更新日:2025年3月27日
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〇 ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来生物です。鹿児島県では奄美地域,南薩地域を中心に発生しています。
〇 農作物や人に害を及ぼすことはありませんが,繁殖力が強く,おびただしい数で集団移動したり,ブロック塀や壁をよじのぼったり,家屋の中に侵入したりすることから,強い不快感を与えるものです。
ヤスデのまん延は,棲息地域からの樹木等の移植の際に土や堆肥などとともに,卵,幼体,成体が人為的に運ばれることがもっとも大きな原因であるといわれています。
〇 棲息地域からの園芸果樹等の根付き植物の持ち出しは極力避けるようにしましょう。やむを得ず持ち出す場合には,株もと・根回りの土壌にジョロ等を用いて薬剤を十分に注ぎ込みましょう。
〇 鉢物についても,ジョロ等を用いて同じような処理をするか,また鉢全体を薬剤に浸すなどの処理をしましょう。
〇 宅配便を利用して根付き植物を送る場合も同様の処理を行いましょう。
〇 堆肥,敷わら,茅,芋づる等をやむを得ずヤスデの棲息地から搬出する場合は,1週間ほど土に埋めてから持ち出しましょう。また,土木工事に伴う土砂等の場合は,搬出現場で薬剤処理や燻蒸処理をしましょう。
ヤスデは餌となる落葉などのあるところや,日当たりの悪い湿気のある場所を好みます。ヤスデの棲息しにくい環境づくりを繰り返し実施することが重要です。
〇 草払いや下草刈りを徹底し,日当たりを良くし,暗く湿った場所をつくらないようにしましょう。
〇 側溝は周辺も含めて清掃を徹底し,ヤスデが入り込まないようにして,雨水に流れて移動することを抑制しましょう。
〇 ヤスデは薬剤に弱いといわれています。日中の天気の良いときに家屋の周りに殺虫剤を散布しておくと侵入を防止できます。
ヤンバルトサカヤスデまん延防止リーフレット(PDF:944KB)
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