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更新日:2022年1月19日

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令和3年第2回定例会

6月8日 開会

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和3年6月8日(火曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第1号)
     ○開会の宣告
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 会期の決定
     ○日程第3 諸般の報告
     ○日程第4 行政報告
     ○日程第5 報告
     ○日程第6 陳情の付託について
     ○日程第7 一般質問
     ・池田正一議員
     ・川畑宏一議員
     ・山口明日香議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 南 俊美君 会計課長 先山直喜君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 山元博文君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 有馬清武君 農業委員会
    事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、うがみやぶらー、おはようございます。
     ただいまから令和3年第2回和泊町議会定例会を開会します。
     本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、東弘明君及び中田隆洋君を指名します。

    △ 日程第2 会期の決定
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、会期決定の件を議題とします。
     お諮りします。
     本定例会の会期は、本日から6月11日までの4日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、会期は本日から6月11日までの4日間に決定しました。
     なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会期日程表のとおりであります。

    △ 日程第3 諸般の報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、諸般の報告を行います。
     諸般の報告につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、お目通しください。

    △ 日程第4 行政報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、行政報告を行います。
    ○町長(伊地知実利君)
     改めて、おはようございます。
     令和3年第1回和泊町定例議会以降の行政についてご報告をいたします。
     皆さんのお手元に既に行政の報告については、お配りしてございますけれども、まず、5月以降の県、郡の協議会、総会などがコロナ対策のために書面議決となったので、そう大きな行政はございませんが、二、三ご報告を申し上げます。
     3月22日に、沖永良部与論地区広域事務組合の会議室において、令和3年度沖永良部衛生管理組合第1回議会定例会、沖永良部バス企業団第1回議会定例会、沖永良部与論地区広域事務組合第1回定例議会が開催され、それぞれの組合で行政報告や業務報告、一般質問などに引き続いて、令和2年度の補正予算案及び令和3年度の一般会計予算案が提案され、審議の結果それぞれ原案のとおり可決をいたしました。
     続いて、管理者の選任があり、衛生管理組合は和泊町長、沖永良部バス企業団、沖永良部与論地区広域事務組合は知名町長が、それぞれ管理者として承認をされました。
     次に、3月23日に鹿児島トヨタと5月11日に鹿児島銀行の2社から企業版ふるさと納税の寄附の贈呈式が行われました。企業版ふるさと納税は地方創生応援税制と言われ、地方公共団体が行う地方創生事業への寄附で地域活性化を図る事業で、今回は島内で運行するバスによる持続可能な地域活性化対策として、住民が乗ったバスに地場産青果物を積み込み、地域のスーパーなどに出荷する貨客混載の活用や高齢者の買物支援、移動販売の手段としての可能性を探る目的に、既に実証実験を実施しておりますが、その結果を踏まえて多くの皆さんの意見を整理しながら実用化に向けて取り組もうとしており、その事業費に鹿児島銀行、鹿児島トヨタの2社からそれぞれ1,000万円ずつの企業版ふるさと納税として寄附を頂きました。両者のご厚意に応えるためにも本事業を効果あるものにして、今後も地域活性化と持続可能な社会づくりに関係機関や団体と連携をして努めていきたいと思っております。
     次に、4月15日から感染症危機管理沖永良部現地対策協議会が4回もコロナ対策について協議をされております。それから新型コロナウイルス感染症町対策本部が12回、4月以降実施をされております。それぞれの協議内容としては、沖永良部現地対策協議会においては、両町の感染症の現状報告や今後の取組など、いろいろと協議をしてきたところでございます。
     また、感染症町対策本部会においても、いろいろと現状を把握しながら、各課それぞれ連携を取る意味で、共通理解を得て対策を講じていくということで、12回も開催をしてきたところでございます。
     なお、6月2日に行われました、沖永良部現地対策協議会においては、発生者が終息して2週間以上達成していることから、レベルを3から2に引き下げております。そして、それぞれの両町が飲食店の自主休業に対しての取組などについても、両町の企画課のほうから報告を受けました。
     それから、ワクチン接種計画につきましては、既に実施をしておりますが、国の示す7月中には65歳以上の高齢者を全部2回接種終了するという計画で、今現在、進めているところでございます。そして、その終了後64歳以下の島民の皆さんを対象にしていくというようなことも協議をされておりますし、また、高齢者や基礎疾患を有する者、それから園児や児童・生徒と業務上接触する機会の多い者、先生、保育士、そういう方々をできるだけ優先して接種する必要があるのではないかというような協議をしたところでございます。
     以上で行政報告を終わらせていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     これで行政報告は終わります。

    △ 日程第5 報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、報告については、町長から提出のありました報告第1号、繰越明許費に係る繰越計算書について、報告第2号、繰越明許費に係る繰越計算書について、報告第3号、繰越明許費に係る繰越計算書については、お手元に配付のとおりであります。

    △ 日程第6 陳情の付託について
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、陳情については、本日までに受理した陳情は、お手元にお配りした陳情書の写しのとおりであり、総務文教常任委員会に付託しましたので、報告します。

6月8日(一般質問:池田正一議員)

発言者

  • 池田正一

発言内容

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  •  日程第7 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、一般質問を行います。
     通告に従って順次発言を許します。
    ○5番(池田正一君)
     うがみやぶらー。島のチュンチャ、ドゥクサシイウヤボエ。
     ナ、長雨ム、ナガサアヤボサヤ。ウリガ長雨がエータの後は、また台風がイジャブント。ウダ、気をつけてタボレよ。
     議席5番、池田正一です。
     サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆様、おはようございます。
     今議会が、伊地知町長最後の定例会となっております。
     しかし、これからも議会は続いていきます。町民の福祉向上のために頑張りますので、どうか、和泊町議会、よろしくお願いいたします。
     令和3年第2回定例会において、一般質問を3点通告いたしております。壇上よりは1点目をさせていただきます。
     新型コロナウイルス感染症が蔓延し、既に1年と半年が過ぎようといたしております。我が沖永良部島においても、クラスターが発生いたしました。しかし、島民の努力、協力のおかげで何とか終息したものだと思っております。しかし、このウイルス、またいつ島内に入ってくるか分かりません。そのウイルスの防御策として、一番はやはりワクチン接種じゃないかなと私は思っております。
     ここで、一般質問の1点目をさせていただきます。
     新型コロナウイルスワクチン接種について、現在の進捗状況と今後のワクチン接種の計画はどのようになっているか。
     2.ワクチン接種のキャンセルが発生したときには、どのような対応をしているのか。
     以上、壇上よりの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の一般質問に、まず1点目の新型コロナウイルスワクチン接種について、2点についてお答えをいたします。
     まず、1点目でございますが、高齢者のワクチン接種については、ワクチンの入荷状況に合わせて5月10日から80歳以上の方を対象に、島内の医療機関において個別接種が始まりました。現在、個別接種と並行して集団接種を実施しており、6月5日現在、80歳以上の方で555名、70歳から79歳の方で612名の方の1回目の接種を終了しております。当初、個別接種を主に考えておりましたが、国の方針に合わせて7月末までに高齢者の接種を完了させるためには、集団接種を主に行っていかなければならないということで、島内医療機関及び知名町と連携をして集団接種体制を確保しております。6月5日から70歳以上の1回目の脱漏者や2回目の接種、7月初旬に65歳以上の方への接種を進め、7月末日までに高齢者の方の接種を完了させる計画となっております。その後、64歳以下の基礎疾患を有する対象者へ移行していきますが、8月以降の計画については、国のワクチンの配送計画を参考に、両町及び島内医療機関と協議をし、随時対象者へ通知していきたいと考えているところでございます。
     次に、2点目ですが、医療機関における個別接種の際にキャンセルが出た場合は、1番目にコロナ対策に従事する保健センター・包括支援センターの専門職員、2番目に介護保険サービスの提供事業所の職員、3番目に施設入所の未接種者、4番目が翌日に接種予約をしている方という順番で接種を行うこととしております。
     また、集団接種時には、1番目に介護保険サービス提供事業所の職員、2番目にコロナ対策に従事する保健センター・包括支援センターの専門職員、3番目に65歳以上の役場職員の順に連絡をし、貴重なワクチンを廃棄しないためにも、知名町と協議を行い医療機関へ通知しております。
     以上で壇上からの答弁は終わります。
    ○5番(池田正一君)
     それでは、これからは担当課のほうに、また再度お尋ねしたいと思います。
     今現在、6月5日現在で80歳以上が1回目が555回と、そして70から79歳の方が612名、これは、現在和泊町の高齢者の人数に対してのパーセンテージでいったらどれだけのパーセンテージ、どれだけの方が受けているのかということをお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     現在の接種率でございますが、80歳以上の方人口890名に対しまして550名が済んでいるということで、62.4%となっております。70歳から79歳の方が人口901名に対して接種済みが612名、率にいたしまして67.9%となっております。65歳以上の人口が2,422名に対しまして接種人数が1,199名、49.5%の接種率となっております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     現在、大方60%とか40%とか聞かせていただきました。この後の残りの30%過ぎる人数の方々は一体どのようになるんでしょうか。本人らがやっぱり希望していないんでしょうか。それとも病院等でいて接種をなかなかできない状態、またそういった方々はこれからどういうふうにしていくのか対応策はあるのでしょうか。お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     残りの30%、40%の方々が接種を希望しているのか、していないのかということは今の段階では分からないところでございますが、まずもって、この日程に合わずにまだ接種ができていない方という方々も出てくるかと思います。その方々につきましては、またこれ以降、その日程に合わせて随時調整させていただいて、接種を希望する方は7月末日までに全て受けていただくような配慮をしていきたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     これはちょっと一つの例なんですけれども、僕のところで、やはり高齢者の方、90歳過ぎた方が「ガンシャのはがきが来ちゃシガ、ヌーシュンギカヤ」と、まず開けていないんですね、やっぱり高齢の方。そして持ってきて、私が見て、そして保健福祉課ですか、連絡等取ってしたんですけれども、そういった方、分からない方々もおられるので、できるのであれば、そういう高齢者だけで住んでる方々は、民生委員なりなんなりに連絡して、してくれるとありがたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     議員おっしゃるとおり、高齢者の方々、はがきが届いても何のことやらという、多分疑問に思うところがあろうかと思います。これは、また接種を進めていく中で、どういった方々が漏れているのかというのも把握いたしまして、そういった方々には、またこちらのほうから連絡を取って、接種を希望するのかしないのかというのを意思表示をまずは聞いて、その辺でまた個別接種を勧めるなり、集団接種に導くなりそういった対応をしたいと思っています。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     ぜひ、お願いいたします。また、そういったときは電話等じゃなくて直接お伺いしてしないと、電話でほとんど聞けない方が多いもので、そこのところよろしくお願いしたいと思っています。
     後もうワクチンがどこまで進んでいくかは、やはり国からのワクチンが届く届かないになることだとは思っております。
     それと、64歳以下の一般の方々の接種が、順次7月、8月ぐらいから始まってくるかもしれませんが、これもあくまでもワクチンが届くか届かないかにはなりますが、その折にです。前回ちょっと高校総体でクラスターが発生しましたよね。それで、与論でも行った方がかかり、今度は沖永良部高校におきましても、やはり行った選手にしばらく自宅待機という措置も取ったと聞いております。それを聞いて、高校の親御さんから、もし一般接種等が始まったとき、私たちよりも先に子供たちを、これからどうしても島外に出ていく高校生を。それからまた受験も始まります。出ていく機会があります。そういう子をさせられないのかなというふうな切実な思いも聞きました。やはり出すのが不安であると。そこで、64歳以下、まだ完全に決まっていないが、順番としてどのように、もうランダムに考えているのか、また、順番、年齢で決まっているのかお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     64歳以下の方々の接種の順位ということですが、こちらに関しましては一応両町の担当者のレベルにおいての話合いの中では、国の優先順位に従いまして、大まかな一応目安といたしまして、7月下旬から60歳から64歳の方及び59歳以下の基礎疾患を有する方の1回目の接種、その後、両町独自の優先順位といたしまして、保育士や教職員等の1回目を実施、それ以降にそれ以外の方の接種を予定としておりまして、両町ともに全町民への接種を10月1週目の終了予定で一応担当者レベルでは計画しておりまして、ただしこの計画に関しまして、台風の発生やクラスターの発生等が起きますと、予定どおり実施できませんので、その都度延期等の日程調整となりますので、ご理解いただきたいというふうに考えています。
    ○5番(池田正一君)
     今、聞いた話では、60歳から64歳をまず優先して、59歳それ以下は基礎疾患がある方と。それでですよ。先ほど言いました、まさに高校生。16歳以上がワクチン接種の年齢だと聞いております、今現在はですね。その子たち、私たち―親がですよ、回ってくるのをその自分の子供たちに回せないか、そういう臨機応変的な対応等もできるのであろうか。もしそれが今ここで課長が、うん、そういうことも考える、もしくはできるようにすると言うてくださったらとても安心できると思うんですよ。いかがでしょうか。今現在はどう考えておられますか。臨機応変にそれぞれの町に任せているとは思うんですけれども、お尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     先週行われました島内協議会の中におきましては、その子供たちを相手にする保育士、教職員の先生方という意見も出た半面、またそれ以外でクラスターを抑制するためには飲食店の従業員の方々にも早くしたほうがいいんじゃないかということで、様々な意見が、優先的にできないかというところで意見が出てきているのは承知しておりまして、今、池田議員がおっしゃるとおり高校生、今度また対象年齢が引き下げられまして、12歳以上というふうに国のほうから通知が来てございます。こうなってきますと、また中学校3年生とか小学校6年生もこれには入ってきますので、またそういったところで、どの方を優先的にしていくかというのは今のところ決め難いところがありますが、こちらはまた両町足並みをそろえて話合いの中で決定していけたらなというふうに考えております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     そうですね。やっぱり12歳まで引き下がったとなると、接種年齢も接種する人数も増えていきます。しかし、この中でまさに先日出たショッキングなインターハイでのクラスターと、こういったことは本来ならあってはなりません。それぞれが感染防止をしての大会の運営だとは思いますけれども、ああいった体育館等でする競技、換気があまりできていなかったのか、競技によっては、たしかバドミントンだったと思います、あれは風が当たってはなかなかできない部分があるので、そういった残念な結果になってしまったのかとは思いますが、やはりその場所ででも、ワクチンの接種がされていたら、当然クラスター等が発生する確率も格段に下がっていたであろうと思います。
     ですから、ぜひ、これは両町で、もしくは課内でもんで、島外に出ていく機会の多い子供たち、また多い方々、そういった方々に接種の順番をなるべく早くしていただきたいなと思います。しかし、今これを聞いておって、いやいや、私たちを先にしてくださいと思う方々もおられるかもしれません。町民の皆さんで思う方もいるかもしれませんけれども、やはり感染を抑えるためにはそういった方々にもやっていただきたいなと。なかなかそう思う方はいないかもしれませんけれども、理解してくれたらうれしいなと。
     それであれば、保健福祉課長がリーダーシップを執って、ぜひそういったふうに島外に出る機会の多い子供たち等にも接種の優先順位をなるべく早く、来月大会へ行きます、遠征へ行きます、再来月には受験に行きますとか、そういった子たちもいます。コロナが出ている地域に赴くこともたくさんあると思いますので、ぜひ考えてみてください。それは、よろしく要望いたしておきます。
     続きまして2.、ワクチン接種のキャンセルが発生したときはどのような対応をしているか。
     今、このワクチン接種続いているとは思いますけれども、今現在、キャンセル等の出た事例があるのでしょうか。お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     これまでに、個別接種と合わせて集団接種を両町のそれぞれの会場で通算で7回行っておりますが、和泊町民としてのキャンセルが21名出ました。その余剰分に関しましては、先ほど優先順位でお話ししたとおり、接種会場で医療従事する役場職員が12名、あと社会福祉協議会の方々が7名、あと一般高齢者、次の日に順番がある方2名、合計21名キャンセルが出たということで、接種をいたしております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     キャンセルが21名出て、そのうちちゃんとワクチンのほうも無駄にならずにそれぞれ接種できた、それはもうとても大事なことだと思います。貴重なワクチンですので、無駄にするのが一番最悪の結果だと思っております。全国各地で廃棄されたワクチンも、結構ニュース等に出ておりますので、そういったのに和泊町が出ないことが、これからも出ないようにぜひ頑張っていただきたいと思っております。役場職員12名、社協7名ということは、これは接種に携わっている方々だと思うんですけれども、まだ接種に携わっている方々で、これ以上の人数、接種される順番、役場職員、社協職員等おられるのでしょうか。お尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     保健福祉課職員、臨時職員も入れまして25名から30名ほどおります。この方々皆さん、それぞれの会場でワクチン接種に従事してございますので、これも合わせて約半分弱、今接種がされているということ、私のほうも接種はまだしておりません。社協の職員ですけれども、社協のほうは通所デイサービス等されている職員が、ちょっと今私の手元の資料には何名おられるか分かりませんが、7名、一応接種していただいているということで、また残りの皆さんに関しましても、これからまたキャンセルが出ましたら案内をさせていただきまして、接種をしていただきたいなというふうに考えております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     やはり、一般の方々、いきなりキャンセルが出たといって連絡をして、すぐ来てくださいと言っても、なかなか来られる方も少ないかなと思います。特に畑等で作業をしているときに、いきなりキャンセル出たから来てよと連絡があっても、なかなか、どういう格好で行っていいのか、土がたくさんついた形で行っていいのかというのもありますから、できるのであればもうそこにおられる方等で、役場職員と社協の方々、先ほど言われましたように食堂等の店舗の方々、クラスターの発生を防ぐためにそういった方々、いろんな方々に臨機応変に対応して、ワクチンが無駄にならないようにしていただきたいなと思っております。
     それで、もう一つちょっとお尋ねいたします。
     ワクチンを接種2回された方々、もうぼちぼち高齢者の皆様出ていますよね。うちの両親ももう2回の接種が終わりました。そういう方々は、何か2回接種したよというパスポートもしくは何か証明書というものを発行するのでしょうか。どうお考えでしょうか、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     今のところそういったことは検討しておりません。
    ○5番(池田正一君)
     これからいろいろそういった2回接種した方々は、普通の方々よりも大手を振って島外に出ていってもいいよというふうになってくるとは思うのですが、その際、いろんな施設等見ましたら、2回接種した証明書等も必要で、あればそういうところに入れるよとかいうふうなのも聞いております。ですから、できるのであれば、2回接種した証明書、証明書ですかね、パスポートですかね、あればできればいいかなと、これから飛行機等に乗って移動する場合にもそういうものがあったほうがいいのではないのかなとは思っております。
     これからしようかなという考えはありますでしょうか。今、それぞれの流れにして、それぞれの自治体とで出すというふうになっているところもあると思うのですが、和泊町はいかがでしょう。考えておられますでしょうか。それとも、このままなしでいくのでしょうか。お尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     今、池田議員がおっしゃられたように、全国各地でそういったパスポート、接種完了しましたという証明書があれば、10%オフとかいろいろ様々なそういったサービスが提供されるというのは認識しております。全く今検討はしていないんですけれども、これから全くそういうのは出さないということではありませんので、ご認識いただければというふうに思います。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     ぜひ考えて、できればそういった証明書等があるようにすればいいかなと思います。
     まさか、もう皆さん接種したから、今現在、マスクをせずに大手を振って歩いている方々が接種した方ですよと、そういう理解ではまだ変ですので。僕は、もうそれでもいいのかなと一時期は思いました。接種をした方、もうマスクなしで堂々と歩いていると、それが2回接種したという証明書になるよという、今現在アメリカでは、もうした方はマスクを外していますよね。そういったのもありかなと思っているんですが、さすがに日本はなかなかそういったことはしづらいので、できればパスポート、証明書等を発行してくださったほうが周りの方々も安心ですし、本人も安心して、いやいや大丈夫だよ、僕らちゃんと接種したよ、証明書もあるよと出せるので、安心してこれから島外にも行くことができることだと思いますので、そこのところも検討、よろしくお願いいたしたいと思います。
     それでは、続いて2つ目の質問をいたします。
     今年度の行事等開催について。
     昨年の今議会でも僕が全く同じことをお尋ねいたしました。また、今年度も聞かせていただきます。
     新型コロナウイルス感染症が全国に終息していない中で、町内における今後の各行事等の開催については、どのように考えているのかお尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の2点目でございますが、教育長と私のほうに質問しております。初めに私のほうからお答えをさせていただきます。
     4月以降、本島でも新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されたことから、沖永良部島内の警戒レベルの引上げに伴い、これまで各種行事等に影響が出たところでございます。特に本年度は町制施行80周年の記念すべき節目の年であり、本来ですと、さきに開催された記念式典や4月に予定されていた港まつりなど、記念行事として盛大に開催する予定としておりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、記念式典については規模を縮小して開催、港まつりについては関係機関と協議の上、中止が決定しております。
     今後の行事等の開催については、現在感染症の終息が見通せない中で明確に答えることは難しいところでございますが、高齢者へのワクチン接種がこれまで計画どおり進んでおり、今後も一般向けのワクチン接種が順調に進み、一定の評価、効果が確認された場合は、感染防止対策を徹底した上で行事等を開催することは可能だと考えております。いずれにしても、引き続き国内や県内の感染状況並びにワクチン接種の状況などを見極めつつ、関係機関とも協議をしながら慎重に検討していきたいと考えております。
     なお、地域や各種団体等で予定している行事等については、各主催者において、町などからの情報も参考にしながら慎重に検討していただきたいと考えているところでございます。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     先ほど町長からも答弁がありましたが、島内の警戒レベルが第4段階に引き上げられ、また、県の感染拡大警報が発令されたことから、5月1日から23日まで社会教育施設を休館したところであります。町内幼稚園・小・中学校につきましても5月6日から9日まで臨時休業としましたが、休業中に幼稚園、学校での感染確認が報告されていないことから、園児・児童・生徒の学びを保障するため、10日から再開することとしました。今後も町内幼稚園・小・中学校につきましては、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づき、また、地域の感染状況を踏まえ、可能な限り保育、授業、部活動及び各種行事等の教育活動を継続し、子供の健やかな学びを保障していくことを考えてまいります。
     教育委員会が関わる今後の町、学校関係行事等の開催については、地域の感染状況を踏まえ、関係機関とも協議して開催の可否について判断してまいります。
     教育委員会から以上です。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま、町長、教育長お二方から、今現在の考えのほうを聞かせていただきました。具体的には、する、しないはやはり今の段階では難しいのかなとは思っております。
     しかし、もう既に1つの行事、まず港まつりは中止と、これはもう決定して新聞等にも出して、町民の皆さんはちょっと残念だな、2年連続でないなというのも思っておられるかもしれません。そしてこれからは、この夏に向けましては、各字等で行事等があります。それをまた、今現在もう皆さんに任せますよ、字のほうで判断してくださいと言われたら、これが非常に難しいんですよね。何かどういうふうなのでやって判断をさせてくれるかというのが、基準等もしくは指導等してくださったら助かるのですが、例えばこれからでしたら夏祭りですか、それぞれ盆踊り等があるとは思います。
     さて、そのことに関してはまずはどう考えておられますか。どういうふうな指導、全く字に任せるのですか。それとも何か指導法はあるのでしょうか。お尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     今後の行事等に関わるということで、8月から夏休みに入りますと、各字で夏祭りでありますとか、9月になりましたら敬老会とかあります。昨年度もそうでしたけれども、定例の区長会で各字の意向とかそういった部分も把握した上で、町からも必要な情報提供を行いつつ作業を進めていきたいと思いますけれども、各集落で統一した、徹底したいというようなことであれば、その区長会で決定するのも一つの方法ではないかと思いますが、各字においては役員会とかそういった分で決定するとかいう部分もあるかと思いますので、いずれにしても区長会などを利用して情報提供は行っていきたいと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     できるものであれば区長会等で諮って、皆様の意見を聞いて、町の考え等もぜひお伝えして、そうしたら皆さんが判断してくれるでしょう。でも、区長会全会一致で、例えば今回もやめようかとなったらやめるでしょうし、いや、今回はもうイベントも全然ないからしようかと言うたら多分する方向に向かっていくものだとは思っております。ぜひ、区長会で何らかのアプローチというか指導方法を提言をして、区長会の皆さんの心労を少しでも下げてくださったら助かりますので、よろしくお願いいたします。
     そして、先ほど課長も言われました、やはり敬老会等、島外から来る可能性がある行事で、しかし高齢者の方々もうワクチン接種等が始まって、もしかしたらその頃には皆さん終わっているかもしれませんが、やはりもう早めに早めにこれも結果等々が欲しいわけじゃないですか。昨年もいついつまでにおっしゃってくれるというふうに聞きました。このことに関して今年度はどのように考えているのかお尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     各字の敬老会の開催につきまして、昨年度は区長会で協議をして各字の判断で中止が決定されたと一応認識しております。今年度の開催についてですが、現在の全国の感染状況や県内の感染状況、また、クラスターの発生の主な要因が大人数での会食を伴う場で発生していることなどから判断しますと、昨年度は中止をして今年度は行うという方向性は、私、今の段階では厳しいものがあるのかなというふうに考えておりますが、これはいずれにいたしましても6月の区長会のほうで協議させていただきたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     全て全体の感染状況と全国の動向等も見ながら区長会等で考えると、ぜひもう皆さんで話し合って、またその折にはきっちりと考えも述べて、こうこう昨年度はしなかった、じゃ今年度どうする、今年度もやっぱりやめましょうかとか、そういった指導のほうもよろしくお願いしたいと思います。
     それでは、次、これも昨年度もお聞きいたしました、教育委員会のほうです。やはり成人式なんです。ちょうど私も今度また娘が成人なもので、成人式の担当のほうになっております。するか、しないか、まずそれの判断をいつまでにしてくれるのか。昨年度も何か早めに一応判断はしてもらって、聞いて、それで対応等もできました。それぞれ教えていた先生方にも連絡して、来られますか、来られませんかとの連絡等も取らないといけないので、いつぐらいまでにその判断をできるか、今現在ではしようと考えておられるのか、そういったことを含めてお尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     昨年は10月頃にそういった情報を各市町村からいただきまして、やるやらないを判断させていただきました。今年度につきましても、同じような形で各市町村の動向も確認しながらですが、現在では今年の令和3年の成人式はできなかったということから、ぜひ次回1月には開催したいと考えております。ただ、今後の島内の感染状況、また群島内、全国の感染状況を把握しながら、十分な対応をしながら開催に向けて検討してまいりたいと考えております。
    ○5番(池田正一君)
     今現在で、来年がどうなっているか分かりませんけれども、できればしていきたいと、そういった旨をただいまいただきました。それを聞いて、私たち次の成人者の父兄等もやはり動くことができますし、子供たちとも連絡を取って、どうするかとか、誰を呼ぶかとか、今、考えているところです。一応、する予定ではあるというふうな感じで動いてはいきたいと思います。そしてまたコロナ等が増えてできなくなった場合は、また、10月ぐらいに判断をして連絡をしてくれるということですので、その決定に当然従っていきたいと思います。
     それと、今後、秋に予定されている運動会、文化祭、学習発表会等については、今のところは予定どおりするというふうな認識でよろしいのでしょうか。お尋ねします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     学校関係の行事ということでございますが、7月から水泳記録会とか、8月には職場体験、そして9月には各小・中学校の運動会、体育大会が予定されております。また、10月には町民体育大会が記念大会として計画されております。今の現状を考えていきますと、コロナの感染状況を十分踏まえながら、対策も取りながら開催する方向で動いております。学校におきましては、先ほど答弁にもありましたが、各学校ガイドライン、マニュアルを十分認識しながら、それに対応していきたいと考えております。
    ○5番(池田正一君)
     分かりました。理解いたしました。なるべくできるようにしたほうがやはり子供たちも喜んでくれることです。これ以上、子供等が楽しみにしていることが削られるのが、やっぱり一番忍びないですので、よろしくお願いしたいと思います。
     続きまして、3つ目の質問をいたします。
     離島留学について。
     本町の将来の学校運営を鑑みて、離島留学を実施し、児童・生徒の受入れをする考えはないかお尋ねいたします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     池田議員の3点目のご質問にお答えいたします。
     県内の山村留学制度については、県ホームページによると、令和3年度7市9町4村で実施しております。群島内での離島留学で見てみますと、奄美市、宇検村、瀬戸内町、徳之島町、天城町、知名町、与論町において実施されております。群島内の留学制度では、里親、親子留学に対する家賃等への助成が行われており、財源は国や市町村の補助金が活用されております。本制度の導入市町村の状況を見ると、在籍児童・生徒数の激減から留学生を受け入れなければ存続が難しい極小規模校がほとんどです。留学生を受け入れている学校では、学校や地域の活性化につながっているという成果を上げている学校がある一方で、コロナ禍や里親の減少等により受入れができていない学校があったり、また、応募してくる留学生やその家庭に様々な課題を抱えていたりする場合もあります。
     このような状況に鑑み、本町では学校存続の危機に直面している学校はないことから、現段階での導入は考えておりません。しかし、今後児童・生徒数の推移を見ながら、各学校運営協議会や関係機関との協議を行い、必要性の可否や導入時期について検討していく必要はあると考えております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま、教育長のほうから答弁いただきました。
     まさに今現在は、我が和泊町、極小規模校というのはありません。国小、内城、大城それぞれ六十数人、40名前後ですかね。それぞれおられますので、そういったのに対象になるとは私も思っておりません。先ほどの教育長の答弁で、「しかし」の後の言葉、まさにそれなんです。これからも絶対的に減ることがないということは言い切れません。まさにどんどん人口は減少いたしております、子供の人数も減っております。その際に慌ててこういった離島留学をするといっても、本町ではそのノウハウ等がまだ全然されていないわけであります。この群島内12市町村の中で現在8市町村がしている。しかし1つは里親が少しいなくなったので、今、休止していると。その状態であっても7市町村が、一応現在しているのかなと思っております。
     さて、この留学制度、当然教育委員会のほうで他の市町村等のを見ておられますが、この離島留学制度の長所・短所等がもし分かるのであれば、例を出してくれても結構です、お聞かせいただきたいと思います。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     留学生受入れのメリットとして、これは、今現在留学生を受け入れている学校などにいろいろ聞いたりもしました。一番のメリットは、休校とか廃校とかの危機に直面している学校が留学生を入れることによって、そのような休校とか廃校の危機を乗り越えることができる、そして学校を存続することができる、これが一番のメリットであります。そのことによって、留学生を受け入れることによって、小規模校ではまた学校の活性化とか、あるいはまた1学年1学級、2学級つくれなかったのが、留学生によって2学級クラスが増えることにも期待しているという学校もありました。また、留学生は、その受入れ態勢によっていろいろ、家族で来る方とか、里親を探して里親に受け入れてもらうとか、あるいは孫を戻す孫戻し型とか、あるいはまた、町が施設なり留学センターを造ったりして、そこに寮長なりを置いて、支援員を置いて、そこから学校に通うと、いろいろな型があるわけですけれども、親子で家族で来たりするとそのことで人口も増えますので、地域の活性化が図られると、このようなメリットもあります。
     また、反面デメリットとしては、1番は、このデメリットは、留学生にとってのメリット、また受け入れる側にとってのメリット・デメリット等、双方によっていろいろ違うわけなんですけれども、来る留学生にとってのデメリットというのは、メリットを求めて来るんだけれども、家族がばらばらになる里親で来たりする留学生は、自立心が旺盛な子供とか非常に積極性がある子供にとってはメリットがあるんだけれども、そのことが積極的でない子供にとっては家族がばらばらになるという不安とかそういったのでデメリットが大きく出ることもあると。
     2番目には、また家賃の補助とか、里親の委託料とか、留学生の帰宅費用とか、また離島留学の場合にはほとんどのところが島の美しい自然とか、人と自然の共生社会がある島の学校で学んでみませんかとか、そういったキャッチフレーズ、そのようなうたい文句で留学生を募集していることから、その島での体験活動に関わるその費用とかの支援が必要であるということ。それから、不登校とか低学力とかいじめなど課題を抱えた子供が、環境を変えるために留学制度を利用する傾向も強いというようなこと。あと、留学センターなどを開設しているところでは、センターとその留学生の親、学校などでよく協議をしていかないとトラブルが起こりやすいとか、そういったデメリットもあるということを聞いております。
     問題点、これもデメリットのことになるかもしれませんけれども、問題点としては里親が非常に見つからないと、里親に負担が大きくて、里親を引き受けてくれる人が減少傾向であると。そういったことやら、実行委員会をつくって受入れ態勢を整えるんだけれども、その組織がしっかりしていないと運用が大変であるとか、あとは里親と留学生の親との教育方針の違いによるトラブルとか、いろいろなことをその実際に子供たちを受け入れている学校、市町村から聞いております。
     以上です。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま、デメリット、メリット等本当たくさん言っていただきましてありがとうございます。さて、今現在、和泊町はまさにこの留学制度等を導入する時期ではないのかもしれませんけれども、将来を見据えて我が町には里親制度がいいのか、それとも家族で来てもらうほうがいいのか、そういったものをもし選択するとするのであれば、どういった制度を取ったほうがいいと、今現在、教育長はお思いますか。お尋ねいたします。
    ○教育委員会教育長(竹下安秀君)
     本町の小・中学校、瀬戸内町、与論町は高校生まで受け入れているんですけれども、本町の小・中学校で考えてみますと、今、令和3年度、向こう5年、令和8年度あたりまで児童・生徒の数をシミュレーションしてみたら、30人を下回る学校というのはないと見ております。その頃になるとちょっと30人前後になる学校が出てくるかもしれません。
     その先のことで、やはりこの離島留学の留学生を受け入れるとすれば、受入れ態勢として家族型、親子型がいいのか、里親型がいいのか、孫戻し型とか、あるいは町で留学センターみたいなのを準備して、そこに何名かの子供たちを受け入れるとか、いろいろありますけれども、私の判断ということでありますけれども、入ってくる子供たちもいろいろな状況の子供たちがおりますし、そのことについては今すぐには私の判断は下せませんけれども、どうしても必要となった場合には、一番受け入れやすい里親とか家族、一番いいのは家族で来てもらうのが一番安定していいですよね。家族型、そして里親型、孫戻し型も祖父母が元気がまだまだあって孫の面倒を見られるとか、また親戚が受け入れてもいいとかそういったことがあれば、それもまた歓迎ですし、センターを造って、あるいは民間の施設を借りて、寮にして、そこに寮長なり管理人を置いて、また支援員を何名か置いてするというのはまた財政の負担もあるし、そのあたりも含めてじっくりいろいろ検討していきたいと思っております。
    ○5番(池田正一君)
     今、教育長の考え、まだ決まらないと。私もやはり家族型で来るのが一番なのかなと思っております。今現在、知名の上城小学校のほうでも親子のほうで来ていますか。3人ぐらいですか、来て、今年度からしていると聞いております。上城のほうの地域に住んで、そして子供も増えて、学校の先生等も昨年度までは1人の先生が見ておられたのが3人と増えて、とても活発的になったという話も聞いています。今現在、和泊町がそういう状況でないのは当然分かっております。ですが、将来を見据えてそういう事態に陥ったときには、すぐに移行できることが大事かなと思って、この質問をさせていただいております。
     それと、前回の3月議会において中田議員が、移住・定住促進等の件で質問いたしました、その折に聞いていたら、やはり答弁の中で家族で移住してもらうと、これまさに留学制度等と連動できるものではないのかなと思って感じたところであります。そういったアラそこの事業、そしてもう一つの事業を見据えて、これから子供等がもし家族で来たら、町にも人数も増えますし、学校にも子供が増えるといううれしい結果になるであろうと思っております。
     だから、今現在、すぐこういった離島留学制度を取り入れろとは言いません。まだまだする必要もないと思っております。ですが、将来を見据えて、これだけ群島内で8つの市町村が取り組んでいるということは、いつかこの和泊町もそこの枠に入っていくのではないかなというのはもう予想ができることであります。
     ですから、このように移住・定住促進事業で空き家を改修してそこに家族で住めるようにできるよ、そうしたらそこに子供が一緒に来て学校にも来ると、そしていつまでもそれぞれの地域の学校が子供の声が消えることなく存続すると、いいふうになっていけるのではないかなとは思っております。
     本来ならば地元の人間でたくさん子供たちが増えて、学校がいつまでも元気にやっていけるのが一番です。でも、もう今の日本はそういう状況じゃなかなかありません。ですから、これからこの留学制度、これもそれぞれのところ、奄美群島成長戦略振興交付金等を使ってやっておりますから、もうそういった状況が近づいてきたら和泊町もぜひ手を挙げて、そしてやっていっていただきたいなと思っております。そのためには教育委員会等が中心となり全てこの学校等の状況を見て、その先も見て、教育長が言われたように令和8年までは30人前後で推移していくと、しかし、その先はまだどうなるか分かりません。ですから、ぜひ注視してこれからのこの和泊町の学校等を見て、そして離島留学が必要となれば、即ノウハウ等も今のうちから準備して対応できるようにしていただきたいと思います。
     これで私の本日の一般質問を終わりたいと思います。
     ワクチン接種、これとても大事なことだと思います。これからも早めに町民の皆様にワクチンを接種し、そして行事ができるようになる、かつての生活が少しでも取り戻せるようになることを心から期待いたしております。
     伊地知町長、今日のやり取りが議会での町長との最後の、僕としては最後でしたので、お疲れさまでした。そしてまた、ありがとうございました。
     以上で、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで、池田正一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時37分

6月8日(一般質問:川畑宏一議員)

発言者

  • 川畑宏一

発言内容

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  • 再 開 午前10時50分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     川畑宏一君の一般質問を許します。
    ○4番(川畑宏一君)
     皆さん、おはようございます。
     元祖子育て世代代表、川畑宏一でございます。令和3年第2回定例会において質問を2点通告しておりますので、順を追ってお尋ねいたします。
     1点目、4月末に発生した島内における感染症拡大について、現時点での状況及び今後へ向けた課題はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
     以上、壇上からの質問とし、答弁をいただいた後は自席から質問させていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の一般質問、1点目の新型コロナウイルスの感染症対策について、お答えをいたします。
     知名町の接待を伴う飲食店でのクラスターに始まり、本町においても同様の広がりがありました。5月19日に島内において最後の感染者確認がされるまで、本町の17名を含む39名の感染者が確認されましたが、最後の感染確認から2週間以上経過していることから、一連のクラスターによる感染拡大は終息したものと考えております。
     知名町と本町は生活圏が同じであるため、感染者が確認された場合は、感染症危機管理沖永良部現地対策協議会を開催し、情報共有と今後の対策などについて協議を行っており、これまでに10回実施しております。
     今後の課題として、島内において第2波を招かないためにも、会食を伴う場における感染が感染拡大につながっていることを踏まえ、会食をする場合は、家族もしくは4人以内で行っていただくことや、島外から帰島後の健康管理などの新しい生活様式の徹底など、継続的な実践が必要と考えております。
     また、宿泊療養施設の不足が懸念されたことから、本町においても宿泊施設の方の内諾を得まして、県に紹介をして、今後、県との十分な協議が必要かと、そのように思っております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     この沖永良部島のゴールデンウイークを襲いました新型コロナウイルス感染症の拡大、クラスター発生でございますけれども、島内で基幹病院の外来が受入れストップするなどの状況まで及んでしまいました。幸い医療関係者、そして行政の皆様、関係機関の皆様の尽力によりまして、医療を受けなければならない方がたらい回しにされるような、そういった事態にはならなかったんですけれども、医療崩壊一歩手前の重大事案であったと感じております。
     今、町長の答弁からもございました宿泊施設の不足等で言及がございましたけれども、ちょっと重なる部分もあると思います。このように基幹病院の外来受入れストップに至ったその要因というものを、いま一度、詳細にお伺いしたいと思います。
     保健福祉課長、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     基幹病院である徳洲会病院のほうで医療崩壊的な感じになったということですけれども、徳洲会病院のほうの感染者受入れの病床数、基準が5床に対しまして、ピークでは10名を超える、10床を超えるような時期もあったということでございます。
     そちらに関しましては、搬送患者、搬送がまだそこまで来ていなかったというのがありまして、その後、搬送ができたことによって、ある程度は抑えられていったというところでございます。
     また、宿泊療養施設、こちらに関しましても、最初の感染から10日後に開設されたということで、こちらのほうの開設も若干遅かったのかなというふうな懸念はしております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     搬送にちょっと時間がかかってしまったということと、あとは宿泊施設の手配に時間がかかってしまったということが要因であったというお答えをいただきましたけれども、昨年のこの議会の場であったり様々な場におきまして、この2点とも内容の確認、要請等々は皆で行い、執行部の皆様から準備は万端だったと答弁はいただいた上での今回のことでしたので、それは真摯に受け止めて対応をいただきたいと思うんですけれども。
     まず一つ、搬送について。これは、昨年発生した与論島のクラスターのときに比べて搬送に手間取ったというのは、一つは県全体の感染者の増加で、島外も医療施設の受入れが困難だったということに起因するものだと思いますけれども、医療体制が脆弱な離島、沖永良部であるからこそ、町民、島民を守るために、より積極的に鹿児島県を動かしていく必要があったのではないかと思いますけれども、今後、また同様な、それ以上のクラスターが発生するかもしれない、そういったものに備えて、意気込みを簡潔にお聞かせ願いたいと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     意気込みということなんですけれども、今回のこの沖永良部で発生したクラスター、要員に対しまして、県と保健所、両町保健センター職員、両町課長、LINEでグループラインを設定いたしまして情報共有をさせていただいて、こういった中で討論することによって、大変スムーズに進んだというふうな県の見解もあり、また、厚生労働省のクラスター対策班もこういった取組がすばらしいということで、今回また、県と保健所、両町また連携して取り組めたほうだというふうに評価をいただいておりますので、これをまた生かしまして、今後対策していけたらなというふうに思っております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     もう一つ、予定していた宿泊施設、研修センターでしょうか。これが設備の面で使えなかったということで聞いておりますけれども、今、島内1施設ですよね。島内1施設で問題ないとは思うんですけれども、宿泊施設には常駐の看護師など受入れ体制の整備が必須となってまいります。また、今回が変異株で、それで肺炎に至った方が多かったと聞いておりますけれども、変異株の拡大により、これまでより大規模のクラスター発生の可能性もある中で、その場合に対応できるように、また今後、今あるものとは別の宿泊施設の準備等もしっかりと行っていってほしいと思います。これは要請で、次にいきたいと思います。
     次です。クラスターが発生いたしまして、商工会等の要望に迅速にお応えいただきまして、休業要請と協力金ということで、これ飲食店をメインにしたものですけれども、すぐに対応していただきました。ただその中で、今、何か条件に引っかかったりして、要はそこに救われていないような事業所の方がいらっしゃるというふうにちょっと聞いたものですから、そちらは実際どのような状況なのか、お聞かせ願いたいと思います。
     企画課長、お願いいたします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えいたします。
     議員おっしゃるように、商工会のほうから、飲食店の営業において一定期間休業することの要請と事業継続への協力金の支援がいただけないかという要望に対しまして、自主的に休業いたします飲食店の皆様に協力金という形で、現在、一律20万円の申請を行っております。そこは、どうしても飲食店の営業、飲食店からの発生ということで、飲食店に自主的に休業してもらうための協力金という形で支給しておりますが、これもそれ以外のクラスターで影響を受けている事業所さん、多数あります。
     今後、そこも含めて協議して検討していかないといけないのかなという形で、課内でも検討しておりますが、そこに現在、条件がありまして、そこに当てはまらない事業所さんも幾つかあると聞いております。そこも何とか救える形で今後の検討として、これからの協力金、支援金という形で組んでいきたいと考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     飲食店等以外の影響を受けている方々に対してもということで、私が求めていたより一歩進んだ答弁をいただいたわけですけれども、ちょっと戻って、飲食店等の休業要請、それに対する支援において、例えば、4月の営業日数等が引っかかって、協力金が申請しても下りないといったような事案があるのではないかということで、ちょっとお話聞いたんですけれども、実際にそのようなことがありますでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     今回は、自主的に休業をするという形で協力金を支給するという形になっておりますので、それまでに、以前から休業されている飲食店のほうがあった場合は、それはもう以前から休業されているということで、何日間か以上の営業があることとか、そこの部分の条件はあります。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     今回は、このクラスターが発生したことによって、要は飲食店でクラスターが発生したということもありまして、飲食店を介した感染拡大を防ごうという目的で、この休業要請というものを行っているわけですよね。5月、ゴールデンウイークの頭を襲ったこのクラスターに起因してこの制度を始めたわけですから、一つは、それ以前のものは関係ないんじゃないかなという考え。
     例えば、4月に営業日数が少なかった方などにちょっと聞いてみますと、例えば、持病などがあって感染を恐れて、開けようにも開けることができない、収入は減ってしまいますけれども、また、開けても入客がなければ赤字になってしまうであるとか、あとはこういう方もいらっしゃいました。病気の療養で島外にいて、別にお店を閉めているわけじゃないんですよ。ただ、そういうので4月たまたま抜けていて、5月に帰ってきて休業要請に応じて休業したとか、そういったいろんな事情があるんだと思います。
     連休のために思い切り仕入れをしていた飲食店も多かったと聞きます。本来は開けたかったんですけれども、先ほど申しましたように、今回のクラスターを受けて休業要請に応じた。感染拡大防止のために応じているわけですから、4月がどうこうとか抜きにして、ちょっと救済策というか、その条件を広く見直していただけないかと。
     飲食店の方々、もう1年半以上にわたって、このコロナ禍の中で厳しい経営を強いられているわけですから、そういったことも鑑みながら、今のその4月の営業日数という部分は、どうかちょっと緩和していただけるような措置を講じることができないかと思いますけれども、いかがでしょうか。企画課長にお尋ねいたします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     現在行っております、感染症拡大防止緊急協力金実施要綱という形で、現在進められておりまして、自主的に休業されている飲食店の方々への支援金という形で、現在進めております。そこで、要綱の中にうたっておりますが、令和3年4月中において6日以上営業すること、あとは、1月から3月までの営業日数のうち8割以上営業していることという形で要綱を定めておりまして、この要綱は、現在もそれに伴いまして協力金を支給しているという形になっておりますので、それ以外にそういう形で、今現在、除外されている、漏れている方々への営業、自主的な休業をされている方々への支援金という形は、また別に設定して、救えるような形で設定していきたいと考えております。
    ○4番(川畑宏一君)
     今、ちょっとそういった対象に漏れた方々、別に救済できるようなことができないかということでいただきましたけれども、これに関しては、その店舗数で予算を組んでありますよね。もともと想定してあったはずです。少なくとも、4月の営業日数が少なかったというのも、私が先ほど申しましたように、このコロナ禍による中での判断なんです。開けても開けても、逆に開けたら赤字になってしまうという判断の中でやっているわけです。
     今回のこの目的、感染拡大防止です。そのためには一つは、クラスターが発生した後に休業しているという部分と、もう一つが、これもう一つありましたよね、経営継続支援という観点もあったと思うんです。経営継続支援というものを考えますと、収入はなくなるけれども、赤字になるよりはとしてお店を閉めていた。要は、収入がない中で来ているんです。そういう方々の経営継続という意味では、その目的にもかなっていると思います。
     確かに、その設定された要綱にはちょっとずれるかもしれませんけれども、ぜひこの部分は解釈を拡大していただいて、今ある事業で予算を組んであって、その予算をオーバーすることはないと思いますので、ぜひ検討していただきたいなと考えております。
     また、先ほど課長からもございました。飲食店等以外にも、いろんな業界に波及して影響が出ていると聞いておりますので、先ほど課長からも前向きな答弁がございましたので、ぜひ検討して支援していただけたらなと要望して、終わりたいと思います。
     コロナに関しましては、いろいろと質問を考えていたんですけれども、先ほど池田議員が、そしてまた東議員がワクチンの質問、そして山口議員が情報公開、そして中田議員が行事の開催等について質問を入れておりますので、重複するものとして割愛して、次の質問に入らせていただきたいと思います。
     2点目でございます。
     行財政運営について、本町の行財政運営における総括及び課題への対応策はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の2点目の行財政運営について、お答えをいたします。
     第6次総合振興計画にもあるとおり、近年の多様化するニーズ、少子高齢化に伴う人口減少などが招く諸課題や地球温暖化をはじめとする環境問題などに対し、効率的、効果的な行政運営による健全な財政基盤の確立が求められております。
     これらの課題への対応として、令和2年度から令和6年度までの5年間を実施期間とする、第8次和泊町行財政改革大綱に基づき、行財政改革を推進しているところであります。
     大綱においては、町民サービスの向上、行政運営の効率化、財政基盤の強化の3点を重点取組項目とし、具体的に取り組む12の実施項目を設けております。
     取組の成果としては、町民支援課窓口において、マイナンバーカードを利用した申請手続の支援機器の導入や子育て支援関係などの手続における電子申請の環境整備を進めているほか、コロナ禍において新たな課題となった申請書などの押印見直しについても、現在、省略に向けて作業を進めているところでございます。
     また、ホームページのリニューアルや働きやすい職場環境の整備へ向け、ハラスメント防止研修会の実施や自治研修への参加によるスキルアップを図り、町民サービスの向上に努めております。
     財政基盤の強化においては、令和2年度から5年間の第2期財政健全化対策集中期間として、財政の硬直化が進むことがないよう、経費全般にわたる歳出の削減による経常経費の見直しを重点的に行ったほか、新規起債発行の抑制に努めております。
     また、公有財産の貸付者に対し買受け意向調査を実施するなど、有効活用へ向けた取組を行っているところでございます。
     計画期間の1年目が終了したところでございますが、取組の評価や見直しの実施、また、全庁及び各課において取組を洗い出し、今後も引き続き行財政改革の推進に努めてまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○4番(川畑宏一君)
     行財政ですけれども、主に財政のことについて今回もお話ししていきたいと思うんですけれども、財政については前回に引き続きの質問でございます。
     前回、3月の議会において、皆さんご承知のとおり平成26年度の決算におきまして、経常収支比率、実質公債費比率、将来負担比率の3つの財政健全化指標が県内ワーストワンとなってしまったということを確認いたしました。また、その財政健全化指標のほうというのは平成20年に始まりましたものですから、平成19年度分の決算から、この指標に関する統計、データというものが蓄積されておるわけであります。鹿児島県のホームページを見ますとそのデータを全部閲覧することができますので、私は、平成19年から令和元年までのその全ての指標を確認いたしましたところ、現在、和泊町は一般会計の起債残高99億円、そして、幾つかの指標で一番県内で悪い数字となっている。そういったことを確認させていただいた次第であります。
     財政の健全化は、まずは正しい認識、すなわち危機意識の共有を皆で行って、そして分析に基づいて、強みを生かし弱みを克服するためのより具体的で直接的な取組が必要であります。
     町長の答弁でもいろいろと取組をご紹介いただきましたけれども、前回の定例会におきまして、財政に対する行政執行部の皆様の認識を確認いたしましたが、財政は大丈夫だという旨の答弁をいただきまして、まだまだ認識が甘いと言わざるを得ない状況であると感じた次第でありました。
     今回は、私はもともとそれに対して具体的な改善策というものを提案する予定で準備を進めておったんですけれども、この財政の現状というものに対しての認識が変わらなければ、そういった提案に関しても必要性を感じることができず、変わらないんではないかなと考え、また、同じような要望を町民の皆様からも、ご意見たくさん伺ったことから、改めて前回に引き続きの内容でお伺いしたいと思います。
     前回、財政が厳しくないんだよ、大丈夫なんだよという中で、2つの論点で答弁いただきました。それぞれ議論していきたいと思います。
     1つ目が、和泊町はインフラ整備など先んじて公共投資をしたため、今後はあまり公共投資はしなくても済むんだよと、だからコストはかかりませんよということで答弁をいただきました。そこで私が申し上げたのは、和泊町は先んじてやった、それはすばらしいことだと思うんですけれども、本当に最先端をいっていたものですから、もう新しく整備してから年月がたって補修の段階に来ている、次のサイクルに来ているということをお話しさせていただきました。
     例えば、タラソ。毎年のように補修費がかさんでおります。そして、サンサンテレビ。これも光ファイバーを引いて年月がたつんですけれども、また10年以内くらいには、10億円規模の張り替えが必要じゃないかというふうに担当からは聞いております。
     また、学校等も老朽化が進み、雨漏り等が発生している。上下水道や畑かん等においても、管路はまだ大丈夫だとしても、ポンプ施設やそのポンプ施設を非常時に動かすための発電施設、そういったものの老朽化が進んで、どんどん補修が必要になってきている。そういったことをお話しさせていただいたんですけれども、この点について、いま一度、どのように考えていらっしゃるのか、総務課長にお尋ねしたいと思います。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     議員ご指摘のとおり、平成20年度から様々な事業、インフラ整備等に取り組んできまして、県下でも財政指標のほうが悪いというような状況が、今日、続いております。その中で、有利な起債等を活用してきているところでありますけれども、結果としては悪い状況には変わりはないということでございます。そんな中で、当時建設された建物とタラソ、サンサンテレビ等の施設の老朽化、その辺の維持費等も今後見込まれております。
     財政の健全化、今、第2期集中期間ということで、町長も答弁にありましたとおり取り組んでいるところでございまして、できるだけ経常経費等の削減に取り組みつつ、自主財源の確保を図りながら財政の立て直しに取り組んでいくということに尽きると思います。
    ○4番(川畑宏一君)
     私の質問がちょっと悪かったでしょうか。ちょっといただきたかった答弁がピンポイントではなかったんですけれども、ちょっと先ほどに補足いたします。
     先ほど、いろいろと補修が必要になってきている施設等をお伝えいたしましたけれども、ほかにも例えば図書館であったり、いこいの家、あとは実験農場関連、あと、保育園、こども園、幼稚園等こういったものも建設から40年以上、50年近くたっているものがたくさんあると。そして学校も、先ほど申し上げましたけれども、大体20年過ぎてきて雨漏り等コンクリートへの影響が出てきている。
     また、伊地知町長になって町営住宅の整備というものは非常に積極的に進めていただいているんですけれども、過去に建てた住宅、特に教員住宅、こういったものが30年から40年経過しているものが多くて、もうざっとこれだけでもたくさんの更新費用がかかると。
     公共施設の管理計画、平成29年に策定していただいて、今年の4月で3回目の改定をされたものを見ますと、今後、今ある全ての施設を大規模改修して、現状の規模でですけれども更新した場合の試算というものが出ております。その中では、今後40年間で更新・維持補修費用に745.9億円を要すると。これは年間18.6億円に相当し、ならしたらですよ。
     ここ平成27年から31年までの間の建設事業費、平均12.5億円。これは庁舎建設も含まれておりますから、実際は10億円下回ると思うんですけれども、12.5億円と比較しても年間6.1億円不足するという試算を、この計画書で出しておられますよね。
     新規の事業を考えずに、今あるものを仮に維持しようとしたときだけでも年間6.1億円、建設事業費が不足してしまうという、これは私の持論じゃないですからね、総務課のほうが出されている指標です。
     こういった状況を前にしても、前回の答弁でもいただきました公共施設投資、インフラ整備を先んじて行ってきたから和泊町の財政は大丈夫なんだということを、今でもお答えすることができますでしょうか。
     これは副町長、お伺いいたします。
    ○副町長(前田修一君)
     お答えをいたします。
     県内の43市町村の中で非常に財政指標が悪いというのは、強く認識しているところであります。
     過去に整備したハードの施設の、今後の向こう40年間で720億円の更新経費が必要だということでありますけれども、詳しくは把握しておりませんけれども、将来的に40年間で確実に720億円分の施設の更新をしていくかと、いけるかということになりますと、それは少々無理があるのかなというふうに思います。毎年、向こう5年間なりの将来の財政運営の計画を見ながら、できるところからしていくというふうにならざるを得ないのかなというふうには考えております。
     以上でございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     向こう40年間の全てを更新していくことは、やはり難しいだろうという認識を共有できたと思います。そういった中で、向こう5年、10年といったような計画でということでございましたけれども、本当にもう待ったなしの状態でございますから。
     職員の皆様とお話ししているとよく聞くんですよ、このこと。だけど、今お伝えしたように、もうそういう現状じゃなくなってきておりますから、ぜひ、このインフラ整備等先んじて行ってきたから和泊町の財政は今後安泰だという考え方は、いま一度、見直していただきたいなと思います。
     ちょっと時間がありませんので、次にいきたいと思いますけれども。
     またその中で、こういったこともいただきました。起債するということは、それが10年、15年、長いものだと40年以上かけて償還していくわけです。これは意味があって、今の世代だけで使うわけじゃないんです。公共施設は先の世代も使うわけだから、これから生まれてくる世代も使うから、全世代で負担してもらうという意義は、これは私も理解しております。
     ただしかし、10年、20年前と今では人口や財政規模が全く違うわけでございます。状況が違います。人口減少、少子化、高齢化などの財政的にマイナス要因ばかりなんです。そういった中で起債残高の推移、利子を見てみますと、令和元年、ここ二、三年は6,000万、7,000万の利子を和泊町はお支払いしておりますよね。これだけでもびっくりしました。借金の利子だけで6,000万、7,000万払っているんだとびっくりしたんですけれども、過去に遡ってみますと平成11年から20年の間、和泊町は毎年2億から3.6億円ほどの、利子だけで償還していたわけです。
     今、利子に関しては状況がよくなって5分の1になっている。そういう中では、どちらかというと償還スケジュールはどんどん繰り上げていくべきだったんじゃないかなと思っております。
     今となってはニーズが多様化して、難しくなってきておりますけれども、財政が硬直する前に、本当はもっと繰り上げて償還すべきだったのではないかと考えておりますけれども、総務課長の見解を簡潔にお聞かせください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     起債の借入れに関しましては、各起債ごとに借入先が決まっているわけなんですけれども、できるだけ利子の低い、国、政府系の金融機関とか地方公共団体金融機構とか、そういったところからの借入れをして、それ以外、できない部分については、一般の金融機関から借り入れているところなんですけれども、大分、金利は0.00何%ということで、そういった融資先からの金利は今、低いというような状況なんですけれども、それで、早く償還をしたほうが有利じゃなかったかということなんですけれども、その年々の財政事情という部分が当然あったかと思いますので、それは過去のことは振り返りつつ反省しながら、今後またきちんと積み増しをして、そういう事態に対応していきたいと考えております。
    ○4番(川畑宏一君)
     課長から前向きな答弁をいただきました。過去のことを振り返って反省を踏まえつつ、今後に生かしていくという旨だったと思います。
     私も過去のことを指摘しても、それはもう変えられないのは承知の上なんですけれども、これだけ10年以上、15年、20年ぐらいかけて悪化してきてしまった、数字として悪化してきてしまったこの財政を改善していくためには、やはりその原因となった部分を分析していかないと、行き当たりばったりのものでは、もうどうにもならないところに来ているから、こういったお話をさせていただいております。
     過去の財務資料をずうっと見ていく中で、正直ここまで財政が硬直化する前に、繰上償還とかできたようなタイミングは、私は見ていてあったなと感じておりますけれども、これはもう終わったことですので、今後、生かしていただきたいと。
     これ、昨日のニュースですけれども、あの京都市が、巨大都市、政令指定都市、10年以内に財政破綻するかもしれないというようなショッキングなニュースがありました。あれだけの大規模で財源もたくさんあった都市でも、そんな時代に来ていると。例えば、高齢バス等についても値上げをせざるを得ないような、そういうことも出てくるかもしれないというようなことも示唆されておりました。
     今後、住民ニーズはどんどん多様化してくると思うんですけれども、それを低下させないで健全化していくように、ぜひ皆で知恵を絞っていけたらなと思います。
     2点目にいきたいと思います。
     前回の答弁の中で、過疎債、辺地債、その他有利な起債を使っているので、和泊町は財政は大丈夫だといったことを答弁でいただきました。
     有利なものというのは、例えば、事業費の6割、7割、そういったものを国が負担すると。15年とか長い年月をかけて、その負担分が地方交付税として算入として反映されてくる、要は返ってくるから、和泊町の財政は100億円の借金があると数字上はなっているけれども、実際は50億円くらいなんだよと、だから大丈夫なんだよと、そういった答弁をいただきました。
     この前の答弁をいただいて、いろんな方にこのお話を聞きましたけれども、やはり行政関係者の皆様はそういった認識を強く持っているんだなということを感じました。そういった中で、私は非常に疑問が湧くわけであります。
     将来負担比率というものがございます。将来負担比率、言葉のとおりです。現状の自治体の財政において、将来の世代において、どれだけ負担を残してしまったかというような指標でありますけれども、令和元年度将来負担比率、鹿児島県下43市町村の中で、100を超えているのは和泊町だけですよね、106.2。
     43市町村のうち19市町村は将来負担比率ゼロです、ゼロ。和泊町106ですよ。50以上のところを見ましても、和泊町含めて将来負担比率の指標が50を上回っているのは5市町村しかありません。非常に相対的に見て悪い数字であることがうかがえるわけでありますけれども、この中で疑問が湧くんです。
     この将来負担比率の計算式というものを見てみますと、これは起債、いわゆる借金額、ここでおっしゃる99億円です。この99億円の中から基金、言わば貯金ですよね、要はこの負債の償還に充てることができる基金であるとか、あとは、先ほど申しました有利な起債を行っているので返ってくるんだと、何割返ってくるんだと言うんですけれども、その返ってくる分というのは、その借金の額から差っ引いているんですよ。要はそうやって返済に充てられるものから差っ引いた数字が将来負担比率として出てきているわけです。つまりは皆様がおっしゃる、和泊町は100億円と言っても実際は50億円ぐらいなんだよ、なぜかと言うと有利な起債を使っているから返ってくるんだよというような主張が正しいのであれば、この和泊町の将来負担比率106、そして、鹿児島県下で一番悪いこの状態にはならないんじゃないかなと思うんですけれども、いま一度、この件についてご見解を簡潔にお答えください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     将来負担比率については106.2%ということで、元年度決算でそういう指標となっております。これにつきましては、前年度よりは改善されているのは確かだということは、お答えさせていただきたいと思います。
     そういう状況になった経緯については、地方債の借入れが99億円あるというようなことと、特別会計の繰入れ等も見込まれております。そういった部分の中で、約30億程度の将来負担が見込まれているというようなことで106.2%というようなことでありまして、当然、基準財政需要額、それから自主財源の確保に努めつつ、引き続き財政指標の改善に努めていく必要があるんだろうと考えております。
    ○4番(川畑宏一君)
     まだ、私の質問に直接的にお答えいただけていないように思うんですけれども、その有利な起債を使っているから、返ってくるから財政は大丈夫なんだということが本当なのかということを、私は今、将来負担比率というものの数式を基に、これはあり得ないというお話をさせていただいたんですけれども、もう一つ紹介させてください。
     和泊町は人口が減ってきている。地方交付税の算入の計算式の中にはいろんな項目がありますけれども、その要素で一番多いのは人口ですよね。人口が減ってきているにもかかわらず、地方交付税は横ばいで推移しているんです。そんなに減っていないですよね。減っていないどころか増えてきている兆しすらある。これはなぜでしょうか。総務課長、お尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えします。
     一つには、やはり起債の借入れの見返り分が含まれているということです。
    ○4番(川畑宏一君)
     そのとおりなんですよ。ここにその返ってくる分が含まれてきているんですよね、含まれている。でも今、この財政の弾力性を示す指数がありますよね。和泊町は歳入のほとんどを、もう支出で使ってしまっていて、余りがない、財政に余力がないという状況。これはもう数値を見ても分かると思うんですけれども、その過去の起債に対する返ってくるもの、これをこの十数年にわたって、この分を仮にですよ、把握できますよね。要は、この地方交付税が多いのは、基準財政需要額に対する起債の返還分というのが算入されているから、地方交付税が多いわけです。この基準財政需要額に返ってくる分の金額というものは把握できますよね。できているはずです。ということは、この分をしっかり把握して、この分を繰上償還していれば、起債額は間違いなく減ってきていなければおかしいわけですよね。これが1点目。
     そして2点目。繰上償還をしなくても、その分をしっかり把握して基金の積み上げ等に回していけば、将来負担比率は下がっているんです。ご理解いただけますか。その将来返ってくるというものをしっかりと財政のことを考えて活用していれば、繰上償還していたら起債は減る、基金に回していれば将来負担比率は減る、このどっちかが達成されているはずなんです。でも達成されていない。
     もう一度お伺いします。有利な起債であるから、返ってくるから大丈夫だと、今でもおっしゃることができるでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     答えにちょっと、何て答えたらいいのか、ちょっと戸惑っているんですけれども、その大丈夫という表現が何もしなくて大丈夫という、程度があるかと思うんですけれども、こういう状況で財政健全化に取り組んでいけば大丈夫ですよというような私たち認識をしております。
     行財政改革大綱とか、そういった取組を進めていく中で、今後、持続可能な和泊町の財政状況を維持するために、そういうことで取り組んでいきますので大丈夫ですよというようなことで、ご理解をいただければと思います。
    ○4番(川畑宏一君)
     何もしなければ大丈夫じゃないけれども、対策を打っていけば大丈夫ということで、その意味は理解できるんですけれども、その対策がやっぱり不十分であったから、なかなか他の市町村に比べて改善されていない部分がある。そしてそれは何かと考えたら、やっぱりその認識が甘いんじゃないかなということで、このお話をさせていただきました。
     実際、私が財政のことを取り上げて、多くの行政関係者、OBの方々から本当に大丈夫だよと、その言葉をいただくんです。だけど、私が今お話ししたのを全部説明して、あ、そうだったのか、それは知らなかったと、もしかしたらこの話は行政の職員の中でも、本当に財政に直接的に関わった人でないと知らないんじゃないかと、そういった声までいただいているものですから、今回この問題提起をさせていただきました。
     ちょっと補足ですけれども、モラルハザードという言葉がございます。車の保険に入っているから、ぶつけても修理代が保険で賄われるからということで、安心して運転が荒くなってしまうとか。要は、ちょっと本末転倒になってしまうことをモラルハザードというんですけれども、今、財政においても、このモラルハザードというのが非常に叫ばれてきております。
     先ほど申しました、返ってくる分を、起債してその返ってくる分を貯金、基金に回したり償還に回していればよかったんですけれども、それを使っているわけですから。つまりは、将来世代へツケを回すことで今の財源を得ていると、こういうふうに言い換えることができるんじゃないかと思います。これは私の意見じゃないです。これは私と議論していた30代のメンバーから、こういった声が出てきたんです。
     モラルハザードに当てはめてみますと、有利な起債で歳入を確保するために安易に起債し、費用対効果が低かったりとか、実際は地域の実情に合わないような事業、見直せば削減できるような事業を導入、実施してしまっているんじゃないかということは、これは今もう和泊町だけじゃないです。全国の問題になっております。
     ネットで、財政、モラルハザードと検索してみてください。そういった研究がなされて、国もそういうものを危惧して、こういった起債、借金の在り方というものを見直そうとしておりますから。和泊町の先輩方がその有利な起債を活用して、和泊町のインフラを整備してきた、この事実には非常に私も敬意を表するところでありますけれども、またそういった時代、仕組みが変わってきておりますので、いま一度、そこは強く見直しを図っていただけるよう要請して、最後の質問にいきたいと思います。
     先ほど申しました将来負担比率、和泊町の借金の額は一般会計で99億円と申しましたけれども、それにしても高いんですよ、この将来負担比率というものが。99億円という額は高い、驚く額なんですけれども、自治体の規模、財政規模等がございますから、一概にこの額だけでは言えないんですよね。例えば、同じ家計において同じ300万の借金でも、年収300万の人と年収1,000万の人では、同じ300万の借金でも内容が違いますよね。これと同じで、その額自体では論じられないと思うんです。
     でも、この将来負担比率というものは借金だけじゃなくて、それを返済に充てることができる、言わば貯金とかそういったものまで全部見た上で、この数字が出ているものですから、なぜ高いのかなと思って見ているんですけれども、一つ気づいたことがありました。この財政指標というものは、一般会計だけを対象とした指標もあるんですけれども、この将来負担比率というものは、特別会計や第三セクターなども含めた借入れ、借金、起債、こういったものを含めて計算しているものでありますね、総務課長。ということを鑑みると、今、100億円前後でこの推移している借金、ほかにあるんじゃないかなと思えて仕方がないんですけれども、いかがでしょうか。総務課長にお尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     すみません、それが先ほど申し上げた特別会計です。繰入れ分、起債償還になっている繰入れ分ということで、約25億円が含まれているというようなことです。
    ○4番(川畑宏一君)
     そうなんですよ、約25億円。これ、ちょっと総務課とそれぞれ、あと水道課等に確認したんですけれども、今言ったように、ちょっと一般会計と相入れている部分もあるんですけれども。
     まず、公共下水道の起債残高、10億円超えですね、これは公共下水道です。あとは農業集落排水事業、これが合計で13億超えです。あと水道、これが合計で12億でしたか。昨日話ししたところだと、合計で30億円超え、特別会計の中で30億円超えの借金があると。その中でも、一般会計からも出しているものがあるということなので、それが25億円ということですよね。つまり99億円じゃないですよね。125億円もの借金が和泊町にはある。
     ついつい、この一般会計の起債残高ばかりに目が行ってしまいがちなんですけれども、実情はこうなっていると。しかも、この特別会計というのはほとんどが水道、下水道の農業集落排水事業。もうその利用料だけでは賄えなくなってしまっていて、一般会計で支えているのが実情であると思いますけれども。私ども非常に危惧しております、この125億円。
     この点に関して、今後、その財政において、私は非常に危機感を持って、今以上に危機感を持って取り組まなきゃいけないかなと思っているんですけれども、ご見解を伊地知町長にお伺いしたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑議員からいろいろと指摘を受けながら、担当課長それぞれお答えをさせていただいておりますけれども、財政運営につきましてはいろいろとあると思います。ただ、町民のニーズが非常に多岐にわたってきているのは、ご承知のとおりだとそのように思いますが、それに町民の生活といいましょうか、それを維持するためには、やはりある程度のインフラ整備、いろんな事業を平準化して実行していかなければいけないと、そのように私は思っております。
     今までのものが、これまでの積み重ねが今日になった、その積み重ねてくる段階で、もう少し真剣に財政運営について議論をするところがあったかとそのように思っておりますけれども、それぞれ事業を持っている課、事務を実施する課、それぞれが今の現状を踏まえながら、ただ単に事業があるから、補助があるからということじゃなくして、どれを優先してやっていくかということを議論しながら、真剣に各課、取り組んでいただいていると、そのように私は思っております。
     また、それを最終的に決定しているのは私でございますので、そういう今、指摘されているような財政運営について、日々議論をしながらやっておりますし、課長会のときなどにも無駄を省けとか、いろんなそういう財政健全化に向けて取り組もうということで、集中期間を設定しながら取り組んでいるところでございます。
     それを今、指摘されているように、もう緩めていけば、これは切りがありませんので、やはり町民にもある程度の自助、共助、公助というその精神を、もう少し町民それぞれが認識をいただいて、やっぱり全てを行政でするんじゃなくて、自分でできるものは自分で、地域でできるものは地域でというようなことをやっていかないと、それは切りがないと、そのように私は思っております。
     また、私どもが事業を執行していく段階では、事業の内容、それから予算の規模、そういうものは全て議員の皆さんと相談をしながら執行しているところでございまして、予算等の審議が終わったときも課長の皆さんに言っているのは、可決いただいた予算については、全部が全部使えるというんじゃなく、実現できるものがあるものはやっていくと、そして小さい予算で大きな効果を出すようにお互いに努力しましょうということは、それぞれの課長の皆さんや職員の皆さんも十分に認識して取り組んでいただいていると、私はそのように思っておりますし、また今後とも、そういうふうな気構えを持ってやっていかないといけない。
     それは、和泊町は永久的にあるわけですので、今日で終わりということではありませんので、それを持続可能な社会、まちをつくるためには、議会の皆さんも町民も職員も全力で一緒になって取り組んでいかなきゃいけないと、そのように思っておりますし、そのような姿勢でいくという気概を持たなきゃいけないと、そのように思っているところでございます。
    ○4番(川畑宏一君)
     町民の多様化するニーズに応えていくためには、投資も必要だということを踏まえつつも、町長から過去に財政健全化のために取組ができる場面があったのではないかと、そういったことも答弁もいただけました。
     また、行政、町民一体となって取り組んでいく必要があるということで、非常にこれまでになく踏み込んだ前向きなお答えをいただけたなと心強く思った次第であります。
     決して、これまでが駄目だと言っているわけじゃないんです。状況が変わってきているということです。先ほどのモラルハザードの考え方にしても、もう起債に対する考え方が変わっている。決して皆様が違法なことをしているわけではない。法や計画に沿って一生懸命仕事をされているんですけれども、だけどやっぱり、進捗や見方を変えれば削減できたものが散見されるということです。これは行政であります。行政と民間と考え方は違うんですけれども、民間のコスト感覚も、ぜひ導入しながらやっていただきたいなと思います。
     若い世代の間で、最近こういう議論が多いんです。不安も大きいんです。果たして2030年から40年頃、高齢者の介護保険料等も増大すると言われている中で、そのときに、我々が親世代を支え子世代を育んでいけるかと、非常に不安を持っているんですけれども、頑張っていきたいと思います。
     どうか先輩世代の皆様、一層の危機感を持って、皆で取り組んでいくことをお願い申し上げて、私の一般質問を終わりたいと思います。
     どうもありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで、川畑宏一君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前11時50分

6月8日(一般質問:山口明日香議員)

発言者

  • 山口明日香

発言内容

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  • 再 開 午後 1時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     山口明日香君の一般質問を許します。
    ○1番(山口明日香君)
     町民の皆様、こんにちは。
     議席1番、子育て真っ最中、3児のママ、山口明日香です。
     今日も元気に、下ばかり見ないで頑張りたいと思います。そして、伊地知町政への最後の一般質問になりますが、次へつながるよい議論にしたいです。
     それでは、令和3年第2回定例会において、防災行政無線について、子育て支援について質問を通告しておりますので、壇上からは、防災行政無線について質問させていただきます。
     1、町からの情報発信について。
     1.防災行政無線の各家庭での戸別受信機の設置は進んでいるようだが、企業や職場等への設置状況はどうなっているか。
     2.防災行政無線以外での情報発信について、防災メールのほかにもSNS等で発信する考えはないかをお尋ねします。
     以上、壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     山口明日香議員の一般質問、まず1点目の町からの情報発信について、順を追ってお答えをいたします。
     町内における事業所は、平成28年度の統計で450軒ほどとなっており、うち戸別受信機を設置している事業所は、134軒で29.8%の設置率となっております。
     最近では、町民が関心のある新型コロナウイルス関連の放送が多いため、個人及び事業所においても新規や修理の要望が大幅に増加しております。
     これまでも要望に添って設置をしてまいりましたけれども、今後とも、要望がある事業所については設置をしていきたいと考えております。
     次に、2点目でございます。
     防災行政無線以外での情報発信については、現在の情報発信手段として、主に、町ホームページ及びサンサンテレビ文字放送を利用しております。
     さらなる情報発信手段としてのSNSの利用については、既に全国の自治体や企業で広く利用されており、本町においても幅広い世代が様々なSNSを利用していることから、新たな情報発信手段としての利用について、職員で構成します情報化リーダー会などで検討をしているところでございます。
     今後は、国から示された、政府機関・地方公共団体等における業務でのSNS利用状況調査を踏まえた今後の利用の際の考え方に基づき、情報セキュリティーに配慮した業務での運用方法などを検討し、早期の利用開始に向け取り組んでまいります。
     現在、防災行政無線で放送された内容については、町のホームページからメールアドレスを登録いただきますと、そのメール宛てに発信されることになっております。
     これについては5月の定例区長会において、登録方法などを記載したパンフレットを全世帯に配布したところでございます。皆さんのお手元にも届いているかと、そのように思っております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(山口明日香君)
     町長の答弁にもあったかもしれませんが、再度確認のためにも担当課のほうにお尋ねしていきたいと思います。
     企業や職場等への設置率はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     戸別受信機のほうが、ご家庭向けなんですけれども、全戸数約3,300世帯に対しまして、設置数が約3,000軒、設置率が約90%となっております。ただし、ほとんどの家屋について、住居について設置しておりまして、もう人が住んでいないおうちとか世帯がありますので、ほぼ100%に近い設置率となっております。
     あと、事業所につきましては、町内に450軒ほどの事業所がありますけれども、設置数として134軒、約30%の設置率となっております。
    ○1番(山口明日香君)
     各家庭では90%、ほぼ100%ということで、あと事業所は約30%ということだったんですけれども、設置の目標比率はどのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     目標設置率としては、特に数値的に目標値を設定しているわけではないんですが、昼間に常時、事業者がいる事業所とか、そういった事務所等については、ほぼ今のところ取り付けておりますので、今後とも要望があれば取り付けていくというようなことで対応しております。
    ○1番(山口明日香君)
     その各家庭や事業所に、戸別受信機とかを設置するに当たっての流れといったものはどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     総務課の防災担当のほうで在庫はありますので、申し込んでいただければ即、担当のほうが出向いて設置していくということで、修理も含めてそういうことで対応しております。
    ○1番(山口明日香君)
     設置するに当たっての流れは、総務課のほうでできるということだったんですけれども、例えば、移住してきた方々は、防災行政無線のことなどを知らずに戸別受信機の設置の方法や流れが分からない方々もいらっしゃると思うんですけれども、そういった方々にはどのように伝えているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     移住・定住者は、当然転入をされてくるわけなんですけれども、窓口に今のところ、ちょっと私のほうで確認取れておりませんけれども、その時点で防災無線等のお知らせが、それについての手続についてのマニュアルが完備されているのかどうか、ちょっと今のところ私のほうでは把握しておりませんけれども、今後、もしされていないようであれば対応していきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     移住されてきた方々は、転入される際の手続だったり、そういったときに窓口で案内をするだとか、広報、サンサンテレビとか、防災行政無線の設置の方法や流れを伝えたりして、移住してきた方々にも防災行政無線のことを知っていただければよいのかなと思いました。
     あと、確認なのですが、料金のほうは、設置だったり修理だったり、そういった場合はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     受信機のほうが1台当たり四、五万する、ちょっと高額なんですけれども、基本的に個人負担はございません。
    ○1番(山口明日香君)
     それでは、新規で設置するときも負担はないということで、修理となったときもないということでしょうか。分かりました。
     ぜひ、こういった防災行政無線があることを、設置方法だったり料金のことなど、移住してきた方々もそうなんですけれども、知らない方々もいらっしゃると思うので、ぜひ、サンサンテレビや広報など、転入された際の手続のときに窓口で案内するなど、いろいろな方法を使って、戸別受信機の設置が各家庭や事業所へ進んでいっていくように対応していただきたいと思います。
     これで、1.点目の質問を終わります。
     続いて、2.点目についてですが、今回、沖永良部島で新型コロナウイルス感染症が広がり、クラスターとなり、町民の皆様が情報が少なくて大変心配をされたところですが、お隣の知名町ではLINEやフェイスブック、ツイッターなどを活用し、情報を発信したことにより、正しい情報を早く伝えることによって、町民の皆様の不安を少しでも取り除けたと聞いておりますが、和泊町も各種のSNS等を使った情報発信を検討するべきだと思いますが、どのようにお考えか、お尋ねします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     SNSを活用した情報発信ということで、町長の答弁にもありましたが、現在、国のガイドラインを基に和泊町ソーシャルメディア利用ガイドライン等を作成しておりまして、今、知名町で言われているのが、LINE等で中心になって情報発信をしていると思いますが、和泊町LINE公式アカウント運用ポリシーの方針なんですけれども、それと和泊町LINE公式アカウント運用ルール等の整備を行いまして、7月1日開始を目標に、既に本町のアカウント等は取得しております。
     以上です。
    ○1番(山口明日香君)
     7月1日スタートを予定しているということだったんですけれども、それはLINEだけで、ほかのインスタとかツイッターとかフェイスブックはどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     町全体のフェイスブック、またはインスタという形では、現在LINEのみが今のところ取り組む、まずは手始めにLINEを取り組んで、それを皮切りにフェイスブック、インスタも取り組んでいこうかなと計画をしておりますが、各種、例えば企画課であれば企画課内のジョギング大会とか、そういうところの部分はフェイスブック、インスタ、ホームページ等作成されておりますので、そこの部分は既に開始されているところです。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。取りあえずLINEからスタートということで、LINE以外のものは、その後からでも検討していっていただければなと思います。
     防災メールなんですけれども、急な情報でもきちんとメールが行くようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     防災行政無線で放送された内容が、町長の答弁でもありましたけれども、自分の携帯でありますとかパソコンからメールアドレスを登録いただきますと、そのメール宛てに防災無線で流れた放送が夕方の6時頃に流れてくると、受信できるというようなことです。
    ○1番(山口明日香君)
     防災行政無線で流れているのが、そうやって防災メールで来るということだったんですけれども、例えば、最近でいうとワクチンのことだったり、タラソが落雷で臨時休館となったんですけれども、そういった情報も急な情報も、きちんとそうやって防災メールで届くようになっているのか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     防災無線放送で登録した内容が、一度だけなんですけれども、受信できるようになっております。
    ○1番(山口明日香君)
     そういった緊急というか急な情報も、一度だけれども、そうやって防災メールでも届くということでよろしいでしょうか。
     防災行政無線を聞き逃したり聞こえにくかったりした方や、1.点目の質問にも関係してくるとは思うんですけれども、戸別受信機が各家庭や職場等に設置されていなかったりする方もおられると思いますし、ほとんどの方が携帯電話やスマホは持ち歩いていると思うので、ぜひ、LINEからスタートということだったんですけれども、ほかのSNS等での情報発信を検討していただきたいと思うのですが、どのようにお考えですか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     先ほども申しましたとおり、LINEで取りあえず開始して、ほかのフェイスブック、インスタ等にも投稿できるような形で取り組んでいければと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     ぜひ、隣の知名町さんもされているので、検討していって進めていっていただきたいと思います。
     それに関連して、3月議会でファミリーサポートやほっとステーションの広報の仕方について検討するとありましたが、その後どうなったのか進捗状況をお尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     町民支援課としては、子育ての分野の情報、すぐ見られる発信の仕方を現在検討しているところなんですが、先ほど企画課のほうにありましたように、LINEのアプリを使った広報の仕方とか、町全体の中で7月から取り組むということですので、それに合わせて情報の発信をしていきたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     7月にスタートするのと合わせて、子育てのほうでも進めていくということでよろしいでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     企画課のほうと連携を取りながら進めていきたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     ぜひ、連携を取って進めていっていただきたいと思います。
     ほっとステーションでは、毎月カレンダーがあると思うのですが、そういったものもSNS等で発信していただくと、ほっとステーションやファミリーサポートを利用する保護者の方々はすごく助かると思うので、ぜひ、そうやって検討して進めていってほしいと思います。
     それと、情報発信のツールの中で、町のホームページも活用されていると思いますが、中身の更新がされていない部分が見受けられるのですが、どのようにお考えですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     ホームページにつきましては、今年度からリニューアルしてスタートしたところなんですけれども、中には一部、古いデータが残っている部分も見受けられると私も思っております。今後、各課に情報化リーダーがいますので、その辺の部分について早急に改善を図れるように、また徹底していきたいと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     早急に定期的に各担当課でチェックしていただいて、内容の更新をしていただきたいと思います。
     IT技術の進化に伴う情報の多様化への対応は、情報弱者を出さないためにも行政の大切な課題だと思うので、しっかりとこういったものも併せて対応していただきたいと要望して、1点目の質問を終わります。
     続いて、2点目の子育て支援について質問いたします。
     2、子育て支援について。
     1.「安心・夢・ゆとりある子育てができるまちづくり」を基本理念としているが、保育園や認定こども園の保育環境、人員確保についてはどのように考えているか、お尋ねします。
    ○町長(伊地知実利君)
     山口明日香議員の2点目の子育て支援について、お答えをいたします。
     保育環境においては、空調の整備や洋式トイレへの変更やICTを活用した乳児の午睡チェックなど、各園で緊急性、必要性を考慮して整備しているところでございます。
     保育士の人員については、園児数によって変化してきますので、会計年度任用職員の配置やクラス分けで調整し、対応しているところでございます。
     今後とも、保育園や各こども園の保育環境の改善、人材確保については、関係機関と協議を進めながら取り組んでまいりたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁を終わります。
    ○1番(山口明日香君)
     今年度は4園とも募集しているのかをお尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     職員の募集については、今後、総務課と調整しながら決定してまいりたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     ということは、今のところ募集はしていないということでよろしいでしょうか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     現在のところは、まだ募集はいたしておりません。
    ○総務課長(南 俊美君)
     職員の募集に関しましては、総務課のほうで例年行っておりますけれども、今のところ7月頃に募集人員、それから職種等含めて募集をかけていく予定にしております。
    ○1番(山口明日香君)
     前年度は待機児童もいて、保育士確保が困難で大変ご苦労をされたと思いますが、前年度と今年度で、前年度は募集していて今年度は募集していないということなんですけれども、このところはどのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     前年度も募集は総務課のほうと調整をしておりまして、今年度も同じように募集をするかどうか、今後決定するということであります。
    ○町長(伊地知実利君)
     先ほどから担当課長と総務課長からお答えしておりますが、職員の募集につきましては、今年度の人員配置については、前年度の募集で採用したのが今年度のそれぞれのポジションに配置をしてございます。ですから山口議員が言っています今年度も計画はありますかというのは、これから各課、こども園それぞれの職員が足りているのか不足なのか、そして園児数がどうなのかというのを検討しながら、これから計画をして、先ほど総務課長が答えましたように、7月にまとめて今年度の募集については公表することになります。
     前年度は、今年度の園児数がちょうど定数に足りているので、待機児が出ないという状況だったので、前年度採用した2名をそれぞれ配置をして、それから不足の分については任用職員を充てて、今、対応しているところでございまして、今年度のスタートについては、それぞれのこども園で待機児がいないというような状況でございますので、そういう統計的にどう推移していくか、そういうものを見ながら、募集人員については検討していくということでございます。
     今年度のこども園の対応については、前年度に採用試験を受けて実習をして、2名の方を採用して配置をしております。そして、不足の分については任用職員で対応しているという状況でございますので、今年度の採用については、これから十分に検討していくということでご理解をいただきたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。ぜひ、検討していってほしいと思います。
     全国的に保育士不足が課題となっているので、園児の人数を把握するのも大事だと思うんですけれども、単年度的に考えるのではなく長期的に考えるべきだと思いますが、どのようにお考えですか。
    ○町長(伊地知実利君)
     こども園の、今いう質問にもありましたように、安心して待機児がいないような環境をつくるためには、職員の確保というのは重要でございます。
     ただ、先ほども言いましたが、園児数の推計というのは十分に把握しながら対応していかなければいけない、そのように考えておりますので、職員の対応については、全てのこども園の保育士さんたちも含めて、総人数が本町の定員管理の中に入っておりますので、その中でどう対応していくか、そして任用職員で対応していくかというのを十分に検討しながら進めていかないといけないと思いますので、大幅に職員を確保するということは、なかなか難しいところがございます。
    ○1番(山口明日香君)
     大幅に確保するのは難しいということだったんですけれども、園児に対しての保育士の人数、ぎりぎりの人数ではなく、働きやすい環境にするためにも、人員数について検討していくべきだと思いますが、大幅に確保というのは確かに難しいとは思うんですけれども、少しゆとりのあるような確保の仕方については、どのようにお考えですか。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     人員の確保については少し難しい部分もありますが、この6月から保育の業務改善ということで、ゼロ歳児の子供たちがお昼寝をするんですが、そのときに午睡チェックといいまして、子供たちがどういう状態で寝ているのか、あおむけなのか、横なのか、うつ伏せなのか、そういう機器を今現在、ゼロ歳児というのは内城と国頭こども園ですが、そこに導入して保育環境の改善を図っているところです。
     また、わどまり保育園においても、この午睡チェックのほかに登降園の管理、あと連絡帳関係、あと写真管理、行事関係の管理の事業がICTの事業でありましたので、今後、わどまり保育園のほうにも補助事業を活用して導入する予定になっております。その関係で、少しでも保育環境の改善が図れればと思っております。
    ○1番(山口明日香君)
     ICTの活用とかで、少しでも先生方のためになればいいなとは思うんですけれども、これから人員確保についてはちゃんとしていくということだったんですけれども、保育士を募集する際に方法はどのようになっているのか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えいたします。
     前年度も卒業予定者に直接募集要項を送付しておりましたが、今回もそういう募集があった場合には、あと4名ほど私のほうで把握しておりますので、4名の方には直接募集要項等お送りして、採用試験があった場合なんですけれども、受けていただけるよう努力したいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     募集方法は、そうやって直接連絡して募集しているということだったんですけれども、町のホームページだったり、防災行政無線で募集してくという考えはないのでしょうか、お尋ねします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     再三になりますけれども、職員募集に関しましては、これから7月に募集要項等を公表していくところになりますけれども、その中で担当課からありましたけれども、保育士等の要望も聞いております。その中で、まだ要項が決定していないものですから、ここでははっきりとは言えないんですけれども、確定した場合にはホームページ等で公表していくんですけれども、今、検討しているのが、今回広く人材を、なかなか今までどおりの募集では、一般事務職も含めて、よりよい人材が確保できない状況等も見られることから、東京での受験、これは全国の町村会のほうで委託して行うんですけれども、そういったことも一つ検討しております。東京での試験会場で受けられるという形です。
    ○1番(山口明日香君)
     東京の試験会場で募集の試験が、受けられるということでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     試験会場が東京でも受けられるし、地元、役場、和泊町でも同じ日に行います。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。
     今年度は、わどまり保育園の定員数が下回る結果になっているということだったのですが、そのほかのこども園はどのような状況なのか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     ほかの園も、正職員を基に会計年度任用職員を配置したおかげで、今のところ定員に達して、順調に保育ができている状況にあります。
     ほかの園も、定員には何名かは余裕がある状況にありまして、各こども園の定員が3園とも60名で、終日が45名、半日部が15名ということで、定員60名なんですけれども、今のところ各こども園で、終日部のほうが1名から7名ぐらい、定員がもう少し余裕がある状況にあります。
    ○1番(山口明日香君)
     ということは、全体的に定員を下回っていて少し余裕があるということだと思いました。
     確認なのですが、3歳から5歳児の半日保育は、保護者の就労関係なしに継続で入所できるのか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     お答えします。
     3歳から5歳のお子さんに関しては、わどまり幼稚園でも3歳から5歳の園児の皆さんがおりますので、就労に関係なく半日の保育は実施しております。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。
     ゼロ歳から2歳児については、産前6週、産後8週は継続して入所が可能だが、産後8週を過ぎると退所になるということなのですが、そこのところもお聞かせください。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     先ほど山口議員が言われた、そのとおりになります。
    ○1番(山口明日香君)
     分かりました。
     全体的に保育園、こども園が今、定員が下回っていて少しゆとりがあるということだったのですが、やはり去年の9月議会でも言いましたが、出産後は母体のケア、乳児の世話等、人生の大仕事をしております。今、そのゆとりがある状況で3歳から5歳児の半日保育を終日にしたりといった考えや、ゼロ歳から2歳児も、その産前6週、産後8週で退所になるのではなく継続して入所できるようにする考えはないのか、お尋ねします。
    ○町民支援課長(玉野憲治君)
     今のところ考えておりませんが、県内でもそういう形で行っておりますので、ほかの市町村の仕方も参考にしながら検討してまいりたいと思います。
    ○1番(山口明日香君)
     検討するということだったので、ぜひ前向きに検討していっていただいて、子供を産み育てやすい環境整備のためにも検討していっていただきたいと思います。
     ぜひ、単年度で考えるのじゃなく長期的に考えて保育士確保に努めていただいて、基本理念にもありますが、「ゆとりある子育てができるまちづくり」、もちろん家庭もそうですが、保育園やこども園の先生方がゆとりある働きやすい環境も重要だと思いますので、しっかりと取り組んでいただくよう要望して、私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで、山口明日香君の一般質問を終わります。
     以上で、本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午後 1時43分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 東 弘 明
     和泊町議会議員 中 田 隆 洋

6月9日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和3年6月9日(水曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第2号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 一般質問
     ・中田隆洋議員
     ・東 弘明議員
     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 南 俊美君 会計課長 先山直喜君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 山元博文君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 有馬清武君 農業委員会
    事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    会長 野村栄治君

    △ 開 議 午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、山下幸秀君及び桂弘一君を指名します。

6月9日(一般質問:中田隆洋議員)

発言者

  • 中田隆洋

発言内容

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  •  日程第2 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、一般質問を行います。
     中田隆洋君の一般質問を許します。
    ○9番(中田隆洋君)
     皆さん、おはようございます。
     議席番号9番、中田隆洋でございます。本議会に一般質問を2点通告しておりますので、まず1点目の危機管理と行動規範について、壇上より質問をさせていただきたいと思います。
     新型コロナウイルス第4波が大都市を中心に全国へ広がりを見せ、多くの方が心配をしながら暮らしているところだと思います。本島でも初のクラスター感染が発生し、多くの島民が感染をしてしまいました。感染された方にはお見舞いを申し上げるとともに、対応に当たられた方には感謝を申し上げます。
     感染するリスクは誰にでもあり、また、感染経路も様々です。いかなる場合であっても、不当な差別、偏見、いじめ等は決して許されるものではありません。苦しいときこそ、お互いを思いやりながら、町民、島民が一丸となって乗り越えていかなくてはなりません。
     本町沖永良部島も他の離島と同様、医療体制が脆弱であり、移送体制にも限度があります。町民の生命を守るためには、感染拡大のあらゆる危険性を想定し、危機管理をしなくてはなりません。また、町政、町の運営は、あらゆる状況下において、町民が行政を信頼し、行政が町民に規範、条例や規則などの決まりを示し、町民と行政が共に歩んでいかなければなりません。
     そこで質問をいたします。沖永良部島新型コロナウイルス警戒レベル第4段階の中で行われた町制施行80周年記念式典は、危機管理として問題はなかったか、また、行政の行動規範に問題はなかったのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田隆洋議員の一般質問にお答えをいたします。
     まず、1点目の危機管理と行動規範についての質問にお答えをいたします。
     町制施行80周年記念式典の開催については、実行委員会の意見を伺い、感染状況に応じたイベント開催制限などについてのガイドラインに従って、案内者を県内に限定するなど、規模を縮小し、町制施行日5月1日に開催することで当初計画をいたしました。その後は、4月29日、島内に住所を有する方の感染者が確認され、4月30日に第8回感染症危機管理沖永良部現地対策協議会において、町制施行80周年記念式典の開催について、医療機関の先生方や各機関を代表する委員の意見を参考に、感染症ガイドラインの遵守、感染症対策を十分に行い開催することで了承をいただき、最終判断は5月1日の朝、第18回新型コロナウイルス感染症町対策本部会で開催することに決定をいたしました。
     本部会では、本町内では感染者が確認されていなかったことと、十分な感染対策を講じて実施することで決定しましたので、危機管理、行動規範としては問題なかったと、そのように思っておりますが、後日いろいろな意見が出されていることは承知しております。それらの考えを参考にしながら、各界の意見を聞き、今後の行事、イベントの開催については、引き続き安心・安全な環境づくりを十分に考えていきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     この80周年記念式典の計画を立てた時点では、規模を縮小して、感染対策を万全にして執り行うという計画をされていたかと思います。それは、その時点での計画については何ら問題なくて、町の節目となる記念式典、大いにお祝いするべきだったと思っております。
     ただ、知名町のほうで感染者が増大しまして、4月30日、島内の感染者の急増を受けて、町内の感染対策本部会議で島内の警戒レベルを最高の4段階に引き上げております。
     また、県のほうもこの発生をクラスター感染と認定をされております。その時点で、感染経路や濃厚接触者の確認というのは取れていなかったと思うんですが、これ答えるのは保健福祉課長でよろしかったですかね、お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     4月30日時点の島内の対策協議会を行った時点では、知名町に在住の方の4名の方がその日の夜は確認されているということで情報は受けておりましたが、クラスターという決定は5月1日の夜に県が判断をして記者発表されたと思っておりますが、それまで感染者の情報、濃厚接触者の情報等につきましては、本町のほうには入ってきていなかった、保健所のほうだけ確認されているということでございます。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長答弁いただいたとおりだと思います。感染が知名町で拡大をしていた中で、その感染経路だったり、それに対する、その方たちとの濃厚接触者の確認がまだ取れていない時点だったと思います。
     昨日の池田議員のコロナ関係の質問の中でも、町長答弁がございました。「知名町は和泊町と生活圏内を共にするところであり、十分な注意を払わないといけない」、答弁をいただいているところでございました。その中で、まだ濃厚接触者も経路も分かっていない時点で、可能性としてはゼロではなかったと思うんですが、この式典に参加した方の濃厚接触関係、または、もし仮にその参加された方が濃厚接触者関係者で、陽性になった場合の対応というのは、その後どのようになったでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     その参加者に対しまして、濃厚接触者がいるとか、また感染した場合というのは、やっぱりそれなりの流れに従って対応はしないといけないんですけれども、そうならないように、感染対策を施して開催するということで協議されておりますので、よろしくお願いします。
    ○9番(中田隆洋君)
     ちょっと質問の意図がつかめなかったと思うんですが、可能性がゼロじゃなかったという時点です。その時点では、もし仮にその出席者の中でクラスター関係の関係者、またご家族の方、まあ関係者に当たって、出席した方が後日検査で陽性ということになった場合には、その会に出席した方々の2週間程度の自粛要請をして、PCR検査も受けていただく、また保健所の管理下に置かれるということになり得る可能性があったのは否めないんじゃないかという質問だったんですが、どうでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     感染者の濃厚接触者に関しましては、濃厚接触と分かった時点で、徳之島保健所のほうから外出自粛、またそういったのには参加しないように、2週間程度の経過措置ということで、指導を受けられていると思いますので、そういった場には参加はされていないというふうに認識しております。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     いや、課長、ちょっと認識がすごく甘いと思うんですが、さっきも言いました、5月1日時点では、感染経路、また濃厚接触者の関係者が把握されていなかった時点だと思います。実際に出席した方のご家族でクラスター関連の感染者がいました。その方は家族内感染をされていませんが、別の家族の方はされていたということになっております。
     危機管理の中では、ただこれが、クラスター発生をしている、感染が蔓延しているときなんですよね。どこでコロナウイルスがいるかは見えない時点で、最大の危機管理をしないといけないなと、そう思って質問しているわけですよ。
     感染対策はばっちりということで、万全にしたということでございましたが、一つ新聞報道の写真を見てこの質問をしているわけなんですが、多くの町民、また島民、島外からも私のところに電話が来ました。新聞報道で、1面には知名町クラスター、横では和泊町の記念式典の写真。一つお尋ねをしますが、その写真はちょうど記念の式典を祝う合唱をしている写真が掲載されておりました。それについても疑問の電話が来たわけなんですが、合唱のガイドラインというのが国から示されているかと思うんですが、どのように認識されているでしょうか。
     コロナ禍の中、コロナ蔓延時の中の合唱におけるガイドラインというのが、これは学校の合唱部でクラスター発生をしているのが多かったということで、国の文科省のほうが元になって全国知事のほうに出していると思うんですが。どのようになっていますか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     それぞれの催物関係、イベント関係、それぞれのスポーツ会場での感染対策に対してのガイドラインというものは、それぞれの行動の中においてガイドラインが示されておりますが、先ほどの、今言われました合唱におけるガイドラインというのは、ちょっと私のほうでは認識しておりませんが、一般的な感染症の対策といたしましては、そういった人と人との距離の確保とかいうのは、ガイドライン上ではほぼうたわれているというふうには認識しております。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     電話をいただきまして、私も少し調べさせてもらったんですが、合唱活動等での集団感染が複数発生していることを受け、文部科学省のほうが全国の知事、また教育委員会のほうに指示を出している内容がございました。これをコロナ禍の中の合唱のガイドラインということで示されておりますが、1点目、マスクは原則着用すること、2点目、マスクを着用してなおかつ前後左右ともに2メートル空けること、ここでいうマスクは、厚労省、新型コロナウイルス感染症予防の啓発資料による正しいマスクの着用、つまり、正しいつけ方をすること、あと、マウスシールド、下部の開放が広いマスクなど隙間のある形状のものは該当しないというふうにガイドラインを示されているんですが、私もこれは詳しく知らなかったんですが、やはり新聞報道を見た詳しい方から、これはガイドラインにのっとっていないんじゃないのかということを受けましたが、その合唱がこのガイドラインに沿っていたかどうかお尋ねいたします。これに適用されていたかどうかですね。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     そのガイドラインに沿って合唱が行われたかどうかという質問でありますが、私もその会場にはちょっといなかったんで把握はしておりませんが、フェースシールド等をされていたということは認識しております。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     確かに、新聞報道の写真を見させてもらいました。フェースシールドですかね、そのように行われておりましたが、このガイドラインにも、フェースシールドについては感染を拡大させる危険があり、専門的知識がない方が扱うことは危険であるので、合唱活動においての着用は推奨しないとガイドラインでうたわれているわけですので、国が示したそのガイドラインよりちょっと逸脱してしまったのかなと思っておりますが、どうでしょうか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     そのガイドラインに沿っているかどうかというふうな質問でありますが、もしその合唱の際にフェースシールドが該当しなかったというのであれば、そういうことは否めないのかなと思います。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     もう行った記念式典でございます。深く言うことはないんですが、今後の町の危機管理としての在り方を、やはり職員もそうですし、皆さんちゃんと認識をしていかないといけなかったのかなと、そのように思っているところでございます。
     実施時期が現在のような落ち着いたときであるならば、町民も納得していたと思います。喜んで私も出席をさせていただいたかと思うんですが、なぜその5月1日に行わなくてはならなかったのか、延期の検討はなかったのか、職員内での疑問の声も上がらなかったのかをお尋ねいたします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     5月1日に開催しなければならなかったのかということなんですけれども、町制施行日が5月1日ということで、5月1日に開催するということで、実行委員会でも決定したところということで、準備等に取り組んで、5月1日開催に向けて準備を進めてきたところなんですけれども、こういう知名町での感染者の確認を受けまして、必要な両町での協議会、それから町の対策本部会ということで、町長の答弁にありましたとおり、このまま開催していいものかどうか、いろんな意見が出たところです。
     ですが、最終的には、来場者のほうも案内のみに限られた開催で縮小するということ、それから職員のほうの体調管理については、従来から毎日健康管理等、検温含めて体調管理を徹底するよう指導してきたところです。そういうことも含めまして、最終的に、総合的にいろいろと判断しまして、5月1日に開催するという決定となったところです。
     また、いろいろとリスク管理ということで、感染者を出さない対策ということで、感染予防対策、それから出たときの対応ということで、両町協議会でのいろんな専門の先生方のご意見等もいただきながら、最終的にそういうことで、5月1日に決定したということであります。
    ○9番(中田隆洋君)
     5月1日が町制を施行した日であったからその日をしたということと、感染対策を万全にした、町長の答弁にもあったとおりですが、さっきも申しました、まだ感染が和泊町にも、実際その後広がりましたので、広がる可能性があった中で、島内の医療、また搬送体制というのも脆弱な中、島民の生命と記念日の日にち、どちらが大事だったのかなと思うわけなんですけれども、また、来場予定をして案内をかけていた人が大事だったのか、それともクラスターが発生する可能性がある場合で、その後の町民の生命が大事だったのか、そこはどういう判断されるんですかね。町長ですか。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま保健福祉課長や総務課長からお答えしておりますように、今回の80周年記念につきまして、先ほどからありますように、施行日が5月1日であったということで、今指摘をされていることについては十分に現地対策会議や本部会議、それぞれ意見を交換しながら1日の開催に向けて取り組んできたわけでございますが、先ほどから申し上げておりますように、これは町民の生命を守るということは、私どもの前提でございますので、これは申すまでもないと、このように思っております。
     また、そこらも十分に考慮しながら、今、1日に開催したほうが、ここについてはいろいろ意見もありましたけれども、最終的に私のほうで記念日に、今の段階では十分な対策を講じながら実施できるのではないのかというような結論を出したところでございまして、言われるように、いろいろ対策会議においては、課長の皆さんや、それぞれ意見もございました。そして、現地対策会議の両町で組織する会議の中でも意見をいただきながら、そういう十分な対策を取りながら実施をしてほしいという意見はいただいて、それを踏まえて1日の朝に町内の対策会議を開催したということで、その中でも、意見を参考にしながら検討した結果、最終的には私のほうで決定をしたと。記念する日に、創立した日に実施しようというふうになったわけですが、言われるように、町民の財産、生命、それを守るのは私ども役場の職員の第一の役目でございますので、それは決して忘れているわけじゃなくして、総合的に検討した結果、1日に開催しようという結果になったということでございます。
    ○9番(中田隆洋君)
     最終決定は町長がされるわけですが、その町民からの声というのも真摯に受け止めていただきたかったと。やはりあの状況の中では、延期をしてほしかったという思いが町民の大多数ではないかなと。私もその一人でございました。
     今回の記念式典は、参加人数の制限、また自主的に参加を取りやめた方も多くいらっしゃると聞いております。本来ならば、町制施行80周年という記念式典は、本町発展の功労者に感謝をし、また、町の歴史の節目を盛大にお祝いしたかったと思っております。この町民の声、真摯に受け止めて、今後のこういった時期だったり、今後続きますコロナ禍の社会の中で、しっかりと危機管理というのは念頭に入れて、さっきも一番最初のほうに言いましたが、濃厚接触者も分かっていなかった、感染拡大する可能性はゼロではなかったということです。
     先ほど、万全な感染対策をしてあったということですが、先ほど言いました合唱の中のガイドラインに沿っていなかったということもありますので、今後こういったこともしっかり考えて、生命と財産を守る行政であってほしいと要望しておきます。
     あと一つ、行動規範の問題はなかったかということですが、町長答弁で問題がなかったということでございましたが、沖永良部島新型コロナウイルス警戒レベル第4段階での公共施設等の対応規定というのはどのようになっていますか。担当、保健福祉課長でよろしかったですか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     沖永良部島新型コロナウイルス警戒レベルということで、第4段階(危険レベル)状態が、島内で集団感染が発生、感染経路不明の感染者が複数確認、米印で医療体制維持の危機、心がけていただきたい行動目安ということで、不要不急の外出の自粛、県や町の要請に基づいた行動への協力、公共施設等の対応規定といたしまして、原則休館等の措置、町主催行事の中止・延期措置、民間事業者への行事の中止等の依頼、事業者への営業自粛や休業等の協力依頼というふうになっております。
    ○9番(中田隆洋君)
     課長ご答弁いただいたとおりでございます。コロナ禍の町主催行事の中止、延期措置とうたっているわけですね。さきの5月1日においては、4月30日時点で第4段階に来ているわけです。そうなると、町主催行事の中止・延期措置を講じなければならないと取決めをされているわけです。
     町制施行80周年記念というのは、町の行事じゃなかったんでしょうかね。お尋ねいたします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     この警戒レベルというのは、また下のほうに補足説明ということで、「記載された内容については、あくまでも目安であり、対策本部及び感染症危機管理沖永良部現地対策協議会の決定に基づき対応し、業種ごとの対応については、各ガイドライン等に基づいて行うこと。」というふうに補足説明がございまして、それに基づいて、対策協議会、町本部会の決定を受けて開催したということでございます。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     町民はそのように思うでしょうか。この後、危険レベル第4段階に上がった後、各課で持っている公共施設については早急に使用中止をしました。ゴールデンウイーク、子供たちも公園に行きたかっただろうですが、町の規定どおり公園、公共施設の使用を禁止されております。その保護者たちから、この行動規定、私たちには要請するんですが町は緩いんですかね、町はやっていいんですかねという意見が来ているのが現状です。それについて町長どのようにお考えでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     お答えをいたします。
     今のご指摘でありますが、これは当然のことだと、そう私は認識をしております。しかしながら、その開催については私の責任においていろいろな意見を伺いながら開催したということは、先ほどからお答えをしているとおりでございます。
     それから、中田議員から指摘のありましたように、今後いろんな意見、今、中田議員が言われているようなこと、町民からの意見、そういうものを十分に加味しながら、今後の行事、イベントの開催については十分に議論をしていかないといけないと、そのように考えております。
     このような記念すべき事業を5月1日ということで、これまで延々と続いてきました本町の歴史というものを、記念すべき日を、もちろん年度内が記念すべき年でございますけれども、見通しがなかなかつきにくかったということもありますし、これを開催した後、蔓延したというような事実もございません。中田議員が指摘しているように、もしどうなったらどうなるのという、これはもう本当に、私どもも危機的なことを十分に考慮しながら検討して開催したというようなことでございまして、それに当たった職員の皆さんも、それぞれ会場においては来場してきました皆さんの案内や指導については徹底していただいたと、そのように私は認識をしておりますけれども、この記念すべき日をこの日に実施をして、なお一層また81年に向けてみんなで取り組もうという決意も新たにする意味からも、1日ということで決定をしたわけでございますが、それはいろいろなご意見があることはもう承知しておりますし、それは十分に私も胸に置きながら、それぞれの対策本部の会議に出席する委員の皆さんとも十分に議論をしながら今後取り組んでいかなければいけないと、そのように考えておりますし、これを踏まえて反省をしながら、その意見を十分に踏まえて、今後のことについては取り組んでいかなきゃいけないと、そのように思っております。
     ただ、私どもは、町民の健康の維持、それから安心して安全に暮らせるまちづくりのためには、私ども先頭切って行動していかなきゃいけない立場でございます。それは十分に認識をしながら今後とも取り組んでまいりたいと、そのように思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長答弁ございましたとおり、そのように今後していただきたいなと思うところでございます。さきの、壇上からも言いましたが、町政、町の運営はあらゆる状況下において、町民が行政を信頼して、行政が町民に規範を示し、町民と行政が共に歩んでいかなければ、なかなか町の運営というのはうまくいかないところでございます。
     今回、多くの町民から、この危機管理と行政の行動規範については、批判等、心配の念等々多くありましたが、町長、ぜひ次の町政がまた町民と信頼して共に歩んでいくためにも、今町民がこの件に関して、まだ思っていること等々あるかと思います、多く。町民に対して説明なり、そういった謝罪部分もあるかどうか分かりませんが、そういった発表を何らかの形で行うべきじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     謝罪をすべきじゃないかというようなことでございますが、今のところ公式にやらなきゃいけないということは考えておりませんけれども、それは時期が来たら当然私が町政を担当して、いろんな問題がある、そのことについては町民に説明をしなきゃいけないというふうには思っております。
     ただ、町民の皆さんにやっぱり幸せを与えるために、80周年という記念する日を盛大にお祝いをしなきゃいけない状況ではありましたけれども、全国的にそのような状況でございますので、それをできるような状態ではなかったということで、ただ記念式典、規模縮小して、一部の皆さんに出席をいただいてやったというようなことでございまして、今後、コロナが落ち着いていけば、いろんなイベントも80周年という冠をつけて、盛大にできる状況にあれば、冠に80周年というものをつけながら、今後のイベント、町民と一緒に祝っていければと、そのように思っております。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長、そのようにしていただきたいなと。さきの中で謝罪を要求したわけじゃないですが、何らかの形で説明をすることがあってほしいなという思いでした。町民の中のそのもやもや感というんですか、納得いっていない部分もあるかと思いますので、そういった場を、次の、町民が行政を信頼して、町政を運営していく中で、一つ大事になってくるのかなと思っておりますので、ご検討いただければと思っております。
     私のこの1点目の危機管理と行動規範については、これで終わります。
     2点目の質問に入らせていただきたいと思います。
     昨日の川畑議員の財政質問の中でもかぶる部分があるかと思いますが、そこについては担当課のほうで省略して構わないと思います。
     令和元年度決算公表が出ております。本町の実質公債費比率15.9%、将来負担比率106.2%は、鹿児島県下全市町村の中でワースト1となっております。他の類似団体と比較しても大変悪い状態になっております。確かに財政健全化法に基づく早期健全化基準、いわゆるイエローカードの数値までは達していないにしろ、今の財政状況がさらに悪化すると、福祉、子育て、教育など町民サービスに影響が出始め、住みづらい町になり、人口流出に拍車をかけ、負のスパイラルに陥る可能性もあります。そうなりますと、容易にはこの状況下からは抜け出すことができません。
     そのような中、本町においては総合交流アリーナ建設、保育園、幼稚園、老朽化した施設の建て替え、学校施設の大型補修、上下水道の配管更新などなど、普通建設事業費や高齢化による社会保障費の増額も予想されているところでございます。
     財政シミュレーションにおいては、これ以上の財政悪化にならないよう全課全局の中長期的な事業計画、予算計画に漏れはないか、また、事業の優先順位を図り、実施時期を計らなくてはなりません。そこで、中期財政見通し、財政シミュレーションはどのようになっているのか、お尋ねをいたします。
    ○町長(伊地知実利君)
     中田隆洋議員、2点目の財政についてお答えをいたします。
     本町財政の中期見通しとしましては、過去に実施した大型事業の起債償還などが順調に進み、起債残高は平成25年度の112億円をピークに減少してきております。令和2年度末起債残高は約94億円になる見込みです。また、令和3年度からは、新庁舎建設事業債の元金償還が開始されますが、当面の間、起債の償還に充てる公債費は10億から11億で推移するものと予測されております。
     今後予定されている大型事業として、総合交流アリーナ建設事業や幼保一元化に伴う事業が見込まれており、完了後には財政指標の一時的な上昇が予想されます。また、アリーナ建設等により、新規起債の発行額が一時的に多くなることが予想されますが、通常ベースで年平均5億円から6億円程度に抑制することで、起債残高は年次的に減少していくものと予測しております。
     新型コロナウイルス感染症による経済の停滞や人口減少により、税収の伸びが期待できない中で、高齢化の進展や社会福祉の充実による扶助費の増大など、町民のニーズが多様化する中、さらに厳しい財政運営が求められますが、経常経費等の抑制や自主財源の確保に努めつつ、財政シミュレーションを必要に応じて行い、健全な財政運営に引き続き努めてまいりたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     町長答弁をいただいたところですが、その中でもいろいろ聞きたいところがありますが、ちょっと数値を見ながら順次課のほうにお尋ねをしたいと思いますが、財政シミュレーション、今手元にいただいているのがアリーナ建設を行えなかった場合と行う場合と、対比を見させてもらっています。この中で、令和11年、実質公債費比率が17%になるのが最大の実質公債費比率の比になるということでしていますが、少し確認なんですけれども、昨日も将来負担比率、川畑議員のほうからもありました。もっとちょっと細かく確認することがあるんですが、まず1点目が、アリーナ建設をしてもしなくても令和8年度にまた数値が上がるんですが、これはどういったことが起因されているんですか。今までの財政健全化計画をずっとしていくんですけれども、令和8年です、この数値についてはどういった理由ですか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     財政シミュレーションのほうは、令和2年の決算が終了した時点でシミュレートしております。それによりますと、議員がご指摘しております将来負担比率について、今後下がっていくんですけれども、令和8年に116.1という、体育館建設を行った場合ということになっております。
     町長の答弁でもありましたとおり、庁舎の借入れの起債の償還が今年度から発生して、ちょっと返済のほう、終了していく起債もありますけれども、新たにまた発生する償還もあるということでの部分で、相対的に令和8年度に関しては若干増えるということで、数値が一時的に上がっているのかなと思いますけれども、詳しいことについてはまた後日、資料等で説明させていただければと思います。
    ○9番(中田隆洋君)
     今、説明で若干ちょっと分かりかねたので、また詳しい資料頂ければと思います。
     それで、本町の起算残高というのが99億あるということで、昨日の川畑議員の中でもすごい驚いたんですが、特別会計のほうでも約25億あるということですね。なかなか和泊町の財政数値を見る中で、一般会計の起債というのを主に見ていて、実質公債費比率というのを見ていたんですけれども、それも一番高いんですね。確かに高い。だけど、高い中でも断トツ高いというわけではなかった。この将来負担比率というのが、類似団体でいえば、例えば喜界島ですね。喜界島ゼロです。将来負担比率ゼロ。お隣の徳之島でいったら、天城町見てみますか、同じぐらいですので。23.4%。和泊町が今106ですね。お隣の知名町でも50%、与論町38。断トツ将来負担比率というのが、将来町民が返していかないといけない比率というのが高いんですね。
     さっき、99億プラス25億で、ほかにないのかなというふうに思ったんですが、和泊町の実質借金という名目ではないんですが、債務負担行為、なかなか町民には分からないかと思うんですが、要はリースですね。リース契約をしていて、今後リース代を払っていかないといけない、いわゆる町民で言ったら借金ということの扱いなんですけれども、その額が本町ではお幾らですか、課長。
    ○総務課長(南 俊美君)
     ちょっと正確な数値は今持っていないところなんですけれども、約30億ということになっているかと思いますけれども、これについては、当然将来負担比率の算定には入ってきません。健全化法の中の財政指標の中で、将来の債務ということで、約束されたような数字ではないということで、将来負担比率の数値には入ってこないということになっております。
    ○9番(中田隆洋君)
     我が町、令和元年度決算で16億4,700万、約16億5,000万がリース、いわゆる民間で言えばリース料、今後払っていかないといけない、これも通常の借金ということになってくるわけですが、ちょっと私勘違いをしていましたが、将来負担比率にこれは算定されないと今課長答弁があったんですが、ちょっと調べてみますと、将来負担比率の算定額の中に、将来負担額の合計額というのは、イからヌまでございますが、その中のロに記載されていること、文言を言うと、債務負担行為に基づく支出予定額は将来負担額に算入すると書いているんですが、矛盾しているんですが、どうでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     先ほどお答えしたとおりだと思っております。これにつきましては、県のほうに毎年の決算時点において数値のほうを説明して、県の審査も受けて、そういうことで確定して将来負担比率等の指標が公表されておりますので、将来負担比率の算定の数字には入ってこないということであります。
    ○9番(中田隆洋君)
     じゃ、私がこの全国市町村議会資料として与えられているこの資料が間違えているということになりますけれども、課長、もういいですかね、それで。将来負担比率の額の算定の中には、債務負担行為に基づく支出予定額も含まれると書いているんですけれどもね。まあいいでしょう。それが行政側の資料と、じゃ議会との資料が、おかしいですね、異なるということで。私、その……
    ○議長(永野利則君)
     しばらく休憩して……
    ○9番(中田隆洋君)
     はい、休憩しましょうか。
    休 憩 午前10時23分

    再 開 午前10時25分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
    ○総務課長(南 俊美君)
     失礼いたしました。先ほどの答弁を一部修正させていただきます。
     健全化法でいう将来負担比率については、債務負担行為に基づく支出予定額は参入されるべきでありますけれども、本町の算定においては、その債務負担行為は将来負担比率から除かせていただいております。
    ○9番(中田隆洋君)
     そのとおりだと思っております。実は、この悪い数値の中にも入らない、債務負担行為、リースとはまた別にあるということなんですよ、皆さん。川畑議員が昨日言っていた99億とプラス特別会計の25億、それ以外に、債務負担行為16億5,000万あるということですよ。本気で財政改革をしないといけないと思っております。
     町長答弁の中でございました自主財源の確保、経常経費の削減とありましたが、前回、私12月にも一般質問させて、要望させていただいたと思いますが、第8次の和泊町行財政改革大綱の中身と計画についても、この危機的状況の中で、この財政健全化計画がペーパー2枚、数値目標もない、これで本当に健全化できるのかということで、ぜひ数値化、目標数値を設定して、単年度ごとに評価をし、次につなげていくということをしないと、この部分はなかなか改善はできないというふうに提案をしてあったんですが、その後何ら返答もなくて心配しておるんですけれども、それについてどのようになっているでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     3月の議会のほうでもご質問いただきました行財政改革大綱の数値目標等についてなんですけれども、取り組めるところから取り組んでいこうということで、事務の簡素化ということで、申請書等の印鑑の押印を見直す指針などを策定しております。
     それからまた、公用車の共有化に向けた取組でありますとか、昨日山口議員からご質問がありましたホームページのリニューアルとか、情報発信の強化、それぞれ取り組めるところは取り組んできております。
     ただ、目標値等の設定については、今後目標レベルの数値化など、各担当課に係がいますので、その会で協議するとともに、民間の委員で組織する推進委員会等を早めに開催するなどして、町民の幅広い提言などもいただきながら、新たな行政需要の課題に対応できるように努めていきたいと考えております。
    ○9番(中田隆洋君)
     本当にこの計画、本気で財政改革、財政健全化していくんだったら、数値化をして単年度ごとに目標を達成していかないと、今後5年、あと4年ですか、目標のこのシミュレーションどおりもいかないんじゃないかと、大変心配をしているところです。
     それをいただいてからもう少し議論をしたいと思うんですが、時間となりますからここでしますが、自主財源確保ということで、経費節減もそうなんですけれども、未収金も速報値で全協のほうで説明をいただきました。厳しい町の経済状況の中で、未収金を回収していく事業というのも大変ご苦労だと思っておりますが、そこをおろそかにしたらなかなかこの自主財源というのも厳しくなってくるかと思います。
     また、自主財源を確保できる事業の創出、やっぱり町民の事業を後押しするような、またそういった事業も、国の事業を模索しながらつくっていっていただきたいなと。また、農業もしっかりそういったのをしながら、この財政についてもう一回真剣にやると思いますが、私のこの財政シミュレーションについての質問は終わります。次回に持ち越しますと言ったほうがいいですかね、思います。
     私の一般質問は終わりましたが、町長とこの議会で一般質問で議論するのが今日で最後になりましたが、平成24年、22年度ですか、数えてみましたら28回町長に一般質問していたということで、いろいろ議論させていただきました。感謝しております。また公私ともにいろいろお世話になったと思っています。また今後とも、あと少し町長任期ありますし、今後もまたご指導、ご鞭撻いただければと思っております。
     ちょっと厳しい意見になりましたが、皆さんと知恵を出し合って、また締めるところは締める、またきついことも言わないといけない立場、お互いあると思いますので、町の発展のためだと思ってお互い議論ができたらなと思っておりますので、また町政発展のためにご尽力いただきたいなと思います。
     これをもちまして私の一般質問を終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これで中田隆洋君の一般質問を終わります。
     ここでしばらく休憩します。
    休 憩 午前10時33分

6月9日(一般質問:東弘明議員)

発言者

  • 東弘明

発言内容

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  • 再 開 午前10時50分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     東弘明君の一般質問を許します。
    ○8番(東 弘明君)
     町民の皆さん、おはようございます。
     公明党の東でございます。
     今回の一般質問に3点通告してございますので、壇上より1点、林産物の推進について、キクラゲ栽培について、本町で栽培できないかお尋ねをします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の一般質問にお答えをいたします。
     まず、1点目の林産物の推進についてお答えいたします。
     キクラゲ栽培の推進につきましては、本町が振興する農林水産物の対象品目となっており、町としましても、キクラゲ生産事業者が行う6次産業化や輸送コスト支援事業など、各種事業実施に対する支援を現在行っているところでございます。
     コロナ禍において国産キクラゲの需要が高まっており、沖永良部産キクラゲの特性をさらにPRし、収益の向上に向けて、引き続き町としても支援をしてまいりたいと思っております。
    ○8番(東 弘明君)
     今回キクラゲが推進できないかということで、町長答弁にもあったように、本町でも推進しているということでありました。その中で、今、沖永良部キクラゲ、南国キクラゲという、2か所で栽培をしているわけなんですけれども、実際キクラゲに対しては、九十数%が外国からの輸入物で対応している現状だということであります。その中で、北海道から沖縄まで、各地域でキクラゲ栽培が顕著に増えてきていると。その中で、両キクラゲ栽培者のほうでも、受注に対して製造が追いつかないと、そういうこともあって、ぜひ島でキクラゲをもっと生産者を増やして、量的に確保できないかという、そういう要望等もありまして、今回質問させていただきました。
     まず初めに、これまでキクラゲ類はほぼ中国からの輸入に頼っていたということであります。最近、国産品のアラゲキクラゲが量販店などで多々見られるようになってきたということであります。平成25年、キクラゲ類の国内生産量は785トンで、現在5年前の約4倍に増加をしている現状だということでありました。このほど、アラゲキクラゲですが、アラゲキクラゲの生理的特性は、ほかのキノコと比較して、アラゲキクラゲの子実体の発生温度が高いことにあると。それはなぜかというと、また多額の出資がなくても、必要な空調施設よりも簡易施設での生産が可能であると、そういう利点もあるということであります。
     例として、熊本県と茨城県つくば市のデータがあるわけなんですけれども、熊本県人吉市のきのこ生産組合では、4月から11月にかけて、簡易施設でアラゲキクラゲの生産を行っているということであります。簡易施設には加温装置はなく、散水・換気装置のみで、暖房代がかからなく、生産コストを抑えられ、経営的に有利となっています。同じ時期のつくばでは、冬場、春先で温度が低く、アラゲキクラゲの生育温度に適さないということで、暖房施設がないとできないというその反面、熊本のほうは、暑くなるために、簡易施設での生産に支障が出るのではないかと。夏場、温度が上がり過ぎて支障が出るのではないかという、そういう心配もあるわけなんですけれども、温度が高くなっても、散水や換気を適切に行うことにより、ある程度の温度を下げることが可能であり、また、高い温度の状態が長く続かなければ生産できると。そのため、散水・換気を適切に行うことが夏における生産の鍵というデータ等もあります。
     そういうデータを踏まえて、この島では、この1月、2月、3月まで、島で1年間を通してキクラゲ栽培が可能であるという実験データ等も出ているわけなんですけれども、経済課長、何らかの取組の計画とかを立てることはできないですか、お尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     キクラゲに関して町として取組ということでありますけれども、先ほど町長が答弁しました、議員もおっしゃいました永良部和泊町にキクラゲを周年栽培、そして販売している会社が2社ございます。この2社は、我々行政としましても6次産業化や輸送コスト支援、各種事業、今現在も実施してこの2社への支援はしております。この2社にうちの担当がいろいろ毎月行って、6次産業化で支援を行っております。それで、本社2社の聞き取りをしましたら、いずれも経営開始して10年以上経過し、やっと独自に永良部に自生するキクラゲ菌をバガス培地で植え付けてから収穫し、キクラゲを出荷するようになりました。ここまで来るのに10年かかったということで、やはり2社とも一番危惧するのは、議員、周年栽培できると言ったんですけれども、これをやるのに2社これだけ独自で頑張っても10年かかる。
     この2社がやはり言うのは、やはりキクラゲは栄養価が高いバガス、サトウキビの未利用資源バガスを活用し、永良部独自で作っているということで、この菌は温度や先ほど言った湿度、この環境変化に非常に敏感であると。一度雑菌が入ると、もうそのまま1年、2年台なしになるというようなこと、そして私、この2社が今一生懸命やっていますので、今後はこの2社のやはり支援を行っていくということで、町としまして施設を活用した、町が独自で栽培をするというのは考えておりません。
    ○8番(東 弘明君)
     経済課長の話では考えていないという話であったんですけれども、実際に、沖永良部キクラゲ、南国キクラゲの経営者といろいろ会って、そしてその中で、本当にできることであれば民間にお願いをして、民間からやりたいということであったんですけれども、だけれども、実際に和泊町は実験農場とかバイオ研究所という施設があるわけなんですけれども、この実験農場とかバイオ研究所は何のために造られたのか、それをお尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     まず、実験農場、平成2年7月開所以来、実験農場の運営条例及び規則にも目的として書かれております。担い手農業者等の育成、新品目、新技術の開発、導入、実証、あるいは花き優良種苗の供給や土壌分析、種苗の増殖、それらを30年近く取り組んできまして、議員からも2年ほど前にもこのような質問がありました。その後、この実験農場は運営委員会を年1回開いております。11名の運営委員を基に、今後は農家のいろんな手助けとして、生産農家の抱える技術的な問題点や病害虫などに柔軟に対応した花及び野菜の短期試験の取組、あるいは農家の労力軽減、スマート農業、あるいは省エネに向けた実証試験、そして技連会、専門部会と農家と連携したいろんな実証試験、そして今、やはり農地が非常に不足ぎみであります。担い手農家、5年未満の新規農家への農地の貸出しという、このようなこと。一番大事な土壌分析、土づくりが今農業の基本であります。こういうものを実験農場では取り組んでいくというようなことでやっております。
     また、バイオ研究所に関しては、設立は昭和62年4月、設立しました。当初の目的は、バイオテクノロジー技術を活用して、テッポウユリの無病化、あるいは大量増殖及び新品種の開発により「えらぶゆり」の復興を図るということで、両町、両農協、ユリ組合、南栄糖業、そこに技術者として協和発酵さんが入って7者で始めました。というのは、昭和50年後半から60年にかけて、テッポウユリがバイラスに汚染されまして、もうユリが壊滅的になったということで、県がウイルスフリーの種苗を増殖していたんですけれども、そこが高いということで、では永良部で作れないかというのが初期目的でした。
     20年経過した平成18年、いろんな研究の成果はあったけれども、社会情勢とか鑑み、7者で協議し、議会にもかけて解散、清算した。現在は、その後、和泊町があの施設を借り受けて、テッポウユリのウイルスフリーや、この間、先般、四、五年くらい前に里芋に大量に病気が発生したときに、里芋の茎頂点培養、そういうところも取り組みましたけれども、やはり技術力不足というか、成功には至っていないというのが現状です。
    ○8番(東 弘明君)
     今、課長がおっしゃったとおりだと思っております。実験農場、当初切り花がいろいろ取組の中で、新品種開発とかいろいろ島の農家の最先端でいろいろ研究をしていただいて、新品種開発とかそういう多々いろんなことがあったと思うんですけれども、山元勝吉さんという、実験農場長をしていたときに、当初、ソリダゴという花、あれは雑草なんですよね、都会に行くと、田んぼのあぜ道とかそういうところにいっぱい繁殖していると。そういうことで、実は切り花としては利用価値がないという。だけれども、その後ソリダゴを見たときに、いやこれは必ず将来、永良部の切り花のニーズに合って金が稼げると、その意見の中にも、2者正反対の意見があったわけなんですけれども、だけれども、実験農場ではそのソリダゴを実施取り組んでみようということで取り組んで、今の切り花の中でソリダゴというのは、なくてはならない沖永良部の切り花になっているわけなんですよね。だから、実験農場というものは、そういうみんながいろいろやってみたいという、やって、実際に島民の生活が安定していくのであれば、それを手助けしようという、それが当初の目的だったと思います。
     その観点からすれば、この林産物、キクラゲであると思うんですけれども、そういう今実際に2社あるわけなんですけれども、生産が追いつかないという状況の中で、もっと規模拡大をしていきたいという、そういうときに、もっと町民に広く、そして作業そのものは重労働ではありません。ある程度の年齢になっても、やる気さえあれば十分に仕事ができる、そして収入が入ってくるという、そういう両面を持っているわけなんですよ。だから、そういうものを今実際ある実験農場の施設の中で取り組めるんですよね、取り組もうと思えば。そうして、実際にそこで実証実験をして、それを町民に広く、生活が安定する、収入があるということであれば、啓発をして、生活の安定につなげていくという、そういう取組をまずはしてみる必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     キクラゲの実証実験と、よく議員おっしゃいますけれども、先ほど私答弁したように、この2社はもうずっと10年以上やってきて、キクラゲが安定生産できる、この2社で、令和2年で70トン生産して1億2,000万ももうけている企業なんですよ。もう実証実験は済んでいて、実際もう取り組んでいく段階なんですよ、今。
     ですので、実証試験というのは、例えば全く新しい新規品目、新規作物だったら実証実験というのを行政としてもやっていいでしょうけれども、そうじゃなくて、もう2社はしっかり今経営として成り立っている。この人たちが欲しいのはそういうことじゃなくて、人材とかそういうことを欲しいということで私は伺っていますので、そこはまた、実験農場で実証試験はできます。しかし議員がおっしゃるように、もし町民が、林家が、新規にキクラゲ栽培を、農場の施設あるいは旧バイオセンター施設を利用して、あの施設や設備を利用してキクラゲをやりたいという農家が、あるいは林家が出てきましたら、私はもうそこは相談に乗れると思います。
     もう一回言いますよ、町としては実証試験はもう両社がやっている、要らないけれども、農家がもし施設を有効活用したいということであれば、私はあの施設、設備は農家へお貸しすることは十分できると考えております。
    ○8番(東 弘明君)
     分かりました。では、ぜひやってみたいという方が、このシーエスバイオの時代からキクラゲに携わってきた、そういう方等もおります。そこのところから町のほうに要望していただきながら、実証実験終わって、もう実際に栽培の形に入っていると、そこのところが実験農場で取り組んでみて、沖永良部きのこの社長なんですけれども、まず一番初めに取り組んだときには、田皆、正名の老人会の人たちで古びたハウス、そこの中で試験をしてみたいという思いもあったんですけれども、実際的にはならなかったと。高齢者のためにもそういうことを、これからやれることであれば、やりながら島の島民のために貢献をしたいと。それが実際には、今キクラゲの注文に出荷が追いつかないという、そういう中で、よりよく島民のためになっていくと思いますので、その点はまたこっちからもやりたいという人を募って、お願いに上がりたいと思います。
     そして、バイオ研究所のことをなぜお話ししたかというと、実際にユリのことでいろいろ、今、永良部のユリがあるのは、あのバイオ研究所があったから、実際に今のテッポウユリができていると思っております。その中で、キクラゲの廃床、キクラゲ取った後の廃床なんですけれども、あの中のキクラゲ菌があるものは、実際には善玉菌が多くて、そうか病だとかジャガイモ、疫病とかそういう悪玉菌を減らしていくと、そういう相乗効果があるということを聞いておりますので、実際には、そういう研究をバイオ研究所と、もともとあったわけですから、そういうところで、島民が安心して農業にいそしんでいけるような、そういう対応ができないかと思って質問したわけなんです。
     将来的に見ても、せっかく既存の施設があるという、そこのところを、いろんなところと連携を取りながら、今一番、ジャガイモにしてみればそうか病、軟腐病、里芋にしても軟腐病というのが今後の島の栽培の中にあっては一番の問題になってくるところなんですけれども、実際にそういう廃床が、そうか病とか疫病とかそういうものに効果があるのであれば、金が要らなくて使えるわけですから、有効利用ができるわけですから、そういう研究とかどうですかね、できないでしょうかね。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     旧バイオセンターでということでありますけれども、今あそこは、先ほど言ったように、18年に閉所をしまして、もう今そのままの状態であります。そこで先ほど議員おっしゃるバガスの廃床を活用した菌をと言いますけれども、今雲をつかむような話であります。菌というのはもういろんなのがあって、それが本当に善玉菌か悪玉菌か、そういうのも含めて、それが排出される場所、いろんなところによって、やはり菌がよくなったり悪くなったりやると思います。その辺はもう一回議員と話をしながら、進められるかどうかじゃなく、それがまず活用できるかどうかということですね。まずバガスの廃床と、それ以外のいろんな研究というのは、また今月、来週、令和3年度の運営委員会が開催されます。そこで、運営委員の皆さん、これはもういろんな農家代表やいろんな識者、代表、各団体代表の方々にお越しいただいて、今日の議員の提言等もその中で話合いを持って、今後につなげていければと思っております。
    ○8番(東 弘明君)
     じゃ、その点、こっちも実際キクラゲ菌がというのは聞いた情報でありまして、そのところを何らかの形で取り込むことによって取り組めないかという、そこのところを確認したところであります。
     これで、キクラゲの栽培の推進にできないかという1点目の質問を終わります。
     2点目の新型コロナウイルスワクチン接種について、この件は、昨日、池田正一議員の質問の中にもありましたので、町長答弁は割愛するということでありましたので、そのまま質問に移らせていただきます。
     実際、公明党にコロナ対策本部というのができているわけなんですけれども、実際コロナワクチン、それが今接種ができているのは、公明党が国会の中でいろいろ提言をし、それが実現して今の現状に至っているということでありますけれども、まず政府に対策本部が設置される前の昨年1月に、公明党の対策本部を設置いたしました。これはなぜかというと、公明党は国会議員から市町村議員までチーム3000という、3,000人ぐらいの議員がいるわけなんですけれども、それが横一列で地域の実情、地域でいろんなことをみんな収集して、国会で国に要望していくという、そういうチーム3000であります。その対策本部を設置して最初の提言は、コロナが発生していろんな評論家、専門家がテレビに出ていろんな意見を発信し、国民に混乱を招いていたという、そういう状況の中で、専門家がしっかり議論をし、それを国民に発信していくべきではないのかということで政府に提言をして、専門家会議というのが設置されました。
     そして、昨年3月、重症者に、国産の使用薬なんですけれども、重症者に投与するアビガンという薬とレムデシビルという薬の両方があったわけなんですけれども、その当初は、国はアビガン、アビガンと、アビガンばかり叫んでいたんですよね。それを、公明党の参議院議員なんですけれども、秋野という医者であり医学博士であり、そしてSARSが発生したときには、厚生労働省から羽田検疫所の所長に任命されて、自分もSARSにかかりながら、SARSの水際対策をされた参議院議員であるんですけれども、それとピロリ菌、胃がんの撲滅をするためにはピロリ菌を撲滅するのが一番だということで、ピロリ菌の推奨をした議員さんなんですけれども、その方が、アビガンというのは薬を100としたときに61.88倍投与しないと効かないという、あまり効き目がないという、そういう薬でありました。それに対して、レムデシビルという薬は、0.77倍投与すればコロナに効き目があるという、そういうのを突き止めまして、レムデシビルの活用を政府に提案し、日本初の承認薬になったということであります。
     それから、コロナにかかって、体の中の血中酸素が低下していくと重症化をするというデータがありまして、じゃ、そのためには何が一番いいのかということで、パルスオキシメーターという血中酸素を測定する機器があるわけなんですけれども、これを全国に配備を推進して、軽症者が泊まっているホテルなどにも配備し、すぐに対応できる体制を整えたという。今、元気なんですけれども、体の血中酸素が減ってくると。それが重篤化して、肺炎を起こして死に至るという、そういうものを測定するパルスオキシメーター、それを整えたと。
     そして、ほかの党に先駆けて、コロナワクチンプロジェクト、これをいち早く設置をして、当初日本は国産ワクチンの開発にしか目を向けておらず、海外が開発したワクチンの争奪戦に乗り遅れていたという、そういう現状がありました。それも、アストラゼネカ社の支社が日本にあるにもかかわらず、そこにも何ら打診もなかったということであったわけなんですけれども、アストラゼネカ社はその当時20億回分のワクチンを作っていたわけなんですけれども、日本は国産ワクチン、国産ワクチンとばかり言っているものですから、欧州はじめロシア、中国、ほかの国々で20億回分みんな取られてしまったという現状がありました。
     そこで、昨年7月に公明党は、国産ワクチンの開発には時間がかかるために、一日でも早く国民にワクチンを接種するためには、外国産のワクチンを活用しなくてはならないという。それで、国はそのときにコロナ対策のための10兆円の予備費を積んであったんですよね。だけれども、それには何も手をつけずそのまましてあったという。公明党がこの10兆円の予備費で海外のワクチンを確保するように提言をし、そして公明党の稲津さんという厚労省の副大臣がいるわけなんですけれども、それから10兆円を使って海外製薬メーカーと交渉していくという答えを引き出して、その日からワクチン確保が進んだという、それが、今、実際ワクチンが接種されている現状であります。
     今、ワクチンが手元に十分に入るようになってきたわけなんですけれども、その反面、地球規模での感染拡大防止には、日本だけではなく全ての国々でワクチン接種していくことが大切だと。そこで、WHOが、ワクチン確保が困難な発展途上国へのワクチン供給を行うCOVAXファシリティという、そういう仕組みをつくってあったわけなんですけれども、しかし当初はどの国も参加していなかったという、そういう現状がありました。その中で公明党が日本政府に、日本がいち早く参加すべきと提言し、日本が参加したことで、EUはじめ、アメリカはじめ、中国はじめ、ロシアはじめ、今180か国を超えるそういう国々がCOVAXファシリティに参加をして、発展途上国、ワクチンが供給できない、そういう国々で投与する体制ができました。
     菅総理がワクチンの供給に10億ドルの投資をするということで表明もしておりました。それはなぜかというと、今変異株というのが外国、また日本でも発生するかも分かりません。そうなったときに、発展途上国から変異株が日本に入ってきたときにそれの対処ができないということで、地球上全ての人たちがワクチン接種をして、地球上のコロナを撲滅していくという、抑えていくという、そういう狙いがあったと思います。
     そして、国産ワクチンの開発は、国内で発生した変異株に備え必ず必要になってくると。このため、国産ワクチンの確保も4月に菅総理に提言したと。ほかのワクチンで無料になっているものはないが、公明党がワクチンの無料化を何度も提言し、被害者救済の制度をしっかり整え、予防接種法に位置づけるとともに無料化を実現させて、今無料でワクチン接種ができているという、そういう経過がありました。それを報告した上で、何点か質問をさせていただきたいと思います。
     昨日、池田正一議員からもあったわけなんですけれども、大型会場でワクチン接種があって、そうして残った分のワクチンをどうするかということで、昨日は役場の普通のスタッフと社協の職員に注射をしたということであったんですけれども、国のマニュアルの中に、ワクチンが余ったときに、前もっていろんな機関と連携を取っていって、そこのところを無駄にしないようにというマニュアルがあったと思うんですけれども、そこのところはどうなっていますか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     そのマニュアルというのは、答弁させていただいた優先順位というのに従いまして行っているんですけれども、それぞれの介護の事業所さんとか、前もって連絡をして、こちらから余った場合に急遽代表者の方に連絡をして、人数を集めていただくというようなシステムの流れはつくってございます。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     その中で、あらかじめ薬が余ったときには、いろんな機関に、警察は警察と、そういった保育園とかそういう会社とか、いろいろそういうところに準備をさせておくという、準備をしていないと、結局は余ったときに、職員、スタッフで対応できる間はいいんですけれども、そこでも残が出たときに、じゃ、どこの誰が来るんだというふうになると思います。このマニュアルの中にも、いろいろ学校関係とかそういうところに、薬の残が出たときにはお願いしますとか、回しますとか、そういう段取りをしておきなさいというのがあると思うんですけれども、そこのところをしっかり手を打っていただきたいと思います。
     それと、昨日、池田正一議員の中でもあったんですけれども、実際にこの大型会場で接種をしたりいろいろするわけなんですけれども、そしてかかりつけ医とか、島全体でワクチン接種を進めていけることは一番いいことなんですけれども、実際に寝たきりの人とか、そして足がなくて接種会場に行けないとか、そういういろいろもろもろの状況、事情があったときに、行政としてどういう対応をされるんですかね。実際に、他県に目を向けてみると、そういう人のために介護タクシーとか、タクシーとか乗り物を準備するとか、そして寝たきりで動けない方のところには、医者を派遣してそこで接種をしていただくとか、そういう配慮がなされていると思うんですけれども、そこら付近のところ、本町ではどういう対応をされていますか。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     実際に集団接種の予約を受付したときに、やっぱり足がないということで、近くに親戚等も家族もちょっといないということで、そういった方々には職員で送迎を対応させていただいているところでございます。
     また、寝たきりとかそういった方々も、これからは抽出されてくるかと思いますので、そこら辺はまたお医者さん、医療関係の方と相談して、多分個別接種かまたは訪問接種みたいな形にはなろうかと思います。ならざるを得ないと思います。対処できるようにしていきたいと思います。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     そこのところは、本当に、コロナで不安を抱えるんじゃなくて、接種をしたから自分は安心なんだという、その心のゆとりがコロナも乗り越えていけると思いますので、そういう配慮もしっかりお願いしたいと思います。
     そして、ワクチンほかについてのお尋ねなんですけれども、他市町村で落雷があって停電をして、保冷庫が常温になって、その中に入れてあったワクチンを廃棄したという、そういう事例があったと思います。
     本町では保冷庫は、非常電源は大丈夫なのかどうなのか、そこのところをお尋ねします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     役場庁舎内のコンセントも、後ろのほうにもコンセント、赤いコンセントがあったりしますけれども、そちらのコンセントは停電した場合に発電機が稼働して電気が流れるような仕組みになっていまして、そこのコンセントに接続して保管をしております。大丈夫です。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     ありがとうございます。そういうことには念には念を入れて、ワクチンが無駄にならないように、しっかり対応していただきたいと思います。
     そして、ワクチンの配布量を増やすことはできないかという、そういう要望なんですけれども、実際にこの島というのは、今医療従事者が大型会場または病院で接種を進めているわけなんですけれども、実際に今の接種の流れの中で、もっと回数を増やして島民を早く接種させるという状況はどうなのか、そして、その状況ができたときに、今のワクチンの配布量だけを待っていては、島民を安心させることが長引くと思うんですけれども、ワクチンの量を増やしたときに医療体制が組めるのか、そこのところをちょっとお聞きします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     今集団接種に関しましては、島内の医療機関、両町役場職員で体制を整えて対応させていただいているところでございます。今の計画では、医療機関に支障がない週末の土曜日の夕方を組ませてもらっていまして、また平日の昼間行うとなりますと、医療機関ちょっと支障を来します。それぞれまた個別接種も病院のほうで行っておりますので、今の段階では、計画では、各週末で一応組ませてもらっています。間に合わないときには、平日の夕方を取り入れたりして、医療機関の提言といいますか、案としても、なるべく早く進めたいということで、かなり頼もしいご意見もいただいておりますので、そちらのほうは医療機関とまた協議を行いながら、前倒しができるようであれば、早く進めていきたいというふうに考えております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     その件も、実際島民に安心していただくために、昨日だったんですけれども、県議の方にも要望いたしました。地元からそういうスケジュールが組めて、ワクチンの量を増やしてほしいという、そういう要望を県に上げていただければ、鹿児島のほうでもそこのところは応援していくという心強い言葉もいただいておりますので、できれば、昨日、池田正一議員からもあったんですけれども、スポーツ大会とかいろいろそういうところに参加する子供たちにも、そういう接種ができたときには、3週間前から接種が始まれば、親子で安心していろんな行事にも参加できるんじゃないかなと思います。もし可能であれば、そこら付近のところも検討していただいて、ワクチンを県に増やせるように要望していただければいいんじゃないかなと思いますので、その件は要望しておきたいと思います。
     これで、2点目の新型コロナワクチン接種についてのお尋ねを終わります。
     そして、3点目、農業委員会の行う農地利用についてお尋ねします。
     本町における農地の利用について、農業委員会の取組はどのようになっているのか、お尋ねをします。
    ○農業委員会会長(野村栄治君)
     皆さん、こんにちは。平成30年8月より会長を務めています野村です。
     それでは早速、東議員の農業委員会の行う農地の利用についてのお答えをします。
     平成27年の農業委員会法の改正により、農業委員会の業務が、従来の許認可業務に加え、農地等の利用最適化推進を最も重要な業務と位置づけられました。そこで、担い手への農地利用集積・集約、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進と、大きく3つの柱を掲げ、毎年目標及び達成に向けた計画を立て、農業生産の基盤である農地の確保及び担い手への集積・集約に努めています。
     1つ目の担い手への農地利用集積・集約化の促進には、農地中間管理事業、利用権設定促進事業、あっせん事業を活用した契約を行い、担い手への集積9割を目標にマッチングを進めています。
     昨年度末の農地中間管理事業での契約は574.4ヘクタール、利用権設定促進事業では306.4ヘクタール、その他の契約では54.5ヘクタール、担い手の自作地が1,119ヘクタールと、全体で2,054ヘクタールと、87%の集積となっています。目標値の9割に向けて、継続して事業推進を行い、担い手への集積、コスト軽減のための集約を進めていきたいと思っています。
     2つ目の遊休農地の発生防止・解消に向けて、発生防止対策といたしまして、毎年農地パトロール月間を設けて、全委員による年1回の農地パトロールを実施し、農地が適切に利用されているか確認作業を行っています。遊休農地の所有者及び耕作者に対して、今後の活用方法について意向調査を行い、意向の結果を踏まえ、適切な利用や地域の担い手へ貸し付けることを推進していますが、昨年度の遊休農地解消目標面積が17.2ヘクタールに対して解消実績が4.1ヘクタールと、24%にとどまっています。今後も、守るべき農地を明確にするため、農地パトロールを継続的に実施し、関係機関と連携を図り、集落での話合い活動を通し、遊休農地解消に向けて取り組んでいきたいと思っています。
     3つ目は、新規参入の促進についてですが、昨年度の新規参入者のあっせん申出が1名で、契約した面積が0.2ヘクタールでした。
     農業委員会の課題は、新規就農者に対して紹介する農地が不足していることです。そのために、平成29年度から開始している全委員による全農家への総点検を基に掘り起こし活動を行っていますが、農地不足の解消には至っておりません。
     今後、さらに総点検の内容を変更し、2巡目の調査を行い、関係機関と情報を共有しながら、今使える農地を使えるうちに、使える人につなげていけるように取り組んでいきたいと思います。
     以上です。あとは、局長並びに私で、席のほうより答えたいと思います。
    ○8番(東 弘明君)
     農業委員、推進委員の皆さんには本当に頭が下がる思いであります。今、実際、本町が一番耕作放棄地とかみなしとか、そういうのは全国的に見ても一番少ないんじゃないかなと思いながらなんですけれども、この農地利用ということで、先ほど会長のほうからもあったわけなんですけれども、自分が実際に、畑が少なくて畑を増やしたいということで、ある農業委員にお願いをしたことがありました。これもう何年か前の話なんですけれども、そのときに、一番初めに、それは無理だよと話がありまして、なぜ無理なんだと、実際に離農とか畑を貸したいという、そういう人が出たときに、実際に集落単位で次借りる人は誰だと決まっているんだよと。そして、畑がなくて欲しい人には当たらなくて、みんなその中で、認定農業者になっているというのが条件ではあったわけなんですけれども、実際に自分は認定農業者になっていました。だけれども、土地が小さいということか何か分かりませんけれども、実際のこの農業委員会の流れの中に、篤農家、先行の、そういう畑を貸出しして、そして実際に自分が目で見て感じたところもあるわけなんですけれども、実際には、そこで畑を交互に交換作付をしながら回しているというのも、実際に確認をしております。
     その中で、本当に先ほど会長からもあったわけなんですけれども、新規就農者というのは経済課に行くと、必ず担い手農家になりなさいという、そういう条件がありまして、そして担い手農家になっていくわけなんでんすけれども、その新規就農者は必ずアンケート調査があります。そのアンケート調査の中には、規模拡大というところがあって、いろいろそこで要望とかを行政の皆さんにお願いをし、伝えているにもかかわらず、実際には、その新規就農者の、先ほど会長からもありました、十分に規模拡大をしたいという、そういうニーズに応えられていないという、そういうところがあるわけなんですけれども、そこの要因は何でしょうか。分かりましたらお尋ねします。
    ○農業委員会事務局長(先山照子君)
     ただいまの東議員の質問に、農地が回ってこないという要因は何であろうかという質問だと思いますが、昔の農業委員さんの話では、畑を増やしたくてもないんだよというふうにおっしゃったということなんですが、現在の農業委員会にあっては、農地を借りたい方、貸したい方、そして売りたい方、買いたい方、必ず農地適正化あっせん事業というのがありまして、それの基準に従って事業をやっておりますが、その際に、現在の農業委員及び最適化推進委員の皆さんは、もし借りたいというのであれば、必ず農業委員会のほうに申出を出してくださいというふうに皆さんに言っております。
     というのは、あっせん事業の中で基準がありまして、必ずあっせん譲受け候補者名簿というのを毎年つくるんですけれども、その中には全て担い手が入っておりまして、その中で優先基準を決めるには大変難しいです、農家の皆さんが多いので。なので、まずは、あっせん申出を出していただいた中の、そして農地貸したいという農家さんが出てきて、その農地の地域の担い手、認定農業者、まずあっせん申出をした方を優先、そして話をして、その後に隣接、集約化を図りましたので、隣接した農地の担い手さんに話を持っていくというのが流れなんですけれども、現在、回っていないというのは、まず1つの要因は農地の所有者がもう借りる方を決めているというのがほとんどです。新規で農業委員が担い手にあっせんしようとしても、あっせん申出がない状態が今続いていますので、要因はそこであるかと私は思っております。
    ○8番(東 弘明君)
     経済課でアンケートを取ったときに、規模拡大がアンケートの申出で出てくるわけなんですけれども、経済課と農業委員会と、担い手農家がこういう要望があるよということで、今は実際に農業委員会ではあっせん申出をしなければというのがありました。経済課でそういう指導をしているのか、じゃ、両課が連携取って、そのニーズに応えようと努力をしているのか、そこのところをお尋ねします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     お答えします。
     経済課農政サイドと農業委員会農地サイド、連携が取れているかという質問であります。
     これは、国のほうで平成24年度に農業後継者、人口も減ってきておりますから、農業後継者が非常に減ってきたという人の問題、そして農地がある県、そのまま耕作放棄地になったということで農地の問題、これを和泊町に置き換えれば、経済課と農業委員会で連携して、その集落、その人々と話合いをしなさいという事業がありました。人・農地プラン事業です。これは平成24年度、和泊町21集落あります、全集落に入っていって、農業委員さん、あるいは区長さん、そして農家の皆さん、そして農業委員会、経済課、農政、みんなで、先ほど議員がおっしゃった、5年後、10年後どうやっていこうと、高齢者が私10年後もう農業できないけれどもどうしようと、そういう話合いを持ちまして、プランをつくっております。
     これが18年たちまして、去年から今年にかけて国のほうがこの見直しをしなさいということで来ておりまして、和泊町におきましては、昨年度3地域、話合いを持ちまして、今後残りの地域、令和3年度、経済課、そして農業委員会事務局、農業委員会も推進委員の皆さん、区長さん、みんなで今年度またこの話合いを持っていくという計画を今立てております。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     時間がなくなってきましたので、次に移りたいと思うんですけれども、そこのところもしっかり農業委員会、経済課、連携を取って、新規担い手の皆さんが安心して農地を確保できるように、努力していると思うんですけれども、取組をしていただきたいと思います。
     そして、農地中間機構のことでちょっとお尋ねしますけれども、農業新聞を見ていると農地中間機構が、例えて言えば、国頭のフーチャ周辺だとか、瀬名に行くと半崎方面ですね、耕作ができない未開拓地が大分あります。そういうところを、農地中間機構が借受けをして、そういうところを農地にして、そしてそれを貸出ししていくという、そこには放牧とかいろんな取組ができると思うんですけれども、そういう計画は、これは実際に集落単位で話合いをして、どういう取組ができるかというのを進めていかないといけないわけなんですけれども、島からそういうところをなくしていくという、そういう取組はできないでしょうか。
    ○農業委員会事務局長(先山照子君)
     今の質問は、遊休農地をなくしていこうという質問でしょうか。農地でないところですよね。通称農地中間管理機構、鹿児島県でいえば県の地域振興公社がその事業を行っておりますが、必ず農地じゃないといけないと思います。畑というのは現況主義なので畑に戻せばいいんですけれども、まずその前に、農用地区域内農地でないといけないという条件があると思います。なので、農用地区域内というのはどういうところかというと、優良農地、なのでそこに編入をしないとまず事業ができないと思うんですけれども、北海岸とか、あと永嶺周辺の海岸、あちらは大体農地ではなく原野、地目が原野で、あと筆界未定地が主だと思いますので、その事業を取り入れて開始をしていくというのは大変、いろいろ模索してやっていけないことはないかと思うんですけれども、現時点では難しいと思っております。
     遊休農地に関しましては、町内で昨年、利用状況調査した結果19.1ヘクタールあったんですけれども、やはり町内、小さい畑が点在しております。まとまっていないので、それを地区内の農地がやはり1ヘクタール以上とか、そういう要件とか満たさないといけないので、その辺もいろいろ精査していく必要があるかと思います。
     以上です。
    ○8番(東 弘明君)
     時間がなくなりましたので、これで一般質問を終わりたいと思います。またこの件に関しては、農業委員会の皆さんといろいろタイアップしていきながら、話をしていきたいと思います。
     これで一般質問を終わります。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで東弘明君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。
    散 会 午前11時49分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 山 下 幸 秀
     和泊町議会議員 桂 弘 一

6月11日(議案審査)

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 令和3年第2回和泊町議会定例会会議録
    令和3年6月11日(金曜日) 午前9時32分開議

    1.議事日程(第3号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町税条例及び和
     泊町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の
     制定について)
     ○日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町国民健康保険
     税減免条例の一部を改正する条例の制定について)
     ○日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町一
     般会計補正予算(第9号))
     ○日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町国
     民健康保険特別会計補正予算(第5号))
     ○日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町介
     護保険特別会計補正予算(第4号))
     ○日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町後
     期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))
     ○日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町下
     水道事業特別会計補正予算(第3号))
     ○日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町農
     業集落排水事業特別会計補正予算(第5号))
     ○日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度和泊町奨
     学資金特別会計補正予算(第1号))
     ○日程第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度和泊町一
     般会計補正予算(第1号))
     ○日程第12 承認第11号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度和泊町下
     水道事業特別会計補正予算(第1号))
     ○日程第13 承認第12号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度和泊町一
     般会計補正予算(第2号))
     ○日程第14 議案第21号 和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の
     制定について
     ○日程第15 議案第22号 和泊町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条
     例の制定について
     ○日程第16 議案第23号 和泊町公園管理条例の一部を改正する条例の制定について
     ○日程第17 議案第24号 和泊町手数料条例の一部を改正する条例の制定について
     ○日程第18 議案第25号 和泊町辺地に係る総合整備計画の策定について
     ○日程第19 議案第26号 物品購入契約の締結について
     ○日程第20 議案第27号 物品購入契約の締結について
     ○日程第21 議案第28号 令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)の議決につい
     て
     ○日程第22 議案第29号 令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
     の議決について
     ○日程第23 発議第2号 和泊町議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
     ○日程第24 陳情第1号 義務教育費国庫負担制度負担率の堅持(引き上げ)をはかる
     ための2022年度政府予算に係る意見書採択の陳情について
     ○日程第25 発議第3号 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意
     見書
     ○日程第26 議員派遣について
     ○日程第27 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第28 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について






     ○閉会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
     議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
     1番 山 口 明日香 君 2番 島 田 浩 樹 君
     3番 森 富 隆 君 4番 川 畑 宏 一 君
     5番 池 田 正 一 君 6番 喜 井 和 夫 君
     7番 児 玉 実 隆 君 8番 東 弘 明 君
     9番 中 田 隆 洋 君 10番 山 下 幸 秀 君
     11番 桂 弘 一 君 12番 永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 芋高洋一君 書記 東 輝男君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職 名 氏 名 職 名 氏 名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 和田清良君
    総務課長 南 俊美君 会計課長 先山直喜君
    企画課長 林 義仁君 生活環境課長 泉 隆一君
    税務課長 山元博文君 教育委員会
    教育長 竹下安秀君
    町民支援課長 玉野憲治君 教育委員会
    事務局長 永井 徹君
    保健福祉課長 有馬清武君 農業委員会
    事務局長 先山照子君
    経済課長 東 敏仁君 農業委員会
    会長 野村栄治君

    △ 開 議 午前 9時32分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから会議を開きます。
     会議に入る前に、去る9日、中田議員の一般質問に対する総務課長の答弁の訂正があるようですので、お願いします。
    ○総務課長(南 俊美君)
     6月9日に行われました一般質問、中田議員の答弁の中で誤りがありましたので、訂正をさせていただきます。
     財政指標の一つである将来負担比率の質問の中で、債務負担行為に基づく支出予定額、これについて算定に含まれるのではないかとご質問があり、当初の答弁では、債務負担行為の額は将来負担比率の算定には含まれない。県の審査も受け公表されていると答弁したところですが、その後再度の質問で、健全化法による国の基準では、債務負担行為額は含まれることになっているが、本町の算定の中では含めていませんということで、答弁しました。
     この部分について再度確認を行いました。
     その結果、将来負担比率の算定に含まれる債務負担行為に基づく支出予定額は、本町には該当する経費はありませんということで、改めての訂正で申し訳ありませんが、訂正させていただきます。
     また、中田議員から、リース料、令和元年度決算で約16億5,000万円と指摘した部分について、私のほうで約30億円と答弁しておりましたけれども、この金額については、申し訳ありませんでした、過去の年度の金額でありましたので、併せて訂正をさせていただきます。
     詳しい説明につきましては、議会終了後に全員協議会の場で説明させていただきます。よろしくお願いします。
    ○議長(永野利則君)
     それでは、本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、山口明日香君及び島田浩樹君を指名します。

    △ 日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町
     税条例及び和泊町税条例等の一部を改正する条
     例の一部を改正する条例の制定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     皆さん、改めておはようございます。
     議案の提案理由の説明の前に、皆さんに改めておわびを申し上げたいと思います。
     今議会の議案につきまして、提案後、度々訂正を皆さんにお願いしたところでございますが、この件につきましては、今議会が始まる前に議長と副議長がわざわざ私のところまでおいでをいただきまして、きつく議案の提出については慎重なチェックをして提案していただきたいというようなことの申出がありまして、その旨各課長にお伝えしたところでございますが、今日もまた皆さんが審議をする直前になって訂正があったということ、大変皆さんは議案を持ち帰って、議案全てをチェックしてきたと思いますが、これにまた変更があったということで、皆さんの審議に当たって、皆さんに大変ご迷惑をおかけしたことを心からおわびいたします。
     今後、度々そういうことがありまして、その都度注意をしているところでございますが、今回の議会にも、本当に皆さんにご迷惑をおかけいたしたことを心からおわびを申し上げ、再度、緊張感を持って職務に当たるように全職員に徹底してまいりたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。すみませんでした。
     それでは、承認第1号の提案理由の説明をいたしますが、承認第1号は、地方税法の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。
     なお、地方税法等の一部を改正する法律が令和3年3月31日に公布され、令和3年4月1日から施行されることになり、急施を要するためこれを専決処分をしたものでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第1号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町
     国民健康保険税減免条例の一部を改正する条例
     の制定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第2号は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入の減少が見込まれる場合の国民健康保険税の減免規定について、所要の改正を行うものでございます。
     なお、急施を要するためこれを専決処分いたしましたので、よろしく審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町一般会計補正予算(第9号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第3号、令和2年度和泊町一般会計補正予算(第9号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。
     歳入では、主に町税4,023万3,000円、地方消費税交付金4,954万8,000円及び地方交付税2億3,689万6,000円の増額、国庫支出金669万円、県支出金4,395万3,000円、繰入金4億360万円及び町債1億710万7,000円の減額などでございます。
     歳出では、事業費の確定などに伴う執行残の減額措置が主なものであり、形式収支から生じた財源を財政調整基金などへ3億5,159万9,000円積立措置を講じております。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の1款町税から13款分担金及び負担金まで、事項別明細書1ページから5ページ中段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     歳入の数字についてです。内容の確認でございます。
     1ページ町税、補正で増額となっておりますけれども、こちらの要因はどのようなものだったのか、説明を求めます。
    ○税務課長(山元博文君)
     お答えします。
     歳入で、町税のほう4,023万3,000円の増となっております。内訳としましては、町税で2,828万1,000円の増、固定資産税で1,389万2,000円の増、軽自動車税で75万円の増。あとは町税の町たばこ税におきましては269万円の減となりまして、この数値等につきましては実績によるものであります。
     あと、固定資産税等のほうでは減免のほうが国保税、コロナの関係で減免のほうが固定資産税と、国民健康保険税では減免が20件前後入っております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     もうちょっと詳細にお伺いしたいと思います。
     非常にいいことなんですよね。ただ、コロナ禍の中で、皆さんの所得等が低下することが懸念される中で上がったものですから、例えば徴収努力によるものなのか、それとももともとの予算の歳入の部分の積算がちょっとずれていたものなのか等々、そういった理由をお教えいただけたらと思います。
    ○税務課長(山元博文君)
     お答えします。
     令和2年度の予算を組む段階におきましては、当初予算のほうでは見積額を計算しますけれども、過剰な見積額の計上にならないように抑えてありますので、この5月末決算、ここに伴う数値でありますので、そこに対応するための補正となっております。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、14款使用料及び手数料から16款県支出金まで、事項別明細書5ページ下段から10ページまでの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     7ページ、繰越明許費補正の追加が3つありますけれども、社会教育費、避難所施設環境整備事業、繰越しということですけれども、その状況をご説明ください。
    ○議長(永野利則君)
     7ページです。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     この社会教育費2,570万5,000円、これは内訳としましては、和泊中学校のグラウンドの照明機器。今、蛍光灯を使っておりますが、これが切れているところもございます。それが約800万円ほどありますが、ほかに各学校の体育館、またそういったところの蛍光灯を使っているところを全てLED化をしようという形で、予算を計上したものでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、17款財産収入から22款町債まで、事項別明細書11ページから15ページまでの質疑を許します。
     11ページから15ページまでです。
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。
     1ページ下段から12ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     7ページの真ん中辺りでしょうか、航路航空路運賃軽減等事業、マイナス補正というのは、もうこれは単純に搭乗者数減等によるものと考えてよろしいでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     お答えします。実績に応じた減になります。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、3款民生費の質疑を許します。
     12ページ下段から22ページまでです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、4款衛生費の質疑を許します。
     23ページから27ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産業費の質疑を許します。
     27ページ下段から36ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、6款商工費の質疑を行います。
     36ページ下段から39ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、7款土木費の質疑を許します。
     39ページ下段から45ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、8款消防費の質疑を許します。
     45ページ中段から46ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、9款教育費についての質疑を許します。
     46ページ中段から62ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、10款災害復旧費から13款予備費までの質疑を許します。
     62ページ中段から64ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     63ページの諸支出金、令和2年度の最後の補正予算ということもあり、各課の事業、減額等、執行残等はあったでしょうか。
     諸支出金合計で3億5,159万9,000円の各基金への積立てをしてありますけれども、本町は総合アリーナ建設に向けて今動いておりますけれども、アリーナの建設基金というのをぜひ立ち上げていただきたいということを以前にも申し上げておりました。これについては、担当課ではどのような基金の立ち上げをしているでしょうか。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     お答えいたします。
     現在のところ、その基金につきましての創設につきましては、財政のほうとこれからまた詳しく話し合っていきたいと思っております。まだ基本構想等がまとまっていない段階でございます。再来月8月をめどに基本構想を確定させまして、そのときに総事業費がある程度確定してまいりますので、それから具体的に総務課のほうと協議をしてまいりたいと考えております。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表繰越明許費補正の質疑を許します。
     表紙から10枚目の7ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第3表地方債補正の質疑を許します。
     表紙から11枚目の8ページから9ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第3号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第
     5号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第4号、令和2年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置であります。
     歳入では、国民健康保険税765万1,000円及び国庫支出金51万5,000円の増額など、繰入金4,903万4,000円、県支出金1,305万7,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     歳出では、基金積立金2,699万6,000円、保険給付費2,150万9,000円及び保健事業費452万円の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入全般の質疑から行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、次に歳出全般の質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第4号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4
     号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第5号、令和2年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定などによる予算措置であります。
     歳入では、国庫支出金723万4,000円及び支払基金交付金2,809万2,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第5号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算
     (第4号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第6号、令和2年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であります。
     各事業費の確定などによる予算措置でございますので、詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認めます。
     これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第6号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第3
     号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第8、承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第7号、令和2年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。
     各事業費の確定などによる予算措置でございますので、詳細については事項別明細書のとおりでございます。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第7号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算
     (第5号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第9、承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第8号、令和2年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。各事業費の確定による予算措置であります。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第8号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(令和2
     年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1
     号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第9号、令和2年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1号)は、事業の確定による予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第9号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(令和3
     年度和泊町一般会計補正予算(第1号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、承認第10号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第10号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第1号)は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の予算措置でございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑から行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出全般の質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     歳出1ページのタブレット関連です。データ無害化装置導入のその装置の内容について、説明をお願いいたします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     Wi-Fi環境タブレット整備推進事業に関しましては、現在、課長、議員さんという形でタブレットを持っておりますが、これを職員等に、機能はちょっと低下するんですけれども、そういう形で、通信、オンライン等でこれから進めていくための整備という形で計上しております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     すみません、全体は分かったんですけれども、このデータ無害化装置というものが、ちょっと内容が分からなかったものですから、そちらまでお願いいたします。
    ○企画課長(林 義仁君)
     すみません、詳細につきましては後で報告させていただきたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     歳出の4ページで、商工費の中でキャッシュレス決済上乗せ分というところの説明をいただきたいと思います。
    ○企画課長(林 義仁君)
     キャッシュレス決済につきましては、コロナが終息した後にキャッシュレスという形で、今現在計画しているのがPayPayと、Payどん、鹿児島銀行等で加入されている和泊町で購入された方に対しての上乗せです。1回当たり1万円を限度として10%付与という形で、1,000円の付与がプラスされるという形で、キャッシュレス決済推進事業として計画しております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第10号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第10号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第12 承認第11号 専決処分の承認を求めることについて(令和3
     年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1
     号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、承認第11号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第11号、令和3年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。
     地方創生臨時交付金事業費の追加による予算措置でございますので、詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第11号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第11号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第13 承認第12号 専決処分の承認を求めることについて(令和3
     年度和泊町一般会計補正予算(第2号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、承認第12号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第12号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第2号)は、新型コロナウイルス感染症対策及び休業要請協力金の予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑から行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出全般の質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第12号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第12号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第14 議案第21号 和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に
     関する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、議案第21号、和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第21号は、農業用排水の水質保全及び生活環境の改善に寄与するため、和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例を制定するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     この第21号議案に関しましては、以前も一度条例の制定について議案となりましたけれども、そのときは私、反対討論させていただいて、その当時は否決となりました。
     そのときの理由といたしましては、設置条例、管理条例、条例同士の整合性に不備があった点、これが大きかったと思います。そしてまた、これまで下水道と農業集落排水施設、1つの条例でずっと問題なくやってきたんですけれども、そのときに、その条例をまた新たに制定して事実上分割することにおいてのメリットであるとか、何が変わるのかが明確でなかった。この2点、条例の整合性に不備がある点ということと、条例を上げるということは非常に重要なことですから、それから見えてくる変化がよく分からなかったということで反対させていただきました。
     全協におきまして、今回いろいろご説明を受けまして、非常に納得できるものをいただいたと思います。全般的にはよいものになったんじゃないかなと思うんですけれども、我々全協で説明を受けたからいいですけれども、これ議事録に残るわけですから、今後、これから先の議会であるとか、執行部の皆様が、なぜこれが否決されて、なぜ今回ここでまた出てきたのか、そういった経緯をある程度記録に残しておく必要もあるのかなと思いまして、ちょっと重ねてになる部分もありますけれども、2点質問させていただきたいと思います。
     まず1点目は、すみません、ちょっとこの条例案の中身に関するものなんですけれども、まず第16条、最終ページ、この条例で定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定める、委任というところに関して、これ今回新しく条例を制定するものですけれども、こちらの規則等は定められておりますでしょうか。定められておりましたら、その主な内容に関してちょっと教えていただけたらと思います。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えいたします。
     現在、下水道条例のほうで規則は定めておりますので、今回この農業集落排水施設の設置条例が制定された後、新たに設置を考えております。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     分かりました。また、新しい条例ですから、ぜひその規則の内容等に関しても定めていく中で、議会のほうにも共有を図っていただけたらなと思います。
     次でございます。
     前回、否決されてからの修正点であるとか、あとはこの条例制定を行うことによっての町民であったり委託先だったり、あと行政、どのような変化や影響があって、どのようなメリットなどが考えられるか、こういったものをご説明いただきたいと思います。
    ○生活環境課長(泉 隆一君)
     お答えいたします。
     現在、下水道条例の文面で2か所での農業集落排水施設が明記されております。
     今回、条例を分けて整備することにより、町民の皆様に分かりやすい条例ができるものと思っております。
     また、人口3万未満の町村においても、下水道事業及び農業集落排水事業について、令和6年度までに公営企業会計への移行を行う必要があります。それに伴い、令和2年度、公営企業会計へ移行するための業務委託を行っており、今年度末から公営企業会計適用に向けた条例の法整備をいたします。
     前回不備のあった下水道設置条例に関して、今回修正し、附則での改正を併せて行ってまいります。
     また、ポイントとしましては、先ほど述べましたように、下水道事業と農業集落排水事業の一層の透明性、町民視点に立った行政サービスの充実、公営企業会計移行に伴う法整備があります。
     最後に、現在、維持管理業務など長期契約を結んでおりますが、今回の農業集落排水施設の設置及び管理に関する条例の制定によって、全ての委託業務に関しては変化や影響はございませんので、お知らせいたします。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     分かりました。大変詳細な説明をいただきました。
     この議案と今の説明、議事録に残りました。あと全協等で頂いた資料等も併せて保管されると思いますから、後々になっても振り返ることができるんじゃないかなと思いました。
     一度否決したものですので、いま一度確認ですけれども、今課長から説明いただきました内容で、そして町長からも今ご説明した内容で相違がないかということで、確認をいただきたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     今回の条例の制定についての提案につきましては、これまでも当然公共下水道事業、元となるほうが変わっておりますので、やっぱりそれに基づいて下水道法、浄化槽法、そういうものを別々に定めて会計も変わるわけでございますので、そういう透明性を持つためにも、また担当課で町民と、またいろいろ維持管理をする上でも、そういうしっかりとした条例がそれぞれの会計にあったほうが透明性も保たれますし、そういう面から、ぜひこの条例を議決をいただいて執行することによって、担当課でも業務遂行のためによくなるかなと、このように思っておりますし、担当課長が答えているとおりでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第21号、和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第21号、和泊町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第15 議案第22号 和泊町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部
     を改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第15、議案第22号、和泊町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第22号は、和泊町職員の特殊勤務手当を見直し、新型コロナウイルス感染症を含む感染症及び家畜伝染病に係る防疫等作業手当を定めるため、所要の改正をするものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第22号、和泊町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第22号、和泊町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

    △ 日程第16 議案第23号 和泊町公園管理条例の一部を改正する条例の制
     定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第16、議案第23号、和泊町公園管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第23号は、越山公園内の施設などの追記に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第23号、和泊町公園管理条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第23号、和泊町公園管理条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

    △ 日程第17 議案第24号 和泊町手数料条例の一部を改正する条例の制定
     について
    ○議長(永野利則君)
     日程第17、議案第24号、和泊町手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第24号は、土壌分析1検体当たりの手数料を公正に徴収するため、所要の改正をするものでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第24号、和泊町手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第24号、和泊町手数料条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

    △ 日程第18 議案第25号 和泊町辺地に係る総合整備計画の策定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第18、議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の策定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第25号は、辺地に係る公共的施設の総合整備のため、令和3年度から5年間の新たな計画を策定するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○9番(中田隆洋君)
     総合交流アリーナについて、お尋ねをいたします。
     令和3年度からの計画の中に新たに盛り込まれておりますが、27億円で概算で総額を組んで、その内訳の2分の1、これを特定財源、助成事業というんでしょうか、13億5,000万円でついております。その残りを辺地債のほうで充てているようでございますが、3点質問しますが、まず1点目が、この特定財源というのはどのようなものになっているか。助成事業のほうです。
     また、議会のほうにこの特定財源についてまだ説明がされていないということですので、まだ決定をされてはないと思います。その助成事業が決定される可能性はどのぐらいあるのかが2点目です。
     3点目は、この助成事業というのが有無が分からない時点で、まず取れなかった場合のこの計画が受ける影響というのはどのようになっているのか、まず3点お尋ねをいたします。
    ○教育委員会事務局長(永井 徹君)
     ただいまの質問にお答えいたします。
     まず、特定財源は何かということでございますが、まず事業費がおよそ26億円から27億円と推定でございますが、これを今、皆さんから提案いただいています奄振の事業を、今企画課と連携しまして、広域事務組合と協議を行っているところでございます。
     また、それ以外にもコンサルといろいろ綿密な検討をしておりますが、民間手法、庁舎建設をされたときのそういった手法も踏まえて、どれが和泊町にとって有利な、この事業にとっていいのか、その点も含めて今協議をしているところでございます。
     その特定財源の可能性でございますが、二十数億の総事業費と今予定しておりますが、それが全て奄振の非公共事業、奄美群島振興交付金で活用できるのかといったら、枠が今現在25億円程度でございますので、その枠を超えてしまう可能性がございます。
     この交付金自体でできるのかどうかというのは、不透明なところではございますので、ここはまた企画課と連携しながら広域事務組合と協議をして、また県、国のほうに働きかけをしていきたいと考えております。
     それで取れなかった場合のことですが、同じようなことでございます。
    ○企画課長(林 義仁君)
     実際に事業等が取れなかった場合は、辺地計画に記載されている事業について、辺地債を充当する、充当しないというのは任意でございますので、辺地計画に記載したからといって必ず辺地債を充当しなければならないということはございませんので、計画自体に載せて、実際に事業をしなかったというときには、前もってその申請を上げないという形にできれば、影響はないと思います。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     今の内容に関連することなんですけれども、この辺地債というのは、この計画というのは、今企画課長からも答弁ございましたけれども、計画に記載したからといって充当するしないは問題ないというのは、いろいろ制度を読んでいてある程度納得できたんですけれども、基本的にこれに記載していないと、この5年間、辺地債を活用できないような内容であるというふうに理解しております。
     成長戦略ビジョンのようなものじゃないかなと思うんですけれども、それに関して、今回各課から上げていただいた内容をこの計画に反映したということで、お伺いしておりますけれども、アリーナの計画の金額がなかなか大きかったものですから、例えばですけれども、その起債全体の金額等を考慮した中で、要望はあったけれども、計画に盛り込めなかったものがなかったかどうか、そちらを教えていただけますでしょうか。
    ○企画課長(林 義仁君)
     現在のところ、漏れている事業はないと思います。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
     ないですか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    ○9番(中田隆洋君)
     先ほどの質問で私、反対討論をさせていただきたいと思います。
     私、総合交流アリーナ建設自体は賛成を前の議会でもしてありますし、私の一般質問のほうでも、三儀山に負けないようなスポーツゾーンの整備というのは、子供たちのためにしたいという希望はあるんですが、さきの一般質問の中でもありました、100億円を切った時点で事業開始をしたいということでシミュレーションをされておりましたが、実際一般会計以外の特別会計での起債、または、この数値の中に載っていないリース料と言われる債務負担行為もあります。実際このシミュレーションを見た中で、大変厳しいなと思っておりますのが1点。
     それと、さっきの質問の中でもございました助成額半分の補助事業というのを、奄振事業で取りたいということでありましたが、川畑議員のほうからもありましたが、この事業は、中身を見たんですが、令和元年度から令和5年度でもう事業計画がされております。
     その事業の中身に対しまして、沖永良部から上げている事業計画の中に、スポーツと観光とか、スポーツと地域発展だったり、そういった文言をまず入れていないんですね、平成の時点で、令和元年度からつくる時点でですね。なかなかこの事業計画を覆すような補助事業というのは、奄振というのは発行される可能性が大変低いのかなと思っております。
     企画課長の答弁でありましたが、事業が取れなかった場合に変更で対応はできるということがありますが、この事業というのは、計画を県、国に上げて国で予算化をしてもらうんですよ。事業開始になる令和4年度からもう計画入れているので、4年度、5年度と、国が予算をつける。これが駄目でしたということで、県、国にまた予算削減を要望していく。これというのは、和泊町の県、国に対しての評価、そういったものにも関わってくるんじゃないかと思っております。
     さっきも言いましたが、別に総合振興計画、大変賛成して、つくるときは私いいのをつくりたい、つくって後悔するものをつくりたくないというのがあるんですが、今の財政状況と、まだ財源の中身のほうが整っていない、この2点の理由で、私は申し訳ございませんが、職員が一生懸命つくって上げてきてくれているんですけれども、今回の辺地債については反対をしたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     賛成討論の方はいらっしゃいませんか。
    ○5番(池田正一君)
     ただいま中田議員のほうから反対のほうが出ましたけれども、私としてはやはり賛成いたしたいと思っております。
     町民の皆さんも望んでいることですし、タイミングはやっぱりもうなるべく早めにしないことには、これは後々に延ばしても、なかなかもうできるということもできないと思います。
     ただ、金額とそういったものに関してはこれからもしっかり精査して、皆さんに考えてもらうと。それで先ほど言ったように、永井局長が言ったほうができればベストです。それができなかった場合は、また辺地債でするという企画課長のほうの意見も出ました。
     きっちりとそこのところを詰めて、やはりこの総合アリーナは造るものだと私も思っていますので、ぜひ進めていきたいなと。町民も全部望んでいますので、その方向で進めていただきたいなと思っております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     これから議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の策定についてを採決します。
     この採決は異議がありますので、起立によって採決します。
     議案第25号、和泊町辺地に係る総合整備計画の策定について、可決することに賛成の方は起立ください。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、議案第25号は原案のとおり可決されました。

    △ 日程第19 議案第26号 物品購入契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     日程第19、議案第26号、物品購入契約の締結についてを議題とします。
     この審議においては、地方自治法第117条の規定によって、川畑議員が除斥の対象となりますので、議員の退場を求めます。
    〔川畑宏一君退場〕
    ○議長(永野利則君)
     それでは、提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第26号は、液肥散水車の老朽化に伴い更新をするものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第26号、物品購入契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本件を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第26号、物品購入契約の締結については可決されました。
     川畑議員の入場を認めます。
    〔川畑宏一君入場〕

    △ 日程第20 議案第27号 物品購入契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     日程第20、議案第27号、物品購入契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第27号は、下水道汚泥運搬用クレーン付ダンプトラックの老朽化に伴い更新するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第27号、物品購入契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第27号、物品購入契約の締結については可決されました。

    △ 日程第21 議案第28号 令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)
     の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第21、議案第28号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第28号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)は、歳入では国庫補助金3,169万9,000円、県補助金3,200万7,000円及び町債6,500万円の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑を許します。
     13款分担金及び負担金から22款町債まで、事項別明細書1ページから3ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     3ページの町債について。今回の補正で収入の財源として、国からの支出金、県からの支出金、そして町債の発行、いわゆる和泊町の借金です。それが一番大きくて残念ですけれども6,500万円。どぅくさ館建設事業債として4,770万円。この事業は庁舎周辺整備事業の一環でもあり、また解体費用等でかなり財源が賄えると、そのように私たちは伺っておりますけれども、どうしてもこの町債を借り入れなければならなかったということは、事業費がかさんだ要点について伺いたいと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     どぅくさ館建設事業に関しましては、当初予算で8,000万円で、一応補償費のほうでも8,000万円ということで、全額一応補償費で賄える予定でありましたが、設計を進めていくに当たりまして、当初想定されていなかった外構工事等もいろいろかさんできまして、全協のときに一応増額要因等は示させていただいたんですけれども、若干当初の予算の見積りがちょっと甘かった部分もありまして、今回、大型補正になっております。
     そのため、また今回一応辺地債を対応させていただきたいということで予算計上させていただいております。よろしくお願いします。
    ○10番(山下幸秀君)
     本議会でも、よく一般質問等でもありましたように、本町は非常に厳しい財政状況が続いており、また、財政健全化に向けて非常に努力しているのは評価いたしますけれども、やはり町債の発行、これが借金を返済するためのまた借入れと言っても過言ではありません。
     先ほどからもありました総合アリーナという大きな事業費に向けて、本町は財政健全化をする上で、非常にこの町債というのはできるだけ圧縮というか、少ない金額で予算措置ができればなと思うものであります。
     伊地知町長も、定例会においては今回が最後ということで、これまで本町は、お金を使ってインフラ整備をして、町民によりよい豊かな近代的なまちを構築し、住民サービスを図ると。また、お金を使わずに節約をして、借金はしないで社会資本整備もあまりしないでまちをつくると。
     それと比較したときに、本町は泉町政、伊地知町政、いっぱいインフラ整備をして、多少のぎりぎりの財政で黄色信号が点滅しそうな状態でこの町を構築してきたように評価するものですけれども、町長がこれからの町に望むことなども含めて伺いたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     財政運営につきましては、これまでも一般質問や、そういうところでお答え申し上げてきました。当然、私どもが目指すのは、小さい予算で大きな成果というものが私どもに課せられた任務だと、そのように思っておりますが、やはり町民のニーズに応えるためには、ただインフラ、公共工事だけじゃなくして、ソフト的な事業も多ございます。
     保健、教育、全てにわたってこの今日の予算の中で運営をしていくわけでございますので、皆さんからいただいております提言については、重々承知をし、それを日常業務の中で生かしていくためには、どうコストを下げていくかということも重要なことかと思います。
     これから、非常に皆さんからも指摘をされております多くの起債残高を抱えておりますし、そういう事業を抑えることも必要でしょうけれども、地域の経済、教育、いろいろな福祉、いろんなものを平準化して推進していくためには、それなりの予算も必要であります。
     そういうところを、ただ予算を計上してこれを実行するだけじゃなくして、どうコストを低減していくかということを、常々それぞれの担当の職員が認識をしながら取り組んでいかなければいけないと、このように思っておりますし、改革に向けては全職員が取り組んでいるところでもございますし、今後の財政運営健全化に向けた取組に期待もいたしますし、またそうでないといけないと、そのように思っております。
     ただ、そのために町の経済が停滞はしていけないと、そのように思っておりますので、そういうことも伸ばしながら、どう抑えていくかという努力をしていかないといけないと、このように思っております。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか、山下議員。
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。
     事項別明細書1ページから2ページ下段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(山口明日香君)
     1ページの5目自治振興費のコミュニティー助成事業の内容の説明をお聞かせください。
    ○総務課長(南 俊美君)
     お答えいたします。
     本年度、喜美留字と手々知名字が採択を受けまして、それぞれ喜美留字につきましては音響とやぐらなど、それから手々知名字においては空調、クーラー関係の整備を行うこととなっております。手々知名字が250万円、喜美留字が240万円ということで予定しております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、3款民生費から4款衛生費までの質疑を許します。
     事項別明細書2ページ下段から7ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     3ページの一番下のどぅくさ館建設事業費、先ほど山下議員からもございました内容と重複する面もあるかと思いますけれども、全協でこの建設事業費が増加になった内容というのは、書類でお示しいただきました。その内容を見てみますと、正直なところ積算漏れというか積算に当たっての精査が不十分だったんじゃないかと思える部分が一つだったのと、あとはまた工事内容の追加によるものがあったと思います。
     その中で、その工事内容の追加という部分が、2月あたりに図面が出てきて、そういったものを精査するに当たり、この年度を越えたというふうに私は理解しているんですけれども、このどぅくさ館の建設というのは先ほど山下議員からもありましたけれども、この庁舎を建設するときにこの周辺道路を整備する予定があって、そのときにはある程度あそこの移転する話というのはある程度分かっていて、だから、結局令和2年度に急にぽっと出てきたような事業ではないわけですよ。
     だから、和泊町にあるそういった施設、機能等の老朽化具合とか、そういったものを見ながら、集約していくかどうかなどと検討するような時間は十分にあったなと理解しているんです。
     そういった中で、私はこれが当初予算ではなく年度途中に上がってきたことに対して、非常にじくじたる思いであるわけですけれども、その点に関して何かこうなるに当たって改善できる点がなかったのかどうか。また、それに対して、今回このような予算が計上されたものに対して、課の中でどのような、同じようなことをしないような検討をなされたのか。そういったものがあれば教えていただきたいと思います。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     議員おっしゃるとおりだと思います。昨年、一応9月の補正でその設計委託料は組ませていただいたんですけれども、その時点ではまだ建設に対する補償費関係というのが、まだちょっと確定していなかった部分がありまして、一応、その設計委託の契約が12月にちょっとずれ込んできたという部分もありますけれども、まだ早い段階でそういったものも、設計委託関係が、基本設計ですか、そういった部分も事前に検討しながら、令和2年度内で、大まかな計画とかそういったのも打診できたのかなというふうには考えております。
     12月に発注した関係によって、設計委託自体が令和3年度へ繰越しという形になってしまい、最終の設計金額が当初予算には間に合わなかったというのも、やはりこういったことにつながってきているのかなと思います。
     ということで、一応担当ともそういうお話はしたんですけれども、もうちょっと早い段階でできればよかったねということで、また今後そういったことを生かしていくようにということで、指導はさせてもらったところでございます。
     以上です。
    ○4番(川畑宏一君)
     分かりました。
     ここ数年、補正で数千万というような大型の補正が事業費で組まれることが相次いでいると理解しております。
     多少の修正等によるものであれば、まだこの内容によっては理解ができるものかなと思うんですけれども、今回のように、私、厳しいかもしれないですけれども、事業の進捗を計画どおりに行っていれば防げたものかなと理解しておりますので、そちら注意していただきたいなという部分ですね。
     また今回が4,800万円ですか、補正で組んでおります。このうち、財源が地方債4,700万円ですよね。ここを注目したいと思うんですけれども、これが、仮に和泊町の予算編成でまだ弾力性があって、まだほかのところから、予備費から充てられるとか、何か流用、充当等でできるのであればいいんですけれども、結局は起債なんですよね。
     予算編成の際の説明でもございました。起債発行高を抑えて償還をこれだけしていく、そういった計画の中で和泊町の財政健全化を図っていくんですけれども、3月に議決したのが、3か月後には早々にこのような額の補正があって、しかも起債内容に影響してくる。
     これだけの起債が3月の時点で分かっているんであれば、恐らく財政のほうとしては予算編成の内容自体でも影響が出てくるんじゃないかなと思うんですよ。どこかほかのものを見直したりとかするなと、恐らく財政担当はそうすると思いますよ。この4,700万円を削るのか、何か調整が必要なくらいの額だと私は思っております。これは、皆様におかれましては、少ない額だと思っていただきたくないんですよ。
     そういう意味も含めまして、町長に最後お伺いしたいと思います。
     町長は、いつも3月議会、予算編成において議決した後に、議決いただきましたと、議決した以上は、我々と共に議会のほうもこの予算には責任を負っていただくというような旨のことをいつもおっしゃって、我々もそれは重々承知して納得して、そういう意味も込めて厳しくチェックしているんですけれども、やはりこの予算編成においてこういうことがありますと、信憑性に関わってきますよ。どうなのかなと思います。
     すぐですから。これがまだ今年の12月等であれば分かるんですけれども、こうやってすぐにこれだけ大きな増額があって、しかもそれがほぼ起債であるというこのような状況、何とかこの財政健全化のために、そして財政健全化というのは、イコール町民福祉の向上のためのサービスを充実させていく。なるべくなら切らさない、そういったことにもつながってくると思いますので、このことについて、町長、改善に向けての意気込みをいただきたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑議員のご指摘については重々私どもも心して、この件については十分に検討していかないといけないと、そのように思っております。ただ、3月の時点のときに、いろいろと補償費と工事費といろいろな議論があったかと、そのように思いますが、確定できない部分もあったということもあります。
     しかしながら、そういう予定している事業については、前もって準備をしていかないといけないと、そのように思っておりますし、これからの事業については、言われるように、少額の補正だったら分かるけれども、何千万という大型の補正というのは、月日もたっていない時点でいかがなものかというご指摘については、重々承知をしています。また、そういうようなことが度々起こってはいけないなというようには思っております。
     ただ、今回の場合には補償費と工事費、そして想定していなかったいろんなものが増額になったというようなことで説明を受けておりますので、ぜひこのどぅくさ館としての機能を発揮するためには、これだけの予算を投じてそれだけの施設を造っていかないといけないというようなことがありましたので、その機能を十分に発揮するために、このような大幅な補正をさせていただいているところでございます。
     当然その財源不足の分については、起債という手段を選ばせていただいたところでございますが、そういうものについては重々気をつけながら、担当課と十分な議論を交わしながら、先ほども申し上げましたようなコスト削減ができないのかどうか、そういうものを十分に検討した上で皆さんへのご相談をしていかないといけないと、そのように思っておりますので、今後担当課と十分に議論をしながら、担当は担当課でこういう結果になったというものを私どもにも報告いただいて、一緒に検討してまいりたいと、このように思っております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○2番(島田浩樹君)
     社会的な問題にもなっています。ちょっと内容を確認したいんですけれども、3ページの3款民生費、3項の社会福祉費の1目社会福祉総務費の中で、重層的支援体制整備事業、またひきこもり支援事業とありますが、この内容の中身をお願いします。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     ご質問の重層的支援体制整備事業でございますが、こちらのほうは当初予算のほうでも955万8,000円計上してございますが、これは見守り支援対策ということで、これまで子供とか障害者、高齢者、生活困窮者といった方々を、それぞれ補助事業を別々で見守り活動をしていたということであったんですけれども、この重層的支援体制整備事業というのは、この4分野全てを包括的に見守り支援をしていくということで、それまで別々の分野で区切られていまして縦割りということで、非常にちょっとはざま的な部分が対処できていない部分があったということで、この重層的支援体制整備事業を取り入れることによって、総体的に包括的に支援体制が取れるということで、この事業は導入してきてございます。
     224万円の増額なんですけれども、こちらに関しましては相談支援員1名分の増額となっております。
     次のひきこもり支援整備事業の説明ですが、352万8,000円、こちら新規事業となっておりまして、こちらのほうは、ひきこもり支援の基盤を構築し、ひきこもり状態にある方の状況に応じた社会参加に向けた支援を図るために、ひきこもりの実態調査や、ひきこもり状態にある方やその家族が安心して過ごせる居場所づくりを行う事業となっております。
     居場所ということでタラソの空き室を利用いたしまして、支援相談員の方がお迎えに行って外に連れ出すといった、そういった事業になっております。
     以上です。
    ○2番(島田浩樹君)
     ありがとうございます。
     今ひきこもりで、何名ぐらいおられるのか、分かったら教えてください。
    ○保健福祉課長(有馬清武君)
     お答えいたします。
     ひきこもりということですけれども、こちら子供から大人までということなんですが、今確認できているのが、民生委員のほうで確認させていただいたんですけれども、子供が6名、大人の方が14名、今の段階です。今まだ調査が続いているんですけれども、一応20名となっております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産業費から7款土木費までの質疑を許します。
     事項別明細書7ページ中段から11ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    ○1番(山口明日香君)
     9ページの6款商工費の1項商工費、5目の観光地管理費のワンジョ公園の池のことなんですけれども、全協のほうでも説明はあったんですけれども、もう既にあるものなのですが、まずどういった目的でいつ造られたのかと、改修して、どういった目的でこれから利用しようと考えているのか、お聞かせください。
    ○企画課長(林 義仁君)
     年度はちょっとはっきり覚えていないんですけれども、ワンジョ公園の海水浴場、ワンジョビーチを中心としたワンジョ公園開発事業という形で、シャワー、トイレ、また休憩施設、芝生でバーベキューができる施設、またはワンジョ公園の湧き水を利用した池での観光等も全て含めての総合的な公園整備となっております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○1番(山口明日香君)
     どういった目的で造られたのかというのと、これから改修してどういった目的で利用しようとしているのかをお聞かせください。
    ○企画課長(林 義仁君)
     湧き水を利用した、流水を活用した池になっておりまして、子供たちが自由に遊べるような形で、浅い池でしておりました。しかし、長年たって非常に藻の発生がひどくて、その藻が広く流れが悪いところに発生するということで、その池自体をちょっと狭めて流れを急にするということで、藻の発生を防ぐ。
     それと、月1回にかけて藻の掃除をしているんですけれども、それが非常に重労働というか、そこは我々職員でやっているんですけれども、そこの部分の軽減等も踏まえて、藻の発生の抑制と掃除の抑制、軽減という形で整備いたします。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○1番(山口明日香君)
     藻の発生と清掃の軽減というか、それで改修するということだったんですけれども、これをして藻の発生の抑止につながるとは思うんですけれども、結局は多分藻が絶対発生しないとはならないと思うんです。
     最初は子供たちが遊べるように造ったということだったんですけれども、この改修をして子供たちが遊ぶような、またそういった池にするのかと、あと、月に1回清掃しているということだったんですけれども、その清掃をもうしなくていいように、子供たちが遊べる場所にするというのも考えとしてはありだとは思うんですけれども、清掃しなくていいというのも考えたら、そこに、生き物というか、メダカとかグッピーとか、テナガエビとかがいたと思うんですけれども、そういったほうでは考えられないのか、お聞かせください。
    ○企画課長(林 義仁君)
     実際に狭めて藻の発生をゼロに抑えるということは、ちょっと難しいのかなと思いますので、定期的に清掃等はしながら、これからまた数年かけてどのような形がいいのか、まず1つ目の段階として、現在、その池の幅を狭めるという段階でおりますので、そこは一つ一つ解決していきたいと考えております。
     それと生き物という形で、どうしても清掃するときに流れて川のほうに行ったりしますので、ちょっと生き物を我々がここに提供するという、そういうことはちょっとできないのかなと思いますが、さっき議員がおっしゃられたように、生き物は自然に発生しているというふうに考えております。
     以上です。
    ○9番(中田隆洋君)
     同じところ行きます。今、山口議員の質問を聞いていて思ったところでございました。
     当初、公園開発事業ということで国の事業を取り入れて公園整備をしてあります。その当初の目的が、子供たちの遊びの場を造るためだったと。今回の目的が掃除が楽になるためだと。こんなことあり得ないことなんで、この事業費をつけるのは構わないと思います。何らかの予算をつけないとこれが改善されないので。確かに汚くなっているので子供たちが遊べなくなっているのも現実だと思っています。
     ただ、この事業で、課長の説明の中では、コンクリートで埋めるのが一番高い予算だからこれで計上したと、あとは芝にするのか、また、地域の人たちとも話し合っていきたいという課長の説明がありましたので、そのときは何も言わなかったんですが、当初の目的を達成する事業を入れてください。よろしいでしょうか、要望します。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     8ページ、一番上の実験農場運営費、浄化槽設置について内容の説明をお願いいたします。
    ○経済課長(東 敏仁君)
     実験農場を整備して30年近くたって、浄化槽がもう破損しているという指摘を受けまして、補正を組んで改修をするということであります。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、8款消防費から13款予備費までの質疑を許します。
     事項別明細書11ページから14ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○4番(川畑宏一君)
     消防費、永嶺消防車庫移転工事、この事業内容と、あとは財源の詳細な説明を求めます。
    ○総務課長(南 俊美君)
     永嶺消防車庫につきましては、県営事業で歩道ができるということで、今の永嶺消防車庫のところを解体して移転するんですけれども、それに伴う財源については、全額補償費で財源として入ってきます。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    ○5番(池田正一君)
     ただいまの説明で中身は分かりました。場所はそのままの場所でまた解体してするんでしょうか。
    ○総務課長(南 俊美君)
     場所については現在地です。
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表地方債補正の質疑を許します。
     表紙から7枚目の4ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第28号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第28号、令和3年度和泊町一般会計補正予算(第3号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第22 議案第29号 令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予
     算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第22、議案第29号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第29号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入では、国庫支出金99万9,000円及び繰入金80万3,000円の増額の予算措置でございます。
     歳出では、保険給付費99万9,000円及び総務費80万3,000円の増額の予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第29号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第29号、令和3年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第23 発議第2号 和泊町議会会議規則の一部を改正する規則の制
     定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第23、発議第2号、和泊町議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○議会運営委員長(桂 弘一君)
     おはようございます。
     提出理由。
     議員活動と家庭生活との両立支援策をはじめ、全ての議員が活動しやすい環境整備の一環として、育児、介護等、議員として活動するに当たって、その諸要因に配慮をするため、議会への欠席事由を整備するとともに、出産については母性保護の観点から、出産に関わる産前産後の欠席期間を規定するものである。
     また、請願者の利便性の向上を図るため、議会への請願手続について、請願者に一律に求めている押印の義務づけを見直し、署名または記名押印に改めるものである。
     提案理由は以上でございます。
    ○議長(永野利則君)
     この件については、全員協議会で協議しておりますので、委員長に対する質疑は省略します。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから発議第2号、和泊町議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、本案は原案のとおり可決されました。

    △ 日程第24 陳情第1号 義務教育費国庫負担制度負担率の堅持(引き上
     げ)をはかるための2022年度政府予算に係る意
     見書採択の陳情について
    ○議長(永野利則君)
     日程第24、陳情第1号、義務教育費国庫負担制度負担率の堅持(引き上げ)をはかるための2022年度政府予算に係る意見書採択の陳情についてを議題とします。
     この陳情については、総務文教常任委員会に付託してありましたが、総務文教常任委員長から審査報告書が提出されておりますので、これを議題とし、委員長の報告を求めます。
    ○総務文教常任委員長(池田正一君)
     陳情審査報告書。
     本委員会に付託された陳情を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第94条第1項の規定により報告いたします。
     件名、教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担金制度拡充に係る意見書。
     審査の結果、採択すべきものと決定しました。
     以上で終わります。
    ○議長(永野利則君)
     これから陳情第1号を採決します。
     この採決は起立によって行います。
     この陳情に対する委員長の報告は採択です。
     この陳情は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、陳情第1号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

    △ 日程第25 発議第3号 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度
     拡充に係る意見書
    ○議長(永野利則君)
     日程第25、発議第3号、教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書についてを議題とします。
     発議第3号は、提案理由の説明を省略したいと思います。
     ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、発議第3号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
     これから質疑を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから発議第3号を採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定し、関係機関へ提出することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、本案を原案のとおり可決し、関係機関へ提出することに決定しました。

    △ 日程第26 議員派遣について
    ○議長(永野利則君)
     日程第26、議員派遣についてを議題とします。
     お手元にお配りしたとおり、研修会等への出席について、会議規則第127条の規定により議員の派遣を決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議員派遣についてはお手元にお配りしたとおり決定しました。

    △ 日程第27 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第27、議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第28 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第28、各常任委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     各常任委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申出があります。
     お諮りします。
     各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
     これで、本日の日程は全て終了しました。
     会議を閉じます。
     令和3年第2回和泊町議会定例会を閉会します。お疲れさまでした。
    閉 会 午前11時19分
    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
     和泊町議会議長 永 野 利 則
     和泊町議会議員 山 口 明日香
     和泊町議会議員 島 田 浩 樹