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更新日:2024年6月17日

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3月5日 開会

発言者

全発言者

発言内容

令和6年第1回和泊町議会定例会会議録
令和6年3月5日(火曜日) 午前9時32分開議

1.議事日程(第1号)
 ○開会の宣告
 ○開議の宣告
 ○日程第1 会議録署名議員の指名
 ○日程第2 会期の決定
 ○日程第3 諸般の報告
 ○日程第4 行政報告
 ○日程第5 施政方針説明
 ○日程第6 一般質問
 ・山口明日香議員
 ・池田正一議員
 ・島田浩樹議員

 ○散会の宣告


1.本日の会議に付した事件
 ○議事日程のとおり

1.出席議員(12名)
 議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
 1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
 3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
 5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
 7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
 9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
 11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

1.欠席議員(なし)

1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 鼎 亜由美君 書記 東 輝男君

1.説明のため出席した者の職氏名
職 名 氏 名 職 名 氏 名
町長 前 登志朗君 耕地課長 山元博文君
副町長 川畑裕一君 土木課長 宮原芳實君
総務課長 林 義仁君 会計課長 先山直喜君
企画課長 有馬清武君 生活環境課長 長尾太志君
税務課長 竹下泰弘君 教育委員会
教育長 竹下安秀君
町民支援課長 名越晴樹君 教育委員会
事務局長 永井 徹君
保健福祉課長 芋高洋一君 農業委員会
事務局長 西村雄次君
経済課長 東 敏仁君 脱炭素
推進室長 永野敏樹君

△ 開 議 午前 9時32分
○議長(永野利則君)
 町民の皆さん、うがみやぶらー。おはようございます。
 ただいまから令和6年第1回和泊町議会定例会を開会します。
 本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお配りしたとおりであります。

△ 日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(永野利則君)
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、川畑宏一君及び池田正一君を指名します。

△ 日程第2 会期の決定
○議長(永野利則君)
 日程第2、会期決定の件を議題にします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、本日から3月15日までの11日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永野利則君)
 異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日から3月15日までの11日間に決定しました。
 なお、会期中の会議予定につきましては、お配りした日程表のとおりでありますので、ご了承願います。

△ 日程第3 諸般の報告
○議長(永野利則君)
 日程第3、諸般の報告を行います。
 諸般の報告につきましては、配付のとおりでありますので、お目通しください。

△ 日程第4 行政報告
○議長(永野利則君)
 日程第4、行政報告を行います。
○町長(前 登志朗君)
 うんなげうがみやぶらー。
 まず初めに、先ほど議長からもございましたが、今年の1月1日に能登半島地震で大勢の方が被災され、そして貴い命が奪われました。お亡くなりになられた皆様方のご冥福を心からお祈りするとともに、今なお避難所生活を強いられ、非常に厳しい環境にいらっしゃる皆さんが大勢いらっしゃいます。そんな皆さんに一日も早い平安な日常が戻ることを心から願っております。
 テレビの前の町民の皆さん、うがみやぶらー。
 第1回定例会議会、今回もどうぞよろしくお願いいたします。そして、皆様方には日々お忙しくお過ごしのことと思いますし、また、まさに今農繁期でございます。お忙しい中かとは思いますが、どうぞ事故にだけはくれぐれもお気をつけいただきまして、たまにはこういう雨の日には少しはゆっくりとされて、心のゆとりを持ってまた日々をお過ごしいただければと思います。
 それでは、令和5年第4回和泊町議会定例会以降の行政について、皆様方のお手元にお配りしてございますが、その中から何点かご報告をさせていただきます。
 12月19日、奄美群島日本復帰70周年記念「復帰の歌」歌碑建立記念式典、沖永良部高校の中庭に「復帰の歌」の歌碑が建立され、その除幕式が行われ、引き続き体育館におきまして記念式典がございました。そして参加いたしました。
 沖永良部島における復帰運動は、沖高生が中心となり、命がけで日本復帰を勝ち取りました。在校生たちも改めてそのことを胸に刻み、先輩たちの遺徳を誇りに感じてくれていました。この歌碑の存在で、今後も後世に長くその遺徳が語り継がれていくことをありがたく思っています。
 1月8日、阪神タイガース近本光司選手優勝パレード・トークショー、4年連続で自主トレに来島いただいている近本選手が今年もご来島くださりパレードを行いました。予想を上回る人出で、本人も大変喜んでくださり、来年も活躍して必ず帰ってくるとお約束をくださいました。多くの町民と交流を持っていただき仕上がりも順調のようでしたので、今シーズンの活躍が楽しみなところです。
 2月15日、大塚副知事沖永良部島視察対応、就任後初のご来島でありましたが、島とも関わりのある、また総務省から出向の副知事で、本町の課題にもしっかりと耳を傾けてくださいました。今後も様々ご相談などしてまいりたいと思います。
 2月19日、第4回ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ推進協議会、環境省、鹿児島県、九州電力送配電に共同提案者、関係事業者などの多くの皆さんに現地で、また、オンラインによって参加をいただき協議をいたしました。1月に行われた国の研究機関であります産総研での良好な試験結果を受け、いよいよチーム一丸となって本格的に取り組んでまいります。
 2月27日、大島地域行政懇話会等各種協議会が奄美市であり10の会議に出席いたしました。その中の県幹部の皆さんとの行政懇話会において、本町からはLoGoチャットを活用した情報共有や事前資料配布など全市町村がつながることによってDXやペーパーレスの推進を図ることができることについて提案をし、協議をいたしました。
 3月1日、鹿児島県立沖永良部高等学校第74回卒業式に出席をいたしました。今年は67名の卒業生が母校を巣立っていきました。送辞、答辞を聞く中で、生徒たちのしっかりとした考えや話しぶりに頼もしささえ感じ感激をいたしました。この子供たちが誇れるふるさと、帰ってきたい、住み続けたいと思ってもらえる、そんな持続可能なまちづくりにさらに努めてまいります。
 以上で行政報告を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで行政報告は終わりました。

△ 日程第5 施政方針説明
○議長(永野利則君)
 日程第5、施政方針の説明を求めます。
○町長(前 登志朗君)
 令和6年第1回和泊町議会定例会の開会に当たり、本町の第6次総合振興計画で定めた基本的な政策である「子育て支援」「観光と交流促進」「社会基盤整備」「循環型社会の構築」「産業振興」「保健福祉の充実」「学校・社会教育の充実」を町の未来をつくる7つの柱として取り組み、まちの将来像「人と未来を笑顔でつなぐ、心豊かな和の町、和泊町」を実現するため、令和6年度施政方針並びに予算案を提案いたします。
 議会をはじめ、町民の皆様の町政に対するご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 国の令和6年度予算のポイントは、歴史的な転換の中、時代の変化に応じた先送りできない課題に挑戦し、変化の流れをつかみ取る予算とし、経済、社会、外交・安全保障、令和6年度能登半島地震への対応、歳出の効率化などに取り組む予算とされており、さらには「経済財政運営と改革の基本方針2023」などに基づき、足元の物価高に対応しつつ、持続的で構造的な賃上げやデフレからの完全脱却と民需主導の成長に向け人への投資・国民の安全・安心の確保、防衛力の抜本的な強化など重要な政策課題に対し、めり張りの利いた予算としております。
 一方、地方財政につきましては、活力ある多様な地域社会の実現などの重要課題へ対応するための地方一般財源の確保、地域DXの推進と財政マネジメントの強化に取り組むこととしております。
 このような動向を踏まえ、当初予算編成に当たっては、「第6次総合振興計画」の推進と「和泊町ゼロカーボンシティ」の実現へ向け、脱炭素事業のさらなる理解促進や事業推進に積極的に取り組みます。また、子育て政策については、新たに創設されたこども家庭庁の動向を注視し、子供に特化した新たな課を設置することにより、子育て世帯を切れ目なく支援できるように環境づくりに積極的に取り組み、元気なまち、暮らしやすい街づくりを推進してまいります。
 そのほかには、農林水産業の振興、少子高齢化に対応した住民福祉の向上、海洋療法施設・学校教育関係施設などの改修や長寿命化及び総合交流施設の計画検討など、多くの課題に取り組むとともに、ふるさと納税の推進など歳入確保対策にも力を入れてまいります。今後は、国際情勢の急激な変化による物価高騰による町民生活や地域経済への影響を踏まえ、町内経済の再生に向けた施策を進めつつ、重点新規・継続事業による町民の行政需要に対応する施策を積極的に推進し、全ての町民が安心して暮らし、活躍できる社会の形成に向け取り組んでまいります。
 1 活力ある産業の振興
 (1)農業の振興
 国内農業を取り巻く情勢は、農業従事者の減少や自然災害・生産資材の高騰など、厳しい状況が続く中、本町農林水産業の生産力向上を図るため、国際的な環境負荷軽減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた事業を実施してまいります。
 作物別で、サトウキビにつきましては、令和4年産製糖が早期終了したことから、春植えや株出し管理作業が適期に実施されました。梅雨明け以降、干ばつの影響により生育の停滞や、7月末の台風6号により若干の潮風害や折損があったものの、十分な降雨があり、全作型とも生育状況はほぼ平年並み、糖度は早期高糖品種の普及で上昇しており、12月操業となりました。近年、作型について多回株出しが増えており、早期の管理作業の重要性と収穫・早期高糖・地域環境に合った品種の選定や栽培管理の励行などを基本として推進するとともに、低単収圃場については作型転換を周知してまいります。さらに、農家が安心してサトウキビ作りができるよう、農作業受託者連絡会の充実を図ってまいります。
 バレイショにつきましては、水利用の推進や病害虫対策を行い、引き続き生産量の安定を図り、生産者の収入安定につながるよう関係機関と連携をしてまいります。
 里芋とニンニクにつきましては、生分解性マルチ推進事業を活用し環境に優しい栽培を推進してまいります。
 切り花につきましては、実需者のニーズの多様化や物価高騰などにより、年末から取引価格が低調となっています。今後は、スマートフラワーの産地づくりに加え、ニーズに対応した販売戦略に取り組むとともに、「えらぶの花推進協議会」を通したPR活動を行い、価格安定と予約相対の向上を図ります。また、台風などの自然災害に備え、各種補助事業の積極的な活用による施設整備を推進してまいります。
 ユリ球根出荷につきましては、えらぶゆりリバイバル事業を活用し、生産意欲の向上を図るとともに、作業の省力化に向けた実証を行い、機械化体系を推進してまいります。
 畜産につきましては、ウクライナ侵攻などによる世界情勢の不安定化に伴い、配合飼料や購入粗飼料などの資材価格が高騰し、子牛価格に大きく影響しており、畜産農家の経営を圧迫しています。これらの影響に耐え得るため、栄養価の高い自給粗飼料としてトランスバーラなどの生産に取り組み、購買者に求められる子牛づくりに努めていけるよう、畜産クラスター事業を活用した機械の導入、町有牛制度を活用した高齢母牛から優良繁殖雌牛への更新などの各種事業実施により、畜産農家の経営維持を図ってまいります。
 担い手確保・育成につきましては、新規就農等相談活動の充実や新規就農者育成総合対策事業などを活用し、農業への人材の一層の呼び込みと定着を図ってまいります。
 輸送コスト支援事業については、農林水産省の移出と原材料等の移入を補助することにより、流通条件の不利性を改善し、生産振興や産業振興を促進してまいります。
 畑かん営農推進につきましては、通水面積が拡充していることから、今後も各地区において畑かんマイスターの出前講座や、広報「畑かんえらぶ」及びサンサンテレビ、動画配信サイトを利用した「畑かん営農チャンネル」を放映するなど、農家への情報提供を積極的に行い、農家の所得向上に努めてまいります。
 地域農産物の高付加価値化の促進につきましては、「島もの」の有効活用拠点として利用されている農産物加工センターは年々利用者が増加しつつあります。「島もの」のよさを再認識し、さらに効果的に活用されるよう、運営について検討を進めてまいります。
 みどりの食料システム戦略につきましては、「環境負荷低減事業活動実施計画の認定制度」の推進に努め、環境に優しい栽培技術や省力化に資する先端技術を促進するため、産地の実情に適した栽培技術の検証に取り組んでまいります。
 以上、それぞれの事業に積極果敢に取り組むとともに、農業共済及び収入保険制度への加入を推進し、本町農業の推進理念である「温暖な気候を活かした複合経営を基本に持続性の高い和泊農業の確立」を推進してまいります。
 (2)農業農村整備
 農業農村整備事業につきましては、国営沖永良部土地改良事業の地下ダム本体工事や管路などの工事は完了し、施設の補完工事を令和7年度まで実施します。また、国営事業に附帯する畑かん施設整備事業も全地区が順次整備されつつあり、農作業の効率化や水利用による増収効果が期待されます。一方、早期の事業完了地区は、土地改良施設の経年劣化による漏水や突発事故被害が懸念されますが、沖永良部土地改良区を中心に関係機関一体となり、施設の長寿命化や適正な維持管理に取り組んでまいります。
 近年、集中豪雨や台風などの自然災害により甚大な被害が発生しており、防災・減災対策を講じることで、地域住民の暮らしの安全が確保され、さらには多面的支払交付金事業を活用した土地改良施設・農地の保全管理に努め、災害に強い農村づくりを推進してまいります。
 (3)林業の振興
 林業振興につきましては、森林環境譲与税を活用し、各学校施設へ木材製品導入や町内の森林整備を行い、木育の普及及び森林機能の保全を図ってまいります。
 (4)水産業の振興
 近年、沖永良部島漁協の水揚げ量、水揚げ金額及び漁業者数は、年々減少傾向にあります。従来の鮮魚出荷に加え、水産物の付加価値化が急務となっていることから、農産物の鮮度保持技術及び共同出荷体制の確立を図り、「沖永良部島鮮魚」のブランド化を推進してまいります。また、えらぶの魚普及事業を通して、授業体験や魚食普及に関する情報発信を行い、島魚の消費拡大及び未来の担い手の確保を図るとともに、漁業者の所得向上及び水産業の振興に努めてまいります。
 (5)商工・観光・地域間交流・地域活性化
 商工業につきましては、長期にわたる新型コロナウイルス感染症の影響に加え、原油価格やエネルギー価格などの物価高騰による影響を受けている状況にあり、そのため、町民並びに町内事業所の生活支援及び地域経済活性化を目的に、プレミアム付商品券事業を実施するなど対策を実施してきました。新型コロナウイルス感染症の影響は緩和されつつありますが、引き続き町内商工業者の経営安定・向上のため、利子補給補助金による支援及び国・県の実施する各種事業の周知を継続してまいります。
 観光業につきましては、メディアの取材プロモーションの機会が増え、本島への注目も増しており、令和5年7月と9月の沖永良部島への入り込み客数が、コロナ禍前と同程度の水準となるなど回復傾向が続いております。コロナ禍を経て、旅行客のマインドも変化してきており、物見遊山の観光から、地域の生活エリアでの交流・人との触れ合いを通じた「心の豊かさ」を求める観光へシフトしてきている中、島の生活文化を資源として捉え、さらに磨き上げていく必要があります。知名町・おきのえらぶ島観光協会と連携し、インバウンド対応の体制を整え、サスティナブル・ツーリズムの考えを取り入れるなど、地域と一体となった着地型観光体験メニューの造成を進め、豊かな自然や伝統・文化、食の魅力を生かした観光振興を推進してまいります。
 地域間交流につきましては、コロナ禍により停滞していた沖縄県今帰仁村との交流を発展させていくために、両地域の歴史講話を展開するなど、沖縄地域とのさらなる交流・連携に向けて取り組んでまいります。
 第6次総合振興計画に掲げる「まちゅんどプロジェクト」は、地域おこし協力隊「しま知るプランナー」が中心となり、郷土学と職業学に関するプログラムを提供することで、島の子供たちの郷土を愛する心を育むための活動に取り組んでまいります。また、人口急減地域における地域づくり人材の確保と地域経済の活性化に資することを目的とした「特定地域づくり事業」を推進し、安定した雇用環境の確保や地域の担い手の確保に取り組んでまいります。
 2 教育文化の振興と心豊かな人づくり
 教育行政につきましては、第3期和泊町教育振興基本計画に基づき、「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり・文化づくり」を基本目標とし、本町教育の一層の振興に努めてまいります。
 (1)学校教育の充実
 学校教育の充実のため、「確かな学力の定着」「豊かな心・健やかな体をはぐくむ教育の推進」を重点に取り組んでまいります。
 「確かな学力の定着」につきましては、学習者主体の授業づくりに取り組み、夢や志を持ち主体的に学ぶ児童・生徒の育成を図るとともに、外国語科やプログラミング教育など社会の変化に対応した教育を積極的に推進してまいります。また、国の施策として推進される「GIGAスクール構想」の実現へ向け、各小・中学校に配備した1人1台端末を日常的に使いこなすことを目的に、ICT支援員を配置し、さらなるICTの利活用推進を積極的に取り組んでまいります。さらに、ALT・学習支援員の配置や全国学力・学習状況調査、鹿児島学習定着度調査、島内実力テスト、中学生への各種検定料助成事業などの実施により、全国レベルの学力を目指します。
 「豊かな心・健やかな体をはぐくむ教育の推進」につきましては、令和4年12月に改訂された「生徒指導提要」に基づき、発達支持的生徒指導に努めるとともに、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの活用による教育相談体制の拡充にも努めてまいります。また、道徳教育につきましては、「郷土で育てる肝心の教育」と併せて、児童・生徒が自己の生き方や他者との関りを通して行動できる力を身につけられるよう推進いたします。
 健やかな体を育む教育の充実につきましては、児童・生徒の体力・運動能力の的確な把握に努め、教科体育や体育的行事などの充実を図り、体力、運動能力、競技力の向上に努めてまいります。
 食育の推進としては、令和6年度から学校給食費の公会計化により、教職員の業務負担の軽減、保護者の利便性向上、学校給食費の徴収・管理業務の効率化を図りながら、学校給食における地場産物を活用した安心・安全で栄養バランスの取れた魅力ある学校給食を提供してまいります。
 学校施設の維持管理につきましては、児童・生徒が安心・安全に教育を受けられるよう、施設の安全点検などを実施し、適切な維持管理や施設の長寿命化に努めます。また、避難所指定されている学校のバリアフリー化を行い、高齢者・障害者などが移動しやすい環境整備に取り組んでまいります。
 和泊幼稚園とわどまり保育園を統合する新たな児童福祉施設建設につきましては、児童福祉施設建設推進協議会において施設の規模などの協議を行い、実施計画を策定し、事業を推進してまいります。
 音楽環境の充実につきましては、児童・生徒が演奏する楽器について、老朽化が進んでいるため更新整備を行い、児童・生徒の音楽活動を支援してまいります。
 特別な教育的支援を必要とする児童・生徒の増加に対しては、学習活動上のサポートなどを行う支援員を適切に配置及び増員し、的確に対応した教育を実現してまいります。
 (2)家庭教育の充実
 「教育の原点は家庭にある」との理念の下、町PTA連絡協議会や子ども会育成連絡協議会と連携をしながら「家庭教育学級の開設」「基本的生活習慣の確立」「学習意欲の向上」「家庭学習60・120運動」を推進し、家庭教育の充実に努めてまいります。
 (3)社会教育の充実
 社会教育につきましては、「生涯学習の推進」「芸術・文化活動及び文化財の保護・活用の推進」「スポーツの推進」の充実を重点に取り組んでまいります。また、今年度は大島地区生涯学習推進大会・大島地区広域文化祭が本町で開催されることから、大島地区の各市町村が連携して社会教育の振興が図られるとともに、地域の文化活動の向上発展に寄与できるように取り組んでまいります。
 「生涯学習の推進」につきましては、中央公民館を地域における学習の拠点、さらには、人づくり・まちづくりの拠点としての機能を高めるとともに、学習内容の充実に努めてまいります。町立図書館では、町民に対し図書及び資料の提供並びに読書の場を提供し、学びを共有する活気ある交流の場として機能することを目指します。また、「和泊町の歩み」が刊行されるに当たり、生涯学習の教材として活用していただけるよう町民などへ広く周知してまいります。
 「芸術・文化活動及び文化財の保護・活用の推進」につきましては、郷土の貴重な文化資料の調査・研究を展開しつつ、文化財や伝承芸能を活用した郷土教育の取組を進めてまいります。また、消滅危機にある島ムニの保存・継承活動や、「和泊町の歩み」の刊行など内容充実を図ってまいります。
 「スポーツの推進」につきましては、町体育協会やスポーツ競技団体と連携をしてスポーツ活動などの一層の充実を図るとともに、町民のスポーツへの関心の高まりや競技者の増加につながる施策を展開してまいります。また、地域総合型スポーツクラブ「元気!わどまりクラブ」の組織体制強化を図るために法人化を目指し、生涯スポーツのさらなる充実に努めてまいります。さらに、スポーツ活動などの拠点となる総合交流施設につきましては、これまでの答申と総合交流施設建設を更に推進する会からの意見を基に、地質調査の結果を踏まえ、有効な補助事業・事業手法を模索しながら建設に向けて推進してまいります。
 休日における部活動の地域移行につきましては、活動中の外部コーチを地域の指導員として、「元気!わどまりクラブ」の指導者バンクへ登録をし、一部の部活動において、地域移行を進めながら、他の部活動においても地域の指導者発掘に努めてまいります。
 子ども夢応援プロジェクトでは、スポーツ及び文化・芸術に熱い思いを抱き、将来の夢に向かって活動している選抜選手などがその能力などを認められ、島外で行われる強化練習や大会に参加する際の旅費助成を行うことで、保護者の経済的負担軽減を図り、離島というハンディキャップを乗り越えることで児童・生徒の夢を応援してまいります。
 3 社会福祉等の充実
 (1)健康の増進
 健康づくりの推進につきましては、本年度策定の「第4次健康わどまり21」に基づき、「栄養・食生活」「身体活動・運動」「生活習慣病」の各領域における対策に取り組み、生活の質の向上、健康寿命の延伸を目指します。
 病気の早期発見・早期治療を促進するため、各種がん検診などのさらなる受診率の向上に努め、健康相談や介護予防教室などを開催し、意識改革に努めてまいります。
 国民健康保険事業につきましては、県内の統一的な国民健康保険の運営方針として定める「鹿児島県国民健康保険運営方針」に基づき、適正な資格管理、保険給付、保険税率の決定、賦課・徴収、保健事業などを実施し、健全な財政運営に努めてまいります。
 後期高齢者医療につきましては、長寿健診や健康増進事業の充実に努めながら、高齢者が安心して医療を受けられるよう努めてまいります。また、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を図り、個別訪問や高齢者が集まる場所などに出向き、フレイル対策などの健康相談、健康教育を行ってまいります。
 健康増進拠点施設「タラソおきのえらぶ」は、引き続き利用者の増加を図るとともに、町民の健康づくりの拠点としての機能を充実してまいります。
 難病やがんのため島外で治療を受ける場合、旅費を助成することで経済的及び精神的負担の軽減を図り、受診しやすい環境づくりを今後も推進してまいります。
 自殺対策につきましては、本年度策定の和泊町自殺対策行動計画に基づき、関係機関、団体との連携を一層強化し、「生きる支援」を包括的に取り組んでまいります。
 (2)福祉の増進
 社会福祉につきましては、「地域共生社会」の実現を目指し、属性を問わない相談支援、多様な参加支援の推進、地域づくりに向けた支援を一体的に行う重層的支援体制整備事業を実施してまいります。
 高齢者福祉及び介護保険につきましては、本年度策定の「高齢者保健福祉計画及び第9期介護保険事業計画」に基づき、高齢者の方が住み慣れた地域で安心して生活が送れるよう、「地域包括ケアシステム」実現に向け、地域包括支援センターを中心として、介護予防、認知症予防などの各事業を推進するとともに、介護人材の育成・確保などにも関係機関と連携して取り組んでまいります。また、新たに高齢者などハンドル型電動車椅子購入助成事業として、シニアカーの購入費やバッテリー交換費用の一部助成を行い、高齢者の移動手段の確保や外出の利便性を図るなど、外出支援、移動支援に取り組んでまいります。
 障害者福祉につきましては、本年度策定の「和泊町障害者計画・第7期障害福祉計画及び第3期障害児福祉計画」に基づき、地域生活の支援体制の充実といった各種施策やサービスの充実を図るほか、関係機関と連携を図りながら、障害者及び障害者の自立に向けた支援を推進してまいります。
 (3)児童福祉の充実
 国においては、子供を取り巻くあらゆる環境を視野に入れた子供の権利を保障し、子供を誰一人取り残さず、健やかな成長を社会全体で支援するため「こども家庭庁」が創設されました。
 本町におきましても、少子化や核家族化の中、子供を産み育てやすい環境の整備を推進するとともに、子育て支援に係る政策の強化や、子供の視点に立って、子供やその世帯をめぐる様々な課題に対応する必要があることから、子供に特化した新たな課を設置し、「安心・夢・ゆとりある子育てができるまちづくり」の実現へ向け、取り組んでまいります。
 また、妊産婦や乳幼児の保護者の相談を受ける「子育て世代包括支援センター」と、虐待や貧困などの問題を抱えた家庭に対応する「地域子育て支援拠点」、この2つの機関を一元化し、全ての妊産婦、子育て世帯を包括的に切れ目なく支援する「こども家庭センター」の設置へ向け準備を進めてまいります。
 4 交通基盤等生活環境の整備
 (1)交通基盤の整備
 交通基盤整備は、「安心・安全かつ快適に利用でき、移動手段の多様性に富んだ交通基盤の構築」を目標に、国土強靱化基本計画に位置づけた各種事業を活用し、基幹道路の拡幅や舗装補修工事、通学路などへの歩道設置をはじめとする交通安全対策工事、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、老朽化した橋梁の改築修繕を行うなど、車だけでなく歩行者や自転車利用者に配慮した交通環境整備を進めてまいります。また、災害対策として、無電柱化事業にも取り組んでまいります。今後も、町道をはじめ伊延港、内喜名漁港などの維持管理を適正に実施し、施設を安心・安全に利用できるよう努めてまいります。
 (2)上水道事業
 和泊町水道事業は、人口減少や節水型生活用機器の普及に伴い、給水収益が減少傾向にあり、近年は材料費などの物価高騰に直面する中、運営が非常に厳しいものとなっており、企業会計のさらなる運営の健全化を図るため、料金体制の見直しなどを検討する必要があります。
 令和6年度の新規事業につきましては、越山配水池が令和7年度に法定耐用年数60年を経過するため、施設更新に向け移設先の地質調査を行います。また、水道修繕工事用車両の経年劣化による故障や不具合が増加しており、作業の効率化を図るため車両の更新を行います。
 現在、水道事業は直営で施設の維持管理や修理を行い、トラブルへの早期対応に取り組んでおりますが、今後数年でベテラン職員が定年を迎えるため後継者の育成が急務であり、管路状況の把握やバルブの操作、施設の維持管理のノウハウを引き継ぐ必要があるため専門職員の育成を実施します。
 (3)下水道事業
 公共下水道事業につきましては、施設の長寿命化を図るため、ストックマネジメント計画に基づき、処理施設の処理槽や中継ポンプ施設の機器更新事業を実施してまいります。
 また、農業集落排水事業につきましては、強靱化事業により、和泊仁嶺・城地区にて処理施設やポンプ施設の機器更新事業を実施してまいります。
 下水道事業では、令和5年度から公営企業会計を一部適用しており、的確な経営状況の把握により、健全な管理運営と施設の適正な維持管理に努めてまいります。
 浄化槽設置整備事業につきましては、くみ取り式及び単独浄化槽からの合併浄化槽への転換を推進してまいります。
 今後も引き続き「公共用水域の水質保全と快適な生活環境の確保」のため、合併処理浄化槽への転換や、公共下水道・農業集落排水区域内のさらなる接続の推進に取り組んでまいります。
 (4)住宅整備事業
 住宅政策は、「すべての人々が快適に暮らせる環境に配慮した住環境のまち」を目標に、地域の活性化や住宅不足を解消するための空き家の利活用や危険廃屋解体撤去を推進するとともに、「和泊町公営住宅長寿命化計画」に基づき、公営住宅ストック総合改善事業により、建物の長寿命化を図るとともに、住民の安全の確保と住環境の整備に取り組んでまいります。
 (5)生活環境衛生
 ごみの排出を減らし無駄をなくす暮らしの実現、持続可能なまちづくりを目指し、「あたらむープロジェクト」をはじめ、リデュース、リユース、リサイクルの3R推進運動及び町民三大運動に加え、令和6年度も引き続き生ごみ処理機等設置費助成事業を実施し、社会環境にも配慮できる豊かな心を育み、限りある資源を大切にする取組を行ってまいります。
 また、令和6年度は、沖永良部衛生管理組合及び知名町と連携し、さらなるごみの減量化、再資源化などを図るため、燃えるごみの細分化に向けた協議を進めてまいります。
 (6)環境にやさしい循環型エコのまちづくり
 近年、気候危機とも言われる気候変動問題への対応として、国内外で2050年カーボンニュートラルの実現に向けた動きが本格する中、本町においても「和泊町ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すことを表明しました。脱炭素社会の構築に向けては、脱炭素事業の推進に専門的に取り組むことを目的に「脱炭素推進室」を設置し、知名町の共同提案者として選定された「脱炭素先行地域」の計画事業であります再生可能エネルギーの導入や省エネルギー設備導入などの推進、電力の地産地消による地域経済循環の拡大に取り組んでまいります。また、省エネ化やモビリティーの電動化による化石燃料由来の温室効果ガスの削減に取り組むとともに、3Rやデコ活を推進し、廃棄物の削減や資源の循環に努め、環境への負荷を可能な限り減らし、環境にやさしいまちづくりに向け取り組んでまいります。
 (7)安心・安全なまちづくり
 町民の安心・安全な生活が確保される地域づくりのため、関係機関と協力しながら、近年多様化する様々な犯罪の未然防止のための啓発や、交通事故・交通違反などの削減に向けて取組を強化し、安心・安全なまちづくりに努めてまいります。
 防災減災につきましては、自主防災組織と消防団員が密に連携を深め、「自助・共助」を目的とした自主的な防災訓練などの実施について、「公助」により支援し、町民の減災防災に対するさらなる意識の向上と、地域防災力の充実強化について取り組んでまいります。
 防災行政無線の機能強化としまして、現在のアナログ式からデジタル式へ更新をし、また、機能向上として、情報一元配信機能を追加することにより、正確な情報を迅速に町民へお伝えするよう努めてまいります。
 その他、消防団員への様々な研修などを行い、団員個々の能力の向上を図り、地域に密着した安心・安全を提供できる和泊町消防団を継続していきます。
 (8)共生・協働のまちづくり
 集落やNPOをはじめとする各種団体が中心となり、「自助・共助・公助」の精神で地域活性化に資する活動が盛んに行われてきました。一方で、少子高齢化による地域コミュニティー参加者の減少や、リーダーとなる人材の高齢化、担い手不足が課題となっています。
 本町では、NPO設立に係る認定などの権限が県より移譲され、NPO設立を検討している方々がこれまで以上に相談しやすい環境が整いました。今後は、NPOをはじめとする各種団体と地域住民との交流、地域リーダーの養成をはじめとする人材育成などに積極的に取り組み、地域の特性を生かし、実情に合った地域活性化を推進してまいります。
 また、男女共同参画の推進につきましては、性別にかかわらず全ての人が互いの人権を尊重し、責任を分かち合い、その個性と能力を十分に発揮することができる、「多様性に富んだ活力ある和泊町」を目指して、様々な実効性のある取組を進めてまいります。
 (9)デジタル化の推進及び新有線テレビの維持
 国は、新型コロナウイルス感染症の対応において、地域・組織間で横断的にデータが十分に活用されていないなど様々な課題が明らかになったことから、デジタル化の遅れに対して迅速に対処し、制度や組織の在り方などをデジタル化に合わせて変革していくデジタル・トランスフォーメーションを進めるため、令和2年12月25日に「自治体DX推進計画」を策定しました。この計画では自治体においてデジタル技術やデータを活用した利便性の向上や、AIなどの活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上を図るために用いることが求められています。町では、デジタル化を推進する取組として議員や職員へタブレット端末を配付し「ペーパーレス化」を推進しました。また、電子申請システム導入により、アンケートや申請などが「いつでも」「どこでも」行える環境を整備して、町民の利便性向上に資するよう積極に取り組んでいます。今後は、電子決裁や「書かない窓口」、「RPA」などの導入を検討し、行政のデジタル化と併せて事務の効率化による行財政改革に取り組んでまいります。
 新有線テレビでは、光ファイバー網を設置して14年が経過し、設備・機器の更新を行ってまいりました。近年、台風災害などによる大規模な修繕費の発生はありませんが、委託事業者と連携をし、引き続き設備の維持管理や補修・強化に努め、円滑に番組を提供できるように取り組んでまいります。
 (10)ゆりのふるさと基金事業
 全国各地より個人及び企業からふるさと納税寄附金として寄せられた温かい「想い」を、地方創生、地域活性化事業を推進するための貴重な財源として大切に活用させていただきます。
 また、新規返礼品の開発や寄附金の使途及び事業の広報、周知を図ることで、本町の魅力を幅広い世代に訴求し、和泊町を応援したいという共感を得ることで寄附を募り、和泊町ファンを増やす取組を実施してまいります。
 5 財政事情及び各会計予算
 (1)財政事情
 本町の財政状況につきましては、令和2年度から5年間を「第二期財政健全化集中対策期間」と設定し、継続して財政健全化に取り組んでおり、令和5年度末起債残高は80億6,574万6,000円となる見込みであり、減少傾向にあります。今後とも、社会資本の整備や既存施設の維持管理、高齢化の進展による扶助費などの増大が見込まれる中、機能的かつ簡素で効率的な行政運営に向けた取組を推進していく必要があります。
 (2)一般会計予算
 令和6年度一般会計予算の歳入、歳出総額は69億円となり、前年度と比較して5億5,000万円の増額、伸び率にして7.8ポイントの増額となっております。
 義務的経費である人件費は14億4,683万2,000円で前年度から9,230万6,000円の増額となっております。
 扶助費は6億1,424万円となっており、こちらは前年度と比較して2,432万8,000円の増額となっております。
 公債費は9億5,167万7,000円となっており、こちらは前年度と比較して6,912万8,000円の減額となっており、義務的経費全体では4,750万6,000円の増額、伸び率にして1.6ポイントの増加となっております。
 次に、投資的経費である普通建設事業費ですが、こちらは2億7,529万5,000円の増額となっております。災害復旧費を含めた投資的経費全体では7億3,467万1,000円となっており、前年度と比較して2億7,502万9,000円の増額、伸び率にして37.4ポイントの増加となっております。
 令和6年度の予算編成に当たっては、各種財政指標が県内の他市町村と比較しても依然として厳しい水準であることから、持続可能な町政運営を展開するためにも、職員全体が財政状況に対する危機意識を共有し、予算要求の段階から徹底した見直しをお願いしたところです。
 各課に対しては、義務的経費や投資的経費を除いた一般政策経費の要求に当たっては、前年度と比較して100%の範囲内となるように指示をし、結果として要求段階では削減が達成されていなかった所属に対しては、町長査定や総務課長査定において減額査定を行い、予算の調製がなされたところです。
 今後も、脱炭素事業、防災無線更新、小・中学校改修及び総合交流施設建設などの大規模事業が計画されており、改めて町財政の体質を強化していかなければならない状況にあります。
 また、これまで整備をしてきた学校や公共下水道などの公共施設は、建設されてから相当年数が経過していることもあり、維持管理費や修繕費が今後ますます増加することが懸念されております。
 あわせて、高齢化の進展による扶助費などの増大も見込まれることから、引き続き機能的かつ簡素で効率的な財政運営に向けた取組を進めていくこととしております。
 (3)特別会計等予算
 令和6年度和泊町特別会計及び企業会計の予算は、次のとおりとなりました。
 国民健康保険特別会計予算10億8,987万8,000円、介護保険特別会計予算8億9,801万3,000円、後期高齢者医療特別会計予算1億791万8,000円、奨学資金特別会計予算689万5,000円、水道事業会計予算2億1,187万1,000円、下水道事業会計予算3億9,909万3,000円、合計で27億1,366万8,000円でございます。
 以上、令和6年度における各施策について、施政方針を申し上げました。議会をはじめ町民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げますとともに、提案をいたしました一般会計並びに特別会計など予算をご審議の上、議決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(永野利則君)
 これで施政方針の説明を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
 教育行政の重点施策につきましては、配付のとおりでありますので、お目通しください。
 以上です。
休 憩 午前10時24分

再 開 午前10時40分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 会議に入る前に、先ほどの施政方針説明における町長の発言について、一部発言の修正があるようです。よろしくお願いをいたします。
○町長(前 登志朗君)
 大変失礼いたしました。皆様方の持っている資料が正解でございます。私のほうの数字が少し古い数字になっておりました。
 それと、6ページの和泊……、これ、皆さんのところには資料はございませんが、私のほうに残っていたもので、和泊幼稚園とわどまり保育園を統合する新たな児童施設建設につきましては、推進協議会において施設の規模などの協議を行い、実施計画を策定し、事業推進してまいりますという文章はございません。
 それと、14ページにあります真ん中の辺りの、皆様方のところに伸び率にして8.7ポイント、それが私のほうでは7.8と言いました。
 それと、その下の増額伸び率にして1.9ポイント。これも皆さんのところが合っておりますので、そのままで大丈夫でございます。私のほうで1.6ポイントと申し上げました。
 そして、その下の59.8ポイントのところも、私の資料で37.4ポイントと申し上げましたが、59.8%、皆さんの資料で正解でございます。
 それと、下水道。下の表でございます。特別会計の表のところの下水道事業会計予算。これも皆様の資料では399297となっております。私の資料で399093と申し上げましたが、資料、その下の2713872、これもです。皆さんの数字のままで大丈夫でございますので、失礼をいたしました。
 以上でございます。

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