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更新日:2024年6月17日

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3月5日(一般質問:池田正一議員)

発言者

池田正一議員

発言内容

再 開 午後 1時00分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 池田正一君の一般質問を許します。
○5番(池田正一君)
 むーるなげ、うがみやぶらー。
 朝は雨が降ったしが、とらさむのま上がっとやぶさや。がんわしがひゅーわふぁってえねあらぬはじだっとぅ、むーるしがんし議会中継見ちょりたぼりよ。
 議席5番、池田正一です。サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる皆さん、この議会と、次回、6月の議会が今の議員構成で最後の議会となりますが、これからもこの和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 令和6年第1回定例会において一般質問を3点通告いたしております。壇上よりは1点目をさせていただきます。
 まずは、能登半島地震において被災された全ての皆様が一日も早い通常への復興ができることを心より祈っております。
 今年も卒業のシーズンがやってまいりました。島外に出られ、新たに仕事をする方、もしくは新しい学校に進学する方、島内においては、小学校、中学校、高校と進学していく皆さん、全ての皆さん、これから新しい環境の中、君たちが活躍することを心より祈っております。
 それでは、一般質問をしていきたいと思います。
 1、重点新規事業について。
 これは、令和4年度から、重点新規事業として令和4年度に10個、そして令和5年度に3個上がっています。本来であるならば全ての重点新規事業について結果等を聞きたいところなんですが、今回は1点に絞ってお尋ねしたいと思います。
 令和4年度から始めたむぅるほうらしゃプロジェクトの予算執行率及びプロジェクトの取組状況と効果はどうなっているか、壇上よりお尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 池田議員の1点目のご質問にお答えいたします。
 令和2年3月に策定された第6次和泊町総合振興計画で、これからの10年をつくる新たな取組の7つのプロジェクトの一つとして、自転車を活用したまちづくりを推進するむぅるほうらしゃプロジェクトがスタートいたしました。プロジェクトは、自転車を利用しやすい交通環境づくりを行い、自転車の活用を推進することで町民の健康増進や環境負荷の低減、自転車観光の促進を図り、新たなサービスの創出や暮らしを楽しく豊かにする施策となっております。
 令和4年度からプロジェクトを予算化し、様々な取組を展開してきており、主に自転車利用者の拡大を目的に自転車購入助成を行ってきました。
 令和4年度には電動アシスト自転車を対象として購入助成を行い、購入促進のための試乗用自転車を購入して事業PRを行うなどし、購入台数50台に対して303万2,000円の助成で、助成金の予算執行率は31%でありました。
 令和5年度は前年度継続で購入助成を行っており、購入台数5台に対し15万円の助成で、予算執行率16%、新規事業でレンタサイクル事業者支援として行っている購入補助が2事業者で51万8,000円の助成で、予算執行率58%、同じく新規事業でレンタサイクル利用促進商品券配布事業が116枚配布で、予算執行率39%となっております。
 事業効果については、購入助成により町内における自転車利用者の増加はあるものと考えております。また、商品券事業や、令和4年度末より採用した地域おこし協力隊の活動もあり、観光者をはじめとする島外者へのPRも効果が出てきているものと考えます。
 そのほかにもサイクリングなどのイベントを実施し、町民の楽しみとなることや、利用のきっかけづくりを行っております。
 今後も必要事業は継続し、新たな取組も加え、プロジェクト事業を通して自転車を活用したまちづくりを展開していきたいと考えております。
 壇上からは以上でございます。
○5番(池田正一君)
 ただいま町長のほうから執行率等々が発表されました。
 元来、この新規重点事業、むぅるほうらしゃプロジェクトのどれだけの期間でする予定であったのか、長い期間目標設定にしてあったのか、お尋ねいたします。
○土木課長(宮原芳實君)
 お答えします。
 むぅるほうらしゃプロジェクト事業は、第6次総合振興計画ですので、10年です。
○5番(池田正一君)
 ということは、当初の予算で1,057万ですか、令和4年度の重点新規としては一番大きい金額が計上されておりました。これを約10年かけて消費するという形で計画されたものだと理解しとってよろしいんでしょうか。
○土木課長(宮原芳實君)
 4年の1,000万に対しては、その年度で消費するという目的であったんですけれども、なかなか執行率がうまくいかなくて、四十何人かでしたっけ。50台ということになりました。
○5番(池田正一君)
 では、なかなか町民の皆さんが、こういった電動アシスト等々、購入するのにこれを使わなかったと。その理由というか、なぜそうだったのかという内容等もある程度把握はされていますでしょうか。調査等しましたか。もし、こういう理由でなかなか浸透しなかったという理由があるのであればお尋ねいたします。お聞かせください。
○土木課長(宮原芳實君)
 電動アシスト自転車購入事業は、令和4年度50台に対して令和5年度には5台となっています。自転車を試乗したり、あと検討している人も結構多くいたんですが、電動自転車というのは高価なものであり、購入には至っていないということであります。
 私たちは、高齢者や免許がない方への移動手段として三輪自転車をお勧めしましたが、購入実績が上がっていないということであります。その要因としまして、とにかく電動自転車は高価なものであると。三輪自転車でも二十二、三万するということですので、なかなか手が出せなかった部分があると思います。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 確かにそれぞれ電動二輪・三輪車等、高価なものだとは認識いたしております。であるならばです、またこのように計上しても、なかなかまた執行されないのではないのかなと当然皆さんも考えておられると思います。となれば、皆さんが自転車を購入するのにどういった施策を考えたらいいのか。そういった協議等はなされて、こういうふうにしたいなという意見等は出なかったのでしょうか。また、今回も同じようにやるのでしょうか、お尋ねいたします。
○土木課長(宮原芳實君)
 補助金事業については、多くの町民の皆様に活用してやっていただくことを考えています。不足のないように今回も予算計上しておりますが、これまでの執行推移を踏まえて予算立てをしていく必要があると思っています。
 それで、今後は、補助金の周知もホームページや防災無線で周知しておりますが、各種イベントでいろんな試乗できるようにさらなる工夫で周知を図り、執行率を高めるように考えております。
 その他、電動自転車購入等は大変、さっきも言ったように高価なものであります。なかなか手が出せない状況でもあると思いますが、予算執行の総務の方とも今後検討しながら助成率を上げていくかとか、そういう部分をちょっと考えていこうかなと考えております。
○5番(池田正一君)
 自転車が使えるということは、やっぱり道路の関係上もあると思います。まだまだ集落内、もしくは町の中とかは自転車が通るのに十分な環境が整っていない危険な箇所も多々あると思います。そういったものも考えながらやっているとは思いますけれども、これからも道路での自転車が通るという幅というか、そこのところはどのように、これからもずっと継続して広げていく。ところが、危険な箇所も多々あると思うんですけれども、どのように考えておられますでしょうか。
○土木課長(宮原芳實君)
 自転車は車両の部分に入りますので、自動車と自転車は同じ道を走るということであります。よそのところでは自転車専用道路というものを設けているんですが、どうしても用地購入して道路を拡幅するという部分になっていくと思いますので、うちの場合は、もう自動車兼用道路で、今の道路に自動車専用じゃないんだけれども、色つけをしていく方法もあるかなと、今担当者と話しているところであります。
○5番(池田正一君)
 ですね。電動自転車、あれはもう自動車。単車と一緒の部類になるわけなんです。
 では、これがなかなか購入が進まないということを踏まえて、それでは、普通の自転車、本来なら前回自転車購入というのもありました。そのときには、中学生とか子供とか、そういった者は使用できないよというのもありました。でも、これだけ予算等が余るのであれば、町民を喜ばすためであるならば、これから中学校等に上がる子たちも使えるようにしていったら、少しでも補助して、1万でもいいじゃないですか。絶対的にこれから自転車を使う子たちがたくさんいるわけなんです。そういった者に回すという手だてはないんでしょうか。これはまた別問題になるんでしょうか、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 すみません、1つだけ訂正がございまして、アシストは自転車ですので、バイクと同じくくりではなくて、ただ、自転車自体が車道を走るのがルール上なっておりますので、自転車は車道を走るものだということでございます。電動アシスト自転車はあくまでも自転車です。免許とかは要らない。楽に走れる自転車ということでございます。
 それと、レーンにつきましては、道路は拡幅ができないので、今ある中にカラーリングをして自転車レーンが造れないだろうかというのを今検討しているという話でございます。
 以上でございます。
○議長(永野利則君)
 よろしいですか。
○土木課長(宮原芳實君)
 今、中学生、高校生への助成は考えていません。
○5番(池田正一君)
 今現在は考えていないと。こういったものは、その課内とか、こういったプロジェクトをするときに1回、2回は出てきた案件ではないのかなとは思いますけれども、そういった話等は出なかったんでしょうか。そして、それをこれから考える余地はないのでしょうか。これだけ電動自転車、三輪車等を導入するのに予算を計上してあっても、なかなか購入が進まないという場合は、いつまでもその予算を計上しているばかりではなく、執行率もとても低い。今現在聞いたら、やっぱり低い状態ではあるじゃないですか。だったら、そういったものに皆さんがニーズ、必要としているところに使っていってもいいのではないのかなと思うんですけれども、そういった議論等は一切どこからも出てこなかったのでしょうか。
○土木課長(宮原芳實君)
 そのような意見は出てはきたんですが、あくまでもこれは、一つは高齢者、元気高齢者の方々に運動させると、そういうものと、それから脱炭素という部分であって、子供たちは、元来必ず買うべきものですので、うちが助成して買い与えるということはやめましょうということでまとまって、今のこのような体系というんですか、なったことです。
○5番(池田正一君)
 大体経緯は分かりました。分かりましたが、初年度が1,057万を計上して、その後補正として500万の減と。そして、次年度も、5年度ですか、こちらのほうでも当初予算で電動アシスト等に95万を計上していますけれども、結局60万の減と。執行率がとても低いので、もう皆さん買わないんじゃないですか、これ以上なかなか、と思います。なかなか購入しないであろうと思われる中で、またこれだけ計上するのであれば、さっき言ったことも、子供たち、どっちみち買うわけでありますけれども、それぞれ親御さんの負担等も軽減できるのではないのかなと思って、ただいま聞いているところではあります。
 なかなか、これからまた次年度の計画等に、年齢の高い方々に関しては、ある程度の助成等のほうも考えて予算も計上されている部分もあるんですけれども、そういった兼ね合いも見て、これはもう子供たちも使っても全然いいんじゃないのかなと私的にも思っております。
 いかがでしょう、これから検討していけると。せっかくのプロジェクトです。指定は、道の隅のほうに緑の線ですか、もう引いているところも多々見受けられますけれども、そういうふうな考え方もできないのでしょうか。これは恐らく判断としては町長かなと思いますけれども、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 子供たちに対する見解としては、先ほど課長が言ったような状況でございます。大人向けに、特に高齢者の皆さんに三輪車に乗っていただきたかったのは、やはり電動カーが今主流ですけれども、電動カーに乗ると一気に足が衰えるというお医者様からのご意見もありまして、膝に、足に一番いいのが自転車ということで、しかも負荷の軽い自転車が膝にとってもいいということでしたので、そうであれば三輪自転車が一番いいというお話をいただいた中で、高齢者の皆さんに健康になっていただくためにということでしました。私も乗りましたけれども、非常に快適で、ただ、先ほど言いましたように、7万の2分の1で、最大7万の補助金だったんですけれども、やはり20万を超える自転車ですので、なかなか買うにはハードルが高かったという現実もございます。
 そんな中で、今、全国的にアシスト自転車がもう主流になっております。ですから、今年度からですけれども、今、レンタサイクルが永良部も結構山、上り下りがあるものですから、アシストのレンタサイクルを入れようということで、今、事業者補助も始めたところでございます。
 子供たちにも当然乗ってもらいたいんですけれども、子供たち全員となると、また予算的にも非常に大きくなりますので、全員にそれをするのは非常にハードルが高いということで、今のところ大人を対象にという形で考えさせていただきたいと思っております。
○5番(池田正一君)
 ただいまの意見である程度理解いたしましたが、ぜひ子供たちのほうに目を向けてやっていく。それがまさに、これからどんどん子供の人数も減っています。親も大変です。そのときに少しでもこういった助成があるということになれば、もしかしたらですよ、あと1人、2人子供をつくって、こういったすばらしい政策をしてくれる和泊町のためにやってみようかなと思う親も出るかもしれません。いろんなプロジェクトが全部ありますけれども、その一役を担ってくれるプロジェクトになってくれたらいいなと思います。
 そして、これ、高齢者の方々が主に対象にはなるんですけれども、道、大丈夫でしょうか、皆さん。電動二輪車、電動三輪車等でやった場合は、車を運転している方々がとてもそこを走っている方々に気を遣うという場面を多々見ます。私でもやはりそう感じることが多々あります。そういった中で、このように自転車等々が全て和泊の町なか等、自転車でちょっとふらつく場合もあるだろうと思いますが、そういった場面で接触事故等が起こり得る可能性もあります。
 ましてや、例えば、私が住んでいる国頭から、さあ、電動自転車買います、それで和泊まで買物に行けと、それはちょっと無理なところもあるかもしれませんし、それでもやっぱり買ったからにはちょっとチャレンジしようかと出ていく方もおられるはずです。もし仮に購入したとしたらですよ、三輪車でも。そういった方々、やっぱりこれから大丈夫かなという懸念のところもあるわけなんですけれども、そういった部分は想定はされておられますでしょうか。
○土木課長(宮原芳實君)
 想定はしていますが、思いやりのある和泊町民です。高齢者が三輪車に乗っていると、やっぱり思いやりでゆっくり走るとか、そういうことが必ずありますので、町民を信じて私たちはこの事業をやっていこうかなと思っています。
○5番(池田正一君)
 では、我が町民は確かに思いやりがある方がたくさんおられるとは思います。そういった意味で、今現在、そういった電動自転車等に乗っている方々も、五十何台購入されているから乗っていることだと思います。そういったことも町民の皆様が見て、思いやりのある運転をしてくださることを期待いたしておりますが、本当にこれは、こういったせっかくのプロジェクトがあるんですが、いつまでも電動自転車等々ではなく、ほとんどこれからは電動カーですか、のほうに移行はしていっていると思います。それのほうが買物に行くにもとてもよく、帰りに積んで帰ってこれるというものもあります。
 ですから、なかなかこの電動アシスト自転車が普及していくのはどうかなとはてなマークが出ております。でも、皆様がそこまで言うのであれば、ぜひ皆様に、町民にお知らせして、どんどん増えていってくれることを期待はしておりますが、私的には本当に先ほど言いました、もう子供たちに自転車を補助してくれたほうが、とても1子でも執行はされると思います。そしてまた、親御さんたちも喜ぶと思います。
 私もまだ、これから中学校に行く子供が約2名おります。そういった子たちが行くときに、自転車で町が助成してくれるよとなれば、喜んでもう使いたいと思っております。ですから、そこのところももう一度検討して、もんで考えて、何が一番町民が欲しいと思っているのかを皆さんで考えて、またやっていただきたいなと思います。
 これが、電動アシストが駄目とは言っていません。とてもいい事業だと思っております。ただ、これだけ購入率等が低かったら、もうはてなマークしか出てこないもので、購入する方がどんどん増えて、自転車でたくさん走るのはとてもいいことだと思います。ただ、安全面には気をつけて走ってくれたらいいと思います。しかし、それでもなかなか購入率が進まない場合は、そういったふうに子供たちにするようなことも考えていただきたいなと思います。これは、最後は子供たちのほうのは要望として終わっておきます。
 それでは、2つ目の質問をいたしたい。いいですか。ちょっと待ってもらいます。
○町長(前 登志朗君)
 ありがとうございます。そういうふうに言っていただけると非常にありがたく思っております。
 自転車のまちづくりをしようということで、今一生懸命進めている中で、子供たちにも本当に積極的に、バイクじゃなくて自転車でずっと通学もしてもらいたいですし、議員たちも議会に来るときに、できたら自転車で来ていただけたらありがたいなと思うんですけれども、そうしてみんなが自転車に乗ることによって、自転車のまちというイメージづくりもできるのではないかというふうに考えているところでございます。
 今、県の事業で、魅力的な観光地づくりというので、これからまたいろんなところにそういうスポットができますけれども、そこにも必ず自転車ラックといいますか、自転車を置くための設備を準備するという計画をしてございます。そして、先ほど課長からもございましたけれども、最近自転車で旅行に来る方もいらっしゃるんですけれども、沖永良部島は非常に自転車に優しい町だということで好評いただいておりますので、これもまた、ぜひ皆さん方も自転車に優しい運転をしていただければありがたいと思います。
 以上でございます。
○5番(池田正一君)
 すばらしい発言をいただきました。これ、本当は僕も2年、3年前ですか、ちょうどするときにこの話をしたと思います。自転車購入、私もしたいけれども、それで議会のほうまで来いと言われたら、国頭からここまで自転車で来るのが、来れても帰れませんから、私は購入はしませんといったことをここの場で言うたのを思い出しました。これで1つ目の質問のほうは終わりたいと思います。
 それでは、2つ目の質問をお尋ねします。
 製糖工場の死亡事故について。
 これは、沖永良部、和泊町に住む若い方が亡くなられた事故ではあります。これから町を担っていく子だったもので、とても痛ましく心を痛めた覚えがあります。
 お尋ねいたします。
 1.工場もしくは開発組合から事故報告と今後の対応策等の報告はあったのか。
 2.町から事故を防ぐための指導等はどのようにしているのか、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 池田議員の2点目、1.のご質問にお答えをいたします。
 事故発生直後に開発組合事務局担当者から報告がありました。その後、開発組合にて臨時理事会が開催され、事故報告及び今後の対策等についての報告及び説明がございました。
 次に、2.のご質問にお答えいたします。
 臨時理事会の中で、再発防止対策の徹底や実効性のある業務マニュアルの作成、AEDの設置などを指導しております。また、労働基準監督署からの改善指示や指導に対しても早急に対応するように指導しているところでございます。
 壇上からは以上でございます。
○5番(池田正一君)
 ただいま報告等がありました。
 少しだけ、またちょっとお尋ねしたいと思います。
 南栄糖業もしくは開発組合等とこの和泊町との関係というのはどのようになっているのか、お尋ねいたします。関係性で。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 南栄糖業さんは、もう一企業でありますので、関係性というのは、補助事業等を我々が中間的に受けるという点での関係性です。開発組合においては、開発組合の定款の中に理事会を置くということになっております。理事会の会員は、両町長、両JAの統括理事、そして南栄糖業の社長、そして開発組合の事務局長の6名で理事会、その他に、最後に評議員会、あるいは理事会までのいろんな業務等を行う一番最初が担当者会。そして、その次に、私や知名の農林課長が入る運営委員会等々があります。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 開発組合等で我が和泊町も深く関わっているというふうに理解いたしました。
 さきの県議会のほうでもその手の事故等が多くあるというふうな報告があり、寿議員ですか、があって、そして答弁といたしましても、県では複数人での作業の徹底やヒヤリハット事例の紹介などやり、それぞれのところに注意喚起を行ったとあります。
 これは、当然和泊町、南栄糖業、開発組合等にもあったと思いますが、どういった形で来たんですか。文書ですか、それとも何か県の職員等が来て指導したのでしょうか、お尋ねいたします。
○経済課長(東 敏仁君)
 まず、先ほど町長が答弁したとおり、痛ましい事故が1月7日に発生し、その日のうちに職員のほうから一報が入りました。その後、1月17日に、先ほどありました臨時の理事会が開催され、そこでいろんな報告を我々は受けております。その報告の中で、奄美市にあります、名瀬労働基準監督署が、これまで5回にわたり立入検査に入っております。そのときに開発組合の職員全員の聞き取りや、あるいは指導等、そして安全講習等を行っているというふうに聞いております。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 この手のこういう死亡事故等はあってはならない、絶対に起こってはいけない事故だと深く認識しております。まさに亡くなった子は国頭でもありますし、我が後輩でもあり、これから町を担っていくであろう人材でありました。とてもつらい思いをしました、あのときは。
 ですから、これからはしっかりとこういった事故を防ぐためには何が必要か。もう指導等は当然ですけれども、これからも常に製糖時期等におきましては、どういうふうにしたらいいよと、そういった指導等も必要だと思いますけれども、防ぐための指導。さて、具体的にはどういったものがあるんでしょうか。例えば1人体制、2人体制、3人体制、いろいろあるじゃないですか。かつては複数の体制でしておりました。この事故当時がどういった状況だったか分かりません。しかし、それに向けてどういった指導、中身のほうでやったのか。それがまた徹底されているのか。それもお尋ねしたいと思います。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 先ほど、名瀬労働基準監督署から5回にわたる指導が入ったということで、1月11日付で開発組合の理事長から、名瀬労働基準監督署長宛て改善報告書という報告書を上げています。まず、現場となったところの足場の階段設置や手すりの設置、あるいは作業を2人1組で行う。服装等も短い服でなく、しっかり長い服装でやるや、あるいは胴につける安全ベルトをつける等々指導が入って、これについて1月11日、指導が入った最初の指導ですぐ改善しております。
 あと、ベルトコンベヤーに係る通路側面の手すり、これはもう作業を行っておりましたので、洗缶期に当たる2月4日にこれも全て改善を行っております。
 とまた、今後の対策としましては、まず、労働基準監督署からありました作業のルール。このルールも3月1日に職員全員で共有しております。まず、1、必ず作業を行うときは2人1組で体制を行う。あるいは清掃作業員1名は安全帯の装着、そして丈の長い作業道具を使用するというようなことで、事故が発生したときにこのようなことがなかったために発生したということで、これを徹底しております。
 また、今後、今、製糖期でありますので、製糖期終了早い時期に業務マニュアルの作成、これも基準監督署からの指導で、これも作成し、職員全員で共有するというふうなことを伺っております。
 それと、臨時理事会の中で1点出たのが、南栄糖業さんが、会社内に早い時期に工場内にAEDを設置するということで、それを設置後、消防等との協力を得て、会社の社員と開発組合の従業員によるAEDの共有や使用手順等の勉強会、講習会も実施していくということを理事会の中で報告をいただいております。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 改善策等詳細にいただきました。本来なら、本当に最初からこういうのが徹底されてやったら起こらなくてもいい事故だったのかなと思っております。なおさら、もう残念で仕方がありません。
 しかし、これも今は本当事故が起こった後だから徹底されていると思います。これがまた長い時間でやったら、それが徹底されずにだらだらとなってしまったら、また起こり得る事故になってしまいますから、ぜひそこのところは開発組合等々とは深い関係でもあります和泊町のほうから、ぜひ課長のほうからでも町長からでもよろしいですから、指導のほう、もしくは視察のほうお願いしたいなと思っております。
 それと、いろいろと聞きましたら、ちっちゃい軽微な事故等、そういったものが多々起こっているのがこの製糖時期でもあります。そういった施設内でもあるかなという話も聞いております。でも、なかなかそういった報告等が町のほうにはなされていない状況もあるのかなと思います。
 しかし、これはもっと密にして、こういった事故が今度、じゃ、どうやって対策したらいいのかなと助言等もしながらにしたら、これからより一層よく会社のほうもなっていくのではないかなと思っております。
 また、これに関して、例えばキビの運搬車による接触事故等もちょこちょこと聞いております。これもやはり何が原因なのかを考えますと、やっぱり台数が少ないのかな。だから、皆さんが運転するのが多く、1人の方でピストン運動する回数が多いからこういったことが起こるのかな。焦るからかなとか、勝手にこちらも想像はするところではありますけれども、実際のところは聞いてみないことには分かりませんけれども、そういった少々した事故等も起こっております。これは本当、大きな事故になる前触れだとも思っております。現にもう今回このような事故も起こってしまいました。だから、ぜひそういったところにも耳を傾けて、またどんどん情報を得て、これから対策等もしていただきたいなと思っております。
 そのためには、例えば、トラック等で動くのに関しても、もう少し台数を増やしてもいいんじゃないのかな。ゆとりを取った行動をしたほうがいいんじゃないのかなという提言等もできるのではないのか。それは決めるのは会社のほうですから何とも言えないところではありますけれども、そういったこともしていったほうがいいのではないのかなと思います。ぜひ、もう情報をどんどん得て、役場の課内等でも考えてみたらいかがかなと思うんですけれども、なかなか教えてくれない部分あるかもしれませんけれども、そこは積極的にアプローチしてもいいんじゃないのかなと思いますけれども、いかがでしょう。
○経済課長(東 敏仁君)
 輸送体制のことだと思います。これに関しては、議員もおっしゃるように、南栄糖業さんと輸送組合さんで契約を結んで合意しているというふうにお聞きしております。今年、製糖始まる前の両町の糖業振興会役員会でも、社長自ら今年の運送・輸送体制はしっかり契約を結んだということで、その後、今75%ぐらいの収穫量に来ています。あと30日、天気次第なんですけれども、3月いっぱい、4月上旬には終了見込みです。その間、日量約900トン、850から900トンの処理がほぼ晴天時は行えております。
 ということで、私としては、ハーベスターの皆さんがしっかり収穫をして、輸送の皆さんがしっかり運んでいるからなのかなというふうに考えておりますけれども、議員のほうにそのような意見等が出ているということでありますので、月に1回、両町の対策本部で担当者会議を持っておりますので、その辺で、まずうちの担当者会で、そこに南栄糖業の部長さんも来られていますので、そのような情報が町民からあるということをまず情報共有をするということをしていきたいと思います。
 それと、本当に県議会でも出た、やはり農作業事故というのは未然に防がなければいけないということで、我々経済課も防災無線等、あるいはサンサンテレビ等を通じて、年2回、2か月ぐらい農作業事故について、今も流れていると思います。やはりこれは少し、その時々、少し耳にして目にしたら気をつけられるのではないかなと思いながら、農家への伝達等は我々は行っているということであります。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 ただいま課長のほうの答弁、とてもいい答弁だったと思います。これからぜひいろんな方の声を聞き、そういった何かあった場合は、それをぜひ調べて、それの処理方法、それに向けての解決方法とかも考えてください。
 そして、今ありましたように、農作業中の事故等、やっぱり起こることであります。ですから、サンサンテレビ等、もしくは町の防災無線等で言われて、耳にしたときには、やはり皆さん気をつけると思います。ですから、それを長いスパンじゃなく、これだけ今、農繁期、まさにこの1月、2月、3月、4月と、とてももうジャガイモ、その次の里芋となってきますので、ぜひその後も周期的にやってくださったら、皆さんもこれに留め置くのかなと思っております。
 この件に関しましては、もうこれで終わりたいと思いますけれども、まさに、とても心が痛む事故でありました。ですから、これからはぜひこういったことがもう起こらないように、起こってしまったからにはもう仕方がないです。となったら、次、起こらないようにするにはどうしたらいいのか。これをぜひ我が和泊町からも、それで工場、また開発組合等に提言しながら、これからまた町民の皆様の安全、若い子の安全、これから担っていく子の安全等を考えてやっていってほしいと思っております。
 それでは、続きまして3点目の質問をいたしたいと思います。
 自衛隊と米軍の共同訓練について。
 これは新聞等々でも結構出て、この前の区長会の配付資料の区長会のほうにもありました。これについてお尋ねいたしたいと思います。
 1.訓練の目的等の報告はあったのか。2.町としては、今後どのように考え、対応していくのかお尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 池田議員の3点目、1.のご質問にお答えをいたします。
 離島防衛を想定し、水陸両作戦や指揮訓練等で日米の対処力向上や連携強化を図るものであり、本町では、笠石海岸において偵察用のボートを用いて着上陸訓練、操舵訓練を行うとの報告がありました。
 次に、2.のご質問にお答えいたします。
 昨今の情勢を勘案して、常に最悪の事態を想定しておく必要があり、町民の皆様が安心して生活していただけますように、今後の抑止力や対処力を一層強化すべく行う訓練につきましては協力をしてまいりたいと考えております。
 壇上からは以上でございます。
○5番(池田正一君)
 この訓練等においても、国のほうが主導でするものですから、私たちがどうこうということはないのかもしれませんけれども、やはり町民として、島民として気になっております。
 これは総務課長ですか、この後は。お尋ねいたしたいと思います。
 例えば、最悪の状況の想定、どういった状況の想定ですか。それに関しましては町民の皆さんの協力も絶対必要になってくるのではないのかなと思いますけれども、どのようにお考えですか、お尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 最悪の事態ということでございますが、あくまでも想定なんですけれども、ニュース等で北朝鮮のほうからミサイルが来るということとか、あとは中国の情勢等が、南西諸島等、また台湾等に攻めてくるということが想定されますので、国としてもそれを防がないといけないということで、今回こういう形で訓練が開かれるのだと考えております。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 そういった想定だろうと私のほうも考えておりますけれども、それに関して、こういった訓練等が行われることに関して、町民は別にただ傍観というか、そういった感じなのでしょうか。どう皆さん認識し、考えたらいいのでしょうか。何か皆さんもこういった場合、こういうふうなのをやればいいよとかいった、そういうものはないのでしょうか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁君)
 先ほど議員さんからもあったように、自衛隊のほうからは、2月26日ですか、区長会のほうで説明がありましたし、また、昨日から町の防災無線においては、3月10日から11日にかけて、3月10日はジョギング大会がありますので、ジョギング大会が終わってからになりますけれども、3月10日から11日の朝にかけて、夜中になると思いますが、上陸訓練を行います。潮の満ち引きで時間帯は変わってくるのかなというふうに想定されますが、一般の方も観覧といいますか、見ることはできます。ただ、自衛隊のほうの監視員がいますので、そこから先に行ったらいけませんよとか、そのルールを守りながら見ることができますので、その後、また11日は午後から資機材や米軍との会話、展示等もありますので、そこら付近の展示は文字放送等で周知しているところです。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 ぜひ町民にはこのことを周知して、どのようなことがあります、どういう訓練があります。これは町民の皆さんが見てもいいですよ、見に来てください等々も言って、そしたら、より危機感を持つというのは変な言い方ですよね。まだそこまでの想定はされてもいませんけれども、万が一の場合にはすぐ動けるような状態に町民のみんなも考えてくれてあればいいのかなと。ほか、沖縄の離島等では、もう既に上のほうに、九州のほうに輸送するとかいうルートもいろいろ言われております。ここは一体どうなるんだろうなというのもありますけれども、それは、そういった有事が起こらないのが一番なんですけれども、来た場合は、これからここの離島もそういうことを考えていかないといけないのかなとは思っております。
 ましてや和泊港が、この前、特定利用港湾の候補の中に、6港の中に入っておりますけれども、これに関してはどういうふうになっていくのでしょうか。まだそういう通達はないんで。ただ単に、まだその候補地に上がっているだけだよということなんでしょうか、これから施設等の改良等も進んでいくのでしょうか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁君)
 議員おっしゃるように、この前、新聞のほうに特定利用空港または港湾という形で、和泊港が検討している港の一つだということで報告がありました。まだ決まっているわけではございませんので、検討している港の一つというふうに報告を受けております。
○5番(池田正一君)
 まだ検討、そしてまた、こういった訓練においても何が起こるか分からないけれども、取りあえず訓練をしておこうかという段階なのではないのかなと、少し軽い気持ちで私のほうも考えておりますが、やはり常に心に少しの危機感を持ちながらやっていきたいなと思っております。
 これに関しては、あまり聞いてもどうこうも答えられることでありません。国と米軍さんがされることですので、もうこの訓練の状況等を見て、これから町民の皆さんが、島民の皆さんがどう考えてくれるか、それもいずれは聞いてみたいなと思う事案ではあります。
 これで私の一般質問を終わりたいとは思うんですけれども、この自衛隊米軍共同戦線についてですけれども、これを見て、ちょうど私たちも総務文教委員として、先々週ですか、熊本のほうに視察に行きました。何の視察かというと、部活の地域移行と、もう一つ、やっぱり総合体育館ですか、その体育館を見に行きました。
 これは、なぜ熊本のほうに行ったかというと、熊本は地震という災害を受けた地域です。ですから、防災に関してはとても高い意識を持っております。想定していなかった地震が起きてしまったと。今までそんなことは起こらないであろうと思われた地域で起こり、そして、元来あった体育館等がもう利用できない状況であったと、町民大会におきましてです。ほんで、あとはもう学校の施設等を利用したり、あと空き地にテントを張ってやったと。とにかくとんでもなく苦労したと。そのためにはどうしたらいいかというと、やっぱりこういった有事の際、もしくはこういった防災の観点からも総合の体育館等があると全然違いますよと。そのために私たちも見に行きました。
 今話題の菊陽町はもう規模が大き過ぎました。そしてもう一つ、西原村です。これがほとんど和泊町と規模が一緒で、とてもいい体育館がありました。そして、とても皆さん防災の観点が高いです。防災するにはどうしたらいいか。これはどういったものをやったらいいのか。これだけだったら町民何百人が入れますというふうなすごい危機感を持って経験して、それで結論を出して造ったものだったと思います。私たちも、これからは何が起こり得るか分からない。南海トラフ地震等が起こるとも言われております。その際に、さあ、どうして町民を守るかとなった場合、やはりこういった一つの施設等も必要でないのかなと思っております。
 私たちも、ただ単に熊本等に遊びに行ったわけではありません。ちゃんとした施設として、そこでそれを経験した方々の意見等も聞きました。そういった方々の意見も聞いて、やはり必要な施設等であるなというふうに再認識をいたして帰ってきました。
 そして、またこのように、そのときにまた訓練等、自衛隊、米軍との訓練もあると。これもやはり、これは防災ではないですが、一環です。何か有事があった場合にすると。そうした場合に町民の命を守るのは何だと。それぞれの行動でもありますが、そういった逃げる場所がある施設があるというのが皆さんの心の少しの安心のよりどころになるのではないのかなと思っております。
 今現在の和泊町の公民館、学校等々では、とてもじゃないけれども和泊町の人間を全部避難させるということはできません。みんなとまで言わないでもいいですけれども、なかなか入るものではありません。ですから、そういった観点でも、こういった有事の際、もしくは震災、そういった災害等が起こったときにも施設が必要だと強く思いました。ですから、これからまた私たちも皆さんと協力して、そういった部分も考えていきたいと思います。
 もう最後は、本当、通告も何もしていないです。ただ、私たちが総務文教として行ったので、これを皆さんに報告したいなと思いまして言わせていただきました。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則君)
 これで、池田正一君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 1時53分

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