発言内容 |
日程第2 一般質問 ○議長(永野利則) 日程第2、一般質問を行います。 喜井議員の一般質問を許します。 ○11番(喜井和夫) 町民の皆さん、おはようございます。 令和8年第1回定例会に2点一般質問を通告してありますので、壇上より1点質問いたします。 1、冷蔵庫施設の整備について。 1.バレイショの種子不足、種子の高騰により、自家製種子を栽培する農家が増え、その種子の保管施設として冷蔵施設の整備はできないか。 2.台風時の食料保管場所として施設整備はできないか。お伺いいたします。 以上で壇上より質問を終わります。 ○町長(前 登志朗) おはようございます。 喜井議員の1の1.のご質問にお答えいたします。 島田議員の一般質問において少し答弁をさせていただきましたが、バレイショの種子不足、種子の高騰については大きな課題であると認識しており、冷蔵施設の整備は、離島農業における安定した生産量の確保と安定出荷のため重要な基盤であると認識をいたしております。既存の冷蔵庫の活用状況や台風、船便欠航時の保管需要、利用見込みなどを整理し、まずは現状と課題を精査しているところです。その上で、奄美農業創出緊急支援事業など補助事業の活用可能性を調査し、規模や場所などの選択肢を検討してまいります。 今後は、生産者や関係機関と協議を重ね、将来の生産流通の姿を見極めながら整備方針を取りまとめ、取り組んでいく考えです。 続きまして、2.のご質問にお答えいたします。 食料保管場所としての施設整備は、事業者側などからの要望を踏まえつつ設置の実現可能性を検討する必要があります。 まず、施設整備に当たっては保管場所の規模、設置場所、ランニングコストなどについても考慮すべきであり、施設整備後は特定の個人、企業などを利することがないように組合を設置し、施設の適正な運用を行うことも必要となる場合があります。要望が上がってきた際には、保管場所を求めている事業者の数などの把握を行いつつ、施設の必要性を十分に検討すべきだと考えております。 台風時の対策としては、町民の皆様が事前の備えを行えるように、台風情報や船舶の欠航などについて事前の情報提供を引き続き行ってまいります。 壇上からは以上でございます。 ○11番(喜井和夫) 昨日、同僚議員の質問に経済課長のほうから農協の冷蔵庫には7,000ケース入るということで答弁がありましたけれども、昨年度の種芋はその冷蔵庫に何ケースぐらい収まっていたか、もしお分かりなりましたら答弁ください。 ○経済課長(名越晴樹) その数字はちょっと手元に資料がございません。申し訳ありません。 ○11番(喜井和夫) 私、農協の課長に聞いたところ、およそ冷蔵庫の9割近く、6,000余り入っていたそうです。それでも本当はまだ生産者が入れてほしいという要望がありましたけれども、何せサトイモ、そして花の出荷が入っているということで、その分も中で置かなきゃいけないということで、その分ぐらいはスペースを残しておいたそうです。ということは、もう既に冷蔵庫は足りないということがそれで課長、分かったと思いますが、どうでしょうか。 ○経済課長(名越晴樹) ありがとうございます。今の現状としてはそのような状況だというふうに認識させていただきました。 次年度は、同様の坪数ではございますけれども、1万ケースの冷蔵貯蔵施設を整備する予定です。2つの施設を合わせて約170ヘクタールの種子を貯蔵できる施設を今計画しておりますので、今後どのように活用していくか、まだどのような規模で埋まっていくか分かりませんけれども、十分、農協の出荷量でいきますと約半分ぐらいの貯蔵ができるというふうに認識しておりますので、少しゆとりが出るのかなというふうに認識しております。 ○11番(喜井和夫) もう一度課長にお聞きします。 本年度の種子の注文と配布状況はどうだったのか、分かる範囲内でよろしいですのでお答えください。 ○経済課長(名越晴樹) 農協の種子不足ですけれども、今年度につきましてはニシユタカの品種が4割減、当初6割減というような情報をいただいておりましたが最終的には4割減というような状況でございます。この種子不足が生じた分に関しましては、ゴールドの違う品種を種子不足の対応として供給を行ったということでございます。最終的には全量の供給が行えたというふうな情報をいただいております。 ○11番(喜井和夫) 今、課長がおっしゃったとおりだと思っております。本当にニシユタカのほうが半分以下みたいな感じで、また、その分を穴埋めという形でゴールドのB品を何とか、それも本当に農協職員の頑張りで皆さんに供給できたんじゃないかなと思っております。ただ、最後の種が来るのが遅くて農家の皆さんが少しぼやいていた点もありましたけれども、何とか収められた点は本当によかったなと感じているところでございます。 昨日も少し出ておりましたけれども、課長、種芋の産地のことについて分かっておりましたらお答えください。 ○経済課長(名越晴樹) 北海道の種子の状況ですけれども、やはり全国の種子の供給は北海道が97%ぐらいになっている状況でございます。北海道の影響としましては、夏の猛暑と少雨の影響でジャガイモの収量が減少したというような情報をいただいています。今年の種芋不足では、北海道の供給が全体で3割減というような状況だと認識しております。 ○11番(喜井和夫) そうですね。また、昨日から出ている紫紋羽病ですか、シストセンチュウが入っているということで、産地のほうも大変だなということで話を聞いております。また、先ほど97%がほかの県からも農協の職員が探して熊本からも種を入れたということを聞いております。やっぱりそれは農家の皆さんに農協の職員がやってくれていることは本当にありがたく思っております。 そこで、冷蔵庫を造る計画はできているというような感じでありましたけれども、これで種子、バレイショ不足や価格高騰により自家製種子を確保する農家が増えている。現状は本町農業の持続性という観点からも重要な課題であります。 そこで、改めて伺います。国や県の補助事業、例えば産地生産基盤パワーアップ事業や強い農業づくり総合支援交付金などを活用し、種子保管を目的とした共同冷蔵施設整備は検討できないのか、具体的な可能性調査は行ったのか、町の見解をお聞かせください。 ○経済課長(名越晴樹) 今、喜井議員がおっしゃいました事業メニューがございます。産地パワーアップ事業、また強い農業づくり交付金事業で、先ほど町長が答弁いたしましたけれども、農業創出緊急支援事業、今現在では農業創出緊急支援事業のほうが補助率が高いものですから、令和9年度の整備要望に向けて農業創出緊急支援事業において要望を行う形で現在は進めております。 ○11番(喜井和夫) そうであれば、要件整理を行うことであれば農家の需要調査、そして必要規模、管理主体の在り方まで含めて町として主体的に調査をすべきではないかなと思っております。単なる農業施設ではなく、地域の食料安全保障の視点で位置づけるべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 ○経済課長(名越晴樹) バレイショにつきましては和泊町の農業生産額で一番高い品目でございますので、先ほど言われました管理の問題、規模の問題等につきましては、事業主体と綿密な打合せを行いまして、安定した作物が作れるような中央施設での整備に向け取り組んでまいります。 ○11番(喜井和夫) 台風時期の件のことについて少し述べたいと思います。 昨日、同僚議員が何度も悪天候の物流対策について質問しているが、その後の経過はどうなっているかお尋ねいたします。 ○企画課長(有馬清武) 2.に対しての質問だというふうに認識しておりますが、悪天候の場合のそういう対策といたしまして、これはもう数年前からこの議会でも質問が行われているところでありまして、その辺は県のほうとも協議をしながら進めているところではございますが、施設整備に関しましてはやはり補助金等は一応あるということで、そういったところをご利用くださいというところの県の見解であります。数年前その質問があったときに各事業者へ聞き取りを行った結果、まだそういった施設は必要ないというふうなご回答をいただいたところであり、それからは保留状態となっているところでございます。 以上です。 ○11番(喜井和夫) それも含めて私のところで少し考えたんですけれども、本町は台風上陸地帯であり、船舶の欠航が続けば食料供給が滞る可能性もあります。冷蔵施設を平時は農業用、災害時には食料備蓄拠点として活用する複合型施設として整備することはできないか。さらに、国民保護法に基づく有事対応施設として位置づけることで防災・減災関連補助事業の活用は検討できないのか、町の危機管理の観点から答弁を求めます。 ○総務課長(林 義仁) 防災関係の備蓄という形での質問だと思いますが、まずは農業の種子と食料品を同じ施設に入れられるかどうかという問題もあるので、まだそこは検討しないといけないのかなと思いますが、防災施設としては現在、大型店舗とそういう災害時に食料供給対応という形で協定書を結ぶように今年度しております。大規模災害が起きたときにはそのような形で食料品の供給という、町民の方にできるような体制はとっていこうかなと思っているところです。 以上です。 ○11番(喜井和夫) 今私の質問したのは、単なる農業政策だけではなく町民の命を守るインフラ整備としてであります。食料備蓄機能を有する多目的施設の可能性についても調査する考えはないでしょうか。 ○総務課長(林 義仁) 現時点ではそのような調査は行っておりませんが、また必要であれば、そのような調査もしながら対応していきたいと考えています。 ○11番(喜井和夫) 私が思っているのは、大きな冷蔵庫を造るんですけれども、仕切りを造れば生鮮食品も置けるんじゃないかなと。その部分は向こうの冷蔵を通す部分だけは空けて、そのスペースだけは生鮮食品を置けるような仕切りをつければどうかなと考えておるんですけれども、どうでしょうか。 ○総務課長(林 義仁) 町としてそのような備蓄をつくるのではなく、また、町としてはつくれるのかどうかというのはまた検討していかないといけないと思いますが、先ほど企画課長が答弁したとおり、事業者からの要望が一番大事かなと思いますので、そこは事業者からのそういう要望等をまた調査があればそういうふうな事業を対応していかないといけないのかなと思いますが、現時点ではそういうのがまだはっきり要望が来ていないということなので、その辺も踏まえて今後の対応はしていかないといけないのかなと思います。 以上です。 ○11番(喜井和夫) 分かりました。冷蔵庫を造るんであればその部分までできればいいかなということで、今回その部分も入れて質問したところでございます。 本当は、メインはやっぱりジャガイモ農家が困っているんですね。その冷蔵施設だけはぜひとも造ってほしいなというふうに思っております。冷蔵庫ができることで農家の皆さんがまた自家種子を栽培でき、出荷物の調整もできると思うんですよね。そのためにも早めの着工に向けた取組をお願いしたいと思っております。 これで1点目の質問を終わります。 2点目の質問、し尿処理施設について。 1.処理水はどのようにしているのか。 2.公共下水道施設への導入はできないか。 ○町長(前 登志朗) 質疑の2点目、1.のご質問にお答えをいたします。 本町のし尿処理施設は、くみ取りで集まったし尿などを発酵させ、液体肥料として農地還元を行う有機物供給センターとして建設されております。しかしながら、時代の変化とともに合併処理浄化槽が普及し、現在はくみ取りで集まったし尿に合併処理浄化槽の汚泥などを混入し処理を行っていることから、液肥としての成分が減少し、農家需要が激減している状況にあります。 また、建設から45年が経過していることから施設の老朽化や機能低下が著しく、町としても新たな処理方式を検討し、し尿処理に関する一般廃棄物処理計画などの見直しや新たな施設の建設に向けて方針を決定したいと考えているところでございます。 続きまして、2.のご質問にお答えいたします。 本町の下水処理施設は生活雑排水を処理する目的で整備されており、し尿処理施設の処理水は生活雑排水ではないため、公共下水道施設への導入は施設の目的外使用となります。仮に下水処理施設へ導入した場合、水の汚れを示す値が非常に高いため完全に処理ができず、放流水の水質が国の定める基準値を超えてしまうおそれがあるため、公共下水道施設及び農業集落排水施設への投入はできないことになっております。 壇上からは以上でございます。 ○11番(喜井和夫) 液肥としては減になっているという町長の答弁がありましたけれども、現在でも液肥として利用はなされていますか。 ○生活環境課長(長尾太志) ただいまの質問にお答えします。 私どもで聞いている範囲内ですが、年に2件もしくは3件、利用されている農家の方はいるというふうには聞いていますが、先ほどの町長の答弁にもありましたように、近年においては合併処理浄化槽の処理水なども混入しているということで、先ほどありました当初の目的の有機物供給センターで作っていた時代の液肥とは大分内容のほうが違ってきているということになります。そういったことから、現在としてはほぼ農家の利用はないというふうに聞いております。 以上です。 ○11番(喜井和夫) その処理水は一月に何トンぐらいの量が出るんですか。 ○生活環境課長(長尾太志) すみません。処理水の量につきましてはちょっと今現在手元のほうにありませんので、この議会が終わった後、議員のほうにお届けしたいというふうに思います。 以上です。 ○11番(喜井和夫) 今し尿処理を使っている家庭、それは何軒ぐらいがまだくみ取りでやっている状況なのか。 ○生活環境課長(長尾太志) 液肥としての活用ということでだと思いますが、私どもで聞いている分については3件ほどの農家が……。くみ取りの数。 (発言する者あり) ○生活環境課長(長尾太志) 世帯数ということですかね。すみません。そちらのほうの世帯数についても、ちょっとこちらのほうの町全体のくみ取りの件数、それから単独槽のくみ取りの件数という数値について手元に資料がございませんので、併せて後ほどお知らせしたいというふうに思います。 ○11番(喜井和夫) とにかく、まだ数としては結構残ってはいるということですよね。ということは、どうしてもし尿処理施設は必要ということですよね。分かりました。 現在のし尿処理において、処理水は最終的にどのような工程で処理されているか、そして水質基準や環境への影響はどういう状況なのか、お答えください。 ○生活環境課長(長尾太志) 現在の処理水の水質の分類についてですが、現在、谷山のほうにありますし尿処理施設に、南島衛生のほうでバキュームカーでくみ取ったし尿処理水等を令和6年度から事業実施しました前処理施設を通した後に、現在、し尿処理施設内にある処理槽3槽の中で分離して、上水と沈殿汚泥というような形で処理をしております。 先ほどありました水質の基準を示す値としては、微生物が有機物を分解するために必要な酸素量と言われるBODであったり化学品で分解する必要な酸素量COD、または水、そういったものに浮遊しているSSといったような基準が示されていて、そういったものの基準の数値が現在、今のところ下水道などの処理設備にそのまま投入すると超えていくということで、し尿処理施設で分解しているものについては投入できないというふうに考えております。 以上です。 ○11番(喜井和夫) 処理コストや将来的な施設更新費用を考慮すると、前処理施設を整備し公共下水道または農業排水への投入方式に転換することは、長期的に財政負担軽減につながる可能性があると思いますが、課長はどうお考えでしょうか。 ○生活環境課長(長尾太志) 町としましても、これまで公共下水道、農業集落排水施設整備を進めてきた中で、下水道事業の下水道広域推進総合事業というメニューの中に、公共下水道施設通に対して先ほどありました前処理施設を造ることによって、し尿処理施設を公共下水道処理施設で処理することができるというふうに変わってきております。そういったメニューができた時点で、町としましても現在上手にあります公共下水道処理施設のほうに前処理施設が建設できないかということで、地元と喜界島、それから徳之島町などの現地視察なども実施してきました。ただ、現状としてはなかなかその場所に造ることが難しいということで、それであれば、現在人口減少とともに農業集落排水施設を公共下水道のほうに接続するということで、畦布にありました中部処理場を現在公共下水道のほうへつなぐポンプ処理場として整備いたしました。 その次の計画としまして、現在出花と西原の間にある北部処理場、それから国頭のほうにあります東部処理場という処理場も、人口減少に合わせて公共下水道のほうに接続をできないかというふうに考えていました。ただ、やはりなかなか、先ほど今、議員からもありましたようにいろんな財政的な面で北部処理場、東部処理場を公共下水道につなぐ部分の経費的なもの、それから先ほどありました北部と東部処理場の中でいくと、汚泥を脱水する施設が国頭のほうにあります東部処理場にあるんですが、北部処理場と東部処理場に造るに当たっては、その脱水施設がある北部処理場にしか前処理施設を建設することができないというふうになっております。そういったもののいろんな接続面、それからいろんな経費的な面もろもろ等考えたときに、なかなか公共下水道のほうに前処理施設を建設してし尿処理を行っていくに関しては年数もかかるということで、現在のところは、先ほど答弁もありましたように、し尿処理の新たな施設の建設を行っていったほうがいいんじゃないかということで今のところは考えているところです。 ○11番(喜井和夫) 今の課長が言われるように財政的にもそのほうが、し尿処理場はどうしても必要なわけですから、それを新しく更新していくということも先ほどの答弁の中でもありましたし、とにかく財政に負担のかからないような形でできればいいかなと思っております。まだ私もその部分では全然勉強不足で分からない点が多々ありますので、ぜひともその点はしっかりと、財政のいく範囲内で造ればいいんじゃないかなと思っております。 今回、ジャガイモの冷蔵庫の点、そしてまたし尿処理場の建設に向けて、どうしても両方とも和泊町に必要なものですので、ぜひ検討してやっていければと思っております。 ○町長(前 登志朗) 議員、ありがとうございました。2問とも非常に重要なご質問であったと思っております。 1問目の冷蔵施設のほうも、やはり流通や出荷体制との連携を考えた場合はJAが主体となったほうが全てスムーズに進むと思っております。そしてまた、先ほどご説明いたしましたように、両方造ると1万7,000ケースということで、建物の約半分はもうそこで貯蔵できるという形ですので、ある程度賄えるのかなと思っておりますので、そちらのほうを協力して進めていきたいと考えております。 それと、し尿処理施設につきまして、ご心配をおかけしているところなんですけれども、農業集落排水などを今後もし廃止していったときに、やはりし尿処理というのは増えてくると思っております。そこを考えたときに、前処理施設を高価なお金で造るよりもし尿処理施設を新たに造るほうが効果があると思っておりますし、両町で今、町長同士で話はしているのですけれども、今後、島に1つの施設でいいんじゃないかということでこれから協議を始めて、し尿処理施設を整備してそういう不備のないように進めていきたいと考えておりますので、また引き続きご相談させてください。よろしくお願いします。 ○11番(喜井和夫) これで私の一般質問を終わります。 ○議長(永野利則) これで、喜井議員の一般質問を終わります。 |