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更新日:2021年3月23日

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第4日

発言者

全発言者

発言内容

平成30年第3回和泊町議会定例会会議録
平成30年9月14日(金曜日) 午前9時30分開議

1.議事日程(第4号)
 ○開議の宣告
 ○日程第1 会議録署名議員の指名
 ○日程第2 議案第55号 平成29年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定について
 ○日程第3 議案第56号 平成29年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
             ついて
 ○日程第4 議案第57号 平成29年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定につい
             て
 ○日程第5 議案第58号 平成29年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ
             いて
 ○日程第6 議案第59号 平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認
             定について
 ○日程第7 議案第60号 平成29年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
             て
 ○日程第8 議案第61号 平成29年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
             について
 ○日程第9 議案第62号 平成29年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定に
             ついて






 ○散会の宣告


1.本日の会議に付した事件
 ○議事日程のとおり

1.出席議員(12名)
  議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
    1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
    3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
    5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
    7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
    9番  和   正 巳 君     10番  山 下 幸 秀 君
   11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

1.欠席議員(なし)

1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

1.説明のため出席した者の職氏名
職   名 氏   名 職   名 氏   名
町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
企画課長 皆吉泰智君 生活環境課長 泉 隆一君
税務課長 林 義仁君 教育委員会
教育長 逆瀬川勝久君
町民支援課長 東 敏仁君 教育委員会
事務局長 美野忠徳君
保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会
事務局長 先山照子君
経済課長 武 吉治君

△ 開 議  午前 9時30分
○議長(永野利則君)
 皆さん、おはようございます。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

△ 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(永野利則君)
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、松村絹江君及び東弘明君を指名します。

△ 日程第2 議案第55号 平成29年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定に
             ついて
△ 日程第3 議案第56号 平成29年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳
             出決算認定について
△ 日程第4 議案第57号 平成29年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決
             算認定について
△ 日程第5 議案第58号 平成29年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出
             決算認定について
△ 日程第6 議案第59号 平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳
             入歳出決算認定について
△ 日程第7 議案第60号 平成29年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決
             算認定について
△ 日程第8 議案第61号 平成29年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入
             歳出決算認定について
△ 日程第9 議案第62号 平成29年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及
             び決算認定について
○議長(永野利則君)
 日程第2、議案第55号、平成29年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第9、議案第62号、平成29年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの以上8議案を一括上程し、議題とします。
 提案理由の説明を求めます。
○町長(伊地知実利君)
 ただいま一括して上程いたしました議案につきましては、地方自治法第233条第3項の規定により、議案第55号、平成29年度和泊町一般会計歳入歳出決算をはじめ議案第56号から議案第61号までの6特別会計歳入歳出決算及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、議案第62号、平成29年度和泊町水道事業会計決算を、別紙監査委員の意見書をそれぞれ添付してご提案をいたします。
 詳細については事項別明細書のとおりでございますが、主要施策の成果及び事業実績説明書を参考にしながら、審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
○議長(永野利則君)
 それでは、総括質疑を行います。
 初めに、議案第55号、平成29年度和泊町一般会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
○1番(川畑宏一君)
 おはようございます。
 昨日、補正予算の議案の件で、中田議員が内城団地の造成の件で質問をいたしました。これと同じ件で、きのう議案に上がらなかったので、ちょっと我々が予算を既に通している今執行中の件で、本来は今すべきではないんですけれども、これから皆さんが30年度に向けて予算編成する中で、こういったことが繰り返されてはならないという案件がございますので、それについて質問させていただきたいと思います。
 そして、今、町民からたくさん声が上がっていますので、その声をそのまま率直にお伝えします。町民から、このような疑問がたくさん上がっております。
 もう、率直に言いますよ、町民からです。
 副町長の建物を町のお金を700万ほど使ってただで解体してあげるらしいねと。実際、あそこのことか、それはどうなっているんだという声を、これは1人、2人とかじゃないですよ。すごいたくさんの声をいただいているんですけれども、この件について詳細な説明を求めます。
○議長(永野利則君)
 担当は誰ですか。
○土木課長(和田清良君)
 お答えします。
 その場所についてですけれども、当初は前前田写真館の建物がありまして、そこをリノベーションして貸し出すことができないかというご相談があったと聞いております。その場所に関しましては、改築をして例えば貸し出すというようなことをするにしても、条件が余りよくないということで断りをしたという経緯があるんですけれども、それについて相談をしたところ、じゃ、そこはもうできないよねということで、解体ということにしかなりませんよということでの返答をしてございます。
 その後、県のほうからも、いろいろ魅力ある観光地づくりということで事業がありますよということで、県のほうから、ここはちょうど今、西郷どん効果もあるので、西郷南洲の記念館とかそういうところへの受け手の駐車場整備ということでしませんかというような打診が町のほうにございました。それをもとにして、担当のうちの土木課のほうで空き家解体という事業がございますので、事業にのせるために地権者の方々に相談をしたところ、そこがたまたま前田さんの土地であったということで、以前から近くのところの瓦が落ちたりとかいうこともあったものですから、県のほうにも相談しまして、空き家解体という事業で、そこを両方土木のほうで解体しましょうと。その後、じゃ、魅力ある観光地づくりということで県のほうが進めている駐車場にしましょうというようなことで、2つの事業を導入しようということで相談をしまして、そういう事業を進めたところでございます。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○1番(川畑宏一君)
 内容はおおむねわかりました。
 私は、これの件に関しては、率直に申し上げると、議会で予算の審査をして、それを通す我々に対しての情報提供が、事前にほぼなかった。このなかったことが問題だと思っています。この問題は、予算を通した後、実際工事が始まってきて、すごく7月と8月とどんどん声が上がってきて、私は商工会青年部で祭りを担当していますけれども、あのパレードの出発の前にあそこを通る町民のどれだけの方が、指を指しながら、あそこのことだよと話をしながら歩いて行ったか。そういった非常に大きな問題になってきております。
 私もそのとき、7月、8月になって、これはちょっとあれだなと思って、もう6月に通したことですから、だから我々が実はその情報を持ち得ていたのに、それを気づかずに通してしまった可能性はないかなと思って、この2週間ほどは、各担当に聞き、各議員のスケジュール帳とかノートとかをしっかり確認してもらって、間違いなく我々が議決をする前にこのことについて判断するような情報は知り得なかったということは確認しております。時間をかけて確認した上で、このことをお伝えしておりますので、お願いしたいと思います。
 そんな中で、私は問題点と感じることは2点。
 1点目、これは、それを担当されていた前土木課長にもお話しいたしましたけれども、責任をとるのは議会はもとより町長ですよね、執行部の皆さんの中で。そうしたときに、私はおかしいなと思ったのは、執行部の皆さんというのは、それぞれの部署で専門家ですよね。その皆さんが町長に議案を上げていくときに、町長に誤った判断をさせないということが皆さんのすごく重大な任務の一つだと思っております。これは、私は鹿児島県で執行部で幹部をされた方だとか県議会のほうにも電話をして確認しました。確認した上で、やはり皆様はそういった意識がちょっと不足しているのではないかなと強く感じて、このお話をしております。
 きのう町長は、それに対して、内城団地の件に関しても知り得ていて、それは私の責任です、気をつけますということで、町長が頭を下げられました。そこが私は、一つは町長への説明が判断材料としてしっかりと上げられていたのかなという疑問、そしてもう一つ、議会が始まる前に議会に対して説明がなく、我々は議会で予算を通した後にですよ、町民から逆に、あそこはこういう事業をするらしいねと、議長を初めここにいる議員の方々が耳にしているんです。私たちはどう答えるんですか。
 先に町民から知らされる。それに対して、やはり怒られますよ。おまえらは何の仕事しているんだ、サラリーマン議員か、ひどいことじゃないか、これはと。この件に関しては、きのうの内城の造成の件もきょう私がお話している解体の件も、事前に必要な情報を知り得ていたならば、これは否決した可能性もあるよと、議長もはっきりと申しております。
 以上の町長の説明責任、議会軽視じゃないかというこの2点を踏まえて、担当者、どちらも同じ担当者なんですけれども、一点の曇りもなく、ただ業務を推進していたら結果こうなったんだろうなということは、私は話していて確信しました。
 副町長は総務課長経験者ですよね。財政がこれだけ厳しい中で、同類の工事に比べて工事費が高い。もしくは、解体の件に関しては、今、話を聞いていたら、確かに内容を聞けば妥当な内容なんですよ。ただ、しかし、町の執行部の副町長が直接かかわっていないにしても関係があるということで、町民から普通の感覚であれば何かしらのあらぬ疑いをかけられるんじゃないかなということは予測できたはずなんですよ。それをできなかったということで、私は当時の担当課長、総務課長、副町長に対しては、これはちょっと処分も検討すべき事案じゃないかなと感じておりますけれども、その件に関して、ご意見をお聞かせください。
○企画課長(皆吉泰智君)
 今の議員の要請しているお答えでないかもしれませんが、先ほど現土木課長から丁寧な説明があったわけですけれども、確かに川畑議員がおっしゃるとおり、前もってもっと相談を持ちかければ、また違った方向に行ったかもしれません。空き家解体事業、そしてまた撤去事業、これは2つメニューがございまして、和泊町では空き家撤去事業を国に先駆けて条例をつくりまして、そういった被害をこうむらないように事前に撤去する事業を真っ先に入れました。そして、進めていったところ、国でまた同じような改修、撤去、その場所を家屋、土地ごと町に寄附すれば、撤去してもいいよという、そういったメニューがしっかりとございまして、ちゃんとした国がそういう方向性を打ち出しているものですから、どんどんふえ続ける空き家に対して、国もなかなかそういった対策が進まない中で、寄附すればいいですよと。しっかりと町の財産になって目的にかなうような。
 議員の方々が一番ご心配されているのは、では寄附すればどこでも解体するのかと。全協でもそういった説明をさせていただいたんですけれども、決してそうではなく、やはり今後町にとって必要な箇所。確かに南洲神社の前は非常に手狭でございまして、やはり大河ドラマの影響も見越して利用価値が非常に高い。そういったところが見込まれたから、事業を導入したわけですが、その四、五年前に先ほどの空き家改修の事業を土木課で導入しましたときに、私はそのときは総務課におったんですけれども、竹さんという方がいらっしゃって、なかなか町民にこの空き家改修事業の趣旨が伝わらない中、区長会で呼びかけてもなかなか上がってこない中、今の物件、南洲神社の前の持ち主が大坪さんの、副町長の奥さんの名義なんですけれども、そこの2階で竹さんが、ここを空き家改修させていただけませんかとお願いしたところ、そういったいい事業はやはり町民に回すべきであって私は遠慮いたしますと。そういう遠慮をされているんですよ、実際。
 そういう経緯があるものですから、空き家というのは、タイミングを逃すと、内城のB団地でもしっかり改修時期を過ごしてしまうと、もう撤去するしか方法がないんです。そういった経緯も踏まえて、今回、場所的には駐車場として非常に利用価値の高い場所であり、過去にそういった機会を逸していますので、もう取り壊すしか道がなかったものですから、土地と家屋を寄附していただいて、そういったことはこっちからお願いしたことでございます、先ほど土木課長がおっしゃったように。
 そういう経緯を持っていますので、我々が事前に議会の皆さんの審議に諮らなかったのは大変申しわけなく思っていますが、方向性的には間違っていないと確信しているところでございます。
○副町長(前田修一君)
 今のことにつきまして、私、個人的に関連するということでありますので、お答えをしたいと思います。
 経緯につきましては、土木課長、そして今の皆吉課長がお答えしたとおりでございます。過去の経緯についてもそうでございます。そういった中で、向こうは直接私とは関係ないんですが、うちの家族の兄弟の3者、3人持ち分があります。前田写真館につきましては、土地だけはうちの家族の名義になっておりますけれども、前田写真館の方が、どうしても自分たちでも解体したいということでしかけたんですけれども、とても手がつけられない、見積もり金額が高額であったと。最初の見積もりは、ある程度飲めるかなという金額であったらしいんですけれども、実際に入ってみると、かなり高額になるというようなことで、辞退したというような経緯がありました。それから、過去におきましても、瓦が落ちたりとか、それから観光地の直前にあるということで、非常に景観上悪いということで、私も気にしておりました。
 そういった中で、前回、空き家改修の話がありましたけれども、それは他の町民から優先すべきであろうということでお断りしたところですけれども、今回、土木課のほうで、全国的な問題の中で、そういう事業の提供の申し出がありました。そういうことで、それでは関東にいる兄弟、それから関西の兄弟たちに、その取り壊しについて説明をして、合意をいただいた上で、それじゃ、土木課のほうに、いいですよということで合意をしたところでございます。
 そういった経緯を踏まえて、今、西郷どんというブームもありまして、お客さんもふえているところですけれども、駐車場の問題、それから景観上の問題、そして持っていた地主も結果的によかったということで、三方よしというような結果につながるということで、我々も兄弟の中で話をして、いいだろうということで合意に至ったわけでございます。
 結果的に、これから先、また南洲橋の下流のほうの舗道の整備も計画に上がっているようですけれども、そこからの進入路というような形でも土地の提供が必要になってくるというような話もありますけれども、そういったことを全て西郷南洲記念館からの南洲神社、それから西郷どん村、そこに至る地域を今、西郷南洲まちあるきガイドマップという中で、ルートとして確立されておりますので、これからますます観光客のためにはなるのではないかというふうに考えて、私的にはそういうアドバイスをしたところです。
 以上です。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○1番(川畑宏一君)
 今、副町長、企画課長から丁寧にご説明いただきました。これを事前に欲しかったんですよ。こういったことを、このビジョンを、意義があるということを。
 私も調べていて、この2つの問題は、どちらもビジョンがあって、別に事業の内容的に問題があるとは一言も申していません。その経過で、この予算を通すというところの経過の問題をお話ししているわけであって、そこはもう重々理解しております。副町長も、あと企画課長も、すごく西郷どんのことに関して、これで島を盛り上げていこうという熱い気持ちがあって、それで何とかしたいという純粋にピュアな気持ちでされてきたのは、こちらも重々承知しているんですよ。
 だけど、それで、おととい桂議員が人事の件でお話ししましたけれども、納得してなんですよ。そこの部分で町民に納得させられなかったから、今、問題が来ている。あらかじめ議会に話が来ていたら、我々はそれで、これは納得させられないと思ったら、否決していたかもしれないですけれども、今みたいなお話を聞いて、もうこれは、やっぱりいろんな声があるかもしれないけれども、やるべき事業だと思えば、我々は町民を納得させるような説明をずっとしていくことができたわけですよ。そこが問題なわけです。
 昨日、私が一般質問したことに関して、職員の方、ここにいる課長の皆様、全員じゃないんですよ、本当に一部の方なので、心苦しいですけれども、それに対して、私はやっているよ、しっかりやっているのに何でという声があるのもわかっております。だがしかし、こういうことなんですよ。わかりますか。この件に関して、ちゃんとこれを横の連携で、これは土木課、企画課で動いていた件ですけれども、この件に関して、例えば課長会とかで、こういう案件を検討して、横の検討がされていたときに、どなたか1人、2人ぐらいは、この件に関して、いや、ちょっとこれはもしかしたらまずいかもしれないよと思うことができたんじゃないですか。どうですか。
 私はできたと思いますよ。やっぱりそれぞれの課だけで話をしていると、専門性が逆にあだになって、考え方が偏ったり硬直化してしまうこともある。その事業を一心にやりたい、やりたいからこそ、そうやって盲点が出てしまう可能性も出てきます。
 だから、我々というのは、町民の声を聞いて、それをお届けしているんですよ。町民の価値観です。執行部の皆さんというのは、その価値観を、いやいや私たちはやっているよじゃなくて、一度受けとめてほしいんです。そういうことを思って、私はきのう、うまく伝わらなかったんですけれども、お話ししたかったわけでございます。
 だから、この2件に関しても、皆様の中では妥当だと思ったから、議会に何の説明もなく、議会もこの件に関しては何も思わないだろうと思って、別に疑問にも思わず上げたのかもしれないですけれども、その結果、町民からは、いろいろと問題があるんじゃないかとご指摘をいただいている。これはどういうことかわかりますか。行政の皆様と町民の価値観のずれが相当大きくなっているということなんです。すごい厳しい言い方かもしれないですけれども、町民からこういう声をいただいております。
 今、町長、副町長を含め、役場のOBで、それで業務の執行能力はすばらしいかもしれないけれども、やっぱり民間の風が入っていかないというところが、こういった弊害が出ているのかなといった声まで上がっております。
 ですから、最後に聞きたいです。勘違いしないでくださいね。私は町長をはじめ皆さんお一人お一人のこと大好きですよ。尊敬しております、仕事として。心苦しいです。これを言うために、この1週間、2週間準備してまいりましたが、すごく体調も崩しました。嫌ですよ、こういうことを先輩の皆様方に言うのは。
 だけども、私は議員ですから、個人的には尊敬する大好きな先輩の皆様ですけれども、どうしても町民のために、あとは皆様の仕事が町民にとって喜ばれる仕事であってほしいと切に願うからこそ、心苦しいのを何とか押し切って、きょう皆さんに言いたくないですよ、こういうことは伝えております。皆様の仕事が、町民にとって喜ばれる仕事であってほしいと思っておりますので、そこはぜひ誤解せずにご理解していただきたいと思います。
 これから我々は、行政と議会が一体となって、この2つの問題に対して、これから声がこのまま大きくなるのか、時間とともに収束していくのか、わからないですけれども、この2つの事業が、最初はちょっとおかしいなという点はあった。予算はかかったかもしれないですけれども、結果的に、ああ、そうか、すばらしい事業をやってくれたと、きのう中田議員がおっしゃっていましたけれども、そう思っていただけるように知恵を出してまいりましょう。我々も一生懸命考えます。ここはぜひお願いしたところでございます。
 これに対して、決意を最後、町長からいただきたいと思います。
○町長(伊地知実利君)
 一般質問を通したり、昨日の議案審議の中から、いろいろ私どもにご提言や注意などもたくさんいただいております。当然、行政を進めていく中で、最終的に決断をしてゴーサインを出すのは私でございますし、これはやめたほうがいい、やったほうがいい、それは最終的な責任は私にございますので、川畑議員が指摘することは、それぞれの担当課職員、課長に言っておりますけれども、最終的には私でございますので、それぞれの事業計画の中で、今回の事業計画の中でも私に相談もあったことでございまして、手々知名の問題については、国の進めている空き家改修の問題もひとつ絡んでおったということから、今後の本町のメインストリートといいましょうか、一番人通りの多いところでございますので、そういうところの整備も必要であろう。いわゆる南洲橋の歩道についても耐震の問題で改修をしていかないとという案件も出ております。それらのことを総合的に考えまして、いろんな事業執行においては最終的にはみんなと相談をしながら実行しているところでございます。
 昨日から指摘されている件については、それぞれ各課連携をとりながら、しっかりとした理念といいましょうか、方針といいましょうか、そういうものを持ちながら、町のあり方というものについては議論しながら進めてまいりたいと思います。また、今議会を通して、いろんな提言もございましたので、また改めて課長の中で議論をしていきたいと思いますし、議会の皆さんは町民の代表でございますので、町民の声を聞く機会が多いと思っております。その場で発言されていることは町民の声だと私どもは受けとめながら、しっかりと行政を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞ川畑議員、先ほどから言っておりますように、一体になって町の福祉のために頑張りたいと、議員自身もそのように申し上げておりますので、私どももしっかりとした行政推進に努めてまいりたいと、そのように思っております。
○議長(永野利則君)
 しばらく休憩します。
休 憩 午前 9時58分

再 開 午前10時00分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかにありませんか。
○10番(山下幸秀君)
 平成29年度の決算を終えて、財政指標の中で最もわかりやすい実質公債費比率が15.8%、前回16%から0.2ポイントよくなっております。また、将来負担比率が100.5%、これは15.6%よくなっております。そのようなことから、財政としては、かなり上向きというか、よくなる方向にある中で、また庁舎建設、ご承知のとおり、これが最終的には若干悪くなるんじゃないかなという予測はしておりますが、現在の基金等をチェックしますと、財政調整基金が10億、庁舎建設基金が6億5,000万とふえております。そういった中で、庁舎建設を終えたときの見通しと今後の財政健全化に向けた取り組みについて、総務課長に伺います。
○総務課長(種子島公彦君)
 財政指標につきましては、経常収支比率は5億円の繰出金があった影響で若干ポイントが高くなっておりますけれども、実質公債費比率、それから将来負担比率は、対前年度より減少をして、いい傾向が示されてきております。これにつきましては、平成27年度から26年度に財政指標の3つの指標が県内で一番悪かったということを受けまして、財政健全化計画を集中的に取り組むということで、平成29年度がちょうど中間の3年目となったことで、いろんな公共事業、普通建設事業等についても計画的な事業を進めてまいりました。それで、久しぶりといいますか、起債残高も100億を切ったということになります。
 議員がおっしゃったように、庁舎建設で十数億の起債を発行いたしますので、また若干ポイントは悪くなりますけれども、将来シミュレートとしては、平成36年度まで今シミュレートしているところでございますけれども、他の団体に比べると若干ポイントは高くなると思いますけれども、危機的な状況に至るということは今シミュレートの中では予想しておりません。
 そういう中で、今後、総合体育館の建設事業とかいう事業も組み入れていかないといけないと思っておりますけれども、それにつきましても、補助事業でやるのか、単独では多分できない事業であると思いますので、補助事業の補助率、それから、それに対する起債等も十分考慮していきながら、今後の公共事業、普通建設事業等について。また、今後は高齢化が予想されておりますので、そういう扶助費に対しても、かなりの歳出と経費が見込まれてくると予想されておりますので、全体的に調整をしながら財政運営をしていく計画でございます。
○10番(山下幸秀君)
 数年前から非常に厳しい和泊の財政というのがマスコミ等でも取り上げられて、大変我々も心配したところでありますけれども、こうして各大型公共事業が、今まで整備した結果であり、その整備したインフラの償還が次々と終わっていけば、またよくなるのだろうという思いがあり、先日の一般質問では、やはり町民が文化的で豊かな暮らしをするためには、そろそろ総合体育館が必要だろうということで、何もすぐ着工しろではありません。そろそろ計画を強めていき、私、個人的には、総合体育館建設基金とか、そういったものも立ち上げて、先ほど総務課長からあったようにいろんな有利な補助金を導入し、自分たちの自主財源を抱き合わせて、それらに向けた取り組みをできないか、教育委員会の担当のほうにも伺っていきたいと思います。
○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
 一般質問の回答の中でも答えましたけれども、やはり先ほどからあります財政の問題が私どもとして一番クリアしていかなきゃいけない課題と捉えております。総務課長の方からもお答えしましたけれども、やはり補助事業は必要ということで、それに対して、今後、調査、研究を進めていかなきゃいけないと思いますけれども、一般質問で答えましたとおり、町内に検討委員会を設けて検討を進めるということにしておりますので、補助事業の調査、あわせて議員ご指摘の基金の創設につきましても、担当する課で検討会を持ちますので、その中で検討していきたいと思います。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○6番(前 利悦君)
 財政が改善されている状況があって、努力されている状況がうかがえるわけですけれども、少し数字的に気になることがあるものですから、二、三質問させていただきたいと思います。
 まず、この決算審査意見書ですけれども、2ページですが、自主財源の構成比率、これが0.8%減で22.4%となっているようですけれども、県全体の平均はどれくらいか。ちょっと聞いたところでは30%を超えていたんじゃないかなと思うんですけれども、それと奄美全体ではどれくらいなのかということです。
 それから、2点目に、そこの下から9行目です。各特別会計で国保合計が3,516万6,000円と黒字を計上しているが、内容を調査すると一般会計からの法定外繰入金が行われて黒字計上になっている。それは何なのかということが2点目です。
 それから3点目に、5ページの下から5行目、5、6、7です。財政力指数は地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、指数が1に近い、あるいは1を超えるほど財源に余裕があるとされている、本町の指数は0.18と低い状況にあるのでと。本町が低い状況はもうわかっているんですけれどもかなり数字が低いものですから、これに対してどう考えているか。
 以上、3点について、お答えをお願いします。
○総務課長(種子島公彦君)
 1点目の自主財源比率につきましては、県内、郡内の詳細な数値は把握しておりませんけれども、自主財源は当然、町税、それから普通交付税等が主な財源になってきますけれども、普通交付税の増減によっても年度ごとにかなりパーセンテージの上下があるということ、それから前年度の決算においては、ここにも書かれておりますように町税の減という理由も出てきております。
 それから、財政力指数につきましては、本町は0.18という非常に低い数字でございますけれども、類似団体で比較しますと、本町と同じような構造の類似団体では0.26ということでありまして、なかなか0.18とか0.17とかというところで、この数年、推移しているところでございます。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 2点目のご質問にお答えいたします。
 国保会計についてですが、平成29年度において3,516万6,000円の黒字を計上しております。これにつきましては、記載されているとおり黒字となっておりますが、一般会計からの法定外繰り入れを6,000万行っております。これにつきましては、国保財政の安定化を図るために一般会計に交付税算定される法定内繰り入れと呼ばれる部分と法定外ということで今回、29年度は6,000万繰り入れを行った結果、黒字になったということであります。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○6番(前 利悦君)
 わかりました。
 それと、4ページ、経常収支比率。これも大分改善されて、平成26年が97%、もう予算の97%も行き先が決まっていて、あとはもう全く余裕がない。100万の収入の中で97万はもう行き先が決まっていると。そういう非常に厳しい状況だと思うんですけれども、それが93.3%と、かなり改善されてきている。これはもう努力の結果だと思うんですけれども、望ましいパーセントというんですか、そして、ほかの町のことを言うのもあれなんですけれども、郡内でいいところは大体何%ぐらいか。情報を持っておったら、その辺をお知らせください。
○総務課長(種子島公彦君)
 経常収支比率につきましては、先ほども申し上げましたけれども、平成26年度に県内で一番高いということを踏まえまして、財政の健全化ということで努力をしてまいりまして、現在、93.3%まで下がってまいりました。
 ほかの類似団体では、経常収支比率が84.5%というのが全国のほかの団体の数字でございます。郡内で申し上げますと、団体名はちょっと控えさせていただきますけれども、一番低いところで90%前後、90%を若干切るか91とか92というところが郡内の状況でございます。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○4番(松村絹江君)
 2点ほど確認したいと思います。
 議会が始まって、私も2年になりますけれども、今回、一般質問を控えてみました。というのは、一般質問をするときには相当のエネルギーを要しますし、そして町民の声をいかにわかりやすく伝えて、執行部の皆さんの回答をいかにうまく引き出せるかということを考えながら質問するということで、今回、ちょっと聞き役のほうに回って、いろいろ学習させていただきました。
 一般質問するときは、本当にエネルギーを消費します。でも、それは議会と執行部のやりとりだけで熱くなっては意味がないと思うんです。有線放送というので生放送されているということで、私たちもちゃんとした質問をするようにとかいう指導を受けております。それで、それなりに考えてやっているつもりですけれども、それを町民の皆さんが実感することができるのが例の生放送なんです。議会だよりが届くのは相当後からです。議会だよりで、組長さんが持ってきて、見たよ、こういうことを言ったんだねと、もう次の議会が始まるころにしか町民の皆さんには届いていない状況。えっ、それじゃなくて生放送のやりとりが大事なんですよということを言っても、町民は余りぴんときていないのが現状だと思います。
 私も、今回は聞き役に、自分が質問しないものですから、ちょっとゆとりを持ってやりとりを聞かせていただきました。その中で、いっぱいの情報を得ることができました。私たちでさえも知らない情報が各質問する議員と執行部のやりとりの中であるんです。それを知る権利は町民の方にはあると思うんです。それを知らないで、ただ議会だよりだけを見て、質問と答弁だけを見て、ああ、こんな感じかと。
 そうじゃないというのは、執行部の皆さんも頑張っていますし、私たちもいろんな方向から質問していますので、その生放送をもう少し逆に言えば見ていただけるような方法。私たちもそれを気にしてちゃんとやりますので、きょうは議会の生放送がありますとサンサンテレビでは流されますけれども、それを見る人は限られています。再放送は、きょうは誰でと、ちゃんとあるのはわかっています。でも、朝の放送は毎朝本当に大きな音で聞こえます。きょうは何の放送だろう、役場からの放送があるよと。きょうは議会の生放送がありますので、皆さん時間がある方は見てください、再放送もありますよということを一言言うことだけで、いろんな問題を町民の皆さんと共有化できるという大事な場所を逃しているんじゃないでしょうかということで、今回の議会で私は気づき、ある町民の皆さんから、えっ、もう終わったのか、きょうは誰だと。サンサンテレビで流していますよと言ったら、そんなの俺たちはそればっかり見ていられないよ、何で朝の無線で言わないんだ、そうしたらちゃんと見たのにということです。
 だから、その辺のところは私たちの熱意も執行部の皆さんの頑張りも町民にじかに伝えることができると思いますので、サンサンテレビで流しているからいいよじゃなくて、ぜひ朝の無線の放送で、これこれがあるので皆さん興味のある方はなるべく視聴しましょうということを言えば、いろんな問題がないんじゃないかなと私は思います。そういえば議会で誰々さんがそういうことを言ってたね、見たよということで、じゃ、私たちの声が通っているんだと反映されることが、私は議会の一般質問だと思います。
 ですので、サンサンテレビのほうで放送するというか、朝の無線でもう一回声かけするということは不可能でしょうか、お尋ねします。
○総務課長(種子島公彦君)
 議会の開催等については、今、余り放送されていないのが実情であると思います。サンサンテレビを視聴しなさいと行政のほうから言うことはちょっとできないと思いますので、本日は議会の一般質問がありますというような放送は可能かと思います。
○4番(松村絹江君)
 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 あと、1点目ですけれども、タラソのことです。きのうの質問で3名ほどの方が、これから大規模な災害があるかもしれないという話があって、そのときの対応をどうするんだという話があったんですけれども、中田議員の中で、例えばお風呂とかいう話がちょこっと聞こえたものですから、ああ、今いろんなところで自衛隊の方が簡易的なお風呂を用意して、3日ぶりに入ったとか気持ちよかったという話をテレビの画像で見ますけれども、万が一、永良部で、台風が一番大きかったかなと思うんですけれども、そういうときに、どこの家でもお風呂が入れない状況とか、何かそうなったら、今まで散々いろんなことを言われて、たくさんのお金を投与して、そして、いいんだの、悪いだの、故障しているだの、いろんなことを聞きながらも、今、町民の健康促進のために活用しているタラソを、災害の復興のときの例えば無料で提供する方法とかですね。そのためには、結局、電気が弱いのか、何が弱いのかということを常に完備して、そういうときに町民にお返しができるような施設にタラソも変われば、今やっていることにプラス理解を、結果を得ることができると思うんです。
 本当に、故障が多過ぎて困るんですけれども、台風だけで済んだら、夏場ですから、そんなにお湯は温かくなくてもいいかもしれませんし、とにかくあれだけの豊富な水、シャンプーができるとか、その施設だけでもせめて使えるような設備、そういう場所にタラソを変える方法も、災害復興のときの一つのアイデアとして、ただ今の現状を維持していくんじゃなくて、何かに使える方法というのは絶対いいと思います。それはきのう聞いていて感じたことですので、何かそういう提案もしたいと思います。お願いします。
○議長(永野利則君)
 要請ですか。
○4番(松村絹江君)
 はい。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○7番(中田隆洋君)
 たくさんあるんですが、1点ずついきます。
 その前に、さっきの川畑議員の質問の中で、ちょっと課長に考え方をもう一回聞きたいところがあったので、1つだけ、細かいことじゃない。
 空き家解体事業ということで、前土木課長の企画課長が答弁された中で、危険家屋を寄附して解体していくことを国が進めているというご答弁がされていたんですが、私の記憶ですと、国は危険家屋の解体を進めているわけであって、寄附を勧めているわけでは全然なかったのかなと思っています。それを裏づけるのが補助率です。町で寄附を受けて解体する場合は補助率が5分の3、民間企業がそれを活用して生かす場合は5分の4の補助率になっているはずです。
 つまり、私は一回土木課の方でも話をしたんですが、精査してくれと。どうしても民間でできないところで、しかも町民に迷惑をかけるような危険な急ぐところは、どうせ寄附を受けてそこを解体をするしかないんですが、できる限り民間の建設業だったり民間の不動産業だったりに話を振っていただいて、そうしないと町が幾ら土地財産を持っても財政がよくなったりそういうことはないんです。できるだけ、町民のほうでそれを利活用していただく。そして、そこからまた固定資産税等が入ってくるような仕組みをつくっていかないと、なかなか今後財政というのはよくなっていかないかなと思って、土木課のほうではそういう話をさせてもらったんですが、ぜひ全課のほうでもそういった認識のもとで事業を進めていっていただきたいなと思っていますので、その考えでよかったかどうか、まず前土木課長の企画課長のほうに質問いたします。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 先ほどの私の説明の仕方がちょっとまずかったのかわかりませんが、特に国が寄附を勧めているわけではなくして、やはり解体するに当たりまして、ちょっとした解体は100万を超えるんですけれども、どうしても手出しが、やはり負担金が発生いたしまして、町で何件か空き家解体を進めていこうとしたときに、負担金50万ぐらいを提示したところ、もう引いてしまって進まないケースが多々ありました。そういった中で、国が寄附すれば解体できるよというメニューを出してきたわけです。
 議員の方々がご心配なさる寄附すればどこでも解体してしまうのかということではなく、やはり町として非常に活用できるポイント、そういった場所を選定して、今後はやはり議員の方々と話し合いながら進めていかなければいけませんが、決して国が寄附を勧めているわけではございません。
○7番(中田隆洋君)
 そのとおりだと思います。寄附を勧めているわけじゃなくて、そのとき土木課長にも提案をさせていただいたんですが、人材育成プロジェクトというのを土木課で事業を立ち上げてやったので、石積みとか、そういったすごくいい勉強会をしているなと思ったんですが、そのときに民間で、これ国費事業なので、国に申請を出さないといけないんですが、事務的な手続がなかなか難しくて、民間のほうもまだやっていないんですが、事務方が受けて民間の事業所が国に事業請求をするような、そういった勉強会をしてくれというのを提案したことがあったんですが、ぜひ今後検討していただきたいなと要請をしておきます。
 それでは、何点か質問して、1点ずついきます。
 監査報告を受けていますので、その中で、各課の監査事項については次の特別委員会のほうでしますが、全課共通のところが多々あったので、そのことについて質問をさせていただきます。
 まず、1点目に、各課の滞納債権を協議する場として収納向上対策会議が設置されているが、現状では十分に機能していない。債務者の交渉窓口の一本化などの合理的徴収方法の模索や体制整備を視野に入れて対策を検討するべきであるという指摘を前期で受けています。前期で、もう29年度の前半部分で受けてあるわけですが、その後の改善策はどのようになって検討がどのようにされたのか、まずお尋ねをいたします。
○税務課長(林 義仁君)
 お答えします。
 収納向上対策連絡協議会の中で、特に私債権を中心に話し合いを持ちますが、未収金として上がってくるどうしても取れない方々が多くあります。その中で、取れない方々にはどうしていいのかとか、相続放棄とか不納欠損の仕方、そういう中で話し合いを進めていくのが一番重要かなと思ってですね。あとは、徴収も当然やりますが、ほかの司法書士さんとかに相談をしながら、取れる方法も視野に入れながら行っております。
 あとは、1月に徴収会議という形で、細かく個人ごとにその方々を審査しながら、どうしていくかというのもまた行っていきますので、そういう形で今現在進めております。
○7番(中田隆洋君)
 各課の未収金の窓口を一本化という話であったんですが、各課の使用料金等の未収金で回収が厳しいものも税務課のほうで情報が来て一本化されているという認識でよろしかったでしょうか。
○税務課長(林 義仁君)
 一本化というのが、うちから国税徴収法の中でなかなか情報が個人情報という形で提供できないものですから、ある程度ほかの課から聞いて、そういう形で教えることはできるんですけれども、この個人ごとの徴収の内容、あとは財産調査とか、そういうものがなかなか教えられないものですから、収納向上対策連絡会とかそういう中で相談をしながら行っています。
○7番(中田隆洋君)
 次、お尋ねいたします。
 予算執行や予算流用の件数と内容が多く、当初予算の甘さを感じられるということであります。予算の流用が多いということでありますが、その点についてどういった理由で多いのか、今後の対策はどうされているのか、お尋ねいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 予算の流用につきましては、足りない部分があった場合に当然流用するわけでございますけれども、その見積もりの甘さというのを監査のほうでも指摘を受けているところでございますので、今、総務課の財政のほうでも詳細な精査を行って、特に補正予算前には自分の課あるいは係の予算の残高をしっかり確認して補正予算等の要求をするように今している状況でございます。
○7番(中田隆洋君)
 あと、提出された資料の誤りや差しかえが多い。担当者のみでなく係長補佐、課長と押印されているんですが、いかに中身を見ていないままで提出されているのかが推察されるということでありました。前回、この前の町民支援課のほうでの二重支払いの件も指摘をしたんですが、その点について改善策をどのように考えているのかお尋ねいたします。
○総務課長(種子島公彦君)
 決裁につきましては、課長会等でも町長、副町長のほうからも厳しいチェックをするようにという指示は常に受けております。その中で、課長が不在であったりとか、また会議が多かったりとかして、若干、十分な目を通す時間がなかった場合もあったかと思いますけれども、そういうチェック体制の中で、今年度、係長も昨年度より8名ふえております。それは、係の中で十分係長の目配り、気配りというものをしていただきたいということで、係長も増員しております。
 新任の係長研修等の復命を見ますと、非常に自己研さんをして係のマネジメントに努めていきたいというような意気込みを感じましたので、係長のチェック体制、それから補佐、課長と決済が上がっていく状態を今つくっている状況でございます。
○7番(中田隆洋君)
 今3点の共通の指摘をしたんですが、ぜひ全職員のほうに通知するような課内会議等もその後していただきたいなと思っております。要請しておきます。
 続きまして、財政に関してなんですが、財政を健全化しないといけない、改善をしないといけないんですが、大きく言ったら、することは2つなんです。まず、借金を減らすことです。あと一つが自主財源を上げることです。
 この2つをしたら財政というのは改善していくんですが、今回、自主財源が若干落ちたということで、22ですか。それで、ことしの30年度予定では21。さらにちょっと下がってはくるんですけれども、その中で、自主財源の一番大きなウエートを占めている町税がやっぱり気になるんですが、ちょっと税務課長にお尋ねをしたいんです。
 28年度の所得で29年度の税収が決まってくるんです。28年度の農業収益というのは大々的に新聞報道もされたとおり66億を上げて、町民所得は上がったのかなと思っていたんですが、それを見て、29年度の税収が大幅に減になっているという、この意味合いを調査をされたのかどうか。された結果がどうなのか、教えていただきたいと思います。
○税務課長(林 義仁君)
 28年度に比べまして29年度の町税が下がった理由は、やはりどうしても農業に左右されるところが多くて、29年度、1月から5月までのバレイショ、あとはサトウキビ、そこら付近で納付される方が非常に多くて、税務課としても納期内納付を呼びかけたり、自主納付を呼びかけたりしているんですけれども、どうしてもそういう形で1月から5月までの納付が非常に多い、ウエートを占めている関係で、減額になっております。一つの要因です。
○7番(中田隆洋君)
 今の説明ですと、この部分というのは未収金になっているという解釈になりますけれども、それでよろしかったですか。というのは、今、税収で入ってくる額というのは28年度の所得で決まるわけですね。売り上げ、所得計算で、28年度の申告で29年度の町税というのは決まってくるわけです。
 28年度は、さっき言ったように農業収益では66億上がっている。町民所得も上がっているわけです。それで29年度の町税を見ると大幅に下がっているという、その意味が、ただ29年度の農業収入が減ったから、そのときに支払えなかったということになると、あとは、じゃ、未収金になっていますよという説明になるんですが、それでよかったですか。
○税務課長(林 義仁君)
 28年度の所得が29年度に賦課されます、住民税は。そういう形で29年度に入って1月から5月までの間も29年度として徴収を行いますので、どうしても農業がマイナスになったときには徴収がうまくいかなかったということも一つの原因です。
○7番(中田隆洋君)
 この件に関しては、簡単に理由が出ないのかなと思っています。もう一回調査をしていただきたいなと思っています。
 というのは、和泊町の財政のウエートは農業の施策に投じているわけですよ。それで、ようやく農業収益66億を上げて、さあ、未収金回収に走ろうか、町の財政健全化に行こうかと思った矢先の税収がこうだと、なかなか農業投資をしても結果が得られないということになってくるんです。ということを考えて、ここの調査というのは本当に大事になってくると思うので、経済課長、いろんな全部の課で、そういった調査に協力をして、この農業所得が町民所得に反映されなかったというところを調査していただきたい。あと、その報告をできれば議会のほうにもいただきたいと要望したいんですが、よろしいでしょうか、それで。
○税務課長(林 義仁君)
 申しわけございません。農業所得も当然上がったんですけれども、営業所得のほうもマイナスに同じぐらいになっていまして、そこも含めて調査をもう一回したいと思います。
○7番(中田隆洋君)
 調査のほう、よろしくお願いいたします。
 あと一点ですが、水道のほうの監査報告を見ていたんですが、26年度はたしか起債の分岐点を過ぎて返済額が若干減ってきている中でありますが、今年度の収支の中身を見ると、繰入金を入れたので、どうにか持ちこたえている部分と、あと建設費を大変抑えている。本当はですね……
○議長(永野利則君)
 中田議員、水道は後ではないですか。
○7番(中田隆洋君)
 後でしますか。総括じゃないですか、今回、全部の。
○議長(永野利則君)
 一般会計の総括ですよ。
○7番(中田隆洋君)
 失礼いたしました。
○議長(永野利則君)
 よろしいですか。
 次に、議案第56号、平成29年度和泊町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 次に、議案第57号、平成29年度和泊町奨学資金特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 質疑なしと認めます。
 次に、議案第58号、平成29年度和泊町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 質疑なしと認めます。
 次に、議案第59号、平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 質疑なしと認めます。
 次に、議案第60号、平成29年度和泊町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 質疑なしと認めます。
 次に、議案第61号、平成29年度和泊町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 質疑なしと認めます。
 次に、議案第62号、平成29年度和泊町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についての総括質疑を許します。
 質疑ありませんか。
○6番(前 利悦君)
 これも決算審査意見書の2ページですけれども、今、下水道課、水道課が非常に町内の各ところで一生懸命工事をしたりして、努力されている状況はよく理解しているところですけれども、この2ページの一番下、平成29年度は営業収益が微増する中で、職員数が減り、人件費が大幅減となって、職員1人当たりの営業収益が大幅増となっていると、こういうふうに指摘されているわけですけれども、これは本当に職員のハードワークというんですか、あれがオーバーしているという状況があるのかどうか。その辺の状況はどうなんでしょうか、お尋ねします。
○生活環境課長(泉 隆一君)
 お答えします。
 昨年度より今年度は1名減になっておりますが、その減につきましては、臨時を2名対応しておりまして、日中に関しましては、その2名とそのほか2名、計4名で対応しております。また、緊急工事がある場合は、私を含め庶務が出向いておりまして、計6名で日々対応しているところで、現在のところは、夜間に関してはきつい点もありますけれども、昼間に関しましては十分対応はできている状況であります。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
○6番(前 利悦君)
 夜間に水が出ないということで来れば、それに対応せんないかんと思うんですけれども、その辺の状況はどうなんでしょうか。
○生活環境課長(泉 隆一君)
 夜間につきましては、警報及び緊急連絡が入りますので、まず1名の方に入った場合に、ほかの職員に連絡をとり、中にはどうしてもすぐに出られない方もいらっしゃいますので、その場合は、また下水道課の担当職員にもお願いをいたしまして、夜間対応をしておりまして、日々安全・安心な水を届けるようにしておるんですが、どうしても朝方まで工事がかかる場合はあります。
 以上です。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
 中田議員は大丈夫ですか。
○7番(中田隆洋君)
 今、同じことを聞こうと思っていたんですが、水道課の超過勤務の話をちょっと入れようかなと思ったんですけれども、別の観点から、じゃ、ちょっといきたいと思います。
 水道会計を見てみますと、やっぱり財政が厳しい中で、いつ赤字転換でもおかしくない会計をしている。ぎりぎりのところで身を削って会計を保っているなというのが重々わかる資料だと思っております。今後、町のほうでも、町全部でここの点は考えていかないと、和泊町の大事な水資源ですので、できていかないのかなと思っております。
 というのも、中身を見ると、さっき言った人件費の部分で削るところを外に外注するのも削減して職員で夜間対応している。それで、建設費用を抑えているというのは、管の更新をされていないということですよ。いずれどっと管の更新が来たときに一般会計を圧迫してくると思います。早目の段階でここに手をつけないと、今後、和泊町の財政の見通しがつかないのかなと思っております。職員の超過勤務も一緒に考えていかなければいけないんですが。
 今、可能性をちょっと、そこで、どこか収入を得るところをずっと探しているんですが、今、石灰の使い道のほうは現状どのようになっているのかお尋ねをいたします。
○生活環境課長(泉 隆一君)
 お答えします。
 石灰に関しましては、昨年度になりますが、約200トン近くとれております。それで、農家の皆様に現在販売をしておりますが、大体7月から10月にかけて、これがキビに配合をされるということを聞いております。それで有効活用ができていると思います。
 また、私もシルバー人材センターと、企画にいる時代ですが、石灰塗料の関係もしておりまして、そのころのことを聞きますと、また今現在でも、室内の壁塗り等には使われているということですので、十分、石灰は副産物になりますが、1年を通して処理ができている状態であります。
○7番(中田隆洋君)
 前回、さっき言った起債の償還のピークが終わって、今、借金返済が少なくなってきていて、あと、どこかから、水道料金も若干前回上げてあるので、ほかから収益を得て水道会計をうまくしたいなと思う、考えてもらいたいところなんですけれども、現場の仕事がいっぱいいっぱいで、課に行くと、いつも誰もいない課ですね。だから、私たちも協力をして、いい収益先がないか検討を今後していきたいなと思っておりますので、ほかの課の皆さんもいい案がありましたらどしどし教えてください。
 以上で質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 ないようですので、これで8議案の総括質疑を終わります。
 お諮りします。
 ただいま議題になっております8議案については、議長を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 異議なしと認めます。
 したがって、8議案については、議長を除く全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
散 会 午前10時47分


地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


            和泊町議会議長  永 野 利 則


            和泊町議会議員  松 村 絹 江


            和泊町議会議員  東   弘 明