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更新日:2021年3月23日

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第2日(2)

発言者

喜井 和夫

発言内容

△ 日程第2 一般質問
○議長(永野利則君)
 日程第2、一般質問を行います。
 喜井和夫君の一般質問を許します。
○3番(喜井和夫君)
 皆さん、おはようございます。
 町民の皆さん、暑い日が続いています。熱中症には気をつけ、小まめに水分を取り、対策してください。
 それでは、令和2年第2回定例会に2点通告してありますので、壇上より1点質問します。
 花と緑のまちづくり事業について。
 空港から和泊市街地まで植栽場所の確保と、ユリの植栽はできないか、お尋ねします。
 以上、壇上より質問終わります。
○町長(伊地知実利君)
 喜井和夫議員の一般質問、まず1点目についてお答えをいたします。
 和泊町花と緑のまちづくり推進協議会においては、一集落一景の取組として、各集落へ花苗、花木を提供し、植栽活動に取り組んでいるところでございます。
 空港から和泊市街地までの植栽場所の確保と、ユリの植栽はできないかという質問ですが、この場所には地域の方々の協力で多くの色とりどりの花が植栽され、沿道を通る皆様の目を楽しませているところです。
 確かに、まだユリを植える場所はあると思いますので、植栽場所の確保について、県や地権者の同意が得られた植栽場所については、予算の範囲内で、地域住民やえらぶゆりサポーターの協力をいただきながら、ユリの植栽に努めてまいりたいと考えているところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わらせていただきます。
○3番(喜井和夫君)
 町長から前向きな話がありまして、よかったなと感じております。
 まず初めに、えらぶゆりの島空港と命名されているのに、花の時期にユリがないのには、多くのご利用の皆さんががっかりしています。それに対してはどう思っておりますか、お聞きします。
○企画課長(林 義仁君)
 ゆりの島沖永良部空港、花がないときにもプランターで花を飾り、観光客等を出迎えております。
 以上です。
○3番(喜井和夫君)
 前の駐車場の芝生のところに植付けはできないでしょうか、お聞きします。
○企画課長(林 義仁君)
 駐車場のところに以前植えた経緯がありまして、芝生のところに穴を空けまして、球根を植えた経緯がありますが、どうしても芝生に負けて、球根が小さくなったりして、ユリの生育が悪かったのもありますので、植える間隔とか、そういう植え方を検討して、植える時期とか、そういうのも検討していきたいと思います。
○3番(喜井和夫君)
 以前に植えてあるのは私も覚えておりますし、あれはそのまま芝生の上に穴を掘って植えてあるものですから、押されて、やっぱりその後、生えなくなったり小さくなると思うんです。芝生を、植える区画だけを剝がしてから、言い方は悪いけれども、除草剤でその部分だけでも枯らしてからすると、来年からは芝生が生えるのを抑えられるし、もし生えてきたら、その部分だけは少し取ってしまえば、ちゃんとした花壇になるんです。
 ただ、そういうふうにして植えていけばうれしいと思いますけれども、それではどうでしょうか。植える気持ちがあるのかないのか、お聞きします。
○企画課長(林 義仁君)
 議員がおっしゃるとおり、今、芝生がどうしても影響してくるということですので、周りをちょっと削ったり、また植える場所を検討したり、道路ののり面等、あそこも植える場所があると思いますので、入り口だけに限らず、そこら付近も検討して、空港の周りに植えられるような環境を整えるのも一つの手かなと思いますので、そこも検討していきたいと思います。
○3番(喜井和夫君)
 ぜひ、それはしてもらいたいなと思っております。
 そして、今では3月から5月まで次々、球根の種類によって咲きますので、外側のほうには早期に咲く3月用の、わせの球根を植え、そして真ん中に、現在出荷している「ひのもと」を植え、そして遅れる品種のがありますので、それを植えていくと、3月から5月まで徐々に、それだけが、今、伊江島が全国でも知られているように、ゆり祭りですごいですけれども、それは、ただあの期間だけです。こうして順番よく咲かすということは、この永良部のユリの発祥地としての魅力じゃないかなと考えておりますので、ぜひそれを実現させてほしいなと。
 慌てる必要はないと思います。ただ、種類のある部分のほうからまず植え付けて、その後、植えていってもらえれば、それでいいと思いますので、ぜひ、ゆっくりでもいいです、この島に、永良部のユリはこの島からだということだけを分からせるように、それだけはお願いしたいと思います。
 沿道のほうには、町長からもあったように、協力を得ながら、してもらえるということでありますので、隣の島のことを言うんですけれども、これは徳之島町の、去年、港から役場までの県道沿いに植えているんです。本当にすごいなと、すばらしいなと思っております。一本一本、支柱を立てて植えてあります。発祥の地の永良部でそれができないのがとても残念と思っております。これも、今後、今ではゆりサポーターの皆さんもいるし、協力をすればできることだと思います。
 また、昨年度は、沖縄県名護市が、市の花がこの和泊町と一緒で、テッポウユリが市の花です。昨年、6万4,000球、ユリ組合のほうから買取りしてあります。6万4,000球、すごい数ですよね。伊江島に行く途中の名護市でございます。そこでも、それだけのことがするということは、もう本当に永良部のユリはしないといけないんじゃないかなとつくづく感じております。
 これは、今年、ユリが名護市で咲いた新聞のあれですけれども、名護市市営球場近く、宮里給油向かいの花壇に植えられたテッポウユリが見頃になり、道行くドライバーの目を楽しませている。名護市の花のテッポウユリをもっと広めたいと、昨年11月、市花の里づくりの会が市内55区、学校や市関係施設に球根6万4,000球を配布し、植えられ、開花時期を迎えていますということで、ちょうどコロナの時期でしたもんですから、そこで花見をすることができなかったということだけは残念だと言っております。
 また、来年の1月23日、第60回全日本花いっぱい名護大会というのが名護市で開かれます。ちょうど、名護市のさくら祭りと併せての開催だということでありますけれども、今度の26日の日に、また名護市から見えられ、1月のその時期にテッポウユリ、市の花が咲かせるようにということで訪れるようになっております。やっぱりすごいことが、こうしてそれに合わせて来てくれる、そしてそれを市の花だとしてやってくれる。
 和泊町も、町の花であるということを、もう一度町民の皆さんが知って、大事にしていければいいなと。球根を、ただ学校のああいった施設とか、そういう場所に少しでも植えて、子供たちにもそういうのを、永良部の経済はこのユリで支えられてきたんだよということを教える大事な一つじゃないかなと感じております。
 課長、ぜひ、3月から咲くユリがありますので、ジョギングの頃も咲いております。一度植えると、2年、3年もそのままな状態で、あとは除草し、肥やしをやるだけで大丈夫です。喜美留字の県道に植えてあるのが、もう3年になります。昨年度は、除草だけはしたんですけれども、肥やしをするのができなくて、若干小さくなりましたけれども、それだけしたら咲きますので、ぜひ新しくなった課長、できると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思いますけれども、課長、どうでしょうか。
○企画課長(林 義仁君)
 議員おっしゃる開花時期がずれる品種ということで、ちょっと私も、なかなかそういうの詳しくなくて、この前、そういう話を聞いて、まずは少しでも、数がそんなにないという品種もありますので、まずは笠石とか、そういうところに球根1列植えて、どういう形で、どういう時期に咲いていくのかというのを皆さんと一緒に見ながら、またそういう時期等が分かれば、空港にも植えて、長く、3月から6月前半ぐらいまでユリの花が楽しめるというところも、空港等でいろいろ検討していきたいと思います。
○3番(喜井和夫君)
 ぜひ、課長、よろしくお願いしたいと思います。ユリのことはこれで、一つだけ。
 今度、空港のロビーが新しくなるということでありましたけれども、その中にユリのコーナーの設置とか、そういうことはできないでしょうか。
○企画課長(林 義仁君)
 今度、空港ビルが増築、待合所等、到着ロビーを増築するということで、県の事業で増築します。そういう関係で、いろいろユリ関係のモニュメントみたいな形でできないかということなんですけれども、これも空港利用協議会のほうでいろいろ検討しながら話をして、今後、できればそういう形で進めていきたいと思っております。
○3番(喜井和夫君)
 ぜひ、できれば、してほしいなと要望しておきます。
 それでは、2点目の新型コロナウイルス感染症対策について。
 今後の対策はどのように考えているか、お伺いします。
○町長(伊地知実利君)
 喜井和夫議員の2点目の質問にお答えをいたします。
 新型コロナウイルス感染症対策について、まずは個人の抵抗力を高めるため、バランスの取れた食生活や適度な運動習慣を心がけること、十分な睡眠を取ることが大事ですので、町民への周知と新しい生活様式の徹底で、個人の行動様式の変容につなげていきたいと思います。
 また、新型コロナウイルス感染症の発症地域からの来島については、体調の優れない方などは遠慮いただくほか、感染拡大地域への旅行なども控えていただくことをお願いしてまいります。
 会議やイベントなどの開催については、池田議員の質問でお答えしたとおりでございます。
 なお、感染者が確認された場合は、各施設の閉鎖や様々なイベントなどの自粛要請をすることになりますので、国や県の動向に応じた対応をしていきたいと考えているところでございます。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○3番(喜井和夫君)
 新型コロナ対策については、本町は国よりも早く、どこの市町村よりも早く、4月9日には町単独でマスクの対応ができ、また町民の協力により、各施設へマスクの配布等ができて、すばらしく対応が早かったんじゃないかなと感じております。
 また、飲食業、また宿泊業の皆さんから、早い段階で飲食店利用または宿泊利用緊急対策事業、補塡支援事業等の事業取組をしていただいた職員に対して、大変感謝しているという声を聞いております。一時は本当に、飲食業の皆さんも大変で、どうしようかという声がありましたけれども、近頃は、皆さんが動いたおかげで、やっと徐々に戻りつつあるということを聞いて、本当にうれしく思っております。
 また、農家の皆さんにおいても、担当職員と共に、各種の支援事業の取組がなされていると聞いております。
 このような迅速な対応ができたのも、日頃から事業所と行政の担当職員が密にしておったおかげじゃないかなと思っております。職員の皆さんの頑張りだと思っております。
 そこで、さきの臨時議会において、町職員の給与削減が決まったところですが、職員も削減が何に使われるかが分かったほうがいいと思うんですけれども、一つの案として、プレミアム商品券の発行等はできないか、お伺いいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 職員の行動等に対してお褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。
 職員の給与の減額、それから町長、副町長、教育長の減額で約650万円ほどの減額があるということで皆さんにご説明を申し上げましたところでありますが、その使途については、当然新型コロナウイルス感染症対策に使うということで目的はしておりますが、国の補正予算においても、先週の金曜日に臨時地方創生交付金が2兆円増額になったということもございますので、そういう国の状況の動きの中で、今後、どういう対策が必要なのかというのを、また担当課等と十分協議しまして、そのプレミアム商品券等が必要な状況であれば、検討していきたいと考えております。
○3番(喜井和夫君)
 そうですね、2次補正で2兆円近くの補正が出ましたので、またそれを見ながら、ぜひ検討なさってください。
 昨日も同僚議員からもありましたが、今後、県外から永良部に来る際に、PCR検査もしくは抗体検査を受けて来ることを両町で発信することはできないでしょうか、お聞きします。そのことによって、島の安全・安心が守られると思うんですけれども、どうでしょうか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 PCR検査につきましては、昨日、東議員のご質問でもお答えしたところなんですけれども、必要性を認めた場合に徳之島保健所、和泊町も管轄する保健所が徳之島保健所になりますけれども、保健所と今現在はそういう状況で実施しているところなんですけれども、今後、移動制限が解除された場合に、移動者が多く見込まれます。
 事前に検査をすることによって、感染リスクが減少するということはあるかと思いますけれども、その辺の検査体制の拡充については、管轄する保健所と、あと県のほうの動向、対応など、いろいろ勉強しながら、可能であればそういった方向も取っていきたいなと考えております。
○3番(喜井和夫君)
 今度、6月20日から、ユリの取引が始まります。私が業者をしておりまして、2社の業者を使っております。その出張員の方に、永良部に来るんだったら、PCR検査、それが難しければ抗体検査を受けてから永良部に来るようにと強く伝えてあります。本人たちから、分かりました、この島の安全を守るためにはと、私たちが気をつけて来るのが当たり前だということで、受けてから来るという返事をもらいました。
 やっぱり、一人一人がこうして発信することが、周りに、向こうから来る人につないでいって、ああ、やっぱり永良部に行くときには、それぐらい島の人が過敏になっているんだということを、来る皆様にも分からせる一つの手じゃないかなと思っております。
 現在では、なかなか町としては発信するのは難しいでしょうけれども、自分の友達とかそういう人が島に来るときには、ぜひ伝えて、そういうふうに言ってほしいなと思っております。
 先ほど、総務課長のほうからもありましたけれども、国の2次補正が決まり、さらなる経済対策のためにも、課を超えて職員のアイデアで事業に取り組んでほしいなと要望します。
 これは、農業新聞からの切取りですけれども、花きや果実、次期作付分支援交付等が引き上げられると、また子牛の価格が大幅に下落を踏まえ、黒毛和種子牛価格が1頭60万円を下回った場合は1万円、同57万円を下回った場合は3万円と、下落に応じた単価をするとか、結構いろいろな農業対策も、今度の2次補正でもあるみたいですので、ぜひ職員の皆さんが、もう本当に一職員じゃなく、課を一つにして、この経済対策に当たってほしいなと思っております。これは要望でございます。
 これで私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで喜井和夫君の一般質問を終わります。