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更新日:2025年3月17日

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12月10日(一般質問:中村むつ子議員)

発言者

中村むつ子議員

発言内容

議長(永野利則)
 次に、中村議員の一般質問を許します。
○3番(中村むつ子)
 町民の皆様、本日も皆様からの声を議会へ届けて、議会に興味を持っていただけるよう質問していきたいと思います。よろしくお願いします。
 今回の通告では、大まかに2つです。
 1、総合交流施設について。
 今、総合交流施設が必要な理由は。
 2番目、建設地は決まっているのか。
 3番目、建設予算は決まっているのか。
 4番目、建設費が20億、30億、40億の場合の年間返済額と年間維持費はどうなっているのか。
○町長(前 登志朗)
 中村議員の1点目1.から4.までを順を追ってお答えいたします。
 まず、1.につきましては、第3回議会定例会において答弁したとおり、平成28年度に旧町民体育館を解体し、町民が常時スポーツやレクリエーション活動を行う場所がない状態が続いております。そのため、学校施設や柔剣道場に利用者が集中し、利用できない団体も出ている状況であります。
 現在の状況は、第6次和泊町総合振興計画「ようてぃあしばープロジェクト」で取り組むべきまちづくりの課題や目標を達成できない状態であり、様々な活動に支障を来しているため、総合交流施設は必要であると考えています。
 続きまして、2.のご質問にお答えをいたします。
 総合交流施設建設をさらに推進する会において、新たな総合交流施設は場所ありきではなく、どのような施設を建設すべきか、どのような施設にするのかを議論し、客観的な視点から様々な比較検討を行いました。その結果、総合交流施設の建設に十分な面積を有する城ケ丘中学校校舎東側が最も適していると判断され、令和6年3月に具申を受けております。町としましても、町有地を多く含む場所が建設費用などを抑えられるため、建設地に適していると判断しました。現在、必要となる施設の規模や機能、その構成など、どのような施設を整備するべきか、さらなる協議を重ね、建設に向け議論をしているところであります。
 続きまして、3.のご質問にお答えします。
 建設予算については、建設する規模が確定し設計の段階で積算していくことになりますが、本町の財政状況などを考慮し、当初の想定から建設規模の縮小や事業費削減など、建設予算を抑えた形で建設に向け議論をしているところであります。
 続きまして、4.のご質問にお答えします。
 施設の機能などにより借り入れる地方債が変わるため、詳細な年間の返済額をお示しすることは難しいのですが、充当率や交付税措置率が高い有利な地方債を選択することで、少しでも返済による財政負担を抑えられるよう努めてまいりたいと考えております。
 維持費については、建設する規模や機能により異なりますが、目安としては建設費の1%から3%と考えております。具体的な数値は施設の使用状況や設備状況によりますが、少しでも維持費を抑えられるよう努めてまいりたいと考えております。
 壇上からは以上でございますが、この後、自席から、また担当課からもお答えさせていただきます。
○3番(中村むつ子)
 少し込み入ったことを教えていただきたいのですが、いつもこの交流施設のことを話すと、大丈夫ですという言葉が返ってくるんですね、行政の方から。その大丈夫ですの根拠を示してほしいんですよね。その根拠を示してくださいというとなかなか答えてもらえなかったりするので、今もしお答えできるのであれば、交流施設の建設においては大丈夫ですよという根拠を教えていただけますか。
○総務課長(林 義仁)
 大丈夫ですよという、答弁になるか分かりませんが、以前から総合交流施設に取り組む条件と申しますか、起債残高が70億を切ってからというのと、歳出のコントロールができるようになってからということを常日頃から答弁しております。
 以上です。
○3番(中村むつ子)
 ありがとうございます。前回も一般質問において交流施設のことを聞いたのですが、やはりあの後も、知らなかった、ああやっぱり建てるんだ、どうなんだという方が物すごく多かったので、そしてもう一度ちゃんと一般質問のほうで聞いてもらえないかということがありましたので、今回も質問させていただきました。
 やはり周知、説明会というのがあまりにも回数が少ないのと、これをサンサンテレビでも説明してもらえないかなというのが多くの町民の意見でした。ホームページに出ているものがサンサンテレビで多分流れていると思うんですが、字が小さくて読めないと。なので、一度サンサンテレビで交流施設のことに関して特集を組んでくれないかなという声が多かったです。ぜひ、特集を組むとかサンサンテレビで説明するということをお願いしたいと思います。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 ただいまのご提案でございます。これまで総合交流施設、令和2年から、総合振興計画が策定されてからいろんなところで説明会をさせていただいております。今現在行っている周知としましては、町のホームページのほうに幾つかの推進する会の議事録を今後載せていったりとか、3月に意見具申があったということでありますが、今現状ホームページに掲載しております。後でご覧いただければと思います。
 今年度から、そういった幅広く町民の意見を吸い上げながら、また事業の進捗状況を町民の方にも広く周知していこうということで担当のほうとも協議しておりますので、ただいま提案のありましたサンサンテレビの説明会、これはちょっと検討していきたいと思っております。
○3番(中村むつ子)
 よく分かりました。
 もう一つ、町民のほうから、説明もなんですが、決まったことすら分からないというので、明言もされていないというところで、やっぱりもう一度、議会のほうで建てる建てないの明言をしていただきたいと思います。
 あと、令和2年にこれ議決されていますよね。可決されていますね。それから6年に至るまでの4年間できなかった、これを進められなかった理由というのは何なのか、教えていただけますか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 お答えいたします。
 令和2年度から新しい計画を基にこのプロジェクトが進められてきたところでございます。まずはその建設に向かっての場所だったりとか、まず推進協議会とかそういったものを立ち上げた上で、ある程度の答申がされました。その後、またさらに推進する会というものを立ち上げながら、再度協議をしてきたところでございます。
 先ほど総務課長もお答えしましたとおり、残高が70億を切った段階でとかそういったある程度の指標を示したこともございまして、慎重に財政の状況を見ながら事業を進めているところでございます。
 さらに、推進する会においても、今後の建設規模、また場所の話もそうですが、運営についても今検討しているところでございます。
○3番(中村むつ子)
 では別な件で、この今、推進協議会か何かがあるんですよね。その推進委員の中に和泊町の方ではない人が入っている。知名町の方もここに入れるんですか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 知名町の方も実際お一人おられます。戸籍上はお二人でございますが、行政区が和泊という方もいらっしゃいます。1人の方はお勤めが和泊町の方でございます。そういった意味で、しかも土木建設業を担当しており、知名のほうではNPOを代表されておりまして、そういった認識もあると。有識者として上げているところでございます。
○3番(中村むつ子)
 理由は分かりました。がしかし、和泊町に住所がないというところが一番の問題だと思うんですよね。そこから町民の人たちのいろんな意見が出ているので、そこはもう一度話し合っていただきたいかなと思います。
 では、2番目に建設地の件ですね。なかなか決まらないことは今ご説明いただいたのでよく分かるんですけれども、今建設予定地にしているところ、城中のところですね。そこ以外にも予定されているというか、ピックアップされているところはあるんでしょうか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 お答えいたします。
 現在、具申の中でもありましたとおり、城ケ丘中学校の校舎の東側というふうに決定しておりますが、これまで検討してきたところとしましては町民グラウンドのところ、こちらを中心として考えてきております。それ以前には、タラソのところだったりとか実験農場だったりとかいろんなところがありました。ただ、和泊の中でも字の中にもありましたが、ヤーシチ公園とかあったんですけれども、いろいろ町有地が広く確保できる場所ということで、町民運動広場周辺というふうに答申の中でもありまして、基本構想の中に入れてございます。そこからさらに推進する会の中におきましても協議を進めた結果、地質調査の結果が出た段階で具申を出していただきまして、現在の場所に決定したところでございます。
○3番(中村むつ子)
 ありがとうございます。場所のことはよく分かりました。
 ただ、何度か説明会で出された体育館の図面が毎回毎回違うのもよく分かります。ただ本当にあれだけの敷地が必要なのかと思ったときに、首を横に振るしかないんですよね。ちょっとはてながつきますね。
 あの図面を一体誰が作っているのか、描いているのか。それは執行部のほうで描いているんですか。担当課が描いているんですか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 お答えいたします。
 図面、イメージ図ということだと思いますが、そのイメージ図につきましては業者のほうにお願いして作成をしていただいたところでございます。
○3番(中村むつ子)
 では、3番目にいかせていただきます。
 先ほど町長のほうからもお話がありましたけれども、建設予算ということにおいて、まだ決まっていないと思いますが、これ、どこからどうその予算を持ってこようと思っているんでしょうか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 お答えいたします。
 やはり大型補助事業でございますので起債の関係もございます。総事業費が数十億かかると言われておりますが、その中でも2分の1の有利な補助事業がない限りはなかなか進められないプロジェクトだと思っております。その有利な補助事業を今現在いろいろと模索しているところでございまして、そこを例えば図面がある程度固まった段階で業者にお願いして作った段階で、補助事業を担当している省庁に行きましていろいろ説明を受けたいと考えております。
○3番(中村むつ子)
 分かりました。
 では次、4番目にいかせていただきたいと思います。
 建設費が20億だった場合、30億だった場合、40億だった場合の年間の返済額と年間維持費を出していただくように通告してあるんですけれども、よろしいでしょうか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 先ほどの答弁の中にも町長がお答えしておりますけれども、まず維持費ですね。総事業費の建設費の1%から3%というのがある程度の目安と言われております。なので、10億であれば1,000万ほどかかるというふうに聞いております。
 大島郡内の市町村の同じような総合体育館、奄美市だったり伊仙町だったりありますが、そちらの運営費もおよそ数千万かかっているというふうに聞いております。
 今後維持していく中では、やはり町だけの施設ということでございます。鹿児島市ほどのような人口の多いところではございません。そういった運営がなかなか厳しいというふうに理解しているところでございますが、知恵を出しながら運営については考えていきたいと思っております。
○3番(中村むつ子)
 今言った20億、30億、40億というのは建設費だけですよね。あと、その周りの道路であったりそういったものを含めると、もっと価格は上がりますか。
○教育委員会教育長職務代理者(永井 徹)
 議員ご指摘のとおり、今お話しされています20億、30億、40億という推測の額でございますが、これは総合施設の建設費の概算でございます。それ以外の外構だったり設備、例えばバレーコートだったりそれを引いたりとかライトだったり、そういった設備はまた別の予算となってまいります。
○3番(中村むつ子)
 外構とかも入れていると、例えば30億のときには50億になっちゃったりするわけですよね。その辺も町民がまずは知っておくべきことかなと思います。
 私がこれを本当に何度も聞くのは、この総合交流施設についてはあまりにも町民が得ている情報が少ないということです。情報が少ないということは選択肢がないということなんですよね。これを深く知れば反対するかもしれない人も、分からないから賛成という人もいました。なので、もうちょっと総合交流施設については、造るにしてもこれから予算が取れなくてやめるにしても、どっちにしても町民にはもっと詳しい情報を流してもらえたらなと思います。よろしくお願いします。
 では次に、脱炭素のソーラーの設置についてお伺いします。
 今、脱炭素ソーラーはどこに設置するか決まっていますか。
○議長(永野利則)
 しばらく休憩します。
休 憩 午後 1時50分

再 開 午後 1時51分
○議長(永野利則)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
○3番(中村むつ子)
 じゃ次に、脱炭素のソーラー設置についての質問にいかせていただきます。
 1番目、設置場所はどこに決まっているのか。
 2番目、ソーラーの販売会社はどこになるのか。
 3番目、ソーラーパネルの健康被害の認識はあるのか。
 4番目、ソーラーパネルの危険性の認識はあるのか。
 まず、1番目からお答え願えますでしょうか。
○町長(前 登志朗)
 中村議員の2点目1.から4.までを順を追ってお答えいたします。
 1.につきましては、令和6年度は和泊城浄化センター、和泊中継1ポンプ場、有線テレビスタジオ、やすらぎ館の4施設を予定しております。令和7年度以降は、和泊町役場をはじめ9施設の設置を令和9年度までの事業で計画いたしております。
 令和6年度分の進捗について、予定している4施設の九州電力送配電への電力申請は完了し、系統接続の同意は得られております。施工については、9月末に地上設置箇所の地質調査を行い、10月より整地が始まっています。この後、設置作業となり、施工完了後、2025年1月末に九州経済産業局へ工事が適切に行われたことを届け出る使用前自己確認を行い、年度内の運転開始を予定しております。
 続きまして、2.のご質問にお答えします。
 令和6年度設置箇所のソーラーパネルは、サンテックパワージャパン社製の単結晶シリコン系モジュール、出力580ワットを使用いたします。このパネルの設定理由として、一般的なメーカーでは、塩害に対して海岸線から500メーター以上離れた地点での設置で製品補償を規定しているのに対し、サンテックパワージャパン社製は、パネルは50メートル以上と規定しており、沖永良部島での設置に当たり選定をいたしました。安全性に関して、電気の国際規格であるIECをはじめ様々な認証規格を取得し、EU圏などの世界市場で取引されている信頼性の高い製品です。
 続きまして、3.のご質問にお答えします。
 ソーラーパネルが明確な原因で健康被害が発生した実例は、現段階では報告されていない認識です。例えば、電磁波はどうなのかなどとよく言われますが、私たちが目にする家電製品や送電線などの電気が流れるところには電磁波が発生します。国際非電離放射線防護委員会のガイドラインでは、電気設備の技術基準として磁界の強さを200マイクロテスラと定めており、様々な電気設備はこの基準値以下であることを求められています。もちろん太陽光発電も同様であり、太陽光発電設備は20センチの距離で10マイクロテスラと測定結果が出ており、基準値を十分に下回った製品であると言えます。
 続きまして、4.のご質問にお答えします。
 前提として、電気エネルギーやそれを利用する電化製品は、私たちの暮らしを便利にする反面、誤った使い方をすれば危険にもなり得るものです。家庭の100ボルトコンセント一つを取っても感電や火災のリスクはあります。
 そうした事故を可能な限り少なくするために、電化製品の開発、販売や電気工事を行う際には、様々な法規制にのっとり、多くの技術者、施工業者が尽力していただいています。本事業における太陽光発電設備も電気工事に当たりますので、既存の電気設備同様、事業者には法規制にのっとった適切な施工に努めていただくよう注視していく所存でございます。
 壇上からは以上でございます。
○3番(中村むつ子)
 今、町長がおっしゃっていた9施設を教えていただけますか。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 お答えいたします。
 年度を追って説明させていただきます。令和6年度、今年度につきましては先ほど答弁の中にありました4施設、令和7年度、和泊町役場、城ケ丘中学校、クリーンセンター、和泊町実験農場、令和8年度、和泊浄化センター、大城小学校、タラソおきのえらぶ、和泊町学校給食センター、令和9年度、和泊中学校の予定になっております。
○3番(中村むつ子)
 子供たちのいるところにどうしてもソーラーを設置するということが出ているんですけれども、これ、さっき町長も言っていただきましたが、危険性と安全性というところで、もうちょっと深くちゃんと調べていただけたらなと思います。
 今、ソーラーのことではとてもいろんなところで問題が起きていますが、サンテックジャパンですか、これ日本の会社でしょうか。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 お答えいたします。
 サンテックパワージャパンさんは、本社は東京ですね。日本の会社でありまして、長野にプラント工場がございます。太陽光関係の事業を開始して40年経過しているということで、信頼があるというふうに会社の概要では紹介されております。本社は東京にございます。1967年の設立ということでございます。
○3番(中村むつ子)
 そのパネルの成分はお分かりでしょうか。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 今回先行地域の事業で使用します太陽光パネルについてはシリコン系の材料となっておりますので、有害とされるような物質は含まれていないというふうに認識しておりまして、そのような規格で通っているというふうに聞いております。
○3番(中村むつ子)
 そうですね。シリコン以外はヒ素であったりいろんな、ちょっとよくないものが入っているんですけれども、シリコンに対しては、成分はそんなに悪くなくても今度は事故性が増してきます。なので、その辺もちゃんと調査しておいていただけるとありがたいです。
 ソーラーパネルの危険性があるものを小学校とか中学校とかという学校関係のところに本当に設置するのであれば、それなりのエビデンスをちゃんと持った上で設置していただきたいなと思います。どうでしょう。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 議員おっしゃられているエビデンスというのは、安全性とか有害物質が含まれていないというふうな認識でよろしいのでしょうか。
 そういう認識であれば、我々としては来年度、城ケ丘中学校に学校施設として初めて導入されますけれども、今年度中に保護者または生徒に対して、どういったパネルを設置するかというのと工事をどういったふうに行うか、屋根に置くのか、あるいは学校の敷地内に野立てというふうな形で置くのか、野立てで置く場合には当然入れないようにフェンスを設置する、あるいはどの施設でもそうですけれども、既に消防のほうと協議をしまして、火災が発生したときの連絡体制でありますとか、あるいは火災が発生したときにどういった消火活動をするのかというのもお尋ねをしております。
 そういった中で、有害物質がパネル自体には含まれていないとはいえ、やはり危険性が生じることは否定できませんので、そういった中でどういった対応をできるかというのは、今後、特に学校施設については生徒、保護者、先生方にきちんと説明していきたいというふうに考えております。
○3番(中村むつ子)
 シリコンのソーラーパネルについても、とても危険性があることはもういろんなところで証明されています。この会社に行かれたことがありますか。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 私は、会社のほうには直接訪問とか、製品をまだ現物を確認してはございません。
○3番(中村むつ子)
 できれば、本当に健康被害というか命に関わることなので、そこの会社に行ってそのものを見てきていただきたいなと思います。そして、設置の方法とかいろんなこともまず目で見てきていただきたいと思います。あれっと思うことが何度か出てくると思いますので、よろしくお願いします。
 あと、ソーラーパネルに関しては、親御さんたちに説明をするときにも本当に成分と、あとつけた後どうなるのか、そしてこれ、廃棄の問題が出てきますよね。その廃棄のことについてはどういうふうに対応していくのか、お聞かせください。
○脱炭素推進室長(永野敏樹)
 お答えいたします。
 今回の一般質問をいただきまして、私のほうもいろいろな経済産業省でありますとか環境省のほうにも問合せをしまして、安全性の問題でありますとか事故のことについて勉強させていただきました。そういった情報もきちんと伝えながら、事故等があったときはどういった行動を取ったらいいのかとかいうのもきちんと伝えていきたいと思いますし、廃棄の問題について、やはり国会等でもいろいろ取り上げられているのを私のほうも調べておりまして、廃棄の問題、リサイクルの問題というのも重ねて課題になっておりますけれども、やはり廃棄するときに有害物質が発生するおそれがあると。それをどうやって除去するか、またリサイクルに回していくかというのは今後の課題というふうに認識しております。
 今後、事業者においては廃棄の費用を積み立てることが義務化されておりますので、事業者のほうにはその旨きちんと協議しているところでございます。大体20年から30年後には現在の事業で設置したパネルの廃棄が始まりますけれども、廃棄リサイクルについてもきちんと事業者の責任で行っていただけるよう、また、町としてもきちんと対応していくような形で協議を進めていきたいというふうに考えております。
○3番(中村むつ子)
 このソーラーパネルの問題について、廃棄の問題についてはすごく深いものがあります。今、積立てとおっしゃいましたけれども、お金を積み立てて廃棄できるものではないんですね。まず、捨てるところがもうありません。取ってくれるところもなくなる。それと、その会社がもし20年後に潰れたときには、会社は責任を取れませんよね。となると、必ず行政のほうで責任を取らないといけなくなります。それは、電気屋さんは皆さんご存じのはずなんですね。大体の人はそれを知っています。
 中国系の会社については、もう確実に100%これは責任を取る意思はないので、今、会社が日本製だということだけでも少し安心しましたけれども、じゃそこの会社が15年後に潰れたときにはどうするんだということまで考えて、積立てとかソーラーを入れるということをまず考えなきゃいけないと思います。
 そして、どこの会社もそうですけれども、ソーラーパネルの耐用年数、これは普通の都会で試験をしたときの耐用年数なんですよね。この暑い永良部、南国のほうでの耐用年数の実験というのは一度もされていません。なので電気屋さんからしたら、これ耐用年数半分ぐらいになりますという、そういうことをよくおっしゃっております。なので、もう少し廃棄のことに関してと会社の責任云々というところでは、もっと深く調べていただいたり会社と話をしていただいたりしないといけません。
 これ、本当につけるとなってソーラーパネルが来るとなったら契約が起こるわけですよね。その契約書の中に、じゃその会社が潰れたときはどうするんだ、廃棄はどこにするんだ、廃棄の金額は幾らなのかというところまでの契約をちゃんとしていただかない限りは、これ町民は納得しないと思います。子供たちの安全にも関わってきますので、その辺もすみませんがよくよく調べておいていただけたらなと思います。
 前回とは違い、今回ちょっと早く終わりそうなんですけれども、ここから少しお願いがあります。もうちょっと町民への本当に周知というものを回数を増やしてください。何回もやりましたと言っていますけれども、何回やっても町民の人たちは分かっていないんですよね。聞いてなかった、見てなかった、知らなかった。これでは選択の余地がないです。反対するにも反対できない、賛成するにも賛成できない、そういった状況が今の町民の皆さんの状況です。
 なので、総合施設においても、この情報が少ないと分断していきますよね、賛成、反対、何だかんだと。それ、妄想にすぎないので、ちゃんとした情報を町民に与えていただくことをお願いしまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(永野利則)
 これで、中村議員の一般質問を終わります。

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