発言内容 |
日程第8 一般質問 ○議長(永野利則) 日程第8、一般質問を行います。 通告に従って順次発言を許します。 ○6番(松村絹江) 町民の皆さん、おはようございます。松村絹江です。 令和6年第3回定例会において3点の質問を通告してあります。1点目は壇上から、2点目以降は質問席からさせていただきます。 質問の前に、このたびの選挙において私、松村を再度この場所に送っていただきまして、誠にありがとうございました。言い続けてまいりました女性の視点から暮らしの声を町政に届けることを揺るぎなく続けていく所存でございます。引き続き、温かいご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。 それでは、質問に入ります。 1、障がい者に対する支援について。 1.障がいを持った子が将来にわたり安心安全に生活を送る支援は十分か。 2.常に寄り添ってきた親の亡き後、残された障がいを持った子への対応は十分か。 3.沖永良部島に障がい者向け施設の建設は可能か。 以上で壇上からの質問を終わります。 失礼いたしました。1.のほうは、今回の質問では取下げさせていただきます。 ○町長(前 登志朗) 松村議員のご質問にお答えいたします。 ただいま1.は取り下げるということでございましたので、2.のほうから順次ご説明をいたします。 それでは、2.のご質問について、常に寄り添ってきた親の亡き後、残された障がいを持った子への対応は十分かという質問でございます。 障害者への支援として、本町では行政による総合的な支援や、社会福祉協議会をはじめ関係事業所において生活支援や相談支援などのサービスを提供するとともに、社会参加を助長するための取組を行っております。また、個々に相談支援員がつき、障害者やその家族への相談に応じ、情報提供や権利擁護のために必要な援助を行い、モニタリング報告を通して、支援が行われた結果などの把握にも努めております。 しかしながら、本島には一体的なサービスを受けられる障害者入所支援施設やグループホームなどの施設が整備されていないことから、障害者の重度化や高齢化、親亡き後を見据えた障害者の生活を地域全体で支える体制づくりが重要な課題であると考えております。 そのため、島内外の各関係機関や事業所と連携を図り、自立に向けた支援などに取り組んでおりますので、引き続き、サービス利用者の個々に合った障害福祉サービスの提供に努めてまいります。 続きまして、沖永良部島に障がい者向け施設の建設は可能かという質問にお答えいたします。 島内には両町社会福祉協議会や障害者就労支援施設さねんなどの障害者が利用できる施設があり、障害福祉サービスとして、主に居宅介護や就労継続支援など、地域共生社会に向けた支援につなげています。 しかしながら、障害の程度が重い方などは、療養介護支援のような医療的処置が行える障害施設や一体的なサービスを提供するグループホームなどの入所施設が島内にないため、島外の施設へ入所せざるを得ない状況にあります。このことについては、「住み慣れた地域で必要なサービスを受けられるまち」を基本理念として本年3月に策定した第7期障害者福祉計画の基本目標の施策のうちの一つとして、居住系サービスであるグループホームなどの入所施設の整備が必要になります。施設の開設には、サービス管理責任者という専門的な資格や知識、経験のある方、そのほかにも看護師などの専門的な人材確保は各事業所においても困難な状況であり、大きな課題となっております。 現在、島外に入所している方の家族に対し見舞い旅費を助成し、負担軽減を継続して実施していますが、障害者が住み慣れた地域で必要なサービスを受けられるように、関係事業者と連携を図り、障害者支援施設などの開設に向けた支援に今後努めていきたいと考えております。 壇上からは以上でございます。 ○6番(松村絹江) 1.は確認のための質問の予定でしたので取り下げましたけれども、健常者には理解できない悩み、苦しみ、多々あると思います。ご本人とご家族にしか分からないご苦労にしっかり耳を傾け、障害者に優しい町政を続けることを強く要望いたします。 2.のほうですが、どんな状態であろうと我が子が一番かわいいですし、全てをかけてあげられると親は覚悟しています。でも、悲しかや寿命があり、順番からいけば親が先となります。一番不安なことでしょう。私の身近にも同様な境遇にある方がいます。とても心痛しています。 3.と関連しますが、前向きな支援策はありませんでしょうか。もしなければ今後の方針等も併せてお伺いしたいと思います。 ○保健福祉課長(芋高洋一) お答えします。 現在、本町に障害者施設の開設を検討している事業所がただいま準備を進めている状況でございます。 先ほど、町長の答弁にもありましたとおり、サービス管理責任者という専門的な資格や知識、そして経験等、そのほか看護師等の専門的な人材の確保が難しいということを伺っております。今後も継続して開設に向けて進めていく予定であると報告を受けています。 町といたしましても、事業開設に向けて協力、支援をしていきたいと考えております。近々訪問して、その計画や進捗状況等を再確認したいというふうに考えているところであります。 ○6番(松村絹江) 本当にうれしいお話が聞けました。事業が順調にいき、早期の実現を期待します。 課題はたくさんあると思います。 まず第1に、待ったなしで準備するのが、先ほど課長のほうからの答弁もありましたように、特別な資格を持った職員を確保できるでしょうか。どのようにお考えですか、計画があればお話しいただきたいと思います。 ○保健福祉課長(芋高洋一) 施設のそういった従業員といいますか担い手は、施設のほうで今募集をしているということであります。しかしながら、以前ちょっと話をしたときに、今はインターネット等を通じていろいろ講義が受講できるという環境にもありますし、そういった話を施設の開設予定者としているところであります。 ○6番(松村絹江) とてもありがたいお話を伺いました。 課長の答弁を聞きまして、障害を持っているお子様をお持ちのご家族は多分今、胸をなで下ろしているんじゃないでしょうか。私たちも協力して、早めにこの施設ができるようにいしゃっていきたいと思いますので、課長以下関係者の皆様にエールを送りたいと思います。頑張ってください。 和泊町のみで進めるよりも、両町でもっとしっかりしたものが可能であれば知名町との話合いも頭に入れることも必要かとは思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○保健福祉課長(芋高洋一) お答えします。 施設は島内の障害者を対象にするということになろうかと考えます。また、施設のほうから県に認可をしていただかなければならない申請書を提出する中で、地元の意見等もあれば、知名町のほうにも呼びかけて、協力して進めていきたいというふうに考えています。 ○6番(松村絹江) ありがとうございます。 実を言うと、知名の議員さんともお話をしまして、私がこのようなお話をするということをお話ししましたら、知名町のほうでも自分がちゃんと提案するからということも伺いましたので、併せてお願いしたわけでございます。 障害の状態とかいろいろありますので、本当、私たちには理解できないところがたくさんあります。でも、ご本人とご家族のことを思えば、本当につらい毎日じゃないかなと。でも、健常者に近い障害の方はパラリンピックで皆さんに夢を与えるとか、決して障害者が駄目だということじゃないと思うんですけれども、重度の患者さん、重度の方が本当に困っている状態です。 私の友人も、親御さんの面倒も見なきゃいけない、子供さんももう50代、その子のことも見なきゃいけない、自分の老後のこともしなきゃいけない、3つのことを抱えてとても悩んでおられましたので、自助努力でできるところはするとして、この子供さんのための施設は早めに早急に立ち上げて、早急に完成させてほしいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、タラソおきのえらぶの運営について質問いたします。 町長にお願いいたします。 1.社長である町長は、タラソおきのえらぶの現状をどこまで把握し、問題意識を持っているか。 2.タラソおきのえらぶを持続経営するための具体的な対策は。 以上2点、お願いいたします。 ○町長(前 登志朗) 松村議員の2点目のご質問1.、2.、続けてお答えしてまいります。 まず、1点目のご質問、社長としての立場でのご質問ですので、えらぶ海洋企画の経営状況についてお伺いされているのかと思います。 株式会社えらぶ海洋企画は、燃料価格などの物価高騰やスタッフの入れ替わりなどにより、厳しい経営状況となっております。そのため、施設開設時から据置きとしておりました利用料金につきましても、株主、利用者の皆様にご理解をいただき、今年の5月から引上げを行っております。また、支配人や経理担当者と毎月1回の経営会議を開催しております。施設の状況などについても都度確認をいたしております。 社員、スタッフにおきましては、新規会員の獲得のため、和泊町内のみならず知名町においても民間企業との契約など、会員獲得に取り組んでいるところです。 今後も、多くの方にご利用いただくために、利用者のニーズに合ったサービスの提供を行っていきたいと考えております。 また、町長という立場では、タラソおきのえらぶの施設につきましては担当課職員と適宜情報を共有し、老朽化及び突発的な故障への対応を行っております。 今後も、施設をご利用いただく方へのサービスを低下させることがないように、必要な費用を予算計上し、維持管理を行っていく所存でございます。 続きまして、2.のタラソを持続経営するための具体策ということでは、タラソの施設の持続経営のための具体的な対策として、一番に機器の不具合による休館を少なくしていく必要があると考えております。 タラソ施設の開業から約20年がたち、老朽化などによる設備の不具合が年々多くなっていることから、昨年度からは配管関係の定期点検を町内業者に委託いたしました。業者の点検結果や指定管理者からの情報共有を密に行うことにより、経営への影響を最小限に抑えるよう努めているところです。 また、毎年行っております和泊町海洋療法施設運営審議会において、株式会社えらぶ海洋企画経営健全化方針に基づいた評価を行っております。指定管理者は、この審議会の評価を基に運営、経営の見直しを行っております。 今後も、新規会員の獲得に努め、利用者のニーズに合ったサービスの提供を行うことが必要であると考えております。 壇上からは以上でございます。 ○6番(松村絹江) 今、経営状況とか今後の社長の取組方針を答弁してもらいましたけれども、私が聞きたいのは今のタラソの現状です。どういうところが故障していて、お水はきれいなのか、濁っていないのか、冷たいのか温かいのか、機械は壊れていないのか、そこら辺の現状を社長である町長がどれぐらい把握しているのかなということが、私は毎日午後からタラソを利用させてもらっています。行くたびに、今日は水がきれいだね、だんだん危ないぞ、もうまた濁ってくるよ、利用者の方のほうが心配しています、汚れることを。ですから、その辺のところを社長である町長は2週間に1回でも現場に来てもらって、どういう状況かな、どういう人が来ているのかな、お客さんの具合はどうかなとか、その辺をチェックするのが社長じゃないでしょうか。そんなに遠くありませんよ。私は昨日も午後から行ってまいりました。 町長さん、今日のタラソのプールの汚れ具合、水の具合はいかがでしょうか。ご確認いただけておりますでしょうか。 ○町長(前 登志朗) 先ほど答弁でもお答えいたしましたとおり、私も週に2回程度はタラソの施設のほうには行っておりますので、そのときにスタッフといろいろ相談をしたり現状を聞いたりしております。先頃も、温かいところがちょっと汚れが出ていた。温かい部分のろ過装置のほうが今不具合が出ていて、そしてそういう形で様々ご不便をおかけいたしております。 ただ、先ほど申し上げましたように、やはり20年が過ぎて次々と不具合が出てまいります。そのことを、限られた予算内ではございますが、できるだけスピーディーに修理をしていきながら、あそこを生きがいにしてくださっている方がたくさんいらっしゃいますので、少しでも長くご利用いただけるように努めているところでございます。 ○6番(松村絹江) 役場の担当者、八木さんが来る、芋高課長がいらっしゃる、社長である町長がたまにタラソに顔を出してくれる。利用している方は暇ですから、誰か来たなと、あっ役場の人が来てくれた、課長が来てくれた、町長まで来てくれた、別に一緒でなくていいんですよ。きっと何かしてくれるんだろうと、もう期待でいっぱいですよ。 というのは、ジェットは出ていない、先ほども言ったように壊れているとかたくさんの中で、皆さん料金を上げられたにもかかわらず、自分の健康のためですけれども、我慢はしていません。ある意味我慢している方もいらっしゃると思うんですが、でもやっぱり顔を、1か月ぐらい前か、課長が来たときに話もしたこともあります。ですから町長自身が、社長さんが朝、職員の朝礼とまでいかなくてもいいですけれども、その辺のところをしっかり職員管理するのも私は社長のお仕事じゃないかなと思います。そこまではなっていないんでしょうか。全てタラソの責任ということでお任せをしている経営状態でしょうか、お願いいたします。 ○町長(前 登志朗) 先ほどの答弁でもお答えいたしましたとおり、月に1回、経理士の方と支配人と、あと担当を交えてその月の経営状況とかというのをチェックしながら、非常に厳しい経営状況ではございます。その中でいかにして施設を維持していくのかというところを頭をひねりながら経営管理をしております。 また、昼間にいつも行くわけにはいかないんですけれども、例えば水が汚れたとか何かの報告があったら、その都度施設のほうに行って現場を確認いたしております。先日も、汚れていたときにちょうどスタッフが一生懸命掃除してくれておりましたので、本当にスタッフも維持管理のために一生懸命頑張っております。もちろんご不満な点も多いかとは思いますが、みんなであの施設を守るために一生懸命努めているところでございます。 ○6番(松村絹江) ふだん皆さんから聞いておることを私は今述べております。ですから、たくさんいろんなことを申し上げるかと思いますけれども、前向きに受け止めてほしいなと思います。 8月14日、15日くらいにメンテナンスをしまして、16日から新しいろ過機を換えたとか、メンテナンスをしたおかげで物すごくきれいなプールに出来上がっていました。私も行ったときにはもうとても気持ちよくて、これがずっと続くといいね、続くのが当たり前なんですけれども、何と、もう昨日私が行ったときは、下のほうには茶色の帯状ですよね、端っこのほうに。それも手前じゃなくて、海側のほうがどういうわけか、そこのろ過機が壊れているのかな、ということは。ですから、もう底面は茶色ですよ。それは町長さんは確認していないということなんですけれども、その中を利用者の皆さんは歩いたりジェットに当たったり、もうそれこそ2階のほうは2週間で真っ黒くなります。それでもきれいにしてくれない。何でと疑問ばかり思って通っている高齢者の方もいらっしゃいます。 なぜかというと、上、2階のほうはすごく温かくて、それもチェアですので、そこに向かって足を当てて、手術した後の方がそこで屈伸運動したりしてリハビリをしているんです。今の状態では冷たくて、入っていたら風邪を引きます、お年寄りは。だから上に上がっていかないです。挙げ句の果てには、もう2週間もすると真っ黒になっています。誰も行きません。昨日の午後の時点ではもう下のほうは茶色くなっていましたし、プールのほうももちろん茶色い、藻じゃないです。汚れが張っています。その中で土曜日には子供さんはプール教室をしていましたよ。 私たちも、午後には1時間半ですけれども、高齢者を約20名くらい集めまして、輪になって大きな声で数えてビーチバレーをしています。鼻からも目からも耳からも水が入りますよ。きれいな水ならよしとして、でも楽しみをやめるわけにいかないんでやっておりますが、その水の汚さというのは、やっぱり2か月ですね。8月14日にメンテナンスをして今日は10月8日です。13日に、定休日ですのできれいにしてくれると思います。14日に行ったときは多分きれいなプールであることを期待しております。 昨日も職員さんが一生懸命1人で、真ん中のずっと稼働していないプールを黙々とやっていました。私に言われるからかなということもちょっとあったんですけれども、一生懸命やっている姿を私たちも見ています。ですけれども、今の調子だったらもうちょっと頑張ってきれいにしてほしいというのが皆さんの声ですね。 ジェットが出ていないところを多分社長さん、分かっていると思うんですけれども、プールの中にジェットがここは駄目、ここは駄目、バツ、バツ、バツという、例えば赤いバッテンをつけるとしたら、見た目に物すごいですよね。7,000円も払って、えっ、水がきれいならまだしも、この状態でみんな故障。毎日来ている方は仕方ない、来ます。それが観光客の方だったり初めていらっしゃる方だったらもう来ないですね。リピーターにはなり得ませんよ。そこが私が言いたいところです。 赤字経営かもしれない、老朽化しているかもしれない、でもみんなは喜んで来てくれているんですよ。喜んで来ている方に満足を与えてあげないと、それは前には進みませんよね。今行っている方がそういう不満を持っているということです。 1つに、タラソのパイプも濁っている。壊れているかもしれませんけれども、報連相、報告、連絡、相談のパイプはしっかりしていますか。また、相談してくれる相手がそばに寄り添ってあげるような配置はできないでしょうかと思います。報連相ですね。一番大事なことだと思いますけれども、タラソから保健福祉課、そして町長のほうにということで、全て連絡とかは上がっていますでしょうか、お願いします。 ○町長(前 登志朗) 連絡は上がっておりまして、大体2日に1回ぐらいの形で社員のほうから今こうだよという状況も来ております。もちろん汚れが出ているというところも把握しておりますし、私たちも本当に何とかしてきれいにしようとして、1つのポンプを換えたら今度は違うところが汚れてくる。本当に議員と同じように私もショックで、本当に困っているところでございます。ただ、現実にはそういう状況です。 やはり20年のツケが今一気に出てきておりまして、これは本当にそれこそ長期間に閉めて全部換えればいいんでしょうけれども、そうすると予算的に非常に大きなものになるので、そこまではできない。その中で、何とかこの施設を維持するために、少しでも長く使うために、今いろいろ担当課とも相談しながら順番をつけて、まず、この間はこのポンプを換えたから次はこの五方弁を換えよう、今問題のところは五方弁というのがちょっと壊れておりまして、また換えないといけない。そういうのを順番に決めながら換えていっております。 一度にできない部分もありましてご迷惑をおかけしておりますが、とにかく使っていただけるような形にはしたい。先ほどおっしゃったプールのところは汚くないと思いますけれども、お風呂のところは換えておりますので……。いや、下にどうしてもたまってくるんですが、それはパイプのせいで、あれはちょっと難しいところがございます。 ですから、本当に大改修をしないと理想的なところにはならないというのが現実でございますが、何とか動かすために、これからも努力していきたいというふうに考えております。 ○6番(松村絹江) 課長のほうにもお願いします。 ○保健福祉課長(芋高洋一) お答えをします。 昨年度から水の濁り等により何度か休館しており、利用者の皆様には多大なご迷惑をおかけし、また、ご協力をいただいて配管等の汚れを落とす工事やプールの改修工事等を行い、これにより継続して、先ほど議員がおっしゃった8月16日から安定的に経営することができるようになったと考えておりますが、ただいま議員からのご指摘で、水の濁りでございますが、海水に含まれるマンガンとプールで使用する塩素が反応することで一部濁りが生じているということであります。この水質検査についてなんですけれども、毎月1回、水質検査を福岡の業者さんにしていただいていますので、基準値以下の正常であるというような報告を受けております。 そして先ほど、ジェットという水を噴射して筋肉を和らげる、その器具の故障箇所が多いということのご指摘がありましたけれども、昨年度9台のポンプの取替えを行いました。そして今現在4台のポンプ、そしてジェットの8か所がまだ作動していない状況であります。昨年度から順序よく補修をする計画でありましたが、それより先にしないといけない工事等が出てきたため、ジェットに関しては遅れている次第であります。早急に対応をしたいと考えております。 以上です。 ○6番(松村絹江) あと1点、利用者の声は意見箱に入れております。私も何回か入れました。でも、その回答は全くありません。以前は意見に対しての回答が壁に結構貼られていたんですが、今も4項目ぐらいか、貼ってあります。これは相当前の意見です。私たちが入れた意見に対しての回答はないんですよね。それでも本当に報告、連絡、相談はされているんでしょうか。そこが不思議でなりません。 私たちが言っていることが通っているのか。通っていれば、誰々さんのご意見ですが、この件はこうです、今汚れが目立っていますがいついつ補修する予定です、申し訳ありませんとか、入り口のところにただし書さえあれば、ああしようがないなと、じゃ今日は我慢しようか、でもいついつ直りそうだねという、全く前が見えない状態で、意見は聞いてもらえない、汚れたままの状態でほっとかれる、それでは利用者は納得できないんじゃないかなと思うんですよ。 ちょっと一言書くだけ、何のお金も要らないサービスです、それ。申し訳ありませんと頭を下げて、今日は水が冷たいです、ちょっと汚れています、申し訳ありませんというその一言でどれだけ救われるか分かりません。そこのお金のかからないサービスをもっともっと徹底してやっていくべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○町長(前 登志朗) ありがとうございます。現場でそういう声を発していただきながらうちのスタッフのほうが対応していないということであれば、それは本当に申し訳ない話で、私のほうからももう一度確認しておきますし、いろいろミーティングをする中では、みんな本当に施設のことを考えて、利用者様のために、そしてこの施設を長く維持するために一生懸命努めております。そういう部分が見えないのであればそれは本当に申し訳ないなと思いますが、私が接している範囲内においては、うちのスタッフは一生懸命利用者の皆様のために努めておりますし、利用者の皆様と会話のキャッチボールもしながら相談を受けているというふうに理解しております。 今、議員からのご指摘がございましたので、それが足りないということは理解いたしましたので、今後もしっかりとそこを指導していきながら、皆様方の声に対してきちんとお答えをしながら運営していくように努めてまいります。 ○6番(松村絹江) 信頼して任せる、そしてその方たちにもう丸投げというのは経営者じゃないんじゃないかなと思います。やっぱり育てると。あと、今職員が不足しているということでしたら、採用と育てる育成は社長の腕の見せどころじゃないかなと思いますので、ぜひそこら辺は引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。 あと、サービス業として利益を上げるには、先ほども言いましたが、まず利用者の満足度を上げることしかないと思います。新規のお客様を増やす努力も必要です。島外に向けてのPR活動は十分でしょうか。 私が思うに、春にジョギング大会がありました。たくさんの方が島外からいらっしゃいました。何名いらっしゃったんでしょうか、お答えできる方でお願いします。 ○企画課長(有馬清武) 今年のフリージアジョギング大会の参加者、全員で1,700名ほどいましたが、島外からは約200名の参加があったところでございます。 以上です。 ○6番(松村絹江) ありがとうございます。1,700名、島外から200名、あとの1,500名はもちろん島内とのことですが、あの暑い中を3キロ、5キロ、ハーフ走ってきて、普通の人だったらさっぱりタラソに行ってゆっくり風呂へ入って、サウナに入って汗を流して気持ちよく帰りたいなと思うのが心情じゃないでしょうか。その日、タラソはお休みでした。 私、区長会でそのことは担当の方にお話ししましたけれども、いや定休日だったから。定休日だったからサービスをしなくていいんですか。サービス業だったら、そういう人たちにワンコインでもいいからどうぞタラソに入ってください、島内の方も今日は500円でいいですよ、それで気持ちいい思いをさせれば、そこから広がりが出るんじゃないでしょうか。なぜ働き方改革だけを優先にして、休みだから。別に違う日にちを休みにしても、私たちは何も文句言いませんよ。ああ都会から来た方が、島外から来た方が喜んでいる、よかったね、和泊町でジョギング大会ができてと、そういうところがちょっと私はPR不足だったし、町長、社長としての力量がなかったんじゃないかなと思います。そこら辺はちょっと反省を含めてお願いいたします。 ○町長(前 登志朗) 社長としての力量が足りなかったと言われると私も困るところなんですけれども、もちろん職員と話をしながら経営を進めているところでございます。もちろんその日の運営については職員とも話をしましたが、例年割引券を出したり、これまでいろんなことをしてきましたけれども、実際に利用される方がないということで、予定どおりになったという経緯であるというふうに理解をしております。 もちろん、いろいろなそういう発想があって、思いがあって、そういうのを経営につなげていかないといけない、私たちもいろいろ考えておりますが、ぜひ議員とかご利用いただいている皆さん方からのそういう思いというのもお聞かせいただきながら、また新しいいろいろな企画もつくって、次に向けて経営がうまくいくようにしていきたい、今回の経緯はそういうことでございます。 ○6番(松村絹江) 理解いたしました。 挨拶のときに、町長さんが挨拶すると思うんです。そのときに、皆さんけがをしないように最後まで完走してください、その後は和泊町の自慢するタラソがありますよ、ぜひ皆さんそこでゆっくり汗を流してくださいと、疲れを取ってくださいという一言だけで、お金の要らないサービスだと思います。来年はぜひその辺のところを検討していただきたいと思います。 ○町長(前 登志朗) ありがとうございます。ぜひそのようにさせていただきます。ありがとうございました。 ○6番(松村絹江) あと、重ねてですが、タイムサービスですね。11時から午後2時までは今のところ、料金が上がる前は500円で、今600円になっております。子供さんは300円が350円ということで、本当にその間はお客さんがいないんで、それを増やすための対策としてタイムサービスを行っていると思います。それがなぜ夏休みの期間を中止するんですかということです。 夏休み、子供さんが家にいる。お父さん、お母さんは、やっぱり家にずっと置くよりはタラソにでも連れていきたいなと。子供さんは今、少子高齢化の時代ですよ。たくさん3名、4名いらっしゃる方、タラソで遊ばせておけば本当に時間を有効に使えますし、子供も喜んでもらえるという、そういう夏休みの期間ですよ。なぜ350円じゃなくて700円にするんですか。そこが私には理解できません。 観光客も多いんじゃないですか、夏は。その方たちも、11時から2時までだったら安い料金で入れると、それがないんですよ。1,200円ですね、今。そしたら、なかなか新規のお客さんを増やすということは難しいんじゃないでしょうか。 それは、料金改定ができて承認されているわけですから今さらどうのこうのは言いませんが、そこの考え方が私は納得できないなということがあります。損してと得を取れということがありますから、やっぱり遠回りして、今これをやれば将来的にお客さんが増えて赤字も解消されるんじゃないかなというところ、もう少しきめ細かく皆さんで、私たちも含めて考えて、このタラソが本当に私が亡くなるまであることを期待しております。 最後になりましたが、知名町からのお客さんも大変多いです、今。何名ぐらいのお客さんがいらっしゃるか、分かる方はいらっしゃいますか、年間を通して。 ○保健福祉課長(芋高洋一) お答えします。 会員数でよろしいでしょうか。会員数で知名町の方は71名でございます。 ○6番(松村絹江) 71名ですね。そのほかにはビジターもいらっしゃるでしょうし、私たちが一緒に午後からタラソにいるときは、たくさんの知名町の方もいらっしゃいます。 知名町の方の声ですが、和泊町はいいねと、こんないい場所もあって、そして安いんでしょうと言うんですね。はいと、知名町にはないんですかと言ったら、ないんだよねということで、もっと安ければ友達もいっぱい来たいと言っているし、もっともっと知名町からも来たらタラソの赤字も埋まるんじゃないかなという、本当に素朴な意見がたくさん出ています。 1人の利用者からの提案としていただきましたので、読ませていただきます。 知名町の会員も多いし、もっと隣町会員の増を図るための行動として、保健福祉課のメタボ解消における助成事業を知名町に働きかけることも一理である、実際に知名町会員もそのことは語っているというような提案をいただきました。 かなうかどうか分かりませんけれども、何かの事業があれば知名町のほうにも声かけしていただき、知名町の議員さんにもそのことはお話しして、向こうでもまたお話をするということでした。町長同士でその辺の話はできないでしょうか。 ○町長(前 登志朗) 和泊町では、様々な保健の事業を通して町民に有利な利用料を提案しております。今うちが持っているメニューをそのまま全部知名町のほうに提案してございます。同じようにしてくれないかということは当然お願いしておりますので、それをぜひ受けていただきながら、同じような状況でできたらいいなと。 ただ、あくまでも和泊町のお金をつぎ込んで運営している施設でございますので、和泊町民に対する価格設定と同じようにはなかなかできない部分はございますので、そこはご理解いただきたいと思います。 ○6番(松村絹江) 了解いたしました。 たくさんのことを申し上げました。勝手なことを言ったかもしれません。でも、私たち利用者と予算を執行する保健福祉課、そしてタラソ、町長の4輪が、向かう先は一つですよね。みんなが健康で楽しく、そして医療機関にかからずに元気で長生きをするためのタラソです。そのために力を注いでいくのはもちろん当たり前じゃないでしょうか。 私も側面から一生懸命カバーし、2時からやっているビーチバレーは約2年ぐらい続けております。100歳以上の方、私が若いほうですからどういう年齢層か分かりますよね。その方たちが数を数えながら、笑いながら、けがもしないし痛くもないから1時間半ばっちり運動するんです。それがなくなったら、もうタラソには来ないというぐらいですね。でも、そのタラソが赤字ということも私たちは承知していますので、ビーチボールが結構パンクするんです。もうその予算も厳しいという話がありましたので、皆さんで募金をしてボールも買っています。そうでもしないと、それがなくなったらもうタラソに来ないというおばあちゃんたちがいらっしゃいますので、ですから協力は幾らでもします。 あと、庭の芝刈りというか雑草を刈るとか、その辺のところも声かけしてもらえれば、会員の皆さんが協力すると言ってますよ。もしお掃除が行き届かなかったら、みんなで来てやるよと言っています。ですから、社長だけに押しつけることはしませんので、4輪が一体となってタラソをこのまま持続させるように、そして長生きの秘訣であるいつも笑っている高齢者を私はずっと見届けたいと思います。 たくさんのお願いをしましたけれども、よろしくご理解のほどお願いいたします。 ○町長(前 登志朗) ありがとうございます。私もタラソにお昼過ぎに行くと、皆さんが楽しそうに、本当に少女のように笑いながらビーチバレーをしている様子を見て、これを続けていく必要があるなといつも肝に銘じているところでございます。ビーチバレーのボールにまで迷惑をかけていたのは今知りませんでしたけれども、それぐらいの予算はございますので迷惑をかけないようにしたいと思います。 そして、ご利用いただいている皆さんのタラソ愛の深さもよく理解しております。社員のほうにもそこのところは言っておるんですけれども、まだまだ遠慮があるようですので、これから遠慮なく、同じ方向に向いている者として、今、議員がおっしゃった4輪の一つとしてぜひご協力をいただきながら、施設の維持管理にも一緒に進んでいただけたらありがたいなと今思っているところでございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 ○6番(松村絹江) 2のほうはこれで終わらせていただきます。 3のほうの質問に移ります。 「あすの和泊を創る運動申し合わせ事項」についてです。 1.運動推進協議会は機能しているか。 2.年金暮らしの高齢者、若者の島離れを止める上での重要事項であると思うが、周知徹底をどのように図るか、教育長にお願いいたします。 ○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹) 松村議員の3点目の1.運動推進協議会は機能しているかのご質問にお答えします。 あすの和泊を創る運動推進協議会は、自らの創意と工夫による実践活動を通して活力と潤いに満ちた郷土社会の創造に寄与することを目的とし、区長会、地域女性連絡協議会などの各団体の代表で構成されており、オブザーバーとして教育長、総務課長、企画課長、町民支援課長、そして教育委員会事務局職員が参加しております。 申合せ事項として、冠婚葬祭時の持参金に関することをはじめ9項目を設定しております。 会議につきましては、令和元年度まで年1回開催しておりましたが、その後、新型コロナウイルス感染症の拡大により開催していませんでした。現在、冠婚葬祭を含めた様々な行事がコロナ禍以前の状況に戻りつつあるため、再度町民に広く周知するためにも今年度開催してまいりたいと考えております。 続きまして、2.の年金暮らしの高齢者、若者の島離れを止める上での重要事項であると思うが、周知徹底をどのように図るかについてお答えいたします。 申合せ事項の内容につきましては、現状と相違がある可能性がございます。協議会で再検討した後、区長会や各団体での呼びかけ、そして申合せ事項の全戸配布などを周知してまいりますので、町民の皆様のご理解の上、実践していただきますようお願い申し上げます。 以上で答弁を終わります。 ○6番(松村絹江) これは申合せ事項ですので、町民が守ったらいいな、これを守ったらきっといいだろうという項目だと思うんですね。私はそのことを提案しまして、すごく喜ばれた高齢者の方もいらっしゃいます。香典1,000円になってよかったと、気にしないで1,000円を持っていける。今までは隣の人が2,000円だったら包まなくちゃいけないかなとか、どうするこうするという相談をしていた。それをすることなく1,000円入れて、とにかく元気でいるときに一生懸命その方と接すればいいんですよ。亡くなった後に1,000円プラスしたって、そこがどうなんですかという感じがします。 ですから、申合せ事項で決めたことは町民の皆さんが本当に守ってください。それが子供たち、孫たちの時代に、このままが何十年も続くとは思いませんが、金額が変わる可能性もありますが、やっぱり守るということは大事だと思います。 私は、本当に身近な人で本当にお世話になった人は、もちろん自分が言い出しっぺですので、1,000円以上は持っていったことはありません。ただし、お花代として気持ちを持っていくと、それでいいと思うんですね。決まったことは、やっぱりここにいる執行部、議員、私たちが率先して守る。聞かれたら決まっているだろうと、1,000円だよということを、右見ても左見てもみんながやっぱり言えるようにならないと、私が4年間見たり聞いたりした中では、どうしてもやっぱり2,000円だ3,000円だという話があるんですよ。何で、決まっているんでしょうと言うんですけれども、いや、でも返さなくちゃ、そんなことをしたら延々に続きますよね、もらったものをまた返す、また返すと。そこをやめるために決めたんですから、もう1,000円、あとお祝い金の3,000円は、本当に私を含めこちらにいらっしゃる皆さんがリードして町民の皆さんのお役に立てるように、この物価高、1,000円というけれども大変ですよ。皆さんはAコープに行ったことがあると思うんですが、ちょっと買うとすぐ何千円です。高齢者の方のほうがお付き合いが多いですよね、お香典を持っていくのは。その1,000円と決まっていれば、もう本当に気兼ねなくお線香を上げることができる。お祝いも3,000円だったら3,000円なりのお祝いをすればいいんですよ。それをちゃんと明記する。もう一度そこのところをしっかりと町民の皆様にも思っていただきたくて、この場でお話しさせていただきました。 教育委員会の皆さん、あとは区長会の皆さんとかいろいろお世話になると思いますけれども、ぜひ継続してやってほしいなと思います。 3番目の質問は以上で終わりです。 これで私の第3回の定例会の質問を終わらせていただきます。 ○議長(永野利則) これで、松村議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。 休 憩 午前10時31分 |