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更新日:2021年3月23日

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第1日(5)

発言者

池田 正一

発言内容

再 開 午後 2時15分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 池田正一君の一般質問を許します。
○2番(池田正一君)
 こんにちは。
 本日はとても天気も悪い中ではありますが、農作業等が行けずに、家のほうでサンサンテレビ等をごらんになっておられる町民の皆様、常日ごろから議会活動へのご協力、ご理解、本当にありがとうございます。これからもぜひ和泊町議会よろしくお願いいたします。
 また、7月には、議会報告会も予定いたしております。国頭研修会館、大城字公民館等であります。どうぞ町民の皆さん、ご意見がある方はぜひいらして、直接意見のほうを出してください。ぜひ聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。
 平成天皇・皇后、両陛下の行幸啓により、ご来島がありました。そして、NHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地、そして放映、また、奄美群島国定公園の国立公園の格上げと、ここ数年、観光の風が吹いております。さきのゴールデンウイークにも、島内で外国人の観光客の姿も見ることもできました。このように、現在、島外もしくは国外から観光客の方が来島しております。
 この沖永良部島島内にある観光資源の一つについて、質問のほうさせていただきたいと思います。
 1、国頭小学校のガジュマルについて。
 本町の観光資源でもある国頭小学校の日本一のガジュマルが、若葉が生い茂らず弱っている。樹勢回復を図る対策や保存に向けて、より効果的な対策等を検討できないのか。
 以上の1点目を壇上のほうから質問させていただきます。
○町長(伊地知実利君)
 池田正一議員の一般質問1点目の国頭小学校のガジュマルについての質問にお答えをいたします。
 国頭小学校のガジュマルの樹勢回復等につきましては、平成30年第2回議会定例会においても一般質問がございましたが、現在、国頭小学校のPTAや地域の方々を中心に根の保護や堆肥まき、害虫駆除のための薬剤散布を行っていると伺っております。
 しかし、樹勢が回復しないという相談を受け、町指定の保存樹であり、観光資源でもある日本一のガジュマルの樹勢回復等の支援策として、沖縄の樹木医の診断を受ける計画をしております。その診断報告を受け、今後の樹勢回復や管理などに役立て、PTAや地域の方々への支援を行ってまいりたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、追加のご質問については自席から担当課長からもお答えさせていただきたいと思います。
○2番(池田正一君)
 昨年度もこのガジュマルのことに関しては質問いたしました。その折には、僕としては形がきれいなキノコの形からどんどんいびつな形になっていましたから、それをどうにかしてきれいな、まさに日本一のガジュマルと言われるこの形で維持できないかと、それを樹木医等に相談できないかという旨も伝えさせていただきました。
 しかし、今回はその状況とはまるで打って変わって、見事に若葉が生い茂らずに、大変かわいそうな状態になっております。
 当然、この沖永良部島に、例えば課長職の皆様も、お友達もしくは知っている方が来られた場合、必ず見に行くであろうと思われるあのガジュマルが、結構、今、無残な姿になっております。それをどうしても回復させないことには、我が沖永良部島の観光資源の一つである、一つと言われても、結構高い位置にある観光資源だと思っております。その木を回復させるためにどうしたらいいかという、とても強い思いで質問させていただきました。
 今現在、若葉が少し出てはきておりますが、それを食べる虫、オキナワイチモンジハムシという虫なんです。世間では、子供たちの間ではネガイムシと言われている虫なんですが、その虫等がすぐ若葉のほうを食べてしまいます。そして、それを駆除するために、我が国頭小学校のPTA、そして、おやじ会の会長である方がしょっちゅう動噴器を用いて消毒等はしておりますが、いかんせん、してもすぐ1週間後にはまた大量に発生して、また新たに出てきた若葉等を食べると、それの繰り返しでありました。
 これをどうにかしないことには、まず、どうしてこの虫等を落とすようにしたらいいのか、まさに先ほど町長言われた樹木医等を呼んでの指導を仰ぐ。そして、その方いわく、うちにある、彼が自分で使っている動噴器なんですが、さすがに大きいですよね、木は。上まで届かないらしいです。そういったもの、飛ばせるくらいの機械等も導入とかできる考えはないのかな、そこもあわせてお尋ねいたしたいと思います。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 日ごろからのPTAの方々、おやじの会の方々、薬剤散布等害虫駆除、お疲れさまでございます。
 先日は町長もお連れいたしまして、ガジュマルの現状は重々承知しているところです。また、ネガイムシというのが葉っぱにしがみついて、また、幼虫も親子ともども一緒においしいところをいただいているのを写真まで撮らせていただきました。また、PTAの方々が毎回のように薬剤散布されて、その周りにネガイムシが無数落ちているのをちゃんと把握しまして、やはりネガイムシのせいかななどと考えております。
 動力噴霧器につきましては、以前、当然小学校ですから教育委員会の範疇でございますけれども、今回から国小のガジュマルにつきましては、観光資源だということで私らのほうに来ておりますが、教育委員会とも協議いたしまして、個人の持ち物、動力噴霧器を毎回のように使われるのはどうかなと考慮いたしまして、一度購入して管理していただこうかなと思ったりしましたが、そうしますと、備品なのかなと。国小さんに置いてしまうとほかの学校にもまた同じようなガジュマルが大なり小なりあったりしまして、その辺の後の対応がちょっと難しくなってくるのかなということもありまして、とりあえずは、こういった害虫駆除もできるシルバー人材センターさんに相談してみようかなと。
 そういった備品を買うのは、今回はよしておこうかなという話し合いはしておるところでございます。
○2番(池田正一君)
 ただいま、備品のほうの購入ではなく、シルバー人材さんのほうに頼んでしてもらうと。ということは、今、現在、おやじ会等々でしないで、またそのハムシ等がついた場合、今現在、ちょっと毛虫も多いんですよね。毛虫が多いということは、その木の勢いが弱っていると。弱っているときに毛虫等もたくさん繁殖すると聞いておりました。
 そういったものの駆除等もシルバー人材さんのほうでしていただけるんですか。その場合は、どういうふうなルートで、学校のほうから依頼してすぐ来ていただけるんでしょうか、お尋ねします。
○企画課長(皆吉泰智君)
 その辺の協議につきましては、しばらくお時間をいただきたいんですけれども、必ずしも全て今までおやじの会さんやPTAの方々がやっていただいていたものを、全てシルバー人材センターに委託するというのではなくて、今までとある程度は同様な活動もしていただきながら、どうしても手が回数的に足りない部分につきましては、そういったものも活用してはどうかということでございます。先ほど表現が足りなかったです。すみませんです。
○2番(池田正一君)
 わかりました。
 では、これからも、当然PTAのほうでも、まさに我が校区にある木ですので、頑張って守っていきたいなという考えは持っております。おやじの会のほうでもしたいと、当然思っております。
 そして、樹木医等がこちらに来る場合、何かアドバイスとかそういったことを聞ける機会等もあるんでしょうか。そういった機会があるんでしたら、どちらか、教育委員会でも企画課でもよろしいですのでお答えください。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 樹木医につきましては、もう話を進めておりまして、4月下旬に来島していただきまして、そういった見積もりもとっておるところでございます。診断書もいただきまして、今後どのように育てていけばいいのか、管理していけばいいのかを教えていただきたいと思っております。
 それと、先ほどの動力噴霧器に関してなんですけれども、確かに個人の機械を、農作業用に使うべきそういったものをやはり毎回のようにご使用いただくのも大変ですので、またそういった、今後、維持管理がずっと未来永劫続くわけでございますが、またそういったところの維持管理経費を何とか捻出できないものかと、この間、教育委員会とも協議いたしまして、前回、池田議員から同じような提案があったときに、私からも提案させていただいたんですけれども、募金箱、皆さんに寄附していただけないかなと。そのときは余りそういった話にもならなかったんですけれども、実際、その後、だんだんとそういった話が、まことに話が協議されるようになってきまして、我々の教育委員会、企画課の中でも、そしてPTAも含めて協議して、校長先生にも提案させていただいたところです。
 観光バスというのが、沖永良部バスが観光バスとして、あそこを必ずと言っていいほどごらんになっていただいているわけですけれども、観光客の方々に。それで、校長先生がカウントしたところによりますと、何と年間9,000人の方々があそこを訪れているということです。あそこに天皇の石碑もありますし、あそこの周辺に募金箱、「このガジュマルは維持管理費がかかっております。皆様のご協力をお願いいたします」と、そういったことをまた観光バスのガイドさんに一言言ってもらったりすれば、快くそういったものはいただけるんじゃないかなと考えております。9,000人ですから、10円掛けたり、100円掛けると相当な金額になりますので、その中で動力噴霧器を購入されたりするのもいいアイデアじゃないかなと考えているところです。
○2番(池田正一君)
 募金箱で募る。確かに非現実ではない、現実的な話ではあります。
 しかし、この観光資源というのは、ガジュマルだけではなくいろいろやっぱり和泊町にあります。そういったものにも全部使えるように、もし仮にですよ、募金箱等で募金を募った場合は、そういったものにも使えるようにぜひしていただきたいなとは思います。
 たしか国小、訪問者、9,000人超えてます。昨年度が9,095名ですか、95名という数字まで校長先生カウントいたしておりました。今年度も既に4月から始まって5月十何日までですか、1,701名の方がご来校して、そしてガジュマルを見ておられます。また、そういった方々もやはり写真で見たときとは違うと。もっと緑々して、きれいなガジュマルだったはずが何でか知らんけれども、表現悪いですが、はげていると、そういった状態に、今、確かに見えております。
 ですから、何としても早目に樹勢回復をさせるように、私たちも、国小の校区のPTAの皆さんも頑張りまして、当然、そういった尽力を執行部の皆さんにいただきたいとも思っております。
 さて、先ほど樹木医が来られると聞きましたが、その折に、私たち校区民に対してでもこういった方法等があるよという、何か勉強会とかそういったものの計画はされていないでしょうか、お尋ねいたします。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 せっかく遠くから樹木医さんが来られますので、そういった機会もつくってみてはいかがかなと考えております。その折は、よろしくご協力、ご理解お願いいたします。
○2番(池田正一君)
 その折には、ぜひ校区民、できれば町民の方でも、この観光資源の一つでありますガジュマルに、大樹ガジュマルの保存方法等を勉強することも、とてもいいことだと思っております。ぜひどこか施設等を使って勉強会等を開いてくれたら、とてもうれしいなと思っております。
 では、この国頭小学校のガジュマル、町のほうで予算もつけて活動してくれるということが聞けましたので、少し安心してこの質問のほうを終わりたいと思います。
 続きまして、第2点、沖永良部空港ビルについてお尋ねいたします。
 沖永良部空港ビルの老朽化や手狭等を解消するため、増改築等の計画について、どう考えているのかお尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 池田議員の2点目の空港ビルの件についてお答えをいたします。
 空港ビルの維持管理は、沖永良部空港ビル株式会社が行っており、本町は10者おります株主のうちの、役場も1者として株主となっております。その株主総会の中で、このいろいろな意思決定は行われているところでございます。
 フェンスの設置やクーラーの取りかえといった軽微なものは計画されているようですが、現時点で大規模な増改築の計画はございません。
 空港ビルの管理者に聞き取りを行ったところ、現時点での改築が急務となるほどの老朽化は認められないということですが、一方で、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆の繁忙期には、混雑によりロビーや出発待合室の空間は手狭で、待合客が快適に過ごすことができない状況が出てきているようであります。利便性向上の観点から、中長期的な目線での増改築の検討の必要性は感じているところでございます。
 本町も株主として、今後の増改築の必要性について、今月末に予定されている株主総会で提案したいと思っておりますが、人的、財政的負担が大きな事案ですので、株主である空港ビル社長、日本航空、知名町やその他の株主も含めての協議を経た上で、方向性を定めていくことが重要と考えておりますので、今後、株主総会の中で議論をしてまいりたいと思っております。
 以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問については自席から担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
○2番(池田正一君)
 空港ターミナル、結構古いと思います。もう築半世紀近くなるんでしょうかね。まず、築何年になるか、そして、このターミナルにおいては、耐震基準等はどのようになっているのかお尋ねいたします。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 築何年かということでございますが、50周年が近々あるということからおわかりになるように、44年5月1日空港と滑走路と同時期に開館しております。50年です。
 それと、耐用度ということですけれども、そういった調査は実際にしているのかもわかりませんけれども、空港ビルの職員から話を聞きますと、非常に堅固なコンクリートでありまして、ひびが一つもないということで、その辺は議員から老朽化という提案が出てきますが、老朽化ではないようです。かなり堅固な建物のようでございます。
 以上です。
○2番(池田正一君)
 築も50年と、まさに大体私の年齢と一緒ぐらいになるわけではありますが、強いビルだということで、耐震は満たしているか満たしていないか、これはまた別の話ではありますが、強いんでひび一つ入っていないということ聞いたら、まだ安心して使えるのかなとは感じております。
 しかし、これもきっちりどれだけの揺れがあっても大丈夫だよということは、これからちゃんと町民の皆さんにも知ってもらいたいと思っております。もし調べる機会等があったら、こういった耐震基準を満たしているかも調べてください。
 今現在、この空港、約9万人ですかね、年間、それぐらいの数が利用している、正式な人数等わかりましたらお尋ねいたします。
○企画課長(皆吉泰智君)
 正式ではないんですけれども、約11万と聞いています。
 11万の乗り降りがあれば、ジェット化の対応とかという話もあるんですけれども、1路線で11万ということで、最近2路線になっていますので、アイランドホッピング、そういうことで、大体の数字ですけれども、よろしくお願いします。
○2番(池田正一君)
 11万人の利用客があるということは、1日平均したら300人ぐらいでしょうかね。それぐらいの方が空港を利用すると。皆さん当然、出張等に行くときに空港をご利用するのは多いと思います。さて、出発ロビーですか、出発ロビーと言われますよね、あの中に入ったら、なかなか座れないですよね。ほとんどがやはり立って待っている状態が多いと思います。
 今回、私がこれを質問にしたのは、ちょうど奄美空港、徳之島空港を初めて利用する機会があったもので、その両空港に行ってみました。奄美空港はもう別格ではあります。徳之島空港、やはり利用客が15万人ぐらい、和泊町、沖永良部空港よりもはるかに頻度の多い利用客がおるとは思いますけれども、出発ロビーですか、広々として、まさに立って待っている人なんかおられません。あれだけのロビーがあったら、皆さんにご不自由かけることもなく、小さいお子さんも座らせて、お母さん等も座って待っていけると思います。
 ですから、まずはこの出発ロビー等、もう少し広くできないのかなということもありまして、どうでしょう、できるというようなことはないでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(伊地知実利君)
 先ほどもお答えをいたしましたように、空港ロビー、確かに池田議員が言うように、ホッピングルートができましてから、ほとんどの人たちが徳之島空港を利用するようになりました。その、沖永良部空港のロビーと徳之島空港のロビーとの差が歴然として、見て、こんな広々としたところというふうに感じていらっしゃると、そのように思います。
 先ほどから言いますように、耐震につきましては調査をしていないということでありますが、今の議会議事堂が耐震の調査をしていただきました。向こうは耐震は合格でございまして、隣の土木棟がありました2階は耐震の不足ということで、議会棟を活用するというふうにして公民館に活用させてもらっているところですが、空港のほうも企画課長が答弁をしたように頑丈であると、向こうの職員の皆さんからも言われております。
 ですから、今後、これをどういうふうに増改築するのか、建てかえをするのかいろんなそういう検討は、これから空港ビルの株主総会にご提案をして、どう検討していくかということもしていかないといけないと、そのように思っております。私どもも、向こうを利用するときに、確かに待合室などは椅子不足でございますし、非常に窮屈でございます。そういうところをどういうふうにしたら、今の敷地の中で、県有地になりますので、県から借りているような状況になります。
 そういうところも含めながら、増改築にするのか、新しく建てかえるのか、それは財政的な財源面もございますので、そういうことを十分に議論をしながら、検討していかなければいけないと、そのように思っておりますし、また、今後の空港利用の促進についても、やはり空港ビルの整備というのは必要かと、そのように思っておりますので、株主総会の中で取り上げて十分に議論をしてまいりたいと、そのように思っております。
○2番(池田正一君)
 これから本当に議論して改良等をしていく必要性があると思います。ただいまは出発ロビーの件を言いましたけれども、いろいろあります。やっぱり、来られる方々が不思議に思うのは手荷物カウンター。それがもう手で持ってきて、がらがらと。まず、ほかの空港でなかなか見られない光景で、インターネット等のあれで見たら、手荷物が手でがらがらと流れてくるよと、これは珍しくておもしろいなという意見等もありました。でも、いつまでもこういう感じではだめじゃないのかなと。やはりちゃんと自動で動くようにできたほうがベストじゃないのかなとは思っております。その件も、当然考えていることだと思います。
 そして、この執行部の皆さんも、この空港は手狭であると感じていると。僕はてっきり感じていないのかなと思っておりました。皆さんもそのように思っているということですので、ぜひどんどん議論をしてください。知名の今井町長のほうも、空港の拡張とか、空港待合室の環境を整えるとか、そういった要望を出していると聞いております。ぜひ知名町、和泊町、一緒になって、これは県ですか、県・国等にアプローチして要望等を届けていただきたいと思います。
 ただいま、空港のほうでも町長のほうから答弁、前向きな答弁のほうをいただきました。これからどんどん空港も新たにし、この沖永良部に住んでおられる住民等が利活用しやすいような空港になっていくことを期待いたしております。
 きょう私が質問させてもらったのは、ほとんどが観光等につながることでありました。沖永良部島、この和泊町は農業立町、そして農業立島です。やはり、農業が中心でやっていくべきだと、当然思っております。でも、観光が最近、結構観光客の方も来られる機会が多いと思います。そして、この沖永良部島に来た皆さんがこの現地を見て、沖永良部島とはこのような農作物をつくっているのか、このようなものがあるのかとか、見てくださったら、その方々が住んでおられるところに帰って、この里芋は沖永良部のものなんだ、これは私たちが行ったところなんだと、そして、購入してくれる方もいるでしょう。里芋もしかりです。そして、基幹作物であるサトウキビからは黒糖焼酎というものができております。またこれも、ああ、サトウキビからこの黒糖焼酎はできているんだ。だったらもう、私たちが見に行った沖永良部のサトウキビが使われているのかもしれないと。そして、購入して飲んでくれる方も出てくることだと思います。
 観光が潤って、観光客が来られる、そして、地元でつくられている農作物等がそういう方々の目に触れて、そして、その土地土地に沖永良部産という名前を見たら、それを購入しようという購買意欲も出ると思います。これはまさに、農業のほうでもウイン、観光のほうでもウイン、俗にウイン・ウインの関係ですか、そういったものが構築できるようになってくると思います。
 今現在ある、この観光資源、先ほど言いました、国頭小学校の大樹、日本一と言われているこのガジュマル、この美しい形、そして緑をいつまでも残せるように、これは、もう亡くなられました前田樹木医が言われたには、このガジュマルの木はあと100年生きると。すごいですよね。今現在120年、これは10年前に言われたんですから、あと90年ですか、90年は生きるという意見をいただいております。90年後、100年後、皆さん当然おられませんよね。私もいません。今現在いる私のたくさんの子供たちでも恐らくいません。となったら、孫の世代、ひ孫の世代にまでこの大樹が残っているということです。すばらしいじゃないですか。ロマンじゃないですか。それを町民、島民で残して、次の世代に引き継いでいくということはとてもすばらしいことだと思います。
 どうか、今この島にあるこのすばらしい観光資源等を守って、次の世代に渡していくというのも、今現在、この時代に生きている私たちの役割ではないのかと思っております。その観光資源を残す、そして、この沖永良部空港等をもっと利活用しやすいような施設に変えていくと。今、この時代に生きている私たちが考えて、次の方に引き継いでいけたらいいなと思っております。
 執行部の皆さんも考えて、両町合同で案を出して、陳情することは陳情する、要望するのは要望すると、そういった感じでこの島を立派に残していきたいと思っております。そのためには、当然、私たち議会、もしくは町民も皆さん協力をしますので、ひとつすばらしい議論等をして、要望のほうよろしくお願いしたいと思います。
 以上をもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則君)
 これで池田正一君の一般質問を終わります。