業などの中から、新しくそういった形で見いだせる分野がないのかどうか、それから新しいそういった事業、何か就労につながる事業がないのか、その辺の部分も今後また検討させてください。
    ○9番(中田隆洋君)
     ぜひ、今、社協を中心に進めていってもらっているんですが、そういった民間企業だったり、そういったところのノウハウもやはり利用していかないと、さねんで、今現在、就労支援ということでB型取っておりますメンバーさんの、利用者の時給をお聞きしますと、平均でなりますが160円、1日働いて弁当代ほどしかならないと聞いております。そこをぜひ、やはりいい事業を導入して、あと民間のノウハウを取り入れて、A型、最低賃金を支払えるぐらいの運営施設、福祉施設にしてほしいというお願いでございました。そこをぜひ検討して、推進していっていただきたいと思います。
     あと1点、課長にお尋ねですが、今現在、民間の療育施設というのが何社かありますが、そういった民間事業所においても、小学校、中学生まで療育を、面倒を見て、高等学校になりますと、やはり島から出て養護学校のほうに行く、やはり島のほうが好きだということで戻ってこられる方が出てきているということであります。そういった方をやっぱり受け入れる施設が欲しくて、今、療育までしかやっていなかった施設において、若干名ですが就労も取り組んでいきたいという意見もお伺いするんですが、課長、その点については、どのような支援が本町によってできるのかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     大島本土の養護学校ですか、支援学校を卒業して、帰島して島で生活をされたいというようなことのニーズにどのように対応できる部分があるのかということですかね。
     いろんな、先ほども川畑議員の質問の中でもありましたけれども、介護分野で人材確保が難しい部分があります。例えば、そのようなところでの作業できる部分ができないのかとか、その辺の事業者とのマッチングを行政などのほうで取り組むこともできないのかなとか、その辺の部分をまた検討したりして、今後、また考えていきたいと思っています。
    ○9番(中田隆洋君)
     ぜひ、民間福祉団体施設のほうもそういった考えがあって、小規模でありますけれども、そういった、この完結に向けて進めていこうという思いがありますので、そういった話がありましたら、町としても最大限の協力をしていただきたいなと思っております。
     ぜひ、この障害者福祉の完結を早い時期に結果を出していただきたいと思っているところでございますが、最後に町長、お尋ねいたします。今、質問して、課長と議論させていただきましたが、町長の思うこの障害者福祉の完結についての思いはどのようなものか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま、担当課長からもるる、関係機関との十分な議論を重ねながら、この福祉事業には取り組んでまいりたいというふうな回答ですが、まさに、ただ行政だけでもできないことでありますので、そういう関係者との十分なコミュニティーを図りながら、せっかく島に帰ってきて、島の地域に住みたいという方々を大事にしながら、その件については取り組んでいかなければいけないと、そのように思っておりますし、どうしても行政だけでできるものじゃありませんので、関係機関、福祉協議会とか医療機関、いろんなところとの連携を十分に図りながら、今後の計画策定に向けた取組の中でも十分な議論をしていかないといけないと、そのように思っておりますので、今、担当課長がお答えしておりますように、町としてどう応援ができるのか、どう取り組んでいけるのかということも十分に担当課と連携を取りながら進めてまいりたいと思います。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長、ありがとうございました。
     1項目めの障がい者福祉の質問は終わりますが、2項目めに入らせていただきます。
     介護福祉についてでございます。
     2025年には、日本の後期高齢者人口が約2,200万人に膨れ上がり、国民の4人に1人が75歳以上になる計算でございます。少子高齢化が進んでいることは誰もが承知のことですが、多くの高齢者を数少ない若い現役世代が支えていかなければならず、肉体的、時間的な制約が多くなるばかりか、経済面でも国民に大きな負担がのしかかります。
     2025年問題とは、戦後すぐの第1次ベビーブーム、1947年から1949年のときに生まれましたいわゆる団塊の世代が後期高齢者、75歳の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念される問題を指します。国においては、医療・介護など社会保障費の課題に対応を急がれているところでございますが、自治体においては、現場のサービスやサポートが途切れることがないように対策を考えていかなければならない。
     そこで、質問いたします。
     2025年問題として超高齢化社会に突入するが、介護職員数の現状と今後の見通し、対策をどのように考えているのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田隆洋議員、2点目の質問にお答えをいたします。
     介護職員の現状についてですが、平成29年度に知名町と合同で介護職員の現状について調査を行っております。その調査結果のまとめとして、介護職員全職員数に対し、50歳以上の職員が6割を超えており、介護職員の高齢化が進んでおります。また、人員・人材が不足していると回答した事業所が4割以上であり、また求人募集をしても集まらないと回答した事業所が半数以上ありました。
     介護報酬では、改定により、有資格者の配置や勤続年数などで介護職員の処遇改善が図られており、介護福祉士資格取得の要件である研修も島内で受講可能となっておりますが、人材不足の解決には至っていないのが現状であります。
     調査では、介護職のイメージアップを行政からも発信してほしいとの意見があり、昨年度から、サンサンテレビなどを利活用して事業所や新人職員の紹介などを行っております。
     今後は、元気高齢者の介護分野への参入促進や、離島、中山間地域などにおける介護人材確保支援事業など、地域医療介護総合確保基金の導入も検討しながら、人材確保や介護職員の働きやすい環境づくりを支援できればと考えているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○9番(中田隆洋君)
     それでは、担当課長と少し議論をしたいと思いますが、さきの川畑議員の中でも、やはり介護人材の確保が喫緊の課題であって、大分以前からこの課題には直面して、まだ解決がなされていないところかと思っております。介護職員の高年齢化というのも、確かに、町長答弁でもございました、進んでいるのかなと。
     どうしても、募集をかけても人員が集まらないということで、介護現場では、定年退職をされた方を再雇用して、今、ぎりぎりの状態で運営されている施設をお聞きしているところでございます。
     実際、介護職員について、処遇改善をして、研修の場を準備した、またイメージアップも取り組んできた、その取組をしてあるんですが、実際のところ、人材が確保されないのはどういった理由なのか、課長にお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     やはり、介護現場に対するそういったイメージといいますか、そういったイメージアップに取り組んでいるところなんですけれども、実際の現場ではなかなかそうもいかないというような現状があるのかなと思っております。
     それから、待遇面におきましては、調査の結果によりますと、約半数が非正規職員であるというようなことで、処遇改善が図られつつありますけれども、いまだに現状としては低賃金の部分もあるというようなことで、魅力ある職場とまでは言えない環境にあるのが、一つにはそういった要因もあるのかなと思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     今、課長答弁されましたが、私はちょっとまた別の考えで、今現在、若い世代の中で、介護職について、そういった悪いほうの3Kのイメージって言ったら確かにもうなくなってきている、また処遇改善ということで、今、現場で働いている、先ほど言いました退職後の方にも聞きましても、大変働きやすい環境であると、また職場の資格においても、研修の場を本島に持ってこれる話を聞いているのでいいということで、この3つに対しては、もう改善がなされているんですが、いまだにやはり人材確保につながっていない。川畑議員のさっきの提案で、人材派遣会社等の支援も受けるべきかという話もございましたけれども、私はもう根本的なところで問題解決をしていかないと、ここは改善されないのかなと思っております。
     その前の一般質問の中で、保育士の不足がありました。以前の一般質問の中で、土木業界の人員不足があって、入札不調というのが出ております。耕地課分野でもそうです、同じようになっています。また、商工業においても、空き店舗をするんですが、そこに入り込む若い人材がいないのが現状かと、また農業においても外国人技能実習生の受入れをしていく話もしていますが、現実は人材の不足が続いている。全分野において、この人材不足というのは共通の課題かと思っております。
     ちょっと介護のほうで質問をしているんですが、町長、この人口問題、人材確保に向けた取組というのを、本気でかじを切っていかないと、こういった問題を解決していけないのかなと思っておりますが、町長、どのようなお考えでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま提起をされている問題につきましては、これは我が町だけじゃなくして、全国的な問題だと、そのように思っております。
     我が、今、幸いにして、保健福祉課では、知名町の保健福祉課と議論をしながら、永良部の問題として担当課では考えている部分もございます。ですから、これは広域的に進めていかなければいけない、我が町だけで解決できる問題じゃありませんので、ただ、今、私どもが進めている定住促進、そういうことも積極的に、今、企画のほうで担当していただいておりますけれども、島外に積極的に呼びかけをいたしております。
     外国人の労働者の確保も、これは農業分野では進んでおりますけれども、そういう広い分野での確保がまだまだ進んでいないところもございますし、それは一つの我が町だけの問題ではありますけれども、やはり広域的に取り組んでいかなければいけない案件だと、そのように思っていますし、いろんな施策を講じながら、全国向けの募集もこれ必要であるかと、そのように思っております。
     そういう解決に向けては、やはり即あしたからできるという問題じゃないので、やはりそれぞれの地域との連携を取りながらしていかないと解決できない問題かと、そのように思っておりますし、またそうかといって、そのままにしていくわけにいきませんので、どうしても現状を踏まえながら、積極的にそういう人材確保に向けては私どもも取り組んでまいらなければいけないし、また関係機関とも十分な連携を取って進めていかなければいけない問題だと、そのように思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     少し、介護福祉のほうに話を戻しますが、介護の理想というのは、やはり自宅で、家族の元で居宅介護を受けながらでもしていくのが理想ですが、その一昔前の多世代家族ですか、大家族と言われる世代があれば、そのような介護も可能かと、そういった家庭もありますので、そういった家庭には居宅介護というの、大変すばらしいのかなと思っておりますが、現在、やはり核家族化が進んでいたり、子供は島外で就職をされているのが現状かと。
     そういった介護の分野でも、先ほど言った高齢化が進んで、その職員があと5年、10年したら、もう働けないでしょう。そうしたときに、急に職員がいなくなる現状が、今、空洞化が進んでいるということですね、介護職員の空洞化が進んでいて、急にそういった状況になったら対応ができないということ。また、先ほど言った、定年して戻ってきた方が、高齢者の方が高齢者を介護する老老介護で悲しい事件もあったわけですよ。
     そういったのをやはり未然に防ぐためにも、さっき言った2025年、あと5年でもうその現実が来るわけなので、早く手を打つべきであるし、手の打ちどころが、今、ない状況であります。全分野でこの課題を抱えている。本当に、この人口対策、先ほど町長も言いました定住者促進、大事です。
     ただ、町長の答弁の中であった広域的に進めていかなければならないということにおいては、私は、ほかの市町村がこの分野に対して和泊町のことを考えていくかどうかというのより、地方創生でもございましたが、やはり各自治体が新しい色を出してその取組をしていかないと、ほかのところをまねしても、2番手、3番手では結果が出せない、これは地方創生のときもありました。
     なので、ぜひそういったのを本気で皆さん考えていただいて、前回、私が提案した意見を、そればかりじゃないんですが、例えば島の不利性を有利に活用する、例えば島をシェルター化して、空港と港でシェルター化ができる、そういったもので、全国で5万人を超えるDV被害者が行き場を失っている、そういった方の受入先として手を挙げていく、そしたら往々にして女性の方、もしかしたらシングルマザーかもしれない、そういった方がここに来ていただける、そういった大きな施策のかじ切りをしていかないと、全分野でこの問題が解決していかないのかなと思っておりますので、ぜひ皆さん、知恵を出し合って、こういった施策を提案して、実行していっていただきたいと、このように要望いたします。
     それでは、3項目の質問のほうに移らせていただきます。
     水害対策についてでございます。
     さきの一般質問で、多くの議員がこれに質問しておりますので、答弁で重なる部分は省略して構いませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。
     近年、想定を超えたゲリラ豪雨などによる水害被害が全国に頻発しております。異常気象が常襲化する中、本町においても、8月27日の豪雨により、住家浸水9棟と道路浸水の被害が相次ぎました。
     また、大雨の後、海が赤く染まります。それは陸地からの赤土をはじめとする土砂の流出が原因で、海の景観が損なわれるだけでなく、水中環境にも大きなダメージを与えております。
     そこで、質問いたします。
     水害被害を最小限にとどめるためにも、排水路の見直し、再整備をしていかなければならないが、どのように考えているのか。また、赤土の流出を防ぐためにも、老朽化した農地の再整備を進めるべきだと思うが、どのように考えているのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田議員の3点目にお答えをいたします。
     集中豪雨による農地の災害は、土地改良事業の整備により減少しているものと考えております。しかしながら、事業実施からの年数経過に伴う施設の老朽化などにより、地域の水路の排水能力が失われるものもあるかと思います。また、水路の排水能力不足の要因として、農地周辺の宅地化の進行や道路の舗装率の向上、ビニールハウスやマルチ栽培の拡大をはじめとした営農形態の変化などが考えられます。さらに、近年はゲリラ豪雨が多発するなど、自然的な要因もあるかと思います。
     このような水害の発生する仕組みについては、防災・減災の観点から、流域の調査を進め、水路断面の再検討を考えているところでございます。
     赤土流出防止については、過去に県営の水質保全対策整備事業により、排水路や沈砂池の整備を実施した経緯があります。これらの事業には、受益者の負担も必要となりますので、地元からの要望を踏まえて事業を検討してまいります。
     農地の再整備については、具体的な事案を確認した上で、補助事業での対応の可能性も含め、関係機関との協議を重ねてまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○9番(中田隆洋君)
     それではまず、災害の水害があった箇所の見直しと再整備についてですが、9か所全部聞くわけにいかないので、どうかしたら、和泊地区の水害があった住家においては、道路整備が近々あるということで、その整備に伴う排水の再整備ということをお伺いしているんですが、そのようでよかったですか。
    ○土木課長(和田清良君)
     お答えします。
     和泊地区というのは、和泊保育所のことだと思いますけれども、これは今年度、実施する予定にしております。
     それと、今度、道路整備を新しくしますけれども、それに伴う排水路整備も、保育所の裏手のほうになりますけれども、そちらのほうも、今、計画しているところです。
    ○9番(中田隆洋君)
     すみません、地区と言ったのは、その和からの水もあそこは流れてくるところだったんで、地区とつけさせていただきました。
     土木課長、あと1点、永嶺字、あそこも周りの水が来るので、地区と言わせてもらいますと、永嶺地区のほうでの新統合についてもお話をさせてもらえたんですが、現場を見た中で、どのような整備ができるのかどうか、お尋ねをいたします。
    ○土木課長(和田清良君)
     暗川の件につきましては、地区の方の水土里サークル等で改善していただくのがいいのではないかなというふうにこちらのほうとしては考えますけれども、それ以外、また土木のほうで協力できるものに関しましては協力していきたいというふうに考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     永嶺のほうは、現場を見させてもらったんですが、大部分の地域の排水溝、暗川があるんですが、どうしても土が堆積していて、そこで排水が滞っているということで、周りが浸水をして、自助・共助ということで、その地区の消防団の方々が毎回、この豪雨じゃなくても、少しの雨でもなるということで、土のうの対応してくれてありがたいなと思っているんですが、どうしても共助ではこれは乗り切れないのかなと思っておりますので、ぜひ公助のほうに入っていただきたいなと、区長さん、その地区の方からも要望があると思いますが、ご検討いただきたいなと土木課長のほうに要請しておきます。
     あと、その農地の再整備について、耕地課のほうにもお尋ねしたいんですが、事業は再整備に向けて要請はしていくということでございます。町長答弁ありました。
     現在、畦畔等の老朽化した農地について、そういった事業がないというふうに前回も課長答弁をいただいておるんですが、さっきの再整備の前に、今回の水害の中で、ため池からの増水による氾濫があって、その対策ということで、地域、字にお願いして水量を管理していただくということでありましたが、今後、想定されるこのゲリラ豪雨とかいうのか、豪雨というのが相当想定されるんですが、その豪雨が水の水位管理で対策がそれで可能なのかどうか、耕地課長にお尋ねいたします。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     耕地課においては、ため池100か所近くありますが、そのため池について、年に3回か4回、点検させていただいております。その中で、冠水による被害を起こしそうな重点ため池については18か所ありまして、それを確認しております。
     その中で、その箇所については、地域のハザードマップを作成して、そのため池がどのような状態にあるかということを周りの方で確認してもらうと、その中で、常にそのため池について、100%の貯水量があるということはちょっと問題が出てきますので、貯水量についての調整を、その地域だけでなくて、耕地課でも今対応もしていますので、そういう仕組みづくりができれば一番いいのかなと思っていますので、そこのほうに力を入れていきたいと思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     百何か所あるため池を全部役場、耕地課のほうで管理するとなったら不可能であるし、そういった危険箇所18か所指定をして、そこの改善をまず急がれていっていただきたい。
     根折字と、あそこは西原字ですか、その2つの住宅の浸水、住家浸水においては、そのため池からの排水が原因でなされたと現場を見てきたところでございます。その排水口が1か所に集中しているというのも、一つ改善していくべきことかなと思っておりますので、ぜひまた検証されて、この耕地課サイドから災害がないようにお願いしたいなと思っております。
     さっきの、農地の再整備について、なかなかこういったいい事業がなくて大変困っているところでございます。和泊町は、農地整備事業を推進いたしまして、農業生産高の向上に寄与してきたと大変評価しているんでございますが、老朽化した農地の畦畔などが浸食して、赤土の流出を、今現在、招いているところでございます。
     本来ならば、農家自身が自分の財産としてその整備を進めていくべきだろうかと思いますが、高齢化が進む中で、決して少額ではないその事業費、この整備が進んでいくのは難しいのかなと思います。ぜひ、事業導入に向けて、今後も推進をしていただきたいと思いますが、町長にお尋ねをいたします。
     この農地再整備事業に向けて、県や国に対して要望していかないといけないかなと思っておるんですが、国境離島の本町、本永良部島だと思いますが、人口の維持や恒久的な産業の維持の観点からも、その事業導入に向けてのそういった要望について、どのようにお考えでありますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     土地改良事業につきましては、毎年、県の農地整備課と郡の農村整備事業協議会というのがありまして、その場で毎年1回は郡内の首長と県の農地整備課、建設課、そういう職員、課長たちが全員集まって、そこで協議をしております。
     その中で、本町の今言われている農地整備についての課題は何かとか、そういうものが持ち出し提案をして、議論をして、県としてはどう対応できるのか、そういうことを毎年、この協議会の主催で実施をしておりますので、そういうことにつきましても、こういう以前にやった老朽化した補助、そういうものの再整備はできないかとか、畑かんをどうしたらいいのかとか、いろんな要望事項があります。それぞれの担当課から説明もありますし、また担当課は、国のほうに上げるべきものは要望していくというような、こういう機会はございます。
     ですから、そういう機会を捉えながら、課題について要望してまいりたいと、そのように思います。
    ○9番(中田隆洋君)
     ぜひ、町長、要望のほうお願いしたいと思います。
     この件に関しては、さきに言った広域的な協力を得て、この課題というのは、やはり与論だったり、同じ農業立島である徳之島、こういったところも同じ課題を抱えているかと思いますので、広域的に要望、意見をまとめて、そういった要望ができる場所に、町長、行かれますので、ぜひお願いしたいなと。
     奄振事業を見ていましても、やはり奄美本島の治山治水事業のほうにほとんどの予算が投じられているところだと思っております。私たち南三島の課題も、共通認識を持って、そういったところにもやはり分配をしていただき、そういった要望をしていただきたいなとお願いをいたします。
     それでは、4項目めの安心安全の町づくりについてに質問を入らせていただきます。
     日本学術会議によりますと、「安全とは、客観的にみて危険や危害の生じるおそれのないことであり、安心とは、主観的な心のあり様として不安のないこと」というふうに規定されております。
     安全で安心して暮らせるまちづくりを実現するためには、安全性の正しい認識の下、その向上が安心の確保につながるよう、行政、地域、企業、住民が各種のリスク情報を共有して、それぞれの役割を認識しながら、相互に連携をして、まちの安全性を高めるための対策に取り組んでいくべきかと思っております。
     そこで、質問いたします。
     本町の安心・安全まちづくり条例によって、対策が必要なときに助言指導ができることとなっておりますが、その後の対応をどのように考えているのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田議員の安心安全の町づくりについて、最後でございますが、和泊町安心・安全まちづくり条例は、個人の生命、身体及び財産に危害を及ぼす犯罪や事故の防止に関して、まちづくりの基本理念を定めるとともに、町、町民及び事業者の責務を明らかにし、町民が安心して生活できる安全な社会の実現に資することを目的として制定されております。
     この条例の第7条に、犯罪や事故の防止に配慮した環境整備に関し、指導助言を行うことができると規定しており、この規定に基づいて、関係者の意見を伺うとともに、事案によっては弁護士などの助言を参考にして指導助言を行ってまいります。
     指導助言後の対応については、関係者などへ指導助言の内容などを報告し、今後の対応について検討しています。事案の内容にもよりますが、法律などを遵守している場合はまちの条例で規制することはできませんので、条例の基本理念である自分たちのまちは自分たちで守るという意識の下、それぞれの果たす役割と相互理解の下に、協働して犯罪や事故の起こりにくい安全なまちづくりを総合的に推進してまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長答弁でありました。いろんな事案がありますが、その相手方のほうが法律等に触れていなければ、それ以上のことができないというふうに、今、聞き取れたわけでございます。
     ただ、安心・安全、それを推進していく中で、さっきも言いましたが、主観的な心の在り方で、不安が取り除けたときが初めて安心が得られたと、解決をできたということになろうかと思うんですけれども、さきの指導助言で、今回、実は内城校区のほうで、通学路のところで危険犬種と言われる犬がいて、通学する子供たちが怖がっている、それを避けるために歩道から道路に出て通学をしていく、また低学年においては、そこが通れないで止まっている、保護者がついていってそこを通るというふうなことを相談受けまして、これを解決する条例等がないのかなと思って和泊町条例を調べたところで、安心・安全まちづくり条例というのがあったので、それに基づきまして、総務課長のほうに指導助言のお願いをした経緯がありました。
     ただ、まだ、その後の新学期、2学期が始まりまして、子供たち、保護者のほうから、まだそこについては不安が取り除けていないということがありましたので、今の現状の条例では、もうどうしようもないのか、ここをやはり不安を取り除けて、安心を得るためにはどうしたらいいのかなという思いで質問させていただきましたが、課長、この今の条例の中では、確かに指導助言までしか載っていないところでございますが、実質この課題について、今後の取組についてはどのように考えているか、お尋ねいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     中田議員から相談がありました事案については、私も実際に足を運びまして、本人とお話をして、お願い等をしたところでございます。
     現在、安心・安全の条例につきましては、指導助言をすることができるということで、それに基づいて今回の指導助言に赴いておりますが、条例で言わばもう罰則を定めるとかいうことは、事前に警察庁との協議をすれば、罰金、科料、拘束、そういうことが規定できるわけでございますけれども、そこまでして、言わば顔見知りの住民と、そういう罰則の規定を適用してまで規制するのは、私としてはいかがなものかと思っておりまして、もう最終的には、人と人の心で、誠心誠意お願いするところはお願いして、また受け入れるところは受け入れて、そういう指導助言にとどめて、今後、進めていきたいと私は思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長、私もそのように思っております。
     町長答弁の中では、なかなか法に触れていない部分で規制が難しいし、そういった条例が難しいかなと思っております。
     以前、台風災害のときに、危険廃屋の撤去条例、和泊町でさきにつくったとき、このときには立入調査だったり、勧告、命令まで入れた条例をつくっていただいたわけですけれども、実際は本町で危険犬種、例えば危険動物の指定条例を定め、それの飼育方法によって規定をして、そうした場合には、それは指定を受けなければならないし、その管理をしなければいけない条例というのを先に設置をして、それについて守っていない場合には、さっき言った命令等のやり方もあるかと思います。課長もそういう思いでいたと思いますが、確かに、そこによって地域住民とのそういった強制的な解決をしなくても、連携して解決に持っていきたいと課長答弁ございましたので、ぜひそのようにしていただきたいなと思っております。
     実際、まだ子供たち、また保護者も不安が取り除けていないのが現状ですので、ご協力いただきたいと思います。
     本町には、安心・安全まちづくり条例あります。また、鹿児島県のほうにも安全で安心なまちづくり条例というのがあって、その中で、通学路等における子どもの安全の確保、第14条というのがございます。通学、通園等の用に供される道路を設置している管理者、学校等を設置し、または管理する者、子供の保護者、地域住民及び通学路等の所在する地域を管理する警察は、相互に連携し、協力し、通学路等における子供の安全確保に努めることということで規定もされていますので、今現在、指導助言で終わっているところでございますが、この四者、五者の連携を持って、協議の場をぜひつくっていただいて、問題解決に努めていただきたいなと要望したいなと思っております。
     今回、4項目について一般質問させていただきましたが、大変やるべき課題が多く残ってあるかと思います。ぜひ、皆さんの知恵を貸していただいて、すばらしい和泊町づくりができたらと思っております。これで私の一般質問を終わりたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     これで中田隆洋君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 零時06分

第3日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和2年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和2年10月1日(木曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第3号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 承認第13号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町一
                 般会計補正予算(第5号))
     ○日程第3 議案第62号 和泊町報酬及び費用弁済に関する条例の一部を改正する条例
                 の制定について
     ○日程第4 議案第63号 物品購入契約の締結について
     ○日程第5 議案第64号 町営沖永良部土地改良事業(維持管理)計画書の策定につい
                 て
     ○日程第6 議案第65号 令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)の議決につい
                 て
     ○日程第7 議案第66号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
                 の議決について
     ○日程第8 議案第67号 令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議
                 決について
     ○日程第9 議案第68号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
                 の議決について
     ○日程第10 議案第69号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2
                 号)の議決について

     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  山 口 明日香 君      2番  島 田 浩 樹 君
        3番  森   富 隆 君      4番  川 畑 宏 一 君
        5番  池 田 正 一 君      6番  喜 井 和 夫 君
        7番  児 玉 実 隆 君      8番  東   弘 明 君
        9番  中 田 隆 洋 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 有馬清武君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、池田正一君及び喜井和夫君を指名します。

    △ 日程第2 承認第13号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
                 年度和泊町一般会計補正予算(第5号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、承認第13号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第13号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第5号)は、8月の大雨による被害などの復旧対策費の予算措置でございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第13号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第13号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第3 議案第62号 和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を
                 改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、議案第62号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第62号は、保護者及び地域住民等による学校運営への支援及び協力を促進するために学校評議員制度から学校運営協議会制度に変更したことに伴い、特別職名及び報酬額を改正するものでございます。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     学校評議員から学校運営協議会委員へ変わるということで、非常に仕事の内容も幅広くなり、また責任も重くなり、すごい大切なことだと思いますけれども、これ日額が増額になっているんですけれども、これで安くないかなと正直思うんですよね、これだけ責任が増えて。やっぱり、すごい学校と地域の未来を担う役職、職責を背負うわけですから、もうちょっと報酬があったほうが引き締めて責任持ってできるのかなと思ったりもするんですけれども、もちろん周りの市町村等調査されたと思うんですよね。そのあたり、この金額に決まった経緯と、どういう検討がなされたか、教えていただきたいと思います。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     この金額につきましては、これまで学校評議員制度が2,000円だということで、これは学校長からの招待というか、来てもらって、意見を参考に聞いているという形で2,000円でございました。
     今後、これからは新しく、みんな一緒に同じ立場に立って、地方公務員の特別職になりますので、一応それから3,000円に上げたということなんですが、ほかの市町村、郡内では、今のところ導入した市町村はございません。県内には一応何か所かございますが、申し訳ございませんが、そこまでの調査はしておらず、取りあえず今回は学校評議員制度から新たに変わったところなので、しばらくは学校評議員制度を引き継ぎながら、正式には来年度から、ちゃんとした準備をして学校運営協議会という形で運営していきたいということを考えておりまして、その際にまた正式な額、県平均調べまして、それから新たに改正とかをしていきたいと考えておるところでございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     調査は今からの部分もあるということで、今後、調査をして、条例の改正がそのときにはもしかしたら必要になるということですよね、金額がもし。
     いろんな協議会というか、いろんなのがあるんですけれども、いろんなのを見ながらしていると、大した発言もなく、何の機関なのか分からないような会もあるんですけれども、これはもう桂議員もずっと議会の中でいろいろ追及されていて、非常に満を持してというか、学校運営に当たって、すごい明るい材料の非常に重要な仕事だと思いますので、こういった方々が、本当に一人一人がその責任を感じながら、やりがいを持って仕事に取り組めるような制度の検討もしていただけたらと要望して、終わります。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第62号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第62号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第4 議案第63号 物品購入契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、議案第63号、物品購入契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第63号は、GIGAスクール構想事業により、町内各小・中学校の児童・生徒に1人1台ずつ情報端末機器を整備するものでございます。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第63号、物品購入契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第63号、物品購入契約の締結については可決されました。

    △ 日程第5 議案第64号 町営沖永良部土地改良事業(維持管理)計画書
                 の策定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、議案第64号、町営沖永良部土地改良事業計画書の策定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第64号は、国営沖永良部土地改良事業計画に基づいて造成された沖永良部地下ダム、揚水機、用水路など、国営施設の適正なる維持管理を行い、安定的な揚水の確保を図るため策定するものでございます。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     この説明を、課長が来て、受けて、おおむねその試算、設計は理解しました。
     全協のほうでも皆さんから質問があったと思いますが、維持管理費の地元負担というところがやはり皆さん気になったところで、それを両町折半で、一般財源のほうから1町当たり約1,100万円を拠出して、令和3年から令和5年、3か年……
    (「令和4年から、おおむね10年」と呼ぶ者あり)
    ○9番(中田隆洋君)
     令和4年から、おおむね10年を町の一般財源からの拠出になってくるという説明を受けましたが、一番気になるのが、その水料金。やはり使う方々からこういった負担をいただくというのが当たり前の考え方であって、その水を使わない一般の町民の方もそこに対して負担をしていくことになろうかと思いますが、この一般財源1,100万に当たって、どういった財源、和泊町の一般財源ということでありますけれども、有利な過疎債が使えるのかとか、財源の確保についてはどのように考えているのか、財政を担当している総務課長のほうにお尋ねをいたしたいと思います。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     この負担金につきまして、現在、詳細なことをまだ担当課と詰めていないわけでございまして、それが過疎債であるとか、あるいはまたほかの起債が適債性があるのかということは、今後、十分担当課とも協議して、できるだけ一般財源に負担のならないような措置を講じていかなければならないと思っているところでございます。
    ○9番(中田隆洋君)
     一般財源単独でやっぱり1,100万というのは、大変大きな額かなと思っております。ぜひ、早い段階で水料金からの支払いが可能になるような、今度の料金改定で統一料金を出していくと思います。そこについても、やはりここを利用者で見られるような水道料金を試算していただきたいと要望して、質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     全協の中でも多くの議員からいろいろと質問があったと思うんですけれども、これ令和6年から土地改良区のほうにこの事業を移管していく計画ということで、その中の一つの位置づけなのかなと思うんですけれども、議会の中でも土地改良区に関しましては、水料金の未収金等において、運営において難がある部分があるんじゃないかということは前々からいろいろと検討させていただいていまして、その中で、またこれだけ大きな設備があって、それを令和6年にこれだけの金額が発生するものをしっかり移管していけるのかどうかということには非常に不安を持っております。
     でも、仮にですけれども、先ほどおっしゃったように、この1,100万円、令和6年にしっかりと移管できなかったりとか、おおむね10年と言いましたけれども、この10年後には、新たな事業が探せたらいいですけれども、もしかしたらもっと負担額が増えてくるかもしれないといった中で、この移管に向けての作業というの、もう時間がないと思うんですよね。あと約3年でまとめていかないといけないと思うんですけれども、そこに対して、全協の中では、今の時点では、移管していくことに対しての担保はまだできていないということでありましたけれども、そこに対する展望というか意気込みというか、そちらをもう一度確認させていただけたらと思います。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     改良区の運営、その維持管理費の移管については、私も理事をしておりますので、その理事会の中で両町、耕地課の課長として、この議題を提案していきたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第64号、町営沖永良部土地改良事業計画書の策定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第64号、町営沖永良部土地改良事業(維持管理)計画書の策定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第6 議案第65号 令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)
                 の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、議案第65号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第65号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)は、歳入では、地方交付税5,900万円、県支出金370万7,000円及び寄附金1,000万円の増額などの予算措置であります。
     歳出では、民生費2,029万7,000円、衛生費1,167万7,000円及び土木費1,706万9,000円の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入全般の質疑を行います。事項別明細書1ページから2ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     内容の説明を求めていきたいと思います。
     まず、歳入1ページ、普通交付税5,900万円、あと下のほうの国庫支出金の減額について、4番農林水産費国庫補助金の部分ですね、農業水路と長寿命化の部分です。その下の埋蔵文化財発掘調査補助金の減額。大丈夫ですか。1ページの真ん中ですね、真ん中の国庫支出金の中で。違うの見ていますか。
    ○議長(永野利則君)
     1ページから2ページまでですよ。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、65号でしたっけ。65号ですよね。大丈夫ですよね、合っていますよね。
     以上3点、内容の説明をお願いいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     歳入の、初めに地方交付税の説明をさせていただきます。
     普通交付税が、7月に今年度の交付額が決定しておりまして、約30億3,900万ということでございますけれども、今回の歳出の分に充当したのが5,900万ということでございまして、今後、12月等、これからまたコロナの関係も出てくるかと思われますので、1億2,000万ほどはまだ留保財源としてあるところでございます。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     農林水産業国庫補助金の520万の減額については、団体事業で町が事業主体であったものが県の事業主体になったために工事費が減になりました。歳出のほうでも800万減になっておりますので、そのための補助金がなくなったということでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     文化財の国庫補助金でございますが、これは世之主関係のところの古墓調査しておりまして、こちらの関係で、今回、コロナの関係等々ありまして、マイナスの数字だということでございます。
     以上でございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     あと、歳入の2ページの寄附金の内容をお願いいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     寄附金につきましては、南栄糖業株式会社様からコロナ対策に活用していただきたいということで1,000万円の寄附を受けてございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
     質疑がないようですので、次に、歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。事項別明細書1ページから3ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     2点です。
     最初の1ページ中段、総務費の部分で財産管理費、出先機関IP電話設備更新690万ほど計上されておりますけれども、そちらと、あとその2つ下、電算管理費の中でホームページ機能向上という部分で約270万減額になっておりますけれども、2点の内容の説明を求めます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     それでは、初めに総務、財産管理費のIP電話更新についてご説明をいたします。
     まず、IP電話というのは、役場にサーバー、パソコンを1台設置しまして、そこから出先機関へLAN回線で結んでいるものでございます。今、出先機関19施設ありまして、56台の電話機をつないでいるわけでございますけれども、それをすることによって光ケーブルが1回線で済むということで、通信回線使用料と、あと通話料についても若干安くなるということで、これを活用しております。
     これにつきましては、数年前からちょっと不備がございましたけれども、8月の上旬に故障いたしまして、応急処置で今つないでいる状態でございますけれども、それを今回更新するという予算措置でございます。
     あと、ホームページの機能向上につきましては、これは当初予算に計上してございましたけれども、地方創生の臨時交付金で対応するということで、今回の補正予算で減額とさせていただいております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     2ページ、総務費、目の10地方創生推進事業費のところなんですけれども、右のほうで節のほうを見て、それぞれ減額になっております。これの詳細と、そして補正額のほうはそのままゼロになっておって、これはまた何か使う予定があってのゼロなんでしょうか、お尋ねします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     報償費、旅費、需用費、役務費、その13の使用料及び賃貸借料が減額になっておりまして、その分を業務委託費のほうへ組み替えております。それでプラマイゼロという形でなっております。
     それと、この地方創生推進事業費は、まちゅんどプロジェクトに充てておりますので、まちゅんどプロジェクトの1,400万ということになっております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     次、ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、3款民生費から4款衛生費までの質疑を許します。3ページ中段から6ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     3ページです。民生費の社会福祉総務費の中で地域包括支援センターの移転、移設の設計ということで、全協のほうでも説明をいただいて、道路拡張に伴う解体、移設ということで説明を受けております。
     庁舎周りの道路整備ということで、土木課主体で進めていっていただいていると思っています。そこも無電柱化でできるということで新聞報道とかもされておりましたが、当初、この道路の設計を見せていただいたときに、若干どぅくさ館の階段部分が引っかかるんではないかということで、その部分解体でするのか全解体になるのか、今後、検討していくということでありました。
     今回、この予算の説明から、全解体と全移設ということになろうかと思いますが、そのときのその部分解体でしたほうがよかったのか、この全解体でしたほうが、そういった議論が課内でされたかと思いますが、その課内議論についてご説明をいただきたいなと思います。
    ○土木課長(和田清良君)
     お答えします。
     もし、階段だけ取壊しをして、跡を利用するというような形になった場合には、新規でどぅくさ館をまた建てることが町単でしかできないと、補助が全然つかないというようなことがあります。半分だけ潰して、また半分だけ建てるとかいうことをしても補助を充てることはできないと。解体だけは補助が充てられるんですが、代替の施設を造るためには補助がつかないというようなことになりますので、それよりは、もう全解体をして、新たに施設を造ったほうがいいんじゃないかというような検討はしているところでございます。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
     質疑がないようですので、次に、5款農林水産業費から7款土木費までの質疑を許します。6ページ下段から10ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     8ページの目の8風力発電施設管理費について、386万1,000円の補正を計上してありますけれども、発電機の補修費ということで、この発電機の補修の内容をちょっと、担当に説明を求めます。
    ○企画課長(林 義仁君)
     風力発電施設管理費の発電機補修費ですけれども、発電機の部分の発電する部分にワニスというグリースのようなものを全発電する部分に塗っていくという形で、実際に動くことは動くんですけれども、そのグリースの部分が少なくなっている関係で、それをしないとまた故障が起きる原因になるということで補正を組んでおります。
     以上です。
    ○10番(山下幸秀君)
     最近、時々その風力が止まったりしているもんですから気になって。この事業、大きな財源を投入して整備をしたものの、今後の維持管理によって成果が出せると思っておりますけれども、これは発電本体のこの羽根やら発電機はドイツのエネルコン製ですよね。そして、タワーとかそういう外構部は日立が造っておりますけれども。いかにこれを延命するかにかかっているかと思いますので、また償還が終わりますとタラソのほうに移行するということを聞いておりますけれども、この償還がまだどのぐらい残っているか、お聞きしたいと思います。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     償還が3年度の3月まで残っております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     6ページ中段、衛生費のコロナウイルス感染症対策費として、マスク類、ガウン、手袋、石けん等の購入についてであります。
     これ、購入自体は非常に大事なことで、この補正を早く通して購入していただきたいなと思うんですけれども、これは病院や施設等に─終わっているんですか。ああ、そうですか。
    〔発言する者あり〕
    ○4番(川畑宏一君)
     了解です、分かりました。失礼しました。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     9ページ、目の11地方創生臨時交付金の件なんですが、説明のほうで、顔認証サーモグラフィーカメラの購入、これの断念の理由等を求めます。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。
     マイナス102万円となっておりますが、これは執行残になりまして、サーモグラフィーを7台購入していまして、それを入札して契約して、それの執行残を3ページの14番、SDGS推進事業費、そこに400万を組んでおります。そこのマイナスと、マイナス102万円と、あと7ページの17番と18番にマイナス、17番がマイナス240万で18番がマイナス58万、これももう既に終わっている事業で、切り花の単価緊急対策事業費と、あと18番がわらんちゃ応援事業、もう終わっておりますので、これの執行残をSDGSのほうに持っていったという形になっております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     では、この認証カメラは7台購入されていました。これ、移動はどんな感じで、それぞれどこどこにも設置とかしてありますでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     これから来ることになりまして、タブレットぐらいの大きさで、自由に持ち運びができて、スタンドになっていますので、顔を認識して、熱があるのかないのかとか、あとマスクをつけてくださいとか、音声も出るやつになっております。
     設置予定は、各投票場、あとは役場の入り口。持ち運びが、移動できるので、各イベント等に使えると。例えば、町体とか、そういうところで7台という形で、選挙の4か所、役場、あとは空港とか、そういうところで使えるところを想定しています。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     8ページです。5款の7目国庫補助工事費、ため池補修の減額についてが1点。
     2点目が、8目の和泊地区浸透池新設についてが2点目。
     3点目が、同じく8目の公有財産購入費、用地購入費についてが3点目。
     以上3点の内容の説明を求めます。
    ○耕地課長(亘 禎一郎君)
     先ほど、歳入で減額になりましたということで説明させていただきましたが、その工事費については、町の事業から県事業に変わったということでの減額になっております。
     あと、和泊地区の浸透池の新設ということで、高千穂神社の上の農道でございますが、その下流のほうに民家がございますので、そこで一回浸透池を造って水処理をしたいということでの補正でございます。
     用地購入費ということでございますが、去年、測量設計委託をして用地購入しましたが、まだ1件残っておりまして、そのための用地購入費でございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     引き続き、内容の確認です。
     9ページ下段、7目土木費、道路維持費、過疎道路整備事業費についてでございますけれども。ちょっと細かい点なんですけれども、災害の被害の補修とか問合せも多いものですから、内容の確認をさせてください。
     1つ目が、施設維持補修費、玉城水路等、2つ目が施設維持補修費、大雨被害で、その下の部分、3つ目が、そのすぐ下の大雨被害、瀬名、内城、4つ目が、そのまた下の町単事業、大雨被害、大城、最後はちょっと違うんですけれども、道路維持機材、これが何なのか、以上5点の説明を求めます。
    ○土木課長(和田清良君)
     土木費の説明をいたします。
     まず、施設維持補修費、玉城水路等とございますけれども、これは排水路のほうの水路が悪いということでの補修になります。玉城地区内ですね。それと、大雨被害の施設維持補修費になるんですけれども、これも災害等、その辺が今回あったんですけれども、まず字でお願いを、できるものに関しましては、ユンボをリースしてもらって、字内でミドリミズで清掃してもらうとかいうことも現在行ってございます。そういうのがございます。
     それと、町単で大雨の瀬名、内城でありますけれども、内城に関しましては、その小学校へ行く道路の縦断が人の土地に入っているということで、前から懸案事項でありました内城小学校へ向けての歩道がない場所でございますけれども、そこの縦断がため池に入ってるんですけれども、そこの縦断だけを町単で下流側に持っていこうというようなことで、もう道路整備は今の段階ではできませんので、今後、用地交渉、用地を買ったりとかしないと歩道設置もできないような状態でございます。ですので、まずはその縦断の側溝の整備だけを先にしようということで町単で行う予定にしております。
     それと、瀬名字なんですけれども、瀬名字に関しましても、今回、水害で側溝が2メーターぐらいつかったというようなことがございました。これに関しましても、排水路を、17年に道路を整備しまして、それで平成24年に小規模な水害があったということで、平成25年に改良をしているんですけれども、それでも大きな側溝自体が、末端がちょっと狭くなっているというようなことで、それが原因じゃないかというような指摘を受けましたので、現在、その道路改良で造った水路、それと道路改良でできなかった、ちょっと狭くなっている水路の部分がございます。その部分を同じような大きさに変更するということで、これも町単で一応、今、考えております。
     ただし、これは委託費になりますので、これから測量設計、そういうのも全部していかないといけませんので、どういう工法にするか、その辺も検討しないといけないということで委託費になってございます。
     それと、大雨被害の町単独事業ということで大城ですかね、ここも一緒でございます。これから測量設計、いろいろ組みながらしていかないといけないんですけれども、町単でできるものは町単でして、それで現在、5か所の災害の部分に関しましては、県のほうに災害査定を受ける予定にしてございます。その災害査定に対しましては、専決で委託費を計上いたしまして、これから県のほうに審査を受けるというふうな段階でございますので、これから国のほうの審査を受けて、これが今月の26日に国の審査を受けます。それを受けた段階で予算規模が確定しますので、それが確定してから工事に入るというふうな流れになります。それが5か所ですね。大城が3か所、あと根折ということになります。
     それと、道路維持の機材ということなんですけれども、現在、災害のときに、タイヤショベルというのがあるんですけれども、それの機器がちょっと故障しまして、赤土が道路にたまって、それを排除しないといけないという大切な時期に修繕ができなかったというのもありました。それに対しましては、民間から牛舎用で使っているような小さいのをリースいたしまして、それで道路の赤土を排除したというようなことでございます。それの修繕が、台風の後、水害の後でございますが、9月の中旬以降に修繕が終わりまして、現在は稼働しているというような現状でございます。
     それで、備品の購入の資機材ですけれども、機械を、ユンボとか、そういうのもうちのほうで購入はしているんですけれども、それに伴う機材がもうちょっと必要じゃないかということで、現在、資機材用を組んでいるというような現状でございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     最後、要望なんですけれども、まず内城の道路に関しましては、課長もおっしゃいました長年の懸案ということで、これがもう長年の懸案が解決していく一歩になるのかなと思っていますので、迅速に進めていただけたらなと思います。
     もう一つの瀬名の水害の件なんですけれども、これ私もたまたま回っていて、被害を受けているところに出くわして、ちょっと見たりしたんですけれども。本当に倉庫の中ほどまで浸水してしまって、車とかトラクターも被害を受けて、大分甚大な被害だったと思っております。
     いろいろ経過等も聞いたんですけれども、17年度、道路のときに、字のほうと協議の中で、その排水に関しては、ちょっとその造りでは排水どうなのかという意見も出たというふうに聞いております。ただ、そのときには、設計の段階でしっかりと排水できるということで、計算上、できたということでした。
     もう、これは計算でしっかり出ているので、もうその結果としては問わないですけれども、またその後に実際水害が多少あって、それを改良したということで、これ二度目の改良になるわけですよね。二度目の改良になりますね。先ほど、ちっちゃくなっているというのが、流末の出口がちっちゃくなっているのが原因じゃないかということでしたけれども、構造自体もクランクしてますよね、急に90度。どちらかというと鋭角に近い状態で入っているので、あの構造自体も、豪雨によって大量の雨水が流れたときにはちょっと難しいのかなというふうに思っております。
     これは、もう委託ということで、委託で予算をかけて、その後、あれ暗渠になっていますから、大分工事費というのは膨大になるんじゃないかなと思います。でも、やるからには、それでも収まりますように、出口のほうだけじゃなくて、必要があれば、クランクしている、90度になっている部分の変更などもして確実に、今回、だから2回目で、確実にこの点について解決していただけますよう要望して、終わりたいと思います。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     ただいまのところと一緒のページ、一緒の道路維持費なんですけれども、修繕料として道路維持の作業車、どういう作業車か、どういった修理をするのか、お尋ねいたします。
    ○土木課長(和田清良君)
     道路維持の修繕料でございますけれども、まず、キャタピラーというのがさっき言いましたタイヤショベルなんですが、それのコンピューターが壊れていまして、そのコンピューターを先日取り寄せて交換したところでございました。台風がありまして、船がなかなか来なかったということで、修繕が間に合わなかったということで、道路の作業には間に合わなかった。今は使えている状態ということでございます。
     それと、グレーダーというのがありますが、これは道路の、雨で、水害で大分道路表面が流されたというような農道ですね、コンクリ舗装されているところじゃないんですけれども、乳剤舗装されている場所が流されたというようなところがありました。そこの修繕に、道路を真っすぐするグレーダーという機械があるんですけれども、それもホース等がもげたりとか、もう大分古い機械ですので、修繕をかけるということでございます。
     それから、もう1台、トラクターがあるんですけれども。それは草を刈るのが後ろのほうについてまして、以前から使っているトラクターなんですけれども、それのほうも大分古くなっているということで、それの修繕費がかかっているというふうなことでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
     質疑がないようですので、次に、9款教育費から13款予備費までの質疑を行います。10ページ下段から14ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     13ページの9款教育費、4目給食センター運営費について、ボイラーの補修ということで、内容については全協で説明いただいて理解しております。
     ちょっとそのボイラー等について、給食センターでもそういった機材がたくさんあると思うんですけれども、定期的な点検、メンテナンスというのがどうなっているか。今回、オーバーホールすると思うんですけれども、ボイラー等は、普通はビル等において専門の資格を持った方を設置するなり委託するなりして定期的にメンテナンスする機械だと思っているもんですから、ここに至るまでのメンテナンスは適切だったかどうかという部分を教えていただきたいと思います。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     給食センターにつきましては、ボイラーで稼働しておりまして、それは今、業者のほうで定期的に管理はしているんですが、今回、発覚というか、分かったのが、完成してから国の検査というのが行われていなかったということもありまして、今回、不具合が生じたということから、それでよく検査をしたところ、一回分解しまして、それで今回、調子がよくなったということもありまして、これからこういったことを定期的にしていこうということで、リセットする形で、今回、ボイラーを解体してございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     その完成検査がされていなかったというのと、今回の不具合とは関係がありますか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     完成検査がされていなかったわけではなく、完成検査はされておりまして、その後、処理等々、検査自体をしていなかったということで、今回の不具合とは関係ないところでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     最後、要望ですけれども、これは8月に実施だから、たまたま夏休みだったんですよね。だったので影響がなかったですけれども、もうこれボイラーの調理が8割ということで、これ通常稼働中に止まってしまったら、すごい大きな影響が出るのかなと思います。
     今回、分解整備をした中で、この部分が消耗するんだなとか、そういったものがある程度、おおよそつかめたんじゃないかなと思いますので、今後はこういった大きな修繕に至る前に、定期的な点検の中で消耗品等を交換していくようなメンテナンスの計画も併せてお願いしたいと思います。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑がないようですので、次に、第2表債務負担行為補正、第3表地方債補正の質疑を行います。表紙から7枚目の4ページです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     追加で債務負担行為補正されている避難行動支援システムについての説明をお願いいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     避難行動支援システムにつきましては、包括支援センターで要援護者等の災害等が発生した場合には迅速に対応するようにということで、今、紙ベース等で整備がされておりますが、それをパソコン上で整備をして、迅速な対応ができるようにシステム整備をするというようなことでの賃借料を計上しております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     紙ベースをデータ化するということで、またその要支援者の対応ということで、非常に重要なことだと思います。
     ただ、ちょっと2か年で400万、年間200万ぐらいですか、なので、今の説明であれだったので、実際これを導入することによって、具体的にどういった場面で、どういったメリットというか、どういったプラスが出てくるのかみたいなのを具体的に教えていただきたいと思います。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     今、避難等に係る要援護者等のそういった事態に備えては、災害、消防担当でありますとか消防団、それから区長さん、民生委員さん、あと行政関係、私ども福祉分野等が関わるわけなんですけれども、その辺の部分につきまして、システム化をすることによって、早急にそういった体制ができるように整備をするものです。
    ○4番(川畑宏一君)
     システム化というか、今まで紙ベースだったものがデータになって、それを例えば、今の説明だとですよ、みんなスマホとかで見ながらそれができるのかなぐらいにしか分からなかったんですけれども、もうちょっと具体的に、今までどういうふうにしていたものがどういうふうに変わるのか、もうちょっと具体的に見えてこないので教えていただきたいと思います。お願いします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     ちょっと準備できていないものですから、またこの後、ちょっと説明させていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第65号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第65号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第6号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第7 議案第66号 令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予
                 算(第2号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、議案第66号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第66号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、歳入では、繰越金3,088万3,000円及び国庫支出金90万3,000円の増額、県支出金57万8,000円の減額の予算措置でございます。
     歳出では、基金積立金2,609万5,000円及び諸支出金478万8,000円の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第66号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第66号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第8 議案第67号 令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算
                 (第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第8、議案第67号、令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第67号、令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、国庫支出金2,216万4,000円の減額、繰越金7,812万1,000円の増額などの予算措置でございます。
     歳出では、諸支出金6,022万1,000円の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第67号、令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第67号、令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第9 議案第68号 令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正
                 予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第9、議案第68号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第68号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、繰越金648万3,000円及び諸収入50万2,000円の増額などの予算措置でございます。
     歳出では、諸支出金52万円の増額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第68号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第68号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第10 議案第69号 令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補
                 正予算(第2号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、議案第69号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第69号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、歳出において、総務管理費の増額の予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第69号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第69号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の議決については原案のとおり可決されました。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午前10時29分


    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


                和泊町議会議長  永 野 利 則


                和泊町議会議員  池 田 正 一


                和泊町議会議員  喜 井 和 夫

第4日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和2年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和2年10月2日(金曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第4号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 議案第70号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計歳入歳出決算認定に
                 ついて
     ○日程第3 議案第71号 令和元年度(2019年度)和泊町国民健康保険特別会計歳入歳
                 出決算認定について
     ○日程第4 議案第72号 令和元年度(2019年度)和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決
                 算認定について
     ○日程第5 議案第73号 令和元年度(2019年度)和泊町下水道事業特別会計歳入歳出
                 決算認定について
     ○日程第6 議案第74号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計歳
                 入歳出決算認定について
     ○日程第7 議案第75号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計歳入歳出決
                 算認定について
     ○日程第8 議案第76号 令和元年度(2019年度)和泊町後期高齢者医療特別会計歳入
                 歳出決算認定について
     ○日程第9 議案第77号 令和元年度(2019年度)和泊町水道事業会計剰余金の処分及
                 び決算認定について

     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  山 口 明日香 君      2番  島 田 浩 樹 君
        3番  森   富 隆 君      4番  川 畑 宏 一 君
        5番  池 田 正 一 君      6番  喜 井 和 夫 君
        7番  児 玉 実 隆 君      8番  東   弘 明 君
        9番  中 田 隆 洋 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 有馬清武君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、児玉実隆君及び東弘明君を指名します。

    △ 日程第2 議案第70号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計歳入歳
                 出決算認定について
    △ 日程第3 議案第71号 令和元年度(2019年度)和泊町国民健康保険特
                 別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第4 議案第72号 令和元年度(2019年度)和泊町奨学資金特別会
                 計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第5 議案第73号 令和元年度(2019年度)和泊町下水道事業特別
                 会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第6 議案第74号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事
                 業特別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第7 議案第75号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会
                 計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第8 議案第76号 令和元年度(2019年度)和泊町後期高齢者医療
                 特別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第9 議案第77号 令和元年度(2019年度)和泊町水道事業会計剰
                 余金の処分及び決算認定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第9、議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの以上8議案を一括上程し、議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま一括して上程をいたしました議案につきましては、地方自治法第233条第3項の規定により、議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算をはじめ議案第71号から議案第76号までの6特別会計歳入歳出決算及び地方公営企業法第32条第2項の規定及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算について、別紙監査委員の意見書をそれぞれ添付してご提案をいたします。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますが、主要施策の成果及び事業実績説明書を参考にしながら、審議の上、議決くださいますよう、よろしくお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     それでは、総括質疑を行います。
     初めに、議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     昨年度の決算審査ということで、私は決算特別委員会には出席できませんので、総括で質問をさせていただきます。
     まず、財政についてですけれども、健全化に向けて努力はしておるところですけれども、4つの指標、これを総務省に提出し、総務省から47都道府県に下りてきて一斉に公表されるわけですけれども、本町は残念ながら平成28年、29年、県下で一番厳しい最下位というときもありました。
     今回、見てみますというと、4つの指標の中で実質赤字比率、連結赤字比率はありません。これは予算内でできているからということであり、次の3つ目の実質公債比率が15.9%、これは前回より0.5%悪化しております。よく実質公債比率は15%を超えると黄色信号と、要注意ということであります。また、本町の標準財政規模が38億2,916万円となっております。その標準財政規模からいわゆる公債、借金に充てる、償還に充てる額がこの15.9%。将来負担比率が、これも同じく標準財政規模の38億余りから将来負担するであろう比率が106.2%、これは交付金での和泊町の借金、約100億余りといいますけれども、交付金の算入等があり、約40億ぐらいの負担があるというふうに私は見ております。
     そういう中で、昨年度の事業を一つ例を取り上げますというと、世之主の団地、公営住宅整備事業においてかなりの地方債を使っております。昨年度で9,158万9,000円の事業を行い、内訳を見ますというと、国庫支出金が2,884万5,000円、地方債が6,250万円、一般財源24万4,000円となっており、いわゆる地方債─和泊町の借金です、これが住宅整備においてはかなりウエートが大きいなと思いました。
     そういうことで、前泉町長が、有利な事業の導入ということで、和泊町の社会資本整備を進めてきたとよく自負していましたけれども、今後も執行部においては、各課において補助事業等の手厚い有利な事業等を取り入れて、豊かな和泊町、町長が目指す花のまち、安心・安全のまち構築に努力していただきたいと思います。
     以上、総括質疑を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     山下議員、これは質疑ですので報告は要らないんですよ。
     ほかにありませんか。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま議長のほうからもありましたが、質疑でございますけれども、山下議員が監査を通して感じたことを述べていただきましたけれども、当然、私ども、事業をしていくからには、有利な事業の導入に努力をしていかないといけないと、そのように思っています。今、公債比率や将来負担比率の率を言っていただきましたけれども、これは当然、事業をするとこういう状況になってまいります。補助残は起債で充当しないというと、一般財源ではなかなかできないというところもありますので、先ほど指摘のありましたように、私ども、それぞれの各課、事業導入においては有利な新事業であるとか、交付金のほうを活用した事業とか、いろいろそういうものを精査しながら起債を充当していくというのが現状でございまして、当然、事業をしないというと町民の福祉向上にはつながらないということから、積極的な財政投資をしているところでございますが、これには十分バランスの取れた行政を進めていかないといけませんので、先ほど指摘のあるような公債比率や将来負担比率、そういうものについては気をつけながら十分な財政運営に努めてまいりたいと、そしてまた各課それぞれそのように努めているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     さっきの山下議員のほうからも質問がありましたが、監査意見書の中の2ページ、審査意見というのが書いてありましたが、その中でもさっき山下議員がご指摘のとおり、実質公債比率15.9%、前年度比0.5%、将来負担比率が106.2%、前年比で9.3%減というふうに載って、おのおの、いろいろその数字の内訳が出ているんですが、平成30年に庁舎建設が終わりまして、次の大型事業へ向けて今回からスタートしますアリーナ構想に向けて、ちょうど平成30年に財政シミュレーションをやっていただいたんですけれども、そのときのシミュレーションの中では、庁舎建設のときの90%起債も算入した後のシミュレーションでは、31年度、令和元年度、実質公債比率は14.10%に一応計算上なっていたんですが、少し差が出てきているかなと。その要因というのが、さっきの山下議員が指摘したことがそうなのか、さらにまた要因があるのかどうか、お尋ねをいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     実質公債比率等につきましては、以前シミュレートをしてございまして、また、その後、今現在シミュレートをしているところでございまして、その原因につきましては、やっぱり庁舎建設の起債であるとか、あるいはまた他の事業の起債が多額になった部分もございます。中田議員が以前から質問があります公債費と起債発行額をどう考えているかということもございまして、今、財政健全化対策の集中月間ということで令和2年度から努めているところでございますけれども、昨年度につきましても、公債費が約11億7,000万で発行した起債が7億1,500万でございますので、4億5,800万ほどは起債の残高が減少してきているということが今の現実というか財政状況でございまして、今後、そのアリーナ建設を、今のところ令和5年度と、今、シミュレートの中では計算しておりますけれども、それまでに一番庁舎の起債とか償還が増える来年度、令和3年度に実質公債比率が16.2%になるのではないかと、今、シミュレートをしているところでございます。実際、起債残高も令和元年度末では100億を切ったところでございまして、発行額を抑えて償還額が増えていくと起債残高は減っていきますけれども、その令和5年度の総合交流アリーナの建設時の実質公債比率は、今、15.5%になるのではないかとシミュレートしているところでございます。
     当時のシミュレートと若干相違があるのは我々も確認はしてございますけれども、実態に沿った運営をしていきたいと。先ほど申しましたけれども、なるべく発行する起債を抑制して、償還が10億から11億ということで、なるべく100億を切った状態で、シミュレートの中ではもっと減る予想でございますけれども、その時点で、今、立ち上げております総合交流アリーナの建設に向けて財政対策をしていこうという考えをしているところでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     将来、令和5年に向けて、実質公債比率15.5%というふうに数字を出していただきましたので、今回、その実質公債比率がシミュレートより若干上がっていたのでそれを聞きたかったので、山下議員の指摘どおり確かに30年度の町営住宅の事業債が多くなったかと。また、公共施設の解体事業が少し前倒しで実施されていたのがあったので、ここが高くなった理由かなと私なりには思っているところです。
     その将来負担比率については、シミュレートよりも大幅に減になっていますね。当初していたのより、それが132.4%でシミュレートされていたんですが、それに比べたら大幅に減になっている。大変いいことだと思っているんですけれども、この将来負担比率が下がったことについて、今後の財政についてはどういう見通しが立てているのかどうか、お願いいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     将来負担比率につきましては、庁舎建設の債務負担行為額の減額でございますとか、そういうのが要因の一つになっているとも思われますけれども、現在のシミュレートでございますと、これも令和5年度に向けて鋭意努力をしているところでございますけれども、総合交流アリーナを建設する予定をしている令和5年度にも今と同じぐらい、106.9%ぐらいを今シミュレートしているところでございまして、先ほど申し上げました実質公債比率とともに将来負担比率にも十分注意をしながら、今後の財政運営をしていきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     将来負担比率を出していただきましたので、106.9%で事業着工ということであります。将来負担比率が下がったことは、やはり今後の公債比率が下がっていく指数だと思っておりますので、大変喜ばしいことかなと思っております。このシミュレート、30年、庁舎建設後に出してもらったのを議会に提出をいただいて持っているんですけれども、今回、また新たに新しいのが総務課長のほうでつくってあるということでしたので、今度アリーナ建設に向けて新しい財政シミュレートのほうを議会のほうに提出いただきたいなと要望したいのと、将来負担比率が下がった要因になっているのは、やはり標準財政規模が大きく、その分母になりますので、そこが大きくなった。それが大きくなる理由というのは、やはり交付税が若干上がってきている部分があって、それがこの将来負担比率を大きく、いい方向に進めているのかなと思っているんですが、その地方交付税が増える中で一番気にしているところが、地方債に対する交付税措置がある事業。私が持っているのが、今、29年度の中で、借金に対して61%が送付税措置されるという資料を頂いて、30年度の資料がなかったんですが、口頭で聞いたのが67%ぐらいだったと記憶しているんですが、31年度はこの地方債に占める交付税措置の割合というのが大体どのくらいになっているのかをお尋ねしたいのと、この31年度、令和元年度分の資料も議会のほうに提出していただきたいなと、質問と要望と、最後ですのでお願いいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     まず、要望の点でございますけれども、シミュレートにつきましては、昨日、元年度の市町村の会計が速報値として県のほうからも発表されておりまして、そういうものを再度精査してシミュレートは提出させていただきたいと思います。
     それから、地方債に対する交付税措置でございますけれども、以前から70%を若干切るぐらいかなと、そういう数字で推移してきておりますので、令和元年度につきましても、まだ実際に計算をしたことはございませんけれども、70%を若干切るぐらいだと予想はしているところでございます。そこにつきましても、交付税の基準財政需要額に占める交付税措置等を再度計算いたしましてお示ししたいと思いますので、よろしくお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、次に、議案第71号、令和元年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第72号、令和元年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第73号、令和元年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第74号、令和元年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第75号、令和元年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第76号、令和元年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についての総括質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     水道事業においては収益的事業ということで、町民の水道料金によって運営がなされているということから、非常に近年厳しい運営が続いていると思っております。ちなみに、昨年度、若干の129万8,000円の黒字にはなっております。一昨年、平成30年はマイナス353万4,000円、350万余りの赤字ということで、またこれは企業債を償還しながらの運営ということで、企業債をちょっとここで触れてみますというと、現在の企業債残高が14億2,464万8,810円あると。その中で昨年度の償還額が5,769万7,472円を償還しつつ運営をしているということが現状であり、今後、料金改正をするのか、またコスト削減ができて現状でいけるのか、その辺の見通しも含めて、和泊町は硬度低減施設を整備したことにより、より安全でおいしい水の提供ができていると私は評価しておりますけれども、今後の運営の見通しについて伺いたいと思います。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えします。
     今年度につきましては、プラス120万ほど上がりました。山下議員が言われますように、昨年度はマイナス350万程度ありまして、この要因としましては、昨年度は水利用が多くなったという点が1点あります。また、あと、そのほか台風が発生したんですけれども、その被害がほとんどなかったということで、支出する点が大幅に減ったということになっております。
     今後、料金改定につきましては、昨年度作成しました水道ビジョン、あるいはアセットマネジメントがありますが、それに基づいて令和3年度以降、現在計画はしておるところではございますが、今年度、このコロナ禍ということでありまして、まだすぐすぐには取りかかれない状況にあると思いますが、なるべく、独立採算性の企業でありますので、町民の皆様のご理解を得ながら料金改定のほうは進めていきたいと考えております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     これで8議案の総括質疑を終わります。
     お諮りします。
     ただいま議題になっております8議案については、議長と前監査委員を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、8議案については、議長と前監査委員を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。
    散 会 午前 9時55分


    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


                和泊町議会議長  永 野 利 則


                和泊町議会議員  児 玉 実 隆


                和泊町議会議員  東   弘 明

第5日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和2年第3回和泊町議会定例会会議録
    令和2年10月8日(木曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第5号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 議案第70号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計歳入歳出決算認定に
                 ついて
     ○日程第3 議案第71号 令和元年度(2019年度)和泊町国民健康保険特別会計歳入歳
                 出決算認定について
     ○日程第4 議案第72号 令和元年度(2019年度)和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決
                 算認定について
     ○日程第5 議案第73号 令和元年度(2019年度)和泊町下水道事業特別会計歳入歳出
                 決算認定について
     ○日程第6 議案第74号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計歳
                 入歳出決算認定について
     ○日程第7 議案第75号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計歳入歳出決
                 算認定について
     ○日程第8 議案第76号 令和元年度(2019年度)和泊町後期高齢者医療特別会計歳入
                 歳出決算認定について
     ○日程第9 議案第77号 令和元年度(2019年度)和泊町水道事業会計剰余金の処分及
                 び決算認定について
     ○日程第10 陳情第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪
                 化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
     ○日程第11 発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪
                 化に対し地方税財源の確保を求める意見書
     ○日程第12 議員派遣について
     ○日程第13 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第14 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について

    1.議事日程(第5号の追加1)
     ○追加日程第1 報告第6号 専決処分の報告について

     ○閉会の宣告

    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  山 口 明日香 君      2番  島 田 浩 樹 君
        3番  森   富 隆 君      4番  川 畑 宏 一 君
        5番  池 田 正 一 君      6番  喜 井 和 夫 君
        7番  児 玉 実 隆 君      8番  東   弘 明 君
        9番  中 田 隆 洋 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 有馬清武君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。
     議事に入る前に、去る10月2日、山下議員から総括質疑での企業債推移の数字の訂正があるようです。
     山下議員、よろしくお願いします。
    ○10番(山下幸秀君)
     水道事業会計総括質疑の中で、第8表企業債の推移について、一番右側のほうを申し上げてしまいました。正しくは令和元年度償還高が5,646万5,520円、よって残高のほうが12億5,866万358円となっておりますので、訂正をお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     議員の皆様方、執行部の皆様方に改めてお願いをしておきたいと思います。
     幾度も訂正があるようですが、この訂正は事務局が音声を拾い上げて本人に要請をしているところです。ですから、質問あるいは答弁の数字の確認、確実に押さえてからしないと、本当に事務局の時間の無駄になりますので、皆様方に強く要請をしておきたいと思います。お願いします。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、中田隆洋君及び山下幸秀君を指名します。

    △ 日程第2 議案第70号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計歳入歳
                 出決算認定について
    △ 日程第3 議案第71号 令和元年度(2019年度)和泊町国民健康保険特
                 別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第4 議案第72号 令和元年度(2019年度)和泊町奨学資金特別会
                 計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第5 議案第73号 令和元年度(2019年度)和泊町下水道事業特別
                 会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第6 議案第74号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事
                 業特別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第7 議案第75号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会
                 計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第8 議案第76号 令和元年度(2019年度)和泊町後期高齢者医療
                 特別会計歳入歳出決算認定について
    △ 日程第9 議案第77号 令和元年度(2019年度)和泊町水道事業会計剰
                 余金の処分及び決算認定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第9、議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの8件を一括議題とします。
     以上8議案については、決算審査特別委員会に付託してありましたが、会議規則第77条の規定により、決算審査特別委員長から決算審査特別委員会の報告書が提出されております。
     この際、これを議題として、決算審査特別委員長から審査結果の報告を求めます。
    ○決算審査特別委員長(池田正一君)
     おはようございます。
     それでは、報告いたします。
    委員会審査報告書
     本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。
     議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第71号、令和元年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第72号、令和元年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第73号、令和元年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第74号、令和元年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第75号、令和元年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第76号、令和元年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、原案認定すべきものと決定。
     議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、原案認定すべきものと決定いたしました。
     1、審査の結果。
     本委員会に付託された令和元年度一般会計、特別会計、水道事業会計歳入歳出決算は、審査の結果、認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。
     付帯意見。
     旧白百合土地改良区から平成25年に債権譲渡された案件について、組織的徴収体制の確立に努め、公平負担の原則の上からも、より一層の徴収対策に努力すること。
     以上、報告いたします。
    ○議長(永野利則君)
     決算審査特別委員会は、議長と前監査委員を除く全員で構成しておりますので、委員長に対する質疑は省略します。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから、議案第70号、令和元年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第77号、令和元年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの8件を一括して採決します。
     この採決は起立により行います。
     決算審査特別委員長の報告は、8議案とも認定であります。
     決算審査特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、8議案とも決算審査特別委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
     なお、認定に当たり、決算審査特別委員長の報告の中には、附帯意見の申出がありました。
     お諮りします。
     決算審査特別委員長の附帯意見をすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、決算審査特別委員長の附帯意見を可決しました。

    △ 日程第10 陳情第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財
                 政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求め
                 る意見書の提出について
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、陳情第3号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題とします。
     お諮りします。
     陳情第3号については、会議規則第92条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、陳情第3号については、委員会の付託を省略することに決定しました。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから、陳情第3号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを採決します。
     この採決は起立により行います。
     この陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、陳情第3号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、採択することに決定しました。

    △ 日程第11 発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財
                 政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求め
                 る意見書
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書についてを議題とします。
     発議第2号は提案理由の説明を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、発議第2号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認めます。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから、発議第2号を採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定し、関係機関へ提出することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、本案を原案のとおり可決し、関係機関へ提出することに決定しました。
     お諮りします。
     ただいま町長から報告第6号が提出されました。
     これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     報告第6号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。

    △ 追加日程第1 報告第6号 専決処分の報告について
    ○議長(永野利則君)
     追加日程第1、報告第6号、専決処分の報告についてを議題とします。
     報告の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま専決処分で処理をしようとしている案件につきましては、ただいま工事が進められている消防団の拠点施設新築工事の実施施工に伴って、電気引込み、下水道引込みの変更及び敷地造成の追加が必要となったために、議会の委任による長の専決処分事項の指定についての規定による専決処分であります。
     よろしくご審議の上、ご承認くださいますようお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     電気の引込み、下水道引込みの変更や敷地造成の追加が必要となった主な要因、そしてその具体的な追加の内容の説明を求めます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     電気工事におきましては、引込線を地中埋設に変更したということでございます。
     それから、機械設備において、排水経路が設計変更になったために造成等の変更をするものでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、これで報告の説明を終わります。

    △ 日程第12 議員派遣について
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、議員派遣についてを議題とします。
     お手元にお配りしたとおり、研修会等への出席について、会議規則第127条の規定により、議員の派遣を決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議員派遣については、お手元にお配りしたとおり決定しました。

    △ 日程第13 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第14 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、各常任委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     各常任委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
     これで、本日の日程は全て終了しました。
     会議を閉じます。
     令和2年第3回和泊町議会定例会を閉会します。
    閉 会 午前 9時45分

     
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


                和泊町議会議長  永 野 利 則


                和泊町議会議員  中 田 隆 洋


                和泊町議会議員  山 下 幸 秀