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更新日:2021年3月23日

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第1日(3)

発言者

池田 正一

発言内容

再 開 午前11時05分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 池田正一君の一般質問を許します。
○2番(池田正一君)
 おはようございます。議席2番、池田正一です。
 サンサンテレビで議会中継をごらんになっておられる町民の皆様、また、きょうは傍聴席のほうでも見ておられる皆様、常日ごろから議会へのご協力、ご理解、ありがとうございます。これからも和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 令和元年第3回定例会において、一般質問を2点通告いたしております。壇上より1点させていただきます。
 第2回定例会において、国頭小学校のガジュマルの件を質問いたしました。その折、早速、樹木医の先生が来られ、方策等指導していただき、講義のほうも受けました。これから、あの大樹ガジュマルをさらに字民、町民、島民みんなで保存し、次世代に残していきたいと思いました。
 今、夏休みが終わり、まさに運動会シーズンが始まっております。その夏休みにおいて、島外から帰省客、観光客等がたくさん来られました。その皆様方が、この沖永良部島から帰っていかれる折に、お土産をたくさん購入して帰っていきました。当然、我が沖永良部、和泊町の農産物もしくは農産物加工品等をたくさん購入して帰っていかれました。この農産物の加工品をつくる施設が和泊町にあります。
 それではここで、1点目の質問をいたします。
 和泊町農産物加工センター運営について。
 ①農産物加工センターの利活用は、どのような状況か。
 ②農産物加工センターで創作される加工品には、どのようなものがあるか。
 ③農産物加工センターには、創作品直売所の設置を検討できないか。
 以上の1点を壇上より質問いたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員、一般質問1点目の農産物加工センター運営について、順を追ってお答えいたします。
 まず、1点目についてお答えします。
 平成28年6月に運用を開始し、農産物加工センターには、野菜等の食材を長期保存するために活用できる乾燥機や真空包装機、急速冷凍庫のほか、大量の総菜などを調理できるスチームコンベクションオーブンなどが設置されており、広く町民の皆さんに利用いただいているところでございます。
 利用件数としましては、初年度の平成28年度が77件、平成29年度が97件、平成30年度が121件で、利用者数は延べ801名と、年々増加傾向にあります。
 農産物加工センターの利用は予約制となっており、農産加工指導専門員が加工機器の使い方や、島ならではの加工品づくりの指導を行っているところでございます。
 次に、2点目についてお答えをいたします。
 現在、農産物加工センターでは、地域の女性グループの皆さんが手づくりみそや黒糖を使った加工品などを製造しているほか、個人事業主の方が塩の製造を行っております。
 また、町の生活研究グループの皆さんが、農産物加工センターを活用し、試作をしたバレイショの一次加工品を使ったキクラゲ入りのコロッケの製造も行っており、町内イベントなどで販売されているところでございます。
 農産物加工センターは、加工品の開発、製造などを検討されている方の試作品づくりなどにも活用いただける施設でございます。島の農産物を生かした加工品が生み出される場所として期待しております。
 次に、3点目についてお答えします。
 食品を製造、販売する場合は、食品衛生法に基づく営業許可、届け出が必要になります。
 現在、農産物加工センターは、主に農産物などの加工の場として利用いただいており、利用者の多くは自家消費用としての加工を行っております。
 また、販売を目的に営業許可を取得して加工を行う利用者については、加工品の販売先を各自で確保した上で利用いただいております。
 町としましては、現在のところ、地域農産物などの加工技術の普及、指導を行う農産物加工センターに直売所を設置し、運営する計画はありませんが、今後、明確な運営方針を持って直売所を開設したいという個人や団体がある場合は、その計画の方針や実現性を精査した上で、支援を検討することは可能だと考えております。
 次に、3点目についてお答えいたします。
 失礼をいたしました。2点目と3点目を逆にしたようでございますので、後返りにいたしまして2点目の質問にお答えをいたします。
 ごめんなさい。池田議員の元気のある質問に、こちらもちょっとちゅうちょいたしまして、申しわけございませんでした。
○2番(池田正一君)
 では、もう一回、1点目ぐらいから担当課のほうにお聞きしたいと思います。
 利活用状態、全部で延べ人数が801人ほど、今までにご利用があったということであります。
 今現在、向こうで常にいて、つくっている方々もおられると聞いております。そういう方々は、一体何人ぐらいおられるんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 農産物加工センターの運営に関しては、町の直営でやっておりまして、補助職員が2名います。
○2番(池田正一君)
 補助職員が2名、その2名の方々で常に商品等をつくるわけではありませんね、それだけの人数ではさすがに。
 私も、一遍あそこを視察にこの前行ってきて、何人か、数人集まっていろんな商品等をつくっている姿を見させていただきました。その方々がいわくですよ、言うには、やっぱりこれだけ私たちはいろんな食品等を加工してつくっていると、それをぜひ島外等にももっとアピールしてほしいと、そういう意見を聞きました。
 当然、私も行った折に、いろんな商品等を試食もさせていただきました。当然、課長等も行って、もしくは担当の職員もいることで、向こうの職員等、試食等する機会も多いことだと思います。食べてみて、いかがでしょう。ほとんど地場産のものも利用しとって、これはさらにアピールするべきだと私は思いましたが、どう思われたでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 先ほど申しましたように、加工センターの運営に関しては、町が2名をお願いして、加工センターへの、そこにある機材を使った加工指導をする方2名なんです。これはまた、予約制をとっていまして、週に3日ほど、予約制でやっております。
 この方々2名は、農産物の加工指導員ということで、それ以外、例えば先ほど町長が答弁したように、農家とか町民の皆さんが自分でつくった野菜とか、あるいはそういう直売所がある、この方々が、自分たちがある材料を、農産物を加工したいというふうに持ち込んだときに、そこにあるいろんな機材があります、それを使ってつくる指導をするんです。その指導をしながら、例えばこの方々と新しい一品作をつくる、次のページにありますように、例えば、今、地場産にキクラゲがあります。キクラゲを入れたコロッケもいいよねと、そういうものをつくる場所であります。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 提供して場所をつくるということは、2名の指導員は機械等の使い方を指導する方。
 では、そのつくられた、これは生活グループですね、そのグループの方々がつくった商品に関しては、一切この経済課とは関連はないということになるんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 それでは、農産物加工センターは、先ほど申したように経済課直営でやっております。それとは別に、和泊町生活研究グループ、これはもう発足して大分長くなります。この方々は、町のいろんなイベント、例えば農業祭、ジョギング大会、じゃがいも祭り、そういうものに積極的に協力をいただいております。
 この人たちは、今度は自分たちでいろんなものを開発したいということで、加工センターの2人にお願いして、この方々と地元の産物を活用しているということであります。
 この生活改善グループ、今、12名おります。この方々には、和泊町からグループの運営費として補助金25万円が毎年出て、この方々に、いろんな町のイベントに参加して、いろんな農産物を売ってくださいと、そういうことをお願いして、活動を続けていただいております。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 ということは、その生活改善グループのほうに25万円の補助金を町のほうから出していると、その金額内でいろんな商品等を開発して、その皆さん方も、お姉さん方ですね、つくっているということですよね。
 そしたら、そのいろんな作品等は、この前見て、現場に行って見させてもらって、ありました。もう幾つもありました。ところが、パッケージ等、そういったものもないと。だから、そういったものができないもので、販売等、そういったこともできない状態で今あるよという話も聞きました。そういったものを、担当課、担当の職員等を通して言うてるんですけれども、なかなかやっぱり、その職員の方も忙しい関係なのかわかりませんが、できないと。なかなかつくってこられないところもあると。
 それだったら、せっかくもう町が25万も出しているんだったら、もうほとんど、町のためにやってください、じゃ、町のためにつくりましょうとつくっとって、さらに地元で農作物等が、廃棄になるような農作物等もあるじゃないですか、そういったものを全部つくって、ジャガイモとかカボチャも全部ペースト状にして、袋に詰めてやっている状態です。とても、もらって、いただいたんですけれども、サラダに最適でした。とてもおいしく私もいただきました。
 そういったものを販売したいよという声を聞いておられますか。僕が初めて聞いたのかな。行ったときに、そうしたいんだけれども、言うてるんだけれども、してくれない。だったら何か、ちょっとそれで相談を受けたんですけれども、そういった要望等はないんでしょうか、お尋ねします。
○経済課長(東 敏仁君)
 生活研究グループの皆さんがつくったものを販売するというときには、町のほうがパッケージのシール等は作成、一緒にしております。
 その販売に関して、生活研究グループの皆さんのメンバーがなかなかそろわないというふうなこともありまして、例えば、今、観光協会あるいはAコープ、いろんなところに島の土産物コーナーとかあります。そこへ卸しに行く、そういう活動がなかなかいないということで、多分池田議員には相談があったと思います。
 この方々の活動に関しては、経済課も積極的に協力しております。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 ただいま、積極的に協力していると。だったら、さらにもっと積極的に協力して、アピールしていただきたいんですよ。本当にいい商品多いです。もう、すぐにでもおいしく食べられるようなやつ、そしてこれ、ちょっと調理したらいいやつ、それも全て地元の農作物を使ってやっています。先ほど言ったように、ジャガイモ、カボチャをペースト状にして、また団子等もつくってですか、冷凍にしてやっています。ところが、シール等がないもんで販売できないと言われました。
 今、卸しているところが数カ所、今言われましたけれども、まだまだ全然アピール度が足りないと。こんないい商品があるんだったら、もっとこれからどんどんふるさと納税等にも使って、島外にもどんどんアピールする機会も出てくるだろうと思います。そのためには、いわばもう6次産業じゃないですか、これは。ということは、やはりそこで、その場所で、先ほど町長は言われましたが、その場所で販売所を設置すると、そういったのもただいま考えてみたいと言うてましたけれども、課長はどう考えでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 先ほどから申していますように、生活研究グループに関しては、町、経済課から支援を行っております。
 また、来月、PR活動として、島の農産物を販売あるいは加工したものを、今度、東京しながわまつり、これ去年も行きました、この生活研究グループで。これに我々経済課の職員も1名帯同しまして、2日間ある、そこでしっかり沖永良部のPRをしていきたいと思います。去年行って、何とか足がかりができました。ことし行って、また広めてきたいということで、この生活研究グループの皆さん7名、12名中7名、ここに参加して、沖永良部のPRをしてくるということです。
 それと、先ほどありました島の農産物を使ったということで、先般、生活研究グループの皆さんが沖永良部の観光体験ツアーみたいな、その昼の昼食を提供しようというような試みも今ありまして、先般、昼食で8品、皆さんが我が家でつくっているものを1品ずつ持ち寄って、それをみんなで試食会をして、次につなげようというような取り組みも行っております。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 来月、東京のほうでPR活動、生活グループが7名参加となっております。これは、実費ですか、それとも町長、町の負担とかもあるんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 失礼しました、今月末です、ごめんなさい。
 これは、生活研究グループは、先ほどから言われますように、自分たちでつくったものは自分たちで販売しております。その販売収益もあります。それを活用しながら、町の補助金も活用して、行くということです。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 結局、じゃ、今は実費で全部行くってことで理解しとってよろしいんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 実費というか、自分たちで運営している販売をした商品は、全て生活研究グループの中に入っていくんです。その販売したもので、自分たちで行くということで、これはもうほかの直売所の皆さんも、個々に自分たちでやっていることなんで、そこは、この研究グループも自分たちの活動は自分たちでというのが思いだと聞いております。
○2番(池田正一君)
 はい、理解しました。僕は、もうてっきり町の直轄の運営になるもんで、町のほうからそういったものにPR活動に行くためには、旅費等も提供して行くものかなと思っておりました。ということは、自分ところで売った商品等の代金等を利用して行かれると、そういうふうに理解しておきます。
 先ほどの販売ブースの件なんですが、町長のほうから、これからもう可能でもあると、つくっていきたいなという意見もいきましたが、そこは課長、どう考えておられますか、先ほど答えなかったもので。
○経済課長(東 敏仁君)
 先ほど、町長が答弁したとおりであります。
 農産物加工センター、もう皆さんもご存じの旧給食センターです。本当に、我々から考えたら手狭でもありますし、あの駐車場は小学校、幼稚園等のいろんな活動をするときに駐車場としても活用されておりますし、先ほどありましたように、もし例えば何らかの運営団体があそこに直売所をつくりたいというような要望があって、これが明確に、やはり運営やっていけると、収支ができると、費用対効果も投資できるというような計画性と実現性を精査して、こういう団体が来られたら、支援を検討するということで考えておるということで、町長が先ほど答弁したとおりであります。
○2番(池田正一君)
 まさに、今、考えたら、生活支援グループはその団体なんじゃないでしょうかね。
 あの方々も、当然そこで売って、さらにしていきたいなと、そういうのが、販売ブース等があったら、さらにさらにもうみんなにアピールして頑張っていけるのになと、そのお姉様方、皆さん、そう申しておりました。
 やはり、自分が売ったもの、いろんな店等に運んで売るよりも、そこで観光客の方々と、もう目の前にして対面販売等する、それがさらにその方々の販売意欲も加工意欲も出てくるんじゃないのかなと思っているんですけれども、ですからぜひそのグループは、生活改善グループはその団体とは考えられないんでしょうか。
○経済課長(東 敏仁君)
 私も、先般、うちの担当と生活研究グループの皆様と話をしました。直売所になりますと、毎日、例えば週に5日以上は運営しないといけないと、では皆さん個々に、やはりそこへ来て販売できますかと、そういうことを考えながら、要はグループとして考えて、町に、もし本当に自分たちができるというようなことでしたら相談は受けますということで、もし本当に、先ほどから申しますように、池田議員は1団体を言いましたけれども、我々としては、1つの団体だけじゃなく、いろんな門戸を広げて、あの施設を使いたいというような方が、グループがおられたら、その計画と方向性とを精査し、支援は検討していくということで、今、議員言われる1団体じゃなくて、私はもう全部門戸を広げて、もし向こうでということがあれば、そこはぜひ相談に応じ、支援はしていきたいと思っております。
○2番(池田正一君)
 そうですね、複数団体で、また1つのブースで販売するというのも、とてもいいことだと思います。
 私は、行ったときに、そのお姉様方の熱い思いを聞いて、うわあ熱いなと、今すぐにでも販売ブースがあったらしたいなと、すごく熱い温度を感じたもので、ここで僕も熱を出して皆さんに言うてるわけなんですが、では、これからも恐らくあの方々も当然相談をしてくるでしょう。そして、できるならば、ほかのそういった加工する方々が来て、そういったことで商品がふえて、できるんであれば、そのブース等の検討をしていただけると思いました。
 当然、今、その生活グループの皆さんも、この議会中継をごらんになって、ああ、そうなんだと感じていることでしょう。これから相談等が多くあると思いますが、よろしくお願いします。
 そして、先ほど言ったパッケージ、ラベルですね。これのほう、多分言われていると思いますけれども、早目につくって、それを商品として販売できるような努力のほうもやってください。早目にお願いいたします、これは。
 それともう一つ、加工センターの裏には、物すごく木が生い茂っています。常に葉っぱがすごく落ちて、それを掃くだけで、掃いて掃除するだけで大分時間を要すると、その木を何とかしてくれないかなと。僕が行って、僕が切ってあげようかなと見たんですが、何ともできれる量ではありません。また、近くに和小の先生の、校長先生ですかね、住宅があるんでしょうかね、だからそこらじゅう木が生い茂っていて、葉っぱがどんどん落ちて、ごみがいっぱい積もっております。これ、皆さん、何とかできないでしょうか。誰かお願いいたします。
○経済課長(東 敏仁君)
 この周辺の草木に関しては、年に2回ほど、経済課がやっております。池田議員が、もう大分生えてきているということでありますんで、早速対応したいと思います。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 草もですけれども、木が大分高くなっていますから、もう女性の方々はどうにもできませんので、ぜひ木のほうも伐採して、いい環境でできるようにお願いいたします。
 では、この加工センターのほうの質問はこれで終わりたいと思います。
 では、2つ目の質問をさせていただきます。
 台風時等の物流対策について。
 先ほど、同僚議員、前議員が質問したことのちょうど逆ですね、反対のことを聞かせていただきます。
 台風等による船舶の相次ぐ欠航で、生活物資等が届かなかった状況が長期間続いたが、今後、どのような対策を考えているのか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 先ほどは失礼をいたしました。
 それでは、池田正一議員の台風時の物流対策についてお答えをいたします。
 本町の防災における方針は、みずからの身の安全はみずから守る自助と、地域の安全は地域住民が互いに助け合って確保する共助、その自助・共助を支援する公助の3つが防災の基本となっております。
 現在、本町では、台風接近時の対応として、暴風域を伴わない台風または暴風域に入る確率が低い台風につきましては台風情報を発信しておりません。そのため、町民の皆様には、自助の第一歩として、近海を通過する台風などについては、近所の方との話し合いや、テレビ、ラジオの各メディア、その他インターネットなどを通して情報収集するとともに、ふだんから台風に対する備えについて心がけていただきたいと考えております。
 現在、サンサンテレビや各運航会社のホームページで欠航や臨時便の情報を周知しておりますが、今後、町の公助としての対策は、運航会社と協力をし、各世帯で早目の備えができるよう、防災行政無線で欠航や臨時便の周知を図っていきたいと考えております。あわせて、ふだんからの備えにつきましては、区長会なども通して啓発を行っていきたいと考えております。
 以上で答弁を終わります。
○2番(池田正一君)
 今回、8月、盆の付近ですかね、台風がちょうど来て、約1週間近く、物資が届かないという状態が続きました。
 まず、真っ先になくなるものが卵と牛乳です。切れたら、もう本当に長いこと入ってきませんでした。今まで、台風が直撃でも何でもなかったのに、これだけ長く船がとまるということはめったにないことなんですけれども、これからは十分もう想定されることだと思います。もう、すぐそこで台風ができたりするんですから。
 となると、皆さんも情報は見て、ああ、台風が来たな、船がとまるなと思います。そのときに購入はします。しかし、次の台風がすぐそこで、またできてきてしまうんです。これは全く予想もできない状態になるわけで、それがちょうどこういうイベント等のときに重なったりしたら、もう島民の生活に本当に不便をいたします。
 これの対策について、何かできないものかなと思って、今、質問したんですけれども、先ほどの町長のあれでは、ちょっと物資の確保についてはわからなかったので、担当課のほうにお尋ねします。これについての対策、何かないでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 台風等により船舶が欠航した場合に、池田議員がおっしゃったように、まず生鮮食料品が一番最初に不足する事態が生じております。
 町内の商業者に伺ったところでも、やっぱり数日、台風の情報を聞いて、そういう生鮮食料品については、ふだんより多目に仕入れをするというような計画で進めているようでございますけれども、先ほどおっしゃいましたように、台風が急に発生したりという事態が近年続いておりまして、商業者につきましても、やっぱり発注から中3日ぐらいかかるというような情報を得ておりますので、なかなか品質の管理とか、あるいはまた販売価格についてもいろいろ検討しないといけないということもありまして、なかなか適宜というか、欠航等を見越した仕入れは非常に難しいところがあると。
 また、生鮮食料品以外は、かなり多目な注文を発注するけれども、やっぱり発注から二、三日、搬入までかかるというふうな状況でございまして、非常に今、欠航における物資の搬入というのには、なかなか商業者も手だてに苦しんでいるというところでございまして、また行政としましても、そういうところの支援というのは、今のところ、できない状況で、先ほど町長も答弁いたしましたけれども、備えということを一番基本に考えていただいて、そのためのいろんな情報を提供するということしか、行政としては今のところ手だてがないというところでございます。
○2番(池田正一君)
 先ほど、商業施設等々にも聞き取り調査等聞いたとお答えありました。となったら、ふだんの生鮮食料品以外ではたくさんとれる、では生鮮食料品はたくさんとれないということは、保管する場所が、それぞれ商業施設、1週間ぐらい保管できるスペースはあるのでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 商業施設個々の保管状況というのは調査したことがございませんけれども、やっぱり賞味期限とか品質の管理に困っているということで、なかなか大量な発注はできないということは伺っております。
○2番(池田正一君)
 なかなか品質、賞味期限等があるから長くはとれない。でも、僕が思うには、多分たくさんのそういった卵等を保管できる施設等もないのではないのかなと思っているんですよ。
 そして、ある方々から、何とかこういったものを町で保管できるようにする施設等が用意できないかな、これもまた予算等がかかるものではあるんですけれども、そういうふうな相談も受けました。そういったことは、いかがでしょう、検討できるのでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 大量な保管施設を町でつくるということは、今のところ考えておりませんので、また災害時の非常物資については、やすらぎ館等の避難施設で、今、保管をしているところでございますけれども、個々の商業者に対する大きな保管庫というものは、今のところ、検討はしていないところでございます。
○2番(池田正一君)
 先ほど、前議員が言われましたね、飛行機等航空便を使って輸送できないか。僕の場合、逆ですね。あちらからの物資です。
 そして、ちょうどお盆のときに品薄になりました。そして、今回も、きのう、おととい、沖永良部高校の運動会がありました。その折にも、本当にまた止っていたので、品薄になりました。だからといって、僕が航空便を使ってそれを輸送してくれということは言いません。もうそれは、先ほどの答弁の中で物資を出せないということは、恐らくこっちに来ることも無理だろうと理解はしております。
 それを、どうやって皆さんに提供するか、これは最も真剣に取り組んでいかなければいけないと思うんですよ。ここは離島です。離島だからといって、品物まで離島にしたらいけませんよ。ちゃんと本土の方々と同様に物資はありますよと。そうしないと、さすがにこの沖永良部島のよさ等もアピールできないじゃないですか。皆さん、ここに来て、先ほどの人口問題じゃないですけれども、沖永良部に来て住んでください、ただ台風が来たら一切物資も何もなくなりますよ、不便ですよと、そういうことは言いたくないじゃないですか、当然。そういう方々へのアピールも、アピールということまでもないですけれども、まず、今、この島内に住んでいる皆さんが生活するにおいて、普通に生活できるように、物資が滞らないようにしていけたら一番いいなと思って聞いていますが、例えばコンテナ等あるじゃないですか。そういったものでも、できる場合もあるのかなと思いますが、どうですかね、課長、倉庫はつくらないで。
○総務課長(種子島公彦君)
 コンテナ等の利用についても、検討する余地はあるかと思いますけれども、食品衛生上もまた検討しないといけないと思いますんで、そこら辺は、食品管理上にコンテナを利用できるのかどうかというのは、調査しないとわかりませんので、そこはまた調査していく必要はあるかと思いますので、今、できる、できないというのは、答弁、回答できないところでございます。
○2番(池田正一君)
 当然、答弁はできませんわね。ただ、僕は、こういったのもできるんじゃないのかと提言はさせていただきました。
 これ、本当にこれからは、多分台風がそこらにできたりして、物資が滞ることが多々起きてくることだろうと思います。皆さん、町民の皆さんが、なるべく不自由なく生活できるように、皆さんのお知恵を出し合って、優秀な方々がたくさんいますから、何とかいい方法を考えていただきたいなと思います。お金がかかることもたくさんありますけれども、なるべく予算等を使わずに、皆さんにいい生活ができるように提供は、もう知恵で出していくしかありません。考えて、ぜひそういったことがないよう、皆さんの、町民の生活が安定していけるように考えて、知恵を出し合ってください。お願いいたします。
 以上の2点で、一般質問で私のほう、終わりたいと思いますけれども、今回のこの質問内容、当然町民の方から言われたことです。その町民の方から相談を受けて、それを現地に行って、私も聞いて、ああ、これはするべきだなと思って、させていただきました。
 1回目の農産物加工センター、加工センターに出向きました。いろんな食品も食べさせてもらいました。そして、お姉さん方の話もいっぱい聞きました。ああ、これだけ、この和泊町、沖永良部のことを思っているんだと、熱い思いも聞きました。私たちがいっぱいつくるよ、そしてこれをふるさと納税にもしてよ、そこのパッケージに沖永良部という文字があるだけで沖永良部を宣伝できるじゃないのかと、来る方々が買っていくだけで、この沖永良部という認知度が上がるんじゃないかなと、そういう熱い思いを感じました。
 ですから、この加工センターで働く方々、そしてそこでつくられる商品等をどんどん島内外にアピールしてください。今度の東京のほうでも、とても期待しております。私が行けるものでしたら、行って、どんどんそこでアピールもしたいんですけれども、いかんせん、なかなか行く機会がないもんで、そこのところはもうその方々にお任せいたします。
 そして2つ目、台風時、もうなかなか直撃の台風が来なくなりました。しかし、これだけ海が荒れたら、本当、船舶とまります。飛行機だけは何とか来ます。でも、飛行機で物資を運んでくれというのは、先ほどの町長からも答弁がありましたが、それはできないと、考えていないと、やはり人を運ぶものが飛行機であると、重々わかっております。となったら、ここでそういったものを保管する何らかの施設等、そういったものがあったらいいなと。これは、もう本当皆さんから言われました、これだけ物が入らんかったらどうするのと。
 私も、商売をしている関係上、国頭のほうではしていますけれども、和泊ない、知名ない、どこもないない、ないないでここまで来たよと、1個だけあったねと、そして買っていった方もおりました。その辺に、皆さんも沖永良部中ぐるぐる回っていますわ、商品がなくなったら、牛乳が欲しい、卵が欲しいと。それを、沖永良部をぐるぐる回って、沖永良部を再認識するためにいいかもしれませんけれども、やはりもう、すぐ近くで購入できるのが一番いいと思います。どうか、物資が滞ることがないように、皆さんで考えて、知恵を出し合って、そういった方法ができることを期待いたしております。当然、私たちも協力は惜しみません。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則君)
 これで池田正一君の一般質問を終わります。
 ここで休憩します。
休 憩 午前11時46分