更新日:2023年11月29日
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近年の水産業を取り巻く環境は,世界的な海水温上昇に伴う資源の減少,国民の「魚離れ」に伴う水産物需要の低下等により厳しい状況が続いている。今後も「浜の活力再生プラン」に基づき,鮮度保持技術の普及による漁獲物の高付加価値化及び「沖永良部島鮮魚」のブランド確立,また,加工品の開発及び魚食普及活動を通した島内産水産物の消費拡大への取組等により,漁業所得向上を図る。
・漁業技術の改善
島内水揚量のうち約7割が島外出荷である中,日本国内におけるインバウンド需要の拡大や外食産業における水産物への注目の高まりに伴い,高鮮度鮮魚のニーズが増加している。そこで,漁獲時の船上活け締めや脱血処理等の徹底及び水産加工品開発・販売の推進により,魚価の単価向上を図る。
・資源管理型漁業の推進,有害魚種の駆除
南西諸島海域マチ類広域資源管理方針に定めた区域内での操業制限や沿岸漁業における産卵親魚及び小型魚の保護を推進し,資源回復を目指すとともに,離島漁業再生支援交付金を活用した,漁船漁業の妨げとなるサメの駆除を継続して実施する。
・新規漁業者の育成,その他支援
離島漁業再生支援交付金を活用した新規漁業者の育成を実施する。また,大型漁船導入に係る利子助成事業により漁業者負担の軽減を図る。
令和4年度実績 | 令和5年度計画 | 令和7年度計画 | ||||
水揚量(トン) | 水揚金額(千円) | 水揚量(トン) | 水揚金額(千円) | 水揚量(トン) | 水揚金額(千円) | |
ソデイカ |
25.0 | 28,867 | 30 | 34,600 | 35 | 37,000 |
マグロ類 |
31.3 |
26,677 | 40 | 36,000 | 40 | 40,000 |
マチ類 |
16.5 | 20,010 | 18 | 23,400 | 18 | 26,000 |
その他 | 20.9 | 18,251 | 27 | 24,300 | 32 | 33,100 |
計 | 93.7 | 93,805 | 115 | 118,300 | 125 | 136,100 |
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