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更新日:0000年0月0日

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12月13日(一般質問:東弘明議員)

発言者

東弘明議員

発言内容

再 開 午後 1時00分
○議長(永野利則君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、東弘明君の一般質問を許します。
○8番(東 弘明君)
 町民の皆様、うがみやぶらー。公明党の東でございます。よろしくお願いいたします。
 12月定例会に3項の質問を5点してあります。
 壇上より、農業振興について。
 第3回定例会で、バレイショ、里芋の価格対策、ユリ球根の増産対策の質問をしたが、どのような対策を講じているのかお尋ねします。
 壇上よりは以上であります。
○町長(前 登志朗君)
 東議員の1点目の質問にお答えをいたします。
 バレイショ、里芋の価格対策については、青果市場において競り市時点での需要と供給のバランスによって価格は決定するため価格を上げることはできませんが、和泊町技術委員連絡協議会を中心として栽培講習会などを行い、反収向上に努めております。
 ユリの球根につきましては、第3回定例会で答弁しましたように、取引商社組合との価格協議において取引価格の上昇を引き続き要望するとともに、鹿児島県フラワーセンターから購入している優良球根を生産者へ供給販売し、高品質な優良球根への更新を図ることで反収向上に努めてまいります。
 壇上からは以上でございます。あとは担当課のほうからもお答えさせていただきます。
○8番(東 弘明君)
 今、町長がお答えしたんですけれども、農家というのは、一番は価格の安定、価格で収益を得るというのが農家の目的だと思っております。その中で、町を挙げて、またJAさんが個人業者全ての方々とどういう協議をしていけば価格の安定をさせていくことができるという反面、まずは農家の取組ですね。そこのところが一番必要になってくるんじゃないかなと思うわけなんですけれども、今年のバレイショを見ても、やっぱり指導の徹底がなかったと言えばそれだけなんですけれども、その前にいろんな取組がなされてもよかったんじゃないかなと、そう思っているわけなんですけれども、はしりはよくて、後半になって価格下落になったその原因がどこにあるのかということを突き止めていかなければ、対策も講じられないし前に進んでいかないと思うんですよね。そこのところ、経済課長、どう思いますか。
○経済課長(東 敏仁君)
 バレイショの価格下落については、先般9月議会でも取り上げられ、お答えしております。原因につきましては、昨年に比べコロナ禍による巣籠もり需要が減り消費が衰退したこと、他産地等の作柄がよく、出荷が競合したことが考えられるというふうに前回お答えしております。それが原因だというふうに考えております。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 バレイショの価格下落のことで一般質問した後、今、東課長にお尋ねしますけれども、この9月の一般質問をした後のことですが、覚えておられるかどうか分かりませんですけれども、バレイショの件であったのですが、腐敗とか疫病とか、いろんなジャガイモで今後どういう対策を練るべきかということで検討会を持てないかとお願いしたことがあると思います。そうして1回聞いたときにも、やりますと言われておりました。そして2回目、確認したら必ずやりますと、自分がその席を設けますので、自分たちにも勉強をさせてくださいと、こう言ったと思うんですけれども、その件なんですけれども、町長にお尋ねします。自分たちの一般質問に対して課長さん、職員全ての方々なんですけれども、どういう考え方で聞き取って対処法を講じていくのか、お尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 先生方からの質問を真摯に受け止め、それぞれの担当課において、その専門の知識の下にお答えを準備いたしております。
○8番(東 弘明君)
 伊地知町長時代にも同じ質問をさせていただきました。そのときに、こっちからの要望だったんですけれども、行政の皆さんに、この案件だけじゃなくて、自分たち議員が一般質問を真剣に町民の声を聞いて質問しているわけでありますので、襟をただして一般質問を受けていただきたいと。そして、一般質問に対して担当課はしっかりと受け止めて、進捗状況とかいろんな報告を議会のほうに今後もっと見たいと思いますけれども、どうでしょうかという質問をしました。
 議員の皆さんはこの場所で町民の負託に応えるため一般質問をしているわけでございますので、私どもも皆さんから出されました一般質問について、その場で答えているものではありませんと。皆さんに答弁をしているというより、町民にお答えをしているところでございます。この一般質問の私どもも、ややもすると検討しますとか、これは後回しにするとか、いろんな答弁をしておりますけれども、検討そのものについては、この検討した結果がどうであるかということを議会にも報告するようにしましょうと、課長会ではその旨を申し合わせておりますという、そういう答弁がありました。
 今回、課長さん、また職員の皆様にもお願いなんですけれども、自分たちもただ質問しているんじゃなくて町民の負託を受けて質問をしているわけでありますので、襟をただして、検討しますというのはどういう検討をしているのか、進捗状況とかそういうものも議会のほうにも必ず結果を持って答えていただきたいと思います。町長、いかがですか。
○町長(前 登志朗君)
 おっしゃるとおりだと思います。そのようにきちんと考えて議論をして、その結果、またご報告をさせていただきたいと考えております。
○8番(東 弘明君)
 今、JAさんのほうでも園芸振興会、担当部会等々いろいろ協議をして、いろんな取組がなされたと思うんですけれども、自分、実際質問しているんですけれども、JAさんからも経済課からも何もその進捗状況、答えというのが聞けていないんですよね。だから、実際にそのバレイショが疫病が入って、病気が入って、実際に市場に着くとそこで腐敗の臭いがして、競りにもかけずに廃棄処分をするというそういう現状がある中で、実際に園芸振興会のメンバーもこの件で確認の電話を入れさせていただきました。その中で、園芸振興会のそのメンバーの各集落の責任者なんですけれども、自分たちはジャガイモのことは分かりませんと、小芋のことは分かりませんと、ユリのことは分かりませんと言うんですよ。そういうメンバーが園芸振興会の中に名前を連ねていて、本当に農家の声を聞いて対策が講じられていくものかという、そこら付近のところも不思議に思ったわけなんですけれども、そういう対策。
 推進協議会とかいろんなそういう委員がいると思うんですけれども、実際にはそれに携わっているという人が何人いて、実際には集落ごとの名刺だからという感じの名前の連なり方が多々あると思います。そこら付近のところ、実際に農作物の問題なんですけれども、それに携わっている人でなければ対策を講じていくことができないと思うんですよ。そこら付近のところ、課長どう思いますか。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 JA和泊本部の組織下にある和泊町園芸振興会。そこにジャガイモを作っている農家でしたら約300名、その他入れて400名近い生産者がいます。この方々が各集落の代表ということで、私は、しっかりその集落で作物を作って、バレイショを作って、里芋を作って、そういう人たちを集落の代表として選んで、そして園芸振興会の支部長として選出されているというふうに認識をしております。
 ですから、集落の代表であって、そしてまた、そこの役員は町の園芸振興会の幹部役員であるというふうに理解しております。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 実際、代行事務がこの支部長さんに確認をして、そのことを今、課長さんに報告を申し上げているところです。そして、バレイショの件でも多々お願いをしたことがあると思うんですけれども、実際に課長の答弁では、倉庫とか冷蔵庫の質問をしたわけなんですけれども、そこのところで輸送コスト支援事業の還付金があると。それを使って農業独自でそういうのを取り組めば行政もバックアップするよという、そういうお話でありましたよね。
(「倉庫と輸送コストは全然別ですよ」と呼ぶ者あり)
○8番(東 弘明君)
 違う違う。
 休憩。
休 憩 午後 1時14分

再 開 午後 1時16分
○議長(永野利則君)
 会議を開きます。
○8番(東 弘明君)
 そこのところなんですけれども、さっきも言ったように、農協さん独自で、卸でもいいです。冷凍庫、こういうものは予算を頂いて、補助事業をいただいてでなければなかなかできないということです。そして実際に農協にジャガイモを持っていったときに、10日とか2週間とかフレコンの中でそのまま放置されて2週間後に選別にかかるという、それでは、全ての商品そうなんですけれども、傷んで商品価値が落ちていくよという、その対策を、だからこの事業を入れて取組はできないかと質問したわけなんですけれども、それに対してはどうですか。
○経済課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 確かに生産振興費、輸送コストの1割、これはもう例えば園芸振興会の皆さんが年間、農協さん約7,000万から8,000万ぐらい輸送コスト支援を受けていますので、その1割ですから700万ぐらいあります。これは、園芸振興会400人の皆さんの総意で決めてほしいということです。だから、例えば二、三年ほど前に卸をやる事業もその振興費でやりました。また次がバレイショだけにしないでほかのこともやるというのは園芸振興会が決めることなので、組織が自分たちで、じゃ今年のこの生産振興費、何百万は何に使おうかということです。
 だから私、前回も答えたべ、議員もその園芸振興会員ですので、先ほどみたいに各支部長で私、関係ないということを言わせないで、ぜひ、皆さん400人の組織です、皆さんがつくり上げた輸送コストの支援事業費の生産コスト分の1割なんで皆さんが協議をしていただきたいと。そこに関して我々はいろんな支援をバックアップします。
 それと、言いました。もし冷蔵庫が必要でしたら、これはまたJA和泊事業本部としてしっかりJAあまみの役員の中で事業協議をして、そしてそれが通ってきたら、我々としては県・国のほうへしっかり農協さんと協議をして、事業がもしあるんだったらやっていきたいと思います。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 事業本部のほうから事業性があってということで、順番を踏まえて、事業本部の課長さんのほうにはそういう取組をお願いしてありますので、じき上がってくると思います。
 ジャガイモ、冷凍庫なんですけれども、冷凍庫を造ればいろんな農作物で併用して使えると思います。費用対効果も出てくるんじゃないかなと思っております。そして、まずは台風シーズンのときには冷凍庫があれば、JAさんが使ってなければ、特に冷凍保管庫といういろんな多目的に生かしていくことができると思いますので、そういう対策を協議しながら、JAさんのほうから経済課のほうに予算のお願いをしていきたいと思います。
 そして、里芋の件なんですけれども、同じようなケースです。今先ほど課長さんが言われた一般の個人に倉庫を造れないかということで質問させていただきました。それも、今の高温多湿の気象条件の中では、今年のような疫病が蔓延したり畑に入れなかったりという、そういうケースが出てくると思います。それも、課長さんもおっしゃっておりました。3人以上の組合をつくらないと事業はもらえないと、取れないという、それももちろんだと思います。だけどもやりようがあると思います。JAさんが事業主体で、それを取り込んで、そして倉庫を造っていただくという、そういう考え方もできると思います。これからの気象条件にマッチした、合わせていくためには、倉庫が広くないと何の仕事も……。収穫をして倉庫に取り込んで、そこで出荷をしていくというそういう対策も必要になってくると思いますけれども、そこら付近のところはどうでしょうかね。
○経済課長(東 敏仁君)
 えてして補助事業というのは、我々行政がやりなさいということはありません。3戸以上の農家が来ましたら、我々はそこをしっかり国・県と協議をしていきます。
 今言われるように、JAさんがそのような倉庫が必要ということで、あとは費用対効果です。経済効果が上がれば、農協さんもまた生産者を抱き込んでそのような計画がつくれるでしょうから、そうなったときには、我々経済課はしっかりバックアップをしていきたいと思います。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 そのことは、費用対効果という話でありましたね。実際にハウス、施設の導入をしている方がいっぱいおられまして、花だけではハウスが空く時間が多過ぎると。花を切った後に後作でほかの園芸作物も作れないかということで、そのときの担当の方といろいろ話をしました。そのときに、この施設の中に花を切った後に里芋を植えているよというお話をしたら、誰に、自分が取ることを思ってしきとばすと、そういう答えをもらった例があります。そのときに、もう一回言ってごらんと。せっかく花を切った後に、農家が費用対効果を生むために、高収入を得るために後作として里芋を作ってありました。それを聞いて、1品目しか作れないという事業、それが納得できなくて、県議とタイアップして、県のその担当の方に聞いてもオーケー出ませんでした。それで国交省の担当の方とこの補助事業というのはどういうものなんだということで確認したところ、国交省では何の縛りもなかった。だけども県、町がそういう縛りをつくって農家を苦しめているわけやね、実際にはね。そういう実態がありました。
 そして、国交省が何も縛りもないということで、国交省から県の担当課になぜそんなことがあるんだと、それで多品目施設に導入することができるようになったんですよ。
 そういう例とかあって、いろんな意味で、農家が今何を施してあげれば作業効率が上がるのかということをもっと自分たち、勉強して、そして取り組んでいくことが農業の発展につながってくると思いますので、そこら付近のところも一緒になりながら、どういう事業があるのか、そこら付近のところも勉強しながら、一つ一つの実を結ばせていくというそのことが一番大事だと思いますので、そういう取組に対して課長さん、どうですか。
○経済課長(東 敏仁君)
 大変すばらしいことだと思います。
 先ほど議員がおっしゃいましたように、今は本当にいろんなものが平張りハウスで作れるようになりました。でも1点、費用対効果と言いますけれども、これは何も今までは国庫補助金がもったいないからとかいう話じゃないんですよ。費用対効果といえば、そこで何を作るか、その作った作物が1年間でどれぐらいもうかるか、要は費用対効果イコール農家のもうけなんですよ。農家が幾ら平張りで7年間、物を作っても、1,000万かかる平張りで半分、500万出さないといけないんです。7年間でこの500万の元を取れるかどうかが費用対効果なんで、ちょっと議員、勘違いしているかもしれません。
 とにかく我々が今、国・県とやっていることは、農家がこの施設で物を作って、7年間でしっかり経営としてもうかるかという費用対効果を我々は算出し、それがプラスになるんでしたら、どんどんではないんですけれども、入れていくような方策を今やっております。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 実際には費用対効果というのは、農家が施設を導入した、じゃそういう施設の中で収入として得たのがどれだけなんだという、どれだけ出したかという、そういうことでしょう。であれば、1つじゃなくて2品目作る、3品目作る、フルにその施設を活用していけば収入は上がるわけでしょう。じゃないの。そこら付近のところも鑑みながら、今は里芋のことで言ったんですけれども、課長はこの費用対効果はどうなのかというお話をされました。そこでこっちはそういう話をしているんですよ。
 花を切った後に、今、花が好景気だから、夏花が定着してきたから、今、花で夏場のを作ってハウスが空かないんですよ。その前は、花を1期作って、2期作るというのは労力も要るし、なかなかもうからなかったわけよ。それが、この施設を持っている農家さんからほかの品目を導入できないかという要望を受けてそういうふうにできたと思っています。
 だから、その費用対効果、いろいろあると思います。これは、施設導入というのは、里芋に関して言えば実際に露地は疫病が蔓延したという、平張りの中は疫病が入れなかったという、そこからこっちは前回の一般質問で上げたと思います。だから、実際に花を作ったその後に里芋を作るという、2回転はできるという、そうすれば費用対効果はおのずと上がるでしょう。だから、そこら付近のところも考えながら取組をしていただきたいと思います。
 2点目に移ります。
 農業施設の安全管理体制について。
 ため池フェンス対策についてどのような取組をしたか、お尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 東議員の2点目のご質問にお答えをいたします。
 ため池のフェンス対策につきましては、各ため池の点検結果を基に、樹脂ネットやトラロープを用いた応急処置や転落防止のガードレール敷設を行ったところです。また、土地改良施設維持管理適正化事業により、長畠1号池のフェンス125メートルの敷設替え工事を発注しております。来年度につきましては笠石池のフェンス更新工事を実施予定です。
 ため池の安全確保につきましては、優先順位をつけて計画的な事業実施に取り組むとともに、今後も地域、関係機関と協力、連携しながら農業用ため池の安全確保に努めてまいります。
○8番(東 弘明君)
 国頭の耳付池なんですけれども、あそこでフェンスが破れて事故があったですよね。事故が起きた後に補修するのじゃなくて、フェンスとかそういうものを水土里サークルでもいいし耕地課の職員でもいいし、見て歩けば、1年先にはここのフェンスはどうなる、3年先にはどうなるということが大体想像つくと思います。その後、今年、町長からどこどこするんだということであったんですけれども、事前に想定できる柵とかそういうものであれば、県とかに要望して前もって発注することは可能じゃないですか、お尋ねします。
○耕地課長(山元博文君)
 お答えします。
 本町には89のため池があります。大小ありますけれども、ただいま質問にありました県のほうに行ってということでありますけれども、事業につきましては町のほうから申請となりますので、計画的に、先ほどおっしゃいました先を見据えて、老朽化するのも見据えての対策をしないといけないと、こちらのほうでも協議会等でそのような話も出ております。計画的に事業化を検討してまいりたいと思います。
○8番(東 弘明君)
 実際には構造物というのは耐久性とかそういうものは事前に分かるわけで、そこのところを想定して、今、課長がおっしゃったように早め早めで予算を取って、腐れて落ちるまでそのままほっておくというのはあってはならないと思います。
 そこら付近のところで、今、耳付池なんですけれども、実際にはフェンスも大半がみんな腐れて落ちております。そこのところをプラスチックのあれで、花きセンターにある網の板、それで仮補修をしてあります。その中で、支柱が完全に腐れて、支柱が腐れたら中に倒れますけれども、そこのところを水土里の皆さんが園芸用の支柱をその代わりに差し込んで、そこに番線でくくりつけて今維持をしています。もう非常に危険な状態です。事故があったああいう池でさえ事故が起きたときにはきれいにするけれども、忘れた頃にはなかなか取りかからないという、そこら付近のところも注意をしていただきたいと思います。
 そして、汐海調整池なんですけれども、あそこ、町道側のフェンスが腐れて、ため池のほうに倒れています。それでも手前のほうにガードレールがあるおかげで、そこのところ、危険防止にもなっております。だから、そういうもう完全に腐れて倒れて、それでも予算が取れないからということで放っておけば、もし万が一事故があったときにはどのような対策をするのか。そこら付近のところからしてさっきのお願いをしたわけなんですけれども、そこら付近のところ重々注意をしながら、予算の先取り、そして倒れる前に工事の発注ができるようなそういう計画、体制をしっかり取っていただきたいと思います。
 それから、ため池とかそういうところには、安全ハザードマップの中にうたわれているんですけれども、水土里サークルの中にもあります。その中でため池等の危険防止のために水抜きバルブがあります。水をあふれたときに抜くとか、危険防止のためについていると思うんですけれども、その水抜きバルブを点検したこと、今までありますか。お尋ねします。
○耕地課長(山元博文君)
 お答えします。
 水抜きバルブということでありますけれども、私、4月に来てまだ現場のほうで経験はありません。担当職員から聞いている分につきましては、豪雨の前に、台風等の前に大雨で池があふれてはいけないということで、サイフォンなりホースのほうで、何本か入れて水位を減らして対策を取っていることは報告を受けております。
○8番(東 弘明君)
 ハザードマップには、年に何回かはそこが稼働するのかどうなのかを点検しなさいとうたわれているわけよね。なんだけれども、今のところ、和泊町でしたことないと思います。これは、西原の池が増水して床下浸水をさせたとかそういうことで、西原のその池、バルブが壊れていて水抜きができなかったという、そういうことがあってお尋ねしているわけなんですけれども、そこら付近のところを基本どうすれば災害時に町民を守ることができるのか、そういうのをハザードマップの中にうたわれていますので、しっかり取組をしてください。
 それから、ため池の周りには転落防止棚というのがあります。その転落防止棚というのが、和泊町、大半のため池が草が生えて、そこが危険防止の棚なのか何か分からないというような状況にあると思いますけれども、その対策はどうされますか。
○耕地課長(山元博文君)
 お答えします。
 ため池の転落防止対策ということで、棚と言いましたけれども柵、安全防護柵の周りの草のことだと思いますけれども、本町には多面的支払交付金、各21字、通称水土里サークル活動事業というのがありまして、その活動の中にもため池周辺の除草等も管理ができるように位置づけられておりまして、町からも事業費としまして4分の1は支出しておるところであります。
○8番(東 弘明君)
 その転落防止棚の全てのため池を水土里サークルできれいに伐採、除草ができるのであれば、そこのところもしっかり呼びかけて、そこのところがため池がきれいな状態で管理ができるように、しっかり取組をお願いしたいと思います。
 じゃ、3点目、次に移ります。
 総合交流施設について。
 1.なぜ推進協議会を強制的に解散したのか、2.新たに検討委員会は設置したのか、3.今年度の事業の地質調査はされたかどうか、お尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 東議員の3点目のご質問、1.、2.を私のほうからお答えいたします。
 令和3年12月に総合交流施設建設推進協議会から基本構想・基本計画の答申を受け、令和4年1月から5月にかけて町民説明会を実施し、出席した町民の皆様から様々なご意見をいただきました。今後、新たなメンバーで総合交流施設建設に向けて協議を継続し、課題解決を図っていくことといたしております。
 2.現在、新たな組織として、設置要綱の整備をした後に委員選出を行うこととしております。委員の承諾が得られましたら新たな検討委員会が設置できることになります。
 3.については教育長よりお答えいたします。
○教育委員会教育長(竹下安秀君)
 東議員の3.今年度の地質調査は実施したのかのご質問にお答えします。
 推進協議会からの答申を受けて町民グラウンド周辺を候補地としていますが、地質調査はまだ実施できておりません。現段階では地質調査の実施に向けての手続中であります。手続が終わり次第、実施する予定です。
 以上です。
○8番(東 弘明君)
 総合交流アリーナの建設については、第6次総合振興計画との整合性について、議会で承認した総合振興計画はまちづくりの最上位に位置する計画であると思う。これに基づいて事業を推進すべきであるが、当初組織した推進協議会では、諮問を受けた基本構想と基本計画を答申したにもかかわらず解散となった。また、財源の計画も含めて振興計画では、町に必要な施設や町民福祉のために財源を計画的に確保し振興することで、町民の恩恵を受け、さらに町の財政運営が的確に行えるものであると考えている。今回の事業が計画どおりに実施できないと、次に行うべき施設整備と老朽化施設の更新も不可能になってくると思います。
 そして、経緯を説明しますと、和泊町総合交流アリーナ建設事業推進協議会を解散という新聞記事が9月1日に報道され、9月9日に推進協議会が委員の反対を押し切った形で解散したが、本来なら手続では、推進協議会の会長に解散を打診し、委員に説明を行い、解散するのかしないのかは決定することだと思います。
 また、和泊町総合交流アリーナ建設事業推進協議会の設置要綱の8条に、協議会の運営に関し必要な事項については、会長が会議に諮って定めると記載されています。なぜ会長の意見、委員の意見を無視して、委員は町民代表であるのに解散したのか、説明を求めます。
○町長(前 登志朗君)
 これまでも議員には何度もご説明させていただいたところではございますが、推進協議会より答申をいただき、そして、これを次に進めていくためにこのような形を取ったということでございます。そして、これも何度かご説明いたしましたが、流れとしてはこれまでの様々な施設を造ってきたのと同じ流れなんですけれども、その中で、今まではその組織を残したままで次の組織に移っていたんですけれども、私自身が様々なこれまでの施設建設に携わってきた中で、その組織が残っているのに呼ばれなくなったということに疑問を感じていたので、今回、親切と、そのほうが丁寧だという思いでさせていただいたということを何度かご説明させていただいた、前回の議会でもご説明させさせていただいたというところでございます。
 その丁寧にと思ってしたことが、最終的にこのような波紋を呼んでいるという形になっているというのも承知いたしておりますが、流れとしてはこれまでと同じ流れを酌ませていただいているという認識でございます。
○8番(東 弘明君)
 町長はそういうふうにおっしゃるんですけれども、今までの流れの実例で、新しい推進協議会の中に今現在委員になっている方が何人入っているかどうかも分かりません。
 まず、新しいその推進委員会というのは立ち上げができておりますか、お尋ねします。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 答弁したとおりですが、現在、法整備、要綱を作成しております。間もなく決裁されるところでございますが、整備が終わった後にその依頼する方々が決まりますので、そういった各年代幅を今回定めております。55歳以下の若者を中心とした組織にしたいという意向がございますので、そういった要綱の整備を行っているところでございます。
○8番(東 弘明君)
 今検討中ということでありますけれども、実際には解散をして、そしたらその段階で次の推進委員というのが決まっているから、そのまま並行して次に移っていくことができるわけよね。その空いた間、じゃ実際には事が進まないわけよね。だから、そこら付近のところが町民からも不満が上がってくるし、いろんなごたごたのもとになるわけよね。だから、解散したのも不思議であったし、また新しい推進委員というのが立ち上がるのが遅いという、そこのところがこの不安につながってくるということになると思うんですよね。
 その中で一番懸念することなんですけれども、町民の声よ。場所が内城でいいのかと、第2、第3の場所はあるのかという、そこら付近のところもよく町民から聞かれるんですけれども、そこのところはどうですか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 前推進協議会の中で、候補地としまして町民グラウンド周辺という形で候補地が決まってございます。この選定した理由の中には、町有地、要は用地買収ですね。用地の買収にお金がかからないところとしては、やはり広大な町有地があるところということが一番の大きな選定の理由となっております。そういったことから第1候補としては和泊町民グラウンド周辺という形で今決まっておりますが、第2、第3というのはまだ決まっていないところでございます。
○8番(東 弘明君)
 それで納得しましたけれども、実際には町民というのはいろんな幅広いところからいろんな声を聞いて、そこら付近のところ、勘ぐりとも言えると思うんですけれども、着工に入らないものだから、実際にはそこら付近の声も出てくると思います。だから、町長がおっしゃったように、新しいメンバーで早期に着工するために推進委員をつくっていくんだという答弁があったわけなんですけれども、町長の構想の中で、実際にはいつ頃から立ち上げてそういう工事の着工に入っていけると思っておりますか。
○町長(前 登志朗君)
 答申をいただいて説明会が済んだ後、速やかに具体的な話に進めていきたかったのですが、様々ございましたので、なかなかそこが止まっているというのが非常に残念なところでございますが、この議会が済んだところでは、もう進めさせていただいていいのかなというふうに考えているところでございます。
 その中で、話の進捗状況にもよりますが、大きなプロジェクトが2つございますので、そこをバランスを考えながらできるだけ早い時期にというふうに考えております。
○8番(東 弘明君)
 じゃ今、町長さんから2つの大きな事業があると。そして、その優先順位なんですけれども、町長の構想の中ではどちらが先でどちらが後なのか、そこのところをお願いできますか。
○町長(前 登志朗君)
 どのようなタイミングでできるかというところですけれども、それはやはり様々な条件が整ったところになると思います。
 そして、先に進めるべきは、先ほど山口議員の質問にもございましたように、やはり子供たちの環境づくりというのがまず大事だと考えておりますが、どのような予算が取れるのか、またどのような形で進めていくのかということによっては、一緒にできるということも考えられますし、また、児童福祉施設についてはこれから民間主導ということも視野に入れて話を進めていっておりますので、そこのところも早く話を進めていって、できるだけ早い時期にという思いはございます。
○8番(東 弘明君)
 今、町長から子供施設が先だというお話を聞いて、今びっくりしているところなんですけれども、6次総合計画の中で最優先順位は総合交流施設だったと思うんですよ。今、子供のその施設が老朽化でもう実際に使えないという状況であれば、未来の子供ですので大事だと思います。だけども、今実際分散をしているし、子供施設というのは既存で十分使えるんじゃないですか。使えるのであれば優先順位は逆になってくると思います。そこのところ、どうですか。
○町長(前 登志朗君)
 議員がそういう認識であるのが逆にちょっと驚いているんですけれども、老朽化が進んでいるということでこの話は進めております。
○8番(東 弘明君)
 老朽化が進んでいると、子供の命が大事なんだと、こういうことであると思います。町民と約束した総合交流施設、そこのところは、じゃいつ頃になれば着工予定ですか。議会の中で話があるのは、80億になれば着工するとかそういう声とかも聞いているわけなんですけれども、それはどうなりますか。起債が80億になった段階で総合交流施設を造るという、そういう話も聞いたことがあると思うんですけれども、そこ、どうですか。
○町長(前 登志朗君)
 前回、70億と50%というお話をさせていただきましたが、そこをめどにということでございます。
 ただ……
(発言する者あり)
○町長(前 登志朗君)
 いえ、どちらかといえば50%のほうが大事かなというふうに考えております。
○8番(東 弘明君)
 そこのところは、優先順位というのは町長の判断によって動いていくと思います。だけども、町民と約束した総合交流アリーナ、その件に関しては、実際にこの奄美12市町村の中で総合体育館クラスのそういう施設を持っていない市町村は何か所ぐらいありますか。
○教育委員会事務局長(永井 徹君)
 お答えいたします。
 現在、町民体育館がないのは和泊町ということで認識しております。
○8番(東 弘明君)
 和泊町民のみならず、6校の体育館、学校ですね。そこのところもやっぱり町に総合交流施設がないという、そのことで多少は不便を感じていることが多々あると思うんですよね。町民の中には、こういう借金をしてアリーナ要らないよという人もおります。だけども、子供たちの将来のことを考えたとしても、いろんなことがあると思うんですけれども、その中でも本町だけしかそういう施設がないということですよ。
 実際には取壊しをして、その後、先に優先するのがあって、そこをするのはいいですよ。じゃ一緒にやりましょうよ。一緒にできないですか。そうすれば、実際には町民からのどうのこうのもないし、生徒も体育館をフルに使えるし、また、総合体育館ができたときにはイベント行事もそこでいろんなことが取り組めるんですよね。だから、町民と約束したことを後回しにするんじゃなくて、急ぎのものがあれば一緒にできたらいいじゃないですか。一緒にしたときにはどれぐらいの予算が計上されていますか、予定。
○町長(前 登志朗君)
 先ほどお答えいたしましたように、今、2つの組織の委員会を立ち上げてこれから話をしていくわけですけれども、児童施設については運営主体がどうなってどちらが主体となるのかによってまた状況が変わってきますので、お話は並行して進めていこうと考えております。
○8番(東 弘明君)
 時間がなくなってきました。いつものとおりなんですけれども、実際には和泊町の起債残高というのがいろいろあると思うんですけれども、この起債、和泊町の借金というものが実際には地方債残高は平成25年度に112億をピークとして、平成27年度から第1期財政健全化対策集中期間、さらには令和2年度から5年間を第2期財政健全化対策集中期間として財政健全化の取組を進めており、令和3年度には地方債残高が90億4,000万まで努力で減少しています。
 新庁舎計画に当たっては、地方債残高が100億円を下回った時点で建設を進める計画だったと思うが、総合交流施設建設に対しては、地方債残高の具体的な目標数値は80億でよろしいですか。
(発言する者あり)
○8番(東 弘明君)
 70億。70億になったときに着工していくということですよね、実際には。起債は町の借金であるか、地方公共団体の起債、借金は、個人や企業の借金の返済と違い、地方交付税措置される起債があると。本町は、起債残高が高いのが多いと。今、住民に借金が多いとあおっているわけなんですけれども、起債残高のうち普通交付税額率を説明して、実質の起債残高を住民に説明する必要があると思われると。
 具体的には、辺地債の償還額は80%、過疎債の償還額は70%が交付措置されるなど、説明が必要だと考えます。地方公共団体の普通交付税措置額は、基準財政需要額引く基準財政収入額イコール普通交付税措置であると思います。令和3年度の地方債残高90億4,000万のうち、交付税措置がされる額や率はどのぐらいあるのかお尋ねします。
○総務課長(林 義仁君)
 普通交付税措置される起債額、全体ですか、90億の。それとも……。実際に令和2年度の公債費が11億5,148万3,000円ございます。これは令和2年度の公債費でありまして、それを基に令和3年度の基準財政需要額、公債費に算入される額が6億4,520万6,000円ございます。それで、実際に交付税措置される額がこの6億4,520万6,000円に対しまして、単純計算で5億3,810万が交付税措置される額となります。
○8番(東 弘明君)
 今、課長さんからいろいろあったんですけれども、るるいろいろ踏み込んで質問していきたかったんですけれども、本当に和泊町は実際に80億4,000万という起債があるわけなんですけれども、実際は和泊町の職員の頑張り、町長の頑張りで、本当に交付税措置の高い過疎債、辺地債というそういう予算の中で、今の子供施設、そして総合交流施設もともに早期に着工して、町民サービスができるようにしっかり取組をお願いしたいと思います。
 これで質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。
○議長(永野利則君)
 これで東弘明君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午後 2時02分

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