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更新日:2021年3月23日

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第1日(4)

発言者

山口 明日香

発言内容

次に、山口明日香君の一般質問を許します。
○1番(山口明日香君)
 町民の皆様、こんにちは。
 議席1番、子育て真っ最中、3児のママ、山口明日香です。いつもは緊張しないほうなのですが、とても緊張しています。皆様の期待に応えられるよう、これから頑張っていきます。
 それでは、令和2年第3回定例会において、1項2点の質問を通告しておりますので、壇上から質問させていただきます。
 1、子育て支援について。
 ①近年、保育所・こども園の待機児童の状況はどのようになっているか。また、今後の見通しと対策はどのように考えているか。
 ②現在、産前6週産後8週は保育所・こども園に通園が可能だが、子育て支援の観点から、その後も継続して通園できるようにすべきだと思うが、どのように考えているか、お尋ねします。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 山口明日香議員の子育て支援についての質問に順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目の質問でございますが、待機児童の状況につきましては、4月時点では待機児はゼロでスタートしておりますけれども、現在は、ゼロ歳児3名、1歳児2名、2歳児2名となっております。
 今後の見通しとしましては、昨年度の出生児が39名であったことから、年々、待機児童は軽減されると思いますが、喫緊の対策としましては、今後の入園児の推移を検証しながら、保育士の確保に努めるとともに、入園中の保護者の就労状況などの把握及び保護者やその家族、職場にも協力をいただきながら待機児童対策を推進してまいります。
 次に、2点目の質問でございますが、保育園・こども園への入園は、原則として家庭での保育に欠ける場合が対象となります。
 3歳以上の園児に関しましては、就学前教育の一環として継続入園しておりますが、2歳児以下の園児は保育に欠ける状態にあるとは言えないため、退所のお願いをしているところでございます。
 保育園・こども園の保育士不足で受入れが厳しい中、保育士確保は喫緊の課題でありますが、現在、入園中の園児の保護者の中にも、入園時に申告した就労を終えた方や産後8週が満了した方など、家庭での保育が可能な方については退所をお願いし、その後、待機をしている乳幼児の対応をしているところでございます。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○1番(山口明日香君)
 それでは、1点目について、課長のほうに質問席から質問させていただきます。
 先ほど、町長のほうからもありましたように、年度当初の待機児童はなしと、あと若干名、今、待機がいるとのことでしたが、年度途中での入園、入所希望者の状況はどのようになっているか、お尋ねします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 年度途中の令和2年度の申込みの申請件数ですけれども、現在のところ21件で、待機が先ほど述べました7件となっております。
○1番(山口明日香君)
 現状、若い世代では共働きをしていかないと生活が成り立たなく、本当は自分の手元に置いて子育てをしたい気持ちはやまやまなのですが、保育園などのサポートを受けないと生活が厳しい状況なので、年度途中でも待機なしで入園、入所ができる体制についてはどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 令和元年度の状況を申しますと、全体の件数で40件ほどありましたけれども、いろいろ調整をしまして、結果的には全て対応できるような体制を取っておりますので、今後、保育士の確保やら、あと会計年度職員の採用とか、そういう対応を取りながら、待機児童ゼロを目指していきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 今、課長のほうからもありましたように、保育士の確保について努力されているのは十分分かるのですが、やはり待機児童が今もいるということで、確保できていないのが現状なので、これから保育士の募集の方法だったり要件について、新たなる対策を考えていくべきだと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 今年の保育士の募集人員は3名でしたけれども、実際応募された方は2名でありました。町出身の4名の方が、直接私のほうから申込書をお送りして、採用試験を受けてくださいということで応募用紙をお送りしましたけれども、現在のところ、2名ということで、今後、また新たに採用をするのかは、総務課とも協議しながら進めていきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 先ほど、町出身の方に声をかけているとありましたが、それは町内だけで、島外の方たちにはそういう声をかけたりとか対策等はされていないのでしょうか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 昨年度、鹿児島に出張のあったときに、保育科のある鹿児島純心とか鹿児島女子短とか、あと第一幼短ですかね、そちらのほうに訪問して、島内ばかりでなく、島外でもということでお話をしたんですけれども、やはり東京とか、そういう方面が一括して、ここよりも待遇がいいということで、なかなか、お願いはしているんですけれども、応募はないというのが現状ですので、今年も直接町内の対象者に応募用紙を送って、採用を受けるような働きかけをしたところであります。
○1番(山口明日香君)
 昨年、島外の方たちにも声をかけてあるとおっしゃったのですが、今年度は町出身の方が2名いるということなんですけれども、ほかの自治体においては、保育士確保に向けて、給与や住居支援、補助金制度などの待遇の改善や、資格があっても就業していない潜在保育士への復職支援などがなされているのですが、本町はどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 本町においても、保育士資格のある、会計年度任用職員ですけれども、お願いしたり、あとは島外からも希望があればそういう支援も考えていかなくてはいけないと思うんですけれども、現在のところはそこにまでは至っていない状況にあります。
○1番(山口明日香君)
 今のところ、島外からの保育士の方たちはおられないということなのですが、これから先、島外から来てくれる、Iターンで来てくれる方たちの住居等の整備なども進めていくべきだと思うのですが、その点はどのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 島外からのIターンは、企画のほうで住居の整備等もしておりますので、企画課と連携を取りながら、Iターンの保育士の方々の支援も検討してまいりたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 今後、検討していっていただきたいと思います。ぜひ、そのように進めていっていただきたいと思います。今、核家族化や子育て世代の現状を理解していただき、子供を生み育てやすい、また保育士の給与、待遇、リフレッシュ休暇、潜在保育士の復職支援などの環境等も整備していただきたいと要望して、①の質問を終わります。
 続いて、②点目についてですが、以前に比べてこの課題について改善がなされているのは大変評価しております。
 しかし、現状では、やはりなかなか保護者の希望がかなわないのが現状かと思います。
 出産後は、母体のケア、乳児の世話と人生の大仕事をしております。その大事な時期に、継続して上の子を通園できるようにするべきだと思います。
 また、Iターンや核家族化が進んだ現在では、この課題について公助が必要だと思いますが、どのようにお考えですか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 先ほどの町長の答弁にもありましたように、保育園・こども園に入園できる原則として、家庭での保育に欠ける場合ということでありますけれども、例外として3歳以上は短時間の通園が可能になっております。
 どうしても家庭で子供が見られない場合は、継続して通ってもらっておりますが、そういう1点目の問題とちょっと関係しますけれども、そういう方が産後8週で退所に協力された方々がいらっしゃるから待機児童の対応もできるのがありますので、なかなか難しい問題でありますけれども、今後、第6次の和泊町総合振興計画の中に「むぅーるし、ふでぃらさープロジェクト」が計画されております。その中で、子育て応援隊、各集落での高齢者とかをうまく活用して、例えば、現在、和泊町で実施しているほっとステーション、大体多いときで20家族、旧保健センターを中心に活動しておりますけれども、そういう事業も充実しながら取り組んでいけたらと考えております。
○1番(山口明日香君)
 先ほど、課長のほうからもありましたとおり、やっぱり待機児童だったり、産前産後がちょっと難しいということだったのですが、やはり保育士の確保が一番の課題だということを理解いたしました。
 執行部においては、この課題について早急に解決策を出していただくよう要求して、私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで山口明日香君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午前11時43分