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更新日:2021年3月23日

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平成29年第2回定例会

第1日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 1.議事日程(第1号)
     ○開会の宣告
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 会期の決定
     ○日程第3 諸般の報告
     ○日程第4 行政報告
     ○日程第5 一般質問
            ・松村絹江議員
            ・池田正一議員
            ・前 利悦議員
            ・喜井和夫議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
        9番  和   正 巳 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 田原義仁君 書記 芋高洋一君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 皆吉泰智君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 川畑裕一君 生活環境課長 和田清良君
    税務課長 東 茂久君 教育委員会
    教育長 逆瀬川勝久君
    町民支援課長 高田清蔵君 教育委員会
    事務局長 美野忠徳君
    保健福祉課長 瀬川光雄君 農業委員会
    事務局長 東 敏仁君
    経済課長 武 吉治君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     おはようございます。
     ただいまから平成29年第2回和泊町議会定例会を開会します。
     本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、和正巳君及び山下幸秀君を指名します。

    △ 日程第2 会期の決定
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、会期決定の件を議題とします。
     お諮りします。
     本定例会の会期を、本日から6月16日までの4日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、会期は本日から6月16日までの4日間に決定しました。
     なお、会期中の会議予定につきましては、お手元にお配りしてあります会議予定表のとおり、ご了承願います。

    △ 日程第3 諸般の報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、諸般の報告を行います。
     諸般の報告につきましては、お手元にお配りしてありますプリントにより報告にかえさせていただきます。
     なお、町長から繰越明許費にかかわる報告第2号の繰越計算書が提出されていますので、お目通しください。

    △ 日程第4 行政報告
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、行政報告を行います。
    ○町長(伊地知実利君)
     おはようございます。
     平成29年第1回和泊町議会定例会以後の行政についてご報告いたしますが、皆様のお手元に既にお配りをしてあるとおりでございますが、二、三、つけ加えて報告をさせていただきます。
     3月11日、12日には、ジョギング大会のウェルカムパーティー、ジョギング大会、フラワーフェスティバルがそれぞれ2日間にわたって開催をされました。そのジョギング大会には、島内外から2,125名という昨年よりも多い参加者で、今大会は本町の最大のイベントと位置づけられてまいりました。そして、ウェルカムパーティー、フラワーフェスティバルのそれぞれの会場で盛会に開会されたことを大変うれしく思っております。これもひとえに議会を初め町民のご協力のおかげだと、そのように感謝を申し上げます。
     次に、4月6日、7日に町内小中学校、沖高の入学式が挙行されましたが、児童・生徒数が年々減少してきており、特に沖高の入学生が85名であり、現在、普通科2クラス、商業科1クラスの3クラスとなっておりますが、今後このような状況が続くと、現在の普通科2クラスの存続が危惧されると思います。これにつきましても、島全体で考えるべき問題ではないかと、そのように考えているところでございます。
     4月21日、22日に、和泊町商工会の主催で第1回えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会が町民グラウンドを会場に、北は大阪、南は沖縄から、町内外82チーム、414名の選手が参加をして優勝目指して熱戦が展開されましたが、2日目は朝からの大雨により、開会式を、城中の先生方の理解をいただき、急遽、城中体育館に会場を移し、行い、開会式後、監督会を開き、プレーは中止とし、成績は昨日の結果で決めることとしたことにより、団体優勝は大和村チームとなりました。そして、夕方の大会祝賀会交流会で、団体、個人の入賞者にそれぞれ表彰を行いました。商工会の婦人部の皆さんのおもてなしで、参加した皆さんから、交流会が大変よかったということで、2日間の大会が盛会のうちに終わることができました。
     5月14日に、山本公一環境大臣、三反園知事を迎えて、奄美群島国立公園指定記念式典並びに祝賀会が奄美観光ホテルを会場に開催されました。式典では、大臣、知事などの挨拶に続き、3名の国会議員から祝辞があった後、環境省奄美駐在の職員から国立公園の紹介、原口泉先生の奄美の農業、歴史について講演がありました。また、奄美5島でそれぞれ活躍している皆さんから、活動内容や島の魅力自慢の発表がありました。式典終了後は祝賀会があり、大いに盛り上がった宴でございましたが、30年に向けた世界自然遺産登録に向けた機運が盛り上がった会でございました。
     5月30日から3日間、市町村長会、各種奄美群島協議会が開催され、所管する26の協議会の総会であり、主な議題は、それぞれの協議会の28年度事業決算の報告、29年度の事業予算計画案の審議でございました。それぞれの議案につきまして、承認をしたところでございます。
     以上で行政報告を終わらせていただきます。
    ○議長(永野利則君)
     これで行政報告は終わりました。

第1日(2)

発言者

  • 松村 絹江

発言内容

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  •  日程第5、一般質問を行います。
     順番に発言を許します。
    ○4番(松村絹江君)
     おはようございます。
     平成29年第2回定例会において1点の一般質問を通告してありますので、壇上より質問いたします。
     1、ふるさと納税について。
     ①ふるさと納税の庁舎組織体制強化と積極的取り組み展開について、組織体制をどのように整え、かつ強化して進めるつもりか。
     ②ふるさと納税の寄附申し込みの各事業への使途指定状況は、どのようになっているか。
     ③ふるさと納税の仕組み等、町内外へのPR活動の中で、パンフレット等の配布等啓発・周知は十分か。
     以上で壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     松村絹江議員の一般質問に順を追ってお答えを申し上げます。
     ふるさと納税についてでございますが、まず1点目、ふるさと納税の体制強化につきましては、昨年度から、地元特産品のPR、販売促進及び地域産業活性化との相乗効果を目的として、役場内にふるさと納税推進プロジェクトチームを結成し、返礼品の充実などに取り組んでおります。
     今後も、ふるさと納税推進プロジェクトチームを中心に、制度本来の趣旨を踏まえつつ、使い道や周知の方法の検討を進め、また民間事業者との連携を図りながら、本町の魅力を広く発信し、和泊町ファンを一人でも多くふやせるよう積極的に取り組んでまいります。
     2点目、平成28年度分の寄附の使い道、指定状況につきましては、寄附件数の20%が花と緑と海を守り育てる事業、27%が和泊の子どもたちを育む事業、6%がいきいき健康づくり事業、13%が元気なまち和泊をつくる事業、34%が指定なしとなっております。
     3番目です。
     ふるさと納税の周知につきましては、今年度から、JTB西日本が提供するふるさと納税事業支援サービスの利用を開始し、新たにポイント制の導入など、前年度から内容を更新しております。前年度から引き続いて利用しているふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」、さらにJTB「ふるぽ」をもとにしながら、ホームページやフェイスブックなどを効果的に活用し、周知していきたいと考えております。また、新たに謝礼品カタログを作成いたしましたので、沖洲会を初めとする郷土出身者や、これまでに寄附をいただいた方々への送付も随時実施していきたいと考えております。
     なお、空港、港、観光協会、主要ホテルなどへは既に配布し、PRの協力をお願いしているところでございます。
     以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問につきましては自席から、担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
    ○4番(松村絹江君)
     町長に答弁いただきました。
     プロジェクトチームというのは、どういう方々が存在しているのか、どういう組織なのか、教えてください。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     役場内の組織体制としてプロジェクトチームを結成しているわけでございますけれども、まず主管課である総務課がリーダーとなりまして、あと沖洲会、それからイベント担当の企画課、あと農林水産物等の担当の経済課等の各担当者でそれぞれ、今、チームを結成して取り組んでいるところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     その数は何名でしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在、担当者でやっておりますので、各課から1名ずつで取り組んでいるところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     お答えいただきました。
     ただ、自主財源の確保のためにも積極的に取り組むべきと考えますが、今の体制で本当に十分だとお考えでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在、3名ということでお答えいたしましたけれども、今年度からJTBの一括代行サービスをするということで、総務課の担当者の事務がかなり軽減されていることもあります。確かに、3名で取り組んでいるということで不十分なところもあるかもわかりませんけれども、現在、その取り組みが4月、5月と2カ月を経過して、2カ月で約180件の申し込みを受けてございますので、今後の状況を懸案といいますか、考慮しながら、そのチームの充実に努めていくことも検討してまいる必要があると思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     2カ月間で180件ということはすごい数だと思いますけれども、大体1件当たりお幾らでしょうか、寄附のほうは。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     昨年度の実績を見ますと、1万円以上3万円未満が400件のうちに160件ございましたので、その1万円以上3万円未満の寄附金の額が一番多いかと思われます。
    ○4番(松村絹江君)
     お聞きしたとおり、1万円からできるということで、本当に気軽にできる寄附だと思うんですね。何となく、寄附というと10万とか20万かなという感じで受けとめている皆さんもいらっしゃると思うんですけれども、お聞きのとおり、1万から3万の範囲で結構集まっているということですので、それを本当に積極的に多くの方に提案するということは引き続きお願いしたいなと思います。
     前に、同僚議員の桂議員からも質問がありましたが、いろいろな人の知恵をかりることも必要だと思うんです。今、3名、4名の方でやっていらっしゃるということなんですけれども、私が心配しているのは、担当課任せとか、あるいは先ほどの担当者任せだけになっていないのかなということがちょっと心配だったもので、今回、質問させていただきました。
     先日、窓口のほうにもお邪魔しまして、いろいろ担当の方と課長からもお話を伺いましたけれども、とても担当者の方も気持ちのよさそうな方で、ああ、この方がやるんだったらたくさんの人が寄附するんじゃないのと思うような担当者でした。ただ、その方だけにお任せして、ほかの業務はあると思うんですけれども、彼の担当業務はそれ以外にもたくさんあるんでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在、総務課にふるさと納税の担当者が1名おりますけれども、ふるさと納税だけの専念ではなくて、兼務で業務を行っている状況でございます。
    ○4番(松村絹江君)
     そこら辺を、もう少し人をふやすとか、ふるさと納税にもう少し力を入れるんだったら、彼だけじゃなくて、ほかの方にも応援を強力にお願いするという形をとったほうが、もっともっとふえるんじゃないかなということを感じますので、そこは検討材料としてお願いしたいと思います。特に、担当業務というと事務的なものが多いんじゃないかなと思うんです、ネットを使ったりとか。だから、そこだけに終わらないで、外向け、営業に出向く担当者というのがやっぱり1人、2人いたほうがいいんじゃないかなということで、そこも含めてよろしくお願いします。
     次に、使い道ということで先ほどご答弁いただきましたけれども、寄附してくださる方は、自分が育った島へ何とか還元したいということで、そういう気持ちでたくさんの方がしてくれていると思います。
     4項目ありまして、私は、子育て支援とか介護の充実にたくさんの課題と要望がある中で、このふるさと納税を活用して実現可能な新規の事業を一つでもふやす方向性はないのかなというふうに思うんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在、議員がおっしゃったように、4つの目的のために寄附を受け入れているわけでございますけれども、基金がまだ、これまでの総額で約5,400万ほどの寄附金の額でございますので、今後、基金をふやしていけば、新しい事業の創出、それから子育て、介護、社会福祉の問題が今課題となっておりますので、そういうところにも基金を充当して、事業を実施していけるのではないかと考えております。
    ○4番(松村絹江君)
     例えばですけれども、出産祝い金とか、あるいは保育料の料金を少し下げてもらうとか、あるいは給食費の無償化を図るとか、そういうところに注力していただけると、若い方が子供さんを産んでも、和泊町だったら結構いい形で子育てができるというふうに安心して生活できるんじゃないかなと思うんですね。
     都会からお嫁さんが来て、出産しますとなったときに、両親を島に呼ぶのか、あるいは自宅へ戻って出産するのかになったら、やっぱりどうしても自分の生まれたところに帰って出産する可能性が多いと思うんですね。そうなったときの運賃とか、そういうものがもしかしたら出産祝い金の中で補充できれば、やっぱり和泊町の人と結婚させてよかったというふうな感じで、これから先のことも考えたらいいのかなと思いますので、ぜひその基金を上手に使ってほしいなということをお願いします。
     今現在、5,240万、基金が集まっているということですけれども、前の議会での課長の目標で1億でしたよね。その1億は、いつまでの1億でしたでしょうか、お願いします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     以前、議会で1億円を目標にしてというふうに答弁をいたしましたけれども、その後、積極的に取り組んだことによりまして、昨年度は1,500万という寄附をいただきました。今後、いつまでというふうに明快なお答えは今できないところでございますけれども、昨年度より今年度は充実しておりますので、ことしの結果を見て、またいろんな課題もあると思いますので、そういうところの検証もいたしまして、目標である1億円に早く到達するような努力をしてまいりたいと思います。
    ○4番(松村絹江君)
     目標は大きいほうがいいと思いますし、課長があのとき1億円とおっしゃったから5,000万ができたと思うんですよ。だから、そこら辺はやっぱり目標をもっと大きく持って、皆さんに協力を依頼するということは引き続き強い姿勢でお願いしたいなと思います。
     他の市町村で、ニュースで聞きますと、42億とか24億とか、本当に桁違いの結果が出ています。謝礼品の限度も3割以内にということで政府は発していますので、謝礼品だけで今度戦っていくというのは困難になってくる可能性がありますよね。ですから、謝礼品以外のことでこの寄附金を集める方法を今考えなければいけないと思うんです。そこら辺で何か対策はお考えでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     謝礼品については、議員がおっしゃったように、総務省からも通知等来ておりますので、当然謝礼品の充実も必要かと思っておりますけれども、今後は、やっぱり本来の目的であります、ふるさとを応援したい人の気持ちを大切にするとか、あと寄附金者への返礼品と同時に町長のメッセージを送るであるとか、いろんな心のこもったサービスを充実させることによって寄附金がふえていくのではないかと考えているところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     本当に、謝礼品のカタログを私も目通ししたんですけれども、とにかくきれいで、読むと、ああ、こういうのもあるんだ、こういうことになっているんだ、これもいただけるんだというのが明確なんですよね。せっかくこういうものをつくっているんですから、そこをうまく使えないかなというので一つの提案です。
     ふるさと納税の仕組みを理解している町民が、果たして何人いらっしゃるでしょうか。興味を示している人が何人いらっしゃると思いますか。現実に目を向ければ、解決策が見えてくるはずです。何人ぐらいの方がこの仕組みをご存じだと課長はお考えでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     何人ぐらいといいますか、また何割という数字ではちょっとお答えできないところでございますけれども、議会のほうでも、毎議会のたびに、ふるさと納税についてはいろいろご質問もありまして、こちらのほうとしても、今、している施策であるとか目標であるとかをお答えしておりますので、そういうことを考えますと、かなりの人がふるさと納税というものは知っているけれども、どのようにして自分の子供たちであるとか都会にいる親戚であるとか、そういう方に伝えているかというところではちょっと不足していると思いますので、もう少しわかりやすいふるさと納税の仕組みについては、今後、住民に周知していく必要があると考えております。
    ○4番(松村絹江君)
     私もそう思います。
     ただ、ほとんどの方が、これは役場の仕事でしょうとか、あるいはふるさとを思う人が気持ちで寄附するものだよとか、ですから受け身であったり人任せの認識にとどまっているような気がしてならないんですよね。そこを、今、課長がおっしゃったように、町民にわかりやすく、いろんな人に声をかけやすいような活動をすることは、謝礼品に頼らないといったらそれしかないと思うんですよ。そこをどのようにしてやっていくのかという具体的な取り組みがやっぱりこれからは必要かと思いますけれども、具体的な取り組み、今、頭の中に描いていますでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     具体的な取り組みを、今とはちょっとお答えできませんけれども、今後、やっぱり出身者とか自分の親戚とか子供であるとか、そういう方に、どうして寄附をする方法があるのかとか、またはその財源がどうやって島で使われている、まちでどういう施策について利用されている、そういうことをなるべくわかりやすくパンフレット等にして住民にお配りしたり、また広報媒体を使って今後周知していけば理解いただけるのではないかなと、今は考えているところでございます。
    ○4番(松村絹江君)
     私もそのとおりだと思います。
     このパンフレットは、1枚お幾らでできるんですか。高いんですかね。結構物がいいんですけれども。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     パンフレットの1部の値段については承知していないところでございますけれども、先ほど言いましたJTBが一括して今は代行しておりますので、手数料として納税額の11%をお支払いしていますので、その中からパンフレットも作成していただいております。
    ○4番(松村絹江君)
     私は、このパンフレットが各家庭に1部でいいんですよ。1部、いつも見えるところにあると、それとないのでは全然違うと思うんですよね。だから、各町民の皆さんのお宅に、これ1部ずつお配りするという予算はないのかなということでお伺いしたんですけれども、そこは難しいですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     パンフレットのみではなくて、先ほど申しましたように、いろんなそういう仕組みも含めまして、各家庭に配布したり、あとは区長会で説明するということは可能です。
    ○4番(松村絹江君)
     なぜ、そういうことを言うかといいますと、やっぱり島外から親戚、知人、友達とか来たときに、ふるさと納税の話は、もしかしたら都会の方がご存じかと思うんです。それで、永良部、和泊町でもやっているんだよということを言っても、具体的な、こういうものだよ、こうすればいいですよ、1口1万円ですよ、こういうものがいただけますよという簡単明瞭にお話ができれば、せっかく和泊町に来てくれる方ですから、1万だったら私もやろうかなとか、そういう方がふえますよね。その材料がないわけ、各家庭に。
     今、区長会のほうでお配りするという案もありましたけれども、区長さんも大変ですね、みんなの分を持って帰って、それで区長会ではただ配るだけ、それで説明がまた不行き届きになっちゃう。何これという感じで、年寄りの方はもう見ないですよね。
     ですから、パンフレットも大事な財源の中から出ているわけですので、そのパンフレットの配り方みたいのも、私が思うのは、役場の職員が各字にいらっしゃると思うんですよ。本当に、いろんなところで協力してもらっています。今こそ、役場の各字の職員の方に、各字の常会でみんな持っていってもらって、皆さんで研修をして、その方がしっかり説明すると、それだけでも一気に終わるんじゃないでしょうか。そこをやっぱり徹底していけば、各家庭でふるさと納税のことをたくさんの方にお伝えすることができると。
     簡単で余り手間もかからないし、お金もかからない方法だと思いますので、先ほど一番最初に質問した組織体制の中で、プロジェクトチームでやっていると言いましたけれども、みんなでやらなきゃいけないんじゃないですかね、その方たちに任せないで。それを協力してやるには、各字の役場のお勤めしている職員の方に、それぐらい協力してもらってもいいと思うんですよね。私たちは、それを期待しています。ああ、うちの字から出た役場の職員は偉いなと、みんなのために頑張っている、誇りになるんですよ、各字の。その方が言うことは聞くんです、どっちかというと。
     区長さんがただ配るだけでは、ただの資料にしかなりませんので、使えない資料ほど無駄な資料はないです。そこを、私は1番目の質問にそれを強く言いたかったんですね。そこを課長がお考えいただいているのかなと思ったんですけれども、ぜひ全員の力をかりて、みんなの知恵をかりて、各家庭にこれがあるという方向性をとっていただければ、1億の目標は完達できますので、ぜひそこは取り組みのほうとしてお願いします。そこら辺は大丈夫でしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     貴重な提案をいただきましたので、職員とも相談して、また協力していただいて、そのように取り組んでいく方向で検討をしてまいります。
    ○4番(松村絹江君)
     私も、4月、5月、ちょっと島を離れまして、自分の第2のふるさとというか、東北の仙台のほうに1カ月ほど行ってきました。それで、友達とか子供たちから言われた言葉は、町議やっているのに遊んでいていいのと言われたんですね。これはすごく耳の痛い言葉で、だから仕事に来ましたと、ふるさと納税を五、六件お願いしてきました。
     よくわからないけれども、どこを見ればいいの、ふるさと納税、和泊町というところを見てみてということで、私よりも先輩の女性の方はそういうのが苦手なんですね、私たちの年代は。ネットを見るとか、メールアドレスを入れるとか、もうさんざん困ったそうです。そして、娘とか息子に頼んで、この前やっとつながりました。7月1日からマンゴーが注文できるそうなので、やりますという。それこそ、手間暇のかかる作業をやっていただいても文句も言わずに、和泊町、どこにあるか知らないけれども、あんたが言うならやろうかということでやってくれた方もいますし、たくさんの方を紹介するという話もありました。
     ですから、誰か一人がいい思いをすれば、その方が、このマンゴーおいしいよ、どうしたのということで、島内だけじゃなく、島外にいる町民の皆さんのお知り合いとかが宣伝してくれる、勝手に。それで、仕事をやってきたかなという感じで帰ってきたんですけれども、そこも含めて、若い方はネットとかそれでいいと思うんですけれども、そうでない方たちへの伝え方というのは、やっぱり口から口しかないんですよね。お願いしますとか、こういうものですよとか、1万からできるから、酒代ちょっと我慢して、永良部のために、和泊町のためにお願いしますよという、その一言を今こそ町民全員が言えるような仕組みをつくってほしいなと強く思います。
     誰も、自分が生まれ育ったまちが住みやすく、将来ずっと続いてほしいと思っています。子供や孫が帰ってきて、住みついてほしいと願っています。少子高齢化に歯どめはかけられませんが、せめて今できることは自分たちも町と一緒になって取り組みたいと思っているはずです。その気持ちを、今、リードしてあげて、そしていろんな課題を少しでも解決できるようにするには、ふるさと納税は徹底周知してほしいなと思います。ネットだけの解説じゃなくて、そういう口コミのやり方を、いま一度、私たちも含めてみんなで考えてほしいと思います。
     でも、何でできないかというと、先ほど課長もおっしゃいましたけれども、やっぱり協力の仕方がわからない、頑張り方がわからないと思うんですね。ふるさと納税やる、どうすればいいのということから始まって、だからそこら辺をもう一回、さっきも言いましたけれども、役場の職員もうまく動かしてもらって、担当者だけにさせないで、もう一度、1億の目標じゃなくて、課長、何億にしましょう。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     1億達成していないのに、また大きな数字を言うことは非常に恥ずかしい話でございますけれども、倍の1億、2億とふやしていくようにしたいと思っております。
     そのためには、今、松村議員がおっしゃったように、現在、昨年の実績を見ますと、和泊町または沖永良部にゆかりのある方の納税のパーセントが25%ぐらいだと思っております。ふるさとチョイス等に載せることによって、昨年、東京都が一番多かったんですけれども、40都府県からの寄附がありましたので、当然ふるさとチョイスを活用することが一つと、先ほどから議員がおっしゃっていますように、島にゆかりのある人をいかにふやしていくかが今後の課題だと思っておりますので、そこについて力を入れて今後取り組んでいけば、当面の目標である1億円を達成したときに、また次の目標額を定めて取り組んでいきたいというふうに考えております。
    ○4番(松村絹江君)
     ぜひ達成して、みんなでおめでとうという声が聞こえるようにしてほしいなと思います。
     町民の皆さんが多く立ち寄る場所に、先ほど港とか飛行場あるいはホテルとかにパンフレットを置いてあるようなんで安心しましたけれども、そこら辺にたくさん準備しておいていただいて、私も観光協会に行って、ふるさと納税のパンフレットありますかと言ったら、いっぱいある中で、ちょっと立っています、すごく目立たなかったんですね。
     だから、できればふるさと納税のパンフレットというふうに書いて、誰もがすぽっととれるような状況であればいいけれども、通りすがりに見ただけでは、これをわざわざとる人はいないかなという気がしましたので、目立つ場所に、たくさんの人が出入りする場所あるいは商店街とかにも、ふるさと納税の知らせはこちらですよぐらいの、そして各字にちゃんとその辺の情報公開しておけば、ああ、字の常会で聞いた話、これなのかということでまた結びつくところがありますので、ただ置くんじゃなくて、目立つところに、とりやすいように、大きくふるさと納税という字が目にとまるような置き方も工夫なされたほうがいいかなと思いますので、そこら辺もよろしくお願いします。
     あと、島外に出るときには、必ず1人1冊これを持っていってくださいと、重いでしょうけれども、スーツケースに入れて、会う人、会う人にお話をするぐらいの周知徹底をしていただければ、みんな和泊町の人は都会で頑張っていますよ。それで戻ってきて、また向こうで友達に会うとかいうときも、ちゃんと、あんたの言うことだったら聞いてあげようという人が島の出身者以外にもいっぱいいるんですね。それを、この1冊のパンフレットがどれだけ役に立つかということを皆さんに徹底していただいて、島を出る、旅行に行くとかそういうときには必ず1冊持っていきましょうぐらいの奨励をお願いします。
     続いて、PRのほうで重ねてなりますけれども、町長さんとか沖洲会にいらっしゃると、皆さんにお願いをして、パンフレットもご持参していただいているということですけれども、それにプラス、何回も言っていますけれども、私たち町民一人一人が一声一声することによって、さらにそれが大きくなるというところを私は感じます。
     私たち町民の気持ちのモチベーションを上げること、それをリードしてもらえれば、和泊町にできないはずがありません。みんな、まちを愛しています。モチベーションを上げる方向性と方法を明確にするのは行政の仕事です。私たちは、言われたことはちゃんとします。町任せにはしません。やれることはちゃんとやるつもりです。ただ、そのやり方、方向性がはっきりしなく、モチベーションが上がっていないので、今、ここで私は質問しているんです。
     皆さんが頑張っていることは承知していますし、頑張らなきゃいけないこともわかっていますけれども、役場だけではできない話ですよね。みんな、島を愛している町民がたくさんいらっしゃるわけなんで、その方たちに、お願いします、お願いします、こうですよ、ああですよということを、声を大きくして積極的に、遠慮しないで言ってほしいんです。
     それで、一つ提案なんですけれども、今、サンサンテレビ、不都合が生じていますけれども、このサンサンテレビで、私も今、5,240万というのは初めて知りましたし、一体ふるさと納税は、和泊町は幾ら集まっているのということを町民にお願いする以上はお知らせする義務があると思うんです。だから、今現在、ふるさと納税、幾ら幾らです、皆さんのご協力ありがとうございました、引き続き声かけをお願いします、島を出るときはパンフレット1枚持っていってくださいぐらいの、そういうことはできないですかね、公開みたいな。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     そういうことは可能ですけれども、ちょっと数字をもう一回確認させていただきたいと思いますけれども、ふるさと納税制度が始まって、ことしで10年目ですけれども、平成20年度から平成28年度まで、先ほど約5,400万と私、申し上げましたけれども、正確には約5,345万7,000円です。そういう数字も当然お示しして、またその使い道なども十分周知して取り組んでいきたいと思っております。
    ○4番(松村絹江君)
     沖永良部島は、最近、テレビでも取り上げられまして、とても有名になりました。ですけど、和泊町の知名度はまだまだ低いんですよね。和泊町ってどこの島のという感じの知名度しかないんですよ、はっきり言って。
     ですから、和泊町ということを全国の皆さんに知ってもらうためには、このふるさと納税しかないんですね。そうすると、観光客、ああ、そういえば和泊町って、ふるさと納税したらこういうのが送ってきた、こういうところがあるらしい、じゃ今度行ってみようかなとか、あるいは「西郷どん」も始まりますので、ああ、和泊町に西郷隆盛はいろいろ貢献したんじゃないということも含めて、一石三鳥ぐらいになるんじゃないでしょうかというのがある。今、チャンスだと思うんですよ、そういう意味で。
     みんなで汗をかいて、みんなで知恵を絞って、積極的に、悪いなと思わないで、1口1万円お願いします、寄附をお願いしますということをみんなが気兼ねなく言えるような雰囲気をぜひつくってもらえると、課長がこだわっている1億、達成できると思いますので、ぜひみんなで協力してやってほしいなと思います。
     まず、ここで重い腰を上げてください。腰、重いと思いますよ、人からお金をいただくのは。あげるのは楽ですね、皆さん。お礼を言われるから。でも、お願いしますというものほど嫌なものはないですよね。税務課の皆さん、大変だと思いますけれども、ですから、今、その重い腰を上げて、気持ちも上げて、和泊町のために、今、みんなで頑張りましょうというスローガンをぜひ立ててほしいと思います。私も町民ですので協力します。私たちも協力します。だから、その方向性と方法を明確にしてください。そこを私は信じています。
     最後の最後になりますけれども、もう一回、意気込みお願いします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     ふるさと納税で和泊町をPRするということ、それから先ほど言われました「西郷どん」による観光面の産業の活性化、そして返礼品による特産品の充実で地元の事業者が潤うと、いろんな面から、ふるさと納税が中心になるかどうか、私はわかりませんけれども、一つの素材として、観光、産業、全ての面で今後取り組んでいきたいと思いますので、1億を目指してしっかり頑張っていきたいと思いますので、今後とも皆さんのご協力もよろしくお願いします。
    ○4番(松村絹江君)
     力強い1億の目標をまた掲げていただきました。次の議会でまた載らないように、ぜひ達成して、1億2,000万、3,000万という目標を皆さんが達成できるように協力していきますので、必ずこの場で終わらせないように実践してほしいと思います。
     今回、サンサンテレビで放映されております。とにかく、町民にわかりやすく、難しいことはわかりません。ポイントといっても、ポイントが一番苦手なんですよ、高齢者の方は。1万すれば幾らもらえるのでいいんじゃないかなと思うぐらいですよね。ですから、若い人とそうでない方たちへのPRの仕方も、ポイントと聞いただけで、私もそうですけれども、もうだめとなるほうが出ちゃうので、だからそこら辺も町民の層を見ながら、わかりやすく丁寧に、ありがとう、お願いという言葉だけを発していれば必ず実現できると思いますので、これを要請して、私の一般質問を終わります。

第1日(3)

発言者

  • 池田 正一

発言内容

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  • 次に、池田正一君の一般質問を許します。
    ○2番(池田正一君)
     おはようございます。
     まず最初に、今年度の第1回目の定例会において、私がこの壇上より質問したことに対して、町当局の早い対応により、二、三点改善されたことに感謝いたします。まことにありがとうございました。
     平成29年第2回定例会において、一般質問を4点ほど通告いたしております。それを壇上から順を追って質問いたします。
     まず、この3月に奄美群島国立公園化となりました。そして、我が沖永良部島、和泊町も、国頭のビシの浜からフーチャを通って西原の浜の手前まで、これが国立公園となっております。そして、来年度は「西郷どん」放映と、まさにこの沖永良部が認知されることが多くなる時期になりました。
     そこで、我が和泊町には、和泊港と伊延港という2つの港があります。和泊港のほうは、見事な待合所があります。そして、裏港の伊延港なんですが、伊延港使用時は、やはり悪天候が多く、待合所に風雨が吹き込んで乗客の荷物がぬれるということが起きます。これを今後どうにか工夫できないものか、そして今現在はどのような対応をとっているのか、お尋ねします。
     2点目です。
     農業施設整備についてです。
     国の補助金事業である鉄骨平張り、鉄骨ハウス等の建設時の補助事業の導入の際に、つくる品目を明記するという欄があるそうです。この対象品目が1つの種目になっているんですが、これをもっと複数、菊、もしくはダゴ、そしてトルコキキョウと複数できないか、もしくはその品目を撤廃ができないかということを聞きたいと思います。
     3点目です。
     有害鳥獣についてです。
     これは、私が常に言っていることなんですが、カラスの問題ですね。現在、29年度に、カラスの捕獲箱をつくって設置するということを聞いてはおりましたが、その追加導入はどうなっているのか、今現在の進捗状況をお聞きしたいと思います。
     4点目です。
     これは教育行政についてです。
     昨今、中学校の教職員の時間外労働時間が多いと全国的に言われております。そこで、本町には中学校が2つ、小学校が4つありますが、その教職員の労働時間の実態はどうなっているか、これは教育長にお聞きしたいと思います。
     以上の4点を壇上のほうからお聞きいたしたいと思います。あとは、答弁をいただいた後は、一般質問席から再度質問いたしたいと思います。終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     池田正一議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目でございます。
     伊延港の待合所につきましては、現在、運送業者において、風雨が強いときなどは風上のほうにコンテナを設置するなどの工夫をして雨風を防ぐようにしていますので、今後も継続して協力していただくようお願いをしてまいりたいと思います。
     次に、2点目の鉄骨ハウスなどについてでございますが、鉄骨平張り施設や営農用ハウスについては、国庫補助事業などを活用して整備しているところでございます。品目の変更につきましては、変更しようとする品目が当該補助事業の対象となる品目であれば、当該補助事業を所管する国・県などと協議することで可能であると考えております。
     なお、品目の撤廃については、その後、事業の目的に沿った施設の使用がなされない場合には、補助金の返還なども考えられるところであります。
     詳細については、事業実施主体ごとに状況が異なることから、個別に協議する必要があると考えております。
     3点目でございます。
     3月議会においても答弁いたしましたが、今年度は移動式捕獲箱を2基導入予定であり、事業計画承認申請の準備を行っております。
     昨年度、設置要望調査をしておりますので、各設置箇所での捕獲状況調査を行い、設置に適した場所や時期などを検討して、今後の効率的な駆除活動に取り組んでまいります。
     以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問につきましては自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     池田議員の教育行政についてのご質問にお答えをいたします。
     教職員の労働時間については、学校職員の勤務条件により、4週間を超えない期間につき、1週間当たり38時間45分と定められています。1日の勤務時間は7時間45分で、町内の各小中学校の現状では、朝8時15分から夕方16時45分となっています。
     学校によっては、8時ぐらいから、朝のボランティア活動や自主的なランニングなどを実施している学校もあり、先生によっては一緒に活動している姿も見受けられます。また、中学校では、運動部や文化部の部活動が行われており、その指導に先生方が当たっています。教職員の時間外勤務は、教員の勤務が授業充実のための教材研究を中心として、生徒指導や部活動、個別指導、保護者への対応など内容が多岐にわたっていることも理由として挙げられます。実際には、職員によっては、始業前1時間、勤務時間終了後1時間半程度の超過が見られる実態があります。
     超過勤務については、月80時間を超えると管理職による指導助言、月100時間を超えると産業医の面接ができる制度になっています。各学校では、毎日の出退時刻カードにより、教員個々の状況を見ながら指導助言に努めております。
     これまでも、学校ごとに定時退庁日を設けたり、中学校ではノー部活デーの日を設けたりして勤務時間の適正化を図っています。また、デジタルデータの活用による業務の合理化を行ったりして、先生が時間を有効に活用できるように、また健康面からも無理のないように指導しているところであります。
     本年度は、県内の学校において、定時退校日を設定するなど、具体的な取り組みを推進していくことになっています。
     今後、教育委員会としては、業務の効率化や学校の実情に合った適正な勤務時間管理に努め、学校職員が心身ともに健康で、仕事に意欲を持って取り組めるよう努めてまいります。
    ○2番(池田正一君)
     答弁いただきました。
     それではまた、再度1番のほうから質問していきたいと思います。
     これから、国立公園もしくは「西郷どん」等で観光客等の入り込みがふえると予想も立つわけなんですが、その折に、いつまでもコンテナで塞いでおく、それもどうかなと。できるならば、せめて1カ所に壁をつくり、伊延港を使用ということは、南風、太平洋からの風が来ます。ですから、あそこの壁やったら風雨が防げるのではないか。もしくは、南風が吹くということは、雨が降る可能性が非常に高いんです。それが、この沖永良部島の気象のあれなんですが、そういったことができないか。
     それと、先月、私の知り合いがちょうど伊延港から船に乗るときに非常にぬれて、かばんもぬれてしまったと。どうしても待合所の中で待たないといけないと、タクシーで帰りますから。そういったときにそういうことが起こったので、この質問をさせていただきました。そういった工夫はできないのかということをお聞きしたいと思います。
    ○土木課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     確かに、突然の雨等で、せっかく船に乗る前にずぶぬれになったりするということは余り好ましくないことでございます。
     議員のご提案の、今の待合所に南向きに壁をつくるとか、そういったものは、今の現状のつくりからして、また突然風向きも変わったりしますので、特定の場所に壁をつくるというのは、現在のところ、考えられないところでございます。
    ○2番(池田正一君)
     今のところは考えられないと。ということは、将来的に、もし利用率がふえてきたら、もしかしたら考えてくれるのかなと思ってよろしいんでしょうか。
    ○土木課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     先ほど議員のほうから、西郷南洲をということも出ましたけれども、今現在の待合所の整備に関しても、あれは港湾の事業で建てたものではなくして、道路事業の効果促進事業というものを導入して何とか、ああいった簡素なつくりではございますが、整備してあるものでございます。ですから、待合所を、今後、あの形から形状を変えていくというのは非常に難しいと考えるところでございます。
     それで、入り込み客とかいうことも議員がおっしゃっていますけれども、そういうことに関しましては、将来的に必要性が出てきた場合には、西郷南洲の上陸の地でもあるということから、待合所としてではなく観光拠点施設、そういった名目で、またあの場所にではなくて手前のほうに建てるのも一つのアイデアなのかなと考えるところであります。
    ○2番(池田正一君)
     そうですね、与論の港のほうがそうですもんね。手前のほうにあって、そして先に今みたいなものがあると。また、それは、与論は表港ですから、ああいう施設をつくらないといけないということもわかりますが、これから西郷南洲翁上陸地で、そのような考えで、そういう施設ができるならば、それは島民にとっても観光客にとってもすごく望ましいことだと思います。
     これから、もしそういう機会、もしくはそういう事業費等があるんでしたら、それを活用して、なるべくこれからこの沖永良部、和泊町に来る観光客の皆さん、もしくは帰省客の皆さん、そういった方々が待合所において不快な思いをしない、ぬれない、そういったことができることが、これからの我が町の観光等の発展においては、すごく重要なことではないかなと考えております。
     ですから、今後、入り込み客数がふえてきた場合には、ぜひそういうふうな方向で、待合所をどうにかするということで考えてください。これはもう要望として言っておきます。
     続いて2点目です。
     補助事業の鉄骨平張りですね。
     先ほど、町長の答弁の中で、対象品目であれば変えられるというのがありましたが、それは現在、菊をつくっています。そして、その合間にもすぐ次の品目をつくれるという、そのわずかの間ですぐ変更して、すぐまた変更できるということなんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     お答えいたします。
     品目の変更については、現在、鉄骨平張りを栽培する事業計画に当たりまして、組合員、言えば生産者が3人ないしそれ以上の方々が集まって協議を行い、総会をもって品目も決めております。その中で、品目、過去には、例えば平張りの中で菊をつくった直後にグラジオラスをつくるという計画も可能でありました。
     現状においては、1品目ということになっておりますが、国及び県と協議して、前もってこういった形でやるよという事業計画を行えば可能ということを県より回答いただいております。
     以上です。
    ○2番(池田正一君)
     ということは、現時点では、今現在、菊をつくっています。それが終わりました。やはり、同じ種類ばかりつくっていたら連作障害等も考えられるわけです。その後、すぐダゴをつくると、そういうふうに2種類、3種類とかの要望をするということは不可能なんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     組合設立時に、そういったことは組合員相互で検討してから栽培を行っておりますので、そういったことは起こらないようになっております。農家の意向として、平張りをつくることによって高品質な栽培作物ができ、そして事業計画に沿ってその目的を達成するという形で事業計画がなされて、それについて補助金がおりるという形をとっております。
     ですから、議員がおっしゃるとおり、突然変えたりするということは、間々起こることはないと思っております。
    ○2番(池田正一君)
     先月、県議の方々が視察に見えましたね。その折にも、やっぱり平張りのほうを視察して、なぜここの平張りは何もしていないんだ、遊んでいるのだ、今、この時期にはつくれませんと、そうしたらこの時期にもつくれる作物はないものかという会話をしたらしいです。その折に、その時期にもつくれるものを、じゃ、つくったらいいじゃないかと言うたらしいです。これは僕も聞いた話です。
     ということは、そういう話が持たれたことに関して、何か県のほうからとか情報は入っていないでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     そのことについては、私のほうには情報は入っておりませんが、やはり平張りをつくって鉄骨平張りを使っている方々は、12月出し、そして4月出し、2回ぐらい栽培しております。その後は、土づくりを行っている最中に、ちょうど5月の末だったので、県の議会の方々の訪問があったと思います。その時期は、一度掘り起こして、土づくりをして、また9月の栽培に向けた取り組みを行っているところを見ていただいたと私の中では思っております。
    ○2番(池田正一君)
     そういう時期だったかもしれません。
     しかし、農家本人といたしまして、やはり1種類に限定されるより、ほかのもつくる、菊ばかりじゃなくて、その次の間にソリダゴとか、そういうふうに、すぐ移行できるようにできないかなということを言われましたので、この場で私もこうして、今、質問しているわけなんですが、これからは、花き農家においても若い子、そういう方々がどんどん帰ってきて、後継ぎとしてもやっています。そういう方々は、やはりいろんな種類をつくりたいんですよね。そして、皆さん、子育てもしていますとなったら、収入がやはりあったほうがいいんです。ですので、そればっかりじゃなくて、ちょっとでもあいている時間にまた違う作物ができないかということを思って、こう言ってきたんだと私は理解しております。
     ですから、これからそういうことを要望していくという考えはないのか、そういうことをできるという道はないのか、お聞かせください。
    ○経済課長(武 吉治君)
     繰り返しますが、まずこの事業の目的としまして、農家が3人以上集まって、何をつくるか、どういった形でつくるかというのは農家が決めてつくっております。私ども役場のほうで、職員が、これをつくりなさいというふうに言っているわけではございませんので、営農目的、そして計画を立て、それを達成するために平張りの補助事業がございます。
     その中で、やはり9月、例えばスプレー菊にすれば、9月の初旬に植えて、12月に一度出荷する、そのときに台風に遭っても揺るぎもしない栽培ができ、いい作物が出荷できる、そしてもう一度、1月に植えかえ、もしくは株出しをして、また5月に2回とれるという形での栽培に、目的に沿っているわけでございます。急にソリダゴに変えるということも、なかなか考えられないことだと思います。
     ただ、ソリダゴ農家については、年中収穫という計画を立て、植えかえを2年に1回という形の営農をやっていると思います。ですから、あくまでも営農、組織、組合の方々の計画に沿った形でやっていきたいと思います。
    ○2番(池田正一君)
     確かにそうです。ですけど、最初から、その3人でつくる方々が1品目にしてくれと、そういうふうに決められているもので、みんなで協議してその品目に決めているんです。それが、1品目ではなくて、2品目、3品目でもいいんではないのかなと思うんですけれども、いかがでしょう。
    ○経済課長(武 吉治君)
     先ほど申し上げましたが、品目の撤廃については問題がありますが、変更については、協議を行えば可能ではあるということの県から回答をいただいておりますので、それも組合員みんな集まって協議をするという形をとるということになっております。
    ○2番(池田正一君)
     品目の変更ですね。はい、わかりました。理解はしました。
     それで、できれば花きが盛んな和泊町から要望として、何遍も言うように、1品目にするんではなく、これはもう、そう言われているからその品目をつくるようにしているんであって、もっと、2品目、3品目ぐらいまでもつくってもいいよと猶予があれば、当然そういうふうにしてくるとは思います。ですから、これを県・国のほうに要望できる、もしくはしていくという考えはないんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     先ほど申し上げましたが、国・県の要綱に従って補助事業を進めております。その中で、こういう意見があったというのは、国・県のほうに伝えてはまいりたいと思います。それはまた、今回行っている奄美総合戦略、ちょっと事業名、慌てて忘れましたが、その支援事業の中で、また検討させていただく題材にはしてまいりたいと思います。
    ○2番(池田正一君)
     もし要望申請できるのであれば、ぜひしていただきたいと思います。これからも、まだこの鉄骨平張りハウス等の事業は続いていくもので、そういった若い世代が使ってやっていくと思います。ですから、その方々は、そのように品目をふやすという考えも持っているということを理解して、ぜひ、要望する機会があったらお願いしたいと思います。
     続きまして3点目です。
     有害鳥獣についてです。
     カラス捕獲箱、移動式、これは時期でいうたら、いつぐらいに導入されるんでしょうか、お尋ねします。
    ○経済課長(武 吉治君)
     町長からも回答がありましたが、事業計画承認申請を、今、準備しているところでございます。国への申請が、去年も6月に行っておりまして、7月ないし8月の初めのほうに内示、そして決定がありまして入札となります。ちょうど、カラスが繁殖期を終えて、捕獲がしやすくなる9月、そして11月の間には導入が可能と思っております。
     先ほども申し上げましたが、2基、移動式のものを計画しております。
    ○2番(池田正一君)
     そうですね。繁殖期が終わって、9月から12月、この時期が一番カラスが捕獲できる時期であります。ですから、本当、この時期には確実に捕獲箱を設置して、少しでもカラスを捕獲していただかないことには、最近、畜産農家においても非常に問題になっております。カラスが牛の背中をつつくと、背中が穴をあけられていますから。それだけ、やはり鋭いくちばしを持っているもので、畜産農家においても、これは死活問題となってきます。そして、これからまた種等を植えたらカラスがほじくり返すと、そういう時期にも近づいてきていますので、ぜひそれはお願いしたいと思います。
     現在、捕獲箱を設置している方々、どこどこに移動してくれとか、そういう話は入っていないんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     ご協力をいただいている畜産農家等では、少し迷惑もかかっているということは聞いております。しかしながら、私ども、お願い申し上げて、できるだけご協力をということでお願いしてあります。その件につきましても、畜舎の近くは、やはり非常にカラスが多いとか、そういったことで畜舎の近くにできるだけ、また今後の2基についても試験的に設置していく予定でありますので、その辺は町としてはお願いをしていく予定でおります。
     そしてまた、3月に、知名とも連携した形での捕獲の検討というのも進めておりますので、前向きな検討で行っていきたいと思っております。
    ○2番(池田正一君)
     今現在、捕獲箱を設置している方々の捕獲箱の中にカラスが入った場合、それは町の職員がとりに行きますか。それとも、その捕獲箱を設置している方々がとるんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     現在、ご協力をいただいている方々から連絡をいただきまして、町の職員が出向いてとるという形をとっております。
     ただ、ある程度の数量、何羽かそろったときに、また電話をいただくという形をとっております。
    ○2番(池田正一君)
     結構、前は、うちのほうにも捕獲箱を設置していましたので、カラスはよくわかるんですが、その折、職員の皆さん、けがしませんか。カラスは、すごくかむんですけれども、それで職員がもうとるのは嫌だとか、そういうことはないんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     おっしゃるとおり、たまに格闘して帰ってきたりしておりまして、頑丈な職員を配置しておりますので、何とか職員もけがをしないように頑張ってこいとは申し上げております。
     ただ、やはり、たまに、服装をきちんとしていきなさいよということを連絡しております。
    ○2番(池田正一君)
     では、今まではまだ、けが人は出ていないと、そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     過去にはあったと思いますが、最近は特にそういう報告は受けておりません。
    ○2番(池田正一君)
     ですね。やっぱり、大事な職員の方々がけがをするというのも問題になってきます。しかし、とった方々にそれを撤去してくれというのも、それも大変です。ですから、ぜひ、これからけがをしないように、それに向かってどういう対策をとっていくか、どうしたらけがをしないでとれるか等をこれからは考えて、安全にカラスを捕獲できるような方法を考えていくべきではないのかなと思いますが、何かお考え等ありますか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     捕獲について、先ほど申し上げたとおり、服装をしっかりして、ヘルメットもかぶっていきなさいよという指導はしてまいりますが、今年度より、各、今、5地点あるんですが、そこについても、その管理の農家の方にも月1,000円の、餌をたまにあげたり、そういったこともありますので、そういった委託、言えば保証料みたいな形で予算を計上してございますので、そういった形で協力をいただいて、また連絡を密にしていきたいと思っております。
    ○2番(池田正一君)
     今の月1,000円の委託料、これはやっぱり大事だと思います。捕獲するには、どうしても餌と水がないことには、そして1羽必ず入れておかないことには警戒して入ってこないもんで、月1,000円の委託料が出るということは餌代として使えるかなと、いいことだなと、今、思いました。
     ぜひ、先ほど課長が言われたとおりに、9月、11月の間に2基導入して、どこに導入するかは、多分、それぞれ要望等がありますでしょうか。すみません、そこも聞かせてください。
    ○経済課長(武 吉治君)
     ことしの初めに、区長会において要望調査をしてございまして、現在のところ、4字から要望が出ておりますので、それに沿った形で移動式の捕獲箱を持っていきまして、どういった形でしたほうが有効的にその捕獲箱が使えるかというのを検討してまいりたいと思っております。
    ○2番(池田正一君)
     そうですね。4字から要望があったということは、2つは足らないと。これからも毎年毎年、どうしてもカラスふえていくもんですから、捕獲箱のほうで、そしてなるべく農業、畜産業に被害が出ないぐらいの数にまで減らしてくれたらなと思っております。
     この前、議員の大会で与論に行ったんですが、与論にもついにカラスが来たらしくて、どうしようかと与論の方々も悩んでいました。今まで、与論島にはカラスがいなかったんですけれども、どうしようかなと悩んでいました。それを、和泊町がカラスをがんがん捕獲できて、こういうふうにしたらいいよというアドバイスもできたら、これまた島同士の連携にも役に立つんじゃないかなと思っています。
     ぜひ、来年度、再来年度も、この捕獲箱は常に国のほうに要求して、1基でも2基でもできるようにお願いいたします。
     続いて4点目です。
     本町職員の労働時間。
     先ほど、教育長から答弁いただきましたけれども、本町の職員について、特に中学校の職員について、80時間以上の時間外労働ということはないんでしょうか、どうなんでしょうか。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     時間の調査は、出退時刻カードで大体把握をしております。もし、超過勤務が非常に長い場合には、その都度、先生方に指導するように管理職の方々に勧めています。
     ただ、この二、三年で月80時間を超えた超過勤務をしている方というのは聞いたことがありません。
    ○2番(池田正一君)
     それは、とてもすばらしい結果ですね。
     文科省の発表でも、中学校においては、過労死ライン80時間を超過やっているのが6割弱、小学校においても3割以上と、そういう結果が出ているんですけれども、我が町において、それがないということは、とてもびっくりもしていますし、ああ、いいことだなとは思っております。
     それは、何が要因、やはり指導が徹底しているということなんでしょうか。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     もちろん、指導が徹底しているということであります。
     実は、鹿児島県は、教員の勤務時間が全国的に非常に多いということで、三、四年前から出退時刻カードというのをそれぞれの学校に設置し、出勤した時間、それから退庁した時間を記録するようになっています。その記録に基づいて、個々の先生方に指導をしていただくということが一つ。
     もう一つは、全体的に超過勤務を減らすために、定時に学校を退校する日、それの設置があります。
     もう一つは、部活動をしている先生方の超過勤務を少なくするためにノー部活デーという制度も設けました。それが、今年度からまた新しく、先生方の超過勤務、特に部活動の超過勤務がないようにするために、外部指導者による指導も認められるようになりました。
     制度的にも、そして指導の面からも先生方の超過勤務を減らすように、健康の面を重視して、そういうふうに鹿児島県は取り組んでいるところであります。
    ○2番(池田正一君)
     さすが我が鹿児島県、いい取り組みをとてもしていると思います。
     このノー部活デーというものは、1週間の中に部活をしない日がつくんですか、それとも土日等において部活をしない日をつくるということなんでしょうか、それとも先生は行かないけれども、子供たちは部活をしているということなんでしょうか、お聞かせください。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     ノー部活デーというのは、これは土日じゃなくて平日に設置するようになっています。それから、先生方が部活動につかないで、生徒だけで部活動するとかいうようなことはしないように指導しています。もし、けががあったり、いろんなことが起きたときには対応ができませんので、生徒だけによる部活動というのは、しないように指導しているところです。
    ○2番(池田正一君)
     そうですね。文科省の発表においても、部活動において外部指導員の配置を促す方針を打ち出しているということがうたわれていたんですが、現在、和泊中学校、城ケ丘中学校、2つがありますけれども、外部指導員という形をとっている部活動、どれぐらいあるんでしょうか。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     実は、外部指導員という制度をこれから導入しようと考えて、以前は外部指導員がいて、顧問の先生と一緒に指導していましたけれども、この制度ができたから、今度ははっきり指定をした外部指導員を設置して、先生方の勤務時間を減らすように、それでまた外部指導員も指導を通してやはり資質の向上とかいうのを図るために、これから新たに和泊町はこういう制度を導入していこうと考えているところであります。
    ○2番(池田正一君)
     ということは、外部指導員をこれから考えていこうということは、ちなみに、その外部指導員が来られた場合、その方々にもやはり報酬等のことは発生するんでしょうか。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     もちろん発生をするということになります。
    ○2番(池田正一君)
     では、先ほどの答え等から聞いても、ノー部活デー、そして我が和泊町においては、時間外労働が80時間以上超えることはないと理解させていただきました。
     やはり、中学校、小学校の先生というものは、私たちの子供たちが勉学を学ぶ上において、常に1日のうちの長い時間、接する方々ばかりです。そういう方々が、常に元気ではつらつと子供たちの指導をしてくれるということが非常に大事なことです。ですから、体に疲れを来すとか、そういったことがないということはとてもいいことだと思います。
     ここに例があります。大阪府の柏原市の小中学校で教職員の疲労度について調査した結果、普通の一般の健常者よりも身体的疲労度も2倍、精神的疲労度も2倍、総合的に2倍と、全て皆さんが疲れていると、疲れている中で生徒・児童の指導に当たっていると。それではもう、いい結果は出ません。この柏原市は、私が以前に住んでいたところなんですが、やはりそういうことがあると。また、それが目に見えたもので、こういう調査もしたんだと思います。
     今、教育長からの答弁もいただいたとおり、和泊町にはそういうことがないということですので、これからもぜひそういった感じで先生の疲労が余りたまらないように、だからといって手を抜いても困りますけれども、常に子供に目を行き届かせて指導していけるようにしていかないといけないと思います。そのためには、やはり教育委員会の立場は非常に大事なものだと思っております。これからも、どうか指導のほうをよろしくお願いいたしたいと思います。
     以上で私の質問は終わりますが、きょうの質問、やはり一番のメーンは、私はこの教育問題だと思っております。本当に、これからこの和泊町、沖永良部を担っていく子供たちの指導です。だから、先生たちには、ぜひ気持ちよく、子供たちも楽しく学校に行って、指導されるように期待しておりますし、これからの町を担う子たちですから、この行政の皆さんもどうか知恵を出し合って、これからもこの2つの中学校、そして4つの小学校を盛り上げていってもらいたいと思います。
     以上をもちまして、本日の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで池田正一君の一般質問を終わります。

第1日(4)

発言者

  • 前 利悦

発言内容

メニューを開きます

  • ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     前利悦君の一般質問を許します。
    ○6番(前 利悦君)
     4点について通告してありますので、順次質問させていただきます。
     1、新庁舎建設について。
     町民への広報が足りないと思うが、どのように情報提供をしようとしているのか。
     ①延べ床面積は何平方メートルか。
     ②施設整備費は幾らになるのか。
     ③その他の事業費は幾らになるのか。
     ④島内業者発注予定額は、建築工事に係る事業費約8億9,000万円に対して約5億8,000万円となっており、事業費に占める割合は約65%であるが、なぜ公共施設等適正管理推進事業債11億4,000万円と庁舎建設基金2億9,000万円、計14億3,000万円の65%にはならないのか。
     ⑤3月区長会資料では、4月、仮契約締結、議会議決、契約となっていたが、なぜ延びたのか。
     2、町政について。
     町長は、4期目への立候補を表明しましたが、4年後、10年先を見据えて、本町をどのようなまちにしようとしているのか。
     ①人口減少問題にどのように取り組むのか。
     ②若者が安心して就農できる農業のまちを、どう実現していくのか。
     ③20年後の推計人口から考えて、両町の合併をどのように考えているのか。
     ④循環型エコの町づくりで、「緑の再生、花の植栽、生活環境の保全対策」などを推進しているが、山には枯れ木が目立ち、川には水が少なく、海では藻が少なくなり、自然が壊れている様子がうかがえるが、どう再生していくのか。
     ⑤学校教育の充実の中で、地域社会全体の教育力向上に努めるということですが、具体的にはどう取り組むのか。
     3、町の未収金について。
     昨年の6月議会で、未収金が1億9,196万5,000円あることが指摘されたが、現在の未収金は幾らか。
     ①事業ごとの未収滞納金の増減状況はどのようになっているか。
     ②収納率アップの研修が実施されたが、その後、どのように取り組まれたのか。
     4、教育行政について。
     ①本町の学力が低い原因は何か。また、対策をどのように講じているのか。
     ②字ごとの学習環境づくりは考えられないか。また、他の町村での取り組みはないか。
     ③給付型の奨学金について、検討をしていく考えはないか。
     ④和泊小の児童が信頼している先生の不祥事に対する心の動揺を最小限にとどめるために、教育委員会はどのような対策をとっているか。その背景として考えられるものは何か。また、日常生活の中で何か変わったことはなかったのか。「教育の町宣言」をしている本町は、どう取り組んでいくのか。
     以上です。
    ○町長(伊地知実利君)
     前利悦議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
     新庁舎建設についてでございますが、新庁舎建設事業に関しての情報提供につきましては、これまで町のホームページやサンサンテレビ文字放送などでの周知を行うとともに、区長会でも節目節目に作業の進捗状況やスケジュールについての説明を行ってきたところでありますが、十分に行き届かなかった部分もあったため、全世帯への広報チラシを作成し、区長会を通して配布依頼するなど、町民の皆様への情報提供に努めてきたところでございます。
     今後、建設に向けて、基本設計、実施設計と作業が本格化してまいりますので、引き続き、区長会やサンサンテレビ、広報誌などで情報提供を行いながら取り組んでまいりたいと考えております。
     ①でございます。
     新庁舎の延べ床面積についてですが、庁舎内に設置したプロジェクトチームや各課長で組織する推進本部会などで必要機能や各執務室の必要床面積などを精査、検討した結果、新庁舎建設基本構想の基本理念に基づく機能を充足するためには、最低限の床面積として約3,200平米は必要と見込まれたことから、事業候補者との協議などでも検討を行い、延べ床面積は約3,200平米とすることで決定したところでございます。
     2番目の施設整備費については、設計・工事監理費と新庁舎建設工事に係る費用が約12億6,000万円、現庁舎などの解体費用として約3,200万円、駐車場などを含めた外構工事が約8,000万円となっております。
     3点目です。
     その他の事業費については、新庁舎完成後15年間の維持管理費として約1億円、備品関係費として約1,000万円、また本事業は7社から構成された特別目的会社により施工されることとなっておりますが、この目的会社の事業期間中の管理運営に伴う費用と関連する諸経費などとして約2億3,000万円がその他の事業費となっております。
     なお、先日、本町と事業候補者間で基本協定書を締結したところですが、特別目的会社については、わどまり結ファシリティーズ株式会社が特別会社として町内に設立登記がなされております。
     4点目です。
     島内業者発注予定額は、事業者との協議の中でも強く要望してきたところであり、ご質問のとおり、建設工事に係る事業費のうち約65%となる約5億8,000万円を予定しております。
     議員ご質問のとおり、今年度から国において創設された公共施設等適正管理推進事業債及び庁舎建設基金などを充当し、整備する事業内容となっていますが、これは財源のことですので、この65%にはならないとのご質問についてはご理解できないところでございます。
     5点目の、3月までの段階では、4月に仮契約締結を行い、議会議決、契約締結ということで作業を進めてきたところですが、それ以降、財政的な支援のある国の起債について、見きわめながら進める必要があったこと、また先日締結した基本協定書についても、事業者と十分に協議する必要があったことから、今議会への議案提出となったところでございます。
     今後のスケジュールにつきましては、議会議決、契約締結まで至りましたら、基本設計、その後、実施設計へ進み、予定どおり来年1月の工事着工に向けて取り組んでまいります。
     町政についての1点目です。
     本町の人口は、昭和10年をピークに、昭和40年まで1万1,000人台で安定的に推移し、国の高度経済成長政策に伴い、若者を中心に労働者の本土流出が続き、昭和50年の国勢調査人口は8,615人、昭和60年、8,653人、平成7年、7,869人、平成22年、7,114人と、一時的な増加期があったものの、減少傾向にあります。
     一方、本町における合計特殊出生率は全国平均よりも高く、2015年以降の国立社会保障・人口問題研究所の推計値においても2.34から2.44の間で推移しております。このため、本町の自然増減の影響度は、鹿児島県内市町村との比較においても相対的に低いものとなっていることから、本町の人口減少への対応としては、社会減少への対策を図ることが効果的であると考えます。
     このようなことから、本町では、国立社会保障・人口問題研究所の推計結果を人口ビジョンのベースとして、2040年時点で約6,000人、2060年時点では約5,500人の総人口を維持することを目指すとともに、わどまり未来予想図プロジェクトに掲げた、しごとづくり、ひとの流れ、結婚・子育て・出産、時代に合った地域づくりなどを実施することで、若年子育て世帯の移入を促進し、生産年齢人口比率の上昇を図る計画でございます。
     また、人口構成の観点から、老年人口比率を27%程度まで低下させ、現状の合計特殊出生率を維持し、年少人口比率の上昇を図りたいと考えております。
     ②でございます。
     農業生産者の高齢化が加速する中で、新規就農者、若い担い手の確保は喫緊の課題であり、本町においても、平成24年度から国庫補助事業の青年就農給付金事業の取り組みで、合計16名がこの制度を活用し、就農定着を支援しております。
     今後も同事業を継続して行うとともに、実験農場の取り組みの中で、研修制度などを通して関係機関との連携を図りながら、安心して就農できるよう支援を行ってまいります。
     ③でございます。
     人口減少問題でお答えしましたとおり、本町の将来推計人口については、2040年時点で約6,000人、2060年時点では約5,500人の総人口を維持することを目指しております。策定しました、わどまり未来予想図プロジェクトを確実に推進することで、急激な人口減少を抑え、若年子育て世帯の移入を促進させようとする政策でございます。
     このようなことから、人口減少により、合併しなければ町政運営が成り立たなくなるという極めて厳しい状況下には至らないと推測しております。
     両町合併については、十数年前に合併推進協議会を立ち上げ、慎重に議論を重ねた結果、現在に至っておりますので、改めてその必要性が生じれば、再度、協議を重ねる必要があると考えております。
     ④点目です。
     地球規模での環境保全対策が推進される中、本町においては、これまで水源涵養を目的とした当田の森整備事業やシルバー人材センターによる町民植樹祭を初め、農地整備後の植林、環境教育の一環で、小学生による町有地での植栽などを進めてきたところでありますが、大きな効果が出ていないのが現状であります。このため、台風による農作物への甚大な被害や赤土流出による生態系への悪影響など、早急な環境保全対策を進める必要があると考えております。
     特に、島全体の景観と防風効果も考慮しますと、先人たちが築いてきたソテツやアダンなどを中心に植栽することが最も効果的であり、近年、世界自然遺産登録に向けた取り組みが奄美群島内で推進されている中、これを契機に、世界自然遺産登録や数十年先を見据えた南国沖永良部島の癒やしや心の豊かさなどのイメージが伝わる自然環境を、行政はもとより、全ての町民がかかわる形で、山、川、里、海を豊かにし、引き続き「環境にやさしい循環型エコの町づくり」を推進してまいりたいと考えております。
     ⑤点目です。
     本町の学校教育の充実は、学校、家庭、地域がともに連携を図りながら、それぞれの特徴を生かして補完し合いながら教育活動を進めることが大事だと考えております。地域社会全体の教育力向上という視点から、和泊町全体としての取り組みと学校ごとの取り組みについて説明をいたします。
     本町の特色ある教育活動としましては、お茶の礼儀作法や郷土の先人の教え、えらぶゆりについて学ぶ「郷土で育てる肝心」の教育が挙げられます。各小学校の1年生から3年生までが、年間12時間、地域のゲストティーチャーの指導のもと、挨拶や言葉遣い、社会規範、郷土を愛する心などを学びます。
     学校の特色ある活動としましては、大城小の米づくり活動やサトウキビ栽培、黒糖づくり、内城小のジャガイモ栽培、国頭小の汐干し学習や海洋遠泳競技大会、和泊小のサトウキビ栽培やプラネタリウムでの星空学習があります。中学校では、和泊中がジャガイモ栽培、城ケ丘中がサトウキビ栽培を行っております。このような教育活動は、地域の方々の協力なくしては開催できない活動であり、大変感謝しております。
     これらの伝統文化の継承や郷土の先人の知恵の伝承、島の基幹産業である農業の苦労、工夫や収穫の喜びなどの児童・生徒への伝達は、地域の活性化となり、和泊町全体の教育力向上につながっております。このように、地域を巻き込んだ活動は、活動にかかわる地域の方々や保護者にとっても学びの機会となり、教育力向上にも役立っております。
     今後も、和泊町の先人たちの教育資産や地域の方々の学校教育への強い期待、関係機関の協力をいただき、地域の教育力を生かしながら学校教育の充実に努めてまいりたいと思います。
     大きな3点目の①点目の事業ごとの未収滞納金の増減状況についてですが、平成29年5月31日現在の事業ごとの未収滞納金の増減状況は、町税などにおいて、軽自動車税の税率改正などによる微増や水道料金などの増はあったものの、固定資産税の高額滞納の解消による減、総務課、土地貸付料の全額解消、耕地課、農地費の分担金の大幅減などがあり、合計で対前年度281万3,000円減少の1億8,915万2,000円となります。
     ②点目の収納率アップの研修が実施されたが、その後どのように取り組まれたかについてですが、ことし1月に未収金対策研修会を1回、5月に新任徴収担当職員を対象に納税交渉などの研修会を実施いたしました。
     各課において、高額滞納・収納困難案件の滞納者との折衝、処分などの方法及び時期などについて、案件ごとに状況を正確に把握し、整理方針を明確化させ、滞納整理に努めているところでございます。
     未収滞納金の圧縮は、自主財源の確保からも大きな課題となっており、税金などの納付意識の啓発、滞納処分の早期着手に努め、債権の差し押さえなどの滞納整理を積極的に実施することで徴収率の向上を図っております。また、私債権の悪質滞納については、強制執行などを積極的に取り入れ、滞納者への債権回収の強化に努めているところでございます。
     また、毎年開催している収納率向上対策会議を早期に開催し、関係各課との連携を強化し、財源の確保及び負担の公平・公正を図るとともに、全体的な収納率向上に努めております。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問につきましては自席から、担当課長からも答弁をさせたいと思います。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     前議員のご質問に順を追ってお答えをいたします。
     まず1番目、本町の児童・生徒の学力は、全国学力・学習状況調査等の結果から、年度や学校によってばらつきがありますが、おおむね県平均並みとなっています。本町児童・生徒の学力は、一概に低いとは言えないのですが、今後、県平均を上回るためにも、次のようなところを改善して学力向上に努めていこうと考えています。
     改善点としては、家庭学習の時間が短いことや、長文問題や応用問題など難しい設問を苦手としていること、学習意欲の低下、教師の指導力などが挙げられます。
     対策としましては、一つは、家庭学習60・90運動の周知と徹底を図っています。学習時間が十分でない児童・生徒への働きかけ、家庭学習の量と内容も高めていくよう指導しています。
     考える力の育成については、子供が学習問題に切実感を持ち、何とかして解決しよう、答えを導き出そうとする授業づくりに努めています。学校の先生は、児童・生徒の実態に応じて教材研究を進めており、子供がわかる授業・できる授業に努めています。
     しかしながら、指導力が十分とは言えない状況があるのも事実です。子供がわからない、学力が上がらないのは、教える立場にある先生の指導力向上にも努めなければなりません。現在、研修の充実に努めていて、具体的には、小中連携研究会、島内実力テストの作成・実施、授業公開や授業参観、教育事務所による教育サポートなどを進めています。学校、家庭、地域の連携、学校間連携の緊密さは本町の強みですので、これらの成果と課題を精査しつつ、町を挙げた具体的施策を推進してまいります。
     2点目、子供の健全育成に地域で行われておりますが、学習環境づくりについては、学校、家庭、地域がそれぞれの役割と特徴を生かして進めていかなければならないと考えています。現在、字ごとの学習環境づくりはしていませんが、校区ごとの学習環境づくりとして教室が実施されています。
     和泊小の元気和泊塾と内城小のうぶすな塾では、放課後を活用した教室が実施されています。これは、地域の方々を学習アドバイザーや管理指導員にお願いをして、子供の学習の場となっています。先日、各学校を訪問しましたが、子供たちも楽しみに放課後教室で学習していると聞いております。
     また、国頭小学校の青雲塾では、地域の方々が担当し、放課後の時間だけでなく、土曜日にも実施しており、読書活動やこれまでの経験や工夫を生かした学習内容により、子供の健全育成に努めています。大城小では、放課後に学校の先生方がボランティアで放課後教室を行っています。このように、それぞれの校区に合った形で実施されています。
     他の町村では、学校ごと、または町の公民館で、名称は変わりますけれども、和泊のような塾が開催をされています。土曜日を利用した学習や長期休業に期間を限定して教室を開いている事例があるようです。指導に当たるのは、地域の教員経験者などが多いようです。
     本町でも、夏休みに中学1年生から3年生を、冬休みには3年生を対象に、合同学習会を開催しています。
     今後、子ども会活動や家庭教育学級など、学習環境づくりに向けての取り組みがある場合は、関係機関とも連携を図りながら、学習環境づくりのために、教育委員会としましても支援をしてまいります。
     3点目、給付型の奨学金制度は、大きく分けて、国が検討している経済的理由により進学を断念せざるを得ない者の進学を後押しする制度と、地方公共団体等が進めている地元への定住を促すことを目的とした制度の2つがあるようです。ご質問は、定住を目的とした制度の検討についてのことであると思います。
     近年、鹿児島県を初め県内の市町村においても、定住することを条件とした給付型の奨学金制度の取り組みがあります。
     一方、郡内においては、検討中や検討の結果、実施しないことを決めたなど、ほとんどの市町村で取り組みがなされていない状況であります。
     導入について検討していく考えはないかとのご質問ですが、既に関係する担当課による検討会を行いましたが、財政負担や償還中の奨学生との不平等の問題、生活困窮世帯の教育支援という奨学制度が本来どうあるべきかなど多くの問題があり、さらなる情報収集に努めながら検討を深めることを確認しました。
     将来に向けて、若者の定住を促す政策としての制度設計のため、今後とも知恵を出し合い、さらに議論を重ねていく必要があると考えているところであります。
     4番目の問題についてお答えをします。
     今回の不祥事については、教育行政及び学校教育に対する信頼を大きく裏切るものであり、町民の皆様に深くおわびを申し上げます。
     教育委員会としましては、児童がふだんどおり安全に安心して生活ができる学校の状況をつくるべく、児童及び職員の状況を毎日把握して対応しているところです。
     事件判明後、数日は複数名の児童が体調不良を訴え、緊急にスクールカウンセラー2人を配置して対応いたしました。その後も、学校では、校長の指導のもと、全職員で全児童の健康状況に努めており、毎日の健康観察や授業中の様子、表情、保護者からの情報などをもとに異変がないか見届けているところです。町教育委員会としましても、毎日、学校の状況把握をしているところであります。
     不祥事の背景は、実のところわかりませんが、当該職員は、してはならないことをしたであり、本人は適切な判断をできなかったということであります。なお、学校では、当該職員の日常生活での変化は感じられなかったということです。
     学校職員に対しては、これまでも服務規律の厳正確保の指導に努めてきました。今回、学校職員の逮捕事案という予想だにできないことで、対策として、今後も薬物乱用防止やメンタルヘルスなどの具体的な事例について、服務指導のあり方を、先日、町校長研修会で各学校に指導したところであります。
     今後、このような不祥事を二度と起こさない万全の対策を講じるとともに、児童・生徒が安全に安心して生活・学習できる学校づくり、信頼回復に向けて、教育活動の充実に努めてまいる所存であります。
    ○議長(永野利則君)
     ここで前利悦君の質問を留保し、休憩します。
    休 憩 午前11時50分

    再 開 午後 1時00分
    ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     前利悦君の一般質問を許します。
    ○6番(前 利悦君)
     それでは、順を追って質問してまいります。
     まず、新庁舎建設についてですけれども、新庁舎は、これは和泊町民のシンボルですので、町民目線でぜひ建設されることが大事と思いますので、そういうことで質問していきます。
     延べ床面積ですけれども、町長が先ほど3,200平米でしたけれども、この前の議員の説明資料の中では3,171平米ということでした。これを、当初の計画4,800平米ということからすると34%、そして3分の1強、縮小されたと、そういうことは、まさに町民目線でそういうことになっていったんだろうと思います。
     次に、施設整備費ということですけれども、12.6億ということですね。
     先日の説明の中で、従来型の事業では16.1億、PFI事業では12.6億と、その差額が3.5億あります。この数字から見ると、当然PFIを採用すると思われるわけですけれども、隣の与論町では、両方を検討した結果、従来型を採用していると。ちょっと調べてみたところで、この査定は、国土交通省の公共単価を使用てあるということで、おそらく、それだから高いだろうという、そういうふうに思います。
     実際、和泊町と与論町の試算をしてみました。和泊町が12.6億、3,171平米で1平米当たりを出してみますと39万7,350円になります。与論町が8.5億で2,300平米ですので、36万9,565円。この差額を見ると、1平米当たり、畳の半分程度だと思うんですけれども、そこで2万7,785円の差があるということで、和泊町の延べ床面積に換算すると8,810万6,235円高い。これが、自分で計算してみたらそういう状況になったんですけれども、この辺についてはどう、町長、思われますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     本町の新庁舎建設事業につきましては、以前から言っているように、PFI的事業をするということで進めてまいりました。
     与論町も、今、そういう計画であるということでありますけれども、与論町の施設そのものの形状とか、あと延べ床面積は出ておりますけれども、どういった建物になるかということが、具体的な構想というのを承知しておりませんので、一概に平米当たりの単価で比べるのも早急な話ではないかなというふうに私は思っております。
     与論町も、今、一生懸命計画はしているということでございますんで、その単価の違い等については、今後、研究する必要もあるかと思いますけれども、現時点では、その平米単価について、一概には、本町がいいとか与論町がいいとかというところは言えないと思いますので、本町は従前から計画していましたPFI的事業で庁舎を建設して、15年間の維持管理までするということで今後も推進してまいりたいと思っています。
    ○6番(前 利悦君)
     隣の町のことですから、その辺の事情はわからないと思うんですけれども、同じ2階建てで、同じ時期に建てるもので、これだけの差が出てきたものだから、私はどうかなと、そういう思いで、ぜひまた検討して、町民目線でまた考えてほしいと、そういうことを申し上げて言っておきたいと思います。
     次のその他の事業費ですけれども、和泊町が4.7億、与論町は1.7億です。ちょうど3億の差があるわけですけれども、外構工事、それから駐車場、そういうものだと思うんですけれども、そこに同じ庁舎の中でこれだけの差が出てくる。これも、私、ちょっとよくわからないもんですから、その辺のところはどういう違いだと思いますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     先ほども申し上げましたように、本町のPFI的事業では、平成46年3月末までの維持管理費もこの経費の中に含めてございますので、そこら辺の事業費の違いは出てくるのかなと思っております。
    ○6番(前 利悦君)
     まあ、そうだと思います。15年間、維持管理費、そういうものを出していかなければいけないということで、それだけの差が出てくると思うんですけれども、そういう面で全体的に考えたとき、本当にPFIのほうが有利かどうかということを一つ指摘しておきたいと思います。
     6月の新聞報道ですけれども、市立の鹿屋女子高校、ここが校舎の整備を計画していたみたいですけれども、そこでもPFI断念、一般競争でということになっていますけれども、その辺の状況はどう捉えていらっしゃいますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     他の自治体のことでございますので、どういう事情があったのかは承知しておりませんけれども、また聞くところによると、県内の鹿児島市の事業等で新たにPFIを導入するという話も聞いておりますので、それは個々の事案ごとに、PFI的事業がいいのか、それとも従来型の事業がいいのかを判断した結果だと思っております。
    ○6番(前 利悦君)
     そういう中で、庁舎ができて、ほかのところがどういう事業をしていくかわかりませんですけれども、本当に後で問題が指摘されないかということはちょっと気になるものですから質問しました。
     それでは、次の質問になりますけれども、島内発注予定額ですけれども、8億9,000万に対して5億8,000万、そして11億4,000万と、これは私の認識不足でした。本体に対しての起債はできるということで、ちょっとそこが頭から抜けておったんですけれども、この5億8,000万、町内への請負になるということです。
     前に、島内業者から解体工事及び外構工事分離発注という陳情がなされておりましたけれども、これについて、回答が、弁護士法人萩原というところの鹿児島シティ法律事務所、代表、萩原隆志という弁護士からの、現庁舎の解体工事については、設計、建設等業務の対象であることが業務要求水準書において明記されており、外構工事についても、新たに建設される本施設の建設工事の対象として事業契約書、業務要求水準等に明記されていると。したがって、SPC、これを通さないで地元業者に発注されるべきではないという、そういう回答が出ているわけです。
     そうすると、SPCと、和泊町新庁舎建設事業を行うための会社ということで新しく設立されるわけですけれども、これを通して発注されれば、島内業者はその下請と、そして孫請と、そういうことになると、本当に利益が出てくるのかどうか、その辺のところ、どうなのか、ちょっと教えてください。
     それとまた、協力企業ということで島内業者が1社あるようですけれども、これはSPCには入っていくのかどうか、その辺のところをお尋ねしておきます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     SPC、特別目的会社を通して契約をするわけでございますので、その特別目的会社が町内の業者あるいは島内の業者と協力して事業を進めていくわけでございますけれども、その利益については、また特別目的会社と請負の業者との契約になるかと思われますので、その利潤というのは、私どもほうでは推測できないところでございます。
     また、島内、町内の協力企業は、当然SPCの中に含まれております。
    ○6番(前 利悦君)
     そういうことであるから、島内の業者も分離発注ということの陳情要求があったと思うんですけれども、島内業者にとって、本当に進んでやっていけるかなと、そういう思いがしたもんですから、ちょっと質問しました。
     それで、ここに県内24町村の予算比較ということで、工事請負費というのがあります。和泊町を見てみますと、今年度は1億5,020万2,000円、これは24市町村でも最低です。隣の知名町が1億9,789万8,000円、それから与論町が6億856万8,000円、こういうふうになって、本当に和泊町の業者がもう大変な状況にあると。そういう中で、建設関係では縮小しているところもあるようですけれども、これを昨年、16年度と比較してみると、昨年は、和泊町は4億8,632万2,000円と、それから知名町が12億5,777万2,000円と、与論町も12億9,000万、極端に和泊町はこういう低い状況があるわけですけれども、そういう中で、島内業者が新庁舎を中で本当にしていけるかどうか、その辺がちょっと気になるものですから、ぜひその辺のところもまた考えて、それについてどう思いますか、お願いします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     本町の普通建設事業等の請負額が低いということでございますけれども、本町におきましては、これまで学校建設、それから社会福祉施設、防災拠点施設、タラソ施設等、既にインフラ整備はかなり終了しておりますので、今は他市町村に比べて低い状況があるかもしれませんけれども、本町の計画においても、住民が要望するところ、それから緊急性の高い事業につきましては、毎年度、起債額で5億円程度を予想しながら、今、事業を進めているわけでございまして、それプラス、今回、庁舎建設ということでございますので、議員がおっしゃいました極端に低いということではないと認識しているところでございます。
    ○6番(前 利悦君)
     その辺の状況は理解できました。和泊町はいろいろやってきて、そのような状況はあると思うんですけれども、そういう状況で建設関係がちょっと厳しいんじゃないか、そういう思いがあったものですから質問しました。
     それでは、この前、町民への情報提供については3月の区長会で資料が配られたんですけれども、その後、4月、仮契約、議会議決、契約、そういう状況になっておったんですけれども、その辺の今後の町民への広報というんですか、その辺はどういうふうになっていくんですか、お願いします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     これまでも、先ほど町長が答弁しましたとおり、サンサンテレビ、ホームページ、それから区長会通して進捗状況等について広報・周知をしてまいりましたけれども、今議会において契約議案等を提案の予定でございまして、そういう事業費、それから大まかな配置、面積もほぼ決定してまいりましたので、そういう状況も踏まえて、今月の区長会において、現在の状況と今後のスケジュール等については説明する予定としております。
    ○6番(前 利悦君)
     町民への広報ということで、議会へ説明会、それから町の説明会、いろいろそういうのがありましたので、ぜひ町民にはその辺の状況をその都度、その節目節目にという町長の前の答弁がありましたので、その辺のところは町民に広報をぜひしてほしいと思います。
     それでは、2番目の町政についてですけれども、4期目の立候補ということで、ぜひ頑張っていただきたいと思うんですけれども、そういうことで、4年ですから、ちょっと先のことを言いますけれども、10年先、そして20年先の、先ほど人口推移の話等もありましたけれども、それを見据えて、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんです。
     先ほど、調べてみたところでは、現在の人口が6,635人ということでした。それで、50年代、当時1万1,000人、これが半分近くぐらいに減ってきていると。そして、ことし、ちょっと気になるのは、ことし1月から亡くなられた人たちというのを聞いてみたら、多いなと思いながら、62人亡くなってきていると。そいうことで、現在の人口が6,635人ということで、本当に少なくなったなというふうに思っています。
     平成52年、これから約20年ちょっとぐらいのことになりますけれども、人口問題研究所では4,865人と推定しています。先ほど、町長の答弁では6,000人程度に何とかとどめたいということです。
     それで、私、別の観点から、沖高の生徒がどれぐらい減ってきたかというのを調べてみました。平成9年、今からちょうど20年前ですけれども、生徒が539人おったようです。10年後の19年が345人と、この差額は194人です。10年間の間に、沖高の生徒が200人足らず減ってきていると。29年の現在では261名と、9年に比べると278名が減ってきている。そう考えると、また沖高は、今の中学2年生が極端に生徒数が少ないですけれども、そのときは1クラスになるような、そういう気配ですけれども、その辺のところで、先ほど答弁ありましたけれども、もう一度、その辺の対策をどう考えていらっしゃるのか、お願いしたいと思います。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     お答えいたします。
     町長のほうからも答弁ありましたけれども、市といたしましては、総合戦略に基づいて、現在、その人口を何とか維持しようという形で進めているところなんですけれども、まず喫緊の平成27年度の合計特殊出生率というのが2.77と、かなり出生率は高うございます。これは、社人研のほうからの推測の中でも2.33から2.44に推移するという町長の答弁がありましたとおり、非常に出生率が高いということであります。あと、お亡くなりになる方についても、大体110名前後でここ10年間は推移しております。
     そのようなことから換算いたしまして、わどまり未来予想図プロジェクトという事業を起こしまして、まず、しごとづくり、そしてひとの流れ、結婚・子育て・出産、そしてまちづくりと現在進めているところなんですけれども、27年度に主に実施しましたのが6次産業化の推進ということで、仕事づくりを目的に、農産物の加工機を導入して、農産物加工品の施策に取り組んでいるところです。それからあとは、人の流れを呼び込むために、観光拠点を目的とした旅行者へのアンケート調査とか、あるいは沖永良部の知名度を上げるために人口交流の増加を図るとか、機体へのラッピング、それから機内誌によるPRなどを実施しております。
     さらに、28年度におきましては、これもまた人の流れを呼び込むということで、観福連携を主体とした着地型観光プログラムの商品化、ヘルシーツーリズムということで計画をしております。
     そのほか、あとまた具体的には、本格的にまちの中に、副町長と一緒になりまして、総合戦略のわどまり未来予想図プロジェクトというのを立ち上げて、さらに具体的にこれから進めていくというような、現在、計画をしているところであります。
    ○6番(前 利悦君)
     それでは次に、若者が安心して就農できる農業のまちということですけれども、和泊町は農業立島の島ですから、どうしても農業を推進していかないといけないと思うんですけれども、先ほど経済課長の答弁の中で、24年から青年給付金が出ていると、そういうことで14名がそれを受けていると、そういう話がありましたけれども、これ、ちょっと聞いたところでは、かなりハードルが高くて、しようとしたんだけれども、できなかったということを聞きましたもんですから、その辺のところはどうでしょうか。毎年、何人ぐらい希望して、そのうちの何人ぐらいがそこを受けることができたとか、その辺の状況があれば教えてください。
    ○経済課長(武 吉治君)
     お答えいたします。
     就農されたのは16名でございます。
     そこで、私もその中身について調べたところ、Uターンが15名、そしてIターンが1名ということで、Uターンの中で、また非農家が1名で、孫であった、いわばじいさん、ばあさんの土地を借りてやっている方が1名ということです。
     ハードルが高いというご質問でございますが、それについては要綱に従って行っております。45歳以下でないといけないとか、農業に意欲を持って計画を出してという形をとっておりまして、年に2回、また就農されて給付をされている方の計画についてヒアリングも受けておりまして、それに沿った農業をやっているかというチェックも行っております。
    ○6番(前 利悦君)
     非農家が1名ですね。それから、Iターンも1名、こういう人たちまで利用できるということであれば、農業していけば、それは受けられるかなと思いがしましたけれども、私、平成15年には沖高におったもんで、そのときの卒業生が62名ほど、今、島に帰ってきています。同級生です。平成15年卒です。どこかで働いて、子供がいると思うんですけれども、そういう人たちが農業していくだろうと思うんですけれども、そういう人たちが、これは両町含めてですけれども、就農できるような、そういう何かまた使えるものがあれば、そういうのをまた取り入れて、ぜひふやしていければいいかなと、そういうふうに思います。そういうことで、ぜひまた考えていただきたいと思います。
     それから、両町の合併のことでちょっと問題提起しましたけれども、非常に減っていく中で、その時点で町長は考えるということですけれども、余り先送りしないで、ぜひ考えていくべきではないかと思いますので、そういうことで検討していただきたいと思います。
     次に、循環型エコの町づくりということで、これは町長の施政方針の中からちょっと見たんですけれども、緑の再生、花の植栽、生活環境の保全対策を推進していると、そういうことですけれども、どうしても今、沖永良部島を見てみますと、もう松の木は全滅、そして川にはもう水がなくなっていると。私の、その小川にガラドワヒージョというところがあるんですけれども、昔はそこでタナガなんかをとりに行きよったんですけれども、水がいっぱいあって、道の下をくぐっているもんですから、もうそこは底なし沼だと。とにかく底がないわけです。それぐらい水があったんですけれども、ほとんどもう水がなくなっていると。
     それから、沖高も、行っているときは、武道館の横の川、そこで浴びたり、そういう水がいっぱいあったんですけれども、今最近、行って見てはないんですけれども、もう恐らくは水がないんじゃないかなと、そういうふうに思うんですが、本当にこれで沖永良部、大丈夫かなと、そういう思いがしているんです。
     今、いろいろ赤土の問題とか、山・川・海を豊かにと、そういうのがありましたけれども、今、本当にこれを私たちが考えていかないと、沖永良部は先々大変なことになっていきやしないかと、そういう思いはしていますけれども、本当に松の枯れたのも、水が何か少なくなって、そして木が弱ってきて、そこに病気とか虫とか、大体人間もそうだと、健康がちょっと弱くなって、そこに病気がかかってくる、自分はそう思っているものですから、そういうことじゃないかなと思ったりして、ただ松くい虫が入ったから、それで枯れたと、そういうことじゃなくて、その辺についてはどういうお考えでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     松くい虫の防除につきましては、以前は航空防除という形で、全町、全島を挙げて航空防除しておったんですけれども、なかなか薬剤散布というのが非常に厳しくなりましたために現在に至っております。
     現在、松くい虫伐倒につきましては、経済課のほうの事業で実施しておりまして、シルバー人材センターに委託をしております。昨年も、210万ほどの事業費で伐倒作業をしておりますけれども、非常に道路に近い危険なところを中心に、現在、実施しております。
     大体、見てわかっていると思うんですけれども、腐食した松の下から新たに広葉樹の、特にイジュの木が多かったなと思うんですけれども、既にもう再生をしてきております。もうあと10年もすれば、かなり豊かな森になるのではないかなと期待をしております。これはもう、自然の再生という形の中で、そういう方向性に出てきているのかなと思っております。
    ○6番(前 利悦君)
     そういう話を聞いて、ちょっと救われるかなと、そういう思いがしました。
     先日、何日ぐらい前でしたか、トカラの宝島がテレビに出ました。そしたら、それを見ている若い女性だったんですけれども、自分のこれから住む島を見つけたということでありましたけれども、本当に自然が豊かで、何かマショというところがあると。どんなところかなと思って見ていましたら、宝島じゃなくて、その隣の小宝島に船で行くんですけれども、そこにマショというと、小さい岩を掘って温泉が出ているところでした。何かなと思ったら、これはマシュですね、海水のことを島のマシュ、そこをマショと言っているみたいでした。すごくきれいなそういうところだったんですけれども、やっぱり自然の大事さというんですかね、そういうのを感じたものですから。
     それと、先日、口之島にちょっと行ってきたんですけれども、そこはもう松もまだ全然大丈夫なんですね。自然がもうそのまま、緑が残っている。だから、そういうのを見たときに、ふと自然を大切にしていかないといかんやないかなと、そういう思いがしましたので、それを聞いて安心したというんですか、ぜひそういう形で山・川・海、これをやっぱり私たちは大事にしていかないと、しっぺ返しが私たちに来るんじゃないかと、子や孫の時代に来るんじゃないかと、そういう心配をしましたので、そういう質問をしました。
     それでは次に、地域の教育力向上ということで、私は鹿児島県教員をしてはいたんですけれども、大体人にも言うんですけれども、まだこういう地域に教育力が残っているのは沖永良部、大島郡でもあると思うんですけれども、沖永良部だと。そして、鹿児島県内の中では、被差別部落に行きましたので、そこはもう子供たちのことを、ちょっと何かあると保護者が行って学校に聞きに行くと、すごく子供たちを大事にしている、そういうところがありました。
     その地域の教育力、先ほどいろいろ和泊町、特色のある教育ということを言われましたけれども、私がちょっと聞きたかったのは、この前、和泊小学校が地域・保護者と語る会というのをやりましたけれども、そこで自分たちの字の小学生、その子たちがほとんどわからないと、今。私も、区長もしていましたけれども、そういう状況があります。昔は、もうみんなわかっていたのがあると思うんですけれども、そういうことで、和の長寿会に提案して、そして子供たちと触れ合う会を何とかできないかという提案がありましたけれども、そういう形で地域の教育力を高めていくというんですか、そういうことを和字がどうしていくか、そういうことをひとつまたこれから、ほかの字でもできればそういうふうにしてほしいなというふうに思いました。これは、要望という形で出しておきます。
     それから、町の未収金ですけれども、先ほど町長の答弁では、固定資産税、それから農地費分担金とか、その辺が少なくなって、ちょっと詳しい数字は、1億8,900万と、1年前に1億9,196万5,000円、それに対して約200万円ぐらいですか、減っているんですけれども、その中で、このふえたもの、例えば一番多かったのが健康保険税だったと思って、5,200万ぐらいあったと思っているんですけれども、国民健康保険が5,298万3,000円、それから次に固定資産税が4,900万余り、それから農地費分担金が2,900万、そして水道使用量が2,000万と、固定資産税は、それから農地費分担金は減っているんですけれども、健康保険はどうなっているのか、その辺をちょっと教えてください。
    ○税務課長(東 茂久君)
     国民健康保険税、昨年度5,298万2,856円、今年度未収金が5,246万5,986円で、微減の51万6,670円減額となっております。
    ○6番(前 利悦君)
     水道料金も、かなり未収金があったと思うんで、その辺はどうですか。増減はどうでしょうか。
    ○生活環境課長(和田清良君)
     お答えします。
     今回の町長答弁の中には、水道料金が増があったというようなことで答弁がありましたけれども、これは27年度、28年度の調査では27年度の未収金ということで、3月31日時点の未収金の料金を上げてございます。
     そのときの料金が、水道料金で2,087万7,711円という数字であったんですけれども、今回の調査では5月31日時点ということで、2カ月分多い金額になっているということで増が出たということです。1カ月、1,600万ぐらい調定額がございますので、その分でふえてございます。
     未収金に対しては、現在のところ、水道も下水道も減額がされておるということでございます。
    ○6番(前 利悦君)
     どちらにしても、税収何とかプロジェクト推進会議というのがあるようでしたので、ぜひそこで検討して、この前、研修を受けたときに、霧島市のほうでは、ここで対応するというんじゃなくて、みんなでこうしているんだという、そういう説明があって、なるほどそうだなという思いがあったものですから、1人で対応するんではなくて、みんなでやっているんだと、そういう意識の中で、孤立をしない、そういう形でぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
     そこで、未収金がある中で、そしてまた人口も減る中で、税金が上りはしないかという、そういう心配をする人があるもんですから、庁舎建設でもたくさんのお金を使う、自主財源が少なくなってそういうことはならないのかという質問をちょっと受けたんで、その辺について、町長、どういうふうに考えていらっしゃるんですか。
    ○町長(伊地知実利君)
     町が行っている事業につきましては、有利な補助事業の導入とか、いろんなことを考えながら事業導入をしているわけですが、今回いろいろ、町民の中から、庁舎をつくることによって、いろんなサービスが低下するんじゃないかというような心配もあるかもしれませんが、当然町の一般財源の確保というのは、税収、負担金、分担金の徴収が大きな財源になるわけでございますので、これにつきましては、職員がそれぞれの担当課の事務事業について取り組んで、徴収努力をしているところでございます。
     ただ、税金がこのことによって上がると、また特別な税金を制定するというようなことは全く考えていないところでございます。
    ○6番(前 利悦君)
     ぜひ、そういうふうにならぬようにお願いしたいと思います。
     では、教育行政についてちょっと質問したいと思います。
     学力は低いと申し上げましたけれども、何かそういう自分のなりの意識があってそういうふうに申し上げたんですけれども、特に低いという状況でないということでしたけれども、先ほど教育長の答弁で、子供たちの学習時間が少ない、それから意欲が低下と、そして指導力という、そういう話がありましたけれども、自分で学力というのは、やっぱり高学年になっていくに従って、なかなか勉強という、本当に好きだという子供はいないと思うんですけれども、友だちがしている状況を見ながら、ああ、自分はこれだったらやろうと、そういうのも必要だと思うんです。
     その中で、小中連携ということがありましたけれども、小中連携はもちろんですけれども、また中学校同士の連携も指導して、それを両町、そういう計画はないかどうかですが、その辺のところはどう考えているのか。
     それともう1点は、今度は県の助成で部活関係、そういうものに対しては旅費の助成があるという、それがありましたけれども、それは文化面では、向こうに行って勉強するとかそういうことに対しての助成というのは、そういうのはできないかどうか、その辺、2点についてお尋ねしたいと思います。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     学習面での連携については、先ほど答弁もしましたけれども、沖永良部高校中心に、小中学校のそれぞれの教科の先生方が中心になって、学力向上を目標に島内の実力テストを実施して、その結果をそれぞれの中学校に配布して、子供たちの学習意欲向上に努めています。
     それから、4つの中学校が連携をして学習というようなことは、今のところ考えていません。ただ、和泊町においては、今、3年前から4校合同学習会というのを実施しております。和泊小学校に国頭、内城、大城の生徒が来て、一緒に勉強するというのを今実施しています。この成果がだんだんあらわれていますので、今度は中学校にもそういうのをして、和泊中学校で城ケ丘中学校の生徒が勉強するとか、そういうようなことも考えていきたいなと考えているところであります。
     それから2点目の点ですけれども、県が部活動に、文化活動に補助しているのは、いろいろな大会についてでありますね。向こうに文化的に勉強しに行くためとか、スポーツの勉強をしに行くためとか、そういうような補助はありません。中体連とかいう公式の団体が実施するスポーツにおいては、その運賃の一部を補助するという制度がありますけれども、その他の大会とかいうようなものについては補助はありません。
    ○6番(前 利悦君)
     はい、わかりました。
     その子供たちの意欲を高めるということで、ここには、島キャン生というのが来ますよね。何をやっているか、ちょっと掌握はしていないんですけれども、そういう人たちがそういう勉強を教える、何かそういう講義とかそういうのはできないか、その辺のところはどうでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     島キャンについては、私どものほうで実施しておりますので、お答えをしたいと思います。
     実は、過去に1回ほど、中学生を対象にして島キャン生を入れて、それで夏に勉強した経緯があります。それとあとは、島キャン生が沖高に出向いて、そして勉強を教えるという形もあったんですけれども、どのような形で自分が勉強してきたかという部分を教えたということで、非常によかったというような話もありましたけれども、なかなか現実と島キャン生とのそういった情報云々ができなかったために、現在は実施しておりませんが、過去には実施したことがあります。
    ○6番(前 利悦君)
     そういうふうに思ったのは、昨年、伊延にありますサランですか、あそこで何か子供たちを集めて勉強したと。そのときに鹿大生が来て勉強を教えたと、そういうことで大変喜ばれたという、何か報道見たような気がしたものですから。
     なかなか、先生が教えるといっても、教えられても、その場ではわかったような思いがするんだけれども、実際にまた次になるとみんな忘れてしまって、やっぱり自分で勉強して身についていくものと思いますので、友達同士で一生懸命やる、そしてまたそこから刺激を受ける、そういう形でそういうことを考えたんですけれども、ぜひ過去にそういうのがあれば、またそういう機会があれば、ぜひ考えていただきたいと思います。
     それから、字ごとの学習環境づくりということでしたけれども、これは先ほどの町長のお話ですけれども、それぞれ和泊では、元気!わどまりクラブ、内城ではうぶすな教室ですかね、国小では青雲塾を使った取り組みとか、国小では、月曜日、月一遍と言いましたかね、月曜日の6限は5、6年生だけで、あとほかの生徒たちは帰るものですから、その5、6年生に対して、全ての先生たちがここにこうして指導していくということで、学力も上がっていく、そういう話を聞いたものですから、ほかの学校でも取り組んでいると思いますので、ぜひそういう形で取り組んでいただきたいと思います。
     それから、給付型の奨学金についてですけれども、これは未来予想図プロジェクトの中に「高校・大学等卒業後に町内Uターンした後就職し、定住することを条件として奨学金の一部を減免する奨学金事業の導入に向けて検討します」という、目標値5人ということですけれども、昨年、長島町のほうに視察に行きまして、向こうは、ぶり奨学金というのを取り入れて、島に帰ってきた5年以内に、そういう子供たちに対応した奨学金を町が肩がわりするという、そういう話を聞いて、五十数名の利用があったと思うんですけれども、そういう形で和泊町も、財源がないんですけれども、どこか、向こうはブリでしたけれども、和泊町はサトウキビの収穫の中で幾らかと、あるいはまたほかの事業所物か、そういう形でできないかと。
     それと、同僚議員がありましたけれども、ふるさと納税ですか、まだ少ないですけれども、そういうのを活用して、島に子供たちを残すために取り組めないかという思いがしています。
     それと、人材養成支援事業の中で、産婦人科医・助産師ということで、3年返還を免除する、これも病院のほうでもそういうのはできると思うんですけれども、できるだけ島に帰ってくる子供たちに対して助成ができるように、そういうようなことをこれからぜひ考えていただきたいと思います。これは考えていただきたいということで。
     それから、もう最後の質問になりますけれども、和泊小の児童・生徒が信頼していた先生の不祥事ということがありました。先日の地域・保護者と語る会で校長がしっかり説明していただいたんですけれども、マスコミが押し寄せる中で、校長先生がきちっと子供たちに話をしたと、そしてそのときに泣く生徒もおったということで、やっぱり子供たちには動揺があったかなというふうに思っています。翌日、欠席した生徒が1人おったですかね、そういうことだったようですけれども、それに対して、町のほうでもカウンセラーを導入したりして対応がきちっとできたんじゃないかなというふうに思っています。
     その背景というふうに考えましたけれども、もうこの覚醒剤を教師がすることを、誰もこれはしてはいけないということはわかっていると思うんですけれども、その背景というんですか、やっぱり何かきついことがあったんかなと。新聞記事で見ましたら、いい気分になりたかったという、そういうふうなことを言っていたようですけれども、そこのところ、何で覚醒剤に依存したかということをやっぱり考えていかないと、それが解決に、そういうふうに向かっていかないかという、そういう思いがしたものですから、先生たちの状況が非常に厳しいと、そういう状況だと思います。
     だから、そこを和泊町何か、そういう先生たちの悩みを聞けるような、そういうのができないかなという、そういう思いで質問を出したんですけれども、その辺、教育長、個人のことだから、ちょっとわからないというさっきの答弁でしたけれども、それは個人ではわからないと思うんですけれども、だめだと思うけれども、そこのところをどうしていくか、そういう思いがあったものですから質問しましたので、お願いします。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     前議員のお話にもありましたとおり、今の学校の先生方は精神的に悩んでいる方々がたくさんいます。子供のことで、同僚のことで、保護者のことで、地域のことで心を悩めている職員はたくさんいます。そういう人たちの心のケアをしていかなければいけないということで、県教委もいろいろ、メンタルの調査をしたりして、そういうのに対応しているところです。
     私は、校長先生や教頭先生、また他の会合で常に話ししていることは、仕事は厳しく、職場は明るく、人生は楽しくという話をしています。やはり、子供に指導する先生方が、職場が楽しくなければ、また生活が明るくなければ、指導することはできません。そういうことで、いつもそういうことを指導していますけれども、今回は、和泊町の議会の協力を得て、和泊の先生方のメンタルの調査のための予算も計上していただいて、そういうことに幾らか対応できるのではないかなと思って、喜んでいるところであります。
    ○6番(前 利悦君)
     ぜひ、そういう形で、教育の町を宣言して、昭和55年から教育の町と、本当にそういうふうに思います。そこのところをぜひまた考えて、先生たちが本当にここで元気に仕事ができるようにということで、私、一つ、大阪にちょっと視察に行ったことがあります。
     そこは被差別部落を抱えている地域で、先生たちは、大体勤務時間が終ると、ほとんどの先生たちがそこに行くわけですね。そして、そこで保護者とかかわり、そして子供たちとかかわり、毎日大変な思いしながら、ほとんどもう行っています。その先生の言った言葉が印象的で残っているんですけれども、自分たちは、体のきつさは、そこに毎日通って行く、そういうきつさはあるんだけれども、精神的なきつさは一つもないという、そういうふうに言われたのを覚えておって、だから和泊町というのは先生たちを大事にするまちだと私は思っています。
     そういう先生たちを、どんどん親のところ、そして子供たちのところに足を運んで、そしてそこからまた子供たちを知り、そして指導していく、教育していくと、そうすることが楽になっていくんじゃないかと。学校ばっかりにおると、ただ教室の中では、ほとんど子供たちは見えてこないと思います。だから、最近ちょっと気になるのは、遅くまで学校に残っていて働く先生たち、先ほど勤務時間のことで質問がありましたけれども、そういうのが見られて、そういう質問だったと思うんですけれども、何かそういうのを和泊町ができていかないか、先生たちもどんどん、親たち、そして地域に、小学校で子供たち、そういったことでまた変わっていけるんではないかな、そういう思いがしたもんですから質問しましたので、ぜひ先生たちのそんな思い等も受けとめて、取り組んでいただきたいと思います。
     以上で私の質問を終わります。

第1日(5)

発言者

  • 喜井 和夫

発言内容

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  • ○議長(永野利則君)
     休憩前に引き続き会議を開きます。
     喜井和夫君の一般質問を許します。
    ○3番(喜井和夫君)
     皆さん、こんにちは。
     平成29年第2回定例会に3点ほど通告してありますので、順を追って質問いたします。
     1点目、花と緑のまちづくり事業について。
     この事業を活用して、年間を通して、県道和泊空港線の沿道等を花いっぱいにできないか。
     2点目、実験農場について。
     里芋の疫病発生は種子からと言われていますが、種子の疫病の進捗状況はどうなっているか。また、新たな品種導入の取り組みで、ソバの栽培についてどのように考えているか。
     3点目、ふるさと納税について。
     納税額の状況はどうなっているか。また、PR活動はどのようにしているか。
     以上で壇上からの質問を終わります。
    ○町長(伊地知実利君)
     喜井和夫議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
     まず、1点目でございます。
     花と緑のまちづくり活動につきましては、各字から選出された推進委員を初め各種団体の代表で構成された和泊町花と緑のまちづくり推進協議会を設置し、花と緑のまちづくり事業を推進してまいりましたが、花の島なのに花がないなどのご指摘を受けているところでございます。
     このようなことから、行政主導ではなく、地域の方々が主体性を持ったえらぶゆり地域活性化プランを策定し、一集落一景として集落に花苗を提供しており、後蘭字においては、年間を通して花を植栽し、本年度の沖永良部フラワーコンテストにおいて、団体の部の最優秀賞に輝いております。
     また、観光ゾーンとしては、花の植栽エリアを空港及び笠石海浜公園に設け、えらぶゆりを中心に花の植栽に取り組んでいるところでございます。
     そのほか、国頭字耳付池周辺やジョギング大会コース沿いに、集落やえらぶゆりサポーターの皆さんのご協力をいただき、花の植栽を実施しているところでございます。
     今後、フラワー都市交流の総会が本町で開催予定となっており、多くの関係者が来島されます。島の玄関口である空港から和泊市街地までの県道沿いを中心に、多くのえらぶゆりサポーターを募り、花木やユリなどの植栽を実施していきたいと計画しておりますので、町民の皆さまのご協力をお願いしたいと考えているところでございます。
     2点目でございます。
     里芋の親芋の副芽を利用した優良苗増殖試験については、4月から6月初旬にかけて予備試験を実施しました。その結果を踏まえて、8月以降から行う本試験において、増殖率や苗の生産性の調査を実施し、その技術の有効性を検討することとしております。
     ソバの栽培については、宮古島においてのサトウキビ収穫後の圃場にソバ生産が行われている実績について報告を受けておりますが、現状では町内に栽培に取り組む法人や生産農家はおりません。
     ソバの栽培を行うに当たっては、反収が不安定である、検査機関がない、専用の収穫機械や乾燥機械が高価であるなどの問題もあるようですが、緑肥プラス付加価値産物としてサトウキビ栽培後の土地利用型栽培作物として位置づけることは可能だと思いますが、営農品目としては、現時点では難しいのではないかと考えているところでございます。
     3点目のふるさと納税についてですが、さきに松村議員にもお答えしてありますので重複すると思いますが、ふるさと納税の納税額の状況についてですが、平成28年度は、寄附件数が前年度比4.4倍の409件、寄附額が前年度比1.4倍の約1,520万円となっております。
     今年度につきましては、5月末現在、寄附件数が170件、寄附金額が約370万円となっております。
     また、PR活動につきましては、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」やJTB「ふるぽ」をもとにしながら、ホームページや謝礼品のカタログなどで周知を行っているところであります。
     今後も、フェイスブックなどの効果的な活用や沖洲会を初めとする郷土出身者や、これまでに寄附をいただいた方々へのカタログ送付なども随時実施していきたいと考えているところでございます。
     また、島内においても、引き続き、空港、港、観光協会、主要ホテルなどヘPRの協力をお願いしていきたいと考えております。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次からの質問につきましては自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○3番(喜井和夫君)
     花いっぱい運動は、経済建設委員で宮古島に行った際、空港にはブーゲンビリアが本当に咲き乱れて、そして空港から市内まで行く間、プランターに花が植えられ、そしてそれが並べてある状態で、本当にこの島は、花のイメージで来たわけではないんですけれども、やっぱりそれがとても印象的で、農業を勉強しに来たわけなんですけれども、本当にそうして空港から市内まで、また市内の中でも交差点にはやっぱりプランターに花が飾られている状態で、すごく印象的でした。
     そして、その花はどこでつくっているかということで聞いたところ、障害者施設、そこで栽培しているということを聞いて、ああ、そうであれば、我が和泊町にも、さねんというすばらしい施設があり、そしてその皆さんにぜひつくってほしいなという思いからこの提案をしたんですけれども、課長、どうお考えでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     花苗の提供については、以前にも障害者のさねんのほうで実施をしていたことがございます。花苗に限らず、花木とか、あるいは現在は野菜の苗とか、結構いろいろ実施しておりますけれども、一番理想なのは、向こうがつくって提供いただくという形であれば、非常に我々としても花苗は地元で調達できますので、安価で対応ができるかと思います。ぜひ、そういった方向性ができれば、実施していきたいなと思っております。
    ○3番(喜井和夫君)
     そうですね、さねんの皆さんは、町民に野菜の苗を提供したり、また花の苗もつくっている状況です。そして、それを今度はプランターに植えて、それを飾ると。そうであれば、いろんなイベントがあったときに、花がないとか、そういうことを言われなくても済むと思うんですよね。
     商工会の主催の第1回のえらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会、島外から26チーム、参加者400人余りのイベントが開催されましたけれども、その交流会の席で、名護市から参加した参加者の挨拶の中で、えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会ということでありましたけれども、一つもユリの花は見えなかったと。私は、別にユリの花は見えなくてもいいと思います。ユリの花は笠石公園に行ってくださいと。笠石公園できれいに咲かせてありますから。でも、花がないということは、本当に花の島で、グラウンドゴルフをしに来た人が、ああ、何もなかったと言うたらやっぱり寂しいですよ。
     そのときに、障害者の皆さんがつくったプランターの花をそこの場所に置くだけで、そのようなことは言われないと思います。そのときに、課長も町長も同席しておりましたけれども、そのときの思いはどうでしたか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     私も、車の運転をしたり、あるいは宴席の場所で親しく交流をさせていただきましたけれども、直接花がないとかいうようなことは聞いておりません。
     ただ、やはり受け入れとしては、おっしゃるとおり、宮古島などは特にトライアスロンなどが行われた直後だったと聞いておりますので、そういったような対応はやっぱりすべきなのかなと思っております。
    ○3番(喜井和夫君)
     ぜひ、私は、障害者の皆さんに、花の苗じゃなくて、花、プランター植えの、そういうのをぜひしてほしいと思います。
     今、1日に障害者の皆さんが日当で幾らぐらいもらっているか、ご存じでしょうか。1日、やっぱり700円ぐらいだそうです。本当に、ちょうど宮古島にいたときも障害者の施設を見てまいりましたけれども、やっぱりお金がもらえるというと、あのにこやかな障害者の顔を見ると、本当に自分たちまでうれしくなるような状態でございました。少しでも障害者の皆さんの笑った顔を見たいと思いますので、ぜひそれだけは実現させてほしいと思っております。
     先ほど、町長のほうから、各集落でということで、本当に国頭字からミンジチため池のところ、やっていないところは喜美留字と思っております。それで、私たちもヒマワリを咲かそうということで、有志を募って、笠石入り口から喜美留公民館まで、国頭は向かって左側、太陽が東から上りますので、道を県道から見えるようにということで植栽をしております。本当に、今の沿道の中はそれで私はいいと思います。
     ただ、町の中、港の入り口、空港の前、それだけはぜひしてほしいなというのが思いです。県道沿いになると、どうしても草が生えたり大変ですので、またプランター等を置いたりしても、通行、子供たちが自転車で通ったりしますので危険でございますので、それは港の入り口とか空港のところとか、そういうところにできればいいんじゃないかなと思っております。
     ぜひ、花づくりを障害者の皆さんにしてもらえるようお願いしたいと思います。
     続きまして、里芋の疫病について質問させていただきます。
     ことしは、疫病の発生したという情報を聞きませんけれども、経済課長、どうでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     疫病発生については、昨年、非常に発生したんですが、ことしについては、全くゼロということではございませんが、状況としては、雨が少なかったということも含めて、葉に斑点ができている状況ということを聞いております。また、疫病が発生して、新しい農薬をまいた場合、14日間、いえば2週間以内は掘ったらいけないということもございますので、早目の収穫を促しておりまして、農協のほうに聞きましたところ、6月の状況としては、量がかなり多いということを聞いております。
    ○3番(喜井和夫君)
     まだ、実際には、種子としては、植えつけのほうはなされていないんですか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     町長からの回答があったとおり、種子の試験、量的には少ない試験は行っておりまして、副芽試験と申し上げまして、脇芽をとって小さなプランターに植えるという形をとってございます。先ほどの回答の中でもありましたが、疫病が種場産地においても、いえば宮崎や鹿児島、横川のほうで発生した場合に、すぐに対応ができるということで、その試験を重ねております。
    ○3番(喜井和夫君)
     実験農場で、それが生産者への種子としての営業ができるほどの栽培は可能でしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     現状において1年目ですので、あくまでも農場内で試験を行いまして、そのやり方を農家のほうに指導していくような形をJAのほう、そして技連会野菜部会の中で行っていくということを聞いております。
    ○3番(喜井和夫君)
     本当に、急に里芋の生産者が減って、せっかく永良部産の里芋のブランドで販売しているのがまた減るとなると、やっぱり里芋もまた一つの商品として消えていくんじゃないかなというのが心配でなりませんので、できればここで生産ができれば、農協と連携しながら、種子を購入というようにしたいなというのを思っておりますので、さらなる努力で病気の出ないような種ができればなというふうに考えている次第です。
     続いて、ソバについてですけれども、本当に実験農場のほうでは、新しい品種というか、ソリダゴが導入された以降、定着した作物がないなということで、この前、経済建設委員でソバの工場を見に行ってきましたけれども、本当にサトウキビの後で、そしてちょうど3カ月で収穫できるということで、サトウキビの窒素分をとるためにというのが初めの目的だったらしいですけれども、それが今では栽培して出荷しているということであります。
     日本では、秋しかソバがとれないということで、ちょうど今から、春にとれたのが夏のざるそばには一番いいんですよね、新しいので。そういうことを考えると、幾らでもまだ需要はあるんじゃないかなと思っているんですけれども、ぜひ永良部でつくれるんであれば、つくってほしいなというのが思いです。
     信州の業者は、今、南半球、オーストラリアで、日本と気候が逆なもんですから、オーストラリアでつくらせているという報道をテレビで見たことがありますけれども、やっぱり永良部、宮古、そして春の収穫というので、できれば生産者を募って、意欲のある生産者と相談しながらつくったらどうかなと考えておりますけれども、課長、その点はどうでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     私も、実際同行いたしまして、ソバの栽培については、サトウキビ刈り取り後の作物だなということは認識しております。
     ただ、先ほど町長からの回答をしていただきましたが、反収が非常に不安定であるということと、検査機関が実際奄美群島にはないということで、調べてみましたところ、離島では種子島にだけ、JAと種子島がやっているそうであります。
     あと、見ていただいた方もいらっしゃいますが、専用のコンバイン、収穫機が非常に高いということと、乾燥も必要であるということで、かなりステップ、いえば今後導入に向けての検討課題も山積されているように感じております。
     ただ、サトウキビ終わった後、どうしても株を収穫した後にある程度あきの時間がございます。そこで、カバークロップ、緑肥栽培みたいな形での収益がかなり望まれるということを聞きまして、今後また、ほかの機関との検討を重ねて、すぐにでき得るような気がしないので、そういったことを検討だけはさせていただきたいと思います。
    ○3番(喜井和夫君)
     ぜひ、やっぱり意欲のある農家の皆様を募って、研修を積みながら、モデル地区というか、そういう感じでして、新しい作物の導入を考えていく時期に来ているんじゃないかなと思っておりますので、ご検討のほどもよろしくお願いしたいと思います。
     続きまして、ふるさと納税についてですけれども、先ほど同僚議員のほうからいろいろと聞いたもんですから、私のほうからは聞くほどのものがないんですよね。
     昨年、鹿児島県では134億、前年度の1.8倍、和泊町が1.4倍でしたかね。ということで、本当にふるさと納税の収入はなくてはならない財源だということを思っている次第です。
     現在では、返礼品は何種類ぐらいありますか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在、返礼品につきましては、28の事業者から102種類の返礼品を準備して、取り組んでいるところでございます。
    ○3番(喜井和夫君)
     先ほど、100余りのということでびっくりしている次第でございます。ことしになってからも170件と、170件、370万円と、すごい納税が来ているなと感心しております。
     これは、他市町村のが新聞に載っておったんですけれども、ふるさと納税が急増、4月1日から1カ月の申し込み件数が572件、金額で855万円、これは龍郷町ですけれども、これは前年度までネットでしていなかったのに、ネットに登録してからそれだけふえているということで、龍郷町の皆様もびっくりしているんじゃないかなと思っています。本当に大事な財源でございますので、頑張ってほしいと思っています。
     一つだけ、自分の提案として、永良部で何か返礼品で返せるかと思って考えて、農業では花、そしてジャガイモというようなのがありますけれども、それを例えば全国の花屋さんにPRして、30%ですか、返礼で返されるのが、例えば10万円分の注文が来たら、花屋さんに花き専門の業者さんから直接それだけのものを送ると。そうなると、花屋さんは、それでまた商売ができるというような流れでいくのも、また一つの大きな金額を得るためにはいいんじゃないかな。また、ジャガイモの場合は農協さんと八百屋さんに連絡して、八百屋さんに10箱のジャガイモを送るというふうにして、個々個々じゃなく、今からそういう点にも考えたらどうかなと思っておりますが、課長、どうでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     現在も、JA、それから花屋さんともいろいろ協議をしながら返礼品について進めておりますので、今後もそういったところは、花、それからマンゴー等の果物、あと野菜物とか、その季節季節に合ったものを送付するのが一番いいのかということも思っておりますので、そういうところも、今後、事業者と協議をしながら進めてまいりたいと思います。
    ○3番(喜井和夫君)
     これで私の一般質問を終わります。

第2日

発言者

  • 東 弘明

発言内容

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  • 平成29年6月14日(水曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第2号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 一般質問
            ・東 弘明議員
            ・川畑宏一議員






     ○散会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
        9番  和   正 巳 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 田原義仁君 書記 芋高洋一君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 皆吉泰智君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 川畑裕一君 生活環境課長 和田清良君
    税務課長 東 茂久君 教育委員会
    教育長 逆瀬川勝久君
    町民支援課長 高田清蔵君 教育委員会
    事務局長 美野忠徳君
    保健福祉課長 瀬川光雄君 農業委員会
    事務局長 東 敏仁君
    経済課長 武 吉治君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、桂弘一君及び川畑宏一君を指名します。

    △ 日程第2 一般質問
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、一般質問を行います。
     東弘明君の一般質問を許します。
    ○5番(東 弘明君)
     おはようございます。
     公明党の東でございます。平成29年第2回定例会において一般質問を4点通告してございますので、順を追って質問いたします。
     1点目、町長の4期目に向けての施政方針について。
     財政問題、地域産業、観光等重点施策はどのように考えているのかという点と、4期目目指して、町民とのマニフェストを作成して、町民に公約を講じていただけないでしょうか。
     大きい2点目、実験農場について。
     先般も質問させていただいたんですけれども、①サトイモの疫病対策がどうなっているのか。
     ②ニンニクは、栽培面積が本町でふえてきている状況にありますが、種の管理が難しい作物であるので、農家の負担等を考慮して、実験農場で種を栽培したり、全国の産地から種芋を導入して提供することができないのか、2点を質問します。
     大きい3点、認知症対策として成年後見制度について。
     国の政策として成年後見制度の利用促進法が施行されているが、本町は成年後見制度の推進について、どのように取り組んでいるのか。
     大きい4点、カラス対策について。
     カラスが、ごみ等環境問題でなく、畜産関係にまで波及しているが、今後どのような対策を講じていくのかを質問してまいりますので、お願いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     東弘明議員の一般質問に順を追ってお答えいたします。
     4期目に向けての施政方針とのことでありますが、6月25日の町長選挙において、町民の皆様方の負託を受けることができましたなら4期目が始まることでありますので、この場では現時点での考えを述べたいと思います。
     本町の主要施策である活力ある産業の振興、教育文化の振興と心豊かな人づくり、社会福祉と保健医療の充実、交通基盤等生活環境の整備に重点的に取り組み、町民の満足を実現する、町民が主役の公正・公平なまちづくりを基本に、各種事業計画の確実な実現と本町が抱える課題の具現化を図り、町民の力が輝く和泊町建設を目指して、一つ、基幹産業である農業を初め、漁業、商工業、観光業が元気なまちづくり、一つ、子供から高齢者まで全ての町民が光り輝き、健康で安心・安全なまちづくり、一つ、学校教育・社会教育の充実と文化芸術の振興を図り、心豊かなまちづくり、一つ、自然豊かな潤いのある環境で、誰もが住んでよかったと思い、住んでみたいと思うまちづくり、一つ、自助・共助・公助の理念で地域住民が支え合う共生・協働のまちづくり、一つ、健全で効率的な行財政運営と透明性のある行政の推進、以上6点を町政推進の柱として全力で行政運営に当たり、町民が躍動するまちづくりに努めてまいる所存でございます。
     町長選挙において、町民の皆様方の負託を受けることができましたなら、次回の第3回議会定例会において所信表明を述べさせていただきたいと思っております。
     2点目の実験農場についてですが、実験農場では、里芋の疫病対策として、石灰窒素による残渣の腐熟促進試験と親芋の副芽を利用した優良苗増殖試験を計画しております。
     2点目、ニンニクの種供給につきましては、実験農場において、平成18年度から和泊農協選抜種という系統品種の試作及び種球の増殖を開始し、平成20年度から本町園芸振興会へ供給を行い、品目の普及に努めてきたところであります。
     栽培面積及び生産者がふえておりますので、今後とも優良種球の増殖を行い、新規の生産者を中心に供給を行っていきたいと考えております。
     大きな3点目でございます。
     成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分な方々の財産管理や契約の締結など、本人を保護・支援する制度でございます。
     制度利用に当たっては、本人、配偶者、四親等内の親族などが家庭裁判所へ申し立てを行う必要がありますが、申し立てを行う者がいない場合は、町長による審判請求も可能となっております。
     本町では、認知症などにより後見人が必要と判断し、かつ申し立てを行う者がいない事案について、平成26年に2件、平成28年に1件、町長による審判請求を行っております。
     成年後見制度の利用につきましては、成年後見制度の利用の促進に関する法律に基づき、国において成年後見制度利用促進基本計画が策定され、計画の中で権利擁護支援の地域連携ネットワークづくりが位置づけられております。
     本町といたしましては、地域支え合い活動などの地域住民による見守りや、地域包括支援センターにおける認知症総合支援事業を初め、和泊町社会福祉協議会の福祉サービス利用支援事業との連携により、対象者の把握や制度利用の促進に取り組んでいるところでありますが、今後とも認知症などにより権利擁護が必要な人の発見及び成年後見制度の周知、啓発に努めてまいります。
     4点目のカラス対策につきましては、現在、5基の捕獲箱を設置して捕獲を行っておりますが、設置場所により捕獲数に大きな差があります。今年度は、移動式の捕獲箱を2基導入して捕獲状況調査を行い、捕獲場所などを検討していきたいと思っております。
     畜産農家への被害状況の聞き取りでは、牛舎内の飼料を食べたり、牛をつつくなどして傷つけることもあるとのことでございます。
     カラス駆除は、畜産関係のみならず、島全体の問題でありますので、ことし3月に設立した沖永良部島鳥獣被害防止対策広域連絡協議会と連携をして、全体数の減少と被害の軽減に向け、効率的な駆除活動に取り組んでまいります。
     何しろ、カラスにつきましては、生き物でございますので、町行政だけでは駆除というものは大変難しく、畜産農家においても、それぞれの立場でこのような被害が起こらないような防除についてはご協力いただければ大変ありがたいと思っております。
     以上で壇上からの答弁は終わりますが、次回の質問からは自席から、担当課長からも答弁をさせていただきます。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     4期目に向けての施政方針についてということで、財政問題、地域産業、観光等重点施策があると思いますけれども、今、一番、観光客、また出張員とかの声を聞いていくと、和泊町はホテル、宿泊施設、そこのところが不備が多いという声をよく聞くわけなんですけれども、今、実際、空港におりられて、宿泊をするというと知名のほうにみんな流れていくという、そこで満杯になったときに和泊に宿泊するというケースが目立っている状況の中で、ホテル業界も大変な中で、今、経済も大変な中で頑張っているわけなんですけれども、宿泊施設の完備、そこのところを、一番空港にも近いし、港にも近いし、利便性があるのは和泊町だと思います。
     そういう観点から、宿泊施設を、行政がするという形じゃなくて、今のホテル業界、そういう方々の知恵をかりながら、どうにか今の島に入ってくる入り込み客のニーズに合った宿泊施設というのはお考えでないでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     宿泊施設の不足については以前より指摘されておりまして、二、三年前からこのような状況に陥ることが予想されていたために、島内の若手のホテル関係者の方々を中心に、何とか増築できないかと相談をしてきたところであります。
     島内が無理なら島外の方々もというような形で要請をしておりますけれども、現在のところ、大きなホテルという形じゃなくて、既存の方々の増築あるいは小規模な民泊のような形で計画をされているというのは聞いております。そういったこともございまして、まちとしましても、何とか利子補給という形の中で支援できないかというような形で、現在、考えているところであります。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     そういうその中で、民泊系のところをニーズとして求めてくる人というのを、しばらく宿泊をしながら、そうしていろんな島でゆっくりしたいという、そういうニーズに合った宿泊施設になると思います。それも大事なんですけれども、本当に島に観光に来たり、出張で来たりとかいう、そういう方々にはこのニーズは合わないと思うんですよね。
     そういうその中で、和泊のホテル業界、宿泊施設が悪いという形じゃなくして、今の時代に合った、ニーズに合った、そういう計画、取り組み、呼び込みという、そういう観点から、どうでしょうかね。二、三年前から取り組んでいて、まだ実質手がつけられていないという状況の中で、これから国定公園になって、世界自然遺産登録になったときに、入り込み客がふえた段階で取り組んでは遅いと思いますけれども、そこを実質的にどういう形で取り組んで、和泊町に─これ財政問題にもかかわってくることなんですよね。
     空港、港からおりて、知名の宿泊施設にみんな行くという。知名町にお金が落ちるんですけれども、和泊町には入ってこないという、そういう状況も出てくるわけですので、そこら付近のところ、一歩踏み込んで、ホテル業界の皆さんともしっかり検討していただいて、立派なというか、ニーズに合った宿泊施設をお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     先ほどの答弁と重なりますけれども、既存のホテルが大体、増築という形の中で、15室ぐらいのが計画されている。それから、地元の若手の方々から新たにまた、大きなホテルじゃなくて、10室ぐらい程度のが計画をされているというのは、二、三聞いております。
     ですから、そういった方々が非常にしやすいような方向性でもって、まちも支援していくというような考え方であります。
    ○5番(東 弘明君)
     しっかりと将来を見据えた、そういうニーズを考えながら計画を立てていただいて、取り組みを前進させていただきたいと思います。
     2点目、実験農場についてお尋ねをします。
     先日、実験農場に行って見てきたんですけれども、先般の定例会で、放牧地みたいな、雑草が生えて手がつけられないような状態だった実験農場が、今、緑肥を植えて、新たな取り組みが始まるかなと安心したところだったんですけれども、里芋の疫病対策、どうなっているのかということであったんですけれども、いろんな取り組みをしているその中で、ことしは全く疫病というのが、今まで一部分では入っているところもあるということなんですけれども、国頭とか、自分が見た段階では、ことしは雨が少なかったというのもあったと思うんですけれども、疫病が見られないという、そういうその中で、それと初期消毒、管理、防除、そこが徹底された成果かなと思いながらしているところなんですけれども、里芋の疫病、そこが今後いつまた発生するかわかりませんので、疫病の発生の病根をどうすれば防除できるのか、安心して里芋農家が里芋ができるのか、そういう対策をまたしっかりお願いしておきます。
     そして、ニンニクの問題なんですけれども、先ほど町長さんからも答弁あったわけなんですけれども、ニンニクに関して言うと、今、実際、自分、ニンニクをつくっているわけなんですけれども、種の悪いときには3分の2が使えなくなるという、そういう状況の中で、農家がニンニクをつくるという取り組み、そして面積等がふえてきている、その状況の中で、そこのところもしっかり、つくりたい農家に対して、どう対処していくのかという、そこら付近のところはまたJAさんとしっかり協議をしながら、どれぐらいの農家がニンニク栽培を手がけるのか、それに合った種子の発注はしっかり取り組みとしてお願いをしておきたいと思います。
     経済課長にちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、この実験農場の年間計画とか、そういうのがあればちょっとお願いをします。
    ○経済課長(武 吉治君)
     実験農場の年間計画につきましては、先般、5月末に運営委員会を開催しておりまして、その中で計画を運営委員の方々に説明してございます。
     その中では、菊の栽培試験、そして先ほど申し上げております里芋の副芽試験、そして今後、疫病が広がらないようにということで、里芋を掘り上げた種芋の残渣を腐熟させる試験、そういった試験を年間計画してつくっております。
     細かい内容については、運営委員会の資料に全て出しておりまして、区長会代表、そして各JAや農協の方々にご説明を申し上げております。また、その点については、詳細を後でお届けしたいと思っております。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     そういうその中で、先般の一般質問の中で、島の将来の農業の方向性、展望のできる指導者ということでお願いしたと思っているんですけれども、こういう普及所のOBなり農大のOBなり、そういうところ、島の農家が取り組みを見ながら、じゃ自分たちもそういう方向性で一緒になって島の農業を発展させていこうという、そういう方向性を見出せるリーダー、そこのところの取り組みはどうでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     現時点では、実験農場や技連会の各部会を通した形での指導をまた行っていただいて、また国・県ともコンソーシアムというのでつながっておりますので、そういった情報を設けながら、資質の向上に努めていくという計画でおります。
    ○5番(東 弘明君)
     先般、一般質問を受けて、何人かの方から、島の本当の農業の発展、それを考えたときには、そういう島のOBの中でいいと思います、しっかりね。今、どちらかというと、実験農場で管轄しているメンバーを見てみると、若い人が多くて、従来、実験農場で指導していた方々が、今、いなくなっているというのが現状なんですよね。そういうその中で、本当に島の農業を考えたときには、いろんな取り組みをしていく上でも、経験というのは大事だと思います。その中で、そういう検討はしていただくわけにはいかないでしょうか。
    ○町長(伊地知実利君)
     実験農場の職員の町内の農業をしている皆さんに対する役割というのは、大きな部分があるかと、そのように思っております。実験農場でも、農大を出た職員とかおります。
     ただ、私ども行政の中で、採用からずっと定年まで、同じ場所に、実験農場にいるということが、ほかの、例えば経済課との交流とか、そういうことを図ることによって、職員の仕事に対する意欲といいましょうか、事務的なこともすることが必要で、今言われておりますベテランがいなくなっているということもあるかもしれません。
     この方々は、今、経済課で活躍していただいているところで、向こうで培ったノウハウを、経済課の中で花き農協や技連会の花き部会などとも連携をとりながら、花の担当を経済課の中でやっているわけで、実験農場のほうでは、やはり試験栽培とか新しものが生えてきたときに、気候的に永良部に合うのかどうなのかとかいう、そういう試験的なことをやっているところで、実験農場で栽培されているそのものを生産者の皆さんと一緒に検討会をするとか、そういうような取り組みをしておりまして、東議員が言われておりますベテランの方々がということについては、それは今後十分に検討していかないといけないところですが、今、実験農場という立場でありますが、農場長という役をお願いしておりますけれども、やはり経済課との連携が非常に重要でございますし、また普及課の先生方との連携も必要でございますので、そういう取り組みをしながら、農家の皆さんのニーズに合うような方向で十分な取り組みをしてまいりたい、そのようなことは経済課のほうでも十分に検討しながら、実験農場の職員と一体になって、今、連携をとって仕事に当たっているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     若い、役場の経済課、また担当される方というのは、将来のことも展望したときに、いろんな勉強をする必要あると思いますけれども、本当にこっちがお願いしたいのは、普及所のOB、普及所を定年になった、大学とかそういうところのOBをどうにか和泊町で、農業活性化のために知恵をおかりするという、その方向性でどうにか採用できないのか、採用というよりもお願いできないのか、そこら付近のところをお尋ねしたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいまの提案につきましては、いわゆるここにも県の機関があるわけでございますので、そこに赴任をしている先生方の技術、技能指導を十分に受けながら、今後、県との関係もございますので、それは時間をかけながら、相談をしながら、できるものなのかどうなのか、それまでには、やはりここに赴任をしている普及課の先生方を十分にお願いしながら一緒になって取り組んでまいりたい。その先生方も、いろんな座談会とか研修会とかいうときには、積極的に普及課の先生方が作物ごとに農家の皆さん等に指導をしているところでございますので、そういう力も十分にお願いをしながら、現在のところはやっていきたいと、そのように思っております。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     前向きに本当に検討していただいて、島の農家が安心してついていける、取り組みができるという、そういう方向性をぜひつくっていただきたいと思います。
     大きい3点目の認知症対策としての成年後見人制度というのについて何点か質問したいと思います。
     国の政策として成年後見人制度、先ほど町長さんからあったとおりだと思うんですけれども、何点か質問をさせていただきます。
     和泊町の人口が6,833人と、そして高齢者が占めるのがその中で2,194人、要支援・要介護認定者数、それが平成29年3月現在で、要支援1が47名、要支援2が52名おるわけなんですけれども、そしてその中で日常生活自立度Ⅱ以上の高齢者数の占める割合が297名というふうになっているわけなんですけれども、このデータを見てみると、高齢化率が和泊町も進んできているという、そういう状況の中で、取り組みとしては一番大事になってくると思うんです。
     お尋ねしたいと思うんですけれども、高齢化率と介護認定率、高齢者に占める割合、認知症高齢者の割合、その3点をお願いします。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     お答えをいたします。
     先ほど、議員のご指摘がありましたように、介護認定者数については、現在、要支援・要介護も含めまして491人ということになっております。
     それから、認知症高齢者の日常生活自立度というのがございますけれども、これがランクづけがⅠからMということで9段階ございます。中で認知症と診断とされるのが、ランクⅡ以上。日常生活に支障を来すような症状であるとか行動、言動、そういったものが見られるというのが認知症でございますので、Ⅱ以上の方が29年3月末現在で348名いらっしゃいます。
     あと、65歳以上の高齢者に占める認知症高齢者の率というのがございます。これが、平成26年10月が13.4%、27年10月末が15.1%、28年10月末現在が15.6%ということで、年々増加傾向にございます。将来、平成31年ごろには、それが約20%程度になるのではないかというふうに予測をしているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     そういう、自分たちも65歳以上、よもやすると認知症が入ってくるかという、そういう年代にもなってくるわけなんですけれども、今の時代を見たときに、核家族がふえているという、そうして認知症予防に対しては、地域の中でのコミュニケーション、そうして自分が目的を持って、その地域の中でいろんなコミュニケーションをとりながらしていくのも一つの予防になるんじゃないかなと考えているところなんですけれども、そういうその中で、今、データを見た段階でも、認知症が入る方がふえてきているという、そういう状況の中で、和泊町で実施されている認知症施策、認知症の方々を支援する事業はどのようになっているのか。
     国は、平成27年1月に、認知症施策の推進総合戦略として、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて、新オレンジプランというのが策定されているんですけれども、この新オレンジプランという、この内容はどういうものでしょうか。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     お答えいたします。
     認知症施策の推進総合戦略ということで、新オレンジプランというふうに呼ばれておりますけれども、この新オレンジプランにつきましては、基本的な考え方としては、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域で、よりよい環境で自分らしく暮らし続けることができるというのが基本的な目標でございます。
     この新オレンジプランに基づいて、和泊町ではどのような施策を展開しているのかということでございますけれども、認知症の施策の推進につきましては、第6期介護保険事業計画の中で具体的に計画しておりますが、特に認知症の関係では、認知症ケアパスの作成の普及、それから認知症の人と家族を支える認知症サポーターの養成、それから各健康教室等における認知症予防を目的としたプログラムの充実などがございます。
     また、町の単独事業でございますけれども、平成27年度から、認知症の方を対象に含めまして、在宅で介護している方への経済的な支援ということで、在宅介護支援金制度を新たに創設いたしました。
     それから、平成28年度から、居宅要介護者ということの認知症の方に対するデイサービスというのがございまして、これは社会福祉協議会のほうで認知症対応型通所介護というものを新しく開所しているところでございます。
     今後は、29年度につきましては、認知症の地域支援推進とか、そういったものの配置も予定しているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     この取り組みの中で、健康教室等における認知症予防のプログラムというのを取り組んでいるわけなんですけれども、どうでしょうか、そういう取り組みの中で認知症が回復したとか、また健康で楽しく暮らしているとか、そういう成果は出ておりますでしょうか。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     このプログラムについては、認知症の予防ということで重点的に行っております。またそれから、社会福祉協議会のデイサービスの関係についても、脳トレとか、そういったプログラムも取り入れているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     それから、在宅介護支援金という制度があるということなんですけれども、これは内容的にはどういうのか、お尋ねします。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     この在宅介護支援金と申しますのは、以前、和泊町では、ねたきり年金というのがございましたけれども、これにかわる新たな町単独の事業でございまして、要件としては要介護4・5の方、それから要介護3で日常生活自立度がランクB以上の方、それから要介護1以上で日常生活自立度がランクⅢ以上の方が対象となっております。
     平成29年度においては、約80名を予定しておるところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     わかりました。
     そういうその中で、認知症対応型通所介護の事業を開始しているということなんですけれども、認知症施策について、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画に基づき、認知症高齢者が地域で安心して生活ができる、医療機関、地域包括支援センター、介護事業所等が連携して支援を継続的に推進していく取り組み等もされているわけなんですけれども、その中で、今後の課題として、認知症になっても地域での生活が継続できるためのコーディネーターとしての役割を担う認知症地域支援推進員を配置して、介護と医療の連携や地域における支援体制の構築に努める必要がありますということなんですけれども、実際にはそういう取り組みが、今、されているのか。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     先ほど、議員のおっしゃいました支援員につきましては、29年度からの予定をしております。また、29年度から、認知症の方の早期発見とか早期予防を図るということで、医師とか、あと看護師等を含めた認知症の初期集中支援チームというものを包括支援センターの中に設置したいというふうに考えているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     次に、福祉サービス利用支援事業、地域社協が今実施されていると思うんですけれども、その点でちょっとお聞きをしていきたいと思います。
     今現在、利用支援者の契約数とか実績はどのようになっておりますでしょうか。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     現在、和泊町の社会福祉協議会において契約されている方が、29年度で40名いらっしゃいます。うち、認知症の方が28名、知的障害の方が3名、精神障害の方が6名、その他3名というふうになっております。
    ○5番(東 弘明君)
     これも、平成24年から29年度まで見てみると、本当に福祉サービス、支援事業の中で契約をする方々がふえてきているという状況があると思います。
     そういうその中で、知的障害が3名、精神障害が6名、その他が3名と、40名ぐらいそういう該当する方々がおられるわけなんですけれども、今後、こういう認知症対策ということが一番大事じゃないかなと思うんですけれども、自分に相談があった方の実例なんですけれども、ある第三者が親子の中に割り込んできて、そうして認知症がある者をいいことに、自分がその子供に成り済まして財産乗っ取りを企てたという、そういう事例等もあるわけなんですよね。
     そういう、今後、地域社会、また民生委員とか、いろいろそういう方々と連携をとりながら、早期にそういう事例をなくしていくという、そういうことも一番大事じゃないかなと思っているわけなんですけれども、地域の民生委員さん、日ごろの地域の高齢者の方のケアの姿を見たときには本当に頭が下がる思いでしているわけなんですけれども、それに増して、民生委員の方が地域の高齢者、そういう方々と一番密接に連携がとれているという、そして家庭の状況等々もよく認識できますし、わかっているわけでありますので、そこら付近のところで未然にそういう認知症の方々を守っていく、そういう施策、そういうのはどうにか取り組みはできないでしょうか。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     先ほど答弁いたしましたように、認知症の方々も年々増加傾向にあるというような状況にあります。
     先ほど、事例として議員もおっしゃっておりましたけれども、実際の成年後見人制度の窓口というのが包括支援センターになっておりまして、センターのほうにも相談ということで来られます。
     先ほど、町長が答弁の中で、町長の申し立てということで審判申し立てが3件ございましたが、うち2件は医療機関からの情報提供というか、申し立てがございました。もう1件は社会福祉協議会ということでございますので、今回の成年後見人の利用促進の計画の中にも、医療機関であるとか、あと社協であるとか、地域住民の方々、そういった方々と情報提供をするという、連携を図るというふうなことも計画の中に盛り込まれておりますので、そういったことも研究しながら、町民の権利擁護するという目的で、これからさらに制度の周知、啓発をしていきたいというふうに考えております。
    ○5番(東 弘明君)
     そういう観点から、よろしくお願いしたいと思います。
     成年後見にかかわる町長さんの申し立てというのがあるわけなんですけれども、これまでの実績、今、課長さんからあったとおりやと思うんですけれども、本当に町長さんに限らず、和泊町内で、現在、成年後見制度を利用している認知症、高齢者等は何人程度おられるのか。
     そういうその中で、それに該当するような方がいないのか。現在、うちが知っているご婦人が2人ばかり、社協のほうでお世話になって、1人はもう他界したんですけれども、1人は、今現在、喜んで毎日の生活を過ごしているというその状況の中で、これからいろんな、子供さんがいないとか、そういうその中で、金はあるんだけれども、将来の不安があるとか、そういうところもしっかりみんなで連携をとりながら、地域で潤い豊かのある生活、明るい日々が過ごしていけるような、そういうケア、それも町を挙げて取り組めればと思っているわけなんですけれども、町長さん、そこのところはお願いします。
    ○町長(伊地知実利君)
     いろいろご提言をいただいているところでございますが、町としては、近所支え合いの皆さんもいらっしゃいますし、民生委員もいらっしゃいます。ただ、そういう役割を担っている人たちだけがこの任に当たるというのは大変なことで、先ほど東議員もご指摘のように、大変な仕事だと、そのように思っております。
     やはり、何といっても地域がみんなで支えていかないといけない、その機運を、保健福祉課を中心として、地域包括支援センター、福祉協議会、そういう福祉に携わるものが連携をしながら、そういう地域全体で支えていくという機運をつくらないと、連絡がないとわからないという状況ではいけないと、そのように思っておりますので、そういう情報提供をどこからでもできるような環境をつくっていかないといけないと思いますので、私ども行政としましても、そういう組織を十二分に活用しながら取り組んでいけたらと、そのように思っているところでございます。
    ○5番(東 弘明君)
     成年後見人の最後のほうになるわけなんですけれども、重複するところもありますけれども、国において、本年3月、閣議決定された成年後見制度利用促進基本計画についてお尋ねしたいと思います。
     町長さんは、国の基本計画の内容はどのように認識し、そして特に自治体の役割をどのように把握されているのか。また、市町村においては独自で、和泊町は本当にほかと比べると前向きに検討されていると思うんですけれども、成年後見制度利用促進基本計画を策定するなど、基本的な取り組みが求められている状況の中で、和泊町、本当に取り組んでいるわけなんですけれども、町長さんとしてどのように対応していくおつもりなのか、基本的な考え方をお聞かせいただければと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     私ども行政の役割の基本としては、やはり町民の生命、財産を守るのも大きな役割だと、そのように思っております。
     やはり、そういう環境を私どもつくっていかないといけないと、そのように思っておりますので、やはり何といっても行政だけでできるものじゃございませんので、そういう計画に基づいたことをまず啓発することが重要でございますので、関係する皆さんと連携を十分密にしながら、その計画の内容につきまして周知をしていく。そして、各字は、もちろん区長さんを中心として各地域の行政は進められているわけでございますので、そこら民生委員や、そういう近所支え合いのメンバーの皆さんとか、それから長寿クラブの会長さんとか役員の皆さん、そういう全ての皆さんが一体になって、共通認識を持ちながらこの事業を推進していかないと十分な活動はできないと、また成果は上がってこないと、そのように思っております。
     今、国も在宅福祉、在宅介護、在宅医療というのが非常に、国のほうも基本的な考え方を持っているようでございますが、やはりそうなってくるというと、地域の重要性、大事さというのが大きくなってくると思いますので、このようなところは担当課を中心としながら、関係機関と十分な連携をとって取り組んでまいりたいと、そのように思っております。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     高齢化が進み、認知症高齢者等も増加の傾向となる中で、認知症施策の推進や、認知症高齢者等の権利擁護する成年後見人制度の利用促進に努めることは大変な重要なことであると自分自身も認識していますし、今の町長さんの答弁の中からも、そこのところをみんなで一体になって、認知症になった高齢者の皆さんと、どうケアをし、相対していくことができるかということも大事なことだと思います。
     そういうその中で、総括的に、今後の取り組みに対する町長の姿勢を聞かせていただければ。
    ○町長(伊地知実利君)
     この件につきましては、先ほどから担当課長からもお答えしておりますし、私のほうからもお答えさせていただいているところでございますが、今、いわゆる高齢化の時代をこうやって見ますと、どうお年寄りの皆さんを支えていくかということが一番重要かと、そのように思っておりますし、3月かの議会でも松村議員からも、各地域にいるお年寄りの皆さんをうちから引き出す環境はつくれないのかという質問があったかと、そのように思いますが、この件につきましては、各地域で自主的にいきいきサロンとか、いろんな活動を展開されている現状でございますので、やはり外に出て行く、行って活動する、そういうことが認知症の皆さんも気晴らしといいましょうか、そういうこともできますし、仲間と一緒になってお茶を飲みながら話ができるというのが一つは気晴らしというか、そういうことにつながってくるかと、そのように思いますので、先ほどから申し上げておりますように、地域がまず中心にならないといけないと思いますが、私どもはこの手助けを、担当課を中心として、福祉に関係する機関と十分に連携をとりながら取り組んでまいりたい、そのように思っております。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     最後の4点目の質問に入りたいと思います。
     カラス対策についてということでありますけれども、先般も2回ほど、カラス被害等のことに対して質問させていただいたわけなんですけれども、先日も池田議員のほうから、カラスの対策どうするんだという質問等もあったわけなんですけれども、今、カラスが被害、ごみ、環境問題だけでなく、畜産関係にまで波及しているという状況がございます。
     今後、どのような対策を講じていくのか質問させていただきたいと思うんですけれども、実際、国頭方面が特に多いと思うんですけれども、牛というのは畜舎の中でくくられているわけなんですよね。牛舎には、カラスの餌になる飼料があるということで、牛舎のほうにカラスが寄りやすいという環境もあります。
     畜産農家に聞いてみると、飼料を置いて、そうして人が見える間はカラスもなかなか近寄らないんですけれども、実際には人がいなくなると牛を追い払って飼料を食べるという、そういうこと等も今あります。そういうその中で、実際に牛はくくられているわけですから、背中にカラスが乗ってもどうすることもできないんですよね。そういうその中で、肉の一番やわらかい、皮の薄い、そういうところを集中してつっついて、穴をあけて傷をつけるという、そして獣医さんに治療していただくという、そういう、実際、問題も生じております。
     そういうその中で、1件、これも、この牛も普通はどうもなかったんですけれども、牛というのは急に刺激を与えられたりいろんなことをすると、股割きという、自分で立つことができないという、出産間近の牛が股割きになって、そして弱ったところをカラスにつかれて、この牛は結局出産もしないでそのまま死んだという例等とかもあります。
     そういうそれと、牛の飼料としてラップサイレージ、牛の草を巻いてあるものがあるわけなんですけれども、それもここ最近なんですけれども、くくって畑の中に2段重ね、3段重ねという形で積んであるところがあると思います。そのサイレージにカラスが穴をあけて、結局、外に積んであるわけですから、そこから雨水が入って、牧草が腐って、それが使えなくなるとか、実質そういう被害等いろいろ出ているわけなんです。
     きのうも、捕獲箱という、そういうのを増設して捕獲していく方向性だということでお伺いしたわけなんですけれども、実際は、カラスも賢くて、一遍捕獲箱に入ったその姿を見ると、その次のカラスはそこでとれないという、捕獲箱に入らないという、そういう習性を持っているそうです。そして、捕獲箱に入っていくのは若いカラスが余計入っていくという、そういうことがあるということだったんですけれども、どうでしょうか、両町でカラスの実態調査、それをしたことはございますか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     実態調査については、行ったことはございません。
     去る3月24日に、両町で沖永良部島鳥獣被害対策防止広域連絡協議会の中でもその話題になりまして、今後どうしたらいいのかということ、畜産の話、そして野菜や花の被害、いろいろ両町の鳥獣対策会議のメンバーに入っている保護推進員や、また猟友会の会長、そして区長会代表を交えてお話をしました。
     その中で、やはり今後、両町挙げてこういう対策をしていかないといけないということを認識しておりまして、今年度、29年度、400羽を目指して捕獲していくという計画を立てております。全体数が減るためには、個体、全体数の50%以上をとり続けないといけないということでありますので、今年度400羽、来年度も400羽という形で目標を設置して、両町800羽の捕獲を計画してございます。
    ○5番(東 弘明君)
     実態調査という、今、永良部の島に、実際カラスが400羽を捕獲するということなんですけれども、実際は400羽を捕獲するんですけれども、繁殖率、繁殖が400羽以上であれば、とり続けても減らないということなんですよね。ふえるという。だから、そういうその中で、一番カラスを総体的に、全体的に減らすために、自分自身も努力がなくて大きいことは言えない状況なんですけれども、カラスの巣落とし、カラスは1羽が何個ぐらい卵を産むのかわかりませんですけれども、巣落としをすれば、カラスは総体的に減るということなんですよね。
     実際には、過去2回ほど質問させていただいたわけなんですけれども、カラスの巣落とし、それをどうですか、連絡があって巣落とししたことがございますか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     その点につきましても、3月に行われた協議会で話題になりまして、実は巣の卵をとったりすることは鳥獣保護法違反だそうです。そこで、カラスの巣ですから、必ずカラスが生まれるでしょうけれども、卵の状態でとるのは鳥獣保護法違反ということを聞いております。
    ○5番(東 弘明君)
     これ、こっちが調べたデータの中だったんですけれども、関西のほうだったんですけれども、実質、カラスの巣落としをしている行政があるわけなんですよね。これは、保護鳥ということで、そういうこともあると思うんですけれども、実際には我が島でカラスという生態が、どういう被害があるのかという、そこのところが一番大事でありますし、絶滅させるということじゃなくて、数を減らすという、そういうその中で、捕獲箱の件も、実際捕獲箱を置いて、カラスを処分する段階になると、もう嫌だという方がいるんですよね。経済課が中心になってされていると思うんですけれども、捕獲箱を置いてあるところ、そしてカラスを実際に殺しておるわけなんですよね。向こうも命がけだし、いろんなことがあるし、実際にはカラスを殺してとるというのは気持ちいいものじゃないですよね。
     そこのところも、ちょっともっととりやすい方法がないのかという。カラスが捕獲箱に入ったときに、麻酔のスプレーがありますよね。ああいうものをかけて、一遍は眠らせて、そうしてとるとかいう、そういう捕獲の方法もあると思うんですけれども、そういう検討とかはされたことございますか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     検討は、したことはございません。ただ、先ほど申し上げたとおり、また池田議員への質問に対しての回答と重複するやもしれませんが、やはり生活衛生面、そして畜産のほうについても衛生面についても非常に問題でありますので、町民の皆様のご協力をいただきながら、今後、撲滅とはいかないかもしれませんが、数を減らす方向で両町挙げて計画を行っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
    ○5番(東 弘明君)
     再三、くどいようなんですけれども、本当に今、実際にはカラス被害というのは、牛をつついて、そして牛が死傷を負うという、そういう事例はなかったと思うんですけれども、実際はこれから捕獲箱、いろんなそういうその中で捕獲していくのも大事なことです。
     そして、カラスというのは、皆さんもご存じのように、いろんな危害を与えられたときに、ほかにこれが伝播していくわけなんですよね。こっちが一番危惧しているのは、将来、子供さんとかそういうものを威嚇したり傷つけたりすることが起こり得る前に、事前に取り組み、対策はしっかりとしていく必要があるんではないかということをお聞きしたいと思います。
    ○町長(伊地知実利君)
     今、経済課長からも、先ほどから両町で協議会を編成して、撲滅に向けた取り組みをしているという返事でございますが、毎年300以上の町でも買い取りをしているのが現状でございます。
     卵をとるというのは保護法にひっかかるという課長の答弁でございましたけれども、今、巣を排除したらどうですかということでございますが、そのような取り組みをしている市町村も全国にはあるということでございますので、永良部を挙げて、これは町民がどうしても協力してもらわないといけないことでございますので、議会からそういう提案がありましたが、区長さん方どうですかという、年に何回か、一斉清掃の日を設けて町内の美化活動もしております。カラス撲滅日を設けたらどうですかということを提案してみて、区長さんたちが町民を挙げて巣を探してそれを取り除くということが可能であれば、これは町民の力をかりてできないことはないと思いますが、まず区長さんたちと相談をさせてください。
    ○5番(東 弘明君)
     ありがとうございます。
     しっかり、そこら付近のところを検討しながら、畜産農家の方も、カラスが入らないようにということでネットを張りましたり、いろいろ努力をしても入ってくるという状況の中で、島挙げてカラス対策はしっかり取り組んでいきたいし、今、町長さんから、区長さんにも呼びかけて、カラス撲滅の日という、そういうのが設定できれば一番いいんじゃないかなと思いながらであります。
     そういうその中で、カラス以外にも、キジがジャガイモに穴をあけるとか、イノシシの被害がジャガイモに物すごくあったわけなんですけれども、今、イノシシの被害が余り聞こえなくなってきている中で、本当に農業の島でありますので、みんなが本当に住みよい環境は、島挙げて、町挙げてしっかり取り組んでいきたいと自分自身も考えているところでございます。
     一応、一般質問、これで終わらせていただきますけれども、本当にしっかり町民の声に耳を傾けながら、そして町民が安心して和泊町で農業をし、また住んでよかったと言われる、そういう和泊町にできるように、自分も微力ではございますけれども、しっかり頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで東弘明君の一般質問を終わります。

第2日(2)

発言者

  • 川畑 宏一

発言内容

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  • 川畑宏一君の一般質問を許します。
    ○1番(川畑宏一君)
     皆さん、こんにちは。
     子育て世代、川畑宏一でございます。
     さて、来年度末には、奄美群島振興開発特別措置法の期限を迎えます。そのため、現在、群島内各市町村において、ヒアリング等さまざまな調査が行われているところでございます。先日の群島議員大会の際、若手議員で懇親会を開いておりましたところ、たまたま別件で与論島を訪れておりました県離島振興課の奄振担当者からお話を聞く機会がございました。その際、お伺いしたのは、どんなことでもよいので、奄美が抱える課題や奄振のアイデアをどんどん挙げていってほしいということでございました。
     今回の一般質問におけるテーマは、奄振への提案であります。粗削りで具体性に欠ける部分も多々ございますが、そういった目線でお聞きいただけたらと存じます。
     それでは、平成29年第2回定例会において一般質問を通告しておりますので、順を追って質問いたします。
     まず、子育て支援について。
     小さな子供を抱える子育て世帯にとって、島外への移動は、安全性の確保や周囲への配慮など、一般乗客に比べると大きな負担が生じます。群島内への観光客増加も見込まれる中、定期船にキッズスペースを備えた子育て世帯用の客室を設置するような事業を導入できないか、お尋ねいたします。
     次に、総合体育館建設について。
     28年9月議会の答弁において、旧町民体育館の解体に伴い、体育館建設の必要性については十分理解しつつも、町の財政状況や庁舎の耐震性能など、総合的な観点から庁舎建設が最優先であると判断がなされた旨、ご説明がございました。
     庁舎建設については、先日、事業候補者との間で基本協定書が締結され、議会での議決を経て、契約、着工がいよいよ見えてまいりました。
     町民が待ち望む総合体育館建設について、検討委員会の設置や基金創設へ向けた取り組みはどのようになっているのか、お尋ねいたします。
     続いて、行政事務の経費削減と効率化について。
     行政事務におけるペーパーレス化は、経費削減と効率化により、町民へのさらなるサービス向上に役立つと考えられます。新庁舎建設にあわせ、どのような検討がなされているのか、お尋ねいたします。
     最後に、漁業振興について。
     27年度に実施され、現在も進行中である漁港内の防波堤建設事業により、船だまりの静穏度が確保され、漁業環境が向上し、関係者からは感謝の声が多く上がっております。
     その一方で、出入り口通路が狭隘になり、航行する漁船の安全性に支障を来す可能性も懸念されております。かねてより危険性が指摘されておりました出入り口付近にある岩礁浅瀬部分の改善を検討できないのか、お尋ねいたします。
     以上、4点について、壇上からの質問とさせていただきます。
    ○町長(伊地知実利君)
     川畑宏一議員の一般質問に順を追ってお答えをいたします。
     私のほうから、1点、3点、4点についてお答えいたします。
     1点目の、子育て世帯が長期休暇などで島外へ移動する際は、利用する航空機や旅客船内での子供の安全性や他乗客への配慮により、心理的に大きな負担が生じていると思います。特に、ふだんから旅客船に乗る機会が少ない小さい子供たちは、好奇心で船内を走り回ったりするのを見かけることがあります。
     議員からの提案であるキッズスペースを備えた客室の設置ですが、インターネット検索でしてみますと、キッズルームを設置している旅客船もあり、ボールプールやビデオモニターの設置がなされ、保護者も一緒に楽しめるスペースの提供がなされております。
     現在、鹿児島航路には民間所有の4隻が運行されており、いずれにもキッズルームは設置されておりませんが、レストランの開放や介護者ルーム及び授乳室の設置などで安らげる空間が提供されているところでございます。
     今後、奄美・琉球世界自然遺産登録により、奄美群島に大勢の観光客が来島すると見込まれており、子育て世帯も含まれると予想されることから、奄美群島広域事務組合を中心に協議を行い、関係機関に要望してまいりたいと考えております。
     3点目でございます。
     行政事務の現状につきましては、全職員へのパソコンの整備、ローカルネットワークの導入などによる情報化が進展しており、町のホームページ作成や防災行政無線などの決裁につきましては電子化が図られておりますが、その他の内部事務につきましては紙による事務を中心に行われており、決裁時の口頭説明によるコミュニケーション能力の向上や報告・連絡・相談の徹底を重視しており、情報化の効果が十分にあらわれていない状況もあるかと思われます。
     ペーパーレス化や文書管理のシステム化による事務の簡素化・効率化につきましては、町としても検討することが重要であると考えておりますので、今後の情勢を見ながら、決裁の電子化や書類などのデータ化を検討し、あわせて文書管理の徹底、職場環境の充実を図り、住民サービスの向上につながるような施策を検討してまいります。
     4点目でございます。
     議員から質問がありました施設は、県が管理する施設であり、また統合補助事業により、小型船だまりの防波堤などを順次改修しているところでございます。担当部署である沖永良部事務所建設課に問い合わせたところ、現在、新たに防波堤の30メーター延長を予定している箇所にブイを設置し、利用者に小型船だまりへの出入り口の利用をなれさせているとのことでございます。
     入り口においてすれ違う際には、走行をゆっくり行ったり、譲り合えば安全性に支障を来すおそれはないと思われますが、まず、今現在、計画されております防波堤の設置を見ながら、漁協、県の建設課、そして私ども土木課と十分な連携をしながら、状況を見ながら、今後検討して、県との協議をしてまいりたいと思います。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     川畑議員のご質問にお答えをいたします。
     総合体育館の建設計画については、以前の一般質問でもお答えをしましたが、新庁舎を優先し、建設することとしたため、総合体育館の計画については、多額の資金を要する新庁舎建設後の財政状況を十分に考慮する必要があると考えております。
     これまで、建設実行委員会を組織し、アンケート調査の実施や建設検討のための調査業務の提案を受け、総合体育館建設に関する可能性調査事業を実施しており、新庁舎建設後に、改めてその調査を踏まえて、検討委員会の設置や基金の創設等も含めた具体的な検討を行いたいと考えているところであります。
    ○1番(川畑宏一君)
     まず、定期船における子育て世帯用の客室設置についてでございます。
     こちらは、もともと、子育て・教育熱心なお父さん、そして若い女性、2人の役場職員の方々との会話の中でいただいたアイデアでございます。これはすばらしいと感じ、私なりにリサーチを進めていたところ、子育て世帯の悩める実態が浮き彫りになってきました。
     若い子育て世帯は、まだまだ経済的ゆとりがありません。離島割引により随分手ごろになったとはいえ、子供何人かを連れて島外へ移動する場合、どうしても飛行機ではなくて船という選択肢が多くなります。
     船では、泣く赤ちゃんや好奇心旺盛で元気に走り回る子供を連れ、周りへの配慮に苦労します。甲板などに子供だけで出ると、大変危険でもあります。長時間にわたって、常に神経をフル回転させなければならず、海が荒れて船が揺れた場合などの苦労は想像を絶するものがあります。船酔いで気が立っていたのでしょうか、周囲のお客様にうるさいとどなられ、深夜のロビーで泣く赤ちゃんを抱え、憔悴している保護者を見かけたことがある方もいるでしょう。そういう経験を踏まえ、泣く泣く高い一等の個室を利用する方もいるようでございます。
     喜界町は病院が少ないため、子供の体調が悪くなると、安い船便を利用し、朝5時出発、夜9時帰りという日帰り日程で奄美大島の病院へ通うことも多く、保護者の負担はかなり大きいようです。これは、まさに離島全体の悩みと言えると思います。
     簡単なイメージではありますが、おもちゃ類を備えたキッズスペースと居室をクリアボードのようなもので仕切れば、子供の安全を確認しながら、周りに気兼ねせずくつろげます。赤ちゃん、子供を持つ親同士なら、泣いても騒いでもお互いさまです。子育て世代同士、コミュニケーションも図れるかもしれません。キッズスペースからの出入り口を工夫すれば、勝手に甲板等に出てしまうことも防止できます。既に整備されている船もありますが、授乳とおむつ交換スペースもセットだとベストです。
     鉄道においては、既にファミリー層向けに特化した車両を持つ電車も登場しているようです。こういった子育て支援の取り組みは、地方創生の観点からしても有意なことだと考えますが、いかがでしょうか、企画課長にお尋ねいたします。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     ただいまのキッズルームの必要性ということへの質問なんですけれども、実際、私のほうも、去る1月に、沖縄から沖永良部間の船の中で、乳飲み子を抱えた若い女性の方を2名、見かけました。どうしたのと聞きましたら、やっぱり大勢の中では子供が泣くからということで、中央エントランスの中であやしておったという姿を見まして、非常にこれは早急に設置する必要があるなと強く感じたところです。
     そのようなことから、先ほど議員のほうから、次期奄振に向けてというお話がございましたけれども、現在、次期奄振に向けて、各島分科会というのを開催してございます。これは、次の奄振事業にどのような事業計画をしていくかというような、各島々からのいろんな要望を聞いていくというような会議なんですけれども、本来、13日、沖永良部島だったんですけれども、たまたま議会と重なったということで延期になっております。
     早速、このようないろんな問題点をそのような場所で大いに持ち込んで議論をして、次期奄振で検討できるようにしていきたいなと思っております。
     以上です。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、企画課長より、自身の体験も踏まえながら、キッズスペースを含んだ取り組みについての意義についてご見解をいただけました。
     私は、先日、鹿児島に行き、マルエーフェリーとマリックスライン本社の担当者を訪ね、この提案をご説明し、導入ご検討のお願いをしてまいりました。客室の効率的な稼働や安心・安全を確保するためのコスト、設置する場合の船の構造、また民間企業ですから、そもそも経営として成り立つかなど課題は多く、すぐすぐの対応は難しいとのことでした。
     しかしながら、町長答弁にもありましたとおり、利用者アンケートの結果から授乳室を設置するなど、企業側も常にニーズに合わせたサービス向上に努めており、要望として検討のテーブルにのせていただけたかなといった感触でございます。
     これから、世界遺産ロードとして、鹿児島、奄美、沖縄を結ぶ観光客の増大が見込まれます。アイランドホッピングを成功させていくに当たり、多様な客層ニーズへの対応は必須です。また、何より生活航路であるのだから、島民の利便性は最優先されるべきであります。
     先ほど、課長より答弁がございましたけれども、例えば群島全体で、奄振によって施設整備費用を支援するようなことは可能でしょうか。また、そのほかにどういった方法が検討できますでしょうか、企画課長にお尋ねいたします。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     先ほども答弁させていただきましたけれども、奄美群島広域事務組合を中心に、群島内で、その必要性について、どうあるかというのを議論していただいて、そしてやっぱり必要性があるということであれば、次期奄振、先ほど申し上げましたとおり、次期奄振での要望をしていくというような形になろうかと思います。
    ○1番(川畑宏一君)
     必要性を精査して、要望していくという力強い答弁をいただきました。
     これは、情報共有でございますけれども、船会社の担当者や地元代理店の方々からは、上下線において、介助が必要な高齢者がふえてきており、例えばボーディングブリッジのようなバリアフリー化を実現するハード整備が非常に大事になってくるというお話もお伺いいたしました。あわせてご検討をお願いいたします。
     この件について、子育て世代である奄美群島の若手議員に意見を募ったところ、大きな賛同をいただき、皆で一体となって取り組んでいこうという流れになりました。国会陳情や県政の場で投げかけてみるという議員もおられました。これからは、自分のまちだけでなく、群島全体の福祉向上を皆で追求していくことが求められると思います。行政においても、これまで以上に一致団結した取り組みを推進してくださることを要望し、この質問を終わります。
     次に、総合体育館建設についてでございます。
     25年度に組織された建設実行委員会ですが、アンケート調査を実施し、またコンサルを通じた調査事業を実施する段階だったと理解しております。
     東日本大震災などを受け、役場庁舎建設が優先されているため、建設実行委員会は自主的に中断している状況だと思います。庁舎建設の完了後でなければ、財政的なシミュレーションが困難であることも理解できます。
     また、全国ほとんどの自治体がそうであるように、我が和泊町も財政的には厳しい状況もあり、いつになったら体育館建設を実現できるかを明言することは難しいでしょう。
     しかし、庁舎と違い、体育館建設には補助事業を導入することができます。ことしになって、公共施設等適正管理推進事業債の制度ができ、庁舎建設においても約2割の補助が実質受けられるようになりましたが、体育館の場合は6割以上の補助が可能ではないでしょうか。そうなれば、予想より早い段階での建設も見えてくると思います。
     有効な補助事業があったときに、すぐに応募できるよう、また機運を維持して確実に建設につなげていくためにも、検討や準備は着実に進めていくべきだと考えますが、教育長のご見解をお聞かせください。
    ○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
     先ほど、議員のほうからご質問がありました。有利な補助事業があれば、早目に取り組みができるのではないかというご質問でございますけれども、私ども教育委員会を所管します文部科学省の、体育館建設になりますとそちらの部署になるかと思いますけれども、そちらの補助事業では、非常にこのような高い補助率の補助事業は、私のほうで承知しておりません。
     ただ、先ほど来ありますように、奄振事業でできないかということにつきましては、いろんな要件があると思いますけれども、体育館だけではなくて、交流を含めた体育館の整備とか、そういう要件によっては、なる可能性もあるのかなというふうに考えておりまして、もしそのような補助事業があるということであれば、次期奄振に向けて、そういうのがあるということであれば、そういう可能性はあるのかなと思いますけれども、今の段階では具体的なそういう補助事業は私のほうで把握していないところであります。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、局長から答弁いただきました。
     後で述べようと思っていたんですけれども、私、この後で、体育館単体ではなくて、総合スポーツエリアとしての検討をしていただけないかというお話をさせていただくつもりなんですけれども、総合スポーツエリアの実現というものは、奄振の中で3つの分野、あと関連して2つの分野がございますけれども、観光・交流、文化、定住等、これらの分野に関連してくるものだと理解しております。ぜひ奄振関連の事業獲得へ向け、ご尽力いただけたらと思います。
     さて、和泊町は、現在、合計で約22億円の基金があるようですが、区分を見ますと、教育施設整備基金というものがございます。条例には、魅力ある文化的風土づくりとあすをつくる教育環境の整備を促進するためとありますが、これは体育館建設にも適用可能な基金でしょうか。もし難しい場合は、新たな基金創設をできないでしょうか、総務課長にお尋ねいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     基金につきましては、現在ある和泊町教育施設整備基金に体育館建設費として積み立てる方法と、また新たに体育館建設だけを目的とした基金を設置する方法があると思われますけれども、先ほどから補助事業の件も出ておりますけれども、体育館建設につきましては、当然国や県の補助事業を導入した事業を検討していかなければならないと思っております。
     そしてまた、その施設が体育館、体育施設としてだけの施設であるのか、それとも文化施設等を兼ね備えた総合的な施設になるのか、そういう基金の目的を十分見きわめながら基金を設置すべきと思っておりますので、その施設の目的に応じた基金を設置すべきであるので、そこら辺は教育委員会とも十分協議をしながら、基金の設置については検討してまいりたいと思っております。
    ○1番(川畑宏一君)
     目的を勘案しながら、臨機応変に対応可能ということで理解いたしました。
     たとえ財政的に厳しい部分があったとしても、家計と同じで、余ったら貯金に回そうかという考え方ではお金は一生たまりません。たとえ少しずつでもよいので積み立てて、残りで生活していくんだという姿勢が行政においても大切ではないでしょうか。そうすれば、将来の体育館建設を目標に、町民が夢を持って頑張れるのではないでしょうか。ぜひとも、基金創設に向けて前向きなご検討が行われることを要望いたします。
     また、先ほども申し上げましたけれども、体育館建設単体ではなくて、総合スポーツエリアとしての計画策定を検討すべきではないでしょうか。庁舎建設や体育館建設におけるこれまでの経過を見ましても、場所の選定というのは大変大きな問題になってまいります。スポーツ施設として集約されたほうが、利用者の利便性はもちろんのこと、管理の面でも大きなメリットが望めます。まず、場所を決めることで、今後、施設計画が出るたびに行われるはずの場所選定のプロセスを省略することができ、将来の用地買収や利用しやすく効率的な施設配置にもつながるでしょう。
     一度に全てを整備してくださいというわけではございません。あくまでも、スポーツ拠点をエリアとして丸ごと検討していただくという観点ですが、町長のご見解をお聞かせください。
    ○町長(伊地知実利君)
     施設建設につきましては、いわゆる場所の問題が重要かと、そのように思います。どこにつくったほうが効率的に、機能的に活用できるかというのが重要かと、そのように思っております。
     今、ご提案、質問のスポーツエリア、そういうものが散らばることによって維持管理が大変になってくると、そのように思いますし、そういうことを一元的に考えることが、これからの建設後の維持管理、そういうのが効率的にできてくるかと、そのように思っておりますし、今後、教育委員会のほうでは、建設に向けた委員会などを立ち上げまして、その中でも場所をどうするか、どういう規模にするのか、先ほどありました体育館そのものが体育だけの施設なのか、いろんな検討課題があるかと、そのように思っておりますので、その中でも十分にそういう議論をして、川畑議員が提案しておりますように、いわゆる補助がありますよ、決まってから準備では遅いかと、そのように思いますし、補助事業ができたときにすぐできる体制といえば、庁舎ができて、後でやるというよりかも、もう時間をかけてそのような検討をしていく必要もありますし、教育委員会とも十分に議論をしながら取り組みを早目にしていくことが補助事業のとり方の方法かと、そのように思いますので、それは教育委員会と十分に議論させていただきたいと思います。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、町長より、教育委員会と十分に議論をしながら前向きに進めていく旨の答弁をいただきました。ぜひ、積極的に進めていただけたらなと思います。
     次に、現在、旧体育館が解体されたことで、特に和泊中学校体育館やあかね文化ホールの使用頻度が高まっております。これまでどおり、学校施設としてしっかり整備していくことはもちろんですが、例えば校舎前や体育館裏の駐車場及び文化ホールまでの道の舗装や、必要があれば屋外トイレの増設などを検討していく必要があると感じますが、教育長のご見解をお聞かせください。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     和泊中学校の体育館、そしてまた文化的な面では、やすらぎ館、あかね文化ホールの利用を考えているところであります。多くの町民が利用することにより、いろいろなところで支障が来した場合には、その都度対応していく考えでおります。
    ○1番(川畑宏一君)
     何か課題があった場合に、その都度対応していただく旨、ご回答をいただきました。和泊中や和泊小の体育館に関しましては、ほかにも幾つか改善していただきたい点がございますが、詳細は担当者と進めてまいりたいと思います。
     和泊中学校だけでなく、その他の施設がフル活用されております。役場の各課局や町内の各団体が、どういった内容で、どの施設を利用しているかを調査することで、今後の施設計画に有効なデータが得られると思われますので、総務課長、ぜひ今後ご検討いただけたらと思います。
     それでは、行政事務における経費削減と効率化についての質問に移らせていただきます。
     町長答弁では、現在、コミュニケーションを大切にしながらも、効率化に向けてペーパーレスのようなものを検討していきたいという旨の答弁がございました。
     ペーパーレスを仮に実行する場合の効果についてはどのようにお考えでしょうか、総務課長にお尋ねいたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     ペーパーレス化等、行政事務に当たってのメリット・デメリットということを少し検討してまいりましたので、お答えしたいと思います。
     まず、メリットといたしましては、成果物等の管理を行うことで、短時間で過去の文書を検索することができ、業務の効率化が図られること、起案等の文書を紙媒体からデータ化することで、紙やファイルなど消耗品費を削減することができるということ、それから起案等の文書をシステム上で電子決裁することで、担当課の移動や決裁の待ち時間を省略することができるということで業務時間の効率化が図られる、このようなメリットがあると思われます。
     また、デメリットといたしましては、当然、全職員がシステムの使用方法を理解、町長、副町長、教育長も含めてでございますけれども、そういう理解と習得をする必要があること、それから一番はやっぱりシステム導入のコストの面だと思っております。あと、設計書、契約書、請求書など紙媒体の書類をどのようにして電子化して保存する、そして管理するかなどの法的な整備の検討も必要性があるのではないかと思っております。
     あと、一番大事なことでございますけれども、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、我々が業務を遂行するに当たり、やっぱり報告・連絡・相談という当然コミュニケーションが一番大切だと思っておりますので、そのコミュニケーション不足があるのではないかということが懸念されるところがデメリットとして考えられるところでございます。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、総務課長から大変詳細なメリット・デメリットのご説明をいただきました。有効なことだけでなく、課題の把握もなされていて、今後、それを踏まえた上で、ぜひ検討を進めていただけたらと思います。
     ペーパーレス化は、うまく活用すれば多くのメリットを享受できる上、遅かれ早かれ避けては通れない技術革新の波であると考えております。時間的に厳しいスケジュールではございますけれども、ネットワーク設備や周辺機器の設置における作業性を考えますと、庁舎建設に合わせて実施するのがベストだと思いますので、積極的な取り組みを要望いたします。
     また、議会においても、議案や予算書、決算書など、毎回多くの資料が配付されます。紙や印刷コスト削減はもちろん、タブレットの使用により検索性も向上し、運営効率化も図れると思います。また、資料に訂正があった場合の差しかえも容易にできます。実際、昨日も、期日変更による資料差しかえがありました。議会資料として、丁寧に訂正したものを再配付いただきまして、まことに恐縮ではございましたが、やはり紙の無駄遣い感は否めないものでございました。
     ここで、通告はいたしておりませんが、行政業務の効率化という点に関して、もう1点ご提案がございます。
     それは、群島全体でテレビ会議システムを導入できないかという内容であります。現在、各担当者が研修会等に参加するため、出張されることも多いでしょう。しかし、その内容を精査した場合、必ずしも1カ所に集まる必要のないものも少なからずあるのではないでしょうか。出張だったものがテレビ会議で置きかえ可能になった場合、簡単に大きく3つのメリットがあると考えております。
     1つ目は、宿泊費や交通費の削減でございます。
     2つ目は、町民サービスの向上。
     これは、例えば鹿児島県本土であったりすれば、鹿児島市で会議があったとして、枕崎であろうが指宿であろうが鹿屋であっても、その日のうちに戻ることができます。出張であっても、業務をあけるのが1日で済むんですけれども、沖永良部から、奄美群島から奄美大島に行く場合には、どうしても移動日を含めて、最大で3日の業務に穴をあけてしまうことが発生してまいります。そうすると、例えば町民が、何かわからないことがあったり質問があったときに役場を訪れます。もちろん、副担当というのもおりますので、そこでわかればよろしいんですけれども、なかなか込み入った問題になるとそうでなくて、担当が戻ってくるのを待つといったことも多々見受けられます。こういったことを改善することで町民サービスの向上につながるのではと思います。
     3つ目、役場職員の労務環境改善にもつながると思います。
     今、お話ししましたとおり、3日間、業務として研修に行くわけですよね。移動も業務でございます。しかし、業務で行っているにもかかわらず、その間にも業務がたまっていっている実態がありますよね。私も、よく各課にお邪魔しますけれども、出張で役場をあけている職員の机の上を見ますと山のように書類が積もっていて、これを帰ってきたら、通常業務を行いながら、またこなしていくんだなと、大変だなと感じております。職員の労務環境を改善し、効率化を高めることでも、これは町民のサービス向上につながると考えております。
     和泊町において、既にスポット的ではございますが、テレビ会議システムを導入しているところがありますので、その活用方法とメリット・デメリットを教えてください。まず、企画課長、お願いいたします。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     私どもの課においては、現在、法律相談を実施しております。これが、月1回の形で実施しておりますけれども、メリット・デメリット、特にメリットのほうが多いんですけれども、やはり先ほど議員がおっしゃいましたとおり、旅費云々が要らないと。それから、決まった時間においでいただいて、30分間なんですけれども、そこで顔を見ながら相談できるというように非常に喜ばれております。そういったような形で、現在は利用しているところであります。
    ○1番(川畑宏一君)
     続きまして、町民支援課長、お願いいたします。
    ○町民支援課長(高田清蔵君)
     お答えいたします。
     町民支援課におきましては、奄美大島にありますハローワークと連携をいたしまして、テレビ会議システムが設置されております。失業保険をもらうための手続専用のテレビ会議システムでございます。これは、ハローワークの担当者とテレビ電話を通じて面談を行いながら申請手続をするものでございます。これは、ハローワークが国の事業で導入したものであって、ハローワークの備品ということで設置されております。
     現在、この機種が設置されておりますのが、喜界町、それから和泊町、知名町、与論町、それと瀬戸内町の加計呂麻島に端末が設置されております。徳之島におきましては、徳之島3町を網羅した分所があります。奄美大島にはハローワークの本部があるということであります。
     メリットとしましては、従来は、奄美のハローワークの職員が、月に一度、来島して申請手続をしておりましたが、それか本人が奄美大島のほうへ出向いて申請手続をしなければなりませんでした。それが、このテレビ会議を利用することによりまして、奄美への渡航日数、それから旅費等の負担が軽減されていると思われます。
     このシステムが導入されたのが、平成27年10月ごろからの運用を開始されております。そのころから現在まで、数えてみましたら約100名ほどの方がこのシステムを利用されております。
     以上です。
    ○1番(川畑宏一君)
     大変詳細な答弁をいただきました。
     最後は、消防署にあります広域事務組合におきまして、介護保険審査における先進的な導入、これ平成11年からされているようでございます。担当課ではございませんけれども、当時、導入された担当をしていらっしゃったという武課長にご説明いただきたいと思います。また、武課長は、経済課として所管分野が多岐にわたることから、出張が多いことでも有名でございます。そういったことから、その出張の中で削減できる会議があるのではないかという方向性も踏まえてご答弁いただけたらと思います。
    ○経済課長(武 吉治君)
     介護保険法施行が平成10年ぐらいで、11年ぐらいから、介護保険の担当職員として広域事務組合でおおむね7年いまして、そのころテレビ会議システムの導入に携わったという経緯がありますので、お許しをいただきまして答弁をさせていただきたいと思います。
     テレビ会議システムについては、議員がおっしゃるとおりでございます。会議が頻繁に行われる審査会にとりまして、非常に有効でありました。議員から、そういう質問があるよという話もあったものですから聞いてみましたら、過去に、きょうもあるそうですが、1,012回会議が開かれております。その中で、17年間で950回以上はテレビ会議を行っているということでございます。
     ご存じのない方もいらっしゃると思いますので申し上げますが、認定審査会は、福祉・医療・介護の専門の職員が2人ずつ配置されて、その上に各与論、和泊、知名といういろんな地域から来た専門の職員が合議でもって審査を行うに当たり、やはり動かなくていい、与論からわざわざ来なくていい、和泊からわざわざ与論に行かなくていいということで非常にメリットが多くて、ユーザーの担当に聞いたら、デメリットはほとんどないということでございました。
     まさしく、今、この放送が行われているような高速回線であれば、非常に有効なことであります。当時は、ISDN64というのを束ねて使っておりましたが、現在は高速化になっておるので非常にいいと思っております。
     私も、個人的見解もありますが、住民サービスを向上させるために、また職員が職務を軽減できるためにも、ぜひ新庁舎になれば、新しいIT技術を使ったやり方での業務が有効であると考えております。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、3名の課長より、大変詳細で、しかもメリットが多い、前向きな検討に値するようなご回答をいただきました。法律相談や介護保険、失業保険の判定など高度な内容でも対応でき、例えば画一的な研修等であれば、応用は難しくないのではないでしょうか。
     本土であれば日帰りが可能な研修ですが、離島ならではの課題であります。企画課長、広域を通じて奄振への検討はできないでしょうか、お尋ねいたします。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     先ほどの答弁云々を、質問、それから答弁を聞いておりまして、次期奄振に向けた目玉という部分でもおもしろいのかなと考えていたところです。早速、もう近いうちに島別の分科会が開催される予定でありますので、しっかりと、きょうのような、この提案をしていきたいなと思っております。
    ○1番(川畑宏一君)
     早速、前向きに検討をしていただける旨のご回答をいただきました。もしかしたら、各市町村の担当者の中には、集まって、その後の飲み会を楽しみにされている方もいるのではないかと思いますから賛成ばかりではないかと思います。
     しかし、きょうここで議論いたしました、出てまいりましたメリットなどを踏まえ、ぜひ前向きに検討をしていただけたらと思います。
     我々議会は、この議会の場におきましても、むちゃ振りのようなものも含めまして、非常に要望をたくさん出してまいります。ただ、要望ばかりをしているわけではなくて、議会の全員協議会等におかれましては、永野議長が常々コスト削減への徹底した取り組みをするよう言及されております。
     鹿児島県の離島で、財政が厳しく、必要な研修に参加するための出張予算が組めない自治体も出てきているということでございます。例えば、3町議員大会やフラワー都市交流への議員派遣等についても、効果を検証し、是非を議論していくべきだという意見も議員の中にございます。必要な政策を実現して、よりよいまちづくりを行っていくために、町民、行政、議会が一丸となって取り組んでまいりましょう。
     最後に、漁業振興についてでございます。
     冒頭にも申し上げましたが、防波堤整備による漁業環境向上については、関係者の皆様、大変喜んでおり、加工場整備の実現とあわせ、深く感謝しているところでございます。
     私は、議会においてたびたび、農業に次ぐ産業の柱として、観光とともに漁業が見出す可能性について述べさせていただいております。
     今後、漁業が大きく発展していくためには、より沖合に出ての操業が必要となり、そのためには船の大型化が不可欠でございます。船の大型化に伴い、停泊スペースは既にいっぱいいっぱいであり、台風時などに船を陸揚げするスペースも不足し、大型船は内側の湾内にとめる状況ですが、これ以上船がふえた場合には、防波堤がなくては船を守ることができません。
     また、航行に支障を来す可能性のある岩礁ですが、防波堤建設以前より懸念はあったものの、今お伝えしたとおり、絶対必要な防波堤を整備した副作用的に改善の必要性が高まってきたものであります。譲り合いや徐行による努力も、もちろん大切でございます。しかし、船は車と違い、ぴたりとはとまれませんし、風や波で流されてしまうため、想像以上に距離をあけなければなりません。ましてや、漁の出航や寄港の多くは夜中や明け方であり、真っ暗な中で行われます。
     私は、先日、漁師さんに船を出していただき、現場を視察いたしました。本当であれば、干潮で岩礁が露出しているときの写真を撮りたかったのですけれども、危険が伴うということで満潮時に視察を行いました。陸側から見ていると、十分なスペースがあるように感じておりましたが、実際に船から現場を見ると、確かに大変狭く感じられ、風や潮の流れがある中でのすれ違いは危険であると実感できました。
     この点に関して、土木課長にご見解をお尋ねいたします。
    ○土木課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     まず、冒頭の最初のほうの防波堤が手狭に、湾内が手狭になってきているということにつきましては、また今後の検討課題になるかなと考えます。
     その後の一般質問でも出ている議題につきましては、この事業は、小型船だまりの改修整備事業は、県建設課が行って、県が行う事業でございまして、町は負担金を出して協力しているところでございます。やはり、詳しいことは県建設課のほうで把握してございますので、今回、いろいろと調べさせていただきました。
     確かに、議員のおっしゃるとおり、机上では予測できない、車のようにぴたりととめられないし、風があれば横に流されますし、ましてや干潮、満潮、いろいろ条件がかなり異なってまいります。そういうことも含めて、県のほうでは、しっかりとした調査、そして検討、協議、漁協の皆さんとも、漁協の方々とは平成21年11月、そして22年1月、22年3月と3回の勉強を開き、漁協の皆さん、役場関係者、県建設課とテーブルを囲んで議論を重ねております。
     そういった要望をやはり吸い取っての中の設計だと思いますけれども、幅につきましては、やはり交差する部分につきましては、余裕を持った、とりあえず3.5メートルという船の幅の6倍、6倍になりますと21メーターあればよかろうという幅らしいんですけれども、それ以上に、実際には36.1メーターは確保されているということで、設計的には問題のないようになっていると認識しております。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、ご答弁いただきました。確かに、理論上は安全が確保されているということでございますけれども、ぜひ現場を見ながら、土木課長のほうでもご検討いただけたらと思います。
     和泊町をどのように発展させていくかというビジョンや思いは、県の担当者よりも和泊町の皆様方のほうが絶対に明確で大きいものがあると信じております。たとえ県の事業とはいっても、もっと積極的に入り込んでよいのではないかと、私個人の意見ではございますけれども、感じております。
     私は、経済建設委員でございますので、この漁港の担当でございます経済課、土木課にはよくお邪魔いたしますが、武課長、皆吉課長におかれましては、どんなに忙しくても快く接してくださり、また素早い対応をいただいております。町民の目線に立った考え方も非常に魅力的でございます。どうか、和泊町の未来のために、課を超えて協力し、漁業発展にさらに力強く取り組んでいただけますようご要望いたします。
     また、漁港の整備は、道路やトンネルといったインフラと同じだと考えられます。奄美全体の問題として捉え、取り組んでいくことも重ねてご要望いたします。
     最後に、池田議員、東議員が取り上げておられましたので、通告からは省きましたが、カラスについて関連質問させていただきたいと思います。
     農業や畜産、環境によるカラス被害が取り沙汰されておりますけれども、漁協においても、船の設備やエギなどの漁具が食いちぎられ、被害に遭っているようであります。昼間は余り確認できないのでありますが、明け方、漁港に行くと非常に多くのカラスが確認できました。
     ことし、移動式の捕獲箱を2基導入予定で、現在、4集落から設置要望があるようですが、そこにぜひ漁港も加えられないでしょうか、経済課長にお尋ねいたします。
    ○経済課長(武 吉治君)
     漁協にも被害があるということも聞いております。漁協とまた相談して、要望等あれば、移動式ですので、また担当とよく協議をして、どの時期がいいのかということも含めて検討してまいりたいと思います。
    ○1番(川畑宏一君)
     ぜひ、素早い対応を要望いたします。また、冷蔵庫・冷凍庫整備事業もあわせて強力な推進を要請し、漁業振興に関する質問を閉めさせていただきます。
     最後になりましたが、来週はいよいよ町長選挙が告示されます。伊地知町政が推進してこられた事業に加え、伊地知町長でなくては前進させられない事業も多々あるかと思います。9月議会からも、子育て支援や各種産業振興、地方創生、その他あらゆる課題について、この場で町長と活発に議論させていただけることを強くご要望し、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
    ○議長(永野利則君)
     これで川畑宏一君の一般質問を終わります。
     以上で本日の日程は全部終了しました。
     本日はこれで散会します。お疲れさまでした。

第3日

発言者

  • 全発言者

発言内容

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  • 平成29年6月16日(金曜日) 午前9時30分開議

    1.議事日程(第3号)
     ○開議の宣告
     ○日程第1 会議録署名議員の指名
     ○日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町税条例の一部
                 を改正する条例の制定について)
     ○日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町国民健康保険
                 税条例の一部を改正する条例の制定について)
     ○日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町一
                 般会計補正予算(第7号))
     ○日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町国
                 民健康保険特別会計補正予算(第4号))
     ○日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町介
                 護保険特別会計補正予算(第4号))
     ○日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町後
                 期高齢者医療特別会計補正予算(第3号))
     ○日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町下
                 水道事業特別会計補正予算(第3号))
     ○日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町農
                 業集落排水事業特別会計補正予算(第3号))
     ○日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度和泊町奨
                 学資金特別会計補正予算(第1号))
     ○日程第11 議案第19号 和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
                 の制定について
     ○日程第12 議案第20号 和泊町庁舎建設基金の設置及び管理に関する条例の一部を改
                 正する条例の制定について
     ○日程第13 議案第21号 和泊町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例の一部
                 を改正する条例の制定について
     ○日程第14 議案第22号 工事請負契約の締結について(町営住宅ヘーバル団地2号棟
                 改修工事)
     ○日程第15 議案第23号 和泊町過疎地域自立促進計画の変更について
     ○日程第16 議案第24号 町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起について
     ○日程第17 議案第25号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第18 議案第26号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第19 議案第27号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第20 議案第28号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第21 議案第29号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第22 議案第30号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第23 議案第31号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第24 議案第32号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第25 議案第33号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第26 議案第34号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第27 議案第35号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第28 議案第36号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第29 議案第37号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第30 議案第38号 和泊町農業委員会の委員の任命について
     ○日程第31 議案第39号 和泊町固定資産評価員の選任について
     ○日程第32 議案第40号 平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決につい
                 て
     ○日程第33 議案第41号 平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の
                 議決について
     ○日程第34 議案第42号 平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1
                 号)の議決について
     ○日程第35 議案第43号 平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決に
                 ついて
     ○日程第36 議員派遣について
     ○日程第37 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第38 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
     ○日程第39 特別委員会の閉会中の継続調査申出書について

    1.議事日程〔第3号の追加1〕
     ○追加日程第1 議案第44号 和泊町新庁舎建設事業契約の締結について






     ○閉会の宣告


    1.本日の会議に付した事件
     ○議事日程のとおり

    1.出席議員(12名)
      議席番号    氏   名      議席番号    氏   名
        1番  川 畑 宏 一 君      2番  池 田 正 一 君
        3番  喜 井 和 夫 君      4番  松 村 絹 江 君
        5番  東   弘 明 君      6番  前   利 悦 君
        7番  中 田 隆 洋 君      8番  橋 口 和 夫 君
        9番  和   正 巳 君     10番  山 下 幸 秀 君
       11番  桂   弘 一 君     12番  永 野 利 則 君

    1.欠席議員(なし)

    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長 田原義仁君 書記 芋高洋一君

    1.説明のため出席した者の職氏名
    職   名 氏   名 職   名 氏   名
    町長 伊地知実利君 耕地課長 亘 禎一郎君
    副町長 前田修一君 土木課長 皆吉泰智君
    総務課長 種子島公彦君 会計課長 永山美智代君
    企画課長 川畑裕一君 生活環境課長 和田清良君
    税務課長 東 茂久君 教育委員会
    教育長 逆瀬川勝久君
    町民支援課長 高田清蔵君 教育委員会
    事務局長 美野忠徳君
    保健福祉課長 瀬川光雄君 農業委員会
    事務局長 東 敏仁君
    経済課長 武 吉治君

    △ 開 議  午前 9時30分
    ○議長(永野利則君)
     皆さん、おはようございます。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。

    △ 日程第1 会議録署名議員の指名
    ○議長(永野利則君)
     日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、池田正一君及び喜井和夫君を指名します。

    △ 日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町      税条例の一部を改正する条例の制定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第2、承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第1号は、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     なお、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月31日公布され、平成29年4月1日から施行されることとなり、この条例の施行日までに議会の審議を得る時間がなかったために、これを専決処分したものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第1号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第3 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(和泊町      国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制      定について)
    ○議長(永野利則君)
     日程第3、承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第2号は、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     承認第1号と提案理由は同じでございますが、平成29年4月1日から施行されることとなり、この条例の施行日までに議会の審議を得る時間がなかったために、これを専決処分するものでございます。
     どうぞよろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第2号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第4 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成28      年度和泊町一般会計補正予算(第7号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第4、承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第3号、平成28年度和泊町一般会計補正予算(第7号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であります。
     歳入では、主に町税8,102万2,000円、地方消費税交付金2,202万8,000円及び地方交付税1億4,329万5,000円の増額、国庫支出金1,533万5,000円及び県支出金4,836万5,000円の減額などであります。
     歳出では、事業費の確定などに伴う執行残の減額措置が主なものであり、形式収支から生じた財源を財政調整基金などへ5億280万3,000円積み立て措置を講じてあります。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の1款町税から12款使用料及び手数料まで、事項別明細書1ページから5ページ上段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、13款国庫支出金から14款県支出金まで、事項別明細書5ページ中段から9ページ上段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、15款財産収入から17款繰入金まで、事項明細書9ページ中段から10ページ中段までの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、19款諸収入から20款町債まで、10ページ中下段から13ページまでの質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費の質疑を行います。事項別明細書1ページ下段から13ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、3款民生費の質疑を許します。事項別明細書13ページ中段から23ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、4款衛生費の質疑を許します。事項別明細書23ページ下段から27ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産業費の質疑を許します。事項別明細書27ページ下段から37ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、6款商工費の質疑を許します。事項別明細書37ページ下段から40ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、7款土木費の質疑を許します。事項別明細書40ページ下段から45ページまでです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、8款消防費の質疑を許します。事項別明細書46ページ上段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、9款教育費についての質疑を許します。事項別明細書46ページ下段から60ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、10款災害復旧費から13款予備費までの質疑を許します。事項別明細書60ページ中段から62ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     今回の補正で、5億余りの余剰金を基金のほうに組み入れしていますが、61ページです。
     財政調整基金積立金に3億2,900万円積み立てをしていますが、この財政調整基金の残高と28年度の余剰金の総額に対しての基金への組み入れが何割程度されているのか、また財政調整基金の積み立て残高が標準財政規模の何%になっているのか、以上3点について質問いたします。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     1点目の財政調整基金の平成28年度末、この今回の補正予算も含めて10億円です。
     次に、28年度の余剰金から基金への積み立ては、6億2,252万3,000円の余剰金がございましたけれども、そのうちの5億280万を基金のほうに積み立てております。
     それから、標準財政規模における割合ということでございますけれども、これは一応、減債基金も入れて、今、指数をしてございますので、財政調整基金10億と減債基金の1億5,920万を足したものを標準財政規模の39億1,336万7,000円で割りますと29.6%になります。約30%が標準財政規模における財調と減債基金の割合でございます。
    ○7番(中田隆洋君)
     熊本の震災のときに、この財政調整基金がほとんどない自治体と、国のほうは約20%をめどに財調を確保しておけという通達がその後出ておりますが、30%あった自治体とのその後の復興・復旧に相当な差が出たということを、この前の監査委員の勉強会に出席させてもらったときに聞きました。そのことから、この質問をさせてもらったんですが、本町では29.6%と高い割合で財調基金を積み立てているということは大変いいことだなと思いました。財政の厳しい中でやりくりをしながら、大きな災害等あったときに力を発揮できなくてはいけないのかなと思っていますので、今後、一層またこういった基金の積み立てのほうを努力していただきたいなと、そのように思います。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表繰越明許費補正の質疑を許します。表紙から9枚目の7ページ上段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第3表地方債補正の質疑を許します。同じく、表紙から9枚目の7ページ下段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第3号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第3号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第5 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成28      年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第      4号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第4号、平成28年度和泊町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であり、各事業費の確定などによる予算措置でございます。
     歳入では、国民健康保険税3,327万9,000円、県支出金3,019万円の増額及び繰入金7,711万6,000円、国庫支出金399万6,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     歳出では、保険給付費3,659万3,000円及び保険事業費268万4,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑から行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出の質疑を許します。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     歳出の3ページです。
     その前に、歳入のほうで、国民健康保険準備基金からの繰入金を補正で、マイナス補正をして、繰り入れをしないで運営ができたことをよかったなと思っておりますが、歳出のほうで、3ページの出産育児一時金のほうがマイナス補正で378万円、マイナスとなっています。当初から比べると、約3分の1が減額になっているんですが、この理由の説明を求めます。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     出産育児一時金のご説明をいたします。
     これについては、1人42万円の出産手当ということで支給をしております。当初、22人、国保の被保険者の中での22人ということで予定をしておりましたが、9人減の13人の出産がございましたので、補正で減額しております。
    ○7番(中田隆洋君)
     22人予定していたのが13人ということで、出生率の変化はどのようになっていますか、28年度、大体でいいですけれども、出産が少なくなっているんですか、これは。例年と比べて。
    ○保健福祉課長(瀬川光雄君)
     ちょっと、そこの出生の数は私のほうでは、全体の、町全体の出生ということですよね。ちょっと、私のほうではつかんでいないんですけれども、申しわけないです。
    ○議長(永野利則君)
     よろしいですか。
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第4号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第4号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第6 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成28
                 年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4
                 号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第6、承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第5号、平成28年度和泊町介護保険特別会計補正予算(第4号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であり、各事業費の確定などによる予算措置であります。
     歳入では、国庫支出金323万3,000円の増額及び繰入金266万6,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     歳出では、保険給付費999万4,000円及び地域支援事業費259万5,000円の減額などに伴う予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第5号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第5号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成28
                 年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算
                 (第3号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第7、承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第6号、平成28年度和泊町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であり、各事業費の確定などによる予算措置でございます。
     歳入では、後期高齢者医療保険料22万3,000円及び一般会計繰入金220万7,000円の減額などに伴う予算措置であります。
     歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金182万3,000円及び保険事業費49万1,000円の減額などに伴う予算措置であります。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第6号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第6号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成28      年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第3      号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第8、承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第7号、平成28年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分であり、各事業費の確定などによる予算措置であります。
     その結果、歳入歳出それぞれ876万円を減額してございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第7号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第7号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成28      年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算      (第3号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第9、承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第8号、平成28年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)は、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分でございます。
     各事業費の確定などによる予算措置でございます。
     その結果、歳入歳出それぞれ1,417万1,000円を減額してございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第8号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第8号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成28
                 年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1
                 号))
    ○議長(永野利則君)
     日程第10、承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     承認第9号、平成28年度和泊町奨学資金特別会計補正予算(第1号)は、事業の確定により、それぞれの予算措置を行ったものでございます。
     歳入においては、主に貸付金元利収入141万円の増額など、歳出においては、主に貸付金140万円の減額などでございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     1ページですが、予備費が407万5,000円補正をしてありますが、この予備はどういったのに使われていますか。
    ○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
     お答えいたします。
     歳入から歳出を引いた差額と考えていいと思います。どのようなという質問ですけれども、29年度用の繰り越し予算となります。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから承認第9号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
     お諮りします。
     本案を報告のとおり承認することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、承認第9号、専決処分の承認を求めることについては承認することに決定しました。

    △ 日程第11 議案第19号 和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を      改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第11、議案第19号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第19号、農業委員会などに関する法律の改正に基づく農業委員会の会長などの報酬の見直し及び収納対策監の設置に伴い、所要の改正を行うものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第19号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第19号、和泊町報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。
     お諮りします。
     ただいま町長から議案第44号が提出されました。
     直ちにこれを日程に追加し、追加日程第1とし、議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     議案第44号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。

    △ 追加日程第1 議案第44号 和泊町新庁舎建設事業契約の締結について
    ○議長(永野利則君)
     追加日程第1、議案第44号、和泊町新庁舎建設事業契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第44号は、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律を準用し、和泊町新庁舎建設事業を行うものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○6番(前 利悦君)
     これは、後で出てくる追加議案との関連はどうなんですかね。
    (「これが追加議案」と呼ぶ者あり)
    ○6番(前 利悦君)
     ということは、じゃまだ議決されていないのにこれが出てくるということですか。
    ○議長(永野利則君)
     これは追加で出てきた議案です。これ、まだ議決はまだしていません。質疑の段階です、今。
    ○6番(前 利悦君)
     後で出てくる、追加議案が出てくるわけでしょう。
    (発言する者あり)
    ○議長(永野利則君)
     これが追加です。
    (「19の次にすぐ44が来ているでしょう。朝出てきた。追加議案」と呼ぶ者あり)
    ○6番(前 利悦君)
     朝出てきたことか。なるほど。どうも勘違いしていました。
     それについて、2点質問したいと思います。
     6月9日の議会運営委員会に、会議資料の中で第44号、和泊町新庁舎建設事業契約の締結についてということで出てきておったんですけれども、13日の本会議で削除されておったのは、これはなぜなんでしょうかということです。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     当初、6月議会に一括して上程する予定でございましたけれども、5月31日に基本協定を結びまして、その後、事業費が、当初、皆様にご説明しておりましたのは約17億3,000万円ということでご説明をしておりましたけれども、今年度から創設されました公共施設等管理推進事業債を借りることによって、頭金が多く支払うことができると、そういうふうな状況になりましたので、再度、詳細な事業費をSPC等関連会社と詰め合わす必要が生じたために、仮契約が6月12日となったために、今回、追加議案となりました。
     契約金額については、記載のとおり17億3,000万円程度でございましたけれども、今回、そういうもろもろの協議を重ねて、17億1,467万5,000円というふうに詳細な積み上げを必要としたことから、追加議案となったものであります。
    ○6番(前 利悦君)
     それで、この議案の中で、庁舎建設というのはもう一番重要課題ということで思っておったんですけれども、今、そういう事情があったということですけれども、そういう形で契約があったのは16日か、仮契約があったのが。
    (「12」と呼ぶ者あり)
    ○6番(前 利悦君)
     12ですね、12日で、そして、きょうが16日ですよね。そういう形で、図面なんかも出てきたのが、きょうの朝ということでした。
     そういうことで、追加議題としても扱うと、そういうことは前もって早目に知らせておくと、そういうことが必要じゃないかということと思います。
     それと、町民への広報についてですけれども、これは広報が行われたのは3月の区長会で行われて、それからもう町民には知らされていません。そういうことは、やっぱり町民に知らせて、そして私たち議会にも詳細のことがあったということですけれども、図面も含めて前もって知らせて、そしてすべきではないかと、そういうふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     庁舎建設のスケジュール等、町民への周知ということに関しましては、一般質問でもお答えしたとおり、これまでも区長会、サンサンテレビ、広報誌等を通して説明をしてまいりました。
     その後に、今、図面等添付してございますけれども、そういう詳細な計画がだんだん固まってまいりましたので、今月の区長会において、再度、庁舎建設の進捗状況、それから今後のスケジュール等について説明をする予定でございます。
     これまで、議決は、債務負担行為の議決はいただいておりましたけれども、実際の契約の議決等いただいておりませんでしたので、今回、今議会で議決等いただけましたら、外観パース図等、実際、目に見えるような形になってまいりましたので、住民に周知していきたいと思っております。
    ○議長(永野利則君)
     はい、3回目ですよ。
    ○6番(前 利悦君)
     この新庁舎建設については、もう最初の出発の段階から町民への広報が足りないということで、議会報告会、それから町の報告会、いろいろそういうことがありました。
     そういうことがわかっていながら、本当に町民にほとんど周知されなかったということ、そういうことで、これを議決して、私はちょっと問題ではないかというふうに思っています。そのことについて、どういうふうにお考えでしょうか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     庁舎建設については、住民への周知が足りないという意見等もございましたので、これまで、先ほども申し上げましたように、区長会、サンサンテレビ、それから住民への説明会等を行って、できる限りの周知はしてきたつもりでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
     まず、原案に反対者の発言を許します。
    ○6番(前 利悦君)
     この事業は、多くの島外の事業者で構成されるPFI事業による新庁舎の建設は、町民の町民による町民の庁舎建設とは思えません。
     本町では、公共工事が激減し、建設業界は経営が大変厳しい状況にあります。会社の規模を縮小した企業もあります。地元業者が潤い、将来の子や孫たちの負担を少なくするためにも、このPFI事業による建設手法には反対します。
    ○議長(永野利則君)
     次に、原案に賛成者の発言を許します。
    ○8番(橋口和夫君)
     私は、この議案に賛成の立場で討論させてもらいます。
     私たち議会は、27年の第4回定例会において、債務負担行為を20億3,000万、承認いたしました。
     それから、行政のほうにおきましても、町民への広報活動、十分にやってきていると思います。
     それと、先月22日の全協において、総務課のほうから、全協で基本協定に向けての説明がございました。その後、新聞報道等、なおかつ町のホームページで基本協定の内容等、出してあります。
     そういった広報活動も全てやってきておるわけでありまして、それと全協の中において、地元業者に対して65%の発注を予定しているということであります。それによって、地元業者にも資金が回ってくると考えます。そのことで私は賛成です。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。ほかの皆さんは。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     ないようですので、これで討論を終わります。
     これから議案第44号、和泊町新庁舎建設事業契約の締結についてを採決します。
     この採決は起立によって行います。
     議案第44号、和泊町新庁舎建設事業契約の締結については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
    ○議長(永野利則君)
     起立多数です。
     したがって、議案第44号、和泊町新庁舎建設事業契約の締結については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第12 議案第20号 和泊町庁舎建設基金の設置及び管理に関する条      例の一部を改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第12、議案第20号、和泊町庁舎建設基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第20号は、本条例の目的を庁舎建設準備のためとしておりましたが、今年度から新庁舎建設事業が開始されること、また事業手法についてはPFI的事業BTO方式を採用することから、維持管理費の負担が生じるため、改正するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第20号、和泊町庁舎建設基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第20号、和泊町庁舎建設基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第13 議案第21号 和泊町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関す      る条例の一部を改正する条例の制定について
    ○議長(永野利則君)
     日程第13、議案第21号、和泊町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第21号は、和泊町定住促進住宅用地の有効的な運用を図るための要件緩和に伴い、改正するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     この議案第21号なんですが、前回、議会でちょっと否決をしたんですが、そのときは、たしか5年ということで緩和して、今回3年ということになっていますが、なかなか借り入れがいない中で、規制を緩和していって借り入れをふやしていくという前向きな条例改正案で大変うれしいんですが、今回、3年でして、また借り入れがない場合とかそういうときは、この年数が問題ではなくて、やはりIターンの方、Uターンの方がお金を銀行から借りるときに、やっぱり担保になる土地がないとお金を借りられなかったり、また、今、若い方が1,000万、2,000万、大きな買い物をするわけですが、なかなかそこに踏み込めないことだったりありますので、例えばそういった土地の担保にできるような規制緩和またはほかの自治体であるんですが、PFIを使って、民間事業者に建物を建ててもらう、それで貸し付けをする、償還がある程度終わった時点でそのまま譲渡するということをやっている自治体もあるようですが、その件について、課長は現段階でどのようにお考えでしょうか。
    ○企画課長(川畑裕一君)
     この土地につきましては、整備のときに国の補助事業で整備をしてございます。その兼ね合いがございまして、急に規制緩和というのは非常に厳しいものがありましたので、しておりませんけれども、我々としても、一日でも早く、どのような形でもよろしいですので、あの土地を利用させたいという気持ちが多々ございますので、徐々にでありますけれども、一定期間経過しましたら、またさらなる規制緩和といいましょうか、補助事業の適用範囲の期間というのもちょっと見定めながら対応してまいりたいというふうに考えております。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第21号、和泊町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第21号、和泊町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第14 議案第22号 工事請負契約の締結について(町営住宅ヘーバ      ル団地2号棟改修工事)
    ○議長(永野利則君)
     日程第14、議案第22号、工事請負契約の締結についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第22号は、町営住宅ストック改善事業に係るヘーバル団地2号棟の改修により、事業の促進及び延命化を図るものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第22号、工事請負契約の締結についてを採決します。
     お諮りします。
     本件を可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第22号、工事請負契約の締結については可決されました。

    △ 日程第15 議案第23号 和泊町過疎地域自立促進計画の変更について
    ○議長(永野利則君)
     日程第15、議案第23号、和泊町過疎地域自立促進計画の変更についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第23号は、事業費の変更及び事業の追加などがありましたので、和泊町過疎地域自立促進計画を変更するものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第23号、和泊町過疎地域自立促進計画の変更についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第23号、和泊町過疎地域自立促進計画の変更については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第16 議案第24号 町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提      起について
    ○議長(永野利則君)
     日程第16、議案第24号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第24号は、相手方の町営住宅使用料を長期にわたり滞納しており、再三の催告などに応じないため、訴えにより、町営住宅の滞納使用料及び損害金の支払いを求めるものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第24号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第24号、町営住宅未払賃料等支払請求に関する訴訟の提起については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第17 議案第25号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第18 議案第26号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第19 議案第27号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第20 議案第28号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第21 議案第29号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第22 議案第30号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第23 議案第31号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第24 議案第32号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第25 議案第33号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第26 議案第34号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第27 議案第35号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第28 議案第36号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第29 議案第37号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    △ 日程第30 議案第38号 和泊町農業委員会の委員の任命について
    ○議長(永野利則君)
     日程第17、議案第25号、和泊町農業委員会の委員の任命についてから日程第30、議案第38号、和泊町農業委員会の委員の任命についてまで14件を一括議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     ただいま一括して上程をいたしました和泊町農業委員会の委員の任命議案につきましては、農業委員会などに関する法律の改正により、公選制が廃止となったために、推薦された伊地知幸弥ほか13名を農業委員会の委員に任命したいので、議会の同意を求めるものでございます。
     推薦された委員の氏名、履歴などについては、議案第25号から議案第38号のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから14件に対する一括質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから14件に対する一括討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第25号、和泊町農業委員会の委員の任命についてから議案第38号、和泊町農業委員会の委員の任命についてまで、14件を一括して採決します。
     お諮りします。
     議案第25号、和泊町農業委員会の委員の任命についてから議案第38号、和泊町農業委員会の委員の任命についてまでの14件を同意することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第25号、和泊町農業委員会の委員の任命についてから議案第38号、和泊町農業委員会の委員の任命についてまでの14件は同意することに決定しました。

    △ 日程第31 議案第39号 和泊町固定資産評価員の選任について
    ○議長(永野利則君)
     日程第31、議案第39号、和泊町固定資産評価員の選任についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第39号は、和泊町固定資産評価員の前任の辞職に伴い、山岡和博氏を選任したいので、議会の同意を求めるものでございます。
     よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第39号、和泊町固定資産評価員の選任についてを採決します。
     この採決は無記名投票で行います。
     議場の出入り口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕
    ○議長(永野利則君)
     ただいまの出席議員は11名です。
     次に、立会人を指名します。
     会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に松村絹江君及び東弘明君を指名します。
     投票用紙をお配りします。
    〔投票用紙配付〕
    ○議長(永野利則君)
     念のため申し上げます。本件に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載してください。
     なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第84条の規定により否とみなします。
     投票用紙の配付漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検します。
    〔投票箱点検〕
    ○議長(永野利則君)
     異状なしと認めます。
     ただいまから投票を行います。
     1番議員から順に投票願います。
    〔投 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れはありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     投票漏れなしと認めます。
     投票を終わります。
     開票をお願いします。
     松村絹江君及び東弘明君、開票の立ち会いをお願いします。
    〔開 票〕
    ○議長(永野利則君)
     投票の結果を報告します。
     投票総数 11票
      有効投票 11票
      無効投票 0票です。
     有効投票のうち
      賛成 11票
      反対 0票
     以上のとおり、賛成が多数です。
     したがって、議案第39号、和泊町固定資産評価員の選任については同意することに決定しました。
     議場の出入り口を開きます。
    〔議場開鎖〕

    △ 日程第32 議案第40号 平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)      の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第32、議案第40号、平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第40号、平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)は、歳入では、県補助金1億4,958万4,000円、繰越金5,000万円及び町債1億2,580万円の増額などの予算措置でございます。
     歳出では、総務費1億6,784万3,000円、農林水産業費1億4,085万6,000円及び土木費3,460万2,000円の増額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入の質疑を許します。事項別明細書1ページから2ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     1ページです。
     青年就農給付金事業補助金が早々と2,000万ほど、補正で削減になっているんですが、その理由はどのようなものでしょうか。
    ○経済課長(武 吉治君)
     お答えいたします。
     青年就農給付金事業という国の事業でございましたが、歳出のほうでも出てまいりますが、事業名が変わりまして、農業次世代人材投資事業費という名目に変わったことによる減額になっております。給付というイメージが、どうも与えるだけだというふうなイメージをということで、そのことを鑑みて、この新しい事業費に名称が変わったということでございます。
     下のほうに同額の事業名が書いてあると思います。よろしくお願いいたします。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、歳出に移ります。
     2款総務費から4款衛生費までの質疑を行います。事項別明細書1ページか5ページ中上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     歳出の1ページです。
     2点あるんですが、まず最初、町単独補助金でコミュニティー助成事業補助金というのが500万円ついているんですが、その事業内容の説明を求めます。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     コミュニティー助成事業補助金につきましては、今年度、上手々知名字が公民館空調一式ほかということで250万、もう1カ所、西原字公民館放送設備、それから調理室の空調等設備の整備ということで250万の合計500万でございます。
    ○7番(中田隆洋君)
     上手と西原の公民館改修工事をするということですね。わかりました。
     同じく、1ページから2ページに飛ぶんですが、セキュリティークラウド接続変更業務ということで、委託業務で799万2,000円、約800万ほどの予算の補正しているんですけれども、これというのは、現庁舎で委託をして変更して、新庁舎でもそのまま使えるんですか。ただ、この、今、現庁舎がある間だけの委託料になるんですか。
    ○総務課長(種子島公彦君)
     この事業につきましては、現在、まちが単独で行っておりますインターネット回線を利用したシステムを使っているわけでございますけれども、これは県43市町村全体でセキュリティーを守るということで、県全体のほうでサーバーを持って今後の事業をするということでございますので、新庁舎になっても事業はそのまま利用できるということでございます。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、5款農林水産費から6款商工費までの質疑を許します。事項別明細書5ページ中下段から7ページ中段までです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、7款土木費の質疑を許します。事項別明細書7ページ下段から9ページ上段までです。
     質疑ありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     8ページです。
     新しい事業ができていますので説明を求めます。地方改善施設整備事業費ということで、若干ですが118万8,000円計上されていますが、どういった事業でしょうか。
    ○土木課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     28年度から初めてといいますか、保健福祉部の管轄であります下水排水路等の対応できる事業でございます。28年度につきましては、和の公民館前をやってありますけれども、ああいった雨水とかの排水を解消する事業でございます。
     西原を予定しております、今回は。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、8款消防費の質疑を許します。事項別明細書9ページ中上段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、9款教育費の質疑を許します。事項別明細書9ページ中下段から10ページまでです。
     質疑ありませんか。
    ○10番(山下幸秀君)
     10ページの社会教育費の総務費に当たると思いますけれども、西郷南洲記念館の勤務体制についてですけれども、先般、「西郷どん」の撮影が今後あるということが予想されまして、私もカヤぶきをしたこともあるんですね。そのカヤぶきを見ながら、そこへ寄ったところ、非常に「西郷どん」効果で来館者が多くなっているということで、たまたま私が訪ねたときには、女性の職員は島内案内と西郷隆盛上陸の地を案内しているということと、もう1人の宗さんは、ちょうど来館者がおりまして説明をしておりました。別室のほうでずっと待っていたんですけれども、また4名の方が来られたんですね、来館者が。要するに、非常に「西郷どん」の効果で来館者がふえていることに対して、2人で非常に無理があるようなことを聞きました。
     今後、そういった場合には、対応できるような勤務体制をとるべきじゃないかなと思って、今後の対応について、どのように考えているか、担当に伺いたいと思います。
    ○教育委員会教育長(逆瀬川勝久君)
     要請をしてあります。
     現在、宗君、それから永吉君、それから本部君、5名いますけれども、たまたまそのときには、ほかへの連絡が行き届いていなくて、そういう状態になったものと考えられます。前もってわかっていたら、やはり、日によっては4名で対応したり、1人で対応したりと、その状況に合わせていますけれども、予約なしで入ってきたりするときには、方々へ出ているときには不在というときがあります。
     そういうことがないように、今後も気をつけるために、さらにガイドをふやしていく計画であります。
    ○10番(山下幸秀君)
     ぜひ、「西郷どん」効果により、こういった来館者がふえることは非常にいいことですので、それとカウンターが留守の場合にはこの番号に電話してくださいとか、説明している人は対応できないと思うんですよね。そういったことで、留守がないような対応をぜひ検討していただきたいと思います。
     以上です。
    ○4番(松村絹江君)
     関連の質問ですけれども、この前、中央公民館の総会みたいなのに出させていただいて、その話が出ました。これから「西郷どん」が始まると、とにかく人が多くなると今の案内人ではとても回らないということで、これから新しい人を採用するとなるとすごい勉強しなくちゃいけない。これからそういう新しい説明する方を養成するよりも、鹿児島県とかに行きますと、歴史館とかへ行くと、ボードがちゃんと設置してありまして、これはこういうことですよと、このボードを見ればもうわかるような、そういう感じにして、本当に質問するときだけ、そこにいつもいらっしゃる方が説明する方向でいかないと、ちょっともう手に負えませんよという、その担当の方のお話があったんですよ。
     だから、そこら辺を、西郷さんに対する歴史の話とか、来客の方が、入る方がこれを見れば大体わかるようなボードをつけてほしいという案があって、そのとき教育長もいらっしゃいましたので、そこら辺は対策の方向に向けていってほしいと。
     これから案内人を養成するとか教育するのは、とっても無理ですという話がありましたので、関連事項としてお願いしたいと思います。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    ○7番(中田隆洋君)
     10ページ、9款11目越山運動広場有効活用整備事業費についてお尋ねいたします。
     この事業で、高倉の改修と運動広場の芝生の整備と休憩所となるあずまやの設置建設まで考えているということで、全協で説明をいただいたんですが、そのときにちょっと言っておけばよかったんですが、その中で、ここを主に使う方というのはグラウンドゴルフをされる方が利用してくるのかなと思っているんですが、この前、教育委員会にお邪魔したときには、岸田会長さんですか、グラウンドゴルフ協会の会長さんがお見えだったようですが、あずまやの場所だったり、どういったものが欲しいだったり、芝生の整備等のときに、ゴルフ協会の役員だったり重立った方に意見を聞いて進めていただければなというふうに思っておるんですが、もう現在、そういうふうにやって、話し合いを持ってから進めているのか、まだそれをしていなければ、今後していくことは可能なのかどうか、お尋ねいたします。
    ○教育委員会事務局長(美野忠徳君)
     越山の公園整備でございますけれども、基本的には研修センターの附属施設ということでの緑地公園、緑地広場であります。
     ただ、有効活用していくということで、グラウンドゴルフ協会のほうから、非常に町のほう、それから教育委員会のほうに熱望がありましての整備を始めたところでありまして、これまでの、28年度も既に芝生の半数以上を整備してございますけれども、整備につきましてはグラウンドゴルフ連盟の役員の方々、常に四、五人の方々も立ち会いながら、整備については協議をしておりまして、今後の整備につきましても、こういう形でメニューを組んでおりますということで、予算が通りましたら、早速役員の方々と協議しながら、もちろん高齢者が多いということで、その辺の考慮をしながら整備を進めていきたいと思っております。
    ○7番(中田隆洋君)
     ぜひ、いいグラウンド整備を進めていって、後で喜ばれるような整備にしていってほしいなと。というのも、この前のゆりの島グラウンドゴルフ大会ということで、多くの島外の方を迎えてグラウンドゴルフ大会が成功したのは皆さんご存じだと思うんですが、そういった大会にまた活用できるのかなと思っていますので、整備のほうを進めていっていただきたい点と、それにあわせて土木課長にお尋ねしたいんですが、この研修センターから城ケ丘中学校の町民運動広場、芝のグラウンドまで、昔の旧道があるんですが、直線距離で約700メートルか800メートルということで、今現在、木が生い茂って通れなくなっているんですが、そこをつないだら、またそういった大会運営において有効にできるのかなと思っているんですが、その道路改良というのはどうでしょうか。
    ○土木課長(皆吉泰智君)
     お答えいたします。
     その道路につきましては、先日、山下議員のほうからちょっと話がありまして、どうにかならないかということもありまして、すぐに道路維持の係と相談しまして、やはりこういった作業はシルバー人材センターなのかなということでお願いして、今、ほとんど9割ぐらい貫通に近い状態になっていると思いますので、ぜひ近いうちにごらんになっていただきたいなと思っています。
    ○7番(中田隆洋君)
     最後です。
     先週、見てきました。坂道を下るところは、きれいに伐採されていましたね。あと、もう少しきれいにしたら車も通れるのかなと思って、ただ車が1台、道幅が狭くて、行き交うのは困難な道路かなと思う点と、あと、坂を下ってから農道に入るところは舗装もされていない状態になっていますので、城中で大会があるときに、研修センターに宿泊をして、アップロードでも使えるちょうどいい距離なのかなと思っていますので、ぜひその城中までの道路の整備も要望したいなと思っております。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、13款予備費の質疑を許します。事項別明細書11ページです。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第2表債務負担行為補正の質疑を許します。表紙から6枚目の4ページ上段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     次に、第3表地方債補正の質疑を許します。同じく、表紙から6枚目の4ページ下段です。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第40号、平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第40号、平成29年度和泊町一般会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第33 議案第41号 平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算      (第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第33、議案第41号、平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第41号、平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、農業集落排水事業中部地区の下水道事業への編入に伴う事業費、役務費及び業務委託料の追加などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    ○1番(川畑宏一君)
     ただいま、提案理由をご説明いただきまして、予算として集落排水特別会計から下水道事業特別会計へ931万3,000円、実質スライドということになると思うんですけれども、事業内容を3点、詳しく教えていただけたらと思います。
     1点目、この事業を編入する理由。
     2点目、似たような事業ですけれども、実際は別になっておりますので、そこに法的な壁はなかったのか。もう一つは、排水管のラインが、今、違うと思うんですね。それを接続すると思うんですけれども、どのような方法で行うのでしょうか。
     3点目、中部地区の編入ということですけれども、ほかの地区に関しては、今後、どうなるのでしょうか。
     以上、3点についてご説明を求めます。
    ○生活環境課長(和田清良君)
     お答えします。
     まず、事業の理由でございますけれども、さきに過疎地域自立促進計画変更の中にもございましたけれども、公共下水道については、社会資本の整備交付金を利用して、農業集落排水の中部地区との統廃合ということの事業でございますけれども、公共が1施設、農集が5施設、現在ございます。その中で、国・県からの指導がありまして、本町においては5施設は多いんじゃないかというようなこともございました。ということで、一番公共に近い中部地区を統廃合できないかということで国のほうに要望をいたしまして、それが長期利用財産処分報告書ということで国のほうに報告を上げております。1月に報告を上げたんですけれども、これがやっと採択を受けたというようなことで、事業を進めるというようなことで、今、進めているところです。
     あと1点、法的ということでございますけれども、これももう財産処分で、九州のほうで農政局、それから国交省、その了解をいただいてございます。
     それから、ラインの接続に関してですけれども、中部地区はそのまま後利用、廃止じゃなくて、後利用します。そこの施設というのは、ポンプ施設として利用します。中部に、根折、畦布から入ってきたやつを圧送管で公共施設に送ると。あとは、和地区と和地区の3ライン、そのラインは直接公共につなげるような形ができますので、そこの管路を、ことし、また設計していくというような流れになります。
     それから、他地区の流れですけども、現在、東部と北部、国頭と西原ですね、そこの処理区が機能強化事業に入っております。その事業が今年度完了の予定です。その後は、仁嶺、それと城、永嶺と古里ですか、そこの施設を機能強化していくというふうな予定でございます。
     以上です。
    ○議長(永野利則君)
     ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第41号、平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第41号、平成29年度和泊町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第34 議案第42号 平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補      正予算(第1号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第34、議案第42号、平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第42号、平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、農業集落排水事業中部地区の下水道事業への編入に伴う事業費、役務費及び業務委託料の減額などの予算措置でございます。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     歳入、歳出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第42号、平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第42号、平成29年度和泊町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第35 議案第43号 平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1      号)の議決について
    ○議長(永野利則君)
     日程第35、議案第43号、平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決についてを議題とします。
     提案理由の説明を求めます。
    ○町長(伊地知実利君)
     議案第43号、平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的支出において、職員人事異動に伴う給与などの減額及び賃金などの増額の追加措置であります。
     また、資本的支出においては、工事用車両購入事業費の増額の追加措置であります。
     詳細については事項別明細書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いをいたします。
    ○議長(永野利則君)
     これから質疑を行います。
     収益的収入及び支出、資本的収入及び支出全般の質疑を行います。
     質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
     これから討論を行います。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     討論なしと認めます。
     これから議案第43号、平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決についてを採決します。
     お諮りします。
     本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議案第43号、平成29年度和泊町水道事業会計補正予算(第1号)の議決については原案のとおり可決されました。

    △ 日程第36 議員派遣について
    ○議長(永野利則君)
     日程第36、議員派遣についてを議題とします。
     お手元にお配りした研修会等への出席について、和泊町議会会議規則第120条の規定により議員の派遣を決定することにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、議員派遣についてはお手元にお配りしたとおり決定しました。

    △ 日程第37 議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第37、議会運営委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第38 各常任委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第38、各常任委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     各常任委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。

    △ 日程第39 特別委員会の閉会中の継続調査申出書について
    ○議長(永野利則君)
     日程第39、特別委員会の閉会中の継続調査申出書についてを議題とします。
     議員定数調査特別委員会委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りした閉会中の継続調査の申し出があります。
     お諮りします。
     特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(永野利則君)
     異議なしと認めます。
     したがって、特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
     これで、本日の日程は全て終了しました。
     会議を閉じます。
     平成29年第2回和泊町議会定例会を閉会します。お疲れさまでした。