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更新日:2025年8月27日

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6月10日(一般質問:池田正一議員)

発言者

池田正一議員

発言内容

 日程第9 一般質問
○議長(永野利則)
 日程第9、一般質問を行います。
 順番に発言を許します。
○7番(池田正一)
 うがみやぶら。むーるなげ、どぅくさしうやぼえ。暑ぁあやぶさやー、長雨が、あがりば、なぁねー、暑ぁなやぶんとぅ、体調には、気ぃちきてぃ、たぼりよ。
 議席7番、池田正一です。
 サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆さん、今定例会も8人の議員が登壇いたします。このように、町民の声を行政に届けるために頑張っている和泊町議会、これからもよろしくお願いいたします。
 令和7年第2回定例会において、一般質問を通告いたしております。
 その前に、今まさに、中学校の郡大会、スポーツ大会が開催されております。この和泊町の中学生、沖永良部の中学生、それぞれの場所で頑張っています。また、この沖永良部においては、知名町のほうで男子バレーボール大会が行われます。あしたからですね、興味のある方、応援ある方は、ぜひ知名町の町体のほうに行って応援してくださいますようよろしくお願いいたします。
 では、一般質問いたします。
 前町政1期4年が今まさに終わろうかとなっております。そこで、この4年間においていろんな出来事等もありましたが、その中から質問したいと思います。
 前町政運営について、これまでの4年間の成果と課題は。とても大きい範囲ではありますけれども、答弁のほうよろしくお願いいたします。
○町長(前 登志朗)
 池田議員のご質問にお答えをいたします。
 町長に就任してからの4年間、私は常に町民の皆さんの声に耳を傾け、現場に足を運び、どうすれば和泊町を少しでもよくできるか、そのことを一心に考え抜き、ひたむきに町政運営に取り組んでまいりました。
 この4年間、様々な困難に直面しながらも、町民の皆さんと力を合わせ、一歩ずつ前へ進んできたことを、今ここで振り返り、課題と成果についてお答えをいたします。
 成果については、予算書の款に沿って説明を行います。
 まず、総務費については、マイナンバーカードの交付率の向上や窓口業務のシステム改善、サンサンテレビによる情報の提供、奄美振興交付金の拡充による沖縄への運賃助成を含む交流促進により町民サービスの向上を図りました。
 また、町民の生命・財産を守る取組として、防災行政無線の更新事業や県内初の住民参加型による国民保護訓練を実施しました。加えて、財政健全化と人材育成に重点的に取り組み、予算の編成、執行管理、公共施設の適正管理、新規採用職員指導要領やアドバイザー制度などを制定し、人材育成を継続して取り組んでまいります。
 民生費については、こども未来課を新設し、子育て世帯が抱える様々な問題に柔軟に対応するとともに、午睡センサーの導入など保育環境の充実に取り組みつつ、電動車椅子購入助成事業や、重層的生活支援体制整備事業など、高齢社会に対応した各種福祉事業の充実を図りました。
 衛生費については、各種検診事業の充実を図るとともに、帯状疱疹ワクチンの接種助成を行うなど、町民の生命、健康を重視しつつ、沖永良部衛生管理組合の施設整備、生ごみ処理機設置助成事業及び猫の不妊・去勢助成事業など、衛生環境の改善に向けた取組を実施しております。
 農林水産業費については、本町の基幹産業であるとの認識の下、今年度完了を迎える国営土地改良事業や附帯県営事業等の整備による生産基盤の整備や、農業集落排水事業中部処理区を公共下水道に統合するなど、施設維持費の低減に努めました。
 また、機構集積協力金を活用した農地の集積等、営農環境の整備を計画的に実施するとともに、農林水産物輸送コスト支援事業の制度拡充や、飼料、肥料の高騰対策として、各種交付金事業や重点新規事業を活用した農林水産業の振興を図り、農家・漁家所得の向上及び本町経済発展に資する取組を実施しました。
 商工費については、新型コロナウイルス感染症の影響による経済の停滞からの回復を促すため、地方創生臨時交付金を活用し、プレミアム付商品券事業を実施しました。また、令和4年度に、脱炭素先行地域に選定され、沖永良部が全国に誇れる成果の一つである経済と環境が両立する地域モデルの実現を目指し、再生可能エネルギーの導入や照明機器のLED化を進めています。
 土木費については、道路、港湾、公営住宅、公共下水道など住環境の整備、維持管理を実施しつつ、関係機関と連携し、無電柱化事業及び空き家改修事業などを推進し、新たな取組として自転車活用のまちづくりへの取組を実施しています。
 消防費については、和泊町消防団と常に連携を図り、団員の資格取得支援制度の制定や団員の活動を支援してまいりました。
 教育費については、各種交付金やゆりのふるさと基金を活用した学校教育環境の整備、児童・生徒の島外派遣費用の拡充、物価高騰対策として給食費の免除及び子ども夢応援プロジェクトによるチャレンジへの支援を行い、本町の宝であります児童・生徒の健全育成を推進しております。また、令和6年度に刊行した「和泊町の歩み」を活用した郷土講話学習を計画しております。
 災害復旧事業費については、土木課、耕地課の事業課を中心に、災害発生時に適宜対応し、町民の生命・財産を守る対応を実施しました。
 公債費については、令和7年度当初予算を8.9億円とし、ピークであった11.9億円から圧縮しております。
 課題としましては、人口減少対策、歳入確保対策、水道・下水道施設等の既存公共施設の維持管理や統廃合などを把握しております。
 課題の解決については、町民の皆様や職員と意見交換を交え、現行の取組を強力に推進します。
 また、私の任期中における重要な成果として、改めて強調したいのが次の2点です。
 1つは、脱炭素先行地域に選定されたことです。これは、全国でも選ばれたごく僅かな自治体のみが受けられる評価であり、和泊町の持つ可能性が国から認められた大きな成果です。再生可能エネルギーの導入や公共施設の省エネ化など、具体的な取組は既に進行中であり、これは単なる環境施策にとどまりません。和泊町を離島型脱炭素モデル地域として全国に示すこと。私はこの旗を掲げ、持続可能なまちづくりを力強く進めてまいります。
 もう一つは、沖縄との連携という新たな可能性を制度として切り開いたことです。和泊町は地理的、文化的に沖縄本島と極めて近く、日常生活や経済活動の中で、沖縄との関係は非常に深いものがあります。しかし、現状では、和泊町で生産された農林水産物が沖縄県内に出荷される際、県外産として扱われてしまう不利益が存在します。そこで、私は、鹿児島にある琉球という和泊町の特性を生かし、琉球圏産という新たな地域ブランドの形成を国に提案しています。このくくりにより、沖縄県内の流通において、地元に近い商品として扱われることで、価格面、販路面での優遇が期待でき、農業、漁業の経済基盤強化に直結すると考えております。物の流れだけではなく、人と文化の交流もさらに活発にし、沖縄との連携を和泊町の未来を切り開く希望の航路として確かなものにしていく。この決意を持って、今後も力強く取り組んでまいります。
 今後も、町民の皆さんと共に、これまでの歩みを確かな土台としながら、この町の未来に挑戦し続けてまいります。
 壇上からは以上でございます。
○7番(池田正一)
 それで、成果等々たくさん述べられました。その中で、気になる点を少し聞いていきたいと思います。
 まずは、新しくできたこども未来課、課長も今回からまた変わり、分かるか分からないか分かりませんが、このこども未来課、もともと出産と、そして子供に特化した課をつくるということでできております。私もつくる当時は当然賛成して、ぜひ頑張っていただきたいなと思ってやっておりました。ただ、いかんせん出生率が、子供がとにもかくにも少なくしか生まれていないもので、これをこれからどのように子供の未来、まさに未来課ですから、未来をどのように考えて進めていくのか、まだ具体策等とても難しいと思いますけれども、そういった部分も考えておられるのか、課長にお尋ねします。
○こども未来課長(竹下泰弘)
 池田議員の質問にお答えします。
 やはり少子化問題というものは非常に重要な課題でありまして、こども未来課だけで何とかなるというものではないというふうに考えております。
 また、その中におきまして、こども未来課におきましては、子育て支援に係る施策の強化、子供やその親世帯が抱える様々な課題に対して取り組んでおります。
 内容としましては、子供に関する様々なサービスの提供、相談や支援に対する窓口として、保護者のニーズに対応できる体制づくり、あと子育てに関する様々なサービスの利用しやすい環境づくりに取り組んでおります。また、現在は、ほかの課との協力を得ながら、妊産婦に対する母子保健をはじめ、子供や子育て世帯が抱える課題、障害児施策や虐待問題も含め一体的に取り組むことで、こども未来課の係の連携で課題解決に向けていくことも既に始まっております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 もう一点だけお尋ねします。
 いろんな研修会等でも少子化がとても問題になっております。そして、それをクリアするにはどうするのか。まずは、男の方も、男性も父親も必ず子育てに参加しないと。そうしないと絶対子供が生まれることはないよと、よくこの話を聞きます。そういった部分から、では、この男性の皆さんがどのように子育てに参加するか、日本という国はもともとそういった意識というか、もともと少ない国でもあったので難しいかなと思いますけれども、そこのところを打開しないとなかなか女性の方が出産して、何人も出産して、そしてみんなで子育てしていくというのも難しいのかなと思っております。今後どのように、そういった部分も考えていくのかお尋ねします。
○こども未来課長(竹下泰弘)
 やはりお父さんの育児協力というのも非常に大切なことだと考えております。
 その中におきましても、昨年度からプレパパの触れ合い遊びとか料理教室などを実施しております。そういった活動を通じまして、父親の子育てに対する意識を改革などを図っていければと考えております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 これからも父親の参加するようなメニュー等考えて、またぜひそれを、どう言えばいいの、もうしてくださいと、本当に一緒に子育てしましょうというふうなのを大きく声に出してやってくれたらいいかなと思っておりますので、ぜひ、こども未来課、頑張ってください、これからも。
 続きまして、先ほど、飼料・肥料対策、農業がやはり疲弊する部分もあります。もしくは畜産業において、資料、肥料等が高騰しているのがやはりそれぞれの農家の皆さんの苦しい現状になっておられます。そして、たまに畜産の農家の方々では最近聞くのが、もうここから出ていって、どこかでそういった畜産をしようかなとかそういった声もちらほら聞こえています。ただ、まだそこまで動いてはいないと思いますけれども、そういう話を聞くだけでもこちらはやっぱりどきっとする部分があります。この飼料・肥料対策等々されておられます。これは、あくまでも国・県の対策費なのかなと思っています。和泊町としては、町独自としてはこのようなものにどのような対策費等を出しているのか、出していないのか、それをまずお聞きしたいと思います。
○経済課長(名越晴樹)
 お答えいたします。
 令和4年度、令和5年度に肥料高騰の差額分に対しまして、肥料価格の高騰対策事業として国のコロナ交付金を活用した事業を実施しております。
 町独自の肥料価格高騰への支援は今ございませんけれども、それ以外に畜産を支援する事業といたしましては、環境整備事業の支援とか、また、受精卵移植の問題とか、そのような部分を町の重点支援金を活用して支援をさせていただいております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 畜産等の飼料、肥料等は町ではなかなか助成はまだできていないと、国等々からの助成で賄っているというふうに、少しでもその価格を抑えるために、ただいま聞きましたが、やはり畜産の方から、部会長等からもいろいろ陳情書等々は出ておられますけれども、今ちょっと価格は上がりました。しかし、ミルク代にしても飼料、肥料代にしても、また上がっております。さあ、この差額でどれだけの利益が出るのか等も考えると、まだはてなマークしか出てきません。こういったことに、今後、そういったものに助成等、町のほうから考えていくことはないのか、お尋ねします。
○経済課長(名越晴樹)
 今現在、子牛の競り価格の上昇傾向にございますので。ただ、先ほど議員がおっしゃるとおり配合飼料の価格高騰は、大変厳しい状況だということを認識しております。
 今後、畜産の競り価格の高騰がまた減少傾向に転じるということがあれば、また配合飼料についても検討しなければいけないというふうに考えております。
 畜産生産農家の減少が懸念されておりますので、低コストで高品質な子牛の生産に向けて、農家自身も尽力していただきたいというふうに考えております。
○7番(池田正一)
 畜産農家の、そしてまた普通に花き農家等々いろいろ農業はあります。そして、今年は里芋、ジャガイモととても価格が高いので推移しています。花きに関しましては、まずここに来て下落をいたしましたけれども、前半はいいのかなと思いますが、こういったところにもやはり支援等はとても重要だと思っております。どうでしょうか。和泊町において農業というのをどの位置に、農業立町和泊町、農業立島沖永良部だと思っていますが、農業というのをどのように考えておられるか、これは町長にお尋ねしたいんですけれども、この農業ということを沖永良部ではどのような位置づけにして考えておられるかお尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 改めて申し上げるまでもなく、農業が第一だというふうに考えております。
 その中で、私も、ともすると農業していないじゃないかと言われますけれども、この4年間もほぼ農業のために走り回ってきました。
 例えば、先ほど議員がございました、島を離れてしまうんじゃないか、畜産農家がというような話も聞いたことがございます。そこについては、国に行って農水省などで、離島で頑張っているところに特別援助してほしい。普通じゃなくてということでお願いしたところ、この4月から、離島の子牛の価格に、61万以下だったときには、1頭当たり5万円つけてくれるという特別な補助金もつけてくださいました。ですから、やはり離島で頑張っているというところを特別視してもらって、特別扱いしてもらうようなお願いもしてございますし、もちろん農業が一番ですので、様々な場面で自ら行って農業のことをお願いしてきてるところでございます。
○7番(池田正一)
 ぜひ、農業の振興のためには、全課挙げてでも考えてほしいところです。
 例えば、農業、要するに畑の横の道、農道ですか、農道等が結構雨等でえぐれているところもよく見られます。特に、国頭のほうは多いです。そしてそれを水土里サークル等ではもう到底できない部分も多くあります。そして、字のほうから、多分それぞれの字もあると思いますが、上げているんですけれども、何せよお金がないと、なかなかだからそういったものができないという返事しか返ってこないというふうにお聞きしていますが、そういったところ、この道等を直してくれという要望等はどれぐらいの数ぐらい、結構量あるんでしょうか。土木課長が分かるのかな。お尋ねします。
○土木課長(西村雄次)
 お答えします。
 件数については把握しておりませんが、大雨が降ったりとか、その前から道路がえぐれてるとか、そういうところについては区長さんを通じて、随時、また報告いただいて、それに対してまた土木のほうで道路維持班を今年度から年間雇用しておりますので、対処するということで、まずは修繕しながら対処して通行しやすい道路維持をするということになります。
○7番(池田正一)
 これに関して、いつも言われるのがもう、返事はね、もう何年か前から要望はしているけれども、お金がない、お金がないとよく返事が来るからできないよというふうに答えられたというのを聞いています。こういった部分には、やはり結構財政健全化に向けて圧縮して頑張っているんですが、こういった農業される方々等のためにはそういった道、もうきれいに整備するべきではないのかなと思います。だから、圧縮、圧縮じゃなくて、必要なところには十分経費をかけて、ある程度のお金をかけていただきたいと思います。今となれば財調もかなりの額が計上されているじゃないですか、30億から40億近くに。これ、標準財政規模からいうたら、もうとても、10%どころか本当50%ぐらいの規格で和泊町ではそういったものを持っています。そこまで増やす必要もあるのかな、そういったお金をそういったところに使えば、道路等の補修、農道等ね、これから農業の町というんであるならば、したほうがいいのではないのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。これはやはり、総務課長ですか。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 当初予算の編成に向けまして、まずは経常経費を調査します。扶助費、人件費、公債費等も調査します。その次に、投資的経費、普通建設事業費を各課に調査します。今年度も各課から上がってきた、計上された普通建設事業費は全てつけております。削っているところはございません。
 以上です。
○7番(池田正一)
 では、それぞれの字等から上がってきても、ある程度はもう拡充できるのかな、そのように、補修等も経費できているのかなと理解しときますよ。
 また、うちのほうはもう水土里サークル等でできない部分を町のほうに上げているとも聞いています。まだ、国頭字のサークルの総会等が近々ありますけれども、その中でもまた区長さん等々とお話ししてみたいと思います。
 ぜひ、そういった農業に関して、これはこういった農道が駄目だよというところは、農業立町なんですから、農業のほうで皆さんが気持ちよく作業できるように道のほうの補修等もこれからもよろしくお願いいたします。ぜひやってください。よろしくというか、やってください、お願いします。
 それでは、ここから少し課題と三、四点ほどお尋ねしたいと思います。
 前町長が町長になってこの4年間、幾つか課題等が出てきました。まず、やはり一番大きかったのは、かつての副町長の辞任ですかね。前副町長ですかね、それはもう答えはいろいろ、いろんな場面でいろいろ聞かれておりますけれども、この数年たった今、今ですよ、この何年間たった今です。あのときの判断はよかったのかと、そういったあのとき言われたのがパワハラですか、そういったものはなかったのか。今、冷静に考えて、そのときの判断は正しかったのかどうか、町長、お尋ねいたします。もう数年たっていますから、ぜひ冷静に。
○町長(前 登志朗)
 これまでも何度もお答えしたことなのでございますけれども、こういうことを繰り返し蒸し返すということが町の不利益になるというふうには考えております。
 当時も、当事者の中で和解が成立していた話をやはりOBが、議員がということでいわゆる政治的に利用されてしまった的なところがありまして、結果的には町にとって不利益になったというふうに理解しております。
○7番(池田正一)
 とやかく蒸し返すつもりもありませんが、やはりあのときは大きかった問題だったものでそれが町に不利益、不利益ですか、になりましたか。いいですわ。それで、前回あったという、ハラスメント講習会等が行われたと聞いております。そういった講習会を通じてですよ、これなぜハラスメントの講習会が行われたのかを、総務課長、まずお尋ねします。
○総務課長(林 義仁)
 講習会に関しましては、様々な講習会を行います。その中の一つがハラスメント防止講習会と位置づけております。
○7番(池田正一)
 では課長、このときこれは、別にそのハラスメントと認定されて、それが行われたからこういった講習会をしたということじゃなく、通常の講習会の中の一部であったというふうに考えたらいいんですか。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 和泊町には、和泊町ハラスメント防止に関する規定がございまして、これは令和2年度に制定されております。それに基づいて指針も作成されておりますので、その辺も含めて講習会のほうも行っております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 では、そういった講習会等があったということは、次から、もしこれからですよ、ハラスメント等を受けたかなと思われる職員等がおられたらどこに相談するのか、そういった相談する窓口等はできているのかお尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 先ほど申しました和泊町ハラスメント防止に関する規定がございます。その規定によりまして、相談窓口を設けておりますので、総務課、副町長等が窓口になりますが、この前の課長会におきましても、カスハラを含めたハラスメントに関する被害等があれば申し出てくださいという形で通知を行っております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 その手の課題は、総務課のほうで受けると、副町長、前回いろんなことがありましたけれども、ほぼ総務課のほうで受け止めるというふうに理解しといてよろしいでしょうか。
○総務課長(林 義仁)
 総務課のほうで受け付けるようになっております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 これからは、ぜひ、職員の皆さんにそのような行為がないように、せっかくこういった講習会等も受けていますから、ハラスメント等が起こらないことを期待いたしております。
 では、これ1つ目の私が考えているところの課題です。
 2つ目の課題をお尋ねいたしたいと思います。
 これはもう昨年ですか、やはり出てきました交付金関係でありますが、この5,100万円の未収入が和泊町で起こったと新聞等にも大きく出ました。今現在、この課題に関しての現状はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 交付金に関する答弁を行います。
 物価高騰重点支援地方創生臨時交付金の事務処理に当たっては、令和6年10月、議会において特別な財政需要を精査し、令和6年度特別交付税の算定に計上し、代替財源の確保を要望してまいりますと答弁しております。
 特別交付税は、災害等や様々な住民サービスに関する特別な財政需要として計上しております。内訳に関しましては、前から申しているとおり、合算まとめて交付されますので、この分が幾ら交付されるかという部分はちょっと分かりません、答えられませんが、9月の決算議会では、交付額が示せると思います。
 また、文書処理規程でメール等の電子文書も公文として位置づけて対応しております。
 以上です。
○町長(前 登志朗)
 では、私のほうからも少し。
 その補助金の手続に関するミスにつきましては、私も発覚直後から全ての事実を包み隠さず公表いたしました。そして、町民の皆様に対しても正直に説明をし、おわびを申し上げてまいりました。ちょうど、郡体の練習時期でしたので、毎日のように各会場を回りながら、また会議のたびに、冒頭で事件があったことをきちんと説明し、おわびをいたしました。この問題については、まずおわびをすることが大事だというふうに考えたからです。そして、私は町のトップとしての責任を重く受け止めて、4か月間にわたり給与の30%を自主返納するという対応も行いました。
 行政においてミスはあってはならないものではございますが、起きた際にそれを逃げるのではなくきちんと責任を取り、立て直しを図るその姿勢こそが町民からの信頼に応えるものだと私は考えております。また、町民サービスに支障が出ることがないように、関係機関との調整を重ね、結果として実質的には救済される形で必要な予算は確保されております。
 それにもかかわらず、あたかも町政が大きな損失を招いたかのような一方的な批判が繰り返されることは極めて残念であり、事実に基づいた議論とは言い難いものだと思っております。
 今後も同様の指摘があった際には、町民の皆様方に誤解が生じぬよう、私自身も丁寧に説明し、必要に応じて対応してまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○7番(池田正一)
 ただいま総務課長、町長等から答弁をいただきました。
 結局のところはなかなかこの5,100万のうちの一千何百万等はもらっておられると、私たちも報告を受けています。そのあとの金額に関しては今後どうなるか分かりませんが、あと3,000万近いですかね、ぐらいの金額はどのように考えておられるのか、もしもらえる可能性等もあるのかも含めて、答えられるのであれば、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 ただいまお答えしたとおりでございます。
 今、お答えした中に入っていたんですけれども、関係機関と調整を重ねた結果として実質的に救済される形で必要な予算は確保されております。
○7番(池田正一)
 それは、町の中で一般財源等々で相殺されてうまいことできたというふうな理解ですか、それとも、この足らなかった分も何か新たな形で入ってきたというふうなのでしょうか。
 今、現在まだ入っていないのであれば、そう言ってくださったほうが助かります。もう現在もうそれはもう全て補塡されて、全てがナッシングになっているのであれば、それで結構だと思いますけれども。いかがでしょうか。
○総務課長(林 義仁)
 地方創生臨時交付金としての歳入はございませんが、先ほど答弁したとおり、特別交付税のほうで、災害や様々な住民サービスに関する特別な財政需要として計上しております。
 特別交付税は、内訳等が示せませんので、令和6年度の特別交付税の額が、今度の9月議会のほうで示せる額になると思います。
 以上です。
○7番(池田正一)
 では、今現在、はっきりと示せないということですので、今度の9月議会のほうで示してくれると。またそのときに見て、また聞くのがあるかもしれませんが、そのときは聞きませんよ、当然。では、そのときにきちっと示して、私たちにもきっちりと説明をしてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
 では、次は3点目です。
 先ほど、請願書も出ました交流施設についてではありますが、今後どのように考えているのか、まずお尋ねいたします。
 まずは、今回も予算等も計上されましたので、教育委員会のほうにお尋ねしたいと思います。交流設備についてどのように考えているか、お聞かせください。
○教育委員会事務局長(永井 徹)
 お答えいたします。
 3月の議会のときに、町長のほうから一旦凍結という言葉で、事業としましては止まっている状況でございます。5月のほうに更に推進する会で協議を行ったんですが、町長選も含めて、そういった様子を見ながら進めていかなきゃいけないんじゃないだろうかということで、今のところは、当初予算で計上しました3,200万、700万ほどの基本設計の予算につきましては、附帯意見がついておりますので、そのことについて今慎重に検討しているところでございます。
○7番(池田正一)
 では、ただいま真剣に、当然全てを真剣に真面目に考えないといけないんですけれども、これは、結果等はいつぐらいになったら私たちのほうに示してもらえるのでしょうか、お尋ねいたします。
○教育委員会事務局長(永井 徹)
 お答えいたします。
 結果につきましては、いつ示されるかという時期は不明確でございますが、今後、いろんな情勢が変わってくるか分かりませんが、その中で、9月当初の決算の状況を見ながら、財政指数、そういったものを考慮しながら、9月以降になるのかなと考えているところでございます。
○7番(池田正一)
 では、次に町長のほうにお尋ねいたします。
 町長、この交流施設はどうするんでしょうか。前、町長がなられたときの公約等ではもう造らないがメインで出ておられましたと思うんですが、しかし、その中において、町長になられてからは、この6次振興計画がすばらしい計画で、やはり推進するという旨もおっしゃいました。そしてさらに推進する回答もおつくりになりました。そして地質調査、私たち総務文教として場所はあまりふさわしくないというふうに言うておられましたけれども、あそこでやりましたよね。そして、その際においての土地の購入等もありました。
 そしてまた、絵図面等も鳥瞰図ですか、そういったものもやって結構な、予算等もつくられたんですけれども、これも含めて、町長、ここまでやったことに関してどのように考えておられますか、そしてこれからどういうふうにしていきたいなと思っておられますか、お尋ねします。
○町長(前 登志朗)
 ただいま議員がおっしゃったとおりでございます。
 もちろん、前回議会議長、町長になるときにそういう思いでなり、その後、もし町民が本当に必要なのかという様々な考えを持った中で4年間やってまいりました。そして、3月の議会で、9月に発表される財政指標を見て最終的に判断したいというふうに答弁をいたしております。
 その当時は、財政状況の推移を見極める余地があるというふうに考えておりました。しかし、その後、詳細な見通しや試算を重ねる中で、9月を待たずとも現時点でかなり厳しいという認識に至りました。
 そして、町民の皆さんに、町の将来を問う、近くある選挙という場で中途半端な立場を取ることはむしろ不誠実だという思いに至りました。
 私は今こう考えております。造れないからやめるというのではなくて、造れないという選択こそが次の世代への責任のある判断だと考えております。無理をして大きな箱物を建てるよりも、今ある施設を生かし、町民生活に本当に必要なところにお金を使う、それが、これから子育てをしていく皆さんや、これから大人になる子供たちにとっての安心して暮らせる町をつくる道だと信じております。
 議員もご承知のように、実にいろいろな出費がこれからまだ控えております。そんな中で、今この大きな箱物を造ることによってしわ寄せが来るよりも、今あるものをしっかりと使っていきたいというふうに考えております。
○7番(池田正一)
 まずは、最初はもう造らないから始まりました。そして、やってみたらいいんだから、もしかしたら必要なのかなと。そしてまた、更に推進する会等もつくりました。そして地質調査等も行われました。これやっぱり最終的には町長の判断でもあったのかなと思います。
 なぜ、最初から、一貫して造らないのだったら造らない、そして今となったらまた造らない方向に行っているじゃないですか。なぜぶれるというか、いろいろ葛藤もあるかもしれませんが、このようになってくるのか。それだったら、この4年間の間にいろいろ動いたことがほぼほぼ造らないとなったら多分無駄になってくると思います。ましてや、ここに配置された職員の方もおられます。
 そういった方々もいろいろ考えてやってこられたんですけれども、この4年間で揺れた、なぜこのように揺れ、先ほど言いましたね、町民の方が必要なのかな等々もあるかもしれませんが、最初からもう造らないで町長のほうになられたんですから、それを一貫していくべきだったのでないのかな、揺れてしまって、私たちも、だから議会も、いろいろ、どっちなんだ、どっちなんだと揺れて、でもこれだけやるということはするのかなと、だったらそれに向けて動いていこうかなと。我々総務文教のほうでも常にそれを念頭に一番に置いて、交流施設をさらに推進するかじゃなくて、交流施設をいかにして早く造るか等を常に課題にして、いろんなところを見てもきました。
 この4年間で、町長の気持ちはどのように考え、どのように動いてこのような結果にまたなったのか。お聞かせください。
○町長(前 登志朗)
 私の中では、常に町民のためになることということを主眼に考えてまいりました。
 その中で、必要なものであれば何とかなるのかなということで、いろんなところに相談に行ったりもしてきましたけれども、この段階に来て、今、この状況で造るのは非常に無理だという結論に達したわけでございますけれども、私がなる前は、起債残高、いわゆる町の借金が100億を切ったら造るんだということになっていたようでございます。私が来てすぐにその話がここに来ましたけれども、でもその段階で造るというのは、私は不可能だということで、先送りをさせていただいておりました。もしあのときに造っていたら、今もしかしたらできているかもしれません。何名かの議員の方からは、早く造ったら物価が上がる前で造れたのにというような話もされましたけれども、そういう状況ではなくて、もし造っていたら大変なことになっていたでしょうし、今の状況で造るという判断はできないというのが現状でございます。
○7番(池田正一)
 なるほどね。今の状況では造れないという判断、そしてその前の状況のときも造らないという判断でした。しかし、この中等に、いろんな調査等々すると。予算をつけて、土地購入とか地質調査等をやった、絵図面等も作ったんですけれども、これはなぜ、町長がこれはしようとしてやったんでしょうか。それとも、例えばもう教育委員会のほうからしようと言われてやったのか。最終判断は町長かなと思っておりますが、この中で、更に推進する会等で推進する方向に向かってもいたんですが、なぜこのようなことが行われたのか。
 結局は造らないという判断をもともとは持っておられたんですかね。では、なぜこれは必要な予算を使ってしまったのか、それに対してちょっとお尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 いろいろ検討する中で、最終的にこの段階に来て、造ることは難しい、造らないという判断に至ったということでございます。
 結局、最終的には政治判断として造らないという方向性を出させていただきました。それが、今の状況で町にとって、これからの和泊町にとって、最もいい決断だと考えたところでございます。
○7番(池田正一)
 では、教育委員会にお尋ねいたします。
 前回その手のもの、こうやって造るという方向に向かっていって、この4年間の間で地質調査、土地購入と、図面等、絵図面いろいろにしました。金額等が分かるのであれば教えてください。そこに資料ありますでしょうか。
○教育委員会事務局長(永井 徹)
 お答えいたします。
 今、手元のほうにはその金額等は持っておりませんが、地質調査で数千万、その鳥瞰図については若干の金額でございます。あと、要した時間が4年近く、推進する会は4年、5年ぐらいから、さらにその前から推進協議会を2年間やっております。
 通算もう私も7年目になりますが、約7年ほどこのことにつきましては協議してきてまいっております。時間をかなり要してきておるんですが、総合振興計画、基本計画を基に、ようてぃあしばープロジェクトが立ち上がり、議会の皆さんの承認を得て今進めてきております。
 ただ、町長の中では、今の財政状況、そういったものを考えた中での判断だと思いますが、私たちは、また初めて今日聞いたところでございますので、今後また現状を確認しながら進めていきたいと。
 また、更に推進する会も、今月、計画しているところでございますので、そういったところでいろんな方から意見をもらいながら進めていきたいと思っております。
○7番(池田正一)
 これは、もう本当いろんな課題とこれからも考えるものもあると思う。更に推進する会も今後また会議があるわけですよね。となったら、この会はもう解散には、今の現在でしたらなるのかなとは思っておりますが、この4年間、7年間で、金額にしても数千万は使っております。何だろう、この数千万も結局無駄になってしまう、今現在ならなるとは思います。
 ただ、この交流施設等に考えては、もう我が町一つで造るというのは僕もちょっときついかなと思っています。これあくまで自分個人の考えですよ。だから、隣町と話し合って、今現在、和泊町の人口が五千何百人ですね。知名町も五千何百人、合わせたら1万人。1万人規模のところだったら、そういったものが一つあるべきなのではないのかなと思いますが、これからはそういった部分も考えながらやっていくべきだと思います。
 ですから、町長がもう和泊町には必要ないと、じゃなくて、もう島で考えていくべきではないのかなとは思っております。でないと、本当にこれまで今、7年間かけてやってきたと先ほど局長が言われました。そしたら、その中にいろんな人材の方々も、ここにおられる方もおられます。絡んできていました。その方々の努力が全て無になってしまいます。ですから、もうこれから大きい規模で考えていくべきなのではないのかな、これはあくまでも要望ですから。もう答弁も何も要りません、と考えております。
 ただ、今後本当、災害等がある場合にはそういった施設が、あくまでもスポーツだけではなく、いろんなことが起こった場合にそこに待機する方々とかも、そういう方々も含めて必要な施設でないのかなと、私たち総務文教はいろんな災害のあった地域で見ても考えてきましたから、そういった部分でも考えていかないといけないことだとは思っております。
 ただ、今現在、町長はもう造る気はないとおっしゃっておりましたので、これはもう和泊町としては造らない。だったら、もう永良部として考えていくべき事項ではないのかなとは考えております。
 これに関しては、また機会があったら、ぜひ教育委員会等とも、これからのお話するとは思いますから、お付き合いのほうはよろしくお願いします。これからも長く付き合っていくと思いますので。交流施設については、これで終わりたいと思っております。
 では、最後にもう一点だけ。
 少し気になったことが今年度になって起こりました。職員による飲酒の件ではあります。とても残念に思っております。その後、この処分等がなされておりましたのが、その処分は妥当だと考えておられるのか。まずは、どういった処分であったのかお尋ねいたします。これは総務課長でしょうか。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 飲酒による運転が発覚したということで、ホームページでお知らせしているとおりで、内容等についてはまだ警察のほうから最終通知がありませんので、内容に細かく説明はできませんが、懲戒処分としましては停職6か月となりました。これは、県内の各市町村事例を参考とし、弁護士とも相談しながら懲戒処分委員会で審査し、町長から通知しております。
 以上です。
○7番(池田正一)
 まだ最終的な判断、飲酒なのか、酒気帯びなのか、そして自損事故等もあったのかなと見ております。
 そういった場合、これが警察の発表はまだやね、酒気帯びなのか飲酒なのかも分からない。でも、あくまでも酒を飲んで運転して、こういった事故を起こしました。では、他の自治体と比べてもこれが妥当ではないのかなとお考えでしたね。いろんな自治体というか会社等々を見たって、言われたことがすごい甘いねと、そういうものなんだという意見も多く寄せられています。それはもう判断するのは皆様方であって、私たちが判断するべきではないとは思っております。
 では、今まで和泊町においてこういった事例があったのかどうか、まずお尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 以前は飲酒等があったと聞いております。
○7番(池田正一)
 以前というか、かなり前の話だと思うが、もしくは資料等も残ってない、どういった処分されたのかというのもないのでしょうか。
○総務課長(林 義仁)
 手元にはございません。
○7番(池田正一)
 過去の事例等にもあった、しかし処分等々も分からないとなったら、今まさにこのときに、これからの和泊町の方向性が決まっていくわけではあります。
 さあ、皆さん、職員の皆さんね、元来なら酒飲んで運転したら絶対これ駄目ですよ。当然ですよ。私もしたことありませんから、皆さん。
 しかし、酒を飲んで等々あっても停職6か月で済む。これは、どうなんだろう。軽いんだろうか、重いんだろうか。皆さんはどう考えるのかな、本来なら一人一人に聞きたいところではありますけれども、時間がないので聞きません。この処分は、妥当なのかどうなのか、町長、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗)
 経緯から少しご説明いたします。
 まず初めに、この町の職員による飲酒運転という極めて重大な案件が発生したことについて、町民の皆様方に深くおわびを申し上げます。町の信用を大きく損なう行為であり、町長としても強い危機感と責任を持って受け止めております。
 事件が発覚したのは、課内の歓送迎会が行われた翌日の朝、土曜日の朝でした。私はその情報を受けた直後に、警察署長及び交通課長のもとに行き謝罪を申し上げました。また、現場で対応してくださった警察署員の皆様のところにも警察署に行き直接謝罪をし、事実関係の確認を行いました。
 同日中に緊急の課長会議を開催し、全職員に対して速やかに事案を通達し、併せてマスコミ各社にも報告し、テレビや新聞などで広く報道されることとなりました。私は、こうした不祥事が発生した際に、隠すのではなく事実をきちんと伝え、迅速に対応することが行政の責任であると考えております。また、刑事手続の結論を待っていては町としての判断が遅れると判断し、本人からの事情を確認した上で町独自の懲戒処分を決定いたしました。法令に基づき町として課せられる最も重い処分である停職6か月という対応を取っております。その後、本人から退職届が提出され、町として受理しております。私としても、町の職員に対して綱紀粛正を徹底し、再発防止に全力を尽くすことをお約束を申し上げます。
 今、議員がおっしゃいました、軽いのじゃないかということもあるのですけれども、いろんなところにご相談を申し上げたところ、飲酒による自損事故は停職の3から4だということでした。懲戒免職というのは、飲酒で人をひいてしまうとか、何かがないと懲戒免職というのはあり得ないという説明でしたので、最も重い停職6か月ということでございます。
 もちろん、どれほど町として厳しい姿勢を取っても法律の枠を超えて見せしめ的な処分を行うことはできませんし、それはすべきではないと判断いたしました。
 もちろん、今後もそういうことが二度とないようにしていきますが、法にのっとって粛々と進めた。そして、警察のほうからまだ酒気帯びか飲酒かも結果が出ておりませんけれども、これを待っていると、普通のところでもそうなんですけれども、半年かそれ以上かかります。そうすると、その間休ませているわけですから、給料が発生したり、様々、町にとって、町民にとって申し訳ないことが起こるので、速やかに懲罰委員会を開いて結果を出したというところでございます。
○7番(池田正一)
 町としてこれが公務員としての最大の処罰であるというふうに今、返答いただきました。
 だから皆さん、職員の皆さんも、じゃ、飲酒運転しても6か月等々のあれで終わるのかなというふうに思われたら困るのですが、これの後に講習会等、またいろんな寄り合いか、会合等を開いて、これのことに関して皆さんで共通認識というか、してはいけない、当然してはいけない、はなから分かっております。でも、こういった事案が起こってしまったために、どのようにするのか、今後、町としては、最初はもう飲み会はしばらく自重しようという話も聞きましたが、そういったことも含めて、町としてはしばらくどのように対応するのか。長くとは言いません、1年も2年も皆さんでの酒飲みがなくなるということはありませんけれども、どのように考えているか。ましてやこれがちょうど交通安全週間にもかかわらずに起こってしまった事案でもある。これも結構、交通安全、警察等々に関しても申し訳ないなというのもありますし、町としてこれしばらくどのように対応するのか、総務課長、何かお尋ねいたします。
○総務課長(林 義仁)
 お答えします。
 この件があったから、当然強化はしていかないといけないというふうに認識しておりますが、常日頃から和泊町の職員の交通違反に対する行政処分に関する規定を年1回、課長会のほうで示しまして、交通3悪、無免許、スピード違反、飲酒運転は絶対してはいけないという認識の下、職員全員で共有しているところです。
 この件がなくても、年1回は必ずこの規定を皆さん読んで、こういう交通3悪、特に交通違反は当然してはいけませんが、特に3悪に関しても徹底して通知をしているところです。
 以上です。
○7番(池田正一)
 そうです。交通違反も、先ほど言われました3つの案件ですか、絶対してはいけないんです。してはいけないんです。当然、皆さん分かっていることだと思いますけれども、分かっとっても起こってしまうという、これが少しとても悲しい残念な結果だったなとは思っております。
 和泊町職員、町の職員たる者、和泊町民のやはり模範となって、皆さんを率いていくリーダーの皆さんでありますから、そういったことがあったらなかなか、いやいや、おまえらが言うてもそんなことする者もいたやんとか、そのように言われるのも非常にこっちも嫌ですから、襟を正してまたより一層そういったことに、違反等には取り組んでくださいますようにお願いします。
 ですから、この4年間等々で、先ほど最初にハラスメント等、そういったのを講習も受けた、だからそういったことも起こしては駄目、そしてこのように誰でも分かっているんですけれども、飲酒運転なんかしたら駄目、これはもう本当誰でも知っています。子供でも知っています。そういったものもあります。だから、皆さんしっかりとこれからの和泊町を率いていくためにも頑張っていただきたいと思います。
 今日は、4年間の前町政の中の成果、そして課題等を聞かせていただきました。成果等々でもいろいろ出てきまして、またこの後も同僚議員等がまたこの手の質問もされることだと思います。
 私の中ではやはり、4年間と課題、問題といろいろ起こりましたが、なるべく解決の方向に向かっていると理解はしております。ただ、いかんせん農業立町、農業立島沖永良部和泊町です。とにかく、農業をおろそかにしたら駄目です。農業にとにかく皆さんは一生懸命やって、町民が、農家の皆さんに支援があったら、農民が潤えば当然商業も潤います。いろんな面で潤います。もう基盤ですから、基本が農業ですから、とにかく農業の方々にいろんな施策、こういったいろんな問題と相談等がありましたら、ぜひ真剣に取り組んで相談してくださいますようによろしくお願いいたします。
 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則)
 これで、池田議員の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午前10時45分

再 開 午前11時00分
○議長(永野利則)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 会議に入る前に、先ほどの池田議員の質問に対する補足が総務課長のほうからあるようですので、よろしくお願いします。
○総務課長(林 義仁)
 私、特別交付税の額を9月の決算では交付額が示せるというふうな答弁をいたしましたが、実際にはもう特別交付税として納付されておりますので、12月交付、3月交付あります。
 3月交付で、令和5年度が1億8,849万1,000円、令和6年度交付が2億2,662万2,000円ということで、3月交付は3,813万1,000円の増額になっております。これは、あくまでも3月に交付されて特別交付税が我々が計上した財政需要額を見ていただいたという感覚でいると思います。
 以上です。
○町長(前 登志朗)
 9月まで待つべきかと思っていたのですけれども、実際にはもう入ってきていますのであえて発表させていただきました。もちろん、ミスがあったときにはすぐにそれを公表するということが第一でございます。そして、その後それを取り返しに行くのが我々の仕事でございますので、その後、国のいろいろな機関を回りましてご相談をした中で、こうして特交という形で返ってきて、町民の皆様方にはご迷惑をおかけしていないというところなのですけれども、ミスだけ公表してそこの後のところは公表していないので、皆様方にそうしてご心配をおかけしていましたことをおわび申し上げます。
 以上でございます。

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