閉じる

更新日:2021年3月23日

ここから本文です。

第2日(4)

発言者

喜井 和夫

発言内容

○3番(喜井和夫君)
 皆さん、こんにちは。
 平成29年第3回定例会に2点ほど通告してありますので、順を追って質問いたします。
 まず、1点目、消防行政について。
 消防団は、本業を持ちながら、自分たちの町は自分たちで守るという精神で、地域の安全と安心を守るために日ごろから活動しています。消防団員は、消防・防災に関する知識や技術を習得し、火災発生時における消火活動、地震や台風といった大規模災害発生時における救助・救出活動を行い、地域の住民の生命や財産を守るために活動しています。
 そこで、平成19年度道路交通法改正により、それ以降に取得した普通免許での消防車両の運転ができなくなっております。今後、消防団員の世代交代が進むと出動ができない事態が想定されることから、消防団員に限り、中型免許取得に対する助成制度の創設はできないかお尋ねいたします。
 続いて、2点目、専門病院に関する情報提供について。
 ①町民から専門病院の紹介等相談があった場合に、対応できる医療機関の資料は備えられているかお尋ねいたします。
 ②各家庭に専門病院に関する情報等が掲載された一覧表を作成し、配布する考えはないかお尋ねいたします。
 以上で壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 喜井和夫議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
 1点目の消防行政についてでございますが、本町におきましては、現在11台の消防車両を保有しており、うち中型免許が必要な車両は1分団から6分団まで各分団に1台ずつ配備されております。
 現在、国のほうでも水槽付消防自動車の中型免許に関しての調査などが行われており、郡内の市町村においても議論がなされているところでございます。
 消防活動の迅速な出動に影響が出ないよう、助成制度につきましては、今後詳細な調査を行い関係機関等にも働きかけながら、十分な議論が必要であると考えております。
 次に、2点目の①でございます。
 専門医療機関に関する資料などの備えはありませんが、個別に相談があった場合には、保健所などと相談しながら情報提供をしているところでございます。島外の専門医療機関での受診などについては、かかりつけ医師がいる場合は、受診後の治療などが必要になる場合もあることから、かかりつけ医師に相談することを勧めております。
 ②でございます。専門医院に関する一覧表の作成と配布につきましては、さきに答弁しましたように、島外の専門医療機関と地元のかかりつけ医師との関係などを考慮しますと、かかりつけ医師と相談の上、疾病の治療に適した病院を選択する方法が最適だと判断されますので、一覧表の作成及び配布については、今のところ考えていないところでございます。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問につきましては自席からも答弁をさせていただきたいと思います。
○3番(喜井和夫君)
 消防団員に確認したところ、現在持っている免許で消防車両を運転できない団員が十数名いると聞いております。今後も入団してくる団員も若い団員だと思っております。今後、またさらに増加するんではないかと思っておりますが、その点に関しては、どうお考えでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 本町の消防団員は、9月1日現在、112名おりますけれども、喜井議員が十数名と言いましたけれども、我々もまだ正確に中型免許を取得していない団員の調査はしてございませんけれども、おおむね30歳以下の団員が二十数名おりますので、その方の中にはない方もいらっしゃるかと思っておりますので、今後、調査はしていきたいと思っております。
 現在、全国的に消防団員の確保が非常に難しくなっていることから、道路交通法が改正されて、中型免許、また準中型免許というのも新設されているそうでございますので、普通免許所持者の運転可能な範囲が非常に狭くなってきているのが現実でございます。県の離島行政懇談会においても、奄美地区から中型免許等の取得者への経費助成等を要請しておりまして、また、国においても中型免許等の取得について検討していくという情報も得ておりますので、これから消火活動や救助活動等に支障を来さないために、また、新規の消防団の確保を図るためにも、中型免許取得に対するまちの助成であるとか国の助成については、国の助成の動向等にも注視しながら、また、消防団員の意見も十分に反映させながら前向きに検討していきたいと思っております。
○3番(喜井和夫君)
 ぜひ要請のほう、よろしくお願いしたいと思います。
 団員の本業が運送業とかまた建設業で、どうしても必要な団員であれば自分で免許を取得すると思いますが、必要性がなければ、事務職とか普通の車で運転できるぐらいの仕事であれば必要ないから、免許が21万かかるということで、そこまで支払ってまで免許を取るとは思えないんです。また、自分のいつ乗れるかわからない消防車に、乗らないほうがいいけれども、そう思いますので、ぜひそのような点で、助成が出なくても、和泊町で助成をするぐらいの気持ちでいてほしいなと思っております。
 もし本業が農業であれば、大特の免許を取ってトラクターの免許を取らないと、また運転していけないからそういうのも取るし、また、牽引免許そういうのが必要ですので、ぜひ若い、町内に若者も多くはなってきているけれども、まだ少ないです。その中で、その若者に希望を与える意味でも、ぜひそのような点はしてほしいなと思っております。
 ちなみに、消防署の職員も若い人が入っておりますけれども、その職員たちの状況はどうなっておりますか。
○総務課長(種子島公彦君)
 沖永良部与論地区広域事務組合の消防本部等の職員の中型免許の取得について詳しく調査したり、また、聞き取りをしたことはございませんけれども、職業柄全員が取得しているのではないかと想定はしているところでございます。
○3番(喜井和夫君)
 先日、自動車学校のほうに、どれぐらいの金額で取れるかなということで問い合わせたところ、今、消防署のほうからも来ているというお話が、これは、私はちゃんと確認はしておりませんけれども、自動車学校の人のことでありましたから、まだやっぱり取っていない職員がいるんじゃないかなというふうに思っている次第です。どうしても消防署の職員であれば、必ず持っておかなければならないと思うんです。それがどのような形で、職員が自分で払っているのか、それとも消防署でそれを持っているのかという点は現在どうでしょうか。
○町長(伊地知実利君)
 総務課長からもお答えをいたしましたが、喜井議員が質問しているように、非常備消防は兼務でございまして、これが職業ということじゃありませんので。
 消防署の職員につきましては、これが正職でございますので、一つの資格要件になりますので、自己資金での受験だと、そのように理解して、予算審査をしてもそういう経費は見ておりませんが、消防士としての資格を得るための研修の費用は広域事務組合の予算の中で見ておりますが、免許取得についての予算は計上されていないのが現状でございます。
○3番(喜井和夫君)
 そうであればいいかなと思っておりました。もし、それがまちのお金で免許取得となるとおかしなことじゃないかなと思っておりましたので、それは、出なければ本当にありがたいことです。
 消防団員は、やっぱり町のいろいろな行事でも、そのときには交通整理に回り、本当にボランティア精神がないとできない仕事だと常々感じております。それで、本当にそういうことからでも、助成といって、ほんの少しでもいいと思います。そういうことができれば、また、団員になる若者もいっぱい出てくると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思っております。
 続きまして、専門病院に関する情報提供について、1番目に関しては、本人からのそういう相談があったらできるという話ですけれども、それでいいでしょうか。
○保健福祉課長(瀬川光雄君)
 町民からの相談があった場合につきましては、保健センターのほうで保健師が情報を提供すると同時に、保健所とも相談をしながら情報を提供しているということでございます。
○3番(喜井和夫君)
 この質問を提出するときには、地域医療に関して本当に地元の病院には大変お世話になっているのは十分認識しながら、この質問をしたんですけれども、何かちょっと体調が悪いなというときに、鹿児島にとか行ったりした場合に、やっぱりそういう情報というか、それがわかっていたら病院にも行きたいなというようなことが、町民から私にあったものですから、その質問をしたわけです。
 また、これも私の友達でございますが、腰が痛いということで、ずっと島で整骨とかに行っておりましたけれども、結局、違う病気であったということで、やっぱりそういう腰が痛くてどことかいうようなことが、整骨院だったものですから、そこの内臓のほうまでわからないというようなことがありまして、本人は、その後、島外で病院に行ったという経緯もありますので、できればそういうのがあればいいかなというところもあります。
 また、私が聞いた中でもありますが、子供が頭をぶつけたということで、親は心配して、どこか鹿児島のそういう病院がないかなと回ったり、人に聞いたりというようなこともあったという事例もあります。
 また、最近、若い働き盛りの人が突然倒れたとかいうのをよく耳にしておりますので、本当にそういうことで早く病気に気づけば、早期発見ができるんじゃないかなというようなことで、質問でございます。やっぱり町の経済の発展も大事だと思いますけれども、やっぱり健康なくして和泊町の経済の発展はないと思っております。町民のさらなる健診等を受けるのが一番かなと。そして、主治医である先生方と相談し、そして、するのがという思いです。
 またちょっと話が違うことになりましたけれども、もう私の言いたい気持ちはそれだけですので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(永野利則君)
 これで喜井和夫君の一般質問を終わります。