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更新日:2025年3月17日

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12月10日(一般質問:池田正一議員)

発言者

池田正一議員

発言内容

再 開 午前10時40分
○議長(永野利則)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、池田議員の一般質問を許します。
○7番(池田正一)
 うがみやぶらー。島の人ちゃ、むーるなげどぅくさしうやぼえ、いちゃまなひさなえぶたさや。正月も近さやぶしが、風邪引かぬこと体調崩さぬごとし、ちゅら正月へ向けてたぼれよ。
 議席7番、池田正一です。サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆様、今議会も10人の議員が登壇いたします。このように町民の声を聞き、それを町政に生かそうと積極的に質問する和泊町議会、これからもよろしくお願いいたします。
 令和6年第4回定例会において一般質問を2点通告いたしております。壇上よりは1点目をさせていただきます。
 群島内トップを切って、今年も南栄糖業の操業が始まりました。特に今年一番願っているのは、最後の最後まで事故がないように、そして皆さん気を抜かないように、最後の最後まで頑張ってくださいますよう心から願っております。
 最近は、天候等異常気象があるのかしれませんが、暑い日が長く続いたり、そして予想外の大雨等が降ったりして、農家の皆様、そして町民の皆様、大変苦労している部分が多々あると思います。
 ここで1つ目の一般質問をいたします。
 1、自然災害について、1.11月10日に発生した豪雨による被害状況は。また、被害があった箇所については、どう対応していくのかお尋ねいたします。
 2.これからの豪雨への対策をどう講じていくのか、お尋ねいたします。
 以上、壇上より質問を終わります。
○町長(前 登志朗)
 池田議員の1点目1.、2.のご質問にお答えをいたします。
 和泊町は、11月10日日曜日の12時26分に土砂災害に対する大雨警報、14時43分に浸水被害に対する大雨警報が発令されておりました。和泊町では、12時30分に情報連絡体制、13時15分に災害対策本部を設置しております。
 気象庁のデータでは、11月10日の1時間雨量は64ミリ、24時間雨量は130ミリ、11月8日から10日までで252ミリの降水量を記録しております。
 被害状況は各課ごとにお答えをいたします。
 総務課関係の被害状況として、住家で床下浸水が9件、非住家で床上浸水が1件ありました。浸水しそうな住家は、消防団が出動しポンプ車による排水で対応しております。浸水対策として、被害が想定されるまたは発生している住家の被害を最小限に抑えられるよう、町消防団と連携し排水作業を早急に行える体制づくりを継続してまいります。
 土木課関係の町道において舗装剥がれが3件あり、2件は工事発注、1件は土木課道路維持班で対応済みでございます。今後は、排水機能を強化するため、かさ上げ工事などを行い対応してまいります。
 経済課関係として、農作物はバレイショ、ユリ球根で被害額約292万円と試算されております。JAあまみと連携し、収入保険の対象となる可能性があることから、被害面積の把握と被害圃場の写真を撮っていただくよう周知するほか、滞水した圃場には予防薬剤の散布を呼びかけるなど、注意喚起を行ったところです。
 今後の対策として、情報収集に努め、被害軽減の対策などについて農家への呼びかけを行ってまいります。あわせて、収入保険制度などの周知にも努めていきたいと考えております。
 耕地課で担当している農地や水路などの施設においては、11月10日以降も基準値を上回る雨量があり、その分も合算し29件確認しております。国庫補助による災害復旧事業、水土里サークル活動を活用した復旧、事業での対応が困難な被災箇所については町単独による復旧工事を検討しているところです。現在は水土里サークル活動において農地の軽微な復旧や水路に堆積した土砂などの除去作業を実施しており、今後も、地域資源の管理、農業用施設の機能増進を図る経営活動を実施してまいります。また、基準値を上回る雨量を確認した際には巡回を行い、被害などの早期発見に努めてまいります。
 生活環境課の水道事業においては、大きな被害はございませんでしたが、第1汚水中継ポンプ場への不明水の流入が増加し始め、夕方には処理室内の汚水床上浸水が発生し、処理能力を超えたため、バキュームカーを依頼し和泊浄化センターへ運搬する対応を行っております。不明水については、その発生原因と発生箇所の特定が困難であり、解決すべき課題となっております。集水地域ごとのマンホールポンプの運転状況の分析調査や各家庭における誤接続の周知など、原因の特定調査に取り組み、必要な対策を講じてまいります。
 全体を通して、今回の豪雨で浸水や赤土の流出、農作物への被害が発生しており、これらの被害を防ぐために官民協力して取り組む必要がございます。関係機関と協議し、減災への取組を強化してまいります。
 壇上からは以上でございます。
○7番(池田正一)
 それでは、これからまたそれぞれ課にお尋ねいたしたいと思います。
 まずは、先ほど言われた経済課ですかね。今現在、町長の答弁のほうで、バレイショ等々で292万円等が出ました。だったら花きとか畜産、そういったものに被害はなかったのでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 ただいま答弁の中で「15時15分」を「13時15分」と発言したようでございます。訂正しておわびいたします。
○経済課長(東 敏仁)
 お答えします。
 先ほど町長が答弁いたしましたように、バレイショとテッポウユリの球根が被害ということで報告を受けております。そのほかのものに関しては、その時点はなかったんですけれども、先ほど町長が答弁したように、やはり長い間圃場に滞水、水がたまっていたということで、スプレー菊やダゴに関しては疫病・軟腐病等の薬剤散布をするように呼びかけはいたしております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 散布等を呼びかけている、そういった場合、被害作物等々が出た場合、金額等も出ているんですけれども、そういったことに関して支援等、補助等、そういったものは今のところないんでしょうか。与論のほうでは結構国・県からあったのかなと思いますけれども、いかがでしょう。
○経済課長(東 敏仁)
 今のところ、国・県からのそういったものに対する支援というのはありません。
○7番(池田正一)
 やはりそういった被害額が与論町と比べては少ないから、なかなかないのかなと思っております。
 さて、先ほど町長の答弁のほうでもありましたけれども、やはりこういった場合は収入保険等、こういったものがとてもいいのではないのかなと聞いております。今までも花き等においても減になったときに、収入保険のおかげで収入等が安定して元の金額等々も収入ができたよと、そういった話をよく聞きます。
 今現在、農家さんやっておられますが、この収入保険等の加入率等分かりますでしょうか。これは誰でしょう。経済課ですか、農業委員会ですかね。お尋ねいたします。
○経済課長(東 敏仁)
 11月末現在で和泊町は72件の皆さんが加入しております。郡内で227件でありますので、31.7%が和泊町ということになります。
○7番(池田正一)
 72件、総農家に対しては、まだ全体的には行き渡っていないのかなと思っておりますけれども、この保険、とてもこういった災害等々にも強い保険だと思っております。これからもぜひ普及してくださったらなと思います。
 僕も最初に農業委員の方からこれを普及してくれとうちのほうに来て、チラシ等も置いてあったんですけれども、なかなか皆さん、やっぱり状況等で青色申告等をしないといけないとか、そういったものもありましたので、なかなかなっていなかったのかなと思っております。今現在もちゃんと普及等々のほうはされておられるのでしょうか、こういったものもお尋ねいたします。
○経済課長(東 敏仁)
 この収入保険制度、平成31年1月、約6年前に発足いたしました。そのとき、3年間和泊町は助成金をつけて加入促進を図った結果、今72名ということで、郡内でも多いというふうに感じております。
 我々、いろんな会合等でこの収入保険で助かったというような声も聞いておりますので、その辺はいろんな会合等で生産者のほうへはお伝えし、加入の促進等は行っております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 ただいま議会中継等をご覧になっておられる農家の方々も、ぜひ収入保険等に入ることをお勧めいたしたいと思います。とてもいい、これのおかげで助かったという声をよく聞きますので、よろしくお願いいたします。
 ただいま経済課のほうでは、スプレー、ダゴ、バレイショ等が結構被害が出ていると思うんですけれども、その場合、またさらに植え付けるとかいろいろありますけれども、種とかそういった部分は十分確保できているのでしょうか。もう植えた後だとも思いますけれども、お尋ねいたします。
○経済課長(東 敏仁)
 ほとんどが同じ方だったんですよ、バレイショの被害ですね。この方に伺ったら、その後どう対応しているのかと聞いたら、やっぱり植付け直後の圃場から土も一緒に流出したものですから、種子はもうそのまま置いておくと。やはり腐れの原因になりますので、種イモだけ拾って廃棄したということで、そこの圃場に植え付ける分の種子が今のところないので、順次ほかのほうを植えていって、そして余った場合そこへまたというような話を伺っております。
 また、ユリ球根に関しても流出したんですが、少し残っていたので、1回もう培土というか、追肥のときに培土をして、それで対応するというような話を伺っております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 農家の皆さんも、それぞれ自分たちで努力をしてこのようにやっていることだと思っております。
 バレイショ、やはり大農家の方々がこういった被害も出ているのかな、時期もちょっと早めに植えたりしていると思います。ただ、聞いた話では、やはり植えた後に大雨で、中でもう腐っているよという話もよく聞きますので、来年度、バレイショ出荷のときは一体どうなるものなのかなと少し懸念している部分はあります。
 それでは、続きましては耕地課のほうにお尋ねいたしたいと思います。
 畑ののり面等々が崩れた被害等も出ているとは思います。29件と先ほど町長の答弁がありました。主にどの辺りのほうが多いのか、まずお尋ねいたします。
○耕地課長(山元博文)
 のり崩れにつきましては、地域のほうでよろしいんですか、字別とか。
 今回の雨量で皆川、古里方面、大城、内城、国頭のほうは数件ありましたが、また喜美留、全体的に29件と報告を上げてありますけれども、3件については土木課のほうともダブっておりまして、累計で含まれております。のり崩れ、また舗装破損等々、あとため池の横にあります電気室、改良区が管理しておりますけれども、1件等々も含まれております。のり崩れにつきましては半分ほどとなっています。
○7番(池田正一)
 先ほどの答弁の中でも、やはり水土里サークル等を使ってやると。国頭のほうでは結構水土里サークルを使ってやっている方々がおりますが、いかんせんもうこの時期ですから予算のほうも大分少なくなって、なかなかできない部分があるというふうにも聞いております。
 これからこれをどのように、町単等でしたらまたどれだけの金額かかるか等分かりませんが、早急にしないことにはいけないのかなと、また雨等降ったら流れ出したりもするのかなと思っておりますが、耕地課のほうではこれをどういったスパンで進めていくのか、一気にもう全てを圃場等直していけるのか、お尋ねいたします。
○耕地課長(山元博文)
 水土里サークル事業のほうでは、予算のほうが広域化になっておりまして、このような災害のケースにはほかの組織からの予算の流用等もできますので、限られた予算でありますけれども、ない組織のほうはまた相談等していただきたいと思います。
 また、早急な対応につきましても、国50%、県25%、町25%と予算のほうは先に年度当初に交付しておりますので、その予算の範囲でまた、農繁期に入っておりますけれども、組織のほうも忙しいとは思いますけれども、組織の代表、字区長さんが全集落兼ねております。また、区長さんには日頃から本当大変お世話になっているところですけれども、組織で活動の日程日等々決めていただいて、水土里サークルの活動予算で土砂上げ等早急にしていただきたいと思っております。
○7番(池田正一)
 水土里サークルのでしていただきたいと。当然そうではありますが、そういった旨のことをそれぞれの字等にもうお願いしているのか、そしてまた、うちの字は本当に水土里サークルの活動も盛んなんですけれども、ほかの字等もきっちりとそういった活動等が動いているのか、それも少しどうなのかなと思っているところなんですけれども、ですから、水土里サークルにお願いしても皆さんが活動しなかったらできないじゃないですか。それぞれこういった被害等があった字等で水土里サークル活動が盛んに行われているのか、そしてまた、そういった要望をしたときにあちらが快く承諾してくれて、やるよというふうな返事等も聞こえているのか、お尋ねいたします。
○耕地課長(山元博文)
 町としましては指導監督の立場でありますけれども、先月の区長会の後にも区長さん方に、また今回の大雨についての対応等は運営委員会のほうで話し合っております。
 あと、各組織が予算が使われているのか、そこは中間検査等もありますけれども、今回の大雨につきましての作業の経過のほうは、私、一月たちましたけれども、報告をまだ受けておりません。
○7番(池田正一)
 やはりなかなか組織等々、皆さんが人間の力でできない、重機等も必要になってくる場所もたくさんあります。そういったところ、それぞれの字の水土里サークル等でできるかできないか、それも私も分かりません。国頭のほうは結構皆さん重機等々を使ったりしてやっています。積極的に結構やる字なもので、区長さんも一生懸命頑張って水土里サークルのほうも頻繁に行われています。
 ただ、ほかの字等もそういった形でできているのかどうか疑問に思います。ぜひ、せっかくの予算でもありますからやっていただきたいなと。その場合も、ただやってくださいよじゃなくて、耕地課長、こういった方法、重機が必要でしたらこうやってくださいとか、またそういったことも教えてあげながらしないと、なかなか重機を使った作業等、それぞれの字でしていなかった場合はしづらいのかなとも思いますので、そういった情報等も教えながら、ぜひ指導のほうを監督ですからしていただきたいなと思っておりますけれども、そういった情報等は、まだ発信はしていませんよね。
○耕地課長(山元博文)
 各組織への発信ということでありますけれども、この事業の本来の趣旨でそのようなことができることは組織のほうは理解しておりますので、あとまた広域化にありましては、重機のオペレーターがいない組織については近くのオペレーター、重機等を借り上げたりすることもやっておりますし、周知のほうはできていると理解しておりますけれども、一月たちましたけれども、農繁期等でまた組織の、先ほども言いましたけれども、作業日程等々が決まっていない字、急遽する部分については、道路に土砂が落ちたとかそういうところは対策は全て終わっておりますので、あとは個々の農家でのり崩れ等があった場合は農家のほうからも刈取り後でいいよということを聞いたり、また町単のほうはこれから検討している最中でありますけれども、そのようにして組織のほうの借入れとか重機、そのほうは大丈夫だと思っております。
○7番(池田正一)
 あらゆる知識を持っている方々がそのようにちゃんと情報も教えながらしてくださるよう、お願いいたします。なかなか人力だけではできない部分が多いですので、やはり機械の力が必要かなと思っております。耕地課、たくさん件数もありますけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 次に、土木課のほうにお尋ねいたします。
 剝がれ3件等々がありますが、結構道のほうで水があふれて、水が常に増水して道が見えない状態等々もあちこちで見受けます。起こったことはもういいです。これからの対策です。土木課長、これからそういったのを防ぐためにどのような対策を考えていくべきかなと考えておられますでしょうか、お尋ねいたします。
○土木課長(西村雄次)
 今後の排水対策ということで、町長答弁の中にもありましたが、その箇所の状況に応じて排水機能を強化するために水路のかさ上げ工事をしたりとか、あと道路のガーターというか、側面のかさ上げとか、そういうことが考えられると思います。また、水があふれた原因というのを確認しまして関係機関などで協議を行い、優先順位を設けて対処していければと考えております。
 ですが、対策の必要な箇所の状況や数、また予算も必要になりますので、時間を要する場合もあると考えております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 例えば、こういった資料も頂きました。これは根折字のほうですけれども、このように水があふれて、もう道路が分からないと。これは道路なんです、根折字のほうね。そして、これは牛舎のほうなんですけれども、これがふだんです。そしてこれが雨が降った後です。牛舎が見事にもう池状態になっております。右の写真であるように、このように溝はあるんですけれども、全く機能できないぐらいの雨が降って牛舎がつかってしまったと。このような状況等もあちこちで見られました。
 そして、例えばここの牛舎等々で言うたら、根折ですが、あちらは県道が走っていますよね。県道の側溝等もなかなか機能していないのかなと。県道に側溝ありましたっけ。あると思うんです。だから、そういった場合、県に要望等して側溝をさらに深く大きくするとかいうこともできるのでしょうか、お尋ねいたします。
○土木課長(西村雄次)
 今回議員が言われた場所については県道ということでありますので、その辺はちょっと県と協議しないと、はっきりできますということも言えないのかなと思います。
 町道などについては、そのようなところについては課内で協議するなりして、事業導入も考えていければと思っております。
○7番(池田正一)
 ちょうどこの大雨の日はちょっと私も用事があって出ていたんですけれども、あちこちで県道等がもうとんでもなく水があって、車で通るのも怖いなというぐらいのところがたくさんありました。やはりあれは県道においての、まず水をそのままはけるというか、なくするという溝等ができない状態でもあるので、それはもうぜひ県のほうにまずきちっと要望を出して、とにかく県道自体がこんなにもう車が通れない状態になるなんてあり得ないですから、ぜひきっちりとしていただきたいな、それはもうきちっと要望してください。
 そして、町道は本当、たくさんあります。そのたくさんある町道、そしてあふれている、いろんな不具合が出るところもたくさんあります。この優先順位をどのようにつけていくか、それは当然考えないといけません。そして、優先順位をつけてもその作業ですね。工程ですよ。どのようにして大雨のとき等に防いでいくようにするか。最近でも結構大雨が出て、毎年毎年何らかの被害等が出ておりますけれども、どうなんでしょう、そのときから少し幾つかは対策して解消されてもいますでしょうか、お尋ねいたします。それとも、全くそのままの形で、また雨が降ったらなるかもなと思いながら見ているのでしょうか、お尋ねいたします。
○土木課長(西村雄次)
 お答えします。
 まず、県道に行く水でもあるんですが、その水がどこから来ているかという部分と、あと、それを分けることで集中しなくなるのかなというのも考えられていますので、道路について、側溝についてということで、その先の水がどこから来ているかというのを確認する必要があるのかなと思っております。
 以前から要望があった箇所など、対処できるところについては対処を行いということで、今年度もかさ上げ工事、今からですか、発注する予定となっておりますので、随時予算確保しながら行っていきたいと考えております。
○7番(池田正一)
 ということは、これからかさ上げ等々をしていくと。ほんで、今までも多分、これだけもう大雨等々であったから、少しはそういった箇所をかさ上げ等々して対策等々やっていると思いますけれども、対策をやった結果どうでしょう。やはりその対策をしたところに関しては、もうあふれるとかそういったことはないんでしょうか。それとも、対策をしたんだけれどもやはりこの箇所はなるよという状態なんでしょうか。それだったらほとんど意味もなくなってしまいますけれども、どうなんでしょう、お尋ねいたします。
○土木課長(西村雄次)
 私が見た限りというか職員からの話を聞いたところでは、道路からの排水で崩れたりしたところを排水が流れないように対処したとか、いろいろとかさ上げしたりということで対処を行っておりまして、その箇所がまたというのは今のところ聞いておりません。
○7番(池田正一)
 ということは、一遍対策をしたところに関してはまた同じようなことは起こっていないよというふうに理解しておきます。それやったらもうとてもありがたいことです。やはり同じところが、したにもかかわらずまた同じことが起こるということが、それは本当に予算等も無駄にもなりますし、何だったんだとなりますから、ぜひそのように、事が起こらないように。
 ただ、これからはもうテレビ等でも言うように想定外想定外、もう想定外ばかり言われますので、どれだけの雨等が降るのか。しかし、想定外の雨量というのがこれからは、先ほどちょっと町長と話をしたんですけれども、想定内になると。これがもう想定内の雨量になるよということですので、しっかりとその部分をまた考えて、今現在の雨が想定内だったら想定外はどれだけだというふうなことも考えながら、工事等する場合はやっていただきたいなと思っております。
 それでは、先ほど総務課関係では床下、床上がありました。今までも雨等で結構起こっていますけれども、この床下、床上等の浸水をした家屋等につきましては、今までもやはり起こっていたところなんでしょうか、それとも新たにまたこういうふうに出たのでしょうか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 町長の答弁にも、浸水しそうな箇所の家屋において消防団でポンプ車で排水対策を行ったとありましたが、総務課においては、まず人命を守るというのが第一ですので、消防団にすぐ依頼し、見回りしてもらうという形を取っております。消防団の方々は地域の事情をよく知っておりますので、どの家がどういうふうな形でなっているのかというのは、まず見回りのほうで分かると思います。そのときに、浸水しそうな家、床上になりそうな箇所においては早急に対応し、また、その部分に関して集中的に区長さんを通してそういう形で対応しておりますので、消防団のほうにお願いしているという形になります。
 以上です。
○7番(池田正一)
 では、そういった対策をするということは、もうその場所は水没というか、来るよというふうにもう皆さんも把握していると。だったらまず、そこはもう水が来て床下浸水等する場所だよと分かっているのであれば、それに対して対策を取ったらそういったものも起こり得ないんではないのかなと単純に思うんです。
 ですから、こういった場所に関しては何らかの対策等も取っておられるのでしょうか。また、そこに人が住んでおられるのであれば、住んでいる方々にここはこうしたほうがいいよ等の助言等々も言っているのか。そうでなければもう常に同じような状態がいつまでも続くのかなと思っておりますけれども、いかがでしょう。
○総務課長(林 義仁)
 家屋の後ろの圃場のところからも来る場合がありまして、なかなか道路とか限られたところから来るわけじゃなくて、裏庭から来たり様々なところが来るものですから、まずは家屋の排水対策はしっかりするようにという形で家の方にはお願いはするんですけれども、どうしても排水ができない場合はそういう形で消防団のほうにお願いしたり、また、道路の側溝の拡大というか、大きさのほうも土木課のほうでお願いしたりしている箇所もありますので、そのような対策を今後取っていきたいと考えております。
○7番(池田正一)
 ちょっと先ほどの質問、元に戻ります。
 ということは、床下9件、床上1件という報告がありましたけれども、この場所は過去にもやっぱりなったところばかりなんでしょうか。新たにまた、これ今まで過去になかったけれども出てきたよというところもあるんでしょうか。この割合等がもし分かるのであればお尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 全てを把握しているわけではございませんが、数件は過去にもあったという話は聞いております。
○7番(池田正一)
 やはり過去にもあった同じところが起こっているのが数件あると。ということは、やっぱり家の方が対策をしないのか、町等で道路から入ってくる水はそれを防ぐような対策をしているのか、それもどちらかは分かりません、また違う箇所から流れてきているというのも先ほど課長が言われましたので、それでまた同じ箇所の家とそういった家屋等に浸水してきているのか。
 これから本当、先ほど土木課長も言いましたけれども、どこからどういうふうに水が流れてくるか検証して、その流れてくる場所等の水をせき止めると、そういった形をしていかないと、いつまでも同じところは常にもう水が入ってきてしまうと。やはり対策をしないとどうにもなりません。床下浸水等々なったら木とか全て傷んでしまいますので、なかなか人が住める状態じゃなくなるところも多くあると思います。だったらまたさらに空き家等々も増えていくのかなと。しかも危険廃屋等々に認定されるぐらい、もう下がぼろぼろになる可能性もありますので、検証しながらどういったところから来るかをちゃんと住民の方々、そこの家屋を持っている方々にお知らせして、教えて対策等々練っていかないといけないのかなと思います。
 先ほども土木課長が検証します検証しますと言いましたが、ぜひそういった部分も全て道から入っていくのか検証して、これからどうやっていくのか対策を考えていただきたいと思っております。
 例えば、今回の雨でたしかスーパーワコーさんにとても被害が出たと聞いております。そのことに関しては、検証した結果対策が取られたと聞きましたが、どのような対策等をされたのか。これは誰に聞いたらよろしいでしょうか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 議員おっしゃるワコーさんのところに、県道のほうに畑の土等が流れ込んだという件は、圃場整備の側溝が詰まっていた関係で、そこからあふれて上の畑を流し、下の畑を流し、畑伝いに県道まで来ているという状況でした。
 先ほど、昨日、おとといですか、水土里サークルのほうで和泊字が対応してそこの側溝さらいをしましたので、対策のほうはもう講じておりますので、そこが原因だったのかなというふうな形で思っております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 このように、起こったことに関しては検証して、どこが原因か調べたら分かると思います。ぜひ、もうその原因のところから何とか打開していったらなかなかそういった被害等々が起こらないこともなってくるのかなと思いますので、ぜひ、プロの皆さん、検証してやっていただきたいなと思います。
 では次に、生活環境課でもあったんでしたよね。生活環境課は、今回ちょっと水没したのかな。そういったことに関しましてどのように対応をこれからしていくのか、お尋ねいたします。
○生活環境課長(長尾太志)
 生活環境課の被害があった部分が、埋立地にございます第1中継ポンプ場になります。そこのほうは、主に和泊手々知名ビルからの排水が一旦埋立地のほうに流入して、それをポンプで手々知名字の第2中継ポンプ場を経由して、上手々知名のほうにポンプアップしているような状態になります。
 先ほど町長の答弁にもありましたけれども、不明水ということで、下水道をつないでいるマンホールの蓋、それから下水をつないでいる各家庭の管路といいますか、そういった一応今のところ、正確にこれだけの世帯の中からどれだけの水が埋立地のほうに流れているかの原因特定がなかなかできない状態にあります。これに関しては、これまでもありましたが、現在、管路の不明水については、今後の対策としましては、県内のいろいろと下水道の担当の研修会とかそういったものでまた議題として出しながら、県内等で現在究明できていない不明水の対策などはこれからも引き続き対応していく検討はあるかと思いますが、先ほど原因究明というふうにありましたけれども、なかなか町内にある管路の中にどういった形で水が流入して埋立地のほうまで流れてきているか、これの原因が逆に今現在下水道のほうは究明できていない状態なので、まずは今後、いろんな原因究明、答弁のほうにもありますように、ポンプ場の稼働状況とかそういった状況を見ながら、不明水の対策を原因究明しながら今後また対策を考えていく必要があるかというふうに考えております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 やはり全てにおいて原因はありますから、ぜひ原因を究明して、そういったことが起こらないように、全ての課ですよ。そういったことをぜひ心がけてやっていただきたいなと思います。
 今回の大雨の等で、ほかの課、それぞれこういったものがありますよ、ほかの課等には報告等々、子ども未来課等、大雨が降ったからどうこうとあまりないかもしれませんが、例えば農業委員会、委員の皆さんからこういった不具合が起こりましたよ等、そういった報告等はないのか、もしある課がありましたら、ぜひこの場でこういった不具合が起こりましたと言っていただきたいんですけれども、いかがでしょうか、ありますでしょうか。
○農業委員会事務局長(先田資秀)
 農業委員会には、今回の大雨についての報告ですとか相談はございませんでした。農業委員会では、農地についての貸借ですとか売買、様々な案件について法律に基づいて適切に対応していきたいと思います。
 以上です。
○7番(池田正一)
 いきなりの質問で、皆さんもどう答えていいかも分からないと思いますが、農業委員会等は農業委員さんがたくさんいますから、農地のことに関してよく知っているかなと思いましたのでお尋ねしてみました。
 今回の雨の対策等にしましては、やはり各課が全て情報を収集して、これからこういった大雨においての被害等を受けないように、できればやっていただきたいと思います。そのためにも、その原因が一番大事なので、原因を究明してやっていただきたいなと思っております。
 それでは、1つ目の質問を終わりまして、2つ目の質問をいたします。
 2、町民スポーツ大会について。
 先ほど、町長が最初に行政報告の中でちょっと触れて答えたんですけれども、もうちょっと長く言ってほしいなと思いまして、もう一回質問いたします。
 町民スポーツ大会を終えての感想は。これ、町長にお尋ねいたします。
 2.反省点はあるか、また、来年度以降に向けた競技、チーム編成等はどのように考えているか、これは教育長職務代理者にお尋ねしたいと思います。お願いいたします。
○町長(前 登志朗)
 それでは、私のほうからは2点目の1.についてお答えをいたします。
 町民スポーツ大会を終えての感想はということでございますが、今大会から和泊町民スポーツ大会へと大会名称を変更し、4種目を新競技として追加し、5チームが合同となり、21字15チーム、2つのブロックに分かれて力と技を競い合いました。
 今大会の当初からの目的である「町民全てが生涯にわたりスポーツを親しみ、心身の健全育成とともに町民相互の親睦を図り、健康で明るく豊かなまちづくり」を達成することができ、また、今大会のスローガンである「新生町民スポーツ大会 ここから刻む感動の1ページ」となった大会であったと思っております。
 2問目、2.については局長からお答えいたします。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 続きまして、2点目のご質問にお答えいたします。
 新競技に伴う対応などで、運営に係る職員間の連携不足がありました。そのほか、城ケ丘中学校のトイレが使用できなくなり、大変町民の皆さんにご迷惑をおかけしたところでございます。
 大会後、運営に係ることや競技、チーム編成についても、職員や各字体育責任者、区長会へアンケートを実施しました。チーム編成についてはよかったという意見をいただいており、競技につきましては一部見直しの意見がございました。
 次回大会に向けて、協議やチーム編成については今大会を基本としつつ、今回のアンケートを基に町民スポーツ大会運営委員会で協議していきたいと考えております。
 以上でございます。
○7番(池田正一)
 感想等は先ほど町長のほうが述べました。1回目の行政報告のときの感想のほうがとてもよかったから分かりやすいかなと思いましたけれども、ありがとうございました。
 2点目、反省等々はあるか。そういった反省面、トイレ等々当然あると思います。あとは来年以降、競技に向けて、やっぱり何人の方々からか言われたこともあります。リレー種目があまりにも少なくて、もうリレーゾーン等々も、コーナーのところも今回引く必要もないと。ほとんどリレーというのはもう最後のリレーぐらいでしたかね。年次別リレーぐらい。だから、今までは結構あったリレー種目等々がやはりないのが寂しいなと。それがあったら、一番リレーがやっぱり応援する方々も盛り上がるんですよね。だから、そういったものもまた少しずつ復活させていければいいのかなと思っております。
 何しか、チーム編成をしました。ということは、今まではこのチーム、どこどこの字のチームでやったら人がいなかったものでできなかったんです。ところが、合併してやるということはある程度人数が出ます。そしてまた、出たい方が出られないというのもあります。だから、そういったのも鑑みながら、ぜひこれからの競技のほうを考えていただきたいなと思って、これはあくまでも要望です。それはもう皆さんと各字の体育部長等と、そういった方々との話合いでできればいいな。ただ、私どものほうにそういう、やはりリレーが欲しいなという声も聞きましたので、そして今回の競技を見ていて、これはどうだろうと思う競技も多分把握はされておりますので、そういったことも考えながら、また次年度以降すばらしい町民スポーツ大会にしていただけたらなと思って、僕もとても好きなもので、もう張り切って出るもので、ぜひこれからも継続して、町民の皆様が楽しくやっていけることをしていただきたいと思います。
 今回は、主に大雨による被害等々が出たもので、これがとても重要かなと思っております。今までは想定外でしたけれども、これからは本当に想定内の被害となってきております。どうか知恵のある役場の課長職の皆様方の知恵も出し合いながら、どのようにしていけばいいか。そして県・国との連携を取りながらどういうふうに補助、支援等をしていくのか、やっぱりこれからも大事だと思っております。なんと言ったって農業立町和泊町です。農業立島沖永良部であり和泊町です。農業が、農家が疲弊したら一番困ります。皆様に手厚く還元できるように、これからもぜひ頑張っていただきたいなと思います。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則)
 これで、池田議員の一般質問を終わります。

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TEL:0997-92-2569

FAX:0997-92-3176