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更新日:2021年3月23日

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第1日(2)

発言者

松村 絹江

発言内容

 日程第5、一般質問を行います。
 順番に発言を許します。
○4番(松村絹江君)
 おはようございます。
 平成29年第2回定例会において1点の一般質問を通告してありますので、壇上より質問いたします。
 1、ふるさと納税について。
 ①ふるさと納税の庁舎組織体制強化と積極的取り組み展開について、組織体制をどのように整え、かつ強化して進めるつもりか。
 ②ふるさと納税の寄附申し込みの各事業への使途指定状況は、どのようになっているか。
 ③ふるさと納税の仕組み等、町内外へのPR活動の中で、パンフレット等の配布等啓発・周知は十分か。
 以上で壇上からの質問を終わります。
○町長(伊地知実利君)
 松村絹江議員の一般質問に順を追ってお答えを申し上げます。
 ふるさと納税についてでございますが、まず1点目、ふるさと納税の体制強化につきましては、昨年度から、地元特産品のPR、販売促進及び地域産業活性化との相乗効果を目的として、役場内にふるさと納税推進プロジェクトチームを結成し、返礼品の充実などに取り組んでおります。
 今後も、ふるさと納税推進プロジェクトチームを中心に、制度本来の趣旨を踏まえつつ、使い道や周知の方法の検討を進め、また民間事業者との連携を図りながら、本町の魅力を広く発信し、和泊町ファンを一人でも多くふやせるよう積極的に取り組んでまいります。
 2点目、平成28年度分の寄附の使い道、指定状況につきましては、寄附件数の20%が花と緑と海を守り育てる事業、27%が和泊の子どもたちを育む事業、6%がいきいき健康づくり事業、13%が元気なまち和泊をつくる事業、34%が指定なしとなっております。
 3番目です。
 ふるさと納税の周知につきましては、今年度から、JTB西日本が提供するふるさと納税事業支援サービスの利用を開始し、新たにポイント制の導入など、前年度から内容を更新しております。前年度から引き続いて利用しているふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」、さらにJTB「ふるぽ」をもとにしながら、ホームページやフェイスブックなどを効果的に活用し、周知していきたいと考えております。また、新たに謝礼品カタログを作成いたしましたので、沖洲会を初めとする郷土出身者や、これまでに寄附をいただいた方々への送付も随時実施していきたいと考えております。
 なお、空港、港、観光協会、主要ホテルなどへは既に配布し、PRの協力をお願いしているところでございます。
 以上で壇上からの答弁を終わりますが、次からの質問につきましては自席から、担当課長からも答弁をさせていただきたいと思います。
○4番(松村絹江君)
 町長に答弁いただきました。
 プロジェクトチームというのは、どういう方々が存在しているのか、どういう組織なのか、教えてください。
○総務課長(種子島公彦君)
 役場内の組織体制としてプロジェクトチームを結成しているわけでございますけれども、まず主管課である総務課がリーダーとなりまして、あと沖洲会、それからイベント担当の企画課、あと農林水産物等の担当の経済課等の各担当者でそれぞれ、今、チームを結成して取り組んでいるところでございます。
○4番(松村絹江君)
 その数は何名でしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、担当者でやっておりますので、各課から1名ずつで取り組んでいるところでございます。
○4番(松村絹江君)
 お答えいただきました。
 ただ、自主財源の確保のためにも積極的に取り組むべきと考えますが、今の体制で本当に十分だとお考えでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、3名ということでお答えいたしましたけれども、今年度からJTBの一括代行サービスをするということで、総務課の担当者の事務がかなり軽減されていることもあります。確かに、3名で取り組んでいるということで不十分なところもあるかもわかりませんけれども、現在、その取り組みが4月、5月と2カ月を経過して、2カ月で約180件の申し込みを受けてございますので、今後の状況を懸案といいますか、考慮しながら、そのチームの充実に努めていくことも検討してまいる必要があると思っております。
○4番(松村絹江君)
 2カ月間で180件ということはすごい数だと思いますけれども、大体1件当たりお幾らでしょうか、寄附のほうは。
○総務課長(種子島公彦君)
 昨年度の実績を見ますと、1万円以上3万円未満が400件のうちに160件ございましたので、その1万円以上3万円未満の寄附金の額が一番多いかと思われます。
○4番(松村絹江君)
 お聞きしたとおり、1万円からできるということで、本当に気軽にできる寄附だと思うんですね。何となく、寄附というと10万とか20万かなという感じで受けとめている皆さんもいらっしゃると思うんですけれども、お聞きのとおり、1万から3万の範囲で結構集まっているということですので、それを本当に積極的に多くの方に提案するということは引き続きお願いしたいなと思います。
 前に、同僚議員の桂議員からも質問がありましたが、いろいろな人の知恵をかりることも必要だと思うんです。今、3名、4名の方でやっていらっしゃるということなんですけれども、私が心配しているのは、担当課任せとか、あるいは先ほどの担当者任せだけになっていないのかなということがちょっと心配だったもので、今回、質問させていただきました。
 先日、窓口のほうにもお邪魔しまして、いろいろ担当の方と課長からもお話を伺いましたけれども、とても担当者の方も気持ちのよさそうな方で、ああ、この方がやるんだったらたくさんの人が寄附するんじゃないのと思うような担当者でした。ただ、その方だけにお任せして、ほかの業務はあると思うんですけれども、彼の担当業務はそれ以外にもたくさんあるんでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、総務課にふるさと納税の担当者が1名おりますけれども、ふるさと納税だけの専念ではなくて、兼務で業務を行っている状況でございます。
○4番(松村絹江君)
 そこら辺を、もう少し人をふやすとか、ふるさと納税にもう少し力を入れるんだったら、彼だけじゃなくて、ほかの方にも応援を強力にお願いするという形をとったほうが、もっともっとふえるんじゃないかなということを感じますので、そこは検討材料としてお願いしたいと思います。特に、担当業務というと事務的なものが多いんじゃないかなと思うんです、ネットを使ったりとか。だから、そこだけに終わらないで、外向け、営業に出向く担当者というのがやっぱり1人、2人いたほうがいいんじゃないかなということで、そこも含めてよろしくお願いします。
 次に、使い道ということで先ほどご答弁いただきましたけれども、寄附してくださる方は、自分が育った島へ何とか還元したいということで、そういう気持ちでたくさんの方がしてくれていると思います。
 4項目ありまして、私は、子育て支援とか介護の充実にたくさんの課題と要望がある中で、このふるさと納税を活用して実現可能な新規の事業を一つでもふやす方向性はないのかなというふうに思うんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 現在、議員がおっしゃったように、4つの目的のために寄附を受け入れているわけでございますけれども、基金がまだ、これまでの総額で約5,400万ほどの寄附金の額でございますので、今後、基金をふやしていけば、新しい事業の創出、それから子育て、介護、社会福祉の問題が今課題となっておりますので、そういうところにも基金を充当して、事業を実施していけるのではないかと考えております。
○4番(松村絹江君)
 例えばですけれども、出産祝い金とか、あるいは保育料の料金を少し下げてもらうとか、あるいは給食費の無償化を図るとか、そういうところに注力していただけると、若い方が子供さんを産んでも、和泊町だったら結構いい形で子育てができるというふうに安心して生活できるんじゃないかなと思うんですね。
 都会からお嫁さんが来て、出産しますとなったときに、両親を島に呼ぶのか、あるいは自宅へ戻って出産するのかになったら、やっぱりどうしても自分の生まれたところに帰って出産する可能性が多いと思うんですね。そうなったときの運賃とか、そういうものがもしかしたら出産祝い金の中で補充できれば、やっぱり和泊町の人と結婚させてよかったというふうな感じで、これから先のことも考えたらいいのかなと思いますので、ぜひその基金を上手に使ってほしいなということをお願いします。
 今現在、5,240万、基金が集まっているということですけれども、前の議会での課長の目標で1億でしたよね。その1億は、いつまでの1億でしたでしょうか、お願いします。
○総務課長(種子島公彦君)
 以前、議会で1億円を目標にしてというふうに答弁をいたしましたけれども、その後、積極的に取り組んだことによりまして、昨年度は1,500万という寄附をいただきました。今後、いつまでというふうに明快なお答えは今できないところでございますけれども、昨年度より今年度は充実しておりますので、ことしの結果を見て、またいろんな課題もあると思いますので、そういうところの検証もいたしまして、目標である1億円に早く到達するような努力をしてまいりたいと思います。
○4番(松村絹江君)
 目標は大きいほうがいいと思いますし、課長があのとき1億円とおっしゃったから5,000万ができたと思うんですよ。だから、そこら辺はやっぱり目標をもっと大きく持って、皆さんに協力を依頼するということは引き続き強い姿勢でお願いしたいなと思います。
 他の市町村で、ニュースで聞きますと、42億とか24億とか、本当に桁違いの結果が出ています。謝礼品の限度も3割以内にということで政府は発していますので、謝礼品だけで今度戦っていくというのは困難になってくる可能性がありますよね。ですから、謝礼品以外のことでこの寄附金を集める方法を今考えなければいけないと思うんです。そこら辺で何か対策はお考えでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 謝礼品については、議員がおっしゃったように、総務省からも通知等来ておりますので、当然謝礼品の充実も必要かと思っておりますけれども、今後は、やっぱり本来の目的であります、ふるさとを応援したい人の気持ちを大切にするとか、あと寄附金者への返礼品と同時に町長のメッセージを送るであるとか、いろんな心のこもったサービスを充実させることによって寄附金がふえていくのではないかと考えているところでございます。
○4番(松村絹江君)
 本当に、謝礼品のカタログを私も目通ししたんですけれども、とにかくきれいで、読むと、ああ、こういうのもあるんだ、こういうことになっているんだ、これもいただけるんだというのが明確なんですよね。せっかくこういうものをつくっているんですから、そこをうまく使えないかなというので一つの提案です。
 ふるさと納税の仕組みを理解している町民が、果たして何人いらっしゃるでしょうか。興味を示している人が何人いらっしゃると思いますか。現実に目を向ければ、解決策が見えてくるはずです。何人ぐらいの方がこの仕組みをご存じだと課長はお考えでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 何人ぐらいといいますか、また何割という数字ではちょっとお答えできないところでございますけれども、議会のほうでも、毎議会のたびに、ふるさと納税についてはいろいろご質問もありまして、こちらのほうとしても、今、している施策であるとか目標であるとかをお答えしておりますので、そういうことを考えますと、かなりの人がふるさと納税というものは知っているけれども、どのようにして自分の子供たちであるとか都会にいる親戚であるとか、そういう方に伝えているかというところではちょっと不足していると思いますので、もう少しわかりやすいふるさと納税の仕組みについては、今後、住民に周知していく必要があると考えております。
○4番(松村絹江君)
 私もそう思います。
 ただ、ほとんどの方が、これは役場の仕事でしょうとか、あるいはふるさとを思う人が気持ちで寄附するものだよとか、ですから受け身であったり人任せの認識にとどまっているような気がしてならないんですよね。そこを、今、課長がおっしゃったように、町民にわかりやすく、いろんな人に声をかけやすいような活動をすることは、謝礼品に頼らないといったらそれしかないと思うんですよ。そこをどのようにしてやっていくのかという具体的な取り組みがやっぱりこれからは必要かと思いますけれども、具体的な取り組み、今、頭の中に描いていますでしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 具体的な取り組みを、今とはちょっとお答えできませんけれども、今後、やっぱり出身者とか自分の親戚とか子供であるとか、そういう方に、どうして寄附をする方法があるのかとか、またはその財源がどうやって島で使われている、まちでどういう施策について利用されている、そういうことをなるべくわかりやすくパンフレット等にして住民にお配りしたり、また広報媒体を使って今後周知していけば理解いただけるのではないかなと、今は考えているところでございます。
○4番(松村絹江君)
 私もそのとおりだと思います。
 このパンフレットは、1枚お幾らでできるんですか。高いんですかね。結構物がいいんですけれども。
○総務課長(種子島公彦君)
 パンフレットの1部の値段については承知していないところでございますけれども、先ほど言いましたJTBが一括して今は代行しておりますので、手数料として納税額の11%をお支払いしていますので、その中からパンフレットも作成していただいております。
○4番(松村絹江君)
 私は、このパンフレットが各家庭に1部でいいんですよ。1部、いつも見えるところにあると、それとないのでは全然違うと思うんですよね。だから、各町民の皆さんのお宅に、これ1部ずつお配りするという予算はないのかなということでお伺いしたんですけれども、そこは難しいですか。
○総務課長(種子島公彦君)
 パンフレットのみではなくて、先ほど申しましたように、いろんなそういう仕組みも含めまして、各家庭に配布したり、あとは区長会で説明するということは可能です。
○4番(松村絹江君)
 なぜ、そういうことを言うかといいますと、やっぱり島外から親戚、知人、友達とか来たときに、ふるさと納税の話は、もしかしたら都会の方がご存じかと思うんです。それで、永良部、和泊町でもやっているんだよということを言っても、具体的な、こういうものだよ、こうすればいいですよ、1口1万円ですよ、こういうものがいただけますよという簡単明瞭にお話ができれば、せっかく和泊町に来てくれる方ですから、1万だったら私もやろうかなとか、そういう方がふえますよね。その材料がないわけ、各家庭に。
 今、区長会のほうでお配りするという案もありましたけれども、区長さんも大変ですね、みんなの分を持って帰って、それで区長会ではただ配るだけ、それで説明がまた不行き届きになっちゃう。何これという感じで、年寄りの方はもう見ないですよね。
 ですから、パンフレットも大事な財源の中から出ているわけですので、そのパンフレットの配り方みたいのも、私が思うのは、役場の職員が各字にいらっしゃると思うんですよ。本当に、いろんなところで協力してもらっています。今こそ、役場の各字の職員の方に、各字の常会でみんな持っていってもらって、皆さんで研修をして、その方がしっかり説明すると、それだけでも一気に終わるんじゃないでしょうか。そこをやっぱり徹底していけば、各家庭でふるさと納税のことをたくさんの方にお伝えすることができると。
 簡単で余り手間もかからないし、お金もかからない方法だと思いますので、先ほど一番最初に質問した組織体制の中で、プロジェクトチームでやっていると言いましたけれども、みんなでやらなきゃいけないんじゃないですかね、その方たちに任せないで。それを協力してやるには、各字の役場のお勤めしている職員の方に、それぐらい協力してもらってもいいと思うんですよね。私たちは、それを期待しています。ああ、うちの字から出た役場の職員は偉いなと、みんなのために頑張っている、誇りになるんですよ、各字の。その方が言うことは聞くんです、どっちかというと。
 区長さんがただ配るだけでは、ただの資料にしかなりませんので、使えない資料ほど無駄な資料はないです。そこを、私は1番目の質問にそれを強く言いたかったんですね。そこを課長がお考えいただいているのかなと思ったんですけれども、ぜひ全員の力をかりて、みんなの知恵をかりて、各家庭にこれがあるという方向性をとっていただければ、1億の目標は完達できますので、ぜひそこは取り組みのほうとしてお願いします。そこら辺は大丈夫でしょうか。
○総務課長(種子島公彦君)
 貴重な提案をいただきましたので、職員とも相談して、また協力していただいて、そのように取り組んでいく方向で検討をしてまいります。
○4番(松村絹江君)
 私も、4月、5月、ちょっと島を離れまして、自分の第2のふるさとというか、東北の仙台のほうに1カ月ほど行ってきました。それで、友達とか子供たちから言われた言葉は、町議やっているのに遊んでいていいのと言われたんですね。これはすごく耳の痛い言葉で、だから仕事に来ましたと、ふるさと納税を五、六件お願いしてきました。
 よくわからないけれども、どこを見ればいいの、ふるさと納税、和泊町というところを見てみてということで、私よりも先輩の女性の方はそういうのが苦手なんですね、私たちの年代は。ネットを見るとか、メールアドレスを入れるとか、もうさんざん困ったそうです。そして、娘とか息子に頼んで、この前やっとつながりました。7月1日からマンゴーが注文できるそうなので、やりますという。それこそ、手間暇のかかる作業をやっていただいても文句も言わずに、和泊町、どこにあるか知らないけれども、あんたが言うならやろうかということでやってくれた方もいますし、たくさんの方を紹介するという話もありました。
 ですから、誰か一人がいい思いをすれば、その方が、このマンゴーおいしいよ、どうしたのということで、島内だけじゃなく、島外にいる町民の皆さんのお知り合いとかが宣伝してくれる、勝手に。それで、仕事をやってきたかなという感じで帰ってきたんですけれども、そこも含めて、若い方はネットとかそれでいいと思うんですけれども、そうでない方たちへの伝え方というのは、やっぱり口から口しかないんですよね。お願いしますとか、こういうものですよとか、1万からできるから、酒代ちょっと我慢して、永良部のために、和泊町のためにお願いしますよという、その一言を今こそ町民全員が言えるような仕組みをつくってほしいなと強く思います。
 誰も、自分が生まれ育ったまちが住みやすく、将来ずっと続いてほしいと思っています。子供や孫が帰ってきて、住みついてほしいと願っています。少子高齢化に歯どめはかけられませんが、せめて今できることは自分たちも町と一緒になって取り組みたいと思っているはずです。その気持ちを、今、リードしてあげて、そしていろんな課題を少しでも解決できるようにするには、ふるさと納税は徹底周知してほしいなと思います。ネットだけの解説じゃなくて、そういう口コミのやり方を、いま一度、私たちも含めてみんなで考えてほしいと思います。
 でも、何でできないかというと、先ほど課長もおっしゃいましたけれども、やっぱり協力の仕方がわからない、頑張り方がわからないと思うんですね。ふるさと納税やる、どうすればいいのということから始まって、だからそこら辺をもう一回、さっきも言いましたけれども、役場の職員もうまく動かしてもらって、担当者だけにさせないで、もう一度、1億の目標じゃなくて、課長、何億にしましょう。
○総務課長(種子島公彦君)
 1億達成していないのに、また大きな数字を言うことは非常に恥ずかしい話でございますけれども、倍の1億、2億とふやしていくようにしたいと思っております。
 そのためには、今、松村議員がおっしゃったように、現在、昨年の実績を見ますと、和泊町または沖永良部にゆかりのある方の納税のパーセントが25%ぐらいだと思っております。ふるさとチョイス等に載せることによって、昨年、東京都が一番多かったんですけれども、40都府県からの寄附がありましたので、当然ふるさとチョイスを活用することが一つと、先ほどから議員がおっしゃっていますように、島にゆかりのある人をいかにふやしていくかが今後の課題だと思っておりますので、そこについて力を入れて今後取り組んでいけば、当面の目標である1億円を達成したときに、また次の目標額を定めて取り組んでいきたいというふうに考えております。
○4番(松村絹江君)
 ぜひ達成して、みんなでおめでとうという声が聞こえるようにしてほしいなと思います。
 町民の皆さんが多く立ち寄る場所に、先ほど港とか飛行場あるいはホテルとかにパンフレットを置いてあるようなんで安心しましたけれども、そこら辺にたくさん準備しておいていただいて、私も観光協会に行って、ふるさと納税のパンフレットありますかと言ったら、いっぱいある中で、ちょっと立っています、すごく目立たなかったんですね。
 だから、できればふるさと納税のパンフレットというふうに書いて、誰もがすぽっととれるような状況であればいいけれども、通りすがりに見ただけでは、これをわざわざとる人はいないかなという気がしましたので、目立つ場所に、たくさんの人が出入りする場所あるいは商店街とかにも、ふるさと納税の知らせはこちらですよぐらいの、そして各字にちゃんとその辺の情報公開しておけば、ああ、字の常会で聞いた話、これなのかということでまた結びつくところがありますので、ただ置くんじゃなくて、目立つところに、とりやすいように、大きくふるさと納税という字が目にとまるような置き方も工夫なされたほうがいいかなと思いますので、そこら辺もよろしくお願いします。
 あと、島外に出るときには、必ず1人1冊これを持っていってくださいと、重いでしょうけれども、スーツケースに入れて、会う人、会う人にお話をするぐらいの周知徹底をしていただければ、みんな和泊町の人は都会で頑張っていますよ。それで戻ってきて、また向こうで友達に会うとかいうときも、ちゃんと、あんたの言うことだったら聞いてあげようという人が島の出身者以外にもいっぱいいるんですね。それを、この1冊のパンフレットがどれだけ役に立つかということを皆さんに徹底していただいて、島を出る、旅行に行くとかそういうときには必ず1冊持っていきましょうぐらいの奨励をお願いします。
 続いて、PRのほうで重ねてなりますけれども、町長さんとか沖洲会にいらっしゃると、皆さんにお願いをして、パンフレットもご持参していただいているということですけれども、それにプラス、何回も言っていますけれども、私たち町民一人一人が一声一声することによって、さらにそれが大きくなるというところを私は感じます。
 私たち町民の気持ちのモチベーションを上げること、それをリードしてもらえれば、和泊町にできないはずがありません。みんな、まちを愛しています。モチベーションを上げる方向性と方法を明確にするのは行政の仕事です。私たちは、言われたことはちゃんとします。町任せにはしません。やれることはちゃんとやるつもりです。ただ、そのやり方、方向性がはっきりしなく、モチベーションが上がっていないので、今、ここで私は質問しているんです。
 皆さんが頑張っていることは承知していますし、頑張らなきゃいけないこともわかっていますけれども、役場だけではできない話ですよね。みんな、島を愛している町民がたくさんいらっしゃるわけなんで、その方たちに、お願いします、お願いします、こうですよ、ああですよということを、声を大きくして積極的に、遠慮しないで言ってほしいんです。
 それで、一つ提案なんですけれども、今、サンサンテレビ、不都合が生じていますけれども、このサンサンテレビで、私も今、5,240万というのは初めて知りましたし、一体ふるさと納税は、和泊町は幾ら集まっているのということを町民にお願いする以上はお知らせする義務があると思うんです。だから、今現在、ふるさと納税、幾ら幾らです、皆さんのご協力ありがとうございました、引き続き声かけをお願いします、島を出るときはパンフレット1枚持っていってくださいぐらいの、そういうことはできないですかね、公開みたいな。
○総務課長(種子島公彦君)
 そういうことは可能ですけれども、ちょっと数字をもう一回確認させていただきたいと思いますけれども、ふるさと納税制度が始まって、ことしで10年目ですけれども、平成20年度から平成28年度まで、先ほど約5,400万と私、申し上げましたけれども、正確には約5,345万7,000円です。そういう数字も当然お示しして、またその使い道なども十分周知して取り組んでいきたいと思っております。
○4番(松村絹江君)
 沖永良部島は、最近、テレビでも取り上げられまして、とても有名になりました。ですけど、和泊町の知名度はまだまだ低いんですよね。和泊町ってどこの島のという感じの知名度しかないんですよ、はっきり言って。
 ですから、和泊町ということを全国の皆さんに知ってもらうためには、このふるさと納税しかないんですね。そうすると、観光客、ああ、そういえば和泊町って、ふるさと納税したらこういうのが送ってきた、こういうところがあるらしい、じゃ今度行ってみようかなとか、あるいは「西郷どん」も始まりますので、ああ、和泊町に西郷隆盛はいろいろ貢献したんじゃないということも含めて、一石三鳥ぐらいになるんじゃないでしょうかというのがある。今、チャンスだと思うんですよ、そういう意味で。
 みんなで汗をかいて、みんなで知恵を絞って、積極的に、悪いなと思わないで、1口1万円お願いします、寄附をお願いしますということをみんなが気兼ねなく言えるような雰囲気をぜひつくってもらえると、課長がこだわっている1億、達成できると思いますので、ぜひみんなで協力してやってほしいなと思います。
 まず、ここで重い腰を上げてください。腰、重いと思いますよ、人からお金をいただくのは。あげるのは楽ですね、皆さん。お礼を言われるから。でも、お願いしますというものほど嫌なものはないですよね。税務課の皆さん、大変だと思いますけれども、ですから、今、その重い腰を上げて、気持ちも上げて、和泊町のために、今、みんなで頑張りましょうというスローガンをぜひ立ててほしいと思います。私も町民ですので協力します。私たちも協力します。だから、その方向性と方法を明確にしてください。そこを私は信じています。
 最後の最後になりますけれども、もう一回、意気込みお願いします。
○総務課長(種子島公彦君)
 ふるさと納税で和泊町をPRするということ、それから先ほど言われました「西郷どん」による観光面の産業の活性化、そして返礼品による特産品の充実で地元の事業者が潤うと、いろんな面から、ふるさと納税が中心になるかどうか、私はわかりませんけれども、一つの素材として、観光、産業、全ての面で今後取り組んでいきたいと思いますので、1億を目指してしっかり頑張っていきたいと思いますので、今後とも皆さんのご協力もよろしくお願いします。
○4番(松村絹江君)
 力強い1億の目標をまた掲げていただきました。次の議会でまた載らないように、ぜひ達成して、1億2,000万、3,000万という目標を皆さんが達成できるように協力していきますので、必ずこの場で終わらせないように実践してほしいと思います。
 今回、サンサンテレビで放映されております。とにかく、町民にわかりやすく、難しいことはわかりません。ポイントといっても、ポイントが一番苦手なんですよ、高齢者の方は。1万すれば幾らもらえるのでいいんじゃないかなと思うぐらいですよね。ですから、若い人とそうでない方たちへのPRの仕方も、ポイントと聞いただけで、私もそうですけれども、もうだめとなるほうが出ちゃうので、だからそこら辺も町民の層を見ながら、わかりやすく丁寧に、ありがとう、お願いという言葉だけを発していれば必ず実現できると思いますので、これを要請して、私の一般質問を終わります。