発言内容 |
日程第8 一般質問 ○議長(永野利則) 日程第8、一般質問を行います。 通告に従って順次発言を許します。 ○6番(松村絹江) 町民の皆さん、おはようございます。松村絹江です。 令和6年第4回定例会において3点の質問を通告してありますので、順を追って質問いたします。 今年もあと少しで終わろうとしておりますが、時の流れの早さを痛感しております。全国では正月早々能登の地震、島内においては南栄糖業の痛ましい事故、先月は大雨による与論島の水害、同時に我が町も大きな災害に遭いました。一日も早い復旧を願うばかりです。来年は平穏な1年になることを願っております。私も、引き続き暮らしの声を町政に届けられるようにしっかり耳を傾けてまいりたいと思います。 それでは。質問に入ります。 1、県営土地改良事業に係る清算事務について。 1.現状と今後の課題は、どのようになっているか。 2.該当者に対する説明は十分か。 以上、壇上からの質問といたします。 ○町長(前 登志朗) 松村議員の1点目1.、2.を続けてお答えをいたします。 換地清算完了に向けての現状は、和泊町が換地清算事務を担う地区が5地区のうち2地区が完了し、残り3地区は各地区清算委員の協力により清算完了に向け着実に進捗しております。 沖永良部土地改良区(旧白百合土地改良区)が清算事務を担う地区は10地区ありましたが、平成30年度から町主導の下、4地区が完了し、残り6地区について現在も換地清算完了に向けて取り組んでいるところです。 清算事務を進める上で、換地処分登記から20年以上経過している地区もあり、権利者の高齢化、相続や売買による権利の移動が発生している点、また長期に時間が経過していることから、権利者に理解が得られるかが課題だと考えています。 続きまして、2.のご質問にお答えします。 工事完了後の権利者会議において、事業主体から清算について該当者に説明を行っております。しかし、長期にわたって清算事務が完了していない地区においては、現在の進捗状況や清算が遅延している原因などを清算委員会で情報共有を行っていますが、該当者に対しては、徴収が完了しなければ支払い期日も確定しないことから説明を行えていないところです。 換地清算事務がこれ以上長期化することは望ましくないため、移動などがあった権利者を特定し、各清算委員会において早期清算完了に向けて取り組んでまいります。 壇上からは以上でございます。またこの後は担当課長からもお答えさせていただきます。 ○6番(松村絹江) 何名かの方にこの話を伺いまして、何とか質問をしたいなということで、今日こちらで質問させていただいております。 まず、未収金の対応ですが、私もある地区で幹事として立ち会わせていただきまして、本当に事務の大変さというか、毎月毎月少額のお金でもきちっと集金をしていって、本当に対応している姿を見まして、大変な仕事だなということを実感いたしました。ですから大変なお仕事だと思うんですけれども、未収金の対応の見通しはどれぐらい立っておりますでしょうか、課長のほうにお願いいたします。 ○耕地課長(山元博文) お答えします。 未収金の対応については、各清算委員会の委員長を通じて文書等の通知をしておるところであります。 町長の答弁にもありましたが、土地改良区が担っておりました10地区のうち4地区が完了しており、あと6地区であります。当町のほうが5地区のうちの3地区完了して、もう地区によってはあと1人、2人というところまで来ておりますけれども、まだ金額的にも大きく残っておりまして、支払いを受ける皆さんも長年待っておりますので、早急に解決していきたいと思います。 以上です。 ○6番(松村絹江) 早急の対応をお願いしたいと思います。というのは、私が預かった資料も平成3年度に頂いた資料を大事に持っているんですね、業者の方は。こんなに汚くなるまでも、30年間もこの書類を大事に保管し、自分の土地がここでこれぐらいあったのがこのように減ったと。それを私のところへ持ってこられたときには、本当に長い間解決していないのかなということを実感いたしました。20年も経過しており、本当に高齢者になっている。80代前半なんですね。ですから、相続面がしっかりしている方は安心でしょうけれども、誰も相続する方がいない、まだ何もいろんなことが明確になってない、その方は自分が生きているうちに何とかめどをつけてほしいという思いでこちらに持ってこられました。それは、時効というのはあるんでしょうか。 ○耕地課長(山元博文) 時効のほうはあります。 それで、文書等で徴収に関しましてはお願いの形を取っておりまして、また寄附の形で受ける形となっております。 また、先ほどありましたとおり20年、30年とたっております。この清算金については、工事の中で土地が全員が例えば8割で受けるところを7割で受けた、または9割で受けたという感じで1割減った、増えたという関係で、農家さんから増えた方は減った方へお支払いをしていただくという流れとなっております。二十数年たっておりますけれども、増えた皆さんはこれまでにも営農して、収入も得ている方々です。その方々を説得していくことが課題となっております。 以上です。 ○6番(松村絹江) 時効というのは何年になるんでしょうかね。 ○耕地課長(山元博文) 時効のほうは、公債権でありますので5年と承知しております。 ○6番(松村絹江) 私も理解不足なので、5年というのはいつから5年ということでしょうか。 ○耕地課長(山元博文) 工事が終わりまして、換地処分公告年月日の翌日から起算して5年間となっております。 ○6番(松村絹江) それでは、今残っている中で、もう時効になりそうな感じのところがあるということでしょうか。 ○耕地課長(山元博文) 議員おっしゃるとおりであります。 ○6番(松村絹江) これは本当に早々に解決してあげないと、町民の皆さんは、こういう古い資料を持って、いつ入るんだろう、いつ入るんだろうということで心待ちにしている方がどういう感じになるかなということは想像がつくと思います。 個人対個人の買ったものは、相手が目の前にいますので、請求書を発行してお金を納めて領収書をもらえば解決しますし、それがもしなかったらいろいろな手を尽くすことができるんですが、こういう場合ですと本当に農家の皆さんはどういうことをしたらいいんだろうということで、多分手の打ちようがないということが不安材料かと思うんです。ですから、しっかりその方たちに説明責任を果たしてもらって、時効にならないように、相続する方がいない方はそれなりにまた対応しなくちゃいけませんので、早急な対策をしてほしいと思います。 町長としてはいかがお考えでしょうか。 ○町長(前 登志朗) 本当に悩ましい問題で、早く決着をつけなければいけないと思っておりますが、やはり集めたお金をお返しするという形ですので、それを町のほうで立て替えてしまうということがなかなか、弁護士などにも相談したんですけれども難しいということで、とにかく早く決着をしてお支払いしたいという思いであるのは我々みんな共通の認識でございます。 ○6番(松村絹江) ちょっとこの回答を聞いて私もびっくりして、私にお願いした方に何と言えばいいんだろうということで今ちょっと逡巡しております。 ですから、該当の方たちにしっかりその辺の説明をしまして、いついつまではどうしますというしっかりした計画をお話しできるように清算委員会を早く立ち上げていると思いますので、適切な開催をいたしまして、理解ができるように納得のできる説明をしてほしいなと思いますけれども、その辺は課長、いかがでしょうか。 ○耕地課長(山元博文) 長年にわたって支払いを待っている皆さんもいることから、各清算委員会の委員長を中心に、また清算委員会のほうと町、旧白百合土地改良区と共同で清算委員会を早期に開いていきたいと考えております。 ○6番(松村絹江) よろしくご対応のほうをお願いしたいと思います。 その集金担当という方は本当に大変だと思うんですけれども、毎年その担当者が変わるんですかね。前の地区はこの方でしたけれども、今度また人事で異動でということで、また違う方が担当するとなるとどうかなと思うんですね。できれば専門的に、よく中身が分かっている方を未収金担当にしたほうがスムーズにいくんじゃないかなという私の考えですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○耕地課長(山元博文) 担当職員につきましては、私が来てからも担当が替わっております。 旧白百合土地改良区の分につきましては職員が今2名しかおりませんので、2名の中で現場を持ちながらの対応となっているところです。 ○6番(松村絹江) ご回答いただきました。聞いてのとおり、とても残念な結果だと思っておりますので、なるべく皆さんを消沈させないように、皆さんの力でこの問題を解決に向けてやっていってほしいなと思います。 2番目の質問に入ります。 マイナンバーカードについて、健康保険証とのひもづけに対しての不安材料はないか、2.今後のひもづけの範囲はどのようなものがあるか、お尋ねいたします。 ○町長(前 登志朗) 松村議員の2点目の1.のご質問にお答えをいたします。 マイナンバーカードと健康保険証とのひもづけに対しての不安材料は、1つに登録方法、2つ目に安全性があると考えられます。 まず、登録方法につきましては、マイナポータルや医療機関などの窓口に設置してあるカードリーダーでひもづけの登録が可能です。ご自身で登録が困難な場合は、医療機関に行った際にカードリーダーにかざすだけで簡単に登録ができます。 次に、安全性につきましては、マイナンバーカードを持ち歩くこと、紛失した際の不安があると思います。しかし、紛失時には24時間365日、コールセンターにおいてカード運用の一時停止の措置対応などのセキュリティー対策により、悪用困難な仕組みとなっております。これまでの啓発などを通しまして、区長会やサンサンテレビの文字放送などにより周知をしてきましたが、今後も安全面を含めた丁寧な情報提供を行っていきたいと考えております。 続きまして、2.のご質問にお答えします。 マイナ保険証のほかに、預金口座、公金受取口座、キャッシュレス決済サービス、国民年金とのひもづけがあります。これは、ご自身のパソコンやスマートフォンにて手続ができます。また、令和7年3月24日からは運転免許証のひもづけも運用開始とされております。これは、運転免許センターまたはシステムが整備された警察署に持ち込むことで、マイナ免許証作成の申込みをすることができます。 今後は、私たちが持っている離島割引カードなどもひもづけできるようデジタル庁に要請をしております。ほかにも、多くの身分証明書とひもづけされ、さらに幅広く活用できるようになると言われております。また、将来的にはポイントサービスとの連携などができる可能性もございます。 ひもづけをすることにより、便利になるようなサービス提供を実現し、さらに町民サービスの向上に努めてまいります。 壇上からは以上でございます。 ○6番(松村絹江) 課長にお尋ねいたします。 マイナンバーカードは、我が町では何%の方が保持しておりますでしょうか。 ○町民支援課長(町田 学) お答えします。 6年11月30日現在で和泊町では88.16%となっております。 以上です。 ○6番(松村絹江) たくさんの方が登録をしていると。キャンペーンとかもありまして、高齢者の方も5,000円の商品券が頂けるということで必死になって、私もいろいろお連れしたあれがありますけれども、今度はそれをぜひ活用しなくちゃいけないとなると、高齢者の方、何でも新しいものを未来のためにやるときにはいろんな不安があるし、反対も出ます。それは覚悟の上でやっていると思います。でも、国がいいよということは決して全部悪いと私は思っていませんので、ですけれども、そこにはあふれている高齢者がたくさんいるということです。 スマホ、SNS、ユーチューブ、こんなのは自分たちは分からなくても生きていける。でも、マイナンバーカードがこのようになってしまったら、高齢者の方が病院にはたくさん行きますし、暗証番号なんかとてもじゃないけれども覚えられません。どこかに置いたのも忘れてしまいます。ですから、顔認証でやっても顔は今度変わってきます。そうすると、認証できなくなると暗証番号、永良部の場合は大体もう顔でパスですからね。病院に行けばああ誰々さんとすぐ分かるからよろしいですけれども、その辺でちょっと面倒な部分があるなと今感じているのは高齢者じゃないかなと思うんです。 施設に入っている方は多分それなりの方法があると思うんですけれども、その88.1%の人の中で多分65歳以上あるいは70歳以上の方がたくさんいらっしゃると思うんです。その方たちに対してのきちっとしたフォローを今後どのようにしていくかということをお尋ねいたします。 ○町民支援課長(町田 学) お答えします。 マイナンバーカードの交付については、まだ施設におられる方だったりとか長期入院されている方、まだ交付していない方々もいらっしゃいます。その方々には、担当が施設に出向いて病院に出向いて、交付手続をできるように心がけています。 また、暗証番号を忘れたという方々も町民支援課の窓口にはほぼ毎日いらしております。そのときには暗証番号の切替えというか取消しをして、また再度暗証番号をつくって対応しているところです。 キャッシュカードやクレジットカード等と一緒で、やっぱり暗証番号がないと情報は得られないので、忘れないようにメモにするとかして大事にしまっておく。大事にしまい過ぎてまた分からなくなったりもするとは思うんですが、大事に保管してくださいということはお願いしているところです。 以上です。 ○6番(松村絹江) 高齢者の方でも一緒に同居しているとかお世話する方がいらっしゃれば心配ないですけれども、独り暮らしの本当に高齢者の方というのは相当フォローしてあげないとどうかなという気持ちでおります。あとキャッシュ、これは落としたときのコールセンターの番号がいつでも24時間365日大丈夫ですよと言うけれども、それはどこかに書いてあるのでしょうか。マイナンバーのどこかに記されていますか。 ○町民支援課長(町田 学) カード自体には記入されておりませんが、サンサンテレビ等で広報をしております。コールセンターが分からない場合は、町民支援課にいらしてくだされば一緒に電話して停止をして使えないようにします。 なお、その場合、もし家の中で紛失した場合は探していただかないといけないと思いますが、外で紛失した場合は、まずほかのカードと同様、警察署に紛失届を出してもらって、その足でまた町民支援課に来ていただければ停止の作業をしていきたいなと思っております。 また、その停止を解除するには町民支援課でもできますので、見つかった場合にはまた町民支援課にいらしていただければ、こちらでいろいろフォローさせていただきたいなと思っております。 以上です。 ○6番(松村絹江) 便利になると町民支援課の仕事が本当に複雑になり、混雑して、また職員の手を私たち高齢者がお世話にならなきゃいけないのかなというのがちょっとかいま見えます。 私はもちろんマイナンバーカードはもう作っておりますし、健康保険証ももちろん。ですから、よく言われているのは両方持って病院に行きなさいよと放送されていますね。来年の7月31日までかな、有効期限は。それまでは使えますということで今しきりにテレビとかでも言われていますので、その辺は安心なんですが、さっきも言ったとおり、なくしたときとかそういうときに警察に行かなきゃいけないのか、一人で行ける方はいいんだけれども、行けない方のこと、そこら辺を担当課のほうがこれから十分フォローしていってほしいなと思います。その辺は、高齢者を抱えるということで保健福祉課のほうでのお仕事になると思いますけれども、民生委員とかその辺の方たちをうまく上手にというのは変なお話ですけれども、頑張ってもらってフォローしていただく方向性はないでしょうか。 ○保健福祉課長(芋高洋一) お答えします。 先月までの広報についても、長寿クラブの定例会、そして民生委員会でも周知についていろいろ説明をしてきたところでありますが、今後の状況も見ながら、また民生委員とか委員会とか長寿クラブのそういった役員会等を通して、そういった不安を払拭できるような活動を考えているところであります。 ○6番(松村絹江) その辺の対応をよろしくお願いしたいと思います。 あと、カードですけれども、5年で電子のほうがという方針です。私はもう来年の4月には更新しなくちゃいけないということで、そのときはまた写真を撮ってとかですか。カードは再発行するような感じですか。 ○町民支援課長(町田 学) お答えします。 カード自体そのままで写真もそのままなんですけれども、更新作業というのがもちろんサーバーを通して行うだけでございます。そのときに必要になってくるのがまた暗証番号ですので、やっぱり暗証番号がないと何も展開していかないということなので、暗証番号だけはもう絶対忘れないでくださいと。メモもつけてお渡しして、これ大事にしていてくださいねということで丁寧に説明させていただいております。 以上です。 ○6番(松村絹江) それでは、顔写真は今度はつけなくてもいい。10年ではちゃんと顔写真をつけての更新ですか。 ○町民支援課長(町田 学) そのまま更新をしていくんですけれども、紛失した場合にはやっぱり顔写真が必要になってくるので、新しくカードを作成する場合必要ですので、そのときには、新しく作成する場合には顔写真が必要になってきます。 以上です。 ○6番(松村絹江) そうすると、私は5年前のこの顔がずっと80歳までも90歳でもということは、顔認証は全くできないと思うんですね。認証できませんとはねられるということですから、何のための顔写真か。更新するたびに変えるんだったら、運転免許証はそうですよね。6か月以内とかですけれども、そこが便利でよかったなと思うのはどうかなということをちょっと今疑問に思いました。指紋だったら一生変わらないと思いますけれども、その辺のところは、これからスタートする事業ですのでいろいろ課題があると思います。いろんな意味で町民の声を聞いて、またお忙しくなると思いますけれども、ご対応をお願いします。 また、町民の皆さんは暗証番号を今のうちに探しておく。カードのほうにも私も書いているぐらいですけれども、貼付けしておくぐらいの気持ちでやってほしいなと思います。 2番目のひもづけの件で、相当なものが今後ひもづけになるという、今聞きまして、運転免許証はいいとしても、いろんな預金とか年金とかお金に関するものまで全てひもづけされるとなると、どうかなと、本当に大丈夫かなと思う反面もあるかと思うんですね。 本当に今、全国では高齢者を狙った強盗殺人があったりとか、こういうのに疎い方たちが、もうその上を行く人たちにやられちゃうんですよね。何でもカード化しちゃうと、そこをうまく突いて国民あるいは町民が不安な生活を送らなくちゃいけないという状態になるんじゃないかなということで、その辺は物すごく私も不安に感じております。だんだん年を取るにつれて物忘れはしますし、落とすものも落としますし、どこに置いたかも忘れる。その中で、こんな大事な1枚のカードで全てがひもづけになったときに大丈夫かなということを私は思います。課長はどうお考えでしょうか。 ○町民支援課長(町田 学) 確かに、いろんな情報がそのカード1枚にひもづけされて、とても大切なカードになっていきます。 ただ、キャッシュカードや免許証、それでまた保険証もですが、スマホもですけれども、今、皆さんすごく大事に保管されて、大事に取り扱っていると思います。それと同じように取り扱っていただけたらなと思っているところです。番号もクレジットカードやキャッシュカードの番号を忘れないように、どこかにメモをしたりとかいろいろ工夫されていると思いますので、同じように取り扱っていただけたら幸いだなと思っております。 ○6番(松村絹江) いろいろな不安があり、利便性もありということで、これからスタートすることですから、まだこれから私たちも周囲の声を聞きながら、改善できるものがあれば要望したりとかして、何とか取り残されないように、横文字に苦手な高齢者がこの未来に向けた事業にどんどん取り残されていく現状に少しでも歯止めをつけたいなと。でもなかなかそれは困難ですので、私たちあるいは執行部の皆さんがフォローする方法を考えていただいて、あるいは字内でもちょっとフォローするとか、その辺のところも心がけていけたらいいかなと思います。 取りあえずは、もうスタートしたことですので、やってみるしかないという方向性だと思いますので、今後もその線でいかせていただくと思います。 2番目の質問を終わります。 3番目、町職員採用について。 1.重点的に注力する採用基準は何か。 2.新卒採用と社会人経験採用の割合はどうなっていますか。 3.地域のイベント等に参加してもらい、協調性を見極める方法を取り入れられないか。 以上、お願いいたします。 ○町長(前 登志朗) 松村議員の3点目、1.から3.のご質問にお答えをいたします。 1.のご質問について、本町の職員採用試験は、地方公務員法第20条に基づき、標準職務遂行能力と地方公務員としての適性を有していることを判定するために、筆記、作文及び面接試験を実施しております。 昨年度までは受験資格を高校生以上、年齢制限を35歳と設定しておりましたが、今年度から、人材確保の幅を広げ人事の活性化を図ることを目的に新たに社会人枠を設け、豊富な知識や経験を有し、即戦力となる新規採用職員の募集を行っております。 続きまして、2.のご質問にお答えします。 令和2年度から令和6年度採用の新規採用職員では、新卒採用が24%、社会人経験採用が76%となっております。 続きまして、3.のご質問にお答えします。 現時点では、採用試験の中で地域のイベントへ参加させ適性を判断するという項目はありませんが、面接試験の中で積極性や協調性を引き出す質問を行っております。また、辞令交付後の研修の中で、字や地域の青年団活動やスポーツ・文化活動への積極的な参加と、地域の皆さんに愛され信頼される役場職員を目指すよう指導や助言を行っております。今後、採用試験の内容の見直しについては、必要に応じて採用試験委員会の中で協議することが可能だと考えております。 壇上からは以上でございます。 ○6番(松村絹江) 厳しい難関を乗り越えて、そして新しい職員さんが毎年入社していると。新卒者が24%で社会人経験者が76%というのは驚きです。私は、できれば社会人経験をした方のほうをぜひ採用してほしいなという思いもあってこのたび質問したわけです。ですから、そこら辺は私はよかったかなと思う反面、何で新卒者が二十何%なのかなということもまた不安な材料にもなりました。 現在の職員さんに対して、私は不満があって質問しているわけでありません。逆に、日々感謝しているんですね。自分ができないことをできる人は、単純なんで、私は。すごいなと思います。スイッチのオンオフがなかなかできない役場職員、どこを歩いていてもあの人は役場の人、あの人は誰の息子、あの人は誰の奥さん、みんなが知っている中で、唯一オフになるのは本当に夜とか、日曜日でさえもみんなの目が役場職員には向けられています。だから、その中で私たちのこういう議会で言った質問に対しても、持ち帰ってしっかり仕事をして、そして成果を出そうとして頑張っている職員さんが役場の職員だと思っております。 ですから、その採用に対して、本当に島を愛し、島のことが好き、島の人が好き、そういう人をいっぱい採用して役場職員として育成して町民のために頑張ってもらうということが、人口減少を少しでも止めるきっかけになるんじゃないかなと。優秀な人材をたくさん採用してほしいんです。 私が知っている限りで、よくお父さんがいるから駄目だとか奥さんがいるから駄目だとか、それで役場職員はそういうのをちょっと聞いたことがあるんですね。何でお父さんがいる職場が駄目なんですかと。お父さんが町民のために一生懸命頑張っている姿を見て自分もなろうと思って入るんだったら、どんどんいいんじゃないですか。環境がつくっているわけですから、ですからそういう意味では、優秀な人材を都会のほうに放り投げておかないで、和泊町のほうに仕向ける材料として、この役場職員の採用を今まで以上に強力にアピールしてほしいなと思います。 課長、お願いします。 ○総務課長(林 義仁) お答えします。 現在、どの市町村でも役場職員採用試験に応募する方が減ってきております。何とか応募者を増やすためにどの市町村でも考えながらやっているわけですけれども、本町におきましては今年度から一般枠に加えまして社会人枠という形で、3年間民間とかほかの自治体等で働いた方も応募資格、社会人枠として申し込むことができるということで、応募人数を増やす計画をしております。一次は終わって現在、二次のほうを行っております。 先ほど議員がおっしゃった親が役場職員だから試験を受けられないとか、そういう縛りはなくて、親の職業、そういうのは全然条件等にも入っていませんので、皆さん平等に申込みができるような環境にしておりますので、ぜひ応募のほうよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○6番(松村絹江) これは町民の皆さんの誤解もあると思いますので、本当に役場の職員として優秀な人材がたくさん帰ってきてもらって、そしてこの前の町民スポーツ大会、本当に見ていて、1等を取っているのほとんど役場の職員じゃないかなと思うくらい、みんなの競技をリードしていました。ほとんど練習していないと思うんですけれども、ということも含めて、だからそういう姿を、今いろいろ子供さんたちがスポーツしていますけれども、自分も運動を一生懸命頑張って、そして体力をつけて、役場の職員だってスポーツ大会で1等賞を取るぞぐらいのそういう希望を持たせてもらえるんじゃないかなと思うぐらい、本当に皆さん頑張っていたと思います。 当たり前のことかもしれませんけれども、スポーツをやっていた方、もちろんやっている方、小さいときからですね。多分、精神的にも肉体的にも鍛えられていると思います。人それぞれだと思うんですが、ですから、何十年も勤めなくちゃいけない、そしてオンオフのない世界で頑張っていけるには相当な精神力がなければいけませんし、あるいは肉体的なこともちゃんとしてなければ達成できないというか、お勤めできないかと思います。 ですから、子供さんたちにもスポーツをしっかりやって、その中でいろんなことを解決できる知恵を出せるように、そしてみんなとのコミュニケーションが取れるように、そういうことを小さいときからやっていたほうがいいかなということを、和泊町の役場の職員は実際に見せてもらっているんじゃないかなと思っています。ですから、今後も引き続き、その辺のところは私は要望しております。頑張ってほしいなということも含めて、子供さんたちに夢を与える職場だよということを見せてほしいなと思っております。 あと、このように議会のほうでいろんなことを私たちは要望します。私は言うだけですから、担当の職員は大変だと思うんですけれども、本当にうれしい話がありまして、私は猫のことで有名ですが、8年前にずっと猫のことを言って猫議員と言われるぐらい、谷山の猫は元気ですかと課長に言われるぐらいなんですが、本当にうれしい話で、今年度から猫の去勢とか避妊に対して条例ができたともう真っ先に教えてくれたんです、課長と先輩がね。それは、うちの新人が頑張ったんだよと言ってくれたんですね。すごくいい職場だなと。新人を伸ばし、先輩はそれを見守って、そして私が来たら私にすぐ報告してくれ、それで今一生懸命取り組んでもらって、約半分の予算は超過したようです。ちょっとそれはフレームはそれますけれども、要は新人の職員さんが本当に頑張っている姿を、諦めないで何年もかけてやってもらったという感謝の気持ちがあるんです。ですから、そういう大切な優秀な人材を採用するに当たり、先ほど聞くと安心できるような採用基準だと思いますので、引き続き優秀な人材の採用をよろしくお願いしたいと思います。 それに加えて、3番目の地域のイベントということで、これはちょっとテレビで見たことですから申し訳ないですけれども、町の祭りに参加させて、その方がどういう動きをするのか、それをよく見て、そこを採用の基準にしているという町役場がありましたので、あっと思って本当に単純に質問したわけです。こちらのほうも港まつりとかもありますので、そのときにそういう経験をさせてあげれば、もしかしたらまたいい人材が見つかるかもしれない。頭もよく、体もよく、気配りもよくとかですね。そういう感じの職員さんがたくさん増えることを望んでおります。 職員採用については以上です。 時間が少し余りましたので、私が今質問した内容に対して担当の課長さんからはたくさん答弁いただきました。でも、町長がどういう思いをしているかが大事ですし、サンサンテレビの前で町長が言ったから大丈夫だと安心するところもありますので、ぜひ町長のご意見をお伺いしたいと思います。 ○町長(前 登志朗) ありがとうございます。役場の職員のこともよく見ていただいてご理解いただいていることを感謝いたします。 試験についてでは、もう人物重視でございますので、私の場合は採用試験には一切関われないんですけれども、採用の委員会のほうで人物重視でしっかり見ているので、毎回優秀な職員が入っております。 そして、先ほど申し上げましたように、今回から社会人枠を設けたことで本当に優秀な社会人がたくさん受けてきてくださって、逆にここでいいのかというような人物も今回入ってきてくださいますので、非常に来年からまたさらに期待ができるなと思っておるところでございます。 体力面でも褒めていただきましたけれども、ただ、体力面の試験はないので、学科と作文と、あと面接です。それと、今までは最初の学科の部分がずっと尾を引いていたんですけれども、委員も感じていらっしゃるように、頭だけが全てじゃないというところもあるので、第一関門をきちんと通過してくれたら一旦リセットして、またゼロの状態から面接と作文の対応をするという形を取っておりますので、全ての面において優秀な職員が採用できるというふうに考えております。 いろいろ役場の職員はどうかと思われている部分もあるのかもしれませんが、私がいろんな行事とかにも参加する限り、どの行事にもうちの職員は積極的に参加して、それぞれの地区でリードして積極的に頑張ってくれていると思っております。ですから、うちの職員は仕事もしっかりと頑張っていますし、また、字に帰ってもそれぞれの地域で中心の存在としてしっかりと頑張ってくれております。そのことを私は誇りに思っておりますし、もしそうじゃない職員がいたらぜひ私に告げ口をしていただければと思います。 以上でございます。 ○6番(松村絹江) 決して告げ口はいたしません。ただ、チェック機能でありますので、気がついたことは逐一報告というか発表もさせていただきますが、皆さんでやっぱり議会と執行部と役場職員、あるいは町民みんなが足並みそろえて、いい和泊町ができるようにこれからも私たちも仕事に邁進していきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○町民支援課長(町田 学) 先ほどの答弁の訂正をさせてください。 写真の件がありましたが、写真だけの変更はできませんが、10年更新のときは、18歳以上の方は10年目の誕生日を迎えたときには新規に作るような形と一緒で写真が必要になってきます。また、18歳未満の方は5年目の更新のときに写真がまた必要になってきます。 訂正しておわびいたします。 ○議長(永野利則) これで、松村議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。 休 憩 午前10時26分 |