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更新日:2022年2月22日

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12月14日(一般質問:池田正一議員)

発言者

池田正一

発言内容

 日程第6 一般質問
○議長(永野利則君)
 日程第6、一般質問を行います。
 通告に従って順次発言を許します。
○5番(池田正一君)
 うがみやらぶー、島のチュンチャ、ドゥクサシイウヤボエ。ヒーサナヤブタサヤ、ハジヒカルグトシ、チュラショウガチ、ムケテタボレよ。
 改めまして、おはようございます。
 議席5番、池田正一です。
 サンサンテレビで議会中継をご覧になっておられる町民の皆様、今議会も9人の議員が登壇いたします。また、この議会から伊原副町長も参加されております。これからも和泊町議会、よろしくお願いいたします。
 令和3年第4回定例会において、一般質問を4点通告いたしております。壇上のほうからは1点目をさせていただきます。
 南栄糖業の操業も始まりました。操業が終わるまで、何とぞ今年度、事故がないように終わることを祈っております。
 新型コロナウイルスも、全国での感染者数も減っております。来年は1月に和泊町でも成人式が2年ぶりに開催されることになっております。とてもうれしく思っております。しかし、オミクロン株と、また第6波が来るとも言われております。その際、医療従事者の皆様は大変でしょうけれども、この沖永良部の医療は本土に比べてどうしても脆弱な部分があると言われております。また、子供の医療についてもしかりです。けが、病気等が起こった場合、どうしても本土のほうで治療とかをせざるを得ないことがあります。その際、保護者の皆さんは心労、そして金銭面等で大変苦労する部分があります。
 ここで、1つ目の質問をいたします。
 1、子供の島外受診旅費助成について。
 子ども島外受診旅費助成事業の実施要綱が令和3年7月に改正されているが、従来の実施内容に戻すことはできないか、お尋ねいたします。
 以上、壇上よりの質問を終わります。
○町長(前 登志朗君)
 池田議員の質問にお答えいたします。
 子ども島外受診旅費助成につきましては、以前は船賃と宿泊2泊分の助成でしたが、原油価格の高騰から船賃が年々増加傾向にあり、また、沖永良部・沖縄間の飛行ルート、アイランドホッピングルートが開設されたことから、緊急時の移動で飛行機を利用することが多くなってきており、さらに現地での移動手段などを考慮し、5万円の定額補助に改正いたしました。この改正により、子供の緊急治療に関わる多大な経費の一部を助成することで、より手厚い経済的支援ができているところです。
 事業対象としましては、事業発足以来、緊急時の手術や治療としており、対象内容は変更しておりませんが、以前は、緊急性のない定期健診や経過観察などにも誤って助成していたため、現在は要綱に沿った事業実施を心がけているところです。
 したがいまして、現在、要綱の改正ということは予定はいたしておりません。
 以上で壇上からの答弁は終わり、この後は自席から、また、担当の職員からもご説明させていただきます。
○5番(池田正一君)
 ただいま、子ども島外受診旅費助成事業について、今、町長のほうから答弁をいただきました。
 今年度から一括して5万円と、これはあくまでも今年度、今この現在、けがした、病気になったという方々が1回行くのに対しての助成金だと認識しております。
 今まで、継続してどうしても島外等で受診されて、島内ではその後の検査等、経過観察等をする場合もできないという事案もたくさんあります。そういった方々は、これからはご自分で負担して、島外のほうにまた受診に行ってくださいというふうにしようというふうな意見なのですが、どうなんでしょう。
 今までやっていた方法が間違いでしていたとは聞きましたが、長年続けてきました。この方法が皆さんもう当たり前だと思って、そうしてくださることによって、家計の負担も減っていたと思うんです。そのことについて、課長、どのように考えておられますか。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えしたいと思います。
 要綱のほうでは、定期健診、リハビリ等は含まないものとするという事項がありまして、治療の関係は何回か行く可能性もありますので、その時点では、沖永良部のほうで治療ができない場合は、診断書の添付が必要なんですけれども、治療、手術に関しては助成するという方向になっておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○5番(池田正一君)
 さすがに理解はできません。今まで現に皆さんの負担を減らすためにやっておられました。知名町のほうでは、まだこれは継続してやっていると聞いたので、お答えしました。なぜ和泊町がこのようにするのかな。
 今までこういった件数を受けて、前年度までですかね、34人、また61件と、また金額にしても結構大きいですけれども、140万円相当、町のほうが負担していただいてとても助かっておられたと。今まで受けていた方は、これだけしてもらってありがたかったよ、この助成金制度はという声もたくさん聞きました。そして、今現在、継続してされている方々もおられます。どうしても島内ではできないからです、行くのは。このように助成金交付書にもあります。これには、その先の向こうでの病院の先生等の意見書も書く欄もありましたかね。そういったものも提出もされていると思います。
 これからも続けていくわけじゃないですか。子供の治療です。大事な和泊町の未来を担う子供たちの治療です。今までのがよかったと、それをぜひ継続してほしいなと言われている中で、いきなりこのように変わって、その年だけの費用を出しますよ、次から継続してまた来年も病院等に行って、健診等を受けてどういう状態かを診ることに関しては、もう出せませんよ、これはあんまりじゃないですか。ぜひ元に戻していただきたいなという意見もたくさん寄せられております。検討する余地も一切ないのでしょうか、お尋ねいたします。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 検討する余地はありますけれども、この改正が7月に行われまして、旅費関係の一律5万円という形でやっておりまして、要綱自体は大きな変更はありませんが、今後、そういう要望等も聞きまして、また、子育て支援という観点から、子ども・子育て会議という協議の場もありますので、そういった方々の意見も聞きながら協議してまいりたいと思っております。
○5番(池田正一君)
 では、一つお尋ねいたします。
 今現在、7月からこの制度に変わったわけですから、利用された件数、金額等、もし分かるんでしたらお聞かせください。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 お答えします。
 令和3年度の7月からということですけれども、今、7月までが2件という形になっておりますけれども、令和3年度全体としましては、23件の88万254円になっておりますけれども、7月から変わりましたので、その分、今のところ、7月の分が2件で10万円となっております。今後、増えると思っておりますけれども、件数は2件、10万円です、私が把握している分は。
○5番(池田正一君)
 7月以降が2件と。では、先ほど言った金額はそれ以前に、4月から7月分までがやはり入っている分であったのかなと理解します。
 ということは、やはりそちらのほうを使う方が多いんです。どうしてもここでは経過観察等、その病院の医者に意見を聞くためにも連れていかなければいけません。その際、子供だけで行けというわけにもいきません。やはり親も一緒に行きます。船賃の半額負担、そして2泊分の負担等もしていただけるのがとてもありがたく、していただきました。もうまさに今、ありがたくしていただきましたになっていますよね。それで今年度から変わりました。
 どうでしょう。やっぱりこれは、この件数見ても、今まで利用されていた方々が、とても残念に困っております。となったら、もうこれだけ治療に行くので、でも、親の負担が大きいよとなったら、行かないということはないですね。やはり自分の我が子はかわいいですから、当然行かないといけません。となったらそれで、今までためていたお金を使っても返ってくる金額もありません。ほかの子たちもいる場合は、旅行等何かに使える分の金額を削ってでもしないといけなくなってしまいます。
 子供を大事に考えているこの和泊町で、こういった状態でやっていていいのでしょうか。これから、この和泊町でさらにお子さん等を産んで、増やして、和泊町に貢献していきたいなと思っている方々もおられます。しかし、万が一のこういう不慮の事故等、病気等にかかってしまって、治療等が島内ではできない。さすがに治療ができないというのは多いと思います。医療機関がそこまで充実もしておりません。そういった場合はもう皆さんで負担してくださいよは、いかがなものでしょう。今までは和泊町もしていたよ、今現在、知名町はまだそれが継続されているよと。それで、和泊町ではもうこんなんしないから、和泊町では病気になった子は損だよと、けがしたら損だよと、そういったことは言われるのはどうかなと思います。
 私の息子も、幼稚園のときに腕を折って行きました。でも、手術は本土のほうでしましたけれども、その後の経過観察は島の病院でもできるということでとても助かって、そういった負担はなかったです。しかし、現に、今現在でも治療に通っていて負担している家庭がおられます。
 今現在、7月から2件と、その前の件数のほうがはるかに多いです。まさか、当然、町としてはお子さんに使うお金がもったいないからということではないんだとは思いますが、こういった子供の医療に関しては全然出しても大丈夫だと、私たち議会も、子供はやはり大事ですから、和泊町の将来を担う子供たちですから、いいと思うんですけれども、ぜひこれは考えていただきたいと思いますが、町長、どうでしょう、この件に関して。
○町長(前 登志朗君)
 お答えいたします。
 担当課のほうから、5万円になったことによって、さらに手厚いカバーができているというふうにお伺いしておりましたけれども、今、池田議員のお話を聞いて、そこも納得できたところでございます。
 ただ、現行のルールによると、そういうルールがあって、今までは誤って出してしまっていたというところでございますので、そこのところからもう一度精査する必要があるのではないかなというふうに思いながら、今、お聞きしていたところでございます。
○5番(池田正一君)
 始まりは間違いからかもしれません。しかし、今現在、もうこのように続いてきて、皆さんがとてもありがたい制度だと理解しております。ぜひ、始まりは間違いですけれども、これがもう制度化なってもいます。それをまた、間違いであったからとこのように変えられて、その1回5万円だけで終わらされるというのもどんなものなのか。やはりこれからの大変なご時世に親の負担がさらに増えていくものだと思いますから、ぜひこれはもう一回、皆さんで検討して、特に町民支援課の皆さんで検討して、もう本当強い要望ですよ、今までのように戻してくださいと。
 ですから、文面等を変えてくれるだけでもいいんじゃないですか。間違いで始まったんですけれども、いい制度だと皆さんが理解しております。ほかの町ではまだやっております。和泊町はなぜなくなったのかと、そう言われないように、子育てにもこれだけ、病気の子にもこれだけすばらしく補助してくれるよという町であってほしいと思いますので、ぜひ検討してみてください。
○町民支援課長(玉野憲治君)
 一つ訂正させていただきたいと思いますが、7月からその事業が始まったわけですけれども、その人数としまして、ちょっと間違っておりまして、10名の37万円程度の支出があります。7月分ですから、8月に7月分の支給をしますので、8月分の支給額が2件の10万、9月が6件の約27万、10月が2件の10万となっております。訂正させていただきます。
○5番(池田正一君)
 ただいまの訂正の数字は、これだけけが人等、病気等する方がやっぱりいるのかなと、子供で使う場合があるのかなと思いました。でも、その子たちはまた来年も病院等に通院する、また、経過観察に行く場合もありますから、ぜひ、従来の7月以前のに戻していただけるように、ぜひしてみてください。当然、皆さん、子供を育てるご家族に聞いても分かるとおり、そのほうにしてほしいという意見のほうが圧倒的に多いことだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、2つ目、お尋ねいたします。
 金婚式について。
 合同金婚式を開催する考えはないか。私、これもう3回目でありますけれども、新町長にお尋ねしたいと思います。
○町長(前 登志朗君)
 ありがとうございます。3度目のご質問ということで、金婚式についてお答えをさせていただきます。
 令和3年の第1回議会定例会において、町合同での金婚式は実施しないと結論を出させていただいております。金婚式の対象者は、金婚という観点からどうしても限定的になってしまうことや、配偶者に先立たれてしまった方や独り身の方、事実婚、同性婚といった方々も増えてきており、このようなこれからの社会環境や価値観の多様性を尊重していくことも大切だと考えた結果、町主催での合同金婚式の開催はふさわしくないというふうに考えております。
 前回、令和3年度の各字の敬老会において、金婚式の夫婦をお祝いしていただけるようお願いしていくとしておりましたが、今年度の敬老会は、新型コロナウイルス感染症対策により、中止や延期を各字区長へ依頼してまいりましたので、協議ができていない現状であります。引き続き、来年度の敬老会でお祝いができないか、また、私自身、可能な限りその場に出席し、祝意をお届けさせていただけないかということも含めて、協議を続けてまいりたいと思います。
 壇上からの答弁は以上とさせていただき、この後は、担当課のほうからもご説明をさせていただきます。
○5番(池田正一君)
 3回目で、今までの答弁等もたくさん資料もあるとは思います。あえてここは前新町長になったからこそ、ぜひ聞きたいなと思って、今回出させていただきました。
 前伊地知町長は、伊地知町長時代にどうしても金婚式を取りやめにしたという経緯があります。ですから、なかなかその間でもう一回復活開催してくれと言われても、うんとはなかなか言えなかっただろうと思っております。本人としては、やっぱり町民結構望んでいる方々もおられますから、したいだろうという気持ちもあったのかもしれません。しかし、この場でそういう答えは、それを一遍やめてしまったということがあるので、できないだろうと思いまして。
 そして、前、一遍町長と一緒に与論で話ししたときに、町長もびっくりしました。え、和泊町は金婚式がないのかなとおっしゃっていました。でも、そうなんですよ。その折、一緒におられた今井町長は、知名町長の、知名のほうでは当然まだ今年度もされております。9組中5組が参加して9月17日に行ったと、新聞等でもきらびやかに出て、みんなうれしそうな顔してやっていました。それで、ああ、やっぱりいいなと思いました。それを見た町民の皆さんがすぐ言うてくるんです、和泊町はしないのかと、私のところに来て。そして、その後、また11月22日に、今度は天城町のほうの金婚式もまた新聞に載っていました。21組中10組とかの参加ではありましたけれども。
 そういうふうに、この金婚式というものが新聞等にも取り上げられて、皆さんが町で、そこまで今コロナ禍ですから、たくさんの方々を呼んでできることはありませんけれども、みんなでお祝いできるというすばらしい制度じゃないですか。かつては和泊町でもしておりました。サンサンテレビ等でも見た記憶もあります。
 その中で、やめてしまった。やめてしまったけれども、それは前町長の時代でございます。新たに新しく町長が替わりましたとなったら、町長だったら、町民の声とかニーズとかに対応するとも言いました。そこまで金額がかかるこういった事業ではありません。皆さんに、全員が全員喜ぶということではありませんよ。でも、それを迎えられた方々に少しでもうれしいなという気持ちをする。そして、私たちも頑張って50年間さらに一緒にやっていきたいなという気持ちも持てることだと思います。
 どうでしょう、これは担当課でいうたら企画課になるんですかね。誰でしたか、保健福祉課。福祉課長、いかがでしょう、もう一回課内で考えて、もしくは、周りの皆さんにアンケートは前も取ったことだとは思うんですけれども、これはやはりしたほうがいいとは思いませんか、お尋ねいたします。
○保健福祉課長(有馬清武君)
 お答えいたします。
 この金婚式の開催につきましては、やはり課内でもいろいろな意見がありまして、そういった中では、今のこの多様性の世の中、開催するのはふさわしくないというふうな意見が多かったところでございます。
 私といたしましては、また、その今度、金婚式自体を廃止にした経緯等も、やはりそういった行財政改革等によって、そのときのまた様々な意見を取り入れての行財政改革の意見として廃止されたというふうに認識しておりますので、そこら辺の意見もやはり尊重すべきではないかというふうに考えているところでございます。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 ふさわしくない、少しびっくりですけれどもね。
 では、ほかの市町村においては、このふさわしくない行事をいつまでも続けているのかというふうにもなってきますけれども、それは置いておきまして、もう一度考えて、町長もしたいという気持ちは恐らくあると思うんです。町民の皆さん喜んでもらえるために。さらにもう一回検討して、もうすぐ来年、再来年とか、すぐせえとは言いません。本来ならこの町制施行80周年記念の式典の中のそういったときに、大きな節目のときにできたら一番よかったと思いますけれども、今回はコロナ禍等もありますので、なかなかするのが難しいかなと思いました。
 考える余地はあると思います。前町長の色を出すためにも、またこういったものを復活するのもとてもいいことだと思います。考える余地、いかがでしょう、町長。金婚式について、最後に一つだけ聞きます。
○町長(前 登志朗君)
 お答えいたします。
 先ほど池田議員からあったように、そのときは私も状況をきちんと把握していなくて、そのようにお答えしたんですけれども、皆で祝うべきものだということはよく認識いたしております。ですから、例えば知名で9組中5組、天城町で21組中10組というふうに議員のほうからございましたけれども、やはり半分ぐらいの方しか参加しない。
 今回の質問をいただいて、いろいろ前のも読ませていただいたんですけれども、結局、中止になった原因の一つに、参加者がどんどん減っていったということもございましたので、そうであれば、字の敬老会とか、たくさんの人に祝っていただける場で、それこそ私などが自らお伺いして、その敬老のご夫婦を一緒にお祝いすることが、そのことによってさらに大きな喜びが得られるのではないだろうかと、そのときには多分家族の人たちも帰ってくるでしょうし、敬老会は町にとって、字にとっての一大イベントですので、そこに兼ね合わせるのが最も盛り上がるといいますか、みんなでお祝いできるのではないかなという思いもございまして、敬老会で一緒にお祝いする。そして、できたら何か表彰状的な、ありがとうみたいなものを一定お渡しするようなことができれば、それがご夫婦にとっても、また町の方針からしても最もふさわしいのではないかというふうに考えております。
○5番(池田正一君)
 町長のほうからも、今、いただきました。
 やはり例えば9組中5組しか参加できなかった。これは5組の方が参加できたというふうに捉えていただきたいです。病院等に入院している方々もおられるでしょうし、そして、天城では21組中10組しかではなく、10組も参加してくださったと、そのように取って、町全体でお祝いできたらとてもすばらしいことだなと思っております。
 これはもう3回目です。もうこれは4回、5回と何回もするわけにはいきません。ぜひ考えてみてください。そして、現に近々、金婚式等を迎えられる方々はぜひしてほしいなと、やはり思っておられると思います。夫婦の絆も強まりますし、お子さんにもありがとうの感謝の気持ち、お子さんからも、父ちゃん、母ちゃん、よかったね、50年間もすごかったねと言うてもらえる機会もあります。
 結構、これは行われている自治体多いと思います。その中に、ぜひもう一回、和泊町も参加できればいいなと思っております。これはもうするたびに、ほかの市町村等のを見るたびに言われるんです。まだできないのかな、まだやらないのかなと。もうやれない、もうやらないと今言うのもあれですし、ぜひ前町長色を出して、町民の皆さん、年配の方々も喜ぶようなことですので、もう一度検討していただきたいなと思っております。
 このことは、私はもう聞きません。これが3回目ですから、次回からはもう金婚式については、また町民の方に言われるかもしれませんけれども、もう聞くとしたら個人的に課とか行ってやりたいと思っております。ぜひもう一回検討してみてください。もう今はそれしか言えません。よろしくお願いいたしたいと思います。
 続きまして、3点目の質問をいたしたいと思います。
 総合交流アリーナ建設について。
 総合交流アリーナ建設を見据えて、財政シミュレーションが作成されているが、建設時期や規模等について、現段階で町長はどのように考えているか、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 3点目の質問にお答えいたします。
 これまで、令和2年3月に策定した第6次和泊町総合振興計画に、ようてぃあしばープロジェクトとして位置づけ、令和2年度から和泊町総合交流アリーナ建設事業推進協議会を設置し、基本構想・基本計画の策定に向けて取り組んできたところです。
 今後の計画についてですが、12月9日に建設候補地及び規模などについて、総合交流アリーナ建設事業推進協議会からの答申を受けたところであり、現段階では、建設候補地及び規模についてはまだ正式に決定していないところです。
 第3回議会定例会においてお答えしたとおり、現在は財政健全化が急務となっております。総合交流アリーナ建設事業は多額の予算を投じることになりますので、財政状況の改善が見込まれる時期が来たときに、様々な可能性を検討しながら事業を開始したいと考えております。
 また、今後のことについては、まだ答申をいただいたばかりですので、これから精査してまいりたいと思います。
 壇上からの答弁はこれで終わります。
○5番(池田正一君)
 9月の議会等で答えられたとおりの答えかなとは思ってはおります。しかし、このようにまた、基本構想がこれを答申されたとか、そういった新聞記事も読んでいます。また、こういったことで、少しでも進められればいいのかなと考えております。
 総務課長、このシミュレーション等はできましたのでしょうか。それはどういった感じでできたのか、お尋ねいたしたいんですけれども。
○総務課長(南 俊美君)
 お答えいたします。
 財政シミュレーションについては行っております。
 前提条件といたしまして、普通建設事業費、ご質問にあります総合アリーナを令和6年度に予定した場合、それから幼保一元化による園舎、それから、こども園統合による園舎等の事業費を見込んだシミュレートを行っております。
○5番(池田正一君)
 じゃ、そういった数字が出てきているものだと、また、それは資料等また頂ければ、こちらのほうでも考えていきたいとは思います。
 町長も当然そのシミュレーション等はご覧になられましたでしょうか。それを見て、やはりまだ早いのか、もうぼちぼちやってもいいのか、どのように考えられましたでしょうか。お尋ねします。
○町長(前 登志朗君)
 お答えいたします。
 答申をいただきましたので、それをただいま精査しているところでございますが、まず、年明けあたりに4つの小学校のそれぞれのところで、今回の答申をご説明させていただきまして、まず、町民の皆様方の同意をいただきたいと思っております。そして、多くの町民の皆様方の同意をいただいた上で、やはり前に進めていく必要があるのかなと思っております。
 議員もご存じのように、非常に大きな規模のアリーナでございますので、当然、私といたしましても町民体育館という施設がないことの不便さは感じておりますし、独自の中できちんと造るという思いは、前回の議会の答弁と同じでございます。
 まず、町民の皆様方に同意をいただいた上で、前に進めていく必要があるというふうに考えております。
○5番(池田正一君)
 せっかくこちらに今、新たに赴任されました伊原副町長もおられます。財政のほうでは、結構明るい方だとお伺いしております。伊原副町長の意見のほうも一遍お聞きしたいんですけれども、いきなりですけれども、よろしいでしょうか。
○副町長(伊原拓也君)
 今回から初めて参加させていただきます。伊原です。議会というものに、直接このような形で参加することは、行政職員として23年間働いておりますが、正直初めてで、緊張しているところではありますが、よろしくお願いいたします。
 これまで、私が着任する前から話は聞いておりまして、この総合交流アリーナの建設に向けて、どのようなめどでもって取り組むべきか、ゴーサインを出すべきかということは、県の離島振興課でありますとか、市町村課、いろいろ話を聞いてきたところであります。
 その上で、やはりよく議論に上がるのが、役場としての将来負担比率でありますとか、実質公債費比率、あと地方債残高、このあたりの指標というのがよく上がってくると思いますが、これらは町の財政状況を確認する上で非常に重要な指標、これは間違いないと思います。
 一方で、どれだけ数字が改善したといっても、新たな大規模投資をする、そのために起債を起こすということは、子や孫の世代に新たな負担を負わせる、こういうことは間違いなく意味していると思います。このような大規模投資をするのであれば、これまで鹿児島県でも例はございますが、今この時代の現役世代がある程度の負担を準備するということも、本来は検討されてもいいのではないかと思ったところではあります。その上で、一定の準備ができたときに、そのタイミングで事業に着手する、検討するということも議論されていいのかなと思ったところではあります。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 ただいま、副町長のほうから副町長の見解も聞かせていただきました。
 総合交流アリーナの建設については、先日、前回ちょっと行われました子ども・子育て会議内においても、要するにこども園、保育園と幼稚園等の親御さんのどういったものが欲しいですかという意見の中にも、雨天時とかそういったときにみんなが集まって遊べるような場所が欲しいなという意見が出ました。
 そこで、私たちも、それやったら学校の施設等の体育館等を使ったらどうなんだと言われたときに、学校のほうからは、いや、それはどうしても土日とかはスポ少とかそういったものが優先になって、そういう子供たちに開放できるというのはなかなかできないという意見も聞きました。
 ということは、どうしても一堂に会せるそういった総合アリーナというか、総合体育館、ある程度の規模の体育館、子供が全部集まっても遊べるような、全部集まるじゃないですけれども、親御さんも来てから、雨天時とかそういったときにも安心して遊べるような施設も欲しいと、そういった意見も、子ども・子育て会議の中で、全こども園、幼稚園から上がっていましたかね、必ずそういったものが。
 ということは、これから子供を育てていく人たち、そういった方々もやはり欲しいなと思っておられます。将来的にも絶対必要です。今現在子供を育てている方々も、今すぐにでも欲しいということなんです。今ここに、議員の中にも5人ですか、私を含めても、今まさに子育て真っ最中の議員です。そういった方々、それぞれ意見はあるかもしれませんけれども、欲しいと思うだろうと思っております。
 答申等もされました。これからもいろいろ請願等も出てきます。そういったこともありますから、ぜひこの総合交流アリーナを造るということはもう町長が答弁されました。造ります、必ず造りますと。ただ、後にさせてくれと、優先順位等があると言われております。でも、この優先順位も分からない。これも当然優先順位では高いほうだと思うんです。早いほうだと思うんです。あとはもう統合ですかね、幼保の統合での施設、それも全てを踏まえてのシミュレーションが、総務課のほうではできて、考えているものだと思います。
 だから、どれだけ負担が来るかも分かりません。しかし、これも確実に返済していけるという下で、ぜひまた検討してやっていただきたいと思います。もうまさに子育ての親からも欲しいという意見も出ております。その方々が将来的には必ず負担も来ますから、払っていかないと、来る場合もあると思います。でも、その方々も、やはり自分の子供たちにはこういったものが欲しいなと、こういったもの、大会をできるような施設等が欲しいなと思っております。
 前回、僕はこれは防災の観点から言いましたけれども、それもしかりです。ぜひこれからも、前回も言いました、何回もこれはもしかしたら町長のほうとやり取りもあるかもしれませんが、私たち総務文教としても早期着工と思っておりますので、さらに検討のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、4つ目の質問させていただきたいと思います。
 行政財産に係る契約について。
 伊延埠頭用地貸付料に関して、借受け関係者等と8月に協議がなされているが、どのような内容だったのか、お尋ねいたします。
○町長(前 登志朗君)
 池田議員の4点目の質問にお答えいたします。
 協議の内容については、令和元年7月に締結した伊延港埠頭用地貸付料に対し、同じ港湾区域内の土地の使用料で、別業者と比べて金額に大きな差異があるので見直しを検討できないかとの相談でありました。
 担当課において、同じ港湾区域内であっても、港湾施設としての機能をしている伊延港埠頭用地と港湾施設の機能のない緑地とでは金額の算定根拠となる条例が異なっております。
 伊延港埠頭用地の貸付料は、鹿児島県港湾管理条例による県下他施設の貸付料を参考に、和泊町港湾管理条例に基づき港湾施設として算定していること、緑地貸付料は、和泊町普通財産貸付算定規程に基づき、近傍類地の土地評価額を参考に行政財産として算定していることを説明し、納得していただきました。条例に基づき定めた契約金額を契約期間中に変更することはできないと、町としての回答を文書で出しております。
 以上、壇上からの答弁は終わります。この後は自席からお答えさせていただきます。
○5番(池田正一君)
 このことに関しましては、町民の皆さんが知って、こういったこともあったのかということでいろいろと私のほうにも来て、ぜひ僕に説明してくれと言われましたけれども、さすがにもう難しくてなかなか説明できないもので、この場を借りて町長のほうに説明してもらって、町民の皆様に知ってもらうのが一番かなと思いまして、今回のこの質問状を出させていただきました。
 これが、あまりにもタイミングが悪過ぎました。契約を結んで、結んだすぐ後に、町長が新たに町長になってすぐその1か月後ぐらいにこの話が出てきたと。そこで、その業者の社長さんと我が同僚議員の中田議員と町長さん等々で話があったと。その折に、担当課長と担当職員もおられたと聞いております。結構いろいろ臆測も飛んだ中ではありますが、このことに関しまして、担当課長、担当課等に何か不利になるようなことになるようなことはないのか、お尋ねいたします。
○土木課長(和田清良君)
 担当課に対して不利になるということは全くございません。
 現在、町長答弁のとおり、相手方にはちゃんと文書で報告をして、その後の返事はまだ来ていませんけれども、ちゃんと行政としての順番を追って対応しているところでございます。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 先ほども申しましたように、本当にこれはタイミングがあまりにも悪過ぎました。こういったことが出て、また皆さんが知ってしまったがためのちょっとした大きな話合いになってしまったことです。
 でも、結果としては、そのままの契約の金額等でやっていけるものだと思っておってよろしいのでしょうか、いかがでしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 現在、契約期間中でございますので、町としてどのような対処をしていかないといけないかということは、まず、条例の改正をしないといけないです。それをして、また新たに金額を改定して契約をし直すというような流れになりますので、途中で契約金額を変更するということはできませんということで返事もしていますので、その流れでいきたいと考えているところです。
○5番(池田正一君)
 ということは、今後、金額の変更等もあり得るというふうに考えておってよろしいのでしょうか。
○土木課長(和田清良君)
 金額というのは、県の港湾条例、県のほうとの相談もしながら、県のほうがもういいんじゃないのというようなことであれば、それは検討していきたいと。また、今後、県のほうとも協議していきたいというふうに考えております。
○5番(池田正一君)
 この件に関しましては、やはり町民の皆さんが、不信というかな、不安を感じた、不信を感じたという面がありましたもので、これを聞かせていただいてはおります。
 業者の社長さん、そして中田議員、それと前町長、担当課も入れて話し合われたことだとは思っておりますけれども、なぜだろう、なぜこのタイミングなんだろうと思われた方がたくさんおられます。
 最後に、また町長の口から、これをどうこうこうの経緯をおっしゃられて、町民の皆さんに、今この場で伝えてくださったら、私としてもありがたいなと思っているんですけれども、町長、お願いします。
○町長(前 登志朗君)
 お答えいたします。
 そもそも何も問題のないことではございますけれども、当該の事業者からそういう問合せがあり、そこに対して条例に基づいてお断りしているという、それだけのことなのですけれども、それももちろん公の場で話し合われたことですし、当然こういうことで、例えば町民の皆さんがいろいろ町にお願いしたりすることができなくなるというのは、非常に困るわけなんですけれども、普通に今回の場合は、その値段が違ったので問合せがあって、それは条例によってできないよとお答えして、それで終わっていることでございますので、それは至って普通のことであるというふうに認識をいたしております。
 また、そういう中のことがこうして、私もその怪文書を見ましたけれども、全くでたらめな話ですと放っておきましたけれども、それがSNSで流れたり、場合によってはお店屋さんに貼られていたり、そういうことがあるというふうな話も聞いておりますけれども、そういうことが果たしてあっていいのだろうかというふうに私も思っておりましたが、全く根も葉もないことに一々声を上げるのもどうかと思ってスルーはしていたんですけれども、そういうことが、例えば私は町長という公の場の者でございますので、誹謗中傷を受けるのは甘んじて受けるべきだと思っておりますが、たとえそうであったとしても、全く間違ったこと、していないことを公言されるというのは、まさに名誉の毀損であるというふうに考えております。
 そんな中で、もちろん議員がおっしゃっているのはその怪文書のことをおっしゃっているんだと思うんですけれども、誰が作ったかも分からないような怪文書でございます。また、それを情報操作をするかのように人に見せたり、どこかに貼ったり、SNSで回したりするという行為は、ほぼ同罪に当たるというふうに考えております。ですから、そういうことがあるのは非常に悲しいことだなと思っております。
 以上です。
○5番(池田正一君)
 ただいま町長のほうからの答弁をいただきました。
 後は、見ておられた町民の皆さんが納得してくれたら、それでいいことだとは思います。
 ただ、怪文書等が出ました。そしてまた、現にこういった会等も持たれたということは事実でありました。しかし、そういったことが起こった後でも、そのままでいくよと、町のほうとしては、ちゃんと契約等そういったものを守ってやっていくということでありましたので、私も安心はいたしております。
 これからも町のリーダーとして、町長が引っ張っていかないといけません。しかし、町民の皆さんにいろいろと不安とか、そういった材料等を投げかける、そうかと思ったときにはぜひ収拾し、町長がその燃え上がった火を少し消してくださることを、これからも期待いたしております。
 今日の質問は、何といったってメインはやはり子ども島外医療なんです。これをぜひ皆さん検討して、町民支援課長、よろしくお願いしたいと思います。病気を持っている方々は、やはりこれが一番の問題だと思っております。財政負担がきついですから、ぜひ検討して、町長等とも相談して、今までやっていた制度に戻していただきたいなと思っております。
 これをもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(永野利則君)
 これで池田正一君の一般質問を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
休 憩 午前10時26分

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