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更新日:2021年3月23日

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第1日(3)

発言者

池田 正一

発言内容

再 開 午前10時45分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、池田正一君の一般質問を許します。
○2番(池田正一君)
 うがみやぶらー。議席2番、池田正一ディロド。
 ウニヤは新型コロナウイルスでいのノウサヌ病気が出トウヤブサヤ、ヤマトニウーのクァンチャ、マガンチャ、キョウダイのコトベードシワシーブランカヤ。ガンシガナマカラ島もアチャなったや台風が来ちゃやし、ガントガンシャのことオクユントドウンナの体調気をつけてドゥクサシタボレよ。
 新型コロナウイルス感染症の蔓延により大変な事態に突入しました。先週、鹿児島市においても11人目の陽性反応者が出ました。専門家の話においては、この後また第2波、第3波等が来ると言われています。これからも気を緩めることなく新型コロナウイルス感染症対策、町民みんなで頑張りましょう。
 令和2年第2回定例会において一般質問を2点通告いたしております。
 壇上よりは1点目をさせていただきます。
 1、新型コロナウイルス感染症対策に伴う今後の町内の行事等についてお尋ねします。
 島外から多くの参加者が予想される敬老会や成人式等の開催をどのように考えているか。また、各字の夏祭りをはじめとする行事等の開催についてはどのような指導をしていくのか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の一般質問1点目のお答えを申し上げます。
 町内の行事等については、これまでに多くの行事、イベントなどが中止や延期、縮小となるなど、町民生活や経済活動に大きな影響が出たところでございます。
 5月25日に全都道府県で緊急事態宣言が解除されましたが、国では専門家会議の示した新しい生活様式などの実践を通して、社会経済活動と感染拡大防止の両立に向けた取組が必要であるとしており、外出の自粛やイベントなどに関しては、地域の感染状況や感染拡大リスクなどの評価を行いながら、開催制限などについては段階的に緩和していくこととしており、実施方法などについての一定の目安も示されております。
 今後予定される敬老会や成人式などの開催についての考えでありますが、各会場の状況や人数上限などを考慮した上で、身体的距離の確保、マスク等の着用、3つの密を避けるなどの感染防止策を講じ、実施することは可能と考えておりますが、今後の感染状況や島外からの参加も見込まれるイベントでありますので、慎重に検討し判断する必要があると考えております。
 また、各字の夏祭りなどの行事についても、先ほど申し上げました対策を考慮した上で、各主催者において判断していただきたいと考えており、今後開催される区長会などで情報は提供してまいります。
 以上で、壇上からの答弁を終わります。
○2番(池田正一君)
 ただいま町長のほうから答弁いただきました。会場等いろいろ加味して開催するかしないかを考えると。
 では、まず敬老会のほうからお尋ねいたしたいと思います。
 9月15日に敬老会は予定されております。さすがにもう、もし参加するとなると、皆さんも飛行機等、船等のチケットの手配をしないといけません。そういうことがあるもので、なるべく早くするかしないかの判断をいただきたいなと思って、今日質問させていただきました。
 21字あります。当然主催は全て字のほうではありますけれども、それができるかできないか、21人の区長の皆さん、やはり頭を痛ませているところだと思います。早めにこれはする、しないの判断ができないものなのでしょうか。もしするとして、新入学生等が島外からもたくさん来られます。そういった方々には今回来ないでください等の通達等をして、もう字内、島内の者だけでするとかあらゆる方法はあるんですが、どのように現在は考えておるかお尋ねいたします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 まず敬老会についてなんですが、敬老会につきましては長年社会に貢献された高齢者の皆様に感謝とねぎらいの意味を込めて敬老会ということで、各字で盛大に行われております。今回新型コロナウイルス感染が拡大している状況もありまして、非常に悩ましいところなんですが、町長が先ほど答弁いたしましたように、6月の区長会で情報を提供いたしまして早めに対応する必要があると思っておりますので、敬老会につきましては当然各字集落の公民館で実施しておりますので、定員、参加者、集落の公民館によってはとても入り切れない状況の会場もあります。
 そういったところを町でいろいろ情報提供して、判断を町全体でもう中止するなら中止するのか、各字の実情に応じて開催が可能かどうか、その辺の部分について6月の区長会で改めて協議させていただいて、区長さん方、字の皆様のお考えなども参考にして決定していただければというふうに今考えているところです。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 どう理解したらいいかな。6月の区長会に町からの指導、方針とはこうだよという発表ではなく、そこでまた提言して区長の皆さんに考えて、皆さんで考えるということなのでしょうか。それとももう町では皆さんにお任せするから、各字それぞれでするかしないかの判断等を任すと理解していいのでしょうか。
 6月の区長会には必ずどういう方向性でいくか、発表するというふうに理解していいのでしょうか、お尋ねします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 国の専門者会議が示した新しい様式ということで提言をいただいております。それの中でイベント等についての開催基準等も示されておりまして、今の状況が続くことが前提であれば、8月1日からは解除がなされるんですけれども、今の段階においては屋内では定員の2分の1とかいうような状況もありますので、例えば公民館の定員が100人入る会場であれば、密を避ける必要がありますので、人と人との距離を間隔を空けるというそういった感染拡大の防止策を当然取らないといけませんので、100人の定員のところであれば50人以下に抑えてほしいというようなこともあります。
 そういった総合的なことを考えた上で、各字でどのような実施方法を見直してするのか、その辺の部分を区長会で情報は提供しますけれども、判断については各字で実施するのかどうか判断するのか、それとも町で今年はこういう状況なので実施を控えたほうがいいのか判断してくれというような意見があれば、そのときはそういうことで判断したいというように考えております。
 分からないですか。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 ということは、今のところやはりまだ判断できないと。でもこれは6月の区長会等にはある程度意見等、できれば町でするか、しないならしないと判断してもらわないと、本当に先ほど言いましたとおり島外の方が来ていいのか、島の人だけでするのか。ましてや先ほど言いました50人、半分にしてくれ。例えば私の字の国頭でしたら大方200人近くの方がいます。本当に密です。それを100人にせえ、その選別等もそれはもう大変です。区長頭痛いです。あっちは呼んだ、こっちは呼ばないとなったら、もういろんな問題等も起こるかもしれません。
 ですから、6月等にはある程度の考え等が恐らくあるんじゃないのかなとは思うんですけれども、それをちゃんと言ってくださったら、そのように区長の皆さん方も判断してできるとは思いますが、その6月にする、しないの判断はできないのか、どうなんでしょう。
 課長、もう一回お尋ねします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 今感染のほうが都内では抑え込みができているという状況もあります。その中で感染症の危機管理、沖永良部現地対策協議会というのが何度か開催していただいておりまして、その中でイベント等の考え方についても協議したところなんですけれども、特定の島内の方が参加する行事、イベント等については開催してもいいのではないかという一定の両町での方向性は示されておりますので、そこら辺は参考にして、島外からの参加を見送っていただくというような条件をつけていただければ、実施は可能ではないかなというように考えております。
○2番(池田正一君)
 そうです。その答えなんです。そのように答えがいただけるのが一番ありがたいんです。
 ですから、島内の方々で行うなら、さすがに島内の中には感染者の方がおられないという大前提でありますけれども、実施をできるとなったら、島外の方々は今回はもう遠慮してくださいと、その旨をできれば早めに区長会等で今度言うて、そして悪いんですけれども皆さんは、もう今回は初敬老の方々もおられますけれども、来ないでくださいと、敬老会に参加はすみませんけれども自粛していただけませんかとの発信もできることだと思います。
 だから、今課長が言ったように、そのようにもし島内だけだったら開催できる。そういったはっきりというか、今現在の答えがいただければとてもありがたかったです。そしてそれが今度の区長会等にも、区長の皆様にも伝えて、そのような方向でいけたらいいなと思っております。
 次のお尋ねです。次は成人式です。
 これはもうはっきり言って100%島外から来ます。100%島外です。皆さんもうなかなかいませんから。どうするか。これは本当に成人式、昨年僕がちょうど娘が成人だったものでその担当をしました。もう今ぐらいから本当に動いています。動いて連絡をしてチケットを押さえ、そして先生方に連絡してありますよ等をしないといけないんです。ですから本当に半年先ではあるんですけれども、もう今から動かないといけないんです、これは。
 これについてどうしましょう。お願いいたします、答弁のほう。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 全国から若者、成人式を迎えられる方々が毎年のように成人式に参列されております。毎年1月2日にあかね文化ホールで開催しておりまして、昨年度も会場がいっぱいになるほどの参列者でございました。
 そういったことで、会場自体が、あかね文化ホールが今の状況でいきますと密な状態でございます。しかも、参列者が満席となると非常に感染のリスクが高いと感じられます。
 そこで、先ほどからフィジカルディスタンスとか、そういった間隔を取ったり換気をよくしたり、そういった会場を考えたときに、あかね文化ホールは難しいのかなと考えております。
 そこで、横に体育館がございます。そういった和中の体育館を活用できないかとか、またそういったところを考えながら会場を決めて、あと今議員おっしゃられましたように旅行のチケット、あとは着物の予約とか様々な準備がございます。それに関連しまして、やはり早いうちから決定するか、やるのかやらないのか判断していきたいと考えているところでございます。
 やるかやらないかでございますけれども、やる方向で取りあえず考えて、感染防止に十分に対応しながら努めてまいりたいと考えております。
○2番(池田正一君)
 では、先ほどいただきました場所を体育館等に変えると、それはいいことだと思います。やっぱり広いところでするのが感染のリスクも抑えます。ですが、本当に来る子たち、島外ですよね。100%、関東にもいます、関西にもいます。九州、福岡等います。鹿児島にもいます。それぞれリスクがあるところから来る子たちもいっぱいいます。絶対かかっていないとも言えないんですよね。でも親の気持ちとしたらぜひ来ていただきたい。そしてこの地元で、この和泊町で成人式をしていただきたい、当然あります。
 だから、すごく難しい問題ではあるとは思います。これは早めにやはり町のほう等で判断して、これは日本全国の方が多分都道府県、市町村等みんな迷っていることだとは思います。だから、するかしないかの判断を早めに、これは判断を早める。
 どれぐらいに、もし仮に判断するとして、例えば10月、11月に判断されてもそれは遅いんです。それからはもうどうにも動けないんです。もっとこの夏ぐらいに判断して指導してくれたら、するならするで少々のリスクを覚悟でするで、リスクを覚悟という言い方はちょっと危ないですけれども、嫌な言い方でありますけれども、するならする、しないならしない、子供たちもやっぱり来たいとは思っています。でも自分がもしかしたらうつっているかなという子はやはり止める場合もあるかな、自分の親とおばあちゃん、おじいちゃん等にうつすのも嫌だから、そういった判断をしてもらうため、なるべく早い判断が欲しいんですけれども、それは局長、どのあたりでできるでしょうか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 これから関係機関とも話合いをしながら、他の市町村の動向も考えながら、注視しながら、7月中には判断していきたいと考えております。
○2番(池田正一君)
 7月中の判断、明確にありがとうございます。お疲れさまです。これをそのように7月中に判断して、今度の成人式の親御さん、それぞれみんな作っていますので、会等で、連絡等も取っていますので、そこのほうにぜひ通達のほうをお願いしたいと思います。
 これで敬老会、成人式等の判断等の期日、ある程度、線は引いていただきました。それまでに発表してくれると。
 さて次は、各字等の夏祭り等についてですけれども、これも全て各字等の判断に任せてよろしいんでしょうか。やはり何かの指導等、こういったふうにしたほうがいいよ等の指導はできないでしょうか、お尋ねします。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 先ほどの敬老会の件と一緒になるかと思いますけれども、島内の方の参加でできるということであれば、できるだけ島外からの来町は控えていただいた上で、必要な感染防止対策、3つの密を避けるとかその辺の部分を措置を講じた上で、夏祭りを実施することについては可能ではないかと思いますけれども、そこの部分についても6月の区長会で情報提供して各字でご判断いただければと考えております。
○2番(池田正一君)
 6月に区長等に通達する。であったらもうこれは完全に各字区長さん、もしくは例えばうちの国頭でありましたら、7月ぐらいには恐らくバレーボール大会等を考えていますけれども、そういう体育部等があるんですけれども、そういったことに関してもそれぞれの皆さんの各字のみんなの判断に任すというふうに、今のところは理解しておってよろしいでしょうか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 当然感染防止対策、会場に消毒液を設置するとかマスクの着用とか、その辺の部分は徹底した上で開催はしていただく方向でお願いできればと思っております。
○2番(池田正一君)
 各種各字等でこのようにいろんなイベント等があるんですが、その場合のマスク等はそれぞれ皆さんあります。この消毒薬等はそれは各字に準備してくれないのでしょうか、それとも町のほうからも消毒薬はうちのほうで出しますよとかあるんでしょうか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 町主催のイベントとかそういった部分については当然、町で準備しますけれども、各字で主催するイベント等については、基本的に各字で準備していただきたいと思うんですけれども、このようなご時世ですので、なかなか消毒液等がないというようなお話も聞きますけれども、その辺の情報について、仕入れ先でありますとかその辺の部分は、役場保健センターのほうが管轄になりますけれども、連絡いただければ必要な情報の提供はできると思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○2番(池田正一君)
 では、さすがにマスク等は皆さんそれぞれ家にありますからできると思います。その消毒薬等に関しては、ほとんどもうあまり見る機会もなく、なかなかやっぱり手に入りにくいのかなと思っております。
 そういった情報等を各字でするイベントに関しては、マスク、手洗い、消毒してやってくださったら結構ですよとなると、一つ足らない、消毒薬が足らない等も起こります。それを当然もう町のほうからどこどこにありますよとか、そういう情報を発信をしていただかないと用意ができません。もし仮にそれがない場合はしたらいけないのかなという判断等にもなりますので、ぜひ消毒薬等がどこどこにはあるよ、ちゃんと用意できるよという情報は、ぜひ言って出して、字でイベントをするとなったらさせてあげてもらいたいと思います。
 このように全てのイベント等がどんどんないもので、もう子供たちも楽しみがないですね。例えば休み等に入ったりしてもなかなか旅行に行くという機会もないです。だから、せめて夏祭り、港まつりがなくなったのは決定です。あれは当然だったとも思いますけれども、島外からの来島者も来ますし、僕なんか率先して真っ先に中止ですと言いましたから、あれは。
 ですから、このように夏祭り等はできれば行ってほしいなと思っておりますので、課長、指導のほうをよろしくお願いいたします。
 それでは、2つ目の質問をいたします。
 2、学校教育について。
 新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言発出に伴い、小・中学校において約2週間の臨時休校があり、今年度の学習等の遅れが懸念されているが、今後の学習指導等の取組と対策はどのように講じていくのか、お尋ねいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 池田正一議員の2、学校教育について、臨時休校に伴う今年度の学習等の遅れへの懸念、また今後の学習指導等の取組と対策はどのように講じていくのかのご質問にお答えします。
 議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言発出に伴い、本町でも4月22日から5月6日までの15日間臨時休校を行いました。その間に土・日・祝日が8日間あり、授業すべき日に授業ができなかった日は7日間にとどまっており、欠時数としては35時間から42時間で済んでいます。
 臨時休校中の遅れた学習時間数を確保するために、現在各小・中学校では以下のような取組を行っています。
 学校行事を精選して教科等の授業時間に充てる、年度当初、予備時数として確保している学習時間を充当する、中学校では中体連関連の対外試合等が中止となった分を、これまで授業ができなかった授業時間として確保する、このような各学校の創意工夫で現在のところ不足分の授業時数を確保し、学習の遅れの心配はありません。
 しかし、今後台風等の自然災害、冬季インフルエンザ等の流行、新型コロナ感染症の再発等があると、適切な学習時間の確保ができるかどうかは懸念される点であります。
 今後、県や地区の動向も踏まえ、町内各学校としっかり対応を検討していきたいと考えております。
○2番(池田正一君)
 では、再度またお尋ねいたしたいと思います。
 さきの県議会のほうで県の教育長の発表では、学習の遅れについては高校が42時間、高校は我が町の管轄じゃないですけれども、中学校が20時間、小学校が17時間程度が必要な時間だと発表がありました。具体的に我が和泊町においては、中学校、小学校、その対策が、学校が始まるときにはどれぐらいの日数時間が不足されておったのでしょうか。
 そして、これはこの夏休みまでの間に全てが充当されるのでしょうか、お尋ねいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 新型コロナウイルス感染症に関わる臨時休業による欠時数をどうするかということについて、先日町内の学校の全ての校長に集まっていただき臨時校長会を開きました。その際に、学校がこの臨時休校中にどのような対策を取ったのか、それから学校が始まってからのその取組により、欠時数が取り戻せた時数はどれぐらいあるのか、そしてその時数はどうなっているのか、もう具体的な資料をみんな持ち寄って、各学校一校一校発表してもらってこっちも把握しました。それで夏季休業の短縮は学校としては考えていないのか、そのあたりも含めて校長研修会を持って、資料によって具体的にそれを把握しました。
 例えば小学校において、ある小学校においては学校というのはこのような緊急事態に備えて、予備時数といって教育課程を編成するときにあらかじめもうここは台風の常襲地帯ですので、台風が二、三日来ても十分にその授業時間数が不足することがないように、あらかじめ年間の予備時数というのを取っておくんです。それは学校によったり、小学校、中学校、そしてまた教科によっても多少の違いはあります。1年と6年とか学年によっても予備時数というのがあらかじめ設定されております。そこで小学校の場合、ある小学校では、この予備時数も年間の予備時数、1学期、2学期、3学期で割り振ったりもしているんですけれども、今回の場合1学期の予備時数として1年から6年までそれぞれ予備時数が、それは32時間とか29時間とか20時間とか、これが学期です。年間では90時間から50時間、1年生は予備時数が年間通して97時間、2年が79時間、3年が60時間、4年が41時間、5年が74時間、6年が50時間とか、そのような予備時数が取ってあります。
 それから今回の休校を受けて、また行事を精選して授業時数に組み入れたり、先ほど言ったとおり中学校の場合にはもう中体連がなくなったものだから、それはみんな行事に入ったりして余分に確保された分があります。その年間の予備時数と新しく確保された時間数、それからその休校期間中に失われた時数、これもまた1年から6年までいろいろですね。大体40時間程度です。年間予備時数からその新たに確保した、行事の精選とかそれで確保した時数、それを足したのから期間中に失われた時数、これを差引きすると、今どれだけの予備時数が残っているかということになりますけれども、それを皆差引きしてもまだ年間に予備時数が、それも学年によって違いますけれども、1年生68時間、2年48時間とか、少ない学年もあります。5年が41時間、6年が17時間とか、皆差し引いてもまだ年間に予備時数はあるということで、夏休みを短縮してする必要はないというのが各6校からの見解でした。
 全ての学校につきまして今のような時数計算の資料も提出してもらいました。学校によって学年によっていろいろ違いますけれども、本町においてはその授業時数の不足はないということで、教育委員会としても学校一律に夏季休業を短縮するような要請はしません。することは考えておりません。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 ただいまの教育長のお話で、この2週間ほど学校に、15日ぐらいですかね、学校に行けなかった時期を1年間を通してそれを当てはめるというふうな感じに捉えました。本来ならこれ、1学期のうちだから1学期のうちにしたほうがいいんではないか。今後またどういった事態が起こるか分かりません。また2学期等に運動会なり何かあるじゃないですか。そういった日等でも予備日等そういったものが入っているとは思うんですけれども、1学期のうちにそれを消すというお考えじゃなくて、1年間を通してやろうと、失われた15日間ですか、14日間ですか、お考えなのでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 この予備時数は、年間に割り振られている予備時数なんですけれども、それをそれぞれ1学期の予備時数、2学期の予備時数、3学期の予備時数というふうに取ってもあります。そうすると、その失われた7日間の時数が大体40時間です。学年によって差はありますけれども。その40時間の時数というのは、もう1学期中既に予備時数を取って、1学期でやり残した分は予備時数で使っても、さらに年間の予備時数を充てたり、これから新しく行事の関係で授業数に入れたりすると、もう1学期にすべきのは、中学校の場合などでも、まだ1学期終わっていませんけれども、やり残すということはありません。もう既に済む予定です、予備時数は。
 年間を通した予備時数を1学期で何かあったときには使ってもいいですし、それはそれぞれの学校の学年の工夫によって、学習内容も遅れることはないと。なるべく1学期の分は1学期で済ませたほうがいいわけです。でも今回の場合には、コロナの感染拡大ということで行事が中止になったりした分が、中体連の試合とかそういったものが授業時数に入ってきたりして、それでなくても年間の予備時数を充てれば十分に済むぐらいの40時間ですので。
 ということでその心配はありません。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 じゃ、ただいまの教育長のお話で1学期に失われた、足らなかった時間は、もう1学期中に十分補えると、ですから我が町においては夏休み等もそのままやっていくと理解いたしました。
 すごいですね。本当に十何日間も休業した分がこの1学期中に補えるというのは、すごいことだと今思いました。それだけたくさん予備日があるのかなとも思いましたが、子供たちもたくさん授業が増えて大変なのかもしれませんが、1学期中に補えるということを聞いてとても安心しました。
 この後、先ほど教育長のほうから中体連の中止等々ありましたけれども、そういったイベントのほうはこの後またうちの同僚議員のほうがいろいろとお尋ねすることだと思いますので、私はこの失われた学習時間、そして夏休みがどうなるかとても気になっていました。やはり私も小学生等の子を持つ親の身ですので、それが一向になかなか学校等からも発表されなかったので、夫婦共々やきもきしていたところであります。ただ単に宿題が大量に増えるのかなとか思っていましたけれども、このように授業が遅れた分、なくなった分は全て1学期中に補充できる、充当できると、そして勉強の遅れもないと、それは子供たちの努力次第ではありますけれども、遅れもないだろうというふうな答弁をいただき安心したところであります。
 これで私の一般質問、そして皆さんの答弁等を終わりたいと思います。
 でも今まさにコロナの時代です。コロナと共存していかないといけない時代に突入してしまいました。どうやって共存してどうやって人類が勝っていくか、それはまだ未知ではありますけれども、当然もう行政の皆さんが主導して町民の皆さんにこういった対応をするよ、こうしたことをしたほうがいいよ、これはしたら駄目だよとリーダーシップを発揮して、ぜひ指導していっていただきたいと思います。
 本日またサンサンテレビ等で議会中継をご覧になっている町民の皆様、これからも和泊町議会のほうはよろしくお願いしたいと思います。
 これで私の4年間の議員生活の一般質問の最後になります。これからもまたひとつよろしくお願いしたいところであります。これで私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(永野利則君)
 これで池田正一君の一般質問を終わります。