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更新日:2021年3月23日

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令和元年第2回定例会

第1日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和元年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和元年6月18日(火曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第1号)
     ○開会の宣告
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 会期の決定
     ○日程第3 諸般の報告
     ○日程第4 行政報告
     ○日程第5 報告
     ○日程第6 請願の付託について
     ○日程第7 一般質問
            ・松村絹江議員
            ・前 利悦議員
            ・中田隆洋議員
            ・池田正一議員
            ・桂 弘一議員

     ○散会の宣告

    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(11名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
       10番  山 下 幸 秀 君     11番  桂   弘 一 君
       12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(1名)
        9番  和   正 巳 君

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 皆吉泰智君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 林 義仁君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会 事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     ただいまから令和元年第2回和泊町議会定例会を開会します。
     本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、桂弘一君及び川畑宏一君を指名します。

    △ 日程第2 会期の決定
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、会期決定の件を議題とします。
     お諮りします。
     本定例会の会期は、本日から6月20日までの3日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、会期は本日から6月20日までの3日間に決定しました。
     なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会期日程表のとおりであります。

    △ 日程第3 諸般の報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、諸般の報告を行います。
     諸般の報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。お目通しください。

    △ 日程第4 行政報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、行政報告を行います。
    ○町長(伊地知実利君)
     改めて、おはようございます。
     平成31年の第1回の定例会後、いろいろ議会からの申し出もありまして、私どもの席を若干変更いたしましたので、よろしくお願いをいたしたいと、そのように思います。
     また、この議場の中でいろいろとお気づきの点がありましたら、私ども、議会と相談をしながら変更するところは変更してまいりたい、そのように思いますのでよろしくお願いをいたしたいと思います。
     それでは、平成31年第1回和泊町定例会以後の行政について報告をいたします。
     行政報告につきましては、既に皆様のお手元にお配りをしてございますが、4点ほどつけ加えて報告させていただきたいと思います。
     まず初めに、3月20日に平成31年第1回定例会の最終日でありましたが、かねてから進めておりました本町と新日本科学とのシラスウナギの稚魚の養殖研究施設の導入について、永田社長が来庁し、双方で議会、前課長の立ち会いのもと調印を行いました。本格的に事業が展開されることになりました。本事業導入によって将来本町の雇用の拡大、経済振興が図られ、町の活性化に寄与するものと大いに期待をいたしているところでございます。
     次に、4月11日に「西郷どん」プロモーション実行委員会の総会を開催し、平成30年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の放映が決定したことで、西郷とゆかりのある本町もドラマのシーンの撮影の誘致などに向けた実行委員会を立ち上げ、積極的な活動を展開してきました。その効果もあり、撮影隊、多くのスタッフの来島が実現し、大きな成果をおさめることができました。放送の終了を踏まえ、総会では誘致活動の開始から今日までの取り組み、経済効果、入り込み客の増加など、実績、予算の執行について報告を受け、審議の結果、全ての案件について承認をいたしました。
     なお、撮影などで使われた手々知名字に展示してあります牢などについては、西郷南洲顕彰会に継続して管理を委託して、観光資源として残すことにいたしました。
     次に、4月24日に町のシンボルの花をテーマとしたまちづくりを目指す都市、北海道中富良野町、富山県の砺波市、山形県長井市、静岡県の下田市、兵庫県宝塚市、岐阜県大野町、山口県萩市、福岡県久留米市と本町の9都市が持ち回りで毎年開催しているフラワー都市交流連絡協議会総会が、平成31年度は本町で開催されました。各都市の首長、議長が出席した総会においては、30年度の事業、決算、31年度の事業及び予算案が提案され、承認をいたしました。次回開催地を宝塚市に決定をしたところでございます。
     総会閉会後、引き続き、会場を和泊中学校のあかね文化ホールに移し、9都市の花を核としてまちづくりの我が町紹介があり、それぞれの都市の首長と観光大使が登壇し、花をテーマとしたまちづくりを目指す都市の取り組み状況の報告がありました。
     また、体育館を会場としたフラワーパーティーには、8都市、地元から300人を超す参加者がステージを飾る地元の芸能を楽しみながら、にぎやかに盛大に交流を深めました。悪天候で心配されましたが、最後まで、島外者の見送りまで無事ご来町の8都市の皆様に喜んでいただいたと、そのように自負をしているところでございますが、無事に終了する、終わることができました。それもひとえに多くの町民の皆様の、笠石のユリ公園の植えつけから沿道の花づくりなど大変なご協力、ご支援をいただきましたおかげであります。さらには、立ち寄り場所においては、地域の婦人会の皆様の手づくりのお茶菓子などで心のこもったおもてなしのおかげであり、感謝を申し上げているところでございます。本当にありがとうございました。
     6月9日に、4月19日にご逝去されました元衆議院議員保岡興治先生を送る会が奄美市で開催され、永野議長と一緒に出席してまいりました。会場いっぱいの参加者で、会冒頭に主催者を代表して金子万寿夫衆議院議員が追悼の辞を述べ、引き続き森山裕衆議院議員、増田寛也元総務大臣を初め、地元から伊集院幼大和村長が町村長を代表して挨拶をし、ほかに4名の皆様から弔辞が述べられ、46年にわたる政治生活中の数々の功績をたたえられました。
     特に奄美、郡島民の先頭に立って、奄美のサトウキビ価格値上げ運動の展開や奄振法の延長、内容の充実など奄美の振興、国においては司法制度の改革、憲法改正、選挙制度改革などに政治家としての全精力を傾注してその実現に尽力されました先生の政治姿勢を称賛されておりました。出席された全員が偉大な政治家であったことを再認識した会だったと思っております。
     最後に、全員が献花を行い、遺族を代表し、長男の宏武氏が感謝の意を込めてお礼の言葉で送る会を終了をいたしました。
     以上で行政報告を終わらせていただきます。

    △ 日程第5 報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、報告については、町長から提出のありました報告第1号、繰越明許費に係る繰越計算書について(一般会計)、報告第2号、繰越明許費に係る繰越計算書について(下水道事業特別会計)、報告第3号、専決処分の報告について(新庁舎建設事業)については、お手元に配付のとおりであります。

    △ 日程第6 請願の付託について
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、請願の付託について、請願第1号、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る国への意見具申について請願書は総務文教常任委員会に付託しましたので、報告します。

第1日(2)

発言者

  • 松村 絹江

発言内容

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  • △ 日程第7 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、一般質問を行います。
     通告に従って順次発言を許します。
    ○4番(松村絹江君)
     おはようございます。
     令和元年第2回定例会において、2点の質問を通告してありますので、壇上から1点と質問席から1点を質問させていただきます。
     1、ふるさと納税の活用について。
     納付された寄附金を活用し、高齢者のためいきいき健康づくり事業が実施されているが、えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会の運営費には活用できないのか。
     以上、壇上からの質問は終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     松村議員の一般質問に、まず1点目の納税の活用についてお答えをさせていただきます。
     えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会は、約320名の参加があり、うち島外からの参加は約130名と、経済的波及効果も高い本大会の運営を支援すべく、島外者の移動に係るバスでの送迎や会場設営など、商工会と連携をして運営を行っているところでございます。
     大会の運営におけるふるさと納税寄附金の活用につきまして、いきいき健康づくり事業は高齢者などの福祉向上などを目的としており、交通などの生活支援や緊急通報システムの整備、福祉ボランティア活動の推進などについて活用されるべきものと考えており、本大会の運営費における寄附金の活用については、検討は今のところしておりません。
     運営におけるテントなどの設備や設営、島外者の送迎などの費用や労力は支援が行われておりますので、その他の支出について、まずは本大会の実行委員会で見直しを行うなど自助努力における運営改善を検討していただきたいと考えております。経済的波及効果や多数の参加者もあることから、スポンサー募集を行い歳入をふやす方法や、経費を節減する方法もあるかと思われます。
     また、本町からの支援策としては、町内参加者にはどぅくさポイントの付与を行い、島外参加者にはタラソ施設のクーポン券の配付、グラウンドゴルフのスティックの貸し出しを行うなど、本町においても支援可能な範囲で連携をして運営を行えればよいのではないかなということを今考えているところでございまして、実行委員会の検討を一緒に進めてまいりたいと、そのように思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     今、実行委員会というお言葉がありましたけれども、それはどういう団体なんでしょうか。どのような組織になっているのか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     実行委員会の担当は、グラウンドゴルフを愛好する皆さんでつくっております。商工会の会員を中心とした組織でございます。
    ○4番(松村絹江君)
     グラウンドゴルフ協会の役員初め、そして愛好家の皆さんは、本当にこの年に1回の大会を楽しみに、そして、その準備に相当の力と相当の意気込みと、ましてやボランティア精神で取り組んできました。その中に行政が一歩踏み入れて、強力なサポートをしていただければ、ますますこの大会が盛んになり、そしてイベントが長い間続けることができる。今、3回目ですけれども、3回で途絶えてしまうと、やっぱり町民に対しての、これは何だったんだということになりますので、その実行委員の皆さんはそういう思いでやっているとは思っていません。
     ふるさと納税の活用ということで私質問させていただいていますけれども、いただいた資料によりますと、29年度の金額、742件8,681万9,010円、そして、いろんなところに活用されております。わらんちゃヤンバル体験交流プロジェクト事業、和泊の子供たちを育む事業、福祉車両購入事業、いきいき健康づくり事業、球根購入事業、花と緑と海を守り育てる事業ということで、29年は実施されておるようです。
     平成30年度もたくさんの導入があり、活用されていると思いますけれども、平成30年度、最終的にどれだけの金額がふるさと納税として納められたのか、確認ですのでよろしくお願いします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     平成30年度最終の金額は、5,915万4,000円となっております。
    ○4番(松村絹江君)
     最近、返礼品に関しての規制が厳しくなり、返礼品をもちろん目的として納付される方もいると思うんですが、和泊町に対して寄附をしてくれる方は、一度和泊町に来たけれどもすごくお世話になったとか、あるいは友達に言われたとか、ましてや自分たちは島を離れているけれども、年とった両親が島にいて町にお世話になっているんだ、その分寄附をしたいという気持ちの本当の最初の発端、島を思う気持ちでやっている方が多いんじゃないでしょうか。その寄附金を、そのグラウンドゴルフ大会で健康寿命を延ばそうと、最終的には介護にならないで、町のお世話にならないで自分たちで健康づくりをし、仲間づくりをし、楽しく老後を過ごそうという一つの、これは目的というか、だと思います。その中に、その五千何百万のお金の一部です、それを活用することも財政的には不可能でしょうか。お尋ねします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     確かに議員のおっしゃるとおり、そういった寄附される方の中にはそういったものに使ってもいいよと言う方も大勢いらっしゃるかと思っております。
     そして、実際に、平成30年におきましても、初めて平成31年度対応の予算のためにもプレゼンテーションいたしまして、本当に必要である、財源が必要な事業を絞って予算を立てたところでございます。
     議員がお尋ねになりましたそういったところにも財源を充てられないかというご質問でございますが、いろいろ議論がなされたわけですけれども、こういった大会を運営いたしていらっしゃるようですけれども、第3回となりまして、やはり運営が厳しいという話は理事の方から聞いたりとかしておりますが、我々が、よくいろんな総合振興計画とか、連日のように議論しているわけでございますが、やはり一旦大会を終了した後にやはり収支決算書を出して、理事の方々が集まって反省会なりをして、本当にこの会費でやっていけるのかどうか、そういった議論がなされているかどうかわかりませんけれども、もしそういった議論がされていないのであれば、やはりそういった見直し、経費に合った見直し、経費がこういう経費にかかっていると、会費はこれでちゃんと見合っているのか、そういったところを一度議論されて、どうしてもならないというときは、また執行部で検討もしなければいけないかと考えているところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     この商工会を中心に、いろいろ予算の、理事のほうから寄附をいただいたりとか、そして運営しているようです。理事の方たちは寄附するにはもちろん構わないんですけれども、これだけの人数を集めて、これだけのイベントをして、そしてずっと続けていかなくちゃいけないイベントに行政が絡んできてもおかしくはないじゃないかなと思うんですよね。ですから、商工会とグラウンドゴルフ協会と行政とが一つになって、そして実行委員として立ち上げ、これからますますその会を発展させていくのが私は必要かなと思っています。
     よく皆さんの知恵を下さいとか、これから島をよくするためには皆さんの知恵を下さいということを行政はおっしゃいますけれども、これは、本当にある一人の人の知恵から出たイベントです。少人数の観光客を集めてはどうしようもないと、一遍に500名、1,000名のお客さんをこの島に呼ぶんだということを聞いたときに、私、果たして、え、大丈夫でしょうかと思ったんですね。1,000名とはいかないですけれども、500名弱の方を、お客さんを呼んで、あるいは島外からは26チーム、安定しています。180名ですよね。その方たちが、1回目2回目3回目、減ることがなく来ている。
     それはこちらで主催するときの最高のおもてなしを気に入って来ていただいています。それが証拠に、1回目も2回目も3回目も雨、雨、雨の中の開催でした。それでも競技をする人はかっぱをかぶり、水の中にボールが転がっても笑いながら、一生懸命、愚痴を言うこともなくグラウンドゴルフを楽しんでいました。そして、夜のほうの懇親会、ああいう懇親会は、私も島外で結構何回か行っていますけれども、まずないです。終わったらすぐ解散、それぞれのメンバーでただ懇親をするということで本当に味気ないものなんですが、あれだけの催し物をして、島中で歓迎して、そして島外から来た方にもそのグループで演芸を出して、もう目いっぱい楽しんでいますよね。
     自分たちはグラウンドゴルフはいつでもできるんだと、島外の方がおっしゃっていました。いつでもやっている。わざわざ永良部にお金をかけて行くのはそれだけじゃないんです。島に何か貢献ができないか、島を楽しみたい、島の料理を食べたい、琉舞みたいな、そういうのも味わいたいとかいうプラスアルファを、自分たちは要望してきているんですということをおっしゃっていました。
     それを精いっぱい、1回目2回目3回目、実行委員の皆さんはやってあげましたよ。来年の予定も組まれているようです。ですから、もう何百万というお金をどうのこうのというわけじゃなく、本当にその準備に対して、準備をするためにたくさんの労力を要していますよ。それはお金で計算できないところがありますけれども、少しでも町の支援があったとなると、またそこの団体さんもまたまたやる気になりますし、みんなに声かけを多くすることができます。
     ですので、ここでもうだめだということを断言しないで、先ほど話し合いをしてという話がありましたけれども、もう一回グラウンドゴルフ協会の皆さんと商工会の皆さんと、そこに行政が入って、来年どうするかということをじっくり吟味してほしいと思いますけれども、その辺の判断は正しいと思いますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     松村議員の要請は十分私たちも認識をしております。ただ、今まで開催した大会においては、実行委員会から、いろいろな町に対してこういうことをお願いしたいというものがあって、送迎とか会場の設営、テントの設営とか、いろいろ協力できるものは全面的にやってきたと私は認識をいたしております。
     ただ、先ほど企画課長がお答えしたように、実行委員会、商工会の幹部の皆さんや実行委員会、そういうもの、あるいは実行委員会の開催するときに役場も同席してそういう事業の内容について、十分に議論をしていただければありがたいという答弁だったと、そのように思っております。ただ、実行委員会からこういうことを町にぜひ応援をしていただきたいというものについては、応援をしているつもりでございます。ただ企画課長が答えたように、一緒に議論をしていきましょうということを言ったと思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     ぜひその方向に向けて皆さんの意見を聞いて、多分遠慮して、いろんな支援をお願いはできますけれども、お金を出してくださいということは多分実行委員の皆さんも言えなかったと思うんで、あえて私がここで質問させていただいております。
     これから高齢化に向けて、いろんな意味で考えなくちゃいけない中に、この体を動かすこと、そして仲間と話をすること、時間を無駄にしないでおうちに引っ込まないで外に出ることということは、これしかないと思うんですよね。ですから、私たちもどんどん老いていきますけれども、今のうちにそういうことを活発化し、町民の皆さんにも、こういうことを町もやっているから皆さんも頑張って健康づくりしましょうということを、もっともっと大きな声で言えるんじゃないかなと思います。
     あとは、寄附金のほうの話なんですが、こういうことに頑張って町は使っているよ、グラウンドゴルフにも支援してもらって、応援もしてもらっているよということを、島外にいらっしゃる息子さん、娘さんが聞けば、本当にありがたいと思い、また継続してふるさと納税のほうもふえていくんじゃないかなと思いますので、これはもう両方よくなることの話だと思います。ふるさと納税は自主財源をふやすことで大切なことなんで、使い道も行政でいろいろ工夫ができると思いますので、ほかから予算を持ってきてじゃなく、その中からその一部として、ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
     あと一つ、イベントを成功させるために、継続させるためにということで、ジョギング大会も相当長いこと続いていますけれども、その準備にかかる期間をいかに周到にするか、そして当日はいかに楽しませるか、その後のフォローをどうするか、その3点がそろわないとイベントはとまります。
     準備は、一生懸命グラウンドゴルフ協会の人たちが、そして愛好者の皆さんが、ユリの球根を植えたり、草をとったり、石を拾ったり、そして砂を入れてローラーをかけたり、たまには知名町の皆さんが来ているときも協力をしてもらって、みんなで砂入れをしてローラーをかけました。そこできずなができるんですよね。ボランティア精神というのは、やりなさいと言ってできるものじゃなくて、やっぱりそこで、あ、誰かがやっているから助けてあげようという、そういう気持ちを伝えるためにも、私たちがその姿を見せなくちゃいけないということで、前回のグラウンドゴルフ大会の前の準備は、本当にボランティア精神で皆さんやっていました。
     フォローのほうは、会員というかグラウンドゴルフ協会の皆さんが、お世話になったところで開催されれば、もちろん自費で行って、そこで大会をして、先日はありがとうございましたとお礼をしながら、また来年も和泊に来てくださいということをちゃんとやっているんですよ。準備も当日もフォローも目いっぱいやっています。そして、きずなをつくる、知名町とのきずなをつくることも何げなくさりげなくやっています。それが何で認めてもらえないのかなということが、今回主催した皆さんと協力した皆さんの思いだと思います。そこに一歩踏み入れて、先ほど町長の答弁にありましたように、これからは議論をして前向きな方向で考えていただければ、私はそれでいいと思います。
     以上で1点目の質問を終わらせていただきます。
     2点目の質問です。高齢者等の運転免許証自主返納に対する支援について。
     全国的に高齢者の交通事故が多発し、今後、高齢者等の運転免許証自主返納の増加が予想されるが、必要な支援や公共交通機関を利用しやすい仕組み等はどのように考えているのか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     2点目の高齢者等の運転免許自主返納に対する支援についてのお答えを申し上げます。
     本町における運転免許自主返納者は、平成28年が8件、平成29年が26件、平成30年が21件と増加傾向にあっております。本年も、6月10日時点で12件の自主返納がございました。6月時点でございますので、これから年内ますますふえてくるのかなと予想をされているところでございます。
     免許証自主返納者へは、平成29年8月から沖永良部地区交通安全協会から2,000円相当のタオルを進呈しておりましたが、交通安全協会の財政事情により、現在は行っておらず、本人が返納に来られた場合、反射材等を差し上げているところでございます。
     現在の支援措置としては、免許証自主返納者に限らず満70歳以上の方のバス乗車運賃を、1回の乗車につき上限160円と設定をしております。今後、さらに免許証自主返納者がふえてくることが予想されていることから、交通手段の確保や支援が重要になると思われます。
     他の自治体においても各種交通機関の運賃割引などの支援を行っておりますが、本町においては、バス企業団以外の公共交通手段がないため、有効な支援ができていない状況でございます。
     また、免許証自主返納者に限らず、高齢者の交通手段の確保を含めた総合的な支援策が必要と考えられますので、高齢者福祉施策として関係機関などと十分に連携をとりながら検討をしてまいりたいと考えております。
    ○4番(松村絹江君)
     私のほうで平成28年第3回定例会にも同じような質問をしています。そのときの返納率とかの答弁はありました。本町は農業が基幹産業ということもあり、農作業の運搬には車が必要不可欠なものがあり、全国的には自主返納は増加傾向にありますが、本町では自主返納数を増加させればよいという問題ではないと考えているところでございます。そして今後、高齢化が進むことも事実ですので、バスやタクシーなど効率的な交通手段の検討が必要となってまいります。高齢者の交通対策などの新たな課題解決に向けて取り組んでまいります。70歳以上の高齢者には1乗車につき160円という答弁がございました。それから変わっていないんじゃないでしょうか。
     返納する方はふえています。でもサービスは変わっていません。ますます不安が募るのがこの現状ではないでしょうか。その免許証自主返納についての課題が幾つかあると思いますけれども、そこはどのようにお考えでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     高齢者の交通事故対策が近年急激に大きな社会問題となっているところでございまして、平成28年度にも松村議員のおっしゃるとおり、高齢者の交通手段という題目で質問があったかと思っております。
     そのときにも同じような答弁をしてまいりましたけれども、本町といいますか沖永良部島には、公共交通手段として沖永良部バス企業団の運営するバス以外に今のところ特別これといった手段がないところが現状でございまして、そのバス企業団の運営につきましても非常に赤字の経営が続いているということで、そういうところから、両町、それからバス企業団と協議いたしまして、いろんな、今、赤字対策について協議をしているところでございます。
     沖永良部地域公共交通活性化協議会というものを設置して、今、協議をしているところでございますけれども、まず一番のネックは、運行回数が少ないということがネックになっているのではないかと思っておりますので、そこの対策を今後どのようにしていくのか、それから、現在のバス企業団の職員の体制、それから業務の体制では、なかなか運行回数の増加にまでは現在のところつながっていかないということで、そこら辺を今後慎重に対応して、この問題は、本町だけではなく知名町、そして沖永良部交通安全協会、そして警察署等の意見も伺いながら慎重に検討していくべきでありますので、なかなか進捗は現在のところ本当に厳しい状態でございますけれども、決しておろそかにしているわけではございませんので、今後は、前向きに高齢者のひきこもり、それから買い物難民、そういうことも含めまして、高齢者対策として捉えて検討していくべき案件だと思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     バス企業の赤字、もうそれは何年前からやっているんでしょうか。そこ、解消もされない、そしてバスの乗車率もほとんどない状態の中を何年繰り返して、そのバスを見るたびに何とかならないのかなという話もしながらもなかなか改善されない中で、本当に毎年毎年、年はふえるわけで、今の答弁を聞いて、テレビの前で、自分はもう75、80になるんだけれども、どうしようと考えている方がいっぱいいることはご存じですよね。私だってあと10年もすればその該当になるんですよ。でも、車がない、その後何も対応してくれない、後手後手に回っている中で本当に自主返納を気持ちよくできるんでしょうか。そこら辺が一番の課題だと思います。
     自主返納を気持ちよくさせ、そして自分が加害者、被害者にならない、一生罪の意識を背負って生きていかなくてもいい、そのためには、町が一番優先的にやる問題じゃないでしょうか。高齢者だから高齢者だからといって、もう家にいなさい、我慢しなさいということはもう通用しないですよ。
     課題があると思いますけれども、もう一度お尋ねします。自主返納するに当たっての課題、私は2つあると思います。お答えをお願いします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     課題はたくさんあると思っております。まず、自主返納については、本町においてはまだ60歳以上、もっと、70歳以上の方でも農作業等に積極的に取り組んでいる方もおられまして、そういう方にとっては免許証というのは必要不可欠なものであると思います。
     それから、先ほどから申していますように、生活の足としての基盤の公共交通機関がないと、返したくても、返納したくても返納できないという切実な高齢者の思いもあると思います。
     それと、返納したら家族とか親戚でサポートをできる場合は、そういうサポートに頼ることもできると思いますけれども、なかなか高齢者のみの世帯、そして独居の世帯、サポートのできる方がいない世帯、いろんなケースがございますので、本当に非常にこの高齢者の足というのの確保につきましては、今、本当に苦慮しているところでございまして、先ほども申し上げましたけれども、決して安易に考えているわけではございませんで、いろんなところで対策は考えているところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     私が考える課題というのは、まず本人の意識の改革ですよね。自分はまだ大丈夫、ずっと経験があるから、20代から運転しているし、自分は運転には自信があるよという方が多いんじゃないでしょうか。
     そして、テレビの報道とかで出たんですが、年齢が高くなればなるにつれて、自分は運転に自信があるというグラフが伸びているんですよ。それは本人が、自分は経験しているから大丈夫、運転と、普通のこういう事務職だ、普通のサラリーマンとの経験とは違うと思う。だんだん体力が落ちていきますし、でもやっぱり自信を、自信があるというか何というか、自分に対してノーを言えないプライドがあるんですよね。そこをどうするかということなんです。
     今、自主返納して全てのものをクリアにして再スタートするためには、いろんな方たちの協力が必要なんですが、まず本人を、本人がどういう気持ちになるのかということを促すことが大事じゃないかなと思うんですよ。
     1つには、各関連機関と協力しまして、もちろん警察じゃないでしょうか。いろんな実習もあるようです、認知のテストとか。そのときに大変手間はとらせますが、小規模単位での警察の方の研修、各字に来てそういうプライドを見せるとか、本当にそのときに実際テストをしてみるとか、そういう認識を高める研修は警察にお願いすれば、これから先、大問題になるわけですから、拒むことはないと思いますけれども、そこら辺のあっせんをする予定はぜひつくってほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     高齢者の交通安全対策ということにつきましては、先ほど議員もおっしゃいましたように、警察署の指導であるとか講習が非常に重要であると思います。これは警察署も含めまして沖永良部交通安全協会という組織がございますので、そちらのほうとも検討しながら、どういった形で、また、いろんな年齢であるとか地区であるとかそういう細かい部分もありますので、交通安全協会、それから知名町とも検討をしながら進めていけないことはないと思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     ぜひこれは知名町との連携も必要ですので、進めてほしいと思います。
     あとは、家族との話し合いなんですが、やっぱり家族の言うことはなかなかその本人になると聞かないということもあって、家族の方も困っているというのが現状らしいです。自分たちは心配なんです、でも、ということで、ですからこれからはいろんな連携をとって本人の意識改革をするという方向も、この解決策の中にひとつ入れてほしいなと思いますので、要請します。
     あと、2つ目の課題というのは、やっぱり先ほどから答弁にもあるように、返納した後の不便さですよね。本人の生活の不便さが一番です。趣味の釣りにも行きたいけれども行けない。買い物にも行きたいけれども行けない。好きなときに出かけられない。マイナスが多いんです。今まではエンジンかけてアクセル踏めば走っていた車がもうないわけですから。だからといって、隣の人にお願いとも言えないし、まさか民生委員の方にお願いするわけにもいかないし、そこが一番の私は課題じゃないかなと思うんです。出かけられない、出かけてしまうと事故というものはつきものですから、どっちをとるかなんですが、自主返納後のその不便さが一番の問題だと思います。
     それに対して、先ほどの答弁、何回もありましたように、沖永良部バスしかないということで、そこの対策は難しいということになれば、もうどうすればよろしいんでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     どうすればよろしいでしょうか、大変難しい質問でございます。答弁に苦慮するわけですが、今、先ほどから総務課長からもお答えしておりますように、公共交通、沖永良部バス企業団にも町が支援をしております。今、それでしながら運行しているわけですが、バス企業の運行回数が少ない、いわゆる自主返納しても自分の好きな時間に好きなことをやって、好きな時間に帰られるという体制にないところが非常にネックになっているのかなと、そのように思っております。
     私どもとして一番困っているのは、公共交通、バス企業団にも支援をしながら、じゃ、どこにどうするかというそのバランスの問題もありまして、非常に前に進まない点があります。じゃ、タクシー乗車券を発行するのか、いろんなそういうことも考えられると思いますけれども、どこにどう応援をしていくかということを、大変担当している皆さんも非常に苦慮していることかと、そのように思っております。
     そのようなことで、でき得れば、私どもとしては支援をしていますバス企業の運行に合わせて仕事、業務をすることも大事かと、そのように思いますが、なかなかバスの時間帯に合わせられないというのが非常に利用者の皆さんの不満でございます。これは私どもも承知をしているところでございますが、バス企業団の機材の問題や運転手の問題、いろいろなことがございまして、増便が図られないというのが現状でございます。
     そのようなことで、先ほどから総務課長がお答えしておりますように、関係機関とそれは十分に、自主返納した方及び高齢者の皆さんの足をどう確保するかということは大きな問題で、社会問題でございますので、これ、役場だけでこうしようああしようとできない部分もあるかと思いますので、関係機関と十分に議論をしながら、どうしたらそのような方々に満足のいけるような交通機関の確保ができるか、そういうことは検討させていただきたいと、そのように思っています。
     いろいろ鋭意、担当もバス企業も、それから両町、そういう場でいろいろ議論をしておりますが、名案がないのが現状でございます。これは先ほども言いましたように、バス企業団にも町費で支援をしている、今度はほかのほうにこういうふうな支援をすると、じゃ、バス企業の利用者が少なくなるといういろんな面がございまして、名案というか、これしかないというものがなかなか出せないところが現状でございますので、これは十分に検討しながら慎重に進めなければいけない、そのように考えているところで、これは十分に担当、交通安全の担当課である総務課の職員とも十分に議論しながら、そして関係機関と検討を重ね、検討、検討と申しますが、もう今のところ、そういう会を持つことが先決かなと、そのように思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     妙案がないのは残念ですね。本当に免許証を自主返納した後の支援もない、今まであったものもなくなった、でも返さなくちゃいけないことは、みんな家族も言われているし、本人も思っている、でもどうすればいいのという問題はいつになったら解決するんでしょうか。
     本当にこれは鬼気迫るものですので、都会だったらいろんな交通手段があるからいいですよ。タクシーもあるし、電車もあるし何でも。永良部だからこそですよね、このことを問題にしなきゃいけないのは。皆さんわかっていると思うんですよ。何でもう一歩、こうしようああしようという話をどんとしてくれないんですか。優先的に考えていくべきじゃないでしょうか。
     私はもうバスの話も何回もしていますけれども、島内を時間帯決めてとにかくぐるぐる回ることも、必要であればどうかなとか、あるテレビで見た話ですと、北海道の僻地のほうで、もちろんバスももう倒産して交通手段がないと、そして高齢者がいる中で、あるタクシー会社が乗り合いタクシーというのが、とにかく1日20人ぐらいしか乗らないそうですけれども、回って回ってきょうは病院、きょうはそこの買い物、きょうは何と、そのおじいちゃんおばあちゃんの用件を聞いて、終わったころにはまた迎えに行って、そういうものに町が補助しているというのも出ましたよ。400万円相当でした。それで足りないそうです、全然。
     でも、おじいちゃんおばあちゃんは本当に助かると、買い物も行けないのがこれが来てくれて助かるということで、荷物もおうちまで運んでくれて、本当に見ていて何か和泊町の風景に似ているなということも思いました。もちろん自助努力もして、400万の補助では足りないんで、そのタクシー乗り合いの事業をしている方は、ある業者の宅配便も請け負って、バスの時間が終わったら今度は荷物を届けるとか、それで少し収入を得て、なかなかプラスにはならないけれども、ここに住んでいる皆さんのために、お役に立つために頑張りますというので、そういう事業も立ち上げているようです。
     ですから、そういうこともやりたいという事業者があったら、ぜひどんどん吸い上げていって、町のためです、私たちの今後のためですので、バス企業だけにおんぶにだっこじゃなくて、いろんな案を出していってほしいなと思います。
     スーパーの出張販売というのも前にあったようですね、野菜を売ったりとか。でも、やっぱり赤字経営になっちゃって、結局それはもう取りやめということになっているようですけれども、もう車もなくバスもなかなか来ない、買い物に、特に女性の方は買い物をすると、うれしくなってアドレナリンが出て、ああ、あれも食べたい、これもつくってみよう、この服も着てみたい、今度はこれを着ていこうとか、もうすごく前向きになりますよ。買い物もしない、家にいて、野菜とあるもので食べて、毎食そういうことをするようなことが続いたらどうなるかはご存じですよね。
     ですから、そのスーパー、わからないですけれども、やってくれるところがあれば、何曜日と何曜日野菜と果物とここに来ますよと、もうわくわくして待っていると思います。お財布抱えて、きょうは何をつくろうという感じで。だから、それが赤字経営になって取りやめになったという経緯があるようですので、町としてできることがあれば、そういう方たちに、先ほど言った乗り合いタクシーじゃないですけれども、バス企業団一つじゃなくていろんな人との知恵をかりて、ぜひ早目に動いてほしいなというのが私の提案です。すぐ実現してほしいということじゃなくて、そういうこともありますよということです。
     あと一つ、これは町民の方がぱっと言った言葉なんです。はっと思ったんですけれども、もちろんこれを可能にするのは相当難しい話なんですけれども、不可能の確率がすごく高いですが、島内に一本の線路を引いて、市電の形の山手線っぽいのをつくれば、誰でもどこでもぽっと駅があって、ぽっと乗れて、ぽっと帰れていいんじゃないという、わあ、すごいですね、令和の時代で実現すればいいけれどもねという、そういう発想も、バスがなかなかないとなったら、何かそういうのもおもしろい発想だなということを感じました。
     いろんな方法があると思いますけれども、まだまだ手の打ちどころが弱いなというのを感じていますので、私たちも含めて、これは最優先、その事業にふるさと納税も使えると思います、自主財源ですので、いろんな意味でね。私はその辺のところは詳しく調べていないですけれども、今ある課題が、1番目と2番目に共通するものが高齢者のこれからの健康づくり、健康寿命を延ばす、介護にならない、町の負担にならない、そしてボランティア精神を持ちながらきずなを持って、この和泊町をよくするんだという人をいっぱいつくっていくという方向に進む一歩ではないでしょうか。
     そして、免許証を持ちながらも今どきどきしている高齢者の皆さんに、これだから安心だよ、これだから大丈夫だよという方策を早目に考えてほしいなということが、本当にきょうの一番の私の思いです。ぜひみんなで協力してその方向に向かっていってほしいなと思います。
     2点質問いたしましたけれども、以上で終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで松村絹江君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時26分

    再 開 午前10時40分

第1日(3)

発言者

  • 前 利悦

発言内容

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  • ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     前利悦君の一般質問を許します。
    ○6番(前 利悦君)
     おはようございます。
     3点について通告してありますが、壇上からは1点について質問させていただきます。
     1、農業振興について。
     ①農産物加工センターで、特産物関係を担う地域おこし協力隊の採用はどうなっているか。
     ②農産物加工センターに、黒ニンニクの製造機器の導入はできないか。
     ③生分解性マルチの助成等について、平成30年第3回定例会で、生分解性マルチを使った栽培指針等を早急に考えていきたいと答弁があったが、その後、購入助成も含めてどのような検討がされているか。
     ④農家の新規作物導入に対する支援は、どのようなものがあるか。
     以上で壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     前利悦議員の農業振興について、順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目についてですが、農産物加工センターを有効活用し、島にある農産物などを活用した特産品の開発や、島外からの新たな視点で捉えた地域資源に関する情報の発信などを担う地域おこし協力隊については、島モノ発見隊と称して平成31年2月から募集を開始いたしました。
     2カ月の募集期間中に3名の応募があり、4月の第1次選考、5月の第2次選考を経て1名の採用が決定し、現在、7月1日の着任に向けて調整を行っているところでございます。
     着任後は、地域の皆さんとコミュニケーションを図りながら、島にある農産物などの地域資源について調査、把握する取り組みからスタートをし、3年の任期後は、農産物加工センターが島の地域資源や人が集まり新たなものが生まれる拠点として有効に活用されること、また、地域おこし協力隊がその拠点の中心人物として活躍していただけるものと期待をいたしているところでございます。
     2点目についてお答えします。
     農産物加工センターは、地域にある資源を有効に活用し、産業の活性化を図ることを目的として設置されており、多くの町民に幅広く活用していただくため、汎用性の高い機器が設置されております。
     現在、農産物の加工で使用いただいている機器については老朽化が進んでおり、修繕や更新の検討も必要となっているのが現状でございます。
     新たな加工機器の導入に当たっては、現在のところ明確な選定基準はありませんが、限られた予算の範囲内での運営となっていることから、使用できる品目が限定される黒ニンニクの製造機器の導入については、機器の規模、容量、維持管理費や使用頻度などの費用対効果の検証など、慎重な検討が必要であると考えております。
     次に、3点目についてですが、生分解性マルチの価格は、現在、通常のポリマルチの約2.5倍程度となっております。
     しかし、里芋収穫時のマルチを剝がす労働力の削減、ポリマルチの処理費が必要でない、また、増収が見込まれるなど、通常のポリマルチ使用に比べて利益率が上がる試算になっております。
     現状につきましては、購入費の助成ではなく、関係機関と協力をして、全ての里芋生産農家へ生分解性マルチの特性とメリットの周知に努めてまいりたいと考えております。
     最後に、4点目でございます。
     新規作物導入に対する支援につきましては、栽培に適した品目の選定、消費者の志向や販売経路などの問題が解決し、新規品目として位置づけられましたら、出荷団体や技術員連絡協議会などとの協議を重ねた上で、栽培環境整備の支援策を考えてまいります。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問については、自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○6番(前 利悦君)
     7月1日から協力隊が到着をする、大変和泊町の農業加工品については非常にいいことではないかなと思っております。4月から来るんじゃないかなと、そういうふうに思っておったもんですから、大変いいことだと思います。
     それで、先ほどの説明の中では、協力隊のほうにもう任せると、そういうようなことでしたので、町として何かこれについて加工を考えている、そういう品目はないかどうか、その辺についてお尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     今度新しく来る協力隊だけに任せるんではなく、経済課に席を置いて、うちの加工指導員とともに新しい開発に向けて、あるいは地場産の開発に向けて取り組んでいくと、ともにです。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     ちょっと質問が悪かったようですけれども、町として現在こういうものをという何か、今から全て相談をされていくのか、もう既に何か、今、和泊町は農作物たくさんあるわけですけれども、その中でこういうものを何かしていきたいと考えているとか、その辺のところはどうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     今、3点ほどありますのは、人材確保ということで、今度協力隊が来ます。現在、加工センターには農産物加工専門員等がおります。この方と一緒に各種加工機器の操作指導、加工技術指導をともに行いながら、多くの町民にまず加工センターを大いに利用してもらう、そのためにこの協力隊にもお願いしております。
     それと、既存の生活改善グループというのが町内にいます。この各種団体と連携をした特産品開発、地産地消活動への取り組みということ。
     3点目が、島にある農産物の高付加価値化、あるいは商品開発、販売への取り組みということで、既存に今、バレイショ、里芋等ありますけれども、もうこの協力隊には真っさらな気持ちで来てもらって、そして3年間で新たなものを見つけていただくという考えでおります。
    ○6番(前 利悦君)
     その真っさらな気持ちでそこから出発ということはよくわかるんですけれども、既に和泊町には作物があって、園芸でかなりの、具体的な数字をちょっと覚えとったんだけれどもすぐ出てこないんですけれども、たくさんありますが、その中で何を考えているのか、その辺をちょっと聞きたかったもんですから、バレイショ、里芋、そういう形でされるとは思うんですけれども、それで、ただ一つ、向こうに乾燥機があるわけですけれども、なかなかその利用が時間的に決められておって、例えばニンニクなんか、かなり1週間程度ずっと乾燥せないかん、そういう状況があって、なかなかそれができない状況があるんですけれども、農家の人たちもそこができないところがあるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺も含めてぜひ検討していただきたいと思います。
     それで、2点目の黒ニンニクの製造機器ということで、慎重な検討をされるという町長の答弁でしたけれども、先ほど1回目の定例会で、前課長だったんですけれども、沖縄のほうに加工する機具があるという話がありましたけれども、知っていらっしゃるかどうかわからんですけれども、その価格は大体幾らぐらいするのか、そして、1回のそこで使われる量、何キロぐらいがそこで加工できるのか、その辺、情報があったら教えてください。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     そのことでうちの担当が、このニンニクの処理機械はもともとは青森県産なんですけれどもその販売元が沖縄にあるということで、沖縄からパンフレット等を取り寄せて聞いたところ、処理能力が50キロから500キロぐらいまでありまして、50キロで大体150万ぐらいかかると、100キロで200万から300万、それ以外はちょっと聞いておりませんけれども、それぐらいの高価な機器ということで伺っております。
    ○6番(前 利悦君)
     伊良部のほうでも、かなりの人たちが自家製として炊飯器を利用してつくっていると思うんですけれども、それはもう限られているんですよね。量が、どれぐらいですかね、1キロぐらい、それぐらいな状況なもんですから、一遍にたくさんできるものがあればなと、そういうふうに思っておったわけですけれども、そういうのを聞いて、それまでは、ちょっとあそこの加工センターのほうにちょっと何か小屋みたいのをつくって、そこで薫製をして、それでやるとかなりの量がつくれるのかなと、そういうような思いでしたけれども、そういう機器があるということでしたので、ぜひそういうものを導入して、これからニンニクというのは、今、生産組合はほとんど高齢の人たちが多いです。ジャガイモはなかなか重くて持てないとかそういうのがあるんですけれども、ニンニクの場合は植えつけるのは一つ一つマルチの穴に入れていって大変ですけれども、それとまた収穫のときの手間など大変ですけれども、座っておってできる、そういう作業で、かなりの高齢者の人たちがふえてきています。そういう形で、ぜひ永良部の黒ニンニクの何かブランド化までできればなというふうに思っています。
     というのは、いろいろ食べてみるんですけれども、島のニンニクは本当に黒ニンニクに適していて、非常に甘くておいしいです。だから、もう私個人的には青森のニンニクに負けないんじゃないかなと、そういうふうにも思っています。多少向こうのニンニクは、買ってきたのですけれども、少しこうかた目というんですかね、島のニンニクを黒ニンニクにすると少しやわらかい感じがあるんですけれども、それにしても非常に味はいいし、また、向こうのニンニクはかなり値段が高いです。前、鹿児島のほうで見たときに、何個ぐらい入って、七、八個でしたっけね、それで5,000円弱ぐらいの値段がしていました。永良部は、たくさんもうニンニクもつくるし、そこで黒ニンニクにして、そしてまた販売ルート確立、そういうことまでぜひしていただけないかなというふうに思っているところです。
     それでは、3点目について。
     生分解性マルチをずっと質問してきましたけれども、周知のみということでしたけれども、どうもそれが、廃棄するときは処理料が要るのに、廃棄もしなくて済むのに、ちょっと助成ができて、どうも私の頭で、同じマルチで、一方では処理するにはお金を出す、何かそういうのを使えと、環境的にも問題があるし、産業廃棄物として出すとかなりお金が要るし、お金を出すよりもということで畑の中で燃やしているという話も聞いたりして、そういうことを考えていったときに、非常にそういう面で、生分解性マルチは全く必要ないし、そのままロータリーをかけても大丈夫だし、非常に省力化ができます。
     そういうことで、規模拡大にもつながっていく、ニンニクなんかも一つ一つ抜くのが大変で、ところがマルチだったら、掘るだけでずっとほっていけると、非常に省力化もなるし、里芋のほうでは収量もかなり上がっていると、そういう中で、里芋はもうどんどん、これを一度使ったらもうあと今までのマルチは使えないという、そういう話もしています。
     ぜひそれをニンニク農家も恐らく使いたいと思います。マルチを剝ぐのがもう本当大変だということはもう皆わかっておると思うんですけれども、それをしなくていいし、また収量も上がっていくと。そういうことがありますので、これはぜひまた検討して、ぜひ助成して、それが広がっていくんですかね、農家の人たちがまた規模拡大までつながっていくような検討をぜひお願いしたいと思います。
     4点目の新規作物の導入ということですけれども、ちょっと答弁がよく理解できなかったんですけれども、近年、何か和泊町のほうで新しい作物に加えられたもの、近年で知っているところではアザミが栽培されるようになった、そういうのがあるんですけれども、近年、農作物として新しく加わったもの、何かありましたら教えてください。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     農作物として町が推進する作物というのがあります。これは推進品目と言われて、園芸産地活性化プラン、国が求める活性化プランや町の中期計画などに分類されております。例えば、バレイショ、里芋、インゲン、ニガウリ、ニンニク等、これは野菜類。テッポウユリ、スプレー菊、ソリダゴ、グラジオラス、トルコキキョウ、これは花き類。そして、最近、マンゴーも果樹類として、これが推進品目です。
     次に、準推進品目というのを、これは、これに準じて生産組織がある、あるいは販売額、継続して販売をしていると認められて、そしてその団体が行政、農協等にバックアップ体制を依頼してきたとき、議連会等で協議をし、そしてこの出荷団体と新規品目として取り上げていくというふうにやっていくということで、町として取り決めております。
     最近というのは、ごめんなさい、この11種類しか私、品目を覚えておりませんので、わかりません、ごめんなさい。
    ○6番(前 利悦君)
     今、話されましたその件については大体知っている、永良部でも栽培されているもので、もう皆さんみんなご存じだと思うんですけれども、そのほか、近年、もう一、二年何か新しいのがなかったかなと思って質問したんですけれども。ということは、ないということで、それについては、具体的に生産者のほうからこれを町の指定作物にしてくださいと、そういう形になっていかないと、検討がされないし、それができないと、そういうふうになるわけですかね。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     個々で私これやりますというのを町が推進していいのかというのがあります。ぜひ、少人数でもいいですので、自分たちでこの品目を取り組みたい、実際、今、JAを通じてやっているところもあります。ここはこの品目団体が余り言わないでくれということであるんですけれども、そうやって、少人数で、今しっかり市場に売っていって、市場の評価、特に端境期、そういうのを狙って今やっているところもあります。
     ですから、個々で来るんではなく、私は、やはり自分たちが数人ないし十数人で自分たちでグループつくって、これをやっていきたいというような自分たちの意思表示等があれば、私たちはまた議連会等で相談を受け、そして、その推進品目に当てはまるか、そういうのを団体と協議していきたいと思っております。
    ○6番(前 利悦君)
     再確認といいますか、個々じゃなくて、生産組合までいかなくても何人かで相談して、そして、これを指定作物にしてくださいと、そういうような形で相談があれば検討がされる、そういうことでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     あくまで生産者が自主的にグループを組んで、そして、これをやっていきたいという販売とその継続実績があれば、我々は相談には応じます。
     それと、すみません、近年新規作物ということで、今、4Hクラブがこの数年ズッキーニという野菜を取り組んでいます。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     本町はもうもちろん農業の島でありますし、やっぱり農業振興がなくては人口減の歯どめにもなっていかないだろうと思うし、やっぱり農業振興する上で、また新しい作物も考えていかなければならないだろうし、そういう意味で、その辺のまた情報とか、そういうのもぜひまた情報提供するというんですか、そういう形で、町民に知らせていくんですか、そういうことをまたぜひお願いしたいと思います。
     それでは、これは新規作物と少し違いますけれども、ことしの1月から収入保険というのができたんですけれども、それについて、本町の加入状況、まだ課長も新しくなられてその辺がどうかわかりませんけれども、どれぐらいの率で収入保険に加入されたのか、その辺の数値がわかったら教えていただけませんか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     ちょっと古い情報というか、私も4月に議連会の総会がありまして、その時点で共済組合に問い合わせをしたところ、平成30年分は12月末で締めております。それの数字によりますと、和泊町で16名ということを聞いております。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     ことしはバレイショもかなり価格が安くて、かなりの収入減があったと思うんですけれども、聞くところでは、これに入ったおかげで非常に助かったと、そういう話を聞きまして、その辺の状況がどうだったかということをぜひ聞いてほしいということだったんですけれども、少し調べてみますと、ほとんど全ての作物に対して保険はかけられるわけで、減になったとき補償が来ると、非常にいい保険のような気はします。
     これについて16名ということでしたけれども、和泊町はバレイショにしてもたくさんの人たちが栽培しているし、その辺のところ、もう少し推進というんですか、そういうことは何か考えていらっしゃらないのか、その辺について、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     私も、数名、議員の、そのバレイショでことし入っていて非常に助かったという情報を共済組合から承っております。共済組合がもとの統括ですので、共済組合にはいろんな情報提供ということで、先般は、サトウキビの令和元年、2年産の収量調査のときに一緒に行って、共済組合がともに加入推進をしたという情報も聞いております。
     今後は、野菜は、これから園芸振興会とかそういう会があります。その都度出かけていって、農家等への情報提供ということは共済組合のほうにはお願いしていきたいと思っております。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     そういうことも必要ですけれども、生産する人たちにぜひそういう情報提供するというんですか、そうすると、もう安心して生産ができると、そういう面で非常に有利なものができたんじゃないかなというふうに思っています。
     ただ、青色申告をしていないとできないとかそういう条件があって、なかなか進まなかった人たちもおっただろうと思うんですけれども、ぜひその辺の説明をして、農家が安定した、そういう収入が得られるようなそういうのをぜひ推進していただきたいと思います。
     では、以上で1点目についての質問を終わります。
     次に、学校教育の充実について。
     ①昨年度、学校教育の中で教師と児童等の信頼関係に問題が生じていたが、その後どう改善されているか。
     ②学校の中で仲間づくりがどのように実践されているか、お尋ねします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     前議員の2、学校教育の充実について、①昨年度、学校教育の中で教師と児童等の信頼関係に問題が生じていたが、その後どう改善されているかの質問にお答えいたします。
     昨年度、教師と児童の信頼関係が十分に保たれていなかったために、児童や保護者に不安を抱かせる状況がありました。そこで、学校では、子供の個性や意欲、関心を引き出すために、生徒指導や学習指導に関する話し合いを重ね、子供の心に届く生徒指導やわかりやすい授業づくりに努めてきました。保護者の方々にもできるだけ学校に来ていただき、参観を通して子供の様子を見守っていただきました。
     また、地域の方々との触れ合い活動を実施して、子供たちの交流の場を設けました。特に気になる児童に対しては、保護者との相談活動を行い、学校での指導内容や家庭での子供へのかかわり方などについて、共通理解を図る努力を重ねてきました。
     教育委員が直接学校に出向き、子供たちと語り合う場を設けたり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる参観や相談活動なども実施したりしました。さらに、学習活動の充実のために学習支援員を複数配置して、子供一人一人の意欲を高める工夫なども行いました。
     先月、町教育委員会による町内全学校の学校訪問を実施しましたが、授業参観での子供たちの様子は、どの学校どの学級も落ちついた雰囲気で、子供たちが意欲的に集中して学習に取り組んでいる様子が見られました。
     新年度が始まって以来、教師と児童等の信頼関係に問題はなく、子供たちは、明るく、楽しく、元気よく学校生活を送っています。
     ②の学校の中で仲間づくりがどのように実践されているかというご質問にお答えいたします。
     学校の教育活動では、多様な仲間づくりの場があります。中でも特別活動は、仲間づくりに最も適した活動であります。
     学級活動では、学校生活をよくするために互いに課題を出し合い、話し合いを通して、係や給食当番、掃除当番、日直当番などの役割を決めていきます。決められたそれらの活動を通して、仲間づくりが醸成されていくものと考えます。
     また、クラブ活動では、クラブ活動は小学校の4年生から6年生の異なる学年の子供たちが、教えたり教えられたりしながら仲間づくりができていきます。
     運動会、体育大会では、さまざまな種目や応援などの練習を通して、また、学習発表会、文化祭では、作品の創作や舞台発表などを通して、協調性や助け合いの態度が育てられ、仲間づくりのよい機会となります。
     集団宿泊学習や修学旅行では、なれない場所での宿泊を伴う集団生活を通して、互いのよさを発見したり、困っているときには助け合ったりする支え合いの精神を育みながら、仲間づくりができます。
     道徳の授業では、教科書などの資料をもとに、仲間の存在について、自分だったらという視点で考え、友達と意見を交わしたり議論したりしながら仲間づくりについて考えさせ、道徳的実践力を養っています。
     国語や算数など各教科の授業においては、学習内容を学ぶとともに、人権同和教育の視点から、一人一人の考えや意見を尊重し合うことや互いに学び合うよさを実感できるような授業を展開し、よりよい仲間づくりができるようにしています。
     このように、各学校では、特別活動を初め全教育活動を通して実践が進められており、子供たちの仲間づくりができております。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     学校の中では、もう先生と子供たちの信頼関係がなくては教育活動はできないと思うんですけれども、学校の中で、いろいろなそういう教育活動の中で実践はされていると思うんですけれども、昨年はほとんどそれがうまくいかなかったと、そういう事実がありました。
     新年度になって、またかわって、そして、今は子供たち落ちつきという状況はあるようですけれども、先生たちがかわって、そしてよくなったというのではなくて、本当にそのことから何を学んで、そしてどうしていかなければいけないかということをちょっとお聞きしたいんですけれども、何でこんな信頼関係ができなかったのか、その辺のところはどういうふうに捉えていらっしゃるんでしょうか。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     私も、先月の全ての学校の学校訪問を通して、また、職員に対する話の中でも、教育は子供を愛することから始まる、生徒指導は子供を信頼することから始まる、全ての学校経営、学級経営の中で信頼関係なくしてはそれは成り立たないということを、それぞれの学校の先生方にも、自己紹介を兼ねた短い時間ではありましたけれども、そんな話をしてきました。
     やはり子供たちとの信頼関係づくりという点において、何か問題があったり、学級経営がうまくいかなかった場合には、やはり考え方として、子供の言い分をしっかり聞いて、子供を認めて、さらに、子供にある程度非があったとしてもその非を認め、励まし、そのような気持ちで接しないと、子供の心の扉の取っ手は内側についていると、外から幾らこじあけようとしてもなかなか子供は心を開いてくれるものではないとよく言われますけれども、そのことを一人一人の教師がしっかりと肝に銘じて、まずは、議員も先ほどおっしゃったように信頼関係、これが全ての基盤になると、そのような考えに基づいた学校経営なり学級づくり、それが一番重要なことであると。
     去年、学校経営、学級づくりがうまくいかなかった原因は、子供たちとの信頼関係づくり、また保護者、関係者との信頼関係づくり、そのあたりに大きな問題があっただろうと考え、その問題についての解決策、それを考えて実行していきましょうということを話しかけているところでございます。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     信頼関係が築けなかったと、そういうことだと思うんですが、だから、この信頼関係を築くためにふだんからどうしなければいけないかということだと思うんです。
     私は、もう和泊町は本当は教育の町であるし、和泊町でほかの県外の子供たちも本当に育っていくような、そういうことができないかなというふうに思っているんですけれども、教育の町、和泊町の中で信頼関係ができなかった、これがもう和泊町の教育の一番の本質だと思っているし、ちむぐくるの教育と、ここが一番教育の中で大事なことだと思っているんですけれども、それができなかったから子供たちがそういう状況になったというふうに思っているわけですけれども、そこのところで、これを和泊町が本当に子供たちを育てていく、そういうのをどうして……。昔は恐らくそういうふうにしていたと思うんですけれども、町長、話を聞くところで、昔はPTA会長なんかもされておったということですので、学校との連携をずっととって、そういう中で、今と昔といったらあれなんですけれども、違いというんですか、その先生たちとの連携がうまくいかない、その辺のところは町長はどういうふうに考えていらっしゃいますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     学校教育、学校環境について、いろいろ、今、教育長のほうからお答えをしたところでございますが、まさにそのとおりだと、そのように思っております。
     教育の原点は家庭からという言葉もございます。要は、学校学校といいますが、学校の先生方は私は一生懸命やっていると思います。学力向上、子供の精神的な成長を願って、いろんな学校の先生方全員が一生懸命取り組んできていると、そのように思っておりますし、じゃ、それに私ども家庭は、保護者はどうなければいけないかということを、一つは、PTA活動の中で十分に取り組んできていただいたかどうかというのが大きな問題ではなかったかなと、そのように思っております。
     ただ、保護者の皆さんが、やはり学校に対して、学校の先生方の教育指導、教育のあり方、学校経営のあり方、そういうものについて、本当に学校任せにしてはいけなかったのかなと、そのように私は思っておりますし、あの時代は、本当に学校と保護者と子供と、本当に連携が十分にとれておったのかなとそのように思っておりますので、要は、一番学校の健全化を進めるためには、やはり保護者の皆さんが学校とどういう協力体制をとっていくかというのも非常に重要なことかと、そのように思いますし、頻繁に何か事故があったときには、PTAの役員会を常時開いて先生方と意見交換をし、じゃ、その原因は何なのか、そういうときにはPTAの役員がその家庭を訪問していろいろと語るという活動もいろいろやってきたつもりでございます。
     要は、前議員もそのように、この学校問題について質問は常時されております。その原点はやはり、よく三者連携という言葉がございますが、根本的なのはやはり学校と先生方と子供たち、子供たちとまた家庭、そういうのが連携を十分にとっておかないといけないのかなと、そのように思っております。あの当時は、そういうような基本的なことに基づいて、保護者の皆さんのPTAの活動というものを取り組んできたつもりでございます。
     要は、これからの教育が振興するためには、学校と児童・生徒、そして家庭、保護者の連携が十分に密に話し合いをしながら進めていくのが一番健全な学校運営につながるんじゃないかなと、そのように思っているところでございます。
    ○6番(前 利悦君)
     おっしゃるとおりだと思います。昔はそういう形でできておったと。
     私、今、先生たち本当に一生懸命頑張っていると思うんです。ところが、そういうなかなかその連携がうまくいかない状況があると、そういう状況の中で、子供たちを受けとめることができなかったというんですか、そういう状況があるんじゃないかなというふうに思っています。
     そこで、今、先生たち非常に学校で忙しいという状況の中で、どうかなと思うんですけれども、先生たちもやっぱり子供は学校だけではもう見られないと思うんです。勉強だけの点だったらわかるんですけれども、本当にこの子供がどういう生活背景を抱えて、どんな思いで学校に来ているか、そういうのを見ていくため、どうしても家庭に行き、そして地域の中で見て、そして地域の人たちから話を聞くと。そういうのがないと、本当に子供一人一人の子供は見えていかないと思うんですね。それをするためには、どうしてもやっぱり先生たちも気軽で相談に行ける、そういう家庭にも、地域にも相談に行ける、そういう状況、それはもう昔あったと思う。ここが一番和泊町の教育の、これが和泊町の教育じゃなかったかなというふうに思っているんですけれども、今の子供たちのそういう状況を見ていて、非常に寂しい思いがするんですけれども。
     前にも話をしたことがありますけれども、私は、鹿児島農学校である中学校の先生が、もう学校終わったら毎日集落に行くわけです。そして、子供たちを見ながら、夜はもう焼酎を飲んで歩いた先生がおるんですけれども、保護者がアル中の先生が来たアル中の先生が来たと、そういうことを言ったら、いや俺はアル中じゃないよと。それに対して保護者が、いや、ある中学校の先生が来たと言ったんだと、そういう冗談で言ったのを覚えているんですけれども、本当に先生たちも地域に足を運んでいくことによって、また子供たち、そうすると元気が出てきます。学校でずっと閉じこもっていると、なかなか子供が見えない、そういう状況があると思うんですけれども、そこのところ、和泊町の昔よかったそういう状況が、先生たちが地域にもどんどん足を運んでいく、そしてまた地域の人たちもどんどん学校に行くと。そういうのが、今、和泊町は問われているんじゃないかなというふうに思います。
     同僚議員が、学校運営協議会、コミュニティースクールと、そういうことを言っておりましたけれども、まさに今、和泊町に必要な、そしてこれを和泊町からも発信していくと、そして和泊町の教育がこういうふうに変わったと、そういうふうなことも考えていかなければいけないんじゃないかなと、今、そういうような思いがします。本当、昔は沖永良部に、和泊町に行くには、東大行くよりも難しいと、そういうふうに教員の中で言われておりました。果たして今先生たちがそういうことを言ってくれるかなと思うと、どうかなという思いがするんですが、本当に教育の町、和泊町が本当にこういう教育をしているんだということを、何か今、必要のような感じがします。
     それが、農業振興と教育について質問していますけれども、和泊町の人口問題とかそういうのを考えていく上でも、どうしても農業振興と教育の活性化というか、振興というんですか、それはもう欠かせないだろうと思っています。
     実は先日、二、三日前でしたけれども、知名町のまちづくりの中で、高校魅力化ということで講師が来て、話がありました。ちょうど私たち総務文教も、沖縄の久米島高校の魅力構想のでちょっと視察をしてきたんですけれども、もう本当に高校が、園芸科でしたっけ、募集人員がいなくて廃止にしなけりゃいけないという中で、これは議会も中心になってやったということでしたけれども、寮で勉強を教えたり、そして取り組んでいる、そして、今はもう県外からたくさんの子供たちが来ていると、それをまた支援する支援員も19人もおると。
     そういう話を聞いて、沖縄と和泊町の予算の関係もあるし、そこまでは無理だろうけれども、何かそういう形で、沖高も今非常に定員が少なくて、そういう状況。沖高の生徒たちが将来は島に帰ってきて、そして島を支えて、そういう子供たちにこの島はいいところだということをしていくためにも、何かそういうことが必要じゃないかなというふうに思うんですが、今、子供たちのそういう状況の中から、和泊町の教育はこういうものだというのを、もう一回何か考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思っています。
     それでは、ちょっと聞いたところでは、昨年までは複式支援員というのが町独自で配置されて、それによって単式の授業ができるということで非常にいい取り組みをしているなと思っていたんですけれども、聞くところでは、ことしは支援員がもう何か配置されていないと、そういう状況を聞いたものですから、何でそういう状況になっているのか、その辺をちょっとお願いします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     現在、支援員は8名配置されております。主に複式の学習支援員と、あとは特別支援教育の支援員ということで、複式の支援員は、今は複式学級が大城小2学級、内城小2学級、国頭小1学級と5学級ありますけれども、主にこの複式の支援をするための支援員、それと、普通の学級にいてもなかなか学習が進まないとか、手がかかる児童・生徒がおられるのを支援するということで、特別の支援員としては6名、複式としては今のところ2名ですね。
     また、人材を今探しているところなんですけれども、あと2名ほどおればもっといいのになということを考えているんですけれども、そしてまた、先日、昨日ですね、も面接をしたりして、その支援員を確保できないかという努力はしているんですけれども、なかなか教員免許を持っていて、あるいは教員免許がなくても特に専門的な知識があって、これは学校に配置してもいいなと、私たちが、教育委員会が面接をして、そう認められるような人材が確保できていないということで、今、あと2人ほどおればもっといいなと、だけれども、どうしても、何が何でもそのことで非常に学校が困っているとか、そういった状況はありません。
     それぞれの学校で、いろいろ教頭先生とかが協力しながら、また中学校では、直接に授業をしなくても済む空き時間というのがあったりするわけですよね。そんな先生の時間を利用して、一緒に、TTといって授業をしている中に入っていって手伝いをすると、支援員的なことをしている先生もおられますし、そういったことで、学校の教育に支障が生じているというような状況はございません。支援員もそれぞれに配置しているところでございます。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     2名ほど足りないということですね。はい、わかりました。
     では、2点目についてですけれども、仲間づくり、これが一番大事なことじゃないか、これはもうふだんからそういうことをやっていく必要があると思っているんですけれども、これはもう中身についてはちょっとやめますけれども、ぜひ教育の町、和泊町ですから、和泊町から不登校の子供たちをなくすると、ゼロにしていくと、何かそういうことができないかなと。
     町には児童委員、それから区長さんたちもいるし、そういう人たちを活用しながら、本当に子供たち一人一人にやっぱり目を向けていく、そして、和泊町には不登校の子供は一人もいないんだよと、そしてみんな仲よくしている、そうすると、ほかからまた子供たちを呼び込めると、そういう形にもなっていくと思うんですけれども、そういうこともぜひ考えて、何か一つの目標としてぜひできないかなというふうに思っております。
     それじゃ、3点目に、教育行政について。
     ①地域全体で子供を守り育てる環境づくりをどう強化し、どのように推進しているか。
     ②島外の大学等に奨学金を利用して進学し、将来本町に戻ってきたときに、奨学金の償還が免除される給付型の奨学金制度の創設について、進める考えはないかお尋ねします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     3、教育行政についての、①地域全体で子供を守り育てる環境づくりをどう強化し、どのように推進しているかというご質問にお答えいたします。
     地域全体で次代を担う子供たちを守り育てる環境をつくることは、大変重要なことであり、本町教育の重点課題の一つでもあります。
     本町には、昔から地域全体で子供を守り育てるという教育風土が根づいており、現在では、多数の社会教育団体が児童・生徒の健全育成のために積極的に活動しております。
     学校支援事業では、文化・芸能に秀でた地域の人材や教職経験者等が、放課後教室や児童クラブ、陸上教室などで子供の学習を補充したり、興味、関心に応じた学習プランを立てたりして指導に当たり、子供たちは楽しく勉強や運動に励んでいます。
     毎年2月には、子ども会大会・子ども芸能発表会が開催され、各字の活動内容紹介ポスターの展示や舞台でのプレゼンテーションがあります。ポスター作成やプレゼンテーションに当たっては、各字の育成会が子供たちと一緒になって取り組んでいます。
     文化・芸能活動については、各字、地域における舞踊、ピアノ、習字などの習い事教室や公民館講座などが子供たちの興味や関心に応じた学習の機会となっています。
     スポーツ活動としては、各学校のスポーツ少年団活動や「元気!わどまりクラブ」などでさまざまな運動に親しませ、体力、運動能力、競技力向上等を図っています。
     子供を守るという防犯、安全面においては、和泊町通学路安全プログラムの作成、水難事故及び交通事故防止対策連絡会の開催、スクールガード、防犯ボランティア等研修会等の開催により、地域ぐるみで子供の安全確保の強化を図っています。
     教育委員会では、地域全体で子供たちの学びや成長を支える環境づくりを地域学校協働活動としてさらに強化し、推進していきたいと考えております。
     ②について、島外の大学等に奨学金を利用して進学し、将来本町に戻ってきたときに奨学金の返還が免除される給付型の奨学金制度の創設について、進める考えはないかについてお答えいたします。
     本町の奨学金は、学業及び人物が優良であるにもかかわらず、経済的理由によって修学が困難と認められる者を支援することを目的として、就学に必要な経費を無利息で貸し付け、卒業後に1年間の据え置きの上、償還していただく制度となっており、これまで多くの学生の方々に利用されてきました。
     ご質問の給付型奨学資金の制度化ですが、現在、奨学資金の基金が1億900万円ございますが、過去5年間の平均貸し付け額や貸し付け人数からシミュレーションしますと、10名の方に貸し付けした場合、11年で基金が尽きる状況にあります。また、貸し付けを希望される方の増加も予想されますので、早期に同様の状況に陥ることが予想されます。
     教育委員会といたしましても、将来本町に戻り、社会の発展に貢献する人材を育成することは大変重要なことであると認識しておりますが、基本的には就業支援を重視し、若者の定住を促進する制度の確立が必要であると考えております。
     現在、国・県においても、日本学生支援機構を通じ給付型奨学金の制度を設けており、さらに来年度から制度の拡充を図り、就学支援の充実に向け取り組んでおります。今後も、国や県の施策展開を注視しながら、協議を重ねていく必要があると考えております。
     以上です。
    ○6番(前 利悦君)
     もう時間がありませんので、最後に、知名町が町長の施政方針の中で給付型の奨学金のことを準備していくというのがありましたけれども、ぜひ和泊町も、これからはそういうことも考えて、ぜひやっていただきたいものだなというふうに思っております。
     以上で私の質問は終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで前利悦君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前11時41分

第1日(4)

発言者

  • 中田 隆洋

発言内容

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  • 再 開 午後 1時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     中田隆洋君の一般質問を許します。
    ○7番(中田隆洋君)
     皆さん、こんにちは。
     令和元年第2回議会定例会に一般質問を通告しておりますので、まず、壇上より質問をいたします。
     第6次和泊町総合振興計画について。
     総合振興計画は、町の最上位計画に位置づけられ、和泊町の持続可能な発展を総合的かつ計画的に推進するために作成しているものであります。町にとっては、連続する長期的な計画であり、基本構想は、その基本として地域の将来像を描くものであります。町職員にとっては職務を遂行する上での目標であり、また、町民にとっては町が将来的にどのようなまちづくりをしていくのか、自分の住む地域がどのように変化していくのかをはかり、将来像を示すものになります。それゆえ、地域住民のニーズやまちづくりについての住民意志を十分に踏まえることが重要であるとともに、町行政の中での現場職員の積極的な策定への参加が求められます。そして、それには町長や議会の政治的意志の反映が前提となることは言うまでもないことだと考えております。
     そこで、質問をいたします。
     第6次和泊町総合振興計画の策定に向け、次の課題についてどのように考えているのかお尋ねいたします。
     ①農業振興、新品種の導入について。
     ②人口減少対策について。
     ③賃貸後譲渡型住宅の整備について。
     ④医療の充実と障害者福祉の完結について。
     ⑤遊休施設・遊休地の利活用について。
     ⑥国土強靱化地域計画の策定について。
     ⑦スポーツゾーンの整備について。
     以上で壇上からの質問とさせていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田隆洋議員の一般質問に、順を追ってお答えを申し上げたいと思います。
     第6次和泊町総合振興計画について、6点、私のほうに質問がございます。
     まず、1点目についてお答えをいたします。
     農業振興につきましては、総合振興計画の策定に向け、生産者、生産団体の代表や関係機関など約40名が参加し、みんなの会議の農林水産業部会で協議しているところでございます。
     本町の農業は、温暖な気候を生かした複合経営を基本に、持続性の高い和泊農業を確立し、水利用による生産性向上を図りながら、農業施設・機械の共同利用組織や農作業の受託組織の育成など、高齢者でも参加しやすい取り組みを推進しております。
     また、新品種の導入につきましては、関係機関と連携をし、国内外の競合産地の情報を的確に把握するための情報収集活動を強化し、消費者ニーズに対応した安心・安全な作物の提供に努めるとともに、消費者動向の調査や需要の見込まれる品種の調査、実証栽培を行い、普及に取り組んでまいりたいと考えております。
     2点目の人口減少対策についてでございます。
     人口減少対策につきましては、国においても、東京一極集中の是正を図る目的で地方創生の取り組みを支援しているところであり、本町のみならず全国的な課題となっております。
     国立社会保障・人口問題研究所が公表している市町村別将来推計人口によりますと、本町の総人口は2015年(平成27年)の6,783人に比べて、10年後には5,949人、20年後には5,188人、30年後には4,420人と、30年後には27年の人口の約35%の大幅な減少が予想されております。
     本町では、これまでも、平成27年に地方版総合戦略となるわどまり未来予想図プロジェクトを策定し、人口減少対策として、移住・定住等総合窓口支援事業による各種施策を実施してきているところでございます。
     現在、総合振興計画を策定中ですが、人口減少対策は非常に重要な町の課題として捉えております。人口減少対策は、子育て環境の整備、教育環境の整備や移住・定住の支援と幾つかの分野が密接に関連しておりますので、引き続き各種施策を実施しながら、具体的な施策については関係機関などと連携して策定したいと考えております。
     3点目の賃貸型譲渡住宅につきましてお答えをいたします。
     平成30年第1回議会定例会においても、中田議員から提案がありましたが、全国的にも余り事例がなく、現在策定中の総合振興計画の分科会などにおいても、賃貸型譲渡住宅については課題とはされておらず、計画策定の内容にするのかは検討段階でございます。
     考え方としては、警察横の住宅用地のような土地だけの賃貸譲渡ではなく、家屋と一緒に貸し付け、譲渡する形はできないかとのことだと思いますが、土地については町有地などがありますが、その上に家を建てることに関しましては、民間の活力を仰ぎながら、公共単価ではなく、定住希望者が購入しやすい価格を設定する必要があると考えております。また、既存の建物を購入するよりも、設計当初から建設業者と話し合いながらマイホーム建設と同じ流れの中でつくり上げていくのも魅力的だと考えております。
     いずれにしてもまだ研究段階でありますので、各関係機関等との協議が必要になるかと考えております。
     4点目の医療の充実と障害者福祉の完結についてお答えをいたします。
     本県の医療は、県民が健康で長生きでき、安心して医療を受けられる、みんなが元気な鹿児島を基本理念とする第7次鹿児島県保健医療計画に基づき、保健医療行政が運営されております。
     島内では6つの医療機関が開設されており、各医療機関の診療科目、また、島外からの専門医を受け入れて、乳幼児から高齢者まで安心して医療を受けられる体制が整備されております。
     その中で、全国的に医師不足と言われている産婦人科医については、島内での出産に昼夜を問わず対応できるよう、島外からの常勤医を確保した医療機関に町から一部助成を行い、安心して出産できる環境整備に努めているところでございます。
     そのほか、小児科、耳鼻科や眼科などの専門医による医療については、現在、4医療機関がそれぞれの体制で取り組まれ、島内での専門医療、また必要に応じて島外での高度医療へと継続した医療体制が構築されております。
     今後も、医療の充実につきましては、各医療機関のご理解、ご協力をいただきながら、県などとも連携して取り組んでまいります。
     次に、障害者福祉につきましては、平成30年に策定した障害者計画及び第5期障害福祉計画、第1期障害児福祉計画に基づき、子供から高齢者まで全ての障害者が住みなれた地域で必要なサービスを受けられる町の実現を目指し、現在、各種の生活支援、相談支援や社会参加を助長するための取り組みなどを展開しております。
     しかしながら、本町においては、障害者支援施設やグループホームなどの共同生活施設が整備されていないことや、障害者の重度化・高齢化や、親亡き後を見据えた障害者の生活を地域全体で支える体制の仕組みづくりが十分でないことから、次期総合振興計画においては、地域生活支援拠点などの整備などとあわせ、障害者が一人一人のニーズに合ったサービスを利用しながら、自立した生活ができる環境整備に努めるとともに、共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。
     次に、5点目の遊休施設・遊休地の利活用についてでございますが、本町では行政目的を喪失し、また将来的な利活用計画が定められていない遊休財産を普通財産として管理し、自主財源確保の観点からも、売却や貸し付け契約を行っております。
     遊休施設による普通財産貸し付け契約は、現在、4件ございます。その他の遊休施設につきましては、公共施設等個別施設計画に基づき、今後、解体や必要な改修工事などを行う予定でございます。
     遊休地につきましては、現在、普通財産貸し付け契約を36件行っております。
     これにつきましては、主に事業用の宅地、雑種地や農地がございますが、それ以外の遊休地につきましては、大きくまとまった面積のある土地も少なく、そのままの状態となっておりますが、自主財源の確保のほか、維持管理費の節減の観点からも遊休地の選定を行い、順次公表し広く利用者を募ることで、売却や貸し付けのほか、新たなニーズの誘発など積極的な利活用に努めてまいりたいと考えております。
     次に、6点目の国土強靱化地域計画の策定についてお答えをいたします。
     本町においては、現在、地域強靱化計画については策定しておりませんが、県内においては鹿児島市と瀬戸内町の2団体が策定しているところであります。また、策定に取り組んでいる団体が4市町村となっております。全国的に見ますと、1,718の市町村のうち158の市町村しか策定しておらず、全国的にも取り組みが進んでいないのが現状でございます。
     本町におきましては、ことしの3月に和泊町地域防災計画の大幅な改定を行い、今後、ホームページへの掲載や各字区長への配布などを通して、町民の皆様へ広く知らせる予定でございます。当面は、和泊町地域防災計画に基づき防災・減災に努め、災害に強いまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
     また、地域強靱化計画につきましては、第6次総合振興計画において策定を位置づけ、取り組んでまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問につきましては自席から担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     ⑦スポーツゾーンの整備についてお答えいたします。
     スポーツゾーンの整備につきましては、平成27年第4回議会定例会において、中田議員から一般質問を受けており、総合体育館の整備計画とあわせてスポーツゾーンの整備について総合的に検討していくとお答えしております。
     現在、町では、第6次和泊町総合振興計画の策定に向けて、関係団体・行政で構成されたみんなの会議を設置し、その中の社会教育部門の専門部会において、スポーツゾーンの整備についても協議を行っていただいているところであります。
     去る4月には、社会教育専門部会の構成団体である体育協会の役員会において、社会教育全体の現状と課題の中で、総合体育館建設の推進と、老朽化したその他の社会体育施設の整備計画の検討、維持管理が重要な課題として確認を行ったところです。
     今後は、体育協会役員会で確認された課題も含めて、社会教育専門部会において、スポーツゾーンとする総合的な整備の可能性を探り、また、他分野と情報共有を行いながら第6次総合振興計画に反映させていきたいと考えております。
     以上です。
    ○7番(中田隆洋君)
     それでは、質問席から、順を追ってまた再度、再質問をしていきたいと思います。
     ①の農業振興ということで、和泊町は農業立町ということでここに力を入れているわけです。ちょうど一般会計の予算を見ましても、16.数%、郡内でトップの予算配分をしております。10億4,400万の予算。2番であります与論のほうが15%ほどですが、6億ほどの予算ですね。ということで、農業振興については町の予算配分も大きくなっているところでございます。
     土地改良事業だったり、畑かん事業、また、農機具の導入事業等いろいろなところで、ハード面で大分予算は使ってきて、整ってきているのかなと思っておりますが、今後の和泊町の農業を維持していく、発展していく、引き継いでいくためには、今後どのような課題があるのか。町長答弁では、水利用の推進と高齢農業についてこれまでどおり推進をしていくという答弁がありましたが、課長のほうは、今現在、今後の農業というのはどこに力を入れていくべきなのかとか、そういったものがありましたら教えていただきたいなと思います。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     先ほど中田議員からありましたように、64億余りの当初予算の中で10億近くを農業全般に使っているということで、これまでも先人たちがいろんな補助事業を先導して取り入れてきた結果が、今の57億の農業生産につながっているんではないかと考えます。
     先ほどから町長の答弁にもありましたように、持続性の高い和泊農業を目指し、そしてこれからも水利用、生産振興を図るというハード面もありますけれども、ソフト面的には、私としましては、経営と農業という農業経営の推進というのが一番であります。平たく言えば、収入から支出を引いて残ったもの、所得、これをいかに農家として今後年間を通して残させていくかということでありまして、そのソフト面としまして、今、認定農業者への誘導とか、あるいは、先ほど前議員からもありましたように、経営として考えたときにやはり収入保険、そういう保険制度に積極的に加入を推進するような施策ということで、農家には、これからも経営ということを考えてそこの部分を経済課としては推進していければと思っております。
     以上です。
    ○7番(中田隆洋君)
     課長がおっしゃるとおりかなと思っております。ハード整備を十分してきたのかなと思っています。やっぱり、農家の方も、今後の発展については経営感覚を持っていくべきなのかなというふうに思っております。
     さきにも言いました収入保険制度も、国のほうの財源で、大変いい保険になっているわけですが、何せ今まで農家が多かった白色申告ではだめということで、青色申告をしないといけないということであります。経営感覚を持つためにも、簿記等の記帳をして、収入と経費を一応記録して申告をしていかないといけないのかなと思っているんですが、課長が言われたように、認定農業者に案内をかけて、パソコンによる簿記研修等を町のほうで月1回行っているということで、大変いい事業かなと思っております。
     ただ、ここで今、月に十数名の方が受けているということですが、若手の農家の方というふうに伺っております。ここを改善していくのは、やっぱり高齢者の農家の方だったり、またそこに、研修に来やすい環境を、もっとハードルを下げていくべきなのかなと思っております。
     先日お願いしたのは、認定農業者だけじゃなくて、サンサンテレビだったり防災無線で多くの農家の方に呼びかけていくのはどうですかということで要望をしたところでしたが、ただここにパソコンとつくと、なかなか高齢者の農家の方もちょっとハードルが上がるのかなと思っております。青色申告については別にパソコンを使わなくてもできることで、台帳をつけておけば青色申告できますので、確定申告の前ぎりぎりになると難しいんですが、少し前の時期から書類をチェックしてあげるとか、そういった手厚い、もしかしたら手厚くなるのかもしれないんですが、例えば商工会ですと、そういった指導員がいて、そういった指導を手厚くしているところです。
     1年、2年青色申告ができたら、もう要領はつかめますので、その後は毎年青色申告をしていけるのかなと思っております。そうなると、やはりそういった収入保険等の加入率も上がってきて、農業の経営安定につながっていくのかなと思っておりますので、ぜひ簿記研修だったり、青色申告の研修会とかを今後一層取り組んでいただきたいなとお願いしておきます。
     あと、新品種の導入についてということは、第5次総合振興計画のほうでものっていましたが、なかなか情報収集をする中で、簡単にいくことではないなというのは、随分、重々わかっております。今後一層アンテナを張って、情報収集には努めながら、今ある農作物、先人が築いてきた作物をどういうふうにして販売していくのかということで、販路の開拓と、また、先ほど前議員の質問の中で課長が答えたように、農作物の端境期に着目した戦略的農業展開というのが大事になるのかなと思っているんですが、その点について、もう一度、細かいのが聞けたらなと思うんですが、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     まず、先ほど前議員からもありました新規作目に関しては、本当にこれは非常に難しいというか、まず、新しい作物を考える、それで、やはり需要と供給というものがあります。つくって売らなければいけません。新しいものを、普通に言えば市場です、市場に持っていって売るためにはまず信頼関係を築く。そして、またその後、新しい作物というのは、永良部では新しいんですが、全国的な市場ではあると。そのあるものをここから新しく持っていくというのは非常に難しいです。
     ですから、さっき言った、ここでつくったものが市場に行ったときに、全国で有数の産地があります。そこの産地間の間の端境期です。そこにやはり狙いを定めていくものをやはり新規作物として考えていかなければ、今後の売り方というのも非常に難しいんではないかと思います。
     一方、品種に関しては、花き農協を例に挙げますと、担当に聞きますと、トルコキキョウ、あれはずっと昔から実験農場で栽培し、一時期ちょっと減少したんですけれども、また農家の皆さんが頑張って、まず市場へ売り込んで、当初、市場に行って5品種から10品種ぐらいの少ない品種だったんですけれども、その市場の中で、今度は消費者が何が必要という中で、その同じトルコキキョウの品目の中で、品種をどんどん消費者が求めるものに変えていって、今、この間も担当に聞いてきたんですけれども、この永良部の品種でいくと、この時期はいい値で売れるということで、作物の中の品種を今度は売り出していったほうが、市場にそのまま沖永良部の花として定着している中で、トルコキキョウの定着している品目がより次へ進んでいくんではないかというふうに私は考えております。
     以上です。
    ○7番(中田隆洋君)
     ありがとうございます。
     ぜひ端境期の調査を進めていっていただきたいなと。
     あと、毎回思うんですが、ジャガイモの出発式のときに市場の方が来て、ことしはいいですよ、値段はいいですよという説明を多くの市場の方がおっしゃるんですが、なかなか現実はそうはいっていないのが現実かなと思っております。ただ、その後に聞くのは、スーパーで並んでいる沖永良部産のジャガイモは高値で売られていると、評判もいいと言う方もいるんですが、そういった販路の調査もあわせて、端境期と販路、販路の開拓というのもやっぱり必要になってくるのかなと。JA任せでその間に入っている市場ばかりじゃなくて、新しいところも必要になってくるのかなと思っておりますので、ぜひ調査のほうを今後一層お願いしたいなと思います。
     2点目の人口減少対策についてに入らせていただきます。
     先ほど町長のほうからもありましたが、移住・定住を促進はしていかなくてはいけないということであります。
     以前、町長に質問したときには、移住・定住も大事ですが、今いる町民の内需の拡大、子供を産み、育てやすい環境づくりをしていくのが大事じゃないかというお話もありました。そのおかげで、本町では子供のミルク用品、パンパースとかそういったところの助成を成立して、産み育てやすい環境は整いつつあるのかなと思っているところですが、何せその後、町の出生率、特殊出生率がどのようになってきたのか、お産がどのようになってきているのか。その数字を細かく言うわけじゃなくて、推移はどのようになっているのか、まず、お尋ねをいたします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     特殊出生率ですが、今時点で押さえてはいないんですけれども、これから今年度、乳幼児用品の購入事業が始まりまして、今度、来年経過して、今のところ40件ほど、そういう申し込みがあると思いますので、今後、子育て世帯の負担が軽減され、出生率も徐々に高くなっていくのではないかと考えているところです。
    ○7番(中田隆洋君)
     出生率、特殊出生率のほうが上がるだろうと予測はされますが、平成27年度に、先ほど町長からもありましたが、わどまり未来予想図プロジェクトの中で、将来、和泊町が持続可能な自治体であるための人口ビジョンというのを作成しておりますが、その中で、現状を維持していくためのシミュレーションの中で、2020年で6,528名を維持していけばいいという目標、これを目標にしていたわけですが、実際それより前倒しで6,500人をたしか切ったのかなと思っているところで心配をしています。
     出生率は上がっているんですが、なかなか、今、移住・定住のほうが伸びていないのが現状じゃないのかなと思っております。そのときのこの人口を維持するためにはということで、年間5組の移住世帯が必要になってくるということで、それを目標にしていきたいということでしておりましたが、第5期振興計画の中とあわせて、その点については、現在どのように推移しているかお尋ねをいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     総合振興計画、そして総合戦略ビジョンにおきまして、和泊町はそういった移住・定住の対策を推進しているところでございます。
     そして、経緯といたしましては、いろんな施策を打ち出しているところでございますが、まず、くらすわどまりという移住サイトにおきまして、移住者に対する情報発信、そういったものをやっておりまして、当初は、サイトをつくった当時は1,000名に満たなかったんですけれども、最近は4,000件を超す、そういった勢いを発生させております。
     そしてまた、町外からの移住者につきましては、町の移住政策による移住者につきましては、毎年20名前後の移住者、しま暮らし住宅などの整備をしておりますので、そういったものに1年間入って、あと定住していくと。そういったのの70%以上の方が定住されていたりと。総合戦略につきましては、27年度から31年までの間に、100人を移住者目標という設定をしておりましたが、そういった町の移住政策による移住者につきましては、平成31年度までは、ことしまでなんですけれども、今の段階で77名を記録しておりまして、このままいきますと、総合戦略に掲げた目標どおり推移しているのかなと考えているところでございます。
    ○7番(中田隆洋君)
     年間約20名の方が、町が把握しているだけで、移住があるということで聞いて、目標が59ぐらいだったのが、今、77名という答弁がありましたので、目標以上の成果が出ているのかなというふうに思っております。
     ただ、その人口の推移が目標にしていたのより約50名ほど減になっているのかなと。40名ぐらいですか、前倒しで減になってきているので、そこはどういった原因があるのかなと思うところですが、出生率が維持をされて、移住のほうも目標には達しているということだったので、その原因は後でまた調査をしていかないといけないのかなと思っているんですが。何せその内需拡大をしても、やっぱり移住して定住をしていかないと難しいのかなというふうに思っております。
     その人口減少対策については、先ほど町長にありましたが、地方創生の中で新しい事業を、どこもやっていない事業をして、人を呼び寄せるということが必要になってくるのかなと思って、前に少し提案をさせてもらいました。そういった移住の起爆剤になればと思って、そういった案、それに近い案、それぐらいおもしろい案、思いつかない案のほうが、これからこの問題に関しては有効な策になるかなと思ってしておりましたが、全国でありますDV被害者の支援に手を上げるのはどうかなという。シェルターの島、シェルターの町として、地方創生をしていけないのかなというふうに提案をしたところでありました。
     島は離島であるがゆえの、その地の利というのがあって、流入が空港と港、2点のチェックを強化して、あと、町が協力をして住民票とかそういったところの対応をしていけば、そういったことも可能なのかなというふうに思って、前回提案したときには、町長のほうはまだその段階は考えていないということがありましたが、そういった誰も思いつかないような例えばおもしろい案とかそういうのがあれば、ぜひぜひやってもらいたいなと。職員の中からもそういった案がないのかなと思いながら提案をさせてもらったわけですが、少し前倒しで人口減少になっているのが気になるので、そういった起爆剤もぜひ考えて、全職員で考えていただきたいなと思っております。
     それはして、その賃貸後譲渡型住宅に入ります。
     今のところ、総合振興計画の中で課題としては入らないかもしれないということでありましたが、移住した方、また、その子供が生まれ、自分の家があればこの島に帰ってくる原動力だったりそういったものになるかなということで、町営住宅を賃貸して、その建てたときの経費が完済したときにはそのまま譲渡をしていく。それによって定住が図られていくんじゃないかというような提案をさせてもらったんですが、課長、この賃貸後譲渡住宅について、どういった思いがありますか。個人的な思いで大丈夫です。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えします。
     議員から、30年第1回議会定例会で提案していただきましてから、こちらでもやはり研究させていただいているところでございます。一般質問に上がったところで、やはり課内でも検討、研究する機会をいただきまして、非常にいろんな意見をいただくことができました。自分が今まで考えていた以外のことも提案していただいたり、実際夢のような、こういった制度でございますが、実際に、全国でもやっているところはやっておりまして。
     一番の課題は、課内でもすごい飛び交った課題につきましては、一体どれくらいのニーズがあるのかと。ニーズがあってのこういった考え、議論になるのかなと言っていましたけれども、やはり声に出さない、ならない、そういった要望といいますか、いろんな各種住宅に入っている方がたくさんいらっしゃるわけで、持ち家じゃない、そこに、例えば夫婦共働きで子供がいてという世帯が、なかなか家をつくりたいけれども土地もないと。土地もない、住宅ローンもなかなか借りる準備ができない。
     そういった共働きの世帯が10年、20年と結構高い家賃を払っていると。結果論になりますけれども、そういった10年ぐらいたった時点でかなりの家賃を払い込んでいると。そういったものは掛け捨てという表現はおかしいんですけれども、こういった制度をうまく運用できれば、そういった10年、20年である程度の家賃を払えば、ローンがわりになって手に入ると。そういったこともできないことはないのかなと。そのためには、いろんな建設する業者が腰を上げないことにはできませんし、いろんな研究課題が出てくるかと思いますけれども、おもしろい試みかなと考えているところです。
    ○7番(中田隆洋君)
     先ほど課題の話の中で、ニーズがあるのかなというふうな意見が出たというふうに言いましたが、まず、調査したんですか、どうか。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     いえ、調査までには至っておりません。
    ○7番(中田隆洋君)
     そうだと思いました。
     私たちが議会報告会の中で、特にこれを議会報告でしたわけじゃないんですが、一般質問を見た方が、大変いい事業じゃないかという意見もありました。そういった住宅があれば、息子を呼び戻して近くのそういった住宅に住んでもらって、そういうことをしたいなというふうに言う方もいました。また、私たちぐらいの世代の方にこの話をしたら、知らない方が多いんですが、そういった町の住宅があるのかというふうなことで、知らない方も多いんですが、いいですねというふうに意見を聞くんですが。
     いいかなと思っているので提案をさせてもらっているんですが、和泊町のほうも財政が厳しいのも重々わかっているんで、これを、県が推進しているゼロ予算事業というのを、今システムづくりでやっている事業があるんですが、そういったのにやれないかなと。和泊町は、この前も言ったんですが、PFIでやった実績もある。民間に建ててもらって、民間が貸し出しをする。家賃収入は町営として町が回収してその補塡をしていく。何がその業者についてメリットかというと、例えば町の税金の免除なり何かしらのちょっとメリットをつけてあげるというふうな感じで、ゼロ予算事業で僕はこの事業はできるのかなと思っております。
     次の質問でもある遊休地の利活用の中でも、こういった遊休地を地域、字の中に探していって、民間活力でつくっていただいて町が保証をしてあげる。こういった仕組みづくりをしていけば可能な事業だと思っているので提案をさせてもらっております。特に、西原字は、今度、公民館の解体事業が今年度入るんですが、その跡地の利用がまだ決まっていないということで言っておりましたが、特に今、西原字のほうは子育て世代が多くて子供さんもたくさんいます。通学路でも子供たちがいっぱい歩いているのを見ている中で楽しいなと思っているんですが、そういった住宅をつくればどうかなという私なりの考えでもありますが、ぜひ再度、もう一回課内でも話し合いをして、ほかの課とも協力をして進められないのかなとお願いをしておきます。
     4点目、医療の充実、障害者の福祉、障害福祉の完結ですが、医療の充実ということであります。
     高齢者医療に関しては、今、各医院で一生懸命取り組んでいますし、対応できているのかなと。救急に関しては、ヘリのほうで対応してもらっているということでありますが、つい先日、ちょっと聞いて、課長も聞いているのでわかっているのかなと思うんですが、産婦人科の問題が課題になっているのかなと思っております。本島に1施設だけ産婦人科を有しているわけですが、大変ご高齢な産婦人科医ということで、その後任もまだ決まっていないということでございます。
     その後任を、その間があくことが許されない現状の中で、町としても両町と足並みをそろえて、ここはいい案を出していかないと難しいのかなと思っております。和泊町で出産が60名ぐらいですか、今。40名ぐらいが徳洲会で出産をされているわけでございますが、与論島と喜界島は産婦人科がなくて大変苦労している、町民が大変な思いをしているというのを伺っております。両町足並みをそろえて頑張っていただきたいなと思っております。
     その医師の給金のほうが、やはり離島に呼ぶためにはそれなりの給金をつけてヘッドハンティングをしてこないと、来ていただけない現状ということでございました。徳之島3町は600万ずつ支出をし、1,800万を2人の医師の給料の補塡ということで900万ずつ、通常の病院の給料プラス半公務員ということで、非常勤の公務員なんですが、そういった部分で給料という形で900万を上乗せして2人の医師を確保している。本島ではそういうことはまだしていない中で、その高齢の方の医師が来てくれているのはありがたいんですが、次の確保のためにはそういったところも考えながらしていかないと難しいのかなと思っております。
     その点について、保健福祉課長のほうはどのようにお考えでしょうか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     ただいまの議員のご質問につきましては、先日、議会の皆様への現状報告ということで、医療機関のほうから産婦人科と小児科に関しての現状ということで同席して、お聞かせいただきました。その中で、議員がおっしゃるとおり、徳之島の現状、それから現在の沖永良部徳洲会における出生数であったり、そういうことで報告があったんですけれども、正式なそういった産婦人科医の医師の確保等について、町に対して要望書なりそういった部分があれば、また隣町である知名町、それから一緒に取り組んでおります知名町と、それから県のほうにも医師の人材確保対策室という専門の部署もあるようですので、そういった部署とも連携を図りながら産科医の確保、それから小児科医についても、現在系列の病院から応援に来て、土日以外医療が受けられる体制ができておりますので、そういった部分が継続してなされるよう、引き続き連携して取り組んでいきたいと思っております。
    ○7番(中田隆洋君)
     課長、今の話の中で徳洲会病院の話も出ましたが、病院から要望が来てからということでありましたが、町長、安心して子供を産み育てる環境づくりというのは、町が掲げている課題じゃないでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田議員の質問を聞きながら、病院における産婦人科の充実というのは、これは重要なことでございます。先ほどから合計特殊出生率の話もありますし、やはりそういう環境が一番大事かと、そのようには思っております。
     課長がお答えしましたように、私も課長から、この議会において職員の方がここにおいでいただいて説明会に同席して聞いたという報告は受けました。そのときにどう取り組むかということはまだ議論はしてございませんけれども、当然、徳洲会病院に産婦人科がありますので、知名町と一緒になって取り組んでいかなければいけないと、そのように思っておりますし、課長のほうもそういう議論については積極的に進めていくというようなことでございまして、私も初めて経理の面を聞かせていただきましたけれども、そういう状況であるということであります。
     それについては、積極的に両町が協力をしながら取り組んでいかなければいけないと、そのようには考えておりますし、そうしていかないというと、子育て、安心して子供を産み育てる環境にはないと、そのように思いますし、また、そういうことがあれば、県とも、先ほど課長がお答えしたような対策をとっていかなければいけないと、そのように思っております。
    ○7番(中田隆洋君)
     町長のほうからも、両町で協議していくということでありました。これは、要望が来てから動くことじゃなくて、ちょっと話を変えると、病院は経営のほうも、説明いただいたんですが、産婦人科あわせて小児科もセットじゃないと診られないんですが、大変な赤字化であるということ。その産婦人科の事業をほかの病院がやってくれたら助かるという話もある。その中で、こっちから率先して次の確保に向けて相手に促していく、足並みをそろえて協力していく体制というのを早期につくっていただきたいと。課長、よろしくお願いします。要望が来る前に両町で話をして、島民が安心して産み育てられる環境は、自分たち行政も率先して進めていっていただきたいとお願いをします。
     あと、障害者福祉の完結についてですが、今、和泊町は以前から療育から支援学級の支援員の増員をしてきました。その後、就労支援施設は近くの市町村より先立ってやってきておりました。なかなか課題であります障害者の方の高齢化に向けては難しい現状がありますが、町長の答弁の中でも、地域においてそういった施設整備に向けて地域振興計画に盛り込んでいくという話がありましたので、ぜひご努力をいただきたいなと思っております。
     時間がありませんので、次の5番目ですが、遊休施設・遊休地の利活用についてということで、今、売却が4件、土地について貸し付けが36件ということでありますが、総務課長、公共施設等の総合管理計画の中で計画目標に上げていましたが、本町の課題としては公共施設が多い市町村であるという指摘もありますが、このまま続けると年間17億4,000万円の維持管理補修費がかかってくるという試算が上がっております。そのために、その財政の削減のためにも、今後40年で約30%の削減をしていかなければいけないという目標値を立てているんですが、今現在、その状況はどのように推移しているでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     公共施設の計画の中で、先ほど議員が言われましたように、30%削減ということで取り組んでおりますけれども、実際取り組み始めましたのは今年度からということで、解体を3カ所していく計画でございます。これにつきましては、いろいろ起債の関係もございます。それから、町全体の公共事業との調整もございますので、これについて、この間、起債計画のヒアリングを受けたときも、適債性があるという回答をいただきましたので、今後は、今年3件というのはちょっと多いかなと思っておりますので、順次個別計画に基づいて解体等は進めていきたいと思っております。
    ○7番(中田隆洋君)
     ちょっと今年度確かに多かったので、財政的に解体費用のほうがちょっと高くなったのかなと思っているんですが、これは随時継続していって民間に売却なりをしていくほうが、そこから固定資産税なりが入ってきて、また民間の活力、民間の資金が回ってくるのかなと思っておりますので、これを今後とも続けていっていただきたい。
     遊休地については、先ほどの提案もあった譲渡型住宅もありますし、また、売却していくほうが和泊町の財政の健全化に向けても、特に進めていく、ここしか進められないのかなと今ちょっと思っているところでもありますので、なお一層力を入れていただきたいなと思うところでございます。
     あと、6点目の国土強靱化地域計画の策定については、第6次振興計画の中で入れていくということがありましたので、ぜひとり行っていっていただきたいなと思っております。
     これを質問したのは、令和元年、国のほうが地方創生のときは6,000億の財政を投資したと思っているんですが、今年度、この予算に対して3カ年緊急措置ということで1兆6,976億をこの事業に投資をしているわけでございます。それを受けて鹿児島県は、この計画を本当は来年度に変更をしていく計画だったんですけれども、この予算が出たもんですから、本年度慌てて当初に事業計画を変えて、この事業を推進しに動いているわけでございます。
     本町にも使える事業、いっぱいあります。サンサンテレビのケーブルの二極化、災害に向けて本線が1本あるんですが、それを2本入れる分の補助事業も2分の1ついておりますし、さっき言った、今年度、今回補正が上がっていた防災関係の事業もついています。2分の1、事業がついていますので、ぜひこれを活用していっていただきたいなと思っております。また、今回、道路事業でついたんですが、県の計画に沿っていたので道路事業で社会資本整備事業が2分の1、あとこれの事業も2分の1合わせて使えるという大変すばらしいこの国土強靱化予算でございますので、これもぜひ推進していっていただきたいと思います。
     あと、最後になりますが、スポーツゾーンの整備も総合振興計画に盛り込むという話がありましたので、ぜひ町民が夢を持って、子供たちの健全育成、スポーツの能力向上、また生涯スポーツを通して楽しみたい人たちとか、各種競技の普及を推進する方たちの大会誘致にもつながるような、夢のあるような施設整備をしていただきたいなと思っております。
     急いで質問をしましたが、これで私の一般質問を終わりたいと思いますが、第6次総合振興計画が和泊町の町民の、和泊町の将来像がわくわくするような、そういった夢を描くような振興計画になることを期待して、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで中田隆洋君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午後 2時00分

第1日(5)

発言者

  • 池田 正一

発言内容

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  • 再 開 午後 2時15分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     池田正一君の一般質問を許します。
    ○2番(池田正一君)
     こんにちは。
     本日はとても天気も悪い中ではありますが、農作業等が行けずに、家のほうでサンサンテレビ等をごらんになっておられる町民の皆様、常日ごろから議会活動へのご協力、ご理解、本当にありがとうございます。これからもぜひ和泊町議会よろしくお願いいたします。
     また、7月には、議会報告会も予定いたしております。国頭研修会館、大城字公民館等であります。どうぞ町民の皆さん、ご意見がある方はぜひいらして、直接意見のほうを出してください。ぜひ聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。
     平成天皇・皇后、両陛下の行幸啓により、ご来島がありました。そして、NHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地、そして放映、また、奄美群島国定公園の国立公園の格上げと、ここ数年、観光の風が吹いております。さきのゴールデンウイークにも、島内で外国人の観光客の姿も見ることもできました。このように、現在、島外もしくは国外から観光客の方が来島しております。
     この沖永良部島島内にある観光資源の一つについて、質問のほうさせていただきたいと思います。
     1、国頭小学校のガジュマルについて。
     本町の観光資源でもある国頭小学校の日本一のガジュマルが、若葉が生い茂らず弱っている。樹勢回復を図る対策や保存に向けて、より効果的な対策等を検討できないのか。
     以上の1点目を壇上のほうから質問させていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の一般質問1点目の国頭小学校のガジュマルについての質問にお答えをいたします。
     国頭小学校のガジュマルの樹勢回復等につきましては、平成30年第2回議会定例会においても一般質問がございましたが、現在、国頭小学校のPTAや地域の方々を中心に根の保護や堆肥まき、害虫駆除のための薬剤散布を行っていると伺っております。
     しかし、樹勢が回復しないという相談を受け、町指定の保存樹であり、観光資源でもある日本一のガジュマルの樹勢回復等の支援策として、沖縄の樹木医の診断を受ける計画をしております。その診断報告を受け、今後の樹勢回復や管理などに役立て、PTAや地域の方々への支援を行ってまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、追加のご質問については自席から担当課長からもお答えさせていただきたいと思います。
    ○2番(池田正一君)
     昨年度もこのガジュマルのことに関しては質問いたしました。その折には、僕としては形がきれいなキノコの形からどんどんいびつな形になっていましたから、それをどうにかしてきれいな、まさに日本一のガジュマルと言われるこの形で維持できないかと、それを樹木医等に相談できないかという旨も伝えさせていただきました。
     しかし、今回はその状況とはまるで打って変わって、見事に若葉が生い茂らずに、大変かわいそうな状態になっております。
     当然、この沖永良部島に、例えば課長職の皆様も、お友達もしくは知っている方が来られた場合、必ず見に行くであろうと思われるあのガジュマルが、結構、今、無残な姿になっております。それをどうしても回復させないことには、我が沖永良部島の観光資源の一つである、一つと言われても、結構高い位置にある観光資源だと思っております。その木を回復させるためにどうしたらいいかという、とても強い思いで質問させていただきました。
     今現在、若葉が少し出てはきておりますが、それを食べる虫、オキナワイチモンジハムシという虫なんです。世間では、子供たちの間ではネガイムシと言われている虫なんですが、その虫等がすぐ若葉のほうを食べてしまいます。そして、それを駆除するために、我が国頭小学校のPTA、そして、おやじ会の会長である方がしょっちゅう動噴器を用いて消毒等はしておりますが、いかんせん、してもすぐ1週間後にはまた大量に発生して、また新たに出てきた若葉等を食べると、それの繰り返しでありました。
     これをどうにかしないことには、まず、どうしてこの虫等を落とすようにしたらいいのか、まさに先ほど町長言われた樹木医等を呼んでの指導を仰ぐ。そして、その方いわく、うちにある、彼が自分で使っている動噴器なんですが、さすがに大きいですよね、木は。上まで届かないらしいです。そういったもの、飛ばせるくらいの機械等も導入とかできる考えはないのかな、そこもあわせてお尋ねいたしたいと思います。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     日ごろからのPTAの方々、おやじの会の方々、薬剤散布等害虫駆除、お疲れさまでございます。
     先日は町長もお連れいたしまして、ガジュマルの現状は重々承知しているところです。また、ネガイムシというのが葉っぱにしがみついて、また、幼虫も親子ともども一緒においしいところをいただいているのを写真まで撮らせていただきました。また、PTAの方々が毎回のように薬剤散布されて、その周りにネガイムシが無数落ちているのをちゃんと把握しまして、やはりネガイムシのせいかななどと考えております。
     動力噴霧器につきましては、以前、当然小学校ですから教育委員会の範疇でございますけれども、今回から国小のガジュマルにつきましては、観光資源だということで私らのほうに来ておりますが、教育委員会とも協議いたしまして、個人の持ち物、動力噴霧器を毎回のように使われるのはどうかなと考慮いたしまして、一度購入して管理していただこうかなと思ったりしましたが、そうしますと、備品なのかなと。国小さんに置いてしまうとほかの学校にもまた同じようなガジュマルが大なり小なりあったりしまして、その辺の後の対応がちょっと難しくなってくるのかなということもありまして、とりあえずは、こういった害虫駆除もできるシルバー人材センターさんに相談してみようかなと。
     そういった備品を買うのは、今回はよしておこうかなという話し合いはしておるところでございます。
    ○2番(池田正一君)
     ただいま、備品のほうの購入ではなく、シルバー人材さんのほうに頼んでしてもらうと。ということは、今、現在、おやじ会等々でしないで、またそのハムシ等がついた場合、今現在、ちょっと毛虫も多いんですよね。毛虫が多いということは、その木の勢いが弱っていると。弱っているときに毛虫等もたくさん繁殖すると聞いておりました。
     そういったものの駆除等もシルバー人材さんのほうでしていただけるんですか。その場合は、どういうふうなルートで、学校のほうから依頼してすぐ来ていただけるんでしょうか、お尋ねします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     その辺の協議につきましては、しばらくお時間をいただきたいんですけれども、必ずしも全て今までおやじの会さんやPTAの方々がやっていただいていたものを、全てシルバー人材センターに委託するというのではなくて、今までとある程度は同様な活動もしていただきながら、どうしても手が回数的に足りない部分につきましては、そういったものも活用してはどうかということでございます。先ほど表現が足りなかったです。すみませんです。
    ○2番(池田正一君)
     わかりました。
     では、これからも、当然PTAのほうでも、まさに我が校区にある木ですので、頑張って守っていきたいなという考えは持っております。おやじの会のほうでもしたいと、当然思っております。
     そして、樹木医等がこちらに来る場合、何かアドバイスとかそういったことを聞ける機会等もあるんでしょうか。そういった機会があるんでしたら、どちらか、教育委員会でも企画課でもよろしいですのでお答えください。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     樹木医につきましては、もう話を進めておりまして、4月下旬に来島していただきまして、そういった見積もりもとっておるところでございます。診断書もいただきまして、今後どのように育てていけばいいのか、管理していけばいいのかを教えていただきたいと思っております。
     それと、先ほどの動力噴霧器に関してなんですけれども、確かに個人の機械を、農作業用に使うべきそういったものをやはり毎回のようにご使用いただくのも大変ですので、またそういった、今後、維持管理がずっと未来永劫続くわけでございますが、またそういったところの維持管理経費を何とか捻出できないものかと、この間、教育委員会とも協議いたしまして、前回、池田議員から同じような提案があったときに、私からも提案させていただいたんですけれども、募金箱、皆さんに寄附していただけないかなと。そのときは余りそういった話にもならなかったんですけれども、実際、その後、だんだんとそういった話が、まことに話が協議されるようになってきまして、我々の教育委員会、企画課の中でも、そしてPTAも含めて協議して、校長先生にも提案させていただいたところです。
     観光バスというのが、沖永良部バスが観光バスとして、あそこを必ずと言っていいほどごらんになっていただいているわけですけれども、観光客の方々に。それで、校長先生がカウントしたところによりますと、何と年間9,000人の方々があそこを訪れているということです。あそこに天皇の石碑もありますし、あそこの周辺に募金箱、「このガジュマルは維持管理費がかかっております。皆様のご協力をお願いいたします」と、そういったことをまた観光バスのガイドさんに一言言ってもらったりすれば、快くそういったものはいただけるんじゃないかなと考えております。9,000人ですから、10円掛けたり、100円掛けると相当な金額になりますので、その中で動力噴霧器を購入されたりするのもいいアイデアじゃないかなと考えているところです。
    ○2番(池田正一君)
     募金箱で募る。確かに非現実ではない、現実的な話ではあります。
     しかし、この観光資源というのは、ガジュマルだけではなくいろいろやっぱり和泊町にあります。そういったものにも全部使えるように、もし仮にですよ、募金箱等で募金を募った場合は、そういったものにも使えるようにぜひしていただきたいなとは思います。
     たしか国小、訪問者、9,000人超えてます。昨年度が9,095名ですか、95名という数字まで校長先生カウントいたしておりました。今年度も既に4月から始まって5月十何日までですか、1,701名の方がご来校して、そしてガジュマルを見ておられます。また、そういった方々もやはり写真で見たときとは違うと。もっと緑々して、きれいなガジュマルだったはずが何でか知らんけれども、表現悪いですが、はげていると、そういった状態に、今、確かに見えております。
     ですから、何としても早目に樹勢回復をさせるように、私たちも、国小の校区のPTAの皆さんも頑張りまして、当然、そういった尽力を執行部の皆さんにいただきたいとも思っております。
     さて、先ほど樹木医が来られると聞きましたが、その折に、私たち校区民に対してでもこういった方法等があるよという、何か勉強会とかそういったものの計画はされていないでしょうか、お尋ねいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     せっかく遠くから樹木医さんが来られますので、そういった機会もつくってみてはいかがかなと考えております。その折は、よろしくご協力、ご理解お願いいたします。
    ○2番(池田正一君)
     その折には、ぜひ校区民、できれば町民の方でも、この観光資源の一つでありますガジュマルに、大樹ガジュマルの保存方法等を勉強することも、とてもいいことだと思っております。ぜひどこか施設等を使って勉強会等を開いてくれたら、とてもうれしいなと思っております。
     では、この国頭小学校のガジュマル、町のほうで予算もつけて活動してくれるということが聞けましたので、少し安心してこの質問のほうを終わりたいと思います。
     続きまして、第2点、沖永良部空港ビルについてお尋ねいたします。
     沖永良部空港ビルの老朽化や手狭等を解消するため、増改築等の計画について、どう考えているのかお尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田議員の2点目の空港ビルの件についてお答えをいたします。
     空港ビルの維持管理は、沖永良部空港ビル株式会社が行っており、本町は10者おります株主のうちの、役場も1者として株主となっております。その株主総会の中で、このいろいろな意思決定は行われているところでございます。
     フェンスの設置やクーラーの取りかえといった軽微なものは計画されているようですが、現時点で大規模な増改築の計画はございません。
     空港ビルの管理者に聞き取りを行ったところ、現時点での改築が急務となるほどの老朽化は認められないということですが、一方で、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆の繁忙期には、混雑によりロビーや出発待合室の空間は手狭で、待合客が快適に過ごすことができない状況が出てきているようであります。利便性向上の観点から、中長期的な目線での増改築の検討の必要性は感じているところでございます。
     本町も株主として、今後の増改築の必要性について、今月末に予定されている株主総会で提案したいと思っておりますが、人的、財政的負担が大きな事案ですので、株主である空港ビル社長、日本航空、知名町やその他の株主も含めての協議を経た上で、方向性を定めていくことが重要と考えておりますので、今後、株主総会の中で議論をしてまいりたいと思っております。
     以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問については自席から担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
    ○2番(池田正一君)
     空港ターミナル、結構古いと思います。もう築半世紀近くなるんでしょうかね。まず、築何年になるか、そして、このターミナルにおいては、耐震基準等はどのようになっているのかお尋ねいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     築何年かということでございますが、50周年が近々あるということからおわかりになるように、44年5月1日空港と滑走路と同時期に開館しております。50年です。
     それと、耐用度ということですけれども、そういった調査は実際にしているのかもわかりませんけれども、空港ビルの職員から話を聞きますと、非常に堅固なコンクリートでありまして、ひびが一つもないということで、その辺は議員から老朽化という提案が出てきますが、老朽化ではないようです。かなり堅固な建物のようでございます。
     以上です。
    ○2番(池田正一君)
     築も50年と、まさに大体私の年齢と一緒ぐらいになるわけではありますが、強いビルだということで、耐震は満たしているか満たしていないか、これはまた別の話ではありますが、強いんでひび一つ入っていないということ聞いたら、まだ安心して使えるのかなとは感じております。
     しかし、これもきっちりどれだけの揺れがあっても大丈夫だよということは、これからちゃんと町民の皆さんにも知ってもらいたいと思っております。もし調べる機会等があったら、こういった耐震基準を満たしているかも調べてください。
     今現在、この空港、約9万人ですかね、年間、それぐらいの数が利用している、正式な人数等わかりましたらお尋ねいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     正式ではないんですけれども、約11万と聞いています。
     11万の乗り降りがあれば、ジェット化の対応とかという話もあるんですけれども、1路線で11万ということで、最近2路線になっていますので、アイランドホッピング、そういうことで、大体の数字ですけれども、よろしくお願いします。
    ○2番(池田正一君)
     11万人の利用客があるということは、1日平均したら300人ぐらいでしょうかね。それぐらいの方が空港を利用すると。皆さん当然、出張等に行くときに空港をご利用するのは多いと思います。さて、出発ロビーですか、出発ロビーと言われますよね、あの中に入ったら、なかなか座れないですよね。ほとんどがやはり立って待っている状態が多いと思います。
     今回、私がこれを質問にしたのは、ちょうど奄美空港、徳之島空港を初めて利用する機会があったもので、その両空港に行ってみました。奄美空港はもう別格ではあります。徳之島空港、やはり利用客が15万人ぐらい、和泊町、沖永良部空港よりもはるかに頻度の多い利用客がおるとは思いますけれども、出発ロビーですか、広々として、まさに立って待っている人なんかおられません。あれだけのロビーがあったら、皆さんにご不自由かけることもなく、小さいお子さんも座らせて、お母さん等も座って待っていけると思います。
     ですから、まずはこの出発ロビー等、もう少し広くできないのかなということもありまして、どうでしょう、できるというようなことはないでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     先ほどもお答えをいたしましたように、空港ロビー、確かに池田議員が言うように、ホッピングルートができましてから、ほとんどの人たちが徳之島空港を利用するようになりました。その、沖永良部空港のロビーと徳之島空港のロビーとの差が歴然として、見て、こんな広々としたところというふうに感じていらっしゃると、そのように思います。
     先ほどから言いますように、耐震につきましては調査をしていないということでありますが、今の議会議事堂が耐震の調査をしていただきました。向こうは耐震は合格でございまして、隣の土木棟がありました2階は耐震の不足ということで、議会棟を活用するというふうにして公民館に活用させてもらっているところですが、空港のほうも企画課長が答弁をしたように頑丈であると、向こうの職員の皆さんからも言われております。
     ですから、今後、これをどういうふうに増改築するのか、建てかえをするのかいろんなそういう検討は、これから空港ビルの株主総会にご提案をして、どう検討していくかということもしていかないといけないと、そのように思っております。私どもも、向こうを利用するときに、確かに待合室などは椅子不足でございますし、非常に窮屈でございます。そういうところをどういうふうにしたら、今の敷地の中で、県有地になりますので、県から借りているような状況になります。
     そういうところも含めながら、増改築にするのか、新しく建てかえるのか、それは財政的な財源面もございますので、そういうことを十分に議論をしながら、検討していかなければいけないと、そのように思っておりますし、また、今後の空港利用の促進についても、やはり空港ビルの整備というのは必要かと、そのように思っておりますので、株主総会の中で取り上げて十分に議論をしてまいりたいと、そのように思っております。
    ○2番(池田正一君)
     これから本当に議論して改良等をしていく必要性があると思います。ただいまは出発ロビーの件を言いましたけれども、いろいろあります。やっぱり、来られる方々が不思議に思うのは手荷物カウンター。それがもう手で持ってきて、がらがらと。まず、ほかの空港でなかなか見られない光景で、インターネット等のあれで見たら、手荷物が手でがらがらと流れてくるよと、これは珍しくておもしろいなという意見等もありました。でも、いつまでもこういう感じではだめじゃないのかなと。やはりちゃんと自動で動くようにできたほうがベストじゃないのかなとは思っております。その件も、当然考えていることだと思います。
     そして、この執行部の皆さんも、この空港は手狭であると感じていると。僕はてっきり感じていないのかなと思っておりました。皆さんもそのように思っているということですので、ぜひどんどん議論をしてください。知名の今井町長のほうも、空港の拡張とか、空港待合室の環境を整えるとか、そういった要望を出していると聞いております。ぜひ知名町、和泊町、一緒になって、これは県ですか、県・国等にアプローチして要望等を届けていただきたいと思います。
     ただいま、空港のほうでも町長のほうから答弁、前向きな答弁のほうをいただきました。これからどんどん空港も新たにし、この沖永良部に住んでおられる住民等が利活用しやすいような空港になっていくことを期待いたしております。
     きょう私が質問させてもらったのは、ほとんどが観光等につながることでありました。沖永良部島、この和泊町は農業立町、そして農業立島です。やはり、農業が中心でやっていくべきだと、当然思っております。でも、観光が最近、結構観光客の方も来られる機会が多いと思います。そして、この沖永良部島に来た皆さんがこの現地を見て、沖永良部島とはこのような農作物をつくっているのか、このようなものがあるのかとか、見てくださったら、その方々が住んでおられるところに帰って、この里芋は沖永良部のものなんだ、これは私たちが行ったところなんだと、そして、購入してくれる方もいるでしょう。里芋もしかりです。そして、基幹作物であるサトウキビからは黒糖焼酎というものができております。またこれも、ああ、サトウキビからこの黒糖焼酎はできているんだ。だったらもう、私たちが見に行った沖永良部のサトウキビが使われているのかもしれないと。そして、購入して飲んでくれる方も出てくることだと思います。
     観光が潤って、観光客が来られる、そして、地元でつくられている農作物等がそういう方々の目に触れて、そして、その土地土地に沖永良部産という名前を見たら、それを購入しようという購買意欲も出ると思います。これはまさに、農業のほうでもウイン、観光のほうでもウイン、俗にウイン・ウインの関係ですか、そういったものが構築できるようになってくると思います。
     今現在ある、この観光資源、先ほど言いました、国頭小学校の大樹、日本一と言われているこのガジュマル、この美しい形、そして緑をいつまでも残せるように、これは、もう亡くなられました前田樹木医が言われたには、このガジュマルの木はあと100年生きると。すごいですよね。今現在120年、これは10年前に言われたんですから、あと90年ですか、90年は生きるという意見をいただいております。90年後、100年後、皆さん当然おられませんよね。私もいません。今現在いる私のたくさんの子供たちでも恐らくいません。となったら、孫の世代、ひ孫の世代にまでこの大樹が残っているということです。すばらしいじゃないですか。ロマンじゃないですか。それを町民、島民で残して、次の世代に引き継いでいくということはとてもすばらしいことだと思います。
     どうか、今この島にあるこのすばらしい観光資源等を守って、次の世代に渡していくというのも、今現在、この時代に生きている私たちの役割ではないのかと思っております。その観光資源を残す、そして、この沖永良部空港等をもっと利活用しやすいような施設に変えていくと。今、この時代に生きている私たちが考えて、次の方に引き継いでいけたらいいなと思っております。
     執行部の皆さんも考えて、両町合同で案を出して、陳情することは陳情する、要望するのは要望すると、そういった感じでこの島を立派に残していきたいと思っております。そのためには、当然、私たち議会、もしくは町民も皆さん協力をしますので、ひとつすばらしい議論等をして、要望のほうよろしくお願いしたいと思います。
     以上をもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     これで池田正一君の一般質問を終わります。

第1日(6)

発言者

  • 桂  弘一

発言内容

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  • 次に、桂弘一君の一般質問を許します。
    ○11番(桂 弘一君)
     皆さん、こんにちは。
     私は令和元年第2回定例会に一般質問を2点通告してあります。壇上より1点目の質問をしたいと思います。
     大きな1番の、改正健康増進法についてです。
     近年、愛煙家にとっては、非常に厳しい肩身の狭い社会状況にあります。百害あって一利なしと言われ、愛煙家の思いや情報を発信しづらい環境にあります。また、嫌煙家の皆さんにおいても、においだけでも嫌という人にとっては、喫煙家のマナーに頼るしかない状況です。望まない受動喫煙についても同じ状況です。
     国においては、喫煙のあり方について、これまでの喫煙者のマナーに頼るから、ルールで縛る、ルールにのっとった喫煙をしてもらうという方向に考え方が変わりました。時代の流れかと思うところです。
     そこで、質問です。
     ①昨年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、望まない受動喫煙の防止を図るために講ずべき処置等が定められているが、その概要や現状等はどうなっているか。
     ②本町の対策としては、具体的にどのような対応策を考えているか。
     ③自主財源のたばこ税との関連については、どう考えているか。
     壇上よりの質問は以上です。
    ○町長(伊地知実利君)
     桂弘一議員の一般質問に、順を追ってお答えいたします。
     まず1点目の改正健康増進法についてでございますが、まず1点目の健康増進法の一部を改正する法律が昨年7月25日に公布され、段階的な施行を経て、来年4月1日から全面施行されます。
     今回の改正法の趣旨については、望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設などの区分に応じ、当該施設の一定の場所を除き、喫煙を禁止するとともに、当該施設などの管理について、権限を有する者が講ずるべき措置などについて定めるとされており、基本的な考えとして、望まない受動喫煙をなくす、受動喫煙による健康影響が大きい子供、患者などに特に配慮、施設の類型・場所ごとに対策を実施することが柱となっております。
     国及び地方公共団体の責務として、望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙を防止するための措置に、総合的かつ効果的に取り組んでいく必要があるほか、多数の者が利用する施設などにおける喫煙の禁止などが主な改正の内容となっております。
     なお、学校や病院、行政機関など、未成年者や患者などが多く利用する施設において、現在は敷地内に喫煙場所を設置しての喫煙が可能となっておりますが、これらの施設では、本年4月1日から敷地内では原則禁煙となっております。
     また、その他事務所や工場、ホテル、飲食店などの施設での喫煙は、全面施行される来年3月31日までは段階的な措置が適用されますが、4月1日以降は原則屋内禁煙となります。
     ただし、受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所に喫煙場所を設置することができることや、一定の施設に対しての経過措置などについても規定されております。
     次に、2点目の質問にお答えいたします。
     初めに、喫煙に係る健康への影響について申し上げます。
     喫煙者本人への影響として、喫煙との関連が確実と判定された病気として、がん、虚血性心疾患、脳卒中、歯周病などがあり、喫煙との関連の可能性がありと判定された病気として、認知症、気管支ぜんそくなどがございます。
     また、受動喫煙によってリスクが高まる病気として、主に肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群が上げられており、年間で約1万5,000人が受動喫煙を受けなければこれらの疾患で死亡せずに済んだとも推計されております。
     今回の改正は、国民の8割を超える非喫煙者を受動喫煙による健康被害から守るため、多数の者が利用する施設などの一定の場所での喫煙の禁止を、施設などの管理について権限を有する者やその施設などの利用者についても、責務として課しております。
     具体的な対応策につきましては、本町でも、特に飲食店や職場では多くの非喫煙者が受動喫煙に遭遇している状況にあると考えておりますので、今回の改正健康増進法の概要について、事業者や町民に周知を図り、望まない受動喫煙を防止するために取り組んでいくとともに、各種健診などの受診率向上に努めながら、関係機関などと連携し、健康被害防止に努めてまいります。
     次に、3点目の質問にお答えします。
     たばこ税は、市区町村の自主財源の中でも固定資産税、町民税とともに貴重な財源の一つでございます。
     たばこ税は、国たばこ税、地方たばこ税、消費税で構成されており、本町に関する地方たばこ税は、たばこの製造者などが町内のたばこ小売店に売り渡したたばこに対して課税されています。本町の平成30年度の町たばこ税は、1,168万4,000本の売り上げに対して6,302万8,000円の納付がありました。
     たばこ税は目的税ではなく、一般財源となるため、使途については特定されておりません。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次の質問については自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○11番(桂 弘一君)
     担当課長にお伺いしますが、これは、2018年7月25日に法律の公布があったわけですよね。そして、2019年1月24日までに一部施行ということで、これは国及び地方公共団体のその責務などを政令で決めていくという作業かなと思いますが、その確認と、それと、2019年、ことし7月1日から第1種施設の一部施行ということがうたわれているんですが、この段階的な、来年の4月が全面的施行なんですが、この期間が時間が置いてありますよね、公布から7月1日の1種の規制まで。その時間というのは何のためにとられているのかお答えください。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     議員ご質問のとおり、健康増進法の一部を改正する法律が去年の7月25日に公布されております。
     これについての基本的な考え方につきましては、先ほど町長が答弁したとおりでありまして、望まない受動喫煙をなくす、それから、子供など二十未満の者、患者などが主たる施設等について受動喫煙対策を一層徹底する、それから、受動喫煙が他人に与える健康影響の程度に応じ喫煙措置や喫煙場所の特定を行い、掲示の義務づけなどの対策を講ずるということが、主な改正の基本的な考え方であります。
     それで、段階的な施行ということでありますが、ことし7月24日の施行期日として、国及び地方公共団体の責務、関係者の協力、喫煙をする際の配慮義務などについてが1月24日施行、それから、7月1日、来月1日の施行が、特定施設である、そのうち第1種施設と言われる学校、病院、児童福祉施設等、それから、この役場庁舎等が含まれますが、行政機関の庁舎については原則敷地内禁煙となっております。
     あと、完全施行となります来年4月1日には、第1種施設以外の第2種施設ということで、事務所でありますとか、和泊町でいえば、各字の公民館等が含まれてくるかと思いますが、そういった施設については原則屋内禁煙ということで、施行期日がそれぞれ段階的に区切られているというようなことで、法制化されております。
     以上です。
    ○11番(桂 弘一君)
     課長、公布されて、7月1日から第1種の施設が原則敷地内禁煙になるわけですよね。来月の1日ですよね。その間の、公布されてからのこの間の期間というものは、政令でいろいろ決めるとか、あるいは関係者が協議をして、法律の解釈もあるし、また、和泊町においてどうするかということも決めると。そして、事前に通知をするという期間なんじゃないんですか。そういうことでしょう。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     ご質問のとおり、段階的施行された経緯ということなんですけれども、これにつきましては、国の責務であったり、地方公共団体の責務が1月に発生しているわけなんですけれども、県においては、ホームページ等でそのような改正がなされるということで情報提供を受けて、町のほうにもそういった情報が来ております。
     その中で、本町におきましては、受動喫煙に対する意識というのが、当然役場においても、もう屋内では禁煙となっている、それから、ほかの施設、公民館等においても、ほとんど公民館の室内での喫煙等は見られないというようなことで、先進的に取り組んでいるなという状況もありまして、行政としても強く受動喫煙を防止する、周知する部分が不足していると言われればそれまででありますが、そういった愛煙家の皆様のマナーも向上しているというのをちょっとは認知しておりましたので、そういうことで、特に強く周知徹底まで図ってこなかったという部分はあります。
    ○11番(桂 弘一君)
     周知徹底のなさというのは、私は非常に反省してもらいたいと思っているんですよ。受動喫煙を防止すると、それも徹底的に防止するということで、これはもうルールづくりですよね。今、おっしゃったマナーが向上しているとかいうんじゃなくて、ちゃんとしたルールづくりをして、細かくルールを知らしめると。マナー向上をお願いするんじゃなくて、ルールを知らしめるという作業がここになくちゃいけなかったと思っているんですが。
     そこで、国、都道府県、市町村の責務として、管理権限者、その他の関係者。多数の者が利用する施設等の管理権限者、その他の関係者がありますが、その他の関係者というのは、議会というものは含まれないというふうに考えているのか、お聞かせ願いますか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     その施設の管理権限者ということでの質問ですか。
    ○11番(桂 弘一君)
     その間に周知啓発をしなきゃいけないわけでしょう。周知啓発をするときに、これを成功させるために、徹底的にさせるために、国、都道府県、市町村、多数の者が利用する施設等の管理権限者、その他の関係者は、望まない受動喫煙が生じないよう受動喫煙を防止をするための措置の総合的かつ効果的な推進を図るため、相互に連携を図りながら協力するよう努めるというふうにありますが、そこの中に議会が入っているのかどうかという質問なんですが。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     申しわけございません。
     その他関係機関の中には、当然、飲食業とかも含まれておりますので、施設等の中には含まれておりますので、例えば商工会でありますとか、関係する団体は全て含まれております。当然、議会のほうも含まれてくるかと思います。
    ○11番(桂 弘一君)
     後で、学校関係、児童福祉施設関係は話ししますが、新庁舎ができて、これは正式要請かどうかはわからないんですが、我々議会は、事務局から新庁舎をつくって、新しい法律を想定する中で総合的な考え方を決めると。その間、議会の皆さんは、議会フロアでの、ベランダ等その喫煙場所をつくって吸うということは控えてくださいということなんですよね。だから、7月1日の施行というんであれば、議会に、当然前もって協議を申し入れる、あるいは議会フロアを1種とするのか、2種とするのか、そういった判断ですね、そういった法的解釈、そういうことも含めて、もう話し合われているべきなんじゃないのかなという思いでの質問なんですが、議会に対しては、その辺のところの考え方というのにおいては、総務、保健福祉課からしては眼中になかったのかということですね。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     大変情報提供が遅れて、反省しているところではございますが、私どもも県の提供する資料の中でしか情報を収集することができない部分もございまして、その後、いろいろ情報収集をしているところなんですけれども、議会への情報ということで、大変反省しているところなんですが、一応、行政棟の中に議会が入っている場合は、議会も行政事務の一つの建物の中ということでありまして、議会棟は第1種施設に入るというような県の見解のようです。
     ただし、県議会、県のほうみたいに県の行政庁舎と県議会の棟が別であれば、議会は議会としての、そういうことで別みたいなんですけれども、本町の場合は同じ棟の中に議会の機能があるというようなことで、行政事務の一つの中の建物ということで、議会棟の中での喫煙は禁止というようなことで伺っております。
    ○11番(桂 弘一君)
     私が言いたいのは、その辺の解釈ですよね。その辺の解釈も、厚生省から出ている通知によりますと、同じ棟でもフロアが仕切られていて、常時お客さんが、利用者が来ないという場所であれば、2種施設だというふうに説明書きがありますが、この文章と現状を照らし合わせると、議会は私は2種施設じゃないかなというふうに思っているんですよ。
     ただ、これはどっちでもいいんですが、そういったことの法律の解釈、そういった協議というのはなされるべきだったんじゃないかなということでの憤りなんですがね。
     ここに、行政機関の庁舎の中に議会フロアが存在する場合の規制はどうなるのという質問に対する回答です。第1種施設の場所に、第2種施設の場所がある場合、これはもう保健課長がおっしゃったように、議会フロアも第1種施設の規制が適用されることになります。ただし、各施設の機能や利用者が明確に異なる場合や、各施設が明確に区分されている場合においては、それぞれ独立した施設として規制を適用することとしますので、そのような場合には、議会フロアには第2種施設の規制が適用されることになりますという回答なんですよね。
     私たちは、議会は、執行部の保健福祉課のそういったことも含めて、総合的なルールづくりがあって、明確に生出された、そういった答えが来るのを待っているわけですよ。それが来ないんで、ちょっと言葉もきつくなる部分がありますが、ぜひ議会と一緒にその辺の部分も検討、協議をするというふうにしてもらえないでしょうか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     確かに議員ご質問のとおり、ただし書きがございまして、それぞれ独立した機能や利用者が明確に異なる場合や明確に区分されている場合においては、第2種施設が適用されることとなりますという記載があります。先ほどの私の答弁にただし書きが適用されるということで訂正させていただきます。
     ただいまのご質問につきましては、行政等の施設管理権限につきましては町長ということで、総務課のほうがこの行政等の責任者になるかと思いますので、保健福祉課と総務課のほうで協議して、また対応していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
    ○11番(桂 弘一君)
     嫌煙家の皆さんにとっては、待ちに待ったようなルールだと思っているんですよ。今までの流れの中で、本当ににおいだけでも嫌悪感を感じるとか、あるいは受動喫煙、本当に嫌だわなというふうに思っていてもそれが言えないとか、あるいは喫煙者のマナーに頼るしかないといったところが、ルールづくりがされていくわけですよね。されたわけですよね。それを徹底するためには、やっぱり担当課がちゃんと精査して、協議をして、いろんな人たちと話し合う中で、この部分はどうだ、この部分はどうだと言われたときに、全て答えられる状態と、各団体と協議がされている団体だと。7月1日だから、第1種施設に関してだと、僕は、その作業がとんでもなくされていないのは非常に怠慢じゃないのかなという思いがあるんです。
     それと、加熱たばこに関してなんですが、これは規制の対象外ということになっていますが、総務課長の考え、ちゃんと町執行部の中で町長とも話し合いがされているのかどうなのか、加熱たばこに関しての敷地内での喫煙については。そこをちょっと報告してもらえますか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     最近、紙巻きたばこ以外のいわゆる電子たばこがふえている状況にもございますけれども、電子たばこについては、改正法の規制の対象外ということになっております。
     ただし、改正法とはかかわりなく、施設の管理権限者が当該施設のルールとして、いわゆる電子たばこも改正法における喫煙禁止場所では使用しないことなどのルールを定めることは可能ですとなっておりますが、これにつきましても、権限者であります総務課との、まだ対応、話はできておりません。早急に行っていきたいと思います。
    ○11番(桂 弘一君)
     総務課長、保健福祉課長、大切なことですよね。必ず来る話ですよ、ルールづくりとなるときに。その辺のところが、我々は、もうできた当時に、ここへ入った当時から事務局のほうから総合的な判断、それが決まるまでは議会は控えてくれということで、我々はずっと待っていたわけですが、そういうことも踏まえて、その答えが出ていないということが僕はもうおかしいと思っているんですよ。7月1日実施ですよ。
     それと、学校や病院、児童福祉施設等の代表者との協議、そういうのはもう行われているのか、例えば教育委員会と学校の特定屋外喫煙場所の設置等ですよ、例えば教育委員会の考え方、それで学校が納得しているのか、あるいは学校の先生方と教育委員会との話し合いのもとで、どうするかというような協議はもうなされているんですか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     関係部署につきましては、それぞれ県の健康増進課を通じて改正の通知が行っているかと思いますが、私ども庁舎内において、まだそのことについての協議は行っておりません。
    ○11番(桂 弘一君)
     遅ればせながらですけれども、ぜひ喫煙ルールをちゃんと守る、あるいはそういった文化を和泊町につくっていくと。そして、健康増進のための、望まない人たちの副流煙が健康に悪いと、いわゆるそういったものが喫煙区画から出ないようにというような流れは、徹底させるためには、やっぱり本気度が問われますよ。ルールということですから、そこにはやっぱり罰則があったり、注意があったりするわけですから、当局がそういったところを、スタートからですよ、びしっとしていなかったら、なかなかびしっとしたそういう環境をつくるのは難しいのかなというふうに思っています。
     ぜひ努力して、早急に、まず第一に、議会のフロアの法解釈、そして、法解釈で、例えば2種というふうになったとしても、先ほどあった加熱たばこと一緒で、町が、我々はこういうふうに考えているというんで、議会に協力を頼むというんであれば、ちゃんと協議の場にのるわけだから、早目にそういった作業をしていただきたいなというふうに思います。
     それと、本町の対策としては、具体的にはどのような対策を考えているかということなんですが、具体的に協議をしていないというからなかなか難しいんですが、ただ、庁舎内においてはマナーというところから話はされていると思うんですが、職員用、あるいは我々も、ここは喫煙可能場所ですよということで、標識を出すことになっていますよね。だから、皆さんが利用するんですけれども、その喫煙場所の構造ですよ、例えば喫煙ルーム方式にするのか、ちょっと風が吹いたら雨風が忍び込んでくるような、そういった方向にするのか、その辺のところの、他の施設については協議もしていないんだから、答えが出ていないんでしょうけど、庁舎においてはどういうふうに答えが話し合われているのか教えてもらえますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     役場庁舎における現在の喫煙場所につきましては、先日、日本たばこ産業の方ともちょっと協議をいたしまして、助言をいただいたところでございますけれども、来庁舎も利用しやすい場所、広さ、一番肝心なところが、窓等がなくて、庁舎内への煙の流入がないと、そういった場所を喫煙場所として設置したほうがベストであるという助言をいただきました。
     現在、庁舎において喫煙場所と、今検討しているところが、裏の駐車場の西側のサンサンテレビの前の下側のほうになると思いますけれども、そちらのほうと、この道路側の両端が候補地として、今、上がっているところでございまして、そこについては、議員がおっしゃるように、雨風をしのげるような対応は、現在のところしておりませんけれども、そこに喫煙エリアという設定をして、あと標示をするということで、現在、作業を進めているところでございまして、当然、そういうところですので、雨天時も考えられますので、将来的にというか、そのエリアがきちっと決まりましたら、囲ってしまうとまただめだというようなこともございますので、そういう喫煙者にも対応できるような場所は設置していかなければいけないかなというふうに、今、考えて作業を進めているところでございます。
    ○11番(桂 弘一君)
     これは、喫煙者にはなかなか厳しいようなルールと思いきや、裏を返せば、一定の喫煙者がいることを考慮に入れてある法律です。ぜひ喫煙者が、島の小さな小雨でもちょっと風が入ると濡れたりするんで、ぜひ愛のある喫煙ルームというふうな考え方で、そういったものをつくっていただきたいなというふうに思っています。
     自主財源のたばこ税との関連について、同じことなんですが、これは、もう愛についての話なんですね。保健福祉課長、消費者金融のコマーシャルで、「そこに愛はあるんか」というコマーシャルが流れているのはご存じですか。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     先日聞いたことがあるんですけれども、ちょっと詳しくは理解しておりません。すみません。
    ○11番(桂 弘一君)
     喫煙者は非常に肩身の狭い思いはしておりますが、我々議会が、よく出張に他の団体と行くときに、その自慢話です。僕は、俺はもう何箱島で買ってきた、和泊町で買ってきたと。俺は1カートン必ず出張に行くと買うんだということで、同じ税を落とすなら自分の町村にということで、喫煙者は自分たちの郷土に、自分たちの町村については、物すごい愛情を持っているんです。この間、さとうきび祭りのあったときに、ある区長さんが同じようなことをまた言いました。俺も行くときは必ず5箱、6箱は買ってから行くんだということで、それで、ある社長さんが、何言ってんの、僕は5日以上の出張のときは必ず1カートン買っていくんだというようなことをおっしゃっていました。
     このたばこ税にいきますと、ほかの課の、いろんな各課の収入がありますが、未収金がない。未収金がないのはたばこ税だけですよ。それと、滞納がない、不納欠損がない。こんなありがたい話はないと思っているんですね。国、町の権限の大たるものは、税金を集めて、どう配るか、分配するかというのが政治の妙だとは思っているんですが、それだけ愛を持って地元にという喫煙者が納めている税に対しては、税を納めている人へ政策として返す。喫煙者にわかるように返すということもあっていいかと思います。
     そういった意味では、もし、教育委員会、学校との協議の中で、敷地内でも特定屋外喫煙所を設けるときには、外から余り見られないように、雨風がしのげるように、そういったものをぜひ設置していただきたい。若干予算はかかりますが、調べていくと、喜界町がやるらしいんですけれども、喜界町が500万未満ですよね、そういった四百何十万の喫煙ルームを一基入れるということがあったんですけれども、ぜひそういうふうにしていただきたい。
     それと、1点、提案ですが、喫煙者は家でも子供や妻からやめてほしいと言われ、地域からももうやめろと言われ、なかなか肩身の狭い思いをしながらたばこを吸っているんですが、中には、やめられるものだったらやめたいと思っている喫煙者も大勢いるんですよ。やめようかな、挑戦してみようかなという人たちもいっぱいいるんですが、その禁煙の医療補助、禁煙のプログラムというか、禁煙のための保険適用の医療的なものがございますよね。それに対する、喫煙者に対する医療補助と、禁煙のための、健康増進のための法律ですから。そういったことは考えられないのか、これは町長ですか、総務課長ですか。その辺もお聞かせ願えますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     この喫煙については、これまで桂議員からいろいろ話があるわけですが、やはり医療費とたばこ税とどっちが多いかとか、いろいろそういう比較もあるかもしれませんが、今、提案をいただいているのは、たばこをやめるために、医療費的な助成はできないかという内容だと、そのように思いますが、それは、ここでやりましょうかとか、いろいろすぐ答えられるような問題ではないかと、そのように思いますし、ぜひこれは担当課とも十分研究をさせていただいて、どのような結論になるかわかりませんけれども、やはり午前中の自主返納の対応は考えられないかというものと同じようなものかなというふうに思いますけれども、たばこ消費税と医療費とどうかということなどもありますので、そこをまた担当課と十分議論をしながら考えていきたいと、そのように思っています。
    ○11番(桂 弘一君)
     禁煙のためのワンクールが2万幾らとかだと思うんですが、6,300万のたばこ税が入っているわけですから、その中に、喫煙者に愛のあるお返しができる部分も考えられるんであれば、ぜひそういうふうな政策も持っていただきたいなという思いです。要望です。
     続きまして、職員の教育についてです。
     ①職員それぞれが担当する業務の職域と職責について、どう教育しているのか。また、課内での連携等についての確認体制はどうなっているのか。
     ②町民の代表である議員の要請や問い合わせ等に対しては、どのような姿勢で向かい合うべきと考えるか。
     以上です。
    ○町長(伊地知実利君)
     桂議員のただいまの職員の教育について2点ございますが、順を追ってお答えをさせていただきます。
     1点目の、業務の職域と職責についてですが、職員の業務の担当は、各課などの事務分掌において定めております。その業務の職域については、法令などにより定められた、町が実施すべき事項、あるいは町が独自で推進し、町が責任を負うべき業務でございます。一部については、他の機関などの業務であっても、橋渡し的な関与をすることがございます。
     職責については、法令などにのっとり、職員の役職に応じて事務を遂行することで職責を果たしております。
     また、その教育については、それぞれの課や局において、課長、局長を初めとして、課長補佐、係長、部署内の先輩から随時指導を行っております。
     各部署内での連携の確認体制については、報告・連絡・相談を密にし、情報共有を図るよう、常々申し渡しております。
     相談案件などについては、報告書などを作成し、相手方の申し出や担当者の返答について詳細に記した文書を部署内で回覧をすることもございます。
     今後も、課内などでの報告などの徹底を、報・連・相の指導は徹底してまいりたいとそのように思っております。
     2点目の、議員の要請や問い合わせに対する姿勢につきましては、要請や問い合わせがあった時点で速やかに検討し、回答ができるよう努めております。
     また、すぐに回答ができない案件もございますので、その際は、回答できる時期や今後の方向性などをお伝えできるように努めております。
     しかしながら、一部の案件において、迅速に回答ができなかった事案もあると承知をしております。その点につきましては、今後、課長、局長などへの指導を徹底してまいりたいと思います。
     以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問については自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○11番(桂 弘一君)
     ②についてですが、これは同僚議員からも出ていますので、先にこれを一言二言の簡単な質問ということで、先にさせていただきたいと思いますが、我々が町に、役場に来て、いろんな問い合わせや指摘をしたり、質問をしたり、要望したりするのは、もう8割、9割町民から言われてくるんですね。自分のことで、自分の調べ事で、僕は議員をやっていても、事務局にさえ余り頼み事、調べ事を頼んだことはないですよ。8割、9割が町民からです。
     その町民からの答えについて、とんでもない答えが出てきたり、あり得ない理屈が出てきたりするんで、そういったときはどうするかといったら、もう自分で県に電話したり、あるいは合同庁舎に行って調べたりして、あるいは会社ですね、つき合っている協力企業の会社のところに行って話をしたりして、自分で調べて答えを出すと。担当者ができないというところがあったりするんですね。それが続いているところがあるんですが、ぜひ、ここにおいては、今、町長からあったように、もう一度徹底した教育というか、課内での見直し、課長会での見直しということを確認していただきたいと思うんですが、町長、お願いしたいんですが。要望ですが。
    ○町長(伊地知実利君)
     これは、これまでも職員の対応とかいろんなことについて、いろいろと議員の皆さんからご指摘を受けてきたところ、問題でもございます。その都度、課長会やいろんな会合において、私のほうからもこの提案については厳しく指導、徹底をしているところでございますが、まだこのような問題が出てきているというところは、まだまだ徹底が図られていないのかな、また、私の指導不足かなということを反省をしているところでございますが、この、今、桂議員から言われておりますような案件については、それは、その都度その都度、課長の皆さんに、特に職員の指導については徹底を図っているところでありますが、まだまだ足らないところがあるようでございますので、今後とも引き続きその件については、指導、徹底に努めてまいりたいと、そのように思います。
    ○11番(桂 弘一君)
     当然、常日ごろから教育はされているのかなと思いますが、本当にびっくりするような、あり得ないような態度であったり、答弁をもらったり、考え方の処理をする職員がいます。
     ただ、その一人一人の担当者と話ししてみると、非常に真面目な、別に横着な人間でもないわけですよ。そこで怒るわけにもいかないから、再度ここで、以前、議会との、執行部との意見交換というときにも話もしましたけれども、今回、再度、こういった質問を出しているのは、本当に徹底してくれよということと、怒るに怒れないんですけれども、それは教えてもらっていないのかなというふうに思うときもあるわけですよ。だから、怒るに怒れないですけれども、ぜひ徹底していただきたいと思います。
     それと、職域、職責の話なんですが、当然、教育はされていると思うんですが、具体的に指定管理団体との関係性、あるいは委託企業、協力企業との関係性についての指導というのはどうなっているのか。担当者の契約書の熟読の必要性についてとか、契約の見直しとか、現状と合わないときの、そういったときの速やかにやるというような仕事の進め方とかいうことについては、具体的にはどのような思いで職員教育はされているのか、そこをお聞かせ願えますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     今のご指摘につきましても、それぞれの担当課と十分な議論をしながら、委託先との議論をさせているところでございます。
     やはり、事務処理が遅れれば遅れるほど問題が発生してくるのはもう当然でございまして、そのようなことは、迅速に問題解決に向けた取り組みをするような、各課それぞれ事業を持っているわけでございますので、それに対応していただきたいというようなことは、常日ごろから申し上げているところでございます。
     当然、やはり私どもが行政を進めていく中では、職員一人一人が危機管理といいましょうか、危機というものを十分に認識しておかないといけないのかなと、そのように思っておりますし、そのような危機を起こさないようなことは、当然、職員一人一人が心して町民と向き合って早急な解決をしていくというのが、問題を大きくしていかない一つの大きな要因になるかと、そのように思っておりますし、ぜひこの件につきましても、職員間に徹底して、早急な解決、ただし公平・公正に正しい判断をして、町民と、またそれぞれの団体と議論をしていくような指導はしておりますけれども、引き続き徹底した指導に取り組んでまいりたいと思っております。
    ○11番(桂 弘一君)
     ぜひ、町有財産を指定管理したり、あるいは町の仕事、予算上のことでもありますけれども、民間に委託したり、あるいは、和泊行政を円滑に進めていくために協力企業を募ったりしているわけですが、仕事をやっているんだからとかいうふうな、余り大きな態度というのはいかがなことかとは思いますが、ただ、それぐらいの、自分たちがちゃんと委託企業、あるいは指定管理者団体に対して、甲と乙の関係の中で、ちゃんと自信を持った、それで、指導、管理契約書にのっとった活動をさせるというところは、ぜひやっていただきたい。ややもすると、ここ1年ぐらいの間に何件かあったんですが、指定管理者の声のほうが大きくなって、甲のほうが小さくなっているというところ、あるいは協力団体に強く言われて、町民の代理で私が話をしているんですが、向こうの意見のほうが強くて、そこに挟まって困って、私に来いと、話をしてくれというような事案もありました。
     ぜひ、甲と乙の関係の中を、気概を持って、だめはだめ、やるはやる、そういったところのめり張りのきいた関係性をつくる教育というものを、ぜひやっていただきたいなと思います。
     以上です。これで私の一般質問を終わります。以上です。
    ○議長(永野利則君)
     これで桂弘一君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 3時47分

    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

                和泊町議会議長  永 野 利 則

                和泊町議会議員  桂   弘 一

                和泊町議会議員  川 畑 宏 一

第2日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和元年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和元年6月19日(水曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第2号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 一般質問
            ・東 弘明議員
            ・川畑宏一議員

     ○散会の宣告

    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(11名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
       10番  山 下 幸 秀 君     11番  桂   弘 一 君
       12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(1名)
        9番  和   正 巳 君

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 皆吉泰智君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 林 義仁君 教育委員会教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、池田正一君及び喜井和夫君を指名します。

第2日(2)

発言者

  • 東 弘明

発言内容

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  • △ 日程第2 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、一般質問を行います。
     東弘明君の一般質問を許します。
    ○5番(東 弘明君)
     町民の皆さん、おはようございます。公明党の東でございます。
     今回の第2回定例会に一般質問をしてありますので、壇上より質問をしたいと思います。
     令和という年が始まり、はや2カ月が過ぎました。その中で、和泊、島の農業を見てみると、先行きが見えず、行き詰まりの感があるような感じがいたします。
     まず、1点目の質問でございますが、農業振興について。
     農業所得向上について、どのような施策を考えているのか。農家所得の向上が本町における永遠の課題の一つであるが、町長は、その基本的な対策をどう考えているのかお尋ねします。
     壇上よりはよろしくお願いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の1点目の農業振興についてお答えを申し上げます。
     農業所得の向上を図るため、町として、これまでも国や県の補助事業の導入や町単独事業の活用など、さまざまな施策や事業を講じてきたところでございます。
     基本的には、農家がみずからの経営を理解した上で、適期の管理・収穫といった基本技術の励行をすることで、所得向上につながるものと考えているところでございます。
     これまでも、農家の皆さんには簿記記帳やいろいろな施策を講じながら、農家の皆さんと一緒になって所得向上に努めてきたところでございますので、基本的には、やはり農家の努力も必要かと、そのように考えているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○5番(東 弘明君)
     農家の努力ということでありました。
     その中で、よくテレビ等でトップセールスという言葉が最近よく聞こえてくるわけなんですけれども、農家の経済が行き詰まったときに、本当に町のトップがみずから先頭に立って市場開拓、いろんな姿勢を見せることによって、島でいえば農家のジャガイモだとか切り花だとか、そういうところに町長みずからが足を出向いて島の意気込み、そういうものを売り込んでいくという、そういうこともこれからは将来に向かっては一番大事じゃないかなということを感じながらなんですけれども。
     最近では、宮崎の県知事だった東国原知事が知事に就任して、知事みずからがトップセールスでいろんな開拓をして、宮崎の商品また農産物をトップのレベルまで引き上げていったとそういうところがありますし、また、大変な市町村のところも、本当に首長みずからが島の先頭に立ってそういうトップセールをすることによって、幾多の道が開かれてきたことがあると思うんですけれども、そこら付近のところはどうお考えでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     各まちでは、このようなトップセールスということで新聞にも報道をされているところでございまして、私どもの永良部の農産物につきましては、市場を対象とした取引でございます。例えば、他の市町村の取り組みにつきましては、果物、例えば今、宮崎県の例を申し上げられましたが、マンゴーなどは個人に直接売り込む、そういうところで首長が出かけていって品物を消費者に広報・啓発しているというところはよく耳にしますし、目にもするところでございます。
     本町の場合には、農協の園芸振興会などが中心となって、また花については花き組合の皆さんが中心となって市場の調査ということで、町の職員担当者も同行しながら、そのような売り込みや状況の調査をしているのが現状でございます。必要であれば私どもも出かけるのはやぶさかではないと、そのように考えております。今のところは、市場にバレイショの時期、子芋の時期、いろんなそういうとき、また花の売り込み、そういう調査についてはそれぞれの機関で実施をして、役場の職員も同行しながら、その現状の把握には努めているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     そこのところ今、実際に去年、おととしとジャガイモが豊作というのもあるし、売り込み先の低迷というそこら付近のところが多々あるわけなんですけれども、そういうところでも大手のカルビーとか、ジャガイモを消費する大手の会社とかに本当に売り込みをしていくことによって、農家の手取りの安定というのもできてくるんではないかなと考えるところなんですけれども。
     その点で、ジャガイモの件でなんですけれども、これはJAさんが取り組むべきことだと思うんですけれども、まち全体挙げて、農家がそういう気にならないとそういう体制はできないんではないかなと思うんです。ジャガイモもある程度の価格の変動がなくなるように共販体制で、これはもう難しい話ではあるんですけれども、先行き、将来に向けてそういう制度が設けられるならば、値崩れをしてジャガイモをつくってももうからないとか、そういう話がなくなってくるんではないかなと思うんです。ジャガイモの高値で売れているときに完全共販体制をとってくると、高値のときに平均単価を決めることによって、高単価のときには貯蓄をして、そして安値になったときに安定基金の積み立てみたいな感じで、それで農家に補塡をしていくという、そういう将来に向けた取り組みは何らかの形で取り組めないかどうかをお聞きします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     30年、31年の精算につきましては、先般、うちの担当から農協を通じてもらった資料によりますと、1月、2月に値が下がったのは、例年、鹿児島の出水地方が2月後半、3月から5月にかけて出る量が早まって1月、2月に出たと。そこが全体量、向こうが1万3,000トンぐらい、扱う量の3分の1から4分の1が出たということで、当旬期2月、3月、4月の永良部分が値崩れしたということでありました。
     東議員が言われるように、本当に冬、年末にかけて北海道が出てきます。その後、北海道がなくなった1月以降、この南の島の鹿児島県を主としたリレー体制ができるよう、我々も経済連のほうには強く要望していきたいと思います。
     出水は、今、丸系を先につくっているんですけれども、それはもう1月に終わって、2、3、4はこの南の奄美諸島にぜひリレー出荷をお願いしたいというようなことは農協等を通じてと、今言われる価格的なものに関しては、安定基金というのを積み立ててあります。それは、やはり値崩れをしたときの下支えということの意味があると思っておりますので、この辺はちょっとまだまだ協議が必要なのかなと思いますけれども、いかんせん、この当旬期の1月から5月にかけては、しっかりしたリレー体制だけは経済連のほうに要望していきたいと思います。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     ジャガイモの値崩れしたときに、安定基金というのがあるということなんですけれども、それは一番大事なことなんですけれども、自分が常々取り組みとしてJAさんとかに町を挙げてお願い、農家さんとも協議しながら目指しているのは、実際には高値200円、300円とか高値で売れたときに、それを生産調整金という形で貯蓄をすると。そうして、今度は50円とか値崩れして農家の手取りがなくなったときにそこから担保として、ジャガイモそのものが100円を切ったときに農家が手取りがなくなってくるという、そこに調整金として充てることができると、計画出荷もできるし、いろんな形でメリットが出てくるような思いがしているわけなんですけれども、これはもう将来の展望という形でいいんじゃないかなと思います。目指す方向として、そういうことは考えられないでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     今の価格安定基金というのは、県が36%積み立て、経済連が16.5、農協が14、町が13、そして生産者も20%積み上げての基金であります。そして、下支えということで、今期も、32年期も2月、3月、4月と3カ月発動になっております。
     今、言う積立金というのもまた、私も今出てきたものですから、しっかり東議員の思われていることをまた後で伺いながら、農協さんとはまた協議していきたいと思います。いかんせん、これも生産者の積み立てがあるものだと思いますので、その辺も生産者の理解も求めながら、今後、検討ということでしていきたいと思います。
    ○5番(東 弘明君)
     前向きに一緒になって、議会も一緒になって、島の農家が安心して農作物がつくれるようなそういうことをみんなで取り組みながら、前向きに前進していけたら農家が安心すると思います。1点目は終わります。
     そして、2点目、実験農場の運営についてでありますが、実験農場の運営について、今後、民間事業者に指定管理委託をする計画はないのか、お伺いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     2点目の実験農場の運営についてお答えをいたします。
     実験農場の運営につきましては、実験農場運営委員会において、事務局から提示した活動実績及び活動計画について委員に審議をしていただき、それに即して施設や圃場などの活用を行っております。
     今年度につきましては、新規就農者の就農及び担い手などへの支援策として、施設や圃場の貸し出しを行い、本町農業を担う若者を育成するとともに、関係機関などとの共同研究を実施しながら、生産者への指導体制の強化を図り、本町農業の振興発展に努めてまいりたいと考えております。
     実験農場の民間事業者への指定管理委託については、現在のところ考えてはおりませんけれども、将来的に、そのような町が運営しているような内容を十分に理解して、生産者に反映できるような機関があれば、またこの時点で考えることも必要かと、そのように思っております。
    ○5番(東 弘明君)
     今、町長の答弁にあった、今のところは考えていないということでありましたけれども、本当に実験農場が本町の農業に貢献してきた実績というのは、すばらしいのがいっぱいあるわけなんですけれども、実験農場の目的として優良種苗供給、新品目・新品種の試験栽培、展示等や新規就農者研修等で、全国でも有数な花き産地に育てた成果は、あの実験農場があったから、永良部の花という、沖永良部という、それが大きくアピールできたし、今の販路拡大、いろんなのがあったと思うんです。その中で、ソリダコという品種は実験農場で開発をした主力品目の一つなんだと。初めのうちは、雑草で相手にされなかったソリダコだったんですけれども、ある人に聞くと、それは主力品目になるということで実験農場でつくり始めて、今、ソリダコがなくなると島の花が半減していくと、そこまで販路が拡大できているわけなんです。そして、菊も小菊中心からスプレー菊の品種設定やオリジナル品種の育成から農家への提供がなされてきたし、またユリ球根、優良級の増殖もバイオ研究所とか、そこから育て上げて農家がそれを取り組んで今の実験農場の姿があると思うんです。今、現実、職員も半減して、実際に実験農場としての魅力ある品種の改良、そういうものが今の実態でできるのかという。
     であれば、本当に一番大事なことだと思うんですけれども、近年、地域活性化に向けた取り組みの一環として、産業クラスターなどに代表されるように、民間企業と公的組織による協働が注目を集めている。その中で、指定管理者制度もその一つであり、地方公共団体などが所有する公の施設について、その管理運営者を民間企業を含む幅広い団体から募り、ある程度の権限とともに委譲することによって、公的組織ではなし得なかった公の施設の業務改革による赤字の削減、そして地域住民に提供する公的サービスの質向上を目指す仕組みであると。指定管理者の制度の導入により、公共的な性質を持つ公の施設において民間企業による経営の合理化が図られ、ひいては公的資金の支出削減及び地域住民の満足度の向上による地域活性化など、大きな見返りが期待できると、そういうところも目的としてあるわけなんです。
     その中で、今の実験農場、僕は農業をしている一農家として見たときに、本当に今までの取り組みが実際になされているのかどうかと思ったときに、今、本当に本来の意義、目的、そこには大きくずれが生じてきているんじゃないかなと考えるんですけれども、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     実験農場、平成2年7月に実験農場として開始し、それと同時に、花き振興課7名だと思います、職員を配置し、その後は東議員が言われるような取り組みを実施してきました。これが、本当に先ほどの質問にあった農業所得の向上に非常に貢献したと私は自負しております。
     そして、現在は、本当にきのうから答弁しているように、新品種的なものは農家が独自で自分たちの中で探していく、その一端を我々は担えないかということで、まず、今取り組んでいるのが、先ほど町長も答弁したように、農業後継者が減ってきたということで、まず担い手、特に新規就農した5年以内の農地もそんなにない、でも自分は一生懸命農業したいというこの方々、今5名います。ここに4.5ヘクタールの実験農場の農地の2.14、約4割以上を貸し付けております。この人たちが、今、一生懸命、自分の作物に取り組んでおります。
     そして、それ以外は、今度は技連会、各部会があります。糖業部会は、この間、議員も出ましたけれども、きび祭りで出ました南西諸島に合う新品種が3年ぐらい前から沖永良部に入ってきて、これが今期30年から新規登録されました。農林27号、これの品種試験も実験農場で3年取り組んでおります。そして、野菜の農家が非常に欲しがっているニンニクの種苗供給ということで、まだまだ農家がふえるということで供給も行っております。
     花きに関しては、LEDの器具がいろんな腐食等でだめになるということで、器具試験も行っております。
     また、今期からスマート農業で取り組んでいくということで、私は、今置かれた立場、立場で、我々技連会を中心に農業者に対していかにやっていけるかというのが実験農場の使命だと思っております。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     今、課長が言われたそのことも敬意を表しながら、今、実験農場の将来のあるべき姿というものを実際にいろんな人からいろんなことを聞きながら、今質問しているわけなんですけれども、実際に、その実験農場の運営委員の皆さんが、運営委員会が実際に何を、どういう方向性に実験農場が向いて、どういうことに取り組んで、どういう成果が出たという、そういうものが今は見えないと。運営委員のメンバーが、実際に、ここの中には古いので亡くなった方もいるんですけれども、13名いるわけです。この方々が、今の実験農場のあるべき姿は、どこに向いて何をしているのかわからないと。運営委員会そのものの協議会も実際には開かれていないという、そういう言葉を、声を聞いております。
     そういう中で、島の農家が安心して新しい品目を導入して、そういうものに対して取り組んでいく体制というものが本当にできるのか。職員数も7名から、今現在は2名ですよね。2名に減ってきているのであれば、指定管理者を決めて、新しい永良部のスタイル。農業の取り組みとして指定管理業者を置いて、そこで新たなスタートを切れば、もう一回実験農場というその存在感、意義が出てくると思います。そこら付近のところはどうですか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     まず、先ほど東議員が言われました実験農場運営委員会、去年は6月5日に運営委員会、そして2月に、3月議会で皆さんから承認をいただきました土壌診断の有料化を含めた今後の運営というのを、臨時運営委員会を開催しております。
     それと、今言われる民営化ということなんですけれども、これはもう先ほど町長が答弁あったとおりです。もし、本当に実験農場の運営を全般的にやっていいというような民間事業者が出てきた場合、運営委員会でしっかり協議をして、そして方向性を決めていければと考えております。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     今、課長の答弁にあった、本当に今の実験農場はだめなんだと、これから新しい品種改良、いろんな取り組みがしたいと。だけども、個人ではなかなか取り組めない部分があると、そういう手を挙げている人が実際にいるんです。大体ご存じだと思うんですけれども。本当に実験農場でいろんな取り組みをすれば、これからの島の将来に向かっての取り組みができるんではないかなと思っております。
     花き農家が頼りにしている施設、実験農場への期待は大きいものがあります。品種展示の圃場研修、品種選定を参考としていると、平張り施設やLED灯、新規技術の普及にも役立ってきたと。スプレー菊やソリダコの母株と種苗供給、土壌診断や病害虫、肥料試験と新技術の普及等を実際にあの実験農場で取り組んで、今の農業の体制基盤というのができてきたのは事実だと思います。
     その中で、今の実験農場を見たときに、実験農場の担当が縮小され、花農家の不安が大きくなっているという、その今の本当の現状があるわけなんです。そこのところに前向きにお考えいただけないかということでありますけれども、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     東議員、先ほど農場がだめだという話をされましたが、農場は一生懸命やっておりますので、そこはご理解を願いたいと思います。
     それと、今言われる新しい、例えば自分で試験したい、あるいはうちの職員としたいというような本当にそういう気持ちのある生産者がいましたら、そこは一緒に協力して取り組んでいって私はいいと思っております。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     実験農場、頑張っております。それはもう頑張っている人に申しわけなかったんですけれども。自分の思いというのは、実験農場の施設というものを今のままでは宝の持ち腐れになるんではないかと、そういう思いがあって質問させていただいたわけなんです。
     実際、実験農場の運営委員会の役割とか、去年の6月5日に運営委員会を持ったということが今、課長からあったわけなんですけれども、実際に土壌診断の検討をなされたと、実際に議会でも土壌診断の承認をしたわけなんです。運営縮小と代替対策について、運営委員会の審議内容を、実際に経済課で担当の課長にどういうのをしたのかということで資料をお願いしたんですけれども、納得できる資料がなかったわけなんです。
     昨年、平成30年度の運営計画を審議してあるが、その実績、評価はどうなのかと、旧バイオセンターの民間活用、応募の目的と現在の利用計画等はどうなっているのか、お尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     30年度の実験農場の実績というのは、7月1日に運営委員会を開催予定であります。今、その資料づくりを実施しておりますので、すみません、実績はまだ手元にありません。
     それと、旧バイオセンターの利活用ということで、5月の区長会常会等を通じて、向こうが今余り使われていないということで、民間で利用する方はいないかという募集を区長会常会で募集をとりました。1名、1団体ですか、今上がってきておりまして、その方の事業内容とかそういう聞き取りを担当がしまして、今後は、スケジュールとしては、まず、谷山地区にありますので、まず近隣集落に諮って、そこからまた、町としては相手とどうやってやっていこうというのを決めていきたいというふうに考えております。
    ○5番(東 弘明君)
     1団体が借りたいと手を挙げているということでありました。
     実際に、旧バイオセンターというのは、これからニンニク等の話も出ているわけなんですけれども、本当にニンニクの品種改良、永良部のニンニクの特性・特徴というのもあるわけなんですけれども、実際には青森、北海道に六片ニンニク、ああいうのが大量に出回っているわけなんです。本当に国民のニーズに合った品種改良等を試作して、そこから永良部のニンニクのもっと販路拡大ができればいいんじゃないかなと思います。
     その中で、沖永良部ニンニク農家の皆さんの件数がふえて、面積も拡大傾向にあるわけなんですけれども、ことし、去年と自分もニンニクをつくっていて実際に感じることは、ニンニクの高値の期間が物すごく短い。1週間から10日ぐらい高値で売れることがあるんですけれども、その後は値崩れして採算合うか合わんかという、そこまで落ちるんです。
     永良部のニンニクの特性、いいところもあります。だけども、それだけ販路が、需要が少ないという、そこにもなってくると思うんです。そういうときに、本当にニンニクに限らず、いろんなものがバイオ研修センターで、品種改良やいろんなことができる、もっと生かしていけるんじゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     ニンニクに関して、私も今勉強中でありまして、農協の生産課長から、山田販売課長から伺った話によると、まず、きのうから出ている当旬の端境期、ニンニクはもうどこでもできるということで、その端境期が3月から4月の10日から2週間、その期間しかないと。それを過ぎると、やはりほかからすぐ出てきますので、そこを狙い撃ちして永良部から出すので、みんなに一気に掘ってもらうというのが、今のJAのスタイルです。今、言われるその時期を逸して、例えば乾燥でとるとなると、重量も下がりますし、また大量に出てくるところと競合するということで、今のところ出荷としては生でそのまま、ちょうどあいた時期にやるということでありました。
     それと、今、永良部に入っているニンニクなんですが、実験農場で十数年前からある農家さんが持ってきてつくっているというのは皆さんご承知だと思います。それも聞きますと確かにずっと、同様に議員の皆さん、青森の六片の話をしますけれども、この片辺、分球は温度、緯度によって変わってくるということで、ここに六片を持ってきても六片にならないという話でありますので、そういうことも私もただ聞いただけなので、野菜部会に、ことし、全国にある有名な品種を品種試験できないかということで、まずそこをやってもらうかということで、今、野菜部会では実施に向けて進んでおります。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     そこのところなんですけれども、実際に、今、島で農家がつくっているニンニクの中にも、鱗数が大きくて、そして六片ニンニクみたいなのがあるんです。だから、そこのところを品種選定して、その品種は管理が難しいです。島ビルと、鱗が大きいニンニクそのものは管理が難しいです。そのまま置いておくとかすかすになって、種の保管が難しいとか、そういうところ等もいろいろあります。だから、島に固有の大きい鱗を持ったニンニク等もあるわけなんですけれども、そういうものを品種選定するという方向もあるし、話によると、課題で一遍、青森産の六片ニンニクを永良部産にできないかということで取り組んだこともあるけれども、うまくいかなくて取りやめたということを聞いております。一遍だめでやめるんではなくて、島の気候に合うような根気が必要だと思います。そして、それが実際に永良部のニンニクとして定着をすると販路が拡大するし、需要の面でも国民のニーズに合った、そういうまた一つの物品ができるんではないかなと思いますので、そこら付近のところもよく技連会とかそこら付近のところと協議をしながら、この旧バイオセンターで何らかの取り組みができないのかということも前向きに検討をお願いしたいと思います。
     それから、今、花き農家の不安の声が上がっているわけなんですけれども、今までみたいな新品種等の試作、展示、栽培指導に対する課題への対応、スプレー菊、ソリダコ、ユリ球根の増殖、トルコキキョウ、新病害虫等の発生、防除等への対応、また一つ問題があるのは、国営地下ダムの給水に伴う花への影響に対する対応をどうするのかというのも出てきております。
     キビとか、そういうのには畑かん、水をかけても何ら影響がないわけなんですけれども、花になると、石灰が付着して、それがなかなか落ちないということもあります。そこら付近のことも鑑みながら、本当に実験農場のあるべき姿、また島の民間企業の中で、そういう専門の会社がないのか、指定管理の資格が持てる企業がないのか、そこら付近のところも真剣に検討しながら、前向きの検討をお願いしていきたいなと思っているわけなんです。
     これは要望として聞いてきました。今後の実験農場の運営方針についてということでありましたけれども、町民の代表である運営委員会を開催し、今後の方針について協議をする計画は。
     1点、現在の施設整備、有効活用の計画は。それと広い土地とハウス、平張り施設、冷蔵庫、トラクターを有効活用して、新規就農支援、農家の農業技術支援に活用する方策がとれないのかというそういう要望等もありました。
     今、実際、菊のいろんな品種を実験農場で担い手農家が一生懸命取り組んでいるその姿も見ながら感動している部分もあります。だけども、そこに将来に向かった真剣な取り組みをする機関、そして指導者が欠落しているなということを常々考えております。また見ております。そこのところ、今まで一般質問の中でも何回も指導者、普及所のOBでもいい、農大の出身者でもいいし、地元のそういうのにたけたそういう人でもいいし、そこに指導者がおって、将来像も展望できるし、島の未来が大きく開かれていくんじゃないかなと考えております。
     そして、きのうでもあったんですけれども、ズッキーニも実験農場で実際に去年、おととし、4Hの会長さんが、将来に向けて有望品種なんだということで発表しました。だけども、実際にはこの指導者と取り組む姿勢、そこのところで小さくなっているわけよね。なぜかというと、産地としては宮崎と東北にあるんだけれども、ズッキーニというのは全国どこでも家の庭でも、どこでもつくられるものなんだと、それで端境期を狙った出荷体制というのが求められているということであったんです。捉えようによって、取り組みによっては、ズッキーニも島の一つの優良農作物になってくるんじゃないかなということを思いながらでありました。
     そして、農協の方に聞いても、去年、おととしより、実際には量的には減ってきているということ等もありました。これは、普及所の先生にも聞いたんですけれども、ズッキーニはどういう特性を持って、どういう管理をすれば、どういうふうになっていくということを島に勉強に来た普及所員もおります。だから、そこら付近のところの連携もしっかりとりながら、新しい品種の導入をしたら、それが本当に実っていくような体制、指導者の育成、そういうことも大事になってくるんではないかなと考えながら、将来に向かって、僕自身は喫緊の課題として、指定管理を置いて、島の農家が安心するような、花農家また野菜農家が安心するような、そういう検討をお願いしたいと思うんですけれども、町長、どうですか。
    ○町長(伊地知実利君)
     先ほどから東議員、生産農家の皆さんとの議論をしながら、持論を申し上げているところでございますが、先ほど、経済課長もお答えしておりますように、とにかく実験農場は実験農場の役割として一生懸命取り組んでいることは東議員も理解いただいていると思っております。
     ただ、新しい品目をつくると、それを市場の調査、いろいろと時間がかかることが確かでございます。それと、値段の動向については、市場と消費者の関係もございますので、ただ、そこで私どもがああせい、こうせいと言っても値段が上がるわけじゃないわけでございますので、これを集出荷に当たっておりますJAと十分に連携をとりながらしなければいけない。私ども行政だけでできる問題でもないし、また農家の個々の努力も必要であるかと、そのように思っております。
     実験農場のことを先ほどからいろいろと表現をなされておりますけれども、先ほど経済課長から話がありましたように、開場してからもう築30年に近い、それについてはいろいろとそこで農業振興が図られたということは、私どももそのとおりだと思っておりますし、今後もこういうような核になるような施設でないといけないと、そのようなことから職員も取り組んでいるところでございますが、農家の皆さんからいえば不足の点もあるでしょうけれども、運営委員会の中では、今まで試験してきたものの成果、結果を踏まえながら、どう取り組んでいくか、それをどう売り込んでいくかというようなことは、運営委員会の中でも十分に議論しながら取り組んでいるところでございます。
     ただ、発足当時と今とは社会的状勢が変わってきております。農家の皆さんがここを頼りにしないで、直接種苗会社との取引をしている農家の皆さんもいらっしゃいます。ここで新品目を導入して栽培して各農家に提供するというのも時間がかかりますので、すぐ種苗会社から種苗を取り寄せてやったほうが早い、早く生産できるというようなことから、農家個々にやっている農家もございます。
     そういうことを踏まえながら、将来的に実験農場のあり方については、十分な検討も必要でありますし、先ほどから経済課長も申し上げておりますように、農家の皆さんのニーズに応えられるような努力はしてまいりたいと思っておりますし、これが100%満たされるかというとそうでもないかもしれませんけれども、今、技連会の中でも真剣に取り組んでおります。ただ、生産体制が非常に変わってきておりますし、また、市場の動向も変わってきております。これに合致するような行政として取り組みもしていかないといけませんが、行政だけではできない部分もございます。
     ですから、生産農家、生産物については農協、花については花き専門農協と技連会、それぞれが一緒になって真剣に議論をしていかないと、なかなか成果は出てこないとそのように思っておりますので、今後、私どもが仕事の部分としてやっていかなきゃいけないのは、そういう技連会の充実と関係機関との連携を十分に図っていかないといけないと、そのように思っていますし、技連会の中にはそれぞれの機関、JAも花き専門農協の職員も南栄糖業の職員も、普及課の職員それぞれみんなが入った組織でございますので、農業に総合的な議論はここでも十分できるかなと、そのように考えておりますので、今後はやはり、関係機関の密な連携を図りながら進めていかないといけないかなと思っていますし、また経済課でも職員の中でいろいろと議論をしているところでございますので、きょう言ったらあしたできるという問題じゃありませんので、作物は非常に難しいところもございます。これから環境もだんだん変わってくると思いますので、それにマッチしたような取り組みをしていかないといけないかなと、そのように感じているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     方向性をしっかり決めて取り組んでいっていただきたいと思います。
     町長のご答弁の中に、品種の改良とか、そういうのをここで種苗会社から苗をとってというお話もあったんですけれども、その件も農家の声として、実際に種苗会社から新品種を取り寄せて、実際にはこの実験農場の施設をつかって、そこで取り組んで定着すれば、それを農家にみんな普及したいという要望の声等もありました。
     だから、そこら付近のところを踏まえながら、この7月の運営委員会の中には、この指定管理の話もみんなから聞いていただきたいと。みんなのニーズがそういう方向性であれば、また町としてそういう方向性を示していただいて、また新しい取り組みができていけばいいんではないかなと思いますので、前向きにお願いしたいと思います。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     先ほど、町長の答弁にありましたように、実験農場の今あるべき姿、そして将来像に向かって、しっかり運営委員会委員の皆さんと協議をしながら、そして職員とも連携して取り組んでいきたいと思います。
     以上です。
    ○5番(東 弘明君)
     再度、念を押します。この7月の運営委員会のときに、指定管理者の件も課題に上げて、みんながどう思っているのか、そこのところも議題としてお願いできますか。
    ○町長(伊地知実利君)
     次、実施する運営委員会の中で、議題として指定管理のことも上げられるかということは、それは十分に上げることはできます。
     ただ、指定管理の制度に乗せていくような環境にあるかということは議論になるかと、そのように思います。担当者と担当課長と議論して、運営委員会の資料として、資料にはこれまで取り組んできたものの成果を議論していただくとか、今後どうするかというものが主な協議事項になるかとそのように思いますが、その中に、今言う指定管理の制度導入というものについて、一項を設けて真剣に議論すればいいわけですので、それは別にできませんよということは言いません。やります。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     トップセールスのお願いとか、いろいろ実験農場の取り組みとかお願いしたわけなんですけれども、一つ一つが沖永良部島の発展に寄与し、そして、みんなが活力のある、潤いのあるまちづくりのために、みんなで知恵を出し合い、力を尽くして、町民のために今後もしっかりと頑張っていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで東弘明君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時22分

第2日(3)

発言者

  • 川畑 宏一

発言内容

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  • 再 開 午前10時40分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     川畑宏一君の一般質問を許します。
    ○1番(川畑宏一君)
     皆さん、おはようございます。
     子育て世代代表、川畑宏一でございます。令和元年第2回定例会において質問を通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。
     まず、町民の福祉向上に資する行政と議会のあり方について。
     行財政運営における議会の果たす役割をどのように捉えておりますでしょうか。また、町民の福祉向上に資する行政と議会の関係を、どうあるべきと考えておりますでしょうか、お尋ねいたします。
     以上、壇上からの質問とし、そのほか3点、5項目については、自席から質問させていただきます。60分という限られた時間ですので、端的で簡潔な答弁をお願いいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の一般質問、まず1点目についてお答えをいたします。
     行財政運営における議会の果たす役割は、住民の代表として抑制と均衡を働かせて、全て適法・適正に、しかも公平・効率的に、そして民主的になされているかどうかのよしあしを判断・監視し、最終的に決定する役割を持つと考えております。
     また、議会は、行政と住民をつなぐ機関として、町民の多様な意見を吸い上げ、町民の日常生活に密着した福祉・医療・教育・産業など、幅広く行う各種事業に町民の意見や要望を行政に提言する役割を果たすことになると考えております。
     町民の福祉向上に資する行政と議会の関係については、議会は町民に対する行政サービスの提供の最終決定者であると同時に、議会と行政は車の両輪であり、まちの発展、住民福祉の向上のためにアイデアと知恵を出し合い、それぞれの権利・権能に基づき、役割をバランスよく果たしていく必要があると考えております。
     以上で壇上からの答弁は終わります。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、町長から大変詳細な、かつ具体的な答弁をいただきました。ただ、非常にまた抽象的な部分もございますので、私の方でもうちょっとかみ砕いて、皆様と共有させていただきたいなと思っております。
     まず、議会の役割についてでありますけれども、議会には明文化された2つの使命があります。先ほど町長からもありました。
     1つ、具体的な政策の最終決定。そして2つ目、行財政運営の批判と監視であり、これを完全に達成できるように、懸命に努力することが議員の職責であります。
     総務課長にお尋ねいたします。
     この2つの使命について、職員の皆様の周知度及び理解度はどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     職員個々におきましても、議会のあり方、それから行政のあり方というのは、十分理解して行政を執行しているというふうに考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     理解していただけているということで答弁いただきましたけれども、我々議会としましては、それがまだまだ十分に深いところまで共有できていないのかなという部分がありまして、その部分について何点か挙げながら、具体的に共有させていただきたいと思うんですけれども。
     特に、批判と監視という言葉のこの部分、一生懸命職務に取り組んでいらっしゃる職員の皆様の立場からすると、多少の違和感があるかと思います。私が逆の立場でもそう思うでしょう。しかし、これは日本国憲法及び地方自治法に基づき、地方自治において議会が果たす役割をまとめた議員必携というものに、これ明記されております。
     これは、昭和22年に地方自治法が施行された後、昭和29年に発行されたものなんですけれども、時代の背景に沿って、ことし3月で11回目の改訂がされたものであります。決して古いものではございません。全国の地方議員のバイブルともなるものでありますけれども、全国全ての地方自治体は、二元代表制であり、自治体の長と議員が対等の立場で―対等ですよ、住民の福祉向上に努めるわけですが、それを実現するために求められる使命が、先ほど申し上げました具体的な政策の最終決定と行財政運営の批判と監視であり、新人議員研修の場でも徹底的に教え込まれた点でございます。
     まず、具体的な政策の最終決定についてであります。
     既に、過去に議場でも議論がなされたものであり、詳細は申し上げませんですけれども、昨年、予算議決後に町民からのご指摘を受けて議会で調査した結果、担当課は、その事業内容のデメリットについて事前に把握していながら、それを議会に説明しなかった議案がありました。当時はほかにも説明不足としか言いようのないような大きな事案が散見されていることを鮮明に覚えています。
     総務課長にお尋ねいたします。
     行政の皆様にとって、議会は、単に自分たちの議案や予算を通したという既成事実のための追認機関なのでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     議会と行政は、先ほど川畑議員もおっしゃいましたけれども、二元代表制ということで成り立っている議事機関だと考えております。二元代表制の特徴といたしましては、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、それぞれの牽制それから抑制、均衡によって、行政と議会がある程度の緊張感を持ちながら運営をしていると思っております。
     予算を通した、条例を通したということで、我々も安堵してやっているわけではございませんので、しっかりとした住民に対する説明責任、それは議会にとっても、当然、住民に対する説明責任が必要かと思っておりますけれども、単に議案等が可決されたということで、そのために業務を行っているわけではなく、住民の福祉向上のためにしっかりとした説明責任を通して周知して、またその業務を執行していくべきだと考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     大変まとめた答弁をいただきました。
     ただ、これ総務課長が、こちらにいらっしゃる皆様はそれを共有できているのかなと思うんですけれども、職員の皆様にまで、今後、この後、私が話すことをぜひ浸透させていただきたいなと思いますので、そういった観点で聞いていただけたらと思うんです。
     もちろん、予算を議決した議会に最も大きな責任があります。昨年の議会報告会において、議長と予算委員会の委員長が、議会のチェックの甘さを謝罪し、今後同様の事案が発生しないよう努めることを町民にお約束いたしました。
     しかし、議会が専門的・多岐にわたる分野を全て掌握し、判断するのは困難をきわめます。よく、質問されなかったから説明しなかったという論理、これは県議会などでもたまに耳にするんですけれども、この和泊町においても、そういうものを感じるときがあります。それは、行政が目指すべき町民の幸せを追求することから大きく目を背けていることにほかなりません。
     町長と議会は、4年に一度の選挙において、町民から審判を受けます。これが一つの責任を果たすということになります。行政は、町民のことを第一に考えれば、町長や議会に誤った判断をさせないための材料を提供することが責務だと考えております。総務課長の見解をお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     町と議会との関係ということでありますけれども、これから地方分権も進んでおりまして、住民の多様化する行政需要にも応えるために、議会と行政がしっかりとアイデアを出しながら、また知恵を出しながら、住民福祉向上に努めていくのが、これから先の議会と行政のあり方だと私は考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     皆様の議案のときの説明によってなされる判断が、和泊町における最終決定であるという、町民の生活に直結するというこの重みを皆様しっかりと感じて業務に当たっていただけるように要請いたします。課内で、もしくは全体の中で本当にしっかり議論がなされて、議論が出し尽くされたものを議案として予算として上げていただくよう、強く要望いたします。
     また、我々議会も、どの分野においても、専門的である職員の皆様に負けないように日々の研さんを重ねてまいりたいと思います。
     次に、行財政運営の批判と監視についてであります。
     今に始まったことではありませんけれども、行政の皆様は、議会からの質問や追及をいやがる風潮があり、これは我々議会だけでなく、支えてくださる町民の皆様も、この議会中継などを見てそれを感じております。皆様も心当たりがあるのではないでしょうか。それは、私のような息子みたいな年齢のぺえぺえにとやかく言われるのは気分がよくないのもわかります。しかし、我々は、町民の幸せに寄与する地方自治の役割を果たすため、使命として、役割、仕事として批判と監視を行っている。決して個人を否定し、非難しているわけではありません。批判や監視をするなということは、極端に言うと、我々議員に町民の福祉向上のための仕事をするな、放棄しろと言っているに等しいと考えます。
     しかし、批判や監視されることを、行政として当たり前のことと捉えるか否かで、町民の負託を受けた我々議会から受けるさまざまな要請や要望に対する取り組み方が変わってくるのではないかと思いますけれども、総務課長の見解をお聞かせください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     議員の皆さんは、当然、住民の代表であり、またその声を拾い上げて行政へ提言等をするのが皆さんのお仕事だと、私は感じております。それに対して、我々も真摯に捉えて、一つ一つの事案に関して真剣に取り組んでおります。
     ただ一つ、川畑議員のおっしゃる批判と監視という、その批判ということが私は気になるんでございますけれども、監視というのは十分理解できますけれども、批判ということよりも、そのものがどういう事業がいいのか悪いのか、それを評価して、皆さんから我々にも指摘をしていただいて、ここはいいからここは伸ばしていこうじゃないかとか、ここは悪いから改善したほうがいいんじゃないのかという、そういうご意見が議会と行政のあり方で、その方向性でいったほうがうまくいくのではないかと私は考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     今、批判という言葉に対しての、確かに違和感みたいなものは私が先ほど申しましたようにありましたけれども、この中にも詳細はあります。批判と非難が違うとか、あくまでも町民の目線に徹底的に立った批判ということでありますけれども、これをちょっと議論していくと、本当に民主主義の根幹というところまで話さないといけなくなりますので、きょうは控えさせていただきたいと思います。わかっていただきたいのは、我々が監視と批判というものが、あくまでも役割なんだと、そのことを皆さんにご理解いただきたくて、質問した次第であります。
     関連しますけれども、公式の委員会の場、あるいは議長や副議長との打ち合わせの場で、ある複数の管理職員が、自分が心の病になりそうですと、暗に批判と監視をこちらがちゅうちょしてしまうような発言をされたことがありました。確かに、町民の福祉向上のために、行政と議会が緊張感を持って、互いに切磋琢磨しているわけですから、それは本当に厳しいですよ、しんどいです。我々も好きこのんでやっているわけではない。本当にこの場に立つために、吐き気や憂鬱な気分を押して追及しているわけですから、役割として、それはわかっていただきたいと。
     この発言なんですけれども、プライベートの場での発言ならまだしもというか、別に問題ないんですけれども、公式の議事録もとっているような場にはそぐわない発言だと思いますので、今後、皆様、注意をお願いしたいと思います。
     個人的には、課長の皆様方は、私にとって尊敬する先輩方ばかりでございます。あくまで役割として、皆様の仕事の内容を追及しているわけです。議員は、議場において、基本的にお願いしますというのは禁止されているんですよ。なぜかというと町長と対等だからです。禁止されているんですけれども、何かと町民のために、前向きな仕事のために、今、私がお話した点、何とぞご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
     続きまして、行政と議会の関係について進めていきたいと思います。
     行政と議会はともに町民の福祉向上を目指す同志であることに違いはありません。
     皆様に念頭に置いていただきたいのは、先ほど答弁でもございました、我々議会は町民に選ばれ、一人一人が何百人もの町民の生活を背負っているということ、すなわち議会イコール町民です。だから、行政と議会の関係というよりかは、行政と町民の関係であるということを念頭に置いて、対応していただきたいなと思います。
     私は、たびたび皆様の仕事の取り組みについて、厳しい指摘をしてまいりました。昨日は、桂副議長からも町民の代表である議会からの要請や問い合わせに対する向き合い方についての質問がございました。その中でさまざまに思うところもあるようですけれども、もちろん皆様も必死に努力されているわけで、特に昨年、私が何度も質問いたしました挨拶や窓口対応など大変すばらしく、改善されているなと思いますし、町民からもそのような声をいただいております。新庁舎にふさわしく、皆様のますますの進化を期待するところであります。
     また、対応の正確さやスピードに関しては、個人差はあるものの、すばらしい対応をしてくださる方がふえてまいりました。
     防犯灯に関して具体的に申し上げると、なかなかいろんな住民から、ある場所が暗くていろいろ問題があると、そういうことでいろんなところに掛け合ったけれども、いろんな課を過去何年間もたらい回しにされて、結局改善されなかったということを、ある総務課の職員に相談したところ、本当に詳細に調べてくださって、その場所の防犯灯というのが1カ月ほどで設置されたんです。何年も前から、皆さん届いているかもわからないんです。町民の皆様が、それぞれ役場の職員の皆様か議会にもしかしたら声をかけたかもしれないですけれども、なかなかされなかったものが、いとも簡単にしていただけるんだなと思って、非常にその職員の対応のすばらしさに感動を覚えたのがつい先月のことでございました。
     しかし、これは、ほかにもこういう例たくさんあるんですけれども、あくまでも個人の力量に頼るものに見えてしまうんです、まだまだ。組織的な取り組みがなければ、さらなる成長は望めないんではないかなと思います。
     そこでなんですけれども、全員協議会での通知、これ皆様は覚えていらっしゃるでしょうか。昨年3月14日に、1年3カ月前です。議長から町長宛てに、一般質問で検討を要するものの経過及び結果を、その都度、全協で毎月報告いただきたいということを要請いたしました。これは町長から議長宛てに結果報告いたしますという旨の回答書をいただいているんですよね。それは、総務課長から全ての課・局に共有されている。皆さん覚えていらっしゃいますよね。
     これに関してなんですけれども、確かに3月でやって、6月議会のときに説明がございました。9月まではあったのかなと私も記憶しているんですけれども、それから以降ないんですよ。もう半年以上、9カ月ないんです。これは、皆様の職場の中で口約束じゃないですよ。町長と議長が交わしたいわゆる公文書です。重みがわかっていらっしゃるのかなと。
     昨日もありました。町長が桂議員の質問に対して答弁されましたけれども、いろいろ事あるごとに、課長会などを通じて指導を行っている旨の答弁は、過去、私も何度も聞いているんです。それが、この議長と町長で交わされたこういう約束が果たされない。一体、何が原因なのでしょうか。町長の見解をお聞かせください。
    ○町長(伊地知実利君)
     今、ご指摘の件につきましては、検討をする、検討の結果がどうだったのか。できるのか、できないのか、そういうものを報告するようなことにつきましては、約束でございますので、結果を報告するようにとは課長会などでも通知をしておりますし、そのように取り組んでいただいているとそのように思っておりますが、今の指摘の中では2回ぐらいはあったけれども後は覚えがないということで、覚えがなければやられていないのかなとそのように思っておりますが。
     今後、強力にそういう指導もしていかなきゃいけないと思いますが、十分に各課で案件について議論をしながら、その結果について、できるという報告だけじゃなくして、経過の報告で、私はそれでもいいというふうに指導をしているつもりでございますので、今後ともそれについては再度強力な指導をしてまいりたいと思っています。
    ○1番(川畑宏一君)
     一、二回ということで、実際記録も全部目を通しました、全協の資料なども、その上でですので、皆様、これは本当に確認をしていただきたいなと思うんです。
     この全協でというのを、なぜお願いしたかというと、これは行政の皆様に対する議会からの配慮も込められているんです。どういうことか。これは2点ございます。
     1点目は、我々、町民からご意見をいただいているから一般質問をしているわけです。自分たちが勝手にしているわけではない。全体の奉仕者として、個の奉仕者じゃないです。全体の奉仕者として、これは行政に提案するに値するものを我々も選別してやっているわけです。そうした中で、やはり一般質問を見られた方は、その後の経過がすごく気になるわけです。我々もいつまでも待っていられないので、本当だったら直接その課に足しげく通って経過を確認したいんですけれども、我々12名の議員それぞれが、それぞれの質問、たくさん質問していますから、それを足しげく通ったら、皆様の業務に影響が出るじゃないですか。そうじゃないですか。そういう意味もあって、この月一でということで、せめて月一いただけたら、我々もそうやって町民に説明責任を果たせるということで、まず一つこれを提案させていただいております。
     もう一つは、議会定例会だけでも年に4回あるわけです。3カ月後にはまた議会が始まるわけです。そのときにはまた我々から新しい提案が出るわけですよ。要は何が言いたいかというと、この3カ月に結論に至るまでの道筋が立てられなかったものは、基本的にはお蔵入りになるしかないですよね。だって、また新しいものが来るんですから。その繰り返し、繰り返しがこの現状になっていると私は考えております。
     だから、例えば3カ月後に少なくとも報告しないといけない。全協の日にちというのは毎月決まっていますから、月1回必ずあります。そのときに、例えば県の見解を確認するというようなものがあったとする。行事があったりして、忙しくてなかなか手がつけられないときもあるでしょう。そうしたときに、ああ、そういうふうに答弁したからといって、もうせめて県の見解の確認だけでもいいんです。すみませんと、忙しくてなかなか手がつけられなかったけれども、ここを確認しました、それだけでも進捗するじゃないですか。だから、必ずそのリミットを置くために、3カ月後となってしまったら新しいものが出てくるわけですから、そのリミットを1カ月後に置くことによって、皆様の業務にめり張りをつけていただくという配慮で、この月1回の全協でというものを出させていただいておりますので、我々が好き勝手に言っているわけじゃないです。こういった皆様の業務の円滑な推進に対しても配慮をしているということも理解をしていただけたらなと思います。
     要望の回答が遅くても、我々は、どの担当が動いていないかというのは明かさないです。しかし、我々は、川畑宏一にお願いしたけれども動いてくれないと、名指しで批判されるわけです。これは全議員が同じです。これから対応が遅いときには担当者を公開してもいいですか。また、毎日のように進捗を確認してもよいですか。総務課長に確認いたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     議員の皆さんの住民の声というのは、個人の声もあるでしょうし、集落からの声もあるでしょうし、あるいは団体の声もあるだろうと、いろんな住民の声があると思います。それをいろいろこちらでもかみ砕きながら、皆さんとともに回答をしたり、また先ほど議員がおっしゃいました次の議会までということでありますけれども、当然、規定の予算の範囲内でできるものについては対応したりとか、また、補正予算であれば次の議会に提案して、皆さんから提案のあったものについて、こういう経過で補正予算を計上しましたと、そういう流れで案件は進んでいくと思います。
     その案件についても、先ほど言いました個人の、小さいと言えば失礼かもしれませんけれども、案件から、まち全体の案件まで、いろいろな案件があると思います。先ほど言われましたように、課に尋ねていいとか、個人職員に尋ねていいとかということは別にして、それは前回の部署の回答書でも答弁をした者が全協で報告するようにというふうに通知をしてございますので、職員ではなくて、その課でどういう対応をとっているかということについては構わないと思いますけれども、個人に、それとやっぱり、皆さんも正直言っていやだろうし、またそういう質問をされた職員も非常に不安であったり、それが入ったばかりの主事であったりということもございますので、そこはちょっと遠慮していただきたいというのが本音でございます。
     また、去年、係長を重点的に配置してございまして、今、係長が職員全体の約24%弱になっておりますので、その係長を中心にした対応をとっていただいて、またその係長が上司に判断を仰ぐという体制を、今、行政としてはとっておりますので、そういう質問またはお尋ねをしていただきたいというのが私の考えでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     今、課長からもありましたけれども、もちろん、我々がなかなか回答をいただけなかった場合、担当の名前を町民に言うこととかはありませんけれども、だけどもわかってくださいね、我々は名指しで批判されるんですから。そこはわかってやっていただきたいと。
     もう一つ訂正しておきたいのは、個人の意見を一般質問に取り上げることはありません。これはわかってください。我々は、年がら年中、外に歩けばいろんな意見をいただくんです。毎日ですよ。毎日、二、三個とやって、その中でもすぐに電話で解決するものもあれば、1年も要するもの、4年を要するもの、我々が議会人生どれだけあるかわからないです、選んでいただけるかもわからないですけれども、その議会人生何十年かけてもできるかどうかわからないようなものにも取り組んでいかないといけない。その中で選別しているわけです。一個人からの明らかな意見のものは、我々は水面下で動くというか、直接担当者に話をしに行く、県に行く、それをするわけであって、一般質問に上げるときというのは、少なくとも公民の全体の奉仕者として上げておりますから、その点はご理解いただけたらと思います。
     先ほども申しました。議会への対応は、町民への対応です。そういうことを念頭に改善を図っていただくことを強く要請したいと思います。
     あと全協です。ごめんなさい、追加ですけれども、全協のときには何も進捗報告とかだけじゃなくていいんです。一般質問でやりました。その場で一般質問の通告を出してから1週間、2週間で回答をしているわけですから、町の抱える問題がその1週間、2週間の議論だけで、どう考えたって答えを出されたら困るんです。だから、一般質問のその場ではいろいろあるでしょうけれども、それについてもまた追加で議論したいんだと、一般質問で終わりではなく、一般質問をスタートとして議論ができたらいいなということも思います。
     また、皆様が上げてこられる議案、毎回あります。あれも議会が始まってから、要は実際本会議場で議決をする3日、4日前に、我々は議案説明を受けてその場でやるんですけれども、これ正直、厳しいんです。その場で上げられて、その場で資料、前日に届くんですけれども、前日にばっと読むのだけで精一杯です。そこにちゃんとしたチェック機能が発揮できるかというと難しいです。だから、本当に簡単な内容の確認で済むものは別として、ちょっと体系的に議論が普通のものに関しては、いきなりぽんと議案で上げてくるのではなくて、その3カ月間に3回全協があるわけですから、その中で、ぜひ議会に来て一緒に議論しましょうよ。そういう場を設けていかないと、やはり急いでしまって、本当に町民のためになる施策が実施するのが難しいのではないかなと思います。
     以上、要望して最初の質問を終わらせて、次の質問に入りたいと思います。
     続きまして、第6次総合振興計画について。
     国・地方ともに財政難の中、これまでより多様化するニーズに対応していくため、どのような基本理念や体制を構築していくのか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の2点目についてお答えを申し上げます。
     第6次総合振興計画策定につきましては、人口減少や少子高齢化などの課題の解決を図りながら、行政・民間を問わず、広く多くの町民の関係者が参画して、10年後の和泊町の未来を思い描き、目指すまちの姿やビジョンについて対話を通して具体化していくことを目的として、6つの分科会と13の専門部会から構成される「みんなの会議」を設置し、3月7日に第1回の会議を開催したところでございます。
     第1回の会議では、「みんなの会議」の体制や役割、今後のスケジュールなどについて参加者に説明を行い、その後、専門部会ごとに現状と課題の洗い出しなどを行ったところでございます。
     第1回の会議以降は、各専門部会において素案策定に向けたミーティングやヒアリングなどを行っております。
     また、先月23日には、専門部会のリーダー・副リーダーが参加して、第2回みんなの会議を開催し、課題の本質を探る方策や会議の進め方に関するファシリテーション講座を行い、総合振興計画素案が対話による合意によって作成されるよう進めております。
     多様化する住民ニーズに対応した基本理念や体制の構築については、多くの町民が参加しているみんなの会議分科会や専門部会において、住民ニーズの把握、これまでの取り組みの振り返りを通した資源・課題の整理、町民アンケートや人口動態から未来を取り巻く環境の把握、理想とする和泊町の10年後の姿の可視化などを行い、目指すまちの将来ビジョンを明確にし、さまざまな課題やニーズに柔軟に対応できる体制づくりと、全ての町民にとって、生活しやすい持続可能なまちづくりの基本理念を描いてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、みんなの会議というものを実施しながら、意見を集約し計画策定に当たっている旨の経過の説明をいただきました。
     私もみんなの会議に参加いたしました。非常にさまざまな意見、アイデアが出て、活発な議論がなされております。ちょっと思ったんですけれども、数年前、若者未来会議というものが行われて、似たようなディスカッションを行っていたんですけれども、やはりこの何年かで皆さんの主体性も上がってきたというか、非常に以前より課題がたくさん出てきて取り組みが前向きになってきているんだなということを強く感じております。
     そういった中で、本当にたくさんのアイデアとかが上がってきているんですけれども、それを網羅しながら計画をつくっていくわけで、この総合振興計画は和泊町で最上位計画ですから、今後10年間の和泊町の取り組みの大きな指針となるものですよね。なおかつ将来の和泊町を描いた上で、計画をより実現し得る仕組みをつくらないと絵に描いた餅になってしまう。じゃ、そのためにどうするかということを何点か確認させていただきたいと思うんです。
     今、我々が、先ほどもございました限られた予算の中で、予算がない中でということがあるんですけれども、本当に町民から直接の意見、一般質問でやるときは我々がある程度まとめていますけれども、直接の意見がたくさん出てきているんです。そういったものを、今の町の財政で全て要望を対応し得るでしょうか。企画課長にお尋ねします。端的にお願いいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     議員にもみんなの会議に参加していただきまして、非常に貴重な意見をいただいているところでございます。そしてまた、前回、若者未来会議というのがございましたが、それにも増して、今回につきましては、産学金も連携して、関係機関総動員でいろんな意見をいただいております。やはり、限られた財源で輝く未来を描きながら、わくわくするような計画を立てることで推進して、連日、きのうもきょうもそういった会議が行われる予定でございます。今後とも、町民の意見を参考にしながら取り入れていく予定としております。
     財源で実現するために、よく議員から言われるんですけれども、重点政策は何かと言われておりますが、重点政策をやはり絞って、あれもこれもやっていくというのではなくて、今度の計画におきましては、これとこれとこれを重点的に絞っていくということで、限られた財源の中で推進していけるような計画を描いていきたいと考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     僕が次に言おうとしていたのを企画課長が今お答えいただきましたので、先にやりたいと思うんですけれども、限られた予算の中で全てやろうとしたら、予算が限られて、もう本当に予算がないからとできない、できないとたくさんあるんです。限られた予算の中で、だけどそれを満遍なく全部の分野に網羅してやろうとしたら、結局、全てが中途半端に終わってしまう可能性があると。だがしかし、これ各課の担当の皆様、自分が抱えている分野をそれぞれが一生懸命やっているわけですから、今言った優先順位は決められないわけですよね。この優先順位を決めるのはどなたでしょうか、お教えください。
    ○町長(伊地知実利君)
     今、企画課長がお答えいたしましたが、その優先順位を決定するのは誰なのかということでございますが、それぞれの事業によって、当然、町民の福祉向上を図るためには何が優先かというのが議論になるかとそのように思いますが、それぞれの課から振興計画に基づいて提出していただくわけですが、それをみんな持ち寄って、みんなで議論をしながら、本当に重点に取り組む、優先に取り組むべき案件はどうなのかということを最終的に決定する機関は、それぞれの課の事業計画というのはあるわけでございますので、そういうのを開催しながら、当然、その計画でいきましょうかと最終的にするのはそういう機関で、私が決定するということになるかと思います。そのような議論をする機関を、毎年、予算を編成する中で議論しながら進めているところでございます。
     担当からも私のほうに相談がありまして、今までの5次総合振興計画、その中ではいわゆる予算がなくて持ち越しというのもあるかもしれません。ほとんど実現しているのもございます。そのようなことで、いつまでも基本計画という、基本方針、理念といいましょうか、そういうものを踏襲するんですか、町長の考えを聞かせてくださいといった、いや、今のみんなの会議の中で、将来の和泊町の10年後はこうだというものを描いてくださいと。別に今までいろんな理念を掲げて振興計画にはございます。基本方針もあります。重要施策もございます。
     そういうものにとらわれずに、これからの第6次振興計画については、新しいものが出ても私は別に構いませんと。そのほうが今後のまちづくりのために役立つものでありますので、先ほど川畑議員が言われますように、町においては、振興計画は最高の計画でございますので、それを尊重したいので、別にこれまでのものを踏襲する必要はないよということは担当には申し上げているところでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     みんなの会議等で皆さんの意見をまとめながら順番を決めていく。比重、配分を決めていくということなんですけれども、これはもう実際、担当者やさまざまな町民の方にも声をいただいているんですけれども、そこまで判断するのは、これはちょっとどちらかというと政治判断になるかと思います。
     先ほど申し上げましたように、その担当者、担当者はもちろん自分のところを優先させたいに決まっているわけですから、逆に自分のところは後でいいよと言う担当者がいたら、私は教えてほしいですね。それじゃ困るんですよ。みんながそれぞれの分野で一生懸命やるわけですから。だから、その部分を俯瞰しながら見られるのが課長会の皆様であり、そしてその頂点にいる町長などであります。そこは信念として持って、この計画をつくっていただきたいと思います。そうしないと本当にみんなが分散してしまって、やはり財源があるところだったらみんなに注力してやることができるんだけれども、財源がない中で全部を平たくやってしまったら、本当に共倒れになってしまいますから、そこのところは本当にこの執行部の課長会の皆様、念頭に強く持っていただきたいなと思います。
     そして、先ほどに戻りますけれども、企画課長、限られた財源の中ですると言ったんですけれども、限られた財源の中でやるといったら、もう全然、みんなの会議なんかやらないほうがいいですよ。上げたら意見はたくさん出てきますから、ほとんどできないのばかりです。じゃ、どうするのかというところにしますと、簡単に言うと、すごく昔から言われていることなんですけれども、外部委託や民間に任せられるものは任せていこう。もう大分前からあります。サンサンテレビとかタラソも、その一部といえばそうなのかもしれないですけれども、これはちょっとなかなか難しい。なぜかというと、公共性が高くて収益性が上げられない分野なものですから、今後もやはり行政がある程度やっていかないといけない分野なのかなと思います。
     CSVという考え方があります。共通価値の創造、クリエイティングシェアードバリュー、2011年に提唱された理念なんですけれども、社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に経済的価値が創造されるというアプローチ、何のことかわからないですけれども。縦軸が企業収益が高いか低いか、横軸が社会的課題の解決への貢献度が高いか低いかで、このCSVというのは、今まで行政が外部委託しようとすると、どうしても社会的課題の解決は高いんだけれども、どうしてもそれが企業収性としては低いところが重点的になってしまって、結局回らないんです。
     例えば、第三セクターでやっていても、結局ほとんどの財源は町が出さないといけなかったり、そもそも事業の継続自体が難しくなると。そうではないんです。これからは、社会的問題の解決の貢献度が高いんだけれども、企業収益を上げられるというこの分野に着目してやっていくと。この分野を行政がするんじゃないです。民間と一緒に育てて、ともにです。ともに育てていって、行政もやるんです。自分でやれじゃないんです、そんなのはできないんです。自分でやれじゃなくて一緒に育てていって、ある程度完成形で自走できるなとなった時点で羽ばたかせて、任せていく、こういった部分。
     例えば、民間を巻き込んだほうが、奄振もそうですよね、総合戦略ビジョンもそうですし、過疎債などもそうです。行政が自分たちだけでやるよりか、そうやって民間の活力を活用したほうがとれる事業はたくさんあるんです。
     課長、限られた財源じゃないんです。そういった考え方を取り組んでいけば、まだまだとれる財源はありますから、この総合振興計画を所管する責任者である課長が、そういった答弁をされてしまうと困ってしまうわけなんですけれども、いま一度、見解をお聞かせください。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えします。
     先ほど、限られた財源とありきたりの表現で答弁してしまったこと、お許しいただきたいと思います。
     今後、議員のおっしゃるとおり、確かに企業、民間、最近の事業におきましては、民間の活力を伴う事業に関しましては、奄振であったりお金が出るような仕組みになっております。そういったものも当然取り入れたいと考えています。
     企画課、当課におきましても、沖えらぶジョギング大会とか、それとまた広報わどまりとか、民間にそういったものを移せるような事業が幾つかございます。また、協力隊とか外部の人材、協力隊を使ってまた人材育成もしながら、役場が、行政が直接事業をとりにいくんではなくて、人材育成した方に、例えば空き家改修の事業をとっていただいたりする事業も今進めております。そういった中で、総合振興計画の事業を選んでいかなければいけないんですが、なるべく多くの分野を推進していきたいと考えております。
     そしてまた、先ほどの町長が決める、トップが決めるべき重点政策とかいう話もございましたけれども、それにつきましてちょっと補足説明をさせてほしいんですが、当然、我々は町長に意向を聞きまして、重点政策というのもヒアリングしていく中で、毎年度、大島地域行政懇話会という会議に提出すべき資料の中に、重点施策、地域課題等というのがございまして、毎年度のように町長と担当と一緒になって協議して出てくるのが、必ずといっていいほど移住・定住策でございます。事業に大きな予算がつく、つかないは別としまして、やはり人口減少を防ぐために、重点的に進めていくべきなのは、移住・定住政策なのかなと、絶対感覚みたいなところは持っているところでございます。
     沖永良部島観光協会、アイランドホッピングルートの開設、沖永良部・那覇便の搭乗率も約70%といった、そしてまた南三島の共同体もできております。そういった中で、観光の分野も今後、重点的に推し進めていくべき分野なのかなと考えているところでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     大変詳細な答弁をいただきました。
     予算をとっていくという中で、我々もいろんな事業を精査して、もうずっと暇さえあれば国の事業、県の事業を見ているんですけれども、これとれたんじゃないのかなと思うようなものも散見されるわけです。同じものを知名町がとっていたりとかあるんですけれども、本当に限られた予算と言うんですけれども、とりに行けばまだまだあって、地方創生の予算なんかとりにいきづらいと言うんですけれども、予算がないんですからとりにいきづらくてもとりにいくべきだと思うんです、町民のためを思ったら。そのあたりを知恵を絞っていただいて。
     この外部委託、民間に任せるに当たって、どういう体制が必要かという部分についてちょっと議論したかったんですけれども、それはまたCSVなどを研究していただいて、また改めて議論させていただけたらと思います。
     次の質問に移ります。
     子育て支援について。
     次期和泊町子ども・子育て支援事業計画策定の進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。また、これまでの取り組みの実績や検証結果を踏まえ、よかった点や改善が必要な点は、どのようものがあるかお尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の3点目の質問にお答えいたします。
     第2期和泊町子ども・子育て支援事業計画につきましては、現在、子育て世代へのアンケート調査及び集計が終わり、年度内に策定できるよう準備を進めているところでございます。
     また、現在の計画では、未就学児の人口の推移は、平成27年度から31年度までは年々減少傾向と予測しておりましたが、実際は横ばいであり、大きな落ち込みはありませんでした。
     子育て支援の各種事業の利用状況は、利用した、していないとも同数であり、必要性においては、それぞれの立場により異なっているようでございます。
     検証の結果、よかった点としましては、幼稚園での3歳児保育の実施や放課後健全育成事業の充実、子ども医療費助成の拡充、病児保育や一時保育により、子育て支援世帯の負担軽減に寄与できたことでございます。
     さらに、今年度からは、乳幼児用品購入費助成や子ども島外受診旅費助成を創設するなど、子育て世代のニーズに応えた支援ができていることはよかった点だと感じているところでございます。
     改善点としましては、より細かいニーズへの対応であり、事業内容の見直しや、さらなる啓発活動に努める必要があると思っております。このような点を踏まえながら、さらに充実した子育て支援に取り組んでまいりたいと思っております。
    ○1番(川畑宏一君)
     詳細に答弁いただきました。
     町長からもありましたとおり、和泊町の子育て支援施策は非常に手厚いです。ありがたいことです。ことしから始まった用品費助や旅費助成に関しても非常にありがたく、子育て世代を代表してお礼を申し上げたいと思います。
     すばらしい施策がたくさんある一方で、今、町長からもございました、ニーズが多様化しているので対応し切れていない部分があって、その部分において困っている人がいらっしゃるのも事実であって、そのニーズにどう対応していくかというところを踏まえながら、子ども・子育て支援事業計画を細やかに策定していただきたいと思いますけれども、町民支援課長の意気込みをお聞かせください。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えいたします。
     今、川畑議員が言われたように、第2期の子ども・子育て支援事業計画は今年度策定する予定で、年3回ぐらいをめどに、子ども・子育て会議の中で十分協議を行いながら、今後5年間の事業計画と今後のことで支援の負担軽減になるように計画を進めてまいりたいと思います。
    ○1番(川畑宏一君)
     課長もことしから担当になられています。ともに和泊町の未来を描くビジョンでございますから、私も子ども・子育て支援会議のメンバーでございますのでその場で、また9月議会において、子育て支援の特集を組んで議論させていただきたいと思いますので、また、次回よろしくお願いいたします。
     それでは、最後の質問に移ります。
     過去の一般質問における提案事項等の進捗状況・実績について。
     1点目、ポイ捨て及びふん害の防止条例や海岸漂着物対策など、町内美化の取り組みについて、どのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
     2点目、各種行事等の見直しについて、どのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
     3点目、サトイモの種芋確保に向けた取り組みはどのようになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の4点目の質問に、順を追ってお答えをいたします。
     ポイ捨て及びふん害の防止条例の制定以来、古くなったごみ収集の看板やポイ捨て防止の看板の取りかえを行うとともに、ポイ捨て防止のCMを作成しサンサンテレビで放映するなど、ポイ捨て防止の周知に取り組んでおります。
     また、通学路のごみを拾う通学路キレイ隊として活動している小学生やジョギングなどの合間に海岸のごみを拾うなど、自分のできる範囲で美化活動をされている方もふえてきており、町民の美化意識は向上しているものと感じているところでございます。
     しかしながら、いまだにごみの分別においても正しく分別されていなかったり、空き缶やたばこの吸い殻などが路側帯にあったりしますので、今後とも関係機関と連携を図りながら、根気強く周知に努めてまいります。
     平成30年第4回定例議会においてお答えしましたように、海岸漂着物対策につきましては、海岸漂着物等を地域対策推進事業で海岸の清掃作業をシルバー人材センターに委託するとともに、海岸クリーンアップ事業で各地区住民によるクリーン大作戦を実施し、平成30年度は約28トンの海岸漂着物の回収処理を行ったところでございます。
     また、平成30年11月に、内喜名、ワンジョ、西原の海岸に設置しました漂着物回収ステーションでも漂着物の回収を行っております。
     今後とも、町民の協力をいただきながら、各小・中学校で実施されている環境教育の中で、本町のごみ問題などの現状を情報提供するとともに、悪質なポイ捨てなどにつきましては、氏名などの公表も考慮しながら、町内の美化活動に取り組んでまいりたいと考えております。
     次に、2点目でございます。
     平成31年第1回議会定例会の一般質問の答弁で、実施や運営について見直すべきところは見直すと、また、教育長からは必要性や優先度を考慮しつつ見直すとの答えをしております。
     来年度以降の行事につきましては、今年度中に1件ごとに十分に検討し、計画していきたいと考えておりますので、まだ実績としては出てきておりません。また、今後は行事の開催の検討だけではなく、新しい感覚を持って行事内容の一新にも努めてまいりたいと考えております。
     3点目の質問でございますが、現在、実験農場において農家供給用の採取芋、サトイモでございますが植えつけており、順調に生育しております。現在の予定では、6月下旬から収穫を行い、JAを通して農家へ供給してまいります。種芋の確保につきましては、先日開催されました和泊町サトイモ出荷協議会において、農協の担当者から各生産農家へ、今期出荷分から自家保留種芋の確保を呼びかけております。そのような取り組みをサトイモの種子確保については取り組んでいるところでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     詳細に答弁いただきました。
     これは、過去の一般質問における確認で、町民の方からもどうなっているのかということで確認もございましたので、その意味を含めてご質問させていただきました。
     これ、3点とも、まだ継続中の案件かと思いますので、また、今後の全協等でみんなでアイデアを出し合って議論していけたらなと思います。
     町民の福祉向上に向けて、行政と議会が一体となった取り組みを推進してまいりたいと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
     これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで川畑宏一君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午前11時41分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

                和泊町議会議長  永 野 利 則

                和泊町議会議員  池 田 正 一

                和泊町議会議員  喜 井 和 夫

第3日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和元年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和元年6月20日(木曜日) 午前10時00分開議

    1.議事日程(第3号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町税条例等の一
                 部を改正する条例の制定について)
     ○日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町国民健康保険
                 税条例の一部を改正する条例の制定について)
     ○日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町介護保険税条
                 例の一部を改正する条例の制定について)
     ○日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町一
                 般会計補正予算(第6号))
     ○日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町国
                 民健康保険特別会計補正予算(第3号))
     ○日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町介
                 護保険特別会計補正予算(第4号))
     ○日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町後
                 期高齢者医療特別会計補正予算(第2号))
     ○日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町下
                 水道事業特別会計補正予算(第5号))
     ○日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町農
                 業集落排水事業特別会計補正予算(第5号))
     ○日程第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度和泊町奨
                 学資金特別会計補正予算(第1号))
     ○日程第12 議案第21号 和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
                 の制定について
     ○日程第13 議案第22号 和泊町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
                 の制定について
     ○日程第14 議案第23号 和泊町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
                 条例の制定について
     ○日程第15 議案第24号 和泊町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準
                 を定める条例の一部を改正する条例の制定について
     ○日程第16 議案第25号 和泊町辺地に係る総合整備計画の変更について
     ○日程第17 議案第26号 物品購入契約の締結について
     ○日程第18 議案第27号 物品購入契約の締結について
     ○日程第19 議案第28号 工事請負契約の締結について(町営住宅ヘーバル団地4号棟
                 改修工事)
     ○日程第20 議案第29号 町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起について
     ○日程第21 議案第30号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予算(第1号)
                 の議決について
     ○日程第22 議案第31号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計補正予算
                 (第1号)の議決について
     ○日程第23 議案第32号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計補
                 正予算(第1号)の議決について
     ○日程第24 請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をは
                 かるための、2020年度政府予算に係る国への意見具申につい
                 て 請願書
     ○日程第25 発議第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をは
                 かるための、2020年度政府予算に係る国への意見書について
     ○日程第26 議員派遣について
     ○日程第27 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第28 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第29 特別委員会の閉会中の継続調査申出書について






     ○閉会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(11名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
       10番  山 下 幸 秀 君     11番  桂   弘 一 君
       12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(1名)
        9番  和   正 巳 君

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 皆吉泰智君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 林 義仁君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 南 俊美君 農業委員会
    事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議  午前10時00分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、松村絹江君及び東弘明君を指名します。

    △ 日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町
                 税条例等の一部を改正する条例の制定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第1号は、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     なお、地方税法等の一部を改正する法律、平成31年法律第2号が平成31年3月29日に交付されて、平成31年4月1日からの施行となり、急施を要するため、これを専決し処分をいたしたものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認1号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町
                 国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制
                 定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第2号は、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     なお、地方税法等の一部を改正する法律が、平成31年法律第2号が平成31年3月29日に交付され、平成31年4月1日からの施行となることから、急施を要するため、これを専決処分したものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町
                 介護保険税条例の一部を改正する条例の制定に
                 ついて)
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第3号は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、低所得者の保険料軽減強化による介護保険料の改正を行うものでございます。
     なお、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令が、平成31年3月29日に交付され、平成31年4月1日から施行されることになり、緊急を要するため、これを専決処分したものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第3号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町一般会計補正予算(第6号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第4号、平成30年度和泊町一般会計予算(第6号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。
     歳入では、主に町税、地方消費税交付金及び地方交付税の増額、県支出金、繰入金及び町債の減額などでございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入1款町税から12款使用料及び手数料まで、事項別明細書1ページから5ページ中段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、13款国庫支出金から14款県支出金まで、事項別明細書5ページ下段から9ページ中段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、15款財産収入から17款繰入金まで、事項別明細書9ページ下段から11ページ上段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、18款繰越金から20款町債まで、事項別明細書11ページ中段から15ページまでの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。1ページ下段から13ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、3款民生費の質疑を許します。13ページ中段から22ページ中段まで。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、4款衛生費の質疑を許します。22ページ下段から26ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産業費の質疑を許します。26ページ下段から35ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、6款商工費の質疑を許します。35ページ中段から38ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、7款土木費の質疑を許します。38ページ下段から44ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、8款消防費の質疑を許します。44ページ下段から45ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、9款教育費についての質疑を許します。45ページ下段から58ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、10款災害復旧費から13款予備費までの質疑を許します。58ページ下段から61ページまでです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表繰越明許費補正、第3表地方債補正の質疑を許します。表紙から10枚目の7ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第4号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第
                 3号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第5号、平成30年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であります。各事業費の確定などによる予算措置でございます。
     歳入では、国民健康保険税の増額、県支出金及び繰入金の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細につきましては事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようよろしくお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出全般の質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第5号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4
                 号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第6号、平成30年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置してございます。
     歳入では、国庫支出金及び支払基金交付金の減額などに伴う予算措置してございます。
     歳出では、保険給付費及び地域支援事業費の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第6号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算
                 (第2号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第8、承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第7号、平成30年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置であります。
     歳入では、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金の減額などに伴う予算措置でございます。
     歳出では、総務費及び保健事業費の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第7号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第5
                 号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第9、承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第8号、平成30年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置であります。
     その結果、歳入歳出それぞれ429万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額は、2億7,727万9,000円となりました。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第8号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算
                 (第5号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第9号、平成30年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置であります。
     その結果、歳入歳出それぞれ265万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額は2億731万円となりました。
     詳細につきましては事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第9号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成30
                 年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1
                 号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、承認第10号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第10号、平成30年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1号)は、事業の確定により予算措置を行ったものでございます。
     歳入においては、主に繰越金の増額など、歳出においては、主に貸付金の減額などでございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第10号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第10号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第12 議案第21号 和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を
                 改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、議案第21号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第21号は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、選挙長などの報酬額の改正を行うものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第21号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第21号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第13 議案第22号 和泊町職員の育児休業等に関する条例の一部を
                 改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、議案第22号、和泊町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第22号は、児童福祉法の改正により、養子縁組里親が決定されたこと、人事院規則の改正により、職員の育児休業制度について改正がなされたこと及び地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、非常勤職員の育児休業制度について改正がなされたことに伴い、所要の改修をするものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第22号、和泊町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第22号、和泊町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第14 議案第23号 和泊町営住宅の設置及び管理に関する条例の一
                 部を改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、議案第23号、和泊町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第23号は、公営住宅法が一部改正されたことに伴い、町内の住宅事情、その他事情を勘案し、所要の改正を行うものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第23号、和泊町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第23号、和泊町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第15 議案第24号 和泊町放課後児童健全育成事業の設備及び運営
                 に関する基準を定める条例の一部を改正する条
                 例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第15、議案第24号、和泊町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第24号は、学校教育法の改正に伴い、字句を追加するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第24号、和泊町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第24号、和泊町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第16 議案第25号 和泊町辺地に係る総合整備計画の変更について
    ○議長(永野利則君)
     日程第16、議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の変更についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第25号は、和泊町辺地に係る総合整備計画について、事業の追加などが生じたため変更するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の変更についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の変更については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第17 議案第26号 物品購入契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     日程第17、議案第26号、物品購入契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第26号は、全字を管轄する第1分団の水槽つき消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、更新するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第26号、物品購入契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第26号、物品購入契約の締結については可決されました。

    △ 日程第18 議案第27号 物品購入契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     日程第18、議案第27号、物品購入契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第27号は、水道修繕用ユニック車両の老朽化に伴い、更新するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     前車両の老朽化に伴うユニック車の購入ということで、予定価格よりもかなり安く落札されていること、大変よかったなと思っております。
     主要能力について、担当課に、メーカーと総トン数、もしエンジンの出力がわかれば総出力。それから、ユニック車はよくブームの一番小さいもので2段、3段、4段、最近は5段というものがありますけれども、ブームの長さによって作業範囲がかなり変わってきますので、そこのところも教えてください。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えします。
     現在、すみません、資料を持ち合わせておりませんが、一応4トントラックのユニックになります。現段階で使っているのが同じ規模のもので、約12年ほどたっておりますが、やはり雨台風の影響が多いということで老朽化が進んでいる状態で、今回購入をお願いしているところでありますので、よろしくお願いいたします。
     ユニックのブームですね。4段階には伸びるようになっておりますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第27号、物品購入契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第27号、物品購入契約の締結については可決されました。

    △ 日程第19 議案第28号 工事請負契約の締結について(町営住宅ヘーバ
                 ル団地4号棟改修工事)
    ○議長(永野利則君)
     日程第19、議案第28号、工事請負契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第28号は、町営住宅ストック改善事業に係るヘーバル団地4号棟の改修により、事業の促進をはかるものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     全協での議案説明において、1点質問漏れがございましたので、念のため確認だけさせてください。
     このヘーバル団地の改修に関しましては、過去に別の号棟の改修につきまして、いろいろ進めていく中で大幅な変更があったと記憶しているんですけれども、今回はその部分に関しましては加味された内容になっておりますでしょうか。1点確認させてください。
    ○土木課長(和田清良君)
     お答えします。
     図面の中にも入っているとおり、前回同様の改修等を行う予定にしてございます。前回と変更があったということでございますけれども、予算残、その辺を考慮しながら、悪いところは直していくというような形で考えてございます。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第28号、工事請負契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第28号、工事請負契約の締結については可決されました。

    △ 日程第20 議案第29号 町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提
                 起について
    ○議長(永野利則君)
     日程第20、議案第29号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第29号は、相手方は町営住宅使用料を長期にわたり滞納しており、再三の催告などに応じないため、訴えにより、町営住宅の滞納使用料及び損害金の支払いを求めるものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第29号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第29号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第21 議案第30号 令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予
                 算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第21、議案第30号、令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第30号、令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予算(第1号)は、歳入では、国庫補助金、県補助金、繰越金及び雑入の増額などの予算措置でございます。
     歳出では、保健衛生費、農業費、商工費及び道路橋梁費の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑を許します。
     14款国庫支出金から、21款町債まで、事項別明細書1ページから3ページまでです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費から4款衛生費までの質疑を許します。事項別明細書1ページから5ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     事業内容の大幅な増減があったものに関しての事業内容の確認でございます。
     まず1ページ、4目財産管理費、町単の工事です。観光施設公衆トイレユニバーサルデザイン化事業の事業内容の詳細の説明を求めます。
     あわせて、次の自治振興費コミュニティー助成事業補助金の事業の詳細の説明を求めます。
     続きまして、次の2ページです。
     総務費、防災費の中の施設維持補修費、防災無線に関するものです。まず、1回目でこちらまでの事業内容の説明を求めます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     質問の補正予算の内容についてご説明をいたします。
     まず、財産管理費の、町単独工事費につきましては、これはいしご公園、南洲神社、笠石海浜公園2カ所。それから、西郷南洲記念館前のトイレの洋式化のユニバーサルデザイン化事業でございます。
     次に、自治振興費の町単独補助金につきましては、コミュニティー助成事業が決定いたしましたので、申請のあった谷山字への助成金でございます。空調設備、それから備品購入と伺っております。
     次に、2ページの防災費につきましては、永嶺字の屋外放送用のトランペットが故障しておりまして、これは全部機器の入れかえが必要ということで更新をいたします。
     あと、防災行政無線の移動系の機器補修につきましては、昨年も携帯電話が台風時に使用が不能になったということで、移動系の防災無線が必要であるということで、再度確認いたしまして現在44台ございますけれども、それの全ての点検と補修を行う経費でございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     引き続き内容の確認でございます。
     4ページの中段の民生費、3目地域包括支援センター運営費。これは職員が1人内容見た感じだと1人ふえたのかなと思うんですけれども、もともと例えば欠員があったのか等、何か目的があって増員したのかどうかなど、説明を求めます。
     あわせて次です。4ページの下段の民生費、児童福祉総務費、保育料無償化システム改修の予算ですけれども、これは、たしか県の助成があったなと思ったんですけれども、支出金が入っております。すみません、これは取り消します。
     次のページです。5ページの上段の国頭こども園費、これは、保育士、職員の皆様が足りない中で1人増員があったのかなと思うんですけれども、そちらの確認でございます。
     以上、お願いいたします。
    ○保健福祉課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     1点目の地域包括支援センター運営費の職員手当等の増なんですけれども、これは地域包括支援センターの職員の人事異動に伴う増減ということで、今回、保健センターの職員と地域包括センターの職員が交替しましたので、それに伴うことであります。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     国頭こども園の増額につきましては、国頭こども園の園児数の増に伴いまして、人事異動があったということで増額となっております。
    ○1番(川畑宏一君)
     3回目です。最後、要望で終わりたいんですけれども、この地域おこし企業人活用事業費、これただ、全協でも議案説明で受けまして、非常に前向きで重要な事業だということは重々承知しております。ただ、今、財政が厳しい中で、一般質問等でもありました、その答弁でもありました。なかなか苦しい資金繰りの中でやっております。そういった中で、なかなか多額の予算を投じてやる事業ですから、しっかりと企業人と、あとその他とすり合わせを行いながら、確実に結果を出せば出していくように励んでいただくことを要望いたします。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産業費から6款商工費までの質疑を許します。事項別明細書5ページ下段から7ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     こちらも事業内容の確認でございます。
     6ページ、上段の農林水産業費の13目です。農業創出緊急支援事業費ソフトです。この、自走式薬剤散布機、半自動定植機等というのは、3月に質問させていただいた中での、スマート農業のものに含まれるものなのかどうなのかということと、それはそうであれば、その内容の詳細の説明を求めます。
     あとは、大幅な補正額があったものとして、その下の被災農業者向け経営体育成支援事業費、こちらの内容の説明も求めます。
     次の7ページ、地域振興交流事業費、4目、一番上です。オリンピック交流事業補助金、こちらの説明も求めます。
     以上です。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     6ページの13目農業創出支援事業。議員おっしゃるとおり、モデル事業としてスマート農業で導入します。設置場所は、農場にあります平張り施設内で自走式の薬剤散布。そして半自動定植機、それと、温度湿度等を管理する環境システム、この3点を入れる予定であります。
     続きまして、21目被災者向け、これは昨年9月末の台風24号、25号で被害に遭った施設等の保守に係る事業であります。対象農家は6件となっております。
     以上です。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     地域振興交流事業の説明をいたします。
     オリンピック交流事業補助金200万円でございますが、オリ・パラのホストタウンに手を挙げておりまして、ドミニカ国とのホストタウンですが、事前に団長が東京に8月にお見えになるということで、そのついでに調査事業として、交通費100万円、その他100万円。交流事業、3名来られることになっておりますけれども、オリンピック団長と、そして文化関係の2名、合計3名の渡航費でございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     今のオリンピックの関係に関して、交流事業ということで意味はわかります。そのついでということでありましたけれども、予算かけてこられるわけで、何かしらやっぱりいろいろと成果がないといけないのかなと思うんですけれども、どういった内容であって、どういった効果が求められるのかというところをもうちょっと詳細にお願いいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     カリブ海に浮かぶ3国とヨロンで、その3国に対して与論町と知名町と和泊町で迎えるわけですけれども、和泊町が選択いたしましてしているのは、ドミニカ国でございます。ドミニカ国を選んだ理由としまして、プラスチックごみゼロをうたっておりまして、オリンピックのホストタウンが第一義なんですけれども、付加価値も求められるということで、ドミニカ国と提携して、また、事前に来ていただくわけですけれども、事後も当然ありまして、特別交付税とかの措置もいただきながら進めていくところでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     今、内容を説明いただきました。プラスチックごみ、世界的な問題でして沖永良部島が抱える問題で、そういったところまで単なる交流ではなくて踏み込んでやるということで、大変すばらしいことだと思いますので、また、今後も積極的に進めていただきたいと思います。
     以上です。
    ○2番(池田正一君)
     7ページ、目の5観光地管理費、100万円計上されております。きのうの一般質問としてお答えもいただきましたけれども、この100万円というものの内容、どういったものに使うのか、再度お尋ねいたします。
    ○企画課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     100万円のうち25万円が先生に来ていただく旅費と診断士、そして残りが堆肥分でございます。25万と75万円で区切られています。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、7款土木費から8款消防費までの質疑を許します。事項別明細書7ページ下段から8ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     8ページ、一番上の段の海岸漂着物清掃事業費のごみステーション追加だと思うんですけれども、場所を教えていただきたいのと、あと、今現在3カ所でどれくらい回収されて、その回収頻度、どういう頻度で回収しているのか、そのあたりまで説明を求めます。
    ○土木課長(和田清良君)
     ごみステーションの件ですけれども、現在、国頭字のほうから1件要望がございまして、今回、国頭字の分を予定してございます。
     それと、回収に向けてでございますけれども、3カ所の回収に向けては、うちの職員のほうで回りまして、それで回収をして処理をしているというような状況でございます。
     古里与和の浜に関しましては、ボランティアの方々に大分活躍していただいておりますので、またボランティアの方々から連絡をいただいたときに、現場に行って回収して処理しているというような状況でございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     わかりました。
     回っている中で、もちろんごみが余り入ってないときもあるでしょうし、中がもういっぱいであふれているときもありますので、その回収スケジュール等は、また見直して、ごみを拾おうという人たちがスムーズに作業ができるようにお願いしたいと思います。
     次に、8ページの中段の消防費、役場消防車庫新築設計委託の事業なんですけれども、こちらの詳細というか、今後のスケジュールなどの説明を求めます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     消防費につきまして、今回補正で増額をしてございますけれども、当初予算で約880万円委託で計上してございましたけれども、現在、役場の永久文書等の書庫が不足しているということもございまして、消防車庫と併設して書庫をつくるということで、今回設計の見直しを行いまして増額となったわけでございます。
     その詳細な日程については、今後、設計委託等を発注してから、詳細の日程は決まってきます。
    ○1番(川畑宏一君)
     書庫をということで必要があれば大事なことだと思うんですけれども、これは、補助事業とか活用しようと思ったときに、例えばですけれども、書庫を併設とかで要件的に問題がないのかというところを教えてください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     消防車庫につきましては、補償費の中で計画をしておりましたけれども、せっかく造るのであればもう少し活用のできるように広くつくったほうがいいのではないかというふうに検討を行って、そういう結果になりました。それがまた書庫という形でございますけれども、いろんな適債性のある部分に該当するようなことであれば、そういう起債等も活用して造っていきたいと思っております。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、9款教育費の質疑を許します。事項別明細書8ページ下段から10ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     まず、9ページ教育費です。公民館費、町公民館の旧議会議事堂の段差解消の工事だと思うんですけれども、主なものは。こちらは以前、教育委員会の関連の方に、ここがあくのであれば、子育ての室内遊び場とかちょうど広さがいいので活用させてもらえないですかというような相談をしたこともあって、その後、何に活用するのかちょっと興味があったものですから、こちらをどういうものに利用するのかの説明を求めたいと思います。
     またあわせて、10ページの教育費、給食センター運営費です。自動ドア修繕等ということでございますけれども、まだ給食センターは新しいものですから、どういった状況なのかということの説明を求めます。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     まず、最初の旧議事堂の改修でございますが、現在、中央公民館として活用させていただいております。旧議事堂におかれましては、ここの議会と同じように段差がございます。この段差を解消いたしまして、第1会議室としまして、以前議事堂の全協の部屋がありましたけれども、あちらが大体20名ほどの会議室となっておりますので、20名以上の会議とか、また、ダンスとか踊りとかさまざまな大勢でする際に活用したいということで、改修を予定しております。
     次に、給食センターの改修でございますが、調理室の中に自動ドアがございまして、その自動ドアがセンサーのふぐあいが生じたということから、今回改修するものでございます。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     もう質問ではなく、要望という形でございます。
     公民館のところに関しては大ホール的なホールの使い方をされるということです。今まで老朽化も進んでいましたけれども、駐車場の問題などもあってちょっと活用がしにくい部分だったんですけれども、今、庁舎に併設することで、町民が集いやすい条件がそろっているのかと思いますので、今後ますます公民館の活用、また、町民教室ですか、そういったものをどんどん盛り上げていって、コンテンツを充実させて活用していただけたらなと思います。
     あと、給食センターのほうに関してはセンサーのふぐあいということで、衛生上、例えば手でさわらないように自動的にあくものですから、作動の頻度が高いことによる故障なのかなと思うんですけれども、念のため、その辺が耐久年数とかから見て補償の対象にならないかなどの確認はいま一度していただけたらと思います。
     以上です。
    ○7番(中田隆洋君)
     10ページです。社会体育施設の中で、弓道場の防矢ネット取りつけ業務というのがあります。今回、郡体が弓道ということで、それでつけるのかなと思っているんですが、弓道場の雨漏りの要望というのがたしか来ていると、教育委員会のほうに直接行っているのかなと思うんですが、その点はどうなっているのか。
     あと一つが、その下の町民グランドの浄化槽撤去工事というのがですが、トイレをどのようにするのか、お尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     まず、弓道場でございますが、今現在、防矢ネットがないということで、今度は7月の郡体に対して防矢ネットを設置いたします。
     ご指摘の雨漏りにつきましては、役場のほうにも要望がございまして、対応しているところでございます。
     次に、町民グランドの浄化槽でございますが、こちらのほうは浄化槽のほうが破損したということで、現在、浄化槽の破損のため下水道のほうに接続したということで、今回撤去するということで計上してございます。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、11款公債費から13款予備費の質疑を許します。事項別明細書10ページ中段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表の地方債補正、質疑を許します。表紙から7枚目の4ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認め、これから議案第30号、令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認め、したがって、議案第30号、令和元年度(2019年度)和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第22 議案第31号 令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会
                 計補正予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第22、議案第31号、令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第31号、令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、国庫支出金及び繰入金の増額などの予算措置でございます。
     歳出では、地域支援事業費の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第31号、令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第31号、令和元年度(2019年度)和泊町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第23 議案第32号 令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事
                 業特別会計補正予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第23、議案第32号、令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第32号、令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、人事異動に伴い職員数が増加したことによる、職員給与費の追加の予算措置でございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第32号、令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第32号、令和元年度(2019年度)和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第24 請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分
                 の1復元をはかるための、2020年度政府予算に
                 係る国への意見具申について 請願書
    ○議長(永野利則君)
     日程第24、請願第1号、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る国への意見具申について 請願書を議題とします。
     この請願については、総務文教常任委員会に付託してありましたが、総務文教常任委員長から審査報告書が提出されておりますので、これを議題とし、委員長の報告を求めます。
    ○総務文教常任委員長(橋口和夫君)
     請願審査報告書。
     本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第94条第1項の規定により報告いたします。
     議事番号、請願第1号。
     付託年月日、令和元年6月18日。
     件名、教職員定数改善と義務教育費国庫負担金制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る国への意見具申について。
     審査の結果、採択すべきものと決定した。
     措置、意見書提出。
    ○議長(永野利則君)
     これから請願第1号を採決します。
     この採決は起立により行います。
     この請願第1号に対する総務文教常任委員長の報告は採択です。
     この請願を総務文教常任委員長の報告のとおり採択することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、請願第1号は総務文教常任委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

    △ 日程第25 発議第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分
                 の1復元をはかるための、2020年度政府予算に
                 係る国への意見書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第25、発議第1号、職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る国への意見書についてを議題とします。
     発議第1号は、提案理由の説明を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、発議第1号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
     これから質疑を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから発議第1号を採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定し、関係機関へ提出することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、本案を原案のとおり可決し、関係機関へ提出することに決定しました。

    △ 日程第26 議員派遣について
    ○議長(永野利則君)
     日程第26、議員派遣についてを議題とします。
     お手元にお配りのとおり、研修会等への出席について、会議規則第127条の規定により議員の派遣を決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議員派遣についてはお手元にお配りしたとおり決定しました。

    △ 日程第27 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第27、議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によってお手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第28 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第28、各常任委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     各常任委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第29 特別委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第29、特別委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議員定数調査特別委員会委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
     これで、本日の日程は全て終了しました。
     会議を閉じます。
     令和元年第2回和泊町議会定例会を閉会します。お疲れさまでした。
    閉 会 午前11時11分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

                和泊町議会議長  永 野 利 則

                和泊町議会議員  松 村 絹 江

                和泊町議会議員  東   弘 明