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更新日:2021年3月23日

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第1日(2)

発言者

松村 絹江

発言内容

△ 日程第6 一般質問
○議長(永野利則君)
 日程第6、一般質問を行います。
 通告に従って順次発言を許します。
○4番(松村絹江君)
 おはようございます。
 歴史的な米朝首脳対談が今まさに行われようとしておりますが、その大切な、貴重な本日、平成30年第2回定例会において、3点の一般質問を通告してありますので、順を追って壇上から質問いたします。
 1つ、少子高齢化対策について。
 ①平成30年第1回定例会でも質問したが、少子化対策、子育て支援策として出産祝い金の支給は不可欠と強く思うが、どのように考えているのか。
 ②我が国を含む多くの国で高齢者は65歳以上と定義されている。また、本町の長寿クラブ加入年齢は60歳以上となっていて、高齢者の定義が現状に合わない状況が生じていると思われるが、町としてはどのように考えているか。
 2番、タラソおきのえらぶの設備等について。
 ①タラソ利用者の要望として、窓ガラスに日焼け防止用の紫外線対策はできないのか。
 ②現在故障中のプール設備等の補修計画はどのようになっているのか。
 ③タラソ会員の増強や利用者の満足度を上げるため、付加価値的なサービス等は考えていないか。
 3番、えらぶゆりの有効活用について。
 ①えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会は、島外からの参加者も多く、経済効果等も期待されているイベントである。えらぶゆりの普及や大会イメージ等も考慮して、会場周辺にえらぶゆりの植栽をして大会を盛り上げる演出等はできないのか。
 ②来年度のフラワー都市交流の総会は本町での開催が予定されており、島外から多くの関係者の来島が予想される。来年度に向けて、花いっぱい運動やメーン会場等の花木やえらぶゆり等の植栽の計画はどのように考えているのか。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 松村絹江議員の一般質問に、順を追ってお答えをいたします。
 まず、1点目の出産祝い金の支給につきましては、平成30年第1回定例会で答弁をいたしましたが、現在、子育て支援に係る給付事業としまして病児等保育事業、多子世帯への保育料の軽減、中学校卒業年度までの子ども医療費の助成、ひとり親世帯への医療費の助成、島外で医療などを受ける必要がある児童及びその保護者への旅費の一部助成、障害児支援施設入所児童施設見舞金などの施策で子育て家庭への支援を行っているところでございます。
 本町の今後の子育て支援事業につきましては、単発的で特定の世帯への出産祝い金の支給よりは、子育て世帯への継続的な支援を充実していくことが実質的かつ効果的であり、より多くの子育て世帯の経済的負担が軽減されるものと考えているところでございます。
 2点目の高齢者の定義につきましては、国連の世界保健機関では、65歳以上の人のことを高齢者として国際的に比較ができやすいように基準としており、我が国においても、一般的に65歳以上の人を高齢者と言い、65歳以上から74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者として総務省の人口推計の高齢者率として示され、医療や福祉の分野においても各種施策の基礎データとして活用されているところでございます。
 一方、国では、高齢社会対策の指針である高齢社会対策大綱の見直しを本年2月に行っており、この中で、65歳以上を一律的に高齢者と見る一般的な傾向は現実的ではなくなりつつあり、70歳以降でも意欲、能力に応じた力を発揮できる時代が到来していると指摘し、意欲ある高齢者の能力発揮を可能にする社会環境を整えることが必要だとしており、健康・福祉分野では健康づくりを総合的に推進し、健康寿命を平成37年までに2歳以上延伸させる目標を明記しております。
 本町の長寿クラブ加入年齢につきましては、議員のご質問のとおり、現在60歳以上となっており、これは国・県が示している老人クラブの加入年齢に準じているところですが、幾つかの集落ではクラブ活動ができてない状況にあると伺っております。
 町としましては、これまで経験したことのない人口減少社会、高齢社会に入っていく中、さまざまな社会的課題に対応するためには、高齢者の地域活動など社会とのかかわりを持つ活動がますます重要になると考えておりますので、個人個人が能力を十分に発揮できる環境づくりを進めることが必要であると考えております。
 次に、タラソおきのえらぶの設備等についてお答えをいたします。
 タラソおきのえらぶの管理につきましては、指定管理者及び利用者の責めに負わない大規模な修繕については、指定管理者と協議し、年度ごとに予算の範囲内で修繕を行うこととしております。
 ご指摘のプール窓の紫外線対策については、今年度の設備補修要望箇所の一つとして指定管理者から話をいただいているところでありますが、ほかに緊急で対応しなければならない設備補修箇所が幾つかありますので指定管理者とも十分に協議を行いながら、必要性を判断したいと考えております。
 プール設備等の補修計画につきましては、毎年度、当初予算編成前に指定管理者と協議を行い、年次計画で補修を進めていくことを確認しながら緊急性の高いものを中心に予算化しております。
 現在、故障中の設備などとして、高齢者の利用率が高いバックマッサージのろ過機ポンプと配管、ボイラー内の洗浄、アトラクションポンプ、男女更衣室ロッカー、水中照明、プール柱電球、ろ過機操作盤モニター、休憩室内機、雨水ポンプ、水風呂チラー、正面入り口自動ドアなどとなっております。
 このうち、緊急性の高いバックマッサージろ過機ポンプ、配管の補修とボイラー内の洗浄については、早急に作業を進めたいと考えております。アトラクションポンプについても、現在21機が故障中でありますが、今年度は2機を交換予定としております。
 このほか、先ほどご質問のありました日焼け防止用の紫外線対策を初め、他の設備の修理、機器などの取りかえについては、指定管理者と協議をしながら順次進めていきたいと考えております。
 3点目につきましては、平成29年度のタラソの年間入館者数は、前年度から約2,600人増の5万4,207人となっており、収入も前年度よりふえている状況ですが、依然として厳しい経営状況に変わりはありません。
 タラソおきのえらぶの今年度事業計画では、NHK大河ドラマ「西郷どん」や沖縄とのアイランドホッピング路線の開設などで観光客が大きく見込まれることから、これを機に観光協会と連携した観光客向けの体験型アクティビティーツアー商品の開発や、西郷記念館などの観光地のPR活動を充実させ、認知度向上と利用促進を行うこととしております。
 また、タラソおきのえらぶ内にあるトレーニングジムの管理、運営が今年度から移管されたことにより、運動指導などと合わせたメニュー化で利用者の皆様へのサービス向上が期待されているところでございます。
 今後も、職員のマナーとスキルアップ向上を図り、パーソナル指導などにも取り組みながら、健康増進施設として質の高いサービスが提供できるよう、町としても支援していきたいと考えております。
 えらぶゆりの有効活用についての1点目の会場周辺植栽についてお答えをいたします。
 まず、えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会は商工会が主催するイベントであり、町においては4月に開催された第2回目の大会時には、大会の開催に合わせて表玄関となる空港や港にプランターなどによるユリを飾り、えらぶゆりの島のPRを行ったところでございます。
 毎年、笠石海浜公園にはえらぶゆりサポーターなどの協力を得ながらユリなどの植栽を行っております。また、平成31年度のフラワー都市交流連絡協議会の和泊町総会の開催を控え、公園には趣向を凝らした植栽を行っていく計画をしております。
 このような計画の中で、グラウンドゴルフ大会会場周辺にユリの植栽をすると、持続的に適切な管理作業などが行えないのではないかと思っております。商工会からの提案などがあれば、笠石海浜公園で植栽するプランターを大会の開催に合わせて貸し出しすることは可能であると考えておりますので、大会主催者との協議を通して対応させていただきたいと思っております。
 2点目のフラワー都市交流総会に向けた植栽計画についてお答えをいたします。
 平成31年度にフラワー都市交流連絡協議会総会が本町で開催されますが、参加者の皆様に喜んでいただけるように、まちのシンボルフラワーであるえらぶゆりの前で記念写真を撮影できるスポットを設置する予定でございます。
 また、花と緑のまちづくり推進協議会の活動として、各字の花壇などの植栽に使用する花苗購入の助成などにより、まちぐるみでの花いっぱいの景観づくりを推進しているところであり、さらに町全体で推進していく考えでございます。
 そのほか、例年10月中旬ごろにえらぶゆりサポーターなどの協力により、笠石ゆり園でユリの球根植えつけを行う計画ですが、その際にプランターにも植栽を行い、花の開花時期に合わせて町内各所に配置する計画も考えております。
 今後とも、イベントに合わせた植栽計画ではなく、一過性とならないよう持続的な花づくり活動につなげてまいりたいと考えております。
 以上で壇上からの答弁は終わりますが、次の質問からは自席から担当課長からも答弁をさせていただきます。
○4番(松村絹江君)
 前回の町長の答弁を生放送で聞いたり、議会だよりで知った後で、若いお母さんたちから和泊町はもう祝い金は出さないんでしょう。町長が言っていたもんねということで、夢も希望もないとの寂しい声を聞かされました。ですから、私は連続でしたけれども、あえて質問させていただきました。
 和泊町として、他の市町村と比べてここは胸を張って子育て支援をやっているんだというのがありましたら、お聞かせください。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 お答えします。
 先ほど町長が答弁したのと重複しますけれども、和泊町として取り組んでいるのは、児童手当の助成あるいは児童扶養手当助成、特別扶養手当助成など、あるいは病児・病後児の保育事業、これは子供が急に病気になったと、そういったときに保護者は働かなければいけない。それを保護者にかわって医療機関が1日ないし5日見てくれるという事業であります。これももう十四、五年ぐらい前に県初ということで和泊町が取り組んで、ほかの市町村もそれに追随してきているというような事業もあります。
 それ以外にも、子ども医療費助成、ひとり親世帯への医療費助成、あるいは島外での医療を受ける児童及び保護者への旅費一部助成、それも本町が先駆けて郡内ではやったと、そういうふうにして、議員はそのようにおっしゃるんですけれども、我々としては、今現在必要としている世帯に経済的負担がなるべくかからないというような施策を、今、子育て支援として行っております。
 以上です。
○4番(松村絹江君)
 それはわかります。本当にいろんな支援をしてもらっているのはわかりますけれども、そうしたら、本当に子育てをしているお母さんたちの声を聞く場所というのは設定されておりますでしょうか。
○町民支援課長(東 敏仁君)
 子育て世帯のお母様ということで、保育所、こども園等に預けている保護者に関しては、そこで保育士さん等がいろんな活動の中で行っております。
 それ以外で、3歳未満の子供たちを我が家で自分で子育てをしていると、そういった親子に関しては保健センターに子供支援サポートセンターがあります。そこで週に3回、午前中ですけれども、親子で来てもらって、親子間の交流あるいは周りの子育てをしている親のいろんな相談を受けると、そういう事業も行っております。
○4番(松村絹江君)
 わかりました。
 そういうことじゃなくて、本当にそういう生の声を、執行部の皆さんとか町長以下が本当に声を聞く場所があるのかということです。そこに預けて交流をしているとかじゃなくて、祝い金が出ないのはしようがないねと言っているのか、あったらうれしいねと言っているのか、それを期待しているわけじゃないんだけれども、和泊町は何で出さないのと、理屈はわかりますけれども、そういう気持ち、声を聞く場所があるかどうかということをお尋ねしました。
○町長(伊地知実利君)
 子育て支援の中で出産祝い金を支給できないかということは、今、第1回の定例会に松村議員から聞いたところでございまして、先ほどから担当課長からも答弁しているように、本当に子育てというのは何なのか。そして、出産祝い金を一時的にやったほうが子育ての支援になるのかどうなのかということを、私どもは慎重に関係者と検討して今のような結論を出しているわけでございます。
 そして、今、出産に至るまでの環境整備、それは、今、商工会の青年部が今まで友コンというのもまちの中で実施をするなど、それから移住者交流会、そういう活動を積極的に進めておりますし、また、連合青年団の育成にも努めているところで、男女が出会う場所を提供する取り組みをしているところでございまして、持続的に全ての皆さんが同じようなサービスを受けられるということは、先ほど担当課長が申し上げておりますような支援をしたほうが効率的であると私は考えて、そのように進めているところでございます。
 ただ、若い夫婦が出産と同時に一時金をもらって、これはいいかもしれませんが、これが本当に子育てにつながるかどうかということなんです。そうでしょうか。私は、それよりか、出産をした後、どうこの子供たちを育てていくか、こども園にしろ、保育園にしろ、いろんな活動を通してそういう子育ての環境を整備していくほうが、より効率的な子育てだと、そのように感じて今のような答弁をさせているところでございます。
 まだ和泊町は出産祝い金をやらないのか、残念だなと、そう思う親もいるかもしれません。ただ、今まで他の町村が出産祝い金を支給しております。新聞に載っています。非常にいいなと思う方々もいらっしゃると思いますが、私は、それよりかも、先ほどから申し上げておりますように、長期的に、持続的に応援する制度が私はいいのかなと、そのように思って、担当課、そして保育所、こども園、そういう保育士の皆さんとも議論をしながら、こういう結論を出しているところでございます。
○4番(松村絹江君)
 町長の一言は本当に重みがありますし、それを聞いて、町民は、やっぱり和泊町は出さないんだ、もう落胆しているのは目に見えています。
 私も何十年も前にそういう児童手当をいただき、子供を育てた経験があります。たった月5,000円でした。でも2万円が入るときは、そのときの通帳が2万円プラスになる。これで子供に何か買ってあげられると、すごく感謝しましたよ。
 ですから、私が思うことは、まずエールを送らなくちゃいけないとき、あるいはおにぎり一個をあげなきゃいけないとき、あんパン一個あげなきゃいけないとき、お金がなくてどこにも行けないとき、100円でも500円でもあげなきゃいけない時期というのがあると思うんです。
 今、和泊町の施策はエールですか。頑張れ、子育てはみんなやってきたんだから、若いときは働いて一生懸命自分の子供を育てろ。町はちゃんとやっているんだよというだけのエールにすぎなければ、実際にお子さんを育てている方はご飯が食べたい、おにぎりが食べたい、きょうの1,000円が欲しいという方もいらっしゃるんです。私はそう思います。ですから、あのときいただいた2万円が今でも私の中に重みとしてあります。
 ですから、子供をちゃんと育てようと、働けるんだったら周りに迷惑をかけないように子育てしようという、たった2万円ですけれども、そういう気持ちになるんだと思うんですよ、人間というのは。お金をいただくから赤ちゃんを産むとかいう問題じゃないと思いますので、ぜひ、そのいただいたお金が感謝として返せるような施策はどうしても打てないのかなということで、再三質問させてもらっています。
 でも、今の町長のお答えを聞きますと、厳しいという状況ですよね。でも、今後、そういう子育てをしているお母さんたちとかの声を聞く場所を、生の声を聞く場所を、小口でいいですから開いてあげて、本当のことが言える、わかっているんだけれども、でもこうなんですよということを聞いてあげることも、私はその親御さんたちへの頑張れというエールにもかえることもできますし、おにぎりにかわる一つのものともなると思いますので、そこは追求は私はしていきたいと思っています。
 じゃ、質問させていただきますけれども、財政も厳しい、優先順位を考えなきゃいけない、それもわかっています。
 昨年、町長以下三役、そして私たち町議も1割カットの報酬カットしました。本当に町のためになるんだったら削減もやぶさかではないと思ってやっています。でも、そのとき、議員の私たちの仲間から出た言葉は、これがただの財政の穴埋めにされるんじゃ嫌だよね、何かに役立ててもらうんならやぶさかでないよねという話がありましたよ。
 あれから1年以上たちました。一体そのときの年間の削減の金額、そして、それは主にどういうところに使われたのか、私は知る権利があると思います。できれば子育て支援に使ってほしかったです。あるいは、ふるさと納税で一生懸命してくれた、中には、子育てに支援に使ってくださいということもあったと思うんです。そこら辺の、どれぐらいがどこに行ってということも、あと、同僚議員からの質問もあるようですので、ことしは移動図書館に1,500万を予算として計上しましたという話も伺いましたけれども、もろもろ考えると、ちょっと目の前の困っている人に、ちょっと支援してあげる施策ですので、ずっとやってほしいというわけじゃないです。そこは私の考えですけれども、後で課長のほうから答弁いただきたいと思います。
 じゃ、先に答弁お願いします。
○総務課長(種子島公彦君)
 昨年度といいますか、それ以前から三役につきましては給与の削減をいたしておりまして、また、昨年度から議員の皆様方にも削減ということで非常にご迷惑、町の財政が厳しいということでご迷惑をおかけしているところでございますが、その総額につきましては、現在資料がございませんけれども、相当な金額になるものと思っております。
 その総額がどこにどれだけ充当されたかということは分析はしておりませんけれども、社会福祉の充実、それから子育て支援、各種まちの施策に充当させていただいているところでございます。
○4番(松村絹江君)
 それが、新庁舎建設のために財政が悪いということで町民から指摘を受け、そのためのパフォーマンスだけであったんだったら、すごく残念に思います。そうじゃないとは信じております。
 ですから、私たちも一生懸命、町政のほうに協力することはしますし、このようにチェックもしますけれども、できれば子育てのほうにそういうお金が回るような施策を、私は考えてほしいなということで、この件に関してはここで終わりますけれども、お願いします。
 あと、2番目の、それこそ高齢者の定義ということですけれども、20年くらい前に私はまだ若かったので、2020年、2025年にはこうなるよと人ごとのように考えていました。大変だねと、2人で1人の老人を支えるのかとか。自分は65歳は来ないと思っていましたけれども、ついこの前、来てしまいまして、いろいろな意味で、あれ、65歳は高齢者か、私はまだやれるよ、まだまだそんな言葉で言われてほしくないという、それを、これは私だけじゃないと思うんです。
 先月、高校の同年会がありまして、沖縄のほうで45名ほど集まりました。ほとんどの方が人生100歳、まだまだ、一応退職はしたけれども、まだまだ自分のため、家族のため、地域のためできると、皆さん、これから第2、第3の人生を楽しみましょうということで、本当にみんな意気投合して、65歳で高齢者と言われるの嫌だよねということがもう耳にたくさん入ってきました。
 ですから、それは国はもちろん徐々に引き上げる可能性はあると思うんで、社会保障制度は65歳ということで決まっていますので、そんなに簡単にいろいろなものが変わるとは思っていませんけれども、ぜひ、町民としての考え方を今から変えていくようにしていかないと、今の若い人たちは65歳になったら、70歳になったら高齢者になるけれども、年金ももらえないんだよねと言いつつも、どうでしょうか。準備のほうはしっかりなされているでしょうか。国や県や町にぶら下がっていて、ますます高齢化社会が大変だという消極的な社会になるようでしたら、何のために早々とそういう問題提起をしてきたのかというのが私は心配なんです。
 そこら辺は、町民への啓発も含めて、高齢者に対するいろんな町としての考え方、取り組み方を、お考えをお話ししてもらいたいと思います。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 先ほど、町長がお答えしたとおりなんですが、一応、高齢者というのが、定義が65歳以上ということで、これは国際機関WHOのほうでも基準がなされており、それに準じた形でなされております。
 高齢者の方々が社会で活躍する場、それぞれおありだと考えております。まちのほうといたしましても、長寿クラブ、いきいきサロン、シルバー人材センターなどなど、あと、地域での取り組み、いろいろ活動があるかと思いますけれども、高齢者一人ひとりが能力と経験などを若い層に伝えていくと、そういったことで、世代間交流の取り組みなど、そういう部分を今後、まちとしても何らかの形でそういった各年齢層の活性化というか、地域で活動ができるような取り組みができればいいのかなと考えているところです。
○4番(松村絹江君)
 65歳の高齢者の方は元気です。前向きです。まだまだやる気十分ですので、そんなに心配しないでください。万が一、病気になったりしたら、ちゃんとした福祉のほうも充実していますし、いろんな意味で、後ろにいらっしゃる民生の方も頑張ってもらっていますので、本当に集まるところ、集まるところ、今、高齢者がいなければ、この町は成り立っていかないんじゃないのと思うぐらい元気ですよ。
 ですけど、さっきも言ったように、今の20代の方、30代の方、すぐあしたは高齢化にならないよ、65歳ってすぐ来ませんから。ですから、きょう生まれた赤ちゃんは、もしかすると70年後が高齢化になるでしょう。そうすると、その間に準備しなきゃいけない期間はたっぷりあります。40歳の方も20年、30年ありますよ。
 ですから、今、私たちは、介護とか、そういうのを受けている方は、介護保険料として40歳以上の方に全部負担してもらっています。和泊町はすごく介護保険料が高いと、それは仕方がないですね、施設が多いですし、十分なサービスが受けられています。それを今40歳以上の方が支えているわけですよね。でも、40歳以上の方は特定疾病でない限り介護のサービスは受けられません。事故で、例えば半身不随になっても介護サービスは受けられないんですよ。自分で全部自己負担ですよ。65歳以上になったら、全ての疾患に対して介護サービスが受けられるというのが今の介護保険の制度ですよね。
 ですから、私たち、私を含めた高齢者は今まで何だかんだ言いながらも、子供に迷惑をかけない、自分の食べるものは少しにしても子供のために頑張る、朝昼晩働く、そうやって自分の老後を一生懸命頑張って蓄えて生きている方たちばかりです。これからが心配なんですね。今の65歳以上に心配は、私は意識的にも、精神的にも、肉体的にも、皆さんちゃんと頑張っていますので、今までの、今の和泊町のそういう施策等を皆さんがしっかり学んでいって、充当していけば大丈夫かと思います。
 さっきも言ったとおり、今の40代、30代の方たちに、本当に自分の老後、これで、今のままでいいんだろうか。ちゃんと準備できるものは準備しているんだろうか。介護になったらちゃんと施設に入れるような資金の準備はできているんだろうか。そこら辺を啓発する意味で、今の若いときからそういう準備をさせていけば、私は高齢化社会というのはそんなに怖いものではないと思っていますので、そこは今のうちから取り組みをしてほしいと思いますけれども、何か施策はありますでしょうか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 おっしゃるとおり、今後も団塊の世代が後期高齢者に入るのが2025年ということで、あと7年後と言われています。その時期になると、和泊町も高齢化率がピークになりまして、今現在33.7%の高齢化率なんですが、37%程度まで上がる見込みとなっております。
 そういうことで、今の30代、40代が高齢者になったときには、さらに若年層が少なくなって、今以上に若年層の負担が高くなるということが予想されますので、今のうちから、そういった30代、40代の方が健康づくり、それから、介護にかからないように介護予防、そういった取り組みを保健センター、地域包括センターなどの関係機関で情報共有しながら取り組んでいきたいと思っております。
○4番(松村絹江君)
 私の経験上で、いろいろ、わずかな知恵の中で、老後は3つのKがなければいけない。英語のKです。まずは健康のK、あとはお金のK、あとは、総務課長、何だと思いますか。
○総務課長(種子島公彦君)
 突然の質問で戸惑っているところでございますけれども、ちょっと今、想像に値しないところです。
○4番(松村絹江君)
 心、気持ち、やっぱり……
○議長(永野利則君)
 挙手をしてください。
○4番(松村絹江君)
 突然の質問、失礼いたしました。
 お金と健康と心ですね、気持ちとか。そういうものを、その3つが備わっていないと老後は幸せになれないんですね。もちろん健康でなければいけません。幾らお金があっても。やっぱりお金もかかります。あとは気持ち、心、やりがい、そういう3のKがそろえば老後は充実しますよ。
 ですから、その3つのKは誰でも準備できます。健康管理も自分でできます。困ったら医療機関にかかればいいです。お金も自分で準備できます。人からもらうものではありません。お金は自分で稼いでためるものです。あとは気持ち、充実した老後は、いろいろタラソに行ったりとか、歌を歌ったりとか、踊りを踊ったりとか、あるいはお友達とお茶を飲んだりとか、自分の居場所をちゃんと抱えて生きていくこと。その3つのKさえあれば、高齢化社会になっても積極的な生活ができるし、後輩に迷惑をかけない社会ができると信じています。
 ですから、さっきの1番の質問に戻ってしまいますけれども、今、町として和泊町のために子育ていっぱいしている若い人たちに、若い世代に、気持ちのお祝い金と、あるいはそういう頑張らなきゃいけないよという啓発の研修をすることは、私は不可欠であると思いますので、少子化、高齢化についてはそういう思いであります。
 今朝ですけれども、たまたまお客さんが見えて、自分の子供も孫も島外にいるんだけれども、この和泊町に呼んで本当に大丈夫なんだろうか。本当に自分の子供たちを無理やり引っ張ってきても、ここでちゃんと生活していって、ここの学校に入って、ここで仕事をして、町のために、親として一緒に暮らすために本当に呼んでもいいんだろうか。ちょっと不安がありますという、たまたまそういう話を、朝聞いてきました。
 そうだよねということで、私も実際、自分の子供をまだ呼べていません。ですから、今、島内で、町内で子育てをしている人を本当に大事にしないと、これから島外の人をお嫁さんに呼んで、あるいは婚活をして、どうのこうのと言ったって、まず自分がそう思わないといけないと思いますので。私たち住んでいる住民、町民が、この和泊町にいれば子育ても大丈夫、老後も大丈夫、ちゃんと長生きしてみんなで頑張れるところだよ。だから、若いうちは自助努力もちゃんとして、困らないように、人に迷惑をかけないように生きなさいよという、そういう指導ができるんじゃないかなと思っていますので、少子高齢化対策はすぐに解決できるものではないと思いますけれども、まず気持ちをそのようにしむけていかないと、常に頼っていく人生を歩かせては、私たちの責任だと思います。
 自助努力をしっかりさせる、若いときに一生懸命働く、当たり前だよということも、甘やかしてもいけませんけれども、ですから、そこら辺でぜひ取り組みのほうをお願いしたいと思います。
 2番目のタラソおきのえらぶの設備等については、先ほど町長のほうから細かくご答弁がありました。たくさんの修理しなくちゃいけない場所があるんだなということを、それも多額の金額だと思います。
 去年ですかね、補正予算か何かで900万だか1,000万ぐらいの補正予算が組まれたと思います。修理代という話に聞いておりますけれども、その辺の消化はどのようになっておりますか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 29年度の補正ですね。一部29年度で緊急に点検補修する箇所がございまして、幾つかは補修いたしておりますが、予算の執行残が生じましたので、平成30年度で基金に積み立てをさせていただいております。
 平成30年度において、既に2カ所の補修を、今、執行をしようと計画しているところでございますが、順次、緊急に補修する箇所については整備していきたいと考えております。
○4番(松村絹江君)
 100%復活というか、それは困難であると思いますし、私も毎日のように行っていて、最初のうちに壊れていると、最初はすごく不便だなと思いましたけれども、人間ってなれるもので、ここはなくてもまあいいかとか、多分、利用者の方はほとんどの方が最近はブーブー言われていませんので、優先順位を決めて、本当に直さなくちゃいけないところを直し、修理し、これ以下に悪くならないような形をとっていただければ、私は利用者の方は今、満足していると思います。
 タラソがなければ生きていけない方がたくさんいらっしゃいますので、その設備等で1週間も10日も休館だよということになるのが一番寂しい話ですので、その辺のところは優先順位を持って、設備のほうはお願いしたいと思います。
 1番の窓ガラスに日焼け防止をと、これは何だという話になると思いますけれども、今はUVカットというのはもう世間の常識になっております。洋服も、帽子も全て、首に巻くスカーフとか、特に女性は日焼けは嫌いなんですね、日焼けは。私も真っ白くなっていますけれども、それは地じゃありませんので、ですから、畑に行くときも皆さんすごい格好で出かけますでしょう、顔も。笑わないで。
 ですから、それが、ただ見た目じゃなくて、皮膚がんになる可能性があるとか、いろんなものがあるので、皆さん日焼け防止はしているんです。それが、タラソは周り全部ガラスなんですね。上も、もちろん上から直射日光が当たり、まぶしいぐらいです。そこで、海水ですので、もう海に行っているのと同じよね。それも裸同然の、全部ね。ですから、行くたびに、みんな真っ黒くなっているという、健康的でいいんじゃないですかという話にはならないと思いますので、UVカットはやっぱりこれから必要なことだと思います。
 前任の課長のときに、ちょっとお願いしてありましたから、進んでいるということを聞きまして、とてもうれしく思っています。
 あとは、3番目のタラソの会員の増強ということで、ふえているということも聞き、行くたびに知名町の方も来ているし、やっぱりタラソのよさがわかって、そういうことで宣伝効果があり、たくさんふえているねということで最近とても多く感じますよ。
 毎日行くから効果が出るのであって、毎日行くことによって病気の予防ができるし、それで医療費が削減できるということで、本当にいい効果が出ていると思いますので、ますます健康維持するためだけじゃなく、ほかに何か付加価値を考えられないのかなということで、5月は母の日感謝デーということですが、6月は父の日とかいろんなキャンペーンを組んでいるようです。それを見て来ている方もいらっしゃるようですけれども、お金のかからないサービスもたくさんありますので、そこら辺は何かそのほかに施策等はありますか。
○保健福祉課長(南 俊美君)
 ありがとうございます。
 タラソおきのえらぶのほうが、実際少ないスタッフで本当に丁寧なサービスを心がけて、利用者の皆さんに不便をかける、スタッフが少ないということで不便をかけている部分もあるかとは思いますが、誠心誠意取り組んで頑張っている姿を私も先週見たところなんですが、今年度からトレーニングジムが、タラソおきのえらぶと一体化ということで移管されましたので、そういったことで、グループ、それから個人的な健康指導計画などをつくって、そういった一人ひとりの健康づくりのサポート、それから、町長もお答えしましたが、今年度は観光客も多く見込めるというようなこともございまして、観光協会と連携してアクティビティーツアーの取り組みなどを計画しているようですので、そういったことなども含めて、また新たなサービスが提供できないか、まちとしましても一緒に考えながら取り組んでいきたいと考えております。
○4番(松村絹江君)
 なくてはならない施設です。もう、やがてというか、その辺の返済のほうも終わるようになると思いますので、このタラソがなくなってしまったら本当に大変なんですよ。ぜひ、そこのほうの維持のほうは、町のほうでも補助しているということで頑張ってもらっていますけれども、来ている方が満足していただかなければ、ほかの友達を呼ぶとか、そういうこともしませんよね。ですから、利用者の満足度を上げるということをやってもらいたいし、今、私たちは本当に満足しています。ジムに行って、タラソの会員だとジムがただなんですね。30分でも自転車こぎをしたり、腹筋したりして、汗をかいたらそのままタラソに入ってという、すごくいい流れになっていますので、その辺の宣伝のほうも効果が出るように取り組みのほうをお願いしたいと思います。
 先ほど、お金のかからないサービスもありますよと言いましたけれども、これは私の考えですけれども、タラソの会員はパソコンに入っていますし、会員番号を言えば生年月日がすぐわかります。私は自分が誕生日におめでとうと言われると、とても気持ちがいいです。ですから、そこの受付の事務で、はい、何番、何番って、6月生まれ、あ、今月お誕生日だね、きょう誕生日だねって言ったら、一言言ってもらうだけで、誰でも人間年に1回誕生日がありますので、金のかからないサービス、声がけ、そこで、ありがとう、よかった、きょう家に帰って、タラソに行ったらお誕生日おめでとうって言われたよという、そういう会話も弾みますし、その辺のところもぜひ取り組んでほしいなということも少しお話ししたんですけれども、なかなか実行はされていないようです。
 難しいことかもしれませんけれども、だったら、毎月のお誕生日の人たちをくじ引きさせて、男性1名、女性1名、ハンカチ1枚でもあげるとか、そういうイベント、目に見えるイベントを大々的にやるということが大きな効果につながる場合もありますので、ぜひお金のかからないサービスも、これから取り組んでいってほしいと思います。
 3番目、えらぶゆりの有効活用ということで、第2回のえらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会が、たくさん島外からもいらっしゃいまして、きのう会長さんにお話を伺ったんですけれども、島外から17チーム、85名。島内は48チーム、240名です。うちも和泊が65チームの325名だったそうです。
 残念ながら、一日、雨になりまして、本当に来てくださったお客様には迷惑かけたんじゃないかな。議会のほうでも私たちも参加しましたけれども、結構な経済効果がありましたよということをおっしゃっていました。
 どういう部分ですかとお聞きしたら、ホテル代、あと弁当、レンタカー、タクシー、あと、空の便も鹿児島のほうから2チームいらっしゃったということで、空の便も航空券も出たと。最終的には、懇親会でやっぱり独特の催し、永良部の文化を見ることができ、とても皆さん喜んで帰られたということでした。
 今後の課題は何ですかとお聞きしたら、やっぱりコートが少ないということで、越山と町民グラウンドを2つに分けて移動してとかいう感じにあって、できれば同じ場所で開催ができればお客様に迷惑をかけないし、参加者もふえるんじゃないかなということを会長さんはおっしゃっていました。
 私は、そのときに副町長さんがご挨拶したんですけれども、今、笠石公園にユリの花が満開ですよと。皆さん、雨が降ってて、雨の中ですけれども、ぜひ、そこのほうを見に行ってきてくださいという話が挨拶でありました。
 私も植栽のときには協力して、どれぐらい咲いているのかなということで、たまたま行っておったもので、すごい満開でした。わっと思って、このきれいな満開のユリの花を見ながら、島外の皆さんがグラウンドゴルフをしたら、もっともっといい雰囲気になるんじゃないかなということを思って、提案させていただきました。
 町民グラウンドはサッカー等もしますので、植栽をすることで球根が傷むとかもあると思うんですけれども、場所を1カ所ぐらいにちょこっと決めて香りがする程度でいいと思います。
 越山のほうは土手がいっぱいありますので、ぜひそこら辺に植えていただき、手入れが大変というお話もありましたけれども、そんなに立派に咲かさなくても、一回植えれば、また翌年も咲くというのがユリだと思います。
 グラウンドゴルフ協会の方たちも、自分たちが協力しますと言っていました。雑草を取ったりとか、その辺ね。商工会の皆さんがほとんど頑張ってもらって、とにかくすごいイベントになりましたので、そこのユリの花の植栽を、できれば笠石公園にプラス、グラウンドゴルフの会場にしていただければ、皆さんが協力していくということでしたので、そこら辺の計画をよろしくお願いします。
 課長のほうで答弁お願いします。計画はありますでしょうか。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えいたします。
 グラウンドゴルフの大会名がえらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会となっているものですから、やはり島外からの皆様方はユリの花が周り中にある中でグラウンドゴルフをするイメージをお持ちの方もいらっしゃるのかなと考えるところです。
 一番よろしいのは、笠石公園でグラウンドゴルフ大会をできれば、本当にえらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会になるのかなと考えるんですけれども、そういうわけにもいかず、今は、越山と町民グラウンドと、開催がなされているわけだと思います。
 私も第1回目も第2回目も参加させていただきまして、第1回目も第2回目も打ち上げも参加しておりますが、第1回目のときに、やはり、そういったことに、ユリの花が全くないということに対しての苦情みたいなものを当日の夜お聞きいたしました。
 そういったこともありまして、次の大会にはそういうことを言われないようにと考えまして、たまたま、私、異動になり、企画課になったものですから、特に頼まれたわけではございませんでしたけれども、空港棟、空港のロビーと外と、そしてまた港のほうにも飾らせていただいたところ、非常に好評をいただきました。
 先ほどの町長の答弁にもございましたようにプランターもたくさんございますので、そういった貸し出しはすることは可能でございますので、そういったように考えております。
○4番(松村絹江君)
 計画をされているということで、来年は4月28日ということでした。日曜日ですね、開催が。その前にフラワー都市交流会の総会があるということで、本来は21日だったのが28日に延期になったということでした。
 ②のほうのフラワー都市交流会の話と、先ほどのことも連動しますので、効果が得られていると思うんです。都市交流会のほうに和泊町は参加しておりまして、6月11日から、また下田のほうにも出かけるということになっております。
 私もちょっと勉強不足で申しわけないですけれども、何年ぐらい前からフラワー都市交流会のことはあり、そしてその効果、和泊町としての効果は一体どれぐらいのものなのかということもお聞かせいただければありがたいですけれども。
○企画課長(皆吉泰智君)
 お答えします。
 何年から始まったというのは、今、正確な年度は覚えていませんけれども、和泊町で持ち回りの開催がありまして、今度、和泊町で開催するのが、来年ですけれども3回目ということになりますので、当初は11都市でしたか、今は2都市ぐらい減りまして9都市になっているんですけれども、そういったことから計算しますと30年近く、25年以上かなと考えております。
 そういった交流をしていることでの効果、成果、そういったものにつきましては、議員とも、この間そういう話をする機会がありまして、議員のお考えになっていることも、私も多少感じているところでございますけれども、やはり北海道、富良野とも、そういった遠いところとも交流をして、富良野に行くこともありまして、やはり費用対効果ということを考えますと、非常に成果が出ているのかなとは言いづらいところでございます。
 そういうことも含めまして、来年度は和泊町で開催されます。今脱退するわけにはいかず、やはり本町でたくさんのお客様、300名ぐらいいらっしゃるかと考えておりますが、そういったときに、やはり和泊町のえらぶゆりを全国的に情報発信する上でも、ぜひ来年度は盛大に盛り上げて、その後、事務局となる、一、二年事務局の期間がございますが、また落ちついて検討をしていきたいと考えております。
○4番(松村絹江君)
 何十年も前からなされているということですけれども、果たして町民の方がそれを知っているかどうかですね。毎年参加して、これは旅行も兼ねて楽しく、友達と一緒に行っていろんなところでお花を見て、家に戻ってきたら、またそれを参考にして字に提供するとか、楽しみにしている、個人負担で行かれる方は個人で行かれるわけですからいいですけれども、私も今回行かせていただきますけれども、公費ですので、この財源の厳しいときに本当に申しわけないなというのがあるんですね。
 ですから、効果が上がって、ますますこれからもこれをやらなきゃいけないんだったら、堂々として行きますけれども、昨年の11月の天皇皇后の行幸啓のときも、残念ながら和泊町にはユリの花が満開じゃなかったです。実験農場もあり、そういうところにも参加しているにもかかわらず、知名町のほうがすばらしいユリの花を咲かせ、天皇陛下、皇后陛下をお迎えするということもありましたので、どのぐらいの効果があるのかな、町民は本当にそれを望んでいるのかなということを確認しました。
 本当に経済効果も望まれるところですので、そこら辺はこれから検討するところとして、今年度のフラワー都市交流会あるいは来年の総会には、ぜひ成功させていただきたいと思います。
 以上で3点の質問を終わりますけれども、まとめになりますが、少子高齢化対策をするには時間はかかります。
 でも、今、どの世代に町が力を入れなくちゃいけないのか、高齢化社会といっても消極的に考えないで、積極的に運営をしていく、そういう町政を築き上げていくことが、私は自分たちの子供を都会からここに来てもらうという話になると思います。
 ただ、こうだから、ああだからといって何も解決しませんけれども、気持ちをそういうふうに前向きに持っていっていただけるように、町のほうでも啓発をしたり、厳しいことも言ったり、お願いするところはお願いしたりやっていってほしいなということで、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(永野利則君)
 これで松村絹江君の一般質問を終わります。
 ここで、しばらく休憩します。
休 憩 午前10時39分