更新日:2024年9月9日
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熱帯及び亜熱帯の海域に分布し,世界で最も漁獲されるマグロの一種。最大で体長2メートル,体重100kgを超えることもあります。漢字では「黄肌」と表記されるように,黄味がかった魚体に,長い背びれと尻びれを持つのが大きな特徴です。
沖永良部島では,パヤオと呼ばれる大型浮き魚礁の周辺において旗流し漁や曳き縄漁で漁獲され,刺身等でさっぱりとしたマグロの風味を楽しむことができます。
漁期:周年
旬:7月~10月
最大で体重20kgを超えることもある,世界最大級の食用イカです。
沖永良部島周辺の水深約400メートルから600メートルに生息し,旗流し漁で漁獲されます。
他のイカ類と比較して甘みやうまみが強く,刺身や炒め物等で頂けます。
漁期:11月~5月
旬:11月~3月
(画像提供:沖永良部島漁業協同組合)
いわゆる「マチ類」の筆頭魚種であるフエダイ科の魚。
水深200メートル前後の曽根と呼ばれる漁場で,主に一本釣り漁で漁獲されます。
町内の鮮魚店等で刺身やアラが多く販売されており,なじみ深い魚として定着しています。
漁期:周年
旬:9月~4月
アオダイと同様にマチ類の一種であり,鮮やかな赤い魚体と,長い尾びれが特徴のフエダイ科の魚。
水深約200メートルから400メートルに生息する深海魚で,主に一本釣り漁で漁獲されます。
見た目もさることながら,品のある味わいがあり,沖永良部島を含めた南西諸島においては高級魚として珍重されています。
漁期:周年
旬:12月~5月
ハマダイと同じく,赤い体色をしたハタ科の魚。
ハタ科魚類の中でも遊泳力が強く,魚類及び甲殻類をよく捕食するため,沖永良部島周辺の沿岸部における生態系の上位種となっています。
クセのない白身で,刺身はもちろん酒蒸し等で頂けます。
漁期:周年
旬:5月~10月
全身が鮮やかな青色をしたブダイ科の魚。
サンゴ礁に付着した藻類を食べて生活しており,夜間は自ら出した粘液の袋の中で眠ります。一見するとアオブダイと似ていますが,本種は尾ひれの上端及び下端が長く伸びる点で見分けることができます。
主に素潜り漁で漁獲され,刺身やフライで頂けます。
漁期:周年
旬:11月~4月
「マグロ」と付くが,実はハガツオに近い本種。
沖永良部島では,古くから「マハダグムイ」と呼ばれる,和泊町喜美留にある海岸の入り江においてイソマグロの追い込み漁を行い,漁獲されてきました。
身質はハガツオやサワラのように,やや白味を帯びており,刺身や焼き魚で頂けます。
漁期:5月~10月
旬:5月~10月
オスとメスで体系が異なる魚として知られる大型魚シイラ。
多くは沿岸部の海面近くを回遊しますが,沖合の流れ藻や流木といった漂流物に付随して移動することもあります。
曳き縄漁で多く漁獲され,夏はさっぱり,冬は脂が乗り,季節によって違った味わいが楽しめます。
漁期:5月~12月
旬:7月~12月
全身が青味がかっており,脚にあるしま模様が特徴のシマイセエビ。
夜行性である本種の習性を利用した刺し網漁や,素潜り漁で多く漁獲されます。
焼きエビや味噌汁の他に,新鮮なものは刺身でも頂けます。
漁期:8月下旬~4月
旬:周年
漢字で表すと「夜光貝」ですが,光を放つことはありません。
諸説ありますが,その昔,屋久島で多く漁獲されていたことから,「ヤクガイ」と呼ばれていたものが,いつしか「ヤコウガイ」と呼ばれるようになったといわれています。
身の部分は刺身やソテーで頂けるほか,貝殻はアクセサリーや螺鈿細工等の工芸品として利用されています。
漁期:8月下旬~4月
旬:周年
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