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更新日:2021年3月23日

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第1日(6)

発言者

橋口 和夫

発言内容

次に、橋口和夫君の一般質問を許します。
○8番(橋口和夫君)
 皆さん、こんにちは。
 令和2年第2回定例会に一般質問を通告してありますので、壇上より質問いたします。
 新型コロナウイルス感染症に対応した教育活動の実施について。
 ①新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い全国的に休校を余儀なくされ、児童・生徒の学力低下が懸念されている。他自治体では夏休みを短縮する案も出ているが、本町では夏休みの在り方をどう考えているのか。
 ②全国的に小・中学校のスポーツ大会や文化活動などが相次いで中止となり、大島地区大会においても地区大会等の中止が発表されたが、このまま引退を迎えてしまう中学3年生などのためにどのような救済策を考えているのか。
 以上、壇上より質問を終わります。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 橋口和夫議員の新型コロナウイルス感染症に対応した教育活動の実施についてのご質問①についてお答えします。
 橋口議員のご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い全国的に休校を余儀なくされ、児童・生徒の学力低下が懸念されています。他自治体では、夏休みを短縮する案も報道されています。本町でも4月22日から5月6日までの臨時休校で7日間の出席すべき日数の不足が生じました。他市町村によっては年度初めの4月6日から連続して休校措置をとっている自治体もあり、授業時数の確保が困難であることから、対応策の一つとして夏休みを短縮する案が出ています。
 池田議員のご質問にお答えしたとおりになりますが、本町における出席すべき日数の不足は7日間にとどまっており、欠時数としては35時間から42時間で済んでいますので、現在のところ、各学校の創意工夫で、夏休みを短縮しなくても授業時数を確保できる状況にあります。したがって、夏休みを短縮することは考えておりません。
 次に、2点目の小・中学校のスポーツ大会や文化活動等が中止となったことを受けて、中学3年生等のためにどのような救済策を考えているかのご質問にお答えいたします。
 去る5月22日に大島地区中学校体育連盟臨時理事・評議員会が開催され、中止の決定がなされたところです。中止となった理由は、多くの種目において3密の回避が困難であり、全ての参加者にとっての安全な運営が確保できないこと、開催時期を延期した場合、熱中症対策も加わり事故発生の危惧が高まること、また、感染者が確認された場合、対応が困難であることなどを挙げています。
 中学3年生や高校3年生が目標としていた地区大会が中止となったことは、関係者にとって大変残念なことであり、特に引退を迎える中学3年生等のためには救済策を考える必要があります。そこで、島内中学校による代替の大会への参加と、島外、県外への移動自粛が解除されたときには、地区内、県内での大会への参加などを救済策として考えていきたいと思います。今後、国・県及び他地域の状況も注視しながら、どのような救済策ができるのか検討していきたいと考えます。
 以上です。
○8番(橋口和夫君)
 前向きな答弁ありがとうございます。
 私の質問①におきましては、午前中の同僚議員への教育長の答弁、また今回私への答弁において確認させてもらいましたので、再質問は割愛させていただきます。
 ②につきまして、中学3年生などのためにどのような救済策を考えているのかということについての再質問をいたします。
 5月22日、地区中体連の中止発表を聞いて、沖永良部地区にも中体連がございます。沖中連です。沖中連の判断はどういった判断だったんでしょうか、お伺いいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 6月4日で、沖永良部中学校体育連盟会長、上久保大介、和泊中学校の校長のほうから出ております。令和2年度大島地区中学校総合体育大会中止に係る救済措置等についてということで、まず、地区大会中止による救済措置、代替試合等の開催について、島内のチームのみで試合を実施できる部活動は、沖永良部中学校体育連盟が主催となり、代替試合等を行ってもよいと。協会や連盟、個人が主催となる大会や練習試合等(島外移動、島外チームとの試合を含む)への参加については、沖永良部中学校体育連盟は関与せず、各校長の判断とする。
 沖永良部4中学校での共通理解事項として、協会や連盟、個人が主催する大会や練習試合等(島外移動、島外チームとの試合を含む)に参加する際には、以下の点に留意することが望ましいということで、留意事項を幾つか挙げておりますけれども、例えば、顧問は、保護者、生徒と十分な話合いをした上で、部活動内や学校生活等で不安が生じないように配慮する。顧問は保護者から承諾を得る。顧問は、新型コロナウイルス感染等を懸念している生徒や保護者の意見を尊重する。顧問は、試合に対して、試合や大会はスポーツ庁や日本スポーツ協会が示すガイドライン、感染症対策チェックリスト等を満たす条件の下行うように呼びかける。
 このようことなどを確認の上、参加の可否を、島外の場合、各校長の判断とするということになっております。
○8番(橋口和夫君)
 それでは、島内でできる競技、もちろん野球なりサッカーなりバレーボール、軟式テニス等々は、島内に4中学校のうち部活動があったりとかしますので、それはもう中体連が再開するということでよろしいんでしょうか。それとも、中体連が主催じゃなくて、中体連に申し込んだら大会を運営してくれるということでよろしいんでしょうか。どちらでしょうか。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 当初、沖永良部中学校体育連盟が、島内も、島外、県内でのことについても、したいという申入れがあったんですよ。ところが、島内でこのようなイベントをするのは構わないだろうと、島内では。ところが、島外となると、島内だけで試合ができる部活はいいんだけれども、例えばサッカーとか卓球とか、また島内では相手チームがいないと。そんなのがあった場合に、じゃ島を離れて、与論とか、あるいは徳之島、奄美大島、あるいは鹿児島県内に声をかけても、やってもいいのかということで、ちょっと教育委員会としても、島内はいいんだけれども、まだ町としての考え方としては、県内が解除になっても、ここはやはり島という特殊な事情がまたあったりして、病院が脆弱であるとかそういったことで、島外に出ていったりするというのが、町の方針としても、まだ解除になっていなかったんですよ、相談に来たときに。だから、町内だったら、これはもう教育委員会としてもやっていいと。
 ところが、島外、それは相手が呼びかけに応じてのことだけれども、島外となると、ちょっとこれは教育委員会が積極的に勧めるというふうにはならないということで、知名の教育委員会ともいろいろ相談をしたり、またほかの教育委員会にも聞いたりして、ほかのというのは与論町とかも聞いたりもして、最終的には、まだきちんと、島外に出ていってイベントもいいですよと、また島外から入れてもいいですよと、そういったのが、きちっと町の方針となり、地区の方針となり出されるまでは、島外はもう勧めないということだったんだけれども、沖永良部の中学校体育連盟がいろいろ再度話合いを持って、最終的に今言ったような感じで島内はすると。ところが、島外の場合には、それぞれの団体でしてくださいよと、そうなったということです。
○8番(橋口和夫君)
 分かりました。島外においては各種団体、あと学校長の許可ということになっております。中学校の最後の大会、中体連がなくなり、3年生の保護者、私もいろんな団体の保護者等の話を聞いてきました。島内で最終大会を迎える部活もあります。それと島外に出ていって、最終活動を終える部活動もあります。特に和泊中学校などにおきましては、卓球部、島内に1校しかございません。隣町を見ても、与論中学校にあるぐらいで、まず代替試合が島内ではできないということは現実であります。
 それと、各部活動の顧問の先生とか保護者の皆さんが一生懸命努力しまして、いろんな大会を自分たちで運営していこうというふうに頑張っております。それを応援する、また島外に出ていって最後の大会を迎える生徒たちのために、本町としましては、町の単独補助金で各種競技大会選手派遣費というのを設けてあります。それは地区大会へ向けての選手団派遣の費用ではございますけれども、今回、初めて新型コロナウイルスでいろんな大会が中止になって、本当に今の3年生だけだと僕は思うんですよ。
 去年、うちの娘、中学3年生だったんですけれども、ちゃんとした大会に出られて、ちゃんと町の補助金ももらって、県大会まで行かせてもらいました。そういった子供たちが去年はいて、来年はまたコロナウイルス終息したら、来年はちゃんとした大会があると。今中学2年生は救済できるんじゃないのかなと思っていますけれども、やっぱり3年生に対して、今年の3年生は本当にかわいそうだなと。保護者も先が見えないと言っています。
 やっぱり、普通だと中体連が終わって引退ということで、みんなそこで踏ん切りがつくんですけれども、今は先が見えないので、部活していても、しているのかどうなのかが分からないという点で、各顧問なり保護者の皆さんは頑張って、島外の大会で最後に区切りをつけようとしております。
 その島外に出ていく部活動に対して、私が先ほど言いました各種競技大会派遣費、それを補助できないのかどうなのか、お伺いいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 ご質問にお答えいたします。
 毎年各種競技大会選手派遣費として、今年度は330万ほど計上しております。それに合わせまして、文化部であります県吹奏楽コンクールへの派遣、これが70万、こういった形で400万近い予算を計上してございまして、今回、先ほど議員からもありましたように救済策として考えておりますので、こういった補助金のほうも柔軟に対応して支援していければと考えております。
○8番(橋口和夫君)
 柔軟な対応ということですけれども、例年どおりの補助金でいいのかどうか、そこもお願いいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 この補助金につきましては、地区大会への派遣、また県大会への派遣と両方がございます。今回は、県大会がございませんので、地区大会の派遣ということで全額見てもいいんではないかと考えているところでございます。
○8番(橋口和夫君)
 いい救済策だと思っております。また、島外に出なくて、島内で最終を迎える各種部活動もございますので、そういった部活動と島外に出ていく部活動と2つに分かれるわけなんですけれども、差別のないような補助の仕方、そういうのも、もう一回教育委員会のほうで協議してもいいんじゃないのかなと私は思っていますけれども、そこのところはどうでしょうか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 そこにつきましては、今後教育委員会の中で、また関係機関と話し合いながら、知名町もございますので、いろいろ連携を取りながら考えていきたいと考えております。
○8番(橋口和夫君)
 この補助金が出るということで、島外で最終試合を迎える部活動の保護者の皆さんも安堵しているんじゃないかなと思っております。
 また、島内大会で引退する3年生もいますので、その子たちのためにも、教育委員会で本当のいい案を練ってもらいたいなと思っております。
 私は中学3年生の保護者の話を聞いて、今年の3年生は本当にかわいそうだなという思いをいたしまして、今回このような質問をさせていただきました。また教育委員会の前向きな考え方、また学校長と連携を取り合いながら、沖中体の開催に向けて頑張ってください。
 これで私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで橋口和夫君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
散 会 午後 2時49分

 
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


            和泊町議会議長  永 野 利 則


            和泊町議会議員  桂   弘 一


            和泊町議会議員  川 畑 宏 一