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更新日:2021年3月23日

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第2日(5)

発言者

喜井 和夫

発言内容

次に、喜井和夫君の質問を許します。
○3番(喜井和夫君)
 皆さん、こんにちは。
 平成29年第1回定例会に3点ほど通告してありますので、順を追って質問いたします。
 1点目に、公用車管理について。
 町有財産である公用車の維持管理状況は、どのようになっているか。また、公用車の経費削減については、どのように考えているか。
 2点目に、フルマラソン開催について。
 両町で沖えらぶ一周フルマラソンを開催できないのか。また、ダイビング・ケイビング、遊漁船による釣り、農業体験等とフルマラソンを組み入れた体験型観光の推進はできないか。
 3点目に、車椅子配備について。
 各集落の公民館に車椅子の配備はできないか。
 以上で壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 喜井和夫議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目の公用車の管理につきましては、公務を迅速かつ効率的に遂行するため公用車を保有しておりますが、公用車の維持管理については、現在、各課において業務に必要な台数を確保し、管理している状況でございます。保管状況については、車庫などが不足しているため、一部雨ざらし状態の公用車がありますが、庁舎建設とあわせて保管状況の改善も図っていく予定でございます。
 今後は、経済性や業務内容による効率性などを精査し、公用車購入時に切りかえ可能な車両については、大型車から小型車、小型車から軽自動車へ切りかえ、リース車両が有効と考えられる場合はリース車両の活用なども検討するとともに、庁内連絡網を活用した一体的な集中管理方式など、効率的な配置ができるよう検討していきたいと考えております。
 あわせて、経費削減のため、燃料については、引き続き半年ごとに単価契約を行い、燃料費の削減に努め、公用車の安全運転の徹底や使用記録簿などの適正な管理を行い、維持管理経費などの削減にも努めてまいりたいと考えております。
 2点目のフルマラソンの開催についての質問にお答えいたします。
 現在、本町においては、毎年3月に花の島沖えらぶジョギング大会を開催しており、参加者は増加傾向にあり、ことしは2,182名の申し込みがありました。種目については、3キロ、5キロ、ハーフ、ハーフリレーの4つのコースを設けており、中でも3キロコースの参加者が1,594名、全体の73%であり、ファミリー層の参加者が高い割合を占めております。大会コンセプトが、小さなお子様から高齢者の方まで楽しめるスポーツイベントとして設定しており、フルマラソンのような競技目的ではございません。
 以前から、フルマラソン開催のご提案をいただいておりますが、サトウキビやバレイショの収穫時期と重なり、長時間の交通規制が困難なこと、大会事務局の設置や予算などの課題、さらに全国的に開催地がふえ、参加者が減ってきていることなどから、フルマラソンの開催に至っていないのが現状でございます。
 本町のジョギング大会の位置づけは、健康増進、交流促進、観光振興としており、連合青年団主催のウェルカムパーティーや商工会青年部主催のフラワーフェスティバルとの関連イベントの一環と考えております。各種団体との連携も年々充実し、群島内でも代表的なスポーツイベントとして注目され、十分な成果を出していることから、現在のところ、フルマラソンについては検討しておりません。
 また、ジョギング大会に付加価値をつけ、島の魅力を最大限PRするためにも、ダイビング、ケイビング、農業体験、民泊事業を組み入れた体験型観光の推進に取り組んでいきたいと考えております。
 3点目の車椅子の配備についての質問でございますが、各字の公民館は指定避難所として位置づけられており、本年度は、奄美群島成長戦略推進交付金により、12字の公民館に雨戸を設置し、国頭研修会館においては多目的トイレの新設や台所拡充などの整備を実施したところであります。しかしながら、要援護者などの避難に伴う施設のバリアフリー化が未整備な箇所もあります。
 住民が安心・安全に避難できる指定避難所として施設の充実を図っていく上で、車椅子などの配備についても重要だと認識をしておりますので、今後は、各字区長や関係機関と協議を行い、配備については前向きに検討していきたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については自席から、担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
○3番(喜井和夫君)
 公用車のことですけれども、公用車の中に、泥やさびで汚れた車をよく目にするんですけれども、洗車は何日置きぐらいにしておりますかね。
○総務課長(種子島公彦君)
 公用車の清掃等について、定期的に実施しているわけではございませんで、汚れの程度、それから現場の状況等で毎日汚れる状況等も考えられますので、その担当課の責任において清掃等は実施している状況でございます。
○3番(喜井和夫君)
 また、へこみや傷が目立つ公用車が多いが、本当、公用車は町の看板でありますし、また利用する職員の顔であります。職員で庁舎の掃除をしているわけですから、そのときに職員で手分けして、交代制ででもやっぱり洗車をしたらどうかなと思っている次第でございます。特に、また役場は海の近くで、塩害の被害が多く、洗車することでさびも防げるし、車の延命化にもつながるのではと考えられます。
 そして、公用車の修理は自動車保険でされていると思いますが、保険は町の大切な財源からの予算であることを職員の皆さんも忘れてはいけないなと思っている次第です。年に何件ぐらいの、保険を使って修理等ということがありますか。
○総務課長(種子島公彦君)
 町が全国自治協会の共済保険に加入している台数が、消防自動車等特殊車両を含めて90台ございますけれども、その中で年間何件修理に出すというのは、その時々の事故のぐあいとか、また傷の程度であるとかで年ごとに変わってきますので、一概に年間何件という件数は把握してございませんけれども、その都度共済を活用して修理等には出しているところでございます。
 また、今年度の保険料として180万程度の支出をしてございますので、そういう共済の保険等を有効に使いまして修理等に努めてまいりたいと思っております。
 公用車の修理等の件数はございますけれども、対人による事故の件数はない状況でございます。
○3番(喜井和夫君)
 先ほど、公用車にへこみが、傷があるということで私が言いましたけれども、そのへこみをつくった、誰がぶつけたのかわからない傷が多いとよく聞きますが、そこに町の経費がつぎ込まれているのに疑問があるし、職員の責任感がないなと。自分でぶつけていても、そのまま知らないまま返却するという点で、やっぱり乗る前に、管理台帳には走行距離等、そういうのはつけているかもわかりませんけれども、今の現状で、右の前にへこみがあるというのを一つ書いて、その後は、本人が乗って、おりたときにぶつけたであれば、もしぶつけたんであれば、ぶつけましたよというような形で、自分の車は大事に乗るんですけれども、やっぱり誰かがしたんじゃないかなというように、自分が逃げるような、逃げると言ったら失礼ですけれども、知らないふりではやっぱりいけないなと思っております。
 昨年9月議会のときに、真新しいバスで、私たち議員の皆さん、視察をいたしました。そのバスにも傷があると聞いておりますが、それは本当ですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 今年度、マイクロバスの老朽化に伴い、新しい車を購入いたしましたけれども、傷があるかないかについての把握はしておりません。
○3番(喜井和夫君)
 私は、そのバスに傷があるのを見ているんですけれども、じゃ課長のところ、来ていないということですよね。やっぱり、そういうのも職員が伝えるのが当たり前じゃないかなと思っておりますし、それも各課長から職員のほうに指導というか、そういう傷をつけたとかいうのもしてほしいなと思っている次第です。やっぱり、町民の町有財産でございますし、そういうのはしてほしいところでございます。
 本当、洗車や車両チェックなどはしっかりと行い、相棒精神と責任感を持って利用してもらうことがまた、そういう小さな事故ですけれども、傷ですけれども、公用車を長くきれいに保つことができるんじゃないかと、そう思っております。ぜひ、職員のほうにも指導をお願いしたいと思っております。
 財政が厳しい中、予算の平準化の面から多くの車がリースになっていると聞いておりますが、現在、何台ぐらいの車がリースで行われておりますか。
○総務課長(種子島公彦君)
 公用車のリース契約をするためには、複数年の契約が必要になってきますので、次年度の債務負担行為の中で拾ったところによりますと、11台がリース契約になっている状況でございます。
○3番(喜井和夫君)
 これは、90台分のうちの11台がリースということでよろしいですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 はい、90台分の11台がリース契約をしておるということです。
○3番(喜井和夫君)
 本当にリースにすると、毎月の支払いがわかるということで、予算のほうは組みやすいかなというふうに考えております。
 しかし、修理工場にしますと、リース会社がもうけ分を先に取るもんですから、この修理場では、リースの修理をしても手間賃にもならないというようなことを修理工場の整備会社から聞いております。
 今後、もし車の買いかえがある場合も、やっぱりリース方式でするんですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 公用車の更新については、今後、利用する業務の内容や、あとリースにもいろいろ契約がございますので、効率性等を十分検証しまして、購入のほうがよろしいのか、それともリース契約のほうがいいのか、その状況によって検討してまいりたいと思っております。
○3番(喜井和夫君)
 ぜひ、その点も考慮しながら、やっぱり地元の修理工場、整備工場ももうけさせながらしてほしいなというところでございます。
 続きまして、フルマラソンについて。
 先ほど、町長の答弁で、本町ではジョギング大会で2,000人余りの参加者ということで、それでも職員の頑張りでそれだけの人数が集まったなと思って、本当に頭が下がる次第でございます。島内、離島1位ということで聞いております。
 しかし、やっぱりマラソンにも魅力というか、そういうのがあると思うんですけれども、島内を一周してマラソンコースができることに魅力があると思いますが、課長、その点は、もし走るんだったら、あなたはどう思いますかね。
○企画課長(川畑裕一君)
 フルマラソンについては、現在、与論町が、島を一周、折り返しのコースで実施しております。あそこは、やはりまち全体が観光に向かってという形の中で進めておりまして、島民みんなでおもてなしの精神を持って、島民みんなが参加して盛り上げるという風潮があります。
 たしか、フルマラソンについて、両町一緒になって取り組む計画が以前あったんですけれども、そのときに問題になったのは、3月のこの時期、非常にサトウキビの運搬あるいはその他のバレイショを含めた農作物の運搬等で、一、二時間の県道の規制さえもやかましいんだということを警察の方々から聞かされまして、やっぱりまだ島を挙げての一つの大イベントには向かないのかなと、そういった思いをしたことがございます。
 ただ、やはりフルマラソンは、好きな方であれば、どこのところに行っても走るというほどの魅力があります。達成感といいましょうか、そういったものを踏まえますと、やはり、もし島民みんながそのような意気込みがあれば、やりたいなという思いが強いということであれば、開催する価値はあるのかなと思っているところです。
○3番(喜井和夫君)
 そうですね、やっぱり島民の皆さんが参加してのマラソンだと思っております。
 なぜ、それをしたかというと、観光協会が両町合併してちょうど丸2年ですかね、なります。やっぱり両町で一つのイベントをしたらどうかなということで、このマラソンが開催できないかなという提案をしました。本町ではジョギングをしておりますし、両町で何かできないかなというのが本当の気持ちでございます。
 ところで、ジョギングは、人数的には2,180でしたかね、ありましたけれども、島外の参加者は何名ですか。
○企画課長(川畑裕一君)
 島外からの申し込みについては、250名程度が申し込まれております。
○3番(喜井和夫君)
 これは、昨年のヨロンマラソンの資料でございますが、ことしは人数が、先ほども言われたように減ってきているということで、ことしは、きのうの新聞を見たら881人の参加者ということでありました。昨年度が、約1,000ちょっとぐらいの参加者でした。そのうち750人余りが島外の参加者ということで、やっぱりそれだけ島外から来るということは、本当に経済的にも結構潤うんじゃないかなと思っております。
 そうすると、本当に経済効果が、参加費が6,000円でしたかね、そして宿泊は1泊ないし2泊します。そしてまた、それなりに町からのお土産と、そういうことで結構経済効果があると思いますが、その点についてはどう思いますか。
○企画課長(川畑裕一君)
 確かに、島外からのお客様を呼んでイベントをするということは経済効果があります。私どもの状況からしまして、もし、いろんな形でお客様を呼んだときのキャパ、宿泊なんですけれども、和泊町で290名近く、それからあと、知名で170人ぐらいだったと思うんですけれども、その程度の通常のお客様がおって、大体余裕があるのが200から300ぐらいかなと思っているんですけれども、そういった形の中が一つの問題。
 それと、あとは連泊をさせるということで、ジョギング大会に付加価値をつけて、ウェルカムパーティー、その後のフラワーパーティーと、続けて連泊をさせるような施策もとって、いろいろやっております。
 そして、観光協会が着地型観光の免許も取得しましたので、さらに議員のおっしゃいますダイビング・ケイビングあるいはそのほかのイベントなどともうまく組み合わせた、一つのツアー的な商品ができるのではないかなと思っております。
○3番(喜井和夫君)
 今の宿泊のないということで、これだけたくさんの島外者から呼ぶということができないのに対して、本当に寂しく思っている次第です。
 それで、先ほど課長がおっしゃったように、やっぱりジョギングと、また体験型ケイビング・ダイビング、また船釣りとか、そういう体験型の観光に取り組んで、連泊する観光客をふやすのが必要かなと思っております。
 両町で、ぜひ何か、フルマラソンでなければということじゃないですけれども、観光協会がこうして沖永良部という一つの組織になっておりますので、やっぱり両町で何かイベントもぜひ計画してほしいなと思っております。
 続きまして、車椅子配備についてですけれども、先ほど町長さんから、今後、必要であるということでご答弁がありました。
 今では、いつ災害が起きるか、本当にわからない状態で、公民館が災害時の避難所ということで、今では足の悪い、元気であるんですけれども、やっぱり歩くのに大変だという高齢者の皆さんがいます。そのときに、なかなかおぶって避難するとか、そういうのはまた大変だし、ぜひ公民館に車椅子の配備は希望したいと思います。
 また、各字でも、よく高齢者の皆さんが公民館に集まって、いろんな催しをしております。当喜美留字でも、月に2回は必ず高齢者の集まりをしております。まずは、一つは町がしているサロン、そして毎月1回の定例会、そのときには町の長寿会の行事等を会員の老人の皆さんに伝達を行い、そしてその後、会員の懇談会を行っております。ひとり暮らしの高齢者は、それに出るのが、ほかの会員さんと会って話ができる、本当にひとり暮らしの高齢者にとっては、なくてはならない集まりをやっております。
 そのほかに、公民館では町の健康相談等があります。しかし、歩くのが大変だということで、公民館に行かずにしているのがいます。そういうことを、また車椅子の設置があれば、民生委員や在宅福祉のアドバイザーなどと連携をとりながら、一人でも多く参加してもらえるようにしていきたいなというので、設置を要望する一つでございます。
 ぜひ、まず必要である字からでいいですから、一字一字でよろしいですから、先ほど町長さんがおっしゃったように、要望をとって、してほしいなと思っております。
 これで私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで喜井和夫君の一般質問を終わります。