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更新日:2021年3月23日

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第1日(5)

発言者

桂  弘一

発言内容

再 開 午後 2時15分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 桂弘一君の一般質問を許します。
○11番(桂 弘一君)
 皆さん、こんにちは。
 私は、令和元年第3回定例会に1点、一般質問を通告してあります。壇上より、まず質問趣旨及び個別の質問をしたいと思います。
 過去に建設された多くの公共施設が老朽化し、これから大量に更新時期を迎えることとなる一方で、地方財政は依然として厳しい状況にあり、各地方公共団体が公共施設等の全体の状況を把握し、中長期的な視点を持って、維持管理、更新等に係る財政負担の軽減、平準化や施設管理の最適化を図ることが重要です。
 和泊町公共施設等個別施設計画にも、「本町においてもその例外でなく、老朽化した施設が数多く存在しています。これらを維持管理していくためにかかる毎年の経費や、老朽化に伴い必要となる建替えや改修の経費は、今後の町の財政にとって、かなり大きな負担となることが予想されます。また、少子高齢化の進行といった社会環境の変化も視野に入れつつ、施設の統廃合や機能転換なども含め、公共施設の適正配置と有効活用について、早急に検討を進めることが求められています」とあります。
 そこで、質問です。
 大きな1、公有財産の維持管理、利活用計画について。
 ①道路の新設や補修計画の進捗状況は、どのようになっているか。
 ②住宅政策の方針や方向性について、どのように考えているか。
 ③利用度の低い公園の利活用について、見直し等は考えていないか。
 ④公衆トイレの設置のあり方について、どう考えているか。また、維持管理に問題はないか。
 ⑤老朽化の進んだ施設、利用度の低い施設等について、対策や具体的な利活用計画はどうなっているか。
 ⑥遊休地の利活用計画は、どのようになっているか。
 壇上からは以上でございます。
○町長(伊地知実利君)
 桂議員の公有財産の維持管理、利活用計画について、順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目についてお答えいたします。
 現在、和泊地区において計画している新設町道小積原名川線は、昨年度、詳細設計を完了し、今年度は用地交渉を実施しており、今年度末の用地買収進捗率は56%になる見込みであり、来年度、工事着手する計画となっております。
 その他の道路改良につきましても、近年、役場新庁舎周辺及び学校周辺の通学路を重点的に実施しており、それぞれ用地交渉の進捗次第で工事を実施してきております。
 本年度は、道路橋梁費の予算の多くを用地費及び補償費に費やしていることから、工事の進捗は少ない状況ですが、用地交渉を積極的に行い、来年度以降は工事着手の延長が伸びる見込みでございます。
 また、舗装の補修につきましては、過去に路面の劣化状況調査を行った結果をもとに、順次補修工事を実施してきております。
 今後も、計画している路線の適期補修に努め、各字から要望のあった道路補修も順次実施してまいります。
 次に、2点目についてお答えします。
 住宅政策につきましては、現在、老朽化した町営住宅内城B団地の建てかえ事業を進めており、4棟8戸の建てかえ計画のうち、1棟2戸を今年度実施しております。
 今後は、国の予算配分などを勘案しながら、残りの3棟6戸の建てかえを実施し、建てかえ事業は完了いたします。
 今後は、ヘーバル団地において既に実施している公営住宅ストック総合改善事業を活用し、既存の町営住宅の外壁改修や屋上防水など、建物の長寿命化を図ってまいります。
 また、空き家対策として、危険廃屋解体撤去補助事業を推進し、危険な空き家を減らし、良質な住環境の形成を目指すほか、空き家住宅などを活用し、住宅不足の解消に努めてまいります。
 次に、3点目についてお答えをいたします。
 公園の利活用につきまして、本町の公園には、ヤーシチ公園のように、さまざまな遊具があり、年間を通して子供たちが多く利用する公園や、ワンジョ公園や笠石海浜公園などのように、海水浴やキャンプ、遠足などでシーズンごとに利用者がふえる公園がございます。
 しかしながら、一部の公園では、利用者が多かったオープン当時に比べ、施設の経年劣化などにより、利用者が著しく減少した公園も見受けられます。
 現在、公園の維持管理につきましては、景観や安全性が保てるよう維持管理を行っておりますが、今後は公園の利便性向上や利用者増加を図るための管理計画が必要だと考えております。
 次に、4点目についてお答えいたします。
 公衆トイレの設置のあり方につきましては、明確な基準などはございませんが、地元の要望や各種事業導入の際に設置の必要性について検討し、公共の利便性を考慮し、設置しております。
 維持管理につきましては、軽微な補修については清掃業務を委託している業者が行っております。
 今後、大規模な改修は、ユニバーサルデザイン事業で整備する予定でございます。
 清掃業務につきましては、町内の公衆トイレ21カ所を委託しておりますが、清掃場所が点在しており、移動に時間がかかるため、利用頻度の高い順番で週3回、2回、1回のグループに分けて清掃を行っているところでございます。
 今後とも、公衆トイレの設置のあり方や維持管理については、見直しなども含めて、関係機関と連携を図りながら取り組んでまいります。
 次に、5点目の老朽化の進んだ施設、利用度の低い施設などについて、対策や具体的な利活用計画はどうなっているか、6点目の遊休地の利活用計画はどのようになっているかについて、あわせてお答えをさせていただきます。
 本町では、公共施設等個別施策計画を策定しておりますが、策定の際に、対象となる83施設の劣化度及び利用度調査を行っております。
 その中で、老朽化が進行しているものや利用度に応じて、今後10年間の計画期間の中で、建てかえ、改修、取り壊しなどの工事を検討する必要があるとされた施設について、その内容について整理しております。
 小規模な施設などについては、対象外としているものもありますが、社会情勢の変化などに応じて追加対象とし、また計画期間中は公共施設マネジメントチームを中心に見直しを行い、実効性のあるものにしていきたいと考えております。
 次に、遊休地の利活用計画はどのようになっているかについてお答えします。
 本町では、行政目的を喪失し、また将来的な利活用計画が定められていない遊休財産を普通財産として管理し、自主財源確保の観点からも、売却や貸し付け契約を行っております。
 現在、普通財産貸し付け契約を36件行っておりますが、これにつきましては、主に事業用の宅地、雑種地や農地がございますが、それ以外の遊休地につきましては、大きくまとまった面積で利用価値のある土地も少なく、そのままの状態となっているものもありますが、自主財源の確保のほか、維持管理費の節減の観点からも、広く利用者を募ることで、売却や貸し付けのほか、公共施設マネジメントチームを中心に、利活用について協議を行ってまいります。
 以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問については自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
○11番(桂 弘一君)
 道路について、まず質問ですが、町の考え方として、町道というもの、ちゃんと舗装された町道、町管理する町道、そこはもう余り持ちたくない、あるいはもう余りふやさないという方向性なんでしょうか。それとも、従来どおりというふうに考えてよろしいでしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 お答えします。
 町道の件なんですけれども、以前、構造改善事業で農地を構造改善したときに、農道と町道というのがありまして、工事の際に、それを町道のほうに格上げしたほうが交付税の比率がいいということで件数をふやした経緯があるというふうに聞いております。
 現在は、維持管理の面からいいますと、町道と農道というのが大分入りまじった状態がありまして、管理をどこがするかというような問題も出てきていることから、ふやすという方向には考えておりません。
 以上です。
○11番(桂 弘一君)
 議員をしてますと、いろんなところでいろんな要望があったりするんですが、自分の判断の中で、もうこれ以上はなかなか利用度というか、受益者というか、そういったのが見込まれないというか少ない中で、それはもう町の財政を考えると無理じゃないのかなというような話をしたり、あるいはちゃんと町道で途中まで舗装されているのに切れているところ、そういったところ、そこはもうちゃんとやるべきじゃないのかなという判断の中で、優先課題を、優先順を考え、土木と話をしたりしているんですが、町道の考え方については理解したところです。
 町道の至るところで小さな穴があいて、でこぼこになっている、あるいは裂けていると、そういったところが見られるんですが、以前、土木課のほうに、自分の周辺にそういうのがあって、そういったところの補修をお願いすると同時に、他ではどうなっているんかという話をしたときに、区長会で区長からの要望件数を聞いて、全体的にやるんだという回答だったんですが、町道、町全体では何件ぐらい上がっていて、今年、そういった集約された件数が、集約されたと思うんですが、これは今年度中にできるぐらいの範囲でしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 区長会を通じて、道路の補修に関しまして、道路だけではなくて、ガードレール、あとカーブミラー、その辺も要望をとっているんですけれども、現在、もう80件が来ております。
 4月の区長会で要望もらいまして、6月まで受け付けをしまして、6月に入ってから工事に入るということで、うちの道路維持班のほうが改修に回っております。
 その際に、各字から順序よく回っていくんですけれども、先ほど言われたちっちゃいスポット、穴のあいたところとか、そういうところも舗装したりとか、そういう作業も一緒に実施している状況でございます。
○11番(桂 弘一君)
 全体的にはどうなのかわからないんですが、自然現象として、恐らく自分ところの家のすぐ近くでも、坂の中に、最初小さかったのが、だんだん大きくなったりしていって、早期治療がんと一緒で早いほうが安い経費でつくのかなと思いながらずっと見ている中で、だんだん大きくなってきたんで、今年度、何カ月か前、土木のほうに電話した経緯があるんですが、やっぱり長寿命化というのが国の考え方であり、財政を考えたときに、早期の発見と早期の補修というのが基本だというふうに思っておりますので、ぜひ、締め切ったんでしょうけれども、また追加のものがあればあるで、柔軟に対応していただきたいなというふうに思っております。
 それと、1点、舗装の件なんですが、以前、国頭の方から、中道をずっと、西原から中道、国頭に行く先のほうで、わだちの関係で大きな穴があいて、雨が降るとすごく水がたまるということで町に話はしてるんだということで、桂さんという話だったんですが、なかなか遠いところで見に行くこともなくて、要請には応えられていなかったところなんですが、今回、いろんなところを見る中で、中道のその一番先のほう、国頭に入ったところです、急にその舗装が切れるところ、あそこは、専門的なことはよくわからないんですが、ただ利用者としてずっと行ったときに、僕も前からそうは思っていたんですけれども、急に舗装が切れていますよね。あそこの新規舗装というのは地元から上がっていないのか。また、舗装がされていて、切れて、また途中で舗装がされていますよね。ああいったところは、道幅も広いですし、ちゃんと優先的につないでいくべきじゃないかなというふうに思っているんですが、具体的に中道の件について、また、ひとつお答え願えますか。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 国頭の脇田さんのおうちの裏のほうになるかと思いますが、今、ご指摘されている所から西原に向かう道路の途中までは舗装させていただいております。
 その事業については、多面的な事業の中の長寿命化の中で実施していますので、予算が一気につくわけじゃありませんので、また今年度、その続き、舗装されていない場所について、事業を実施する予定にしております。
○11番(桂 弘一君)
 多面的というと、いわゆる町道とかいうんじゃなくて、各地区のいわゆる昔の水土里と、その資金でやるべき場所だということで、理解でいいんですか。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 土地改良事業により実施されておりまして、そこの場所については農道指定されております。農道ということでありますので、多面的な事業で実施できるということで、予算要求して、今、実施しているところです。
○11番(桂 弘一君)
 わかりました。
 以前であれば、その農道を整備して町道に上げるというような性格の道じゃないのかなというふうに僕は思っていたんですが、理解できました。わかりました。
 それでは、②世之主団地の件につきましてですが、去年の議会報告会の中で、地元の人に指摘されて、我々議会議員は皆、恥ずかしい思いを少しした経緯がございます。
 その後、至るところで、私は地元でもありますが、いろんな方から世之主団地については説明を求められて、なかなか説明に窮しながらやっているところなんですが、今回、議会が始まる前に、町民から、桂さん、町長の行政報告があるけれども、行政報告の中で世之主団地の予算面での経過というか現状、どう考えているか、そこの報告をさせてくれないかということを要望してくれないかということだったんですが、ちょうど僕は公有財産について質問をするから、じゃ、そのときにしましょうということで町民からの要望を受けてあるんですが、町長、当初見込んだ予算より、時間的にも予算的にも膨れ上がっている現状ですが、町長としては、現状、この事業についてどう考えているのか。
○町長(伊地知実利君)
 桂議員のご指摘でありまして、昨年からこの問題については議論をされているところでございます。
 この土地につきましては、内城の方から寄附をいただいてやりました土地でございまして、この有効利用ということでいろいろ考えてきたところでございます。
 そしてまた、さらに地域の振興のために、地域に住宅というようなことも考えまして、今ある団地の老朽化によって建てかえというようなことが持ち上がったものですから、ここの土地を利用したらどうかというようなことで、いろいろと地域の皆さんからも多くの皆さんから指摘をされたところでございます。
 まず、私が考えたのは、地域の振興のためには、やはり地域の中に住宅があったほうがいいというようなことで、もちろん学校の児童・生徒のこともございますし、そういう地域の振興のために、この土地を利用して建てかえをしようという当初計画をしたところでございます。
 その進めていく中で、造成の中で、非常に岩が思ったより多く発生したということで、造成費に多く予算を投じなければいけなかったというふうなことが大きな要因になって、地域の皆さん、町民からもご指摘をいただいて、議会の皆さんからもご指摘をいただいたところでございます。
 でき得れば、早くそこの場所に住宅を整備して、ここから地域の活性化につながる拠点になればと、今、そのように思っているところでございます。
 年次予算の確保の面もありますし、年次ごとに整備していかなければいけないということで、今年度の予算では1棟2戸を整備するということで、残りの3棟6戸につきましては、また次年度以降の建設になってくるかと、そのように思っております。
 ぜひ、この、非常にご指摘いただきながら、多額の予算を投じて建設しているところでございますが、それはご理解をいただきまして、この世之主団地を核として、地域の振興につながればなということを今考えているところでございます。
○11番(桂 弘一君)
 土木課長、この世之主団地、当初見込んだ予算がどれぐらいで、今、完成見込みの総予算はどれぐらいだという数字を持っているんであれば、ちょっとお聞かせください。
○土木課長(和田清良君)
 全体の額というのは、まだつかんでございませんけれども、一応今年度の事業費といたしまして、1億4,887万7,000円が1棟2世帯分の事業費というふうになってございますので、この中には造成のお金も入っていますので、来年度以降は造成工事がなくなりますので、あとは単純に建物の予算だけという形になると思います。
 以上です。
○11番(桂 弘一君)
 1棟当たり3,000万ちょっとかかるわけで、あと3棟分ということになると、仕上がりで2億3,000万、4,000万ぐらいかかるという事業になるわけですよね。
 町長、すみませんが、この数字について、ひとつどう思っているのか、もう一度そのご説明、考えをお願いします。
○町長(伊地知実利君)
 桂議員のご指摘のように、大変予算的には多額の予算を投じたかなと、そのように反省をしているところでございますが、ただ、今後、総合的には4棟8戸という中に、住民がここで生活をすることによって、地域の大きな活力、振興につながるのではないかなと。長い目で見て、この予算の効果といいましょうか、それが本当にどういう結果になるかは、これから建設が完成して、そこに住まわれる皆さんが全戸入居して、まだ若い世代の皆さんが入居することによって、子供たちが誕生し、学校に元気な声で通学することによって、長い目で見ていく場合には、そこの活力につながっていくのかなと思って期待をしているところで、これまで取り組んできたものについては、反省すべきは反省し、また整備に取り組んでいくべきところは取り組んでいかなければいけないなと、そのように思って、大いにそこの地域の活性化に期待をしているところでございます。
○11番(桂 弘一君)
 すみません、なかなか答えづらいところの質問もあったかと思いますが、当然ここは我々議会も常に承認して、執行部とともに進めてきた事業です。質問するほうも、なかなか気を使いながらの質問でした。
 ただ、余りにも多くの質問が生活する中でありますもので、ひとつ公式な場で一度、町長の話、数字的な話をしておく必要があったということで、今回、質問させていただきました。
 それと、長寿命化ということで、ヘーバル団地の大規模改修、長寿命化ということでして、もう見事に新築みたいな形で、ああいうふうに改修ができるんだなというふうにびっくりしているところです。最近の土木技術というのはすごいなと、建築技術はすごいなと見ているところなんですが、あそこまでの改修で、あのまま放置していたらどうなるかというのはなかなか難しいんでしょうけれども、改修することによって、どれぐらいの寿命化というものを土木課は見ているんでしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 建物自体は、新築のときですと50年というふうに言われておりますけれども、現状、風雨とか、あと塩害とか、そういう災害等の影響も考えますと、20年は大丈夫やないかなというふうに考慮しています。
 ただ、災害の状況によっては、塩害の状況とかですね、それによっては、早く剝離したりとか、そういう現状も起きるんじゃないかなというふうに考えております。
○11番(桂 弘一君)
 わかりました。
 内城のB団地についてなんですが、以前も一般質問で話をしたんですが、ついこの間もちょっと見させてもらったんですが、非常に外観が古くはあるんですけれども、鉄筋の爆裂というのがちらっと角っこに見えるだけで、外見が物すごいいい状態なんですが、例えば耐震が、あるいは耐用年数が過ぎている、あるいは耐震に足らないという数字が出ていて、そういった状態の建物を町が直営で住宅に貸し付けるわけにはいかないということがあるんであれば、本当は町に、もう縛りが切れているんであれば、目的住宅というような形の改装で貸し付けということを願っているんですが、もしそういったことの縛りが、耐震とか、そういったものが、都合上、町が直営でというわけにいかないというんであれば、民間に壊さないで払い下げというような考え方は持っていないんでしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 内城B団地の件に関しましては、現在、世之主団地を新築してございますけれども、内城B団地の代替と、内城B団地が耐用年数も古くて耐震にもそぐわないということで県のほうに要望を上げまして、世之主団地を、今、つくっている状況でございます。
 それをまた、町のほうで改装して使用するというようなことになりますと、世之主団地の新築の工事の件がおかしなことになりますので、再利用ということは考えてございません。
 その後、完成した後の再利用というのは、また総務課のほうとも考慮しながら、跡地利用をしていきたいというふうに考えております。
○11番(桂 弘一君)
 また、後でも老朽化した、あるいは取り壊し予定の土地利用について聞いていきますが、なるべく早く、その跡地利用と払い下げについても決定をしていくようにお願いしたいと思います。
 それでは、公園についてなんですが、利用度の低い公園についてということなんですが、伊延公園、それと内城の越山にあります花の郷公園、なかなか利用度が上がりません。低いんですよね。もうずっと何十年もあの状態なんですが、見方によれば、つくって、つくりっ放しというふうに見えないでもないですよね。
 そういったことで、このままああいう形で、現状のままで維持管理をしていくのか、それとも改修というか、新たな目的公園という形での計画、そういったものは町としては持っていないのか、そこを伺います。
○土木課長(和田清良君)
 伊延公園の件についてお答えします。
 現在、伊延公園のほうには、シラスウナギの試験場という形で建物が建ってございますけれども、公園の中に関しましては、土木課のほうで維持管理をして、草刈り等を行って管理してまいりました。公園の外側、外観に関しましては、シルバー人材センターのほうに草刈り等の委託をお願いしています。
 以前は、公園内に遊具、滑り台とかいろいろ、そういう遊具があったんですけれども、塩害で大分古くなったということで、現在、撤去してございます。その部分に関しては、伊延字のほうから要望がありまして、芝生を植えてくれというふうな、現在、要望がありますので、その件については、工事が終わり次第、また検討していくというふうなことで考えてございます。
 伊延については以上です。
○企画課長(皆吉泰智君)
 越山花の郷公園についてお答えいたします。
 現在は、シルバー人材センターへの委託による草木の伐採、維持管理をしておりますが、議員のおっしゃるとおり、このままでいいとは考えてはおりませんが、なかなか花の郷とうたっている割には、花も、ツツジとかほかにも植えてはあるんですが、花々を訴えるほどの公園ではないのかなと。
 行政だけで考えるわけにもいきませんので、協議会なり、もし立ち上げることがありましたら、そういったところでもんでみたいなと思っています。
○11番(桂 弘一君)
 つくりっ放しというふうに見られてもいたし方ないような状況だと、僕は本当に思っているんですよ。まだ自分の子供が小さかった、もう五、六年前ですが、いろんな目的があって、よく伊延に行きました。伊延公園、その当時から人がなかなか、我々の家族以外は見かけないということが続いていましても、遊具もほとんど劣化していて、ロープがあって、それもなかなか滑りが悪かったんだけれども、押すと少し進むと、ちゃんと進むということで、まだ子供が小さかったもんですから、それでも喜んでくれたりはしていたんですが、その当時と全く変わらない状態というか、遊具が減っていって、雑草が生えているというような状態です。
 だから、今、土木課長言いましたけれども、維持管理の話じゃなくて、あそこをどう活用していくかという話なんです。今、企画課長が言ったように、行政だけで考えが、なかなかアイデアが出ないんであれば、「みんなの会議」は若い子たちだけだというような話もありますし、育成会の方たちもありますし、そこでディスカッションみたいな形でいい案を集めるというような、やる、やらないは別にしても、そういった作業をしながら、今、検討中だと、ほったらかしているわけじゃないんだというような形ぐらいは、ぜひ見せていただきたいなというふうに思っています。
 公園といっても、公園利用、スポーツでも、最近はスケートボードとか、あるいはボルダリングとか、あるいは自転車競技、そういったのもオリンピックあるいはスポーツとして認められる時代にあって、スポーツ公園というような、いわゆる陸上とか、そういった大きなものじゃなくて、小さな形のスポーツもあるわけですから、あるいはスポーツ公園というような形も一つ考えてもいいんじゃないかなと思いながらの質問でした。
 それでは、トイレの件に関してですが、その国、その地域の文化度をはかるためには、トイレを見ると一番いいんだと言われるのがトイレなんですが、トイレについて、もう少しきれいにできないのかなという思いで今回の質問です。
 同僚議員も、町内の知り合いから、観光客からトイレが汚いというふうに言われて恥ずかしい思いをしたというような話も聞いたりしているんですが、このトイレ管理についてですが、財産管理に行くと、ここは土木、ここは教育委員会あるいはここは企画というふうに分かれていて、なかなかそこで聞いてもわからないから一件一件回らなきゃいけない。一件一件回っていっても、維持管理について、所管するのは自分たちのトイレなんだけれども、そこをどう管理するか、どう維持しているかというところになると、恐らく業者との契約書の中身を所管しているところの課長が知らないんじゃないのかなというような感も受けたりしたんです。
 世之主の城跡のトイレなんですが、僕は、教育委員会には申しわけないんですけれども、ずっと洗面台のパイプが壊れていて、僕は教育委員会にはいろんな要望をしている中で、非難めいたことも発言する中で、あれもこれも全て言うんじゃなくて、言ったらまずいなということで、そのことはもう教育委員会もと思いながら、ずっと放っておいたんですが、この契約書で見ると、トイレが破損し、修理が必要と認められたときは、乙の責任において速やかに修理するものとするというふうにありますよね。この文言を見ると、ハードの一部ですよね。そういったものも業者に求めるのか、この辺のところが少し僕は気にかかるんですが、課長、いかがでしょうか、その辺のところの考え。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 契約書のほうでは、乙が受託している清掃業者になっておりますけれども、現状としましては、電球とかパッキンとか簡単な修理のみでして、ちょっと補修が必要な件に対しては、町民支援課で業者から受けて、担当課のほうにお伝えしていますので、この契約書も見直しが必要だと思いますので、来年度以降はそういうのを見直し、清掃がきれいにできるような形をとりたいと考えております。
○11番(桂 弘一君)
 ぜひ、見直しが必要なところは見直していただきたいなと思います。
 それと、乙は公衆トイレ周囲の環境美化活動に努めなければいけない、草刈り等とありますが、甲と乙との関係、これはもう私は何回も言っているんですが、その契約書を交わしているときに、甲が乙にちゃんとした監視をしているのかということで、そこは町長、何遍も話をしているんですが、町民支援課長、ここに、甲は乙が本契約に定めた委託業務を確実に遂行しているか絶えず監視しなければならないとあるんですよね。だから、絶えず監視して、絶えず回っていれば、何年も基本的なところが壊れたままにはなっていないはずなんですよ。そういうことですよね。あるいは、そういうことを見直すには、協議をする中で、ここは見直しますよと業者に言う前であれば、この契約なわけだから、そこはさせるべきであって、ですよね。
 それと、公衆トイレを回ると、壊れたら総務課に連絡をくださいというような張り紙があったり、あるいは、みんなのトイレをきれいにしましょうということになっていますけれども、それだと総務課が管理だというように考えられるところもあったりして、これが執行部内でトイレのことが、どれほど維持管理について協議されているのかなというふうに疑問に思いながら回ったところです。
 それと、トイレの廃止とかもあったりするんですが、廃止するにしても、汚いところ、古いところ、ちゃんと使える状態にしておいて、それから利用度が低いということで廃止に持っていくというならわかりますけれども、利用がしにくいと、したくないというような環境下に置いといて、ここは廃止にしようかと思うんですよというのは理にかなっていないのかなと思っています、そこも含めてですね。
 それと、人がよく利用する、あるいは観光客が来るということで、いしごから研修会館の駐車場、南洲神社あるいは笠石と、ずっと今、工事をしていますよね。非常に、ペンキも塗られて、きれいになっていくんですが、本来わからんではないですよ、オリンピックとか、あるいはいろんな万博するときに、海外から来られて、その辺を見られるところを先にきれいにするということは当然ですが、地元にいる人たちが、ふだん使うときに快適に使えるというところにも少し重きを置くべきじゃないかなというふうに思っております。
 それと、とにかく甲と乙の関係ですよ。町長、ぜひお願いします。行政が、町民の福利厚生のために、福祉向上のために委託しているわけだから、委託先というのは、民間というのは、ちゃんと監視しなかったら手を抜くもんですよ。そこをさせるというのは、皆さんの本当の町民にかわっての仕事だと思うんで、委託契約についての契約書ということは、もう一度見直して、ちゃんとその意思徹底ということを、町長、ぜひお願いいたします。これは、もう何回もお願いする事案ではないと私は思っています。一発でやっていただきたいなと思っております。
 時間がないんで先にいきますが、老朽化して取り壊す、いろいろございますが、とりあえず財産になるような、あるいは目立つようなところからなんですが、旧待合所、あそこの取り壊しということなんですが、その後をどうするんだということだったんですが、駐車場にするということだったんです。そこは、町民が、地域の人たちが、あそこにどうしても駐車場が必要だという要望があって駐車場ならいいんですけれども、何もすることがとりあえず思い浮かばないんで、消極的な形での駐車場というんであれば、ぜひ、先ほどあったように、貸し付けか払い下げか販売か、そういうふうに早急に決めていただきたいなというふうに思っています。
 それと、中央公民館も取り壊して駐車場というふうに聞いています。
 問題は、この近辺でいくと、どぅくさ館の取り壊しについてなんですが、本来、あの道が真っすぐでないところがちょっとおかしな状態の道になっていて、私が議員になる前に、真っすぐすればいいんだという話、するほうがいいんじゃないかということで先輩議員が動いていたのを知っています。
 議員になって後、ある先輩議員から、桂、あそこの階段だけを取れば、それなりに真っすぐになるんだからというようなことで、おまえ、それ働けということだったんですけれども、力足らずで働いていなかったんですが、あそこのどぅくさ館を取り壊すというのは非常にもったいないのかなとは思うんですが、あそこを取り壊した後はどうするつもりでいるのか、そこをお聞かせ願えますか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、この役場周辺の道路を改良しているところでございますけれども、現在、どぅくさ館の図面では、会議室のある部分は残るような計画で改良するような図面だと私は見た覚えがありますので、その後、そこを半分に例えば残して、補強して使えるのであれば、現在、町長とも協議しているところですけれども、いろいろ埋蔵文化財が、保存庫がないということも聞いておりますので、そういう有効な活用ができるのであれば、そういうふうに使っていこうという、今、思いでおります。
○11番(桂 弘一君)
 ぜひ有効利用にしていただきたいなと、ただ取り壊すだけじゃもったいないなというふうに思っています。
 内城の旧試験場ございますよね、わかりますか、家畜市場のあそこ、あそこもずっとあいていたわけです。ただ、最近、資料が、書類関係ですか、そういったのを入れているように聞いたとか見たりしているんですが、僕は、きょう、埋蔵文化財というのは初めて聞いたんですが、やっぱりあいたところにつくって、庁舎の近くに持っていくと、そしてあそこはまた払い下げと、あるいは貸し付けというふうにしていただきたいなというふうに思っていたんですが、有効利用するということであれば、わかりました。
 利用度の低い施設、旧白百合土地改良区というのは、出花の、あそこの事業者のことでよろしいんでしょうか、確認です。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 旧白百合土地改良区というのは、今の土地改良区の出花の事務所はそのままだと思います。旧白百合土地改良区事務所というのは、今の内城の、議員さんが言われた試験場が、昔、改良区の事務所になっておりましたので、そういうふうに認識しております。
○11番(桂 弘一君)
 わかりました。
 今、使っている白百合土地改良区も、事務所が3月いっぱいで引っ越して、4月1日からは余多のほうに引っ越すというふうに聞いているんですが、あそこは町の持ち物じゃないわけですけれども。
○耕地課長(亘 禎一郎君)
 今現在、国営の地下ダム事業の中で地下ダムの中央管理棟を建築中でございますが、あくまでも向こうは中央管理棟ということで、あそこに改良区が事務所を移転するということではございませんので、今の出花の事務所がそのまま事務所として残るかと思っております。
○11番(桂 弘一君)
 すみません、認識不足です。この間、改良区に行ったら、改良区の男の子がそういうふうに話をしていたんです。
 それと、バイオセンター、増殖センター、あそこももう長い間、閉めてから、見方によれば、ほったらかしてあったというふうに言われても仕方ない状態ですよね。中を見ますと、旧バイオ事業していたときのいろんな機器が、あるいは机や椅子や棚がまだ置いた状態にあるんですが、あそこの貸し付けということで動いていたと思うんですが、その結果は、今、どうなっているのか。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 旧バイオセンター、18年3月に閉鎖しまして、その後、19年から29年までは、テッポウユリの球根の無菌化の増殖や、ニンニクの茎頂培養の試験あるいは里芋の疫病対策について、腋芽の増殖ということで、29年度までは職員がそこに1人いたりして活用しておりましたけれども、昨年度は全く活用されておりません。
 今年度、5月に区長会で利用、できれば農業関係の施設なんで農業関係の利用、募集を行って、5月末までに1団体応募がありまして、それに関して、あそこの管理は実験農場がやって、農場運営委員会でも、あるいは5月の区長会で申し込みをとったんで地域の区長さんたちにも、1団体来ているけれども、どうしますかと、利用に関してという話をさせていただきました。
 そのかわり、来た1団体が、やはりちょっと、アメリカミズアブというアブ科の増殖をしたいということで、これ、うちの担当が調べたんですけれども、国内でまだやっているとこがなくて、増殖なんで、非常に生ごみとかいろんなものを使うというようなこと、あるいは衛生面、そして生ごみなんで、におい等その辺が非常に、まだ国内で事例がないということで不安視する声がありまして、先般、町長名で、今回はご縁がなかったと、不採択というようなことで、今、その手続を進めているところであります。
 今後に関しましても、また町内で募集をかけて、有効な施設ですんで、活用していただける方を募集していきたいと考えております。
 以上です。
○11番(桂 弘一君)
 ぜひ活用を、常に考えていっていただきたいなというふうに思っております。
 従業員が1人、常駐していたということなんですが、あれだけ大きな施設の中で、中へ入ってみましたけれども、施設や全体を使っていたというふうにはもう全然見えない状態です、倉庫も含めて。あれだけ敷地も広いですし、そこは早急に、自分たちでできないんであれば、払下げも含めて、ぜひ検討していただきたいと思います。
 それと、旧花きセンター、選花場、シルバー、さねんのところ、そこは公共施設等個別施設計画の中では、もう今、貸し付けている人たちとの協議の上で譲渡というようなことになっていますが、時期が来れば、そういった話し合いをするということなんですが、もう早々にぜひ話し合っていただきたいなというふうに思っています。
 それと、さねんの建物ですが、私が今回、回った中では、老朽化しているというんですけれども、ああいった人が常時出入りしている建物の中では、やっぱり一番劣化しています。周りの爆裂がひどくて、また迷路みたいなつくり方になっていますよね。ぜひ、例えばスパークの跡地とか保健センター、社協の近くに持ってくるとか、あるいはもう長寿命化の中で早急にするとかいうふうにしないと、変な意味での、ああいう施設は老朽化しても一番後回しだというふうに見られかねない要素を残しているような建物だなというふうに思いました。
 もう時間がないんで、質問ではなくて要望という形で、いろいろちょっと残っている部分の質問について話ししたいと思いますが、庁舎前の土地の位置づけというのはどうなっているのか。我々は、庁舎を建てるにおいて、必要だからということで、資材置き場だというふうに聞いていたんですが、正しい位置づけはどうするのか、どうなっているのか、そのスパークの跡地はどうするのか。
 それと、今回、倒すということになっている防災センターが、今度、建てかえると言われている保健センターの道を挟んだ対面の広い土地ですよね、あそこの利用計画はどうなっているのか。憩いの家も遠いですし、なるべく庁舎の近くに持ってくるべきじゃないのかなと、売却というふうに考えられないのかというふうに考えてます。また、さねんも、はぴねすもすぐ近くですし、社協の近くがいいんじゃないかなというふうに思っています。そこの早急な考え方をまとめていただきたいなというふうに思っています。要望です。
 また、質問にできなかったところは、担当課に行って聞くつもりでいますので、そのときはよろしくお願いいたします。
 以上で一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで桂弘一君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
散 会 午後 3時15分



地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


            和泊町議会議長  永 野 利 則



            和泊町議会議員  前   利 悦



            和泊町議会議員  中 田 隆 洋