日程第2 一般質問 ○議長(永野利則) 日程第2、一般質問を行います。 山口議員の一般質問を許します。 ○4番(山口明日香) 町民の皆様、うがみやぶらー。こんにちは。議席4番、子育て真っ最中、山口明日香です。 それでは、本定例会に2項の一般質問を通告しておりますので、1項めの子育て支援について壇上より質問いたします。 1、子育て支援について 年々子供の数は減ってきており、令和7年度より和泊幼稚園は入園を停止し、休園する方針を示しております。全国的に統合の背景としては、少子化、子供の数が減少し幼稚園などの定員割れ、園舎の老朽化、また保護者のニーズの多様化、共働き家庭の増加、2つの施設を一体化することにより、運営や施設管理のコスト削減などがあるようです。 そこで質問をいたします。幼保連携型認定こども園設置の進捗状況はどのようになっているか、お尋ねします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○町長(前 登志朗) 山口議員の1点目のご質問にお答えをいたします。 わどまり保育園を運営する和泊町社会福祉協議会では、令和7年4月1日からの幼保連携型認定こども園の開設に向け、令和6年6月24日付で鹿児島県知事宛てに幼保連携型認定こども園設置許可申請書を提出しており、認定許可についての結果通知を待っている状況にあります。 わどまり保育園が幼保連携型認定こども園としての認可を受けることにより、3歳以上で保育の必要な事由に該当せず、幼児教育を希望するお子さんを受け入れることが可能となります。このことから、令和7年度から和泊幼稚園が休園する状況においても、和泊小学校区における幼児教育を希望する保護者ニーズに対応する環境を整えることが期待できることなどから、令和6年6月18日開催の和泊町子ども・子育て会議においても認可申請について承認を得ております。 認可申請の状況について県の担当者に問い合わせたところ、今後、特に現状の運営等に問題が発生しない限り正式に認可が受けられる旨の回答を得たことから、社会福祉協議会と連携し、来年度の入園申込み及び新たな幼保連携型認定こども園としての運営に向けた準備を進めてまいります。 壇上からは以上でございます。 ○4番(山口明日香) まず、幼保連携型認定こども園とはどういった施設でしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) お答えします。 幼保連携型認定こども園とは、幼稚園と保育所の両方の機能を併せ持つ施設で、ゼロ歳から小学校就学前までの子供を対象に教育・保育を提供する施設になります。 ○4番(山口明日香) 分かりました。 先ほど多分ちょっと答弁のほうにもあったかと思うんですけれども、確認になるんですけれども、場所はどこを予定されているのでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 今のわどまり保育所の施設を活用いたします。 ○4番(山口明日香) 場所は今のわどまり保育所ということで、この幼保連携型認定こども園の今後の入所申込みの流れなどはどのようになっているのか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 今後の入所の流れですけれども、昨日、入所案内の申込書を各園に配付しております。それを受けまして、今月の16日から1週間、入園申込みを役場のほうで受付を行います。その後、入所の決定につきましては1月中旬頃を予定しております。 以上です。 ○4番(山口明日香) 12月16日から1週間ほどということで、分かりました。 以前からあると思うんですけれども、兄弟がいるご家庭では申込用紙を書くのが大変といった声があると思いますが、この申込みがしやすいようにそういった入所申込用紙の変更等はあるのか、また、何か改善策などは考えていらっしゃるのか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 入所申込書の変更は、今年度は行っておりません。以前から、やはり入所申込書の段階で重複する資料の提出とかそのような意見がありましたけれども、今現在、保育所とも協議を行いましたけれども、その資料の提出の内容が監査の対象であるということでしたので、今年度につきましても同じような資料になっています。 ただ、今後想定される入所の申込みの状況としましては、こども家庭庁が入所の基本的な部分の電子申請による入所の申込みを検討しているということでしたので、また今後についてはそういった形も取られるのかなというふうに思っております。 ○4番(山口明日香) 今のところ変更なしでいくということですが、多分ホームページでも調べたりしたら入所申込用紙が出てきたりして、パソコンでできる人はそうやってちょっと簡単になるのかなというので、そういった面も周知していただけたらと思います。 次に、幼保連携型認定こども園の職員の体制はどのように考えていらっしゃるのでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 職員につきましては、配置については社会福祉協議会のほうで検討されると思うんですけれども、大きく変わりはないと思います。要件の中に保育士資格の取得者、また幼稚園教諭の免許の資格取得も必要になってくると思いますので、その方々によって職員配置が決められるというふうに、職員の資格の取得状況によって配置が決まっていくのかなというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 今、資格という話があったんですけれども、今現在和泊幼稚園の職員の先生方は今後どのようになっていくんですかね。幼保連携型認定こども園の職員は社協がということだったんですけれども、今の幼稚園の先生たちはどのようになっていくのか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 今後の人事の問題になると思いますが、資格取得者でありますので、可能性としましては公立こども園の職員に配置になるとは考えております。 ○4番(山口明日香) 分かりました。 幼保連携型認定こども園の職員は社協のほうでということだったんですけれども、今わどまり保育園の職員の先生方は幼児教諭と保育士の両方の資格を持つ職員がいらっしゃるのか、もし把握していましたらお尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) こども園の職員につきましては、幼稚園教諭の資格と保育士資格の両方の資格を取得している状況です。それは、和泊幼稚園も公立こども園の職員についても両方の資格を取得しております。 ○4番(山口明日香) 幼保連携型認定こども園は文部科学省と厚生労働省の共同所管として教育と保育の両面を兼ね備えていると思いますが、幼児教育については、先ほど答弁にも幼児教育の環境が整うということだったんですけれども、幼児教育についてはどのように取り組んでいくつもりなのか、また、クラス編制などはどのように考えているか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 幼児教育につきましては、読み書きとか計算とかそういったものでなく、探究心とか協調性とかそういったものを育む教育になるというふうに考えております。 こども園の児童の受入れ体制につきましては、今度新たに受入れ児童の数につきましてはゼロ歳児が6名、1歳児が12名、2歳児が12名、3歳から5歳児が各20名の60名、合計で90名の受入れを予定しております。 ○4番(山口明日香) 幼保連携型認定こども園となりますと、保育園型、幼児教育型というんですかね。2つになってくると思うんですけれども、保育園の子供たちと幼稚園の子供たちでそういったクラス分けなどはあるのかどうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) そういったクラス分けではなくて、今の現状どおりの年齢に応じたクラス分けになると思います。 ○4番(山口明日香) 分かりました。 今、和泊幼稚園では保護者が自主的に活動しているわんぱくクラブというのがあるようなんですけれども、これが幼保連携型認定こども園になると、そういった子育てを楽しみたいという保護者の意見が薄れていくのではないかといったのも懸念されていたりするようです。そういった点に関してはどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹) お答えいたします。 現在、幼稚園のほうでは保護者がかなり積極的に参加していただいているところでございますが、これは今後、新しい幼保連携型の保育園に行くのか、また従来の3園のこども園に行くのか、まだはっきりはしておりませんけれども、そこのまた新しいところに行ったときに、それなりの幼稚園のよさもこども園のほうにもこういったことをしてきたことをお伝えしながら、継続できるような方向でこども未来課の皆さんと一緒に検討していきたいと思っております。 ○4番(山口明日香) ぜひそのように検討していってほしいと思います。 場所はわどまり保育園ということでしたが、わどまり保育園も園舎の老朽化があります。安全面や教育・保育内容に応じた施設改修もしくは建て替えも必要となってくると考えますが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 園舎の老朽化につきましては、わどまり保育所だけではなく、公立3園のこども園につきましても既に老朽化が始まっており、建築から大体約50年を経過している状況です。わどまり保育園だけじゃなく、町立3園の統廃合も含めた、建設に向けた協議は今後も必要になってくるというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 分かりました。こども園3園の統合についても協議していく必要があるということでしたが、幼稚園の園舎は老朽化が進んでおり、でも遊具や芝生、きれいなお庭など有効活用ができると思いますが、和泊幼稚園の跡地の今後の活用をどのように考えているのか、お尋ねします。 ○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹) ご質問にお答えいたします。 休園するという方針を示しましてから、和泊幼稚園の跡地利用をどうするのかということで教育委員会の中でも話を進めているところでございます。そのためには、まずどういったニーズがあるのか、施設を利用する方法があるのかを、教育委員会の中だけはなく役場の職員の課長さんを通して調査したところでございます。幾つか、まだ正式なものはございませんが、跡地利用としてのアイデアとしては、倉庫としての利用ができないか、例えば今、町民スポーツ大会の道具とか綱引きとかをJA倉庫をお借りして保管しております。選挙ポスターの掲示板も含めてですが、その施設が大分老朽化しておりまして、農協さんからも早めに移動していただきたいという要望も来ておりますので、そういった跡地利用も一番いいんじゃないかというアンケートの結果もあります。 それ以外には、学童が和泊小学校利用しておりますが、ふれあいホールを使っておりますが、そちらが使えないときに幼稚園を現在使っている状況でございます。そういったところでの利用もできないか、また、民間の方からいろんな施設としての貸出しができないかとか、そういったアンケート結果を頂いております。そういったものを今現在まとめておりますが、やはり先ほどありましたように施設の老朽化というのが一番大きい問題でございますので、園児または利用者の方々の安全性を考えた上では倉庫的なもの、あまり人がいなくても済むような使い方が望ましいのではないかというふうに総務課、また庁舎内でのそういう意見が出てきておりますので、そこをまた今後協議を進めていきたいと思っております。 ○4番(山口明日香) 園舎の老朽化で、今のところ倉庫というのがいいのかなということだったんですけれども、遊具とか芝生とかそういったお庭などはどのように……。多分学童とかになってくると思うんですけれども、その点もう一度お聞かせください。 ○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹) 和泊幼稚園のほうでは遊具の新設もございました。また一番の目玉というのは、芝生の園庭が運動会とかで非常に有効活用されて、管理しているところでございます。せっかくの芝生でございます。それを、先ほど倉庫と申し上げましたが、園庭のほうは使わない形になっておりますので、例えばこちらのほうを安全性を確保した上で、公園じゃないですが、そういった利用、土日も含めてですけれども、そういった遊具を活用した利用とか、あと和泊小学校のPTAのときにお子さんがそちらで遊ぶじゃないですけれども、そういった様々な利用ができるんではないかと思っており、これもまた今後、建物以外の利用というものを考えていかないといけない。それ以外にも、バナナの木だったりとかパッションフルーツ、いろんな野菜だったり花が植えてあります。こういった自然を大事にしている園でもございますので、そういったところを今後有効活用できるようなアイデアを考えていきたいと思っております。 ○4番(山口明日香) ぜひ、すてきな場所ですのでそのように活用していってほしいと思います。 先ほど、各こども園3園の統合について、園舎の老朽化があって今後協議していかないといけないというお話があったんですけれども、具体的にどのように考えていてどのように進めていくのか、もし、ざっくりでもいいんですけれども、分かるようでしたらお尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 園舎の老朽化の問題以外にも、園児の数の問題も生じてきております。国頭こども園は現在41名、大城こども園も40名、内城こども園については27名と大変少ない状況になっておりますので、それを3園一度に統合するのか、2園から進めていくのかとか、その内容については今後の協議が必要になってくると思いますが、いずれにしろ、統合の話については声を上げていかないといけないのかなというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 統合に関しては、以前からもそういった話は出ていると思うんですけれども、いつ頃というか、そういう予定が全くないんでしたらあれなんですけれども、もしそういうのも分かるようでしたらお聞かせください。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 具体的にいつというふうに決めてはおりませんが、園長会を通じて、統合の話も様々な場面でしていかないといけないのではないかというふうな協議は行っております。 ○4番(山口明日香) 分かりました。 幼保連携型認定こども園の設置は、保育と教育の一体化によって子供と保護者の多様なニーズに応える取組です。一方で人材確保や施設整備などの課題もあるかと思います。こういった課題を解決するためにも行政の支援や地域、そして保護者との連携が不可欠だと思いますので、そういった連携等もしっかりと行っていただきますよう、また、幼稚園へ通っていたお子さんは環境が変わることになるかと思いますので、そういったところも配慮していただければと要望いたします。 次に、2項めにいきます。 2、産婦人科の体制について 産婦人科医師の確保は全国的にも多くの地域で重要な課題となっており、その背景としては、少子化と高齢化や医師の偏在、都市部に医師が集中する傾向があり、地方では産婦人科医師の不足が深刻、また、働き方の課題として産婦人科医は24時間体制の勤務を求められることが多く、そういった労働環境も医師不足の一因となっております。県内でも、休診をしたりお産を取りやめている医療施設もあるため、現在37か所で、10年前より7か所少なくなっております。県内43市町村のうち出産できる病院と診療所があるのは15の市と町で、全体の3割程度にとどまり、そのほとんどが都市部に集中しております。また、島内で分娩が可能な医療機関は1施設で、常勤する産科医師は1名体制となっており、常勤医師には24時間体制で昼夜を問わず対応し、島内の産科医療を支えていただいており、常勤医師不在時には非常勤の産科医師に対応していただいております。 そこで質問です。島内の医療機関における産婦人科の現状と課題は何か、また、対策をどのように考えているか、お尋ねします。 ○町長(前 登志朗) 山口議員の2点目のご質問にお答えをいたします。 島内の産婦人科の現状につきましては、医療機関が1か所あり、常勤医が1名と応援の医師が二、三名、助産師が5名の体制で診療などを行っております。 これまで、産科医確保に向け関係機関と協議を重ねたほか、県外の医療機関を訪問し、医師確保へ向けた取組を行ってまいりました。 先日、関係機関と医療機関で現状の確認や今後の動向について協議を行った結果、医療機関から新たに産婦人科医を1名確保し、来年4月から産婦人科医2名体制で診療を行う旨の報告を受けております。また、産科医療の体制が整えられることにより、産後ケアの受入れ体制についても強化、改善が図られることが期待されます。島内で安心して産み育てやすい環境が整えられることにより、里帰り出産の受入れや若い世代の定住にもつながるものと考えております。 今後も、産科医療の充実を図るとともに、妊産婦の健康管理などの母子保健事業の充実に努めてまいります。 壇上からは以上でございます。 ○4番(山口明日香) 産婦人科医師の確保についての質問はこれまでも何度かさせていただいており、県や医療機関、また知名町とも連携を取って産科医確保に向けて取り組まれてきたかと思います。今回、来年、令和7年4月より1名確保して2名体制になるということで、県内でも産婦人科が休診になったりしている中で体制が整えられていくことに少し安心したところです。 近年の分娩件数はどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 直近、令和5年度の数字になりますけれども、和泊町で9名、知名町で6名、合計15名になります。 ○4番(山口明日香) 両町で15名ということでしたが、この分娩件数で2名の産婦人科医師を雇用していく医療機関の運営状況をどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 運営状況につきましては、徳洲会病院のマネジメントのほうが重要になってくると思いますけれども、やはり採算性の部分とか経営的な部分が一番の課題ではあるというふうに考えております。ただ、本町といたしましても両町で産科医確保に向けた支援事業は行っておりまして、次年度確保が可能となりましたら、県の補助金等を活用して産科医確保の支援については協力をさせていただきたいというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 県の事業などを使っていってそういった支援も町としてもしていくということですが、やはりこの分娩件数では、医療機関の運営状況は大変厳しいのかなと思っているところです。 喜界町や与論町のように島内に産科がない地域の妊産婦の状況をどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 与論町や喜界町のようにそういった産科医が確保されていないという点では、本島においては来年度からは産みやすい環境の整備については拡充されるのかなというふうに安心しております。出産件数が大分少なくなってはいるんですけれども、今、島外での出産の方も、ハイリスクや里帰りということで多く島外で出産されている方がいらっしゃいます。新しく2名体制となるということで、ハイリスクの出産等についても対応できる部分については対応されると考えております。 また、今現在里帰り出産については受入れを行っていない状況でしたので、その部分についても改善がなされるのではないかというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 喜界町や与論町のように島内に産科がない地域の妊産婦は、子供、家族、兄弟がいたら子供を置いて島外に診察に通わないといけなかったりとか、大変な状況だと思っております。この産婦人科が一度休診してしまいますと、再開が大変困難な状況になると聞いております。そのような状況にならないように、産婦人科を島内に残すために今後も継続的に町としてしっかりと医療機関と連携を取って進めていくべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) そういった環境が継続的に行えるように、やはり県、関係機関と協力しながら、この体制の確保については進めていく必要があるというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 今後も継続的にそうやって連携して、産婦人科を島内に残すために連携していって進めていってほしいと思います。 産婦人科に関連して、先ほど答弁の中にもありましたが、産後ケアについても少し質問していきたいと思います。 産後ケア事業の利用状況はどのようになっているか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 産後ケアの事業に関しましては、令和5年度から実施しておりますが、現在2年目ではありますけれども利用実績がない状況です。 ○4番(山口明日香) この事業、令和4年度から多分行われていると思うんですけれども、令和5年度からですか。 (「すみません、令和4年度」と呼ぶ者あり) ○4番(山口明日香) はい。 実績がない、ゼロということですが、町内では産後ケアのニーズが全くないと考えているのか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 全くないとは考えておりません。 利用実績がない状況といたしましては、出産後、医療機関のご厚意によりまして産後ケア的な訪問を早い段階で行われているようです。その取組の内容が産後ケア事業と重複する部分がございます。その関係で利用実績がなされていないというようなことも要因の一つだというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 隣の知名町のほうでは産後ケア事業を行う事業所が2事業所あり、本町ではそのうちの1事業所と委託している状況にあり、先ほどの報告のとおり利用実績がゼロということでしたが、本町と委託契約をしていない1事業所において実費による本町の産後ケアが行われていると伺っております。知名町は2事業者との委託契約をされているようですが、複数名の産後の母から、和泊町はなぜ助成利用できないのか、利用したいといった声が上がっておりますが、残りの1事業者と委託契約をするお考えはないか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 新たに助産師が開業された話はお伺いしております。ただ、今現在徳洲会病院、医療機関との産後ケアの委託契約を締結しておりますので、まだ利用実績がないということでありますので、我々町としましてはそういう環境の整備はもう実際行っているわけですから、そういった我々が締結している委託機関で産後ケアを受診していただきたいという考えであります。 ただ、今後、開業された助産師さんがどのように、まだ我々が開業したばかりでありますので、どのようなケアがなされているかは把握しておりませんけれども、もし今後選択肢が増える部分については、産後ケアを受けたいという選択肢が増える部分については大変ありがたい話ではありますが、今現在、委託している徳洲会病院と締結しておりますので、そちらの施設をご活用いただきたいというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 選択肢が増える部分ではありがたいということだったんですけれども、今、本町が契約をされていない1事業者で町民の実費での利用があります。病院と助産院とでは利用のしやすさに違いがあると思いますが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○議長(永野利則) しばらく休憩します。 休 憩 午前10時08分
再 開 午前10時11分 ○議長(永野利則) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○子ども未来課長(名越晴樹) お答えいたします。 今後の民間の助産師さんの活用につきましては、今後の利用される方々のニーズを踏まえて検討はさせていただきます。 ○4番(山口明日香) ぜひ、そういったニーズも把握しながら検討していってほしいと思います。 この産後ケアは少子化対策にもつながると思いますが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。 ○子ども未来課長(名越晴樹) 産後ケアは、出産後の母親の健康状態とか心身の状態を回復させる大変重要なケアになります。そういった部分では、子育て支援のほうにも大きく役立つ事業でありますので、少子化のほうにも影響はあるというふうに考えております。 ○4番(山口明日香) 先ほどもあったんですけれども、今この産後ケア事業は実績はゼロということですが、そういった本町とは委託契約をしていない事業所においては本町の産後の母による実費においての産後ケアが行われているということですので、そういった利用があったわけです。知名町では国や県の事業を使って利用者負担なしにしていくと伺っておりますので、そういった隣町での実費による利用があったわけですので、今後前向きに検討していくよう要望いたします。子供を安心して産み育てられる環境づくりへ今後もしっかりとご尽力していただきたいと思います。 今回、私は2項の質問をいたしました。1項めの子育て支援については、幼保連携型認定こども園について今後の流れや職員体制、幼児教育についてなどを質問いたしました。保護者や子供たち、地域ともしっかりと連携し、設置、運営へ向けて進めていってほしいと思います。 2項めの産婦人科の体制については、産婦人科医師の確保、また産後ケアについて質問いたしました。産後の体の回復や育児などに対する不安を軽減し、母子とその家族が健やかな育児ができるよう、サポートできる環境整備を今後も整えていってほしいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(永野利則) これで、山口議員の一般質問を終わります。 (発言する者あり) ○議長(永野利則) それでは、しばらく休憩します。 休 憩 午前10時16分 |