閉じる

ホーム > 和泊町について > 和泊町議会 > 議会議事録 > 令和5年 > 令和5年第2回定例会 > 6月13日(一般質問:山口明日香議員)

更新日:2023年8月25日

ここから本文です。

6月13日(一般質問:山口明日香議員)

発言者

山口明日香議員

発言内容

次に、山口明日香君の一般質問を許します。
○1番(山口明日香君)
 町民の皆様、うがみやぶらー。こんにちは。議席1番、子育て真最中、4人のママ、山口明日香です。
 今定例会に3項の質問を通告しておりますので、壇上からは1項めの消防団の在り方について質問いたします。
 1、消防団の在り方について。
 全国的に地震や豪雨災害が多発しているところです。消防団は、火災発生時に消火活動を迅速かつ効果的に行い、火災の拡大や被害の拡散を最小限に抑えます。さらに、救助活動を行い、人命救助や避難支援を行います。また、地域の住民に対して防災啓発を行い、地震や火災などの災害への備えや安全対策の重要性を啓発します。さらに、消防団は地域の連帯と結束を高め、災害時に地域のメンバーが協力し合って支援や救助活動を行うことができます。これらの役割を通じて、消防団は地域の安全と人命救助に貢献しています。
 そこで、消防団の活動は人命救助において重要な役割を果たしている中で、現状と課題はどのようになっているのかお尋ねします。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○町長(前 登志朗君)
 山口委員の1点目のご質問にお答えいたします。
 現在、和泊町消防団は、令和5年4月現在で99名在籍しております。議員のおっしゃるとおり、平常時における防災訓練や資機材の点検活動、災害時における初期消火、救助活動など、町民の生命及び財産を守る上で大変重要な役割を担っていただいております。
 その中で、全国消防団員数は年々減少が続き、令和4年4月1日現在の消防団員数は、初めて80万人を下回る危機的状況にあり、本町としても例外ではなく減少傾向にあります。
 消防団の充実強化に向け、定期的に開催しております消防団幹部会で協議をし、加入促進や団員の資格取得などに向けた取組にスピード感を持って取り組んでいくことが課題だと考えております。
 本年度から消防団員の免許取得補助を実施する予定です。消防団員が準中型免許以上の免許を取得する際に要する経費の一部を助成する制度となっております。この制度を周知し、消防団への加入促進となればありがたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁を終わります。
○1番(山口明日香君)
 まず、消防団員の免許取得補助についてです。
 同僚議員のほうから、2年ほど前ですか、消防車両についての中型免許が必要な車両があり、迅速な出動に影響が出ないように助成ができないかとの質問がありました。先ほど答弁にもありましたが、今年度より実施する予定とのことでした。ぜひしっかり周知していただいて、消防団員の加入促進につなげていってほしいと思います。
 次に、消防団員について質問していきたいと思います。
 令和5年4月時点で99名の消防団員が在籍しているとのことでしたが、本町の消防団の団員数のここ数年の推移についてどのようになっているのか。また、男女別でも分かるようでしたらお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 お答えいたします。
 男女別はちょっと分からないんですけれども、令和元年度に4名辞めまして、6名の入団がありました。令和2年度に6名が辞めまして、5名の入団がありました。3年度に5名が辞めまして、5名の入団がありました。4年度に2名の方が辞めまして、2名の方の入団がありました。本年度、6名の方が辞めまして、3名の方が入団という形になっております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 全体的に団員数のここ数年の推移、多分減少傾向にあると思うんですけれども、もしその数字が分かるようでしたらお聞かせください。
○総務課長(林 義仁君)
 すみません、合計の数字はちょっと把握してございませんが、平成31年、令和元年度がここ10年での一番ピークだと見ていまして、以前の数字はちょっと把握できなかったんですけれども、平成31年で113名が在籍しておりました。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 広報わどまりのほうでも消防団について取り上げられておりましたが、2022年1月の分です。その後、新規で団員に加入された方などはいらっしゃるのか。先ほど令和4年度、令和5年度というふうにありましたが、広報わどまりの効果といいますか、そういった部分はどのように感じておられるのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 確かに広報わどまりに掲載しまして、消防団の活動の広報ができたのかなと思っております。しかし、どうしても全国的に消防団の加入の減少傾向ということもありまして、幹部会のほうでもそれが話題に上ったりします。消防団は1分団から6分団ありまして、地域の分団という形で地域性を重んじております。その地域から、知り合い、地域外でもいいんですけれども、その地域に関わる方を募集するということで、地域性を高めていくという形を現在取っておりますので、その方々が知り合いを通じて知り合いを募集しているというのがこれまでの募集の仕方だったので、今もそのような形で継続をしておりますが、これからもそういう形でやっていくと思いますが、それでもなかなか加入者が減少しているのが現状です。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 知名町のほうでは、何年か前からですか、役場職員が消防団員に入れるようになっているようです。役場職員は業務があるので消防団員に入らないほうが理想なのかもしれませんが、団員数が減少傾向にあるということですので、そういった点では、本町ではどのように考えているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 議員おっしゃるように、知名町のほうでは役場職員のほうが消防団に加入しております。現在、役場職員、12名の職員が加入しております。これは、消防団の減少に伴って、どうしても役場職員が、これも地域での加入という形になっておりますので、どうしても消防団の減少という形で役場職員を今現在補充しているという形を取っていますので、本町においても消防団の減少傾向が続くのであれば、現在考えてはいませんが、役場職員の加入も考えていかないといけないのかなというふうな感じで知名町の話を聞いたことがあります。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 今現在は考えていないとのことでしたが、今後の減少によってはという、考えて検討していただければいいのかなと思います。
 消防団員へのアンケートなどは行っているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 個別のアンケートという形では行っておりませんが、今現在、先ほど答弁にもありましたが、年4回副分団以上の幹部会がございまして、そこでいろんな課題を出し合って、消防団の課題解決に向けての話合い、または行事の進め方、これまでの反省とか、そういうところで幹部会のほうで行っておりますので、そこで課題等が出てくるのはあります。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 年に4回、幹部会でのそういった話合いがあるということでしたが、訓練のことだったり消防団運営についての課題や問題点、改善すべき点など、団員の方々からの意見などもあったりするのではと思うところでした。
 女性消防団については、今、団員数はどのようになっているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 女性消防団の現在は3名になっております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 3名とのことでしたが、女性への消防団の活動や理解を広げ、加入しやすくするための取組などは何か行っているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 女性消防団の加入促進については、先ほど消防団の募集については、各地域性があるので分団ごとに行っているということもお話ししましたが、女性分団は女性分団だけでの組織となっておりますので、これも各分団にも声かけを行って、各分団から女性消防団への加入という形で広く募集をお願いはしているところですけれども、特に女性消防団という形で、何か特別にということは現在行っておりません。
○1番(山口明日香君)
 特に取組などは行っていないということでしたが、前回、令和3年第3回定例会、9月議会のほうでも、女性の視点を生かした防災対策について質問させていただきました。そのときの答弁で、避難所運営については、各字の自主防災組織が行っている。自主防災組織での女性スタッフは、婦人会や女性消防団員などが該当する。女性支援スタッフ、その婦人会や女性消防団員の現状の役割は、女性視点での協力体制をお願いしている。自主防災組織である各字ごとのマニュアルは作成しているか把握していない。各自主防災組織と連携しながら把握に努めて、町としても適切な支援につなげたいなどの答弁がありました。
 まず、各字ごとのマニュアル作成についてなどは、その後把握されたのか。また、その結果、どのようになっていたのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 主立ったマニュアルづくりというのは現在行っておりませんが、地域ごとに、特に和泊字とか、マニュアルづくりが行われているということですので、そこの部分のマニュアルというのは参考にしながら、各集落への自主防災組織として行っていくのは参考にして、今後作成して、広めていきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 ぜひ、広めていって作成していただきたいと思います。
 各字、4月頃に区長が改選になった際に、区長会のほうでも防災訓練や集落内での防火活動などをするように啓発を行っているとの答弁もありました。各字に自主防災組織がある中で消防団はどこまでするのか。避難所運営などもするのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 避難所運営の手伝いは、和泊町災害組織のほうで行って、区長さんの手伝いは、災害調査各字担当者がございますので、避難所開設については、そこの担当者が避難所開設の手伝いは行います。
 消防団においては、その避難のサポートとか、そこら付近はお願いすると思いますが、避難所での開設については、自主防災組織、特に区長さんのほうにお願いしております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 避難所に関しては、消防団はサポートをするということでしたが、避難所での女性スタッフ、婦人会や女性消防団員の役割は、女性視点での協力体制をお願いしているとのことでしたが、そういったその女性スタッフに当たる婦人会や女性消防団員の方々へは、避難所運営の訓練等は行っているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 避難所訓練に女性スタッフが必要なのは当然分かっておりまして、各字で、先ほど話がありましたマニュアルづくりを進めながら、どの方が何をする、婦人会長が何をするとか、口頭では、そういう4月の当初、自主防災組織としての考え方を述べますが、計画書として先ほど言ったマニュアルづくりが必要じゃないかなと思いますので、そこは徹底して自主防災組織としての在り方、何をするのかというマニュアルづくり、それに沿った避難所開設とか、そういうのは必要なのかなと思いますので、マニュアルづくりはこれから進めてまいりたいと思います。
○1番(山口明日香君)
 ぜひ、そういったマニュアルをつくって、その役割などもきちっと分かるようにしていただけたらと思います。実情として、育児や介護、看護など、担い手の多くが女性で、女性にしか的確に分からないニーズもあるかと思います。
 女性消防団員が3名とのことでしたが、増員目標などがあるようでしたらお聞かせください。また、その目標があるようでしたら、どのように働きかけていくのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 女性消防団員の目標ということですが、女性消防団員は平成23年に発足されております。その当時が13名で、一番多いときには16名在籍しておりました。それから徐々に減少して、現在3名となっておりますので、目標数値というのは特に設けておりませんが、せめて活動をしていく中では10名程度は必要じゃないかなと思っておりますので、それまでは募集を続けていきたいと考えております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、防災訓練、避難訓練などは実施できない状況でしたが、今後の予定などがありましたらお聞かせください。
○総務課長(林 義仁君)
 避難訓練、防災訓練につきましては、和泊町では9月9日が和泊町防災の日になっております。その日に避難訓練がほぼ行われておりまして、平成27年度は和泊字、平成28年度は手々知名字、29年度は喜美留字、平成30年度は西原字で、津波からの避難訓練など、総合防災訓練を実施しております。
 令和元年度については、本町においては土砂災害警戒区域が指定されたことから、指定されている14字で土砂災害からの避難訓練を実施しております。令和2年、3年度は新型コロナの影響で中止となっておりまして、令和4年度、昨年度は土砂災害警戒区域等の指定されている14字からの避難として、情報だけ、情報伝達訓練を実施いたしました。今年度は、全字において自主防災組織を中心とした、それぞれの土砂災害と津波からの避難訓練を実施したいと考えております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 先日、台風2号が発生した際に、町内全域に高齢者等避難を発令されましたが、避難所の開設状況はどのようになっていたのか。また、避難をされた方はいたのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 実際に、台風2号につきましては、6月1日に情報連絡体制の設置を行いました。それで、6月1日の1時に災害警戒本部を設置して、高齢者等避難の発令を行いました。それに伴いまして6つの公民館のほうで避難所開設を行いまして、実際に避難された方は、2つの字で3世帯の4人でございました。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 2つの字で3世帯4人の方が避難されたということでしたが、防災行政無線、また町の公式LINEでは、避難を希望される方は前もって区長へ連絡とありましたが、様々な理由があって区長へ連絡をできない方、また、連絡をした後の対応の流れというんですか、区長が避難をさせるのか、誰が避難をさせるのか、その一連の流れはどのようになっているのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 実際に区長さんは開設をするということで、公民館の鍵は開けられると思います。その避難ができるときに、例えば、強風域・暴風域に入る前の、今回、夜中、暴風域に入るということだったので、避難ができる状態のときに高齢者等避難を発令しておりましたので、まだ、自力というか、避難所へ行けるような形は取れますので、そのときに避難所開設をして、避難所のほうに避難していただくという形を取っております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 まだ動けるうちに、前もってそういった自力といいますか、自分で避難ということでしたが、自分で避難をできない方たちは誰が避難をさせるのか。消防団が関係してくるのか、字の区長さんが避難をさせるのか、そういった点はどのようになっているのかお聞かせください。
○総務課長(林 義仁君)
 例えば、高齢者等のリストがございまして、動けない方のリスト、高齢者リストとか、そこは民生委員さんとか、字の関係者とか、そういう方々が見守り対応を行っておりますので、そういう方々が対応していくと思います。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 そういったリストが各字にあると思うんですけれども、そういったところも日頃から訓練などでも確認などしておかないと、いざ実際に災害が起きたときには、誰が避難させるのかとか分からなくなってしまい、手後れになってしまったりするのではと思います。
 先日、喜美留字での民家火災が発生した際、町の定時放送と重なり、火災放送ができなかったことがあったという話を聞きましたが、その点については把握されているのか。また、改善はされたのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 実際に定時放送と重なって聞き取りづらいという部分は、私も聞いとって、聞き取りづらいのかなと思いました。その後、改善というか、どういうふうな形で、これから定時放送と重なった場合はどうするかというのは消防署のほうとも話をしておりますので、その辺は改善して、またいきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 把握されているということで、改善していただきたいと思います。
 また、国頭字での原野火災が発生した際には、消防団員と役場職員が入っているLINEのグループがあると思うんですけれども、そのとき担当職員が出張だったため、ほかの職員が10分ほど後に対応したと聞いております。もし、これが家屋火災でしたら、この初動の遅れは怖いと思います。
 火災発生時には、その初動の早さが重要となってきます。まず、この点についてはどのように把握されているのか。また、今後どのようにしていくお考えなのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 実際に、国頭字で起きた原野火災のときに担当者が出張ということでしたが、実際には、町の防災無線のほうが優先されますので、あくまでもLINEというのは情報伝達、補助的な形になりますので、LINEが一番というか、例えば、町の防災無線のほうで場所とか、そこら付近をお知らせしてから、それが分かり次第、LINEでまた周知していきますので、そのような形で進めていきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 まずは防災行政無線で、その後LINEで周知とのことでしたが、消防団員の方々は、多くは自営業ということで、緊急時にそういった防災無線が聞こえなかったり、内容が聞き取れない場合もあるようです。せっかくそういったグループLINEがあるので、団員の方から、どこでという、そういう質問というか、LINEで聞かなくても火災の場所、発生場所、火災の種類、出動分団などを分かりやすくスピーディーに教えていただければと思いますが、その点についてはどのようにお考えですか。
○総務課長(林 義仁君)
 確かに伝達方法としてLINEがございますので、そこはスピーディーに場所、どの辺かというのを一番最初に把握できるような形で情報伝達を進めていきたいと考えております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 ぜひそのようにしていただきたいと思います。
 消防団の方々、現場の意見を収集して、問題点や課題の把握、消防団の在り方について検討し、入団促進へもつながるよう努めていただきたいと思います。
 次に、2項めです。2、子育て支援について。
 公園は、子供たちの遊び場。遊びと成長の場を提供し、自然との触れ合いを促し、コミュニティーの交流を生み出したり、健康増進を図ったりするための安全な環境を提供することにあります。そのようなことから、公園は子供たちの社会的な発達や創造性の刺激、自然への関心、育成、地域の結束の強化などに貢献しています。
 そこで、親子連れが集える公園の整備として、令和2年第4回定例会で質問を行ったが、その後、どのような検討、整備がなされたかお尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 山口議員の2点目のご質問にお答えいたします。
 令和2年第4回定例会でお答えいたしました都市公園長寿命化計画の策定調査につきましては、令和3年度に笠石海浜公園、いしご公園、ヤーシチ公園を対象に実施をいたしております。
 調査の結果、危険度及び緊急性により笠石海浜公園の石積擁壁の改修工事を令和4年度から令和5年度にかけて行っているところです。
 また、今年度は、いしご公園、ヤーシチ公園の遊具更新に伴う設計委託及び工事を進めてまいります。
 今後も子供が安全に楽しく過ごせる公園を維持していけるよう、管理・整備を行ってまいります。
 壇上からは以上でございます。
○1番(山口明日香君)
 令和4年度から今年度にかけて笠石公園の擁壁の改修工事とのことでしたが、遊具についてはどのようになっているのかお尋ねします。
○町民支援課長(名越晴樹君)
 笠石公園の遊具につきましては、これから令和6年度に設計業務の委託を発注いたしますので、その中で遊具の整備をどのようにしたらいいのかというような協議がなされていきます。その後、令和6年度以降、工事の発注になると思います。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。笠石公園の遊具については令和6年度以降ということで。
 今年度、いしご公園とヤーシチ公園の遊具更新と答弁がありましたが、どのような内容でお考えなのかお尋ねします。
○町民支援課長(名越晴樹君)
 今年度もヤーシチ公園といしご公園の設計業務をまず最初に発注いたしまして、その後、工事の着手になります。整備の内容につきましては、先ほどもお答えしましたが、設計業務の中の打合せになってくると思います。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 谷山字にありますあしきぶ公園の整備については、前回、字の意向も聞きながら進めていかなければという答弁がありましたが、あしきぶ公園については、その後どのようになっているのかお尋ねします。
○町民支援課長(名越晴樹君)
 前回の答弁で、地元の集落等の意見を伺いながらということでありましたが、現在のところは新たな遊具の整備の要望はいただいていない状況にあります。ただ、協議の中で、あしきぶ公園は緑地管理が徹底されております。また、遊水池もありますので、そういった自然との触れ合いを体験して、有意義な時間を過ごしていただきたいというような話は伺っております。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 小さな公園、ブランコだけとかがある字もあると思うんですが、どの字にそういった小さな遊具がある公園というんですか、は何か所あるのかお尋ねします。
○町民支援課長(名越晴樹君)
 現在、町民支援課で把握している遊具につきましては、9か所を把握しております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 9か所ということでしたが、そういった各字にある小さな公園の遊具については、今後どのようにしていくのかお尋ねします。
○町民支援課長(名越晴樹君)
 集落にある公園の遊具につきましては、必要であれば宝くじ助成事業、コミュニティー助成事業を活用して施設整備をしていただければというふうに考えております。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 各公園の特色を生かしつつ、子供たちが楽しく伸び伸びと安心・安全に遊べるよう整備していってほしいと思います。
 次に、3項めです。3、教育環境整備について。
 国が進めているGIGAスクール構想は、デジタル教育への対応、教育格差の是正、創造性と技術力の育成、災害時の継続的な学習環境の確保といった要素によって示されています。GIGAスクールは、高速なインターネット接続とデジタル機器の提供により、オンライン学習や情報の共有を支援し、教育の均等性や機会均等を向上させます。そのようなことから、児童・生徒の創造性や技術力の育成にも貢献し、災害時においても学習の継続を可能にします。
 そこで、本町でのGIGAスクール構想に向けての現状と課題はどのようになっているのかお尋ねします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 山口議員の3点目のご質問にお答えします。
 本町のGIGAスクール構想を実現するための環境整備の現状としまして、1人1台端末や高速ネットワーク環境整備、学習ドリルアプリや各教室に大型モニターの設置を行っており、そのほかにフィルタリングソフトを導入し、学習活動が安全に行える学習環境の構築を行っております。
 また、令和4年度から和泊町地域おこし協力隊、DX先生としてICT支援員を配置し、教師や児童・生徒の事業支援等を行い、ICT活用の推進を図っております。
 続いて、学校や家庭での活用状況の現状についてご説明いたします。
 授業においては、教師や児童・生徒の端末を大型モニターに映し出し、黒板の代わりとして一人一人の意見を取り上げて議論したり、画像や表、グラフなどの資料を映し出し、気づいたことを発表させたり、学習用アプリを利用して自分や友達の意見、考えを交流したりと積極的に活用しています。
 児童・生徒のタイピング技術の向上が必要なため、朝の活動や授業の合間の時間等を利用し継続的に取り組んでおり、長期的な視野で技能の向上が見られます。
 小学校高学年から中学生を中心として、端末を各家庭に持ち帰り、家庭学習としてのドリルアプリの活用にも全ての学校で取り組んでいます。
 また、健康など、様々な理由で登校できなかった児童・生徒に対し、遠隔での授業参加や担任との連絡手段としても活用されています。
 教職員のICT活用技術の向上も必要であるため、各学校では職員研修を実施して、町のICT支援員を積極的に活用しており、教育委員会としても情報教育担当者の研修会を年数回開くなど、学校の支援に取り組んでいます。
 課題といたしましては、数年後には整備しました情報端末やネットワーク環境の更新に高額な費用がかかることが予想されることや、インターネット環境がない家庭もあるため、持ち帰り学習の際に機能の活用が限られていることなどが課題となっております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 以前、同僚議員のほうからもありましたが、また、先ほど教育長の答弁にもありました。インターネット環境がない家庭があるとのことでしたが、どのくらいいらっしゃるのか。
 また、以前、その同僚議員の質問に対しての答弁では、ルーターの貸出しなどの調査を行っているとありましたが、その後、その調査結果などはどのようになっているのか。また、そういった家庭へは今後どのような対応をするお考えなのかお尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 各家庭にインターネットがない世帯でございますが、約2割という形で結果が出ております。その後、新たな調査をしておりませんが、今後、そういった生徒数も減ってきたりとか、ネット環境も変わってきております。今後、またそういった調査も含めながら把握をしていきたいと思っております。
 ルーターの貸出しにつきましては、現在まだ実施していないところでございます。というのは、持ち帰りできるようなアプリもございますので、学校のほうでダウンロードしていただいて、貼りつけて、各家庭で持ち帰って勉強すると、そういう形で今取り組んでいる状況でございます。
○1番(山口明日香君)
 今現在、ルーターの貸出しなどは行っていないということでしたが、今後そういった貸出しなども考えているのかお尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 貸出しをしている自治体もございます。そういったところの状況を確認しながら、財源が必要だったりとか、貸出しに無駄がないような形で対応できるような形で、今後いろんな市町村の事例を見ながら検討していきたいと思います。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 ぜひ、他の自治体の件も参考にしながら検討していっていただければと思います。
 小学校高学年と中学生を中心にオンライン授業を行っているということでしたが、その成果や課題はどのようになっているのかお尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 オンライン授業でございますが、コロナ禍で数度やっておりますが、やはりなかなか家庭に保護者がいない状況とかあったりして、なかなかそういったときにうまく、子供が座席からいなくなったりとか、そういったことも考えられます。実際いたと思いますが、そういった家庭環境もございますし、オンラインの難しさも出てきております。そういったことも今後課題としながら、どういったことができるのか。有事があったときに、そういった対応が随時できるようなマニュアル等の作成も含めながら検討してきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 そのオンライン授業、タブレットを自宅に持ち帰ってオンライン授業を受けている子供たち自身やその保護者の中でも、この目的といいますか、まだしっかり理解されていらっしゃらない方もいるようです。その点についてはどのようにお考えでしょうか。
 また、今後どのようにしていくのかお尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 今後、家庭学習という形で、家庭においてもオンラインの重要性を含めて認識していただきたいという形で、一定なり、各学校に通知というか、周知をしていきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 ぜひ周知していってほしいと思います。
 また、先ほど教育長の答弁にもありましたが、健康など、様々な理由で学校に登校できなかった際に、遠隔での授業参加や連絡手段として活用されているとのことでしたが、本町での実績などはどのようになっているのかお尋ねします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 学校に病気などで登校できないという子供たちに対して、学校では、授業している風景をそのまま子供の家庭にオンラインで配信して、子供が家庭にいながら学級の授業の様子を見ることができると、そのような取組もやっている学校が2校あります。ほかの学校もそんな取組している学校、ほかにもあるかもしれませんけれども、私が実際知っている、また話を聞いたところでは、そのような配信をしている学校もあります。
 そのほかにも、この1台端末、これを入れた目的がそれぞれの学校で効果的に運用されておりまして、例えば、子供一人一人の反応を踏まえた双方向的な授業の構築です。一斉授業の中でも、この端末、これをスクリーンに映しながら、学級の全員でいろいろ学習状況に応じた多様な意見を拾い上げて、それで議論をしたりするとか。
 また、これからの授業の在り方として、これまではもう教師が1人、一斉授業という形で進めるパターンが多かったんだけれども、授業の中で共同で学習する場と個別で学習する場、この2つの場をつくって、子供たちが個別最適な学習、また多様な考えをみんなで共有する学習の場ができるような、そのような演出というか、そういった授業を組み立てる際にもこの端末が大いに活用されておりますし、一番効果的というか、本当にこれが導入されてよかったなと思うのは複式学級です。両方の学年がある場合に、教師が直接に関わっている学年と、直接に関われない学年が出てくるわけですけれども、その場合に、一方の学年には、他方の学年で教師が指導しているときに、もう皆さんは端末を使って自分たちで勉強を進めなさいという形で、この端末が効果的に使われたりもしております。
 先ほどからありましたように、家庭での持ち帰りの学習、これも今、全ての学校で3年生以上、1・2年生はまだ家庭に持ち帰っているのは、長期の休みとか、学校がほんの短い期間だけ1・2年生に持ち帰らせている学校もあるようですけれども、全体としては、3年生以上の児童・生徒については、学校が指定した中で、毎日というわけじゃありませんけれども、家に持ち帰りの学習でも大いに活用しております。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 今、2校がそういった様々な理由で登校できなかった際に活用されているということでした。
 先ほど答弁にありましたが、数年後、端末、ネットワーク、ネット環境の更新に高額な費用がかかる予想ということでしたが、もう少し詳細な内容をお聞かせください。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 この端末も、いつまでも正常な状態で機能すればいいんですけれども、また、時代が急速な勢いで今ICT、やはり進んでいる中で、更新する必要も出てくると思うんです。今現在でも大体年間に60台ほど、年間に50台から60台故障して、不都合なところが出てきて修理をしてもらっています。
 ところが、今回あと、これ、保証期間は3年間なんですけれども、5年後か6年後か、また国が全て今回のように財源を持ってこれを配付してくれたらいいんだけれども、もうそうなってくると、あと三、四年後には、三、四年を待たなくても、この機械自体がもう老朽化してしまって買い換えなければならないような時期が来ると思うんです。そのことなんですけれども、そうでなくても1年に五、六十台、どこが故障するかというと、一番多いのがカメラなんです。カメラで子供たちは、例えばノートに書いたのを写真撮って、それを大型のスクリーンに投影したりするんだけれども、そのカメラが完全じゃないんだけれど、もう映りが、画像が悪くなってくるとか、そういったことで修理に出している部分が多いわけです。たまには、何台かは子供が間違って落としたとか、そういった故障もありますけれども、そういったことでまた大きな財源が必要になってくる時期が来るだろうということで、課題として取り上げさせてもらったわけです。
 以上です。
○1番(山口明日香君)
 年間五、六十台故障して修理しているとのことでしたが、それは子供たちの学習には影響は出ていないのかお尋ねします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 それは、予備のもありますので、それで補ったりして、子供たちになるべく支障が出ないようにしております。
 また、先ほど申し上げましたように、DX先生、いろいろ故障があったりしたときに、学校の教員と一緒になって子供たちの学習に支障がないように手助けする先生を1人配置しておりますので、GIGAスクール構想、これが実現するように、支障がないように、そのような手だても十分考えております。
○1番(山口明日香君)
 今、子供たちにはそういった予備で対応して、支障はないとのことでしたが、今後の本町でのこのGIGAスクール構想の流れはどのようになっているのかお尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 今後は、またこの機器を有効活用していきながら、また機器の更新も、先ほどありましたように、新たな新規のものに替えながら、機器を使いながら、それで授業の有効的な活用に生かしていければと考えております。
 具体的な国の方針等は、今のところないところでございますので、これを今後、国・県の動向を見ながら検討していきたいと考えております。
○1番(山口明日香君)
 分かりました。
 多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、きめ細やかな対応を行って、子供一人一人の力を最大限に引き出して学びを深めていただければと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(永野利則君)
 これで山口明日香君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 零時33分

お問い合わせ

和泊町役場議会事務局 

TEL:0997-92-2569

FAX:0997-92-3176