再 開 午前10時40分 ○議長(永野利則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 川畑宏一君の一般質問を許します。 ○1番(川畑宏一君) 皆さん、おはようございます。 子育て世代代表、川畑宏一でございます。令和元年第2回定例会において質問を通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。 まず、町民の福祉向上に資する行政と議会のあり方について。 行財政運営における議会の果たす役割をどのように捉えておりますでしょうか。また、町民の福祉向上に資する行政と議会の関係を、どうあるべきと考えておりますでしょうか、お尋ねいたします。 以上、壇上からの質問とし、そのほか3点、5項目については、自席から質問させていただきます。60分という限られた時間ですので、端的で簡潔な答弁をお願いいたします。 ○町長(伊地知実利君) 川畑宏一議員の一般質問、まず1点目についてお答えをいたします。 行財政運営における議会の果たす役割は、住民の代表として抑制と均衡を働かせて、全て適法・適正に、しかも公平・効率的に、そして民主的になされているかどうかのよしあしを判断・監視し、最終的に決定する役割を持つと考えております。 また、議会は、行政と住民をつなぐ機関として、町民の多様な意見を吸い上げ、町民の日常生活に密着した福祉・医療・教育・産業など、幅広く行う各種事業に町民の意見や要望を行政に提言する役割を果たすことになると考えております。 町民の福祉向上に資する行政と議会の関係については、議会は町民に対する行政サービスの提供の最終決定者であると同時に、議会と行政は車の両輪であり、まちの発展、住民福祉の向上のためにアイデアと知恵を出し合い、それぞれの権利・権能に基づき、役割をバランスよく果たしていく必要があると考えております。 以上で壇上からの答弁は終わります。 ○1番(川畑宏一君) ただいま、町長から大変詳細な、かつ具体的な答弁をいただきました。ただ、非常にまた抽象的な部分もございますので、私の方でもうちょっとかみ砕いて、皆様と共有させていただきたいなと思っております。 まず、議会の役割についてでありますけれども、議会には明文化された2つの使命があります。先ほど町長からもありました。 1つ、具体的な政策の最終決定。そして2つ目、行財政運営の批判と監視であり、これを完全に達成できるように、懸命に努力することが議員の職責であります。 総務課長にお尋ねいたします。 この2つの使命について、職員の皆様の周知度及び理解度はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。 ○総務課長(種子島公彦君) 職員個々におきましても、議会のあり方、それから行政のあり方というのは、十分理解して行政を執行しているというふうに考えております。 ○1番(川畑宏一君) 理解していただけているということで答弁いただきましたけれども、我々議会としましては、それがまだまだ十分に深いところまで共有できていないのかなという部分がありまして、その部分について何点か挙げながら、具体的に共有させていただきたいと思うんですけれども。 特に、批判と監視という言葉のこの部分、一生懸命職務に取り組んでいらっしゃる職員の皆様の立場からすると、多少の違和感があるかと思います。私が逆の立場でもそう思うでしょう。しかし、これは日本国憲法及び地方自治法に基づき、地方自治において議会が果たす役割をまとめた議員必携というものに、これ明記されております。 これは、昭和22年に地方自治法が施行された後、昭和29年に発行されたものなんですけれども、時代の背景に沿って、ことし3月で11回目の改訂がされたものであります。決して古いものではございません。全国の地方議員のバイブルともなるものでありますけれども、全国全ての地方自治体は、二元代表制であり、自治体の長と議員が対等の立場で―対等ですよ、住民の福祉向上に努めるわけですが、それを実現するために求められる使命が、先ほど申し上げました具体的な政策の最終決定と行財政運営の批判と監視であり、新人議員研修の場でも徹底的に教え込まれた点でございます。 まず、具体的な政策の最終決定についてであります。 既に、過去に議場でも議論がなされたものであり、詳細は申し上げませんですけれども、昨年、予算議決後に町民からのご指摘を受けて議会で調査した結果、担当課は、その事業内容のデメリットについて事前に把握していながら、それを議会に説明しなかった議案がありました。当時はほかにも説明不足としか言いようのないような大きな事案が散見されていることを鮮明に覚えています。 総務課長にお尋ねいたします。 行政の皆様にとって、議会は、単に自分たちの議案や予算を通したという既成事実のための追認機関なのでしょうか。 ○総務課長(種子島公彦君) 議会と行政は、先ほど川畑議員もおっしゃいましたけれども、二元代表制ということで成り立っている議事機関だと考えております。二元代表制の特徴といたしましては、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、それぞれの牽制それから抑制、均衡によって、行政と議会がある程度の緊張感を持ちながら運営をしていると思っております。 予算を通した、条例を通したということで、我々も安堵してやっているわけではございませんので、しっかりとした住民に対する説明責任、それは議会にとっても、当然、住民に対する説明責任が必要かと思っておりますけれども、単に議案等が可決されたということで、そのために業務を行っているわけではなく、住民の福祉向上のためにしっかりとした説明責任を通して周知して、またその業務を執行していくべきだと考えております。 ○1番(川畑宏一君) 大変まとめた答弁をいただきました。 ただ、これ総務課長が、こちらにいらっしゃる皆様はそれを共有できているのかなと思うんですけれども、職員の皆様にまで、今後、この後、私が話すことをぜひ浸透させていただきたいなと思いますので、そういった観点で聞いていただけたらと思うんです。 もちろん、予算を議決した議会に最も大きな責任があります。昨年の議会報告会において、議長と予算委員会の委員長が、議会のチェックの甘さを謝罪し、今後同様の事案が発生しないよう努めることを町民にお約束いたしました。 しかし、議会が専門的・多岐にわたる分野を全て掌握し、判断するのは困難をきわめます。よく、質問されなかったから説明しなかったという論理、これは県議会などでもたまに耳にするんですけれども、この和泊町においても、そういうものを感じるときがあります。それは、行政が目指すべき町民の幸せを追求することから大きく目を背けていることにほかなりません。 町長と議会は、4年に一度の選挙において、町民から審判を受けます。これが一つの責任を果たすということになります。行政は、町民のことを第一に考えれば、町長や議会に誤った判断をさせないための材料を提供することが責務だと考えております。総務課長の見解をお聞かせください。 ○総務課長(種子島公彦君) 町と議会との関係ということでありますけれども、これから地方分権も進んでおりまして、住民の多様化する行政需要にも応えるために、議会と行政がしっかりとアイデアを出しながら、また知恵を出しながら、住民福祉向上に努めていくのが、これから先の議会と行政のあり方だと私は考えております。 ○1番(川畑宏一君) 皆様の議案のときの説明によってなされる判断が、和泊町における最終決定であるという、町民の生活に直結するというこの重みを皆様しっかりと感じて業務に当たっていただけるように要請いたします。課内で、もしくは全体の中で本当にしっかり議論がなされて、議論が出し尽くされたものを議案として予算として上げていただくよう、強く要望いたします。 また、我々議会も、どの分野においても、専門的である職員の皆様に負けないように日々の研さんを重ねてまいりたいと思います。 次に、行財政運営の批判と監視についてであります。 今に始まったことではありませんけれども、行政の皆様は、議会からの質問や追及をいやがる風潮があり、これは我々議会だけでなく、支えてくださる町民の皆様も、この議会中継などを見てそれを感じております。皆様も心当たりがあるのではないでしょうか。それは、私のような息子みたいな年齢のぺえぺえにとやかく言われるのは気分がよくないのもわかります。しかし、我々は、町民の幸せに寄与する地方自治の役割を果たすため、使命として、役割、仕事として批判と監視を行っている。決して個人を否定し、非難しているわけではありません。批判や監視をするなということは、極端に言うと、我々議員に町民の福祉向上のための仕事をするな、放棄しろと言っているに等しいと考えます。 しかし、批判や監視されることを、行政として当たり前のことと捉えるか否かで、町民の負託を受けた我々議会から受けるさまざまな要請や要望に対する取り組み方が変わってくるのではないかと思いますけれども、総務課長の見解をお聞かせください。 ○総務課長(種子島公彦君) 議員の皆さんは、当然、住民の代表であり、またその声を拾い上げて行政へ提言等をするのが皆さんのお仕事だと、私は感じております。それに対して、我々も真摯に捉えて、一つ一つの事案に関して真剣に取り組んでおります。 ただ一つ、川畑議員のおっしゃる批判と監視という、その批判ということが私は気になるんでございますけれども、監視というのは十分理解できますけれども、批判ということよりも、そのものがどういう事業がいいのか悪いのか、それを評価して、皆さんから我々にも指摘をしていただいて、ここはいいからここは伸ばしていこうじゃないかとか、ここは悪いから改善したほうがいいんじゃないのかという、そういうご意見が議会と行政のあり方で、その方向性でいったほうがうまくいくのではないかと私は考えております。 ○1番(川畑宏一君) 今、批判という言葉に対しての、確かに違和感みたいなものは私が先ほど申しましたようにありましたけれども、この中にも詳細はあります。批判と非難が違うとか、あくまでも町民の目線に徹底的に立った批判ということでありますけれども、これをちょっと議論していくと、本当に民主主義の根幹というところまで話さないといけなくなりますので、きょうは控えさせていただきたいと思います。わかっていただきたいのは、我々が監視と批判というものが、あくまでも役割なんだと、そのことを皆さんにご理解いただきたくて、質問した次第であります。 関連しますけれども、公式の委員会の場、あるいは議長や副議長との打ち合わせの場で、ある複数の管理職員が、自分が心の病になりそうですと、暗に批判と監視をこちらがちゅうちょしてしまうような発言をされたことがありました。確かに、町民の福祉向上のために、行政と議会が緊張感を持って、互いに切磋琢磨しているわけですから、それは本当に厳しいですよ、しんどいです。我々も好きこのんでやっているわけではない。本当にこの場に立つために、吐き気や憂鬱な気分を押して追及しているわけですから、役割として、それはわかっていただきたいと。 この発言なんですけれども、プライベートの場での発言ならまだしもというか、別に問題ないんですけれども、公式の議事録もとっているような場にはそぐわない発言だと思いますので、今後、皆様、注意をお願いしたいと思います。 個人的には、課長の皆様方は、私にとって尊敬する先輩方ばかりでございます。あくまで役割として、皆様の仕事の内容を追及しているわけです。議員は、議場において、基本的にお願いしますというのは禁止されているんですよ。なぜかというと町長と対等だからです。禁止されているんですけれども、何かと町民のために、前向きな仕事のために、今、私がお話した点、何とぞご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 続きまして、行政と議会の関係について進めていきたいと思います。 行政と議会はともに町民の福祉向上を目指す同志であることに違いはありません。 皆様に念頭に置いていただきたいのは、先ほど答弁でもございました、我々議会は町民に選ばれ、一人一人が何百人もの町民の生活を背負っているということ、すなわち議会イコール町民です。だから、行政と議会の関係というよりかは、行政と町民の関係であるということを念頭に置いて、対応していただきたいなと思います。 私は、たびたび皆様の仕事の取り組みについて、厳しい指摘をしてまいりました。昨日は、桂副議長からも町民の代表である議会からの要請や問い合わせに対する向き合い方についての質問がございました。その中でさまざまに思うところもあるようですけれども、もちろん皆様も必死に努力されているわけで、特に昨年、私が何度も質問いたしました挨拶や窓口対応など大変すばらしく、改善されているなと思いますし、町民からもそのような声をいただいております。新庁舎にふさわしく、皆様のますますの進化を期待するところであります。 また、対応の正確さやスピードに関しては、個人差はあるものの、すばらしい対応をしてくださる方がふえてまいりました。 防犯灯に関して具体的に申し上げると、なかなかいろんな住民から、ある場所が暗くていろいろ問題があると、そういうことでいろんなところに掛け合ったけれども、いろんな課を過去何年間もたらい回しにされて、結局改善されなかったということを、ある総務課の職員に相談したところ、本当に詳細に調べてくださって、その場所の防犯灯というのが1カ月ほどで設置されたんです。何年も前から、皆さん届いているかもわからないんです。町民の皆様が、それぞれ役場の職員の皆様か議会にもしかしたら声をかけたかもしれないですけれども、なかなかされなかったものが、いとも簡単にしていただけるんだなと思って、非常にその職員の対応のすばらしさに感動を覚えたのがつい先月のことでございました。 しかし、これは、ほかにもこういう例たくさんあるんですけれども、あくまでも個人の力量に頼るものに見えてしまうんです、まだまだ。組織的な取り組みがなければ、さらなる成長は望めないんではないかなと思います。 そこでなんですけれども、全員協議会での通知、これ皆様は覚えていらっしゃるでしょうか。昨年3月14日に、1年3カ月前です。議長から町長宛てに、一般質問で検討を要するものの経過及び結果を、その都度、全協で毎月報告いただきたいということを要請いたしました。これは町長から議長宛てに結果報告いたしますという旨の回答書をいただいているんですよね。それは、総務課長から全ての課・局に共有されている。皆さん覚えていらっしゃいますよね。 これに関してなんですけれども、確かに3月でやって、6月議会のときに説明がございました。9月まではあったのかなと私も記憶しているんですけれども、それから以降ないんですよ。もう半年以上、9カ月ないんです。これは、皆様の職場の中で口約束じゃないですよ。町長と議長が交わしたいわゆる公文書です。重みがわかっていらっしゃるのかなと。 昨日もありました。町長が桂議員の質問に対して答弁されましたけれども、いろいろ事あるごとに、課長会などを通じて指導を行っている旨の答弁は、過去、私も何度も聞いているんです。それが、この議長と町長で交わされたこういう約束が果たされない。一体、何が原因なのでしょうか。町長の見解をお聞かせください。 ○町長(伊地知実利君) 今、ご指摘の件につきましては、検討をする、検討の結果がどうだったのか。できるのか、できないのか、そういうものを報告するようなことにつきましては、約束でございますので、結果を報告するようにとは課長会などでも通知をしておりますし、そのように取り組んでいただいているとそのように思っておりますが、今の指摘の中では2回ぐらいはあったけれども後は覚えがないということで、覚えがなければやられていないのかなとそのように思っておりますが。 今後、強力にそういう指導もしていかなきゃいけないと思いますが、十分に各課で案件について議論をしながら、その結果について、できるという報告だけじゃなくして、経過の報告で、私はそれでもいいというふうに指導をしているつもりでございますので、今後ともそれについては再度強力な指導をしてまいりたいと思っています。 ○1番(川畑宏一君) 一、二回ということで、実際記録も全部目を通しました、全協の資料なども、その上でですので、皆様、これは本当に確認をしていただきたいなと思うんです。 この全協でというのを、なぜお願いしたかというと、これは行政の皆様に対する議会からの配慮も込められているんです。どういうことか。これは2点ございます。 1点目は、我々、町民からご意見をいただいているから一般質問をしているわけです。自分たちが勝手にしているわけではない。全体の奉仕者として、個の奉仕者じゃないです。全体の奉仕者として、これは行政に提案するに値するものを我々も選別してやっているわけです。そうした中で、やはり一般質問を見られた方は、その後の経過がすごく気になるわけです。我々もいつまでも待っていられないので、本当だったら直接その課に足しげく通って経過を確認したいんですけれども、我々12名の議員それぞれが、それぞれの質問、たくさん質問していますから、それを足しげく通ったら、皆様の業務に影響が出るじゃないですか。そうじゃないですか。そういう意味もあって、この月一でということで、せめて月一いただけたら、我々もそうやって町民に説明責任を果たせるということで、まず一つこれを提案させていただいております。 もう一つは、議会定例会だけでも年に4回あるわけです。3カ月後にはまた議会が始まるわけです。そのときにはまた我々から新しい提案が出るわけですよ。要は何が言いたいかというと、この3カ月に結論に至るまでの道筋が立てられなかったものは、基本的にはお蔵入りになるしかないですよね。だって、また新しいものが来るんですから。その繰り返し、繰り返しがこの現状になっていると私は考えております。 だから、例えば3カ月後に少なくとも報告しないといけない。全協の日にちというのは毎月決まっていますから、月1回必ずあります。そのときに、例えば県の見解を確認するというようなものがあったとする。行事があったりして、忙しくてなかなか手がつけられないときもあるでしょう。そうしたときに、ああ、そういうふうに答弁したからといって、もうせめて県の見解の確認だけでもいいんです。すみませんと、忙しくてなかなか手がつけられなかったけれども、ここを確認しました、それだけでも進捗するじゃないですか。だから、必ずそのリミットを置くために、3カ月後となってしまったら新しいものが出てくるわけですから、そのリミットを1カ月後に置くことによって、皆様の業務にめり張りをつけていただくという配慮で、この月1回の全協でというものを出させていただいておりますので、我々が好き勝手に言っているわけじゃないです。こういった皆様の業務の円滑な推進に対しても配慮をしているということも理解をしていただけたらなと思います。 要望の回答が遅くても、我々は、どの担当が動いていないかというのは明かさないです。しかし、我々は、川畑宏一にお願いしたけれども動いてくれないと、名指しで批判されるわけです。これは全議員が同じです。これから対応が遅いときには担当者を公開してもいいですか。また、毎日のように進捗を確認してもよいですか。総務課長に確認いたします。 ○総務課長(種子島公彦君) 議員の皆さんの住民の声というのは、個人の声もあるでしょうし、集落からの声もあるでしょうし、あるいは団体の声もあるだろうと、いろんな住民の声があると思います。それをいろいろこちらでもかみ砕きながら、皆さんとともに回答をしたり、また先ほど議員がおっしゃいました次の議会までということでありますけれども、当然、規定の予算の範囲内でできるものについては対応したりとか、また、補正予算であれば次の議会に提案して、皆さんから提案のあったものについて、こういう経過で補正予算を計上しましたと、そういう流れで案件は進んでいくと思います。 その案件についても、先ほど言いました個人の、小さいと言えば失礼かもしれませんけれども、案件から、まち全体の案件まで、いろいろな案件があると思います。先ほど言われましたように、課に尋ねていいとか、個人職員に尋ねていいとかということは別にして、それは前回の部署の回答書でも答弁をした者が全協で報告するようにというふうに通知をしてございますので、職員ではなくて、その課でどういう対応をとっているかということについては構わないと思いますけれども、個人に、それとやっぱり、皆さんも正直言っていやだろうし、またそういう質問をされた職員も非常に不安であったり、それが入ったばかりの主事であったりということもございますので、そこはちょっと遠慮していただきたいというのが本音でございます。 また、去年、係長を重点的に配置してございまして、今、係長が職員全体の約24%弱になっておりますので、その係長を中心にした対応をとっていただいて、またその係長が上司に判断を仰ぐという体制を、今、行政としてはとっておりますので、そういう質問またはお尋ねをしていただきたいというのが私の考えでございます。 ○1番(川畑宏一君) 今、課長からもありましたけれども、もちろん、我々がなかなか回答をいただけなかった場合、担当の名前を町民に言うこととかはありませんけれども、だけどもわかってくださいね、我々は名指しで批判されるんですから。そこはわかってやっていただきたいと。 もう一つ訂正しておきたいのは、個人の意見を一般質問に取り上げることはありません。これはわかってください。我々は、年がら年中、外に歩けばいろんな意見をいただくんです。毎日ですよ。毎日、二、三個とやって、その中でもすぐに電話で解決するものもあれば、1年も要するもの、4年を要するもの、我々が議会人生どれだけあるかわからないです、選んでいただけるかもわからないですけれども、その議会人生何十年かけてもできるかどうかわからないようなものにも取り組んでいかないといけない。その中で選別しているわけです。一個人からの明らかな意見のものは、我々は水面下で動くというか、直接担当者に話をしに行く、県に行く、それをするわけであって、一般質問に上げるときというのは、少なくとも公民の全体の奉仕者として上げておりますから、その点はご理解いただけたらと思います。 先ほども申しました。議会への対応は、町民への対応です。そういうことを念頭に改善を図っていただくことを強く要請したいと思います。 あと全協です。ごめんなさい、追加ですけれども、全協のときには何も進捗報告とかだけじゃなくていいんです。一般質問でやりました。その場で一般質問の通告を出してから1週間、2週間で回答をしているわけですから、町の抱える問題がその1週間、2週間の議論だけで、どう考えたって答えを出されたら困るんです。だから、一般質問のその場ではいろいろあるでしょうけれども、それについてもまた追加で議論したいんだと、一般質問で終わりではなく、一般質問をスタートとして議論ができたらいいなということも思います。 また、皆様が上げてこられる議案、毎回あります。あれも議会が始まってから、要は実際本会議場で議決をする3日、4日前に、我々は議案説明を受けてその場でやるんですけれども、これ正直、厳しいんです。その場で上げられて、その場で資料、前日に届くんですけれども、前日にばっと読むのだけで精一杯です。そこにちゃんとしたチェック機能が発揮できるかというと難しいです。だから、本当に簡単な内容の確認で済むものは別として、ちょっと体系的に議論が普通のものに関しては、いきなりぽんと議案で上げてくるのではなくて、その3カ月間に3回全協があるわけですから、その中で、ぜひ議会に来て一緒に議論しましょうよ。そういう場を設けていかないと、やはり急いでしまって、本当に町民のためになる施策が実施するのが難しいのではないかなと思います。 以上、要望して最初の質問を終わらせて、次の質問に入りたいと思います。 続きまして、第6次総合振興計画について。 国・地方ともに財政難の中、これまでより多様化するニーズに対応していくため、どのような基本理念や体制を構築していくのか、お尋ねいたします。 ○町長(伊地知実利君) 川畑宏一議員の2点目についてお答えを申し上げます。 第6次総合振興計画策定につきましては、人口減少や少子高齢化などの課題の解決を図りながら、行政・民間を問わず、広く多くの町民の関係者が参画して、10年後の和泊町の未来を思い描き、目指すまちの姿やビジョンについて対話を通して具体化していくことを目的として、6つの分科会と13の専門部会から構成される「みんなの会議」を設置し、3月7日に第1回の会議を開催したところでございます。 第1回の会議では、「みんなの会議」の体制や役割、今後のスケジュールなどについて参加者に説明を行い、その後、専門部会ごとに現状と課題の洗い出しなどを行ったところでございます。 第1回の会議以降は、各専門部会において素案策定に向けたミーティングやヒアリングなどを行っております。 また、先月23日には、専門部会のリーダー・副リーダーが参加して、第2回みんなの会議を開催し、課題の本質を探る方策や会議の進め方に関するファシリテーション講座を行い、総合振興計画素案が対話による合意によって作成されるよう進めております。 多様化する住民ニーズに対応した基本理念や体制の構築については、多くの町民が参加しているみんなの会議分科会や専門部会において、住民ニーズの把握、これまでの取り組みの振り返りを通した資源・課題の整理、町民アンケートや人口動態から未来を取り巻く環境の把握、理想とする和泊町の10年後の姿の可視化などを行い、目指すまちの将来ビジョンを明確にし、さまざまな課題やニーズに柔軟に対応できる体制づくりと、全ての町民にとって、生活しやすい持続可能なまちづくりの基本理念を描いてまいります。 以上で壇上からの答弁を終わります。 ○1番(川畑宏一君) ただいま、みんなの会議というものを実施しながら、意見を集約し計画策定に当たっている旨の経過の説明をいただきました。 私もみんなの会議に参加いたしました。非常にさまざまな意見、アイデアが出て、活発な議論がなされております。ちょっと思ったんですけれども、数年前、若者未来会議というものが行われて、似たようなディスカッションを行っていたんですけれども、やはりこの何年かで皆さんの主体性も上がってきたというか、非常に以前より課題がたくさん出てきて取り組みが前向きになってきているんだなということを強く感じております。 そういった中で、本当にたくさんのアイデアとかが上がってきているんですけれども、それを網羅しながら計画をつくっていくわけで、この総合振興計画は和泊町で最上位計画ですから、今後10年間の和泊町の取り組みの大きな指針となるものですよね。なおかつ将来の和泊町を描いた上で、計画をより実現し得る仕組みをつくらないと絵に描いた餅になってしまう。じゃ、そのためにどうするかということを何点か確認させていただきたいと思うんです。 今、我々が、先ほどもございました限られた予算の中で、予算がない中でということがあるんですけれども、本当に町民から直接の意見、一般質問でやるときは我々がある程度まとめていますけれども、直接の意見がたくさん出てきているんです。そういったものを、今の町の財政で全て要望を対応し得るでしょうか。企画課長にお尋ねします。端的にお願いいたします。 ○企画課長(皆吉泰智君) お答えいたします。 議員にもみんなの会議に参加していただきまして、非常に貴重な意見をいただいているところでございます。そしてまた、前回、若者未来会議というのがございましたが、それにも増して、今回につきましては、産学金も連携して、関係機関総動員でいろんな意見をいただいております。やはり、限られた財源で輝く未来を描きながら、わくわくするような計画を立てることで推進して、連日、きのうもきょうもそういった会議が行われる予定でございます。今後とも、町民の意見を参考にしながら取り入れていく予定としております。 財源で実現するために、よく議員から言われるんですけれども、重点政策は何かと言われておりますが、重点政策をやはり絞って、あれもこれもやっていくというのではなくて、今度の計画におきましては、これとこれとこれを重点的に絞っていくということで、限られた財源の中で推進していけるような計画を描いていきたいと考えております。 ○1番(川畑宏一君) 僕が次に言おうとしていたのを企画課長が今お答えいただきましたので、先にやりたいと思うんですけれども、限られた予算の中で全てやろうとしたら、予算が限られて、もう本当に予算がないからとできない、できないとたくさんあるんです。限られた予算の中で、だけどそれを満遍なく全部の分野に網羅してやろうとしたら、結局、全てが中途半端に終わってしまう可能性があると。だがしかし、これ各課の担当の皆様、自分が抱えている分野をそれぞれが一生懸命やっているわけですから、今言った優先順位は決められないわけですよね。この優先順位を決めるのはどなたでしょうか、お教えください。 ○町長(伊地知実利君) 今、企画課長がお答えいたしましたが、その優先順位を決定するのは誰なのかということでございますが、それぞれの事業によって、当然、町民の福祉向上を図るためには何が優先かというのが議論になるかとそのように思いますが、それぞれの課から振興計画に基づいて提出していただくわけですが、それをみんな持ち寄って、みんなで議論をしながら、本当に重点に取り組む、優先に取り組むべき案件はどうなのかということを最終的に決定する機関は、それぞれの課の事業計画というのはあるわけでございますので、そういうのを開催しながら、当然、その計画でいきましょうかと最終的にするのはそういう機関で、私が決定するということになるかと思います。そのような議論をする機関を、毎年、予算を編成する中で議論しながら進めているところでございます。 担当からも私のほうに相談がありまして、今までの5次総合振興計画、その中ではいわゆる予算がなくて持ち越しというのもあるかもしれません。ほとんど実現しているのもございます。そのようなことで、いつまでも基本計画という、基本方針、理念といいましょうか、そういうものを踏襲するんですか、町長の考えを聞かせてくださいといった、いや、今のみんなの会議の中で、将来の和泊町の10年後はこうだというものを描いてくださいと。別に今までいろんな理念を掲げて振興計画にはございます。基本方針もあります。重要施策もございます。 そういうものにとらわれずに、これからの第6次振興計画については、新しいものが出ても私は別に構いませんと。そのほうが今後のまちづくりのために役立つものでありますので、先ほど川畑議員が言われますように、町においては、振興計画は最高の計画でございますので、それを尊重したいので、別にこれまでのものを踏襲する必要はないよということは担当には申し上げているところでございます。 ○1番(川畑宏一君) みんなの会議等で皆さんの意見をまとめながら順番を決めていく。比重、配分を決めていくということなんですけれども、これはもう実際、担当者やさまざまな町民の方にも声をいただいているんですけれども、そこまで判断するのは、これはちょっとどちらかというと政治判断になるかと思います。 先ほど申し上げましたように、その担当者、担当者はもちろん自分のところを優先させたいに決まっているわけですから、逆に自分のところは後でいいよと言う担当者がいたら、私は教えてほしいですね。それじゃ困るんですよ。みんながそれぞれの分野で一生懸命やるわけですから。だから、その部分を俯瞰しながら見られるのが課長会の皆様であり、そしてその頂点にいる町長などであります。そこは信念として持って、この計画をつくっていただきたいと思います。そうしないと本当にみんなが分散してしまって、やはり財源があるところだったらみんなに注力してやることができるんだけれども、財源がない中で全部を平たくやってしまったら、本当に共倒れになってしまいますから、そこのところは本当にこの執行部の課長会の皆様、念頭に強く持っていただきたいなと思います。 そして、先ほどに戻りますけれども、企画課長、限られた財源の中ですると言ったんですけれども、限られた財源の中でやるといったら、もう全然、みんなの会議なんかやらないほうがいいですよ。上げたら意見はたくさん出てきますから、ほとんどできないのばかりです。じゃ、どうするのかというところにしますと、簡単に言うと、すごく昔から言われていることなんですけれども、外部委託や民間に任せられるものは任せていこう。もう大分前からあります。サンサンテレビとかタラソも、その一部といえばそうなのかもしれないですけれども、これはちょっとなかなか難しい。なぜかというと、公共性が高くて収益性が上げられない分野なものですから、今後もやはり行政がある程度やっていかないといけない分野なのかなと思います。 CSVという考え方があります。共通価値の創造、クリエイティングシェアードバリュー、2011年に提唱された理念なんですけれども、社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に経済的価値が創造されるというアプローチ、何のことかわからないですけれども。縦軸が企業収益が高いか低いか、横軸が社会的課題の解決への貢献度が高いか低いかで、このCSVというのは、今まで行政が外部委託しようとすると、どうしても社会的課題の解決は高いんだけれども、どうしてもそれが企業収性としては低いところが重点的になってしまって、結局回らないんです。 例えば、第三セクターでやっていても、結局ほとんどの財源は町が出さないといけなかったり、そもそも事業の継続自体が難しくなると。そうではないんです。これからは、社会的問題の解決の貢献度が高いんだけれども、企業収益を上げられるというこの分野に着目してやっていくと。この分野を行政がするんじゃないです。民間と一緒に育てて、ともにです。ともに育てていって、行政もやるんです。自分でやれじゃないんです、そんなのはできないんです。自分でやれじゃなくて一緒に育てていって、ある程度完成形で自走できるなとなった時点で羽ばたかせて、任せていく、こういった部分。 例えば、民間を巻き込んだほうが、奄振もそうですよね、総合戦略ビジョンもそうですし、過疎債などもそうです。行政が自分たちだけでやるよりか、そうやって民間の活力を活用したほうがとれる事業はたくさんあるんです。 課長、限られた財源じゃないんです。そういった考え方を取り組んでいけば、まだまだとれる財源はありますから、この総合振興計画を所管する責任者である課長が、そういった答弁をされてしまうと困ってしまうわけなんですけれども、いま一度、見解をお聞かせください。 ○企画課長(皆吉泰智君) お答えします。 先ほど、限られた財源とありきたりの表現で答弁してしまったこと、お許しいただきたいと思います。 今後、議員のおっしゃるとおり、確かに企業、民間、最近の事業におきましては、民間の活力を伴う事業に関しましては、奄振であったりお金が出るような仕組みになっております。そういったものも当然取り入れたいと考えています。 企画課、当課におきましても、沖えらぶジョギング大会とか、それとまた広報わどまりとか、民間にそういったものを移せるような事業が幾つかございます。また、協力隊とか外部の人材、協力隊を使ってまた人材育成もしながら、役場が、行政が直接事業をとりにいくんではなくて、人材育成した方に、例えば空き家改修の事業をとっていただいたりする事業も今進めております。そういった中で、総合振興計画の事業を選んでいかなければいけないんですが、なるべく多くの分野を推進していきたいと考えております。 そしてまた、先ほどの町長が決める、トップが決めるべき重点政策とかいう話もございましたけれども、それにつきましてちょっと補足説明をさせてほしいんですが、当然、我々は町長に意向を聞きまして、重点政策というのもヒアリングしていく中で、毎年度、大島地域行政懇話会という会議に提出すべき資料の中に、重点施策、地域課題等というのがございまして、毎年度のように町長と担当と一緒になって協議して出てくるのが、必ずといっていいほど移住・定住策でございます。事業に大きな予算がつく、つかないは別としまして、やはり人口減少を防ぐために、重点的に進めていくべきなのは、移住・定住政策なのかなと、絶対感覚みたいなところは持っているところでございます。 沖永良部島観光協会、アイランドホッピングルートの開設、沖永良部・那覇便の搭乗率も約70%といった、そしてまた南三島の共同体もできております。そういった中で、観光の分野も今後、重点的に推し進めていくべき分野なのかなと考えているところでございます。 ○1番(川畑宏一君) 大変詳細な答弁をいただきました。 予算をとっていくという中で、我々もいろんな事業を精査して、もうずっと暇さえあれば国の事業、県の事業を見ているんですけれども、これとれたんじゃないのかなと思うようなものも散見されるわけです。同じものを知名町がとっていたりとかあるんですけれども、本当に限られた予算と言うんですけれども、とりに行けばまだまだあって、地方創生の予算なんかとりにいきづらいと言うんですけれども、予算がないんですからとりにいきづらくてもとりにいくべきだと思うんです、町民のためを思ったら。そのあたりを知恵を絞っていただいて。 この外部委託、民間に任せるに当たって、どういう体制が必要かという部分についてちょっと議論したかったんですけれども、それはまたCSVなどを研究していただいて、また改めて議論させていただけたらと思います。 次の質問に移ります。 子育て支援について。 次期和泊町子ども・子育て支援事業計画策定の進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。また、これまでの取り組みの実績や検証結果を踏まえ、よかった点や改善が必要な点は、どのようものがあるかお尋ねいたします。 ○町長(伊地知実利君) 川畑宏一議員の3点目の質問にお答えいたします。 第2期和泊町子ども・子育て支援事業計画につきましては、現在、子育て世代へのアンケート調査及び集計が終わり、年度内に策定できるよう準備を進めているところでございます。 また、現在の計画では、未就学児の人口の推移は、平成27年度から31年度までは年々減少傾向と予測しておりましたが、実際は横ばいであり、大きな落ち込みはありませんでした。 子育て支援の各種事業の利用状況は、利用した、していないとも同数であり、必要性においては、それぞれの立場により異なっているようでございます。 検証の結果、よかった点としましては、幼稚園での3歳児保育の実施や放課後健全育成事業の充実、子ども医療費助成の拡充、病児保育や一時保育により、子育て支援世帯の負担軽減に寄与できたことでございます。 さらに、今年度からは、乳幼児用品購入費助成や子ども島外受診旅費助成を創設するなど、子育て世代のニーズに応えた支援ができていることはよかった点だと感じているところでございます。 改善点としましては、より細かいニーズへの対応であり、事業内容の見直しや、さらなる啓発活動に努める必要があると思っております。このような点を踏まえながら、さらに充実した子育て支援に取り組んでまいりたいと思っております。 ○1番(川畑宏一君) 詳細に答弁いただきました。 町長からもありましたとおり、和泊町の子育て支援施策は非常に手厚いです。ありがたいことです。ことしから始まった用品費助や旅費助成に関しても非常にありがたく、子育て世代を代表してお礼を申し上げたいと思います。 すばらしい施策がたくさんある一方で、今、町長からもございました、ニーズが多様化しているので対応し切れていない部分があって、その部分において困っている人がいらっしゃるのも事実であって、そのニーズにどう対応していくかというところを踏まえながら、子ども・子育て支援事業計画を細やかに策定していただきたいと思いますけれども、町民支援課長の意気込みをお聞かせください。 ○町民支援課長(玉野憲治君) お答えいたします。 今、川畑議員が言われたように、第2期の子ども・子育て支援事業計画は今年度策定する予定で、年3回ぐらいをめどに、子ども・子育て会議の中で十分協議を行いながら、今後5年間の事業計画と今後のことで支援の負担軽減になるように計画を進めてまいりたいと思います。 ○1番(川畑宏一君) 課長もことしから担当になられています。ともに和泊町の未来を描くビジョンでございますから、私も子ども・子育て支援会議のメンバーでございますのでその場で、また9月議会において、子育て支援の特集を組んで議論させていただきたいと思いますので、また、次回よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問に移ります。 過去の一般質問における提案事項等の進捗状況・実績について。 1点目、ポイ捨て及びふん害の防止条例や海岸漂着物対策など、町内美化の取り組みについて、どのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。 2点目、各種行事等の見直しについて、どのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。 3点目、サトイモの種芋確保に向けた取り組みはどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。 ○町長(伊地知実利君) 川畑宏一議員の4点目の質問に、順を追ってお答えをいたします。 ポイ捨て及びふん害の防止条例の制定以来、古くなったごみ収集の看板やポイ捨て防止の看板の取りかえを行うとともに、ポイ捨て防止のCMを作成しサンサンテレビで放映するなど、ポイ捨て防止の周知に取り組んでおります。 また、通学路のごみを拾う通学路キレイ隊として活動している小学生やジョギングなどの合間に海岸のごみを拾うなど、自分のできる範囲で美化活動をされている方もふえてきており、町民の美化意識は向上しているものと感じているところでございます。 しかしながら、いまだにごみの分別においても正しく分別されていなかったり、空き缶やたばこの吸い殻などが路側帯にあったりしますので、今後とも関係機関と連携を図りながら、根気強く周知に努めてまいります。 平成30年第4回定例議会においてお答えしましたように、海岸漂着物対策につきましては、海岸漂着物等を地域対策推進事業で海岸の清掃作業をシルバー人材センターに委託するとともに、海岸クリーンアップ事業で各地区住民によるクリーン大作戦を実施し、平成30年度は約28トンの海岸漂着物の回収処理を行ったところでございます。 また、平成30年11月に、内喜名、ワンジョ、西原の海岸に設置しました漂着物回収ステーションでも漂着物の回収を行っております。 今後とも、町民の協力をいただきながら、各小・中学校で実施されている環境教育の中で、本町のごみ問題などの現状を情報提供するとともに、悪質なポイ捨てなどにつきましては、氏名などの公表も考慮しながら、町内の美化活動に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、2点目でございます。 平成31年第1回議会定例会の一般質問の答弁で、実施や運営について見直すべきところは見直すと、また、教育長からは必要性や優先度を考慮しつつ見直すとの答えをしております。 来年度以降の行事につきましては、今年度中に1件ごとに十分に検討し、計画していきたいと考えておりますので、まだ実績としては出てきておりません。また、今後は行事の開催の検討だけではなく、新しい感覚を持って行事内容の一新にも努めてまいりたいと考えております。 3点目の質問でございますが、現在、実験農場において農家供給用の採取芋、サトイモでございますが植えつけており、順調に生育しております。現在の予定では、6月下旬から収穫を行い、JAを通して農家へ供給してまいります。種芋の確保につきましては、先日開催されました和泊町サトイモ出荷協議会において、農協の担当者から各生産農家へ、今期出荷分から自家保留種芋の確保を呼びかけております。そのような取り組みをサトイモの種子確保については取り組んでいるところでございます。 ○1番(川畑宏一君) 詳細に答弁いただきました。 これは、過去の一般質問における確認で、町民の方からもどうなっているのかということで確認もございましたので、その意味を含めてご質問させていただきました。 これ、3点とも、まだ継続中の案件かと思いますので、また、今後の全協等でみんなでアイデアを出し合って議論していけたらなと思います。 町民の福祉向上に向けて、行政と議会が一体となった取り組みを推進してまいりたいと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(永野利則君) これで川畑宏一君の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。 散 会 午前11時41分 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
和泊町議会議長 永 野 利 則
和泊町議会議員 池 田 正 一
和泊町議会議員 喜 井 和 夫 |